JPH09279347A - 堆積膜形成装置及び堆積膜形成方法 - Google Patents
堆積膜形成装置及び堆積膜形成方法Info
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- JPH09279347A JPH09279347A JP8113271A JP11327196A JPH09279347A JP H09279347 A JPH09279347 A JP H09279347A JP 8113271 A JP8113271 A JP 8113271A JP 11327196 A JP11327196 A JP 11327196A JP H09279347 A JPH09279347 A JP H09279347A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、従来のプラズマプロセスでは達成で
きなかった、如何なる作成条件に於ても比較的大面積の
基体を均一にプラズマに処理することが可能な堆積膜形
成装置及び方法を提供することを目的としている。 【解決手段】本発明の堆積膜形成装置または方法は、排
気手段と原料ガス供給手段とを備えた真空気密可能な堆
積室の放電空間内に、導電性基体と該導電性基体に対向
して設置されたカソード電極とを設置し、VHF帯の高
周波電力を印加することにより前記導電性基体と前記カ
ソード電極との間でプラズマを発生させ、この放電によ
って前記堆積室内に導入された原料ガスを分解し、シリ
コン原子を含む堆積膜を前記導電性基体上に堆積形成す
るプラズマCVD法による堆積膜形成装置において、前
記堆積室は高周波電力を印加するカソード電極以外を絶
縁材料で構成し、更に前記堆積室の放電空間が、導電性
基体に対して上下対称であり、また、該導電性基体が設
置された放電空間の上下部空間にスペーサーが設けられ
ていることを特徴としている。
きなかった、如何なる作成条件に於ても比較的大面積の
基体を均一にプラズマに処理することが可能な堆積膜形
成装置及び方法を提供することを目的としている。 【解決手段】本発明の堆積膜形成装置または方法は、排
気手段と原料ガス供給手段とを備えた真空気密可能な堆
積室の放電空間内に、導電性基体と該導電性基体に対向
して設置されたカソード電極とを設置し、VHF帯の高
周波電力を印加することにより前記導電性基体と前記カ
ソード電極との間でプラズマを発生させ、この放電によ
って前記堆積室内に導入された原料ガスを分解し、シリ
コン原子を含む堆積膜を前記導電性基体上に堆積形成す
るプラズマCVD法による堆積膜形成装置において、前
記堆積室は高周波電力を印加するカソード電極以外を絶
縁材料で構成し、更に前記堆積室の放電空間が、導電性
基体に対して上下対称であり、また、該導電性基体が設
置された放電空間の上下部空間にスペーサーが設けられ
ていることを特徴としている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基体上に珪素原子
を母体とする非単結晶質からなる光受容部材を好適に形
成し得るプラズマCVD装置及び方法に関し、更に詳し
くは、特にプラズマを励起源として用い、基体に堆積膜
を形成する堆積膜形成装置及び方法であって、特に放電
周波数が50MHz以上450MHz以下の高周波電力
を好適に適用可能な堆積膜形成装置及び方法に関する。
を母体とする非単結晶質からなる光受容部材を好適に形
成し得るプラズマCVD装置及び方法に関し、更に詳し
くは、特にプラズマを励起源として用い、基体に堆積膜
を形成する堆積膜形成装置及び方法であって、特に放電
周波数が50MHz以上450MHz以下の高周波電力
を好適に適用可能な堆積膜形成装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真感光体に用いる素子部材の技術
としては、セレン、硫化カドミニウム、酸化亜鉛、フタ
ロシアニン、アモルファスシリコン(以下a−Siと記
す)等、各種の材料が提案されている。中でもa−Si
に代表される珪素原子を主成分として含む非単結晶質堆
積膜、例えば水素及び/またはハロゲン(例えばフッ
素、塩素等)で補償されたa−Si等のアモルファス堆
積膜は高性能、高耐久、無公害な感光体として提案さ
れ、その幾つかは実用化されている。特開昭54−86
341号公報には、光導電層を主としてa−Siで形成
した電子写真感光体の技術が開示されている。a−Si
感光体は表面硬度が高く、半導体レーザー(770nm
〜800nm)等の長波長光に高い感度を示し、しかも
繰り返し使用による劣化もほとんど認められない等、特
に高速複写機やLBP(レーザービームプリンター)等
の電子写真用感光体として広く使用されている。
としては、セレン、硫化カドミニウム、酸化亜鉛、フタ
ロシアニン、アモルファスシリコン(以下a−Siと記
す)等、各種の材料が提案されている。中でもa−Si
に代表される珪素原子を主成分として含む非単結晶質堆
積膜、例えば水素及び/またはハロゲン(例えばフッ
素、塩素等)で補償されたa−Si等のアモルファス堆
積膜は高性能、高耐久、無公害な感光体として提案さ
れ、その幾つかは実用化されている。特開昭54−86
341号公報には、光導電層を主としてa−Siで形成
した電子写真感光体の技術が開示されている。a−Si
感光体は表面硬度が高く、半導体レーザー(770nm
〜800nm)等の長波長光に高い感度を示し、しかも
繰り返し使用による劣化もほとんど認められない等、特
に高速複写機やLBP(レーザービームプリンター)等
の電子写真用感光体として広く使用されている。
【0003】こうした堆積膜の形成法として従来、スパ
ッタリング法、熱により原料ガスを分解する方法(熱C
VD法)、光により原料ガスを分解する方法(光CVD
法)、プラズマにより原料ガスを分解する方法(プラズ
マCVD法)等、多数知られている。中でもプラズマC
VD法、即ち原料ガスを直流又は高周波、(RF,VH
F)マイクロ波グロー放電等によって分解し、ガラス、
石英、耐熱性合成樹脂フィルム、ステンレス、アルミニ
ュウム等の基体上に薄膜状の堆積膜を形成する方法は、
電子写真用アモルファスシリコン堆積膜の形成方法等に
おいて現在、実用化が非常に進んでおり、そのための装
置も各種提案されている。更に、近年では膜質及び処理
能力の向上に対する要望が強くなっており様々な工夫も
検討されている。特に高周波電力を用いたプラズマプロ
セスは、放電の安定性が高く酸化膜や窒化膜等の絶縁性
材料の形成にも使用できる等様々な利点により使用され
ている。近年、平行平板型のプラズマCVD装置を用い
て20MHz以上の高周波電源を用いたブラズマCVD
法の報告があり、(Plasms Chemlstry
and Plasms Processing,Vo
l.7.No3(1987)p267−273)、放電
周波数を従来の13.56MHzより高くすることで堆
積膜の性能を落とさずに堆積速度を向上させる事ができ
る可能性が示されており、注目されている。又、この放
電周波数を高くする報告はスパッタリング等でもなさ
れ、近年広くその検討がされている。
ッタリング法、熱により原料ガスを分解する方法(熱C
VD法)、光により原料ガスを分解する方法(光CVD
法)、プラズマにより原料ガスを分解する方法(プラズ
マCVD法)等、多数知られている。中でもプラズマC
VD法、即ち原料ガスを直流又は高周波、(RF,VH
F)マイクロ波グロー放電等によって分解し、ガラス、
石英、耐熱性合成樹脂フィルム、ステンレス、アルミニ
ュウム等の基体上に薄膜状の堆積膜を形成する方法は、
電子写真用アモルファスシリコン堆積膜の形成方法等に
おいて現在、実用化が非常に進んでおり、そのための装
置も各種提案されている。更に、近年では膜質及び処理
能力の向上に対する要望が強くなっており様々な工夫も
検討されている。特に高周波電力を用いたプラズマプロ
セスは、放電の安定性が高く酸化膜や窒化膜等の絶縁性
材料の形成にも使用できる等様々な利点により使用され
ている。近年、平行平板型のプラズマCVD装置を用い
て20MHz以上の高周波電源を用いたブラズマCVD
法の報告があり、(Plasms Chemlstry
and Plasms Processing,Vo
l.7.No3(1987)p267−273)、放電
周波数を従来の13.56MHzより高くすることで堆
積膜の性能を落とさずに堆積速度を向上させる事ができ
る可能性が示されており、注目されている。又、この放
電周波数を高くする報告はスパッタリング等でもなさ
れ、近年広くその検討がされている。
【0004】放電周波数に50MHz以上450MHz
以下の高周波(VHF)を用いたプラズマCVD装置の
一例を図1に示す。図1に示されるプラズマCVD装置
は、円筒状の電子写真感光体用の導電性基体上にa−S
i膜を形成する場合の成膜装置である。以下この装置を
用いたa−Si膜の成膜方法を説明する。図3は、VH
FのプラズマCVD法による電子写真用光受容部材の形
成装置の一例を示す摸式的な構成図である。この装置は
大別すると、堆積装置3110、高周波マッチングボッ
クス3115、原料ガスの供給装置図1(B)1200
及び反応容器3110内を減圧にする為の排気装置(図
示せず)から構成される。円筒状のカソード電極311
1、該カソード電極3111の絶縁の為に上下に配置さ
れた絶縁部材3121及びアルミニウム製の上部蓋、底
板により反応容器3110が構成され、これらが絶縁シ
ールド3120でシールドされて堆積装置3100を形
成する。反応容器3110内には原料ガス導入管311
4及び基体加熱用ヒーター3113が設けられている。
又、カソード電極3111は高周波マッチングボックス
3115を介して高周波電源3120と互いに接続され
ている。堆積装置3100中の反応容器3110内には
被導電性基体3112、基体加熱用ヒーター3113、
原料ガス導入管3114が設置されている。
以下の高周波(VHF)を用いたプラズマCVD装置の
一例を図1に示す。図1に示されるプラズマCVD装置
は、円筒状の電子写真感光体用の導電性基体上にa−S
i膜を形成する場合の成膜装置である。以下この装置を
用いたa−Si膜の成膜方法を説明する。図3は、VH
FのプラズマCVD法による電子写真用光受容部材の形
成装置の一例を示す摸式的な構成図である。この装置は
大別すると、堆積装置3110、高周波マッチングボッ
クス3115、原料ガスの供給装置図1(B)1200
及び反応容器3110内を減圧にする為の排気装置(図
示せず)から構成される。円筒状のカソード電極311
1、該カソード電極3111の絶縁の為に上下に配置さ
れた絶縁部材3121及びアルミニウム製の上部蓋、底
板により反応容器3110が構成され、これらが絶縁シ
ールド3120でシールドされて堆積装置3100を形
成する。反応容器3110内には原料ガス導入管311
4及び基体加熱用ヒーター3113が設けられている。
又、カソード電極3111は高周波マッチングボックス
3115を介して高周波電源3120と互いに接続され
ている。堆積装置3100中の反応容器3110内には
被導電性基体3112、基体加熱用ヒーター3113、
原料ガス導入管3114が設置されている。
【0005】図1(B)に於て原料ガス供給装置120
0は、SiH4、H2、CH4、NO、C2H2、SiF4等
の原料ガスの各ガスの各ガスボンベ1221〜1226
と、各バルブ1231〜1236と、各流入バルブ12
41〜1246と、各流出バルブ1251〜1256
と、各マスフローコントローラー1211〜1216と
から構成され、各原料ガスのボンベ1221〜1226
は、補助バルブ3260を介して反応容器3110内の
ガス導入管3114に接続されている。この様な堆積膜
形成装置を用いる堆積膜の形成は、例えば以下の様な方
法で行う事ができる。反応容器3110内に導電性基体
3112を設置し、反応容器3110内の気体を不図示
の排気装置(例えば、真空ポンプ等)により反応容器3
110外に排気する。続いて導電性基体加熱用ヒーター
3113により導電性基体3112の温度を20〜50
0℃の所定の温度に制御する。堆積膜形成用の原料ガス
を反応容器3110内に流入させるには、各ガスボンベ
1221〜1226のバルブ1231〜1236と反応
容器のリークバルブ3117とが閉じられている事を確
認し又、各流入バルブ1241〜1246と各流出バル
ブ1251〜1256と補助バルブ3260とが開かれ
ている事を確認して、メインバルブ3118を開いて、
反応容器3110及びガス配管内3116を排気する。
次に、真空計3119の読みが約5×10-6Torrに
なった時点で、補助バルブ3260と各流出バルブ12
51〜1256を閉じる。その後、各ガスボンベ122
1〜1226より各原料ガスを各バルブ1231〜12
36を開いて導入し、各圧力調整器1261〜1266
により各ガス圧を2 kg/cm2 にそれぞれ調整す
る。次に、各流入バルブ1241〜1246を徐々に開
けて、各原料ガスを各マスフローコントローラー121
1〜1216内に導入する。
0は、SiH4、H2、CH4、NO、C2H2、SiF4等
の原料ガスの各ガスの各ガスボンベ1221〜1226
と、各バルブ1231〜1236と、各流入バルブ12
41〜1246と、各流出バルブ1251〜1256
と、各マスフローコントローラー1211〜1216と
から構成され、各原料ガスのボンベ1221〜1226
は、補助バルブ3260を介して反応容器3110内の
ガス導入管3114に接続されている。この様な堆積膜
形成装置を用いる堆積膜の形成は、例えば以下の様な方
法で行う事ができる。反応容器3110内に導電性基体
3112を設置し、反応容器3110内の気体を不図示
の排気装置(例えば、真空ポンプ等)により反応容器3
110外に排気する。続いて導電性基体加熱用ヒーター
3113により導電性基体3112の温度を20〜50
0℃の所定の温度に制御する。堆積膜形成用の原料ガス
を反応容器3110内に流入させるには、各ガスボンベ
1221〜1226のバルブ1231〜1236と反応
容器のリークバルブ3117とが閉じられている事を確
認し又、各流入バルブ1241〜1246と各流出バル
ブ1251〜1256と補助バルブ3260とが開かれ
ている事を確認して、メインバルブ3118を開いて、
反応容器3110及びガス配管内3116を排気する。
次に、真空計3119の読みが約5×10-6Torrに
なった時点で、補助バルブ3260と各流出バルブ12
51〜1256を閉じる。その後、各ガスボンベ122
1〜1226より各原料ガスを各バルブ1231〜12
36を開いて導入し、各圧力調整器1261〜1266
により各ガス圧を2 kg/cm2 にそれぞれ調整す
る。次に、各流入バルブ1241〜1246を徐々に開
けて、各原料ガスを各マスフローコントローラー121
1〜1216内に導入する。
【0006】以上の様にして成膜の準備が完了した後、
導電性基体3112上に図4(A)(B)に示す電荷注
入阻止層402、光導電層403、表面層404の各層
の形成を行う。導電性基体3112が所定の温度になっ
たところで、各流出バルブ1251〜1256のうちの
必要なものと補助バルブ3260とを徐々に開き、各ガ
スボンベ1221〜1226から所定の原料ガスをガス
導入管3114を介して反応容器3110内に導入す
る。次に、各マスフローコントローラー1211〜12
16によって、各原料ガスが所定の流量になる様に調整
する。その際、反応容器3110内が1Torr以下の
所定の圧力になる様に、真空計3119を見ながらメイ
ンバルブ3118の開口を調整する。内圧が安定したと
ころで、高周波電源3120を所望の電力に設定して、
高周波マッチングボックス3115を通じて反応容器3
110内に周波数50〜450MHzの高周波電力を導
入し、VHFグロー放電を生起させる。この放電エネル
ギーによって反応容器3110内に導入させた各原料ガ
スが分解され、円筒状導電性基体3112上に所定のシ
リコン原子を主成分とする堆積膜が形成される。所望の
膜厚の形成が行われた後、高周波電力の供給を止め、各
流出バルブ1251〜1256を閉じて反応容器311
0への各原料ガスの流入を止め、堆積膜の形成を終え
る。
導電性基体3112上に図4(A)(B)に示す電荷注
入阻止層402、光導電層403、表面層404の各層
の形成を行う。導電性基体3112が所定の温度になっ
たところで、各流出バルブ1251〜1256のうちの
必要なものと補助バルブ3260とを徐々に開き、各ガ
スボンベ1221〜1226から所定の原料ガスをガス
導入管3114を介して反応容器3110内に導入す
る。次に、各マスフローコントローラー1211〜12
16によって、各原料ガスが所定の流量になる様に調整
する。その際、反応容器3110内が1Torr以下の
所定の圧力になる様に、真空計3119を見ながらメイ
ンバルブ3118の開口を調整する。内圧が安定したと
ころで、高周波電源3120を所望の電力に設定して、
高周波マッチングボックス3115を通じて反応容器3
110内に周波数50〜450MHzの高周波電力を導
入し、VHFグロー放電を生起させる。この放電エネル
ギーによって反応容器3110内に導入させた各原料ガ
スが分解され、円筒状導電性基体3112上に所定のシ
リコン原子を主成分とする堆積膜が形成される。所望の
膜厚の形成が行われた後、高周波電力の供給を止め、各
流出バルブ1251〜1256を閉じて反応容器311
0への各原料ガスの流入を止め、堆積膜の形成を終え
る。
【0007】同様の操作を複数回繰り返す事によって、
所望の多層構造の光受容層が形成される。それぞれの層
を形成する際には、必要な原料ガス以外の各流出バルブ
1251〜1256全て閉じられている事は言うまでも
ない。又、それぞれの原料ガスが反応容器3110内、
各流出バルブ1251〜1256から反応容器3110
に至る配管内に残留する事を避ける為に、各流出バルブ
1251〜1256を閉じて、補助バルブ1260を開
き、更にメインバルブ3118を全開にして、系内を一
旦、高真空に排気する操作を必要に応じて行う。又、膜
形成を行っている間はモーター3126により回転軸3
125を駆動させて導電性基体3112を所定の速度で
回転させ、膜形成の均一化を図るが、場合に応じて回転
させずに膜形成を行っても良い。上述の原料ガスの種類
及び各バルブ操作は各々の層の作成条件にしたがって変
更が加えられることは言うまでもない。
所望の多層構造の光受容層が形成される。それぞれの層
を形成する際には、必要な原料ガス以外の各流出バルブ
1251〜1256全て閉じられている事は言うまでも
ない。又、それぞれの原料ガスが反応容器3110内、
各流出バルブ1251〜1256から反応容器3110
に至る配管内に残留する事を避ける為に、各流出バルブ
1251〜1256を閉じて、補助バルブ1260を開
き、更にメインバルブ3118を全開にして、系内を一
旦、高真空に排気する操作を必要に応じて行う。又、膜
形成を行っている間はモーター3126により回転軸3
125を駆動させて導電性基体3112を所定の速度で
回転させ、膜形成の均一化を図るが、場合に応じて回転
させずに膜形成を行っても良い。上述の原料ガスの種類
及び各バルブ操作は各々の層の作成条件にしたがって変
更が加えられることは言うまでもない。
【0008】導電性基体3112(導電性基体401)
の加熱方法は、真空仕様である発熱体であれば良く、具
体的にはシース状ヒーターの巻き付けヒーター、板状ヒ
ーター、セラミックヒーター等の電気抵抗発熱体、ハロ
ゲンランプ、赤外線ランプ等の熱放射ランプ発熱体、液
体、気体等を温媒とする熱交換手段による発熱体等が挙
げられる。 加熱手段の表面材料は、ステンレス、ニッケル、アルミ
ニウム、銅等の金属類、セラミック、耐熱性高分子樹脂
等を使用することができる。 又、それ以外にも反応容器3110以外に加熱専用の容
器を設け、導電性基体401を加熱した後に、反応容器
3110内に真空中で導電性基体401を加熱した後
に、反応容器3110内に真空中で導電性基体401を
搬送する等の方法が用いられる。
の加熱方法は、真空仕様である発熱体であれば良く、具
体的にはシース状ヒーターの巻き付けヒーター、板状ヒ
ーター、セラミックヒーター等の電気抵抗発熱体、ハロ
ゲンランプ、赤外線ランプ等の熱放射ランプ発熱体、液
体、気体等を温媒とする熱交換手段による発熱体等が挙
げられる。 加熱手段の表面材料は、ステンレス、ニッケル、アルミ
ニウム、銅等の金属類、セラミック、耐熱性高分子樹脂
等を使用することができる。 又、それ以外にも反応容器3110以外に加熱専用の容
器を設け、導電性基体401を加熱した後に、反応容器
3110内に真空中で導電性基体401を加熱した後
に、反応容器3110内に真空中で導電性基体401を
搬送する等の方法が用いられる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、上述し
た様なプラズマCVD装置を用い、良質な特性を有する
膜の堆積速度向上のために、放電周波数を従来の13.
56MHzの代わりに、より高い周波数の高周波電力を
用いて検討を行ってきた。その結果、周波数を高めた事
で、目的通りに良質膜を従来より早い堆積速度で、作成
できる事が確認できた。しかし、従来の13.56MH
zの放電周波数では問題にならなかった以下の様な問題
が新たに発生する場合がある事が判明した。即ち、50
MHz以上450MHz以下の放電周波数領域で、特に
その高周波電力を低パワー領域で使用する場合に、プラ
ズマが偏在化し、その結果、電子写真感光体の様な比較
的大面積の被加工体に於ては、堆積速度に不均一性が生
じ、結果的に膜厚や膜質のムラが発生し電子写真感光体
の特性ムラを生じる場合があり、実用上大きな問題とな
る。特に上記、堆積膜の膜質ムラが生じると、導電性基
体との密着性が部分的に悪くなり膜剥れが発生する。こ
の堆積膜の剥れは、導電性基体の端部で顕著であり、電
子写真装置に搭載した場合、膜剥れが非画像部であって
も繰り返し画像形成を行うと剥れた膜によって感光体表
面或は、クリーニングブレードを破損する場合がある。
た様なプラズマCVD装置を用い、良質な特性を有する
膜の堆積速度向上のために、放電周波数を従来の13.
56MHzの代わりに、より高い周波数の高周波電力を
用いて検討を行ってきた。その結果、周波数を高めた事
で、目的通りに良質膜を従来より早い堆積速度で、作成
できる事が確認できた。しかし、従来の13.56MH
zの放電周波数では問題にならなかった以下の様な問題
が新たに発生する場合がある事が判明した。即ち、50
MHz以上450MHz以下の放電周波数領域で、特に
その高周波電力を低パワー領域で使用する場合に、プラ
ズマが偏在化し、その結果、電子写真感光体の様な比較
的大面積の被加工体に於ては、堆積速度に不均一性が生
じ、結果的に膜厚や膜質のムラが発生し電子写真感光体
の特性ムラを生じる場合があり、実用上大きな問題とな
る。特に上記、堆積膜の膜質ムラが生じると、導電性基
体との密着性が部分的に悪くなり膜剥れが発生する。こ
の堆積膜の剥れは、導電性基体の端部で顕著であり、電
子写真装置に搭載した場合、膜剥れが非画像部であって
も繰り返し画像形成を行うと剥れた膜によって感光体表
面或は、クリーニングブレードを破損する場合がある。
【0010】更に膜質の差は表面層の硬度に影響が大き
く電子写真感光体としての耐久性が損なわれ、繰り返し
の使用で光受容層の表面に削れムラとして発生する。こ
の削れムラが発生すると画像形成時に電位ムラが生じ、
スジ状の画像欠陥として現れるために高品質な画像が得
られなくなる。更にa−Si感光体の場合、成膜条件に
関しては、画像欠陥や膜質、膜特性との兼ね合いにより
決定されるが、上記画像欠陥に関しては、特に高周波電
力の印加電力が高い程、画像欠陥が多く、印加電圧が低
い程、画像欠陥が少ない傾向がある。上記の画像欠陥と
は、ベタ黒画像上に「白ポチ」と称される円形状の白抜
けが発生するものである。この画像欠陥の原因は、基体
表面や、堆積途中の膜表面に数μm〜数+μmの異物が
存在し、この異物を核として堆積膜表面に向かい柱状又
は、逆円錐状の異常成長(球状突起)が発生する為であ
る。これらの球状突起及び、白ポチは、次の様なメカニ
ズムにより発生すると考えられる。基体表面又は、堆積
途中の膜表面にバリ、スクラッチ、切り粉、ダスト等の
異物が存在すると、その部分でのプラズマ中の電位が変
化する為、近傍のプラズマ空間で生成される、又は輸送
されてくる活性種が異なってくる。又この様な異物のた
めに、表面での活性種の運動が阻害され、堆積膜形成時
の表面反応も異なってくる。そのため従来の電子写真感
光体の製造工程に於て、異物を核として成長した堆積膜
の部分は他の正常部分とは性質が異なり電子写真的に不
十分な(特に暗抵抗の小さな)膜となる。
く電子写真感光体としての耐久性が損なわれ、繰り返し
の使用で光受容層の表面に削れムラとして発生する。こ
の削れムラが発生すると画像形成時に電位ムラが生じ、
スジ状の画像欠陥として現れるために高品質な画像が得
られなくなる。更にa−Si感光体の場合、成膜条件に
関しては、画像欠陥や膜質、膜特性との兼ね合いにより
決定されるが、上記画像欠陥に関しては、特に高周波電
力の印加電力が高い程、画像欠陥が多く、印加電圧が低
い程、画像欠陥が少ない傾向がある。上記の画像欠陥と
は、ベタ黒画像上に「白ポチ」と称される円形状の白抜
けが発生するものである。この画像欠陥の原因は、基体
表面や、堆積途中の膜表面に数μm〜数+μmの異物が
存在し、この異物を核として堆積膜表面に向かい柱状又
は、逆円錐状の異常成長(球状突起)が発生する為であ
る。これらの球状突起及び、白ポチは、次の様なメカニ
ズムにより発生すると考えられる。基体表面又は、堆積
途中の膜表面にバリ、スクラッチ、切り粉、ダスト等の
異物が存在すると、その部分でのプラズマ中の電位が変
化する為、近傍のプラズマ空間で生成される、又は輸送
されてくる活性種が異なってくる。又この様な異物のた
めに、表面での活性種の運動が阻害され、堆積膜形成時
の表面反応も異なってくる。そのため従来の電子写真感
光体の製造工程に於て、異物を核として成長した堆積膜
の部分は他の正常部分とは性質が異なり電子写真的に不
十分な(特に暗抵抗の小さな)膜となる。
【0011】電子写真感光体を電子写真装置で実際に使
用する場合、主帯電器により電子写真感光体の表面に均
一にコロナ帯電を行い、できた表面電荷のクーロン力に
よりトナー像を形成する。ところが球状突起周辺に帯電
された表面電荷は前述の暗抵抗の小さな部分を速やかに
基体に抜けてしまい、その部分だけトナーを引き付ける
ことができない。このため全面黒の画像上では球状突起
の位置に対応した白点(白ポチ)状の画像欠陥として現
れ、画質を低下させてしまう。又、球状突起が電子写真
感光体表面に存在すると、繰り返しコピーを行った場合
に残留トナーを回収するクリーナーブレードを破損する
等の劣化を著しく早めクリーニング不良の原因となる。
この球状突起が発生する現象は、高周波電力の高パワー
領域で顕著である。低パワー領域に関しては、基体上に
異物が存在しても、その異物を被覆する様に堆積膜が成
長するため、球状突起として成長する確率は低い。又、
球状突起として成長したとしても、球状突起部と正常な
膜との境界が緻密なため、画像上の欠陥になりにくく、
堆積膜表面から突起した高さが低いため、クリーナーブ
レードを破損したり劣化させる可能性は極めて低くな
る。以上述べたことは、画像欠陥に関する場合であり、
膜特性に関しても必ずしも高パワー領域が適正とは限ら
ない。この様に電子写真感光体の成膜条件は画像欠陥や
膜質、膜特性との兼ね合いにより決定されるため、電子
写真感光体の製造装置には広範囲の作成条件に対応でき
る構成が求められる。
用する場合、主帯電器により電子写真感光体の表面に均
一にコロナ帯電を行い、できた表面電荷のクーロン力に
よりトナー像を形成する。ところが球状突起周辺に帯電
された表面電荷は前述の暗抵抗の小さな部分を速やかに
基体に抜けてしまい、その部分だけトナーを引き付ける
ことができない。このため全面黒の画像上では球状突起
の位置に対応した白点(白ポチ)状の画像欠陥として現
れ、画質を低下させてしまう。又、球状突起が電子写真
感光体表面に存在すると、繰り返しコピーを行った場合
に残留トナーを回収するクリーナーブレードを破損する
等の劣化を著しく早めクリーニング不良の原因となる。
この球状突起が発生する現象は、高周波電力の高パワー
領域で顕著である。低パワー領域に関しては、基体上に
異物が存在しても、その異物を被覆する様に堆積膜が成
長するため、球状突起として成長する確率は低い。又、
球状突起として成長したとしても、球状突起部と正常な
膜との境界が緻密なため、画像上の欠陥になりにくく、
堆積膜表面から突起した高さが低いため、クリーナーブ
レードを破損したり劣化させる可能性は極めて低くな
る。以上述べたことは、画像欠陥に関する場合であり、
膜特性に関しても必ずしも高パワー領域が適正とは限ら
ない。この様に電子写真感光体の成膜条件は画像欠陥や
膜質、膜特性との兼ね合いにより決定されるため、電子
写真感光体の製造装置には広範囲の作成条件に対応でき
る構成が求められる。
【0012】そこで、本発明は、上記従来技術における
課題を解決し、従来のプラズマプロセスでは達成できな
かった、如何なる作成条件に於ても比較的大面積の基体
を均一にプラズマに処理することが可能な堆積膜形成装
置及び方法を提供することを目的としている。
課題を解決し、従来のプラズマプロセスでは達成できな
かった、如何なる作成条件に於ても比較的大面積の基体
を均一にプラズマに処理することが可能な堆積膜形成装
置及び方法を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため堆積膜形成装置及び方法をつぎのように構成
したものである。すなわち、本発明の堆積膜形成装置ま
たは方法は、排気手段と原料ガス供給手段とを備えた真
空気密可能な堆積室の放電空間内に、導電性基体と該導
電性基体に対向して設置されたカソード電極とを設置
し、VHF帯の高周波電力を印加することにより前記導
電性基体と前記カソード電極との間でプラズマを発生さ
せ、この放電によって前記堆積室内に導入された原料ガ
スを分解し、シリコン原子を含む堆積膜を前記導電性基
体上に堆積形成するプラズマCVD法による堆積膜形成
装置において、前記堆積室は高周波電力を印加するカソ
ード電極以外を絶縁材料で構成したことを特徴としてい
る。また、本発明においては、前記堆積室の放電空間
が、導電性基体に対して上下対称であることを特徴とし
ている。また、本発明においては、前記導電性基体は、
該導電性基体が設置された放電空間の上下部空間にスペ
ーサーが設けられていることを特徴としている。また、
本発明においては、前記スペーサーを絶縁材料で形成
し、その材料をセラミックス、ポリテトラフルオルエチ
レン、マイカ、ガラス、石英等の中から選択することが
できる。また、本発明においては、前記カソード電極
は、該カソード電極の円筒軸方向の寸法をL1とし、こ
れに対する導電性基体の円筒軸方向の寸法をL2とした
とき、L1に対するL2の比(L1/L2)が0.1〜
0.45の範囲とすることが好ましい。また、本発明に
おいては、前記カソード電極は、1個以上で構成するこ
とができる。また、本発明においては、前記VHF帯の
高周波電力は、その周波数が20MHz〜450MHz
であるものであればどのようなものでもよい。
決するため堆積膜形成装置及び方法をつぎのように構成
したものである。すなわち、本発明の堆積膜形成装置ま
たは方法は、排気手段と原料ガス供給手段とを備えた真
空気密可能な堆積室の放電空間内に、導電性基体と該導
電性基体に対向して設置されたカソード電極とを設置
し、VHF帯の高周波電力を印加することにより前記導
電性基体と前記カソード電極との間でプラズマを発生さ
せ、この放電によって前記堆積室内に導入された原料ガ
スを分解し、シリコン原子を含む堆積膜を前記導電性基
体上に堆積形成するプラズマCVD法による堆積膜形成
装置において、前記堆積室は高周波電力を印加するカソ
ード電極以外を絶縁材料で構成したことを特徴としてい
る。また、本発明においては、前記堆積室の放電空間
が、導電性基体に対して上下対称であることを特徴とし
ている。また、本発明においては、前記導電性基体は、
該導電性基体が設置された放電空間の上下部空間にスペ
ーサーが設けられていることを特徴としている。また、
本発明においては、前記スペーサーを絶縁材料で形成
し、その材料をセラミックス、ポリテトラフルオルエチ
レン、マイカ、ガラス、石英等の中から選択することが
できる。また、本発明においては、前記カソード電極
は、該カソード電極の円筒軸方向の寸法をL1とし、こ
れに対する導電性基体の円筒軸方向の寸法をL2とした
とき、L1に対するL2の比(L1/L2)が0.1〜
0.45の範囲とすることが好ましい。また、本発明に
おいては、前記カソード電極は、1個以上で構成するこ
とができる。また、本発明においては、前記VHF帯の
高周波電力は、その周波数が20MHz〜450MHz
であるものであればどのようなものでもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明は、上記構成により、前述
した本発明の目的を達成するものであるが、それはつぎ
のような本発明者らの知見に基づいている。すなわち、
本発明者らは、放電周波数が50MHz以上450MH
z以下の領域で従来のプラズマCVDを用いて検討を行
った結果、放電周波数が従来の50MHz未満、特に1
3.56MHzでは発生しなかった放電の不安定さや不
均一さ、即ちプラズマの偏在化という問題に直面した。
この問題に関して本発明者らは、以下の様な原因による
ものではないかと考えた。カソード電極のインピーダン
スをZ、カソード電極の表皮抵抗をR、インダクタンス
をL、周波数の角周波数をω、虚数単位をjとすると Z=R+jωL と表される。ここで放電周波数が従来の13.56MH
zの場合は、インダクタンスLが無視できるが、放電周
波数を高くしていく事でインダクタンスLが無視できな
くなり、カソード電極のインピーダンスZが大きくな
り、カソード電極上での高周波電圧が高周波導入部から
カソード電極上を伝わるにつれて減衰し易くなって、こ
の高周波電圧のムラによってプラズマも偏在化すると考
えた。
した本発明の目的を達成するものであるが、それはつぎ
のような本発明者らの知見に基づいている。すなわち、
本発明者らは、放電周波数が50MHz以上450MH
z以下の領域で従来のプラズマCVDを用いて検討を行
った結果、放電周波数が従来の50MHz未満、特に1
3.56MHzでは発生しなかった放電の不安定さや不
均一さ、即ちプラズマの偏在化という問題に直面した。
この問題に関して本発明者らは、以下の様な原因による
ものではないかと考えた。カソード電極のインピーダン
スをZ、カソード電極の表皮抵抗をR、インダクタンス
をL、周波数の角周波数をω、虚数単位をjとすると Z=R+jωL と表される。ここで放電周波数が従来の13.56MH
zの場合は、インダクタンスLが無視できるが、放電周
波数を高くしていく事でインダクタンスLが無視できな
くなり、カソード電極のインピーダンスZが大きくな
り、カソード電極上での高周波電圧が高周波導入部から
カソード電極上を伝わるにつれて減衰し易くなって、こ
の高周波電圧のムラによってプラズマも偏在化すると考
えた。
【0015】そこで、高周波電力を供給するカソード電
極の円筒軸方向の寸法(L1)と導電性基体の円筒軸方
向の寸法(L2)との比(L1/L2)を従来の放電周
波数が13.56MHzの場合の約1.5から2.0よ
りも小さくする事で、カソード電極のインダクタンスL
を小さくしてプラズマの遍在化を抑える試みを行った。
その結果、放電周波数が50MHz以上450MHz以
下の領域で発生するプラズマ放電の遍在化は、カソード
電極の円筒軸方向の寸法(L1)と導電性基体の円筒軸
方向の寸法(L2)との比(L1/L2)を0.1〜
0.45の範囲に設定する事により実用的で良好な効果
が得られる事が判明した。又、使用する放電周波数が4
50MHzを越えると高周波の整合回路の設計が困難に
なり、伝送損失も大きくなる為、実用的でない事が判明
した。更に、カソード電極の近傍に導電性部材が存在す
ると、カソード電極に高周波電力を供給した場合、カソ
ード電極以外の導電性部材と導電性基体の間で放電が生
じてしまい、結果的に放電が広がり偏在化してしまう事
が判明した。特に、放電の広がりは、導電性基体の上部
領域及び、下部領域の空間で遍在化が顕著であった。
極の円筒軸方向の寸法(L1)と導電性基体の円筒軸方
向の寸法(L2)との比(L1/L2)を従来の放電周
波数が13.56MHzの場合の約1.5から2.0よ
りも小さくする事で、カソード電極のインダクタンスL
を小さくしてプラズマの遍在化を抑える試みを行った。
その結果、放電周波数が50MHz以上450MHz以
下の領域で発生するプラズマ放電の遍在化は、カソード
電極の円筒軸方向の寸法(L1)と導電性基体の円筒軸
方向の寸法(L2)との比(L1/L2)を0.1〜
0.45の範囲に設定する事により実用的で良好な効果
が得られる事が判明した。又、使用する放電周波数が4
50MHzを越えると高周波の整合回路の設計が困難に
なり、伝送損失も大きくなる為、実用的でない事が判明
した。更に、カソード電極の近傍に導電性部材が存在す
ると、カソード電極に高周波電力を供給した場合、カソ
ード電極以外の導電性部材と導電性基体の間で放電が生
じてしまい、結果的に放電が広がり偏在化してしまう事
が判明した。特に、放電の広がりは、導電性基体の上部
領域及び、下部領域の空間で遍在化が顕著であった。
【0016】そこで本発明者らは、カソード電極の高周
波電力が供給される導電性部材以外のカソード部分を全
て絶縁部材にし、高周波電力が供給されるカソード電極
と導電性基体との間でのみ放電が発生する事で、高周波
電力が供給されるカソード電極以外の導電性部材部分と
導電性基体との間で発生していた放電がなくなり、成膜
速度が向上し同時に膜質も向上するとの観点から検討を
行った。その結果、カソード電極の高周波電力が供給さ
れる導電性部材以外のカソード部分を絶縁部材にして、
更に導電性基体の上部及び下部領域の空間をなくし、ま
た、導電性基体に対する放電空間を上下対称にする事で
均一な放電を安定的に供給する事が可能となり、均一な
膜質、膜特性が得られることが確認された。
波電力が供給される導電性部材以外のカソード部分を全
て絶縁部材にし、高周波電力が供給されるカソード電極
と導電性基体との間でのみ放電が発生する事で、高周波
電力が供給されるカソード電極以外の導電性部材部分と
導電性基体との間で発生していた放電がなくなり、成膜
速度が向上し同時に膜質も向上するとの観点から検討を
行った。その結果、カソード電極の高周波電力が供給さ
れる導電性部材以外のカソード部分を絶縁部材にして、
更に導電性基体の上部及び下部領域の空間をなくし、ま
た、導電性基体に対する放電空間を上下対称にする事で
均一な放電を安定的に供給する事が可能となり、均一な
膜質、膜特性が得られることが確認された。
【0017】以下、図面に基づいて本発明を具体的に説
明する。図1(A)(B)は、本発明の高周波電源を用
いたプラズマCVD法による電子写真感光体の堆積装置
の一例を模式的に示した図である。この装置は大別する
と、堆積装置1100、原料ガスの供給装置1200、
反応容器1110内を減圧する為の排気装置(図示せ
ず)から構成されている。堆積装置1100中の反応容
器1110内にはアースに接続された導電性基体111
2、導電性基体の加熱用ヒーター1113、原料ガス導
入管1114が設置され、更に高周波マッチングボック
ス1115を介して高周波電源1120が接続されてい
る。原料ガス供給装置1200は、SiH4、H2、CH
4、NO、B2H6、SiF4等の原料ガスボンベ1221
〜1226とバルブ1231〜1236、1241〜1
246、1251〜1256及びマスフローコントロー
ラー1211〜1216から構成され、各構成ガスのボ
ンベはバルブ2260を介して反応容器1110内のガ
ス導入管1114に接続されている。
明する。図1(A)(B)は、本発明の高周波電源を用
いたプラズマCVD法による電子写真感光体の堆積装置
の一例を模式的に示した図である。この装置は大別する
と、堆積装置1100、原料ガスの供給装置1200、
反応容器1110内を減圧する為の排気装置(図示せ
ず)から構成されている。堆積装置1100中の反応容
器1110内にはアースに接続された導電性基体111
2、導電性基体の加熱用ヒーター1113、原料ガス導
入管1114が設置され、更に高周波マッチングボック
ス1115を介して高周波電源1120が接続されてい
る。原料ガス供給装置1200は、SiH4、H2、CH
4、NO、B2H6、SiF4等の原料ガスボンベ1221
〜1226とバルブ1231〜1236、1241〜1
246、1251〜1256及びマスフローコントロー
ラー1211〜1216から構成され、各構成ガスのボ
ンベはバルブ2260を介して反応容器1110内のガ
ス導入管1114に接続されている。
【0018】本発明で使用される高周波電源は、周波数
が50MHz以上450MHz以下で有れば何でも使用
することができる。又、出力は10W〜5000W以上
の範囲で使用する装置に適した電力を発生する事ができ
れば、如何なる出力の物であっても使用できる。更に、
高周波電源の出力変動率は、如何なる値で有っても本発
明の効果を得ることができる。導電性基体1112はホ
ルダー1124を介し、回転軸1125の上に設置され
ることによってアースに接続され、導電性基体1112
の上部空間及び、下部空間には絶縁部材のスペーサー1
123が設置され導電性基体1112の上部領域及び、
下部領域の放電空間を対称にしている。
が50MHz以上450MHz以下で有れば何でも使用
することができる。又、出力は10W〜5000W以上
の範囲で使用する装置に適した電力を発生する事ができ
れば、如何なる出力の物であっても使用できる。更に、
高周波電源の出力変動率は、如何なる値で有っても本発
明の効果を得ることができる。導電性基体1112はホ
ルダー1124を介し、回転軸1125の上に設置され
ることによってアースに接続され、導電性基体1112
の上部空間及び、下部空間には絶縁部材のスペーサー1
123が設置され導電性基体1112の上部領域及び、
下部領域の放電空間を対称にしている。
【0019】又、カソード電極1111は導電性材料か
らなり、絶縁材料1121によって絶縁されている。カ
ソード電極1111を絶縁する為の絶縁部材及び、絶縁
部材からなるスペーサー1123としては、セラミック
ス、ポリテトラフルオルエチレン、マイカ、ガラス、石
英、シリコーンゴム、ポリエチレン、ポリプロピレン等
の絶縁材が使用できる。使用されるマッチングボックス
1115は高周波電源1120と負荷の整合を取ること
ができるものであれば如何なる構成のものでも好適に使
用できる。又、整合を取る方法としては、自動的に調整
される物が好適であるが手動で調整されるものであって
も本発明の効果には全く影響はない。高周波電力が印加
されるカソード電極1111の材質としては銅、アルミ
ニウム、金、銀、白金、鉛、ニッケル、コバルト、鉄、
クロム、モリブデン、チタン、ステンレス及び、これら
の材料の2種類以上の複合材料等が使用できる。又、形
状は円筒形状が好ましいが必要に応じて楕円形状、多角
形状を用いても良い。
らなり、絶縁材料1121によって絶縁されている。カ
ソード電極1111を絶縁する為の絶縁部材及び、絶縁
部材からなるスペーサー1123としては、セラミック
ス、ポリテトラフルオルエチレン、マイカ、ガラス、石
英、シリコーンゴム、ポリエチレン、ポリプロピレン等
の絶縁材が使用できる。使用されるマッチングボックス
1115は高周波電源1120と負荷の整合を取ること
ができるものであれば如何なる構成のものでも好適に使
用できる。又、整合を取る方法としては、自動的に調整
される物が好適であるが手動で調整されるものであって
も本発明の効果には全く影響はない。高周波電力が印加
されるカソード電極1111の材質としては銅、アルミ
ニウム、金、銀、白金、鉛、ニッケル、コバルト、鉄、
クロム、モリブデン、チタン、ステンレス及び、これら
の材料の2種類以上の複合材料等が使用できる。又、形
状は円筒形状が好ましいが必要に応じて楕円形状、多角
形状を用いても良い。
【0020】カソード電極1111は必要に応じて冷却
手段を設けても良い。具体的な冷却手段としては水、空
気、液体窒素、ペルチェ素子等による冷却が必要に応じ
て用いられる。本発明に用いる導電性基体1112は、
使用目的に応じた材質や形状を有する物であれば良い。
例えば、形状に関しては、電子写真用感光体を製造する
場合には、円筒状が望ましいが、必要に応じて平板状
や、その他の形状であっても良い。又、材質に於ては、
銅、アルミニウム、金、銀、白金、鉛、ニッケル、コバ
ルト、鉄、クロム、モリブデン、チタン、ステンレス及
び、これらの材料の2種類以上の複合材料、更にはポリ
エステル、ポリエチレン、ポリカーボネート、セルロー
スアセテート、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ
塩化ビニリデン、ポリスチレン、ガラス、石英、セラミ
ックス、紙などの絶縁材料に導電性材料を被覆した物な
どが使用できる。
手段を設けても良い。具体的な冷却手段としては水、空
気、液体窒素、ペルチェ素子等による冷却が必要に応じ
て用いられる。本発明に用いる導電性基体1112は、
使用目的に応じた材質や形状を有する物であれば良い。
例えば、形状に関しては、電子写真用感光体を製造する
場合には、円筒状が望ましいが、必要に応じて平板状
や、その他の形状であっても良い。又、材質に於ては、
銅、アルミニウム、金、銀、白金、鉛、ニッケル、コバ
ルト、鉄、クロム、モリブデン、チタン、ステンレス及
び、これらの材料の2種類以上の複合材料、更にはポリ
エステル、ポリエチレン、ポリカーボネート、セルロー
スアセテート、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ
塩化ビニリデン、ポリスチレン、ガラス、石英、セラミ
ックス、紙などの絶縁材料に導電性材料を被覆した物な
どが使用できる。
【0021】又、図2は本発明の高周波電源を用いたプ
ラズマCVD法による電子写真感光体の堆積装置の一例
を模式的に示した図である。この装置は大別すると、堆
積装置2100、反応容器1110内を減圧する為の排
気装置(図示せず)から構成されている。堆積装置21
00中の反応容器2110内にはアースに接続された導
電性基体2112、導電性基体の加熱用ヒーター211
3、原料ガス導入管2114が設置され、更に高周波マ
ッチングボックス2115を介して高周波電源2120
が複数のカソード電極2111に接続されている。
ラズマCVD法による電子写真感光体の堆積装置の一例
を模式的に示した図である。この装置は大別すると、堆
積装置2100、反応容器1110内を減圧する為の排
気装置(図示せず)から構成されている。堆積装置21
00中の反応容器2110内にはアースに接続された導
電性基体2112、導電性基体の加熱用ヒーター211
3、原料ガス導入管2114が設置され、更に高周波マ
ッチングボックス2115を介して高周波電源2120
が複数のカソード電極2111に接続されている。
【0022】又、図3は高周波電源を用いた従来のプラ
ズマCVD法による電子写真感光体の堆積装置の一例を
模式的に示した図である。この装置は大別すると、堆積
装置3100、反応容器3110内を減圧する為の排気
装置(図示せず)から構成されている。堆積装置310
0中の反応容器3110内にはアースに接続された導電
性基体3112、導電性基体の加熱用ヒーター311
3、原料ガス導入管3114が設置され、更に高周波マ
ッチングボックス3115を介して高周波電源3120
がカソード電極3111に接続されている。
ズマCVD法による電子写真感光体の堆積装置の一例を
模式的に示した図である。この装置は大別すると、堆積
装置3100、反応容器3110内を減圧する為の排気
装置(図示せず)から構成されている。堆積装置310
0中の反応容器3110内にはアースに接続された導電
性基体3112、導電性基体の加熱用ヒーター311
3、原料ガス導入管3114が設置され、更に高周波マ
ッチングボックス3115を介して高周波電源3120
がカソード電極3111に接続されている。
【0023】以下、図1の装置を用いた、光受容部材の
形成方法の手順の一例について説明する。反応容器11
10内に導電性基体2112を設置し、不図示の排気装
置(例えば真空ポンプ)により反応容器1110内を排
気する。続いて導電性基体加熱用ヒーター1113によ
り導電性基体1112の温度を20℃〜500℃の所定
の温度に制御する。光受容部材形成用の原料ガスを反応
容器1110内に流入させるにはガスボンベのバルブ1
231〜1236、反応容器のリークバルブ1117が
閉じられている事を確認し又、流入バルブ1241〜1
246、流出バルブ1251〜1256、補助バルブ1
260が開かれている事を確認し、メインバルブ111
8を開いて反応容器1110及びガス供給配管1116
を排気する。次に真空系1119の読みが5×10-6T
orrになった時点で補助バルブ1260、流出バルブ
1251〜1256を閉じる。その後ガスボンベ122
1〜1226より各ガスをバルブ1231〜1236を
開いて導入し圧力調整器1261〜1266により各ガ
ス圧を2 kg/cm2に調整する。次に流入バルブ1
241〜1246を徐々に開けて各ガスをマスフローコ
ントローラー1211〜1216内に導入する。以上の
手順によって成膜準備を完了した後、導電性基体111
2上に光導電層の形成を行う。導電性基体2112が所
定の温度になったところで、各流出バルブ1251〜1
256のうちの必要なものと補助バルブ1260とを徐
々に開き、各ガスボンベ1221〜1226から所定の
原料ガスをガス導入管1114を介して反応容器111
0内に導入する。次に、各マスフローコントローラー1
211〜1216によって、各原料ガスが所定の流量に
なる様に調整する。その際、反応容器1110内が1T
orr以下の所定の圧力になる様に、真空計1119を
見ながらメインバルブ1118の開口を調整する。内圧
が安定したところで、高周波電源1120を所望の電力
に設定して周波数50MHz〜450MHzの高周波電
力を高周波マッチングボックス1115を通じてカソー
ド電極1111に供給し高周波グロー放電を生起させ
る。この放電エネルギーによって反応容器1110内に
導入させた各原料ガスが分解され、導電性基体2112
上に所定のシリコン原子を主成分とする堆積膜が形成さ
れる。
形成方法の手順の一例について説明する。反応容器11
10内に導電性基体2112を設置し、不図示の排気装
置(例えば真空ポンプ)により反応容器1110内を排
気する。続いて導電性基体加熱用ヒーター1113によ
り導電性基体1112の温度を20℃〜500℃の所定
の温度に制御する。光受容部材形成用の原料ガスを反応
容器1110内に流入させるにはガスボンベのバルブ1
231〜1236、反応容器のリークバルブ1117が
閉じられている事を確認し又、流入バルブ1241〜1
246、流出バルブ1251〜1256、補助バルブ1
260が開かれている事を確認し、メインバルブ111
8を開いて反応容器1110及びガス供給配管1116
を排気する。次に真空系1119の読みが5×10-6T
orrになった時点で補助バルブ1260、流出バルブ
1251〜1256を閉じる。その後ガスボンベ122
1〜1226より各ガスをバルブ1231〜1236を
開いて導入し圧力調整器1261〜1266により各ガ
ス圧を2 kg/cm2に調整する。次に流入バルブ1
241〜1246を徐々に開けて各ガスをマスフローコ
ントローラー1211〜1216内に導入する。以上の
手順によって成膜準備を完了した後、導電性基体111
2上に光導電層の形成を行う。導電性基体2112が所
定の温度になったところで、各流出バルブ1251〜1
256のうちの必要なものと補助バルブ1260とを徐
々に開き、各ガスボンベ1221〜1226から所定の
原料ガスをガス導入管1114を介して反応容器111
0内に導入する。次に、各マスフローコントローラー1
211〜1216によって、各原料ガスが所定の流量に
なる様に調整する。その際、反応容器1110内が1T
orr以下の所定の圧力になる様に、真空計1119を
見ながらメインバルブ1118の開口を調整する。内圧
が安定したところで、高周波電源1120を所望の電力
に設定して周波数50MHz〜450MHzの高周波電
力を高周波マッチングボックス1115を通じてカソー
ド電極1111に供給し高周波グロー放電を生起させ
る。この放電エネルギーによって反応容器1110内に
導入させた各原料ガスが分解され、導電性基体2112
上に所定のシリコン原子を主成分とする堆積膜が形成さ
れる。
【0024】所望の膜厚の形成が行われた後、高周波電
力の供給を止め、各流出バルブ1251〜1256を閉
じて反応容器1110への各原料ガスの流入を止め、堆
積膜の形成を終える。又、表面層を形成する場合も基本
的には上記の操作を繰り返せばよい。具体的には各流出
バルブ1251〜1256のうちの必要なものと補助バ
ルブ1260とを徐々に開き、各ガスボンベ1221〜
1226から表面層に必要な原料ガスをガス導入管11
14を介して反応容器1110内に導入する。次に、各
マスフローコントローラー1211〜1216によっ
て、各原料ガスが所定の流量になる様に調整する。その
際、反応容器1110内が1Torr以下の所定の圧力
になる様に、真空計1119を見ながらメインバルブ1
118の開口を調整する。内圧が安定したところで、高
周波電源1120を所望の電力に設定して周波数50M
Hz〜450MHzの高周波電力を高周波マッチングボ
ックス1115を通じてカソード電極1111に供給し
高周波グロー放電を生起させる。この放電エネルギーに
よって反応容器1110内に導入させた各原料ガスが分
解され、表面層が形成される。所望の膜厚の形成が行わ
れた後、高周波電力の供給を止め、各流出バルブ125
1〜1256を閉じて反応容器1110への各原料ガス
の流入を止め、表面層の形成を終える。膜形成を行って
いる間はモーター1126により回転軸1125を駆動
させて導電性基体1112を所定の速度で回転させる
が、場合に応じて回転させずに膜形成を行っても良い。
力の供給を止め、各流出バルブ1251〜1256を閉
じて反応容器1110への各原料ガスの流入を止め、堆
積膜の形成を終える。又、表面層を形成する場合も基本
的には上記の操作を繰り返せばよい。具体的には各流出
バルブ1251〜1256のうちの必要なものと補助バ
ルブ1260とを徐々に開き、各ガスボンベ1221〜
1226から表面層に必要な原料ガスをガス導入管11
14を介して反応容器1110内に導入する。次に、各
マスフローコントローラー1211〜1216によっ
て、各原料ガスが所定の流量になる様に調整する。その
際、反応容器1110内が1Torr以下の所定の圧力
になる様に、真空計1119を見ながらメインバルブ1
118の開口を調整する。内圧が安定したところで、高
周波電源1120を所望の電力に設定して周波数50M
Hz〜450MHzの高周波電力を高周波マッチングボ
ックス1115を通じてカソード電極1111に供給し
高周波グロー放電を生起させる。この放電エネルギーに
よって反応容器1110内に導入させた各原料ガスが分
解され、表面層が形成される。所望の膜厚の形成が行わ
れた後、高周波電力の供給を止め、各流出バルブ125
1〜1256を閉じて反応容器1110への各原料ガス
の流入を止め、表面層の形成を終える。膜形成を行って
いる間はモーター1126により回転軸1125を駆動
させて導電性基体1112を所定の速度で回転させる
が、場合に応じて回転させずに膜形成を行っても良い。
【0025】この装置で作成される堆積膜の一例として
は、a−Si感光体があり、その代表的なa−Si感光
体の模式的な断面図を図4(A)(B)に示す。図4に
おいて(A)は光導電層が機能分離されていない単一の
層からなる単層型感光体であり(B)は光導電層が電荷
発生層と電荷輸送層とに分離された機能分離型感光体の
一例で有る。図4(A)に示すa−Si感光体は、アル
ミニウム等の導電性基体401と導電性基体401の表
面に順次積層された電荷注入阻止層402と光導電層4
03と表面層404とからなる。ここで電荷注入阻止層
402は導電性基体401から光導電層403への電荷
の注入を阻止する為のものであり必要に応じて設けられ
る。又、光導電層403は少なくともシリコン原子を含
む非晶質材料で構成され光導電性を示すものである。更
に、表面層404はシリコン原子と炭素原子(更に必要
に応じて水素原子あるいはハロゲン原子又は、その両方
の原子)を含み、電子写真装置における顕像を保持する
能力を持つものである。以下では電荷注入阻止層402
の有無により効果が異なる場合を除いては、電荷注入阻
止層402は有るものとして説明する。図4(B)に示
すa−Si感光体は光導電層403が少なくともシリコ
ン原子と炭素原子を含む非晶質材料で構成された電荷輸
送層406と少なくともシリコン原子を含む非晶質材料
で構成された電荷発生層405が順次積層された構成の
機能分離型としたものである。この感光体に光照射する
と主として電荷発生層405で生成されたキャリアーが
電荷輸送層306を通って導電性基体401に至る。
は、a−Si感光体があり、その代表的なa−Si感光
体の模式的な断面図を図4(A)(B)に示す。図4に
おいて(A)は光導電層が機能分離されていない単一の
層からなる単層型感光体であり(B)は光導電層が電荷
発生層と電荷輸送層とに分離された機能分離型感光体の
一例で有る。図4(A)に示すa−Si感光体は、アル
ミニウム等の導電性基体401と導電性基体401の表
面に順次積層された電荷注入阻止層402と光導電層4
03と表面層404とからなる。ここで電荷注入阻止層
402は導電性基体401から光導電層403への電荷
の注入を阻止する為のものであり必要に応じて設けられ
る。又、光導電層403は少なくともシリコン原子を含
む非晶質材料で構成され光導電性を示すものである。更
に、表面層404はシリコン原子と炭素原子(更に必要
に応じて水素原子あるいはハロゲン原子又は、その両方
の原子)を含み、電子写真装置における顕像を保持する
能力を持つものである。以下では電荷注入阻止層402
の有無により効果が異なる場合を除いては、電荷注入阻
止層402は有るものとして説明する。図4(B)に示
すa−Si感光体は光導電層403が少なくともシリコ
ン原子と炭素原子を含む非晶質材料で構成された電荷輸
送層406と少なくともシリコン原子を含む非晶質材料
で構成された電荷発生層405が順次積層された構成の
機能分離型としたものである。この感光体に光照射する
と主として電荷発生層405で生成されたキャリアーが
電荷輸送層306を通って導電性基体401に至る。
【0026】図5は電子写真装置の画像形成プロセスの
一例を示す概略図であって、光受容部材501は面状ヒ
ーター523によって温度コントロールされ、矢印×方
向に回転する。光受容部材501の周辺には、主帯電器
502、静電潜像形成部位503、現像器504、転写
紙供給系505、転写帯電器506(a)、分離帯電器
506(b)、クリーナー507、搬送系508、除電
光源509等が配設されている。以下、さらに具体的に
画像形成プロセスを説明すると、光受容部材501は+
6〜8kvの高電圧を印加した主帯電器502により一
様に帯電され、これに静電潜像部位、即ちランプ510
から発した光が原稿台ガラス511上に置かれた原稿5
12に反射し、ミラー513、514、515を経由
し、レンズユニット517のレンズ518によって結像
され、ミラー516を経由し、導かれ投影された静電潜
像が形成される。この潜像に現像器504からネガ極性
トナーが供給されてトナー像が形成される。一方、転写
紙供給系505を通って、レジストローラー522によ
って先端タイミングを調整され、光受容部材501方向
に供給される転写材Pは+7〜8kvの高電圧を印加し
た転写帯電器506(a)と光受容部材501の間隙に
於て背面から、トナーとは逆極性の正電界を与えられ、
これによって光受容部材表面のネガ極性のトナー像は転
写材Pに転写する。次いで、12〜14kVp−p、3
00〜600Hzの高圧AC電圧を印加した分離帯電器
506(b)により、転写材Pは転写搬送系508を通
って定着装置524に至り、トナー像が定着されて装置
外に搬出される。光受容部材501上に残留するトナー
はクリーニングユニット507のマグネットローラー5
07及び、クリーニングブレード521によって回収さ
れ、残留する静電潜像は除電光源509によって消去さ
れる。
一例を示す概略図であって、光受容部材501は面状ヒ
ーター523によって温度コントロールされ、矢印×方
向に回転する。光受容部材501の周辺には、主帯電器
502、静電潜像形成部位503、現像器504、転写
紙供給系505、転写帯電器506(a)、分離帯電器
506(b)、クリーナー507、搬送系508、除電
光源509等が配設されている。以下、さらに具体的に
画像形成プロセスを説明すると、光受容部材501は+
6〜8kvの高電圧を印加した主帯電器502により一
様に帯電され、これに静電潜像部位、即ちランプ510
から発した光が原稿台ガラス511上に置かれた原稿5
12に反射し、ミラー513、514、515を経由
し、レンズユニット517のレンズ518によって結像
され、ミラー516を経由し、導かれ投影された静電潜
像が形成される。この潜像に現像器504からネガ極性
トナーが供給されてトナー像が形成される。一方、転写
紙供給系505を通って、レジストローラー522によ
って先端タイミングを調整され、光受容部材501方向
に供給される転写材Pは+7〜8kvの高電圧を印加し
た転写帯電器506(a)と光受容部材501の間隙に
於て背面から、トナーとは逆極性の正電界を与えられ、
これによって光受容部材表面のネガ極性のトナー像は転
写材Pに転写する。次いで、12〜14kVp−p、3
00〜600Hzの高圧AC電圧を印加した分離帯電器
506(b)により、転写材Pは転写搬送系508を通
って定着装置524に至り、トナー像が定着されて装置
外に搬出される。光受容部材501上に残留するトナー
はクリーニングユニット507のマグネットローラー5
07及び、クリーニングブレード521によって回収さ
れ、残留する静電潜像は除電光源509によって消去さ
れる。
【0027】
【実施例】以下、本発明を実施例を用いて具体的に説明
するが本発明は、これにより何ら限定されるものではな
い。 [実施例1]図1に記載のプラズマCVD装置に於て放
電周波数が105MHzの高周波電源1120を用い
て、カソード電極1111と導電性基体1112との間
にプラズマを発生させ、表1に示した条件により堆積膜
を図4(A)記載の電荷注入阻止層402、光導電層4
03、表面層404を順次形成し、光受容部材を作成し
た。更に、導電性基体1112に溝を掘りコーニング社
製7059ガラス基板を基体1112の軸方向に対し中
央部、上部、下部の3箇所にセットし、表1に記載の条
件で表面層のみを1μm形成し、表面層サンプルを作成
した。尚、図1に記載のプラズマCVD装置に於てカソ
ード電極1111の円筒軸方向の寸法(L1)と成膜基
体1112の円筒軸方向の寸法(L2)との比(L1/
L2)を0.3とし、スペーサー1123及びカソード
電極1111以外のカソード部1121はアルミナセラ
ミックで構成した。
するが本発明は、これにより何ら限定されるものではな
い。 [実施例1]図1に記載のプラズマCVD装置に於て放
電周波数が105MHzの高周波電源1120を用い
て、カソード電極1111と導電性基体1112との間
にプラズマを発生させ、表1に示した条件により堆積膜
を図4(A)記載の電荷注入阻止層402、光導電層4
03、表面層404を順次形成し、光受容部材を作成し
た。更に、導電性基体1112に溝を掘りコーニング社
製7059ガラス基板を基体1112の軸方向に対し中
央部、上部、下部の3箇所にセットし、表1に記載の条
件で表面層のみを1μm形成し、表面層サンプルを作成
した。尚、図1に記載のプラズマCVD装置に於てカソ
ード電極1111の円筒軸方向の寸法(L1)と成膜基
体1112の円筒軸方向の寸法(L2)との比(L1/
L2)を0.3とし、スペーサー1123及びカソード
電極1111以外のカソード部1121はアルミナセラ
ミックで構成した。
【0028】(膜厚分布評価の方法)作成した光受容部
材について軸方向27箇所の膜厚を渦電流式膜厚計(K
ett科学研究所製)により測定し、最大の膜厚と最小
の膜厚差を平均膜厚で割ることにより膜厚分布の比を計
算した。次に図3に於て、カソード電極3111の円筒
軸方向の寸法(L1)と成膜基体3112の円筒軸方向
の寸法(L2)との比(L1/L2)を1.5とし、成
膜基体3112の上部領域及び、下部領域の放電空間を
非対称のままで作成した感光体の膜厚分布比を1.0と
する相対値で評価した。つまり、数値が小さくなるほど
膜厚ムラは改善されている事を示す。得られた光受容部
材の軸方向膜厚ムラを測定したところ0.2と非常にム
ラが少ない事が判明した。次にキャノン製複写機NP−
5060改造機によりA4サイズ連続の100万枚通紙
耐久を行い、耐久中の表面層削れをハーフトーンの濃度
ムラにより評価した。
材について軸方向27箇所の膜厚を渦電流式膜厚計(K
ett科学研究所製)により測定し、最大の膜厚と最小
の膜厚差を平均膜厚で割ることにより膜厚分布の比を計
算した。次に図3に於て、カソード電極3111の円筒
軸方向の寸法(L1)と成膜基体3112の円筒軸方向
の寸法(L2)との比(L1/L2)を1.5とし、成
膜基体3112の上部領域及び、下部領域の放電空間を
非対称のままで作成した感光体の膜厚分布比を1.0と
する相対値で評価した。つまり、数値が小さくなるほど
膜厚ムラは改善されている事を示す。得られた光受容部
材の軸方向膜厚ムラを測定したところ0.2と非常にム
ラが少ない事が判明した。次にキャノン製複写機NP−
5060改造機によりA4サイズ連続の100万枚通紙
耐久を行い、耐久中の表面層削れをハーフトーンの濃度
ムラにより評価した。
【0029】(ハーフトーン評価方法)以下に、画像濃
度ムラの評価方法を図5を用いて説明する。現像器50
4位置に於ける暗部電位が400vになるように主帯電
器502の帯電電流量を調整し、原稿台511に反射濃
度が0.3の原稿512(キャノン製グレーテストシー
トFY−9−9042−020)を置き、明部電位が2
00vになるようにハロゲンランプ510の点灯電圧を
調整し、A3サイズのハーフトーン画像を作成した。こ
の画像によって表面層の削れによって発生するスジ状の
濃度ムラを観察した。以上の評価で得られた結果を表2
に示す。又、上記光受容部材の表面を倒立型金属顕微鏡
(Versamet−2 ユニオン光学社製)により観
察したところ堆積膜の異常成長である球状突起及び膜剥
れは一切観察されなかった。次いで、上記作成した表面
層サンプルの硬度をダイナミック超微小硬度計(島津製
作所製DUH−201)を用いて測定した。
度ムラの評価方法を図5を用いて説明する。現像器50
4位置に於ける暗部電位が400vになるように主帯電
器502の帯電電流量を調整し、原稿台511に反射濃
度が0.3の原稿512(キャノン製グレーテストシー
トFY−9−9042−020)を置き、明部電位が2
00vになるようにハロゲンランプ510の点灯電圧を
調整し、A3サイズのハーフトーン画像を作成した。こ
の画像によって表面層の削れによって発生するスジ状の
濃度ムラを観察した。以上の評価で得られた結果を表2
に示す。又、上記光受容部材の表面を倒立型金属顕微鏡
(Versamet−2 ユニオン光学社製)により観
察したところ堆積膜の異常成長である球状突起及び膜剥
れは一切観察されなかった。次いで、上記作成した表面
層サンプルの硬度をダイナミック超微小硬度計(島津製
作所製DUH−201)を用いて測定した。
【0030】(硬度分布評価方法)作成した表面層サン
プルの軸方向3か所(上部、中央部、下部)の硬度をダ
イナミック超微小硬度計(島津製作所製DUH−20
1)を用いて測定した。得られた硬度の最大値と最小値
の差を平均硬度で割ることにより硬度分布の比を計算し
た。次に実施例1に於て本発明に用いたスペーサー11
23を設けず放電空間を従来の非対称のままで作成した
表面層の硬度分布比を1.0とする相対値で評価した。
つまり数値が小さいほど硬度ムラは改善されている事を
示す。以上の評価の結果、表面層サンプルの硬度分布は
0.1と非常に小さい値を示し、均一な硬度分布が得ら
れる事が判明した。
プルの軸方向3か所(上部、中央部、下部)の硬度をダ
イナミック超微小硬度計(島津製作所製DUH−20
1)を用いて測定した。得られた硬度の最大値と最小値
の差を平均硬度で割ることにより硬度分布の比を計算し
た。次に実施例1に於て本発明に用いたスペーサー11
23を設けず放電空間を従来の非対称のままで作成した
表面層の硬度分布比を1.0とする相対値で評価した。
つまり数値が小さいほど硬度ムラは改善されている事を
示す。以上の評価の結果、表面層サンプルの硬度分布は
0.1と非常に小さい値を示し、均一な硬度分布が得ら
れる事が判明した。
【0031】
【表1】 (比較例1)図1に記載のプラズマCVD装置に於て放
電周波数が105MHzの高周波電源1120を用い
て、カソード電極1111と導電性基体1112との間
にプラズマを発生させ、表1に示した条件により堆積膜
を図4(A)記載の電荷注入阻止層402、光導電層4
03、表面層404を順次形成し、光受容部材を作成し
た。更に、導電性基体1112に溝を掘りコーニング社
製7059ガラス基板を基体1112の軸方向に対し中
央部、上部、下部の3箇所にセットし、表1に記載の条
件で表面層のみを1μm形成した。尚、図1に記載のプ
ラズマCVD装置に於てカソード電極1111の円筒軸
方向の寸法(L1)と成膜基体1112の円筒軸方向の
寸法(L2)との比(L1/L2)を0.3とし、スペ
ーサー1123及びカソード電極1111以外のカソー
ド部1121はアルミニウで構成した。得られた光受容
部材の軸方向膜厚ムラを実施例1と同様の方法で測定し
たところ1.5と非常にムラが大きい事が判明した。次
にキャノン製複写機NP−5060改造機によりA4サ
イズ連続の100万枚通紙耐久を行い、耐久中の表面層
削れをハーフトーンの濃度ムラにより評価した。以上の
評価で得られた結果を表2に示す。又、上記光受容部材
の表面を倒立型金属顕微鏡(Versamet−2 ユ
ニオン光学社製)により観察したところ堆積膜の異常成
長である球状突起及び膜剥れは一切観察されなかった。
次いで、上記作成した表面層サンプルの硬度をダイナミ
ック超微小硬度計(島津製作所製DUH−201)を用
いて実施例1と同様の方法により測定した。以上の評価
の結果、表面層サンプルの硬度分布は1.3と非常に大
きい値を示し、均一な硬度分布が得られていない事が判
明した。
電周波数が105MHzの高周波電源1120を用い
て、カソード電極1111と導電性基体1112との間
にプラズマを発生させ、表1に示した条件により堆積膜
を図4(A)記載の電荷注入阻止層402、光導電層4
03、表面層404を順次形成し、光受容部材を作成し
た。更に、導電性基体1112に溝を掘りコーニング社
製7059ガラス基板を基体1112の軸方向に対し中
央部、上部、下部の3箇所にセットし、表1に記載の条
件で表面層のみを1μm形成した。尚、図1に記載のプ
ラズマCVD装置に於てカソード電極1111の円筒軸
方向の寸法(L1)と成膜基体1112の円筒軸方向の
寸法(L2)との比(L1/L2)を0.3とし、スペ
ーサー1123及びカソード電極1111以外のカソー
ド部1121はアルミニウで構成した。得られた光受容
部材の軸方向膜厚ムラを実施例1と同様の方法で測定し
たところ1.5と非常にムラが大きい事が判明した。次
にキャノン製複写機NP−5060改造機によりA4サ
イズ連続の100万枚通紙耐久を行い、耐久中の表面層
削れをハーフトーンの濃度ムラにより評価した。以上の
評価で得られた結果を表2に示す。又、上記光受容部材
の表面を倒立型金属顕微鏡(Versamet−2 ユ
ニオン光学社製)により観察したところ堆積膜の異常成
長である球状突起及び膜剥れは一切観察されなかった。
次いで、上記作成した表面層サンプルの硬度をダイナミ
ック超微小硬度計(島津製作所製DUH−201)を用
いて実施例1と同様の方法により測定した。以上の評価
の結果、表面層サンプルの硬度分布は1.3と非常に大
きい値を示し、均一な硬度分布が得られていない事が判
明した。
【0032】
【表2】 ハーフトーン濃度ムラ評価 ○:濃度ムラ無し。 △:部分的に濃度ムラあり(実用上問題なし)。 ×:画像の全面にスジ状の濃度ムラが発生。 以上の結果から、スペーサー1123及びカソード電極
1111以外のカソード部1121を絶縁材料で構成す
る事により放電の均一化が効果的に行える事が判明し
た。
1111以外のカソード部1121を絶縁材料で構成す
る事により放電の均一化が効果的に行える事が判明し
た。
【0033】[実施例2]図1に記載のプラズマCVD
装置に於て放電周波数が105MHzの高周波電源11
20を用いて、カソード電極1111と導電性基体11
12との間にプラズマを発生させ、表3に示した条件に
より堆積膜を図4(B)記載の電荷注入阻止層402、
電荷輸送層406、電荷発生層405、表面層404を
順次形成し、光受容部材を作成した。更に、導電性基体
1112に溝を掘りコーニング社製7059ガラス基板
を基体1112の軸方向に対し中央部、上部、下部の3
箇所にセットし、表3に記載の条件で表面層のみを1μ
m形成し、表面層サンプルを作成した。尚、図1に記載
のプラズマCVD装置に於てカソード電極1111の円
筒軸方向の寸法(L1)と成膜基体1112の円筒軸方
向の寸法(L2)との比(L1/L2)を0.3とし、
スペーサー1123及びカソード電極1111以外のカ
ソード部1121はアルミナセラミックで構成した。得
られた光受容部材の軸方向膜厚ムラを測定したところ
0.2と非常にムラが少ない事が判明した。次にキャノ
ン製複写機NP−5060改造機によりA4サイズ連続
の100万枚通紙耐久を行い、耐久中の表面層削れをハ
ーフトーンの濃度ムラにより評価した。以上の評価で得
られた結果を表4に示す。又、上記光受容部材の表面を
倒立型金属顕微鏡(Versamet−2 ユニオン光
学社製)により観察したところ堆積膜の異常成長である
球状突起及び膜剥れは一切観察されなかった。次いで、
上記作成した表面層サンプルの硬度をダイナミック超微
小硬度計(島津製作所製 DUH−201)を用いて実
施例1と同様の方法によって測定した。以上の評価の結
果、表面層サンプルの硬度分布は0.1と非常に小さい
値を示し、均一な硬度分布が得られる事が判明した。
装置に於て放電周波数が105MHzの高周波電源11
20を用いて、カソード電極1111と導電性基体11
12との間にプラズマを発生させ、表3に示した条件に
より堆積膜を図4(B)記載の電荷注入阻止層402、
電荷輸送層406、電荷発生層405、表面層404を
順次形成し、光受容部材を作成した。更に、導電性基体
1112に溝を掘りコーニング社製7059ガラス基板
を基体1112の軸方向に対し中央部、上部、下部の3
箇所にセットし、表3に記載の条件で表面層のみを1μ
m形成し、表面層サンプルを作成した。尚、図1に記載
のプラズマCVD装置に於てカソード電極1111の円
筒軸方向の寸法(L1)と成膜基体1112の円筒軸方
向の寸法(L2)との比(L1/L2)を0.3とし、
スペーサー1123及びカソード電極1111以外のカ
ソード部1121はアルミナセラミックで構成した。得
られた光受容部材の軸方向膜厚ムラを測定したところ
0.2と非常にムラが少ない事が判明した。次にキャノ
ン製複写機NP−5060改造機によりA4サイズ連続
の100万枚通紙耐久を行い、耐久中の表面層削れをハ
ーフトーンの濃度ムラにより評価した。以上の評価で得
られた結果を表4に示す。又、上記光受容部材の表面を
倒立型金属顕微鏡(Versamet−2 ユニオン光
学社製)により観察したところ堆積膜の異常成長である
球状突起及び膜剥れは一切観察されなかった。次いで、
上記作成した表面層サンプルの硬度をダイナミック超微
小硬度計(島津製作所製 DUH−201)を用いて実
施例1と同様の方法によって測定した。以上の評価の結
果、表面層サンプルの硬度分布は0.1と非常に小さい
値を示し、均一な硬度分布が得られる事が判明した。
【0034】
【表3】 (比較例2)図1に記載のプラズマCVD装置に於て放
電周波数が105MHzの高周波電源1120を用い
て、カソード電極1111と導電性基体1112との間
にプラズマを発生させ、表3に示した条件により堆積膜
を図4(B)記載の電荷注入阻止層402、電荷輸送層
406、電荷発生層405、表面層404を順次形成
し、光受容部材を作成した。更に、導電性基体1112
に溝を掘りコーニング社製7059ガラス基板を基体1
112の軸方向に対し中央部、上部、下部の3箇所にセ
ットし、表3に記載の条件で表面層のみを1μm形成し
た。尚、図1に記載のプラズマCVD装置に於てカソー
ド電極1111の円筒軸方向の寸法(L1)と成膜基体
1112の円筒軸方向の寸法(L2)との比(L1/L
2)を0.3とし、スぺーサー1123及びカソード電
極1111以外のカソード部1121はアルミニウムで
構成した。得られた光受容部材の軸方向膜厚ムラを実施
例1と同様の方法で測定したところ1.5と非常にムラ
が大きい事が判明した。次にキャノン製複写機NP−5
060改造機によりA4サイズ連続の100万枚通紙耐
久を行い、耐久中の表面層削れをハーフトーンの濃度ム
ラにより評価した。以上の評価で得られた結果を表4に
示す。又、上記光受容部材の表面を倒立型金属顕微鏡
(Versamet−2 ユニオン光学社製)により観
察したところ堆積膜の異常成長である球状突起及び膜剥
れは一切観察されなかった。次いで、上記作成した表面
層サンプルの硬度をダイナミック超微小硬度計(島津製
作所製 DUH−201)を用いて実施例1と同様の方
法により測定した。以上の評価の結果、表面層サンプル
の硬度分布は1.3と非常に大きい値を示し、均一な硬
度分布が得られていない事が判明した。
電周波数が105MHzの高周波電源1120を用い
て、カソード電極1111と導電性基体1112との間
にプラズマを発生させ、表3に示した条件により堆積膜
を図4(B)記載の電荷注入阻止層402、電荷輸送層
406、電荷発生層405、表面層404を順次形成
し、光受容部材を作成した。更に、導電性基体1112
に溝を掘りコーニング社製7059ガラス基板を基体1
112の軸方向に対し中央部、上部、下部の3箇所にセ
ットし、表3に記載の条件で表面層のみを1μm形成し
た。尚、図1に記載のプラズマCVD装置に於てカソー
ド電極1111の円筒軸方向の寸法(L1)と成膜基体
1112の円筒軸方向の寸法(L2)との比(L1/L
2)を0.3とし、スぺーサー1123及びカソード電
極1111以外のカソード部1121はアルミニウムで
構成した。得られた光受容部材の軸方向膜厚ムラを実施
例1と同様の方法で測定したところ1.5と非常にムラ
が大きい事が判明した。次にキャノン製複写機NP−5
060改造機によりA4サイズ連続の100万枚通紙耐
久を行い、耐久中の表面層削れをハーフトーンの濃度ム
ラにより評価した。以上の評価で得られた結果を表4に
示す。又、上記光受容部材の表面を倒立型金属顕微鏡
(Versamet−2 ユニオン光学社製)により観
察したところ堆積膜の異常成長である球状突起及び膜剥
れは一切観察されなかった。次いで、上記作成した表面
層サンプルの硬度をダイナミック超微小硬度計(島津製
作所製 DUH−201)を用いて実施例1と同様の方
法により測定した。以上の評価の結果、表面層サンプル
の硬度分布は1.3と非常に大きい値を示し、均一な硬
度分布が得られていない事が判明した。
【0035】
【表4】 ハーフトーン濃度ムラ評価 ○:濃度ムラ無し。 △:部分的に濃度ムラあり(実用上問題なし)。 ×:画像の全面にスジ状の濃度ムラが発生。 以上の結果から、如何なる層構成に於ても本発明の効果
が得られる事が判明した。
が得られる事が判明した。
【0036】[実施例3]図2に記載のプラズマCVD
装置に於て放電周波数が105MHzの高周波電源21
20を用いて、2つのカソード電極2111と導電性基
体2112との間にプラズマを発生させ、表2に示した
条件により堆積膜を図4(A)記載の電荷注入阻止層4
02、光導電層403、表面層404を順次形成し、光
受容部材を作成した。更に、導電性基体2112に溝を
掘りコーニング社製7059ガラス基板を基体2112
の軸方向に対し中央部、上部、下部の3箇所にセット
し、表1に記載の条件で表面層のみを1μm形成し、表
面層サンプルを作成した。尚、図1に記載のプラズマC
VD装置に於てカソード電極1111の円筒軸方向の寸
法(L1)と成膜基体1112の円筒軸方向の寸法(L
2)との比(L1/L2)を0.3とし、スペーサー1
123及びカソード電極1111以外のカソード部11
21はアルミナセラミックで構成した。得られた光受容
部材の軸方向膜厚ムラを測定したところ0.2と非常に
ムラが少ない事が判明した。次にキャノン製複写機NP
−5060改造機によりA4サイズ連続の100万枚通
紙耐久を行い、耐久中の表面層削れをハーフトーンの濃
度ムラにより評価した。以上の評価で得られた結果を表
5に示す。又、上記光受容部材の表面を倒立型金属顕微
鏡(Versamet−2 ユニオン光学社製)により
観察したところ堆積膜の異常成長である球状突起及び膜
剥れは一切観察されなかった。次いで、上記作成した表
面層サンプルの硬度をダイナミック超微小硬度計(島津
製作所製 DUH−201)を用いて実施例1と同様の
方法によって測定した。以上の評価の結果、表面層サン
プルの硬度分布は0.1と非常に小さい値を示し、均一
な硬度分布が得られる事が判明した。
装置に於て放電周波数が105MHzの高周波電源21
20を用いて、2つのカソード電極2111と導電性基
体2112との間にプラズマを発生させ、表2に示した
条件により堆積膜を図4(A)記載の電荷注入阻止層4
02、光導電層403、表面層404を順次形成し、光
受容部材を作成した。更に、導電性基体2112に溝を
掘りコーニング社製7059ガラス基板を基体2112
の軸方向に対し中央部、上部、下部の3箇所にセット
し、表1に記載の条件で表面層のみを1μm形成し、表
面層サンプルを作成した。尚、図1に記載のプラズマC
VD装置に於てカソード電極1111の円筒軸方向の寸
法(L1)と成膜基体1112の円筒軸方向の寸法(L
2)との比(L1/L2)を0.3とし、スペーサー1
123及びカソード電極1111以外のカソード部11
21はアルミナセラミックで構成した。得られた光受容
部材の軸方向膜厚ムラを測定したところ0.2と非常に
ムラが少ない事が判明した。次にキャノン製複写機NP
−5060改造機によりA4サイズ連続の100万枚通
紙耐久を行い、耐久中の表面層削れをハーフトーンの濃
度ムラにより評価した。以上の評価で得られた結果を表
5に示す。又、上記光受容部材の表面を倒立型金属顕微
鏡(Versamet−2 ユニオン光学社製)により
観察したところ堆積膜の異常成長である球状突起及び膜
剥れは一切観察されなかった。次いで、上記作成した表
面層サンプルの硬度をダイナミック超微小硬度計(島津
製作所製 DUH−201)を用いて実施例1と同様の
方法によって測定した。以上の評価の結果、表面層サン
プルの硬度分布は0.1と非常に小さい値を示し、均一
な硬度分布が得られる事が判明した。
【0037】(比較例3)図2に記載のプラズマCVD
装置に於て放電周波数が105MHzの高周波電源21
20を用いて、2つのカソード電極2111と導電性基
体2112との間にプラズマを発生させ、表1に示した
条件により堆積膜を図4(A)記載の電荷注入阻止層4
02、光導電層403、表面層404を順次形成し、光
受容部材を作成した。更に、導電性基体2112に溝を
掘りコーニング社製7059ガラス基板を基体2112
の軸方向に対し中央部、上部、下部の3箇所にセット
し、表1に記載の条件で表面層のみを1μm形成した。
尚、図2に記載のプラズマCVD装置に於てカソード電
極2111の円筒軸方向の寸法(L1)と成膜基体21
12の円筒軸方向の寸法(L2)との比(L1/L2)
を0.3とし、スペーサー1123及びカソード電極1
111以外のカソード部1121はステンレスで構成し
た。得られた光受容部材の軸方向膜厚ムラを実施例1と
同様の方法で測定したところ1.5と非常にムラが大き
い事が判明した。次にキャノン製複写機NP−5060
改造機によりA4サイズ連続の100万枚通紙耐久を行
い、耐久中の表面層削れをハーフトーンの濃度ムラによ
り評価した。以上の評価で得られた結果を表5に示す。
又、上記光受容部材の表面を倒立型金属顕微鏡(Ver
samet−2 ユニオン光学社製)により観察したと
ころ堆積膜の異常成長である球状突起及び膜剥れは一切
観察されなかった。次いで、上記作成した表面層サンプ
ルの硬度をダイナミック超微小硬度計(島津製作所製
DUH−201)を用いて実施例1と同様の方法により
測定した。以上の評価の結果、表面層サンプルの硬度分
布は1.3と非常に大きい値を示し、均一な硬度分布が
得られていない事が判明した。
装置に於て放電周波数が105MHzの高周波電源21
20を用いて、2つのカソード電極2111と導電性基
体2112との間にプラズマを発生させ、表1に示した
条件により堆積膜を図4(A)記載の電荷注入阻止層4
02、光導電層403、表面層404を順次形成し、光
受容部材を作成した。更に、導電性基体2112に溝を
掘りコーニング社製7059ガラス基板を基体2112
の軸方向に対し中央部、上部、下部の3箇所にセット
し、表1に記載の条件で表面層のみを1μm形成した。
尚、図2に記載のプラズマCVD装置に於てカソード電
極2111の円筒軸方向の寸法(L1)と成膜基体21
12の円筒軸方向の寸法(L2)との比(L1/L2)
を0.3とし、スペーサー1123及びカソード電極1
111以外のカソード部1121はステンレスで構成し
た。得られた光受容部材の軸方向膜厚ムラを実施例1と
同様の方法で測定したところ1.5と非常にムラが大き
い事が判明した。次にキャノン製複写機NP−5060
改造機によりA4サイズ連続の100万枚通紙耐久を行
い、耐久中の表面層削れをハーフトーンの濃度ムラによ
り評価した。以上の評価で得られた結果を表5に示す。
又、上記光受容部材の表面を倒立型金属顕微鏡(Ver
samet−2 ユニオン光学社製)により観察したと
ころ堆積膜の異常成長である球状突起及び膜剥れは一切
観察されなかった。次いで、上記作成した表面層サンプ
ルの硬度をダイナミック超微小硬度計(島津製作所製
DUH−201)を用いて実施例1と同様の方法により
測定した。以上の評価の結果、表面層サンプルの硬度分
布は1.3と非常に大きい値を示し、均一な硬度分布が
得られていない事が判明した。
【0038】
【表5】 ハーフトーン濃度ムラ評価 ○:濃度ムラなし。 △:部分的に濃度ムラあり(実用上問題なし)。 ×:画像の全面にスジ状の濃度ムラが発生。 以上の結果から、如何なる装置構成に於ても本発明の効
果が得られる事が判明した。
果が得られる事が判明した。
【0039】[実施例4]図1に記載のプラズマCVD
装置に於て放電周波数が105MHzの高周波電源11
20を用いて、カソード電極1111と導電性基体11
12との間にプラズマを発生させ、表1に示した条件に
より堆積膜を図4(A)記載の電荷注入阻止層402、
光導電層403、表面層404を順次形成し、光受容部
材を作成した。更に、導電性基体1112に溝を掘りコ
ーニング社製7059ガラス基板を基体1112の軸方
向に対し中央部、上部、下部の3箇所にセットし、表1
に記載の条件で表面層のみを1μm形成し、表面層サン
プルを作成した。尚、図1に記載のプラズマCVD装置
に於てカソード電極1111の円筒軸方向の寸法(L
1)と成膜基体1112の円筒軸方向の寸法(L2)と
の比(L1/L2)を0.1とし、スペーサー1123
及びカソード電極1111以外のカソード部1121は
ポリテトラフルオルエチレンで構成した。得られた光受
容部材の軸方向膜厚ムラを測定したところ0.2と非常
にムラが少ない事が判明した。次にキャノン製複写機N
P−5060改造機によりA4サイズ連続の100万枚
通紙耐久を行い、耐久中の表面層削れをハーフトーンの
濃度ムラにより評価した。以上の評価で得られた結果を
表6に示す。又、上記光受容部材の表面を倒立型金属顕
微鏡(Versamet−2 ユニオン光学社製)によ
り観察したところ堆積膜の異常成長である球状突起及び
膜剥れは一切観察されなかった。次いで、上記作成した
表面層サンプルの硬度をダイナミック超微小硬度計(島
津製作所製 DUH−201)を用いて実施例1と同様
の方法によって測定した。以上の評価の結果、表面層サ
ンプルの硬度分布は0.1と非常に小さい値を示し、均
一な硬度分布が得られる事が判明した。
装置に於て放電周波数が105MHzの高周波電源11
20を用いて、カソード電極1111と導電性基体11
12との間にプラズマを発生させ、表1に示した条件に
より堆積膜を図4(A)記載の電荷注入阻止層402、
光導電層403、表面層404を順次形成し、光受容部
材を作成した。更に、導電性基体1112に溝を掘りコ
ーニング社製7059ガラス基板を基体1112の軸方
向に対し中央部、上部、下部の3箇所にセットし、表1
に記載の条件で表面層のみを1μm形成し、表面層サン
プルを作成した。尚、図1に記載のプラズマCVD装置
に於てカソード電極1111の円筒軸方向の寸法(L
1)と成膜基体1112の円筒軸方向の寸法(L2)と
の比(L1/L2)を0.1とし、スペーサー1123
及びカソード電極1111以外のカソード部1121は
ポリテトラフルオルエチレンで構成した。得られた光受
容部材の軸方向膜厚ムラを測定したところ0.2と非常
にムラが少ない事が判明した。次にキャノン製複写機N
P−5060改造機によりA4サイズ連続の100万枚
通紙耐久を行い、耐久中の表面層削れをハーフトーンの
濃度ムラにより評価した。以上の評価で得られた結果を
表6に示す。又、上記光受容部材の表面を倒立型金属顕
微鏡(Versamet−2 ユニオン光学社製)によ
り観察したところ堆積膜の異常成長である球状突起及び
膜剥れは一切観察されなかった。次いで、上記作成した
表面層サンプルの硬度をダイナミック超微小硬度計(島
津製作所製 DUH−201)を用いて実施例1と同様
の方法によって測定した。以上の評価の結果、表面層サ
ンプルの硬度分布は0.1と非常に小さい値を示し、均
一な硬度分布が得られる事が判明した。
【0040】(比較例4)図1に記載のプラズマCVD
装置に於て放電周波数が105MHzの高周波電源11
20を用いて、カソード電極1111と導電性基体11
12との間にプラズマを発生させ、表1に示した条件に
より堆積膜を図4(A)記載の電荷注入阻止層402、
光導電層403、表面層404を順次形成し、光受容部
材を作成した。更に、導電性基体1112に溝を掘りコ
ーニング社製7059ガラス基板を基体1112の軸方
向に対し中央部、上部、下部の3箇所にセットし、表1
に記載の条件で表面層のみを1μm形成した。尚、図1
に記載のプラズマCVD装置に於てカソード電極111
1の円筒軸方向の寸法(L1)と成膜基体1112の円
筒軸方向の寸法(L2)との比(L1/L2)を0.0
5とし、スペーサー1123及びカソード電極1111
以外のカソード部1121はポリテトラフルオルエチレ
ンで構成した。得られた光受容部材の軸方向膜厚ムラを
実施例1と同様の方法で測定したところ1.5と非常に
ムラが大きい事が判明した。次にキャノン製複写機NP
−5060改造機によりA4サイズ連続の100万枚通
紙耐久を行い、耐久中の表面層削れをハーフトーンの濃
度ムラにより評価した。以上の評価で得られた結果を表
6に示す。又、上記光受容部材の表面を倒立型金属顕微
鏡(Versamet−2 ユニオン光学社製)により
観察したところ堆積膜の異常成長である球状突起及び膜
剥れは一切観察されなかった。次いで、上記作成した表
面層サンプルの硬度をダイナミック超微小硬度計(島津
製作所製 DUH−201)を用いて実施例1と同様の
方法により測定した。以上の評価の結果、表面層サンプ
ルの硬度分布は1.3と非常に大きい値を示し、均一な
硬度分布が得られていない事が判明した。
装置に於て放電周波数が105MHzの高周波電源11
20を用いて、カソード電極1111と導電性基体11
12との間にプラズマを発生させ、表1に示した条件に
より堆積膜を図4(A)記載の電荷注入阻止層402、
光導電層403、表面層404を順次形成し、光受容部
材を作成した。更に、導電性基体1112に溝を掘りコ
ーニング社製7059ガラス基板を基体1112の軸方
向に対し中央部、上部、下部の3箇所にセットし、表1
に記載の条件で表面層のみを1μm形成した。尚、図1
に記載のプラズマCVD装置に於てカソード電極111
1の円筒軸方向の寸法(L1)と成膜基体1112の円
筒軸方向の寸法(L2)との比(L1/L2)を0.0
5とし、スペーサー1123及びカソード電極1111
以外のカソード部1121はポリテトラフルオルエチレ
ンで構成した。得られた光受容部材の軸方向膜厚ムラを
実施例1と同様の方法で測定したところ1.5と非常に
ムラが大きい事が判明した。次にキャノン製複写機NP
−5060改造機によりA4サイズ連続の100万枚通
紙耐久を行い、耐久中の表面層削れをハーフトーンの濃
度ムラにより評価した。以上の評価で得られた結果を表
6に示す。又、上記光受容部材の表面を倒立型金属顕微
鏡(Versamet−2 ユニオン光学社製)により
観察したところ堆積膜の異常成長である球状突起及び膜
剥れは一切観察されなかった。次いで、上記作成した表
面層サンプルの硬度をダイナミック超微小硬度計(島津
製作所製 DUH−201)を用いて実施例1と同様の
方法により測定した。以上の評価の結果、表面層サンプ
ルの硬度分布は1.3と非常に大きい値を示し、均一な
硬度分布が得られていない事が判明した。
【0041】
【表6】 ハーフトーン濃度ムラ評価 ○:濃度ムラ無し。 △:部分的に濃度ムラあり(事実上問題なし)。 ×:画像の全面にスジ状の濃度ムラが発生。
【0042】[実施例5]図1に記載のプラズマCVD
装置に於て放電周波数が105MHzの高周波電源11
20を用いて、カソード電極1111と導電性基体11
12との間にプラズマを発生させ、表1に示した条件に
より堆積膜を図4(A)記載の電荷注入阻止層402、
光導電層403、表面層404を順次形成し、光受容部
材を作成した。更に、導電性基体1112に溝を掘りコ
ーニング社製7059ガラス基板を基体1112の軸方
向に対し中央部、上部、下部の3箇所にセットし、表1
に記載の条件で表面層のみを1μm形成し、表面層サン
プルを作成した。尚、図1に記載のプラズマCVD装置
に於てカソード電極1111の円筒軸方向の寸法(L
1)と成膜基体1112の円筒軸方向の寸法(L2)と
の比(L1/L2)を0.45とし、スペーサー112
3及びカソード電極1111以外のカソード部1121
はポリテトラフルオルエチレンで構成した。得られた光
受容部材の軸方向膜厚ムラを測定したところ0.2と非
常にムラが少ない事が判明した。次にキャノン製複写機
NP−5060改造機によりA4サイズ連続の100万
枚通紙耐久を行い、耐久中の表面層削れをハーフトーン
の濃度ムラにより評価した。以上の評価で得られた結果
を表7に示す。又、上記光受容部材の表面を倒立型金属
顕微鏡(Versamet−2 ユニオ光学社製)によ
り観察したところ堆積膜の異常成長である球状突起及び
膜剥れは一切観察されなかった。次いで、上記作成した
表面層サンプルの硬度をダイナミック超微小硬度計(島
津製作所製 DUH−201)を用いて実施例1と同様
の方法によって測定した。以上の評価の結果、表面層サ
ンプルの硬度分布は0.1と非常に小さい値を示し、均
一な硬度分布が得られる事が判明した。
装置に於て放電周波数が105MHzの高周波電源11
20を用いて、カソード電極1111と導電性基体11
12との間にプラズマを発生させ、表1に示した条件に
より堆積膜を図4(A)記載の電荷注入阻止層402、
光導電層403、表面層404を順次形成し、光受容部
材を作成した。更に、導電性基体1112に溝を掘りコ
ーニング社製7059ガラス基板を基体1112の軸方
向に対し中央部、上部、下部の3箇所にセットし、表1
に記載の条件で表面層のみを1μm形成し、表面層サン
プルを作成した。尚、図1に記載のプラズマCVD装置
に於てカソード電極1111の円筒軸方向の寸法(L
1)と成膜基体1112の円筒軸方向の寸法(L2)と
の比(L1/L2)を0.45とし、スペーサー112
3及びカソード電極1111以外のカソード部1121
はポリテトラフルオルエチレンで構成した。得られた光
受容部材の軸方向膜厚ムラを測定したところ0.2と非
常にムラが少ない事が判明した。次にキャノン製複写機
NP−5060改造機によりA4サイズ連続の100万
枚通紙耐久を行い、耐久中の表面層削れをハーフトーン
の濃度ムラにより評価した。以上の評価で得られた結果
を表7に示す。又、上記光受容部材の表面を倒立型金属
顕微鏡(Versamet−2 ユニオ光学社製)によ
り観察したところ堆積膜の異常成長である球状突起及び
膜剥れは一切観察されなかった。次いで、上記作成した
表面層サンプルの硬度をダイナミック超微小硬度計(島
津製作所製 DUH−201)を用いて実施例1と同様
の方法によって測定した。以上の評価の結果、表面層サ
ンプルの硬度分布は0.1と非常に小さい値を示し、均
一な硬度分布が得られる事が判明した。
【0043】(比較例5)図1に記載のプラズマCVD
装置に於て放電周波数が105MHzの高周波電源11
20を用いて、カソード電極1111と導電性基体11
12との間にプラズマを発生させ、表1に示した条件に
より堆積膜を図4(A)記載の電荷注入阻止層402、
光導電層403、表面層404を順次形成し、光受容部
材を作成した。更に、導電性基体1112に溝を掘りコ
ーニング社製7059ガラス基板を基体1112の軸方
向に対し中央部、上部、下部の3箇所にセットし、表1
に記載の条件で表面層のみを1μm形成した。尚、図1
に記載のプラズマCVD装置に於てカソード電極111
1の円筒軸方向の寸法(L1)と成膜基体1112の円
筒軸方向の寸法(L2)との比(L1/L2)を0.5
とし、スペーサー1123及びカソード電極1111以
外のカソード部1121はポリテトラフルオルエチレン
で構成した。得られた光受容部材の軸方向膜厚ムラを実
施例1と同様の方法で測定したところ1.3と非常にム
ラが大きい事が判明した。次にキャノン製複写機NP−
5060改造機によりA4サイズ連続の100万枚通紙
耐久を行い、耐久中の表面層削れをハーフトーンの濃度
ムラにより評価した。以上の評価で得られた結果を表7
に示す。又、上記光受容部材の表面を倒立型金属顕微鏡
(Versamet−2 ユニオン光学社製)により観
察したところ堆積膜の異常成長である球状突起及び膜剥
れは一切観察されなかった。次いで、上記作成した表面
層サンプルの硬度をダイナミック超微小硬度計(島津製
作所製 DUH−201)を用いて実施例1と同様の方
法により測定した。以上の評価の結果、表面層サンプル
の硬度分布は1.2と非常に大きい値を示し、均一な硬
度分布が得られていない事が判明した。
装置に於て放電周波数が105MHzの高周波電源11
20を用いて、カソード電極1111と導電性基体11
12との間にプラズマを発生させ、表1に示した条件に
より堆積膜を図4(A)記載の電荷注入阻止層402、
光導電層403、表面層404を順次形成し、光受容部
材を作成した。更に、導電性基体1112に溝を掘りコ
ーニング社製7059ガラス基板を基体1112の軸方
向に対し中央部、上部、下部の3箇所にセットし、表1
に記載の条件で表面層のみを1μm形成した。尚、図1
に記載のプラズマCVD装置に於てカソード電極111
1の円筒軸方向の寸法(L1)と成膜基体1112の円
筒軸方向の寸法(L2)との比(L1/L2)を0.5
とし、スペーサー1123及びカソード電極1111以
外のカソード部1121はポリテトラフルオルエチレン
で構成した。得られた光受容部材の軸方向膜厚ムラを実
施例1と同様の方法で測定したところ1.3と非常にム
ラが大きい事が判明した。次にキャノン製複写機NP−
5060改造機によりA4サイズ連続の100万枚通紙
耐久を行い、耐久中の表面層削れをハーフトーンの濃度
ムラにより評価した。以上の評価で得られた結果を表7
に示す。又、上記光受容部材の表面を倒立型金属顕微鏡
(Versamet−2 ユニオン光学社製)により観
察したところ堆積膜の異常成長である球状突起及び膜剥
れは一切観察されなかった。次いで、上記作成した表面
層サンプルの硬度をダイナミック超微小硬度計(島津製
作所製 DUH−201)を用いて実施例1と同様の方
法により測定した。以上の評価の結果、表面層サンプル
の硬度分布は1.2と非常に大きい値を示し、均一な硬
度分布が得られていない事が判明した。
【0044】
【表7】 ハーフトーン濃度ムラ評価 ○:濃度ムラ無し。 △:部分的に濃度ムラあり(実用上問題なし)。 ×:画像の全面にスジ状の濃度ムラが発生。 以上の結果から、本発明によるプラズマCVD装置に於
てカソード電極1111の円筒軸方向の寸法(L1)と
成膜基体1112の円筒軸方向の寸法(L2)との比
(L1/L2)を0.1〜0.45の範囲で使用する事
が最も効果的である事が判明した。
てカソード電極1111の円筒軸方向の寸法(L1)と
成膜基体1112の円筒軸方向の寸法(L2)との比
(L1/L2)を0.1〜0.45の範囲で使用する事
が最も効果的である事が判明した。
【0045】[実施例6]図1に記載のプラズマCVD
装置に於て高周波電源1120を用いて、カソード電極
1111と導電性基体1112との間にプラズマを発生
させ、表1に示した条件により堆積膜を図4(A)記載
の電荷注入阻止層402、光導電層403、表面層40
4を順次形成し、光受容部材を作成した。但し、放電周
波数を50MHz、450MHzとし各々の光受容部材
を光受容部材A、光受容部材Bとした。更に、導電性基
体1112に溝を掘りコーニング社製7059ガラス基
板を基体1112の軸方向に対し中央部、上部、下部の
3箇所にセットし、表1に記載の条件で表面層のみを1
μm形成し、表面層サンプルを作成した。但し、放電周
波数を50MHz、450MHzとし各々のサンプルを
サンプルC、サンプルDとした。尚、図1に記載のプラ
ズマCVD装置に於てカソード電極1111の円筒軸方
向の寸法(L1)と成膜基体1112の円筒軸方向の寸
法(L2)との比(L1/L2)を0.3とし、スペー
サー1123及びカソード電極1111以外のカソード
部1121はポリテトラフルオルエチレンで構成した。
得られた光受容部材A、B各々の軸方向膜厚ムラを測定
したところ光受容部材A、B共に0,2と非常にムラが
少ない事が判明した。次にキャノン製複写機NP−50
60改造機によりA4サイズ連続の100万枚通紙耐久
を行い、耐久中の表面層削れをハーフトーンの濃度ムラ
により評価した。以上の評価で得られた結果を表8に示
す。又、上記光受容部材の表面を倒立型金属顕微鏡(V
ersamet−2 ユニオン光学社製)により観察し
たところ堆積膜の異常成長である球状突起及び膜剥れは
一切観察されなかった。次いで、上記作成したサンプル
A、Bの硬度をダイナミック超微小硬度計(島津製作所
製 DUH−201)を用いて実施例1と同様の方法に
よって測定した。以上の評価の結果、表面層サンプル
A、Bの硬度分布は0.1と非常に小さい値を示し、均
一な硬度分布が得られる事が判明した。
装置に於て高周波電源1120を用いて、カソード電極
1111と導電性基体1112との間にプラズマを発生
させ、表1に示した条件により堆積膜を図4(A)記載
の電荷注入阻止層402、光導電層403、表面層40
4を順次形成し、光受容部材を作成した。但し、放電周
波数を50MHz、450MHzとし各々の光受容部材
を光受容部材A、光受容部材Bとした。更に、導電性基
体1112に溝を掘りコーニング社製7059ガラス基
板を基体1112の軸方向に対し中央部、上部、下部の
3箇所にセットし、表1に記載の条件で表面層のみを1
μm形成し、表面層サンプルを作成した。但し、放電周
波数を50MHz、450MHzとし各々のサンプルを
サンプルC、サンプルDとした。尚、図1に記載のプラ
ズマCVD装置に於てカソード電極1111の円筒軸方
向の寸法(L1)と成膜基体1112の円筒軸方向の寸
法(L2)との比(L1/L2)を0.3とし、スペー
サー1123及びカソード電極1111以外のカソード
部1121はポリテトラフルオルエチレンで構成した。
得られた光受容部材A、B各々の軸方向膜厚ムラを測定
したところ光受容部材A、B共に0,2と非常にムラが
少ない事が判明した。次にキャノン製複写機NP−50
60改造機によりA4サイズ連続の100万枚通紙耐久
を行い、耐久中の表面層削れをハーフトーンの濃度ムラ
により評価した。以上の評価で得られた結果を表8に示
す。又、上記光受容部材の表面を倒立型金属顕微鏡(V
ersamet−2 ユニオン光学社製)により観察し
たところ堆積膜の異常成長である球状突起及び膜剥れは
一切観察されなかった。次いで、上記作成したサンプル
A、Bの硬度をダイナミック超微小硬度計(島津製作所
製 DUH−201)を用いて実施例1と同様の方法に
よって測定した。以上の評価の結果、表面層サンプル
A、Bの硬度分布は0.1と非常に小さい値を示し、均
一な硬度分布が得られる事が判明した。
【0046】(比較例6)図1に記載のプラズマCVD
装置に於て高周波電源1120を用いて、カソード電極
1111と導電性基体1112との間にプラズマを発生
させ、表1に示した条件により堆積膜を図4(A)記載
の電荷注入阻止層402、光導電層403、表面層40
4を順次形成し、光受容部材を作成した。但し、放電周
波数を30MHz、500MHzとし各々の光受容部材
を光受容部材E、光受容部材Fとした。更に、導電性基
体1112に溝を掘り、コーニング社製7059ガラス
基板を基体1112の軸方向に対し中央部、上部、下部
の3箇所にセットし、表1に記載の条件で表面層のみを
1μm形成し、表面層サンプルを作成した。但し、放電
周波数を40MHz、450MHzとし各々のサンプル
をサンプルG、サンプルHとした。尚、図1に記載のプ
ラズマCVD装置に於てカソード電極1111の円筒軸
方向の寸法(L1)と成膜基体1112の円筒軸方向の
寸法(L2)との比(L1/L2)を0.3とし、スペ
ーサー1123及びカソード電極1111以外のカソー
ド部1121はポリテトラフルオルエチレンで構成し
た。得られた光受容部材E、Fの軸方向膜厚ムラを実施
例1と同様の方法で測定したところ光受容部材Eは0.
4とムラは少なかったが膜厚の絶対値は50MHz以上
の放電周波数で作成した光受容部材よりも20%程度薄
い事が判明した。又、光受容部材Fは1.3と非常にム
ラが大きい事が判明した。次にキャノン製複写機NP−
5060改造機によりA4サイズ連続の100万枚通紙
耐久を行い、耐久中の表面層削れをハーフトーンの濃度
ムラにより評価した。以上の評価で得られた結果を表8
に示す。又、上記光受容部材E、Fの表面を倒立型金属
顕微鏡(Versamet−2ユニオン光学社製)によ
り観察したところ光受容部材Eは堆積膜の異常成長であ
る球状突起及び膜剥れは一切観察されなかった。しか
し、光受容部材Fに関しては、堆積膜の異常成長である
球状突起が多く観察され又、光受容部材の端部に膜剥れ
が観察された。次いで、上記作成した表面層サンプル
G、Hの硬度をダイナミック超微小硬度計(島津製作所
製 DUH−201)を用いて実施例1と同様の方法に
より測定した。以上の評価の結果、表面層サンプルGの
硬度分布は0.5と均一であり、表面層サンプルHの硬
度分布は1.2と非常に大きい値を示し、均一な硬度分
布が得られていない事が判明した。
装置に於て高周波電源1120を用いて、カソード電極
1111と導電性基体1112との間にプラズマを発生
させ、表1に示した条件により堆積膜を図4(A)記載
の電荷注入阻止層402、光導電層403、表面層40
4を順次形成し、光受容部材を作成した。但し、放電周
波数を30MHz、500MHzとし各々の光受容部材
を光受容部材E、光受容部材Fとした。更に、導電性基
体1112に溝を掘り、コーニング社製7059ガラス
基板を基体1112の軸方向に対し中央部、上部、下部
の3箇所にセットし、表1に記載の条件で表面層のみを
1μm形成し、表面層サンプルを作成した。但し、放電
周波数を40MHz、450MHzとし各々のサンプル
をサンプルG、サンプルHとした。尚、図1に記載のプ
ラズマCVD装置に於てカソード電極1111の円筒軸
方向の寸法(L1)と成膜基体1112の円筒軸方向の
寸法(L2)との比(L1/L2)を0.3とし、スペ
ーサー1123及びカソード電極1111以外のカソー
ド部1121はポリテトラフルオルエチレンで構成し
た。得られた光受容部材E、Fの軸方向膜厚ムラを実施
例1と同様の方法で測定したところ光受容部材Eは0.
4とムラは少なかったが膜厚の絶対値は50MHz以上
の放電周波数で作成した光受容部材よりも20%程度薄
い事が判明した。又、光受容部材Fは1.3と非常にム
ラが大きい事が判明した。次にキャノン製複写機NP−
5060改造機によりA4サイズ連続の100万枚通紙
耐久を行い、耐久中の表面層削れをハーフトーンの濃度
ムラにより評価した。以上の評価で得られた結果を表8
に示す。又、上記光受容部材E、Fの表面を倒立型金属
顕微鏡(Versamet−2ユニオン光学社製)によ
り観察したところ光受容部材Eは堆積膜の異常成長であ
る球状突起及び膜剥れは一切観察されなかった。しか
し、光受容部材Fに関しては、堆積膜の異常成長である
球状突起が多く観察され又、光受容部材の端部に膜剥れ
が観察された。次いで、上記作成した表面層サンプル
G、Hの硬度をダイナミック超微小硬度計(島津製作所
製 DUH−201)を用いて実施例1と同様の方法に
より測定した。以上の評価の結果、表面層サンプルGの
硬度分布は0.5と均一であり、表面層サンプルHの硬
度分布は1.2と非常に大きい値を示し、均一な硬度分
布が得られていない事が判明した。
【0047】
【表8】 ハーフトーン濃度ムラ評価 ○:濃度ムラ無し。 △:部分的に濃度ムラあり(実用上問題なし)。 ×:画像の全面にスジ状の濃度ムラが発生。 以上の結果から、放電周波数が50MHz以下の場合、
光受容部材の成膜速度が遅く成膜時間が長くなってしま
う。又、放電周波数が450MHz以上になると放電の
安定性が悪く、異常放電も発生し易い。その結果、放電
が遍在化してしまい膜の密着性を損なう事や、球状突起
が発生する事が判明した。本発明に於て、用いる放電周
波数は50MHz以上450MHz以下の周波数を用い
る事が最も効果的である事が判明した。
光受容部材の成膜速度が遅く成膜時間が長くなってしま
う。又、放電周波数が450MHz以上になると放電の
安定性が悪く、異常放電も発生し易い。その結果、放電
が遍在化してしまい膜の密着性を損なう事や、球状突起
が発生する事が判明した。本発明に於て、用いる放電周
波数は50MHz以上450MHz以下の周波数を用い
る事が最も効果的である事が判明した。
【0048】
【発明の効果】本発明は、以上の構成により、排気手段
と原料ガス供給手段とを備えた真空気密可能な堆積室の
放電空間内に、導電性基体と該導電性基体に対向して設
置されたカソード電極とを設置し、VHF帯の高周波電
力を印加して堆積室内に導入された原料ガスを分解し導
電性基体上に堆積形成するに際して、特に、50MHz
以上450MHz以下の放電周波数において、堆積室を
カソード電極以外を絶縁材料で形成し、更に導電性基体
の上下部空間に絶縁部材から成るスペーサーを設置し、
堆積室内の放電空間を上下対称とする構成を採用するこ
とにより、如何なる作成条件に於ても導電性基体の近傍
以外へのプラズマ放電の広がりが抑えられ、膜厚分布の
均一化及び、膜質の均一化を向上させることが可能なプ
ラズマCVD法による堆積膜形成装置及び方法を実現す
ることができる。
と原料ガス供給手段とを備えた真空気密可能な堆積室の
放電空間内に、導電性基体と該導電性基体に対向して設
置されたカソード電極とを設置し、VHF帯の高周波電
力を印加して堆積室内に導入された原料ガスを分解し導
電性基体上に堆積形成するに際して、特に、50MHz
以上450MHz以下の放電周波数において、堆積室を
カソード電極以外を絶縁材料で形成し、更に導電性基体
の上下部空間に絶縁部材から成るスペーサーを設置し、
堆積室内の放電空間を上下対称とする構成を採用するこ
とにより、如何なる作成条件に於ても導電性基体の近傍
以外へのプラズマ放電の広がりが抑えられ、膜厚分布の
均一化及び、膜質の均一化を向上させることが可能なプ
ラズマCVD法による堆積膜形成装置及び方法を実現す
ることができる。
【図1】本発明のVHF−PCVD法により基体上に光
受容部材を形成するための堆積装置の模式図。
受容部材を形成するための堆積装置の模式図。
【図2】本発明のVHF−PCVD法により基体上に光
受容部材を形成するための堆積装置の模式図。
受容部材を形成するための堆積装置の模式図。
【図3】本発明のVHF−PCVD法により基体上に光
受容部材を形成するための堆積装置の模式図。
受容部材を形成するための堆積装置の模式図。
【図4】実施例で形成した光受容部材の模式的断面図。
【図5】電子写真装置の模式的断面図。
1100、2100、3100:堆積装置 1110、2110、3111 :反応容器 1111、2111、3118:カソード電極 1112、2112、3115:導電性基体 1113、2113、3116:基体加熱用ヒーター 1114、2114、3117:ガス導入管 1115、2115、3112:高周波マッチングボッ
クス 1116、2116、3116:ガス配管 1117、2117、3117:リークバルブ 1118、2118、3118:メインバルブ 1119、2119、3119:真空系 1120、2120、3120:高周波電源 1121、2121 :絶縁カソード 1122、2122、3122:絶縁シールド板 1123、2123 :スペーサー 1200 :ガス供給装置 2211〜2216、5211〜5216:マスフロー
コントローラー 2221〜2226、5221〜5226:ボンベ 2231〜2236、5231〜5236:バルブ 2241〜2246、5241〜5246:流入バルブ 2251〜2256、5251〜5256:流出バルブ 2260、5260 :補助バルブ 2261〜2266、5261〜5266:圧力調整器 401 :導電性基体 402 :電荷注入阻止層 403 :光導電層 404 :表面層 405 :電荷発生層 406 :電荷輸送層 501 :光受容部材 502 :主帯電器 503 :静電潜像形成部位 504 :現像器 505 :転写紙供給系 506(a) :転写帯電器 506(b) :分離帯電器 507 :クリーニングローラー 508 :搬送系 509 :除電光源 510 :ハロゲンランプ 511 :原稿台 512 :原稿 513 :ミラー 514 :ミラー 515 :ミラー 516 :ミラー 517 :レンズユニット 518 :レンズ 519 :給紙ガイド 520 :ブランク露光LED 521 :クリーニングブレード 522 :レジストローラー 523 :面状ヒーター 524 :定着器
クス 1116、2116、3116:ガス配管 1117、2117、3117:リークバルブ 1118、2118、3118:メインバルブ 1119、2119、3119:真空系 1120、2120、3120:高周波電源 1121、2121 :絶縁カソード 1122、2122、3122:絶縁シールド板 1123、2123 :スペーサー 1200 :ガス供給装置 2211〜2216、5211〜5216:マスフロー
コントローラー 2221〜2226、5221〜5226:ボンベ 2231〜2236、5231〜5236:バルブ 2241〜2246、5241〜5246:流入バルブ 2251〜2256、5251〜5256:流出バルブ 2260、5260 :補助バルブ 2261〜2266、5261〜5266:圧力調整器 401 :導電性基体 402 :電荷注入阻止層 403 :光導電層 404 :表面層 405 :電荷発生層 406 :電荷輸送層 501 :光受容部材 502 :主帯電器 503 :静電潜像形成部位 504 :現像器 505 :転写紙供給系 506(a) :転写帯電器 506(b) :分離帯電器 507 :クリーニングローラー 508 :搬送系 509 :除電光源 510 :ハロゲンランプ 511 :原稿台 512 :原稿 513 :ミラー 514 :ミラー 515 :ミラー 516 :ミラー 517 :レンズユニット 518 :レンズ 519 :給紙ガイド 520 :ブランク露光LED 521 :クリーニングブレード 522 :レジストローラー 523 :面状ヒーター 524 :定着器
Claims (16)
- 【請求項1】排気手段と原料ガス供給手段とを備えた真
空気密可能な堆積室の放電空間内に、導電性基体と該導
電性基体に対向して設置されたカソード電極とを設置
し、VHF帯の高周波電力を印加することにより前記導
電性基体と前記カソード電極との間でプラズマを発生さ
せ、この放電によって前記堆積室内に導入された原料ガ
スを分解し、シリコン原子を含む堆積膜を前記導電性基
体上に堆積形成するプラズマCVD法による堆積膜形成
装置において、前記堆積室は高周波電力を印加するカソ
ード電極以外を絶縁材料で構成したことを特徴とする堆
積膜形成装置。 - 【請求項2】前記堆積室の放電空間が、導電性基体に対
して上下対称であることを特徴とする請求項1に記載の
堆積膜形成装置。 - 【請求項3】前記導電性基体は、該導電性基体が設置さ
れた放電空間の上下部空間にスペーサーが設けられてい
ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の堆
積膜形成装置。 - 【請求項4】前記スペーサーが、絶縁材料であることを
特徴とする請求項3に記載の堆積膜形成装置。 - 【請求項5】前記絶縁材料が、セラミックス、ポリテト
ラフルオルエチレン、マイカ、ガラス、石英等の中の少
なくとも一つからなることを特徴とする請求項4に記載
の堆積膜形成装置。 - 【請求項6】前記カソード電極は、該カソード電極の円
筒軸方向の寸法をL1とし、これに対する導電性基体の
円筒軸方向の寸法をL2としたとき、L1に対するL2
の比(L1/L2)が0.1〜0.45の範囲であるこ
とを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記
載の堆積膜形成装置。 - 【請求項7】前記カソード電極が、1個以上で構成され
ていることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか
1項に記載の堆積膜形成装置。 - 【請求項8】前記VHF帯の高周波電力は、その周波数
が50MHz〜450MHzであることを特徴とする請
求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の堆積膜形成装
置。 - 【請求項9】導電性基体と該導電性基体に対向するカソ
ード電極とが設置された真空気密可能な堆積室の放電空
間内に、原料ガスを導入すると共にVHF帯の高周波電
力を印加することによって、前記導電性基体と前記カソ
ード電極との間でプラズマを発生させて前記堆積室内に
導入された原料ガスを分解し、前記導電性基体上にシリ
コン原子を含む堆積膜を形成するプラズマCVD法によ
る堆積膜形成方法において、前記堆積室を高周波電力を
印加するカソード電極以外を絶縁材料で形成し堆積膜を
形成するようにしたことを特徴とする堆積膜形成方法。 - 【請求項10】前記堆積室の放電空間は、導電性基体に
対して上下対称としたことを特徴とする請求項9に記載
の堆積膜形成方法。 - 【請求項11】前記導電性基体は、その上下部空間にス
ペーサーを配し空間領域をなくしたことを特徴とする請
求項9または請求項10に記載の堆積膜形成方法。 - 【請求項12】前記スペーサーが、絶縁材料であること
を特徴とする請求項11に記載の堆積膜形成方法。 - 【請求項13】前記絶縁材料が、セラミックス、ポリテ
トラフルオルエチレン、マイカ、ガラス、石英等の中の
少なくとも一つからなることを特徴とする請求項12に
記載の堆積膜形成方法。 - 【請求項14】前記カソード電極は、該カソード電極の
円筒軸方向の寸法をL1とし、これに対する導電性基体
の円筒軸方向の寸法をL2としたとき、L1に対するL
2の比(L1/L2)が0.1〜0.45の範囲である
ことを特徴とする請求項9〜請求項13のいずれか1項
に記載の堆積膜形成方法。 - 【請求項15】前記カソード電極が、1個以上で構成さ
れていることを特徴とする請求項9〜請求項14のいず
れか1項に記載の堆積膜形成方法。 - 【請求項16】前記VHF帯の高周波電力は、その周波
数が50MHz〜450MHzであることを特徴とする
請求項9〜請求項15のいずれか1項に記載の堆積膜形
成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8113271A JPH09279347A (ja) | 1996-04-10 | 1996-04-10 | 堆積膜形成装置及び堆積膜形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8113271A JPH09279347A (ja) | 1996-04-10 | 1996-04-10 | 堆積膜形成装置及び堆積膜形成方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09279347A true JPH09279347A (ja) | 1997-10-28 |
Family
ID=14607948
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8113271A Pending JPH09279347A (ja) | 1996-04-10 | 1996-04-10 | 堆積膜形成装置及び堆積膜形成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09279347A (ja) |
-
1996
- 1996-04-10 JP JP8113271A patent/JPH09279347A/ja active Pending
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