JPH09276264A - X線診断システムおよび撮影位置決め方法、並びにx線ctスキャナ - Google Patents

X線診断システムおよび撮影位置決め方法、並びにx線ctスキャナ

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JPH09276264A
JPH09276264A JP9029223A JP2922397A JPH09276264A JP H09276264 A JPH09276264 A JP H09276264A JP 9029223 A JP9029223 A JP 9029223A JP 2922397 A JP2922397 A JP 2922397A JP H09276264 A JPH09276264 A JP H09276264A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】X線CTスキャナのスライス位置の位置決め
を、X線被爆量を著しく低減させ、正確かつ短時間に、
および操作性良く行う。 【解決手段】被検体PをX線で透視することに伴う透過
X線からデジタル量の画素値から成るCR像を得るX線
透視装置2と、被検体Pの断層像を得るX線CTスキャ
ナ3と、CR像を使って被検体のスライス位置を求める
手段(6,7,32,30)と、スライス位置をX線透
視装置2とX線CTスキャナ3との間で共有させる手段
(30,4B)とを備える。具体的には、CR像上の所
望位置を手動で指示する入力器7と、この所望位置から
スライス位置を設定する設定手段(32,30)とを備
える。設定手段はCR像全体の被検体内での絶対的位置
と当該CR像の画素が元来有する位置情報とに基づきス
ライス位置を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線CTスキャナ
とX線透視装置を機能的に組み合わせた複合的なX線診
断システムおよび撮影位置決め方法、並びに、そのよう
なシステムに好適なX線CTスキャナに係わる。特に、
X線CTスキャナのスライス位置をX線透視装置から得
たCR(コンピューテッドラジオグラフィ)像を使って
決め、その情報をX線CTスキャナに与えるなど、両モ
ダリティ間で撮影位置情報を共有できるようにしたX線
診断システム、撮影位置決め方法、およびX線CTスキ
ャナに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、X線CTスキャナを用いて被検
体の診断部位の断層像を得るには、スライス位置を正確
に位置決めする必要がある。この位置決めのため、CT
スキャナでは通常、最初にスキャノグラムと呼ばれるX
線透視像(以下、スキャノ像という)を撮影し、このス
キャノ像を見ながらスライス位置の位置決めを行なって
いる。
【0003】スキャナ像を得るには、例えばR−R方式
のCTスキャナの場合、X線管と検出器とを回転運動さ
せずに固定させ、患者(寝台)を比較的遅い一定速度
で、患者の体軸方向の1方向に動かしながらX線を照射
する。これにより、図8(a)に示すように、通常のX
線透視像に似たスキャノ像が得られる。医師等は、その
スキャノ像を観察して、断層像を撮影したスライス位置
(図8(a)では、例えば患部(病変部)を含むスライ
ス位置A)を決定する。この決定したスライス位置をX
線撮影することで、例えば図8(b)に示す断層像が得
られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スキャ
ノ像は、上述したように寝台を一定時間掛けて移動させ
ながらX線を照射して得られる像であるため、その寝台
の移動時間分だけ撮影時間が多くかかる。つまり、スキ
ャノ像は、X線透視像のような瞬時に得られる像ではな
いため、動きの速い部位(血管等)を正確に捕捉するこ
とは困難な場合が多く、スライス位置の正確な位置決め
に支障を来すこともあった。
【0005】また、従来のスキャノ像を用いる手法の場
合、被検体のX線の被曝量は少なくとも上述した寝台の
移動時間分だけ多くなる。X線被曝量の低減の観点から
考えると、瞬時の曝射のみで被検体の診断部位のX線透
視像を得ることが望ましかった。
【0006】さらに、上述のスキャノ像は、I.I.
(イメージ・インテンシファイア)等の2次元検出器と
TVカメラとを備えたX線TV装置等により生成された
ディジタル処理された透視像(CR(コンピューテッド
・ラジオグラフィ)像)等と比べて、コントラストや分
解能等が劣るため、病変部を発見し難いという問題があ
った。したがって、スライス位置の位置決めに時間が掛
かるから、スキャン計画全体にも多大な時間を費やし、
患者スループットが低下させるとともに、スライス位置
の位置決めにも正確さを欠く恐れがあった。
【0007】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
もので、X線CTスキャナのスライス位置の位置決め
を、X線被爆量を著しく低減させ、正確かつ短時間に、
および操作性良く、行うことのできるシステムおよび方
法を提供することを、その目的とする。
【0008】また本発明は、X線CTスキャナの断層撮
影に必要なスライス位置情報を、その断層撮影のみなら
ず、撮影後の読影時のインデックスとしても使用するな
ど、スライス位置情報の使用多角化・有効利用を図るこ
とを、その補助的な目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明のX線診断システムは、被検体をX線で透視
することに伴う透過X線からデジタル量の画素値から成
るCR像を得るX線透視装置と、前記被検体の断層像を
得るX線CTスキャナと、前記CR像を使って前記被検
体の断層撮影上の位置情報を求める演算手段と、前記位
置情報を前記X線透視装置と前記X線CTスキャナとの
間で共有させる共有化手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0010】好適には、前記演算手段は、前記CR像を
使って前記被検体の前記X線CTスキャナによるスライ
ス位置を前記位置情報として求める手段であり、前記共
有化手段は、前記スライス位置を前記X線CTスキャナ
に送る手段である。
【0011】例えば、前記X線透視装置は、前記X線を
照射するX線源と、前記透過X線を検出する撮像ユニッ
トと、この撮像ユニットの出力信号をデジタル量に変換
する変換器と、この変換器の出力信号を前記CR像とし
て表示するモニタとを備える。
【0012】例えば、前記演算手段は、前記モニタに表
示された前記CR像の所望位置を手動で指示する入力器
と、この入力器を介して指示された所望位置から前記ス
ライス位置を設定する設定手段とを備える。この設定手
段は、例えば、前記CR像全体の被検体内における位置
情報と当該CR像の画素がこのCR像内で固有的に有す
る位置情報とに基づいて前記スライス位置を設定する手
段である。
【0013】望ましくは、前記設定手段は、前記設定し
たスライス位置を前記X線CTスキャナのガントリの回
転中心の位置に合わせて補正する補正手段を備えること
である。
【0014】前記設定手段は、例えば、前記CR像全体
の被検体内における位置情報、当該CR像の画素がこの
CR像内で元来有する位置情報、および前記X線CTス
キャナのガントリの回転中心の位置情報に基づいて前記
スライス位置を設定する手段である。
【0015】例えば、前記X線透視装置および前記X線
CTスキャナは、前記被検体を載せる寝台を共有する構
造を有する。
【0016】本発明においては、X線透視装置により得
られた透視像が、ディジタル処理された高い空間分解能
のCR像であり、このCR像上には、ピクセルサイズ等
の位置特定情報が生来的に含まれていることを利用して
いる。CR像に含まれる当該CR像上の位置特定情報を
使って被検体のスライス位置(撮影上の位置情報)が決
められる。このスライス位置はオンラインでX線CTス
キャナに送られ、スライス位置制御の目標値になる。こ
れにより、X線被曝量が少なく、短時間で、且つ高精度
な位置決めが行われる。
【0017】また好適には、前記X線CTスキャナは、
複数枚の前記断層像を前記スライス位置をインデックス
として記憶している記憶装置を備えるとともに、前記共
有化手段は、前記演算手段により求められた前記スライ
ス位置に対応した断層像を前記記憶手段の複数枚の断層
像の中から検索する検索手段と、この検索手段が検索し
た前記断層像を表示する表示手段とを備える、ことであ
る。
【0018】また、本発明の撮影位置決め方法は、X線
透視装置を使って被検体をX線で透視して得た透過X線
からデジタル量の画素値から成るCR像を生成し、その
CR像を使って前記被検体の断層撮影上の所望位置情報
を決め、その位置情報をX線CTスキャナに送ることを
特徴とする。
【0019】さらに、本発明のX線CTスキャナは、被
検体の断層像をスライス位置毎に得るX線CTスキャナ
であり、前記被検体をX線で透視することに伴う透過X
線からデジタル量の画素値で成るCR像を使用して得て
外部から送られてきたスライス位置の情報を受け取る受
取り手段と、この受け取ったスライス位置でX線断層撮
影を行う撮影手段とを備えたことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態を添
付図面を参照して説明する。
【0021】図1は、本発明に係わるX線CTスキャナ
及びX線透視装置を機能的に備えたX線診断システムの
概略構成図であり、図2は、そのX線診断システムの電
気回路構成を概略的に示すブロック図である。
【0022】図1及び図2に示すX線診断システム1
は、X線透視装置2(ここでは、そのその透視本体のみ
を指す)、X線CTスキャナ3(ここでは、そのガント
リ部分を指す)、並びに透視装置2及びX線CTスキャ
ナ3の両方に共通の構成要素である寝台部4、コンソー
ル5、モニタ6および入力装置7を備えている。寝台部
4は、寝台4Aと寝台制御部4Bとを備える。
【0023】寝台4Aの上面には、その長手方向(通
常、患者の体軸方向に相当する)にスライド可能に支持
された状態で天板4aが配設され、この天板4a上に被
検体である患者Pを載置可能になっている。寝台4Aの
周りには、その天板4aのスライドストロークの範囲内
において、この寝台4Aを共有するX線透視装置2とX
線CTスキャナ3とが適宜に離間して配置されている。
これにより、天板4aのスライドにより、X線透視装置
2及びX線CTスキャナ3間で自在に患者を搬送でき
る、機能的に複合的なX線診断システム1が形成されて
いる。
【0024】上記天板4aのスライドは、電動モータに
より代表される寝台駆動部4bの作動によって行なわれ
る。この寝台駆動部4bには、その駆動量から天板4a
のスライド量を検出するスライドセンサ4cが設置され
ている。このセンサ4cの検出信号は寝台制御部4Bに
送られる。
【0025】寝台制御部4Bは、後述するコンソール5
のCPUからの制御に応じて寝台駆動部4bを制御する
回路を備え、この回路の主要部として例えばコンピュー
タ回路を搭載している。この寝台制御部4Bは、コンソ
ール5のCPUから指令されたスライド値(目標値)
と、スライドセンサ4cが検出した現在のスライド位置
を表す検出値(実際値)とに基づいて寝台駆動部4bの
駆動を制御する機能を有する。なお、この寝台部4で
は、寝台4Aの高さも制御可能になっている。
【0026】X線透視装置2は図1に示すように、支持
部10を介して例えば天井から吊設されたCアームやΩ
アーム等の屈曲アーム(本実施形態ではCアームとして
説明する)11を備える。このCアーム11の一端には
X線管12を、もう一端にはI.I.及びコントラスト
分解能の高いTVカメラを有するI.I./TV系(撮
像部)13を夫々配設している。これにより、X線管1
2と撮像部13とが対向して配置され、Cアーム11全
体を適宜に位置決めすることで両者が寝台4(患者P)
を挟んで対向する。
【0027】このX線透視装置2において、支持部10
は、少くともCアーム11全体をX,Y,Z軸方向に3
次元的に移動自在になっている(この座標系は天板4a
の長手方向をZ軸とした直交座標系)。つまり、支持部
10の天井取付け部10aにより天井に対してY−Z面
内で2次元的に移動可能であり、またその支柱部10b
によりX(高さ)方向に移動可能になっている。天井取
付け部10aには、その2次元の移動方向および移動量
を検出する移動センサ10aaが設置されている。支柱
部10bには,その高さ方向の移動量を検出する移動セ
ンサ10baが設置されている。これらのセンサ10a
a,10baはエンコーダやポテンショメータを有して
構成され、デジタル量の移動情報を後述するコンソール
5のCPUに出力する。
【0028】このX線透視撮影は、所定の撮影位置にス
ライドさせた天板4a上の患者Pに対して、X線管12
からX線を曝射することにより行なわれる。曝射により
患者Pを透過したX線は、撮像部13のI.I.及びT
Vカメラによりアナログ量の透視画像として検出され
る。このアナログ透視画像は、撮像部13に接続された
A/D変換器14により、所定のピクセル数、ピクセル
サイズを有する高空間分解能のディジタルCR画像デー
タに変換され、後述するコンソール5のCPUに送られ
る。X線管12は高電圧発生器15に接続されている。
この高電圧発生器15は後述するコンソール5の高電圧
制御部に接続されている。ここでは、上記A/D変換器
14もX線透視装置2の一コンポーネントを成すとして
いるが、このA/D変換器は後述するコンソールに設置
する構成であってもよい。
【0029】このX線透視装置2からコンソール5のC
PUに送られる画像データは、上述したようにディジタ
ル画像データである。つまり、ピクセルサイズが予め定
められているため、このディジタル画像上の位置は、基
準となるピクセルからの距離により指定、認識可能であ
る。つまり、CR画像データには、元来、そのCR画像
上の位置特定情報が含まれている。例えば、M×Mのピ
クセルサイズ(マトリクスサイズ)において、図3に示
すように、最左上のピクセルを(1,1)とし、このピ
クセル(1,1)を基準とすれば、CR画像データ上の
位置は、この基準ピクセル(1,1)からの行方向ある
いは列方向のピクセル数(あるいは、このピクセル数×
ピクセルサイズ=距離)により全て表すことができる。
したがって、1フレームのCR画像全体が被検体内のど
の絶対位置に在るかを認識しておけば、CR画像上の特
定部位(1個または複数個のピクセル)の位置を被検体
に対して絶対的に指定できる。
【0030】一方、X線CTスキャナ3は、例えばR/
R(Rotate Rotate )方式で駆動するように構成されて
いる。すなわち、スキャナ3は、ガントリ19を備え、
このガントリ19には、その撮影用の略円筒状の開口部
を挟んで対向配置したX線管20及びX線検出器21を
備えている。開口部には、患者Pを載せた天板4aがス
ライドしてくる。
【0031】X線CTスキャナ3によるスキャンは、次
のように行なわれる。すなわち、患者Pの撮影スライス
位置をガントリ19のスリット状のX線曝射位置に合わ
せる。そして、X線管20からX線ビームを患者Pに照
射し、その状態でX線管20及びX線検出器21を、ガ
ントリ移動機構22の駆動により一体に例えば360度
回転させる。この回転駆動は、コンソール5からの指令
を受けたガントリ制御部23によって制御される。この
ガントリ制御部は例えばCPUを搭載して構成される。
なお、X線管20は高電圧発生器25に接続され、この
高電圧発生器が後述するコンソール5の高電圧制御部に
接続されている。
【0032】この回転中に、X線検出器21では、患者
Pの撮影スライス位置を透過したX線(X線強度分布)
が一定角度毎にX線データ(X線強度に比例した電流デ
ータ)として検出される。X線検出器21で検出された
X線データは、データ収集部(DAS;Data Acquisiti
on System )24によりA/D変換処理、信号増幅処理
等の前処理が施され、各スライス毎の投影データとして
収集される。この投影データはコンソール5の画像再構
成部に送られる。
【0033】コンソール5は図2に示すように、システ
ム全体の制御を担うCPU30、このCPU30に接続
されたメモリ31および対話表示部32、ならびに画像
再構成部33を備える。コンソール5はまた、透視側お
よびスキャナ側の個別の高電圧制御部34、35を備え
る。
【0034】この内、CPU30は、X線透視装置2の
A/D変換器14、センサ10aa,10baに接続さ
れ、また対話表示部32、メモリ31、高電圧制御部3
4、35とも接続されている。ガントリ制御部23、寝
台制御部4Bとも接続されている。CPU30は一例と
して、図4の処理を実行する。すなわち、CPU30
は、X線透視装置2からCR画像の画像データおよびセ
ンサ10aa,10baの検出信号を読み込み、必要な
処理を行う。また、対話制御部32との間で必要な情報
の交信を行う。さらに、寝台制御部4Bおよびガントリ
制御部23を制御するとともに、寝台制御部4Bが中継
した天板4aのスライド位置信号を必要に応じて入力す
る。さらに、メモリ31との間で画像データなどの格納
および読出しを行う。
【0035】画像再構成部33は、データ収集部24に
より収集された投影データを読み込み、例えばコンボリ
ューションバックプロジェクション演算等が行なって、
スライス位置毎の断層像を再構成するようになってい
る。画像再構成部33には、対話表示部32と、再構成
した断層像の画像データを記憶するメモリ31とが接続
されている。なお、画像再構成部33は、コンソール側
ではなく、X線CTスキャナ3側のユニットして組み込
む構成も可能である。
【0036】対話表示部32は、モニタ6および入力装
置7に接続され、このモニタ(表示系)および入力装置
(入力系)とCPU30(他の処理系)との間でインタ
ーフェースの機能を果たすようになっている。この対話
制御部32は詳細には、CPUを内蔵しており、入力装
置7から入力された数値データや位置データ等をCPU
30が処理可能なデータに変換して当該CPU30に送
る処理、画像再構成部33あるいはメモリ31から送ら
れてきた再構成画像の表示順序を設定する処理などを実
行する。
【0037】モニタ5は、X線透視像及び再構成画像の
表示に使用される。入力装置7は、例えばキーボード、
マウス等で構成され、術者からこのX線診断システム1
全体に対して種々の情報を入力可能になっている。
【0038】次に、このX線診断システム全体の動作例
を、図4を参照して説明する。
【0039】最初に、X線CTスキャナ3の撮像に必要
なスキャン計画が同図のステップS1〜S4の処理を介
して立てられる。
【0040】まず、CPU30はX線透視装置2による
CR像の撮影を指示する(ステップS1)。具体的に
は、スライス位置、スキャンピッチ等を決定するため、
患者Pの病変部を含むCR像の撮影が透視側の高電圧制
御部34および寝台制御部4Bに指示される。この指示
に応答して、寝台制御部4Bは、スライドセンサ4cに
より検出されるスライド位置情報に基づき寝台駆動部4
bを駆動制御して、天板4aをX線透視撮影のための所
定撮影位置(少くとも、透視撮影範囲に病変部が含まれ
る位置)に患者P(天板4a)を位置決めする。この状
態で、高電圧制御部34は高電圧発生器15に曝射指令
信号を送り、上述した透視撮影を実行させる。この透視
撮影により得られた病変部を含むCR画像データは、A
/D変換器14からCPU30に送られる。
【0041】また、このステップS1において、CPU
30は、スライドセンサ4cおよび/または移動センサ
10aa,10baの検出信号に基づいて、X線透視を
行ったときの、被検体の所定基準位置(例えば頭頂部、
OMライン)からのCR画像のZ軸方向の距離(被検体
に対する絶対距離)を求め、記憶する。
【0042】次いで、CPU30は透視撮影したCR画
像を表示する(ステップS2)。具体的には、CPU3
0は、送られてきたCR画像データを内部メモリに記憶
するとともに、当該CR画像データに対し所要のディジ
タル画像処理を施し、画像処理されたCR画像データを
対話表示部32を介してモニタ6に送る。この結果、モ
ニタ6には、従来のスキャノ像に比べて高い空間分解能
の患者Pの病変部を含むCR像が例えば、図5のように
表示される。
【0043】次いで、CPU30は、対話制御部32に
スキャン計画データの収集を指示する(ステップS
3)。術者はモニタ31に表示されたCR像を見なが
ら、病変部の大きさ、位置等を目視で認識し、スキャン
計画を立てる。具体的には、術者は、CR像を参照しな
がら、入力装置7のキーボードやマウスを操作し、スキ
ャンピッチやスライス数、スライス位置情報(スライス
開始位置、スライス終了位置等)等を入力する。入力装
置7から指定(入力)されたスライス位置情報、スキャ
ンピッチ等を含むスキャン計画データは、対話表示部3
2を介してCPU30に送られる。
【0044】このスキャン計画において、スライス位置
情報として、例えば図5に示すように、CR像上の体軸
方向に直交するスライスラインL1(スライス開始位
置)及びスライスラインL2(スライス終了位置)を、
例えば入力装置7のマウス等を操作して入力する。
【0045】次いで、CPU30は、CR像上で指定し
たスライス位置の実距離データへの変換を行う(ステッ
プS4)。具体的には、CPU30は、送られてきたス
ライス位置情報、スキャンピッチ等を含むスキャン計画
データを読み込み、記憶する。これと伴に、そのスキャ
ン計画データの内のスライス位置情報を、内部メモリに
記憶されたCR画像データを参照して、基準ピクセルか
らのピクセル数データ(あるいは距離データ(ピクセル
数×ピクセルサイズ))に変換する。これにより、本実
施形態では、スライス開始位置L1が基準ピクセルから
距離データm(mm)、スライス終了位置L2が基準ピク
セルから距離データn(mm)に変換される。さらに、こ
の変換処理にあっては、透視撮影時にスライドセンサ4
cにより検出し記憶していたスライド値に基づく被検体
のZ軸方向のCR画像の絶対位置データを距離データ
n,mに加算する。これにより、距離データn,mは被
検体に対して絶対的なスライス開始および終了位置を表
すことになる。
【0046】次いで、CPU30はさらに、変換した距
離データn,mを補正して、微調整を図る(ステップS
5)。
【0047】この補正の趣旨は以下のようである。変換
したままの距離データn,mに応じてスライス位置を制
御するということは、I.I.のX線入射面の高さ位置
においてスライス位置を変えることと等価である。しか
し、実際には、X線源から曝射されるX線ビームはスラ
イス方向(Z軸方向)で図6に示す如く、コーン状に広
がっているから、X線ビームの中心軸以外の被検体の実
際のスライス位置とCR像上で指定したスライス位置に
は多少のずれが発生する。例えば図6の場合、病変部D
Sに関するスライス位置のずれはΔzとなる。
【0048】病変部の高さ(X軸方向の位置)は個々に
異なるが、その高さはガントリ回転中心の高さにおよそ
等しいと見做すことができる。すなわち、図6の例の場
合、病変部に関するずれΔzは、ガントリ回転中心Oの
高さに関するずれΔz′におよそ等しいと見做す。
【0049】そこで、本実施形態ではその妥協的で且つ
現実的な高さ位置として、ガントリの回転中心Oを採用
し、距離データn,mを回転中心Oの高さにおけるスラ
イス位置に対応した距離データn′,m′に換算する。
この補正換算は、予め記憶しているジオメトリ・データ
(X軸方向における寝台(天板)の高さ位置、ガントリ
の回転中心の高さ位置、X線源およびI.Iの高さ位置
など)に基づいて実行される。
【0050】次いで、CPU30は、スキャン計画デー
タに基づいてX線CTスキャナ3を作動させてCTスキ
ャン撮影を実行する(ステップS6〜S10)。
【0051】すなわち、最初にCPU30は、寝台制御
部4Bに天板移動指令を送る。寝台制御部4Bは、求め
られた距離データm′及びセンサ4cにより逐一検出さ
れる天板4aの位置データを参照しながら寝台駆動部4
bを駆動制御して、ガントリ19のスライス位置が、C
R画面上で指定したスライス開始位置L1に一致するよ
うに当該天板4aをスライドさせる(ステップS6)。
【0052】続いて、CPU30は、指定したスキャン
ピッチ等のスキャン計画データに基づいて、ガントリ制
御部23を介してガントリ19を駆動制御し、当該スラ
イス開始位置L1のスキャン撮影を実行する(ステップ
S7)。
【0053】この後、CPU30は、次に撮影すべきス
ライス面が残っているか否かを、計画したスライス枚数
を参照して判断する(ステップS8)。未だ撮影スライ
ス面が残っている場合、CPU30は、寝台制御部4B
に再度、天板移動指令を送る。これにより寝台制御部4
Bは、センサ4cにより検出される天板4aの位置デー
タを参照しながら寝台駆動部4bを駆動制御して、天板
4aをスキャンピッチ分だけスライドさせる(ステップ
S9)。次いで、同様に、新しいスライス面でスキャン
が実行される(ステップS10)。
【0054】このステップS8〜S10の処理は、求め
た距離データn′に対応したスライス終了位置L2にお
いてスキャン撮影が実行されるまで繰り返される。
【0055】この結果、DAS23を介してスライス開
始位置L1〜スライス終了位置L2間の各スライス面の
投影データが収集される。そこで、CPU30は画像再
構成部33にスキャン終了を知らせると、画像再構成部
33は各スライス面の断層像を再構成する(ステップS
11)。この再構成画像は、対話表示部32を介してモ
ニタ31により順次表示される(ステップS12)。
【0056】以上述べたように、本実施形態によれば、
従来のスキャノ像よりも格段に高い空間分解能のCR像
を見ながら病変部の位置及び大きさ等を的確に把握し、
その病変部の位置及び大きさ等からスライス位置、スキ
ャンピッチ等のスキャン計画データを設定できる。そし
て、そのスキャン計画データをオンラインのままX線C
Tスキャナ3側に使用する。これにより、X線CTスキ
ャナ3によりスキャン撮影を実行することができる。つ
まり、X線透視装置により撮影された高分解能のCR像
に基づいてスライス位置を含むスキャン計画データを設
定し、この設定データに基づいてスライス位置(スライ
ス開始位置、スライス終了位置)を設定できる訳であ
る。この結果、スライス位置を正確且つ短時間に、しか
も操作性良く位置決めすることができる。これにより、
患者スループットも向上する。
【0057】また、上述したように、X線透視装置によ
るCR像撮影は瞬時に行なわれ、従来のスキャノ像撮影
のように寝台(天板)をスライドさせる必要無いため、
血液等の動きの速い部位も正確にとらえることができ
る。この点からもスライス位置設定の高精度化、短時間
化に貢献できるとともに、患者の曝射量も従来のスキャ
ノ像を使用する場合に比べて著しく軽減する。
【0058】なお、本実施形態では、CR像を用いてス
キャン計画を立てる場合について説明したが、本発明の
態様は、これに限定されるものではなく、例えば、次の
ような第2実施形態にも用いることができる(図7参
照)。図7のフローチャートは、この第2実施形態にお
けるCPU30を中心とした制御系が共同して実施する
処理の概略を示す。
【0059】予め病変部を含む所定の領域の複数枚の断
層像(スライス画像)をX線CTスキャナ3により撮影
し、そのときのスライス面のZ軸方向の位置(この位置
そのものも上述した本発明の位置決めに従って決められ
る)をインデックスとしてメモリ31に記憶させておく
(図7、ステップS20)。この状態を確保した、また
は確保してある状態で、上述した実施形態のときと同様
に、X線透視撮影装置2により病変部を含むCR像を撮
影し、モニタ6に表示させる(ステップS21)。
【0060】このとき、医師などがモニタ6に表示され
たCR像を見ながら、所望のスライス位置を、入力装置
7のキーボードやマウスを操作して入力する(ステップ
S22)。この入力データは、上述したように、対話表
示部32を介してCPU30に送られる。CPU30
は、送られてきたスライス位置データに基づいてメモリ
31に記憶された複数枚の断層像を参照し、対応するス
ライス位置の断層像(一致するスライス位置が無い場合
は、最も隣接するスライス位置の断層像)を読み出し
て、対話表示部32を介してモニタ6に送る(ステップ
S23)。この結果、モニタ6には、CR像上で指定し
たスライス位置の断層像が表示される(ステップS2
4)。
【0061】すなわち、第2実施形態によれば、CR像
で指定した所望スライス位置の断層像を簡単且つ自動的
にモニタに表示させることができる。これは各種表示に
有効である。例えば、上述したステップS20の処理が
体内に抗癌剤を埋める前および抗癌剤を埋めた後の2組
の断層像群であるとすると、ステップS21〜S24の
処理を実行することで、同一の指定スライス面の抗癌剤
埋設前後の断層面を読み出すことができ、これをモニタ
に分割/比較表示させることができる。これにより、抗
癌剤の効き目を比較検討し易くなる。
【0062】本発明ではさらに、別の実施形態が提案さ
れる。従来から提案されているシステムの1つに、IV
R(インターベンショナルラジオロジ;Interventional
Radiology)−CTと呼ばれる、CT撮影をしながら治
療を行なうX線CTスキャナと循環器系X線TV装置
(以下、単にアンギオ装置という)とを組み合わせたシ
ステム(IVR−CT/アンギオシステム)がある。こ
のシステムでは、例えば血管造影法による造影剤の注入
等に用いられるカテーテルの血管への挿入は、アンギオ
装置によるX線TV透視像と、X線CTスキャナによる
断層像とを参照しながら行なわれている。
【0063】しかしながら、上記システムは、単にアン
ギオ装置及びX線CTスキャナを隣接して配置し、それ
ぞれで別個に撮影された透視像及び断層像を参照するこ
とが行なわれているのみであり、アンギオ装置及びX線
CTスキャナ間でスライス位置情報等をやりとりするこ
とは無く、そのため、X線CTスキャナで撮影したい
(断層像を取得したい)スライス位置を位置決めするの
に相当の時間を要していた。
【0064】本発明はこのようなX線TV透視系とX線
CTスキャナ系とを組み合わせたシステムには全て適用
可能であり、上述したIVR−CT/アンギオシステム
においても適用できる。すなわち、X線透視装置で撮影
されたCR像を見ながら、互いに重合しながら複雑に走
行する血管やカテーテルの位置関係を把握するのに適し
たスライス位置情報を入力すると、このスライス位置情
報に基づいてIVR−CTで撮影されるスライス位置が
自動的に設定され、そのスライス位置の断層像が撮影さ
れる。したがって、従来のIVR−CT/アンギオシス
テムにおいて必要であったX線CTスキャナにおけるス
ライス位置の位置決め時間が大幅に低減される。
【0065】なお、本実施形態では、CR像を生成する
装置として、I.I./TV系の撮像部を有するX線透
視装置を用いたが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、例えば、イメージングプレートを用いたX線透視
装置等、その他のディジタル処理された透視像が得られ
る透視装置であれば、どのようなX線透視装置であって
もよい。
【0066】さらに、本実施形態のシステムでは、断層
像をCR像を表示したモニタに表示したが、別のモニタ
に表示してもよい。また、前記単一のモニタのモニタ画
面を区画して、CR像及び断層像を同時に表示させても
よい。なお、このような制御は、対話表示部により行な
われる。
【0067】さらに、本実施形態のシステムでは、前述
した図4のステップS4、S5の処理の順序は入れ替え
てもよい。すなわち、スライス開始位置L1およびスラ
イス終了位置L2を直ちに図6に基づき補正し、その後
に、距離データn,mに変換してもよい。
【0068】さらにまた、上記各実施形態では、X線透
視装置とX線CTスキャナとが予め統合された1つのシ
ステムとして提供されることが前提であるとして説明し
てきたが、場合によっては、X線透視装置とX線CTス
キャナとが分離して製造され、設置現場において統合的
に組み立てられるシステムにも同様に適用されるもので
ある。その場合、X線透視装置およびX線CTスキャナ
に共通の、制御装置(すなわち、コンソール、モニタ、
および入力装置の部分)および寝台部を含む構成要素は
X線透視装置またはX線CTスキャナのいずれに属して
いてもよい。
【0069】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のX線診断シ
ステム、撮影位置決め方法、およびX線スキャナによれ
ば、デジタル量の画素値から成る被検体のCR像を得る
X線透視装置と、被検体の断層像を得るX線CTスキャ
ナとを備え、CR像を使って被検体の断層撮影上の位置
情報を求め、その位置情報をX線透視装置とX線CTス
キャナとの間で共有させるようにしている。例えば、C
R像が生来的に有するピクセルの位置情報を使って所望
のスライス位置を決め、このスライス位置をオンライン
でX線CTスキャナに送ったり、また、そのスライス位
置でインデックス付けした画像を記憶しておいて、スラ
イス位置をオンラインで参照し、所望スライス位置の断
層像を読み出すなどの構成が採られる。
【0070】これにより、X線CTスキャナの断層撮影
に必要なスライス位置情報を、その断層撮影のみなら
ず、撮影後の読影時のインデックスとしても使用するな
ど、スライス位置情報の使用多角化・有効利用を図るこ
とができる。とくに、X線CTスキャナのスライス位置
の位置決めを、X線被爆量を著しく低減させ、正確かつ
短時間に、および操作性良く行うことができる。この結
果、精度の良い位置決めによって必要とする部位の断層
像を確実且つ迅速に確保でき、またオペレータにとって
は、位置決めのやり直しが殆ど無くなるなどのことか
ら、操作上の労力も著しく軽減でき、さらに、患者スル
ープットも向上させることができる、という効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係わるX線診断システ
ムの全体構成を概略的に示す図。
【図2】本発明の第1実施形態に係わるX線診断システ
ムの回路的なシステム構成を概略的に示すブロック図。
【図3】CR像における基準ピクセルを概念的に示す
図。
【図4】CTスキャン計画及び計画されたスキャン実行
に伴うX線診断システム全体の処理の一例を示す概略フ
ローチャート。
【図5】CR像上で指定されたスライス開始位置及びス
ライス終了位置とそれらの基準ピクセルからの距離とを
模式的に示す図。
【図6】CR像を使って決めたスライス位置と病変部と
の対軸方向の位置関係を説明する図。
【図7】本発明の第2の実施形態におけるX線診断シス
テム全体の処理の一例を示す概略フローチャート。
【図8】(a)は、スキャノ像上で決定されたスライス
位置Aを模式的に示す図、(b)は、スライス位置Aの
断層像を模式的に示す図。
【符号の説明】
1 X線診断システム 2 X線透視装置 3 X線CTスキャナ 4 寝台部 4A 寝台 4B 寝台制御部 4a 天板 4b 寝台駆動部 4c センサ 5 コンソール 6 モニタ 7 入力装置 10 支持部 10aa,10ba センサ 11 Cアーム 12 X線管 13 撮像部 14 A/D変換器 19 ガントリ 20 X線管 21 X線検出器 22 ガントリ駆動機構 23 ガントリ制御部 24 データ収集部 30 CPU 31 メモリ 32 対話表示部 33 画像再構成部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体をX線で透視することに伴う透過
    X線からデジタル量の画素値から成るCR像を得るX線
    透視装置と、前記被検体の断層像を得るX線CTスキャ
    ナと、前記X線透視装置および前記X線CTスキャナの
    動作を制御する共通の制御装置とを備え、 前記制御装置は、前記CR像を使って前記被検体の断層
    撮影の位置情報を取得する取得手段と、前記位置情報を
    前記X線透視装置と前記X線CTスキャナとの間で共有
    させる共有化手段とを備えたことを特徴とするX線診断
    システム。
  2. 【請求項2】 前記取得手段は、前記CR像を使って前
    記被検体の前記X線CTスキャナによるスライス位置を
    前記位置情報として求める手段であり、前記共有化手段
    は、前記スライス位置を前記X線CTスキャナに与える
    手段である請求項1記載のX線診断システム。
  3. 【請求項3】 前記X線透視装置は、前記X線を照射す
    るX線源と、前記透過X線を検出する撮像ユニットと、
    この撮像ユニットの出力信号をデジタル量に変換する変
    換器と、この変換器の出力信号を前記CR像として表示
    するモニタとを備えた請求項2記載のX線診断システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記取得手段は、前記モニタに表示され
    た前記CR像上の所望位置を手動で指示する入力器と、
    この入力器を介して指示された前記所望位置から前記ス
    ライス位置を設定する設定手段とを備えた請求項3記載
    のX線診断システム。
  5. 【請求項5】 前記設定手段は、前記CR像全体の被検
    体内における絶対的位置を示す位置情報と当該CR像の
    画素がこのCR像内で固有的に有する位置情報とに基づ
    いて前記スライス位置を設定する手段である請求項5記
    載のX線診断システム。
  6. 【請求項6】 前記設定手段は、前記設定したスライス
    位置を前記X線CTスキャナのガントリの回転中心の位
    置の高さに合わせて補正する補正手段を備えた請求項5
    記載のX線診断システム。
  7. 【請求項7】 前記設定手段は、前記CR像全体の被検
    体内における絶対的位置を示す位置情報、前記CR像の
    画素がこのCR像内で固有的に有する位置情報、および
    前記X線CTスキャナのガントリの回転中心の高さ情報
    に基づいて前記スライス位置を設定する手段である請求
    項4記載のX線診断システム。
  8. 【請求項8】 前記X線透視装置および前記X線CTス
    キャナは、前記被検体を載せる寝台を共有する構造を有
    する請求項1乃至7のいずれか一項に記載のX線診断シ
    ステム。
  9. 【請求項9】 前記X線CTスキャナは、複数枚の前記
    断層像を前記スライス位置をインデックスとして記憶し
    ている記憶装置を備えるとともに、 前記共有化手段は、前記演算手段により求められた前記
    スライス位置に対応した断層像を前記記憶手段の複数枚
    の断層像の中から検索する検索手段と、この検索手段が
    検索した前記断層像を表示する表示手段とを備えた請求
    項2記載のX線診断システム。
  10. 【請求項10】 X線透視装置とX線CTスキャナとを
    統合したX線診断システムにおける撮影位置決め方法で
    あって、 前記X線透視装置を使って、被検体をX線で透視して得
    た透過X線からデジタル量の画素値から成るCR像を生
    成し、 そのCR像を使って前記被検体の断層撮影の所望位置を
    決め、 この所望位置を前記X線CTスキャナに与える、ことを
    特徴とした撮影位置決め方法。
  11. 【請求項11】 被検体の断層像をスライス位置毎に得
    るX線CTスキャナにおいて、 前記被検体をX線で透視することに伴う透過X線からデ
    ジタル量の画素値で成るCR像を使用して得たスライス
    位置の情報を外部から受け取る受取り手段と、この受け
    取ったスライス位置でX線断層撮影を行う撮影手段とを
    備えたことを特徴とするX線CTスキャナ。
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