JPH09275328A - 可変容量回路及びそれを用いたアナログフィルタ回路 - Google Patents

可変容量回路及びそれを用いたアナログフィルタ回路

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JPH09275328A
JPH09275328A JP8252796A JP8252796A JPH09275328A JP H09275328 A JPH09275328 A JP H09275328A JP 8252796 A JP8252796 A JP 8252796A JP 8252796 A JP8252796 A JP 8252796A JP H09275328 A JPH09275328 A JP H09275328A
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JP8252796A
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Kazuo Yamakido
一夫 山木戸
Sadahiro Miota
禎宏 見尾田
Yoshiharu Nagayama
義治 永山
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Hitachi Ltd
Hitachi Computer Engineering Co Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi Computer Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体基板に形成された抵抗素子の値が大き
くばらついてもカットオフ周波数のばらつきが少ないア
ナログフィルタを提供する。 【解決手段】 フィルタの容量素子として、アンプの利
得がフィルタの抵抗素子(2)の値(R)に逆比例した
可変容量回路部(20,3’)と、アンプの利得が固定
された固定容量回路部(21,3”)とを入力信号(T
1,VB)に対して並列接続した可変容量回路(30)
を用い、その等価的容量値がアンプ(20)の利得倍に
比例するようにする。半導体基板に形成された抵抗素子
(2)の値が大きく変動しても、その変動を打ち消すよ
うにアンプ(20)の利得が逆比例し、可変容量回路の
等価容量の値が前記CRフィルタ回路の抵抗素子(2)
の変動分を相殺し、カットオフ周波数を所望の値に自動
的かつ安定に保つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号処理回路さら
にはアナログフィルタ回路及びそれに利用して好適な可
変容量回路に係り、特に半導体集積回路化するのに好適
なアナログフィルタ回路、そしてATM−LANインタ
フェースカードの波形等化回路などに適用して有効な技
術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体集積回路化されたアナログ
フィルタ回路の1例として容量と抵抗とを用いた図16
に示すようなCRフィルタ回路が知られている。図16
のフィルタ回路は、アナログ信号の入力端子1と出力端
子4との間に抵抗値Rの抵抗素子2が接続され、出力端
子4と固定電位VBとの間に容量値Cの容量素子3が接
続されたものである。このフィルタはカットオフ周波数
がfc=1/2πCRで表わされるローパス特性を有す
る。
【0003】しかしながら、上述したアナログフィルタ
技術には、次のような問題がある。すなわち、通常の半
導体基板上に形成された抵抗素子や容量素子の値は製造
ばらつきを有するため、これによって上記フィルタ回路
のカットオフ周波数fcが所望値から大きくずれてしま
うというものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この問題を解決するた
めに、本発明者は以下に示す技術を検討したが、それら
技術の何れも、アナログフィルタ回路を内蔵して実現さ
れるチップコストの経済性、アナログフィルタ回路の消
費電力、または周波数帯域の点などにおける適用範囲の
汎用性及び特性の安定性等において、さらに解決すべき
課題を残していることが明らかにされた。
【0005】先ず第1の検討技術として、CRフィルタ
回路の抵抗素子をアンプを用いて実現したトランスコン
ダクタンス回路、すなわち電圧/電流変換回路で置換
し、その変換比を制御することによってフィルタのカッ
トオフ周波数のばらつきを抑えるOTA−C(Operatio
nal Trans-conductance Amplifier−Capacitor)回路が
ある。この方法では、例えばIEEE Journal of Solid-St
ate Circuits, vol.23,No.3, June 1988の750ページ
から758ページに記載されているように、トランスコ
ンダクタンスの制御のためにフィルタと同一の半導体集
積回路内に、それ専用のPLL(Phase-Locked Loop)
回路が別に必要であり、かつ一般的にPLL回路は比較
的大きな回路規模を占めるため、次数の大きいフィルタ
や多数のフィルタが集積される場合を除いては、低コス
ト化および低消費電力化実現の障害要因となっている。
【0006】第2の検討技術は、CRフィルタ回路の容
量素子として差動増幅器(以下単にアンプと言う)の利
得倍に近似された可変容量回路を用い、この利得を調整
することによってフィルタのカットオフ周波数を調整す
るものである。例えば図2に示されるように、非反転入
力端子(+)が固定電位VBに接続された差動アンプ2
0と、その出力端子と反転入力端子T1との間に接続さ
れた容量素子3’とにより構成されている。ここでアン
プ20の差動利得をG、容量素子3’の容量値をC(イ
ンピーダンスをZ)、端子T1の電圧をV1とすると、
アンプ20の交流出力電圧は−GV1となり、端子T1
から容量素子3’に流れ込む電流iはアンプ20の入出
力間電圧差をインピーダンスZで除したものとなるか
ら、 i=(V1+GV1)/Z=(1+G)V1/Z…(式1) のように表される。
【0007】ここでZ=1/sC(sは複素角周波数)
であるから、上記式1を変形して得られる端子T1から
見た回路の等価インピーダンスZe(=V1/i)は、 Ze=1/(1+G)C…(式2) となる。これにより、図2の可変容量回路の等価的な容
量値は、容量素子3’の容量値Cの(1+G)倍とな
り、フィルタ回路の入出力伝達関数Vout/Vin、
およびカットオフ周波数fcはそれぞれ、 Vout/Vin=1/{1+s(1+G)CR}…(式3) fc=1/2π(1+G)CR…(式4) にように表わすことができる。
【0008】ここで、例えば特公平1−14726号で
提案されているようにアンプ20の利得Gを1より十分
大きい値にすることができれば、上記(式4)は fc≒1/2πGCR…(式4’) に近似する事ができ、抵抗値が大きくまたは小さくなっ
た場合に、アンプの利得を逆に小さくまたは大きくする
ことによって、理論的にはフィルタのカットオフ周波数
の変動を小さくできる。しかしながら、アンプの利得を
大きくすると、アンプ出力が歪んだり飽和を生じるほ
か、一般的に製造技術が同じ単体トランジスタは動作電
流を変化させてもその利得帯域積は制限されるから、取
り扱える信号帯域が狭り、低消費電力で高周波数のカッ
トオフを実現するのが難しくなる。また逆にアンプの利
得が小さい場合にはフィルタ回路のカットオフ周波数が
所望値から大きくずれを生じ、したがって実用は困難で
ある。
【0009】一方、本発明の出願に先立って本発明者ら
が特願平5−230093号で提案した回路構成を用い
れば、全てのアンプ利得に対してもG倍の等価容量を得
ることができるが、残念ながら上記提案では2つのアン
プが縦続構成であるため、動作遅延が比較的大きくて高
周波領域での応用が制限されるという問題を残してい
る。
【0010】本発明の目的は、半導体基板上に形成され
た抵抗素子の値が大きくばらついても、カットオフ周波
数のばらつきが少なく、かつ余分に大規模な周波数制御
機能回路の追加を必要としない低コストのアナログフィ
ルタ回路、およびそれに適した可変容量回路を提供する
ことにある。
【0011】本発明の他の目的は、従来一般に10MH
z以上の比較的高いカットオフ周波数が要求される分野
に用いるには他の半導体プロセスより不利とされた相補
型MOS技術を用いても、低消費電力でかつ高周波のア
ナログフィルタ回路を提供することにある。
【0012】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0013】
【課題を解決するための手段】
〔1〕先ず、本願において開示される発明のうち代表的
なものの概要を簡単に説明すれば下記の通りである。即
ち、図1に例示されるように、CRフィルタ回路の容量
素子として、アンプの利得がCRフィルタ回路の抵抗素
子(2)の値(R)に逆比例した比較的小さな値を有す
る可変容量回路部(20,3’)と、アンプの利得が固
定された固定容量回路部(21,3”)とを入力信号
(T1,VB)に対して並列に接続した可変容量回路
(30)を用い、可変容量回路(30)の等価的な容量
値がアンプ(20)の利得倍に比例するようにする。こ
こで、前記アンプ(20)の利得がCRフィルタ回路の
抵抗素子(2)の値(R)に逆比例するとは、CRフィ
ルタ回路の抵抗素子(2)が形成されている半導体基板
に前記アンプ(20)が形成され、そのアンプ(20)
は当該半導体基板に形成された抵抗素子を有し、この抵
抗素子の抵抗値が前記フィルタ回路の抵抗素子(2)の
抵抗値(R)に等しくされているという、一例を意味し
ている。要は、前記可変容量回路部を構成するアンプ
(20)の差動利得が、当該アンプ(20)に含まれる
前記抵抗素子の値に逆比例するということである。
【0014】半導体基板上に形成された抵抗素子の値の
変動幅は例えば±30%程度、容量素子値の変動幅はそ
れに対して±10%程度と小さくされる。このとき、上
記した手段によれば、半導体基板上に形成されたCRフ
ィルタ回路の抵抗素子(2)の値が上記した範囲程度に
大きく変動しても、その変動を打ち消すように可変容量
回路(30)を構成するアンプ(20)の利得が逆比例
して、可変容量回路の等価容量の値が前記CRフィルタ
回路の抵抗素子(2)の変動分を相殺するように変化
し、フィルタ回路のカットオフ周波数を所望の値に自動
的かつ安定に保つ。上記手段では、可変及び固定容量回
路部にそれぞれ含まれる容量素子それ自体の値の変動に
よるカットオフ周波数の補正はされないが、前記したよ
うに容量値の製造変動幅は抵抗素子に比べるとはるかに
小さいから、それがカットオフ周波数の許容変動範囲内
であれば、従来技術OTA−Cフィルタに必要とされた
PLLのようなフィルタ回路のカットオフ周波数を制御
するために付加される比較的大規模な回路を用いる必要
もなく、かつアンプ利得も小さいから低電源電圧で動作
が可能となり、実現される半導体集積回路の低コスト
化、低消費電力化が可能になる。
【0015】上記した手段の説明はCRフィルタ回路を
一例としており、そこに含まれる可変容量回路、これを
用いたその他のフィルタ回路に関する手段を以下個々に
説明する。
【0016】〔2〕可変容量回路の基本形は、図1に例
示されるように、可変容量回路部(20,3’)と固定
容量回路部(21,3”)が、入力信号(T1,VB)
に対して並列に接続されて成る。可変容量回路部は、第
1極性の第1の入力端子(例えば反転入力端子(−))
及び第2極性の第2の入力端子(例えば非反転入力端子
(+))を有する第1の差動アンプ(20)、及び該第
1の差動アンプの出力端子と前記第1の入力端子との間
に接続された第1の容量素子(3’)を含み、前記第1
の差動アンプの差動利得が当該差動アンプに含まれる抵
抗素子(例えば図10の抵抗RC0)の値に逆比例する
ように構成される。固定容量回路部は、第1極性の第3
の入力端子(例えば反転入力端子(−))及び第2極性
の第4の入力端子(例えば非反転入力端子(+))を有
する第2の差動アンプ(21)、及び該第2の差動アン
プの出力端子と第4の入力端子との間に接続された第2
の容量素子(3”)とを含み、前記第2の差動アンプの
差動利得が固定されて成る。前記第1の差動アンプ(2
0)と第2の差動アンプ(21)は、反転入力端子と非
反転入力端子を相互に入れ換えた回路構成を有するか
ら、第1の差動アンプ(20)の等価容量はC(1+
G)、第2の差動アンプ(21)の等価容量はC(1−
G)とされ、その並列接続を考えれば、固定容量回路部
を構成する差動アンプ(21)の利得と容量を適当に決
定すれば、可変容量回路の等価容量は、アンプ(20)
の利得(G)のあらゆる値に対して実質的に比例したも
のとされる。さらに、2個の差動アンプは入力信号に対
して並列接続であるから、2個のアンプを縦続接続して
可変容量回路を構成する場合に比べ、動作遅延が小さく
高周波領域での応用が制限されないという利点を有して
いる。
【0017】上記可変容量回路の基本形において、双方
のアンプ(20,21)の容量を等しくするとき、前記
固定容量回路部の第2の差動アンプ(21)の差動利得
は2に設定すればよい。この態様によって安定した回路
動作を期待できる。
【0018】〔3〕前記基本形を成す可変容量回路を応
用したローパスフィルタのようなアナログフィルタ回路
は、図1に例示されるように、一端が信号入力端子
(1)に接続された抵抗素子(2)と前記可変容量回路
を含み、前記第1の差動アンプ(20)の第1の入力端
子と第2の差動アンプ(21)の第4の入力端子を前記
抵抗素子(2)の他の端子に、前記第1の差動アンプ
(20)の第2の入力端子と前記第2の差動アンプ(2
1)の第3の入力端子を固定電位(VB)に、それぞれ
接続して成る。このフィルタ回路の作用は前述の通りで
ある。
【0019】また、図4に例示されるように、そのよう
なフィルタ回路を並列に設け、各アナログフィルタ回路
に互いに極性が反転した入力信号(+Vin,−Vi
n)が差動的に供給される差動形式にすることも可能で
ある。出力については、各アナログフィルタ回路の出力
に互いに極性が反転した出力信号(+Vout,−Vo
ut)を形成することになるが、その差動出力信号の差
分をフィルタ出力とする事も可能である。差動入力を採
用すれば、入力アナログ信号に同相的に重畳された雑音
や、同一の半導体基板上に形成集積された大規模論理回
路から発生されて重畳される雑音が問題となる場合に、
これらの影響を軽減できる。
【0020】〔4〕差動入力を考慮したときの可変容量
回路の形態は前記基本形以外に、図5に例示される可変
容量回路(31)のように、差動入力・出力形式の固定
容量回路部のアンプ(21)を2個の可変容量回路部の
アンプ(20−1,20−2)に兼用させる回路形式に
よっても実現可能である。即ち、この構成に応ずる固定
容量回路部は、差動入力及び差動出力を有する固定利得
の第3の差動アンプ(21)、該第3の差動アンプの一
方の入力とそれと同極性の出力との間に接続された第3
の容量素子(3”−1)、及び第3の差動アンプ(2
1)の他方の入力とそれと同極性の出力との間に接続さ
れた第4の容量素子(3”−2)を含み、第3の差動ア
ンプ(21)の一方の入力(+)と一方の可変容量回路
部のアンプ(20−1)の入力(−)とは相互に逆極性
同士で結合され、第3の差動アンプ(21)の他方の入
力(−)と他方の可変容量回路部のアンプ(20−2)
の入力(−)とは相互に同極性同士で結合される。この
構成により、固定容量回路部の回路規模を削減できる。
【0021】このとき、前記固定容量回路部に含まれる
第3の差動アンプの固定差動利得を1とすれば、前記基
本形の可変容量回路においてアンプ(21)のゲインを
2とした場合と同じ特性を得ることができる。
【0022】この可変容量回路(31)を応用したロー
パスフィルタのようなアナログフィルタ回路は、図5に
例示されるように、可変容量回路(31)と共に、一端
が非反転入力信号端子(1−1)に接続された第1の抵
抗素子(2−1)と、一端が反転入力信号端子(1−
2)に接続された第2の抵抗素子(2−2)とを備え
る。可変容量回路(31)は、その非反転入力端子(T
1−1)が前記第1の抵抗素子の他端に、その反転入力
端子(T1−2)が前記第2の抵抗素子の他端に接続さ
れる。
【0023】〔5〕可変容量回路を応用したアナログフ
ィルタは、ハイパスフィルタとし構成することも可能で
ある。即ち、図7及び図8に例示されるように、入力信
号を受ける抵抗素子(2−1)及び可変容量回路(3
0,32)を含むローパスフィルタの出力信号をアンプ
(7−1)を介して前記入力信号から減ずることによっ
てハイパスフィルタ特性を得るようアナログフィルタ回
路を構成できる。可変容量回路を非接地形式で接続する
回路構成を採用しないので、低消費電力で且つカットオ
フ周波数の高いハイパスフィルを容易に実現できる。
【0024】そのようなアナログフィルタ回路を並列に
設けることによって差動入力形式のハイパスフィルタを
構成することができる。そのときの出力は、差動出力、
或いは、差動出力信号の差分の出力とすることができ
る。
【0025】〔6〕さらに回路規模を減少させた可変容
量回路(32)は、図7に例示されるように、差動入力
及び差動出力を有し、差動利得が当該差動アンプに含ま
れる抵抗素子の値に逆比例する第1の差動アンプ(2
0)、この第1の差動アンプの一方の入力端子とそれと
逆極性の出力との間に接続された第1の容量素子(3’
−1)、及び第1の差動アンプの他方の入力端子とそれ
と逆極性の出力との間に接続された第2の容量素子
(3’−2)とを含んで成る可変容量回路部を備え、そ
して、差動入力及び差動出力を有する固定利得の第2の
差動アンプ(21)、該第2の差動アンプの一方の入力
端子とそれと同極性の出力との間に接続された第3の容
量素子(3”−1)、及び第3の差動アンプの他方の入
力端子とそれと同極性の出力との間に接続された第4の
容量素子(3”−2)とを含んで成る固定容量回路部と
有する。前記第1の差動アンプ(20)の差動入力と第
2の差動アンプ(21)の差動入力とは相互に極性の異
なるもの同士で接続され、一方の接続ノードを非反転入
力端子、他方の接続ノードを反転入力端子として構成さ
れる。
【0026】この可変容量回路(32)は、当該可変容
量回路の前記非反転入力端子を第1の抵抗素子(2−
1)の他端に、前記可変容量回路の前記反転入力端子を
第2の抵抗素子(2−2)の他端に、それぞれ接続して
成るローパスフィルタに適用できる。また、図7に例示
されるように、そのアナログフィルタ回路の差動出力信
号を夫々に対応される差動入力信号から減ずる手段(7
−1,7−2)を更に備えてハイパスフィルタ特性を得
るよう構成できる。
【0027】〔7〕前記各種可変容量回路に適用される
差動アンプは、図10、図11に例示されるように、第
1の入力電圧(ViP)と第2の入力電圧(ViM)と
の差をそれに比例した電流信号に変換する電圧/電流変
換部(50)と、該電圧/電流変換部で変換された電流
信号をそれに比例した電圧信号に変換する電流/電圧変
換部(60,61)とを備える。前記電圧/電流変換部
(50)は、前記第1、第2の入力電圧がゲート電極に
供給された第1、第2のPMOSトランジスタ(MT
1,MT2)と、該第1、第2のPMOSトランジスタ
のソース電極に接続された第1、第2の定電流源(IB
1,IB2))と、前記各ソース電極間に接続され半導
体基板上に形成される第1の抵抗素子(RC0)と、前
記第1、第2のPMOSトランジスタのドレイン電極に
接続された第3、第4の定電流源(IB3,IB4)
と、前記第1、第2のPMOSトランジスタのそれぞれ
のソースとドレイン電極にドレインとゲート電極が接続
された第1、第2のNMOSトランジスタ(MT3,M
T4)とを含み、前記第1、第2のNMOSトランジス
タ(MT3,MT4)には、前記第1の電流源電流と第
3の電流源電流との差分、上記第2の電流源電流と第4
の電流源電流との差分をそれぞれのバイアス電流とする
ときに、前記第1の入力電圧(ViP)と第2の入力電
圧(ViM)との差を前記第1の抵抗素子(RC0)の
値で除した信号電流(is)が相補的に加算されるよう
にされる。前記電流/電圧変換部(60,61)は、そ
の出力をシングルエンドとする場合には、前記第1のN
MOSトランジスタに発生する上記信号電流に比例した
信号電流を発生するよう接続されたNMOSトランジス
タ(MT5、MT9)と、該トランジスタと固定電位間
に接続された抵抗素子(RC1,RC3)を含んで構成
され、上記第1の入力電圧と第2の入力電圧との差に比
例した信号電圧(VGOP)を出力する。
【0028】この差動アンプの出力を差動とする場合、
前記電流/電圧変換部(60,61)は更に、前記第2
のNMOSトランジスタ(MT4)に発生する上記信号
電流に比例した信号電流を発生するよう接続されたNM
OSトランジスタ(MT6,MT10)と、該トランジ
スタと固定電位間に接続された抵抗素子(RC2,RC
4)とを含み、上記第1の入力電圧(ViP)と第2の
入力電圧(ViM)との差に比例した信号電圧(VGO
P,VGOM))を差動出力する。
【0029】そのようなアンプによれば、NMOSトラ
ンジスタ(MT3,MT4)には、差動入力電圧に比例
し、第1の抵抗素子(RC0)の値に逆比例した互いに
相補的な交流信号電流を形成でき、当該交流信号電流を
電圧に変換するときの抵抗素子(RC1,RC2,RC
3,RC4)の値と前記第1の抵抗素子(RC0)との
比によってアンプのゲインを決定することが出来る。
【0030】このアンプを可変容量回路部の利得可変の
アンプ(20,20−1,20−2)とするには、図1
0に例示されるように、第1の電流/電圧変換部(6
0)は、それに含まれる前記抵抗素子(RC1,RC
2)を前記第1の抵抗素子(RC0)に比べて抵抗値変
動が少ない特性を有する抵抗素子、例えば第1の抵抗素
子と一緒に同じ半導体基板に形成されていない外付け抵
抗素子とし、前記第1の入力電圧と第2の入力電圧との
差に比例し、かつ前記第1の抵抗素子の値に反比例した
信号電圧を出力させるようにすればよい。
【0031】前記アンプを固定容量回路部の利得固定の
アンプ(21)とするには、図11に例示されるよう
に、第2の電流/電圧変換部(61)は、それに含まれ
る前記抵抗素子(RC3,RC4)を前記第1の抵抗素
子(RC0)と同一半導体基板上に形成されて前記第1
の抵抗素子と実質的に同一の抵抗値変動を有する抵抗素
子とし、前記第1の入力電圧と第2の入力電圧との差に
比例した固定利得の信号電圧を出力させるようにすれば
よい。
【0032】可変容量回路部と固定容量回路部から成る
可変容量回路全体としてのアンプの回路規模を更に減少
させるには、図12に例示されるように、前記電圧/電
流変換部(50)と共に、当該電圧/電流変換部(5
0)で変換された電流信号をそれに比例した電圧信号に
変換する第1及び第2の電流/電圧変換部(60、6
1)の双方を採用してアンプ(22)を構成する。
【0033】〔8〕このように可変容量回路部と固定容
量回路部のアンプの回路規模が減少された当該差動アン
プ(22)を用いた可変容量回路(33)は、図13に
代表的に示されるように、当該差動アンプ(22)と、
この差動アンプ(22)の前記第1の電流/電圧変換部
(60)の非反転出力及び第2の電流/電圧変換部(6
1)の反転出力と前記第1の入力電圧との間にそれぞれ
接続される第1及び第2の容量素子(3’−1,3”−
1)と、前記差動アンプアンプの前記第1の電流/電圧
変換部(60)の反転出力及び第2の電流/電圧変換部
(61)の非反転出力と前記第2の入力電圧との間にそ
れぞれ接続された第3及び第4の容量素子(3’−2,
3”−2)とを備えて成る。
【0034】
〔9〕前記可変容量アンプは、図13に例
示されるように、差動入力電圧信号(+Vin,−Vi
n)の直流電圧をシフトしかつ交流振幅を減衰させる手
段(RIP1,RIP2,RIM1,RIM2)と、こ
の手段により得られた差動信号を低インピーダンスで出
力するバッファ手段(6−1,6−2)と、該バッファ
手段の出力を入力信号とする抵抗素子(2−1,2−
2)及び可変容量回路(33)を含むローパスフィルタ
の出力信号を、前記入力信号からアンプ(7−1,7−
2)で減ずることによってハイパスフィルタ特性を得る
よう構成されたアナログフィルタ回路に適用することが
できる。前記ローパスフィルタは、前記差動信号の非反
転信号を入力に受ける前記バッファ手段の出力に一端が
接続された第1の抵抗素子(2−1)と、該第1の抵抗
素子と固定電位(VB)との間に接続された第2の抵抗
素子(5−1)と、前記差動信号の反転信号を入力に受
ける前記バッファ手段の出力に一端が接続された第3の
抵抗素子(2−2)と、該第3の抵抗素子と固定電位
(VB)との間に接続された第4の抵抗素子(5−2)
と、前記可変容量回路(33)とを含んで構成され、前
記可変容量回路(33)に含まれる差動アンプの前記第
1の入力端子(反転入力端子(−))が前記第1の抵抗
素子と第2の抵抗素子との結合点に接続され、前記差動
アンプの前記第2の入力端子(非反転入力端子(+))
が前記第3の抵抗素子と第4の抵抗素子との結合点に接
続されて成る。
【0035】〔10〕上記可変容回路(33)を用いた
ハイパスフィルタ特性を有するアナログフィルタ回路は
16MHzまでのような比較的高い周波数範囲のハイパ
ス特性を得ることができる。このアナログフィルタ回路
を含み、該アナログフィルタ回路の周波数特性が金属導
線ケーブルを伝送線路として受信された信号の周波数特
性の逆特性を近似することにより、当該アナログフィル
タ回路はATM−LANインタフェース用の波形等化フ
ィルタ回路(902)に最適である。さらに、そのフィ
ルタ回路(902)の低消費電力と高いカットオフ周波
数とにより、このフィルタ回路(902)を含むATM
−LAN用フィジカルレイヤ用の半導体集積回路をCM
OS回路技術を用いて実現できる。そのような半導体集
積回路を搭載して、パーソナルコンピュータに実装可能
なサイズを有て成るICカード又は回路ボード化された
ATM−LANインタフェースカードを実現できる。
【0036】
【発明の実施の形態】図1には本発明に係る可変容量回
路を容量素子として用いたアナログローパスフィルタ回
路の一例回路とその等価回路が示されている。同図に示
される可変容量回路30は、差動アンプ(以下単にアン
プとも記す)20と容量素子3’からなる反転入力型の
可変容量回路部を主回路として備え、これに、アンプ2
1と容量素子3”からなる非反転入力型の固定容量回路
部を副回路とし、入力(T1,VB)に対して並列に接
続されて成る。前記主回路としての反転入力型可変容量
回路部(20、3’)は図2に基づいて説明した通りで
ある。前記副回路としての非反転入力型の固定容量回路
部(21、3”)は、図3に示されるように、図2に示
された可変容量回路(すなわち反転入力型)に対して、
アンプの反転入力端子(−)と非反転入力端子(+)を
互いに入れ替えた構成を有する非反転入力型の容量回路
とされる。すなわち、アンプ21の反転入力端子(−)
が固定電位VBに、非反転入力端子(+)と出力端子と
の間に容量値Cの容量素子3”が配置されている。この
非反転入力型固定容量回路部の等価容量は(1−G)C
となる。
【0037】前記アンプ20は、可変容量回路部の容量
値を可変にするために、その利得は可変にされる。ま
た、前記アンプ21は、固定容量回路部の容量値を固定
にするために、そのゲインは固定値とされる。ここで、
それらアンプ20,21のゲインが可変、固定であると
は、それらアンプが形成される半導体集積回路のプロセ
スばらつきや雰囲気温度の変化などに対して、可変、一
定の許容範囲をもって固定にされることを意味する。各
種アンプのゲインに関する可変、固定の文言は、本明細
書の全てにおいてその意味で用いられている。アンプ2
0,21の具体的な回路構成については詳細を後述する
が、例えばアンプ20、21のゲインが第1の抵抗素子
の抵抗値に対する第2の抵抗素子の抵抗値の割合(第2
の抵抗素子の抵抗値/第1の抵抗素子の抵抗値)をもっ
て決定されるものとすると、アンプ20の場合には、前
記第2の抵抗素子は半導体基板にその他の回路素子と一
緒に形成されていない外付け抵抗のような抵抗素子とさ
れ、第1の抵抗素子は半導体基板にその他の回路素子と
一緒に形成されている抵抗素子とされる。アンプ21の
場合には第1及び第2の抵抗素子共に半導体基板にその
他の回路素子と一緒に形成されている抵抗素子とされ
る。
【0038】特に制限されないが、図1において、副回
路のアンプ21の利得は固定値2とされている。図2及
び図3の夫々に示されている等価回路の並列接続で考え
れば容易に理解されるように、図1の回路では端子T1
から見た回路の等価的な容量GCは差動アンプ20の利
得Gのあらゆる値について正確に正比例したものとな
る。尚、この関係は、アンプ21の利得が2の場合に限
定されず、容量素子3”の容量値との関係で任意であ
り、例えば容量素子3”の容量値をC/2とし、アンプ
21の利得Gを3にしても同じである。
【0039】したがって、フィルタ回路の入出力伝達関
数およびカットオフ周波数fcはそれぞれ、 Vout/Vin=1/{1+sGCR}…(式5) fc=1/2πGCR…(式6) のように表わすことができる。
【0040】ここで、アンプ20の利得Gを、例えばG
=R0/Rとする。R0はその値の変動が少い抵抗素
子、特に限定されないが、例えば半導体基板外に設けた
温度変動係数などが小さい抵抗素子のあらかじめ選定さ
れた値とされる。Rは前記アンプ20に含まれる抵抗素
子(半導体基板に形成された抵抗素子であって前記抵抗
素子2と同じプロセスで形成される)の値とされる。こ
こでは、そのような抵抗素子の抵抗値として、特に制限
されないが、上記抵抗素子2の抵抗値Rと同じ値を想定
している。このアンプ20のゲインG(=R0/R)
は、当該アンプ20内の抵抗値Rを持った抵抗素子の値
Rに逆比例することになる。前記抵抗2の抵抗値Rが設
計値に対してプロセスばらつき等の影響を受けて変動す
ると、それに応じて同じだけ前記アンプ20内の抵抗値
Rを持った抵抗素子の抵抗値も変動される。前記抵抗値
R0の具体的な値として、これも特に限定されるもので
はないが、アンプ20の利得の中心値が例えばG=1に
なるようR0=Rに設定する。これにより、上記(式
6)は、 fc=1/2πCR0…(式6’) のように書き換えられる。
【0041】したがって、フィルタ回路の抵抗素子2の
抵抗値Rが大きく変動しても、それと同じ割合をもっ
て、アンプ20内の抵抗値Rを有する抵抗素子の抵抗値
も変動するから、可変容量回路30の等価的な容量値G
Cが自動的に変化して、アナログローパスフィルタ回路
のカットオフ周波数fcを安定かつ所望の値に保つこと
ができる。すなわち、(式6)において、Rが変動する
と、Gはそれに逆比例して変動し、双方の変動分が相殺
される。
【0042】図4には、図1に示された可変容量回路3
0を差動構成にした場合の可変容量回路31とそれを応
用したアナログフィルタ回路の一例が示される。一般的
に差動構成は素子数が概略2倍必要になるが、入力アナ
ログ信号に同相的に重畳された雑音や、同一の半導体基
板上に形成集積された大規模論理回路から発生されて重
畳される雑音が問題となる場合には、これらの影響を軽
減する手段として極めて有効である。図4の差動構成
は、図1の構成を単に2系統並列にして、それぞれの入
力端子に互いに反転した信号+Vin,−Vinを供給
することによって実現されている。フィルタ回路の差動
出力は+Vout,−Voutとして図示されている。
【0043】図5には図1に示された可変容量回路30
を差動構成にした更に別の可変容量回路31とそれを応
用した差動アナログフィルタ回路の一例が示され、図6
には図5のフィルタ回路の等価回路が示されている。図
5の場合には、可変容量回路31を構成する固定利得ア
ンプ21を反転および非反転信号の差動入力とし、かつ
その差動利得を固定値1としている。それによって固定
利得アンプの数を1つ減らすことができる。この差動型
ローパスフィルタ回路の入出力伝達関数とカットオフ周
波数fcは前記の(式5)、(式6)または(式6’)
とそれぞれ同じである。尚、図5の容量素子3’−1,
3’−2は図1の容量素子3’に対応され、アンプ20
−1,20−2はそれぞれ前記アンプ20に対応され、
容量素子3”−1,3”−2はそれぞれ前記容量素子
3”に対応され、抵抗素子2−1,2−2はそれぞれ前
記抵抗素子2に対応される。また、図6において非反転
入力側の31−1と反転入力側の31−2とは可変容量
回路31を指称する。
【0044】図7には、第3の例に係る可変容量回路3
2と、それを差動アナログフィルタ回路へ応用した一例
として、一定の低周波利得を有するハイパスフィルタ回
路が示されている。一般的にハイパスフィルタ回路には
非接地型の容量素子が用いられるが、この容量素子とし
て、図1で説明したような可変容量回路をハイパスフィ
ルタに用いるには、その可変容量回路のアンプには、高
い周波数領域に渡って一定以上の利得を必要とするか
ら、特に低消費電力でカットオフ周波数が高いハイパス
フィルタを実現するのが難しくなる。そこで、図7では
バッファーアンプ6の非反転及び反転出力信号から差動
ローパスフィルタの非反転及び反転出力信号をそれぞれ
アンプ7−1、アンプ7−2を用いて減じる構成とし、
ローパスフィルタの容量素子として接地型の可変容量回
路が用いられている。この場合、抵抗素子2−1と5−
1の接続点、および抵抗素子2−2と5−2の各接続点
に前記図1の可変容量回路30または図5の可変容量回
路31を接続しても実現できるが、図7では可変容量回
路32を用いている。この可変容量回路32は、主回路
のアンプ20および副回路のアンプ21を共に反転およ
び非反転の差動入力、差動出力形式として、アンプ20
の差動利得を図5の場合の半分(G/2)とし、副アン
プ21は図5の場合と同じように構成されている。それ
によって差動可変容量回路に必要なアンプの数は、図5
に比べてアンプ20の数が更に一つ減少されている。
【0045】このハイパスフィルタは低周波領域にも一
定の利得を有するため2つのカットオフ周波数が存在す
る。その入出力伝達関数と第1のカットオフ周波数f
1、第2のカットオフ周波数f2は、アンプ6、7−1
及び7−2の利得を共に1とすると、それぞれ、 Vout/Vin=R2(1+sGCR1)/(R1+R2+sGCR1R2) …(式9) f1=1/2πGCR1…(式10) f2=(R1+R2)/2πGCR1R2…(式11) のように表わすことができる。
【0046】ここで差動アンプ20の利得Gは例えばG
=R0/R1とする。R1は前記アンプ20に含まれる
抵抗素子の抵抗値であり、特に制限されないが、この抵
抗と一緒に同一の半導体基板に形成されている抵抗素子
5−1,5−2の抵抗値R1と等しくされている。R0
はその値の変動が少い抵抗素子、特に限定されないが、
例えば半導体基板外に設けた温度変動係数などが小さい
抵抗素子のあらかじめ選定された値とし、その具体的な
値として、これも特に限定されるものではないが、利得
の中心値が例えばG=1になるようR0=R1に設定す
ることにより、上記(式10)と(式11)はそれぞ
れ、 f1=1/2πCR0…(式10’) f2={(R1+R2)/R2}/2πCR0…(式11’) のように書き換えられる。
【0047】したがって、半導体基板上に形成された抵
抗素子2と5の値R1、R2が変動しても、第1のカッ
トオフ周波数f1は前述と同様に安定であり、また抵抗
比(R1+R2)/R2 は原理的に一定であるから第
2のカットオフ周波数f2についても共に安定化され
る。さらに(式9)の入出力利得についても、f1より
十分に低い周波数に対してはR1/(R1+R2)で表
わされ、またf2より十分高い周波数に対しては利得が
1となるから共に安定にできる。図7において前記固定
電位VBはアナロググランドとされる。この固定電位V
Bは、例えばシリコンのバンドギャップなどを利用して
安定な電圧を形成する図示しない基準電圧発生回路で生
成した基準電位とすることができる。
【0048】尚、図7において差動アンプ6の反転及び
非反転入力端子にはそれぞれ互いに位相が反転した信号
+Vin、−Vinが供給されているが、場合によって
はどちらか一方の入力信号を省いて利用することも可能
である。また、図7に代表されるようなハイパスフィル
タ回路の構成は、差動入力+Vin,−Vinと差動出
力+Vout,−Voutを有するものに限定されず、
例えば図8のように構成することも可能である。図8に
おいて入力信号Vinはソースフォロア回路のようなバ
ッファアンプ6で受け、バッファアンプ6の出力側には
抵抗素子R2を介して図1の可変容量回路30が固定電
位(VB)との間に配置されている。
【0049】図9には、本発明に係る可変容量回路およ
びアナログフィルタ回路に利用して好適な前記各種アン
プのバイアス電流回路が示されている。図9において、
トランジスタMP1、MP2および抵抗素子Ri1は、
外部抵抗素子Rrefが接地電位端子GNDとの間に接
続される外部端子TR0に対する半導体集積回路の入力
保護回路を構成している。アンプOP1は、ここではパ
ワーダウン制御信号PDが低電位でトランジスタMA1
及びMA2をオン状態に、トランジスタMA7及びMA
8をオフ状態とさせる時に、その非反転入力端(+)に
供給される固定電位VBを上記外部抵抗素子Rrefの
抵抗値で除した値の電流をトランジスタMA5およびM
A3に生じせしめるよう動作する。このトランジスタM
A3に流れる電流は、トランジスタMA4、MA6、M
A9に、順次それらの寸法比に応じた比例倍のミラー電
流を生じさせ、トランジスタMA6及びMA10のドレ
インノードA3及びA4、トランジスタMA12のドレ
インノードA5、及びトランジスタMA13のドレイン
ノードA6にそれぞれ一定の電圧を形成させる。これに
より、後述する図10、図11及び図12の差動アンプ
のバイアス電流を所望の値に設定することができる。こ
のとき、前記固定電位VBは図示しない基準電圧発生回
路で発生させる安定な電圧とすることができ、また、外
部抵抗素子Rrefには比較的低価格で温度変動係数な
どが小さい素子を選定することが可能であるから、この
図9及び後述するアンプのバイアス電流を比較的高精度
かつ安定に設定し保持することは容易である。
【0050】図10には、本発明に係る可変容量回路お
よびアナログフィルタ回路に利用して好適な可変利得を
有する差動アンプ20、20−1,20−2の詳細な一
例が示されている。同図に示されているアンプは、非反
転電圧入力信号ViPと反転電圧入力信号ViMの差動
成分を抵抗素子RC0の値に反比例した電流信号isに
変換する電圧/電流変換部50と、該電流信号isをそ
れに比例した電圧信号に変換する電流/電圧変換部60
とから構成されている。
【0051】電圧/電流変換部50では、ゲートに非反
転電圧入力信号ViPが供給されたPMOSトランジス
タMT1と、そのソースおよびドレインに接続された定
電流源IB1及びIB3と、ゲートに反転電圧入力信号
ViMが供給されたPMOSトランジスタMT2と、そ
のソース及びドレインに接続された定電流源IB2及び
IB4と、トランジスタMT1及びMT2のそれぞれの
ソース、ドレインにドレイン、ゲートが接続され、その
ソースが接地電位GNDに接続されたNMOSトランジ
MT3及びMT4と、トランジスタMT1とMT2のソ
ース間に接続された半導体基板上に形成された抵抗素子
RC0とから構成されている。
【0052】ここで定電流源IB1とIB2を構成する
それぞれ直列接続された電流源MOSトランジスタのゲ
ートには図9の前記バイアス回路で形成されたノードA
4、ノードA5又はA6の電位が供給される。定電流源
IB3とIB4を構成する電流源MOSトランジスタの
ゲートには図9の前記バイアス回路で形成されたノード
A3の電位が供給される。これによってそれら定電流源
IB1,IB2,IB3,IB4は夫々に対応されるノ
ードA3、A4、A5またはA6のミラー倍の電流を流
すよう設定されている。定電流源IB1とIB3、IB
2とIB4の各電流値についてはIB1=IB2、IB
3=IB4、且つIB1>IB3のように設定され、P
MOSトランジスタMT1、MT2には常に定電流源I
B3、IB4の定電流が流れている。
【0053】いま入力電圧がViP=ViMのときには
ノードv1およびv2の電位は等しいから抵抗素子RC
0には電流が流れず、トランジスタMT3、MT4には
等しい差電流のIB1−IB3が流れる。一方、入力電
圧ViPとViMが例えば図示の矢印で示すような方
向、すなわちViP>ViMに変化した場合、その差電
圧Δ=Vip−ViMに等しい電位差がv1とv2間に
も生じるから、抵抗素子RC0にはis=Δ/RC0の
電流が流れる。その結果、トランジスタMT3の電流は
i3=IB1−IB3−isとなり、他方のトランジス
タMT4の電流はi4=IB1−IB3+isとなる。
したがって、以上から明らかなように、トランジスタM
T3とMT4には差動入力電圧Δに比例し、抵抗素子R
C0の値に反比例(逆比例)した互いに相補的な交流信
号電流±isが流れる。
【0054】前記電流/電圧変換部60は、上記NMO
SトランジスタMT3とMT4の電流に対してそれぞれ
のミラー比倍の電流を流すよう設定されたNMOSトラ
ンジスタMT5、MT6と、それらのドレインノードv
5、v6に接続された定電流源IB5、IB6と、特に
限定されないが、例えば外部接続端子TR1およびTR
2と固定電位供給端子TRAGとの間に接続され半導体
基板外に設けた温度変動係数などが小さく抵抗値が予め
選定された抵抗素子RC1、RC2とを備える。そし
て、前記ノードv5とv6の各電圧を低インピーダンス
で出力するための、PMOSトランジスタMT7及び定
電流源IB7から成るソースフォロア回路と、同じくP
MOSトランジスタMT8と定電流源IB8から成るソ
ースフォロア回路が設けられている。ここで定電流源I
B5、IB6、IB7及びIB8は前記定電流源IB
1,IB2と同じように図9のバイアス回路から供給さ
れたノードA4、A5又はA6の電圧によってそれぞれ
ミラー倍の電流を流すよう設定されている。
【0055】上記抵抗素子RC1とRC2の具体的な値
は、上記NMOSトランジスタMT3とMT5の間のミ
ラー比、NMOSトランジスタMT4とMT6の間のミ
ラー比、所望とする差動増幅利得G、および抵抗素子R
C0の値によって異なり、多種の組み合わせが可能であ
る。例えばトランジスタMT3とMT5の間のミラー
比、トランジスタMT4とMT6の間のミラー比をそれ
ぞれ1とした場合、RC1(=RC2)/RC0が所望
のアンプ差動利得Gの中心値に等しくなるよう選ぶこと
ができる。図10に示されたアンプの利得の中心値をG
=1に選ぶにはRC1=RC2=RC0とすればよい。
またこの場合、トランジスタMT3とMT5およびMT
4とMT6のミラー比を一般的にnとした場合は、RC
1=RC2=RC0/nとしてもよい。これらの場合、
各抵抗素子の絶対値は直接には利得Gとは関係しないか
ら、それら各抵抗素子RC1,RC2,RC0の値は、
回路各部の線形動作が可能でかつ妥当な消費電力となる
よう決定すればよい。
【0056】上述のように抵抗値が設定されたとき、抵
抗素子RC0の抵抗値が0.7倍または1.3倍に変動
すると、アンプの差動利得はそれぞれG≒1.43、
0.77とされる。更に付言すれば、抵抗素子RC0の
抵抗値が0.7倍または1.3倍に変動した場合、当該
抵抗素子RC0と同一の半導体基板に形成された、例え
ばアナログフィルタを構成する抵抗素子の抵抗値も0.
7倍または1.3倍に変動している。
【0057】図11には、本発明に係る可変容量回路お
よびアナログフィルタ回路に利用して好適な固定利得を
有する差動アンプ21の実施例が示されている。このア
ンプ21は、前記図10と同じ構成の電圧/電流変換部
50と、電流/電圧変換部61から構成されている。た
だし、電流/電圧変換部61には抵抗素子RC0と同じ
半導体基板上に形成された抵抗素子RC3とRC4が接
続されている。この場合の各抵抗素子の値は、上述した
図10の場合と全く同様にして決定でき、例えばNMO
SトランジスタMT3とMT9のミラー比、及びNMO
SトランジスタMT4とMT10のミラー比を、それぞ
れ1とし、アンプ21の差動利得をG=2に選ぶ場合に
は、RC1(=RC2)/RC0=2とすればよい。こ
の場合には、抵抗素子RC3とRC4は抵抗素子RC0
と同じように変動するから、抵抗素子RC0が0.7倍
または1.3倍に変動しても、差動利得は2のまま一定
に保たれる。
【0058】図12には、本発明に係る可変容量回路お
よびアナログフィルタ回路に利用して好適な可変利得と
固定利得の夫々の差動出力を有したアンプ22の一例が
示されている。このアンプは、前記図10と図11の回
路を合成して実現されたものであり、共通の電圧/電流
変換部50に、抵抗素子RC0の値の変動に対して固定
利得の差動電圧V2OP、V2OMを出力する電流/電
圧変換部60と、抵抗素子RC0の値の変動に対して反
比例利得Gの差動電圧VGOP、VGOMを出力する電
流/電圧変換部61とが並列に接続された構成を有す
る。この図12の動作および各抵抗素子の値については
図10及び図11についての説明の内容と同じであるか
らその詳細は省略する。
【0059】図13には、図12に示されたアンプ22
の適用例として、低周波数領域に一定の利得を有したハ
イパスフィルタ回路が示されている。このフィルタ回路
は、例えば金属導線ケーブルを用いた伝送システムの波
形再生に不可欠な波形等化フィルタ回路として好適であ
る。一般に金属導線ケーブルを伝送線路に用いるディジ
タルパルス信号伝送では、高い周波数ほど、またケーブ
ル長が長いほど、周波数の平方根に比例した大きい減衰
を生じるため、信号パルス波形は減少かつ歪み、そのま
までは元のデータを誤りなく受信することは困難にな
る。したがって、元の信号を最小の誤り率で受信するた
めには、伝送線路の逆の周波数特性を持たせた波形等化
フィルタを受信側に設け、送信パルス波形の歪みを補正
することが必要となる。
【0060】図13において、RT1は伝送線路のイン
ピーダンスを整合終端するための外部抵抗素子である。
入力端子RXA、RXBには+Vinおよび−Vinと
して受信された差動信号が供給され、半導体集積基板上
に形成された内部抵抗RIP1、RIP2、RIM1及
びRIM2によって、固定電位VBを中心として振幅が
RIP2・Vin/(RIP1+RIP2)の内部差動
信号に変換される。このように内部差動信号の振幅を、
抵抗分圧によって入力差動信号+Vin,−Vinの振
幅よりも小さくするのは、当該入力差動信号+Vin,
−Vinの振幅が大きい場合(送信端からの伝送線の長
さが短いような場合)であっても、後段に配置されたア
ンプ22の入力がその動作電源電圧寄りにならないよう
にしたものである。この点においても、アンプ22は周
波数の広い範囲に亘って安定動作することが考慮されて
いる。ここで、RIP1=RIM1、PIP2=RIM
2であり、また固定電位VBには、特に限定はされない
が、例えば半導体集積回路に供給される電源電圧VDD
と接地電位GNDとの大略中間の値が供給される。この
固定電位VBは、特に制限されないが、基準電圧発生回
路を用いて形成することができる。
【0061】上記の内部差動入力信号はインピーダンス
変換を主目的としたアンプ(例えばソースフォロア回
路)6−1、6−2を介して波形等化フィルタ40に供
給される。この波形等化フィルタ40は、可変容量回路
部と固定容量回路部のアンプの回路規模が減少された差
動アンプ22を用いた可変容量回路33を備える。この
可変容量回路33は、前記差動アンプ22と、この差動
アンプ22の前記第1の電流/電圧変換部60の非反転
出力VGOP及び第2の電流/電圧変換部61の反転出
力V2OMとアンプ22の反転入力端子(−)との間に
それぞれ接続される容量素子3’−1,3”−1と、前
記差動アンプアンプ22の前記第1の電流/電圧変換部
60の反転出力VGOM及び第2の電流/電圧変換部6
1の非反転出力V2OPと前記アンプ22の非反転入力
端子(+)との間にそれぞれ接続された容量素子3’−
2,3”−2とを備えて構成される。波形等化フィルタ
回路40は、前記図7の構成と基本的には同じであり、
したがってその入出力伝達関数と第1のカットオフ周波
数f1及び第2のカットオフ周波数f2は、アンプ6
(6−1,6−2)までの利得及びアンプ7(7−1,
7−2)の利得の影響を省略すれば、上記の(式9)、
(式10)および(式11)とそれぞれ同じである。但
し、実際にはアンプ6−1、6−2及び7−1、7−2
自体が有する高周波数領域での利得の減衰によってバン
ドパス特性となる。
【0062】図13においてアンプ6−3は、上記アン
プ6−1及び6−2に不可避的に発生するであろう直流
オフセット電圧の影響を避けるために付加したものであ
り、アンプ6−3の出力が抵抗素子5−1と5−2の結
合点に与えられることによって、そのオフセット電圧の
影響をアンプ7−1,7−2による減算に際してキャン
セルできるようになっている。尚、製品の特性仕様によ
ってはそのような構成を省くことが出来る。また、これ
らアンプ6−1〜6−3および7−1、7−2は従来公
知の回路形式で実現されたものを用いることができる。
さらに、アンプ8は波形等化フィルタ40の差動出力+
Vout、−Voutを単一出力に変換するために付加
されたものであるが、その出力9の波形がパルスに変換
される非線形アンプ、たとえば電圧比較器であってもよ
い。さらに、当然ながら、波形等化フィルタ40はその
可変容量回路として前記図1、図5、または図7に示さ
れた可変容量回路を用いても実現できる。
【0063】図14には、図13に示されている波形等
化フィルタ回路の適用例として、例えば伝送速度25.
6M(メガ)ビット/秒のATM−LAN(Asynchrono
us Transfer Mode-Local Area Network)システムに用
いられる物理レイヤの回線終端装置(PMD=Physical
Media Dependent)90とトランスモジュール91の構
成が示されている。前記回線終端装置90は、特に制限
されないが、MOS半導体集積回路製造技術によって1
個の半導体基板に形成されており、以下単にPMD−L
SI(Large Scale Integration)90とも記す。前記
トランスモジュール91はハイブリッドモジュール若し
くは混成集積回路として構成されている。
【0064】図14において、TX−Dataは、例え
ばパーソナルコンピュータ内などで扱われる文字や画像
などのデータ信号であり、送信クロックTX−CLKで
PMD−LSI90のラッチ回路(Data Latch)900
に取り込まれ、送信ドライバ回路901から出力され
て、その出力パルス波形を規定値内に制限する送信波形
テンプレートフィルタ(送信フィルタ)910、送信ト
ランス911を介して出力される。この送信出力信号
は、最長100m、特性インピーダンス100ΩのUT
P(無シールド・ツイストペア線)または同120Ωの
もしくは150ΩのSTP(シールド・ツイストペア
線)のような伝送線92を介して伝送される。一方、伝
送線92から受信トランス912を経てPMD−LSI
90に入力された受信信号は、例えば図13の回路構成
の波形等化フィルタ回路902によってパルス波形に再
生される。伝送速度25.6Mビット/秒のATM−L
ANシステムでは、4B/5B変換されたNRZI(No
n-Return to Zero Inverse)符号が用いられるため、実
際に伝送される信号は最高32Mビット/秒であり、1
6MHzまでの周波数成分が含まれる。したがって上記
の波形等化フィルタ回路902では16MHzまでの周
波数範囲のハイパス特性が必要となる。
【0065】クロック抽出PLL(Phase-Locked Loo
p)903は波形等化フィルタ回路902の出力信号か
ら32MHzの安定したクロックをRX−CLKとして
同期抽出するためのものであり、このクロックRX−C
LKによって波形等化フィルタ回路902の出力をラッ
チ回路(Data Latch)904を介して、データRx−D
ataとしてPMD−LSI90から出力する。尚、図
中のループバック905は、ここには示されていない受
信信号の検出手段が通信中に受信信号の断を検出した場
合に、送信信号を代用して、ある時間前記クロック抽出
用PLL903の同期を保持するために設けられた機能
であると同時に、例えばPMD−LSI90に電源が投
入された直後の非送信時に不要な信号が送出されること
を防ぐ機能としても用いられる。906は基準電圧発生
回路であり、波形等化フィルタ回路で用いられる固定電
位VB等の基準電位(温度変化などに依存せず実質的に
一定の安定な電圧)を発生する回路である。
【0066】図15には前記PMD−LSI90とトラ
ンスモジュール91が適用されたATM−LAN用イン
タフェースカードの一例が示される。このATM−LA
N用インタフェースカードは、前記図14に示された波
形等化回路の応用例としてのPMD−LSI90をトラ
ンスモジュール91およびその他の集積回路と共に横8
5.6mm、縦54.0mm、厚み5.0mmのいわゆ
るタイプ2と呼ばれる標準カード100に実装して実現
された、例えば伝送速度25.6Mビット/秒のATM
−LAN用のICカード化されたインタフェースカード
とされる。前記トランスモジュール91の送受信信号
は、このカード本体100に設けられた第1の端子群
(図示せず)とこれに着脱自在に接続されるコネクタ1
01を介して最長5mのツイストペア線92と接続さ
れ、このツイストペア線92は規定のジャック/ソケッ
ト102によって最長90mの前記UTPまたはSTP
103に接続される。一方、このカード本体100はた
とえばノート型のパーソナルコンピュータ本体に挿し込
まれ、カード本体100に設けられた第2の端子群10
4からPCMCIA(Personal Computer Memory Card
International Association)バスインタフェースなど
を通じて図示を省略するパーソナルコンピュータ本体に
搭載されたマイクロプロッセサと直接または間接的に接
続され、本LANカードを用いた各種データの送受信お
よび表示、加工などを可能とする。
【0067】図中のTC(Transmission Convergence)
部93はPMD−LSI90と共にATM−LANの物
理レイヤを構成し、送受信データセルのスクランブル/
デスクランブル、4ビット/5ビット変換、NRZ/N
RZI符号変換、などの機能を実現する。ATMコント
ローラ部(ATM−LSI)94は、マイクロプロセッ
サ(MCU)95、マイクロプロセッサ95の動作プロ
グラムや定数データ若しくは定数テーブルなどを保有す
るROM96、前記マイクロプロセッサ95のワーク領
域若しくはデータに一時記憶領域とされるRAM97、
及びDRAM等によって構成されるバッファメモリ98
と共に、例えば可変長パケットの各種データと固定長の
ATMセルとの変換、各種異なるバス形式のインタフェ
ース変換などの機能を実現する。
【0068】なお、このPMDおよびTC等の機能仕様
については、1994年から1995年にかけてATM Fo
rum Technical Committeeから発行されたPhysical Inte
rface Specification for 25.6Mb/s over Twisted Pair
Cableに詳しく述べられている。
【0069】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々変更可能であることは言うまでもない。
【0070】例えば、図10、図11及び図12に示さ
れた差動アンプはPMOSトランジスタ入力および差動
出力としたが、NMOSトランジスタ入力としてもよ
く、また、フィルタ構成に合わせて単一出力でもよい。
そのための回路構成の変更は当該分野の技術者は容易に
可能である。また、それらのアンプの電流/電圧変換回
路に接続された半導体基板外に設けた温度変動係数など
が小さい抵抗素子は、外部接続端子TR1およびTR2
と固定電位供給端子TRAGとの間に接続された抵抗素
子と説明したが、それに制限されることはなく、たとえ
ば半導体基板上に形成された絶縁材上に実現される金属
被膜抵抗素子(その抵抗値はトリミングによって微調整
することも可能である)などであってもよく、その場合
は外部接続端子は必要なく、集積回路を封止するパッケ
ージ内で接続可能である。
【0071】本発明はまた、図1、図4、図5、図7、
図8及び図13では1次のフィルタで説明されたが、2
次以上のフィルタにも適用可能であることは言うまでも
ない。また、図14および図15の応用例におけるPM
D−LSI90とTC93は、1つの半導体チップ上に
形成することは容易であり、さらに、その他の周辺機能
94から97までを、図15に示されるように1つの半
導体チップ99上に形成することも可能である。
【0072】更にまた本発明は、図10から図12まで
に示された可変容量回路内の可変利得Gを中心値1と
し、固定利得アンプの利得を2または1として説明した
が、例えば固定利得アンプの利得をそれぞれ3とし、そ
の出力に接続された容量素子の値を1/2倍にしてもよ
い。
【0073】さらにまた、本発明ではアナログフィルタ
回路の抵抗素子の値の変動に対して可変容量回路による
容量素子の値が自動的に変化してカットオフ周波数を所
期値に保つが、しかし一方、容量素子自体の変動による
カットオフ周波数の補正はできないと述べたが、本発明
の可変容量回路を複数個並列に接続し、少なくとも一つ
の可変容量回路の利得を外部から調整する手段を付加す
ることによって、容量素子自体の初期変動によるカット
オフ周波数の補正を行うことは可能である。
【0074】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるフィル
タ回路に適用した場合について説明したが、本発明は容
量素子を有するアナログ集積回路一般に利用することが
できる。
【0075】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0076】すなわち、半導体集積回路化された場合
に、容量や抵抗の値がばらついてもカットオフ周波数の
ばらつが少ないアナログフィルタを容易かつ経済的に実
現することができる。
【0077】半導体基板上に形成された抵抗素子の値が
大きくばらついても、カットオフ周波数のばらつきが少
なく、かつ余分に大規模な周波数制御機能回路の追加を
必要としない低コストのアナログフィルタ回路、及びそ
れに適した可変容量回路を実現することができる。
【0078】従来一般に10MHz以上の比較的高いカ
ットオフ周波数が要求される分野に用いるには他の半導
体プロセスより不利とされた相補型MOS技術を用いて
も、低消費電力でかつ高周波の信号に適用できるアナロ
グフィルタ回路を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る可変容量回路及びそれを用いたア
ナログフィルタ回路の第1の回路例とそのその等価回路
を示す回路図である。
【図2】図1の可変容量回路に含まれる主回路部分とし
ての可変容量回路部に関する説明図である。
【図3】図1の可変容量回路に含まれる副回路部分とし
ての固定容量回路部に関する説明図である。
【図4】可変容量回路及びそれを用いたアナログフィル
タ回路の第2の回路例を示す回路図である。
【図5】可変容量回路及びそれを用いたアナログフィル
タ回路の第2の回路例に対して回路規模を削減した回路
例を示す回路図である。
【図6】図5の等価回路図である。
【図7】可変容量回路及びそれを用いたアナログフィル
タ回路の第3の回路例として差動入出力形式のハイパス
フィルタ回路を示す回路図である。
【図8】可変容量回路及びそれを用いたアナログフィル
タ回路の第3の回路例として別の回路形式のハイパスフ
ィルタ回路を示す回路図である。
【図9】図10、図11及び図12の差動アンプの定電
流源にバイアス電圧を供給するバイアス回路の一例回路
図である。
【図10】可変利得を有する差動アンプの一例回路図で
ある。
【図11】固定利得を有する差動アンプの一例回路図で
ある。
【図12】可変利得と固定利得の両方を有する差動アン
プの一例回路図である。
【図13】図12に示されている差動アンプを用いた可
変容量回路と、それを容量素子として用いたアナログフ
ィルタ回路を示す回路図である。
【図14】図13に示されているアナログフィルタ回路
を波形等化回路に用いたATM−LAN用PMD−LS
Iとトランスモジュールの機能ブロック構成図である。
【図15】図14に示されているATM−LAN用PM
D−LSIとトランスモジュールを搭載したATM−L
ANカードの構成図である。
【図16】CRアナログフィルタ回路の一例を示す回路
図である。
【符号の説明】
1(1−1,1−2) フィルタ入力 2(2−1,2−2),5(5−1,5−2) 抵抗素
子 3’(3’−1,3’−2),3”(3”−1,3”−
2) 容量素子 4(4−1,4−2) フィルタ出力 6,7,8,20(20−1,20−2),21,22
差動アンプ 30,31,32,33 可変容量回路 40 波形等化フィルタ 50 電圧/電流変換回路 60,61 電流/電圧変換回路 MT1,MT2 PMOSトランジスタ MT3,MT4 NMOSトランジスタ MT5〜MT12 NMOSトランジスタ IB1〜IB12 定電流源 RC0〜RC4 抵抗素子 is 電流信号 ViP,ViM 差動入力電圧信号 VGOP,VGOM 差動出力電圧 V2OP,V2OM 差動出力電圧 90 PMD−LSI 91 トランスモジュール 100 標準カード
フロントページの続き (72)発明者 見尾田 禎宏 神奈川県秦野市堀山下1番地 日立コンピ ュータエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 永山 義治 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1極性の第1の入力端子及び第2極性
    の第2の入力端子を有する第1の差動アンプ、及び該第
    1の差動アンプの出力端子と前記第1の入力端子との間
    に接続された第1の容量素子を含み、前記第1の差動ア
    ンプの差動利得が当該差動アンプに含まれる抵抗素子の
    値に逆比例する可変容量回路部と、 第1極性の第3の入力端子及び第2極性の第4の入力端
    子を有する第2の差動アンプ、及び該第2の差動アンプ
    の出力端子と第4の入力端子との間に接続された第2の
    容量素子とを含み、前記第2の差動アンプの差動利得が
    固定された固定容量回路部とを有し、 前記可変容量回路部と固定容量回路部が、入力信号に対
    して並列に接続されて成るものであることを特徴とする
    可変容量回路。
  2. 【請求項2】 前記固定容量回路部の第2の差動アンプ
    の差動利得が2に設定されて成るものであることを特徴
    とする請求項1記載の可変容量回路。
  3. 【請求項3】 一端が信号入力端子に接続された抵抗素
    子と一端が固定電位に接続された容量素子とを含むアナ
    ログフィルタ回路において、前記容量素子として請求項
    1又は請求項2に記載の可変容量回路を用い、前記第1
    の差動アンプの第1の入力端子と第2の差動アンプの第
    4の入力端子を前記抵抗素子の他の端子に、前記第1の
    差動アンプの第2の入力端子と前記第2の差動アンプの
    第3の入力端子を固定電位に、それぞれ接続して成るも
    のであることを特徴とするアナログフィルタ回路。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のアナログフィルタ回路を
    並列に設け、各アナログフィルタ回路に互いに極性が反
    転した入力信号が差動的に供給され、各アナログフィル
    タ回路の出力に互いに極性が反転した出力信号を形成す
    るものであることを特徴とするアナログフィルタ回路。
  5. 【請求項5】 第1極性の第1の入力端子及び第2極性
    の第2の入力端子を有する第1の差動アンプ、及び該第
    1の差動アンプの出力端子と前記第1の入力端子との間
    に接続された第1の容量素子を含み、前記第1の差動ア
    ンプの差動利得が当該差動アンプに含まれる抵抗素子の
    値に逆比例する第1の可変容量回路部と、 第1極性の第1の入力端子及び第2極性の第2の入力端
    子を有する第2の差動アンプ、及び該第2の差動アンプ
    の出力端子と第1の入力端子との間に接続された第2の
    容量素子を含み、前記第2の差動アンプの差動利得が当
    該差動アンプに含まれる抵抗素子の値に逆比例する第2
    の可変容量回路部と、 差動入力及び差動出力を有する固定利得の第3の差動ア
    ンプ、該第3の差動アンプの一方の入力とそれと同極性
    の出力との間に接続された第3の容量素子、及び第3の
    差動アンプの他方の入力とそれと同極性の出力との間に
    接続された第4の容量素子を含んで成る固定容量回路部
    とを有し、 前記第3の差動アンプの前記一方の入力端子が前記第1
    可変容量回路部の第1の入力端子に対して異なる極性と
    なるよう接続され、前記第3の差動アンプの前記他方の
    入力端子が前記第2可変容量回路部の差動アンプ入力端
    子に対して同じ極性となるよう接続され、前記第1の可
    変容量回路部の第1の入力端子と第2の可変容量回路部
    の第1の入力端子の内の何れか一方を非反転入力端子、
    他方を反転入力端子として成るものであることを特徴と
    する差動信号入力型の可変容量回路。
  6. 【請求項6】 前記固定容量回路部に含まれる第3の差
    動アンプの固定差動利得が1に設定されて成るものであ
    ることを特徴とする請求項5記載の可変容量回路。
  7. 【請求項7】 一端が非反転入力信号端子に接続された
    第1の抵抗素子と、一端が反転入力信号端子に接続され
    た第2の抵抗素子と、一端が固定電位に接続される容量
    素子とを含むアナログフィルタ回路において、 前記容量素子として請求項5又は請求項6に記載の可変
    容量回路を用い、この可変容量回路の前記非反転入力端
    子を前記第1の抵抗素子の他端に、前記可変容量回路の
    前記反転入力端子を前記第2の抵抗素子の他端に、前記
    第1及び第2の差動アンプの第2の入力端子を固定電位
    に、それぞれ接続して成るものであることを特徴とする
    アナログフィルタ回路。
  8. 【請求項8】 入力信号を受ける抵抗素子及び容量素子
    を含むローパスフィルタの出力信号を前記入力信号から
    減ずることによってハイパスフィルタ特性を得るよう構
    成されたアナログフィルタ回路であって、 前記容量素子として請求項1又は項2記載の可変容量回
    路を用いたことを特徴とするアナログフィルタ回路。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のアナログフィルタ回路を
    並列に設け、各アナログフィルタ回路に互いに極性が反
    転した入力信号が差動的に供給され、各アナログフィル
    タ回路の出力に互いに極性が反転した出力信号を差動的
    に形成するものであることを特徴とするアナログフィル
    タ回路。
  10. 【請求項10】 差動入力及び差動出力を有し、差動利
    得が当該差動アンプに含まれる抵抗素子の値に逆比例す
    る第1の差動アンプ、該第1の差動アンプの一方の入力
    端子とそれと逆極性の出力との間に接続された第1の容
    量素子、及び第1の差動アンプの他方の入力端子とそれ
    と逆極性の出力との間に接続された第2の容量素子とを
    含んで成る可変容量回路部と、 差動入力及び差動出力を有する固定利得の第2の差動ア
    ンプ、該第2の差動アンプの一方の入力端子とそれと同
    極性の出力との間に接続された第3の容量素子、及び第
    3の差動アンプの他方の入力端子とそれと同極性の出力
    との間に接続された第4の容量素子とを含んで成る固定
    容量回路部とを有し、 前記第1の差動アンプの差動入力と第2の差動アンプの
    差動入力とを相互に極性の異なるもの同士で接続し、一
    方の接続ノードを非反転入力端子、他方の接続ノードを
    反転入力端子として成るものであることを特徴とする差
    動信号入力型の可変容量回路。
  11. 【請求項11】 一端が非反転入力信号端子に接続され
    た第1の抵抗素子と、一端が反転入力信号端子に接続さ
    れた第2の抵抗素子と、請求項10記載の可変容量回路
    とを含むアナログフィルタ回路であって、 前記可変容量回路の前記非反転入力端子を前記第1の抵
    抗素子の他端に、前記可変容量回路の前記反転入力端子
    を前記第2の抵抗素子の他端に、それぞれ接続して成る
    ものであることを特徴とするアナログフィルタ回路。
  12. 【請求項12】 請求項11記載のアナログフィルタ回
    路の差動出力信号を夫々に対応される差動入力信号から
    減ずる手段を更に備えてハイパスフィルタ特性を得るよ
    う構成されたアナログフィルタ回路。
  13. 【請求項13】 第1の入力電圧と第2の入力電圧との
    差をそれに比例した電流信号に変換する電圧/電流変換
    部と、該電圧/電流変換部で変換された電流信号をそれ
    に比例した電圧信号に変換する第1の電流/電圧変換部
    とを備え、 前記電圧/電流変換部は、前記第1、第2の入力電圧が
    ゲート電極に供給された第1、第2のPMOSトランジ
    スタと、該第1、第2のPMOSトランジスタのソース
    電極に接続された第1、第2の定電流源と、前記各ソー
    ス電極間に接続され半導体基板上に形成される第1の抵
    抗素子と、前記第1、第2のPMOSトランジスタのド
    レイン電極に接続された第3、第4の定電流源と、前記
    第1、第2のPMOSトランジスタのそれぞれのソース
    とドレイン電極にドレインとゲート電極が接続された第
    1、第2のNMOSトランジスタとを含み、前記第1、
    第2のNMOSトランジスタには、前記第1の電流源電
    流と第3の電流源電流との差分、上記第2の電流源電流
    と第4の電流源電流との差分をそれぞれのバイアス電流
    とするときに、前記第1の入力電圧と第2の入力電圧と
    の差を前記第1の抵抗素子の値で除した信号電流が相補
    的に加算されるようにされ、 前記第1の電流/電圧変換部は、前記第1のNMOSト
    ランジスタに発生する上記信号電流に比例した信号電流
    を発生するよう接続された第3のNMOSトランジスタ
    と、該トランジスタと固定電位間に接続された第2の抵
    抗素子を含んで構成され、上記第1の入力電圧と第2の
    入力電圧との差に比例した信号電圧を出力することを特
    徴とする差動アンプ。
  14. 【請求項14】 前記第1の電流/電圧変換部は、前記
    第2のNMOSトランジスタに発生する上記信号電流に
    比例した信号電流を発生するよう接続された第4のNM
    OSトランジスタと、該トランジスタと固定電位間に接
    続された第3の抵抗素子とを更に含み、上記第1の入力
    電圧と第2の入力電圧との差に比例した信号電圧を差動
    出力することを特徴とする請求項13記載の差動アン
    プ。
  15. 【請求項15】 前記第1の電流/電圧変換部は、それ
    に含まれる前記第2の抵抗素子が前記第1の抵抗素子に
    比べて抵抗値変動が少ない特性を有し、前記第1の入力
    電圧と第2の入力電圧との差に比例し、かつ前記第1の
    抵抗素子の値に反比例した信号電圧を出力することを特
    徴とする請求項13記載の差動アンプ。
  16. 【請求項16】 前記第1の電流/電圧変換部は、それ
    に含まれる前記第2及び第3の抵抗素子が前記第1の抵
    抗素子に比べて抵抗値変動が少ない特性を有し、前記第
    1の入力電圧と第2の入力電圧との差に比例し、かつ前
    記第1の抵抗素子の値に反比例した信号電圧を差動出力
    することを特徴とする請求項14記載の差動アンプ。
  17. 【請求項17】 前記第1の電流/電圧変換部は、それ
    に含まれる前記第2の抵抗素子が前記第1の抵抗素子と
    同一半導体基板上に形成されて前記第1の抵抗素子と実
    質的に同一の抵抗値変動を有し、前記第1の入力電圧と
    第2の入力電圧との差に比例した固定利得の信号電圧を
    出力することを特徴とする請求項13記載の差動アン
    プ。
  18. 【請求項18】 前記第1の電流/電圧変換部は、それ
    に含まれる前記第2及び第3の抵抗素子が前記第1の抵
    抗素子と同一半導体基板上に形成されて前記第1の抵抗
    素子と実質的に同一の抵抗値変動を有し、前記第1の入
    力電圧と第2の入力電圧との差に比例した固定利得の信
    号電圧を差動出力することを特徴とする請求項14記載
    の差動アンプ。
  19. 【請求項19】 前記電圧/電流変換部で変換された電
    流信号をそれに比例した電圧信号に変換する第2の電流
    /電圧変換部を更に備え、 前記第2の電流変換部は、前記第1のNMOSトランジ
    スタに発生する上記信号電流に比例した信号電流を発生
    するよう接続された第5のNMOSトランジスタと、該
    トランジスタと固定電位間に接続された第4の抵抗素子
    を含み、前記第4の抵抗素子が前記第1の抵抗素子と同
    一半導体基板上に形成されて前記第1の抵抗素子と実質
    的に同一の抵抗値変動を有し、前記第1の入力電圧と第
    2の入力電圧との差に比例した固定利得の信号電圧を出
    力するものであることを特徴とする請求項15記載の差
    動アンプ。
  20. 【請求項20】 前記電圧/電流変換部で変換された電
    流信号をそれに比例した電圧信号に変換する第2の電流
    /電圧変換部を更に備え、 前記第2の電流変換部は、前記第1及び第2のNMOS
    トランジスタに発生する上記信号電流に比例した信号電
    流を発生するよう接続された第5及び第6のNMOSト
    ランジスタと、該トランジスタと固定電位間に接続され
    た第4及び第5の抵抗素子を含み、前記第4及び第5の
    抵抗素子が前記第1の抵抗素子と同一半導体基板上に形
    成されて前記第1の抵抗素子と実質的に同一の抵抗値変
    動を有し、前記第1の入力電圧と第2の入力電圧との差
    に比例した固定利得の信号電圧を差動出力するものであ
    ることを特徴とする請求項16記載の差動アンプ。
  21. 【請求項21】 請求項20記載の差動アンプと、この
    差動アンプの前記第1の電流/電圧変換部の非反転出力
    及び第2の電流/電圧変換部の反転出力と前記第1の入
    力電圧との間にそれぞれ接続される第1及び第2の容量
    素子と、前記差動アンプアンプの前記第1の電流/電圧
    変換部の反転出力及び第2の電流/電圧変換部の非反転
    出力と前記第2の入力電圧との間にそれぞれ接続された
    第3及び第4の容量素子とを備えて成るものであること
    を特徴とする可変容量回路。
  22. 【請求項22】 差動入力電圧信号の直流電圧をシフト
    しかつ交流振幅を減衰させる手段と、この手段により得
    られた差動信号を低インピーダンスで出力するバッファ
    手段と、該バッファ手段の出力を入力信号とする抵抗素
    子および容量素子を含むローパスフィルタの出力信号を
    前記入力信号から減ずることによってハイパスフィルタ
    特性を得るよう構成されたアナログフィルタ回路であっ
    て、 前記ローパスフィルタは、前記差動信号の非反転信号を
    入力に受ける前記バッファ手段の出力に一端が接続され
    た第1の抵抗素子と、該第1の抵抗素子と固定電位間に
    接続された第2の抵抗素子と、前記差動信号の反転信号
    を入力に受ける前記バッファ手段の出力に一端が接続さ
    れた第3の抵抗素子と、該第3の抵抗素子と固定電位間
    に接続された第4の抵抗素子と、請求項21記載の可変
    容量回路とを含んで構成され、 前記可変容量回路に含まれる差動アンプの前記第1の入
    力端子が前記第1の抵抗素子と第2の抵抗素子との結合
    点に接続され、前記差動アンプの前記第2の入力端子が
    前記第3の抵抗素子と第4の抵抗素子との結合点に接続
    されて成るものであることを特徴とするアナログフィル
    タ回路。
  23. 【請求項23】 請求項22記載のアナログフィルタ回
    路を含み、該アナログフィルタ回路の周波数特性が金属
    導線ケーブルを伝送線路として受信された信号の周波数
    特性の逆特性を近似したことを特徴としたCMOS技術
    を用いて実現されたATM−LAN用フィジカルレイヤ
    用の半導体集積回路。
  24. 【請求項24】 パーソナルコンピュータに実装可能な
    サイズを有し、少なくとも請求項23記載の半導体集積
    回路が搭載されて、ICカード又は回路ボード化されて
    成るものであることを特徴とするATM−LANインタ
    フェースカード。
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