JPH09279265A - ダスト中亜鉛の回収設備及び操業方法 - Google Patents
ダスト中亜鉛の回収設備及び操業方法Info
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- JPH09279265A JPH09279265A JP9156896A JP9156896A JPH09279265A JP H09279265 A JPH09279265 A JP H09279265A JP 9156896 A JP9156896 A JP 9156896A JP 9156896 A JP9156896 A JP 9156896A JP H09279265 A JPH09279265 A JP H09279265A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/20—Recycling
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- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
- Manufacture Of Iron (AREA)
- Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 亜鉛含有ダスト中の酸化亜鉛を還元、気化し
回収することで、回収されるダスト中の亜鉛含有率を約
50%以上に濃縮すると共に、亜鉛含有ダスト中の鉄分
を溶銑として回収することが可能になる設備及び操業方
法を提供する。 【解決手段】 金属精錬炉から排出される主としてFe
O,Fe2 O3 ,ZnOを含有するダスト、炭材、及び
造滓剤を原料投入口より炉本体内に添加し、前記炉本体
内に酸素及び/又は酸素富化ガスを吹き込んでダスト中
の亜鉛を回収する設備において、前記炉本体の水平断面
が長方形であり、下部羽口を炉体の側面を水平方向に貫
通してスラグに向けて配設し、1つの原料投入口を炉本
体上面の長辺方向の一方の端部に配設し、前記炉本体か
ら排出される燃焼性ガスの排出口を炉本体上面の長辺方
向のもう一方の端部に配設する。
回収することで、回収されるダスト中の亜鉛含有率を約
50%以上に濃縮すると共に、亜鉛含有ダスト中の鉄分
を溶銑として回収することが可能になる設備及び操業方
法を提供する。 【解決手段】 金属精錬炉から排出される主としてFe
O,Fe2 O3 ,ZnOを含有するダスト、炭材、及び
造滓剤を原料投入口より炉本体内に添加し、前記炉本体
内に酸素及び/又は酸素富化ガスを吹き込んでダスト中
の亜鉛を回収する設備において、前記炉本体の水平断面
が長方形であり、下部羽口を炉体の側面を水平方向に貫
通してスラグに向けて配設し、1つの原料投入口を炉本
体上面の長辺方向の一方の端部に配設し、前記炉本体か
ら排出される燃焼性ガスの排出口を炉本体上面の長辺方
向のもう一方の端部に配設する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属精錬炉から排
出される主としてFeO,Fe2 O3 ,ZnOを含有す
るダストから、有用金属である亜鉛を回収する設備及び
操業方法に関するものである。
出される主としてFeO,Fe2 O3 ,ZnOを含有す
るダストから、有用金属である亜鉛を回収する設備及び
操業方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高炉一環製鉄所において、金属精錬炉か
ら排出されるダストは鉄分等の有効成分を回収等の観点
から焼結原料として大半が利用されてきた。一方、高炉
2次灰及び転炉ダスト等の亜鉛を数%含むダストの焼結
原料への使用は、高炉耐火物に悪影響を及ぼすため、焼
結原料としての使用は厳しく制限されているので、工場
によっては、高炉2次灰及び転炉ダスト等の亜鉛を数%
含むダストの多くは埋め立てられている。
ら排出されるダストは鉄分等の有効成分を回収等の観点
から焼結原料として大半が利用されてきた。一方、高炉
2次灰及び転炉ダスト等の亜鉛を数%含むダストの焼結
原料への使用は、高炉耐火物に悪影響を及ぼすため、焼
結原料としての使用は厳しく制限されているので、工場
によっては、高炉2次灰及び転炉ダスト等の亜鉛を数%
含むダストの多くは埋め立てられている。
【0003】一方、製鋼用電気炉において、亜鉛メッキ
鋼板のスクラップを含む鋼スクラップを原料にして鋼を
製造するに際し、精錬中に発生するダストの中には、鉄
の他に有用金属が、例えば亜鉛が10〜30%、と多量
に含有されている。このようなダストをそのまま廃棄す
ることは、資源の有効利用上極めて不経済であるのみな
らず、前記有用金属は反面有害物質であることから、こ
れをそのまま廃棄することは公害上重大な問題である。
鋼板のスクラップを含む鋼スクラップを原料にして鋼を
製造するに際し、精錬中に発生するダストの中には、鉄
の他に有用金属が、例えば亜鉛が10〜30%、と多量
に含有されている。このようなダストをそのまま廃棄す
ることは、資源の有効利用上極めて不経済であるのみな
らず、前記有用金属は反面有害物質であることから、こ
れをそのまま廃棄することは公害上重大な問題である。
【0004】図2に亜鉛含有ダストにおける亜鉛含有率
とその利用方法を示す。亜鉛含有率が約15%以上であ
れば亜鉛精錬業者が引き取るが、亜鉛含有率が約15〜
50%の場合、亜鉛1次精錬が必要となり処理コストが
高くつくため、亜鉛含有率に応じた処理費用をつけて亜
鉛含有ダストを引き取ってもらうことになり、電気炉に
おける製鋼コストを押し上げる結果となっている。亜鉛
含有率が約50%以上の場合、亜鉛2次精錬のみで精錬
可能となり処理コストが安くなるため、亜鉛含有量に応
じた価格で亜鉛含有ダストを販売することになる。
とその利用方法を示す。亜鉛含有率が約15%以上であ
れば亜鉛精錬業者が引き取るが、亜鉛含有率が約15〜
50%の場合、亜鉛1次精錬が必要となり処理コストが
高くつくため、亜鉛含有率に応じた処理費用をつけて亜
鉛含有ダストを引き取ってもらうことになり、電気炉に
おける製鋼コストを押し上げる結果となっている。亜鉛
含有率が約50%以上の場合、亜鉛2次精錬のみで精錬
可能となり処理コストが安くなるため、亜鉛含有量に応
じた価格で亜鉛含有ダストを販売することになる。
【0005】一方、亜鉛含有率が約0.5%以下であれ
ば、焼結原料としての使用が可能で、亜鉛含有率が約2
%以下であれば、鉄源としてセメント原料で使用可能で
ある。従って、亜鉛含有率が約2%〜15%の亜鉛含有
ダスト、例えば高炉2次灰及び転炉ダスト等は再利用が
困難である。
ば、焼結原料としての使用が可能で、亜鉛含有率が約2
%以下であれば、鉄源としてセメント原料で使用可能で
ある。従って、亜鉛含有率が約2%〜15%の亜鉛含有
ダスト、例えば高炉2次灰及び転炉ダスト等は再利用が
困難である。
【0006】これらの課題を解決するために、溶融スラ
グに電気炉ダストペレットをバブリングガスと共に吹き
込み、気化する亜鉛を主体とする金属酸化物を回収し、
亜鉛を主体とする金属酸化物を濃縮する方法が特公昭6
0−28894号、特公昭60−28895号、特公昭
60−28896号、特公昭60−28897号公報等
で提案されている。しかるに、この方法では、なお以下
の課題を抱えている。 溶融スラグの顕熱を利用して亜鉛を還元及び気化する
ために、溶融スラグの量に対して処理する電気炉ダスト
の量に制限があり、大量の電気炉ダストの処理ができな
い。 電気炉ダスト中の鉄分は、溶融スラグの顕熱を利用し
て溶解され、溶融スラグ中に混ざり合うため、電気炉ダ
スト中の鉄分を有効に回収できない。
グに電気炉ダストペレットをバブリングガスと共に吹き
込み、気化する亜鉛を主体とする金属酸化物を回収し、
亜鉛を主体とする金属酸化物を濃縮する方法が特公昭6
0−28894号、特公昭60−28895号、特公昭
60−28896号、特公昭60−28897号公報等
で提案されている。しかるに、この方法では、なお以下
の課題を抱えている。 溶融スラグの顕熱を利用して亜鉛を還元及び気化する
ために、溶融スラグの量に対して処理する電気炉ダスト
の量に制限があり、大量の電気炉ダストの処理ができな
い。 電気炉ダスト中の鉄分は、溶融スラグの顕熱を利用し
て溶解され、溶融スラグ中に混ざり合うため、電気炉ダ
スト中の鉄分を有効に回収できない。
【0007】これらの課題を解決するために、亜鉛含有
ダストペレットをコークスと石炭と共にロータリーキル
ンに装入し、前記コークスと石炭によって亜鉛分を還元
及び気化し、亜鉛酸化物を濃縮する方法が特公昭61−
54094号、特開昭58−144436号公報等で提
案されている。しかるに、この方法でも、なお以下の課
題を抱えている。即ち、亜鉛含有ダストペレットの鉄分
は、亜鉛等の気化する成分以外の不純物、例えばSiO
2 ,CaO等と共に焼結され、焼結ペレットとして回収
されるため、この鉄分を有効回収するためには、別の溶
融及び還元設備が必要となる。
ダストペレットをコークスと石炭と共にロータリーキル
ンに装入し、前記コークスと石炭によって亜鉛分を還元
及び気化し、亜鉛酸化物を濃縮する方法が特公昭61−
54094号、特開昭58−144436号公報等で提
案されている。しかるに、この方法でも、なお以下の課
題を抱えている。即ち、亜鉛含有ダストペレットの鉄分
は、亜鉛等の気化する成分以外の不純物、例えばSiO
2 ,CaO等と共に焼結され、焼結ペレットとして回収
されるため、この鉄分を有効回収するためには、別の溶
融及び還元設備が必要となる。
【0008】これらの課題を解決するために、特開昭5
4−158320号、特開昭56−81655号公報等
で提案されている技術として、底吹羽口から溶銑に向け
て酸素含有ガスを吹き込み、上部ランスから酸素を上吹
きし、原料、炭材、造滓剤を炉の上方且つ排ガスダクト
の途中から投入する転炉型の溶融還元炉において、前記
亜鉛含有ダストを処理する方法も考えられた。この方法
では、亜鉛含有ダスト中の鉄分はスラグ中で前記炭材に
よって還元され、溶銑として回収することが可能とな
る。
4−158320号、特開昭56−81655号公報等
で提案されている技術として、底吹羽口から溶銑に向け
て酸素含有ガスを吹き込み、上部ランスから酸素を上吹
きし、原料、炭材、造滓剤を炉の上方且つ排ガスダクト
の途中から投入する転炉型の溶融還元炉において、前記
亜鉛含有ダストを処理する方法も考えられた。この方法
では、亜鉛含有ダスト中の鉄分はスラグ中で前記炭材に
よって還元され、溶銑として回収することが可能とな
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、この方法で
も、なお以下の課題を抱えている。 底吹羽口から溶銑に向けて酸素含有ガスを吹き込んで
いるため、溶銑の粒がスラグ中及びスラグ上に吹き上げ
られることで、燃焼性ガスと共に飛散するダスト中の鉄
分が増加する。 被処理ダスト、炭材、造滓剤を炉の上方且つ排ガスダ
クトの途中から投入するため、前記被処理ダスト、炭
材、造滓剤が排ガス流速の早い箇所を通過するため、前
記被処理ダスト、炭材、造滓剤が炉内のスラグに到達す
る前に前記燃焼性ガスと共に飛散する量が増加し、回収
されるダスト中の亜鉛以外の成分(例えば鉄分,SiO
2 ,CaO等)が増加する。
も、なお以下の課題を抱えている。 底吹羽口から溶銑に向けて酸素含有ガスを吹き込んで
いるため、溶銑の粒がスラグ中及びスラグ上に吹き上げ
られることで、燃焼性ガスと共に飛散するダスト中の鉄
分が増加する。 被処理ダスト、炭材、造滓剤を炉の上方且つ排ガスダ
クトの途中から投入するため、前記被処理ダスト、炭
材、造滓剤が排ガス流速の早い箇所を通過するため、前
記被処理ダスト、炭材、造滓剤が炉内のスラグに到達す
る前に前記燃焼性ガスと共に飛散する量が増加し、回収
されるダスト中の亜鉛以外の成分(例えば鉄分,SiO
2 ,CaO等)が増加する。
【0010】上記,により、炉内に投入される被処
理ダスト、炭材、造滓剤の内、燃焼性ガスと共に飛散す
る割合が約10〜15%に達することで、結果として回
収されるダスト中の亜鉛含有率が低下するという課題が
あった。
理ダスト、炭材、造滓剤の内、燃焼性ガスと共に飛散す
る割合が約10〜15%に達することで、結果として回
収されるダスト中の亜鉛含有率が低下するという課題が
あった。
【0011】本発明は、以上のような問題点を解決する
ためになされたものであり、その目的とするところは、
亜鉛含有ダスト中の酸化亜鉛を還元、気化し回収するこ
とで、回収されるダスト中の亜鉛含有量を約50%以上
に濃縮し、亜鉛含有量に応じた価格で亜鉛含有ダストを
販売すると共に、亜鉛含有ダスト中の鉄分を溶銑として
回収することが可能になる設備及び操業方法を提供する
ことを目的とするものである。
ためになされたものであり、その目的とするところは、
亜鉛含有ダスト中の酸化亜鉛を還元、気化し回収するこ
とで、回収されるダスト中の亜鉛含有量を約50%以上
に濃縮し、亜鉛含有量に応じた価格で亜鉛含有ダストを
販売すると共に、亜鉛含有ダスト中の鉄分を溶銑として
回収することが可能になる設備及び操業方法を提供する
ことを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、金属精錬炉から排出される主としてF
eO,Fe2 O3 ,ZnOを含有するダスト、炭材、及
び造滓剤を原料投入口より炉本体内に添加し、前記炉本
体内に酸素及び/又は酸素富化ガスを吹き込んでダスト
中の亜鉛を回収する設備において、前記炉本体の水平断
面が長方形であり、炉体の側面を水平方向に貫通してス
ラグに向けて配設された下部羽口を通じてスラグ中に酸
素及び/又は酸素富化ガスを吹き込む如くなしたことを
特徴とするものであり、および1つの原料投入口を炉本
体上面の長辺方向の一方の端部に配設し、前記炉本体か
ら排出される燃焼性ガスの排出口を炉本体上面の長辺方
向のもう一方の端部に配設したことを特徴とするもの、
もしくは2つの原料投入口を炉本体上面の長辺方向の両
方の端部に配設し、前記炉本体から排出される燃焼性ガ
スの排出口を炉本体上面の長辺方向の中心に配設したこ
とを特徴とするもの、また、ダスト処理炉本体から排出
される燃焼性ガスの排出口の下流側に、1次集塵機及び
2次集塵機を設け、前記燃焼性ガス中の飛散ダストを1
次集塵機及び2次集塵機で2段で捕集する如くなしたこ
とを特徴とするダスト中亜鉛の回収設備である。また、
前記1次集塵機で捕集される粗粒ダストを前記ダスト処
理炉本体の再び投入すると共に、前記2次集塵機で捕集
される細粒ダストを回収することを特徴とするダスト中
亜鉛の回収設備の操業方法である。
めに、本発明は、金属精錬炉から排出される主としてF
eO,Fe2 O3 ,ZnOを含有するダスト、炭材、及
び造滓剤を原料投入口より炉本体内に添加し、前記炉本
体内に酸素及び/又は酸素富化ガスを吹き込んでダスト
中の亜鉛を回収する設備において、前記炉本体の水平断
面が長方形であり、炉体の側面を水平方向に貫通してス
ラグに向けて配設された下部羽口を通じてスラグ中に酸
素及び/又は酸素富化ガスを吹き込む如くなしたことを
特徴とするものであり、および1つの原料投入口を炉本
体上面の長辺方向の一方の端部に配設し、前記炉本体か
ら排出される燃焼性ガスの排出口を炉本体上面の長辺方
向のもう一方の端部に配設したことを特徴とするもの、
もしくは2つの原料投入口を炉本体上面の長辺方向の両
方の端部に配設し、前記炉本体から排出される燃焼性ガ
スの排出口を炉本体上面の長辺方向の中心に配設したこ
とを特徴とするもの、また、ダスト処理炉本体から排出
される燃焼性ガスの排出口の下流側に、1次集塵機及び
2次集塵機を設け、前記燃焼性ガス中の飛散ダストを1
次集塵機及び2次集塵機で2段で捕集する如くなしたこ
とを特徴とするダスト中亜鉛の回収設備である。また、
前記1次集塵機で捕集される粗粒ダストを前記ダスト処
理炉本体の再び投入すると共に、前記2次集塵機で捕集
される細粒ダストを回収することを特徴とするダスト中
亜鉛の回収設備の操業方法である。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の溶融還元炉の炉体構造に
おいては、上記手段により、以下の作用がある。 底吹羽口から溶銑に向けて酸素含有ガスを吹き込むこ
となしに、炉体の側面を水平方向に貫通してスラグに向
けて配設された下部羽口を通じてスラグ中に酸素及び/
又は酸素富化ガスを吹き込んで、スラグのみを攪拌する
ため、溶銑の粒がスラグ中及びスラグ上に吹き上げられ
ることがなくなり、燃焼性ガスと共に飛散するダスト中
の鉄分が減少する。
おいては、上記手段により、以下の作用がある。 底吹羽口から溶銑に向けて酸素含有ガスを吹き込むこ
となしに、炉体の側面を水平方向に貫通してスラグに向
けて配設された下部羽口を通じてスラグ中に酸素及び/
又は酸素富化ガスを吹き込んで、スラグのみを攪拌する
ため、溶銑の粒がスラグ中及びスラグ上に吹き上げられ
ることがなくなり、燃焼性ガスと共に飛散するダスト中
の鉄分が減少する。
【0014】1つの原料投入口を炉本体上面の長辺方
向の一方の端部に配設し、前記炉本体から排出される燃
焼性ガスの排出口を炉本体上面の長辺方向のもう一方の
端部に配設するか、もしくは2つの原料投入口を炉本体
上面の長辺方向の両方の端部に配設し、前記炉本体から
排出される燃焼性ガスの排出口を炉本体上面の長辺方向
の中心に配設するため、被処理ダスト、炭材、造滓剤が
排ガス流速の遅い箇所を通過するため、前記被処理ダス
ト、炭材、造滓剤が炉内のスラグに到達する前に前記燃
焼性ガスと共に飛散する量が減少し、回収されるダスト
中の亜鉛以外の成分(例えば鉄分,SiO2 ,CaO
等)が減少する。上記,により、炉内に投入される
被処理ダストの内、燃焼性ガスと共に飛散する割合が約
2%に低下することで、結果として回収されるダスト中
の亜鉛含有率が上昇する。
向の一方の端部に配設し、前記炉本体から排出される燃
焼性ガスの排出口を炉本体上面の長辺方向のもう一方の
端部に配設するか、もしくは2つの原料投入口を炉本体
上面の長辺方向の両方の端部に配設し、前記炉本体から
排出される燃焼性ガスの排出口を炉本体上面の長辺方向
の中心に配設するため、被処理ダスト、炭材、造滓剤が
排ガス流速の遅い箇所を通過するため、前記被処理ダス
ト、炭材、造滓剤が炉内のスラグに到達する前に前記燃
焼性ガスと共に飛散する量が減少し、回収されるダスト
中の亜鉛以外の成分(例えば鉄分,SiO2 ,CaO
等)が減少する。上記,により、炉内に投入される
被処理ダストの内、燃焼性ガスと共に飛散する割合が約
2%に低下することで、結果として回収されるダスト中
の亜鉛含有率が上昇する。
【0015】ダスト処理炉本体から排出される燃焼性
ガスの排出口の下流側に、1次集塵機及び2次集塵機を
設け、前記燃焼性ガス中の飛散ダストを1次集塵機及び
2次集塵機で2段で捕集する如くなし、前記1次集塵機
で捕集される粗粒ダストを前記ダスト処理炉本体の再び
投入すると共に、前記2次集塵機で捕集される細粒ダス
トを回収することにより、回収されるダスト中の亜鉛含
有率が更に上昇する。 亜鉛含有ダスト中の鉄分はスラグ中で前記炭材によっ
て還元され、溶銑として回収することが可能となる。
ガスの排出口の下流側に、1次集塵機及び2次集塵機を
設け、前記燃焼性ガス中の飛散ダストを1次集塵機及び
2次集塵機で2段で捕集する如くなし、前記1次集塵機
で捕集される粗粒ダストを前記ダスト処理炉本体の再び
投入すると共に、前記2次集塵機で捕集される細粒ダス
トを回収することにより、回収されるダスト中の亜鉛含
有率が更に上昇する。 亜鉛含有ダスト中の鉄分はスラグ中で前記炭材によっ
て還元され、溶銑として回収することが可能となる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1に基づいて説
明する。図1は、本発明に係わる溶融還元設備の実施例
のフロー図である。水平断面が長方形の炉体1は基礎2
に固定され、炉体1の内面は水冷パネル3及び耐火物4
を内張りされており、炉体1上面の長辺方向の一方の端
部には、被処理ダスト、炭材、及び造滓剤を添加する原
料投入口5が、長辺方向のもう一方の端部には、炉体1
から発生する燃焼性ガスを排出するガス排出口6が各々
配設されている。本実施例は、1つの原料投入口5を炉
体1の上面の長辺方向の一方の端部に配設し、ガス排出
口6を炉体1の上面の長辺方向のもう一方の端部に配設
したダスト処理炉について説明しているが、本発明が2
つの原料投入口5を炉体1の上面の長辺方向の両方の端
部に配設し、ガス排出口6を炉体1上面の長辺方向の中
心に配設したダスト処理炉についても適用可能なこと
は、言うまでもない。
明する。図1は、本発明に係わる溶融還元設備の実施例
のフロー図である。水平断面が長方形の炉体1は基礎2
に固定され、炉体1の内面は水冷パネル3及び耐火物4
を内張りされており、炉体1上面の長辺方向の一方の端
部には、被処理ダスト、炭材、及び造滓剤を添加する原
料投入口5が、長辺方向のもう一方の端部には、炉体1
から発生する燃焼性ガスを排出するガス排出口6が各々
配設されている。本実施例は、1つの原料投入口5を炉
体1の上面の長辺方向の一方の端部に配設し、ガス排出
口6を炉体1の上面の長辺方向のもう一方の端部に配設
したダスト処理炉について説明しているが、本発明が2
つの原料投入口5を炉体1の上面の長辺方向の両方の端
部に配設し、ガス排出口6を炉体1上面の長辺方向の中
心に配設したダスト処理炉についても適用可能なこと
は、言うまでもない。
【0017】炉体1の底部には溶銑7が溜まり、その上
部に溶銑7より比重の軽いスラグ8が溜まっており、溶
銑7は溶銑溜まり9を介して出銑口11から、スラグは
スラグ溜まり10を介して出滓口12からそれぞれ連続
又は断続的に排出される。本実施例は、炉体1の内面が
水冷パネル3及び耐火物4を内張りされているダスト処
理炉について説明しているが、本発明が炉体1の内面が
耐火物4のみでを内張りされているダスト処理炉につい
ても適用可能なことは、言うまでもない。
部に溶銑7より比重の軽いスラグ8が溜まっており、溶
銑7は溶銑溜まり9を介して出銑口11から、スラグは
スラグ溜まり10を介して出滓口12からそれぞれ連続
又は断続的に排出される。本実施例は、炉体1の内面が
水冷パネル3及び耐火物4を内張りされているダスト処
理炉について説明しているが、本発明が炉体1の内面が
耐火物4のみでを内張りされているダスト処理炉につい
ても適用可能なことは、言うまでもない。
【0018】原料投入口5から投入された被処理ダスト
中の酸化鉄(FeO及びFe2 O3)及び酸化亜鉛(Z
nO)は、同じく原料投入口5から投入された炭材中炭
素分により、スラグ8中で以下の式(1),(2),
(3)に示す反応により還元される。 FeO + C→ Fe+ CO (吸熱反応) ‥‥(1) Fe2 O3 +3C→2Fe+3CO (吸熱反応) ‥‥(2) ZnO + C→ Zn+ CO (吸熱反応) ‥‥(3)
中の酸化鉄(FeO及びFe2 O3)及び酸化亜鉛(Z
nO)は、同じく原料投入口5から投入された炭材中炭
素分により、スラグ8中で以下の式(1),(2),
(3)に示す反応により還元される。 FeO + C→ Fe+ CO (吸熱反応) ‥‥(1) Fe2 O3 +3C→2Fe+3CO (吸熱反応) ‥‥(2) ZnO + C→ Zn+ CO (吸熱反応) ‥‥(3)
【0019】式(1),(2)で還元された鉄分は、ス
ラグ中で粒鉄となり、この粒鉄は比重がスラグ8よりも
重いため、スラグ8内を沈降し、溶銑7に至る。一方、
式(3)で還元された金属亜鉛は、その沸点が906℃
とスラグ8の温度:約1,400℃より低いため、亜鉛
蒸気となり炉から排出される燃焼性ガスと共にガス排出
口6より排出される。
ラグ中で粒鉄となり、この粒鉄は比重がスラグ8よりも
重いため、スラグ8内を沈降し、溶銑7に至る。一方、
式(3)で還元された金属亜鉛は、その沸点が906℃
とスラグ8の温度:約1,400℃より低いため、亜鉛
蒸気となり炉から排出される燃焼性ガスと共にガス排出
口6より排出される。
【0020】また、原料投入口5から投入された炭材中
炭素分の一部は、炉体1を貫通してスラグ8に向けて配
置された下部羽口13を通じてスラグ8中に吹き込まれ
る酸素と以下の式(4)に示す反応により酸化される。 C+1/2O2 →CO (発熱反応) ‥‥(4) この溶融還元炉のエネルギー効率即ち炭材原単位は、式
(1)〜(4)の反応に必要な炭素分の合計によって決
定される。
炭素分の一部は、炉体1を貫通してスラグ8に向けて配
置された下部羽口13を通じてスラグ8中に吹き込まれ
る酸素と以下の式(4)に示す反応により酸化される。 C+1/2O2 →CO (発熱反応) ‥‥(4) この溶融還元炉のエネルギー効率即ち炭材原単位は、式
(1)〜(4)の反応に必要な炭素分の合計によって決
定される。
【0021】さらに、上記式(1)〜(4)によりスラ
グ8中で発生したCOガス及び炭材中水素分は、炉体1
を貫通して2次燃焼帯16に向けて配設された上部羽口
14を通じて2次燃焼帯15中に吹き込まれる酸素と以
下の式(5),(6)に示す反応により酸化される。 CO+1/2O2 →CO2 (発熱反応) ‥‥(5) H2 +1/2O2 →H2 O (発熱反応) ‥‥(6)
グ8中で発生したCOガス及び炭材中水素分は、炉体1
を貫通して2次燃焼帯16に向けて配設された上部羽口
14を通じて2次燃焼帯15中に吹き込まれる酸素と以
下の式(5),(6)に示す反応により酸化される。 CO+1/2O2 →CO2 (発熱反応) ‥‥(5) H2 +1/2O2 →H2 O (発熱反応) ‥‥(6)
【0022】この式(5),(6)の反応を炉内2次燃
焼と呼び、この2次燃焼の度合いの大小を以下の式
(7)で定義される炉内2次燃焼率で表すことと、この
2次燃焼率は上部羽口14を通じて2次燃焼帯15中に
吹き込まれる酸素の流量を増加することで増加すること
は広く知られている。 炉内2次燃焼率=(CO2 %+H2 O%)/(CO2 %+CO%+H2 O% +H2 %) ‥‥(7) 但し、(7)式中のCO2 %,CO%,H2 O%,H2
%は、ガス排出口6における燃焼性ガスの各成分の体積
分率を示す。
焼と呼び、この2次燃焼の度合いの大小を以下の式
(7)で定義される炉内2次燃焼率で表すことと、この
2次燃焼率は上部羽口14を通じて2次燃焼帯15中に
吹き込まれる酸素の流量を増加することで増加すること
は広く知られている。 炉内2次燃焼率=(CO2 %+H2 O%)/(CO2 %+CO%+H2 O% +H2 %) ‥‥(7) 但し、(7)式中のCO2 %,CO%,H2 O%,H2
%は、ガス排出口6における燃焼性ガスの各成分の体積
分率を示す。
【0023】炉内2次燃焼率を上昇させると、2次燃焼
帯15における式(5),(6)の反応熱の一部がスラ
グ8に伝達し、スラグ中の式(4)の発熱反応に必要な
炭素分を減少せしめることで、炭材原単位が減少する。
帯15における式(5),(6)の反応熱の一部がスラ
グ8に伝達し、スラグ中の式(4)の発熱反応に必要な
炭素分を減少せしめることで、炭材原単位が減少する。
【0024】一方、炉体1で発生した高温の燃焼性ガス
は、炉体1の上部に配設されたガス排出口5、排ガスダ
クト16を通して、廃熱ボイラー17に導かれ、ガス排
出口5と排ガスダクト16の間の隙間から流入した2次
燃焼用空気中の酸素により完全燃焼し、燃焼性ガスの顕
熱、潜熱を蒸気化して回収された後、サイクロン等の1
次集塵機18、バグフィルター又は電気集塵機等の2次
集塵機19、ブロアー20、煙突23等を通して系外に
排出される。一方、廃熱ボイラー17で燃焼性ガスの顕
熱、潜熱によって高圧蒸気化された蒸気は、蒸気配管2
2を通ってタービン23及び発電器24に導かれ電力に
変換される。
は、炉体1の上部に配設されたガス排出口5、排ガスダ
クト16を通して、廃熱ボイラー17に導かれ、ガス排
出口5と排ガスダクト16の間の隙間から流入した2次
燃焼用空気中の酸素により完全燃焼し、燃焼性ガスの顕
熱、潜熱を蒸気化して回収された後、サイクロン等の1
次集塵機18、バグフィルター又は電気集塵機等の2次
集塵機19、ブロアー20、煙突23等を通して系外に
排出される。一方、廃熱ボイラー17で燃焼性ガスの顕
熱、潜熱によって高圧蒸気化された蒸気は、蒸気配管2
2を通ってタービン23及び発電器24に導かれ電力に
変換される。
【0025】本実施例は、炉体1で発生した高温の燃焼
性ガスを完全燃焼し、燃焼性ガスの顕熱、潜熱を蒸気化
して回収し、タービン23及び発電器24により電力に
変換するダスト処理炉について説明しているが、本発明
が前記燃焼性ガスを未燃ガスのままで回収するダスト処
理炉についても適用可能なことは、言うまでもない。
性ガスを完全燃焼し、燃焼性ガスの顕熱、潜熱を蒸気化
して回収し、タービン23及び発電器24により電力に
変換するダスト処理炉について説明しているが、本発明
が前記燃焼性ガスを未燃ガスのままで回収するダスト処
理炉についても適用可能なことは、言うまでもない。
【0026】一方、前記亜鉛蒸気は、炉体1から排出さ
れる燃焼性ガスと共にガス排出口6より排出された後、
廃熱ボイラー17中で冷却されると共に、前記完全燃焼
の課程で酸化され再び酸化亜鉛の細粒となる。この酸化
亜鉛の細粒は、飛散ダスト中の他の成分(例えば鉄分,
SiO2 ,CaO,炭素分等)と共にサイクロン等の1
次集塵機18、バグフィルター又は電気集塵機等の2次
集塵機19によって捕集されるわけであるが、酸化亜鉛
は、前述のように一旦蒸気化しているため他のダスト成
分より粒度が小さく、サイクロン等の1次集塵機18を
通過して、バグフィルター又は電気集塵機等の2次集塵
機18によって捕集される割合が他のダスト成分より高
い。以下の表1に、発明者らが実炉試験等で求めた各ダ
スト成分の1次集塵機18及び2次集塵機19での捕集
割合を示す。
れる燃焼性ガスと共にガス排出口6より排出された後、
廃熱ボイラー17中で冷却されると共に、前記完全燃焼
の課程で酸化され再び酸化亜鉛の細粒となる。この酸化
亜鉛の細粒は、飛散ダスト中の他の成分(例えば鉄分,
SiO2 ,CaO,炭素分等)と共にサイクロン等の1
次集塵機18、バグフィルター又は電気集塵機等の2次
集塵機19によって捕集されるわけであるが、酸化亜鉛
は、前述のように一旦蒸気化しているため他のダスト成
分より粒度が小さく、サイクロン等の1次集塵機18を
通過して、バグフィルター又は電気集塵機等の2次集塵
機18によって捕集される割合が他のダスト成分より高
い。以下の表1に、発明者らが実炉試験等で求めた各ダ
スト成分の1次集塵機18及び2次集塵機19での捕集
割合を示す。
【0027】
【表1】
【0028】従って、1次集塵機18で捕集される粗粒
ダストを炉体1に再び投入すると共に、2次集塵機19
で捕集される細粒ダストを回収することにより、回収さ
れるダスト中の亜鉛含有率がさらに上昇する。また、炉
体1から排出される燃焼性ガスと共にガス排出口から排
出される飛散ダスト中の炭素分は、下流側に前記完全燃
焼型の廃熱ボイラー17を配した場合には、その約90
%が完全燃焼の過程で酸化され、CO2 ガスとなること
も発明者らの実炉試験等で求められている。
ダストを炉体1に再び投入すると共に、2次集塵機19
で捕集される細粒ダストを回収することにより、回収さ
れるダスト中の亜鉛含有率がさらに上昇する。また、炉
体1から排出される燃焼性ガスと共にガス排出口から排
出される飛散ダスト中の炭素分は、下流側に前記完全燃
焼型の廃熱ボイラー17を配した場合には、その約90
%が完全燃焼の過程で酸化され、CO2 ガスとなること
も発明者らの実炉試験等で求められている。
【0029】以下の表2に、高炉2次灰の成分の1例を
示す。また、それを従来技術(特開昭56−81655
公報等で提案されている転炉型の溶融還元炉)及び本発
明に係わるダスト中亜鉛の回収設備で処理した場合の、
1次集塵機18で捕集される粗粒ダスト(炉体1に再び
投入)及び2次集塵機19で捕集される細粒ダスト(回
収ダスト)の成分の1例を表3に示す。回収される細粒
ダストの亜鉛含有率が従来技術では約43%であったの
が、本発明に係わるダスト中亜鉛の回収設備では約70
%にまで濃縮することができた。
示す。また、それを従来技術(特開昭56−81655
公報等で提案されている転炉型の溶融還元炉)及び本発
明に係わるダスト中亜鉛の回収設備で処理した場合の、
1次集塵機18で捕集される粗粒ダスト(炉体1に再び
投入)及び2次集塵機19で捕集される細粒ダスト(回
収ダスト)の成分の1例を表3に示す。回収される細粒
ダストの亜鉛含有率が従来技術では約43%であったの
が、本発明に係わるダスト中亜鉛の回収設備では約70
%にまで濃縮することができた。
【0030】
【表2】
【0031】
【表3】
【0032】
【発明の効果】本発明の溶融還元炉の炉体構造において
は、上記手段により、以下の効果が期待できる。 底吹羽口から溶銑に向けて酸素含有ガスを吹き込むこ
となしに、炉体の側面を水平方向に貫通してスラグに向
けて配設された下部羽口を通じてスラグ中に酸素及び/
又は酸素富化ガスを吹き込んで、スラグのみを攪拌する
ため、溶銑の粒がスラグ中及びスラグ上に吹き上げられ
ることがなくなり、燃焼性ガスと共に飛散するダスト中
の鉄分が減少する。
は、上記手段により、以下の効果が期待できる。 底吹羽口から溶銑に向けて酸素含有ガスを吹き込むこ
となしに、炉体の側面を水平方向に貫通してスラグに向
けて配設された下部羽口を通じてスラグ中に酸素及び/
又は酸素富化ガスを吹き込んで、スラグのみを攪拌する
ため、溶銑の粒がスラグ中及びスラグ上に吹き上げられ
ることがなくなり、燃焼性ガスと共に飛散するダスト中
の鉄分が減少する。
【0033】1つの原料投入口を炉本体上面の長辺方
向の一方の端部に配設し、前記炉本体から排出される燃
焼性ガスの排出口を炉本体上面の長辺方向のもう一方の
端部に配設するか、もしくは、2つの原料投入口を炉本
体上面の長辺方向の両方の端部に配設し、前記炉本体か
ら排出される燃焼性ガスの排出口を炉本体上面の長辺方
向の中心に配設するため、被処理ダスト、炭材、造滓剤
が排ガス流速の遅い箇所を通過し、そのため、前記被処
理ダスト、炭材、造滓剤が炉内のスラグに到達する前に
前記燃焼性ガスと共に飛散する量が減少し、回収される
ダスト中の亜鉛以外の成分(例えば鉄分,SiO2 ,C
aO等)が減少する。上記,により、炉内に投入さ
れる被処理ダストの内、排ガスと共に飛散する割合が約
2%に低下することで、結果として回収されるダスト中
の亜鉛含有率が上昇する。
向の一方の端部に配設し、前記炉本体から排出される燃
焼性ガスの排出口を炉本体上面の長辺方向のもう一方の
端部に配設するか、もしくは、2つの原料投入口を炉本
体上面の長辺方向の両方の端部に配設し、前記炉本体か
ら排出される燃焼性ガスの排出口を炉本体上面の長辺方
向の中心に配設するため、被処理ダスト、炭材、造滓剤
が排ガス流速の遅い箇所を通過し、そのため、前記被処
理ダスト、炭材、造滓剤が炉内のスラグに到達する前に
前記燃焼性ガスと共に飛散する量が減少し、回収される
ダスト中の亜鉛以外の成分(例えば鉄分,SiO2 ,C
aO等)が減少する。上記,により、炉内に投入さ
れる被処理ダストの内、排ガスと共に飛散する割合が約
2%に低下することで、結果として回収されるダスト中
の亜鉛含有率が上昇する。
【0034】ダスト処理炉本体から排出される燃焼性
ガスの排出口の下流側に、1次集塵機及び2次集塵機を
設け、前記燃焼性ガス中の飛散ダストを1次集塵機及び
2次集塵機で2段で捕集する如くなし、前記1次集塵機
で捕集される粗粒ダストを前記ダスト処理炉本体に再び
投入すると共に、前記2次集塵機で捕集される細粒ダス
トを回収することにより、回収されるダスト中の亜鉛含
有率がさらに上昇する。 亜鉛含有ダスト中の鉄分はスラグ中で前記炭材によっ
て還元され、溶銑として回収することが可能となる。
ガスの排出口の下流側に、1次集塵機及び2次集塵機を
設け、前記燃焼性ガス中の飛散ダストを1次集塵機及び
2次集塵機で2段で捕集する如くなし、前記1次集塵機
で捕集される粗粒ダストを前記ダスト処理炉本体に再び
投入すると共に、前記2次集塵機で捕集される細粒ダス
トを回収することにより、回収されるダスト中の亜鉛含
有率がさらに上昇する。 亜鉛含有ダスト中の鉄分はスラグ中で前記炭材によっ
て還元され、溶銑として回収することが可能となる。
【図1】本発明の一実施例のフロー図。
1…炉体 2…基礎 3…水冷パネル 4…耐火物 5…原料投入口 6…ガス排出口 7…溶銑 8…スラグ 9…溶銑溜まり 10…スラグ溜まり 11…出銑口 12…出滓口 13…下部羽口 14…上部羽口 15…2次燃焼帯 16…排ガスダクト 17…廃熱ボイラー 18…1次集塵機 19…2次集塵機 20…ブロアー 21…煙突 22…蒸気配管 23…タービン 24…発電器
【手続補正書】
【提出日】平成8年10月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】一方、前記亜鉛蒸気は、炉体1から排出さ
れる燃焼性ガスと共にガス排出口6より排出された後、
廃熱ボイラー17中で冷却されると共に、前記完全燃焼
の課程で酸化され再び酸化亜鉛の細粒となる。この酸化
亜鉛の細粒は、飛散ダスト中の他の成分(例えば鉄分,
SiO2 ,CaO,炭素分等)と共にサイクロン等の1
次集塵機18、バグフィルター又は電気集塵機等の2次
集塵機19によって捕集されるわけであるが、酸化亜鉛
は、前述のように一旦蒸気化しているため他のダスト成
分より粒度が小さく、サイクロン等の1次集塵機18を
通過して、バグフィルター又は電気集塵機等の2次集塵
機19によって捕集される割合が他のダスト成分より高
い。以下の表1に、発明者らが実炉試験等で求めた各ダ
スト成分の1次集塵機18及び2次集塵機19での捕集
割合を示す。
れる燃焼性ガスと共にガス排出口6より排出された後、
廃熱ボイラー17中で冷却されると共に、前記完全燃焼
の課程で酸化され再び酸化亜鉛の細粒となる。この酸化
亜鉛の細粒は、飛散ダスト中の他の成分(例えば鉄分,
SiO2 ,CaO,炭素分等)と共にサイクロン等の1
次集塵機18、バグフィルター又は電気集塵機等の2次
集塵機19によって捕集されるわけであるが、酸化亜鉛
は、前述のように一旦蒸気化しているため他のダスト成
分より粒度が小さく、サイクロン等の1次集塵機18を
通過して、バグフィルター又は電気集塵機等の2次集塵
機19によって捕集される割合が他のダスト成分より高
い。以下の表1に、発明者らが実炉試験等で求めた各ダ
スト成分の1次集塵機18及び2次集塵機19での捕集
割合を示す。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
Claims (4)
- 【請求項1】 金属精練炉から排出される主としてFe
O,Fe2 O3 ,ZnOを含有するダスト、炭材、及び
造滓剤を原料投入口より炉本体内に添加し、前記炉本体
内に酸素及び/又は酸素富化ガスを吹き込んでダスト中
の亜鉛を回収する設備において、前記炉本体の水平断面
が長方形であり、スラグ中に酸素及び/又は酸素富化ガ
スを吹き込むための下部羽口を炉体の側面を水平方向に
貫通してスラグに向けて設置し、1つの原料投入口を炉
本体上面の長辺方向の一方の端部に配設し、前記炉本体
から排出される燃焼性ガスの排出口を炉本体上面の長辺
方向のもう一方の端部に配設したことを特徴とするダス
ト中亜鉛の回収設備。 - 【請求項2】 金属精練炉から排出される主としてFe
O,Fe2 O3 ,ZnOを含有するダスト、炭材、及び
造滓剤を原料投入口より炉本体内に添加し、前記炉本体
内に酸素及び/又は酸素富化ガスを吹き込んでダスト中
の亜鉛を回収する設備において、前記炉本体の水平断面
が長方形であり、スラグ中に酸素及び/又は酸素富化ガ
スを吹き込むための下部羽口を炉体の側面を水平方向に
貫通してスラグに向けて設置し、2つの原料投入口を炉
本体上面の長辺方向の両方の端部に配設し、前記炉本体
から排出される燃焼性ガスの排出口を炉本体上面の長辺
方向の中心に配設したことを特徴とするダスト中亜鉛の
回収設備。 - 【請求項3】 請求項1及び2のダスト中亜鉛の回収設
備において、炉本体から排出される燃焼性ガスの排出口
の下流側に、1次集塵機及び2次集塵機を設け、前記燃
焼性ガス中の飛散ダストを1次集塵機と2次集塵機で2
段で捕集する如くなしたことを特徴とするダスト中亜鉛
の回収設備。 - 【請求項4】 請求項3のダスト中亜鉛の回収設備にお
いて、前記1次集塵機で捕集される粗粒ダストを前記ダ
スト処理炉本体に再び投入すると共に、前記2次集塵機
で捕集される細粒ダストを回収することを特徴とするダ
スト中亜鉛の回収設備の操業方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9156896A JPH09279265A (ja) | 1996-04-12 | 1996-04-12 | ダスト中亜鉛の回収設備及び操業方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9156896A JPH09279265A (ja) | 1996-04-12 | 1996-04-12 | ダスト中亜鉛の回収設備及び操業方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09279265A true JPH09279265A (ja) | 1997-10-28 |
Family
ID=14030136
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9156896A Withdrawn JPH09279265A (ja) | 1996-04-12 | 1996-04-12 | ダスト中亜鉛の回収設備及び操業方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09279265A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113278796A (zh) * | 2021-04-22 | 2021-08-20 | 昆明理工大学 | 一种臭氧强化氧化浸出氧化锌烟尘的方法 |
-
1996
- 1996-04-12 JP JP9156896A patent/JPH09279265A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113278796A (zh) * | 2021-04-22 | 2021-08-20 | 昆明理工大学 | 一种臭氧强化氧化浸出氧化锌烟尘的方法 |
| CN113278796B (zh) * | 2021-04-22 | 2022-12-23 | 昆明理工大学 | 一种臭氧强化氧化浸出氧化锌烟尘的方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030701 |