JPH09279367A - Alテーパドライエッチング方法 - Google Patents
Alテーパドライエッチング方法Info
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Abstract
材料として使用されているAlのAlテーパドライエッ
チング方法を提供すること。 【解決手段】 所望の小さいAlテーパ角に対応した小
さいレジストテーパ角を有するレジストパターンをAl
またはAl合金膜上に形成する工程および該レジストパ
ターンを有するAlまたはAl合金膜に異方性ドライエ
ッチングを行なう工程からなる、小さいAlテーパ角を
うるためのレジスト後退法にもとづくAlテーパドライ
エッチング方法。
Description
ディスプレイなどの薄膜素子の配線材料に使用されてい
るアルミニウム(Al)またはAl合金(以下、合わせ
て「Al」という)の加工法に関する。本発明は、とく
に、薄膜トランジスタ(TFT)に代表されるアクティ
ブマトリックス方式の液晶ディスプレイのAlゲート配
線および他のAl配線のテーパドライエッチング方法に
関する。
の最小線幅が1μm以下のLSIとは異なり、通常2〜
10μm以上と広い。ゲート配線には、加工のしやす
さ、および耐薬品性などから、Cr、Ta、Mo、Wま
たはこれらの合金が一般的に用いられている。しかし、
大画面化および高精細化などに伴い、ゲート配線の電気
抵抗の増大による信号遅延が問題になってきている。ま
た、少しでもゲート線幅を小さくしてパネルの開口率を
大きくするために、電気抵抗の低いAlゲート電極が望
まれるようになった。
は酢酸系のウエットエッチング、またはCl系ガスを用
いたドライエッチングで行なうことができる。現在、液
晶ディスプレイにおいてAlを使用するばあいには主と
してウエットエッチングが使用されているが、配線の微
細化、再現性確保、廃棄物の削減およびコストの低減を
考えたばあい、LSIと同様にAlの加工はウエットエ
ッチングからドライエッチングに向かうものと考えられ
る。
1(日経BP社刊行)の88〜99頁に記載されている
液晶ディスプレイのTFT断面図である。図において、
1はガラスまたは石英などからなる基板、2はAl、C
r、Ta、MoまたはWなどからなるゲート配線、3は
Si3N4、SiO2またはAl2O3などからなるゲート
絶縁膜、4はa−Siまたはpoly−Siなどからな
るチャネル、5はPまたはBなどの不純物が注入された
a−Siまたはpoly−Siなどからなるソースドレ
イン、6はAl、Cr、Ta、MoまたはWなどからな
るソースドレイン電極、7はSi3N4またはSiO2な
どからなる保護膜である。この構造は、チャネルエッチ
型ボトムゲート構造といわれている。
構造が一般的であり、ゲート絶縁膜およびチャネルなど
をゲート配線上に形成する必要がある。ゲート配線上に
形成する膜の被覆性、ゲート絶縁膜の耐圧およびTFT
特性などを考慮したばあい、少なくとも60°以下、好
ましくは40°以下の小さいテーパ角θが望ましいこと
が多くの実験から明らかになった。しかし、LSI技術
で使用されているAlドライエッチング技術は1μm以
下の微細化が主目的であるため、テーパ化とは逆の垂直
化を目指したものとなっており、通常、テーパ角θは7
0〜90°である。
は、たとえば、特開昭64−15933号公報に、垂直
エッチングおよびテーパ化のためのオーバーエッチング
の2つのエッチング工程を用いる方法が記載されてい
る。しかし、オーバーエッチングを行なうことで、露出
したSiO2またはSi3N4などからなる下地(基板)
までもがエッチングされるという問題があった。
は、たとえば、エッチングされる加工膜の側壁面に積極
的に堆積物(デポ)を形成して横方向のエッチングを制
御する側壁形成法があり、レジストに酸素などを添加す
ることでレジストマスクのエッチングを促進するレジス
ト後退法がある。
パ部表面が荒れやすく、発塵が多くなるという欠点があ
るため好ましくない。また、前記の従来のレジスト後退
法ではAlエッチングの際にレジスト中の酸素が発塵の
原因となるという欠点があり、改良の余地があった。
残渣が出やすいという問題があった。
問題点に鑑み、液晶ディスプレイのAlゲート配線のA
lテーパ角を小さくすることのできる、レジスト後退法
にもとづくAlテーパドライエッチング技術を提供する
ことにある。また、本発明の目的は、下地のエッチング
問題などがほとんどなく、できるだけ簡単なドライエッ
チング工程でAlテーパ化を実現できる条件を提供する
ことにある。
るためのAlテーパドライエッチング方法として、レジ
スト後退法にもとづくことが有効であることがわかっ
た。
素添加を行なわずに小さいレジストテーパ角を形成し
て、異方性ドライエッチングで小さいAlテーパ角をう
ることを特徴とする。
ング方法は以下のものである。
さいレジストテーパ角を有するレジストパターンを形成
する工程およびイオン性異方性ドライエッチング工程か
らなる、小さいAlテーパ角をうるための、レジスト後
退法にもとづくAlテーパドライエッチング方法。
スト現像後にレジストプリベーク温度以上でポストベー
クするとよい。
ト塗布膜厚は1.5μm以下であるのがよい。
時の焦点位置が、露光機の線幅に対する焦点範囲からは
ずれたものであるのが好ましい。
時の露光量が最適露光量より多いオーバー露光であるこ
とが好ましい。
機の解像度は、形成するレジストパターン線幅よりも大
きいものであるのがよい。
スト感度曲線におけるγ値は1.5以下であるとよい。
波電力を印加する平行平板RIE方式のイオン性エッチ
ングまたは基板側に高周波電力を印加するその他のプラ
ズマエッチングが考えられる。
は、30mTorr以下であるのがよい。
応ガスがBCl3であり、BCl3濃度が80〜100%
であるのがよい。
ストとのエッチングレートの比が1.0以下で、レジス
トのエッチングレートが速いほうがよい。
フッ素系ガスが添加されるのが好ましい。
角を有するレジストパターンを形成する工程および異方
性ドライエッチングを行なう工程からなり、小さいAl
テーパ角をうるための、レジスト後退法にもとづくAl
テーパドライエッチング方法に関する。
示すように、Alゲート配線のテーパ部(傾斜部)と基
板面がなす角θ1をいい、レジストテーパ角とはレジス
トのテーパ部とAl加工膜の上面がなす角θ2をいう
(ただし、1は基板、8はAl、9はレジストであ
る)。
はつぎのような種々の方法がある。
さくする方法。これはポストベーク時にレジストが体積
収縮する際、レジストが横方向に引っ張られやすいとい
う理由によりレジストテーパ角を小さくすることができ
る。
はずれたものとする方法。ここで、焦点範囲とは、ほぼ
垂直なレジストパターンを形成できる範囲をいい、この
範囲からはずれると、レジストは必然的にテーパ化され
ることになる。
ー露光とする方法。これは、光回折により、本来露光さ
れない部分のレジストが一部露光されて、現像液に溶解
するという理由によりレジストテーパ角を小さくするこ
とができる。なお、最適露光量とは、レチクル(マス
ク)寸法とレジスト寸法が一致するばあいの露光量のこ
とをいう。
の線幅よりも低くする方法。解像度を垂直なレジストパ
ターンを形成できる解像度よりも低くする(解像できる
線幅よりもレジストパターンの線幅を小さくする)と、
形成されるレジストにテーパが生ずる。
の温度、濃度などを調節することにより達成できる。
ーク温度以上の温度でポストベークを行なうことによ
り、レジストの体積収縮を起こさせる方法。これは、プ
リベーク時に充分揮発できなかったレジスト中の揮発成
分を除去することによりレジストの体積を収縮させ、そ
の結果レジストテーパ角を小さくすることができるもの
である。とくに、レジストの軟化点以上の温度でポスト
ベークを行なうと、レジスト自体を軟化させて流動させ
ることによりレジストテーパ角を小さくすることができ
るので有利である。
み合わせて用いてもよい。
下の実施例において述べるが、とくに、本発明において
所望する小さいAlテーパ角をうるためには、60°以
下のAlテーパ角に対して80°以下のレジストテーパ
角、ボトムゲート構造のTFT特性、ゲート配線上に形
成する膜の被覆性およびゲート絶縁膜の耐圧を向上させ
るという理由から40°以下のAlテーパ角に対して7
0°以下のレジストテーパ角であるのが好ましい。
なうためには、小さいAlテーパ角ほどエッチング前
に、それに対応した小さいレジストテーパ角を形成する
必要がある。
て異方性エッチングを行なうと、レジスト自体もエッチ
ングされるために、該レジストの下層に存在するAl層
も該レジストのテーパ角に対応したテーパ角を有するこ
とになる。すなわち、加工膜であるAlにレジストテー
パ角に対応した角度を転写することができるのである。
ストの形状およびテーパ角などに関係なくAlがエッチ
ングされるため、小さいAlテーパ角を実現することは
困難である。
マ化されたイオンを用いる異方性ドライエッチングが好
ましく、さらにイオンを基板側へ入射するという点から
基板に高周波電力を印加して行なう平行平板RIE方式
のイオン性異方性エッチングが好ましい。たとえば、E
CR、ヘリカル、ヘリコン、ICPまたはSWP方式な
どの当業者に公知の高密度プラズマ方式異方性ドライエ
ッチングを行なってもよい。
めのイオン性異方性ドライエッチングの方法には、つぎ
のようなものがある。
法。これは、ガス圧が低いほどイオン同士の衝突確率が
低くなり、イオンの平均自由工程が長くなってエッチン
グの異方性が増すという理由により、Alテーパ角を小
さくすることができるものである。
およびCl2を含むものにする方法。これは、Alをエ
ッチングすることができるCl2系ガスとしてLSI技
術において実績があるという理由による。このばあい、
異方性ドライエッチングを強めるという理由から、BC
l3の濃度が80〜100%であるのが好ましい。
ッチングレートの比(Al/レジスト選択比)を小さく
する方法。図1において、θ1をAlテーパ角、θ2をエ
ッチング前のレジストテーパ角、MをAlのエッチング
レートおよびRをレジストのエッチングレートとしたば
あい、M/RがAl/レジスト選択比であり、tanθ
1=M/R×tanθ2という関係式が成り立つ。したが
って、Alテーパ角が前記の比に比例するという理由に
より、Alテーパ角を小さくすることができるのであ
る。
組み合わせて用いてもよい。
以下の実施例において述べる。
本発明はこれらのみに限定されるものではない。
小さいレジストテーパ角を有するレジストパターン(マ
スク)を形成する工程条件と、イオン性の異方性ドライ
エッチングを行なう工程条件の2条件を与えることが必
要である。はじめに、レジストパターン形成条件につい
て述べる。
のポストベーク温度依存性を示した図である。図より、
現像後にポストベークを行なうことにより、ポストベー
ク温度が高いほどレジストテーパ角が小さくなることが
わかる。これは、プリベーク温度以上の温度でポストベ
ークすることで、プリベークでは揮発できなかったレジ
スト中に残留する有機溶媒が揮発してレジストが体積収
縮を起こし、さらにレジスト軟化点以上の高温ではレジ
スト自体が軟化してだれる(流動する)ことでレジスト
のテーパ化(球状化と呼ばれるばあいもある)がなされ
ているものである。ポストベークの温度はレジストパタ
ーンの精度が劣らない程度にレジストのテーパ角を小さ
くできる温度であればよく、レジストの軟化点(たとえ
ば140〜150℃)に依存するが、レジスト軟化点以
上の温度がレジストのテーパ化に有利である。
ターンを使用してAlをイオン性異方性ドライエッチン
グ工程を行なうことで小さいAlテーパ角がえられる。
5μmおよび0.25μmとし、レジストの線幅が5、
10および50μm(それぞれ実験番号1−1、1−2
および1−3)のものについて実験した。
平板式のRIE装置で、ガス圧30mTorr、ガス組
成BCl3/Cl2=40/10sccm、電力密度1.
4W/cm2である。図2に示すように、それぞれ実験
番号1−1〜3におけるポストベーク温度180℃のレ
ジストパターンを用いたばあい、線幅5、10または5
0μmのAl膜のAlテーパ角として30〜60°がえ
られた(実験番号1−4〜6)。
ストベーク後のレジストテーパ角に大きな差があり、線
幅が広い方が小さいレジストテーパ角がえられているこ
とから好ましくは10μm以上であるのがよい。この理
由としては、レジスト膜厚と線幅のアスペクト比が小さ
い方が、レジスト体積収縮時にパターン端が横方向に引
っ張られ易く、テーパ化され易いからである。
ト膜厚と線幅のアスペクト比がレジストテーパ角に関係
するのであれば、レジストテーパ角はポストベーク温度
以外にレジスト膜厚にも関係すると考えられる。アスペ
クト比が小さい方がテーパ化され易いとすれば、同じ線
幅であれば、レジスト膜厚が薄い方が小さいテーパ角に
なる。
Alテーパ角のレジスト塗布膜厚依存性を示したグラフ
である。なるべく小さいレジストテーパ角をうるため、
ポストベーク温度は180℃のものを示す。Al膜厚を
0.25μmとし、レジストの線幅を5、10または5
0μmとした(実験番号1−7〜9)。どのレジスト塗
布膜厚および線幅でも60°以下のテーパ角がえられて
いる。前記のように、レジスト膜厚が薄い方が小さいレ
ジストテーパ角がえられた。とくに、レジスト塗布膜厚
を1.5μm以下、好ましくは0.5〜1.0μmにし
た方がAlテーパ化により効果的である。
よって、体積収縮を利用したレジストテーパ化を促進す
る方法では、前記理由により線幅依存性が大きい。ま
た、小さい線幅ではテーパ化されにくい。したがって、
ポストベークによらずに現像直後にレジストテーパ化を
行なう方法が好ましい。
法としては、以下のものが考えられる。露光時の焦点位
置が、露光機のその線幅に対する焦点範囲からはずれた
ものにすれば、焦点がぼけて垂直のパターンが形成でき
ないことになるので、結果として現像直後でもレジスト
のテーパ化がなされる。なお、焦点深度は波長/(レン
ズ開口率)2に比例する。
十〜数百%多いオーバー露光であっても、光回折により
本来は露光されない部分も多少露光されて現像液に溶解
するので、現像直後でもレジストのテーパ化がなされ
る。なお、オーバー露光はレジストパターンの線幅が細
くなるので、この細り分を見込んだマスク(レチクル)
を設計する必要がある。
解像度より狭いばあいには、垂直のパターンが形成でき
ないことになるので、現像直後でもレジストのテーパ化
がなされる。なお、通常、解像度とはほぼ垂直なパター
ンが形成できる最小線幅と定義されるので、ゲート配線
のような孤立パターンでは解像度以下の線幅が形成でき
ないわけではない。線幅が決まっているばあい、露光機
の解像度を落とすには、解像度は波長/レンズ開口率N
Aに比例するので、レンズ開口率NAをたとえば0.1
程度とする(NAは本来は大きい方がよいので、必要最
小限にとどめる)。または、露光波長を液晶ディスプレ
イ製造で使用されている光源のHgランプのgおよびh
線より長波長化するとよい。
(レジスト感度曲線)を概念的に示すグラフである。縦
軸のレジスト残膜率とは現像後のレジスト厚/現像前の
レジスト厚のことをいう。レジスト感度曲線と横軸の露
光量(対数軸)とがなす接線角度θのtanθ値をγ値
という。現在、一般的に液晶ディスプレイで使用されて
いるレジスト(たとえばTFR−B(東京応化工業
(株)製))のγ値は1.8程度である。この値が大き
いほど垂直なレジストパターン形成が容易となる。従
来、LSIのように微細化が目的のばあいは、パターン
垂直化のためにγ値が2以上になるようにレジスト材料
開発およびプロセス開発がなされている。理想的な(垂
直な)レジスト感度曲線を図4にAとして示す。本発明
はAlテーパ角θ1を曲線B、曲線Cと小さくする方法
である。テーパ化が目的のばあいは、γ値が1.5以
下、好ましくは0.5〜1.5になるようにレジスト材
料の感光基やベース樹脂、プリベーク温度(たとえば7
0〜130℃)、プリベーク時間(たとえば30秒〜1
時間)、現像液、現像温度および現像時間などの条件を
選択すればテーパ化が容易になる。たとえば、レジスト
感度のわるいものを使用する、レジストプリベーク温度
を最適温度から低くもしくは高くする、プリベーク時間
を長くするなどしてレジスト感光基を分解してレジスト
感度を低下させる、現像液の濃度を濃く、現像液の温度
を通常の温度(たとえば23℃)から高くもしくは低く
してレジストの未感光部の溶解度を大きくする、および
/またはオーバー現像してテーパ化を促進するなどの工
夫を、適宜組み合わせて行なうことも可能である。
における最適使用条件ではないため、パターン精度およ
び再現性などを低下させることになり易いので注意が必
要である。しかし、液晶ディスプレイのゲート配線のば
あいは、通常は線幅が5μm以上と広いためにLSIな
どのような精度の必要はなく、また、ゲート配線は孤立
パターンとして扱える画素設計のばあいが多いので前記
方法を行なうことができるのである。
ライエッチングにより、Alテーパ化を促進させる条件
について述べる。異方性エッチングを実現するには、エ
ッチング時のガス圧力が最も重要である。ガス圧力が低
いほどイオン同士の衝突確率が低く平均自由工程が長く
なるため、異方性エッチングが実現され易い。
圧力依存性を示す図である。5、10および50μmの
線幅のレジストについて(実験番号2−1〜3)、ガス
圧を15、30および60mTorrにして実験を行な
った。レジストのポストベーク温度は180℃、レジス
ト膜厚は1.5μm、ガス組成はBCl3/Cl2=40
/10sccm、電力密度は1.4W/cm2である。
易く、とくにどの線幅でもテーパ角を60°以下にする
には30mTorr以下(好ましくは15mTorr以
下)がよいことがわかる。なお、ガス圧力が60mTo
rrと高いばあい、エッチングはイオン性の異方性エッ
チングからラジカル性の等方性エッチングになるため、
AlSiCuなどのようなAl合金膜では粒界でテーパ
部の形状が荒れたり、基板にCuなどの蒸気圧の低い添
加物のエッチング残渣が残り易いという傾向にあった。
グを促進するにはガス組成も非常に重要である。
組成依存性を示す図である。エッチング時のガス圧力は
30mTorrで、ガス組成以外の他の条件は実施例2
と同じである(レジスト線幅が5、10および50μm
のものに対する実験をそれぞれ実験番号3−1、2およ
び3とする)。ガス組成はAlをエッチングできる塩素
系ガスという理由からBCl3およびCl2が一般的であ
る。このばあい、BCl3濃度が高い方がドライエッチ
ングに堆積性(デポ性)が多少加わり、エッチングされ
たAl側壁面を保護して横方向のエッチングを防ぐ効果
を奏し、異方性エッチングが強くなる。他方、BCl3
濃度が低いとエッチングされたAl側壁面に堆積性がな
く、Cl2に触れるだけでも横方向のエッチングが進行
するので等方性エッチングになり易い。また、粒界でテ
ーパ部の形状が荒れる問題も生じ易くなる。本実施例で
はBCl3濃度60%のばあいのAlテーパ角は図では
小さく見えるが、実際はテーパ部の形状が荒れて凹凸が
ひどく(テーパ角が一様でない)、パターンの直線性が
ないために使用できないものであった。したがって、B
Cl3濃度は80〜100%が好ましい。
堆積性(デポ性)を有するガスとして、BCl3以外に
SiCl4でも同様の効果が期待できる。
ジスト後退法にもとづくものである。したがって、マス
クであるレジストはAlエッチング中に同時にエッチン
グされる。
チングレートとAlエッチングレートの比(Al/レジ
スト選択比)から計算したAlテーパ角のエッチング前
のレジストテーパ角依存性を示す図である。Al/レジ
スト選択比が0.2、0.5、0.8、1.0、1.5
および2.0のものをそれぞれ4−1〜6とする。エッ
チング時のAl/レジスト選択比が1のときは、Alテ
ーパ角とエッチング前のレジストテーパ角とが同じにな
るが、Al/レジスト選択比が1以下では、Alテーパ
化が促進される。逆にAl/レジスト選択比が1以上で
はAl垂直化が促進される。したがって、Al/レジス
ト選択比が1以下になるように、レジストのエッチング
レートを促進するエッチング条件がAlテーパ化に対し
て好ましい。
て、エッチングガス中にレジストをエッチングするがA
lはエッチングしないO2、CF4、SF6などのガスを
添加することが考えられる。
添加したばあいの効果を確認した。ポストベーク温度を
180℃とし、レジスト膜厚1.5μm、線幅5、10
および50μmのものについて実験した(実験番号4−
7〜9)。ここではCF4をBCl3およびCl2の反応
ガスの全流量に対し約30%添加した。結果を表1に示
す。
により、Alテーパ化がどの線幅でも促進されているこ
とがわかる。一般的なレジスト後退法ではレジストのエ
ッチングレートを促進するためにO2を添加するが、A
lエッチングにおいては、反応ガスのBCl3とO2が反
応してBの酸化物を形成して装置内発塵の原因となり、
素子欠陥が増えるため使用できない。したがって、レジ
ストエッチングレートを促進する同様の効果が期待でき
るCF4またはSF6などの含フッ素のガスを添加するこ
とが有効である。
チング法により、Alテーパ角として約20°という非
常に小さいテーパ角のAlSiCu合金ゲートがえられ
ていた。
さくする条件、イオン性異方性エッチングの条件および
テーパ化促進条件を与えることにより、小さなテーパ角
のレジストパターンがAlに転写され、60°以下のA
lのテーパ角をうることができる。したがって、Alゲ
ート配線上に形成する膜の被覆性、ゲート絶縁膜の耐圧
およびTFT特性の改善に寄与しうるという効果を奏す
る。
図である。
ポストベーク温度依存性を示す図である。
スト塗布膜厚依存性を示す図である。
図である。
チング時のガス圧力依存性を示す図である。
チング時のガス組成依存性を示す図である。
テーパ角依存性を示す図である。
である。
ャネル、5 ソースドレイン、6 ソースドレイン電
極、7 保護膜、8 Al、9 レジスト。
Claims (14)
- 【請求項1】 所望の小さいAlテーパ角に対応した小
さいレジストテーパ角を有するレジストパターンをAl
またはAl合金膜上に形成する工程および該レジストパ
ターンを有するAlまたはAl合金膜に異方性ドライエ
ッチングを行なう工程からなる、小さいAlテーパ角を
うるためのレジスト後退法にもとづくAlテーパドライ
エッチング方法。 - 【請求項2】 Alテーパ角が60°以下である請求項
1記載の方法。 - 【請求項3】 レジストテーパ角が80°以下である請
求項1記載の方法。 - 【請求項4】 レジストパターン形成工程において、レ
ジスト現像後にレジストプリベーク温度以上の温度でポ
ストベークする請求項1記載のAlテーパドライエッチ
ング方法。 - 【請求項5】 レジストパターン形成工程において、塗
布したレジストの乾燥後の膜厚が1.5μm以下である
請求項1記載のAlテーパドライエッチング方法。 - 【請求項6】 レジストパターン形成工程において、露
光時の焦点位置が、露光機のレジストパターン線幅に対
する焦点範囲からはずれたものである請求項1記載のA
lテーパドライエッチング方法。 - 【請求項7】 レジストパターン形成工程において、露
光時の露光量が最適露光量より多いオーバー露光である
請求項1記載のAlテーパドライエッチング方法。 - 【請求項8】 レジストパターン形成工程において、露
光機の解像度が形成するレジストパターン線幅より低い
請求項1記載のAlテーパドライエッチング方法。 - 【請求項9】 レジストパターン形成工程において、レ
ジスト感度曲線におけるγ値が1.5以下である請求項
1記載のAlテーパドライエッチング方法。 - 【請求項10】 ドライエッチング工程が、基板側に高
周波電力を印加する平行平板RIE方式イオン性エッチ
ングまたは基板側に高周波電力を印加するプラズマエッ
チングで行なう請求項1記載のAlテーパドライエッチ
ング方法。 - 【請求項11】 ドライエッチング工程におけるエッチ
ング時のガス圧力が30mTorr以下である請求項1
0記載のAlテーパドライエッチング方法。 - 【請求項12】 ドライエッチング工程において、エッ
チングガスのBCl3濃度が80〜100%である請求
項10記載のAlテーパドライエッチング方法。 - 【請求項13】 ドライエッチング工程において、エッ
チング時のAlのエッチングレートとレジストのエッチ
ングレートとの比が1.0以下である請求項10記載の
Alテーパドライエッチング方法。 - 【請求項14】 ドライエッチング工程において、エッ
チングガスに含フッ素化合物のガスを添加する請求項1
0記載のAlテーパドライエッチング方法。
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