JPH09280266A - トルク過負荷防止装置およびこの装置を用いた戸の電動開閉制御装置 - Google Patents

トルク過負荷防止装置およびこの装置を用いた戸の電動開閉制御装置

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JPH09280266A
JPH09280266A JP8086701A JP8670196A JPH09280266A JP H09280266 A JPH09280266 A JP H09280266A JP 8086701 A JP8086701 A JP 8086701A JP 8670196 A JP8670196 A JP 8670196A JP H09280266 A JPH09280266 A JP H09280266A
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door
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opening
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Yukihiro Uchida
幸博 内田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】入力側の回転トルクを常時安定して確実に伝達
する。 【解決手段】従動側摩擦体13の周方向の側部に形成さ
れ、上下方向に圧縮力が加えられない自由状態で外側に
湾曲状に膨出した円弧状膨出部13dにより、従動側摩
擦体13は安定したトルク保持力を有する。ピニオンギ
ヤ10の凹部10cに従動側摩擦体13の部分13eを
嵌合し、従動側摩擦体13の上に駆動側摩擦体14が固
定された押圧部材15を配設した状態で、ボルト16に
より従動側摩擦体13を押圧部材15とピニオンギヤ1
0との間に挟圧する。駆動側摩擦体14の面14aと従
動側摩擦体13の端面13fとは摩擦的に面接触する。
駆動側摩擦体14の回転トルクが許容限界トルクを超え
ると、従動側摩擦体13と駆動側摩擦体14との間に滑
りが生じる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動側の回転トル
クが許容限界トルクを超えたとき、この回転トルクを従
動側に伝達するのを防止するトルク過負荷防止装置の技
術分野、および病院、学校、オフィスビル、住宅建築物
あるいはその他一般の建築物等の建物における戸の開閉
制御装置の技術分野に属し、特に戸の開閉を電動モータ
により行うようになっている戸の開閉制御装置の技術分
野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】病院、学校、オフィスビル、住宅建築物
あるいはその他一般の建築物等の建物においては、人の
出入りや室内の換気等のために出入口や窓等の開口部が
設けられている。また、これらの開口部を開閉するため
に戸が設けられている。
【0003】ところで、このような戸の開閉は、一般に
手動で行われている場合が多い。このように戸の開閉が
手動で行われるようになっていると、例えば病院におい
ては、病人が窓や入口を開けたり閉めたりしたい場合
に、病人はいちいちベッドから起きて自ら窓の窓戸や入
口の入口戸を開閉するか、あるいは他人にこれらの戸の
開閉を依頼するかしなければならないという問題があ
る。このため、戸の開閉操作が煩わしいばかりでなく、
自分の希望するように戸の開閉を行うことができない場
合があった。
【0004】そこで、戸を電動モータにより開閉するよ
うにして遠隔操作により離れた場所からでも戸を開閉す
ることができるようにする戸の電動開閉装置が従来から
提案されている。この電動開閉装置によれば、戸の開閉
を手動で行わなくて済むようになるとともに、離れた場
所からも戸の開閉操作を行うことができるようになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、建物の戸の
開閉は日常繰り返し行われるばかりでなく長期間にわた
って繰り返し行われることになるので、戸はその開閉操
作時には常に滑らかにかつ安定して開閉されることが求
められる。
【0006】しかしながら、前述のような従来の電動開
閉装置においては、電動モータの回転トルクで歯車が回
転することにより、戸が開閉移動するようになっている
が、電動モータから歯車に加えられるトルクが安定して
いないため、従来の電動開閉装置では戸の開閉制御を滑
らかにかつ安定して行うことが難しく、前述の要求に十
分にかつ確実に応えることはできないという問題があ
る。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、入力側の回転トルクを常
時安定して確実に伝達することができるトルク過負荷防
止装置を提供することである。また、本発明の他の目的
は、戸の開閉操作時には常に滑らかにかつ安定して戸を
開閉することのできる戸の電動開閉制御装置を提供する
ことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、駆動側回転体と、従動側回転
体と、前記駆動側回転体に固着した駆動側摩擦体と、一
端側の面が前記駆動側摩擦体の摩擦面に摩擦係合されて
いるとともに他端側が前記従動側回転体に形成された凹
部に嵌合された状態で前記駆動側摩擦体と前記従動側回
転体との間に挟圧されている従動側摩擦体とを備え、前
記駆動側回転体の回転トルクが許容限界トルク以下のと
き、前記駆動側摩擦体の摩擦面と前記前記従動側回転体
の前記一端側の面との間に互いに滑りを生じさせないと
ともに、前記回転トルクが前記許容限界トルクを超える
とき、前記駆動側摩擦体の摩擦面と前記従動側回転体の
前記一端側の面との間に互いに滑りを生じさせるよう
に、前記駆動側摩擦体の摩擦面と前記従動側回転体の前
記一端側の面との間の摩擦係合力を設定しており、更に
前記従動側摩擦体の側部が上下方向に圧縮力が加えられ
ない自由状態で外方に湾曲して膨出した円弧状膨出部が
形成されていることを特徴としている。
【0009】また請求項2の発明は、前記従動側摩擦体
を挟圧する挟圧力を調節することにより、前記限界許容
トルクが種々調節されることを特徴としている。更に請
求項3の発明は、前記従動側摩擦体が硬度30のポリエ
チレン樹脂から形成されていることを特徴としている。
【0010】更に請求項4の発明は、請求項1ないし3
のいずれか1記載のトルク過負荷防止装置を備え、建物
の開口部に開閉可能に設けられた戸を電動により開閉制
御する戸の電動開閉制御装置であって、太陽電池と、太
陽電池によって発電された電気を蓄電するバックアップ
電源と、このバックアップ電源に蓄電された電気により
回転駆動される電動モータと、この電動モータを制御す
るコントロール部と、前記電動モータにより回転される
駆動側回転体と、前記従動側回転体であるピニオンギヤ
と、前記開口部の外枠に固定され前記ピニオンギヤの歯
と噛み合うラック歯を有するラック部材とを有し、前記
コントロール部は戸の開閉制御信号が入力されたとき、
前記電動モータを開方向または閉方向に回転駆動し、こ
の電動モータの回転駆動により前記ピニオンギヤが回転
することにより戸が開閉移動制御されることを特徴とし
ている。
【0011】更に請求項5の発明は、前記電動モータ、
前記バックアップ電源および前記コントロール部が前記
開口部周縁の筒状の枠部材内に収容支持されていること
を特徴としている。更に請求項6の発明は、前記開口部
が窓であり、前記戸が引き戸式の窓戸であり、前記枠部
材が前記窓戸の縦枠であることを特徴としている。
【0012】更に請求項7の発明は、前記電動モータが
前記縦枠内に嵌挿可能な支持部材に固定されており、前
記支持部材が楔状に形成された固定部材およびこの固定
部材を移動操作する移動操作部材を有し、前記支持部材
を前記縦枠内の所定位置に嵌挿し、前記移動操作部材を
操作して前記固定部材を移動することにより、固定部材
の楔効果により前記支持板と前記縦枠の側部に押圧し、
前記支持板を前記縦枠に固定することを特徴としてい
る。
【0013】
【作用】このような構成をした請求項1ないし3の発明
のトルク過負荷防止装置においては、駆動側摩擦体と従
動側摩擦体と従動側回転体とを単純に組み合わせるだけ
であり、簡易な構成で形成することができるようにな
る。したがって、トルク過負荷防止装置を機械的に超小
型化することが可能となる。
【0014】また、簡易な構成であることから、トルク
過負荷防止装置の組立や保守点検等を簡単に行うことが
できるようになる。更に、従動側摩擦体の周側部を外方
に湾曲膨出した円弧状膨出部を設けているので、従動側
摩擦体は安定したトルク保持力を有するようになる。こ
れにより、従動側回転体の回転駆動の制御を確実にかつ
安定して行うことができるようになる。
【0015】特に請求項2の発明においては、前記従動
側摩擦体を挟圧する挟圧力を適宜調節すれば、限界許容
トルクを種々の大きさに調節することができるようにな
る。
【0016】更に請求項4ないし7の戸の電動開閉制御
装置においては、電動および手動のいずれでも戸の開閉
を行うことができるようになる。その場合、戸をきわめ
てゆっくりと確実に開閉制御するようにしなければなら
ないが、このような場合にトルク過負荷防止装置におけ
る従動側摩擦体の円弧状膨出部の安定したトルク保持力
により、より効果的に戸の開閉制御を行うことができる
ようになる。
【0017】更に、電動による戸の開閉移動中にも、ト
ルク過負荷防止装置によりこの戸を手動で電動による戸
の開閉移動と反対方向に簡単に移動させることができ
る。しかも、手や指等が戸と開口部周縁の枠との間に挟
まれても、トルク過負荷防止装置により手や指等の負傷
を確実に防止することができるようになる。
【0018】特に、請求項5および6の発明において
は、電動モータが開口部周縁の枠内に確実に収容するこ
とができるので、窓戸の電動開閉制御装置を設けても建
物の開口部の外観を損なうことはない。
【0019】更に請求項7の発明によれば、電動モータ
およびトルク過負荷防止装置等を窓戸の縦枠に対してワ
ンタッチで取付け、取外しが可能となる。これにより、
これらの装置の取付け、取外しの作業性がきわめて良好
である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。図1ないし図8は、本発明によるト
ルク過負荷防止装置およびこの装置を用いた戸の電動開
閉制御装置の実施の形態の一例を示し、戸の電動開閉制
御装置を窓戸の開閉制御に適用した場合について示す図
である。
【0021】図1に示すように本例の戸の電動開閉制御
装置は、矩形環状の外枠1とこの外枠1内に開閉移動可
能に設けられ、それぞれ窓ガラス2a,3aを備えた引
違い戸式の左右の窓戸2,3を備えた窓4において右側
の窓戸3の開閉のために適用されている。この戸の電動
開閉制御装置を具体的に説明すると、外枠1の上端の室
内側には帯板状のラック部材5が外枠1の左右両側部に
わたって設けられており、図2に示すようにこのラック
部材5の窓戸2,3側にはラック歯5aを有するラック
レール5bが設けられている。
【0022】また、図1に示すように右側の窓戸3の窓
ガラス3aの上端部には、帯板状の太陽電池6が設けら
れている。この太陽電池6は受光面が窓4の外方に向く
ようにして配列されている。太陽電池としては、例えば
光電子工業研究所製のSSB-4-210S(最適出力電圧:3.6
V)を用いることができるが、これに限定されるもので
はなく、使用される電動モータ(後述)の消費電流に応
じて種々の太陽電池を用いることができる。
【0023】更に、図2および図3に示すように右側の
窓戸3の左端側の縦枠3b内には、電動モータ7、この
電動モータ7の出力軸7aに連結されたユニバーサルジ
ョイント8、およびこのユニバーサルジョイント8の従
動軸8aに連結された減速機9がそれぞれ同軸上に鉛直
方向に配設されている。更に、縦枠3bの上端から突出
した減速機9の出力が伝達される回転軸9aには、ラッ
クレール5bのラック歯5aと噛み合う歯10aを有す
るピニオンギヤ10がトルク過負荷防止機構11を介し
て設けられている。電動モータ7および減速機9は、後
述するように電動による窓戸3の開閉時に手動でも逆方
向に窓戸3の開閉を行うことができるようにするため、
電動モータ7および減速機9はきわめて小型に形成され
ていて縦枠3b内に収容可能となっている。
【0024】電動モータ7としては、例えば電源電圧
3.6ボルト、回転数4500rpm、消費電流500
mA(無負荷時)、発生トルク25g・cm(作動時)
の電動モータを用いることができるが、これに限定され
るものではなく、必要なトルクに対応できる種々の電動
モータを用いることができる。減速機7の減速率は、電
動モータ7の回転を窓戸3の開閉移動が比較的ゆっくり
と行われる程度に減速するように設定されている。
【0025】図4に詳細に示すように、ピニオンギヤ1
0はその中心部に軸方向に延設されている回転軸部10
bを回転軸9aが貫通するようにしてこの回転軸9aに
相対回動可能に嵌合されている。このピニオンギヤ10
は、回転軸9aに一体に設けられた受け板12に支持さ
れている。また回転軸9aおよび回転軸部10bには、
更に従動側摩擦体13が回転軸9aに対して相対回動可
能に嵌合されている。
【0026】図5(a)および(b)に示すように、こ
の従動側摩擦体13は、例えば硬度30のポリエチレン
樹脂の摩擦材からほぼ円筒状に形成されており、その中
心部に軸方向に貫通する段付孔13aが穿設されてい
る。この段付孔13aは、ピニオンギヤ10の回転軸部
10bに嵌合される大径孔13bと、回転軸9aの先端
部が嵌合される小径孔13cとからなっている。更に従
動側摩擦体13は、その周方向の側部が図5(b)で上
下方向に圧縮力が加えられない自由状態で外側に湾曲状
に膨出した円弧状膨出部13dとされている。そして、
図4に示すように従動側摩擦体13の大径孔13b側の
軸方向端から軸方向所定範囲の部分13eが、ピニオン
ギヤ10の回転軸部10bに隣接して形成されている断
面矩形状の凹部10cに嵌合されている。なお、従動側
摩擦体13の材料としては、前述のポリエチレン樹脂に
限定されるものではなく、所定の摩擦力が得られるもの
であれば、他の硬度のポリエチレン樹脂、ポリエチレン
樹脂以外の他の樹脂、あるいはクロロプレンゴム等のゴ
ム材等、どのような摩擦材を用いることもできる。
【0027】このように従動側摩擦体13周側部を湾曲
状に膨出した円弧状膨出部13dに形成することによ
り、従動側摩擦体13はアブソーバ機能を効果的に発揮
して、安定したトルク保持力を有するようになる。
【0028】図4に示すように従動側摩擦体13の上に
は、環状円板状の駆動側摩擦体14が固定された押圧部
材15が配設されている。駆動側摩擦体14の従動側摩
擦体13の端面13fに対向する面はこの端面13fに
摩擦的に面接触する摩擦面として形成されている。この
押圧部材15は、円形フランジ状の頭部15aとその中
央部から下方に延設された筒状の軸部15bとからなっ
ている。更に図6に詳細に示すように、頭部15aと軸
部15bとを軸方向に貫通する軸方向孔15cが穿設さ
れているとともに、軸部15bの端には軸方向に突出す
る一対の突出部15d,15dが設けられている。な
お、これらの突出部15d,15dの数は2個に限定さ
れるものではなく、適宜の数に設定することができる。
また、駆動側摩擦体14と押圧部材15とは一体に形成
することもできる。
【0029】一方、図6に明瞭に示すように回転軸9a
の端には、押圧部材15の突出部15d,15dが嵌合
される、突出部15d,15dと同数の凹嵌部9b,9b
が形成されている。その場合、突出部15d,15dが
凹嵌部9b,9bに嵌合された状態では、押圧部材15
の軸部15bと回転軸9aとは、互いに軸方向に相対摺
動可能となっているとともに相対回動不能となってい
る。
【0030】そして、図4に示すように駆動側摩擦体1
4が一体に固定された押圧部材15は、その軸部15b
をピニオンギヤ10の軸部10bおよび回転軸9aに嵌
合されかつその部分13eがピニオンギヤ10の凹部1
0cに嵌合された状態の従動側摩擦体13の小径孔13
cに嵌合させるとともに、軸部15bの先端の突出部1
5dを回転軸9aの凹嵌部9bに嵌合させ、かつ駆動側
摩擦体14と従動側摩擦体13とを面接触させた状態
で、ボルト16を押圧部材15の軸方向孔15cに挿通
するとともに回転軸9aの雌ねじに螺合することによ
り、回転軸9aに取り付けられている。その場合、回転
軸9aと押圧部材15とのそれぞれの対向端の間には、
所定の間隙αが設定されている。
【0031】このようにボルト16を回転軸9aに螺合
することにより、押圧部材15は駆動側摩擦体14を介
して従動側摩擦体13を図4において下方に押圧するの
で、ピニオンギヤ10と従動側摩擦体13とが所定の挟
圧力で挟圧されるようになる。この挟圧力により、従動
側摩擦体13の部分13eがピニオンギヤ10の凹部1
0cに強く圧接されるので、ピニオンギヤ10と従動側
摩擦体13とが実質的に一体に挙動すなわち回転するよ
うになる。また、駆動側摩擦体14の摩擦面14aと従
動側摩擦体13の端面13fとの間の摩擦力すなわち許
容限界トルクが、前述の挟圧力、従動側摩擦体13の摩
擦係数および駆動側摩擦体14の摩擦係数によって決定
される。
【0032】駆動側摩擦体14の回転トルクによる力が
この摩擦力以下のときは、駆動側摩擦体14と従動側摩
擦体13とは互いに滑ることなく駆動側摩擦体14の回
転トルクが従動側摩擦体13に伝達され、駆動側摩擦体
14と従動側摩擦体13およびピニオンギヤ10とは一
体に回転するようになっている。また駆動側摩擦体14
の回転トルクによる力がこの摩擦力を超えたときは、駆
動側摩擦体14と従動側摩擦体13との間に滑りが生じ
て、この摩擦力を超える大きさの駆動側摩擦体14の回
転トルクは従動側摩擦体13に伝達されなく、駆動側摩
擦体14が回転しても従動側摩擦体13およびピニオン
ギヤ10はこの摩擦力を超える大きさの回転トルクでは
回転しないようになっている。
【0033】そしてこの摩擦力は、後述するように窓戸
3の閉時に窓戸3と外枠1との間に手や指等が挟まれた
とき、これらの手や指等が負傷しなくしかも窓戸の開閉
移動が可能な程度の大きさに設定されている。
【0034】更にトルク過負荷防止機構11は、ピニオ
ンギヤ10、従動側摩擦体13および駆動側摩擦体14
を単に組み合わせているだけであるので、簡易な構成と
なり、トルク過負荷防止機構11がコンパクトになり、
機械的に超小型化することが可能となる。
【0035】図7に示すように、電動モータ7および減
速機9は、右側の窓戸3の縦枠3b内に嵌挿可能な1つ
の支持部材17に支持固定されることにより、電動モー
タ7、ユニバーサルジョイント8、減速機9およびトル
ク過負荷防止機構11が1つのユニットと形成されてい
る。また、支持部材17には楔状の固定部材18とこの
固定部材18を図7において上下方向に移動させるため
のねじからなる移動操作部材19とが設けられている。
固定部材18は上下移動される際、支持部材17に形成
されている斜面17aに沿ってガイドされるようになっ
ており、これにより固定部材18は矢印で示すように下
方に移動するときは同時に横方向にも移動するようにな
っている。移動操作部材19は支持部材17に螺合され
ていて回転されることにより支持部材17に対して相対
的に上下動するようになっている。この移動操作部材1
9の上下動により、固定部材18は上下動するようにさ
れている。
【0036】そして、移動操作部材19を回転させて固
定部材18を、前述のユニットが縦枠3bに嵌挿可能な
状態となる位置に設定した後、このユニットを縦枠3b
内に嵌挿しかつ上下方向所定位置すなわちピニオンギヤ
10の歯10aがラックレール5bの歯5aに確実に噛
み合う位置に位置決めし、この状態で移動操作部材19
を回転させて固定部材18を下動させることにより、こ
の固定部材18が横方向に移動して縦枠3bの一方の側
壁3b1に当接するとともに、支持部材17を横方向に
押圧して縦枠3bの側壁3b1に相対向する他方の側壁
3b2との間に挟圧してその楔効果により堅固に固定す
るようにしている。また、移動操作部材19を逆方向に
回転させて固定部材18を上動させて固定部材18によ
る支持部材17の横方向への押圧力を消滅することによ
り、支持部材17を縦枠3bから取り外すようにしてい
る。これにより、移動操作部材19を単に回転操作する
だけで、ワンタッチで前述のユニットの縦枠3bへの取
付け、取外しを簡単に行うことができるようになってい
る。ユニットが縦枠3bに取り付けられたときは、ピニ
オンギヤ10の歯10aがラックレール5bの歯5aに
噛み合った状態になっている。
【0037】図3に示すように、電動モータ7はマイク
ロコンピュータを有するコントロール部20に電気的に
接続され、更にコントロール部20は電動ロック装置2
1を介してバックアップ電源22に電気的に接続されて
いる。このバックアップ電源22は図示しないが前述の
太陽電池6に電気的に接続されており、太陽電池6によ
って発電された電気がバックアップ電源22に蓄電され
るようになっている。バックアップ電源22としては、
充電時間3〜4時間(晴天時)のニッカド電池のバッテ
リを用いることができるが、これに限定されるものでは
なく、電動モータの消費電流に対応できる種々のバッテ
リーを用いることができる。これらコントロール部2
0、電動ロック装置21およびバックアップ電源22
は、ともに右側窓戸3の縦枠3b内に収容固定されてい
る。そして、バックアップ電源22に蓄電された電力に
より電動モータ7および電動ロック装置21の図示しな
い電動モータがそれぞれコントロール部20で制御され
ながら駆動されるようになっている。なお、図3中の2
1aは手動により窓戸2,3を閉状態にロックするロッ
クレバーである。
【0038】なお、前述の電動モータ、減速機、支持部
材17、コントロール部20、電動ロック装置21およ
びバックアップ電源22は、ともに既存の窓戸の縦枠内
にも収容できる大きさに設定されている。
【0039】更に図1に示すように、この例の戸の電動
開閉制御装置には、右側の窓戸3の開閉をリモートコン
トロールするためのリモコン発信器23が準備されてい
るとともに、縦枠3bにこのリモコン発信器23からの
操作指令信号を受信するリモコン受信器24が設けられ
ている。このリモコン受信器24は図示しないがコント
ロール部20に電気的に接続されている。そして、リモ
コン発信器23からの操作指令信号により、コントロー
ル部20が電動モータ7の駆動を制御するようになって
いる。なお、このリモコン発信器23には、電動ロック
装置21の電動モータの駆動を制御する操作釦も設けら
れている。
【0040】更に図8に示すように、右側の窓戸3の窓
ガラス3aの上端部における室外側の面に雨の滴を検知
する雨滴センサ25と、外の明るさを検知する明度セン
サ26とが設けられており、これらの雨滴センサ25お
よび明度センサ26は図示しないがともにコントロール
部20に電気的に接続されている。そして、雨滴センサ
25が雨滴を検知すると、雨滴センサ25からの検知信
号により、コントロール部20が電動モータ7の駆動を
制御するようになっているとともに、明度センサ26が
外の明るさを検知すると、明度センサ26の検知信号に
より、コントロール部20が電動モータ7の駆動を制御
するようになっている。なお図示しないが、雨滴センサ
25および明度センサ26からの各検知信号により電動
モータ7の制御を禁止するようにするために、これらの
制御禁止操作釦が例えばリモコン発信器23等に設けら
れている。
【0041】このように構成された本例の戸の電動開閉
制御装置においては、通常時には太陽の明かりで太陽電
池6が発電し、その電気がバックアップ電源22に蓄電
される。そして、左右の窓戸2,3が窓4を閉めている
状態で窓4を開けたいときは、まずリモコン発信器23
の電動ロック装置21の操作釦を押すことにより、バッ
クアップ電源22の蓄電された電力で電動ロック装置2
1の電動モータが駆動制御されて窓戸2,3のロックが
解除される(なお、窓戸2,3のロックが解除されてい
るときはこの操作は不要であることは言うまでもな
い)。
【0042】次に、リモコン発信器23の窓開き操作釦
を押すことにより、バックアップ電源22の電力で電動
モータ7が開き方向に回転駆動される。この電動モータ
7の回転駆動力がユニバーサルジョイント8を介して減
速機9に伝達されるとともに、この減速機9により電動
モータ7の回転駆動力が所定の速度に減速されて駆動側
摩擦体14に伝達される。更に駆動側摩擦体14に伝達
された回転駆動力は、駆動側摩擦体14と摩擦係合して
いる従動側摩擦体13を介してピニオンギヤ10に伝達
されるので、ピニオンギヤ10が同速度で回転する。こ
のとき、従動側摩擦体13はその安定したトルク保持力
により、回転駆動力は安定して確実にピニオンギヤ10
に伝達されるようになる。
【0043】すると、ピニオンギヤ10の歯10aとラ
ックレール5bの歯5aとが互いに噛み合っているの
で、このピニオンギヤ10の回転により、ピニオンギヤ
10がラックレール5bに沿って開き方向に移動するよ
うになる。これにより、右側の窓戸3が開き方向に移動
し、窓4が開けられる。そして、窓4の所望の開閉量に
なったとき、リモコン発信器23の窓開き操作釦を離す
と、電動モータ7の駆動が停止し、窓戸3はそのときの
移動位置に停止する。こうして、電動により窓戸3を開
方向に移動させることにより、窓4は所望の開閉量に確
実に開けられるようになる。
【0044】また窓4を閉めるときは、リモコン発信器
23の窓閉じ操作釦を押すことにより、電動モータ7を
逆の閉じ方向に回転駆動する。この電動モータ7の回転
駆動力が前述の窓開き時の場合と同様にしてピニオンギ
ヤ10に伝達され、ピニオンギヤ10が閉じ方向に回転
する。これにより、前述と同様にしてピニオンギヤ10
がラックレール5bに沿って閉じ方向に移動するので、
窓戸3が閉じ方向に移動する。窓戸3の端が外枠1に当
たって窓4が完全に閉まったとき、リモコン発信器23
の窓閉じ操作釦を離すと、電動モータ7の駆動が停止す
る。こうして、電動により窓戸3を閉方向に移動させる
ことにより、窓4は確実に閉じられるようになる。
【0045】窓戸3の開閉移動時に、例えば窓戸3と外
枠1との間に手や指等が挟まれたとき等何らかの原因で
電動モータ7の回転駆動力が通常時より大きくなった場
合には、駆動側摩擦体14の回転トルクによる力が駆動
側摩擦体14と従動側摩擦体13との間の摩擦力を超え
るので、駆動側摩擦体14と従動側摩擦体13との間に
滑りが生じて、この摩擦力以上の駆動側摩擦体14の回
転トルクは従動側摩擦体13に伝達されない。したがっ
て、この摩擦力以上の回転トルクでピニオンギヤ10は
回転しなく、これらの手や指等の負傷が防止されるとと
もに、電動モータ7の過負荷が防止され、電動モータ7
の焼損を防止することができる。
【0046】次に手動により窓戸3を開閉する場合のつ
いて説明する。この場合には、従来と同様に単に手で窓
戸3を開閉移動させればよい。その場合、窓戸3の開閉
移動時にピニオンギヤ10等が回転するようになるが、
戸の電動開閉制御装置の各構成部材が比較的小さいの
で、この回転に伴う抵抗はきわめて小さく、戸の電動開
閉制御装置を備えていない従来の窓戸とほとんど同じ開
閉操作力で窓戸3を開閉することができるようになる。
【0047】更に窓戸3の電動開閉移動時に、手動によ
り窓戸3を電動による移動と逆方向に移動操作を行うよ
うな場合について説明する。例えば電動により窓戸3を
閉方向に移動させているときに、手動で窓戸3を開方向
に移動させようとする場合には、駆動側摩擦体14の回
転トルクによる力が駆動側摩擦体14と従動側摩擦体1
3との間の摩擦力を超えるので、駆動側摩擦体14と従
動側摩擦体13との間に滑りが生じる。これにより、電
動モータ7が閉方向に回転駆動していても、手動により
窓戸3が確実に開方向に移動するようになる。また電動
により窓戸3を開方向に移動させているときに、手動で
窓戸3を閉方向に移動させようとする場合にも、前述と
同様に手動により窓戸3が確実に閉方向に移動するよう
になる。
【0048】次に、リモコン発信器23等の制御禁止操
作釦の操作により、雨滴センサ25および明度センサ2
6からの各検知信号による電動モータ7の制御を可能に
設定した状態で窓戸3を開けているときに、雨が降って
くると、雨滴センサ25が雨を検知して検知信号をコン
トロール部20に出力する。これにより、電動モータ7
が閉方向に回転駆動されるので、前述と同様に窓戸3は
閉方向に移動させられ、窓4が閉じられる。また雨が止
むと、雨滴センサ25が雨を検知しないので検知信号を
出力しなくなる。これにより、コントロール部20は電
動モータ7を再び開方向に回転駆動し、窓戸3は開方向
に移動させられ、窓4が開けられる。
【0049】同様に、リモコン発信器23等の制御禁止
操作釦の操作により、雨滴センサ25および明度センサ
26からの各検知信号による電動モータ7の制御を可能
に設定した状態で窓戸3を開けているときに、夕方で外
が暗くなってくると、明度センサ26がその薄暗くなっ
た明かりを検知して検知信号をコントロール部20に出
力する。これにより、電動モータ7が閉方向に回転駆動
されるので、前述と同様に窓戸3は閉方向に移動させら
れ、窓4が閉じられる。また朝になって外が明るくなる
と、明度センサ26がこの明るさを検知して検知信号を
出力する。これにより、コントロール部20は電動モー
タ7を開方向に回転駆動し、窓戸3は開方向に移動させ
られ、窓4が開けられる。
【0050】これらの雨滴センサ25および明度センサ
26からの各検知信号による窓戸3の開閉制御は自動的
に行われるようになるので、室内に居る人の意に反して
窓戸3の開閉が行われるようになる。このため、所望に
応じて上記各検知信号による窓戸3の開閉制御を禁止す
るような場合には、リモコン発信器23等の制御禁止操
作釦の操作により、雨滴センサ25および明度センサ2
6からの各検知信号による電動モータ7の制御を禁止す
るように設定する。これにより、窓戸3の開閉は雨滴セ
ンサ25および明度センサ26からの各検知信号によっ
ては行われなくなる。
【0051】このように本例の戸の電動開閉制御装置の
トルク過負荷防止機構11によれば、トルク過負荷防止
機構11を簡易な構成で形成することができるようにな
る。したがって、トルク過負荷防止機構11を機械的に
超小型化することが可能となる。また、簡易な構成であ
ることから、トルク過負荷防止機構11の組立や保守点
検等を簡単に行うことができるようになる。しかも、ボ
ルト16で回転軸9aと押圧部材15との間の間隙αを
適宜調節することにより、種々のトルクに調整すること
が簡単にできるようになる。更に、従動側摩擦体13の
周側部を外方に湾曲膨出した円弧状膨出部13dを設け
て安定したトルク保持力を有するようにしているので、
ピニオンギヤ10の回転駆動の制御を確実にかつ安定し
て行うことができるようになる。したがって、きわめて
ゆっくりと確実に、しかも滑らかに窓戸3の開閉移動を
行う場合には、この円弧状膨出部13dの安定したトル
ク保持力により、より効果的に窓戸3の開閉移動を行う
ことができるようになる。
【0052】更に、本例の戸の電動開閉制御装置によれ
ば、電動および手動のいずれでも窓戸3の開閉を行うこ
とができるとともに、雨滴センサ25および明度センサ
26からの各検知信号により、窓戸3の開閉移動を自動
的に行うことができるようになる。また電動による窓戸
3の開閉移動中にも、トルク過負荷防止機構11によ
り、この窓戸3を手動で電動による窓戸3の開閉移動と
反対方向に簡単に移動させることができる。しかも、手
や指等が窓戸3と外枠1との間に挟まれても、トルク過
負荷防止機構11により手や指等の負傷を確実に防止す
ることができるようになる。
【0053】更に本例の戸の電動開閉制御装置によれ
ば、電動モータ7、減速機9およびトルク過負荷防止機
構11等を窓戸3の縦枠3bに対してワンタッチで取付
け、取外しが可能であるので、取付け、取外しの作業性
がきわめて良好である。しかも、電動モータ7、減速機
9を小型にできることから、縦枠3b内に確実に収容す
ることができるので、戸の電動開閉制御装置を設けても
窓4の外観を損なうことはない。
【0054】図9(a),(b)は本発明のトルク過負
荷防止装置の実施の形態の他の例を示す図5(a),
(b)と同様の図である。なお、前述の例と同じ構成要
素には同じ符号を付すことにより、その詳細な説明は省
略する。
【0055】前述の図5(a),(b)に示す例では、
従動側摩擦体13の大径孔13bの径を等しく設定して
いるが、図9(a),(b)に示すように本例では、従
動側摩擦体13の大径孔13bの径をその開口端に向か
って大きくなるように設定している。したがって、ピニ
オンギヤ10の凹部10cに嵌合される従動側摩擦体1
3の部分13eは、楔状に形成される。なお図示しない
が、楔状の部分13eが嵌合される凹部10cも、断面
台形状すなわち楔状に形成する。このように従動側摩擦
体13の部分13eを楔状に形成した場合には、楔効果
により従動側摩擦体13とピニオンギヤ10との間の係
合が堅固になる。しかし、この例では従動側摩擦体13
の部分13eの肉厚が若干小さくなるので、前述の図5
(a),(b)の従動側摩擦体13の強度の方が大き
い。
【0056】なお、前述の実施の形態の例ではいずれも
引き違い窓戸2,3の窓4に本発明を適用するものとし
ているが、本発明はこれに限定されるものではなく、窓
以外の例えば出入口等の建物の他の開口部にも適用する
ことができるとともに、引き違い戸以外に片引き戸、開
き戸あるいはアコーディオンドア等の戸にも適用するこ
とができる。
【0057】また、電動による窓戸3の開閉を行うため
の固定スイッチを外枠あるいは室内の壁等に設け、リモ
コンスイッチの他に固定スイッチによっても窓戸3の開
閉を行うことができるようにすることもできる。
【0058】更に、電動モータ7、コントロール部2
0、バックアップ電源22等を窓戸3の縦枠3b内に設
けるようにしているが、外観を特に気にしなくてもよい
場合等には、これらを縦枠3b外面に設けるようにする
こともできる。
【0059】更に、前述の実施の形態の例ではいずれも
窓戸3側に電動モータ7、トルク過負荷機構11、コン
トロール部20、バックアップ電源22等を設けかつ外
枠1側にラック部材5を設けるようにしているが、逆に
窓戸3側にラック部材5を設けかつ外枠1側に電動モー
タ7、トルク過負荷機構11、コントロール部20、バ
ックアップ電源22等を設けるようにすることもでき
る。その場合、外枠1に電動モータ7等の隠し板を設け
れば、外観を良好に保持することができる。
【0060】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1ないし3の発明のトルク過負荷防止装置によれば、簡
易な構成で形成することができるようにしているので、
トルク過負荷防止装置を機械的に超小型化することが可
能となる。また、簡易な構成であることから、トルク過
負荷防止装置の組立や保守点検等を簡単に行うことがで
きる。
【0061】更に、従動側摩擦体の周側部を外方に湾曲
膨出した円弧状膨出部を設けて従動側摩擦体に安定した
トルク保持力を有するようにしているので、従動側回転
体の回転駆動の制御を確実にかつ安定して行うことがで
きる。特に請求項2の発明によれば、従動側摩擦体を挟
圧する挟圧力を適宜調節することにより、限界許容トル
クを種々の大きさに調節することができる。
【0062】更に請求項4ないし7の戸の電動開閉制御
装置によれば、電動および手動のいずれでも戸の開閉を
行うことができる。しかも、戸をきわめてゆっくりと確
実に開閉制御するようにする場合に、トルク過負荷防止
装置における従動側摩擦体の円弧状膨出部の安定したト
ルク保持力により、より効果的に戸の開閉制御を行うこ
とができる。
【0063】更に、電動による戸の開閉移動中にも、ト
ルク過負荷防止装置によりこの戸を手動で電動による戸
の開閉移動と反対方向に簡単に移動させることができ
る。しかも、手や指等が戸と開口部周縁の枠との間に挟
まれても、トルク過負荷防止装置により手や指等の負傷
を確実に防止することができるようになる。
【0064】特に、請求項5および6の発明によれば、
電動モータが開口部周縁の枠内に収容しているので、窓
戸の電動開閉制御装置を設けても建物の開口部の外観を
良好に保持することができる。
【0065】更に請求項7の発明によれば、電動モータ
およびトルク過負荷防止装置等を窓戸の縦枠に対してワ
ンタッチで取付け、取外しが可能となる。これにより、
これらの装置の取付け、取外しの作業性をきわめて良好
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による戸の電動開閉制御装置が適用さ
れている窓の斜視図である。
【図2】 図1におけるII-II線に沿う断面図である。
【図3】 図1に示す窓に適用されている戸の電動開閉
制御装置の基本構成を模式的に示す図である。
【図4】 図3に示す戸の電動開閉制御装置に用いられ
ているトルク過負荷防止装置の拡大断面図である。
【図5】 図4に示すトルク過負荷防止装置に用いられ
ている従動側摩擦体を示し、(a)はその正面図、
(b)は(a)におけるVB-VB線に沿う断面図である。
【図6】 電動モータ出力側の回転軸と駆動側摩擦体と
の間の係合関係を説明する部分斜視図である。
【図7】 電動モータ、減速機およびトルク過負荷防止
装置の窓戸の縦枠に対する取付け、取外しを説明する図
である。
【図8】 雨滴センサおよび明度センサの取付位置を示
す図である。
【図9】 本発明の実施の形態の他の例の従動側摩擦体
を示し、(a)はその正面図、(b)は(a)における
IXB-IXB線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1…外枠、2…左側の窓戸、3…右側の窓戸、3a…右
側の窓ガラス、4…窓、5…ラック部材、5a…ラック
の歯、5b…ラックレール、6…太陽電池、7…電動モ
ータ、9…減速機、10…ピニオンギヤ、11…トルク
過負荷防止機構、12…受け板、13…従動側摩擦体、
13a…大径孔、13c…小径孔、13d…円弧状膨出
部、13…面、14…駆動側摩擦体、14a…摩擦面、
15…押圧部材、17…支持部材、18…固定部材、1
9…移動操作部材、20…コントロール部、22…バッ
クアップ電源、23…リモコン発信器、24…リモコン
受信器、25…雨滴センサ、26…明度センサ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年4月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動側回転体と、従動側回転体と、前記
    駆動側回転体に固着した駆動側摩擦体と、一端側の面が
    前記駆動側摩擦体の摩擦面に摩擦係合されているととも
    に他端側が前記従動側回転体に形成された凹部に嵌合さ
    れた状態で前記駆動側摩擦体と前記従動側回転体との間
    に挟圧されている従動側摩擦体とを備え、前記駆動側回
    転体の回転トルクが許容限界トルク以下のとき、前記駆
    動側摩擦体の摩擦面と前記前記従動側回転体の前記一端
    側の面との間に互いに滑りを生じさせないとともに、前
    記回転トルクが前記許容限界トルクを超えるとき、前記
    駆動側摩擦体の摩擦面と前記従動側回転体の前記一端側
    の面との間に互いに滑りを生じさせるように、前記駆動
    側摩擦体の摩擦面と前記従動側回転体の前記一端側の面
    との間の摩擦係合力を設定しており、更に前記従動側摩
    擦体の側部が上下方向に圧縮力が加えられない自由状態
    で外側に湾曲して膨出した円弧状膨出部が形成されてい
    ることを特徴とするトルク過負荷防止装置。
  2. 【請求項2】 前記従動側摩擦体を挟圧する挟圧力を調
    節することにより、前記限界許容トルクが種々調節され
    ることを特徴とする請求項1記載のトルク過負荷防止装
    置。
  3. 【請求項3】 前記従動側摩擦体は硬度30のポリエチ
    レン樹脂から形成されていることを特徴とする請求項1
    記載のトルク過負荷防止装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1記載のト
    ルク過負荷防止装置を備え、建物の開口部に開閉可能に
    設けられた戸を電動により開閉制御する戸の電動開閉制
    御装置であって、太陽電池と、太陽電池によって発電さ
    れた電気を蓄電するバックアップ電源と、このバックア
    ップ電源に蓄電された電気により回転駆動される電動モ
    ータと、この電動モータを制御するコントロール部と、
    前記電動モータにより回転される駆動側回転体と、前記
    従動側回転体であるピニオンギヤと、前記開口部の外枠
    に固定され前記ピニオンギヤの歯と噛み合うラック歯を
    有するラック部材とを有し、前記コントロール部は戸の
    開閉制御信号が入力されたとき、前記電動モータを開方
    向または閉方向に回転駆動し、この電動モータの回転駆
    動により前記ピニオンギヤが回転することにより戸が開
    閉移動制御されることを特徴とする戸の開閉制御装置。
  5. 【請求項5】 前記電動モータ、前記バックアップ電源
    および前記コントロール部が前記開口部周縁の筒状の枠
    部材内に収容支持されていることを特徴とする請求項4
    記載の戸の開閉制御装置。
  6. 【請求項6】 前記開口部は窓であり、前記戸は引き戸
    式の窓戸であり、前記枠部材は前記窓戸の縦枠であるこ
    とを特徴とする請求項5記載の戸の開閉制御装置。
  7. 【請求項7】 前記電動モータは前記縦枠内に嵌挿可能
    な支持部材に固定されており、前記支持部材は楔状に形
    成された固定部材およびこの固定部材を移動操作する移
    動操作部材を有し、前記支持部材を前記縦枠内の所定位
    置に嵌挿し、前記移動操作部材を操作して前記固定部材
    を移動することにより、固定部材の楔効果により前記支
    持板と前記縦枠の側部に押圧し、前記支持板を前記縦枠
    に固定することを特徴とする請求項6記載の戸の開閉制
    御装置。
JP8086701A 1996-04-09 1996-04-09 トルク過負荷防止装置およびこの装置を用いた戸の電動開閉制御装置 Pending JPH09280266A (ja)

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