JPH09273596A - 防振装置 - Google Patents

防振装置

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JPH09273596A
JPH09273596A JP8144896A JP8144896A JPH09273596A JP H09273596 A JPH09273596 A JP H09273596A JP 8144896 A JP8144896 A JP 8144896A JP 8144896 A JP8144896 A JP 8144896A JP H09273596 A JPH09273596 A JP H09273596A
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JP
Japan
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bracket
mounting member
vibration
metal
resin
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JP8144896A
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English (en)
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Seiji Onai
誠司 女井
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置全体を極端に大型化することなく、振動
系全体としての固有振動数を充分低減し調整し得る樹脂
製の防振装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 防振装置10は、振動発生部及び振動受
部のいずれか一方及び他方にそれぞれ取付けられる第1
の取付部材11及び第2の取付部材13と、これら第1
の取付部材11と第2の取付部材13とを連結する弾性
体12とを有し、前記第1の取付部材11及び第2の取
付部材13のうち少なくとも第1の取付部材11を樹脂
材料で形成してなる防振装置であって、前記第1の取付
部材に質量調節用の金属体14を直接固着した筒状部1
1Cを備えた樹脂製ブラケット11の外周面に質量調整
用の金属質量体14が固着される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、防振装置、例え
ばエンジンからの振動を防振する自動車用のエンジンマ
ウントとして用いて好適な防振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のエンジンマウントとし
て、例えば金属製のブラケットの筒状部分の内側に防振
ブッシュを圧入固定することによって構成されたものが
知られている。この防振ブッシュとしては、通常、金属
製の外筒の内側に金属製の内筒を配設し、この内外筒間
をゴム等の弾性体で連結したものが用いられており、上
記金属製のブラケット及び金属製の外筒が一方の取付部
材として振動発生部たるエンジン側に、又、金属製の内
筒が他方の取付部材として振動受部たる車体側に、それ
ぞれ取付けられて、かかるエンジンマウントが使用され
る。
【0003】しかし近年では、装置の低コスト化等の要
求にともない、少なくともいずれか一方の取付部材を樹
脂材料で形成した防振装置(以下、「樹脂製の防振装
置」という。)が提案されている。
【0004】この種の防振装置の一例を図5に示す。図
5に示すように、樹脂製防振装置であるエンジンマウン
ト100は、筒状の樹脂製ブラケット110と、その内
部に配設された金属製の内筒130との間が弾性体12
0で連結されている。樹脂製ブラケット110には取付
孔190が設けられ、樹脂製ブラケット110を図示し
ないエンジンにボルト等によって固定されるとともに、
内筒130が車体のメンバーに固定される。このような
エンジンマウント100は以下のように製造される。ま
ず、内筒130の外周に弾性体120を加硫接着により
一体に成形する。次に、この内筒130及び弾性体12
0からなる組立体を、樹脂製ブラケット110の形成の
ための金型キャビティ内に設置する。次ぎに、前記樹脂
製ブラケットを構成する樹脂材料を樹脂製ブラケット1
10成形用の金型キャビティ内に射出流動させ、前記の
組立体と一体に成形してエンジンマウント100を得
る。従って、ブラケット内への外筒圧入工程は不要とな
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような防振装置
によれば、製法の簡略化によりコストの低減が図れる
が、一方、従来一般的であった、エンジンへの取付部材
として金属製外筒と金属製ブラケットとを併用したもの
と比較すると、外筒を廃し且つブラケットを樹脂製とし
ているため、取付部材の重量が極めて軽量となってい
る。従って、この取付部材及びこれに搭載するエンジン
を質量体と捉えた時、振動系全体としての固有振動数は
大きく上昇することとなる。これは、振動系における質
量体の質量をM、弾性体のバネ定数をK、固有振動数を
fとしたとき、次ぎの式のようになるためである。
【0006】
【数1】 この場合、一般的には振動伝達特性は向上するが、車輌
によっては上昇した固有振動数に他の振動伝達系の固有
振動数が一致して更に振動伝達特性を悪化させることが
あるので、その場合には固有振動数を調整し低減する必
要がある。
【0007】一方、固有振動数を低減させるには、前式
より明らかなように、弾性体のバネ定数を低下させる
か、又は取付部材であるブラケットの重量を増大するこ
とが考えられるが、弾性体の材質、形状、大きさ等はそ
の強度、耐久性、減衰特性などから決定されるため、固
有振動数の調整のために、むやみにバネ定数を変動させ
ることは困難である。又、ブラケットは樹脂製であるた
め、その重量を質量体全体としての質量を充分大きくし
得るほど増大させようとすると、これを極めて大きくせ
ざるを得ず、結果として装置全体が極めて大型化してし
まう。
【0008】そこで、本発明は、装置全体を極端に大型
化することなく、振動系全体としての固有振動数を充分
低減し調整し得る樹脂製の防振装置を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1による防振装置
は、振動発生部及び振動受部のいずれか一方及び他方に
それぞれ取付けられる第1の取付部材及び第2の取付部
材と、これら第1の取付部材と第2の取付部材とを連結
する弾性体とを有し、前記第1の取付部材及び第2の取
付部材のうち少なくとも第1の取付部材を樹脂材料で形
成してなる防振装置であって、前記第1の取付部材に質
量調節用の金属体を直接固着したことを特徴としてい
る。
【0010】請求項2による防振装置は、前記第1の取
付部材に前記金属体をその表面を少なくとも一部露出さ
せて固着したことを特徴としている。
【0011】請求項3による防振装置は、前記第1の取
付部材に前記金属体を着脱自在に固着したことを特徴と
としている。
【0012】請求項4による防振装置は、前記第1の取
付部材の内部に前記金属体を埋設したことを特徴として
いる。
【0013】請求項5による防振装置は、前記第1の取
付部材が第1の筒状体として形成され、前記第2の取付
部材が前記第1の筒状体の内部に配置された第2の筒状
体として形成されたことを特徴とするものである。
【0014】請求項1の発明によれば、第1の取付部材
に質量調節用の金属体を直接取付けたので、第1の取付
部材の大きさを極端に大きくすることなく、その質量を
充分大きくすることができ、又、金属体の材質、形状、
大きさを適宜選択することによって、第1の取付部材の
質量を任意に設定することができる。
【0015】請求項2の発明によれば、第1の取付部材
に金属体をその表面を少なくとも一部露出させて固着し
たので、樹脂材料の射出成形により第1の取付部材と金
属体とを一体成形する場合、金属体を金型キャビティ内
で浮かせておく必要がなく当該露出部分を金型内に直接
設置しておけばよいため、複雑な金型装置を必要としな
い。
【0016】請求項3の発明によれば、第1の取付部に
金属体を脱着自在にしたので、一旦、防振装置を製造し
た後も、金属体のみを変更することによって、容易に第
1の取付部材の質量を調整することができる。
【0017】請求項4の発明によれば、第1の取付部材
の内部に金属体を埋設したので、金属体が樹脂材料で被
覆され、金属体の脱落を防止できるとともにその腐食を
抑制し得る。
【0018】請求項5の発明によれば、第1の取付部材
が第1の筒状体として形成され、第2の取付部材が第1
の筒状体の内部に配置された第2の筒状体として形成さ
れているので、所謂ブッシュタイプの防振装置が具現さ
れる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る防振装置であ
るエンジンマウントの第1の実施の形態を示した断面図
である。防振装置であるエンジンマウント10は、例え
ば自動車のエンジンからの振動を防振する装置であり、
第1の取付部材である樹脂製ブラケット11の内側の筒
状部11Cと、第2の取付部材である内筒13との間が
弾性体12で連結されている。樹脂製ブラケット11に
は取付孔19が設けられ、この樹脂製ブラケット11に
図示しないエンジンがボルト等によって固定されるとと
もに、内筒13が車体のメンバーに固定される。又、樹
脂製ブラケット11の外周には軸外方向に立設する係止
部11Bが樹脂製ブラケット11と一体に複数個設けら
れており、これらの係止部11Bに囲繞されるように金
属体である金属質量体14が係止部11Aと嵌合して、
樹脂製ブラケット11の外周面に固着されている。
【0020】このようなエンジンマウント10は以下の
ように製造される。まず、取付部材である内筒13の外
周に弾性体12を加硫接着により一体に成形して、内筒
13及び弾性体12からなる組立体を予め製造する。次
に、この組立体と金属質量体14とを、樹脂成形金型内
に予め定められた位置、すなわち樹脂製ブラケット11
の形成のためのキャビティ内に設置する。この状態から
熱可塑性樹脂等の樹脂材料を金型内に射出し、前記樹脂
製ブラケット部分11のキャビティに流動させ、樹脂製
ブラケット11を成形する。このようにして前記組立体
と金属質量体とが樹脂製ブラケットと一体的に成形され
て、樹脂製ブラケット11と金属質量体14とがそれぞ
れ一体に固着されたエンジンマウント10が得られる。
【0021】又さらには、上述の組立体のみを、樹脂製
ブラケット11の形成のためのキャビティ内に設置し
て、熱可塑性樹脂等の樹脂材料を金型内に射出し、前記
樹脂製ブラケット部分11のキャビティに流動させ、樹
脂製ブラケット11を成形して、金型から組立体と樹脂
製ブラケット11との一体に成形された中間体を脱型
し、予め製造した金属質量体14を樹脂製ブラケット1
1の係止部11Aに囲繞される空間(図1は断面図であ
るから図示できないが、係止部11Aは防振装置10の
正面、背面図に表れる係止部11Aに連結して空間を形
成している)に挿入すると、顎部11Bに金属質量体1
4の段部14Aがスナップフィットされて係止し、樹脂
製ブラケット11と金属質量体14とがそれぞれ一体に
固着されことが可能である。
【0022】この場合、樹脂製ブラケット11に一体に
設けた係止部11Aによって金属質量体14を固着した
が、係止部11Aを特に設けていない樹脂製ブラケット
11を成形して、その外周面の所定位置に金属質量体1
4を接着剤、粘着剤等によって固着しても構わない。
【0023】次に本実施の形態の作用を説明する。この
実施の形態では、エンジンマウント10における弾性体
12をばね要素及び減衰要素とし、弾性体12を挟んだ
部分を質量体としてダンパーマスが構成されるとの知見
に基づき、樹脂にて形成されるブラケット部分11の質
量を金属質量体14の固着により調節し、質量体構成部
分の固有振動数を所望の値に調整できる。即ち、質量体
の一部分を構成する樹脂製ブラケット11の表面部に適
宜な質量を有する金属質量体14を固着すると、ブラケ
ット11及びこれに固定されるエンジンからなる質量体
の質量が所望の値に調整され、従って弾性体のバネ定数
を変えることなくこの振動系における固有振動数を所望
の値に調整することができる。特に金属質量体14を脱
着自在としたものにあっては、一旦、エンジンマウント
10を製造した後でも、金属質量体14を取り替えて変
更することができるので、更に容易に樹脂製ブラケット
11の質量を調整することが可能となり、汎用性が高く
なる。
【0024】このことを、図4に示されるような振動伝
達率の振動周波数に対する曲線で説明すると、ブラケッ
トの樹脂化に伴って軽量化し、金属製ブラケットを用い
たもの(実線)に比べ樹脂製ブラケットを用いたもの
(一点鎖線)はその固有振動数が高周波数側、即ち30
0Hz近傍から500Hz近傍ににスライドする。そし
て、樹脂製ブラケットの形状を変更して更に剛性をアッ
プした樹脂製ブラケット(二点鎖線)としても、その固
有振動数はほとんど変化しない。ここでブラケットを樹
脂化しようとするとき、ブラケット及びこれに固定され
るエンジンを質量体とした振動系の固有振動数が、内筒
が固定される車体のメンバーが有する固有振動数と一致
するような場合には、共振を引き起こし振動伝達特性が
悪化するが、本防振装置によれば、適宜金属質量体14
を選定することによって、周波数曲線を本発明を適用し
たエンジンマウント10の曲線(点線)に移動させ、即
ち固有振動数を移動させることによって振動伝達特性の
悪化を回避することが可能となる。このように本発明に
よれば、エンジンマウント10の適用の仕方に応じて、
適宜な質量を有する質量部材14を樹脂製ブラケット1
1に対し一体とすることによって、ブラケットを最適に
利用できるものとしている。尚、300Hz近傍におい
て金属製ブラケットを用いたものの方がその振動伝達率
が低いのは、樹脂自体がわずかに弾性を有しているから
である。
【0025】次に、本発明に係るエンジンマウント10
の第2の実施の形態を図2に示し、この図に基づき実施
の形態を説明する。なお、第1の実施の形態で説明した
部材と同一の部材には同一に符号を付し、重複した説明
を省略する。
【0026】図2に示すように本実施の形態のものは、
前記第1の実施の形態の説明中で製造方法として述べた
のと同様に、金属質量体14を樹脂製ブラケット11の
係止部11Aに囲繞される空間に挿入すると、顎部11
Bに金属質量体14の段部14Aがスナップフィットさ
れて係止し、樹脂製ブラケット11と金属質量体14と
がそれぞれ一体に固着される。
【0027】次に、本発明に係るエンジンマウント10
の第3の実施の形態を図3に示し、この図に基づき実施
の形態を説明する。なお、第1の実施の形態で説明した
部材と同一の部材には同一に符号を付し、重複した説明
を省略する。このようなエンジンマウント10は以下の
ように製造される。まず、取付部材である内筒13の外
周に弾性体12を加硫接着により一体に成形して、内筒
13及び弾性体12からなる組立体を予め製造する。次
に、この組立体と金属質量体14とを、樹脂成形金型内
に予め定められた位置、すなわち樹脂製ブラケット11
の形成のためのキャビティ内に設置する。この状態から
熱可塑性樹脂等の樹脂材料を金型内に射出し、前記樹脂
製ブラケット部分11のキャビティに流動させ、樹脂製
ブラケット11を成形する。このようにして前記組立体
と金属質量体とが樹脂製ブラケットと一体的に成形され
て、樹脂製ブラケット11と金属質量体14とがそれぞ
れ一体に固着されたエンジンマウント10が得られる。
【0028】このようにして得られたエンジンマウント
10は、金属質量体14の全ての表面が樹脂製ブラケッ
トの樹脂材料で被覆された被覆部11Cを有しているた
めに、金属質量体14はエンジン周りの雰囲気の影響を
受けず、なんら腐食されることなく、このようにして防
錆効果が得られる。
【0029】本発明の防振装置は、上述の実施の形態で
説明したように、第1の取付部材を筒状部材の樹脂製ブ
ラケット11、第2の取付部材を筒状部材の内筒13と
して、これらの間が弾性体12で連結されているブッシ
ュタイプの防振装置用に構成したが、第1の取付部材を
板状部材、第2の取付部材をも板状部材となし、これら
の間が弾性体で連結されているタイプの防振装置であっ
ても構わない。
【0030】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
装置全体を極端に大型化することなく、振動系全体とし
ての固有振動数を充分低減し調整し得る樹脂製の防振装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防振装置の第1の実施の形態を示
した断面図である。
【図2】本発明に係る防振装置の第2の実施の形態を示
した断面図である。
【図3】本発明に係る防振装置の第3の実施の形態を示
した断面図である。
【図4】防振装置の防振性能の1例を表したグラフを示
す図である。
【図5】従来の防振装置の断面図である。
【符号の説明】 10、100 防振装置 11、110 樹脂製ブラケット 11A 係止部 11B 樹脂製ブラケット顎部 11C 筒状部 11D 樹脂製ブラケット被覆部 12、120 弾性体 13、130 内筒 14 金属質量体 14A 金属質量体段部 19、190 取付孔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動発生部及び振動受部のいずれか一方
    及び他方にそれぞれ取付けられる第1の取付部材及び第
    2の取付部材と、 これら第1の取付部材と第2の取付部材とを連結する弾
    性体とを有し、 前記第1の取付部材及び第2の取付部材のうち少なくと
    も第1の取付部材を樹脂材料で形成してなる防振装置で
    あって、 前記第1の取付部材に質量調節用の金属体を直接固着し
    たことを特徴とする防振装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の取付部材に前記金属体をその
    表面を少なくとも一部露出させて固着したことを特徴と
    する請求項1に記載の防振装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の取付部材に前記金属体を着脱
    自在に固着したことを特徴とする請求項2に記載の防振
    装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の取付部材の内部に前記金属体
    を埋設したことを特徴とする請求項1に記載の防振装
    置。
  5. 【請求項5】 前記第1の取付部材が第1の筒状体とし
    て形成され、前記第2の取付部材が前記第1の筒状体の
    内部に配置された第2の筒状体として形成されたことを
    特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の防振
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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