JPH09277004A - 連続鋳造用ロール - Google Patents
連続鋳造用ロールInfo
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- JPH09277004A JPH09277004A JP8119563A JP11956396A JPH09277004A JP H09277004 A JPH09277004 A JP H09277004A JP 8119563 A JP8119563 A JP 8119563A JP 11956396 A JP11956396 A JP 11956396A JP H09277004 A JPH09277004 A JP H09277004A
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C13/00—Rolls, drums, discs, or the like; Bearings or mountings therefor
-
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2322/00—Apparatus used in shaping articles
Landscapes
- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
- Continuous Casting (AREA)
- Coating By Spraying Or Casting (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 曲がりの発生しない連続鋳造ロールの提
供。 【解決手段】 ロールの胴長方向中央外周部に、胴長に
対して1/3〜4/5長さの範囲に、複数のロール冷却
水通過用有蓋溝を設け、溝両端が通水孔によりロール軸
心の通水孔に連通されており、ロール表層から前記有蓋
溝に達するまでの距離が20〜70mmで、一つの円溝
または角溝の断面積が、ロール外径面積に対して3〜2
0%で、4〜64個の冷却水孔を有する水冷式連続鋳造
用ロールとする。 【効果】 ロールの表面温度上昇が少なく、熱衝撃にも
強く、鋳造スラブエッジの抜熱抑制に効果がある。
供。 【解決手段】 ロールの胴長方向中央外周部に、胴長に
対して1/3〜4/5長さの範囲に、複数のロール冷却
水通過用有蓋溝を設け、溝両端が通水孔によりロール軸
心の通水孔に連通されており、ロール表層から前記有蓋
溝に達するまでの距離が20〜70mmで、一つの円溝
または角溝の断面積が、ロール外径面積に対して3〜2
0%で、4〜64個の冷却水孔を有する水冷式連続鋳造
用ロールとする。 【効果】 ロールの表面温度上昇が少なく、熱衝撃にも
強く、鋳造スラブエッジの抜熱抑制に効果がある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄鋼などの連続鋳
造用ロール、特に高温鋳造片に対するに対する耐酸化
性、耐摩耗性、耐熱性や熱衝撃特性に優れた水冷式連続
鋳造用ロールに関する。
造用ロール、特に高温鋳造片に対するに対する耐酸化
性、耐摩耗性、耐熱性や熱衝撃特性に優れた水冷式連続
鋳造用ロールに関する。
【0002】
【従来の技術】連続鋳造用ロールは、鋳造された高温の
鋳造片が直接接触するため、偏熱を受けてロールに曲げ
変形や振れが発生する。そのため、鋳造片に対する圧縮
力が一定とならず、鋳造片に内部割れや中心偏析等の品
質欠陥が発生し問題となってきた。そのため、ロール中
心軸より冷却水を通し、表層部全長を冷却するリボルバ
ーロールやスリーブロール等が使われてきた。
鋳造片が直接接触するため、偏熱を受けてロールに曲げ
変形や振れが発生する。そのため、鋳造片に対する圧縮
力が一定とならず、鋳造片に内部割れや中心偏析等の品
質欠陥が発生し問題となってきた。そのため、ロール中
心軸より冷却水を通し、表層部全長を冷却するリボルバ
ーロールやスリーブロール等が使われてきた。
【0003】しかしながら、これらのロールではロール
全長が冷却されるために偏熱によるロール変形を起こ
し、局部加熱対策としてはなお不十分であった。例えば
特開昭64−87045号公報で、表層冷却ロールが提
案されているが、冷却幅については明確な規定がなく、
偏熱対策としてはなお不十分であった。
全長が冷却されるために偏熱によるロール変形を起こ
し、局部加熱対策としてはなお不十分であった。例えば
特開昭64−87045号公報で、表層冷却ロールが提
案されているが、冷却幅については明確な規定がなく、
偏熱対策としてはなお不十分であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】表層冷却ロールはロー
ル全体の過熱を防ぎ、ロール全長の変形や振れを小さく
するのには一応の効果があるが、ロール軸方向の表面温
度差は依然として存在する。また、全長冷却により鋳造
片幅方向エッジ部分の温度が下がり、鋳造片の品質欠陥
が起こり易かった。また、鋳造片を直送圧延するにはス
ラブエッジを再加熱することになり、別途対策を必要と
した。本発明は、前記した従来の問題点を解決し、連続
鋳造ロールに鋳造片が接触しても鋳造片スラブエッジの
抜熱が少なく、ロール表層部が耐酸化性、耐摩耗性、耐
食性、耐熱性や熱衝撃特性に優れた水冷式連続鋳造用ロ
ールを提供することを目的としている。
ル全体の過熱を防ぎ、ロール全長の変形や振れを小さく
するのには一応の効果があるが、ロール軸方向の表面温
度差は依然として存在する。また、全長冷却により鋳造
片幅方向エッジ部分の温度が下がり、鋳造片の品質欠陥
が起こり易かった。また、鋳造片を直送圧延するにはス
ラブエッジを再加熱することになり、別途対策を必要と
した。本発明は、前記した従来の問題点を解決し、連続
鋳造ロールに鋳造片が接触しても鋳造片スラブエッジの
抜熱が少なく、ロール表層部が耐酸化性、耐摩耗性、耐
食性、耐熱性や熱衝撃特性に優れた水冷式連続鋳造用ロ
ールを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明者等は鋭意研究を重ねた結果、ロール軸方向
中央外周部のみを冷却することが効果的であることを知
見し、本発明を完成するに至った。前記の知見に基づい
てなされた本発明は、ロールの胴長方向中央外周部に、
胴長に対して1/3〜4/5長さの範囲に、複数のロー
ル冷却水通過用有蓋溝を設け、溝両端が通水孔によりロ
ール軸心の通水孔に連通されており、ロール表層から前
記有蓋溝に達するまでの距離が20〜70mmで、一つ
の円溝または角溝の断面積が、ロール外径面積に対して
3〜20%で、4〜64個の冷却水孔を有することを特
徴とする水冷式連続鋳造用ロールを要旨としている。前
記ロール冷却水通過用有蓋溝が軸心に対して平行又は螺
旋状に設けられた水冷式連続鋳造用ロールも本発明の要
旨である。
め、本発明者等は鋭意研究を重ねた結果、ロール軸方向
中央外周部のみを冷却することが効果的であることを知
見し、本発明を完成するに至った。前記の知見に基づい
てなされた本発明は、ロールの胴長方向中央外周部に、
胴長に対して1/3〜4/5長さの範囲に、複数のロー
ル冷却水通過用有蓋溝を設け、溝両端が通水孔によりロ
ール軸心の通水孔に連通されており、ロール表層から前
記有蓋溝に達するまでの距離が20〜70mmで、一つ
の円溝または角溝の断面積が、ロール外径面積に対して
3〜20%で、4〜64個の冷却水孔を有することを特
徴とする水冷式連続鋳造用ロールを要旨としている。前
記ロール冷却水通過用有蓋溝が軸心に対して平行又は螺
旋状に設けられた水冷式連続鋳造用ロールも本発明の要
旨である。
【0006】また、本発明はロールの胴長方向中央外周
部に冷却水溝が形成され、溝両端が通水孔によりロール
軸心の通水孔に連通されており、前記冷却水溝の上に溝
蓋用の短冊材、多分割円筒材或いはスパイラル帯状の蓋
材が溶接固定されており、前記蓋材上にロール素材と同
等以上の耐久性を有する材料の肉盛り溶接層が設けら
れ、その上に耐酸化性、耐摩耗性、耐熱性を兼備する材
料被覆層が形成され、必要に応じ、応力除去仕上げされ
た水冷式連続鋳造用ロールを要旨とするものである。
部に冷却水溝が形成され、溝両端が通水孔によりロール
軸心の通水孔に連通されており、前記冷却水溝の上に溝
蓋用の短冊材、多分割円筒材或いはスパイラル帯状の蓋
材が溶接固定されており、前記蓋材上にロール素材と同
等以上の耐久性を有する材料の肉盛り溶接層が設けら
れ、その上に耐酸化性、耐摩耗性、耐熱性を兼備する材
料被覆層が形成され、必要に応じ、応力除去仕上げされ
た水冷式連続鋳造用ロールを要旨とするものである。
【0007】そして、ロールの胴長方向中央外周部に冷
却水溝が形成され、溝両端が通水孔によりロール軸心の
通水孔に連通されており、前記冷却水溝の外側に耐酸化
性、耐摩耗性、耐熱性を有するスリーブが焼きばめさ
れ、必要により更に耐久性のよい材料が被覆され、前記
スリーブの一端がロール本体に溶接固定され、他端を自
由端として、自由端側の軸ロール表面にスリーブ抜け落
ち防止金具が固定された水冷式連続鋳造用ロールも本発
明の要旨である。さらに、ロール冷却水通過用有蓋溝内
表面上に、耐食性合金の肉盛り溶接層、耐食性合金溶射
層または耐食性合金めっき層のいずれかを形成した水冷
式連続鋳造用ロール、あるいは、冷却水路内に、ロール
冷却水を水路の鋳造片側に流す偏流装置を設けた水冷式
連続鋳造用ロールも本発明の要旨である。
却水溝が形成され、溝両端が通水孔によりロール軸心の
通水孔に連通されており、前記冷却水溝の外側に耐酸化
性、耐摩耗性、耐熱性を有するスリーブが焼きばめさ
れ、必要により更に耐久性のよい材料が被覆され、前記
スリーブの一端がロール本体に溶接固定され、他端を自
由端として、自由端側の軸ロール表面にスリーブ抜け落
ち防止金具が固定された水冷式連続鋳造用ロールも本発
明の要旨である。さらに、ロール冷却水通過用有蓋溝内
表面上に、耐食性合金の肉盛り溶接層、耐食性合金溶射
層または耐食性合金めっき層のいずれかを形成した水冷
式連続鋳造用ロール、あるいは、冷却水路内に、ロール
冷却水を水路の鋳造片側に流す偏流装置を設けた水冷式
連続鋳造用ロールも本発明の要旨である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の構成と作用を図面に基づ
いて説明する。図1は本発明ロールの断面側面図を示し
ており、1はロール本体であって、通常ロール本体は軸
心に貫通孔7をもった状態で供給されることが多く、貫
通孔7はそのまま水冷用の通水孔となるものである。
いて説明する。図1は本発明ロールの断面側面図を示し
ており、1はロール本体であって、通常ロール本体は軸
心に貫通孔7をもった状態で供給されることが多く、貫
通孔7はそのまま水冷用の通水孔となるものである。
【0009】図2または図3の断面部分に示すように、
本発明ロールではロールの中央c−c’線から等距離の
両側に、軸心の貫通孔7に通ずる複数の孔8を対称位置
になるよう、ロール外周から等間隔に孔明け加工する。
この孔8により、軸心部を通る冷却水をロール1の外周
部に導くことが出来る。
本発明ロールではロールの中央c−c’線から等距離の
両側に、軸心の貫通孔7に通ずる複数の孔8を対称位置
になるよう、ロール外周から等間隔に孔明け加工する。
この孔8により、軸心部を通る冷却水をロール1の外周
部に導くことが出来る。
【0010】ロール中央部外表面には、前記両側の孔8
をつなぐ円溝または角溝9をロール軸に平行に形成する
溝彫り加工を施した後、ロール表面と面一になるよう蓋
材2で塞ぎ、孔8より外周部に導かれた冷却水の通路と
する。孔8の大きさは、溝9とほぼ同じ程度とする。ま
た、通水孔7は各孔8に必要な冷却水が供給できる大き
さとする。具体的には、一つの孔8の断面積は、通水孔
7の断面積の3〜20%で、鋳造条件によって決定す
る。ロールが鋳造回転中に表面温度むらのない冷却効果
を奏するためには、円溝または角溝9は、最小限4個が
必要である。また、通水孔7の断面積3%の円溝では孔
径が8mm以下となり、これより小さい孔径では製作加
工が困難となるため最大限64個の溝を形成するものと
した。蓋材2は、溶接部5によってロール表面に液密に
固着する。その後蓋材表面を含むロール全表面に、高強
度の高合金材による肉盛溶接層3を設け、必要があれば
更に仕上層として耐酸化性、耐摩耗性および耐熱性材料
の肉盛溶接層あるいは溶射被覆層4を形成し、適宜応力
除去熱処理を行なって仕上げ加工する。
をつなぐ円溝または角溝9をロール軸に平行に形成する
溝彫り加工を施した後、ロール表面と面一になるよう蓋
材2で塞ぎ、孔8より外周部に導かれた冷却水の通路と
する。孔8の大きさは、溝9とほぼ同じ程度とする。ま
た、通水孔7は各孔8に必要な冷却水が供給できる大き
さとする。具体的には、一つの孔8の断面積は、通水孔
7の断面積の3〜20%で、鋳造条件によって決定す
る。ロールが鋳造回転中に表面温度むらのない冷却効果
を奏するためには、円溝または角溝9は、最小限4個が
必要である。また、通水孔7の断面積3%の円溝では孔
径が8mm以下となり、これより小さい孔径では製作加
工が困難となるため最大限64個の溝を形成するものと
した。蓋材2は、溶接部5によってロール表面に液密に
固着する。その後蓋材表面を含むロール全表面に、高強
度の高合金材による肉盛溶接層3を設け、必要があれば
更に仕上層として耐酸化性、耐摩耗性および耐熱性材料
の肉盛溶接層あるいは溶射被覆層4を形成し、適宜応力
除去熱処理を行なって仕上げ加工する。
【0011】孔8へ冷却水を流すため、分岐部において
通水孔7へ栓6により密封加工を行なう。これによって
冷却水は矢印のようにロールの一端に設けた偏流装置1
0から通水され、孔8、溝9、孔8および通水孔7を通
ってロールの他端から排出される。前記偏流装置10
は、図4に示されるように先端部が孔8の方向に強制噴
流を出来る構造となっており、鋳造片が接触するロール
表面部分に冷却水がより集中するようにされている。
通水孔7へ栓6により密封加工を行なう。これによって
冷却水は矢印のようにロールの一端に設けた偏流装置1
0から通水され、孔8、溝9、孔8および通水孔7を通
ってロールの他端から排出される。前記偏流装置10
は、図4に示されるように先端部が孔8の方向に強制噴
流を出来る構造となっており、鋳造片が接触するロール
表面部分に冷却水がより集中するようにされている。
【0012】図5は、ロール中央部外表面に形成する冷
却水の通水用溝9が螺旋状に形成された場合であり、貫
通孔7と前記溝9とをつなぐ通水用の孔8は、溝9の両
端に1個づつ形成すればよく加工工数が少なくなる。通
水用溝9は、図1と同様、円筒を長手方向に分割した蓋
材2又は巻き付け帯板2を溶接することにより液密に形
成される。蓋材2は溝9を形成した部分のみに施して
も、あるいはロール表面全体にわたって施してもよい。
却水の通水用溝9が螺旋状に形成された場合であり、貫
通孔7と前記溝9とをつなぐ通水用の孔8は、溝9の両
端に1個づつ形成すればよく加工工数が少なくなる。通
水用溝9は、図1と同様、円筒を長手方向に分割した蓋
材2又は巻き付け帯板2を溶接することにより液密に形
成される。蓋材2は溝9を形成した部分のみに施して
も、あるいはロール表面全体にわたって施してもよい。
【0013】図6は、冷却水の通水用溝蓋材としてロー
ル全表面を覆う高強度の高合金パイプ材11を焼嵌めし
た構造を示している。高強度の高合金パイプ材の代りに
パイプ状の高強度ロール材を焼嵌めし、その表面に仕上
層として図1と同様の耐酸化性、耐摩耗性および耐熱性
材料の肉盛溶接層あるいは溶射被覆層を形成し、適宜応
力除去熱処理を行なってもよい。蓋材11はロールの一
端に溶接12により固定され、他端にはずれ防止止め金
14が溶接されている。焼嵌め方式では、表層パイプ材
の一端は膨張収縮を許容するため自由端とするのがよ
い。また、ロールと蓋材の液密性を高めるため、蓋材を
焼嵌めする前に高熱膨張率のシール金属層13をロール
表面あるいは蓋材11内面に設けておくと有効である。
ル全表面を覆う高強度の高合金パイプ材11を焼嵌めし
た構造を示している。高強度の高合金パイプ材の代りに
パイプ状の高強度ロール材を焼嵌めし、その表面に仕上
層として図1と同様の耐酸化性、耐摩耗性および耐熱性
材料の肉盛溶接層あるいは溶射被覆層を形成し、適宜応
力除去熱処理を行なってもよい。蓋材11はロールの一
端に溶接12により固定され、他端にはずれ防止止め金
14が溶接されている。焼嵌め方式では、表層パイプ材
の一端は膨張収縮を許容するため自由端とするのがよ
い。また、ロールと蓋材の液密性を高めるため、蓋材を
焼嵌めする前に高熱膨張率のシール金属層13をロール
表面あるいは蓋材11内面に設けておくと有効である。
【0014】時には、有蓋溝中を通る冷却水により、溝
9の内表面が腐食したり、スケールが発生して溝詰まり
を生ずることがある。これらは溝部断面積を適正に選択
することで防げるが、図10に示すように、溝内表面上
に、耐食性合金の肉盛り溶接層19、耐食性合金溶射層
19または耐食性合金または金属めっき層19のいずれ
かを形成すると、腐食、スケール発生防止に効果的であ
る。この場合、肉盛りは溝内表面に0.1〜5mmのオ
ーバレイを行うのが良い。肉盛り材としてはSUS30
4系の材料でよく、その他自溶合金でも良い。無電解N
iめっきを施しても良い。この耐食性肉盛り施工は、必
要に応じ分岐通水孔にも適用できる。
9の内表面が腐食したり、スケールが発生して溝詰まり
を生ずることがある。これらは溝部断面積を適正に選択
することで防げるが、図10に示すように、溝内表面上
に、耐食性合金の肉盛り溶接層19、耐食性合金溶射層
19または耐食性合金または金属めっき層19のいずれ
かを形成すると、腐食、スケール発生防止に効果的であ
る。この場合、肉盛りは溝内表面に0.1〜5mmのオ
ーバレイを行うのが良い。肉盛り材としてはSUS30
4系の材料でよく、その他自溶合金でも良い。無電解N
iめっきを施しても良い。この耐食性肉盛り施工は、必
要に応じ分岐通水孔にも適用できる。
【0015】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、主に連続
鋳造ロールの中央外周部を冷却する構造であり、鋳造片
との接触部分が冷却されるのでロール胴端の温度低下は
少なくなる。すなわち、従来のロール胴長全長に冷却水
通水用溝をもつリボルバーロールより胴端の温度が高
く、鋳造スラブエッジの抜熱抑制に効果がある。
鋳造ロールの中央外周部を冷却する構造であり、鋳造片
との接触部分が冷却されるのでロール胴端の温度低下は
少なくなる。すなわち、従来のロール胴長全長に冷却水
通水用溝をもつリボルバーロールより胴端の温度が高
く、鋳造スラブエッジの抜熱抑制に効果がある。
【0016】連続鋳造ロールの必要な冷却幅は、製造す
る鋳造片サイズ、ロール寸法等により異なるが、胴長の
1/3〜4/5程度がよく、冷却水溝の深さ・位置は、
ロール表面より冷却水溝縁部までを20〜70mmに取
るのがよい。冷却水溝の深さ・位置は、冷却むら、ロー
ル強度および冷却効果を勘案して選定する。図1の蓋材
2の溶接部5の位置を、冷却用通水孔8より外側にずら
した構造とすることが肉盛り溶接構造ロールの強度確保
のポイントの一つである。
る鋳造片サイズ、ロール寸法等により異なるが、胴長の
1/3〜4/5程度がよく、冷却水溝の深さ・位置は、
ロール表面より冷却水溝縁部までを20〜70mmに取
るのがよい。冷却水溝の深さ・位置は、冷却むら、ロー
ル強度および冷却効果を勘案して選定する。図1の蓋材
2の溶接部5の位置を、冷却用通水孔8より外側にずら
した構造とすることが肉盛り溶接構造ロールの強度確保
のポイントの一つである。
【0017】本発明連続鋳造ロールは、鋳造片と接触す
る部分が水冷されているのでロールの表面温度上昇が少
なく、熱衝撃にも強い。したがって、耐酸化性、耐摩耗
性および耐熱性材料を表層材に選定することで、強度的
にも十分な高耐久性連続鋳造ロールとすることが出来
る。もちろん肉盛り溶接する場合も同じであり、高合金
材料の化学成分を選定することにより、高温下での耐久
性を更に改善することが出来る。また、全体が高合金材
の連続鋳造ロールよりも低コストで同等の性能をもつ連
続鋳造ロールを提供することが出来、産業上極めて有用
である。
る部分が水冷されているのでロールの表面温度上昇が少
なく、熱衝撃にも強い。したがって、耐酸化性、耐摩耗
性および耐熱性材料を表層材に選定することで、強度的
にも十分な高耐久性連続鋳造ロールとすることが出来
る。もちろん肉盛り溶接する場合も同じであり、高合金
材料の化学成分を選定することにより、高温下での耐久
性を更に改善することが出来る。また、全体が高合金材
の連続鋳造ロールよりも低コストで同等の性能をもつ連
続鋳造ロールを提供することが出来、産業上極めて有用
である。
【0018】
【実施例】本発明を実施例により具体的に説明するが、
これによって本発明が限定されることはない。 実施例1 連続鋳造ロールの振れ曲がり量を調査するため、材質J
IS SNCM220で、ロール軸受け部がφ100m
m×311mmLで、胴部サイズは、φ120mm×7
00mmL、ロール中心軸部に径30mmの冷却水通過
用孔のあるロール中央外周部に、胴長の1/4、1/
3、1/2および3/4長さで、幅15mm深さ5mm
の冷却水通過用平行溝8本をロール表面より20mm深
さの位置に等間隔に設け、同じ断面積の通水孔8により
前記溝の両端を中心軸の通水孔7に連通した。前記溝上
に蓋材として20mm厚さのSUS304材を取付け、
試験ロールを製作した。また、胴長全体に同じ寸法の冷
却水通過用平行溝を設けたものと、ロール中心部にのみ
径30mmの冷却水通過用孔のある同じ寸法で本体材質
が同じの比較試験ロールを準備した。
これによって本発明が限定されることはない。 実施例1 連続鋳造ロールの振れ曲がり量を調査するため、材質J
IS SNCM220で、ロール軸受け部がφ100m
m×311mmLで、胴部サイズは、φ120mm×7
00mmL、ロール中心軸部に径30mmの冷却水通過
用孔のあるロール中央外周部に、胴長の1/4、1/
3、1/2および3/4長さで、幅15mm深さ5mm
の冷却水通過用平行溝8本をロール表面より20mm深
さの位置に等間隔に設け、同じ断面積の通水孔8により
前記溝の両端を中心軸の通水孔7に連通した。前記溝上
に蓋材として20mm厚さのSUS304材を取付け、
試験ロールを製作した。また、胴長全体に同じ寸法の冷
却水通過用平行溝を設けたものと、ロール中心部にのみ
径30mmの冷却水通過用孔のある同じ寸法で本体材質
が同じの比較試験ロールを準備した。
【0019】振れ曲がり量の測定は図7に示すように、
2rpmで回転するロール胴部の一側を、胴長幅の4/
5、火口幅600mmのバーナー15でロール表面近く
の温度が350℃となるように加熱し、反対側にノズル
幅600mmの冷却水ノズル16を設け、6リットル/
分の冷却水(15℃)を噴射した。ロールを回転させな
がら0.8時間加熱、冷却を繰り返し100回行なった
後、ロールの回転を止めて熱応力によるロールの曲がり
をゲージ17によって測定した。試験結果を図8に示
す。冷却水通過溝長さが胴長の1/3より長くなると曲
がり量が小さくなり、スラブの品質形状が向上すること
が確認された。
2rpmで回転するロール胴部の一側を、胴長幅の4/
5、火口幅600mmのバーナー15でロール表面近く
の温度が350℃となるように加熱し、反対側にノズル
幅600mmの冷却水ノズル16を設け、6リットル/
分の冷却水(15℃)を噴射した。ロールを回転させな
がら0.8時間加熱、冷却を繰り返し100回行なった
後、ロールの回転を止めて熱応力によるロールの曲がり
をゲージ17によって測定した。試験結果を図8に示
す。冷却水通過溝長さが胴長の1/3より長くなると曲
がり量が小さくなり、スラブの品質形状が向上すること
が確認された。
【0020】実施例2 鋳造スラブエッジ部の抜熱を抑制する効果を調査するた
め、胴長に対し1/2長さの冷却水通過用平行溝を実施
例1と同じ条件で中央部に形成した試験ロールと、胴長
全長に冷却水通過用平行溝を形成した比較ロールを使用
し、図7に示す要領で実施例1の条件で、ロールを回転
させながらロール表面温度を測定した。試験結果を図9
に示す。ロール中央のみを冷却することによりロール端
部の表面温度が高くなることがわかる。すなわち鋳造ス
ラブエッジ部の抜熱抑制に効果があるため、直送圧延等
の場合鋳造スラブエッジ部分の加熱が不要になり、工業
的効果が大きい。
め、胴長に対し1/2長さの冷却水通過用平行溝を実施
例1と同じ条件で中央部に形成した試験ロールと、胴長
全長に冷却水通過用平行溝を形成した比較ロールを使用
し、図7に示す要領で実施例1の条件で、ロールを回転
させながらロール表面温度を測定した。試験結果を図9
に示す。ロール中央のみを冷却することによりロール端
部の表面温度が高くなることがわかる。すなわち鋳造ス
ラブエッジ部の抜熱抑制に効果があるため、直送圧延等
の場合鋳造スラブエッジ部分の加熱が不要になり、工業
的効果が大きい。
【図1】 本発明連続鋳造ロールの断面側面図である。
【図2】 円溝のロール冷却水通孔の配置を示す部分断
面斜視図である。
面斜視図である。
【図3】 角溝のロール冷却水通孔の配置を示す部分断
面斜視図である。
面斜視図である。
【図4】 偏流装置の作用範囲を示す斜視説明図であ
る。
る。
【図5】 螺旋方向ロール冷却水通孔の配置を示す部分
断面斜視図である。
断面斜視図である。
【図6】 ロール表層材を焼嵌めした本発明連続鋳造ロ
ールの断面側面図である。
ールの断面側面図である。
【図7】 本発明連続鋳造ロールの試験をする説明図で
ある。
ある。
【図8】 連続鋳造ロールの振れ曲がり試験結果を示す
グラフである。
グラフである。
【図9】 連続鋳造ロールの端部抜熱状態を示すグラフ
である。
である。
【図10】 有蓋溝内表面上に、耐食性合金の肉盛り溶
接層を形成した部分の断面図である。
接層を形成した部分の断面図である。
1 ロール本体 10 偏流装置 2 溝蓋材 11 焼嵌め管材 3 高強度高合金材肉盛り溶接層 12 取り付け溶接
部 4 肉盛り又は溶射被覆層 13 シール材肉盛
り部 5 溝蓋溶接部 14 脱落防止用止
め金 6 通水防止栓 15 加熱用バーナ
ー 7 軸心通水孔 16 冷却水ノズル 8 分岐通水孔 17 曲がり測定用
ダイヤルゲージ 9 表層通水溝 19 溝内表面肉盛
り層
部 4 肉盛り又は溶射被覆層 13 シール材肉盛
り部 5 溝蓋溶接部 14 脱落防止用止
め金 6 通水防止栓 15 加熱用バーナ
ー 7 軸心通水孔 16 冷却水ノズル 8 分岐通水孔 17 曲がり測定用
ダイヤルゲージ 9 表層通水溝 19 溝内表面肉盛
り層
Claims (6)
- 【請求項1】 ロールの胴長方向中央外周部に、胴長に
対して1/3〜4/5長さの範囲に、複数のロール冷却
水通過用有蓋溝を設け、溝両端が通水孔によりロール軸
心の通水孔に連通されており、ロール表層から前記有蓋
溝に達するまでの距離が20〜70mmで、一つの円溝
または角溝の断面積が、ロール外径面積に対して3〜2
0%で、4〜64個の冷却水孔を有することを特徴とす
る水冷式連続鋳造用ロール。 - 【請求項2】 ロール冷却水通過用有蓋溝が軸心に対し
て平行又は螺旋状に設けられた請求項1記載の水冷式連
続鋳造用ロール。 - 【請求項3】 ロールの胴長方向中央外周部に冷却水溝
が形成され、溝両端が通水孔によりロール軸心の通水孔
に連通されており、前記冷却水溝の上に溝蓋用の短冊
材、多分割円筒材或いはスパイラル帯状の蓋材が溶接固
定されており、前記蓋材上にロール素材と同等以上の耐
久性を有する材料の肉盛り溶接層が設けられ、その上に
耐酸化性、耐摩耗性、耐熱性を兼備する材料被覆層が形
成され、必要に応じ応力除去仕上げされた請求項1また
は2記載の水冷式連続鋳造用ロール。 - 【請求項4】 ロールの胴長方向中央外周部に冷却水溝
が形成され、溝両端が通水孔によりロール軸心の通水孔
に連通されており、前記冷却水溝の外側に耐酸化性、耐
摩耗性、耐熱性を有するスリーブが焼きばめされ、必要
により更に耐久性のよい材料が被覆され、前記スリーブ
の一端がロール本体に溶接固定され、他端を自由端とし
て、自由端側の軸ロール表面にスリーブ抜け落ち防止金
具が固定された請求項1または2記載の水冷式連続鋳造
用ロール。 - 【請求項5】 ロール冷却水通過用有蓋溝内表面上に、
耐食性合金の肉盛り溶接層、耐食性合金溶射層または耐
食性合金めっき層のいずれかを形成した請求項1ないし
4のいずれかに記載の水冷式連続鋳造用ロール。 - 【請求項6】 冷却水路内に、ロール冷却水を水路の鋳
造片側に流す偏流装置を設けた請求項1ないし5のいず
れかに記載の水冷式連続鋳造用ロール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8119563A JPH09277004A (ja) | 1996-04-18 | 1996-04-18 | 連続鋳造用ロール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8119563A JPH09277004A (ja) | 1996-04-18 | 1996-04-18 | 連続鋳造用ロール |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09277004A true JPH09277004A (ja) | 1997-10-28 |
Family
ID=14764434
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8119563A Withdrawn JPH09277004A (ja) | 1996-04-18 | 1996-04-18 | 連続鋳造用ロール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09277004A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008506085A (ja) * | 2004-07-12 | 2008-02-28 | イーストマン コダック カンパニー | 非ニュートン流体によって潤滑化される傾倒可能な流体力学的軸受けシュー上に支持されたシェルを有するコンプライアント加圧ローラ |
| JP2011041959A (ja) * | 2009-08-20 | 2011-03-03 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 鋼の連続鋳造用ガイドロール |
| JP2011041960A (ja) * | 2009-08-20 | 2011-03-03 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 鋼の連続鋳造方法 |
| JP2014234541A (ja) * | 2013-06-04 | 2014-12-15 | 住友金属鉱山株式会社 | 金属ロール及びその製造方法並びに該金属ロールを備えた長尺樹脂フィルムの処理装置 |
| JP2016531205A (ja) * | 2013-08-29 | 2016-10-06 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | 溶射コーティング法及び溶射コーティング物品 |
| CN110549527A (zh) * | 2019-09-19 | 2019-12-10 | 湖南联塑科技实业有限公司 | 一种分段式冷却水套 |
-
1996
- 1996-04-18 JP JP8119563A patent/JPH09277004A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008506085A (ja) * | 2004-07-12 | 2008-02-28 | イーストマン コダック カンパニー | 非ニュートン流体によって潤滑化される傾倒可能な流体力学的軸受けシュー上に支持されたシェルを有するコンプライアント加圧ローラ |
| JP2011041959A (ja) * | 2009-08-20 | 2011-03-03 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 鋼の連続鋳造用ガイドロール |
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| JP2014234541A (ja) * | 2013-06-04 | 2014-12-15 | 住友金属鉱山株式会社 | 金属ロール及びその製造方法並びに該金属ロールを備えた長尺樹脂フィルムの処理装置 |
| JP2016531205A (ja) * | 2013-08-29 | 2016-10-06 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | 溶射コーティング法及び溶射コーティング物品 |
| US10775115B2 (en) | 2013-08-29 | 2020-09-15 | General Electric Company | Thermal spray coating method and thermal spray coated article |
| CN110549527A (zh) * | 2019-09-19 | 2019-12-10 | 湖南联塑科技实业有限公司 | 一种分段式冷却水套 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030701 |