JPH09276880A - 超臨界水酸化処理方法 - Google Patents
超臨界水酸化処理方法Info
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- JPH09276880A JPH09276880A JP8092585A JP9258596A JPH09276880A JP H09276880 A JPH09276880 A JP H09276880A JP 8092585 A JP8092585 A JP 8092585A JP 9258596 A JP9258596 A JP 9258596A JP H09276880 A JPH09276880 A JP H09276880A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/54—Improvements relating to the production of bulk chemicals using solvents, e.g. supercritical solvents or ionic liquids
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- Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)
- Water Treatment By Sorption (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 リアクタ内で析出した塩がリアクタの壁面に
付着しないようにする。 【解決手段】 有機物を含む廃棄物と酸化源をリアクタ
に導入し、超臨界状態の水を溶媒として上記有機物を酸
化分解する超臨界水酸化処理方法において、リアクタ内
に塩吸着可能媒体を上記廃棄物と共に存在させ、リアク
タ内で析出する無機塩を積極的に上記塩吸着可能媒体の
表面に析出、吸着させ、この塩が付着した媒体をリアク
タの系外へ搬出することによってリアクタ内での析出塩
をリアクタ外へ排出する。
付着しないようにする。 【解決手段】 有機物を含む廃棄物と酸化源をリアクタ
に導入し、超臨界状態の水を溶媒として上記有機物を酸
化分解する超臨界水酸化処理方法において、リアクタ内
に塩吸着可能媒体を上記廃棄物と共に存在させ、リアク
タ内で析出する無機塩を積極的に上記塩吸着可能媒体の
表面に析出、吸着させ、この塩が付着した媒体をリアク
タの系外へ搬出することによってリアクタ内での析出塩
をリアクタ外へ排出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高温、高圧の超臨
界状態のリアクタ内で有機物を含む廃棄物を水酸化処理
する超臨界水酸化処理方法に関するものである。
界状態のリアクタ内で有機物を含む廃棄物を水酸化処理
する超臨界水酸化処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】超臨界状態の、いわゆる超臨界水は活性
を有しており、有機物に対する優れた溶媒特性を示す。
このため、超臨界水に酸化源を添加して有機物を処理す
る超臨界水酸化処理方法は、有機物の酸化分解処理にお
いて迅速、かつ分解処理達成率が高い方法である。
を有しており、有機物に対する優れた溶媒特性を示す。
このため、超臨界水に酸化源を添加して有機物を処理す
る超臨界水酸化処理方法は、有機物の酸化分解処理にお
いて迅速、かつ分解処理達成率が高い方法である。
【0003】しかしながら、超臨界水では塩類の溶解度
が極めて低いため、超臨界状態のリアクタの内部に塩類
が析出し、この析出した塩類によってリアクタは閉塞現
象をおこす。そこで、安定した超臨界水酸化状態を維持
するためには、上記析出塩を定期的に除去する必要があ
る。
が極めて低いため、超臨界状態のリアクタの内部に塩類
が析出し、この析出した塩類によってリアクタは閉塞現
象をおこす。そこで、安定した超臨界水酸化状態を維持
するためには、上記析出塩を定期的に除去する必要があ
る。
【0004】超臨界状態では、塩化ナトリウムに代表さ
れる中性塩は、水への溶解度が激減する。これは、例え
ば、塩化ナトリウムの溶解度は常温では30%である
が、400℃前後では0.01%以下になる。この現象
のため、上記したように、超臨界状態でのリアクタ内に
は析出する塩が蓄積し、リアクタが閉塞してしまうこと
がある。通常、無機の塩は当初の流入水中に含まれてい
る場合もあるし、酸化処理中に中和の結果として生成す
る場合もあるが、いずれも超臨界条件では不溶解であ
る。
れる中性塩は、水への溶解度が激減する。これは、例え
ば、塩化ナトリウムの溶解度は常温では30%である
が、400℃前後では0.01%以下になる。この現象
のため、上記したように、超臨界状態でのリアクタ内に
は析出する塩が蓄積し、リアクタが閉塞してしまうこと
がある。通常、無機の塩は当初の流入水中に含まれてい
る場合もあるし、酸化処理中に中和の結果として生成す
る場合もあるが、いずれも超臨界条件では不溶解であ
る。
【0005】このようなことから、従来から、例えば特
公平6−511190号に示されるように、リアクタに
は、これに蓄積される固体を除去するための固体除去シ
ステムを備えており、ブラシを管状のリアクタの長さ方
向に通すことにより、この長く伸びた管状リアクタに蓄
積する固体状粒子及びスケールを定期的に除去するよう
にしたものがある。
公平6−511190号に示されるように、リアクタに
は、これに蓄積される固体を除去するための固体除去シ
ステムを備えており、ブラシを管状のリアクタの長さ方
向に通すことにより、この長く伸びた管状リアクタに蓄
積する固体状粒子及びスケールを定期的に除去するよう
にしたものがある。
【0006】また他の従来例として、特公平3−500
264号公報に示されるように、大型のリアクタを用
い、固形状の塩を慣性作用により衝突させ、これの重力
作用によりリアクタの下部に落下させるようにしてい
る。リアクタ下部には超臨界温度よりも低温のサブゾー
ンが形成されており、上記落下された固形状の塩はここ
で溶解させている。
264号公報に示されるように、大型のリアクタを用
い、固形状の塩を慣性作用により衝突させ、これの重力
作用によりリアクタの下部に落下させるようにしてい
る。リアクタ下部には超臨界温度よりも低温のサブゾー
ンが形成されており、上記落下された固形状の塩はここ
で溶解させている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術では、
リアクタの構造が複雑になり、そのほかにも、リアクタ
内に異なる温度に熱分布を持たせるため、リアクタの巨
大化、制御の複雑化するという問題があった。
リアクタの構造が複雑になり、そのほかにも、リアクタ
内に異なる温度に熱分布を持たせるため、リアクタの巨
大化、制御の複雑化するという問題があった。
【0008】本発明は上記のことにかんがみなされたも
ので、臨界状態に曝されるリアクタをシンプルで小型化
でき、強度にも優れ、効率的な熱制御を行うことができ
るようにした超臨界水酸化処理方法を提供しようとする
ものである。
ので、臨界状態に曝されるリアクタをシンプルで小型化
でき、強度にも優れ、効率的な熱制御を行うことができ
るようにした超臨界水酸化処理方法を提供しようとする
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る超臨界水酸化処理方法は、有機物を含
む廃棄物と酸化源をリアクタに導入し、超臨界状態の水
を溶媒として上記有機物を酸化分解する超臨界水酸化処
理方法において、リアクタ内に塩吸着可能媒体を上記廃
棄物と共に存在させ、リアクタ内で析出する無機塩を積
極的に上記塩吸着可能媒体の表面に析出、吸着させ、こ
の塩が付着した媒体をリアクタの系外へ搬出することに
よってリアクタ内での析出塩をリアクタ外へ排出する。
に、本発明に係る超臨界水酸化処理方法は、有機物を含
む廃棄物と酸化源をリアクタに導入し、超臨界状態の水
を溶媒として上記有機物を酸化分解する超臨界水酸化処
理方法において、リアクタ内に塩吸着可能媒体を上記廃
棄物と共に存在させ、リアクタ内で析出する無機塩を積
極的に上記塩吸着可能媒体の表面に析出、吸着させ、こ
の塩が付着した媒体をリアクタの系外へ搬出することに
よってリアクタ内での析出塩をリアクタ外へ排出する。
【0010】そして、上記塩吸着可能媒体は水中で流動
可能な粒状の担体であり、この担体をリアクタ内に連続
的に、あるいは間欠的に添加し、処理液と共に排出す
る。
可能な粒状の担体であり、この担体をリアクタ内に連続
的に、あるいは間欠的に添加し、処理液と共に排出す
る。
【0011】また、上記塩吸着可能媒体はリアクタ内に
滞留可能であり、この滞留可能な塩吸着可能媒体の表面
に無機塩がある程度析出、吸着したところで、この塩吸
着可能媒体をリアクタの系外へ搬出するようにした。
滞留可能であり、この滞留可能な塩吸着可能媒体の表面
に無機塩がある程度析出、吸着したところで、この塩吸
着可能媒体をリアクタの系外へ搬出するようにした。
【0012】また上記超臨界状態のリアクタ内で析出し
た塩が付着したリアクタ内で滞留可能にした塩吸着可能
媒体は、これをリアクタの系外へ搬出することにかえ
て、リアクタを超臨界状態を脱した状態にしてから、こ
れに水を注入して上記塩を、この水で溶解し、この水と
共に塩だけをリアクタの系外へ搬出するようにしてもよ
い。
た塩が付着したリアクタ内で滞留可能にした塩吸着可能
媒体は、これをリアクタの系外へ搬出することにかえ
て、リアクタを超臨界状態を脱した状態にしてから、こ
れに水を注入して上記塩を、この水で溶解し、この水と
共に塩だけをリアクタの系外へ搬出するようにしてもよ
い。
【0013】
【作 用】超臨界水中の塩類は塩吸着可能媒体の表面
に析出、吸着され、リアクタの内壁にはほとんど析出、
付着されない。そして上記析出、吸着された塩は塩吸着
可能媒体をリアクタの系外へ搬出することにより、ある
いはこれをリアクタ内で水に溶解してこの水と共に、リ
アクタ外へ排出される。
に析出、吸着され、リアクタの内壁にはほとんど析出、
付着されない。そして上記析出、吸着された塩は塩吸着
可能媒体をリアクタの系外へ搬出することにより、ある
いはこれをリアクタ内で水に溶解してこの水と共に、リ
アクタ外へ排出される。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、超臨界状態に曝される
リアクタを何ら変えることなく、通常のシンプルで小型
にすることができ、強度も優れたものとすることができ
る。そして被処理物中の塩分をこれのリアクタ内の処理
中にほとんど全量を析出、吸着することができてこれを
リアクタ外へ排出することができる。また、上記処理中
において、リアクタ内の塩析出を制御するためにリアク
タ内の温度や圧力を制御する必要がなくなり、リアクタ
の温度及び圧力は被処理物の処理のためにだけ制御すれ
ばよくなり、効率的な熱制御を行うことができる。
リアクタを何ら変えることなく、通常のシンプルで小型
にすることができ、強度も優れたものとすることができ
る。そして被処理物中の塩分をこれのリアクタ内の処理
中にほとんど全量を析出、吸着することができてこれを
リアクタ外へ排出することができる。また、上記処理中
において、リアクタ内の塩析出を制御するためにリアク
タ内の温度や圧力を制御する必要がなくなり、リアクタ
の温度及び圧力は被処理物の処理のためにだけ制御すれ
ばよくなり、効率的な熱制御を行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。図1は処理フローを示すもので、1は超
臨界状態に圧力及び温度を制御可能にしたリアクタであ
り、このリアクタ1内に空気圧縮機2にて酸化源となる
空気と、高圧送液ポンプ3にて塩濃度の高い有機物廃水
を供給する。このとき、有機物廃水中に微粒子状のセラ
ミック等の担体を混入しておく。なおこのとき、リアク
タ1内へは必要に応じて水酸化ナトリウム(NaOH)
を添加する。上記担体は連続的にあるいは間欠的に混入
する。
して説明する。図1は処理フローを示すもので、1は超
臨界状態に圧力及び温度を制御可能にしたリアクタであ
り、このリアクタ1内に空気圧縮機2にて酸化源となる
空気と、高圧送液ポンプ3にて塩濃度の高い有機物廃水
を供給する。このとき、有機物廃水中に微粒子状のセラ
ミック等の担体を混入しておく。なおこのとき、リアク
タ1内へは必要に応じて水酸化ナトリウム(NaOH)
を添加する。上記担体は連続的にあるいは間欠的に混入
する。
【0016】超臨界状態のリアクタ1内での有機物廃水
は酸化分解される。そしてこのとき、リアクタ1内では
塩の溶解度が低下するので、この塩が析出するが、リア
クタ1内に担体が存在するので、この析出塩はリアクタ
1の壁面より担体表面に析出されてこの担体表面に吸着
される。そしてこの塩を吸着した担体は上記処理液と共
に連続的に減圧弁4及び気液分離槽5を経てリアクタ1
外へ排出し、あるいはある程度担体が塩でふくれあがっ
たところで担体をリアクタ1外へ排出する。なお上記気
液分離槽5へは100°程度の温度で流入する。
は酸化分解される。そしてこのとき、リアクタ1内では
塩の溶解度が低下するので、この塩が析出するが、リア
クタ1内に担体が存在するので、この析出塩はリアクタ
1の壁面より担体表面に析出されてこの担体表面に吸着
される。そしてこの塩を吸着した担体は上記処理液と共
に連続的に減圧弁4及び気液分離槽5を経てリアクタ1
外へ排出し、あるいはある程度担体が塩でふくれあがっ
たところで担体をリアクタ1外へ排出する。なお上記気
液分離槽5へは100°程度の温度で流入する。
【0017】塩を吸着した担体はリアクタ1の外へ排出
されて超臨界状態を脱すると、塩は水に対する溶解度が
あがるため、気液分離槽5を経て流入した固液分離槽5
a内での排水中に溶解し、ここで塩が吸着していない担
体が他の固形物と共に分離除去される。
されて超臨界状態を脱すると、塩は水に対する溶解度が
あがるため、気液分離槽5を経て流入した固液分離槽5
a内での排水中に溶解し、ここで塩が吸着していない担
体が他の固形物と共に分離除去される。
【0018】図2は他の実施の形態を示すもので、リア
クタ1内で塩を吸着した担体を減圧弁4より減圧槽6に
供給して、これの超臨界状態を高温の状態で一気に脱す
ることで、これに付着している水分を蒸発させる。これ
により、塩が吸着乾固した状態の担体7を得ることがで
きる。
クタ1内で塩を吸着した担体を減圧弁4より減圧槽6に
供給して、これの超臨界状態を高温の状態で一気に脱す
ることで、これに付着している水分を蒸発させる。これ
により、塩が吸着乾固した状態の担体7を得ることがで
きる。
【0019】図3,図4はリアクタ1内に粒状の担体に
代えてリアクタ1内に滞留可能にした塩吸着機8を内装
した例を示す。この滞留可能にした塩吸着機8は幹部材
9に多数の枝部材10を回動自在に連結し、この各枝部
材10は図4に示すように金属約11にセラミックから
なる担体12を棒状に焼結固着した構成になっている。
代えてリアクタ1内に滞留可能にした塩吸着機8を内装
した例を示す。この滞留可能にした塩吸着機8は幹部材
9に多数の枝部材10を回動自在に連結し、この各枝部
材10は図4に示すように金属約11にセラミックから
なる担体12を棒状に焼結固着した構成になっている。
【0020】この構成によれば、リアクタ1内を通る有
機物廃水中の塩は塩吸着機8の各枝部材10の担体12
に接触してこの担体12に析出される。この塩吸着機8
は定期的にリアクタ1より取り出して水にて洗浄して再
利用する。
機物廃水中の塩は塩吸着機8の各枝部材10の担体12
に接触してこの担体12に析出される。この塩吸着機8
は定期的にリアクタ1より取り出して水にて洗浄して再
利用する。
【0021】また上記滞留可能な塩吸着機8に付着した
塩をリアクタ1の系外へ搬出する手段としては、上記手
段のほかに、それをリアクタ1内で水洗いするようにし
た手段を用いてもよい。すなわち、図3に鎖線で示すよ
うに、リアクタ1に注水管13を接続し、この注水管1
3よりバルブ14を介して超臨界状態を脱した状態のリ
アクタ1内に水を注入して、この水に上記塩吸着器8に
付着した塩を溶かし、その後この水を系外へ搬出する。
塩をリアクタ1の系外へ搬出する手段としては、上記手
段のほかに、それをリアクタ1内で水洗いするようにし
た手段を用いてもよい。すなわち、図3に鎖線で示すよ
うに、リアクタ1に注水管13を接続し、この注水管1
3よりバルブ14を介して超臨界状態を脱した状態のリ
アクタ1内に水を注入して、この水に上記塩吸着器8に
付着した塩を溶かし、その後この水を系外へ搬出する。
【0022】〔実施例1〕食塩を含む有機物廃水の超臨
界水酸化反応において、塩分をリアクタより除去した。 実験条件 リアクタ:内容積100ccのステンレス製耐圧容器 反応温度及び圧力:600℃、300気圧の超臨界状態 対象液:3%塩化ナトリウム溶液+10%ぶどう糖。こ
れを10ml/minで連続的にリアクタ内に導入し、
連続的に処理液として排出した。 塩吸着可能な担体:セラミック粉体(粒径1〜2mm)
を対象液に0.2g/mlの割合で添加した。 酸化源:空気 上記実験条件にて図1に示す処理フローにて処理を行っ
た。
界水酸化反応において、塩分をリアクタより除去した。 実験条件 リアクタ:内容積100ccのステンレス製耐圧容器 反応温度及び圧力:600℃、300気圧の超臨界状態 対象液:3%塩化ナトリウム溶液+10%ぶどう糖。こ
れを10ml/minで連続的にリアクタ内に導入し、
連続的に処理液として排出した。 塩吸着可能な担体:セラミック粉体(粒径1〜2mm)
を対象液に0.2g/mlの割合で添加した。 酸化源:空気 上記実験条件にて図1に示す処理フローにて処理を行っ
た。
【0023】対象液に担体を添加したものを、空気圧縮
機2による高圧空気と共に高圧送液ポンプ3にて高圧状
態で連続的にリアクタ1内に導入した。リアクタ1は6
00℃、300気圧に加温加圧された状態になってお
り、ここで対象液の有機物が酸化分解される。リアクタ
1を出た処理液は減圧弁4を100°前後となってを通
過し、超臨界状態を脱する温度、圧力に冷却、減圧さ
れ、その後、気液分離槽5に導かれ、有機物が分解され
て生成されたCO2 は大気中に放出される。次に固液分
離槽5aで担体と処理液は沈殿分離される。
機2による高圧空気と共に高圧送液ポンプ3にて高圧状
態で連続的にリアクタ1内に導入した。リアクタ1は6
00℃、300気圧に加温加圧された状態になってお
り、ここで対象液の有機物が酸化分解される。リアクタ
1を出た処理液は減圧弁4を100°前後となってを通
過し、超臨界状態を脱する温度、圧力に冷却、減圧さ
れ、その後、気液分離槽5に導かれ、有機物が分解され
て生成されたCO2 は大気中に放出される。次に固液分
離槽5aで担体と処理液は沈殿分離される。
【0024】担体に吸着した塩は減圧弁4を通過した時
点で超臨界状態から解放されるため、水に対する溶解度
は大きくなり、処理水中に溶解しはじめる。従って、固
液分離槽5aで沈殿分離された担体表面には塩は吸着さ
れておらず、再利用することも可能である。結 果固液
分離処理された処理水の塩化ナトリウム濃度は約3%、
有機炭素濃度は5ppmとなり、有機分は99.99%
以上分解されるのに対して、塩化ナトリウムは略100
%担体と共に排出されていることが確認された。そして
連続処理を5時間行った後、対象液の送液を停止してリ
アクタ1内を観察したところ、担体と塩化ナトリウムの
結晶はほとんど認められなかった。
点で超臨界状態から解放されるため、水に対する溶解度
は大きくなり、処理水中に溶解しはじめる。従って、固
液分離槽5aで沈殿分離された担体表面には塩は吸着さ
れておらず、再利用することも可能である。結 果固液
分離処理された処理水の塩化ナトリウム濃度は約3%、
有機炭素濃度は5ppmとなり、有機分は99.99%
以上分解されるのに対して、塩化ナトリウムは略100
%担体と共に排出されていることが確認された。そして
連続処理を5時間行った後、対象液の送液を停止してリ
アクタ1内を観察したところ、担体と塩化ナトリウムの
結晶はほとんど認められなかった。
【0025】〔比較試験〕担体を添加しないで上記実施
例1と同様の試験を行った。反応開始直後、排出液の塩
化ナトリウム濃度を測定したところ、これの濃度は3%
を下回り、リアクタ1内圧力の上昇と共に、次第に排出
液量が低下することが観察された。反応後、リアクタ1
の内部を観察したところ、壁面に析出塩が大量に付着し
ていた。このため、この析出塩によりリアクタ1の内部
が次第に閉塞したものと推定される。
例1と同様の試験を行った。反応開始直後、排出液の塩
化ナトリウム濃度を測定したところ、これの濃度は3%
を下回り、リアクタ1内圧力の上昇と共に、次第に排出
液量が低下することが観察された。反応後、リアクタ1
の内部を観察したところ、壁面に析出塩が大量に付着し
ていた。このため、この析出塩によりリアクタ1の内部
が次第に閉塞したものと推定される。
【0026】以上の試験から、担体をコアとして塩が排
出されることが認められた。この担体はセラミック粉体
以外に、同程度の粒径のゼオライト、沸騰石、フェライ
ト粒子、バーミュキュライトでも同様な効果を有する。
またこの担体は、超臨界水状態で変性しない無機物が望
ましい。例えば、粘土鉱物、セラミック、アルミナ等の
無機酸化物、フェライト、金属粉等があげられる。さら
に、この担体は、常温の水中で容易に分離回収でき、か
つそれ自体が溶解しないことが望ましい。担体がフェラ
イトである場合は、沈殿分離以外に磁気分離も可能であ
る。
出されることが認められた。この担体はセラミック粉体
以外に、同程度の粒径のゼオライト、沸騰石、フェライ
ト粒子、バーミュキュライトでも同様な効果を有する。
またこの担体は、超臨界水状態で変性しない無機物が望
ましい。例えば、粘土鉱物、セラミック、アルミナ等の
無機酸化物、フェライト、金属粉等があげられる。さら
に、この担体は、常温の水中で容易に分離回収でき、か
つそれ自体が溶解しないことが望ましい。担体がフェラ
イトである場合は、沈殿分離以外に磁気分離も可能であ
る。
【0027】〔実施例2〕超臨界水酸化リアクタ中で中
和により生じる塩を排出した。 実験条件 対象液:含ハロゲン有機物である3%トリクロロエチレ
ンと2.5%水酸化ナトリウムの混合物を100ml/
minで連続的にリアクタ内に導入し、連続的に処理液
として排出した。超臨界状態のリアクタ内では、トリク
ロロエチレンが分解して塩素、 もしくは塩
化水素が生じるので、これを中和するために水酸化ナト
リウムをトリクロロエチレン液と等モル量
添加した。ここではトリ クロロエチレン中
の塩素と、水酸化ナトリウムは等モルで反応する
ものとみなした。 塩吸着可能な担体:固定式塩吸着機 他の実験条件:実施例1と同じ 処理工程:実施例1と同じ 結果 リアクタ1からの排出液の有機炭素濃度は5ppmとな
り、塩化ナトリウム濃度は0.6%となった。またpH
は6.8で安定した。すなわち、期待されたようにトリ
クロロエチレンは99.9%以上分解されていることが
確認された。また、発生する塩分はほぼ完全に中和され
ていた。そしてリアクタ内部にはハロゲンによる腐食、
塩類集積はほとんど認められなかった。
和により生じる塩を排出した。 実験条件 対象液:含ハロゲン有機物である3%トリクロロエチレ
ンと2.5%水酸化ナトリウムの混合物を100ml/
minで連続的にリアクタ内に導入し、連続的に処理液
として排出した。超臨界状態のリアクタ内では、トリク
ロロエチレンが分解して塩素、 もしくは塩
化水素が生じるので、これを中和するために水酸化ナト
リウムをトリクロロエチレン液と等モル量
添加した。ここではトリ クロロエチレン中
の塩素と、水酸化ナトリウムは等モルで反応する
ものとみなした。 塩吸着可能な担体:固定式塩吸着機 他の実験条件:実施例1と同じ 処理工程:実施例1と同じ 結果 リアクタ1からの排出液の有機炭素濃度は5ppmとな
り、塩化ナトリウム濃度は0.6%となった。またpH
は6.8で安定した。すなわち、期待されたようにトリ
クロロエチレンは99.9%以上分解されていることが
確認された。また、発生する塩分はほぼ完全に中和され
ていた。そしてリアクタ内部にはハロゲンによる腐食、
塩類集積はほとんど認められなかった。
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すブロック図で
ある。
ある。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示すブロック図で
ある。
ある。
【図3】滞留可能な塩吸着機の一例を示す説明図であ
る。
る。
【図4】滞留可能な塩吸着機の要部を示す拡大図であ
る。
る。
1…リアクタ 2…空気圧縮機 3…高圧送液ポンプ 4…減圧弁 5…気液分離槽 5a…固液分離槽 6…減圧槽 7,12…担体 8…固定式塩吸着機 9…幹部分 10…枝部分 11…金属線 13…注水管。
Claims (4)
- 【請求項1】 有機物を含む廃棄物と酸化源をリアクタ
に導入し、超臨界状態の水を溶媒として上記有機物を酸
化分解する超臨界水酸化処理方法において、 リアクタ内に塩吸着可能媒体を上記廃棄物と共に存在さ
せ、リアクタ内で析出する無機塩を積極的に上記塩吸着
可能媒体の表面に析出、吸着させ、この塩が付着した媒
体をリアクタの系外へ搬出することによってリアクタ内
での析出塩をリアクタ外へ排出するようにしたことを特
徴とする超臨界水酸化処理方法。 - 【請求項2】 塩吸着可能媒体は水中で流動可能な粒状
の担体であり、この担体をリアクタ内に連続的に、ある
いは間欠的に添加し、処理液と共に排出することを特徴
とする請求項1記載の超臨界水酸化処理方法。 - 【請求項3】 塩吸着可能媒体はリアクタ内に滞留可能
にしこの滞留可能な塩吸着可能媒体の表面に無機塩があ
る程度析出、吸着したところで、この塩吸着可能媒体を
リアクタの系外へ搬出するようにしたことを特徴とする
請求項1記載の超臨界水酸化処理方法。 - 【請求項4】 有機物を含む廃棄物と酸化源をリアクタ
に導入し、超臨界状態の水を溶媒として上記有機物を酸
化分解する超臨界水酸化処理方法において、 リアクタ内に、リアクタ内に滞留可能にした塩吸着可能
媒体を上記廃棄物と共に存在させ、リアクタ内で析出す
る無機塩を積極的に上記塩吸着可能媒体の表面に析出、
吸着させ、ついで、リアクタを上記超臨界状態を脱する
状態にしてからこのリアクタ内に水を注入し、この水に
上記塩吸着可能媒体の表面に付着している塩を溶かし、
この水を共に上記塩をリアクタの系外へ搬出するように
したことを特徴とする超臨界水酸化処理方法。
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|---|---|---|---|
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Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100344386C (zh) * | 1997-08-20 | 2007-10-24 | 株式会社东芝 | 废弃物处理方法 |
| JP2022515667A (ja) * | 2018-12-31 | 2022-02-21 | 中国石油化工股▲ふん▼有限公司 | 固体沈殿装置および固体沈殿方法 |
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1996
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| US12246972B2 (en) | 2018-12-31 | 2025-03-11 | China Petroleum & Chemical Corporation | Solid precipitation apparatus and solid precipitation process |
| CN118289923A (zh) * | 2023-01-03 | 2024-07-05 | 中国石油化工股份有限公司 | 超临界水氧化反应装置和处理有机废液的方法 |
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