JPH09279809A - 壁面装飾パネルユニット - Google Patents

壁面装飾パネルユニット

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JPH09279809A
JPH09279809A JP9393996A JP9393996A JPH09279809A JP H09279809 A JPH09279809 A JP H09279809A JP 9393996 A JP9393996 A JP 9393996A JP 9393996 A JP9393996 A JP 9393996A JP H09279809 A JPH09279809 A JP H09279809A
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JP
Japan
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wall
panel
skirting board
attached
panel unit
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JP9393996A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Tsuboi
善彦 壷井
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施工を簡単容易にしかも迅速に行うことがで
きるとともに、仕上がり高さを適宜変えることができ
て、壁面構成の多様化等を図れるようにされた壁面装飾
パネルユニットを提供する。 【解決手段】 壁面7の下部に取り付けられる幅木10
と、この幅木の上側に取り付けられる細長板材からなる
1枚又は複数枚のパネル20と、このパネル20の上側
にそれと平行に取り付けられる見切り30と、を備え、
前記パネル20は、前記幅木10に対して平行に横向き
で取り付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室内壁面の下部に
施工される膝壁、腰壁、胸壁等と呼ばれる壁面仕上げ用
の装飾壁として使用するのに好適な壁面装飾パネルユニ
ットに係り、より詳細には、幅木と見切り(笠木、額縁
等とも称す)との間に配置されるパネルの配置態様を改
善して壁面構成の多様化、施工の簡易化、美観の向上等
を図るようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】室内壁面の下部に施工される壁面仕上げ
用の装飾壁は、従来、図10に例示される如くの構成と
なっていた。図示例の装飾壁は、腰壁と呼ばれるもの
で、この腰壁90は、室内壁面7の下部の床面5上に幅
木91が水平に取り付けられ、この幅木91の上側にそ
れと直交するように立てられた姿勢(縦置き)で所要枚
数の同一寸法形状の細長板からなるパネル92が取り付
けられ、それらの上側に前記幅木91と平行に見切り9
3が取り付けられてなる。なお、壁面7のコーナー部
(隅部)や端部に相当する部分には、図には示されてい
ないが、必要にに応じて出隅、入隅、横見切り等が適宜
取り付けられる。
【0003】上記のような腰壁90を構成する幅木9
1、パネル92、見切り93等は、通常、工場でユニッ
トとしてそれぞれ一定の寸法に形成され、現場ではそれ
らを上記のように組み合わせて略定型で施工される。こ
の場合、前記パネル92は、幅が100mm〜460m
mの範囲内、その長さ(高さ)が750mm〜850m
mの範囲内に一律に定められており、従って、腰壁90
の仕上がり高さ(幅木91の下面から見切り93の上面
までの高さ)は、常に一定とされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の壁
面装飾パネルユニットにおいては、多数枚のパネルを縦
置きで取り付けるようにしているので、施工に手間がか
かり、工期が長くなるきらいがあるとともに、仕上がり
高さが一定となり、壁面構成の多様化を図れない。すな
わち、例えば廊下等においては、多数枚のパネルを縦置
きした意匠がそこの空間イメージに適合し、また、上記
腰壁90程度の仕上がり高さがちょうど良かったとして
も、和室や子供室には前記意匠がそこの空間イメージに
合わず違和感を感じたり、上記腰壁90程度の仕上がり
高さでは高すぎる場合がある。また、特に細長いパネル
を使用したものでは、安定感等の視覚的効果は得られ難
い傾向があり、部屋によってはミスマッチになることが
あった。
【0005】このような場合、従来においては、幅や長
さの異なるパネルを別途に多品種作製して別ユニットと
して販売しなければならず、生産上あるいは販売管理
上、不利であった。また、施工現場で所定寸法に切断あ
るいは繋ぐことも可能であるが、労力がかかり作業効率
も低下する。また、熟練度によって仕上げ精度、美観が
大幅に左右されてしまうという問題もある。また、従来
の壁面装飾パネルユニットは、壁面装飾機能しか持って
おらず、他の機能を付加することは特に考慮されていな
かった。
【0006】本発明は、上記のような問題に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、施工を簡単容易
にしかも迅速に行うことができるとともに、最小限の品
揃えのパネルのみを用いて仕上がり高さを適宜変えるこ
とができて、壁面構成の多様化、美観の向上等を図れ、
装飾機能以外の機能も付加できるようにされた壁面装飾
パネルユニットを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成すべ
く、本発明に係る壁面装飾パネルユニットは、壁面の下
部に取り付けられる幅木と、この幅木の上側にそれと平
行に横向きに取り付けられる細長板材からなる1枚又は
複数枚のパネルと、このパネルの上側にそれと平行に取
り付けられる見切りとを備える。
【0008】前記パネルとしては、その長さが3500
〜4000mmの範囲内、より好ましくは日本の家屋の
基準寸法である間を勘案して、現場で追加したり大きく
切除しなくても済むような長さである2間分(約360
0mm)程度で、その幅が250mm〜500mmの範
囲内、より好ましくは、人の平均身長を勘案して、1枚
足す毎に、仕上がり高さが順次、膝壁、腰壁、胸壁、頭
壁として適した高さとなるような、360mm〜390
mm程度に設定するのが好ましく、また、施工性を向上
させるべく、前記パネルの幅方向で見た一方の端部に雄
実、他方の端部に雌実を形成することが望ましい。
【0009】また、前記見切りに、手摺りとして機能を
持たせる場合、最適の寸法は、形状にもよるが、前記壁
面に直交する方向の厚みを30mm以上、より好ましく
は50mm以上とすることが望ましい。このような構成
とされた壁面装飾パネルユニットを用いて装飾壁を施工
するには、1枚の幅木及び見切りと必要枚数のパネルと
を用意し、壁面の下部に幅木を取り付け、該幅木の上側
にそれと平行に横向きにパネルを取り付け、該パネルの
上側にそれと平行に見切りを取り付けるようにされる。
【0010】この場合、装飾壁として、パネルが1枚で
は、膝くらいまでの仕上がり高さの膝壁が得られ、パネ
ルが2枚では、腰くらいまでの仕上がり高さの腰壁が得
られ、パネル3枚では、胸くらいまでの仕上がり高さの
胸壁が得られ、パネル4枚では、頭くらいまでの仕上が
り高さの頭壁が得られる。
【0011】このように、本発明の壁面装飾パネルユニ
ットでは、パネルを横向きで取り付けるようにされ、そ
の枚数を増やすごとに、仕上がり高さの異なる膝壁、腰
壁、胸壁、頭壁が順次得られるので、従来のもののよう
に仕上がり高さの異なる装飾壁毎に高さ寸法の異なるパ
ネルを生産しなくて済み、また、施工現場での切断、繋
ぎの作業も不要で、一種類のパネルを用意するだけで、
和室、子供部屋、リビングルーム、廊下等の空間イメー
ジに合致した装飾壁を形成することができ、壁面構成の
多様化を図れ、また、意匠性(美観)も向上する。
【0012】また、従来タイプのものでは、例えば、2
間分の装飾壁、例えば腰壁を形成するのに、パネルを多
数枚(通常8枚程度)必要としたが、本発明のもので
は、同じ装飾壁ををパネル2枚で形成することができる
ので、施工が簡単容易となって迅速に行え、工期を短縮
できる。
【0013】一方、本発明に係るもう一つの壁面装飾パ
ネルユニットは、壁面に対接するように取り付けられる
裏パネルと、この裏パネルの下部に取り付けられる幅木
と、前記裏パネルにおける前記幅木の上側の部分にそれ
と平行に取り付けられる1枚又は複数枚の表パネルと、
前記裏パネルにおける前記表パネルの上側の部分にそれ
と平行に取り付けられる見切りとを備え、前記裏パネル
の表面側と前記幅木、表パネル及び見切りの裏面側と
に、それら両者を係止すべく相互に嵌合せしめられる弾
性係止手段が設けられていることを特徴としている。
【0014】この場合、弾性係止手段の具体例として
は、前記裏パネルの表面側に設けられた複数の凹凸嵌合
部付きの受側凸部と、前記幅木、表パネル及び見切りの
裏面側にそれぞれ設けられた、前記受側凸部の凹凸嵌合
部に嵌合せしめられる凹凸嵌合部付きの押付凸部とから
なっているものが挙げられる。
【0015】このような構成の壁面装飾パネルユニット
を用いて装飾壁を施工する際には、裏パネルを壁面に対
接するようにネジ類あるいは接着剤等で取り付け、幅
木、パネル及び見切りを裏パネルに押し付けて、それら
に設けられている弾性係止手段をにより係止するように
される。
【0016】この場合、裏パネルに幅木、パネル、及び
見切りを押し付けると、それらに設けられている弾性係
止手段を構成する、例えば凹凸嵌合部付きの受側凸部と
凹凸嵌合部付きの押付凸部とが弾性変形して互いの凹凸
嵌合部が嵌合して係止され、それにより、幅木、パネ
ル、及び見切りが裏パネルに脱着可能に取り付けられ
る。
【0017】このようにされることにより、施工を簡単
容易にしかも迅速に行えるとともに、幅木、パネル、見
切りが裏パネルに脱着可能に取り付けられていることか
ら、それらの交換を容易に行え、部屋(インテリヤ)の
模様替えや損傷したパネル等の交換を低コストで迅速に
行える。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1は本発明に係る壁面装飾パ
ネルユニットを用いて装飾壁の一つである腰壁を施工し
た状態を示す斜視図、図2は図1に示される腰壁の部分
分解斜視図である。
【0019】図示のように、本実施形態の壁面装飾パネ
ルユニット1は、壁面の下部に取り付けられる幅木10
と、この幅木10の上側にそれと平行に横向きに取り付
けられる細長板材からなる1枚又は複数枚(ここでは2
枚)のパネル20、20と、このパネル20、20の上
側にそれと平行に取り付けられる見切り30とを備えお
り、これらに、必要に応じて、入隅40、出隅45、横
見切り15(図3)等が加えられる。前記各部材は通常
木質系が用いられることが多いが、その他、合成樹脂
系、セラミック系、石膏ボード系、珪酸カルシウム系、
セメント系、又は金属系の材料を用いて、あるいはそれ
らを組み合わせて形成されてもよい。また、それらのパ
ネルには塗装、印刷、印刷化粧シート貼着等、適宜の表
面加工が施されていてよい。
【0020】前記パネル20、20は、同一寸法形状と
されていて、その長さ(施工状態では横幅)が、日本の
家屋の基準寸法である間を勘案して、現場で追加したり
大きく切除しなくても済むような長さである2間分(約
3600mm)程度とされ、その幅が人の平均身長を勘
案して、1枚足す毎に、仕上がり高さが順次、膝壁、腰
壁、胸壁、頭壁として適した高さとなるような、250
mm〜500mm程度の範囲、通常の場合、360mm
〜390mm程度に設定されている。
【0021】また、施工性を向上させるべく、図2を参
照すればよくわかるように、前記パネル20の幅方向
(施工状態では高さ方向)で見た一方の端部(上部)に
は雄実21とL形切欠面23が形成され、他方の端部
(下部)には前記雄実21に嵌合する雌実22と凸面部
24が形成されている。
【0022】一方、幅木10及び見切り30も前記パネ
ル20と同様に、2間分程度の長さを有しており、前記
幅木10には前記パネル20の雌実22に嵌合する雄実
11と前記凸面部24が嵌め込まれる凹部13が形成さ
れ、前記見切り30には、前記パネル20の雄実21に
嵌合する雌実32と前記L形切欠面23に対接せしめら
れる逆L形切欠面33が形成されている。
【0023】また、図3(A)に示される如くに、必要
に応じて追加される横見切り15は、前記パネル20の
側端部において幅木10と見切り30との間に挿入され
るもので、前記パネル20の側端部が対接せしめられる
L形切欠面17が形成されている。また、前記した入隅
40は、図1に加えて図3(B)を参照すればよくわか
るように、壁面7の凹んだコーナー部に配置されるもの
で、直交配置されるパネル20、20の側端部が対接せ
しめられる一対のL形切欠面42、42が形成されてお
り、さらに、出隅45は、図1に加えて図3(C)を参
照すればよくわかるように、壁面7の突き出たコーナー
部に配置されるもので、直交配置されるパネル20、2
0の側端部が対接せしめられる一対のL形切欠面47、
47が形成されている。
【0024】このような構成とされた壁面装飾パネルユ
ニット1を用いて装飾壁を施工するには、1枚の幅木1
0及び見切り30と必要枚数のパネル20とを用意し、
壁面7の下部の床面5上に幅木10を取り付け、該幅木
10の上側に、それと平行に横向きにパネル20を互い
の雄実11と雌実22とが嵌合するようにして取り付け
る。そして、施工しようとする装飾壁が膝壁以外の、2
枚以上のパネル20を用いるものである場合には、前記
幅木10の上側に取り付けられたパネル20の上にさら
に積み重ねるように所要枚数のパネル20を順次、互い
の雄実21と雌実22とが嵌合するようにして横向きに
取り付ける。
【0025】続いて、前記パネル20の上側にそれと平
行に見切り30を互いの雄実21と雌実32とが嵌合す
るようにして取り付ける。なお、前記横見切り15、入
隅40、出隅45は、前記パネル20が取り付けられた
前又は後に該パネル20の側端部を隠すように適宜取り
付けられる。
【0026】このような壁面装飾パネルユニット1にお
いては、装飾壁として、パネル20が1枚では、膝くら
いまでの仕上がり高さの膝壁が得られ、パネル20が2
枚では、腰くらいまでの仕上がり高さの腰壁(図1にお
いて仕上がり高さHが800〜900mm程度)が得ら
れ、パネル20が3枚では、胸くらいまでの仕上がり高
さの胸壁が得られ、パネル20が4枚では、頭くらいま
での仕上がり高さの頭壁が得られる。
【0027】このように、本発明の壁面装飾パネルユニ
ット1では、パネル20を横向きで取り付けるようにさ
れ、その枚数を増やすごとに、仕上がり高さの異なる膝
壁、腰壁、胸壁、頭壁が順次得られるので、従来のもの
のように仕上がり高さの異なる装飾壁毎に高さ寸法の異
なるパネルを生産しなくて済み、また、施工現場でパネ
ルを切断あるいは繋ぐ必要もなく、一種類のパネル20
を用意するだけで、和室、子供部屋、リビングルーム、
廊下等の空間イメージに合致した装飾壁を形成すること
ができ、壁面構成の多様化を図れ、また、意匠性(美
観)も向上する。
【0028】上記した壁面装飾パネルユニット1を実際
に適用した例を、図6及び図7に示す。図6は、玄関1
00からリビングルームに至る廊下110の壁面にパネ
ル20を3枚用いた胸壁として施工した例を示し、図7
は、リビングルーム120にパネル20を3枚用いた胸
壁として施工し、和室130にはパネル20が1枚の膝
壁として施工したものである。これからもわかるよう
に、本発明の壁面装飾パネルユニット1を用いることに
より、空間イメージにマッチしたインテリヤが得られる
とともに、奥行き感及び安定感が増し、部屋が広く見え
る等の効果が得られることが理解されよう。
【0029】一方、従来タイプのものでは、例えば、2
間分の装飾壁、例えば腰壁を形成するのに、パネルを多
数枚(通常8枚程度)必要としたが、本発明のもので
は、同じ装飾壁を大幅に少ない枚数(膝壁であれば1枚
のみ)のパネル20で形成することができるので、施工
が簡単容易となって迅速に行え、工期を短縮できる。
【0030】なお、前記パネル20が横向きに取り付け
られていることから、図4に示される如くに、上下に位
置するパネル20、20間に形成される隙間Sを利用し
て、例えば、前記隙間Sに差し込める基部28とこれに
固着された「し」字状の引っ掛け片29からなる吊持用
フック29等を簡単に取り付けることができるといった
付加機能も得られ、さらに、図5に示される腰壁に適用
された見切り30' のように、その上面部に凸部35を
増設して壁面7に直交する方向の厚みを、例えば50m
m以上とすることにより、該見切り30' の上面部30
a' を手摺りとして有効利用できる。
【0031】また、幅木10、パネル20、見切り30
等の各部材の材質、形状等を考慮することにより、衝撃
吸収機能や防音機能等の特性を付加することもでき、さ
らに、ヒノキチオール等の抗菌液ないしは芳香剤を含浸
させたり、抗菌性のある材料を使用することにより、部
屋の空気を殺菌浄化する機能が付加され、アトピーアレ
ルギー等の予防対策を図れ、体質改善、健康増進、精神
安定化等の効果が得られる。
【0032】図8及び図9は、本発明に係る壁面装飾パ
ネルユニットの他の実施形態を示しており、この壁面装
飾パネルユニット2は、弾性を有する合成樹脂製又は金
属製であり、壁面7に対接するように取り付けられる裏
パネル50と、この裏パネル50の下部に取り付けられ
る幅木60と、前記裏パネル50における前記幅木60
の上側の部分にそれと平行に取り付けられる表パネル7
0と、前記裏パネル50における前記表パネル70の上
側の部分にそれと平行に取り付けられる装飾溝83付き
の見切り80とを備え、前記裏パネル50の表面側と前
記幅木60、表パネル70及び見切り80の裏面側と
に、それら両者を係止すべく相互に嵌合せしめられる弾
性係止手段として働く、凹凸嵌合部9付きの受側凸部5
3、52、51とこの受側凸部53、52、51の凹凸
嵌合部9に嵌合せしめられる凹凸嵌合部9付きの押付凸
部62、72、82が設けられている。
【0033】このような構成の壁面装飾パネルユニット
2を用いて装飾壁を施工する際には、裏パネル50を壁
面7下部に対接するようにネジ類(ネジ挿通穴54)で
取り付け、幅木60の押付凸部62、62を裏パネル5
0の受側凸部53、53の上下に押し込むように幅木6
0を裏パネル50側に押し付け、また、同様に、パネル
70の3組の押付凸部72、72を裏パネル50の3組
の受側凸部52、52の上下に押し込むようにパネル7
0を裏パネル50側に押し付け、同様に、見切り80の
の押付凸部62、62を裏パネル50の受側凸部51、
51の上下に押し込むように幅木60を裏パネル50側
に押し付けるようにされる。
【0034】これにより、それらに設けられている凹凸
嵌合部9付きの受側凸部53、52、51と凹凸嵌合部
9付きの押付凸部62、72、82とが弾性変形して互
いの凹凸嵌合部9、9が嵌合して弾性復元力によって係
止され、それにより、幅木60、パネル70、及び見切
り80が裏パネル50に脱着可能に取り付けられる。
【0035】このようにされることにより、施工を簡単
容易にしかも迅速に行えるとともに、幅木60、パネル
70、見切り80が裏パネル50に脱着可能に取り付け
られていることから、それらの交換を容易に行え、部屋
(インテリヤ)の模様替えや損傷したパネル等の交換を
低コストで迅速に行える。
【0036】なお、上述の例において、パネル70は一
枚構成とされているが、それを横長のパネルに分割構成
してもよい。また、弾性係止手段としては、前記受側凸
部51、52、53や押付凸部62、72、82からな
るものに限られることはなく、例えば合成樹脂製あるい
は板金製の雄雌型嵌合部材等で構成してもよいことは勿
論である。
【0037】なお、壁面7のうち、本発明の壁面装飾パ
ネルユニット1、2で被覆されていない上側部分、例え
ば図1、図6での7A部分は、そのままでもよく、適当
な方法で被覆ないしは装飾することもできる。その方法
としては、例えば、塗装、布(クロス)貼り、壁紙貼
り、漆喰塗り、等がある。
【0038】装飾法として、本発明による壁面装飾パネ
ルユニットと組み合わせることによって作業適性、外観
上好ましい効果を奏する手法としては、長尺帯状(ウエ
ブ状)の壁紙Wを用いて、しかも、該長尺帯状の長手方
向(流れ方向)Xが、パネル20(あるいは、幅木1
0、見切り30)と平行になるようにして貼着する手法
がある。
【0039】装飾に当たり、該壁紙Wを長手方向Xが上
下(鉛直)方向になるようにして貼着することも可能で
はある。しかし、この場合には、壁紙Wの幅は通常3尺
(約900mm)ないし長いもので7尺(約2000m
m)程度であり、また、部屋や廊下の寸法はそれよりも
十分長い(特に、廊下の場合は遙に長い)ものであるた
め、水平方向に繰り返し幾幅分も繋げて貼着しなければ
ならない。それにより、貼着に手間と時間が多くかか
り、また、上下方向に走る繋ぎ目が多数できるため、外
観上も好ましくない。
【0040】一方、長尺帯状の壁紙Wをその長手方向X
が水平方向になるようにして壁面上部7Aに貼着する場
合には、図1及び図6に示すように、上記上下方向貼着
の場合の欠点が解消される。すなわち、図1で説明する
と、壁紙Wを必要なだけの長さ巻き取った巻取を用意
し、該巻取から壁紙Wの先端を巻き出して、その長手方
向Xが水平方向となり見切り30と平行となるように向
きを整えて澱粉糊等の接着剤を用いて壁面上部7Aに貼
着する。以後、順次巻取から壁紙Wを巻き出しつつ長手
方向Xが見切り30と平行になるようにして順次貼着し
て、壁面上部7Aを被覆していく。そして、壁面上部7
Aの所望の部分を全部被覆し終わった段階で壁紙Wをそ
の巻取から切り離す。
【0041】この手法を用いると、十分な長さの壁紙W
を用意すれば、水平方向には、貼り始めの地点と貼り終
わりと地点を除けば全く繋ぎ目は生じない。上下方向に
ついては、壁紙Wの幅が壁面上部7Aの上下方向の幅
(高さ)より広い場合は全く繋ぎ目はできない。すなわ
ち、この場合には、一回の貼着のみで壁面上部7Aの被
覆は完了し、また、繋ぎ目は上下方向、左右方向ともま
ったくできない。
【0042】また、壁紙Wの幅が壁面上部7Aの上下方
向の幅よりも小である場合は、上下方向の繋ぎ目(水平
方向に走行)ができ、また貼着も複数回である。しかし
ながら、壁紙の長手方向Xが上下方向として貼着する場
合よりも、貼着回数、繋ぎ目数とも大幅に削減でき、作
業時間、労力、外観ともに大幅に改善される。
【0043】例として、天井から床までの高さが240
0mm、パネル20の幅が360mm、見切り30と幅
木10とを合計した幅が80mm、壁面上部7Aの水平
方向の長さが11000mm、壁紙Wの幅が1240m
mの場合、以下のようになる。
【0044】1.長手方向Xが水平方向の場合; 〔パネル20が1枚で膝壁とした場合〕 壁面装飾パネルユニットで被覆されている部分の高さ
は、360+80=440(mm)、壁面上部7Aの高
さは2400−440=1960(mm)、そして、1
(段)×1240<1960<2(段)×1240、で
あるから、壁紙Wの貼着は上下方向に2回であり、水平
方向に走行する繋ぎ目は一本のみとなる。
【0045】〔パネル20が3枚で胸壁とした場合〕 壁面装飾パネルユニットで被覆されている部分の高さ
は、360×3(枚)+80=1160(mm)、壁面
上部7Aの高さは2400−1160=1240(m
m)、であるから、壁紙は1回の貼着のもとなり水平方
向に走行する繋ぎ目は生じない。
【0046】2.長手方向Xが鉛直方向の場合; パネル20が1枚で膝壁とした場合、及びパネル2
0が3枚で胸壁とした場合、のいずれの場合も、110
00÷1240=8.8であるから、壁紙Wの貼着は水
平方向に9回必要であり、鉛直方向に走行する繋ぎ目は
8本できてしまう。
【0047】また、前記と同様の壁面に幅が2000m
mの壁紙Wを貼着する場合は、 1.長手方向Xが水平方向の場合; パネル20が1枚で膝壁とした場合、及びパネル2
0が3枚で胸壁とした場合、のいずれの場合も、196
0<2000、であり、壁紙Wの貼着は1回で済み無駄
もない。
【0048】2.長手方向Xが鉛直方向の場合; パネル20が1枚で膝壁とした場合、及びパネル2
0が3枚で胸壁とした場合、のいずれの場合も、110
00÷2000=5.5であるから、壁紙Wの貼着は水
平方向に6回必要であり、鉛直方向に走行する繋ぎ目は
5本できてしまう。
【0049】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明の壁面装飾パネルユニットによれば、必要最小限の種
類のパネルを用いて、施工を簡単容易にしかも迅速に行
うことができるとともに、仕上がり高さを適宜変えるこ
とができて、壁面構成の多様化、美観の向上等を図れ、
装飾機能以外の機能も付加できるという優れた効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の壁面装飾パネルユニットを用いて装飾
壁の一つである腰壁を施工した例を示す斜視図。
【図2】図1に示される腰壁の部分分解斜視図。
【図3】本発明のパネルユニットに必要に応じて追加さ
れる横見切り(A)、入隅(B)、出隅(C)を示す斜
視図。
【図4】本発明のパネルユニットにより形成された装飾
壁にフックを付加した例を示す斜視図。
【図5】本発明のパネルユニットにより形成される腰壁
に手摺り機能を付加した例を示す斜視図。
【図6】本発明のパネルユニットを廊下の壁面に胸壁と
して施工した例を示す図。
【図7】本発明のパネルユニットをリビングルームに胸
壁として施工し、和室に膝壁として施工した例を示す
図。
【図8】本発明の壁面装飾パネルユニットの他の例を示
し、(A)は施工状態図、(B)は分解斜視図。
【図9】図8にパネルユニットの上部を拡大して示す分
解斜視図。
【図10】従来の壁面装飾パネルユニットを使用した装
飾壁(腰壁)の例を示す斜視図。
【符号の説明】
1、2…壁面装飾パネルユニット 10…幅木 20…パネル 21…雄実 22…雌実 30…見切り 40…入隅 45…出隅 50…裏パネル 51、52、53…受側凸部 60…幅木 70…パネル 80…見切り 62、72、82…押付凸部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁面の下部に取り付けられる幅木と、こ
    の幅木の上側にそれと平行に横向きに取り付けられる細
    長板材からなる1枚又は複数枚のパネルと、このパネル
    の上側にそれと平行に取り付けられる見切りとを備えた
    壁面装飾パネルユニット。
  2. 【請求項2】 前記パネルは、その長さが3500〜4
    000mmの範囲内で、その幅が250mm〜500m
    mの範囲内に設定されていることを特徴とする請求項1
    に記載の壁面装飾パネルユニット。
  3. 【請求項3】 前記パネルの幅方向で見た一方の端部に
    雄実、他方の端部に雌実が形成されていることを特徴と
    する請求項1又は2に記載の壁面装飾パネルユニット。
  4. 【請求項4】 前記見切りは、手摺りとして機能するよ
    うに、前記壁面に直交する方向の厚みが30mm以上と
    されていることを特徴とする請求項1に記載の壁面装飾
    パネルユニット。
  5. 【請求項5】 壁面の下部に幅木が取り付けられ、該幅
    木の上側にそれと平行に横向きに細長板材からなる1枚
    又は複数枚のパネルが取り付けられ、該パネルの上側に
    それと平行に見切りが取り付けられてなる、請求項1に
    記載の壁面装飾パネルユニットが用いられた、壁面の下
    端から所定の高さまでの壁面の部分を被覆する壁面仕上
    げ用装飾壁。
  6. 【請求項6】 長さが3500〜4000mmの範囲内
    で、幅が250mm〜500mmの範囲内にあり、か
    つ、幅方向で見た一方の端部に雄実、他方の端部に雌実
    が形成されてなる、壁面に横向きで取り付けられる壁面
    装飾用パネル。
  7. 【請求項7】 壁面に対接するように取り付けられる裏
    パネルと、この裏パネルの下部に取り付けられる幅木
    と、前記裏パネルにおける前記幅木の上側の部分にそれ
    と平行に取り付けられる1枚又は複数枚の表パネルと、
    前記裏パネルにおける前記表パネルの上側の部分にそれ
    と平行に取り付けられる見切りとを備え、前記裏パネル
    の表面側と前記幅木、表パネル及び見切りの裏面側と
    に、それら両者を係止すべく相互に嵌合せしめられる弾
    性係止手段が設けられていることを特徴とする壁面装飾
    パネルユニット。
  8. 【請求項8】 前記弾性係止手段は、前記裏パネルの表
    面側に設けられた複数の凹凸嵌合部付きの受側凸部と、
    前記幅木、表パネル及び見切りの裏面側にそれぞれ設け
    られた、前記受側凸部の凹凸嵌合部に嵌合せしめられる
    凹凸嵌合部付きの押付凸部とからなっていることを特徴
    とする請求項7に記載の壁面装飾パネルユニット。
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