JPH09276727A - 竪型ローラミルによるセメントクリンカの粉砕装置および方法 - Google Patents
竪型ローラミルによるセメントクリンカの粉砕装置および方法Info
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Abstract
せ、消費エネルギの低減と製品品質の向上を達成する。 【解決手段】 竪型ローラミル21から粉砕品をバケッ
トエレベータ29によって外部のセパレータ28に輸送
し、分級して粗粉を竪型ローラミル21に戻す閉回路を
構成する。バケットエレベータ29によって輸送された
粉砕品の一部は、分配ダンパ32によって分割され、竪
型ローラミル21に直接戻される。気流搬送によって粉
砕品の輸送を行わないので、エアースエプトのために吸
引ファン31の消費電力が増大することを防ぐことがで
き、分配ダンパ32によって粉砕品の一部をさらに粉砕
するので、製品として取出す粒度分布を最適化でき、セ
メントとしての品質向上を図ることができる。
Description
を粉砕して製品として取出す工程を、竪型ローラミルに
よって行う竪型ローラミルによるセメントクリンカの粉
砕装置および方法に関する。
ミルのみを用いてセメントクリンカの粉砕を行う方法が
試みられている。
ミル1は、ハウジング2内に鉛直軸線2aまわりに回転
可能なテーブル3を有し、モータ4によって回転駆動さ
れる。テーブル3上には複数のローラ5が押付けられ、
内蔵セパレータ6の上方から供給される原料7をローラ
5とテーブル3との間で粉砕する。粉砕された原料7
は、エアースエプトのためにハウジング2内に吹込まれ
る冷風8によって吹上げられ、内蔵セパレータ6で粒径
に従って分級される。粒径が大きい粗粉は再びハウジン
グ2内のテーブル3上に戻る。冷風8によって吹上げる
ことができなかったような粒径が大きい原料7は、バケ
ットエレベータ9によって上方に輸送され、新たに供給
される原料とともにテーブル3上に戻される。内蔵セパ
レータ6によって分離された精粉は、気流搬送されてバ
グフィルタなどによって実現される製品捕集機10に輸
送される。製品捕集機10では精粉と空気とが分離され
る。セパレータ内蔵型ローラミル1に供給される冷風8
は、製品捕集機10の出側に設けられる吸引ファン11
による吸引力によって発生される。
パレータ内蔵竪型ローラミル1を用いてセメントクリン
カを粉砕する先行技術では、ハウジング2の上部の内蔵
セパレータ6によって分級を行わせるために、テーブル
3とローラ5との間で粉砕された粉砕品に対しては、テ
ーブル3の下部から大容量の冷風8を導入し、粉砕品を
吹上げて気流搬送させることが必要となる。このため竪
型ローラミル1内の圧力損失が大きくなり、吸引ファン
11の消費電力が非常に大きくなる。
は、たとえば特開平4−338244や特開平5−11
1643などに開示されているようなこれまでのチュー
ブミルによる製品に比べて、粒度分布の幅が狭い製品と
なってしまう傾向があり、製品の品質上問題が生じやす
くなる。
ル1では、粉砕品をエアースエプトして上部の内蔵セパ
レータ6に気流搬送するために、冷風8を多く取入れる
構造を有している。冷風8が多く取入れられるので、冷
却能力が非常に大きくなって、粉砕製品の温度が低くな
ってしまう。このため石膏の水分によるセメント偽凝結
の問題が生じる可能性がある。偽凝結防止のため、外部
から熱風を取込む設備が必要となり、設備コストが高く
なってしまう。
品質を向上することができる竪型ローラミルによるセメ
ントクリンカの粉砕装置および方法を提供することであ
る。
ンカを粉砕するための竪型ローラミルと、竪型ローラミ
ルによって粉砕されたセメントクリンカを上方に輸送す
る上方輸送手段と、上方に輸送されたセメントクリンカ
を分割し、分割されたセメントクリンカの一部を竪型ロ
ーラミルに戻す分配手段と、鉛直軸線を有し、鉛直軸線
まわりに回転駆動される選別翼を含む分級手段と、分級
手段のケーシング上端で分級手段内に連通し、分級手段
の周囲に配置される複数のサイクロンとを備え、分配手
段によって分割されたセメントクリンカの残部を、セメ
ントクリンカの粒径に従って精粉と粗粉とに分級し、精
粉を製品として取出し、粗粉を竪型ローラミルに戻すセ
パレータと、分級手段およびサイクロンに供給する空気
を循環させる循環手段とを含むことを特徴とする竪型ロ
ーラミルによるセメントクリンカの粉砕装置である。本
発明に従えば、竪型ローラミルの外部にセパレータが設
けられ、竪型ローラミルとセパレータとの間は上方輸送
手段によって粉砕されたセメントクリンカの輸送を行
う。上方に輸送されたセメントクリンカは、分配手段に
よって一部が分割され、竪型ローラミルにそのまま戻さ
れる。分配手段によって分割されたセメントクリンカの
残部は、セパレータによって粒径に従って精粉と粗粉と
に分級され、精粉を製品として取出す一方で粗粉を竪型
ローラミルに戻して閉回路を構成する。セパレータを竪
型ローラミルの外部に設置し、上方輸送手段によって粉
砕品の輸送を行うので、粉砕品を気流搬送する必要がな
く、粉砕品の輸送に要するエネルギを低減することがで
きる。竪型ローラミルに戻されるセメントクリンカの一
部は、分配手段によって分割され、セパレータを介さな
いで直接戻されるので、セパレータを介す場合には精粉
として取出されてしまうような粒径の小さい成分も含ま
れ、さらに竪型ローラミルによって粉砕されて粒径を微
細にすることができる。微細な粒子が混じる状態で、最
終的にセパレータから製品として取出すことができるの
で、製品の粒度分布が広くなる。したがって、このセパ
レータを介さないで直接ローラミルに戻す量をコントロ
ールすることにより、製品の粒度分布を任意に調整する
ことができ、最適な品質をもつセメント製品を得ること
ができる。また、分級手段およびサイクロンに供給する
空気を循環して使用するので、分級するために冷風をあ
まり取込む必要がなくなり、製品温度を製品品質上最適
な温度に保つことができる。
竪型ローラミルと、竪型ローラミルの上方に配置され、
粉砕されたセメントクリンカを分級して精粉を製品とし
て取出し、粗粉を竪型ローラミルに戻すセパレータと、
竪型ローラミルによって粉砕されたセメントクリンカを
セパレータに輸送する輸送手段とを含む閉回路を構成
し、輸送手段によって輸送される粉砕されたセメントク
リンカの一部を、セパレータを介さず竪型ローラミルに
直接戻すことを特徴とする。本発明に従えば、竪型ロー
ラミル、セパレータおよび輸送手段とによる閉回路で、
セメントクリンカの粉砕を、気流搬送を使用せずに効率
的に行うことができる。輸送手段によって輸送される粉
砕されたセメントクリンカの一部は、直接竪型ローラミ
ルに戻されるので、セパレータを介す場合には精粉とし
て取出されてしまうような粒径の小さい成分も含まれ、
さらに竪型ローラミルによって粉砕されて粒径を微細に
することができる。微細な粒子が混じる状態で、最終的
にセパレータから製品として取出すことができるので、
製品の粒度分布が広くなり、セパレータを介さないで直
接ローラミルに戻す量をコントロールすることにより、
製品の粒度分布を任意に調整することができ、最適な品
質をもつセメント製品を得ることができる。
よるセメントクリンカの粉砕装置の概略的な構成を示
す。セパレータを内蔵していない竪型ローラミル21の
ハウジング22の下方には、テーブル23が鉛直軸線2
2aまわりに回転可能に設置される。テーブル23はモ
ータ24によって回転駆動され、その表面はローラ25
によって押圧される。テーブル23とローラ25との間
には、原料シュート26を介してセメントクリンカ等の
原料27が供給される。原料27は、テーブル23上で
ローラ25によって押しつぶされ、粉砕される。粉砕さ
れた原料は、実質的に全量テーブル23の下方より機外
に排出され、上方輸送手段であるバケットエレベータ2
9によってセパレータ28まで輸送される。ローラミル
では粉砕品の輸送に気流を用いないので、気流搬送のた
めに冷風を多く取入れる必要はなくなる。セパレータ2
8によって分級された精粉は、バグフィルタなどによっ
て実現される集塵機30で捕集され、空気は吸引ファン
31によって吸引される。吸引ファン31は、ローラミ
ルでの気流搬送のために多くの冷風を取入れる必要がな
いので、消費エネルギを低減することができる。
たセメントクリンカの粉砕品の一部は、分配ダンパ32
によって分割され、直接竪型ローラミル21内に戻され
る。分配ダンパ32は、バケットエレベータ29の上端
から落下する粉砕品を、角度が可変なダンパで振り分け
る簡単な構造のものでよい。
置の構成を機能ブロックを用いて示す。本実施形態で
は、セパレータを内蔵しない竪型ローラミル21と、外
部セパレータ28とで閉回路を構成し、セメントクリン
カ等の粉砕を行うことを特徴とする。図5に示す従来の
セパレータ内蔵竪型ローラミル1では、大容量エアーの
導入に加えて粉砕品を内蔵セパレータに気流搬送してい
たため、竪型ローラミル1内の圧力損失が非常に大き
く、このため吸引ファン11の動力が非常に大きなもの
となっている。本実施形態においては、竪型ローラミル
21の粉砕品をバケットエレベータ29によってセパレ
ータ28へ輸送するため、竪型ローラミル21は発塵を
防止する程度の抽気量でよい。また外部セパレータ28
の製品分級気流の圧力損失は、約120mmH2O程度
で、従来のセパレータ内蔵竪型ローラミル1での約70
0mmH2Oと比較して小さくなり、吸引ファン31の
動力が大幅に低減されることになる。
製品は、チューブミルに比べて粒度分布が狭くなる。す
なわちR−R(ローゼン・ラムラー)線図におけるn値
が大きくなる傾向があり、この粒度分布を自由にコント
ロールすることが困難である。セメントでは、粒度分布
が製品品質に重要なウエイトを占めるので、従来の竪型
ローラミル1による製品の粒度分布を広げることは重要
な課題となっている。
砕品の一部を分配ダンパ32で分割し、直接竪型ローラ
ミル21に戻すようにしている。すなわち、竪型ローラ
ミル21での粉砕品を全量セパレータ28を通して微粉
と粗細粉とに分級するのではなく、一部、たとえばセパ
レータ28に送る量の30%程度をそのまま竪型ローラ
ミル21に戻すことによって微粉の生成量を増やし、製
品の粒度分布をセメントとしての品質上好適なものとす
ることが可能になる。この竪型ローラミル21へ直接戻
す量は、分配ダンパ32のダンパ角度の変化によって自
由に調整可能となるので、製品の粒度分布をより幅広く
自由にコントロール可能とすることができる。
取入れる構造であるため、冷却性能が大きくなりすぎ、
セメントクリンカの温度が低い場合にはセメントクリン
カと同時に粉砕する石膏が二水石膏のままセメント製品
に残り、二水石膏によるセメント偽凝結の問題が発生す
る可能性がある。セメントクリンカの温度が高ければ、
石膏の結晶水は粉砕過程で半水石膏または無水石膏とな
るので問題は生じない。これを防ぐために熱風を取入れ
る方式や、あるいは排気ファンの排気を循環させる等の
設備を設けると、多大な設備投資が必要となる。
ているので、冷風を取入れる形式を選択することもでき
る。図1の構成では、冷風33によってセパレータ28
内の冷却を行うことができる。
メントクリンカの粉砕装置の構成を示す。本実施形態で
図1の実施形態に対応する部分には同一の参照符を付
し、説明を省略する。本実施形態では、セパレータ34
として、分級機35の周囲に複数のサイクロン36を取
付け、製品の一部をサイクロン36によって捕集すると
ともに、分級用の空気はファン37によって循環して使
用する。空気を循環して使用するので、冷風をあまり取
込む必要がなく、粉砕製品温度を高く保つことができ
る。このようにセパレータ34で製品を捕集すると、集
塵機30としてバグフィルタなどによって処理する風量
は、従来の約10%程度でよくなり、設備コストを大幅
に低減することができる。
す。ケーシング40は鉛直軸線41まわりに回転駆動さ
れる選別翼42を収納する分級室を有する。ケーシング
の上端からは接線方向に排出管43が連通し、外部のサ
イクロン36に連結する。ケーシング40内に上方から
送込まれる粉砕品は、選別翼42によって粗粉が弾き飛
ばされて下方に落下し、精粉は排出管43を通過してサ
イクロン34内に導かれる。サイクロン36内では、精
粉が空気流から分離して製品として取出される。
ラミルの外部にセパレータを設け、粉砕品の輸送を気流
搬送によらないで閉回路を構成したので、エネルギ消費
を抑えることができる。さらにローラミルの粉砕品の一
部をセパレータを介さず直接ローラミルに戻し、この量
をコントロールすることを可能とした結果、製品中の微
粉生成量を任意に調整することができ、セメントとして
の品質を向上させることができる。
イクロンを備え、かつ分級手段およびサイクロンに供給
する空気は循環して使用されるので、冷風を多く取込む
必要がなくなり、製品温度を低下させないで省エネルギ
を図ることができる。
しない竪型ローラミルと、外部のセパレータと、竪型ロ
ーラミルから外部のセパレータまで粉砕されたセメント
クリンカを輸送する輸送手段とを用いて閉回路を構成
し、粉砕品の一部をセパレータを通さずに直接竪型ロー
ラミルに戻して、省エネルギと粒度分布適正化による製
品品質の向上とを図ることができる。
示す系統図である。
図である。
を示す系統図である。
す系統図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 セメントクリンカを粉砕するための竪型
ローラミルと、 竪型ローラミルによって粉砕されたセメントクリンカを
上方に輸送する上方輸送手段と、 上方に輸送されたセメントクリンカを分割し、分割され
たセメントクリンカの一部を竪型ローラミルに戻す分配
手段と、 鉛直軸線を有し、鉛直軸線まわりに回転駆動される選別
翼を含む分級手段と、分級手段のケーシング上端で分級
手段内に連通し、分級手段の周囲に配置される複数のサ
イクロンとを備え、分配手段によって分割されたセメン
トクリンカの残部を、セメントクリンカの粒径に従って
精粉と粗粉とに分級し、精粉を製品として取出し、粗粉
を竪型ローラミルに戻すセパレータと、 分級手段およびサイクロンに供給する空気を循環させる
循環手段とを含むことを特徴とする竪型ローラミルによ
るセメントクリンカの粉砕装置。 - 【請求項2】 セパレータを内蔵しない竪型ローラミル
と、竪型ローラミルの上方に配置され、粉砕されたセメ
ントクリンカを分級して精粉を製品として取出し、粗粉
を竪型ローラミルに戻すセパレータと、竪型ローラミル
によって粉砕されたセメントクリンカをセパレータに輸
送する輸送手段とを含む閉回路を構成し、 輸送手段によって輸送される粉砕されたセメントクリン
カの一部を、セパレータを介さずに、竪型ローラミルに
直接戻すことを特徴とする竪型ローラミルによるセメン
トクリンカの粉砕方法。
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Applications Claiming Priority (1)
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| JP8096774A JP2920876B2 (ja) | 1996-04-18 | 1996-04-18 | 竪型ローラミルによるセメントクリンカの粉砕装置および方法 |
Publications (2)
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|---|---|
| JPH09276727A true JPH09276727A (ja) | 1997-10-28 |
| JP2920876B2 JP2920876B2 (ja) | 1999-07-19 |
Family
ID=14173993
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8096774A Expired - Lifetime JP2920876B2 (ja) | 1996-04-18 | 1996-04-18 | 竪型ローラミルによるセメントクリンカの粉砕装置および方法 |
Country Status (8)
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| US (1) | US6019299A (ja) |
| EP (1) | EP0801987B8 (ja) |
| JP (1) | JP2920876B2 (ja) |
| KR (1) | KR100210890B1 (ja) |
| CN (1) | CN1093780C (ja) |
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| ID (1) | ID16832A (ja) |
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