JPH09276427A - 倉庫用固定式消火設備 - Google Patents

倉庫用固定式消火設備

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JPH09276427A
JPH09276427A JP8093811A JP9381196A JPH09276427A JP H09276427 A JPH09276427 A JP H09276427A JP 8093811 A JP8093811 A JP 8093811A JP 9381196 A JP9381196 A JP 9381196A JP H09276427 A JPH09276427 A JP H09276427A
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JP
Japan
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interlocking
water
sprinkler head
valve
fire
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Application number
JP8093811A
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English (en)
Inventor
Toshihide Tsuji
利秀 辻
Toshiaki Tonomura
賢昭 外村
Takashi Shimokawa
傑 下川
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Hochiki Corp
Original Assignee
Hochiki Corp
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Publication date
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  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 倉庫内の荷棚火災に対し抑制と防護を確実に
行う。 【解決手段】 複数の荷棚1を1又は複数の棚単位にグ
ループ化し、この荷棚グループ1−1〜1−4毎に感知
用閉鎖型スプリンクラーヘッド2−1〜2−4を設け、
荷棚グループ1−1〜1−4を防護領域とし、開放型ス
プリンクラー3−1〜3−4を設置し、防護領域毎に分
岐された給水配管12−1〜12−4の各々に一次側を
接続し、開放型スプリンクラーヘッド3−1〜3−4を
二次側に接続し、更に感知用閉鎖型スプリンクラーヘッ
ド2−1〜2−4をパイロットポートに接続し、定常監
視状態で一次側配管12,12−1〜12−4及びパイ
ロットポート配管21−1〜21−4に加圧消火用水を
充満し、火災検出による感知用閉鎖型スプリンクラーヘ
ッド2−1〜2−4の作動によるパイロットポートの圧
力低下に感応した弁開放により二次側の開放型スプリン
クラーヘッド3−1〜3−4に消火用水を供給して散水
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数の大規模立体
自動倉庫として知られた倉庫用固定式消火設備に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、荷物の収納、保管、配送といった
倉庫業務を自動化した立体自動倉庫が広範に普及してお
り、荷物の収納数で見ると数千パレットから1万パレッ
トを越える規模の大きなものもある。このような倉庫設
備にあっては、空間の有効利用を計るため、天井が高く
比較的規模の大きいものが多い。また運用コストを低減
するため、夜間は無人となることが多い。このような倉
庫設備を対象とした固定式の消火設備としては、現在、
閉鎖型スプリンクラー消火設備が主流となっている。
【0003】図4は従来の倉庫用の閉鎖型スプリンクラ
ー消火設備である。倉庫100内には、上下および左右
方向に多数の荷棚101が設置され、各荷棚101には
パレットに搭載された荷物がスタッカークレーン等によ
り搬送されて収納される。荷棚101の各々には、閉鎖
型スプリンクラーヘッド103が設置される。閉鎖型ス
プリンクラーヘッド103は外部に設置した消火ポンプ
104から引き出された給水本管105に対し分岐管1
06によって接続される。消火ポンプ104にはモータ
107が設けられる。また消火ポンプ104からの給水
本管105は圧力タンク109に分岐接続され、定常監
視状態で給水本管105の管内圧力を規定値に保ってい
る。
【0004】荷棚101のいずれかで荷物等の火災が起
きると、その場所に設置している閉鎖型スプリンクラー
ヘッド103が火災による熱を受けて作動し、消火用水
を散水する。このため管内の圧力が低下し、この圧力低
下を圧力タンク109に設けている圧力スイッチ110
で検出し、ポンプ制御盤111によりモータ107を起
動し、消火ポンプ104の運転による消火用水を加圧供
給し、作動した閉鎖型スプリンクラーヘッドからの散水
で消火する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の閉鎖型スプリンクラー消火設備にあっては、
多数の棚に荷物が収納されている倉庫の火災では、棚の
荷物が燃えてその荷物を防護するスプリンクラーヘッド
が作動した時点では、隣接する荷物にも炎が移ってお
り、火災を起した荷物もかなり燃えている状況にあり、
1基のスプリンクラーの作動だけでは、有効な消火能力
を発揮できないことが火災実験を通して確認されてい
る。
【0006】即ち、火災発生場所のスプリンクラーヘッ
ドが作動したときは、既に火災が大きくなっており、隣
接する荷物に燃え移ってしまっている。続いて隣接する
荷物を防護するスプリンクラーヘッドが作動するが、こ
のときには更に隣接する荷棚に延焼し、次の火災が広が
ってゆく。更に、スプリンクラーヘッドの作動数が増加
すると、ヘッド1個当りの散水量が減って所定の消火性
能が得られなくなる。その結果、倉庫内の荷棚が全焼し
てしまうことがあった。
【0007】またカートリッジに火災を炭化したとして
も、火災の拡大に応じてスプリンクラーヘッドの作動個
数が増加することで、それに伴う消火用水の散水量も増
加し、荷物に対する二次的な水による損害も大きくなっ
てしまう問題がある。更に、収納パレット数で決まる防
護区画の数が膨大になるため、スプリンクラーヘッドが
作動していても、火災の発生場所を容易に判断すること
ができず、消防による消火に手間取り、全焼となってし
まう恐れがあった。
【0008】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、電気的な制御を必要とすることな
く、倉庫内の荷棚火災に対し抑制と防護が確実にできる
倉庫用固定式消火設備を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は次のように構成する。本発明は、複数の荷棚を
左右及び上下方向に配列した倉庫を対象とした固定式消
火設備であり、まず複数の荷棚を1又は複数の棚単位に
グループ化し、1又は複数の荷棚グループ毎に火災によ
って作動する感知用閉鎖型スプリンクラーヘッドを設置
する。この荷棚グループは、その1又は複数グループを
防護領域として開放型スプリンクラーヘッドを設置す
る。開放型スプリンクラーヘッドを設けた防護領域毎に
は、消火ポンプ設備からの給水配管が分岐される。
【0010】各防護領域毎の給水配管には一斉開放弁が
接続される。即ち、一斉開放弁は、開放型スプリンクラ
ーを設置した防護領域毎に分岐された給水配管の各々に
一次側を接続し、開放型スプリンクラーヘッドを二次側
に接続し、更に感知用閉鎖型スプリンクラーヘッドをパ
イロットポートに接続する。一斉開放弁は、定常監視状
態で一次側配管及びパイロットポート配管に加圧消火用
水を充満し、火災検出による前記感知用閉鎖型スプリン
クラーヘッドの作動によるパイロットポートの圧力低下
に感応した弁開放により二次側の開放型スプリンクラー
ヘッドに消火用水を供給して散水させる。
【0011】このため感知用閉鎖型スプリンクラーが通
常の閉鎖型スプリンクラーヘッドより低い火災温度で作
動する感度を高めておけば、荷棚の火災の初期段階で消
火専用の開放型スプリンクラーヘッドからの散水で確実
に荷棚火災を消火できる。また一斉開放弁の各々は、隣
接する防護領域に含まれる荷棚グループに設置された感
知用閉鎖型スプリンクラーヘッドに自己のパイロットポ
ートを接続して連動させる連動配管の接続を備えてい
る。このため荷棚に火災が発生すると、火災が発生した
荷棚を含む防護区画の一斉開放弁の作動で閉鎖型スプリ
ンクラーヘッドから散水すると同時に、隣接する防護区
画の一斉開放弁も連動により作動して閉鎖型スプリンク
ラーヘッドからも散水され、火災が発生した荷棚に隣接
する周囲の荷棚を早期に濡らすこととなり、その結果、
火災の拡大を確実に防止することができる。また火災が
拡大しないことで、散水に使用するスプリンクラーヘッ
ドの数も少なくて済み、水損を最小限に抑えることがで
きる。
【0012】一方、一斉開放弁に設けた連動配管の接続
は、連動接続ユニットで実現することが望ましい。この
連動接続ユニットは、連動数をNとすると、一斉開放弁
接続ポート、感知用閉鎖型スプリンクラーヘッド接続ポ
ート、他の一斉開放弁側からの連動接続を入力する連動
数分の連動入力ポート、他の一斉開放弁側への連動接続
を出力する連動数分の連動出力ポートを備える。そし
て、一斉開放弁接続ポート、感知ヘッド接続ポート及び
連動入力ポートを接続すると共に各ポートの入力から出
力に向かって各々逆止弁を設ける。更に、感知ヘッド接
続ポートに連動入力ポートを接続する。
【0013】更に、開放型スプリンクラーヘッドを設置
した防護領域毎に分岐された給水配管に設けられた一斉
開放弁の二次側に、弁開放時の加圧消火用水の供給によ
る圧力を検出する放水検出手段を設け、該放水検出手段
の検出信号に基づき放水の確認表示を行うことを可能と
する。また別の形態として、防護領域の1つ置きに一斉
開放弁を設置し、各一斉開放弁の二次側を自己の防護領
域に設置した開放型スプリンクラーヘッドに配管接続す
ると共に逆止弁を介して隣接する防護領域に設置した開
放型スプリンクラーヘッドに連動配管を接続する。これ
により、一斉開放弁のパイロットポートに接続した感知
用のスプリンクラーヘッドが作動して弁が開放すると、
自己の防護領域の散水に加え、隣接する防護領域を連動
して散水することができる。
【0014】更に、火災時に感知用閉鎖型スプリンクラ
ーヘッドからの散水を消火用として使用する。このよう
に火災時に一斉開放弁を作動させるために設置した感知
用閉鎖型スプリンクラーヘッドについても、その散水を
消火に使用することで、防護範囲が拡大し、また初期消
火が効果的にでき、更に、ヘッドピッチを広くして設置
数を低減できる等のメリットが得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明の倉庫用固定式消火
設備の実施形態を示す説明図である。図1において、図
示しない倉庫内には上下方向および左右方向に多数の荷
棚(ラック)1が設置されている。各荷棚1にはパレッ
トに搭載された荷物がスタッカークレーンなどにより搬
送され収納される。
【0016】複数の荷棚1は1または複数の棚単位にグ
ループ化され、グループ化された複数の荷棚グループ1
−1〜1−4を構成している。これらの荷棚グループ1
−1〜1−4毎に火災によって作動する感知用閉鎖型ス
プリンクラーヘッド(以下単に「感知ヘッド」という)
2−1〜2−4がそれぞれ設置されている。また、これ
らの荷棚グループ1−1〜1−4を防護領域として開放
型のスプリンクラーヘッド3−1〜3−4がそれぞれ設
置されている。スプリンクラーヘッド3−1〜3−4が
設置された荷棚グループ1−1〜1−4の両側の隣接す
る荷棚グループ1−1〜1−4も自己の防護領域に加え
て周囲の防護領域を構成している。
【0017】例えば、スプリンクラーヘッド3−2が設
置された荷棚グループ1−2は左側に隣接する防護領域
として荷棚グループ1−1を有し、右側に隣接する防護
領域として荷棚グループ1−3を有する。スプリンクラ
ーヘッド3−1〜3−4は給水本管12から分岐された
分岐管12−1〜12−4の先端側にそれぞれ設けら
れ、これらの分岐管12−1〜12−4の途中には一斉
開放弁5−1〜5−4がそれぞれ接続されている。
【0018】すなわち、一斉開放弁5−1〜5−4は一
次側は給水本管12から分岐する分岐管12−1〜12
−4にそれぞれ接続され、二次側はスプリンクラーヘッ
ド3−1〜3−4がそれぞれ接続され、さらに、パイロ
ットポートには感知ヘッド2−1〜2−4がパイロット
ポート配管4−1〜4−4により接続されている。通常
の監視状態においては、一斉開放弁5−1〜5−4の一
次側の分岐管12−1〜12−4および感知用ヘッド2
−1〜2−4を接続したパイロットポート配管4−1〜
4−4には加圧した消火用水が充満している。火災検出
によって感知ヘッド2−1〜2−4が作動すると、一斉
開放弁5−1〜5−4のパイロットポートの圧力は低下
し、この圧力低下に感応して一斉開放弁5−1〜5−4
は開放される。
【0019】一斉開放弁5−1〜5−4の開放により、
スプリンクラーヘッド3−1〜3−4に消火用水が供給
され、スプリンクラーヘッド3−1〜3−4から散水が
行われる。一斉開放弁5−1〜5−4は、隣接する防護
領域に対して設置された他の一斉開放弁の感知ヘッド2
−1〜2−4に自己のパイロットポートを接続して連動
させる連動配管接続部6−1〜6−4をそれぞれ備え
る。連動接続部6−1〜6−4はパイロットポート配管
4−1〜4−4の途中に接続され、連動接続部6−1〜
6−4同士は連動配管22−1〜22−4により互いに
接続されている。
【0020】また、パイロットポート配管4−1〜4−
4には手動弁26−1〜26−4がそれぞれ接続され、
手動弁26−1〜26−4の操作により一斉開放弁5−
1〜5−4を作動させることができる。図3は連動接続
部6−1〜6−4としての連動接続ユニットの構成を示
す図である。
【0021】図3において、ここでは連動数Nを2とす
る場合について説明する。連動数Nが増加する場合には
増加する連動数Nに応じて連動入力ポート数、連動出力
ポート数を増加すれば良い。連動接続ユニット6の下端
には一斉開放弁5−1〜5−4のパイロットポートに接
続されるパイロット接続ポート16が設けられ、上端に
は感知ヘッド2−1〜2−4に接続される感知ヘッド接
続ポート17が設けられる。また、連動接続ユニット6
の左端には第1連動出力ポート18と第1連動入力ポー
ト20がそれぞれ設けられ、右端には第2連動出力ポー
ト19と第2連動入力ポート21がそれぞれ設けられ
る。第1連動出力ポート18は左隣りに設置される連動
接続ユニットの第2連動入力ポートに接続され、第2連
動出力ポート19は右隣に設置される連動接続ユニット
の第1連動入力ポートに接続される。また、第1連動入
力ポート20は左隣に設置された連動接続ユニットの第
2連動出力ポートに接続され、第2連動入力ポート21
は右隣に設置された連動接続ユニットの第1連動出力ポ
ートに接続される。
【0022】パイロット接続ポート16と感知ヘッド接
続ポート17は接続配管23を介して接続され、接続配
管23にはパイロット接続ポート16から感知ヘッド接
続ポート17に向って2つの逆止弁20A,29Bがそ
れぞれ接続される。また、第1の連動入力ポート20と
第2連動入力ポート21は接続配管24を介して接続さ
れる。
【0023】また、第1連動出力ポート18と第2連動
出力ポート19は接続配管25を介して接続され、この
接続配管21と接続配管23もクロス接続される。ま
た、パイロット接続ポート16から第1連動出力ポート
25に向って逆止弁20Cが接続配管25に接続され、
パイロット接続ポート16から第2連動出力ポート19
に向って逆止弁20Dが接続配管25に接続される。
【0024】感知ヘッド2−1〜2−4が作動すると、
パイロット配管4−1〜4−4内に充満していた消火用
水は、パイロット接続ポート16、逆止弁20A,20
B、感知ヘッド接続ポート17を通って感知ヘッド2−
1〜2−4から放水されるため、パイロット接続ポート
16に接続された一斉開放弁5−1〜5−4にパイロッ
トポートの圧力低下が生じ、一斉開放弁5−1〜5−4
が開放される。
【0025】また、例えば一斉開放弁5−1が開放され
ると、一斉開放弁5−1の第1連動入力ポート20には
消火用水が充満しなくなるので、一斉開放弁5−2にお
いてはパイロット接続ポート16、逆止弁20A,20
B、第1連動出力ポート18を通って消火用水が一斉開
放弁5−1に流出し、一斉開放弁5−2のパイロットポ
ートの圧力低下が生じ、一斉開放弁5−2が開放され
る。
【0026】また、例えば、一斉開放弁5−3が開放さ
れると、一斉開放弁5−3の第2連動入力ポート21は
消火用水が充満しなくなるので、一斉開放弁5−2にお
いては、パイロット接続ポート16、逆止弁20A,2
0B、第2連動出力ポート19、を通って消火用水が一
斉開放弁5−3に流出し、一斉開放弁5−2のパイロッ
トの圧力低下が生じ、一斉開放弁5−2が開放される。
同様にして、一斉開放弁5−4も開放される。
【0027】再び図1において、一斉開放弁5−1〜5
−4の出力側には放水検出手段としての圧力センサ7−
1〜7−4がそれぞれ接続され、圧力センサ7−1〜7
−4は一斉開放弁5−1〜5−4の開放時の消火用水の
供給による圧力を検出すると、検出信号を中継器8を介
して制御盤9に出力する。制御盤9は圧力センサ7−1
〜7−4からの検出信号を受信し、散水が行われたこと
を確認表示する。またスプリンクラーヘッド3−1〜3
−4より散水が行われたことを一斉開放弁5−1〜5−
4の開放により給水本管12に接続された圧力タンク1
4に圧力低下が生じ、この圧力低下は圧力センサ14a
により検出される。圧力センサ14aはポンプ制御弁1
5を作動させ、ポンプ制御盤15はモータ11を駆動し
て消火ポンプ10を作動させる。消火ポンプ10は水源
水槽13から消火用水を汲み上げて、給水本管12に消
火用水を連続して圧送する方式となっている。
【0028】次に、動作を説明する。通常の監視時にお
いては、感知ヘッド2−1〜2−4は荷棚グループ1−
1〜1−4を防護領域として監視している。一斉開放弁
5−1〜5−4は閉鎖状態にあり、したがってスプリン
クラーヘッド3−1〜3−4は散水しない。各一斉開放
弁5−1〜5−4の一次側の各分岐管12−1〜12−
4、給水本管12および感知ヘッド2−1〜2−4と一
斉開放弁5−1〜5−4のパイロットポートを接続する
パイロットポート配管4−1〜4−4には加圧された消
火用水が充満している。
【0029】今、感知ヘッド2−2とスプリンクラーヘ
ッド3−2が設置された荷棚グループ1−2内で火災が
発生したとする。この火災は感知ヘッド2−2により検
出され、感知ヘッド2−2が作動すると、パイロット配
管4−2に充満していた消火用水は連動接続部6−2の
逆止弁20A,20Bを通って感知ヘッド2−2から放
出され、一斉開放弁5−2のパイロットポートには圧力
低下が生じ、圧力低下を感応した一斉開放弁5−2は開
放される。
【0030】一斉開放弁5−2が開放されると、消火用
水はスプリンクラーヘッド3−2に供給され、スプリン
クラーヘッド3−2は自己の防護領域に対して散水す
る。一方、一斉開放弁5−2のパイロットポートに圧力
低下が生じると、両側に設置された連動接続部6−1,
6−3に連動配管22−1,22−2で接続されている
連動接続部6−2の逆止弁20C,20Dから消火用水
が連動接続部6−1,6−3に流れ、一斉開放弁5−
1,5−3のパイロットポートにも圧力低下が生じ、一
斉開放弁5−1,5−3も開放される。このため、消火
用水は自己の防護領域に隣接する両側の防護領域に設け
られたスプリンクラーヘッド3−1,3−3に供給さ
れ、スプリンクラーヘッド3−1,3−3から隣接する
両側の防護領域に対しても散水が行われる。
【0031】一斉開放弁5−1,5−2,5−3が開放
されると、加圧された消火用水の供給による圧力を圧力
センサ7−1,7−2,7−3が検出し、検出信号を中
継器8を介して制御盤9に送る。制御盤9は検出信号を
受信すると、散水が行われたことを確認表示する。ま
た、一斉開放弁5−1,5−2,5−3が開放される
と、圧力タンク14に減圧が生じ、圧力センサ14aが
作動し、ポンプ制御盤15を介してモータ11を駆動
し、消火ポンプ10を作動させる。こうして、消火用水
は給水配管12、分岐管12−1,12−2,12−3
を通ってスプリンクラーヘッド3−1,3−2,3−3
に供給され、スプリンクラーヘッド3−1,3−2,3
−3から連続して散水が行われる。
【0032】本実施形態においては、感知ヘッド2−1
〜2−4が通常の閉鎖型スプリンクラーヘッドより低い
火災温度で作動する感度を高めておけば、荷棚1の火災
の初期段階で消火専用の開放型のスプリンクラーヘッド
3−1〜3−4からの散水で確実に荷棚火災を消火でき
る。また、火災が発生した荷棚1に隣接する周囲の荷棚
1を早期に濡らすこととなり、その結果、電気的制御を
行うことなく、火災の拡大を確実に防止することができ
る。また火災が拡大しないことで、散水に使用するスプ
リンクラーヘッド3−1〜3−4の数も少なくて済み、
水損を最小限に抑えることができる。
【0033】図3は本発明の倉庫用固定式消火設備の他
の実施形態を示す説明図である。本実施形態は、防護領
域の1つ置きに一斉開放弁を設置し、隣接する防護領域
に設けたスプリンクラーヘッドに一斉開放弁から消火用
水を供給することを特徴とする。図3において、複数の
荷棚1を1または複数の棚単位にグループ化した荷棚グ
ループ1−1〜1−8を防護領域とし、この防護領域の
1つ置きに一斉開放弁5−1〜5−4を設置する。一斉
開放弁5−1〜5−4が設置された防護領域には一対の
開放型のスプリンクラーヘッド3−1〜3−4と一対の
感知ヘッド2−1〜2−4がそれぞれ設けられ、スプリ
ンクラーヘッド3−1〜3−4は一斉開放弁5−1〜5
−4の二次側にそれぞれ接続され、感知ヘッド2−1〜
2−4は一斉開放弁5−1〜5−4のパイロットポート
に接続されるパイロットポート配管4−1〜4−4にそ
れぞれ接続される。
【0034】また、パイロットポート配管4−1〜4−
4には手動弁26−1〜26−4がそれぞれ接続され、
手動弁26−1〜26−4の操作により一斉開放弁5−
1〜5−4を作動させることができる。一斉開放弁5−
1〜5−4の一次側は給水本管12から分岐接続される
分岐管12−1〜12−4にそれぞれ接続され、一斉開
放弁15−1〜5−4には給水本管12に接続された高
架水槽27から消火用水が給水本管12の分岐管12−
1〜12−4を経て供給される。
【0035】一斉開放弁5−1〜5−4の二次側同士は
逆止弁28−1〜28−6を介して連動配管29−1〜
29−4により接続され、連動配管29−1〜29−4
から引き出されたスプリンクラー配管30−1〜30−
4は隣接する防護領域に設置した開放型の一対のスプリ
ンクラーヘッド31−1〜31−3に接続される。した
がって、例えば、荷棚グループ1−3を自己の防護領域
とする一斉開放弁5−2が開放されると、自己の防護領
域に設置したスプリンクラーヘッド3−2だけではな
く、逆止弁28−2,28−3を介して隣接する防護領
域に設置したスプリンクラーヘッド31−1,31−2
にも消火用水が供給されて、散水が行われる。
【0036】また、一斉開放弁5−1〜5−4の二次側
には放水検出信号としての圧力センサ7−1〜7−4が
設けられ、一斉開放弁5−1〜5−4の開放による加圧
した消火用水の供給による圧力を検出すると、検出信号
を制御盤9に出力する。制御盤9は圧力センサ7−1〜
7−4からの検出信号に基づき放水の確認表示を行う。
その他の構成は図1と同様になっている。
【0037】次に動作を説明する。今、一斉開放弁5−
2が設置されて荷棚グループ1−3内で火災が発生した
とする。この防護領域内の火災は感知ヘッド2−2によ
り検出され、感知ヘッド2−2が作動する。感知ヘッド
2−2の作動により一斉開放弁5−2のパイロットポー
トの圧力低下が生じ、この圧力低下に応じて一斉開放弁
5−2が開放される。
【0038】この弁開放によりスプリンクラーヘッド3
−2が自己の防護領域に散水を行うとともに、消火用水
は逆止弁28−2,28−3を通って隣接する防護領域
に設置されたスプリンクラーヘッド31−1,31−2
に供給され、スプリンクラーヘッド31−1,31−2
は連動して隣接する防護領域に散水する。こうして、火
災が発生した荷棚1に隣接する周囲の荷棚1を早期に濡
らすことになる。本実施形態においても前記実施形態と
同様な効果が得られる。
【0039】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、荷棚に火災が発生すると、火災が発生した荷棚を含
む防護領域の閉鎖型スプリンクラーヘッドから散水する
と同時に、隣接する防護領域の閉鎖型スプリンクラーヘ
ッドからも散水するため、火災が発生した荷棚に隣接す
る周囲の荷棚を早期に濡らすこととなる。その結果、電
気的制御を行うことなく、火災の拡大を確実に防止する
ことができる。また火災が拡大しないことで、散水に使
用するスプリンクラーヘッドの数も少なくて済み、水損
を最小限に抑えることができる。
【0040】さらに防護領域の数が膨大になっても、感
知用閉鎖型スプリンクラーヘッドの作動感度を高めてお
けば、火災の初期段階で開放型スプリンクラーヘッドか
らの散水で確実に荷棚火災を消火できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の倉庫用固定式消火設備の実施形態を示
す説明図
【図2】連動接続ユニットの構成図
【図3】本発明の倉庫用固定式消火設備の他の実施形態
を示す説明図
【図4】従来例の説明図
【符号の説明】
1:荷棚 1−1〜1−4:荷棚グループ 2−1〜2−4:感知ヘッド(感知用閉鎖型スプリンク
ラーヘッド) 3−1〜3−4,31−1〜31−4:開放型スプリン
クラーヘッド 5−1〜5−4:一斉開放弁 6−1〜6−4:連動接続部(連動接続ユニット) 7−1〜7−4:圧力センサ(散水検出手段) 12:給水本管 12−1〜12−4:分岐管 16:パイロット接続ポート 17:感知ヘッド接続ポート 18,19:第1,第2連動出力ポート 20,21:第1,第2連動入力ポート 20A〜20D:逆止弁 21−1〜21−4:パイロットポート配管 22−1〜22−4,27−1〜27−4:連動配管

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の荷棚を左右方向及び上下方向に配列
    した倉庫用固定式消火設備に於いて、 前記複数の荷棚を1又は複数の棚単位にグループ化し、
    1又は複数の該荷棚グループ毎に設置され火災によって
    作動する感知用閉鎖型スプリンクラーヘッドと、 前記荷棚グループの1又は複数グループを1つの防護領
    域とし、各防護領域毎に設置された開放型スプリンクラ
    ーヘッドと、 前記開放型スプリンクラーヘッドを設けた防護領域毎に
    分岐配管された消火ポンプ設備からの給水配管と、 前記開放型スプリンクラーヘッドを設置した防護領域毎
    に分岐された給水配管の各々に一次側を接続し、前記開
    放型スプリンクラーヘッドを二次側に接続し、更に前記
    感知用閉鎖型スプリンクラーヘッドをパイロットポート
    に接続し、定常監視状態で一次側配管及びパイロットポ
    ート配管に加圧消火用水を充満し、火災検出による前記
    感知用閉鎖型スプリンクラーヘッドの作動によるパイロ
    ットポートの圧力低下に感応した弁開放により二次側の
    開放型スプリンクラーヘッドに消火用水を供給して散水
    させる一斉開放弁と、を設けたことを特徴とする倉庫用
    固定式消火設備。
  2. 【請求項2】請求項1記載の倉庫用固定式消火設備に於
    いて、 前記一斉開放弁の各々は、隣接する防護領域に含まれる
    荷棚グループに設置された感知用閉鎖型スプリンクラー
    ヘッドに自己のパイロットポートを接続して連動させる
    連動配管の接続を備えたことを特徴とする倉庫用固定式
    消火設備。
  3. 【請求項3】請求項2記載の倉庫用固定式消火設備に於
    いて、 前記一斉開放弁に設けた連動配管の接続は、連動接続ユ
    ニットで実現され、該連動接続ユニットは、連動数をN
    とすると、一斉開放弁接続ポート、感知用閉鎖型スプリ
    ンクラーヘッド接続ポート、他の一斉開放弁側からの連
    動接続を入力する連動数分の連動入力ポート、他の一斉
    開放弁側への連動接続を出力する連動数分の連動出力ポ
    ートを有し、前記一斉開放弁接続ポート、感知用閉鎖型
    スプリンクラーヘッド接続ポート及び連動入力ポートを
    接続すると共に各ポートの入力から出力に向かって各々
    逆止弁を設け、前記感知ヘッド接続ポートに連動入力ポ
    ートを接続したことを特徴とする倉庫用固定式消火設
    備。
  4. 【請求項4】請求項1記載の倉庫用固定式消火設備に於
    いて、 前記開放型スプリンクラーを設置した防護領域毎に分岐
    された給水配管に設けられた一斉開放弁の二次側に、弁
    開放時の加圧消火用水の供給による圧力又は流水を検出
    する放水検出手段を設け、該放水検出手段の検出信号に
    基づき放水の確認表示を行うことを特徴とする倉庫用固
    定式消火設備。
  5. 【請求項5】請求項1記載の倉庫用固定式消火設備に於
    いて、 前記防護領域の1つ置きに前記一斉開放弁を設置し、該
    一斉開放弁の二次側を自己の防護領域に設置した開放型
    スプリンクラーヘッドに配管を接続すると共に逆止弁を
    介して隣接する防護領域に設置した開放型スプリンクラ
    ーヘッドに連動配管で接続し、パイロットポートに接続
    した感知用閉鎖型スプリンクラーヘッドの作動時の弁開
    放で自己の防護領域及び隣接する防護領域に散水するこ
    とを特徴とする倉庫用固定式消火設備。
  6. 【請求項6】請求項1記載の倉庫用固定式消火設備に於
    いて、 火災時に前記感知用閉鎖型スプリンクラーヘッドからの
    散水を消火用として使用することを特徴とする倉庫用固
    定式消火設備。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104147741A (zh) * 2014-08-11 2014-11-19 马鞍山市惠安消防安全设备有限公司 一种火灾自动报警消防系统
KR20210075524A (ko) * 2019-12-13 2021-06-23 경민대학산학협력단 개방검지형 스프링클러를 감싸는 차열판을 갖는 선반 구조

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