JPH09276367A - 冷凍バッグ - Google Patents
冷凍バッグInfo
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- JPH09276367A JPH09276367A JP8086767A JP8676796A JPH09276367A JP H09276367 A JPH09276367 A JP H09276367A JP 8086767 A JP8086767 A JP 8086767A JP 8676796 A JP8676796 A JP 8676796A JP H09276367 A JPH09276367 A JP H09276367A
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- Japan
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- blood
- chamber
- bag
- frozen
- component
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-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01N—PRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
- A01N1/00—Preservation of bodies of humans or animals, or parts thereof
- A01N1/10—Preservation of living parts
- A01N1/14—Mechanical aspects of preservation; Apparatus or containers therefor
- A01N1/146—Non-refrigerated containers specially adapted for transporting or storing living parts whilst preserving
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Dentistry (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Zoology (AREA)
- Environmental Sciences (AREA)
- Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
- External Artificial Organs (AREA)
- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 末梢血、胎児の肝臓、骨髄、ヒト胎児または
新生児の臍帯および胎盤から得た血液またはその血液成
分を本発明の冷凍バッグに冷凍保存することによって、
外部から冷凍バッグ中に菌の混入の恐れがなく、分離操
作による大量の細胞の損失を防止すること。 【解決手段】 大きい容積の第1室1と小さい容積の第
2室2とからなり、2室の間は少なくとも1の連通路
3、4が設けられてなり、第1室1と第2室2とが引き
離される際に、連通路3、4が密封されて第1室1と第
2室2との間の連通が閉止されて引き離される冷凍バッ
グ
新生児の臍帯および胎盤から得た血液またはその血液成
分を本発明の冷凍バッグに冷凍保存することによって、
外部から冷凍バッグ中に菌の混入の恐れがなく、分離操
作による大量の細胞の損失を防止すること。 【解決手段】 大きい容積の第1室1と小さい容積の第
2室2とからなり、2室の間は少なくとも1の連通路
3、4が設けられてなり、第1室1と第2室2とが引き
離される際に、連通路3、4が密封されて第1室1と第
2室2との間の連通が閉止されて引き離される冷凍バッ
グ
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、末梢血、胎児の肝
臓、骨髄、ヒト胎児または新生児の臍帯および胎盤から
得た血液またはその血液成分を冷凍して幹細胞および前
駆細胞に分離するための冷凍バッグである。
臓、骨髄、ヒト胎児または新生児の臍帯および胎盤から
得た血液またはその血液成分を冷凍して幹細胞および前
駆細胞に分離するための冷凍バッグである。
【0002】
【従来の技術】末梢血、胎児の肝臓、骨髄、ヒト胎児ま
たは新生児の臍帯および胎盤から採取された血液は、造
血幹細胞と前駆細胞が多く含むまれていることから、遺
伝子治療、骨髄移植治療、自己血輸血、培養血液製剤な
どで、著しい治療効果があることが認められている。造
血幹細胞は血中を循環するリンパ球や血小板等の細胞に
なる前の前駆細胞の一種であり自己複製能を有してい
る。幹細胞は骨髄、脾臓および血液の有核細胞中での構
成割合は少ないが、臍帯血中には成人体内よりも高いレ
ベルで存在していることが分かっていた。特に、臍帯血
は骨髄液とは異なり採取が容易なこと、細菌やウイルス
感染の可能性が少ないこと、さらに骨髄液中の成人の免
疫細胞に比べて移植した細胞が患者の組織を攻撃する移
植片対宿主病(GVHD)などの合併症が起きにくいと
いう利点を有している。
たは新生児の臍帯および胎盤から採取された血液は、造
血幹細胞と前駆細胞が多く含むまれていることから、遺
伝子治療、骨髄移植治療、自己血輸血、培養血液製剤な
どで、著しい治療効果があることが認められている。造
血幹細胞は血中を循環するリンパ球や血小板等の細胞に
なる前の前駆細胞の一種であり自己複製能を有してい
る。幹細胞は骨髄、脾臓および血液の有核細胞中での構
成割合は少ないが、臍帯血中には成人体内よりも高いレ
ベルで存在していることが分かっていた。特に、臍帯血
は骨髄液とは異なり採取が容易なこと、細菌やウイルス
感染の可能性が少ないこと、さらに骨髄液中の成人の免
疫細胞に比べて移植した細胞が患者の組織を攻撃する移
植片対宿主病(GVHD)などの合併症が起きにくいと
いう利点を有している。
【0003】従来の臍帯血の採取は、臍の緒を切断して
子宮収縮を利用して回収するか、臍帯血管や胎盤血管へ
針または挿入管を導入して、落差を利用した重力による
自然落下や、シリンジなどの吸引力により容器への回収
を行っていた。そして血液を良好な状態で保存するため
に血液保存液を注入しているが、臍帯血は個々の臍帯/
胎盤により採取血液量が異なるため、回収血液量ごとに
血液保存液の量を算出し、定量した血液保存液を前記血
液回収容器中に注入しなければならず、操作が非常に煩
雑であった。また、採取された臍帯血は血液成分に分離
する過程で大量の細胞が損失するので、臍帯血全量にジ
メチルスルホキシドのような凍結防止剤液を加えて液体
窒素で冷凍保存し、移植に際して融解することが行われ
ている。造血幹細胞および前駆細胞は患者の造血システ
ム再建のための移植や遺伝子治療操作等に際して受血者
に注入されるが、冷凍保存されたどの血液が受血者とHL
A適合しているか否かを予め確認しておく必要がある。
子宮収縮を利用して回収するか、臍帯血管や胎盤血管へ
針または挿入管を導入して、落差を利用した重力による
自然落下や、シリンジなどの吸引力により容器への回収
を行っていた。そして血液を良好な状態で保存するため
に血液保存液を注入しているが、臍帯血は個々の臍帯/
胎盤により採取血液量が異なるため、回収血液量ごとに
血液保存液の量を算出し、定量した血液保存液を前記血
液回収容器中に注入しなければならず、操作が非常に煩
雑であった。また、採取された臍帯血は血液成分に分離
する過程で大量の細胞が損失するので、臍帯血全量にジ
メチルスルホキシドのような凍結防止剤液を加えて液体
窒素で冷凍保存し、移植に際して融解することが行われ
ている。造血幹細胞および前駆細胞は患者の造血システ
ム再建のための移植や遺伝子治療操作等に際して受血者
に注入されるが、冷凍保存されたどの血液が受血者とHL
A適合しているか否かを予め確認しておく必要がある。
【0004】
【発明が解決しょうとする課題】本発明は上記事情に鑑
みてなされたもので、末梢血、胎児の肝臓、骨髄、ヒト
胎児または新生児の臍帯および胎盤から得た血液または
その血液成分を冷凍保存するに際して、該血液またはそ
の血液成分を2室に分離された冷凍バッグに注入し、一
方の室にはテスト用の血液またはその血液成分が冷凍保
存され、他方の室には受血者に注入される血液またはそ
の血液成分が冷凍保存されることによって、菌の混入の
恐れがなく、分離操作による大量の細胞の損失を防止す
る血液または血液成分から幹細胞および前駆細胞に分離
する冷凍バッグを提供することである。
みてなされたもので、末梢血、胎児の肝臓、骨髄、ヒト
胎児または新生児の臍帯および胎盤から得た血液または
その血液成分を冷凍保存するに際して、該血液またはそ
の血液成分を2室に分離された冷凍バッグに注入し、一
方の室にはテスト用の血液またはその血液成分が冷凍保
存され、他方の室には受血者に注入される血液またはそ
の血液成分が冷凍保存されることによって、菌の混入の
恐れがなく、分離操作による大量の細胞の損失を防止す
る血液または血液成分から幹細胞および前駆細胞に分離
する冷凍バッグを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は大き
い容積の第1室と小さい容積の第2室とからなり、2室
の間は少なくとも1の連通路が設けられてなる冷凍バッ
グである。また、本発明は前記冷凍バッグにおいて、血
液またはその血液成分、および凍結防止剤との混合物が
供給される導入口部と、冷凍保存された後の血液成分お
よび凍結防止剤との混合物を他の容器に移行させるため
の第1出口部が設けられた第1室と、第2出口部が設け
られた第2室とからなる冷凍バッグである。更に、本発
明は前記冷凍バッグにおいて、第1室と第2室とが引き
離される際に、連通路が密封されて第1室と第2室との
間の連通が閉止されてなる冷凍バッグである。更にま
た、本発明は前記冷凍バッグにおいて、血液が全血であ
る冷凍バッグである。また、本発明は前記冷凍バッグに
おいて、血液成分が白血球成分である冷凍バッグであ
る。
い容積の第1室と小さい容積の第2室とからなり、2室
の間は少なくとも1の連通路が設けられてなる冷凍バッ
グである。また、本発明は前記冷凍バッグにおいて、血
液またはその血液成分、および凍結防止剤との混合物が
供給される導入口部と、冷凍保存された後の血液成分お
よび凍結防止剤との混合物を他の容器に移行させるため
の第1出口部が設けられた第1室と、第2出口部が設け
られた第2室とからなる冷凍バッグである。更に、本発
明は前記冷凍バッグにおいて、第1室と第2室とが引き
離される際に、連通路が密封されて第1室と第2室との
間の連通が閉止されてなる冷凍バッグである。更にま
た、本発明は前記冷凍バッグにおいて、血液が全血であ
る冷凍バッグである。また、本発明は前記冷凍バッグに
おいて、血液成分が白血球成分である冷凍バッグであ
る。
【0006】末梢血、胎児の肝臓、骨髄、ヒト胎児また
は新生児の臍帯および胎盤から得た血液またはその血液
成分をバッグに注入した後凍結防止剤を添加する。次
に、この凍結防止剤入り血液または血液成分を冷凍バッ
グに移行させて液体窒素中で冷凍して保存する。その
後、第1室と第2室との間を連結する連通路を閉鎖して
第1室と第2室とを分離し、第1室をそのまま冷凍保存
し第2室は取り出される。取り出された第2室は、凍結
防止剤を生理食塩水で洗浄して中味を希釈する。この希
釈液を遠心分離して沈降した幹細胞および前駆細胞を分
離して得る。その後、第2室2の血液または血液成分の
後処理で行ったと同様に、第1室に混合収容されている
凍結防止剤を洗浄して希釈し、その希釈液を遠心分離し
て沈降した幹細胞および前駆細胞を分離して得る。そし
て、この幹細胞および前駆細胞が受血者とHLA 適合して
いるか否かのテスト用資料として使用される。そして、
HLA 適合している受血者が見つかった場合、冷凍保存さ
れている第1室の血液または血液成分が使用される。
は新生児の臍帯および胎盤から得た血液またはその血液
成分をバッグに注入した後凍結防止剤を添加する。次
に、この凍結防止剤入り血液または血液成分を冷凍バッ
グに移行させて液体窒素中で冷凍して保存する。その
後、第1室と第2室との間を連結する連通路を閉鎖して
第1室と第2室とを分離し、第1室をそのまま冷凍保存
し第2室は取り出される。取り出された第2室は、凍結
防止剤を生理食塩水で洗浄して中味を希釈する。この希
釈液を遠心分離して沈降した幹細胞および前駆細胞を分
離して得る。その後、第2室2の血液または血液成分の
後処理で行ったと同様に、第1室に混合収容されている
凍結防止剤を洗浄して希釈し、その希釈液を遠心分離し
て沈降した幹細胞および前駆細胞を分離して得る。そし
て、この幹細胞および前駆細胞が受血者とHLA 適合して
いるか否かのテスト用資料として使用される。そして、
HLA 適合している受血者が見つかった場合、冷凍保存さ
れている第1室の血液または血液成分が使用される。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一例を図面に基づ
いて説明する。図1は本発明の一実施例を示す冷凍バッ
グの平面図であり、図2は採取した血液を血液成分に分
離して冷凍バッグに保存する血液バッグシステムの説明
図である。図中、1は第1室、2は第2室、3は上部連
通路、4は下部連通路、5はチュ−ブ、6はクランプ、
7は導入口部、8は第1出口部、9は第2出口部、10は
冷凍バッグ、11は採血針、13は親バッグ、15は第1子バ
ッグ、17は切換弁、19は第2子バッグ、22はロ−ラクラ
ンプを示す。
いて説明する。図1は本発明の一実施例を示す冷凍バッ
グの平面図であり、図2は採取した血液を血液成分に分
離して冷凍バッグに保存する血液バッグシステムの説明
図である。図中、1は第1室、2は第2室、3は上部連
通路、4は下部連通路、5はチュ−ブ、6はクランプ、
7は導入口部、8は第1出口部、9は第2出口部、10は
冷凍バッグ、11は採血針、13は親バッグ、15は第1子バ
ッグ、17は切換弁、19は第2子バッグ、22はロ−ラクラ
ンプを示す。
【0008】本発明の冷凍バッグを図1に従って説明す
る。本発明冷凍バッグは大きい容積の第1室1と小さい
容積の第2室2とからなり、2室の間は上部連通路3と
下部連通路4が設けられてなる。第1室1は、血液また
は血液成分、および凍結防止剤との混合物が供給される
導入口部7と、冷凍保存された後の血液または血液成
分、および凍結防止剤との混合物を他の容器に移行させ
るための第1出口部8とが設けられている。第2室2に
は、冷凍保存された後または冷凍保存される前の血液ま
たは血液成分、および凍結防止剤との混合物を他の容器
に移行させるための第2出口部9が設けられてなる。冷
凍バッグ材料としては、耐低温性のよいポリエチレン、
エチレン・酢酸ビニル共重合体、フッソ樹脂、ポリイミ
ド等が挙げられる。
る。本発明冷凍バッグは大きい容積の第1室1と小さい
容積の第2室2とからなり、2室の間は上部連通路3と
下部連通路4が設けられてなる。第1室1は、血液また
は血液成分、および凍結防止剤との混合物が供給される
導入口部7と、冷凍保存された後の血液または血液成
分、および凍結防止剤との混合物を他の容器に移行させ
るための第1出口部8とが設けられている。第2室2に
は、冷凍保存された後または冷凍保存される前の血液ま
たは血液成分、および凍結防止剤との混合物を他の容器
に移行させるための第2出口部9が設けられてなる。冷
凍バッグ材料としては、耐低温性のよいポリエチレン、
エチレン・酢酸ビニル共重合体、フッソ樹脂、ポリイミ
ド等が挙げられる。
【0009】本発明冷凍バッグの操作方法を説明する
と、末梢血、胎児の肝臓、骨髄、ヒト胎児または新生児
の臍帯および胎盤から得た血液またはその血液成分をバ
ッグ(図示せず)に注入した後凍結防止剤を添加して混
合する。この混合物をチュ−ブ5を介して導入口部7か
ら冷凍バッグの第1室1に注入する。混合物は冷凍バッ
グの第1室1から下部連通路4および上部連通路3を経
て第2室2に注入される。クランプ6でチュ−ブ10を密
閉しチュ−ブ10を溶断して冷凍バッグと他のバッグとを
切り離す。次いで、凍結防止剤と一緒に冷凍バッグ中に
収容された血液または血液成分は液体窒素中で極低温ま
で徐々に冷却され保存される。
と、末梢血、胎児の肝臓、骨髄、ヒト胎児または新生児
の臍帯および胎盤から得た血液またはその血液成分をバ
ッグ(図示せず)に注入した後凍結防止剤を添加して混
合する。この混合物をチュ−ブ5を介して導入口部7か
ら冷凍バッグの第1室1に注入する。混合物は冷凍バッ
グの第1室1から下部連通路4および上部連通路3を経
て第2室2に注入される。クランプ6でチュ−ブ10を密
閉しチュ−ブ10を溶断して冷凍バッグと他のバッグとを
切り離す。次いで、凍結防止剤と一緒に冷凍バッグ中に
収容された血液または血液成分は液体窒素中で極低温ま
で徐々に冷却され保存される。
【0010】冷凍バッグ中の血液または血液成分がどの
ような性質のものか確認するに際して、第1室1と第2
室2の間の上部連通路3および下部連通路4とをヒ−ト
シ−ルして第1室1と第2室2の間の連通を閉鎖し、第
1室1と第2室2の隙間を切断して第1室1と第2室2
とを切り離す。切り離された第2室2に収容されている
血液または血液成分は受血者とのHLA 適性が適合か否か
のテスト用に使用され、第1室1に収容されている血液
または血液成分は受血者用に使用されるために液体窒素
中で冷凍保存される。冷凍バッグ中の血液または血液成
分は冷凍保存する前に第1室1と第2室2とを切り離
し、第1室1と第2室2とを別々に冷凍保存してもよ
い。凍結防止剤としてはジメチルスルホキサイドが挙げ
られ、それをデキストランで50%希釈したものが好まし
い。
ような性質のものか確認するに際して、第1室1と第2
室2の間の上部連通路3および下部連通路4とをヒ−ト
シ−ルして第1室1と第2室2の間の連通を閉鎖し、第
1室1と第2室2の隙間を切断して第1室1と第2室2
とを切り離す。切り離された第2室2に収容されている
血液または血液成分は受血者とのHLA 適性が適合か否か
のテスト用に使用され、第1室1に収容されている血液
または血液成分は受血者用に使用されるために液体窒素
中で冷凍保存される。冷凍バッグ中の血液または血液成
分は冷凍保存する前に第1室1と第2室2とを切り離
し、第1室1と第2室2とを別々に冷凍保存してもよ
い。凍結防止剤としてはジメチルスルホキサイドが挙げ
られ、それをデキストランで50%希釈したものが好まし
い。
【0011】次いで、ある特定の冷凍バッグの血液また
は血液成分中の幹細胞および前駆細胞を使用することが
決まると、その幹細胞を含む冷凍バッグは例えば37℃水
浴中に浸漬されて、血液成分、特に白血球と幹細胞懸濁
物は融解されて固相から液相に相変換する。その後、白
血球を凍結する前に添加した凍結防止剤を洗浄して除去
する。凍結防止剤の洗浄には、等張液体を用いて行うの
が好ましく、希釈した後、その混合物を遠心分離して上
層を除去して沈降した幹細胞および前駆細胞を分離して
得る。なお、血液成分、特に白血球と幹細胞懸濁物を融
解後、このような白血球濃縮物をin vitroで培養すると
活性ある幹細胞および前駆細胞の数を増やすことができ
る。
は血液成分中の幹細胞および前駆細胞を使用することが
決まると、その幹細胞を含む冷凍バッグは例えば37℃水
浴中に浸漬されて、血液成分、特に白血球と幹細胞懸濁
物は融解されて固相から液相に相変換する。その後、白
血球を凍結する前に添加した凍結防止剤を洗浄して除去
する。凍結防止剤の洗浄には、等張液体を用いて行うの
が好ましく、希釈した後、その混合物を遠心分離して上
層を除去して沈降した幹細胞および前駆細胞を分離して
得る。なお、血液成分、特に白血球と幹細胞懸濁物を融
解後、このような白血球濃縮物をin vitroで培養すると
活性ある幹細胞および前駆細胞の数を増やすことができ
る。
【0012】図2は、末梢血、胎児の肝臓、骨髄、ヒト
胎児または新生児の臍帯および胎盤から得た血液を閉鎖
回路で血液成分に分離して冷凍バッグに保存する血液バ
ッグシステムの説明図である。注射針11を使用して血液
を採取し、CPD液のような凝血防止剤が収容された親
バッグ13にチュ−ブ12から注入される。親バッグ13に血
液を注入した後チュ−ブ12をクランプ23で密閉する。こ
の際、必要によりヒドロキシエチルデンプン、デキスト
ラン、ゼラチン、ポリエチレングリコ−ル、ポリビニル
ピロリドン等の赤血球凝集剤を親バッグ13に添加しても
よい。次いで、親バッグ13の血液を遠心分離器で遠心し
血漿と血球成分に分離する。親バッグ13の上澄液である
血漿をチュ−ブ14を経てチュ−ブクランプ22で流量を制
御しながら第1子バッグ15に移行させる。第1子バッグ
15に血漿を注入し終わると、親バッグ13と第1子バッグ
15との連結チュ−ブ14を溶断して親バッグ13を切り離
す。
胎児または新生児の臍帯および胎盤から得た血液を閉鎖
回路で血液成分に分離して冷凍バッグに保存する血液バ
ッグシステムの説明図である。注射針11を使用して血液
を採取し、CPD液のような凝血防止剤が収容された親
バッグ13にチュ−ブ12から注入される。親バッグ13に血
液を注入した後チュ−ブ12をクランプ23で密閉する。こ
の際、必要によりヒドロキシエチルデンプン、デキスト
ラン、ゼラチン、ポリエチレングリコ−ル、ポリビニル
ピロリドン等の赤血球凝集剤を親バッグ13に添加しても
よい。次いで、親バッグ13の血液を遠心分離器で遠心し
血漿と血球成分に分離する。親バッグ13の上澄液である
血漿をチュ−ブ14を経てチュ−ブクランプ22で流量を制
御しながら第1子バッグ15に移行させる。第1子バッグ
15に血漿を注入し終わると、親バッグ13と第1子バッグ
15との連結チュ−ブ14を溶断して親バッグ13を切り離
す。
【0013】次に、血漿成分を収容した第1子バッグ15
を遠心分離器で遠心し、沈降した白血球成分を第1子バ
ッグ15に残し、上層の血漿成分をチュ−ブ16、切換弁17
およびチュ−ブ18を経て第2子バッグ19に移行させる。
切換弁17としては、三方活栓、Y字管などが挙げられ
る。親バッグ13、第1子バッグ15および第2子バッグ19
の材料としては、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリ
エチレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・
α−オレフイン共重合体、ポリフルオロカ−ボン、ポリ
イミド等が挙げられる。引続き、第1子バッグ15に残っ
た白血球成分に凍結防止剤をゆっくりと時間をかけて添
加する。
を遠心分離器で遠心し、沈降した白血球成分を第1子バ
ッグ15に残し、上層の血漿成分をチュ−ブ16、切換弁17
およびチュ−ブ18を経て第2子バッグ19に移行させる。
切換弁17としては、三方活栓、Y字管などが挙げられ
る。親バッグ13、第1子バッグ15および第2子バッグ19
の材料としては、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリ
エチレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・
α−オレフイン共重合体、ポリフルオロカ−ボン、ポリ
イミド等が挙げられる。引続き、第1子バッグ15に残っ
た白血球成分に凍結防止剤をゆっくりと時間をかけて添
加する。
【0014】次に、第1子バッグ15に収容された凍結防
止剤入り白血球成分はチュ−ブ18、切換弁17およびチュ
−ブ5を経て冷凍バッグ10の中に収容される。凍結防止
剤入り白血球成分が冷凍バッグ10に注入が完了すると、
クランプ6でチュ−ブ5を密閉し、チュ−ブ5を溶断
し、冷凍バッグ10を他のバッグと切り離す。次いで、冷
凍バッグ10を液体窒素中で冷凍保存した後、冷凍バッグ
10を温水浴中に浸漬して白血球と幹細胞懸濁物を融解し
て固相から液相に相変換し、凍結防止剤を洗浄して希釈
する。その後、遠心分離して上層を除去して沈降した幹
細胞および前駆細胞を分離して得る。
止剤入り白血球成分はチュ−ブ18、切換弁17およびチュ
−ブ5を経て冷凍バッグ10の中に収容される。凍結防止
剤入り白血球成分が冷凍バッグ10に注入が完了すると、
クランプ6でチュ−ブ5を密閉し、チュ−ブ5を溶断
し、冷凍バッグ10を他のバッグと切り離す。次いで、冷
凍バッグ10を液体窒素中で冷凍保存した後、冷凍バッグ
10を温水浴中に浸漬して白血球と幹細胞懸濁物を融解し
て固相から液相に相変換し、凍結防止剤を洗浄して希釈
する。その後、遠心分離して上層を除去して沈降した幹
細胞および前駆細胞を分離して得る。
【0015】末梢血、胎児の肝臓、骨髄、ヒト胎児また
は新生児の臍帯および胎盤から得た血液を凍結防止剤と
混合して冷凍バッグに冷凍保存する場合には、該血液を
収容した冷凍バッグを液体窒素中で冷凍保存した後、冷
凍バッグを温水浴中に浸漬して血液を固相から液相に相
変換し凍結防止剤を洗浄する。次いで、この血液を凝血
防止剤が収容された親バッグに移行させ、遠心分離器で
血球成分と血漿成分に分離する。上澄液である血漿成分
を第1子バッグに移行させた後、更に該血漿成分を遠心
分離器にかけ、沈降した白血球成分を第1子バッグに残
して、残りの血漿成分を第2子バッグに移行させる。第
1子バッグの白血球成分を更に遠心分離することによっ
て沈降した幹細胞および前駆細胞を分離して得ることが
できる。
は新生児の臍帯および胎盤から得た血液を凍結防止剤と
混合して冷凍バッグに冷凍保存する場合には、該血液を
収容した冷凍バッグを液体窒素中で冷凍保存した後、冷
凍バッグを温水浴中に浸漬して血液を固相から液相に相
変換し凍結防止剤を洗浄する。次いで、この血液を凝血
防止剤が収容された親バッグに移行させ、遠心分離器で
血球成分と血漿成分に分離する。上澄液である血漿成分
を第1子バッグに移行させた後、更に該血漿成分を遠心
分離器にかけ、沈降した白血球成分を第1子バッグに残
して、残りの血漿成分を第2子バッグに移行させる。第
1子バッグの白血球成分を更に遠心分離することによっ
て沈降した幹細胞および前駆細胞を分離して得ることが
できる。
【0016】
【発明の効果】末梢血、胎児の肝臓、骨髄、ヒト胎児ま
たは新生児の臍帯および胎盤から得た血液またはその血
液成分を本発明の冷凍バッグに冷凍保存することによっ
て、外部から冷凍バッグ中に菌の混入の恐れがなく、分
離操作による大量の細胞の損失を防止することができ
る。
たは新生児の臍帯および胎盤から得た血液またはその血
液成分を本発明の冷凍バッグに冷凍保存することによっ
て、外部から冷凍バッグ中に菌の混入の恐れがなく、分
離操作による大量の細胞の損失を防止することができ
る。
【図1】本発明の一実施例を示す冷凍バッグの平面図
【図2】採取した血液を血液成分に分離して冷凍バッグ
に保存する血液バッグシステムの説明図
に保存する血液バッグシステムの説明図
1 第1室 2 第2室 3 上部連通路 4 下部連通路 7 導入口部 8 第1出口部 9 第2出口部 10 冷凍バッグ 13 親バッグ 15 第1子バッグ 17 切換弁 19 第2子バッグ
Claims (5)
- 【請求項1】 大きい容積の第1室と小さい容積の第2
室とからなり、2室の間は少なくとも1の連通路が設け
られてなる冷凍バッグ。 - 【請求項2】 血液またはその血液成分、および凍結防
止剤との混合物が供給される導入口部と、冷凍保存され
た後の血液成分および凍結防止剤との混合物を他の容器
に移行させるための第1出口部が設けられた第1室と、
第2出口部が設けられた第2室とからなる請求項1記載
の冷凍バッグ。 - 【請求項3】 第1室と第2室とが引き離される際に、
連通路が密封されて第1室と第2室との間の連通が閉止
されてなる請求項1または2記載の冷凍バッグ。 - 【請求項4】 血液が全血である請求項1〜3のいずれ
かに記載の冷凍バッグ。 - 【請求項5】 血液成分が白血球成分である請求項1〜
4のいずれかに記載の冷凍バッグ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8086767A JPH09276367A (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | 冷凍バッグ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8086767A JPH09276367A (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | 冷凍バッグ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09276367A true JPH09276367A (ja) | 1997-10-28 |
Family
ID=13895908
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8086767A Pending JPH09276367A (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | 冷凍バッグ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09276367A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004018504A (ja) * | 2002-06-20 | 2004-01-22 | Jms Co Ltd | 細胞保存容器 |
| GB2460842A (en) * | 2008-06-10 | 2009-12-16 | Cryogenetics As | Packaging for freezing biological material |
| JP2013169187A (ja) * | 2012-02-21 | 2013-09-02 | Jms Co Ltd | 細胞保存容器 |
| WO2014010604A1 (ja) * | 2012-07-11 | 2014-01-16 | 株式会社ジェイ・エム・エス | 生体試料移送装置及び生体試料移送方法 |
| WO2015120114A1 (en) * | 2014-02-05 | 2015-08-13 | Muffin Incorporated | Compartmented cryopreservation container and uses thereof |
| WO2015147077A1 (ja) * | 2014-03-28 | 2015-10-01 | 北海道公立大学法人札幌医科大学 | 細胞充填容器の製造方法、細胞充填用容器、及びシーリング装置 |
-
1996
- 1996-04-09 JP JP8086767A patent/JPH09276367A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004018504A (ja) * | 2002-06-20 | 2004-01-22 | Jms Co Ltd | 細胞保存容器 |
| GB2460842A (en) * | 2008-06-10 | 2009-12-16 | Cryogenetics As | Packaging for freezing biological material |
| GB2460842B (en) * | 2008-06-10 | 2011-02-16 | Cryogenetics As | Packaging for biological material |
| JP2013169187A (ja) * | 2012-02-21 | 2013-09-02 | Jms Co Ltd | 細胞保存容器 |
| WO2014010604A1 (ja) * | 2012-07-11 | 2014-01-16 | 株式会社ジェイ・エム・エス | 生体試料移送装置及び生体試料移送方法 |
| JP2014014343A (ja) * | 2012-07-11 | 2014-01-30 | Jms Co Ltd | 生体試料移送装置及び生体試料移送方法 |
| WO2015120114A1 (en) * | 2014-02-05 | 2015-08-13 | Muffin Incorporated | Compartmented cryopreservation container and uses thereof |
| US10077423B2 (en) | 2014-02-05 | 2018-09-18 | Muffin Incorporated | Compartmented cryopreservation container and uses thereof |
| WO2015147077A1 (ja) * | 2014-03-28 | 2015-10-01 | 北海道公立大学法人札幌医科大学 | 細胞充填容器の製造方法、細胞充填用容器、及びシーリング装置 |
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