JPH09273394A - シールド工法における硬化材送給管内の硬化材排除方法 - Google Patents
シールド工法における硬化材送給管内の硬化材排除方法Info
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- JPH09273394A JPH09273394A JP8110523A JP11052396A JPH09273394A JP H09273394 A JPH09273394 A JP H09273394A JP 8110523 A JP8110523 A JP 8110523A JP 11052396 A JP11052396 A JP 11052396A JP H09273394 A JPH09273394 A JP H09273394A
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Abstract
てシールド機の後端から掘削壁面とセグメント間の空隙
部に硬化材を注入して硬化材層を形成したのち、管路内
に残存する硬化材を排除して次の硬化材注入工程を円滑
に行えるようにする。 【解決手段】 立坑側から管路内に栓体を挿入したの
ち、その栓体の背面側に洗浄水を供給し、該洗浄水の送
給圧によって栓体を前進させてトンネル内の管路に残存
する硬化材を回収管側に送り出し、回収管を通じて立坑
側まで栓体と硬化材を送り出して排除する。
Description
シールド工法において、シールド機の後端又は最前端の
セグメントからトンネル掘削壁面に硬化材を供給して硬
化材層を形成する際に、トンネル内に配管された硬化材
送給管内の硬化材を、トンネル掘削壁面側への硬化材の
供給停止時に、立坑側に排除する送給管内の硬化材排除
方法に関するものである。
したポンプによってモルタル等の硬化材をトンネル内に
配管した送給管を通じてシールド掘削機側に送給し、ト
ンネル掘削壁面に沿って配設したセグメント或いは型枠
と掘削壁面との間にシールド掘削機の後端又は最前端の
セグメントから硬化材を裏込注入して掘削壁面を補強す
る硬化層を形成することが行われている。
から実公平6ー34472号公報に記載しているよう
に、立坑或いは地上側からトンネル内を通じてシールド
機の後端部にまで硬化材送給管を配設し、ポンプの作動
によって硬化材送給管を通じてシールド機側まで硬化材
を輸送し、シールド機の後端部からトンネル掘削壁面と
セグメント又は型枠との間に硬化材を注入する手段が採
用されている。そして、硬化材の注入硬化後、次の注入
作業までの間に、硬化材送給管内に残留する硬化材が該
管内で硬化すると硬化材の送給が困難となるので、送給
管内の硬化材を排除する必要がある。
給始端側の管内にスポンジ等からなる栓体を挿入し、上
記ポンプを駆動して該栓体の背面側に洗浄水を圧送する
ことによりスポンジを硬化材送給管の内周面に摺接させ
ながら前進させて送給管内の硬化材を送給管の先端側か
ら分岐管を通じてトンネル内に設置した容器内に排出す
るように構成している。一方、栓体の回収はトンネル内
における硬化材送給管の適所に該送給管よりも大径の短
管を介装しておき、硬化材送給管内を前進してきた栓体
をこの短管内に張設した金網によって受け止め、送給管
の洗浄終了後、短管を開放することにより行っている。
をトンネル内に排出するので、その爾後処理に手間を要
するばかりでなく、送給管内の硬化材の排出が完了、即
ち、管内の洗浄が完了した時点の判断は、作業員がバル
ブの開閉によって送給管の一部を開放し、トンネル内に
おいて送給管から流出する硬化材を見ながら行っている
ために、その作業が煩わしいばかりでなく正確な判断が
困難である。また、短管内からの栓体の取り出しも硬化
材の排出が完了したのち、人為的に短管を開放して行っ
ているために、硬化材の排除工程は勿論、硬化材をトン
ネル掘削壁面に送給する工程の自動化を図ることができ
ず、作業能率が低下するという問題点があった。
たもので、送給管内の硬化材を排除して管内を洗浄する
工程の自動化を図り、ひいては、洗浄後におけるトンネ
ル掘削壁面に対する硬化材の送給の自動化を可能にし、
さらに、送給管内の洗浄時には硬化材や栓体を立坑側に
まで排出してその回収が円滑に行えるようにしたシール
ド工法における硬化材送給管内の硬化材排除方法を提供
するものである。
おける硬化材送給管内の硬化材排除方法は、請求項1に
記載したように、シールド機によって掘削されるトンネ
ル壁面にシールド機の後端又は最先のセグメントに設け
た注入口から硬化材を供給して硬化材層を形成しながら
トンネルを掘進するシールド工法において、立坑側から
トンネル内を通じて上記注入口に連通する硬化材送給管
を配設すると共にシールド機近傍部分の硬化材送給管か
ら分岐して立坑側まで回収管を配設し、トンネル壁面に
硬化材層を形成したのち、立坑側で硬化材送給管内に栓
体を挿入すると共に該栓体の背面側に洗浄水を供給する
ことにより、栓体を水圧でシールド機側に押し進めて硬
化材送給管内に残存する硬化材を回収管側に送り込み、
回収管を通じて硬化材を立坑側に排除する一方、栓体を
硬化材送給管から回収管側に送り込み立坑側で回収する
ことを特徴とするものである。
うに、硬化材送給管の回収管分岐部よりも前端部に第1
バルブを設けると共に回収管に第2バルブ又は第3バル
ブを設け、硬化材送給管内を洗浄する際に上記第1バル
ブを閉止する一方、第2バルブ又は第3バルブを開放す
るように構成している。また、上記方法には請求項3に
記載したように、上記硬化材注入口に連通する洗浄水供
給口を設け、この洗浄水供給口に立坑側からトンネル内
を通じて配設した洗浄水送給管を連通させ、洗浄水供給
口を通じて硬化材注入口に連通した上記硬化材供給管か
ら回収管に洗浄水を供給する構成が備えられている。
硬化材送給管内の硬化材排除方法とは別な発明を示すも
のであって、シールド機によって掘削されるトンネル壁
面にシールド機の後端又は最先のセグメントに設けた注
入口から硬化材を供給して硬化材層を形成しながらトン
ネルを掘進するシールド工法において、立坑側からトン
ネル内を通じて上記注入口に連通する第1バルブを有す
る硬化材送給管を配設すると共に上記注入口に回収管を
連通させて該回収管をトンネル内を通じて立坑側まで配
設し、トンネル壁面に硬化材層を形成したのち、立坑側
で硬化材送給管内に栓体を挿入すると共に該栓体の背面
側に洗浄水を供給することにより、栓体を水圧でシール
ド機側に押し進めて硬化材送給内に残存する硬化材を回
収管側に送り込み、回収管を通じて硬化材を立坑側に排
除する一方、栓体を硬化材送給管から回収管側に送り込
み立坑側で回収することを特徴とするものである。
において、請求項5に記載した発明は、トンネル内にお
ける上記硬化材送給管の第1バルブの後方側に硬化材通
路と栓体通路とを有する分離器を介在、配設し、この分
離器の栓体通路を第3バルブを有する分岐管を介して上
記回収管に連結、連通した構造としている。さらに、栓
体の回収手段および硬化材の排出手段の好ましい構造と
しては、請求項6に記載したように、前端部に空気取り
入れ口を開口し後端部に真空ポンプを介装した回収管を
介して上記栓体を該真空ポンプ内に捕捉回収すると共に
硬化材を後方に排出するように構成している。
に記載したように、該分離器はその後方の硬化材送給管
よりも大径の短管からなり、その後端に分離器よりも前
方の硬化材送給管を、周壁部に後方の硬化材送給管を連
結、連通させた導入口と導出口をそれぞれ設けていると
共にその前端部から内部に硬化材供給管と略同径の上記
分岐管の後端部を水密に貫通、突出させてあり、この突
出端部内を栓体通路としてその開口部を上記導出口から
後方側において上記導入口に臨ませていると共に導入口
から導出口に至る空間部を硬化材通路に形成している。
さらに、請求項8に記載の発明は、この分離器の後方側
における硬化材送給管に硬化材の電磁式濃度計を介装し
て洗浄水と硬化材とを判別させることにより、バルブの
自動切替えを行うようにしている。
施の形態としてその作用を述べると、シールド機によっ
て掘削されたトンネル壁面とセグメント或いは型枠との
間に硬化材を注入して硬化層を形成する場合には、硬化
材送給管の送給終端側に設けている第1バルブを開放さ
せる一方、この硬化材送給管から分岐している回収管に
設けた第2バルブを閉止した状態にして、立坑内或いは
坑外から該硬化材送給管に硬化材を送給し、シールド機
の後端に設けている注入口から硬化材を裏込注入する。
と、硬化材送給管内に残存する硬化材の排除工程に移
る。この工程はまず、上記第1バルブを閉止する一方、
回収管側の第2バルブを開放させると共に硬化材送給管
の送給始端側の管内に栓体を挿入したのち、該送給管内
に洗浄水を供給する。そうすると、洗浄水の圧送圧によ
って栓体が送給管の内壁に摺接しながら管内を前進移動
し、送給管内に残留する硬化材を回収管側に押し進めな
がら送り込み、この回収管を通じて硬化材を立坑側に排
除すると共に洗浄水によって硬化材送給管と回収管内を
洗浄する。一方、栓体も立坑側に送り出されて取り除か
れる。
請求項7に記載した構造を採用すると、硬化材送給管内
の硬化材を洗浄水によって栓体を介して回収管側に送り
出しながら栓体が分離器まで達すれば、送給管と連結し
た該分離器の導入口を通じて該分離器内に突出した分岐
管の開口端部内に栓体が送り込まれる一方、硬化材は洗
浄水の圧送によって分岐管の開口端部の外周面と分離器
の内面との隙間を通じて分離器の周壁に設けている導出
口から前方の送給管内に流出し、上述したように回収管
を通じて立坑側に排除される。この排除は回収管の終端
部側に設けている真空ポンプを作動させることによって
強制的に吸引、排除されると共に、上記分岐管内に導入
される栓体は、該分岐管に設けている第3バルブを開放
させることによって真空ポンプの吸引力で該ポンプ側の
槽内に捕捉、回収される。
材送給管の適所に硬化材の電磁式濃度計を設けおくと、
栓体が該分離器を通過した時に、送給管内が硬化材から
洗浄水に変化したことを該濃度計によって検出すること
ができ、硬化材の排除、即ち送給管内の洗浄が完了した
ことを自動的に判断し得ると共に該濃度計からの電気信
号によって上記各バルブを硬化材の供給時と管路内の洗
浄時との自動切り換えを可能にし得る。
化材送給管とは別に、立坑側からトンネル内を通じてシ
ールド機の後端に設けた洗浄水供給口に連通する洗浄水
供給管を配設しておくことによって、この供給管に洗浄
水を圧送すれば、洗浄水が供給口を通じて硬化材注入口
に連通した上記硬化材供給管から回収管に流通し、硬化
材注入口から回収管に至る通路内を洗浄することができ
る。
て説明する。図1において、1はカッター板1aを回転駆
動させながら推進することによってトンネルTを掘削す
るシールド機で、そのスキンプレート1bの後端部に注入
口部材3を固着している。一方、トンネルTの掘削始端
側である立坑内又は地上等の坑外、即ち、シールド機1
に対して立坑側にモルタル等の硬化材Mを収容した硬化
材槽2を設置してあり、この硬化材槽2に硬化材送給管
4の後端を連結、連通させていると共に該硬化材送給管
4をトンネルT内を通じて上記シールド機1の注入口部
材3に設けている後述する硬化材通路3aに連結、連通さ
せている。なお、注入口部材3はシールド機に後続する
最前端のセグメントに設けることもある。
シールド機1に固着している上記注入口部材3の近傍部
には第1バルブ5を設けていると共に該第1バルブ5の
後方側におけるシールド機1近傍部におけるトンネルT
内の送給管4のライン中に後述する各バルブを開閉する
信号を発信するコントローラに接続した電磁式濃度計6
を設けてあり、さらに、該濃度計6の前方側の送給管4
のライン中に分離器7を配設し、この分離器7によって
送給管4をシールド機1側に通じる送給管4側と後述す
る回収管8側に通じる第1の分岐管9側とに分岐されて
いる。この第1の分岐管9には第3のバルブ13が設けら
れている。
管4の適所に、第2バルブ10を設け且つその後端側を後
述する回収管8に通じる第2分岐管9'を連結、連通させ
ていると共にこの第2分岐管9'を挟んだ前後両側の送給
管4部分に第4、第5バルブ11、12を設けている。これ
らの第1、第2分岐管9、9'を連結、連通させた回収管
8は、トンネルT内を通じて立坑内又は地上等の立坑側
に設置した真空ポンプ14に真空槽15を介して連通してい
る。なお、分離器7からシールド機1までの送給管4及
び第2分岐管9'の径は分離器7までの送給管4の径より
も小径にしてあり、送給管4を流れる硬化材が分離器7
を境に流速を増大するようにしている。第1分岐管9の
径は分離器7までの送給管4の径と等しく、送給管4を
流下する後述する栓体Vが通過する。さらに、回収管8
は分離器7までの送給管4よりも大径であり、その前端
には大気が流入する流入口が設けられている。
材送給管4は、立坑側において、立坑内又は地上に設置
した第1ポンプ16の吐出側に第6バルブ17を介して連
結、連通していると共にこのポンプ16は上記硬化材槽2
に第7バルブ18を有する送給管部分を通じて連通してい
る。さらに、ポンプ16と第7バルブ18との間の送給管4
部分には第8バルブ19を有する連結管20の一端が連結、
連通していると共に該連結管20の他端は立坑内または地
上に設置した水槽21に連通している。
の送給管4部分に第9バルブ22と第10バルブ23を有する
バイパス管24の両端を連通させていると共に第9、第10
バルブ22、23間のバイパス管部分に第11バルブ44を有す
る栓体Vの挿入管25を連結、連通している。さらに、上
記水槽21に洗浄水送給管26の後端を連結、連通させてい
ると共にこの洗浄水送給管26を第2ポンプ27を介してト
ンネルT内に配設し、その前端をシールド機1の注入口
部材3の後述する洗浄水通路3bに連結、連通させてい
る。
に、その幅方向の中央部に前後端面間に亘ってビストン
室31と硬化材注入口32とが同一中心線上に穿設され、ピ
ストン室31は注入口部材3の前半部側に、注入口32は後
半部側にそれぞれ設けられて注入口32をトンネル掘削壁
面tとセグメント又は型枠(以下、セグメントとして説
明する)Sとの間の隙間に臨ませている。また、ピスト
ン室31と注入口32との連設部には一定長さを有するロッ
ド体33を摺動自在に挿通させている仕切壁34が設けられ
ている。
内で前後摺動する第1ピストン35が固着していると共に
後端部には注入口32内で前後摺動する第2ピストン36が
固着している。尚、第1ピストン35を挟んで注入口部材
3の下面からピストン室31内に連通する圧油ポート37、
38が穿設されてあり、配管50、51を通じて圧油供給源
(図示せず)に接続している。
洗浄水通路3bとが設けられてあり、硬化材通路3aはその
一端を注入口32の中間部、即ち、往動始端位置に待機さ
せている第2ピストン36の後方空間部に連通させている
と共に他端を注入口部材3の内面に開口させて上述した
ように硬化材送給管4に連結、連通させている。一方、
洗浄水通路3bの一端は注入口32の前端部内、即ち、上記
仕切壁34の背面側に連通していると共に、他端は注入口
部材3の内面に開口させて上述したように、洗浄水供給
管26を連結、連通させている。なお、上記ロッド体33の
前端面中央部に小径の確認棒39を前方に向かって一体に
突設している。
すように、器体を硬化材送給管4よりも大径の短管から
形成していると共にその前端小径開口部と周壁部に開設
した開口部とを硬化材導入口7aと導出口7bとに形成して
この導入口7aと導出口7bとに硬化材送給管4の切り離し
部分の対向開口端をそれぞれ連結、連通させることによ
り硬化材送給管4のライン中に配設された構造としてい
る。さらに、この分離器7の前端部から上記分岐管9の
後端部を水密に貫通させて上記導出口7bよりも後方側ま
で突出させることによりその突出端の開口部を導入口7a
に臨ませていると共にこの突出端部内を栓体通路9aに形
成している。一方、上記導入口7aから導出口7bに至る内
部空間を硬化材通路7cに形成している。この硬化材通路
7cの通路幅は栓体Vの径よりも小さくして栓体Vが該通
路側に進入しないように形成している
傍部における硬化材送給管4に設けてられた上記第1バ
ルブ5と第4バルブ11間の送給管4のライン中に連通状
態で介在、配設した混合器で、この混合器40に逆止弁41
を有する急結材供給管42を連結、連通させてあり、この
供給管42から混合器40内を流動する硬化材に逆止弁41を
通じて硬化材を短時間で硬化させる急結材を供給するよ
うに構成している。
ンと洗浄水供給配管ラインとを使用してトンネル掘削壁
面に対する硬化層の形成、並びに、配管中の硬化材の排
除と管内洗浄方法を説明する。先ず、シールド機1によ
るトンネルの掘進は、周知のようにカッター板1aを回転
させながら行われ、一定長のトンネル掘削に従って後方
側でセグメントSが組立てられる。
の間の空隙部にモルタル等の硬化材を裏込材として注入
するには、回収管8の第1、第2分岐管9、9'に設けて
いる第2、第3バルブ10、13と、硬化材送給管4と水槽
21間の連結管20に設けている第8バルブ19と、バイパス
管24側に設けている第9、第10バルブ22、23を閉止して
おき、その他のバルブを開放した状態にしたのち、第1
ポンプ16を作動させると、硬化材槽2内の硬化材Mはポ
ンプ16によって送給管4に圧送され、分離器7内の硬化
材通路7cから混合器40を通じて注入口部材3の硬化材通
路3aに流入し、注入口32から一定量、上記空隙部に注
入、充填される。
に、急結材供給管42を通じて混合器40に供給される急結
材と混合器40内で混合したのち、上記のように注入口部
材3の注入口32側に送り込まれ、セグメントSとトンネ
ル掘削壁面tとの間の空隙部に注入されたのち短時間で
硬化してセグメントS及びトンネル掘削壁面tに一体に
固着した硬化材層Mを形成する。
る場合には、該型枠とトンネル掘削壁面間の空隙部内に
注入した硬化材が一定の強度に達し、硬化するまで型枠
を前後方向に往復動させる。この往復動はシールド機1
側に型枠と連結したジャッキにより行うことができる。
化後、再びシールド機1によって一定長のトンネルを掘
削するものであるが、空隙部への硬化材の注入完了から
一定長のトンネルを掘削して次の硬化材注入作業を行う
間に、あるいはシールド機等の機器の故障でシールド機
1が停止する間に、注入口部材3内の硬化材通路3aや硬
化材送給管4内には硬化材が残留しており、この硬化材
が注入通路3aや硬化材送給管4等に付着、硬化すると注
入の妨げとなるので、上記空隙内への硬化材の注入完了
後、この残留硬化材を洗浄水によって洗浄、除去するも
のである。
って硬化速度を促進されている硬化材が残留した上記注
入口部材3内の硬化材通路3aから混合器40間の管路内を
洗浄したのち、急結材が混合していない硬化材送給管4
内の洗浄を行う。硬化材通路3a側の洗浄は、第1バルブ
5と第4バルブ11、第2バルブ10を開放し、第3バルブ
13と第5バルブ12を閉止した状態にすると共に注入口部
材3内のロッド体33を往動させて図5に示すように硬化
材通路3aと洗浄水通路3bとを連通させた状態にする。
水槽21内から洗浄水が送給管26を通じて注入口部材3の
洗浄水通路3bから硬化材通路3aに流入し、さらにこの硬
化材通路3aから硬化材送給管4の先端側の管路中の混合
器40を通じて第4バルブ11から第2バルブ10を設けてい
る第2分岐管9'内を流通してその間の管路中に残存して
いる硬化材が洗浄水によって回収管8側に押し出され、
洗浄される。この時、立坑側に設置したバキュームポン
プ14を作動させれば、回収管8側に押し出された硬化材
を迅速に立坑側に排除することができる。
を排除すると共に該送給管4内を洗浄するには、まず、
バイパス管24に連通した栓体挿入管25内に第11バルブ44
を通して第9バルブ22と第10バルブ23間のバイパス管部
分に栓体Vを挿入したのち、第11バルブ44を閉じた状態
にしておくと共にトンネルT側の硬化材送給管4に設け
ている第5バルブ12、バイパス管24間に設けている第6
バルブ17及び硬化材層側の第7バルブ18を閉止し、第3
バルブ13、第8〜第10バルブ19、22、23を開放した状態
にして第1ポンプ16を作動させると、水槽21から連結管
20を通じて硬化材送給管4に洗浄水が供給される。
24内に圧流し、栓体Vの背面をその水圧によって押圧し
て栓体Vが第9バルブ22を通じて硬化材送給管4内に入
り、送給管4内を摺動しながら前進して送給管4内に残
留している硬化材を押し進めて第3バルブ13を設けてい
る第1分岐管9に流出し、回収管8に押し出され、立坑
側に排除される。この間、栓体Vは分離器7に達して該
分離器7内に突出している第1分岐管9の通路9a内に入
る一方、栓体VがトンネルT内の硬化材送給管4中に配
設している電磁式濃度計6を通過すると、該濃度径6に
よって送給管4内が硬化材から洗浄水に変わったことを
検出される。
度計6によって検出されると、該濃度計6から発信する
信号によってコントローラーを介して直ちに第2バルブ
10と第5バルブ12を開放すると共に第3バルブ13を閉じ
ることによって洗浄水は分離器7から第2分岐管9'に流
れ、その中の硬化材を回収管8に自動的に排出する。こ
の時、栓体Vは分離器7の通路9aに臨んでいる。その
後、第5バルブ12を閉じ、第3バルブ13を開放すると、
栓体Vと共に残留硬化材が第1分岐管9から完全に自動
的に排出される。この時、分離器7から前側の送給管4
及び第2分岐管9'の径を細くしているので、洗浄水の流
速が大きくなり、栓体Vがなくても残留硬化材を完全に
洗浄することができる。
濃度計6によって硬化材から洗浄水に変わったことを検
出されると、そのまましばらくすると栓体Vが第1分岐
管9から回収管8内に排出されるので、その後、第2分
岐管9'内の残留硬化材を洗浄するようにしてもよい。残
留硬化材及び栓体Vが回収管8に排出されると、予め作
動させていたバキュームポンプ14によって、回収管8を
通じて立坑側の真空槽15に捕捉され、滞留して排除する
ことができる。なお、バイパス管24の間の送給管4中に
設けている第6バルブ17内の洗浄は、上記栓体Vを送給
管4側に送り込んだのち、バイパス管24中の第9、第10
バルブ22、23を閉止し、該第6バルブ17を開放すること
によって行うものである。また、第2分岐管9'及び第2
バルブ10を設けることなく、前述した洗浄水送給管26を
用いて注入部材3内を洗浄する際に、第3バルブ13を開
放し、第6バルブ17を閉じることによって分離器7より
前方の送給管4内の硬化材を第1分岐管9内を通過させ
て洗浄するようにしてもよい。
給管26を使用しての注入口部材3内の硬化材通路3aから
混合器40を設けた硬化材送給管4の先端部分の洗浄工程
と、硬化材送給管4のその他の管部分との洗浄工程とを
別々に行っているが、洗浄水送給管26を使用することな
く、硬化材送給管4から注入口部材3内の硬化材通路3a
に至る全管路中の硬化材を同時に洗浄水によって洗浄す
るように管路を構成することができる。
管路とは、第2ポンプ27を設けた洗浄水送給管26を設け
ていない点と、分離機7と混合器40間の送給管路中の第
4、第5バルブ11、12を設けることなく、且つ上記第2
バルブ10を設けている回収管8の前端部を第4バルブ11
と第5バルブ12間の硬化材送給管4のライン中に連結連
通させることなく、該回収管8の前端を注入口部材3の
上記洗浄水通路3bに連結、連通している点が相違し、そ
の他の構成は図1と同じであるので、同一部分に同一符
号を付してその説明を省略する。
させることによって硬化材槽2から硬化材送給管4を通
じて注入口部材3の硬化材通路3aに硬化材を圧送する場
合における各バルブの開閉状態は上記図1で説明した場
合と同じである。次に、洗浄水によって硬化材送給管4
内から注入口部材3の硬化材通路3a内を洗浄する場合に
は、バイパス管24に連通した栓体挿入管25内に第11バル
ブ24を通して第9バルブ22と第10バルブ23間のバイパス
管部分に栓体Vを挿入したのち、第11バルブ24を閉じた
状態にしておくと共に第1バルブ5、バイパス管24間に
設けている第6バルブ17及び硬化材槽2側の第7バルブ
18を閉止し、第3バルブ13を開放すると共に、第1ピス
トン35を作動させて第2ピストン36を硬化材通路3aの出
口寄りの後方に移動させておく。
水槽21から連結管20を通じて硬化材送給管4に洗浄水が
供給され、この洗浄水が第10バルブ側からバイパス管24
内に圧流して、上記実施例同様に栓体Vの背面をその水
圧によって押圧し、栓体Vが第9バルブ22を通じて硬化
材送給管4内に入り、送給管4内を摺動しながら前進し
て送給管4内に残留している硬化材を押し進める。栓体
Vが分離器7に達して該分離器7内に突出している分岐
管9の通路9a内に入ったことを濃度計6で検知すると直
ちに第1バルブ5を回想すると共に第3バルブ13を閉じ
る。すると、該分離器7から前方の管路中の硬化材は、
洗浄水によって注入口部材3の硬化材注入通路3aから洗
浄水通路3bに流通したのち、回収管8内を流動して立坑
側に排除されるものである。
様に分岐管9の通路9a内に入る一方、硬化材は該通路9a
の外周側の通路7cを通じて上述したように送給管4から
硬化材注入口部材3内の通路を流通して回収管8へと流
出する。この時、第1ポンプ16と共にバキュームポンプ
14を作動させれば、回収管8内を通じて硬化材を立坑側
に円滑に排除することができる。なお、濃度計6により
硬化材の排除が完了された時点の検出、及び、該濃度計
6からの電気的信号によって各バルブの自動切り換えは
上記実施例と同様である。なお、栓体Vは上記したよう
に洗浄水によって管内の硬化材を排除する場合に使用す
るだけでなく、洗浄水が充満した送給管4内に再度硬化
材を送給する際にも使用できる。その際にも栓体Vが濃
度計6を通過して第1分岐管9の通路9aに入り、濃度計
6が洗浄水から硬化材に変化したことを検知すると硬化
材が注入口部材3の方向に流れるようにバルブを操作す
る。このように濃度計6によって管内を流れる物質を識
別することができ、その信号によって自動的にバルブの
操作をすることができる。
ける送給管内の硬化材排除方法によれば、シールド機に
より掘削されたトンネル壁面に立坑側から硬化材送給管
を通じて硬化材を供給して硬化材層を形成したのち、該
送給管内に栓体を挿入すると共にその栓体の背面側に洗
浄水を供給することにより、硬化材送給管内に残存する
硬化材や該送給管内の沈澱物を送給管の先端側に連通し
た回収管を通じて確実に排除することができ、しかも、
立坑内又は地上側に排除するので、硬化材の爾後処理の
手間をなくすることができると共に栓体の回収も簡単に
行え、次の作業が円滑に行えるものである。
の管路中に硬化材と栓体との分離器を設けておき、この
分離器内の栓体通路を回収管側に連通させておくことに
よって、栓体が通過できないシールド機の後端に設けた
硬化材注入通路側に該栓体を送り込むことなく回収管側
に取り込むことができ、硬化材注入通路側を洗浄水のみ
によって確実に洗浄し得るものである。
る硬化材送給管に硬化材の濃度計を介在、配設しておく
ことによって硬化材送給管内を流動する硬化材の品質管
理が可能となるばかりでなく洗浄水と硬化材とを該濃度
計によって判別することができ、洗浄水によって硬化材
送給管内が洗浄されたことを検出して該濃度計からの信
号の発信でバルブの管路中のバルブの自動切り換えが可
能となり、トンネル掘削壁面に対する硬化材の供給や洗
浄水による洗浄工程の自動化を図ることができて、トン
ネル築造の作業性を向上させることができるものであ
る。
横断面図、
Claims (8)
- 【請求項1】 シールド機によって掘削されるトンネル
壁面にシールド機の後端又は最先のセグメントに設けた
注入口から硬化材を供給して硬化材層を形成しながらト
ンネルを掘進するシールド工法において、立坑側からト
ンネル内を通じて上記注入口に連通する硬化材送給管を
配設すると共にシールド機近傍部分の硬化材送給管から
分岐して立坑側まで回収管を配設し、トンネル壁面に硬
化材層を形成したのち、立坑側で硬化材送給管内に栓体
を挿入すると共に該栓体の背面側に洗浄水を供給するこ
とにより、栓体を水圧でシールド機側に押し進めて硬化
材送給管内に残存する硬化材を回収管側に送り込み、回
収管を通じて硬化材を立坑側に排除する一方、栓体を硬
化材送給管から回収管側に送り込み立坑側で回収するこ
とを特徴とするシールド工法における硬化材送給管内の
硬化材排除方法。 - 【請求項2】 上記硬化材送給管の回収管分岐部よりも
前端部に第1バルブを設けると共に回収管に第2バルブ
又は第3バルブを設け、硬化材送給管内を洗浄する際に
上記第1バルブを閉止する一方、第2バルブ又は第3バ
ルブを開放することを特徴とする請求項1記載のシール
ド工法における硬化材送給管内の硬化材排除方法。 - 【請求項3】 上記硬化材注入口に連通する洗浄水供給
口を設け、この洗浄水供給口に立坑側からトンネル内を
通じて配設した洗浄水送給管を連通させ、洗浄水供給口
を通じて硬化材注入口に連通した上記硬化材供給管から
回収管に洗浄水を供給するように構成したことを特徴と
する請求項1記載のシールド工法における硬化材送給管
内の硬化材排除方法。 - 【請求項4】 シールド機によって掘削されるトンネル
壁面にシールド機の後端又は最先のセグメントに設けた
注入口から硬化材を供給して硬化材層を形成しながらト
ンネルを掘進するシールド工法において、立坑側からト
ンネル内を通じて上記注入口に連通する第1バルブを有
する硬化材送給管を配設すると共に上記注入口に回収管
を連通させて該回収管をトンネル内を通じて立坑側まで
配設し、トンネル壁面に硬化材層を形成したのち、立坑
側で硬化材送給管内に栓体を挿入すると共に該栓体の背
面側に洗浄水を供給することにより、栓体を水圧でシー
ルド機側に押し進めて硬化材送給内に残存する硬化材を
回収管側に送り込み、回収管を通じて硬化材を立坑側に
排除する一方、栓体を硬化材送給管から回収管側に送り
込み立坑側で回収することを特徴とするシールド工法に
おける硬化材送給管内の硬化材排除方法。 - 【請求項5】 トンネル内における上記硬化材送給管の
第1バルブの後方側に硬化材通路と栓体通路とを有する
分離器を介在、配設し、この分離器の栓体通路を第3バ
ルブを有する分岐管を介して上記回収管に連結、連通さ
せていることを特徴とする請求項1又は請求項4記載の
シールド工法における硬化材送給管内の硬化材排除方
法。 - 【請求項6】 前端部に空気取り入れ口を開口し後端部
に真空ポンプを介装した回収管を介して上記栓体を該真
空ポンプ内に捕捉回収すると共に硬化材を後方に排出す
ることを特徴とする請求項1又は請求項4記載のシール
ト工法における硬化材送給管内の硬化材排除方法。 - 【請求項7】 上記分離器は該分離器よりも後方の硬化
材送給管よりも大径の短管からなり、その後端に分離器
よりも前方の硬化材送給管を、周壁部に後方の硬化材送
給管を連結、連通させた導入口と導出口をそれぞれ設け
ていると共にその前端部から内部に硬化材供給管と略同
径の上記分岐管の後端部を水密に貫通、突出させてあ
り、この突出端部内を栓体通路としてその開口部を上記
導出口から後方側において上記導入口に臨ませていると
共に導入口から導出口に至る空間部を硬化材通路に形成
していることを特徴とする請求項5記載のシールド工法
における硬化材送給管内の硬化材排除方法。 - 【請求項8】 上記分離器の後方側における硬化材送給
管に硬化材の電磁式濃度計を介在、配設して洗浄水と硬
化材とを判別させることにより、バルブの自動切替えを
行うようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項4
記載のシールド工法における硬化材送給管内の硬化材排
除方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11052396A JP3559121B2 (ja) | 1996-04-05 | 1996-04-05 | シールド工法における硬化材送給管内の硬化材排除方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11052396A JP3559121B2 (ja) | 1996-04-05 | 1996-04-05 | シールド工法における硬化材送給管内の硬化材排除方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09273394A true JPH09273394A (ja) | 1997-10-21 |
| JP3559121B2 JP3559121B2 (ja) | 2004-08-25 |
Family
ID=14537968
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11052396A Expired - Fee Related JP3559121B2 (ja) | 1996-04-05 | 1996-04-05 | シールド工法における硬化材送給管内の硬化材排除方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3559121B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103161478A (zh) * | 2013-03-25 | 2013-06-19 | 中国矿业大学 | 一种脉冲式注浆方法 |
| CN103174146A (zh) * | 2013-03-15 | 2013-06-26 | 中国水利水电第七工程局有限公司 | 变态混凝土施工设备 |
| JP2015214844A (ja) * | 2014-05-12 | 2015-12-03 | 株式会社奥村組 | 注入配管の洗浄装置および洗浄方法 |
| CN105484753A (zh) * | 2015-12-29 | 2016-04-13 | 龙口矿业集团有限公司 | 高水压大流量破碎带的掘进支护方法 |
-
1996
- 1996-04-05 JP JP11052396A patent/JP3559121B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103174146A (zh) * | 2013-03-15 | 2013-06-26 | 中国水利水电第七工程局有限公司 | 变态混凝土施工设备 |
| CN103161478A (zh) * | 2013-03-25 | 2013-06-19 | 中国矿业大学 | 一种脉冲式注浆方法 |
| JP2015214844A (ja) * | 2014-05-12 | 2015-12-03 | 株式会社奥村組 | 注入配管の洗浄装置および洗浄方法 |
| CN105484753A (zh) * | 2015-12-29 | 2016-04-13 | 龙口矿业集团有限公司 | 高水压大流量破碎带的掘进支护方法 |
| CN105484753B (zh) * | 2015-12-29 | 2018-01-23 | 龙口矿业集团有限公司 | 高水压大流量破碎带的掘进支护方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3559121B2 (ja) | 2004-08-25 |
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