JPH09280325A - シルクハット型撓み噛み合い式歯車装置 - Google Patents
シルクハット型撓み噛み合い式歯車装置Info
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- JPH09280325A JPH09280325A JP9782496A JP9782496A JPH09280325A JP H09280325 A JPH09280325 A JP H09280325A JP 9782496 A JP9782496 A JP 9782496A JP 9782496 A JP9782496 A JP 9782496A JP H09280325 A JPH09280325 A JP H09280325A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 シルクハット型撓み噛み合い式歯車装置の可
撓性外歯歯車を装置ハウジング等に取り付ける取付け部
分を改良すること。 【解決手段】 シルクハット型撓み噛み合い式歯車装置
1は、第1および第2の端板2、3の間に配置したクロ
スローラベアリング4によってこれらが相対回転可能と
なっている。クロスローラベアリング4の内輪41の内
周面には、剛性内歯歯車が一体形成されている。この内
輪41は第1の端板2の側に直接に締結固定されてい
る。クロスローラベアリングの外輪44の端面には環状
溝44aが形成されており、ここに、シルクハット形状
の可撓性外歯歯車の環状ボス17が丁度嵌まり込み、接
着剤、溶接等によって接合されている。この外輪44は
ボルト81によって、第2の端板3の側に締結固定され
ている。環状ボス17が予め外輪44(装置ハウジン
グ)の側に接合されているので、これらを結合するため
のボルト、ボルト孔、これあを締結する組立工程が不要
となる。また、環状ボス17の製造誤差が組み付け誤差
となって現れることもない。
撓性外歯歯車を装置ハウジング等に取り付ける取付け部
分を改良すること。 【解決手段】 シルクハット型撓み噛み合い式歯車装置
1は、第1および第2の端板2、3の間に配置したクロ
スローラベアリング4によってこれらが相対回転可能と
なっている。クロスローラベアリング4の内輪41の内
周面には、剛性内歯歯車が一体形成されている。この内
輪41は第1の端板2の側に直接に締結固定されてい
る。クロスローラベアリングの外輪44の端面には環状
溝44aが形成されており、ここに、シルクハット形状
の可撓性外歯歯車の環状ボス17が丁度嵌まり込み、接
着剤、溶接等によって接合されている。この外輪44は
ボルト81によって、第2の端板3の側に締結固定され
ている。環状ボス17が予め外輪44(装置ハウジン
グ)の側に接合されているので、これらを結合するため
のボルト、ボルト孔、これあを締結する組立工程が不要
となる。また、環状ボス17の製造誤差が組み付け誤差
となって現れることもない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シルクハット形の
可撓性外歯歯車を備えた撓み噛み合い式歯車装置におい
て、シルクハット形の可撓性外歯歯車を装置ハウジング
等に取り付ける取付け構造の改良に関するものである。
可撓性外歯歯車を備えた撓み噛み合い式歯車装置におい
て、シルクハット形の可撓性外歯歯車を装置ハウジング
等に取り付ける取付け構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】撓み噛み合い式歯車装置としては、その
可撓性外歯歯車がシルクハット形状をしたものが知られ
ている。この形状をした可撓性外歯歯車は、円筒状の胴
部と、その一端側から半径方向の外側に広がっている環
状のダイヤフラムと、このダイヤフラムの外周端に連続
している環状ボスと、胴部の他方の開口端の外周に形成
された外歯から構成されている。
可撓性外歯歯車がシルクハット形状をしたものが知られ
ている。この形状をした可撓性外歯歯車は、円筒状の胴
部と、その一端側から半径方向の外側に広がっている環
状のダイヤフラムと、このダイヤフラムの外周端に連続
している環状ボスと、胴部の他方の開口端の外周に形成
された外歯から構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本願人は、先に、シル
クハット型撓み噛み合い式歯車装置の小型コンパクトに
構成可能な構造を提案している。特に、その長さ(軸線
方向の寸法)を短くすることの可能な偏平型撓み噛み合
い式歯車装置を提案している。例えば、特願平7−12
0957号の明細書においてこのような装置を提案して
いる。
クハット型撓み噛み合い式歯車装置の小型コンパクトに
構成可能な構造を提案している。特に、その長さ(軸線
方向の寸法)を短くすることの可能な偏平型撓み噛み合
い式歯車装置を提案している。例えば、特願平7−12
0957号の明細書においてこのような装置を提案して
いる。
【0004】本発明の課題は、一般的な形状のシルクハ
ット型撓み噛み合い式歯車装置および上記のような本願
人が提案している形式のシルクハット型撓み噛み合い式
歯車装置において、そのシルクハット形の可撓性外歯歯
車を装置ハウジング等に取り付けるための取付け部分を
改良することにある。
ット型撓み噛み合い式歯車装置および上記のような本願
人が提案している形式のシルクハット型撓み噛み合い式
歯車装置において、そのシルクハット形の可撓性外歯歯
車を装置ハウジング等に取り付けるための取付け部分を
改良することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、環状の剛性内
歯歯車と、この内側に配置された可撓性外歯歯車と、こ
の可撓性外歯歯車を半径方向に撓めて前記剛性内歯歯車
に対して部分的に噛み合わせると共に、当該噛み合わせ
位置を周方向に移動させる波動発生器とを有し、前記可
撓性外歯歯車として、円筒状の胴部と、この胴部の一方
の開口端側の外周面に形成された外歯と、この胴部にお
ける他方の開口端に連続して半径方向の外側に向けて広
がっている環状のダイヤフラムと、このダイヤフラムの
外周縁に連続した厚肉の環状ボスを備えたシルクハット
形のものが採用されているシルクハット型撓み噛み合い
式歯車装置において、次のようにして、前記可撓性外歯
歯車を装置ハウジング等の固定側の部材あるいは、出力
側の部材に連結している。すなわち、前記可撓性外歯歯
車の環状ボスが連結される固定側の部材あるいは出力側
の部材に対して、前記環状ボスを、溶着、接着等により
接合している。ここで、本明細書において「接合」とい
う用語は、締結ボルト等の締結金具を使用しないことを
意味している。
歯歯車と、この内側に配置された可撓性外歯歯車と、こ
の可撓性外歯歯車を半径方向に撓めて前記剛性内歯歯車
に対して部分的に噛み合わせると共に、当該噛み合わせ
位置を周方向に移動させる波動発生器とを有し、前記可
撓性外歯歯車として、円筒状の胴部と、この胴部の一方
の開口端側の外周面に形成された外歯と、この胴部にお
ける他方の開口端に連続して半径方向の外側に向けて広
がっている環状のダイヤフラムと、このダイヤフラムの
外周縁に連続した厚肉の環状ボスを備えたシルクハット
形のものが採用されているシルクハット型撓み噛み合い
式歯車装置において、次のようにして、前記可撓性外歯
歯車を装置ハウジング等の固定側の部材あるいは、出力
側の部材に連結している。すなわち、前記可撓性外歯歯
車の環状ボスが連結される固定側の部材あるいは出力側
の部材に対して、前記環状ボスを、溶着、接着等により
接合している。ここで、本明細書において「接合」とい
う用語は、締結ボルト等の締結金具を使用しないことを
意味している。
【0006】本発明を適用可能なシクルハット型撓み噛
み合い式歯車装置としては、上記の構成に加えて、前記
波動発生器に固着されていると共に当該波動発生器を貫
通して装置軸線方向に延びている入力軸と、前記可撓性
外歯歯車の円筒状胴部の外周に配置されたベアリングと
を有するものを挙げることができる。この場合には、当
該ベアリングの外輪が前記固定側の部材あるいは前記出
力側の部材となる。したがって、当該外輪に対して前記
可撓性外歯歯車の環状ボスが接合され、前記ベアリング
の内輪には前記剛性内歯歯車が固着される。
み合い式歯車装置としては、上記の構成に加えて、前記
波動発生器に固着されていると共に当該波動発生器を貫
通して装置軸線方向に延びている入力軸と、前記可撓性
外歯歯車の円筒状胴部の外周に配置されたベアリングと
を有するものを挙げることができる。この場合には、当
該ベアリングの外輪が前記固定側の部材あるいは前記出
力側の部材となる。したがって、当該外輪に対して前記
可撓性外歯歯車の環状ボスが接合され、前記ベアリング
の内輪には前記剛性内歯歯車が固着される。
【0007】さらに、この構成の装置をユニット化した
ものとしては、装置軸線方向の両端に位置する第1の端
板および第2の端板を有し、これらの端板の間に、前記
可撓性外歯歯車と前記環状の剛性内歯歯車と前記波動発
生器が配置され、前記入力軸がこれら第1および第2の
端板によって回転自在に支持された構成を挙げることが
できる。この構成の場合には、前記可撓性外歯歯車の環
状ボスが接合されている前記ベアリングの外輪が、前記
第2の端板に固着される。また、前記ベアリングの内輪
は前記剛性内歯歯車と共に前記第1の端板に固着され
る。
ものとしては、装置軸線方向の両端に位置する第1の端
板および第2の端板を有し、これらの端板の間に、前記
可撓性外歯歯車と前記環状の剛性内歯歯車と前記波動発
生器が配置され、前記入力軸がこれら第1および第2の
端板によって回転自在に支持された構成を挙げることが
できる。この構成の場合には、前記可撓性外歯歯車の環
状ボスが接合されている前記ベアリングの外輪が、前記
第2の端板に固着される。また、前記ベアリングの内輪
は前記剛性内歯歯車と共に前記第1の端板に固着され
る。
【0008】ここで、前記第1および第2の端板のいず
れか一方の代わりに、前記入力軸に連結されるモータの
ハウジングを直付けしてもよい。また、前記ベアリング
としては、クロスローラベアリングを採用することが望
ましい。
れか一方の代わりに、前記入力軸に連結されるモータの
ハウジングを直付けしてもよい。また、前記ベアリング
としては、クロスローラベアリングを採用することが望
ましい。
【0009】このように構成した本発明のシルクハット
型撓み噛み合い式歯車装置では、可撓性外歯歯車のボス
が溶接あるいは接着剤によって、固定側あるいは出力側
の部材に接合されている。従来のように、仮止め用ボル
トを用いて固定側あるいは出力側の部材に固定する場合
には、ボスの部分の加工精度が取付け精度に影響を与え
る。また、可撓性外歯歯車を取り付けるために仮止め用
ボルトが必要であり、そのためのボルト孔の加工も必要
である。さらには、仮止め用ボルトを外すと、各部材は
ばらけてしまうので、ユーザの側は取扱いにくい場合も
ある。しかし、本発明の構成を採用すれば、このようは
弊害を解消できる。
型撓み噛み合い式歯車装置では、可撓性外歯歯車のボス
が溶接あるいは接着剤によって、固定側あるいは出力側
の部材に接合されている。従来のように、仮止め用ボル
トを用いて固定側あるいは出力側の部材に固定する場合
には、ボスの部分の加工精度が取付け精度に影響を与え
る。また、可撓性外歯歯車を取り付けるために仮止め用
ボルトが必要であり、そのためのボルト孔の加工も必要
である。さらには、仮止め用ボルトを外すと、各部材は
ばらけてしまうので、ユーザの側は取扱いにくい場合も
ある。しかし、本発明の構成を採用すれば、このようは
弊害を解消できる。
【0010】ここで、上記構成の撓み噛み合い式歯車装
置において、前記内輪と前記剛性内歯歯車が一体物とし
て形成すれば、装置の部品点数を減らすことができ、ま
た、その組み付け工程が不要となるという利点がある。
また、前記第1の端板と前記剛性内歯歯車を一体物とし
た場合にも同様の利点が得られる。さらには、前記入力
軸の外周に前記波動発生器の剛性カム板を一体形成して
も同様な利点を得ることができる。
置において、前記内輪と前記剛性内歯歯車が一体物とし
て形成すれば、装置の部品点数を減らすことができ、ま
た、その組み付け工程が不要となるという利点がある。
また、前記第1の端板と前記剛性内歯歯車を一体物とし
た場合にも同様の利点が得られる。さらには、前記入力
軸の外周に前記波動発生器の剛性カム板を一体形成して
も同様な利点を得ることができる。
【0011】なお、前記入力軸は中空軸とすれば、この
中空部分を配線等に利用できるので便利である。
中空部分を配線等に利用できるので便利である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明の
実施の形態を説明する。
実施の形態を説明する。
【0013】図1には、本発明を適用したシルクハット
型撓み噛み合い式歯車装置の断面構成を示してある。シ
ルクハット型撓み噛み合い式歯車装置1は、装置軸線1
aの方向に一定の間隔を開けて配置した第1の端板2お
よび第2の端板3を備えている。これら第1および第2
の端板2、3の間には、その外周側の部分に、クロスロ
ーラベアリング4が挟まれた状態で配置されている。
型撓み噛み合い式歯車装置の断面構成を示してある。シ
ルクハット型撓み噛み合い式歯車装置1は、装置軸線1
aの方向に一定の間隔を開けて配置した第1の端板2お
よび第2の端板3を備えている。これら第1および第2
の端板2、3の間には、その外周側の部分に、クロスロ
ーラベアリング4が挟まれた状態で配置されている。
【0014】第1および第2の端板2、3の中心を装置
軸線1aの方向に向けて、入力回転軸5が貫通して延び
ている。この入力回転軸5は、第1および第2の端板
2、3の内周面21、31に対して、それぞれ、ボール
ベアリング6、7を介して回転自在の状態で支持されて
いる。
軸線1aの方向に向けて、入力回転軸5が貫通して延び
ている。この入力回転軸5は、第1および第2の端板
2、3の内周面21、31に対して、それぞれ、ボール
ベアリング6、7を介して回転自在の状態で支持されて
いる。
【0015】クロスローラベアリング4の内輪41に
は、剛性内歯歯車が一体形成されている。すなわち、内
輪41の内周面42には剛性内歯歯車の内歯11が形成
されている。この内歯11の内側には、当該内歯11に
噛み合い可能な外歯12が形成されたシルクハット形状
の可撓性外歯歯車13が配置されている。更に、この可
撓性外歯歯車13の内側には、楕円形の輪郭をした波動
発生器14がはめ込まれている。
は、剛性内歯歯車が一体形成されている。すなわち、内
輪41の内周面42には剛性内歯歯車の内歯11が形成
されている。この内歯11の内側には、当該内歯11に
噛み合い可能な外歯12が形成されたシルクハット形状
の可撓性外歯歯車13が配置されている。更に、この可
撓性外歯歯車13の内側には、楕円形の輪郭をした波動
発生器14がはめ込まれている。
【0016】シルクハット形状の可撓性外歯歯車13
は、円筒状の胴部15と、この胴部の第2の端板3の側
の開口端から外方に広がっている環状のダイヤフラム1
6と、このダイヤフラム16の外周端に連続している環
状のボス17とを備えている。胴部15の第1の端板2
の側の開口端の外周には外歯12が形成されている。波
動発生器14は、楕円形の剛性カム板18と、この外周
面に嵌め込んだウエーブベアリング19とを備えてい
る。本例では、剛性カム板18が入力回転軸5の外周面
に一体形成されている。
は、円筒状の胴部15と、この胴部の第2の端板3の側
の開口端から外方に広がっている環状のダイヤフラム1
6と、このダイヤフラム16の外周端に連続している環
状のボス17とを備えている。胴部15の第1の端板2
の側の開口端の外周には外歯12が形成されている。波
動発生器14は、楕円形の剛性カム板18と、この外周
面に嵌め込んだウエーブベアリング19とを備えてい
る。本例では、剛性カム板18が入力回転軸5の外周面
に一体形成されている。
【0017】ここで、本例では、クロスローラベアリン
グ4の外輪44において、その第2の端板3の側の環状
端面には、その内周側に環状溝44aが形成されてい
る。この環状溝44aには、上記の可撓性外歯歯車13
の環状ボス17が丁度嵌まり込み、接着剤、溶接等の方
法によって、当該環状溝44aに接合されて一体化して
いる。接合された状態では、外輪44の端面と環状ボス
17の端面とは面一の状態となっている。
グ4の外輪44において、その第2の端板3の側の環状
端面には、その内周側に環状溝44aが形成されてい
る。この環状溝44aには、上記の可撓性外歯歯車13
の環状ボス17が丁度嵌まり込み、接着剤、溶接等の方
法によって、当該環状溝44aに接合されて一体化して
いる。接合された状態では、外輪44の端面と環状ボス
17の端面とは面一の状態となっている。
【0018】環状ボス44が一体化されているクロスロ
ーラベアリング外輪44は第2の端板3の側に固着され
ている。すなわち、これらの部材には仮止め用ボルト孔
8a、8bが形成されており、これらに装着した仮止め
用ボルト81によって、これらの部材は相互に締結固定
されている。
ーラベアリング外輪44は第2の端板3の側に固着され
ている。すなわち、これらの部材には仮止め用ボルト孔
8a、8bが形成されており、これらに装着した仮止め
用ボルト81によって、これらの部材は相互に締結固定
されている。
【0019】また、第2の端板3と外輪44には、モー
タハウジング(図示せず)等の固定側の部材、あるい
は、出力側の部材に締結固定するための締結用ボルト孔
9a、9bが形成されている。
タハウジング(図示せず)等の固定側の部材、あるい
は、出力側の部材に締結固定するための締結用ボルト孔
9a、9bが形成されている。
【0020】これに対して、クロスローラベアリング4
の内輪41の側は、仮止め用ボルト82によって、第1
の端板2の側に締結固定されている。また、第1の端板
2および内輪41においても、モータハウジング等の固
定側の部材あるいは出力側の部材に締結固定するための
締結用ボルト孔9c、9dが形成されている。
の内輪41の側は、仮止め用ボルト82によって、第1
の端板2の側に締結固定されている。また、第1の端板
2および内輪41においても、モータハウジング等の固
定側の部材あるいは出力側の部材に締結固定するための
締結用ボルト孔9c、9dが形成されている。
【0021】この構成のシルクハット型撓み噛み合い式
歯車装置1では、例えば、入力回転軸5の第2の端板3
から突出している突出部分が、モーター出力軸等の回転
源に接続固定される。また、第1の端板2あるいは第2
の端板3が、負荷側に接続固定される。入力回転軸5が
高速回転すると、楕円形状の波動発生器14によって楕
円形状に撓められて円周方向の2か所で内歯11に噛み
合っている外歯12の噛み合い部分は円周方向に移動す
る。外歯と内歯の歯数は異なっているので、歯数差に応
じた相対回転がこれらの外歯と内歯の間に発生する。こ
の回転は、入力回転数に比べて大幅に減速されたものと
なる。第2の端板2および第2の端板3のうちの一方が
負荷側に接続され、他方が回転しないように固定される
ので、負荷側に接続された端板の側から減速回転が出力
されて負荷側に伝達される。
歯車装置1では、例えば、入力回転軸5の第2の端板3
から突出している突出部分が、モーター出力軸等の回転
源に接続固定される。また、第1の端板2あるいは第2
の端板3が、負荷側に接続固定される。入力回転軸5が
高速回転すると、楕円形状の波動発生器14によって楕
円形状に撓められて円周方向の2か所で内歯11に噛み
合っている外歯12の噛み合い部分は円周方向に移動す
る。外歯と内歯の歯数は異なっているので、歯数差に応
じた相対回転がこれらの外歯と内歯の間に発生する。こ
の回転は、入力回転数に比べて大幅に減速されたものと
なる。第2の端板2および第2の端板3のうちの一方が
負荷側に接続され、他方が回転しないように固定される
ので、負荷側に接続された端板の側から減速回転が出力
されて負荷側に伝達される。
【0022】本例の装置1では、上記のように、外輪4
4に対して可撓性外歯歯車の環状ボス17が接着剤、溶
接等によって接合されている。すなわち、装置ハウジン
グを兼用している外輪44に対して環状ボス17が接合
されている。したがって、従来のように、仮止め用ボル
トを用いて環状ボス17を外輪44の側に固定する必要
がない。換言すると、可撓性外歯歯車13を装置ハウジ
ングの側にボルトを用いて連結する必要がなくなる。
4に対して可撓性外歯歯車の環状ボス17が接着剤、溶
接等によって接合されている。すなわち、装置ハウジン
グを兼用している外輪44に対して環状ボス17が接合
されている。したがって、従来のように、仮止め用ボル
トを用いて環状ボス17を外輪44の側に固定する必要
がない。換言すると、可撓性外歯歯車13を装置ハウジ
ングの側にボルトを用いて連結する必要がなくなる。
【0023】したがって、ボルトが不要となり、そのた
めの孔加工、ボルトの締結工程も不要となる。また、環
状ボス17の加工精度に起因して、当該ボス17と外輪
44の取付け部分に取付け誤差ができて、芯ずれなどが
発生することもない。これに加えて、環状ボス17が外
輪44に予め一体化されているので、これらの部品が外
れてしまうことがない。したがって、ユーザの側ではそ
の取扱いが容易になる。
めの孔加工、ボルトの締結工程も不要となる。また、環
状ボス17の加工精度に起因して、当該ボス17と外輪
44の取付け部分に取付け誤差ができて、芯ずれなどが
発生することもない。これに加えて、環状ボス17が外
輪44に予め一体化されているので、これらの部品が外
れてしまうことがない。したがって、ユーザの側ではそ
の取扱いが容易になる。
【0024】なお、図2には、第2の端板3の代わり
に、モータハウジング30を取り付けた例を示してあ
る。モータハウジング30におけるその出力軸側の端面
は、例えば、第2の端板3と同一形状の取付け用のフラ
ンジ31が配置されている。このフランジ31に形成さ
れている締結用ボルト孔9a、および外輪44の締結用
ボルト孔9bに、締結用ボルト91を装着すれば、モー
タハウジング30に対して装置1を取付けることができ
る。
に、モータハウジング30を取り付けた例を示してあ
る。モータハウジング30におけるその出力軸側の端面
は、例えば、第2の端板3と同一形状の取付け用のフラ
ンジ31が配置されている。このフランジ31に形成さ
れている締結用ボルト孔9a、および外輪44の締結用
ボルト孔9bに、締結用ボルト91を装着すれば、モー
タハウジング30に対して装置1を取付けることができ
る。
【0025】なお、以上の説明におけるシルクハット型
撓み噛み合い式歯車装置では、クロスローラベアリング
の内輪に剛性内歯歯車を一体形成してある。装置を一
層、小型コンパクトにするに、例えば、第1の端板に、
剛性内歯歯車が一体形成された内輪を一体形成しても良
い。このように三部材を一体に形成すれば、これらの部
材相互間の組み付け誤差が発生しない。また、これらの
部材相互間にガタが発生することもない。さらには、こ
れらの部材の剛性も高まる。
撓み噛み合い式歯車装置では、クロスローラベアリング
の内輪に剛性内歯歯車を一体形成してある。装置を一
層、小型コンパクトにするに、例えば、第1の端板に、
剛性内歯歯車が一体形成された内輪を一体形成しても良
い。このように三部材を一体に形成すれば、これらの部
材相互間の組み付け誤差が発生しない。また、これらの
部材相互間にガタが発生することもない。さらには、こ
れらの部材の剛性も高まる。
【0026】次に、上記の説明では、入力回転軸は中空
軸であるが、勿論、中実軸を用いてもよい。
軸であるが、勿論、中実軸を用いてもよい。
【0027】一方、以上の説明は、装置の両側の端面が
第1および第2の端板で規定された構造のシルクハット
型撓み噛み合い式歯車装置に対して本発明を適用した場
合についてのものである。しかし、本発明は、一般的に
使用されているシルクハット型撓み噛み合い式歯車装置
に対しても同様に適用できる。
第1および第2の端板で規定された構造のシルクハット
型撓み噛み合い式歯車装置に対して本発明を適用した場
合についてのものである。しかし、本発明は、一般的に
使用されているシルクハット型撓み噛み合い式歯車装置
に対しても同様に適用できる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のシルクハ
ット型撓み噛み合い式歯車装置では、そのシルクハット
形の可撓性外歯歯車を装置ハウジング等に取り付けるた
めの環状ボスを、ボルト等の締結金具を用いることな
く、あらじあめて装置ハウジング、出力側の部材等に接
着剤、溶接等によって接合した構成を採用している。
ット型撓み噛み合い式歯車装置では、そのシルクハット
形の可撓性外歯歯車を装置ハウジング等に取り付けるた
めの環状ボスを、ボルト等の締結金具を用いることな
く、あらじあめて装置ハウジング、出力側の部材等に接
着剤、溶接等によって接合した構成を採用している。
【0029】この構成を採用すれば、ボルト等を用いて
双方の部材を結合する場合とは異なり、ボルトが不要と
なり、そのためのボルト孔の加工も不要となる。また、
環状ボスの製造誤差に起因して、これらの部材の取付け
精度が低下する等の弊害も発生しない。
双方の部材を結合する場合とは異なり、ボルトが不要と
なり、そのためのボルト孔の加工も不要となる。また、
環状ボスの製造誤差に起因して、これらの部材の取付け
精度が低下する等の弊害も発生しない。
【図1】本発明を適用したシルクハット型撓み噛み合い
式歯車装置の含軸断面を示す概略構成図である。
式歯車装置の含軸断面を示す概略構成図である。
【図2】図1の装置にモータを取り付けた例を示す概略
断面図である。
断面図である。
1 シルクハット型撓み噛み合い式歯車装置 1a 装置軸線 2 第1の端板 3 第2の端板 4 クロスローラベアリング 41 内輪 42 内輪内周面 44 外輪 44a 外輪端面に形成した環状溝 46 ローラ 5 入力回転軸 11 剛性内歯歯車の内歯 12 外歯 13 可撓性外歯歯車 14 波動発生器 16 ダイヤフラム 16a、16b ダイヤフラムの端面 17 可撓性外歯歯車の環状ボス 18 波動発生器に剛性カム板 19 ウエーブベアリング
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年5月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
Claims (9)
- 【請求項1】 環状の剛性内歯歯車と、この内側に配置
された可撓性外歯歯車と、この可撓性外歯歯車を半径方
向に撓めて前記剛性内歯歯車に対して部分的に噛み合わ
せると共に、当該噛み合わせ位置を周方向に移動させる
波動発生器とを有し、前記可撓性外歯歯車として、円筒
状の胴部と、この胴部の一方の開口端側の外周面に形成
された外歯と、この胴部における他方の開口端に連続し
て半径方向の外側に向けて広がっている環状のダイヤフ
ラムと、このダイヤフラムの外周縁に連続した厚肉の環
状ボスを備えたシルクハット形のものが採用されている
シルクハット型撓み噛み合い式歯車装置において、 前記可撓性外歯歯車の環状ボスが連結される固定側の部
材あるいは出力側の部材を有し、当該部材に対して前記
環状ボスは溶着、接着等により接合されていることを特
徴とするシルクハット型撓み噛み合い式歯車装置。 - 【請求項2】 請求項1において、更に、 前記波動発生器に固着されていると共に当該波動発生器
を貫通して装置軸線方向に延びている入力軸と、前記可
撓性外歯歯車の円筒状胴部の外周に配置されたベアリン
グとを有し、 当該ベアリングの外輪が前記固定側の部材あるいは前記
出力側の部材であり、当該外輪に前記可撓性外歯歯車の
環状ボスが接合されており、前記ベアリングの内輪には
前記剛性内歯歯車が固着されていることを特徴とするシ
ルクハット型撓み噛み合い式歯車装置。 - 【請求項3】 請求項2において、更に、 装置軸線方向の両端に位置する第1の端板および第2の
端板を有し、これらの端板の間には、前記可撓性外歯歯
車と前記環状の剛性内歯歯車と前記波動発生器が配置さ
れ、前記入力軸がこれら第1および第2の端板によって
回転自在に支持されており、 前記可撓性外歯歯車の環状ボスが接合されている前記ベ
アリングの外輪は、前記第2の端板に固着されており、
前記ベアリングの内輪は前記剛性内歯歯車と共に前記第
1の端板に固着されていることを特徴とするシルクハッ
ト型撓み噛み合い式歯車装置。 - 【請求項4】 請求項3において、前記第1および第2
の端板のいずれか一方の代わりに、前記入力軸に連結さ
れるモータのハウジングが取付けられるようになってい
ることを特徴とするシルクハット型撓み噛み合い式歯車
装置。 - 【請求項5】 請求項3または4において、前記ベアリ
ングはクロスローラベアリングであることを特徴とする
シルクハット型撓み噛み合い式歯車装置。 - 【請求項6】 請求項3ないし5のうちの何れかの項に
おいて、前記内輪と前記剛性内歯歯車が一体物として形
成されていることを特徴とするシルクハット型撓み噛み
合い式歯車装置。 - 【請求項7】 請求項3ないし6のうちの何れかの項に
おいて、前記第1の端板と前記剛性内歯歯車が一体物と
して形成されていることを特徴とするシルクハット型撓
み噛み合い式歯車装置。 - 【請求項8】 請求項2ないし7のうちの何れかの項に
おいて、前記入力軸の外周には前記波動発生器の剛性カ
ム板が一体形成されていることを特徴とするシルクハッ
ト型撓み噛み合い式歯車装置。 - 【請求項9】 請求項2ないし8のうちの何れかの項に
おいて、前記入力軸は中空軸であることを特徴とするシ
ルクハット型撓み噛み合い式歯車装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9782496A JPH09280325A (ja) | 1996-04-19 | 1996-04-19 | シルクハット型撓み噛み合い式歯車装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9782496A JPH09280325A (ja) | 1996-04-19 | 1996-04-19 | シルクハット型撓み噛み合い式歯車装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09280325A true JPH09280325A (ja) | 1997-10-28 |
Family
ID=14202483
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9782496A Pending JPH09280325A (ja) | 1996-04-19 | 1996-04-19 | シルクハット型撓み噛み合い式歯車装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09280325A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1996
- 1996-04-19 JP JP9782496A patent/JPH09280325A/ja active Pending
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