JPH09277981A - 制鎖器 - Google Patents
制鎖器Info
- Publication number
- JPH09277981A JPH09277981A JP8118297A JP11829796A JPH09277981A JP H09277981 A JPH09277981 A JP H09277981A JP 8118297 A JP8118297 A JP 8118297A JP 11829796 A JP11829796 A JP 11829796A JP H09277981 A JPH09277981 A JP H09277981A
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- JP
- Japan
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- chain
- cable
- groove
- bar
- ring
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- Pending
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- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
Abstract
ともに、チェーンケーブルに与える剪断力を半減して安
全性を向上させる。 【解決手段】 チェーンケーブル5を案内するチェーン
溝12とほぼ平行に設けたヒンジピン3と、チェーン溝
を挟んで対向した位置に設けた受け部15、16と、ヒ
ンジピンに回動可能に取り付けられ受け部との間に掛け
渡されるかんぬきバー2の中央部分にチェーン径より広
くチェーンリングの短軸径より狭い溝21を設け、横臥
したチェーンリング52を係止させてチェーンケーブル
5を抑止する。また、上記の代わりにチェーン溝を挟ん
でチェーンリングの短軸径より離れて対向する位置にチ
ェーン溝に対してほぼ平行に設けた1対のヒンジピンの
それぞれに回動可能に取り付けられた1対のストップバ
ーを備え、ストップバーの先端で横臥したチェーンリン
グを係止させてチェーンケーブルを抑止するようにして
もよい。
Description
行うためのチェーンストッパの技術分野に属し、特に船
舶の甲板上のウインチとチェーンガイド孔の間に設けて
船舶を係留したり曳航するときに使用するチェーンケー
ブルを係止するために用いるかんぬき型制鎖器のかんぬ
き機構の技術分野に属する。
って海底に対して船体を止めたり、岸壁の舫い杭に係留
したり、海底から繋がった係留ブイに対して固定する。
一般に、アンカーや舫いに使用されるチェーンケーブ
ルは船舶のチェーンロッカーに収納されていて、必要な
長さになるようにウインドラス等により繰り出しあるい
は巻き上げて使用されるが、用に際しては係留力を伝達
するためにチェーンケーブルを船舶に対して固定しなけ
ればならない。この時に使用されるのが甲板上に固設さ
れた制鎖器である。制鎖器は船首楼、船尾楼あるいは舷
側の甲板上、ウインドラス等とホースパイプとの間に据
え付けられる。制鎖器としては、かんぬき型制鎖器とタ
ング型制鎖器がよく知られており、その標準寸法がJI
Sにも制定されている。これら制鎖器は、ガイド溝に導
かれたチェーンケーブル中の垂直に立っているチェーン
リングの肩をバーの腹やタングの先端で斜め上方から抑
えることにより、引張力に抗してチェーンケーブルを制
鎖器に固定するものである。
イと接続したチェーンケーブルを制鎖器で固定して船舶
が流れないようにしなければならない。特に原油タンカ
ーで1点係留するための係留ホースに用いるチェイフィ
ングチェーンと制鎖器については、OCIMF(石油会
社国際海事協議会)がチェーンの構成や大きさ形状、さ
らに制鎖器の形状や取り付け位置まで遵守すべき仕様を
制定していて、汎用性を保証している。OCIMFによ
ると、チェーン径76mmのチェイフィングチェーンを
1本または2本用いて1点係留ブイに係留することにな
っている。制鎖器はタンカー船首に設けられたフェアリ
ードから2.7mから3.7m内側に入ったところに設
置される。拾い上げられたピックアップロープをウイン
チで巻き上げてチェイフィングチェーンの部分を制鎖器
に係合させて固定することにより、タンカーをブイに係
留する。
も、チェーンケーブルを用い、これを船舶に固定して曳
航力を伝達するようにすることがある。特に、自力操舵
能力を失った船舶を救援のタグボート等により曳航して
危険海域から迅速に脱出させるような緊急の場合を考慮
したETA(緊急曳航装置)についてIMO(国際海洋
機構)のガイドラインがある。緊急時には、曳船から受
け取ったトーイングロープに繋いだチェイフィングチェ
ーンを制鎖器で係止することによりタンカーを曳航する
ことができる。ちなみに、緊急時には、船首に設置され
るETAは1名の作業員が手動で1時間以内に、また船
尾に設置されるETAは15分以内にセットができなけ
ればならないとされている。
種々のケースにおいて、強度基準が定められたチェーン
ケーブルに対応して、チェーンケーブルに見込まれる引
張力に対応した強度を有する制鎖器を使用する必要があ
る。従来の制鎖器は、チェーンケーブルを幅の狭いガイ
ド溝中に案内しチェーンケーブル中のチェーンリングが
1個おきに垂直姿勢を取るようにさせて、垂直に立って
いるチェーンリングの上肩を斜め上方から抑えることに
より、チェーンケーブルを制鎖器に対して動かないよう
に固定させる。制鎖器のバーやタングの先端には、チェ
ーンケーブルを引張る力とこの引張力に対して垂直の方
向に発生する圧縮力との合力が印加される。チェーンケ
ーブルを引張る方向と制鎖器のバーやタングがチェーン
リングを押す方向の間には大きな角度が存在することか
らこの合力が大きくなるため、バーやタングに大きな応
力が発生する。従って、バーを挟持する凹部の接触面や
タングを軸持する軸にも大きな応力が発生する。このた
め、制鎖器は対象とするチェーンケーブルに対応して大
型で堅固な構造である必要がある。
等が1カ所に当接するため、当接した箇所に集中的に剪
断力が発生し、極端な場合には当接部分でチェーンが破
断する場合もあり得る。このような制鎖器に当接する部
分の部分的な強度低下のため実効的な強度低下現象が生
じ、全体としての強度を保証するためには十分大きな安
全率を掛けたチェーンケーブル設計が必要となる。
の片側の肩に制鎖器のタング等を当接させる代わりに、
両肩を同時に抑えるようにして剪断力を分散する方法が
考えられる。このように2カ所で引張力に対抗させるよ
うにすれば、制鎖器に生じる応力も1カ所で当接する場
合の半分になり、従来の制鎖器のタング等と対比してよ
り小型で堅牢な作用部を持った制鎖器を得ることができ
る。また、チェーンケーブルも応力集中の悪影響を排す
ることができる結果、同じ太さのケーブルを使用しても
安全率がより大きくなる効果を有する。
ェーンケーブルを挟んだ対向位置にストップクリートを
2個設けて水平に寝たチェーンリングの両肩を抑えて止
めるスウェーデンのコックムズ・エンジニヤリング社
(KOCKUMS Engineering AB)製の2重式制鎖器がある。
コックムズの2重式制鎖器は、図7に表したように、チ
ェーンケーブルが通るガイド溝の両脇に対称的に2個の
固定係止具が内側に傾斜するように溶接されている。こ
の固定係止具の内側にはそれぞれ回動係止具が配設され
ている。回動係止具には油圧式のアクチュエータが取り
付けられていて、遠隔からあるいは現場で手動あるいは
自動で操作することにより駆動することができる。
ーンケーブルはガイド溝に沿って摺動してウインドラス
による投揚錨が可能となる。一方、回動係止具を内側に
回動させて、回動係止具の内側端面がチェーンケーブル
の横臥したリングの肩に当接し外側端面が固定係止具の
端面に当接するようにすれば、チェーンケーブルに働く
引張力を固定係止具で止めて把持することができる。コ
ックムズの2重式制鎖器は、チェーンケーブルのチェー
ンリングを両側から支持するため、片方の係止具が受け
る引張力は半減し、それだけ係止具の強度は小さくて良
くなる。また、チェーンケーブルに作用する剪断力も2
カ所に分散されるため、チェーンケーブルの強度につい
ても制鎖器で把持されることにより低下する度合いが小
さくて済むから、安全率も小さく取れるようになる。
2重式制鎖器は、固定係止具と回動係止具を加えた全長
が長く、しかも、これらがガイド溝に対して所定の角度
を持つように配設されるため、制鎖器の幅が大きくな
る。また、回動係止具を回動させるための機構を力を受
ける機構と別に設けるため、全体としての構造が複雑で
装置が大型になり装置重量が大きくなる。そこで、本発
明が解決しようとする課題は、船の係留や曳航に用いる
チェーンケーブルを制御する小型軽量かつ操作容易な制
鎖器を提供するとともに、チェーンケーブルから受ける
引張力を分散させることにより制鎖器がチェーンケーブ
ルに与える剪断力を半減してチェーンの安全性を向上さ
せるところににある。
め、本発明の第1の制鎖器は、チェーンケーブルのチェ
ーン径より広くチェーンリングの短軸径より狭いチェー
ン溝と、チェーン溝とほぼ平行に設けたヒンジピンと、
ヒンジピンに対してチェーン溝を挟んで対向しチェーン
リングの短軸径より離れた位置に設けた受け部と、ヒン
ジピンに回動可能に取り付けられ受け部との間に掛け渡
されるかんぬきバーとを備え、受け部にストッパピンを
嵌入する穴を設け、かんぬきバーの中央部分にチェーン
径より広くチェーンリングの短軸径より狭い溝が設けら
れ、回動する側の端部に上記のストッパピンが通るピン
穴が設けられており、受け部との間に掛け渡すときにピ
ン穴にストッパピンを嵌入して固定することを特徴とす
る。
ケーブルのチェーン径より広くチェーンリングの短軸径
より狭いチェーン溝と、チェーン溝を挟んでチェーンリ
ングの短軸径より離れて対向する位置にチェーン溝に対
してほぼ平行に設けた1対のヒンジピンと、そのヒンジ
ピンのそれぞれに回動可能に取り付けられた1対のスト
ップバーとを備え、その1対のストップバーがチェーン
溝側に倒れるときに対向する両ストップバーの先端の間
にできる空間がチェーン径より広くチェーンリングの短
軸径より狭いことを特徴とする。さらに、ストップバー
を開位置と閉位置の間を駆動するアクチュエータを備え
ることが好ましい。また、これらの制鎖器は船舶の甲板
上に固設して使用することができる。
溝に対して平行に近接して設けられるヒンジピンにかん
ぬきバーが回動可能に取り付けられており、このかんぬ
きバーをチェーン溝に案内されて水平に寝ているチェー
ンリングの手前に被せてかんぬきバーの他端をストッパ
ピンで止めるから、制鎖器の幅はかんぬきバーの長さで
規制される。かんぬきバーの長さはチェーンケーブルの
幅を大幅に上回る必要がないため、本発明の制鎖器は従
来の2重式制鎖器と比較して小型に形成することができ
る。
る端縁部がチェーンリングのふたつの肩部分に係合して
チェーンケーブルの引張力を分散して受けるため、1カ
所で力を受ける従来のかんぬき型制鎖器のかんぬきと比
較して本発明の制鎖器のかんぬきバーの強度は低くて良
い。さらに、本発明の制鎖器においては、かんぬきバー
を回動させるためのヒンジピンがチェーンケーブルの引
張力に対する反力を受ける部材にもなり構造が簡単にな
る。また、装置が小型軽量に構成され、操作も簡単にな
るので、緊急時にも短時間で制御できる。
ェーン溝を挟んで対向する位置にチェーン溝に対して平
行に近接して設けられる2本のヒンジピンにそれぞれス
トップバーが回動可能に取り付けられており、このスト
ップバーをチェーン溝に案内されて水平に寝ているチェ
ーンリングの手前に落としてチェーンケーブルを規制す
る。ここで、制鎖器の幅はストップバーの長さで規制さ
れるが、チェーンケーブルの幅を大幅に上回る必要がな
いため、本発明の制鎖器は従来の2重式制鎖器と比較し
て小型に形成することができる。
ンリングの肩部分にそれぞれ係合してチェーンケーブル
の引張力を受けるため、ストップバーの強度は低くて良
い。さらに、本発明の制鎖器においては、ストップバー
を回動させるためのヒンジピンがチェーンケーブルの引
張力に対する反力を受ける部材としても機能し、構造が
簡単になる。さらに、ストップバーを上に跳ね上げた開
位置と内側に倒した閉位置の間を駆動するアクチュエー
タを備えることにより、非力な操作員でも容易に操作す
ることができる。また、遠隔操作および自動操作も可能
となり、ウインドラスと整合させた制御も可能となる。
また、これらの制鎖器は船舶の甲板上に固設して使用す
ることにより、船舶の係留や曳航ができ、さらに緊急時
の曳航準備も容易となる。
制鎖器を詳細に説明する。図1は、本発明の第1の制鎖
器の斜視図、図2はその平面図、図3は同じく立面図、
図4は図2のIV−IV面で切断した一部断面側面図であ
る。図中、1は本体フレーム、2はかんぬきバー、3は
ヒンジピン、4はストップピン、5はチェーンケーブル
である。
案内するための溝11が設けられている。案内溝11は
チェーンケーブル5のチェーンリングの内、直立したリ
ング51を受容して案内する狭いチェーン溝12と横臥
したリング52を案内し面位置を規制する平面部13と
両側の側壁14から構成される。チェーン溝12の幅
は、対象とするチェーンケーブル5に応じて、チェーン
径より広くチェーンリングの短軸径より狭く形成されて
いる。側壁14の間隔はチェーンリングの短軸径より広
く形成されていて、チェーンケーブル5がスムーズに動
けるようになっている。両側の側壁14の中央部分には
案内溝11を挟んだ対向位置にかんぬきバー2を受容す
るための1対の開口部分15、16が設けられていて受
け部を形成しいている。開口部分には穴を有するフラン
ジが対向して接合されている。一方の開口部15のフラ
ンジの穴にヒンジピン3が固定されている。ヒンジピン
3はかんぬきバー2の軸穴を貫通していて、かんぬきバ
ー2がこのヒンジピン3の周りを回動できるようになっ
ている。
を通す穴を有し、かんぬきバー2をチェーンケーブル5
の通路に落とし込んだときに、他方の開口部16のフラ
ンジの穴と連通するようになっており、連通した穴にス
トップピン4を貫通してかんぬきバー2を止める。かん
ぬきバー2のほぼ中央部分には切り欠き部21が設けら
れている。切り欠き部21の幅はチェーンリング52の
チェーン径より広くチェーンリング51の短軸径より狭
く形成され、深さはチェーン径の半分と短軸長の半分を
加えたより大きく形成されており、横になったチェーン
リング52が切り欠き部21に当接して係止され、縦に
なったチェーンリング51が余裕を持って通過できるよ
うになっている。
ンリング52が当接する部分の面積を十分大きくして面
圧を減少させ部材に変形を生じにくくするため、チェー
ンリング52の外形に合わせて円筒状に切り欠いてあ
る。また、かんぬきバー2の重量を小さくするため、か
んぬきバー2の厚さをできるだけ小さくする代わりに中
央部に切り欠き部21の強度を補うひさし部22を形成
してある。かんぬきバー2には把手25の付いたカウン
ターウエート24が取り付けられていて、かんぬきバー
2を駆動するときの負荷を軽減し、操作員やアクチュエ
ータの操作を容易にしている。なお、かんぬきバー2が
上に跳ね上げられている状態から不意に落下するような
ことがないように、かんぬきバー2を開口部15のフラ
ンジに係止しておくためのロックピン17が準備されて
いる。
ェアリードから若干船側に引き込んだ位置に配設され溶
接等により甲板上に固定される。例えば、アンカーチェ
ーンの場合は、ウインドラスによりチェーンロッカーか
ら繰り出されるチェーンケーブルは制鎖器を通ってホー
スパイプから船外に供給されている。チェーンケーブル
に繋がったアンカーや舫い綱を引いて船舶を係留する。
また、1点係留ブイに繋がった係留ホースのピックアッ
プロープをフェアリードから船上に引き上げてウインチ
に巻き取り、チェイフィングチェーンを制鎖器に係合さ
せて、船体をブイに係留する。さらに、ETA(緊急曳
航装置)に用いる場合は、タグボートから渡されたトー
イングロープをチェイフィングチェーンに繋ぎ、チェイ
フィングチェーンを制鎖器で係止する。こうしてタグボ
ートがタンカーを曳航することができるようになる。
5や他の部分が制鎖器を通過する開状態では、制鎖器で
はかんぬきバー2を上に跳ね上げてロックピン17で止
めておき、チェーンケーブル5等が案内溝11中を動い
ている最中にかんぬきバー2が落ちてこないようにす
る。チェーンケーブル5が適当長繰り出された時に、ロ
ックピン17を抜いて制鎖器のかんぬきバー2を案内溝
11の中に落とし閉状態にすると、かんぬきバー2の切
り欠き部21の両側端縁部23がチェーンケーブル5の
内の横臥したチェーンリング52の牽引方向の両肩に当
接してチェーンケーブル5の動きを止める。
固定されると、チェーンケーブル5は引張力を制鎖器を
介して船舶に伝達することができるようになる。この
時、引張力は切り欠き部21のふたつの端縁部23で分
担して受けることになるため、端縁部23に生ずる応力
は従来のかんぬきやタングと比較してほぼ半減する。従
って、1点で支持する従来のかんぬきと比較すると、本
発明の制鎖器に用いるかんぬきバー2に要求される強度
は低減する。ただし、かんぬきバー2の中央に切り欠き
部21を有するため、強度を補うひさし部22が形成さ
れている。また、チェーンリング52の2カ所でかんぬ
きバー2に接して力を伝達するため、引張力に起因して
チェーンリング52に生ずる剪断力も、2カ所の接触点
に分散してほぼ半分になる。従って、チェーンケーブル
5が制鎖器で剪断力により破断する限界負荷も大きくな
り、チェーンケーブルの設計強度に対する安全率を小さ
く取ることができるようになる。このように、チェーン
ケーブル5の実効強度が顕著に低減しやすい制鎖器にお
ける強度低下量が小さくなるため、チェーンケーブル5
の強度に対する要求が弱くなる効果も有する。
5をより確実に案内するため案内溝11に側壁14を設
けているが、この側壁14はチェーンケーブル5に掛か
る引張力を引き受ける部材も兼ねている。側壁14はこ
の力に耐えるように十分厚く形成されている。また、か
んぬきバー2を駆動するために例えば空気式アクチュエ
ータや油圧式アクチュエータ、あるいは電動式アクチュ
エータなどの駆動装置を設けることができる。このよう
な装置により、操作員が現場で操作して容易にかんぬき
バー2を開閉することができるようになるほか、遠隔地
点から操作することも可能になる。さらに、制御装置に
連結してウインドラスの自動操作に連動させて自動的に
操作することも可能になる。特に空気圧式駆動装置を用
いるときは、アキュムレータ等に空気圧を蓄積しておく
ことにより電源が遮断される緊急時においても駆動可能
であるという長所がある。本発明の制鎖器は操作が容易
なため、緊急時に要求されるセット時間の基準も容易に
満足するようにできる。
6はストップバーの開閉状況を表す一部断面側面図であ
る。図中、上記本発明第1の制鎖器におけると同様の機
能を有する要素には同じ参照番号を付することにより説
明の重複を避けた。本発明の第2の制鎖器が第1の制鎖
器と異なる部分は、1本のかんぬきバーの代わりに2個
のストップバー6を用い、2個のストップバー6をそれ
ぞれチェーン溝12の脇に設けたヒンジピン3に回動可
能に軸着させて、チェーン溝12の両側から落ち込むよ
うにしてチェーンリング52の両肩に係合させることに
よりチェーンケーブル5を抑止するようにした点であ
る。
じ形状をしている。ただし、チェーン溝12を挟んで対
峙する開口部15はいずれもヒンジピン3をチェーン溝
12に対してほぼ平行に把持しており、またいずれもス
トップバー6を開状態に保持するためのロックピン17
をセットできるようになっている。ストップバー6の長
さは、ストップバー6をチェーン溝12の内側に倒すと
きに対向する両ストップバー6の先端の間にできる空間
がチェーンリング51のチェーン径より広くチェーンリ
ング52の短軸径より狭くなるようにしてある。ストッ
プバー6の先端の下側端縁部63は、横臥したチェーン
リング52が当接する接触面積を大きくして大きな変形
が発生しないようにするため、チェーンリング52の外
形に合わせて円筒状に切り欠いてある。ストップバー6
には把手65の付いたカウンターウエート64が取り付
けられていて、操作員やアクチュエータでストップバー
6を駆動する操作を容易にしている。
く、溶接等により船舶の甲板上に固定される。チェーン
ケーブル5を繰り出すときには、ストップバー6を上に
跳ね上げてロックピン17で止めておき、チェーンケー
ブル5が案内溝を自由に通過するようにする。チェーン
ケーブル5が適当長繰り出された時に、ロックピン17
を抜いて制鎖器のストップバー6を案内溝の中に落とし
閉状態にすると、ストップバー6の先端の端縁部63が
横臥したチェーンリング52の牽引方向の両肩に当接し
てチェーンケーブル5の動きを止める。ヒンジピン3は
案内溝11の直ぐ外側に設置することができるから制鎖
器の幅を小さくできる。なお、本発明第1の制鎖器にお
けるかんぬきバー2と比較すると、ストップバー6の構
造はさらに単純で小さく形成できる。
トはヒンジピン3で受けるため、ヒンジピン3は十分な
強度をもって開口部15のフランジに固定されている。
なお、上記ストップバー6にかかる力のうちチェーン溝
と平行な成分は、ストップバー6の側面部が当接する開
口部15のフランジで受け止めるようにすることができ
る。第1の実施例と同じく、側壁14はこの力に耐える
ように十分厚く形成されている。また、引張力に起因し
てチェーンリング52に生ずる剪断力も、2カ所の接触
点に分散してほぼ半分になり、チェーンケーブル5の設
計強度に対する安全率を小さく取ることができる。スト
ップバー6を駆動するために油圧式アクチュエータなど
の駆動装置を設けると、操作員が現場や遠隔地で容易に
開閉することができるようになり、また、制御装置によ
り自動的に操作することも可能になる。
の通常の制鎖器と比較すると同じチェーンケーブルを対
象としても、抑止時にその引張力を分散するため、より
小型で軽量な制鎖器を適用することができ、操作時間も
短縮できるようになった。また、従来の2重式制鎖器と
比較しても小型で甲板の占拠面積を節約することが可能
である。さらに、制鎖器がチェーンリングと2カ所で接
触するのでリングに与える剪断力が半減するためチェー
ンケーブルの安全性も向上させることができる。
る。
る。
る。
る。
る。
開閉状況を表す一部断面側面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 チェーンケーブルのチェーン径より広く
チェーンリングの短軸径より狭いチェーン溝と、該チェ
ーン溝とほぼ平行に設けたヒンジピンと、該ヒンジピン
に対して該チェーン溝を挟んで対向し前記チェーンリン
グの短軸径より離れた位置に設けた受け部と、前記ヒン
ジピンの周りに回動可能に取り付けられ前記受け部との
間に掛け渡されるかんぬきバーとを備える制鎖器であっ
て、 前記受け部に前記かんぬきバーを受けて止めるストッパ
ピンを嵌入する穴を設け、 前記かんぬきバーの中央部分に前記チェーンケーブルの
チェーン径より広くチェーンリングの短軸径より狭い溝
が設けられ、前記ヒンジピンを通す軸穴が設けられた端
部と異なる側の端部に前記ストッパピンが通るピン穴が
設けられており、前記受け部との間に掛け渡すときに前
記ピン穴に前記ストッパピンを嵌入して固定することを
特徴とする制鎖器。 - 【請求項2】 請求項1記載の制鎖器であって、前記か
んぬきバーの中央部に強度を補うひさし部を設けたこと
を特徴とする制鎖器。 - 【請求項3】 チェーンケーブルのチェーン径より広く
チェーンリングの短軸径より狭いチェーン溝と、該チェ
ーン溝を挟んで前記チェーンリングの短軸径より離れて
対向する位置に該チェーン溝に対してほぼ平行に設けた
1対のヒンジピンと、該1対のヒンジピンのそれぞれに
回動可能に取り付けられた1対のストップバーとを備え
る制鎖器であって、 前記1対のストップバーが前記チェーン溝側に倒れると
きに両ストップバーの先端の間に前記チェーンケーブル
のチェーン径より広くチェーンリングの短軸径より狭い
隙間が形成されることを特徴とする制鎖器。 - 【請求項4】 請求項3記載の制鎖器であって、さらに
前記ストップバーをチェーンケーブルが移動できる開位
置とチェーンケーブルと係合して抑止する閉位置の間を
駆動するアクチュエータを備えることを特徴とする制鎖
器。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の制
鎖器を船舶の甲板上に固設して使用することを特徴とす
る制鎖器の使用方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8118297A JPH09277981A (ja) | 1996-04-16 | 1996-04-16 | 制鎖器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8118297A JPH09277981A (ja) | 1996-04-16 | 1996-04-16 | 制鎖器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09277981A true JPH09277981A (ja) | 1997-10-28 |
Family
ID=14733198
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8118297A Pending JPH09277981A (ja) | 1996-04-16 | 1996-04-16 | 制鎖器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09277981A (ja) |
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