JPH09278793A - ポリペプチド - Google Patents
ポリペプチドInfo
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- JPH09278793A JPH09278793A JP8113128A JP11312896A JPH09278793A JP H09278793 A JPH09278793 A JP H09278793A JP 8113128 A JP8113128 A JP 8113128A JP 11312896 A JP11312896 A JP 11312896A JP H09278793 A JPH09278793 A JP H09278793A
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- JP
- Japan
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- polypeptide
- helix
- amino acid
- leu
- ala
- Prior art date
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- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K14/00—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
- Biophysics (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- Gastroenterology & Hepatology (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Saccharide Compounds (AREA)
- Materials For Medical Uses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 安定にα−ヘリックスを形成し、かつ一定の
長さを持つポリペプチドを提供する。 【解決手段】 親水性面および疎水性面を持つことを特
徴とする遺伝子工学的方法より得られるα−ヘリックス
構造状ポリペプチドに関する。
長さを持つポリペプチドを提供する。 【解決手段】 親水性面および疎水性面を持つことを特
徴とする遺伝子工学的方法より得られるα−ヘリックス
構造状ポリペプチドに関する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポリペプチド、およ
び該ポリペプチドよりなる繊維状会合物に関するもので
ある。
び該ポリペプチドよりなる繊維状会合物に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】α−ヘリックスは、蛋白質やポリペプチ
ドのとる二次構造の一つであり、アミノ酸3.6残基ご
とに1回転し、4番目ごとのアミノ酸の−NH−と、−
CO−の間に螺旋軸とほぼ平行な水素結合を作り、エネ
ルギー的に安定な構造を有しているものである。α−ヘ
リックスは右巻きと左巻きの2種類の螺旋があるが、安
定性の点から天然には右巻きしか見られない。
ドのとる二次構造の一つであり、アミノ酸3.6残基ご
とに1回転し、4番目ごとのアミノ酸の−NH−と、−
CO−の間に螺旋軸とほぼ平行な水素結合を作り、エネ
ルギー的に安定な構造を有しているものである。α−ヘ
リックスは右巻きと左巻きの2種類の螺旋があるが、安
定性の点から天然には右巻きしか見られない。
【0003】蛋白中のα−ヘリックス中のアミノ酸残基
の置換、化学合成ポリぺプチドを用い、α−ヘリックス
の性質および安定性に関する研究が行われている。しか
しながらこれらの手法ではα−ヘリックスの分子量をコ
ントロールすることが困難であった。
の置換、化学合成ポリぺプチドを用い、α−ヘリックス
の性質および安定性に関する研究が行われている。しか
しながらこれらの手法ではα−ヘリックスの分子量をコ
ントロールすることが困難であった。
【0004】一定のアミノ酸配列で長さが一定に揃って
いないと、分子会合は不揃いとなり、長くて特定の性状
をもったポリペプチド会合体が得られない。
いないと、分子会合は不揃いとなり、長くて特定の性状
をもったポリペプチド会合体が得られない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、遺伝子
工学の手法を用いることにより安定にα−ヘリックスを
形成し、かつ一定の長さを持つポリペプチドを提供する
ことを目的とする。
工学の手法を用いることにより安定にα−ヘリックスを
形成し、かつ一定の長さを持つポリペプチドを提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は親水性
面および疎水性面を持つことを特徴とする遺伝子組換え
法より得られるα−ヘリックス構造状ポリペプチドおよ
び該ポリペプチドよりなる繊維状蛋白質に関する。
面および疎水性面を持つことを特徴とする遺伝子組換え
法より得られるα−ヘリックス構造状ポリペプチドおよ
び該ポリペプチドよりなる繊維状蛋白質に関する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は疎水性アミノ酸と親水性
アミノ酸を配列中に持つことにより、図1に示すように
α−ヘリックス中に疎水面と親水面を持ち合わせ、両親
媒性α−ヘリックスをとることを特徴としたものであ
る。
アミノ酸を配列中に持つことにより、図1に示すように
α−ヘリックス中に疎水面と親水面を持ち合わせ、両親
媒性α−ヘリックスをとることを特徴としたものであ
る。
【0008】図1を例に説明すると、7アミノ酸配列を
4回繰返してなるLeu−Glu−Thr−Leu−A
la−Lys−Ala−Leu−Glu−Thr−Le
u−Ala−Lys−Ala−Leu−Glu−Thr
−Leu−Ala−Lys−Ala−Leu−Glu−
Thr−Leu−Ala−Lys−Ala−Leu−G
lu−Thr−Leu−Ala−Lys−Alaで示さ
れるポリペプチドを順に配置し、アミノ酸配列1番目、
8番目、15番目、22番目のLeuが重なるように配
置しα−ヘリックスの側面に疎水面と親水面を配置し、
安定なα−ヘリックスを形成するものである。
4回繰返してなるLeu−Glu−Thr−Leu−A
la−Lys−Ala−Leu−Glu−Thr−Le
u−Ala−Lys−Ala−Leu−Glu−Thr
−Leu−Ala−Lys−Ala−Leu−Glu−
Thr−Leu−Ala−Lys−Ala−Leu−G
lu−Thr−Leu−Ala−Lys−Alaで示さ
れるポリペプチドを順に配置し、アミノ酸配列1番目、
8番目、15番目、22番目のLeuが重なるように配
置しα−ヘリックスの側面に疎水面と親水面を配置し、
安定なα−ヘリックスを形成するものである。
【0009】α−ヘリックス中に疎水性面を持たせるた
め、本発明のポリぺプチドはLeu、Ala,Valの
アミノ酸からなる少なくとも一種有するのが好ましく、
さらに好ましくは図1に示すようにα−ヘリックスにお
ける隣接する2以上のアミノ酸を上述の疎水性アミノ酸
とすることが好ましい。
め、本発明のポリぺプチドはLeu、Ala,Valの
アミノ酸からなる少なくとも一種有するのが好ましく、
さらに好ましくは図1に示すようにα−ヘリックスにお
ける隣接する2以上のアミノ酸を上述の疎水性アミノ酸
とすることが好ましい。
【0010】同様にα−ヘリックス中に親水性面を持た
せるため、Glu、Lys、Thrのアミノ酸からなる
少なくとも一種有するのが好ましく、さらに好ましくは
図1に示すようにα−ヘリックスにおける隣接する2以
上のアミノ酸を上述のアミノ酸とすることが好ましい。
せるため、Glu、Lys、Thrのアミノ酸からなる
少なくとも一種有するのが好ましく、さらに好ましくは
図1に示すようにα−ヘリックスにおける隣接する2以
上のアミノ酸を上述のアミノ酸とすることが好ましい。
【0011】上述のアミノ酸の中でも本発明のポリペプ
チドは、本発明のポリぺプチドはLys、Glu、Al
a、ThrおよびLeuのアミノ酸を有することが好ま
しい。
チドは、本発明のポリぺプチドはLys、Glu、Al
a、ThrおよびLeuのアミノ酸を有することが好ま
しい。
【0012】本発明のポリペプチドはα−ヘリックスの
長手方向にそって親水性面と疎水性面を持つことに特徴
の一つを持つものであり、本発明のポリペプチドはその
α−ヘリックスの側面に親水性面、疎水性面を形成する
ものであれば、特にそのアミノ酸配列は限定されるもの
ではない。中でも、α−ヘリックスがアミノ酸3.6 残基
毎に一回転することから、7アミノ酸を一単位として繰
り返すことにより安定なα−ヘリックスを作製すること
ができる。α−ヘリックスを安定に形成するためには、
7アミノ酸を1単位とする場合を例にとると、7アミノ
酸を複数回繰返してなるポリペプチドを用いることが好
ましく、7アミノ酸からなる1単位を3回以上繰返して
なるポリペプチドが用いられる。
長手方向にそって親水性面と疎水性面を持つことに特徴
の一つを持つものであり、本発明のポリペプチドはその
α−ヘリックスの側面に親水性面、疎水性面を形成する
ものであれば、特にそのアミノ酸配列は限定されるもの
ではない。中でも、α−ヘリックスがアミノ酸3.6 残基
毎に一回転することから、7アミノ酸を一単位として繰
り返すことにより安定なα−ヘリックスを作製すること
ができる。α−ヘリックスを安定に形成するためには、
7アミノ酸を1単位とする場合を例にとると、7アミノ
酸を複数回繰返してなるポリペプチドを用いることが好
ましく、7アミノ酸からなる1単位を3回以上繰返して
なるポリペプチドが用いられる。
【0013】本発明のポリぺプチドの具体例としては、
配列番号1記載のアミノ酸を有するものが好ましい一例
として挙げられ、該アミノ酸配列を3回繰り返したもの
(配列番号2:以下α3と略す)、4回繰り返したもの
(配列番号3:以下α4と略す)、α3の配列を逆にし
たもの(配列番号4:以下r´3と略す)、r´3を4
残基ずらしたもの(配列番号5:以下r3と略す)が用
いられる。
配列番号1記載のアミノ酸を有するものが好ましい一例
として挙げられ、該アミノ酸配列を3回繰り返したもの
(配列番号2:以下α3と略す)、4回繰り返したもの
(配列番号3:以下α4と略す)、α3の配列を逆にし
たもの(配列番号4:以下r´3と略す)、r´3を4
残基ずらしたもの(配列番号5:以下r3と略す)が用
いられる。
【0014】さらに、本発明のポリペプチドは上述の通
り7つのアミノ酸配列を単に繰り返すものも含むが、さ
らに7アミノ酸配列の繰り返しの間にリンカーを有する
ものも用いられ、例えばリンカーとしてアミノ酸数で5
−7のポリペプチドが挿入されていているものが挙げら
れる。挿入されるアミノ配列は柔軟性という観点から適
宜選択されるが、好ましい具体例としては−Gly−P
ro−Arg−Arg−Gly−がある。例えば、2つ
のα3をリンカー(Gly−Pro−Arg−Arg−
Gly)でつないだもの(配列番号6:以下α3−GP
RRG−α3と略す)が好ましく用いられる。
り7つのアミノ酸配列を単に繰り返すものも含むが、さ
らに7アミノ酸配列の繰り返しの間にリンカーを有する
ものも用いられ、例えばリンカーとしてアミノ酸数で5
−7のポリペプチドが挿入されていているものが挙げら
れる。挿入されるアミノ配列は柔軟性という観点から適
宜選択されるが、好ましい具体例としては−Gly−P
ro−Arg−Arg−Gly−がある。例えば、2つ
のα3をリンカー(Gly−Pro−Arg−Arg−
Gly)でつないだもの(配列番号6:以下α3−GP
RRG−α3と略す)が好ましく用いられる。
【0015】本発明のポリペプチドは、図1にα3を例
に挙げて示す通り、Leu(L1,L4)で疎水面を、
Glu、Lys(E2,K6)で親水面を持つ両親媒性
であるため、会合体を形成し安定に、α−ヘリックスを
保持できる。特に繰り返し数が4以上になるとpHや塩
濃度などの影響もほとんど受けず、安定に会合体すなわ
ちα−ヘリックス構造をとることができる。
に挙げて示す通り、Leu(L1,L4)で疎水面を、
Glu、Lys(E2,K6)で親水面を持つ両親媒性
であるため、会合体を形成し安定に、α−ヘリックスを
保持できる。特に繰り返し数が4以上になるとpHや塩
濃度などの影響もほとんど受けず、安定に会合体すなわ
ちα−ヘリックス構造をとることができる。
【0016】また本発明のポリペプチドは上述の通り両
親媒性α−ヘリックスを形成するため、繊維状の会合体
を形成できる。その直径はα−ヘリックス時の直径が約
10オングストロームであり、会合体の直径は特に限定
されるものではないが、数十オングストローム以上とな
る。
親媒性α−ヘリックスを形成するため、繊維状の会合体
を形成できる。その直径はα−ヘリックス時の直径が約
10オングストロームであり、会合体の直径は特に限定
されるものではないが、数十オングストローム以上とな
る。
【0017】本発明のポリペプチドは下記の遺伝子組換
え型技術を利用して調製される。すなわち本発明のポリ
ペプチドをコードするDNAを組み込んだ発現ベクター
により宿主細胞を形質転換し、該形質転換体を培養する
ことにより製造することができる。
え型技術を利用して調製される。すなわち本発明のポリ
ペプチドをコードするDNAを組み込んだ発現ベクター
により宿主細胞を形質転換し、該形質転換体を培養する
ことにより製造することができる。
【0018】上記ベクターとしては、特に限定されるも
のではないが、例えばブタアデニル酸キナーゼの遺伝子
が組込まれた発現プラスミドpMKAK3(Kumagai,
I.,Takeda,S.,and Miura,K.(1990) Protein Engng.5,44
9-452)が好ましく用いられる。
のではないが、例えばブタアデニル酸キナーゼの遺伝子
が組込まれた発現プラスミドpMKAK3(Kumagai,
I.,Takeda,S.,and Miura,K.(1990) Protein Engng.5,44
9-452)が好ましく用いられる。
【0019】宿主細胞としては、大腸菌が用いられるが
他の細胞も用いることができる。
他の細胞も用いることができる。
【0020】本発明のポリペプチドの用途は特に限定さ
れるものではないが、各種薬剤などをα−ヘリックス中
に包含し、標的組織に特異的に運搬するドラッグ・デリ
バリー・システムに使用される包接剤、ポリペプチド中
に蛍光を出しうるチロシンなどを含ませることにより各
種マーカーとして使用が可能である。
れるものではないが、各種薬剤などをα−ヘリックス中
に包含し、標的組織に特異的に運搬するドラッグ・デリ
バリー・システムに使用される包接剤、ポリペプチド中
に蛍光を出しうるチロシンなどを含ませることにより各
種マーカーとして使用が可能である。
【0021】また会合体は、生体適合性高分子材料、例
えば手術用糸、人工血管、人工組織などの医療用材料と
して使用され得る。
えば手術用糸、人工血管、人工組織などの医療用材料と
して使用され得る。
【0022】
【実施例】以下、本発明を実施例を挙げて説明するが、
本発明は下記実施例により制限されるものではない。 実施例1 発現プラスミドの作製 配列番号2〜6記載のポリヌクレオチドを各々プラスミ
ドpMKAK3(Kumagai,I.,Takeda,S.,and Miura,K.
(1990) Protein Engng.5,449-452)に組み込み、5種類
の発現プラスミドを得た。
本発明は下記実施例により制限されるものではない。 実施例1 発現プラスミドの作製 配列番号2〜6記載のポリヌクレオチドを各々プラスミ
ドpMKAK3(Kumagai,I.,Takeda,S.,and Miura,K.
(1990) Protein Engng.5,449-452)に組み込み、5種類
の発現プラスミドを得た。
【0023】実施例2 ポリペプチドの発現および精製 配列番号3のヌクレオチドを有する発現プラスミドで
E.coliJM109株を形質転換したものを、LB
/Ampicillin培地5.8 lで 培養した。約1
5時間37℃でインキュベーションした後、集菌して、
TE bufferで菌体を洗い、超音波破砕(200
W,20kHz)を行って、遠心分離(100000r.
p.m.,10min.,4℃)し、不溶性の封入体を回収した。得
られた封入体は遠心分離後の上清が透明になるまでTE
bufferで洗浄した。
E.coliJM109株を形質転換したものを、LB
/Ampicillin培地5.8 lで 培養した。約1
5時間37℃でインキュベーションした後、集菌して、
TE bufferで菌体を洗い、超音波破砕(200
W,20kHz)を行って、遠心分離(100000r.
p.m.,10min.,4℃)し、不溶性の封入体を回収した。得
られた封入体は遠心分離後の上清が透明になるまでTE
bufferで洗浄した。
【0024】回収した不溶性封入体を70%ギ酸42m
lに溶かし、1%メルカプトエタノールと2%臭化シア
ンを加え、37℃一晩インキュベーションを2回繰り返
した。なお、SDS−PAGEでブタアデニル酸キナー
ゼから目的とするポリペプチドが切り離されているか確
認した。得られた蛋白質を蒸留水、10mM Tris
−HCl(pH8.5)を用い透析を行った。透析した
蛋白質は陰イオン交換体クロマトグラフィー(DEAE
−cellurose)、10mM Tris−HCl(pH8.
5),0.5M NaCl、流速1cc/minで溶出
し、5mlづつ分取した。各フラクションの230n
m、280nmの吸光度測定を行った。
lに溶かし、1%メルカプトエタノールと2%臭化シア
ンを加え、37℃一晩インキュベーションを2回繰り返
した。なお、SDS−PAGEでブタアデニル酸キナー
ゼから目的とするポリペプチドが切り離されているか確
認した。得られた蛋白質を蒸留水、10mM Tris
−HCl(pH8.5)を用い透析を行った。透析した
蛋白質は陰イオン交換体クロマトグラフィー(DEAE
−cellurose)、10mM Tris−HCl(pH8.
5),0.5M NaCl、流速1cc/minで溶出
し、5mlづつ分取した。各フラクションの230n
m、280nmの吸光度測定を行った。
【0025】吸光度測定で230nmに吸収があるフラ
クションを逆相HPLCにかけ、230nmのみに吸収
のあるピークを分取し、滅菌水で2倍に希釈し凍結乾燥
し、白い綿状物がえられた。このうち5μlでアミノ酸
組成分析を行い、培地5.8lから5.9μmolのα
4が得られたことが分かった。
クションを逆相HPLCにかけ、230nmのみに吸収
のあるピークを分取し、滅菌水で2倍に希釈し凍結乾燥
し、白い綿状物がえられた。このうち5μlでアミノ酸
組成分析を行い、培地5.8lから5.9μmolのα
4が得られたことが分かった。
【0026】実施例3 実施例2の発現プラスミドのかわりに配列番号2記載の
ヌクレオチドを有する発現プラスミドを用いる以外は実
施例2と同様にしα3が、配列番号4記載のヌクレオチ
ドを有する発現プラスミドを用いr´3が、配列番号5
記載のヌクレオチドを有する発現プラスミドを用いr3
が、配列番号6記載のヌクレオチドを有する発現プラス
ミドを用いα3−GPRRG−α3が各々培地1lから
2−10mg得られた。
ヌクレオチドを有する発現プラスミドを用いる以外は実
施例2と同様にしα3が、配列番号4記載のヌクレオチ
ドを有する発現プラスミドを用いr´3が、配列番号5
記載のヌクレオチドを有する発現プラスミドを用いr3
が、配列番号6記載のヌクレオチドを有する発現プラス
ミドを用いα3−GPRRG−α3が各々培地1lから
2−10mg得られた。
【0027】実施例4 α−ヘリックスの確認 実施例2および3で得られたα4のポリペプチド100
μM、α3のポリペプチド110μMを各々0.1M塩
化カリウムを含むpH6.0のリン酸緩衝液10mM中
でJasco-J720 CDスペクトロフォトメータを用い、セ
ル中の光透過長は1mm、30℃でCDスペクトル測定
を行なった。結果を図2に示す。図2より明らかな通
り、α4,α3共に208nm,222nmに負の極大
を持つα−ヘリックス特有のスペクトルが得られた。ま
たα4の場合、α−ヘリックスが非常に高く、安定なα
−ヘリックス体をとっていることが判る。同様の条件で
α3(110μM)、α3−GPRRG−α3(10μ
M)のCDスペクトルの結果を図3に、α3(110μ
M)、r3(90μM)、r´3(95μM)のCDス
ペクトルの結果を図4に示す。図3より、α3−GPR
RG−α3がα3より安定に存在することが示され、こ
れはα3の間に5アミノ酸残基からなるリンカーがある
場合であっても、7アミノ酸残基の繰返しが、3から6
に増加することにより、α−ヘリックスの疎水面の相互
作用によるものと考えられる。また、図4よりr´3、
r3はα3より安定にα−ヘリックスを形成しているこ
とが分かり、これはポリペプチド分子内、分子間の静電
的相互作用がα−ヘリックスの安定化に関与しているた
めと思われる。
μM、α3のポリペプチド110μMを各々0.1M塩
化カリウムを含むpH6.0のリン酸緩衝液10mM中
でJasco-J720 CDスペクトロフォトメータを用い、セ
ル中の光透過長は1mm、30℃でCDスペクトル測定
を行なった。結果を図2に示す。図2より明らかな通
り、α4,α3共に208nm,222nmに負の極大
を持つα−ヘリックス特有のスペクトルが得られた。ま
たα4の場合、α−ヘリックスが非常に高く、安定なα
−ヘリックス体をとっていることが判る。同様の条件で
α3(110μM)、α3−GPRRG−α3(10μ
M)のCDスペクトルの結果を図3に、α3(110μ
M)、r3(90μM)、r´3(95μM)のCDス
ペクトルの結果を図4に示す。図3より、α3−GPR
RG−α3がα3より安定に存在することが示され、こ
れはα3の間に5アミノ酸残基からなるリンカーがある
場合であっても、7アミノ酸残基の繰返しが、3から6
に増加することにより、α−ヘリックスの疎水面の相互
作用によるものと考えられる。また、図4よりr´3、
r3はα3より安定にα−ヘリックスを形成しているこ
とが分かり、これはポリペプチド分子内、分子間の静電
的相互作用がα−ヘリックスの安定化に関与しているた
めと思われる。
【0028】実施例5 実施例2、3で得られたα4、α3、r3、r3´、α
3−GPRRG−α3の水溶液を透過型電子顕微鏡で観
察したところ、いずれも細長い繊維状の集合体を形成し
ていることを確認した。
3−GPRRG−α3の水溶液を透過型電子顕微鏡で観
察したところ、いずれも細長い繊維状の集合体を形成し
ていることを確認した。
【0029】
【発明の効果】本発明は遺伝子工学的手法により分子量
が一定で、安定なα−ヘリックスが作製でき、医療用材
料に代表される種々の用途に使用可能なα−ヘリックス
を提供できる。
が一定で、安定なα−ヘリックスが作製でき、医療用材
料に代表される種々の用途に使用可能なα−ヘリックス
を提供できる。
【0030】
配列番号:1 配列の長さ:7 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:タンパク質
【0031】配列番号:2 配列の長さ:78 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成 配列 AATTC ATG CTG GAA ACC CTG GCG AAG GCT CTG GAG ACC CTG GCG AAG GCT 50 Met Leu Glu Thr Leu Ala Lys Ala Leu Glu Thr Leu Ala Lys Ala 1 5 10 CTG GAA ACC CTG GCT AAA GCT TGATAGG 78 Leu Glu Thr Leu Ala Lys Ala 15 20
【0032】配列番号:3 配列の長さ:99 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成 配列 AATTC ATG CTG GAA ACC CTG GCG AAG GCT CTG GAG ACC CTG GCG AAG GCT 50 Met Leu Glu Thr Leu Ala Lys Ala Leu Glu Thr Leu Ala Lys Ala 1 5 10 CTG GAA ACC CTG GCT AAA GCT CTG GAA ACC CTG GCG AAG GCT TGATAGG 99 Leu Glu Thr Leu Ala Lys Ala Leu Glu Thr Leu Ala Lys Ala 15 20 25
【0033】配列番号:4 配列の長さ:78 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成 配列 AATTC ATG GCT AAG GCG CTG ACC GAA CTG GCT AAG GCG CTG ACC GAG CTG 50 Met Ala Lys Ala Leu Thr Glu Leu Ala Lys Ala Leu Thr Glu Leu 1 5 10 GCT AAA GCT CTG ACC GAA CTG TGATAGG 78 Ala Lys Ala Leu Thr Glu Leu 15 20
【0034】配列番号:5 配列の長さ:78 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成 配列 AATTC ATG CTG ACC GAA CTG GCG AAG GCT CTG ACC GAG CTG GCG AAG GCT 50 Met Leu Thr Glu Leu Ala Lys Ala Leu Thr Glu Leu Ala Lys Ala 1 5 10 CTG ACC GAA CTG GCT AAA GCT TGATAGG 78 Leu Thr Glu Leu Ala Lys Ala 15 20
【0035】配列番号:6 配列の長さ:156 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成 配列 AATTC ATG CTG GAA ACC CTG GCG AAG GCT CTG GAG ACC CTG GCG AAG GCT 50 Met Leu Glu Thr Leu Ala Lys Ala Leu Glu Thr Leu Ala Lys Ala 1 5 10 CTG GAA ACC CTG GCT AAG GCT GGT CCG CGT CGC GGC CTG GAG ACC CTG 98 Leu Glu Thr Leu Ala Lys Ala Gly Pro Arg Arg Gly Leu Glu Thr Leu 15 20 25 30 GCT AAG GCT CTG GAG ACC CTG GCG AAG GCT CTG GAA ACC CTG GCT AAA 146 Ala Lys Ala Leu Glu Thr Leu Ala Lys Ala Leu Glu Thr Leu Ala Lys 35 40 45 GCT TGATAGG 156 Ala
【図1】本発明の一例であるα3からなるα−ヘリック
スの断面図である。
スの断面図である。
【図2】実施例4におけるα3、α4のCDスペクトル
の結果を示す図である。
の結果を示す図である。
【図3】実施例4におけるα3、α3−GPRRG−α
3のCDスペクトルの結果を示す図である。
3のCDスペクトルの結果を示す図である。
【図4】実施例4におけるα3、r3、r´3のCDス
ペクトルの結果を示す図である。
ペクトルの結果を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 (C12P 21/02 C12R 1:19) (72)発明者 栗城 ゆきの 東京都豊島区目白1−5−1 学習院大学 理学部生命分子科学研究所内 (72)発明者 吉田 尊雄 東京都豊島区目白1−5−1 学習院大学 理学部生命分子科学研究所内 (72)発明者 中江 進 東京都豊島区目白1−5−1 学習院大学 理学部生命分子科学研究所内 (72)発明者 土居 葉子 東京都豊島区目白1−5−1 学習院大学 理学部生命分子科学研究所内
Claims (6)
- 【請求項1】 親水性面および疎水性面を持つことを特
徴とする遺伝子組換え法で得られるα−ヘリックス構造
状ポリペプチド。 - 【請求項2】 親水性面が、Glu、Lys、Thrか
ら選ばれる少なくも一種のアミノ酸を有することを特徴
とする請求項1記載のポリペプチド。 - 【請求項3】 疎水性面がLeu、Ala、Valから
選ばれる少なくも一種のアミノ酸を有することを特徴と
する請求項1記載のポリペプチド。 - 【請求項4】 アミノ酸残基Lys、Glu、Ala、
ThrおよびLeuを含んでなる請求項1記載のポリペ
プチド。 - 【請求項5】 配列番号2,3,4,5または6記載の
アミノ酸配列を有する請求項1記載のポリペプチド。 - 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載のポ
リペプチドよりなる繊維状会合物。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8113128A JPH09278793A (ja) | 1996-04-10 | 1996-04-10 | ポリペプチド |
| CA002190812A CA2190812A1 (en) | 1996-04-10 | 1996-11-20 | Polypeptide |
| US08/752,526 US6124429A (en) | 1996-04-10 | 1996-11-20 | Genetically engineered alpha helix polypeptide |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8113128A JPH09278793A (ja) | 1996-04-10 | 1996-04-10 | ポリペプチド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09278793A true JPH09278793A (ja) | 1997-10-28 |
Family
ID=14604259
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8113128A Pending JPH09278793A (ja) | 1996-04-10 | 1996-04-10 | ポリペプチド |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6124429A (ja) |
| JP (1) | JPH09278793A (ja) |
| CA (1) | CA2190812A1 (ja) |
Families Citing this family (3)
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|---|---|---|---|---|
| US20050227351A1 (en) * | 2004-04-08 | 2005-10-13 | Awdalla Essam T | Methods and compound protein molecules used for inducing cytotoxic cell-mediated immune response in a mammal against a pathogenic cell |
| AU2012220558A1 (en) | 2011-02-23 | 2013-08-22 | Massachusetts Institute Of Technology | Water soluble membrane proteins and methods for the preparation and use thereof |
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|---|---|---|---|---|
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| US4835252A (en) * | 1987-02-26 | 1989-05-30 | The Salk Institute Biotechnology/Industrial Associates, Inc. | Vasoactive intestinal peptide analogs |
| US5374531A (en) * | 1993-03-22 | 1994-12-20 | Zynaxis, Inc. | Immunoassay for determination of cells |
| US5789542A (en) * | 1994-04-22 | 1998-08-04 | Board Of Supervisors Of Louisiana State University And Agricultural And Mechanical College | Amphipathic peptides |
-
1996
- 1996-04-10 JP JP8113128A patent/JPH09278793A/ja active Pending
- 1996-11-20 US US08/752,526 patent/US6124429A/en not_active Expired - Fee Related
- 1996-11-20 CA CA002190812A patent/CA2190812A1/en not_active Abandoned
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US6124429A (en) | 2000-09-26 |
| CA2190812A1 (en) | 1997-10-11 |
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