JPH0927475A - ドライエッチング方法 - Google Patents

ドライエッチング方法

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JPH0927475A
JPH0927475A JP7173498A JP17349895A JPH0927475A JP H0927475 A JPH0927475 A JP H0927475A JP 7173498 A JP7173498 A JP 7173498A JP 17349895 A JP17349895 A JP 17349895A JP H0927475 A JPH0927475 A JP H0927475A
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JP
Japan
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gas
chlorine
dry etching
etching method
plasma
Prior art date
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Pending
Application number
JP7173498A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsuhiro Yamano
敦浩 山野
Akira Asai
明 浅井
Satoshi Nakagawa
聡 中川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
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Publication date
Application filed by Matsushita Electronics Corp filed Critical Matsushita Electronics Corp
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Publication of JPH0927475A publication Critical patent/JPH0927475A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塩素系ガスを用いたアルミニウム膜のドライ
エッチング後の腐食を防止する。 【解決手段】 塩素系ガスを用いたアルミニウム膜のド
ライエッチングの際に、フォトレジスト4とアルミニウ
ム配線6の側壁に付着した塩素系の反応生成物7を除去
するために、CF4 ガスを反応ガスとするプラズマ8
(CF4 ガス圧力200Pa,高周波電力300W,処
理時間30秒)で除去し、つぎにチャンバー内圧力を
0.1Paまで真空排気することによりチャンバー10
内に発生した塩素系ガスを除去しクリーンな状態にする
工程を、数サイクル繰り返す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体基板のア
ルミニウム配線のドライエッチング方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置の微細化および高集積
化に伴い、アルミニウム配線のパターン形成にドライエ
ッチングが用いられている。以下図面を参照しながら、
上記した従来のアルミニウム配線のパターン形成工程の
一例について説明する。図4および図5に示すように、
半導体基板1に形成された酸化膜2上に、スパッタ法等
によりアルミニウム膜3を被着する。このとき、空気中
の酸素や水分等と反応し、アルミニウム膜3上に酸化ア
ルミニウムが生成される。その後、アルミニウム膜3上
にフォトレジスト4をパターニングし(図4(a))、
塩素等のガス5を用いてドライエッチングし(図4
(b))、アルミニウム配線6をパターン形成する(図
4(c))。この状態で半導体基板1を大気中にさらす
と、フォトレジスト4やアルミニウム配線6の側壁に付
着した塩素系の反応生成物7が、大気中の水分と反応し
てアルミニウム配線6を腐食してしまう(図4
(c))。そこで、アルミニウム膜3をドライエッチン
グした後、CF4 ガス等のプラズマ8を用いて(図4
(d))、側壁に付着した塩素系反応生成物7を置換除
去し(図5(a))、アルミニウム配線6の腐食を防止
する。最後にO2 ガス等のプラズマ9により(図5
(b))、フォトレジスト4をダウンフロー方式で半導
体基板1にダメージを与えることなく除去し、アルミニ
ウム配線6のパターニングは完成する(図5(c))。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
半導体装置の製造方法では、フォトレジスト4やアルミ
ニウム配線6の側壁に付着した塩素系反応生成物7を十
分に除去できず、半導体基板1を大気中に放置すると数
時間でアルミニウム配線6の腐食が発生してしまうとい
う問題点を有していた。
【0004】この発明は上記問題点に鑑み、アルミニウ
ム配線のドライエッチング後に生じた塩素系反応生成物
を効率良く除去することができ、アルミニウム配線の腐
食の発生を抑えることができるドライエッチング方法を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のドライエ
ッチング方法は、半導体基板のアルミニウム膜上にフォ
トレジストをパターニングする第1工程と、アルミニウ
ム膜を塩素系ガスのプラズマを用いたドライエッチング
で選択除去することによってアルミニウム配線をパター
ン形成する第2工程と、フォトレジストとアルミニウム
配線の側壁に付着した塩素系の反応生成物を反応ガスの
プラズマにより除去し、発生した塩素系ガスを真空排気
する第3工程とを含み、第3工程を複数回繰り返し実行
することを特徴とする。
【0006】このドライエッチング方法によると、塩素
系反応生成物を除去した際に発生する塩素系ガスをいっ
たん真空排気し、チャンバー内をクリーンな状態にして
から、再度、塩素系反応生成物を除去し、発生した塩素
系ガスを真空排気するサイクル処理を実行するため、従
来よりも効率良く塩素系反応生成物を除去することがで
き、アルミニウム配線の腐食を抑えることができる。
【0007】請求項2記載のドライエッチング方法は、
請求項1記載のドライエッチング方法において、第3工
程の繰り返し回数を4回以上とする。請求項3記載のド
ライエッチング方法は、請求項1または請求項2記載の
ドライエッチング方法において、第3工程の反応ガスと
してCF4 ガスを用い、このCF4 ガスによる処理圧力
を約200Pa、高周波電力を約300W、処理時間を
約30秒、真空排気を約0.1Paに設定する。
【0008】請求項4記載のドライエッチング方法は、
半導体基板のアルミニウム膜上にフォトレジストをパタ
ーニングする第1工程と、アルミニウム膜を塩素系ガス
のプラズマを用いたドライエッチングで選択除去するこ
とによってアルミニウム配線をパターン形成する第2工
程と、フォトレジストとアルミニウム配線の側壁に付着
した塩素系の反応生成物をCF4 ガスのプラズマにより
除去し、発生した塩素系ガスを真空排気する第3工程
と、この第3工程の後にCF4 ガスとH2 およびN2
混合ガスのプラズマにより塩素系の反応生成物を除去
し、発生した塩素系ガスを真空排気する第4工程とを含
む。
【0009】このドライエッチング方法によると、塩素
系反応生成物を除去した際に発生する塩素系ガスをいっ
たん真空排気し、チャンバー内をクリーンな状態にして
から、再度、塩素系反応生成物を除去し、発生した塩素
系ガスを真空排気するサイクル処理を実行するため、従
来よりも効率良く塩素系反応生成物を除去することがで
き、アルミニウム配線の腐食を抑えることができる。
【0010】請求項5記載のドライエッチング方法は、
請求項4記載のドライエッチング方法において、第3工
程を1回実行し、第4工程を少なくとも2回繰り返し実
行する。請求項6記載のドライエッチング方法は、請求
項4または請求項5記載のドライエッチング方法におい
て、第3工程のCF4 ガスによる処理圧力を約200P
a、高周波電力を約300W、処理時間を約30秒、真
空排気を約0.1Paに設定し、第4工程のCF4 ガス
とH2 およびN2 の混合ガスによる処理圧力を約200
Pa、高周波電力を約300W、処理時間を約30秒、
真空排気を約0.1Paに設定する。
【0011】請求項7記載のドライエッチング方法は、
半導体基板のアルミニウム膜上にフォトレジストをパタ
ーニングする第1工程と、アルミニウム膜を塩素系ガス
のプラズマを用いたドライエッチングで選択除去するこ
とによってアルミニウム配線をパターン形成する第2工
程と、フォトレジストとアルミニウム配線の側壁に付着
した塩素系の反応生成物を反応ガスのプラズマにより除
去し、発生した塩素系ガスを真空排気する第3工程と、
この第3工程の後にフォトレジストとアルミニウム配線
の側壁をデポ性ガスによりポリマー被覆する第4工程と
を含み、第3工程を少なくとも4回繰り返すことを特徴
とする。
【0012】このドライエッチング方法によると、塩素
系反応生成物を除去した際に発生する塩素系ガスをいっ
たん真空排気し、チャンバー内をクリーンな状態にして
から、再度、塩素系反応生成物を除去し、発生した塩素
系ガスを真空排気するサイクル処理を実行するため、従
来よりも効率良く塩素系反応生成物を除去することがで
き、アルミニウム配線の腐食を抑えることができる。ま
た、アルミニウム配線をポリマー被覆することにより、
アルミニウム配線の腐食をさらに抑えることができる。
【0013】請求項8記載のドライエッチング方法は、
半導体基板のアルミニウム膜上にフォトレジストをパタ
ーニングする第1工程と、アルミニウム膜を塩素系ガス
のプラズマを用いたドライエッチングで選択除去するこ
とによってアルミニウム配線をパターン形成する第2工
程と、フォトレジストとアルミニウム配線の側壁に付着
した塩素系の反応生成物をCF4 ガスのプラズマにより
除去し、発生した塩素系ガスを真空排気する第3工程
と、この第3工程の後にCF4 ガスとH2 およびN2
混合ガスのプラズマにより塩素系の反応生成物を除去
し、発生した塩素系ガスを真空排気する第4工程と、こ
の第4工程の後にフォトレジストとアルミニウム配線の
側壁をCF4 ガスとCHF3 ガスによりポリマー被覆す
る第5工程とを含む。
【0014】このドライエッチング方法によると、塩素
系反応生成物を除去した際に発生する塩素系ガスをいっ
たん真空排気し、チャンバー内をクリーンな状態にして
から、再度、塩素系反応生成物を除去し、発生した塩素
系ガスを真空排気するサイクル処理を実行するため、従
来よりも効率良く塩素系反応生成物を除去することがで
き、アルミニウム配線の腐食を抑えることができる。ま
た、アルミニウム配線をポリマー被覆することにより、
アルミニウム配線の腐食をさらに抑えることができる。
【0015】請求項9記載のドライエッチング方法は、
請求項8記載のドライエッチング方法において、第3工
程を1回実行し、第4工程を少なくとも2回繰り返し実
行する。請求項10記載のドライエッチング方法は、請
求項8または請求項9記載のドライエッチング方法にお
いて、第3工程のCF4 ガスによる処理圧力を約200
Pa、高周波電力を約300W、処理時間を約30秒、
真空排気を約0.1Paに設定し、第4工程のCF4
スとH2 およびN2 の混合ガスによる処理圧力を約20
0Pa、高周波電力を約300W、処理時間を約30
秒、真空排気を約0.1Paに設定し、第5工程のCF
4 ガスとCHF3 ガスによる処理圧力を約200Pa、
高周波電力を約300W、処理時間を約30秒に設定す
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明のドライエッチン
グ方法の第1の実施の形態について、図1および図2を
参照しながら説明する。まず、半導体基板1の主面上に
形成された酸化膜2上に、スパッタ法によりアルミニウ
ム膜3を膜厚約6000〜8000Åで形成する。この
とき、空気中の酸素や水分等と反応し、アルミニウム膜
3上に酸化アルミニウムが生成される。その後、アルミ
ニウム膜3上にフォトレジスト4を約1.2〜2.0μ
mの膜厚でパターン形成し(図1(a))、塩素系ガス
を反応ガスとするプラズマ5を用いたドライエッチング
(図1(b))によりアルミニウム配線6をパターン形
成する。この際、フォトレジスト4やアルミニウム配線
6の側壁には、塩素系の反応生成物7が付着する(図1
(c))。この状態で、半導体基板1を大気中にさらす
と、塩素系反応生成物7が大気中の水分と反応してしま
い、アルミニウム配線6を腐食してしまうので、大気中
にさらす前に塩素系反応生成物7を除去する必要があ
る。
【0017】従来の方法では、塩素系反応生成物7を除
去するために、CF4 ガスを反応ガスとするプラズマ
(CF4 ガス(流量80sccm),圧力200Pa,
高周波電力300W,処理時間2分)で処理を行ってい
た。しかしながら、この従来の方法では塩素系反応生成
物7を十分除去することができず、表1に示すように、
大きな腐食が多数発生していた。
【0018】この発明の第1の実施の形態では、チャン
バー10内において、アルミニウム膜3をドライエッチ
ングした後、CF4 ガス等のプラズマ8を用いて、側壁
に付着した塩素系反応生成物7を置換除去する工程を繰
り返し、アルミニウム配線6の腐食を防止する。より詳
しく述べると、図2に示すように、塩素系反応生成物7
を除去するために、CF4 ガスを反応ガスとするプラズ
マ(CF4 ガス(流量80sccm),圧力200P
a,高周波電力300W,処理時間30秒)で置換除去
した後、チャンバー内圧力を0.1Paまで真空排気す
ることによりチャンバー10内に発生した塩素系ガスを
除去しクリーンな状態にする処理を、3〜5サイクル繰
り返し、実験を行った。結果は、表1に示すように、3
サイクルでは腐食が発生したが、4サイクルで腐食が少
なくなり、5サイクルでは腐食は小さい腐食が少し発生
した程度であった。また、図3に塩素のTDS分析(昇
温脱離法)の結果を示す。従来の方法では、残留塩素が
多く検知されているが、この発明のサイクル処理では、
サイクル数が多くなるほど残留塩素が少なくなっている
ことが分かる。
【0019】ここで、表1の処理時間について説明す
る。なお、表2についても同様である。まず、従来は、
搬送1分+ガス導入10秒+放電2分+真空引き20秒
で計3分30秒となっている。第1の実施の形態におい
て、3サイクルでは、搬送1分+(ガス導入10秒+放
電30秒+真空引き20秒)×3で計4分、4サイクル
では同様にして計5分、5サイクルでは同様にして6分
となる。
【0020】つぎに、TDS分析について詳しく説明す
る。TDS分析とは、昇温脱離法のことで、ウェハを数
100℃まで加熱することにより、ウェハに含まれる残
留塩素を蒸気化させてスペクトル分析することにより残
留塩素を調べる方法である。したがって、スペクトル分
析の信号の大小によりウェハに含まれる残留塩素の大小
は判定てきるウェハに含まれる残留塩素の大小は判定で
きるが、その具体的な量まで特定できないので、図3の
TDS分析の信号の単位は特に意味はない。
【0021】なお、プラズマによる置換除去処理の期間
も、圧力が200Paになるように、排気を継続してい
る。この例の効果は置換除去処理後に塩素系ガスを完全
排気し、チャンバー内をクリーンな状態にして、再び置
換除去処理を繰り返すことにある。また、200Pa→
0.1Pa、0.1Pa→200Paの移行は、どちら
もおよそ10秒程度時間がかかる。この例では、上記し
たように、ガス導入を10秒に設定し、真空排気は完全
に塩素系ガスを排除するために20秒に設定している。
【0022】このようにこの発明の第1の実施の形態で
は、従来の方法と比較して、塩素系反応生成物7の置換
除去と発生した塩素系ガスの真空排気を繰り返すことに
より、常にチャンバー内をクリーンな状態にして置換除
去処理を行うために、効率良く防食処理を行うことがで
き、アルミニウム配線6の腐食を防止することができ
る。
【0023】しかしながら、この第1の実施の形態のC
4 ガスによるサイクル処理では、5サイクル以上繰り
返さないと、腐食の発生を有効に抑えることができず、
表1に示すように処理時間が6分以上かかるのが問題で
ある。なお、4サイクルの繰り返しでも、従来例に比べ
て腐食の発生を抑えることができるのは、表1に示した
とおりである。
【0024】
【表1】
【0025】そこで、この発明の第2の実施の形態で
は、サイクル処理による防食処理時間を短縮するため
に、サイクル数を3サイクルに制限し、防食ガスとして
CF4 ガスとH2 およびN2 の混合ガス(H2 3%+N
2 97%)を使用した。具体的には、第1サイクルとし
てCF4 ガス(流量80sccm)を用い、圧力200
Pa,高周波電力300W,処理時間30秒で塩素系反
応生成物7を置換除去した後、チャンバー内圧力を0.
1Paまで真空排気することにより、チャンバー内に発
生した塩素系ガスを除去し、第2サイクルとしてCF4
ガス(流量60sccm)とH2 およびN2 の混合ガス
(流量60sccm)とを用い、圧力200Pa,高周
波電力300W,処理時間30秒で置換除去した後、チ
ャンバー内圧力を0.1Paまで真空排気し、第3サイ
クルとしてCF4 ガス(流量60sccm)とH2 およ
びN2 の混合ガス(流量60sccm)とを用い、圧力
200Pa,高周波電力300W,処理時間30秒で置
換除去した後、チャンバー内圧力を0.1Paまで真空
排気した。
【0026】結果は、表2に示すように、3サイクル処
理でも腐食を、小腐食が少し発生する程度に抑えること
ができた。この結果は、図3の塩素のTDS分析でも明
らかなように、残留塩素が少ないためである。この発明
の第2の実施の形態で残留塩素が少ないのは、第1の実
施の形態であるCF4 ガスのみのサイクル処理では、除
去できる塩素系反応生成物7に限りがあるのに対し、第
2の実施の形態であるCF4 ガスとH2 およびN2 の混
合ガスのサイクル処理では、CF4 ガスの弗素Fで塩素
系反応生成物7を置換除去した後、弗素Fで除去しきれ
なかった塩素系反応生成物7をH2 およびN2 の混合ガ
スの水素Hで置換除去し、さらにH2 およびN2 の混合
ガスの窒素Nでエッチング除去するためと考えられる。
【0027】このように、この発明の第2の実施の形態
であるCF4 ガスとH2 およびN2の混合ガスによるサ
イクル処理では、第1の実施の形態であるCF4 ガスの
みのサイクル処理よりも防食効果は大きいが、微小腐食
までは完全に抑えられない。そこで、この発明の第3の
実施の形態では、サイクル数は第2の実施の形態と同じ
3サイクルに制限し、防食ガスとして、CF4 ガスとH
2 およびN2 の混合ガスとデポ性のCHF3 ガスとを用
いた。具体的には、第1サイクルとしてCF 4 ガス(流
量80sccm)を用い、圧力200Pa,高周波電力
300W,処理時間30秒で塩素系反応生成物7を置換
除去した後、チャンバー内圧力を0.1Paまで真空排
気することにより、チャンバー内に発生した塩素系ガス
を除去し、第2サイクルとしてCF4 ガス(流量60s
ccm)とH2 およびN2 の混合ガス(流量60scc
m)とを用い、圧力200Pa,高周波電力300W,
処理時間30秒で置換除去した後、チャンバー内圧力を
0.1Paまで真空排気し、第3サイクルとしてCF4
ガス(流量40sccm)とCHF3 ガス(流量40s
ccm)を用い、圧力200Pa,高周波電力300
W,処理時間30秒でポリマー被覆した。結果は、表2
に示すように3サイクル処理でも腐食の発生を完全に抑
えることができた。この結果は、図3の塩素のTDS分
析でも明らかなように、残留塩素がほとんど無いためで
ある。これは、塩素系反応生成物7を、第1サイクルで
弗素Fによる置換除去を行い、第2サイクルで水素Hに
よる置換除去と窒素Nによるエッチング除去を行い、さ
らに第3サイクルでデポ性のCHF3 ガスによりアルミ
ニウム配線6の側壁をポリマー被覆し、水分の浸入を阻
止し腐食の成長を抑えるためであると考えられる。
【0028】ただし、この発明の第3の実施の形態のよ
うにデポ性のCHF3 ガスを使用した場合、フォトレジ
スト4をアッシングした際にラビットイヤーが発生する
ので、薬液洗浄等によりラビットイヤーを除去しなけれ
ばならない。
【0029】
【表2】
【0030】なお、第1の実施の形態のように、CF4
ガスのみで、塩素系反応生成物7を置換除去する場合に
おいても、その最後に、CF4 ガス(流量40scc
m)とCHF3 ガス(流量40sccm)を用い、圧力
200Pa,高周波電力300W,処理時間30秒でア
ルミニウム配線の側壁をポリマー被覆すると、腐食の抑
制効果が第1の実施の形態に比べて高くなる。
【0031】また、上記第2または第3の実施の形態で
は、CF4 ガスによる塩素系反応生成物7の置換除去お
よび真空排気のサイクルを1回とし、CF4 ガスとH2
およびN2 の混合ガスによる塩素系反応生成物7の置換
除去および真空排気のサイクルを2回としたが、それぞ
れ2回以上、3回以上とすると、腐食の抑制効果は一層
高くなる。
【0032】
【発明の効果】この発明のドライエッチング方法によれ
ば、フォトレジストとアルミニウム配線の側壁に付着し
た塩素系の反応生成物を除去する際に発生する塩素系ガ
スをいったん真空排気し、チャンバー内をクリーンな状
態にしてから、再度、塩素系反応生成物を除去し、発生
した塩素系ガスを真空排気するサイクル処理を実行する
ため、効率よく塩素系反応生成物を除去し、アルミニウ
ム配線の腐食を抑えることができる。
【0033】アルミニウム配線をポリマー被覆すれば、
水の侵入を阻止し、アルミニウム配線の腐食の成長を抑
えるので、アルミニウム配線の腐食を完全に抑えること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のドライエッチング方法の第1の実施
の形態における工程図である。
【図2】この発明のドライエッチング方法の第1の実施
の形態における工程図である。
【図3】この発明の第1,2,3の実施の形態および従
来方法での塩素のTDS分析の結果を示す図である。
【図4】従来のドライエッチング方法の工程図である。
【図5】従来のドライエッチング方法の工程図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 酸化膜 3 アルミニウム膜 4 フォトレジスト 5 塩素系ガス 6 アルミニウム配線 7 塩素系反応生成物 8 CF4 等のガスのプラズマ 10 チャンバー

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板のアルミニウム膜上にフォト
    レジストをパターニングする第1工程と、前記アルミニ
    ウム膜を塩素系ガスのプラズマを用いたドライエッチン
    グで選択除去することによってアルミニウム配線をパタ
    ーン形成する第2工程と、前記フォトレジストと前記ア
    ルミニウム配線の側壁に付着した塩素系の反応生成物を
    反応ガスのプラズマにより除去し、発生した塩素系ガス
    を真空排気する第3工程とを含み、前記第3工程を複数
    回繰り返し実行することを特徴とするドライエッチング
    方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のドライエッチング方法に
    おいて、第3工程の繰り返し回数を4回以上とするドラ
    イエッチング方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のドライエ
    ッチング方法において、第3工程の反応ガスとしてCF
    4 ガスを用い、このCF4 ガスによる処理圧力を約20
    0Pa、高周波電力を約300W、処理時間を約30
    秒、真空排気を約0.1Paに設定するドライエッチン
    グ方法。
  4. 【請求項4】 半導体基板のアルミニウム膜上にフォト
    レジストをパターニングする第1工程と、前記アルミニ
    ウム膜を塩素系ガスのプラズマを用いたドライエッチン
    グで選択除去することによってアルミニウム配線をパタ
    ーン形成する第2工程と、前記フォトレジストと前記ア
    ルミニウム配線の側壁に付着した塩素系の反応生成物を
    CF4 ガスのプラズマにより除去し、発生した塩素系ガ
    スを真空排気する第3工程と、この第3工程の後にCF
    4 ガスとH2 およびN2 の混合ガスのプラズマにより塩
    素系の反応生成物を除去し、発生した塩素系ガスを真空
    排気する第4工程とを含むドライエッチング方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のドライエッチング方法に
    おいて、第3工程を1回実行し、第4工程を少なくとも
    2回繰り返し実行するドライエッチング方法。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5記載のドライエ
    ッチング方法において、第3工程のCF4 ガスによる処
    理圧力を約200Pa、高周波電力を約300W、処理
    時間を約30秒、真空排気を約0.1Paに設定し、第
    4工程のCF 4 ガスとH2 およびN2 の混合ガスによる
    処理圧力を約200Pa、高周波電力を約300W、処
    理時間を約30秒、真空排気を約0.1Paに設定する
    ドライエッチング方法。
  7. 【請求項7】 半導体基板のアルミニウム膜上にフォト
    レジストをパターニングする第1工程と、前記アルミニ
    ウム膜を塩素系ガスのプラズマを用いたドライエッチン
    グで選択除去することによってアルミニウム配線をパタ
    ーン形成する第2工程と、前記フォトレジストと前記ア
    ルミニウム配線の側壁に付着した塩素系の反応生成物を
    反応ガスのプラズマにより除去し、発生した塩素系ガス
    を真空排気する第3工程と、この第3工程の後に前記フ
    ォトレジストと前記アルミニウム配線の側壁をデポ性ガ
    スによりポリマー被覆する第4工程とを含み、前記第3
    工程を少なくとも4回繰り返すことを特徴とするドライ
    エッチング方法。
  8. 【請求項8】 半導体基板のアルミニウム膜上にフォト
    レジストをパターニングする第1工程と、前記アルミニ
    ウム膜を塩素系ガスのプラズマを用いたドライエッチン
    グで選択除去することによってアルミニウム配線をパタ
    ーン形成する第2工程と、前記フォトレジストと前記ア
    ルミニウム配線の側壁に付着した塩素系の反応生成物を
    CF4 ガスのプラズマにより除去し、発生した塩素系ガ
    スを真空排気する第3工程と、この第3工程の後にCF
    4 ガスとH2 およびN2 の混合ガスのプラズマにより塩
    素系の反応生成物を除去し、発生した塩素系ガスを真空
    排気する第4工程と、この第4工程の後に前記フォトレ
    ジストと前記アルミニウム配線の側壁をCF4 ガスとC
    HF3 ガスによりポリマー被覆する第5工程とを含むド
    ライエッチング方法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のドライエッチング方法に
    おいて、第3工程を1回実行し、第4工程を少なくとも
    2回繰り返し実行するドライエッチング方法。
  10. 【請求項10】 請求項8または請求項9記載のドライ
    エッチング方法において、第3工程のCF4 ガスによる
    処理圧力を約200Pa、高周波電力を約300W、処
    理時間を約30秒、真空排気を約0.1Paに設定し、
    第4工程のCF4 ガスとH2 およびN2 の混合ガスによ
    る処理圧力を約200Pa、高周波電力を約300W、
    処理時間を約30秒、真空排気を約0.1Paに設定
    し、第5工程のCF4 ガスとCHF3 ガスによる処理圧
    力を約200Pa、高周波電力を約300W、処理時間
    を約30秒に設定するドライエッチング方法。
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