JPH09280746A - 溶融金属容器内張り耐火物の補修方法 - Google Patents

溶融金属容器内張り耐火物の補修方法

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JPH09280746A
JPH09280746A JP11823796A JP11823796A JPH09280746A JP H09280746 A JPH09280746 A JP H09280746A JP 11823796 A JP11823796 A JP 11823796A JP 11823796 A JP11823796 A JP 11823796A JP H09280746 A JPH09280746 A JP H09280746A
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slag
refractory
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adhered
molten metal
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JP11823796A
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Hitoshi Nakagawa
仁 中川
Akihiro Oshima
明博 大嶋
Yukihiro Nakamura
幸弘 中村
Seiji Aso
誠二 麻生
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】スラグが付着した溶融金属容器の内張り耐火物
を補修する際に、内張り耐火物に付着くしたスラグ及び
スラグが浸潤した内張り耐火物の表面層を除去すること
なく、簡易な手段で、かつ新たに施工した補修層と内張
り耐火物との間に良好な結合が得られ、耐用性に優れた
補修層の形成を可能とする。 【解決手段】内張り耐火物に付着くしたスラグ2及びス
ラグが浸潤した内張り耐火物の表面層3を除去すること
なく、付着スラグ2と反応して、該付着スラグの融点を
低下させるスラグ改質材4を予め内張り耐火物の表面に
塗布した後、あるいは付着スラグの表面に、粒径が、3
〜10mmのものを含み、その融点が付着スラグよりも
高い耐火粉末を塗布することで、施工表面に凹凸を形成
させた後に、不定形耐火物5を施工して補修する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スラグが付着した
溶融金属容器、例えば、取鍋、高炉樋等の内張り耐火物
を補修する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】溶融金属容器内張り耐火物は損傷の都
度、不定形耐火物を継ぎ足し、或いは吹付けにより施工
する補修を行っている。しかし、内張り耐火物に付着し
たスラグの表面に不定形耐火物を施工し補修層を形成す
ると、新たに施工した補修層と内張り耐火物との熱変化
に起因する熱膨張収縮量に差異があるため、新たに施工
した補修層が剥離しやすいという問題点があった。かか
る問題は、たとえば特公平7−98266号公報に記載
されているように表面スラグを高温用バーナーを用い、
付着スラグを溶融除去した後、スラグが浸潤した内張り
耐火物の表面層を回転式のロールを振動させながら切削
除去する。その後に不定形耐火物を施工し補修層を形成
する方法がとられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の方法
においては、新たに施工した補修層と内張り耐火物との
間に良好な結合が得られ、耐用性のよい補修層が形成さ
れる。しかし、表面スラグを溶融除去する工程と、スラ
グが浸潤した内張り耐火物の表面層を切削除去する工程
が必要であり、作業に非常に手間がかかる。さらに、ス
ラグが浸潤した内張り耐火物の表面層は強固で、かつ、
広い範囲にわたるため切削除去作業は強力な装置を必要
とし、効率、騒音の点でも問題がある。また、内張り耐
火物の表面層を切削除去すれば、内張り耐火物の一部を
廃棄することになり、施工する不定形耐火物の使用量が
多くなることで補修材の費用が高くなる。
【0004】本発明は、このようなスラグが付着した溶
融金属容器の内張り耐火物を補修する方法において、内
張り耐火物に付着くしたスラグ及びスラグが浸潤した内
張り耐火物の表面層を除去することなく、簡易な手段
で、かつ新たに施工した補修層と内張り耐火物との間に
良好な結合、あるいは密着性が得られ、耐用性に優れた
溶融金属容器内張り耐火物の補修方法を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、スラグが付着
した溶融金属容器の内張り耐火物を補修する方法におい
て、付着スラグと反応して、該付着スラグの融点を低下
させるスラグ改質材を予め内張り耐火物の表面に塗布し
た後、不定形耐火物を施工することを特徴とする溶融金
属容器内張り耐火物の補修方法であって、スラグ改質材
としては、けい酸ナトリウム、りん酸塩、アルミナセメ
ント、ポルトランドセメント、シリカゾルのうちの1種
又は2種以上の混合物を直接付着スラグの表面に塗布す
るか、これらスラグ改質材のうちの1種または2種以上
を含む不定形耐火物を付着スラグの表面に塗布すること
で新たに施工した補修層と内張り耐火物との間に良好な
結合が得られ、耐用性に優れた溶融金属容器内張り耐火
物の補修を行うことが出来る。
【0006】さらに、本発明のスラグが付着した溶融金
属容器の内張り耐火物を補修する方法においては、耐火
粉末を付着スラグ表面に塗布して凹凸を形成した後、不
定形耐火物を施工することを特徴とする溶融金属容器内
張り耐火物の補修方法であって、粒径が、3〜10mm
のものを含み、その融点が付着スラグよりも高い耐火粉
末を用い、施工表面に凹凸を形成させ補修層との接触面
積を大きくする。これにより、新たに施工した補修層と
の内張り耐火物との間に良好な密着性が得られ、耐用性
に優れた溶融金属容器内張り耐火物の補修を行うことが
出来る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。図1はスラグ改
質材を用いた実施の形態を示すもので、内張り耐火物1
に付着したスラグ2及びスラグが浸潤した内張り耐火物
のスラグ浸潤層3を除去することなく、付着スラグ2と
反応して、該付着スラグ2の融点を低下させるスラグ改
質材4を、予め付着スラグ2の表面に塗布した後、不定
形耐火物5を施工し補修層を形成する。
【0008】スラグ改質材4は、稼働中に付着スラグ2
と反応し液相を生成する。該液相は不定形耐火物5に拡
散して図2に示すように付着スラグ拡散層6を形成し、
付着スラグ2を介して内張り耐火物1との間に良好な結
合が得られる。なお、図中7は鉄皮である。
【0009】スラグ改質材4の材質は、付着スラグ2の
組成を勘案して、けい酸ナトリウム、りん酸塩、アルミ
ナセメント、ポルトランドセメント、シリカゾルのうち
の1種又は2種以上の混合物を直接付着スラグの表面に
塗布するか、これらスラグ改質材のうちの1種または2
種以上を含む不定形耐火物を付着スラグの表面に塗布す
ることが好適である。
【0010】スラグ改質材4の施工は、特にその手段を
制限されるものではない。たとえば吹付け、こて塗り、
はけ塗りなどが挙げられる。また、不定形耐火物5の施
工も、特にその手段を制限されるものではない。たとえ
ば吹付け、流し込み、こて塗り、スタンプなどが挙げら
れる。
【0011】図3は耐火粉末を用いた実施の形態を示す
もので、内張り耐火物1に付着したスラグ2及びスラグ
が浸潤した内張り耐火物のスラグ浸潤層3を除去するこ
となく、粒径が、3〜10mmのものを含み、その融点
が付着スラグよりも高い耐火粉末8を付着スラグ2の表
面に塗布し、その表面が凹凸になるように処理し耐火粉
末層9を形成した後、不定形耐火物5を施工し補修層を
形成する。これにより補修層の接触面積が大きくなり、
内張り耐火物との間に良好な密着が得られ、耐用性に優
れた補修層が形成される。
【0012】耐火粉末の材質は、付着スラグの融点より
高いものが好適である。例えば、マグネシア粉末、アル
ミナ粉末、スピネル粉末などが挙げられる。また、耐火
粉末は、粒径が3〜10mmの粒子を含むことが必要で
ある。粒径が10mm超の耐火粉末を用いると施工表面
の凹凸が大きくなり、新たに施工する不定形耐火物の充
填性が凹凸部で悪くなって、空隙が残るため接触面積は
減少するので好ましくない。また、全量が3mm未満の
粒子であると凹凸が小さくなって、不定形耐火物との密
着性が不良となるため好ましくない。
【0013】耐火粉末の施工は、特にその手段を制限さ
れるものではない。好ましくは、溶融金属容器を使用し
た直後で、内張り耐火物の付着スラグが軟化状態となっ
ていいるときに、耐火粉末を吹付け施工することで強固
に付着した耐火粉末の凹凸画面が得られる。付着スラグ
が冷却され固化している場合は、高温用バーナーを用い
て付着スラグを軟化させながら耐火粉末を吹付け施工す
ることも可能である。或いは、付着性の良いこて塗りで
の施工が挙げられる。なお、不定形耐火物5の施工も前
述スラグ改質材を用いた実施の形態と同様に、特にその
手段を制限されるものではない。たとえば吹付け、流し
込み、こて塗り、スタンプなどが挙げられる
【0014】
【実施例】
(実施例1)300T溶鋼取鍋の内張り耐火物に厚さ約
10〜20mmのスラグが付着している状態でけい酸ナ
トリウム溶液(水ガラス)をこて塗りで約0.5mm厚
さに表面へ塗布した後、中子枠を溶鋼取鍋内に設置し流
し込みによる継ぎ足し施工を行った。この溶鋼取鍋で7
0回受鋼したが継ぎ足し材の剥離は認められなかった。
尚、本発明を実施しない場合には、通常40〜50回の
受鋼で剥離が認められている。
【0015】(実施例2)300T溶鋼取鍋の内張り耐
火物に厚さ約10〜20mmのスラグが付着している状
態でポルトランドセメントとりん酸塩の混合比が7:3
となる混合物を約0.5mm厚さに表面へ吹き付けた
後、中子枠を溶鋼取鍋内に設置し流し込みによる継ぎ足
し施工を行った。この溶鋼取鍋で70回受鋼したが継ぎ
足し材の剥離は認められなかった。尚、本発明を実施し
ない場合には、通常40〜50回の受鋼で剥離が認めら
れている。
【0016】(実施例3)300T溶鋼取鍋の内張り耐
火物に厚さ約10〜20mmのスラグが付着している状
態でポルトランドセメントを10%、けい酸ナトリウム
溶液を20%含む粘土質モルタルを約1mm厚さに表面
へ吹付けた後、中子枠を溶鋼取鍋内に設置し流し込みに
よる継ぎ足し施工を行った。この溶鋼取鍋で70回受鋼
したが継ぎ足し材の剥離は認められなかった。尚、本発
明を実施しない場合には、通常40〜50回の受鋼で剥
離が認められている。
【0017】(実施例4)300T溶鋼取鍋の内張り耐
火物に厚さ約10〜20mmのスラグが付着している状
態で、高温バーナーを用い付着スラグを軟化させなが
ら、最大粒径5mmのマグネシア粉末を約5〜10mm
厚さに表面へ塗布した後、中子枠を溶鋼取鍋内に設置し
流し込みによる継ぎ足し施工を行った。この溶鋼取鍋で
70回受鋼したが継ぎ足し材の剥離は認められなかっ
た。尚、本発明を実施しない場合には、通常40〜50
回の受鋼で剥離が認められている。
【0018】
【発明の効果】本発明の溶融金属容器内張り耐火物の補
修方法によれば、内張り耐火物に付着くしたスラグ及び
スラグが浸潤した内張り耐火物の表面層を除去すること
なく、付着くしたスラグの表面にスラグ改質材を塗布し
た後、あるいは付着スラグの表面が凹凸となるよう耐火
粉末を塗布した後に、不定形耐火物を施工し補修層を形
成する簡易な手段で、かつ新たに施工した補修層と内張
り耐火物との間に良好な結合、あるいは接着性が得ら
れ、耐用性に優れた補修層の形成が可能となる。しか
も、スラグが浸潤した内張り耐火物の表面層を切削除去
する作業及び強力な装置を必要とせず、かつ効率的に不
定形耐火物の施工を行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるスラグ改質材を用いた実施例
で、補修後におけるライニングの断面構造の略式図であ
る。
【図2】本発明にかかるスラグ改質材を用いた実施例
で、稼働後におけるライニングの断面構造の略式図であ
る。
【図3】本発明にかかる耐火粉末を用いた実施例で、補
修後におけるライニングの断面構造の略式図である。
【符号の説明】
1 内張り耐火物 2 付着スラグ 3 スラグ浸潤層 4 スラグ改質材 5 不定形耐火物 6 付着スラグ拡散層 7 鉄皮 8 耐火粉末粗粒子(粒径3mm以上) 9 耐火粉末層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 麻生 誠二 大分市大字西ノ洲1番地 新日本製鐵株式 会社大分製鐵所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スラグが付着した溶融金属容器の内張り耐
    火物を補修する方法において、付着スラグと反応して、
    該付着スラグの融点を低下させるスラグ改質材を予め内
    張り耐火物の表面に塗布した後、不定形耐火物を施工す
    ることを特徴とする溶融金属容器内張り耐火物の補修方
    法。
  2. 【請求項2】請求項1記載のスラグ改質材が、けい酸ナ
    トリウム、りん酸塩、アルミナセメント、ポルトランド
    セメント、シリカゾルのうちの1種又は2種以上の混合
    物であることを特徴とする溶融金属容器内張り耐火物の
    補修方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載のスラグ改質材が、けい酸ナ
    トリウム、りん酸塩、アルミナセメント、ポルトランド
    セメント、シリカゾルのうちの1種又は2種以上を含む
    不定形耐火物であることを特徴とする溶融金属容器内張
    り耐火物の補修方法。
  4. 【請求項4】請求項1記載のスラグ改質材の塗布厚み
    が、0.5mm以上であることを特徴とする溶融金属容
    器内張り耐火物の補修方法。
  5. 【請求項5】スラグが付着した溶融金属容器の内張り耐
    火物を補修方法において、耐火粉末を付着スラグ表面に
    塗布して凹凸を形成した後、不定形耐火物を施工するこ
    とを特徴とする溶融金属容器内張り耐火物の補修方法。
  6. 【請求項6】耐火粉末は、粒径が、3〜10mmのもの
    を含み、その融点が付着スラグよりも高いことを特徴と
    する請求項5記載の溶融金属容器内張り耐火物の補修方
    法。
JP11823796A 1996-04-17 1996-04-17 溶融金属容器内張り耐火物の補修方法 Withdrawn JPH09280746A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100732447B1 (ko) * 2001-05-29 2007-06-27 주식회사 포스코 알루미나 시멘트와 레이들 슬래그를 이용한 잔존 유입재덧붙임 시공방법
KR101148976B1 (ko) * 2009-12-29 2012-05-22 재단법인 포항산업과학연구원 노체 라이닝 내화물의 열간 보수 방법

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100732447B1 (ko) * 2001-05-29 2007-06-27 주식회사 포스코 알루미나 시멘트와 레이들 슬래그를 이용한 잔존 유입재덧붙임 시공방법
KR101148976B1 (ko) * 2009-12-29 2012-05-22 재단법인 포항산업과학연구원 노체 라이닝 내화물의 열간 보수 방법

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Effective date: 20030701