JPH09280880A - 経路算出装置及び経路算出方法 - Google Patents

経路算出装置及び経路算出方法

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JPH09280880A
JPH09280880A JP9657196A JP9657196A JPH09280880A JP H09280880 A JPH09280880 A JP H09280880A JP 9657196 A JP9657196 A JP 9657196A JP 9657196 A JP9657196 A JP 9657196A JP H09280880 A JPH09280880 A JP H09280880A
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弘 下浦
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茂樹 西村
Kenji Tenmoku
健二 天目
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Abstract

(57)【要約】 【課題】できるだけ差のある複数の経路を簡単に算出す
ることができる経路算出装置を提供すること。 【解決手段】利用テーブルに、道路地図データを構成す
るリンクごとに、複数の時間帯を記憶しておき、計算開
始リンクガ決まると(ステップS1)、利用テーブルで
指定された複数の時間帯を取得し(ステップS2)、そ
れぞれ取得された時間帯に関連した統計リンクコスト情
報をメモリの記憶内容からそれぞれ参照し、当該計算開
始リンクからユーザにより設定された目的地等までの複
数本の経路を算出する(ステップS5)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、経路提供エリアの
経路ネットワークデータを構成するいずれかのリンクか
ら同エリア内の他のいずれかのリンクに到る経路を複数
本算出する経路算出装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より画面上に車両の位置方位を表示
し、車両の走行の便宜を図るために開発された車載ナビ
ゲーション装置が広く利用されている。前記車載ナビゲ
ーション装置は、ディスプレイ、各種センサ又はGPS
受信機(以下「各種センサ等」という)、道路地図メモ
リ、コンピュータ等を車両に搭載し、各種センサ等から
入力される位置データ及び道路地図メモリに格納されて
いる道路との関係に基づいて車両位置を検出し、この車
両位置を道路地図とともにディスプレイに表示するもの
である。
【0003】ところで、このような車載ナビゲーション
装置において、自車位置および道路地図の表示だけでな
く、種々の交通情報も運転者または搭乗者(以下総称し
て「ユーザ」という)に提供できるようにすれば、ユー
ザに一層快適なドライビング環境を提供することができ
る。そこで、交通情報を車載ナビゲーション装置に提供
するため、路上の各所に設置される路上ビーコンや通信
回線(自動車電話回線等)を通して、交通情報を車両に
搭載されている車載ナビゲーション装置に提供すること
が行われている。車載ナビゲーション装置では、前記交
通情報を受信すると、当該交通情報を表示画面に表示し
たり音声出力する。これにより、最新の交通情報をユー
ザに提供することができる。
【0004】一方、出発地から目的地に至る走行経路の
選択をするために、ユーザによる目的地の設定入力に応
じて車両の現在地(出発地とみなす)から目的地までの
経路をコンピュータにより自動的に計算する方法が提案
されている(特開平5−53504 号公報参照)。この方法
は計算の対象となる道路又は車線を一連のベクトルとし
て表し(このベクトルを「リンク」という)、出発地
(目的地でもよい)に近いリンクを計算開始リンクと
し、目的地(出発地でもよい)に近いリンクを計算終了
リンクとし、これらの間の道路地図メモリに記憶された
道路地図データを読み出して作業領域に移し、作業領域
において計算開始リンクから始まるリンクのトリーを全
て探索し、最短リンクコストのトリーを得、このトリー
を構成する経路のリンクコストを順次つないで、計算終
了リンクに到達する経路を選択する方法である。
【0005】各リンクのリンクコストは、道路の渋滞状
況、道路工事等による通行制限、事故の有無等によって
時々刻々変動するものであるため、路上の各所に設置さ
れる路上ビーコンや通信回線(自動車電話回線等)を通
して、車両に最新リンクコスト情報を提供することも現
在検討されている。この地上システムによれば、道路の
渋滞状況、通行制限、事故情報を含む最新のリンクコス
ト情報を地上システム側で用意しておき、路上ビーコン
や自動車電話を通じて、リンクコスト情報を車両に送信
する。これにより、車両が最適な経路を算出したり、旅
行時間を算出したりするのを援助することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、複数の車両
の車載ナビゲーション装置がそれぞれ最適経路を計算す
る場合には、路上ビーコンを通じて取得されるリンクコ
スト情報や、各車両の持っているリンクコストは、装置
により大きな差はないので、同一方面に行く複数の車両
が、同じような経路を計算してしまい、特定の経路のみ
混雑し、最短時間で目的地に到達できないという現象が
起こることが予想される。
【0007】したがって、車載ナビゲーション装置で
は、同じ目的地まで行くのに、できるだけ差のある複数
の経路を計算して、複数の経路をユーザに示して選択さ
せることが望ましい。このような課題を解決するため
に、ネットワーク上の任意の点と終点との最短コストを
算出し、始点からの部分経路を始点からのコストの累積
と残りの経路の最短コストとの和に基づき、解析条件に
従い複数の経路について展開する手法が提案されている
(特開平5−46590号公報参照)。この提案によれ
ば、大きく迂回する経路は排除できるが、最短経路とほ
とんど差のない多数の経路が求まるだけで、できるだけ
差のある複数の経路を得ることは難しい。
【0008】本発明の目的は、複数の経路を簡単に算出
することができる経路算出装置及び方法を提供すること
である。本発明の他の目的は、できるだけ差のある複数
の経路を簡単に算出することができる経路算出装置及び
方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の経路算出装置
は、道路地図データが記憶された道路地図メモリと、各
リンクに対応付けられた過去の交通情報を所定の時間要
素ごとに統計的に処理することにより得られた統計リン
クコスト情報を記憶した交通情報メモリと、道路地図デ
ータを構成するリンクごとに、複数の時間帯が指定され
た利用テーブルと、計算開始リンクが特定されると、当
該計算開始リンクについてこの利用テーブルで指定され
た複数の時間帯を取得し、それぞれ取得された時間帯又
はそれぞれ取得された時間帯以後の時間帯に係る統計リ
ンクコスト情報を前記交通情報メモリの記憶内容からそ
れぞれ参照し、これらの統計リンクコスト情報に基づい
て当該計算開始リンクからユーザにより設定された目的
地等までの複数本の経路を計算する経路計算手段と、経
路計算手段によって計算された経路のいずれか又は全て
を出力する出力手段とを有するものである(請求項
1)。
【0010】この発明によれば、まず利用テーブルに、
道路地図データを構成するリンクごとに、複数の時間帯
を記録しておく。計算開始リンクが決まると、利用テー
ブルで指定された複数の時間帯を取得し、それぞれ取得
された時間帯に関連した統計リンクコスト情報を前記交
通情報メモリの記憶内容からそれぞれ参照し、当該計算
開始リンクからユーザにより設定された目的地等までの
複数本の経路を算出することができる。
【0011】この利用テーブルに記録する複数の時間帯
は、例えば一日の中で区切られた時間帯からランダムに
若しくは一定の約束で複数個選び出し記録した時間帯で
もよい。この時間帯は一日の中で偏らないでなるべく散
らばるほうがよい。1本のリンクに対応する複数の時間
帯は、季節、月、曜日、平日/休日が異なるごとに異な
る時間帯であってもよく、季節、月、曜日、平日/休日
が異っても同じ時間帯であってもよい。
【0012】本発明の経路算出装置は、道路地図データ
が記憶された道路地図メモリと、外部からの最新のリン
クコスト情報を取得する通信手段と、通信手段により取
得される最新のリンクコスト情報、及び各リンクに対応
付けられた過去の交通情報を所定の時間要素ごとに統計
的に処理することにより得られた統計リンクコスト情報
を記憶した交通情報メモリと、道路地図データを構成す
るリンクごとに、複数の時間帯が指定された利用テーブ
ルと、計算開始リンクが特定されると、当該計算開始リ
ンクについてこの利用テーブルで指定された複数の時間
帯を取得し、それぞれ取得された時間帯又はそれぞれ取
得された時間帯以後の時間帯に係る統計リンクコスト情
報又は最新のリンクコスト情報を前記交通情報メモリの
記憶内容からそれぞれ参照し、これらの統計リンクコス
ト情報又は最新のリンクコスト情報に基づいて当該計算
開始リンクからユーザにより設定された目的地等までの
複数本の経路を計算する経路計算手段と、経路計算手段
によって計算された経路のいずれか又は全てを出力する
出力手段とを有するものである(請求項2)。
【0013】この発明によれば、経路を計算する場合
に、外部からの最新のリンクコスト情報等に基づいた旅
行時間を使って、複数の経路を提供することができる。
本発明の経路算出装置は、請求項1又は2記載の経路算
出装置であって、前記経路計算手段によって複数の経路
が計算されると、経路の差をチェックし、互いに差の大
きな経路のみを選定し、選定された経路を表示の対象と
するものである(請求項3)。
【0014】ユーザに提供する複数の経路は、似通った
経路であると、複数提供する意味がなくなるからであ
る。本発明の経路算出装置は、請求項1記載の経路算出
装置であって、経路計算手段によって計算された経路に
沿った、統計リンクコスト情報を参照して、経路旅行時
間を算出する旅行時間算出手段をさらに有し、前記出力
手段は、経路旅行時間をも出力するものである(請求項
4)。
【0015】ユーザに経路とともに旅行時間を提供する
場合に、統計リンクコスト情報に基づいた旅行時間を提
供することができるので、過去の実績に基づいた、信頼
度の高い旅行時間を提供することができる。本発明の経
路算出装置は、請求項1記載の経路算出装置であって、
外部からの最新のリンクコスト情報を取得する通信手段
と、経路計算手段によって計算された経路に沿った、統
計リンクコスト情報と通信手段を通して得られた最新の
リンクコスト情報とを参照して、経路旅行時間を算出す
る旅行時間算出手段とをさらに有し、前記出力手段は経
路旅行時間をも出力するものである(請求項5)。
【0016】ユーザに経路とともに旅行時間を提供する
場合に、外部からの最新のリンクコスト情報等に基づい
た旅行時間を提供することができるので、現状を加味し
た旅行時間を提供することができる。本発明の経路算出
装置は、請求項2記載の経路算出装置であって、経路計
算手段によって計算された経路に沿った、統計リンクコ
スト情報と前記最新のリンクコスト情報とを参照して、
経路旅行時間を算出する旅行時間算出手段をさらに有
し、前記出力手段は、経路旅行時間をも出力するもので
ある(請求項6)。
【0017】ユーザに経路とともに旅行時間を提供する
場合に、外部からの最新のリンクコスト情報等に基づい
た旅行時間を提供することができるので、現状を加味し
た旅行時間を提供することができる。本発明の経路算出
装置は、請求項4記載の経路算出装置であって、旅行時
間算出手段によって算出された経路旅行時間に一定数
(1+b)(bは正の実数)を乗じた経路最大旅行時間
を算出する経路最大旅行時間算出手段をさらに有し、前
記出力手段は、経路最大旅行時間をも出力するものであ
る(請求項7)。
【0018】本発明の経路算出装置は、請求項5又は6
記載の経路算出装置であって、旅行時間算出手段によっ
て算出された経路旅行時間に一定数(1+a)(aは正
の実数)を乗じた経路最大旅行時間を算出する経路最大
旅行時間算出手段をさらに有し、前記出力手段は、経路
最大旅行時間をも出力するものである(請求項8)。こ
れらの発明によれば、通常よりも多めに見積もった最大
旅行時間を表示することにより、ユーザに、最大これ位
の時間がかかることを示すことができる。
【0019】また、本発明の経路算出方法は、請求項1
又は請求項2記載の経路算出装置と同一の発明に係る経
路算出方法である(請求項9,請求項10)。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明
の経路算出装置を適用した車載ナビゲーション装置に交
通情報を提供するためのシステムの概略図である。この
交通情報提供システムは、交通情報提供エリア内の各路
上に設置された路上ビーコンAと、この路上ビーコンA
に通信回線(公衆回線又は専用回線)Bを介して接続さ
れた情報センターCとを含むものである。
【0021】なお、前記路上ビーコンAは電波ビーコ
ン、光ビーコンのいずれであってもよく、路上ビーコン
Aに代えて、例えば自動車/携帯電話網やFM多重放送
網に用いられる通信装置又は送信装置を適用してもよ
い。前記情報センターCには、交通情報提供エリア内の
主要交差点同士をつなぐリンクを構成単位とする相対的
に粗い第1経路ネットワークに対応するリンク交通情報
が記憶されている。このリンク交通情報は、例えば車両
感知器、カメラ、上空を航行するヘリコプター、又は実
際に道路を走行している交通情報収集車両で取得された
時々刻々変化する最新の交通情報が各リンクに対応付け
られて作成されたものである。
【0022】リンク交通情報は、例えばリンクに相当す
る道路を車両が走行するのに要する時間である旅行時
間、渋滞度又は渋滞長に相当する内容を含むものであ
る。例えば渋滞が発生すると、前記旅行時間又は渋滞長
は相対的に長く、また渋滞度は相対的に大きくされ、渋
滞が解消すると、前記旅行時間又は渋滞長は相対的に短
く、また渋滞度は相対的に小さくされる。また、事故等
が発生して通行不能になると、前記旅行時間は無限大に
される。通行規制がある場合も同様である。このリンク
交通情報は、通信回線Bを介して路上ビーコンAに一定
時間(例えば5分)ごとに与えられる。この区切られた
一定時間をそれぞれ「時間帯」という。例えば5分ごと
に区切られるのであれば、1日あたり288の時間帯が
ある。
【0023】路上ビーコンAは、前記リンク交通情報が
通信回線Bを介して与えられると、当該リンク交通情報
を車両に対して送信する。図2は、車両に搭載される車
載ナビゲーション装置の電気的構成を示すブロック図で
ある。この車載ナビゲーション装置1には、車両の方位
変化量を検出する方位センサ5及び車両の移動量を検出
する距離センサ6が備えられている。方位センサ5とし
ては、例えば光ファイバジャイロ、振動ジャイロ、ガス
レートジャイロ等のジャイロ、又は地磁気センサが適用
可能である。また、距離センサ6としては、例えばタイ
ヤホイール又はロータの回転数を検出する回転数センサ
が適用可能である。前記方位センサ5及び距離センサ6
の各出力は、車載ナビゲーション装置本体1内の車両位
置検出部14に与えられる。
【0024】車両位置検出部14では、方位センサ5の
出力に基づいて車両の進行方位が求められるとともに、
距離センサ6の出力に基づいて車両の走行距離が求めら
れる。車両位置検出部14には、車両が発進する前に車
両の正確な初期位置データがユーザによって与えられて
おり、車両位置検出部14では、この予め与えられてい
る初期位置データと、前記車両の進行方位及び走行距離
との累積に基づいて車両の現在地を検出する。この車両
の現在地の検出は、一定周期(例えば1秒)ごとに繰り
返される。
【0025】なお、前記方位センサ5、距離センサ6及
び車両位置検出部14の代わりに、又は方位センサ5、
距離センサ6及び車両位置検出部14とともに、地球の
周回軌道を航行するGPS(Global Posioning System
)衛星から送信されるGPS電波の伝搬遅延時間に基
づいて車両の現在地を検出するGPS受信機を採用して
もよい。
【0026】車両位置検出部14ではまた、前記検出さ
れた車両の現在地をいわゆるマップマッチング処理(例
えば特開昭63-148115 号公報参照)により補正する。す
なわち、前記方位センサ5及び距離センサ6の各出力に
基づいて検出された車両の走行軌跡と、車載用地図専用
ディスクDに格納されている道路との類似度が照合さ
れ、その結果に応じて車両の走行軌跡が道路上に修正さ
れる。
【0027】マップマッチング処理により補正された車
両の現在地データはコントローラ16に与えられる。コ
ントローラ16は、車載ナビゲーション装置本体1の制
御中枢であって、CPU161,SRAM162,及び
DRAM163を含むものである。コントローラ16
は、車両位置検出部14から車両の現在地データが与え
られると、メモリ制御部11及びCDドライブ2を介し
て車載用地図専用ディスクDから表示用道路地図データ
を読出す。読出された表示用道路地図データ及び前記現
在地データは表示制御部12に与えられる。表示制御部
12では、前記表示用道路地図データ及び現在地データ
が与えられると、車両の現在地を表すカーマークを道路
地図に重畳して液晶表示素子,プラズマ表示素子又はC
RTで構成されたディスプレイ3に表示させる。また、
経路に沿った誘導情報をスピーカMを通して音声で提供
する。
【0028】前記車載地図専用ディスクDには、前記表
示用道路地図データの他に、経路計算用道路地図デー
タ、対応テーブル、利用テーブルが格納されている。経
路計算用道路地図データは、道路地図(高速自動車国
道,自動車専用道路,その他の国道,都道府県道,政令
指定都市の市道,その他の生活道路を含む)をメッシュ
状に分割し、各メッシュ単位で道路の交差点等に相当す
るノードと各ノードをつなぐベクトルであるリンクとの
組合わせからなる相対的に細かい第2経路ネットワーク
を、高速道路・国道対応地図と一般道路対応地図と詳細
地図との3階層に分け、かつ時間帯ごとに分けて記憶し
ている。その記憶内容は、固定リンクコスト、時間帯ご
との統計リンクコストTS (t) 、各リンクごとのリンク
長、そのリンクの始点ノード及び終点ノードの座標等が
対応付けられたものとなっている。
【0029】前記統計リンクコストTS (t) は、予め作
成されたものであって、前記路上ビーコンAを通じて過
去一定期間に、当該交通情報提供エリア内で提供された
時間帯ごとのリンク交通情報に基づいて、季節、月、曜
日、平日/休日の別等(これらを時間要素という)のい
ずれか1つ又は複数の組合せごとに平均をとって記憶
し、車載地図専用ディスクDに書き込んだ値である。
【0030】統計リンクコストTS (t) の作成方法につ
いて詳述すると、過去のリンク交通情報の収集は、たと
えば交通情報ファクシミリサービスを利用して行うこと
が考えられる。また、この交通情報ファクシミリサービ
スの他に、道路交通情報センターが実施しているラジオ
放送による交通情報提供サービス、またはケーブルテレ
ビ(CATV)による交通情報提供サービスを利用する
こともできる。
【0031】交通情報ファクシミリサービスを利用する
場合について詳述すると、交通情報ファクシミリサービ
スは、文字や地図上に示された渋滞情報,旅行時間,通
行禁止区間等の交通情報をファクシミリで提供するもの
である。作成者は、ファクシミリで提供された交通情報
を時間帯、季節、月、曜日、平日/休日、ごとに分類
し、統計的に整理する。たとえば、交通情報として渋滞
情報を例にとった場合、渋滞情報を統計処理し、その結
果を統計渋滞情報データとして整理する。
【0032】また、地図専用ディスクDには、前記道路
地図データの他、路上ビーコンAから送信される交通情
報が対応付けられたリンクと前記道路地図データのリン
クとの対応関係を表す対応テーブルが格納されている
(図4参照)。この対応関係は、路上ビーコンAから送
信される交通情報が対応付けられたリンクが道路地図デ
ータのリンクよりも一般に粗い経路ネットワークの構成
単位であるので、次のように分類できる。図3(a) は、
路上ビーコンAから送信されるリンクLKaと道路地図デ
ータのリンクLNaとが1対1に対応する場合を示す。図
3(b) は、路上ビーコンAから送信される1つのリンク
Kbに複数の道路地図データのリンクLNb1 ,LNb2
・・・,LNbi が含まれている場合、図3(c) は、路上
ビーコンAから送信されるリンクLK にうまく対応しな
い道路地図データのリンクLN が存在する場合を示す。
このうち、図3(a) ,(b) の場合の対応関係を表すのが
対応テーブルであり、図4に対応テーブルの具体例をそ
れぞれ示す。図3(c) の場合には直接の対応関係がない
ので、本実施例では、対応テーブルの説明は省略する。
【0033】利用テーブルは、道路地図データのリンク
に対応付けて、有効時間帯Zk の番号を記録している。
【0034】
【表1】
【0035】有効時間帯Zk とは、1日あたり多数に区
切られた「時間帯」のうちから複数選ばれたもので、計
算開始リンクのリンクコストとして、この有効時間帯Z
k の統計リンクコストTS (t) を採用し、それからつな
がるリンクについて経路探索を行う。例えば251番目
のリンクについては、番号2,9,14,32等の時間
帯が記録されているので、経路探索にあたっては、計算
開始リンクの統計リンクコストTS (t) として、番号2
の時間帯の統計リンクコストTS (t) を採用して、それ
からつながるリンクについて経路探索を行い、番号9の
時間帯の統計リンクコストTS (t) を採用して、それか
らつながるリンクについて経路探索を行い、番号14の
時間帯の統計リンクコストTS (t) を採用して、それか
らつながるリンクについて経路探索を行い、以下同様に
続ける。
【0036】コントローラ16には、目的地及び各種計
算条件を入力するためのリモートコントローラキー(以
下単に「リモコンキー」という)4が入力制御部13を
介して接続されている。リモコンキー4には、例えば地
図のスクロール、位置の設定、メニューの選択を行う
「ジョイスティック/セットキー」、現在地を表すカー
マークを中心とする道路地図画面を表示させる「地図キ
ー」、道路地図の表示スケールを拡大縮小する「縮尺キ
ー」、車両の進行方向を上に表示するか、地図の北を上
に表示するかを選択する「回転キー」、車両の走行軌跡
を表示するかしないかを切換える「軌跡キー」、現在地
から目的地までの最短時間経路を算出させたいときにワ
ンタッチで経路計算指示信号を入力できる「ルートキ
ー」、「目的地設定」,「ルート設定」などのメニュー
画面を表示させる「メニューキー」、メニュー操作時1
つ前の画面に戻す「リターンキー」等の各種のキー(い
ずれも図示せず)が備えられている。
【0037】コントローラ16は、ユーザによりリモコ
ンキー4を介して目的地及び各種計算条件(有料道路を
優先するか否か、フェリー利用を優先するか否か、又は
経由地を経由するか否か、など)が入力されると、この
入力された目的地データ等をSRAM162に記憶する
とともに、車載地図専用ディスクDから経路計算用道路
地図データを読出し、目的地及び車両位置検出部14で
検出された現在地にそれぞれ近いリンク間の最短時間経
路を例えばダイクストラ法又はポテンシャル法を用いて
算出する。算出された最短時間経路は、ディスプレイ3
に表示されている道路地図上に例えば破線で重畳表示さ
れる。
【0038】ここで、前記ポテンシャル法とは次のよう
な方法である。すなわち、出発地(目的地でもよい)に
近いリンクを計算開始リンクとし、目的地(出発地でも
よい)に最も近いリンクを計算終了リンクとし、ユーザ
により入力された各種計算条件に基づいて、計算開始リ
ンクから始まる所定地図領域内のリンクをすべて探索す
る。このとき、各リンクの統計リンクコストTS (t) 又
は旅行時間予測値TP(t) (後述する)を順次加算し、
最短でない経路は切捨て、最短経路を実現する経路のみ
を残すという処理を繰り返す。その結果、最終的に、最
短経路のみからなる経路のトリーが得られるので、計算
終了リンクから計算開始リンクまでの経路を逆に辿って
いけば、最短時間経路を得ることができる。
【0039】コントローラ16にはまた、ビーコン受信
機7が接続されている。CPU161は、車両が路上ビ
ーコンAの送信エリア内に進入して(図1参照)、路上
ビーコンAから送信されている一連の最新のリンク交通
情報がビーコン受信機7で受信されると、当該リンク交
通情報をSRAM162に与えて保持させる。CPU1
61では、前記方法によって最短時間経路を算出する
際、SRAM162にリンク交通情報が保持されている
場合には、前記経路計算用道路地図データに含まれてい
る統計リンクコストTS (t) に、当該リンク交通情報を
利用して求めたリンクコスト(以下「リアルタイムリン
クコスト」という)を加味して予測リンクコストT
P (t) を求め、この予測リンクコストTP (t) に基づい
て複数の経路を算出する。SRAM162にリンク交通
情報が保持されていない場合には、統計リンクコストT
S (t) をそのまま用いて複数の経路を算出する。
【0040】図5から図8は、前記車載ナビゲーション
装置1における複数の経路の算出処理を説明するための
フローチャートである。ユーザは、走行前又は走行中
に、リモコンキー4を操作して目的地や経由地(以下代
表して「目的地」という)を入力する。コントローラ1
6は、車両位置検出部14で検出された現在地に最も近
いリンクを計算開始リンクとし、目的地に最も近いリン
クを計算終了リンクとする(図5のステップS1)。
【0041】次に、現在時刻を参照して、現在時刻の属
する出発時間帯Z0 を特定する(ステップS2)。そし
て、前述した利用テーブルを参照して、計算開始リンク
に対応する、現在時刻の属する出発時間帯Z0 以後の時
間帯を順にチェックし(ステップS3)、ヒットした時
間帯すなわち有効時間帯Zk を複数特定する(ステップ
S4)。
【0042】そしてコントローラ16は、計算開始リン
クから始まる所定地図領域内のリンクをすべて探索す
る。この探索にあたり、まず初めに統計リンクコストT
S (t) をそのまま用いて複数の経路を算出する方法を説
明し、その後SRAM162にリンク交通情報が保持さ
れていて、当該リンク交通情報を利用して求めたリンク
のリアルタイムリンクコストを加味して予測リンクコス
トTP (t) を求め、この予測リンクコストT P (t) に基
づいて複数の経路を算出する方法を説明する。 <統計リンクコストTS (t) をそのまま用いて複数の経
路を算出する方法>この方法では、所定地図領域内のリ
ンクのリンクコストとして、リンクごとにそれぞれ異な
った時間帯に属する統計リンクコストTS (t) を用い
る。
【0043】詳しく説明すると、有効時間帯Zk のう
ち、時間の最も早い有効時間帯Z1 をまず選定して、計
算開始リンクのリンクコストを、有効時間帯Z1 の統計
リンクコストTS (t) とする。次に、この計算開始リン
クに続くリンクについては、計算開始リンクの有効時間
帯Z1 よりも計算開始リンクのリンクコスト分だけ遅い
有効時間帯、すなわち車両が当該リンクに到達するであ
ろうと考えられる時間帯を決定し、当該有効時間帯に属
する統計リンクコストTS (t) をリンクコストとして用
いる。
【0044】これにつながるリンクについても、同様に
して、リンクコストを加算していって、車両が当該リン
クに到達するであろうと考えられる時間帯の統計リンク
コストTS (t) をリンクコストとして用いて、経路を探
索する(ステップS5)。なお、車両が当該リンクに到
達するであろうと考えられる時間帯の統計リンクコスト
S (t) をリンクコストとして用いる代わりに、所定地
図領域内の全てのリンクについて、一様に、計算開始リ
ンクの有効時間帯Z1 と同一の時間帯Z1の統計リンク
コストTS (t) をリンクコストとして用いてもよい。 <リアルタイムリンクコストと統計リンクコストT
S (t) を併用して複数の経路を算出する方法>リアルタ
イムリンクコストをそのまま用いて経路を求めるので
は、リアルタイムリンクコストの瞬時的変動が激しすぎ
るので、この方法では、これを平滑化するため、統計リ
ンクコストTS (t) を加味した指数平滑手法を用いて予
測リンクコストTP (t) を求め、この予測リンクコスト
P (t) をリンクコストとして用いて所定地図領域内の
経路を探索する。
【0045】この指数平滑手法では、当該経路計算対象
リンクと外部から得られたリンクとが図3(a) に示すよ
うに1対1に対応している場合、前記外部から得られた
リンクに対応する統計リンクコストTS (t) をSRAM
162から読出すとともに、統計リンクコストTS (t)
を修正するために必要な誤差予測値et を求める。前記
誤差予測値et は、その初期値は0とするが、リアルタ
イムリンクコストの瞬時的変動が激しすぎるのでこれを
平滑化して用いるという目的を考慮すると、予測リンク
コストTP (t) の瞬時的変動を吸収する必要がある。こ
のため、同一の外部から得られたリンクのリアルタイム
リンクコストに基づいて採用した誤差予測値et-1 を考
慮して重み付けした平均をとって誤差予測値et とす
る。
【0046】より具体的に説明すると、予測リンクコス
トTP (t) が得られると、予測リンクコストTP (t)
と、当該外部から得られたリンクの統計リンクコストT
S (t)との差を求める。次に、メモリに保持されてい
る、同一リンクの前の時点の予測リンクコストT P (t−
1)を読み出し、このリンクの統計リンクコストTS (t)
との差をとり、誤差予測値et-1 を求め、下記(1) 式の
ようにして新たな誤差予測値et に更新する。
【0047】 et =α(TP (t) −TS (t) )+(1−α)et-1 ‥‥(1) ただし、前記(1) 式において、α(0<α<1)は平滑
指数であって、0に近ければ、過去の誤差予測値et-1
に重みをおき、1に近ければ、現在の予測リンクコスト
P (t) に重みをおいている。例えばα=0.8にとっ
ている。このようにして求められた誤差予測値et を使
って、下記(2) 式のようにして当該経路計算対象リンク
に対応する予測リンクコストTP (t) を算出する。
【0048】 TP (t) =et +TS (t) ‥‥(2) なお、前記の説明では、予測リンクコストと統計リンク
コストとの差に着目していたが、予測リンクコストと統
計リンクコストとの比に着目してもよい。この場合は前
記(3) 式(4) 式は、それぞれ次のようになる(et の初
期値は1)。
【0049】 et =α(TP (t) /TS (t) )+(1−α)et-1 ‥‥(3) TP (t) =et ・TS (t) ‥‥(4) また、図3(b) に示すように、当該リンクが外部から得
られたリンクの一部として含まれている場合には、前記
(2) 式又は(4) 式に基づいて予測リンクコストTP (t)
が算出された後、下記(5) 式の演算が行われ、当該経路
計算対象リンクに対応する予測リンクコストTP (t) が
算出される。ただし、下記(5) 式において、dNiは当該
リンクi のリンク長、dK は前記外部から得られたリン
クのリンク長を表す。
【0050】 (dNi/dK )×TP (t) →TP (t) ‥‥(5) 前記(2) 式若しくは(4) 式又は(5) 式で算出された予測
リンクコストTP (t)は不揮発性メモリに保持される。
このように、誤差予測値et は、リアルタイムリンクコ
ストの瞬時的変動を吸収するために求められるので、誤
差予測値et を用いて得られた予測リンクコストT
P (t) は、現在の交通状況を反映するとともに、実際の
交通状況の極端な変動を抑えた値となっている。したが
って、この予測リンクコストTP (t) を用いて所定地図
領域内の経路を探索する(ステップS5)。
【0051】経路の探索が終わると、計算終了リンクか
ら計算開始リンクまでの経路を逆に辿っていき、経路L
1 を特定し記憶する(ステップS6)。さらに、利用テ
ーブルにヒットした有効時間帯Zk のうち、次に時間の
早い有効時間帯Z2 を選定して、前記<統計リンクコス
トTS (t) をそのまま用いて複数の経路を算出する方法
>又は<リアルタイムリンクコストと統計リンクコスト
S (t) を併用して複数の経路を算出する方法>を用い
て経路探索を行い、経路L2 を特定し記憶する。このよ
うなことを繰り返して、有効時間帯Zn (n=1,2,3, ‥
‥,m) に対応する複数の経路Ln (n=1,2,3, ‥‥,m) を
特定する。全有効時間帯Zk のチェックが終了すると、
ステップS7からステップS11(図6)に移り、記憶
された複数の経路Ln (n=1,2,3, ‥‥,m) を順に取り出
し、差異率Dをチェックする。
【0052】この差異率Dというのは、各経路Ln (n=
1,2,3, ‥‥,m) から任意の2つの経路Li ,Lj を取
り出し、それらについてリンクコスト(例えば統計リン
クコストTS (t) )を総和して経路旅行時間Ti ,Tj
を求め、さらに経路Li ,Ljの重なり部分の経路旅行
時間Tijを求め、これらを使って、 Dij=1−2Tij/(Ti +Tj ) で表される関数である。この差異率Dijをしきい値と比
較し(ステップS12)、差異率Dijがしきい値よりも
小さければ(ステップS13)、経路旅行時間の長いほ
うの経路を抹消して、ステップS11に戻り、他の経路
について処理を繰り返す。このようにして、差異率Dij
がしきい値より大きな経路のみが選定される(ステップ
S14)。記憶した全ての経路Ln (n=1,2,3, ‥‥,m)
について処理が終了すると(ステップS15)、ステッ
プS21(図7)に進む。
【0053】なお、上の説明では、差異率Dは経路旅行
時間Ti ,Tj ,Tijに基づいて算出したが、経路距離
に基づいてもよい。また、差異率Dを計算する代わりに
絶対的な差異(Ti +Tj )/2−Tijを計算し、しき
い値と比較してもよい。ステップS21以後では、選定
した各経路(これを経路Lp と書く)を構成するリンク
について、リンク旅行時間を計算する。このリンク旅行
時間の計算にあたっては、車両が当該リンクに到達する
であろうと考えられる時間を決定してリンク旅行時間を
求め、このリンクにつながるリンクについては、時間を
ずらしながら、一連のリンクのリンクコストの加算を行
う(この考え方は、経路探索のときと同じである)。
【0054】まず、1つの経路について、計算開始リン
クから順に処理を進める(ステップS22)。当該リン
クについて、予測リンクコストTP (t) が得られている
かどうかをチェックする(ステップS23)。得られて
いなければ、統計リンクコストTS (t) を採用して、こ
れを通常旅行時間とする(ステップS24)。さらに、
通常旅行時間に(1+b)をかけて、これを最大旅行時
間とする(ステップS25)。最大旅行時間は、通常よ
りも多めに見積もってこれ位の時間がかかることをユー
ザに示すために計算するものである。bは、統計リンク
コストTS (t) の信頼性が高いほど小さくし、統計リン
クコストTS (t) の信頼性が低い程大きくする。通常b
=0.1から0.2程度にとる。
【0055】当該リンクについて、予測リンクコストT
P (t) が得られていれば、予測リンクコストTP (t) を
採用して、これを通常旅行時間とする(ステップS2
6)。さらに、通常旅行時間に(1+a)をかけて、こ
れを最大旅行時間とする(ステップS27)。aは、予
測リンクコストTP (t) の信頼性が高いほど小さくし、
予測リンクコストTP (t) の信頼性が低い程大きくす
る。通常a=0.1から0.2程度にとる。
【0056】1つの経路LP を構成するすべてのリンク
について処理が終われば(ステップS28)、ステップ
S31(図8)に進む。ステップS31では、当該経路
p について、通常旅行時間を合計し、これを経路旅行
時間とする(ステップS31)。また最大旅行時間を合
計し、これを経路最大旅行時間とする(ステップS3
2)。
【0057】なお、前述の予測リンクコストTP (t) を
主体として旅行時間を求める方法以外に、予測リンクコ
ストTP (t) は無視して、統計リンクコストTS (t) の
みに基づいて旅行時間を計算することもできる。他の経
路Lp についてもステップS21以下の処理をし、すべ
ての経路Lp について処理が終われば(ステップS3
3)、得られた経路LP の個数が一定個数cを超えるか
どうか判定する(ステップS34)。一定個数cを超え
ていれば、経路旅行時間の小さい順にc個の経路(これ
を経路LQ と書く)を最終選定する(ステップS3
6)。一定個数cを超えていなければ、全部の経路LP
を経路L Q として最終選定する(ステップS35)。
【0058】そして、最終選定した経路LQ を表示する
(ステップS37)。この表示は、最終選定した経路L
Q を一度に全部表示してもよいし、いずれか1本の経路
Qを表示して、ユーザの要求があれば他の経路LQ
切り換えるようにしてもよい。また、経路旅行時間と、
経路最大旅行時間も表示する(ステップS38)。この
表示をする場合は、単なる経路旅行時間であるか、経路
最大旅行時間であるかに応じて表示の仕方を変えること
が望ましいのは、勿論のことである。
【0059】そして、当該経路に対応する誘導指示情報
を作成する。この経路に対応する誘導指示情報の内容と
しては、目的地までの方向、目的地までの直線距離、経
路に沿った経路距離、交差点模式図等、従来より知られ
ている色々なものがあり、これらのいずれか又はすべて
の情報がユーザに提供される。提供の方法は、ディスプ
レイ3に文字や矢印を表示させてもよく、スピーカMか
ら音声で誘導させてもよい。
【0060】本発明の実施例の説明は以上のとおりであ
るが、本発明は上述の実施例に限定されるものではな
い。例えば前記実施例では、複数経路の算出を車載ナビ
ゲーション装置で行っていた。しかし、情報センターC
等の地上系のシステムで複数経路の算出を行い、路上ビ
ーコンAを通して各車両に提供するものであってもよ
く、また、ユーザがオフィス等に設置されたパーソナル
コンピュータを使って複数経路の算出を行ってもよい。
【0061】その他本発明の範囲内において種々の設計
変更を施すことは可能である。
【0062】
【発明の効果】以上のように請求項1又は請求項9記載
の発明によれば、利用テーブルを用いて、利用テーブル
で指定された複数の時間帯を取得し、それぞれ取得され
た時間帯に関連した統計リンクコスト情報を使って、当
該計算開始リンクから目的地等までの複数本の経路を、
簡単に算出することができる。ユーザは、これらの複数
本の経路の中からいずれかを任意に選択して旅行をする
ことができる。
【0063】請求項2又は請求項10記載の発明によれ
ば、外部からの最新のリンクコスト情報を取得し、統計
リンクコスト情報又は最新のリンクコスト情報に基づい
て、現状の交通状況に基づいた複数本の経路を得ること
ができる。請求項3記載の発明によれば、できるだけ差
のある複数の経路を得ることができる。
【0064】請求項4記載の発明によれば、過去の実績
に基づいた、信頼度の高い旅行時間を提供することがで
きる。請求項5又は6記載の発明によれば、外部からの
最新のリンクコスト情報等に基づいた、実際の交通状況
を反映した旅行時間を提供することができる。請求項7
又は8記載の発明によれば、通常よりも多めに見積もっ
た最大旅行時間を表示することにより、ユーザに、最大
これ位の時間がかかることを示すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の経路算出装置を使用した車載ナビゲー
ション装置に交通情報を提供するシステムの概略図であ
る。
【図2】車両に搭載される車載ナビゲーション装置の電
気的構成を示すブロック図である。
【図3】外部から得られたリンクLKaとリンクLNaとの
対応関係を示す図であり、図3(a) は、外部から得られ
たリンクLKaとリンクLNaとが1対1に対応する場合、
図3(b) は、1つの外部から得られたリンクLKbに複数
のリンクLNb1 ,LNb2,・・・,LNbi が含まれてい
る場合、図3(c) は、外部から得られたリンクL K にう
まく対応しないリンクLN が存在する場合を示す。
【図4】外部から得られたリンクと前記リンクとの対応
関係を表す対応テーブルを示す図である。
【図5】車載ナビゲーション装置における複数経路の算
出処理を説明するためのフローチャートである。
【図6】車載ナビゲーション装置における複数経路の算
出処理を説明するためのフローチャートである(図5の
続き)。
【図7】車載ナビゲーション装置における複数経路の算
出処理を説明するためのフローチャートである(図6の
続き)。
【図8】車載ナビゲーション装置における複数経路の算
出処理を説明するためのフローチャートである(図7の
続き)。
【符号の説明】
A 路上ビーコン B 通信回線 C 情報センター D 車載地図専用ディスク 1 車載ナビゲーション装置 2 CDドライブ 3 ディスプレイ 4 リモコンキー 5 方位センサ 6 距離センサ 7 ビーコン受信機 11 メモリ制御部 12 表示制御部 13 入力処理部 14 車両位置検出部 16 コントローラ 161 CPU 162 SRAM 163 DRAM 18 音声制御部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】道路地図データが記憶された道路地図メモ
    リと、 各リンクに対応付けられた過去の交通情報を所定の時間
    要素ごとに統計的に処理することにより得られた統計リ
    ンクコスト情報を記憶した交通情報メモリと、 道路地図データを構成するリンクごとに、複数の時間帯
    が指定された利用テーブルと、 計算開始リンクが特定されると、当該計算開始リンクに
    ついてこの利用テーブルで指定された複数の時間帯を取
    得し、それぞれ取得された時間帯又はそれぞれ取得され
    た時間帯以後の時間帯に係る統計リンクコスト情報を前
    記交通情報メモリの記憶内容からそれぞれ参照し、これ
    らの統計リンクコスト情報に基づいて当該計算開始リン
    クからユーザにより設定された目的地等までの複数本の
    経路を計算する経路計算手段と、 経路計算手段によって計算された経路のいずれか又は全
    てを出力する出力手段とを有することを特徴とする経路
    算出装置。
  2. 【請求項2】道路地図データが記憶された道路地図メモ
    リと、 外部からの最新のリンクコスト情報を取得する通信手段
    と、 通信手段により取得される最新のリンクコスト情報、及
    び各リンクに対応付けられた過去の交通情報を所定の時
    間要素ごとに統計的に処理することにより得られた統計
    リンクコスト情報を記憶した交通情報メモリと、 道路地図データを構成するリンクごとに、複数の時間帯
    が指定された利用テーブルと、 計算開始リンクが特定されると、当該計算開始リンクに
    ついてこの利用テーブルで指定された複数の時間帯を取
    得し、それぞれ取得された時間帯又はそれぞれ取得され
    た時間帯以後の時間帯に係る統計リンクコスト情報又は
    最新のリンクコスト情報を前記交通情報メモリの記憶内
    容からそれぞれ参照し、これらの統計リンクコスト情報
    又は最新のリンクコスト情報に基づいて当該計算開始リ
    ンクからユーザにより設定された目的地等までの複数本
    の経路を計算する経路計算手段と、 経路計算手段によって計算された経路のいずれか又は全
    てを出力する出力手段とを有することを特徴とする経路
    算出装置。
  3. 【請求項3】前記経路計算手段によって複数の経路が計
    算されると、経路の差をチェックし、互いに差の大きな
    経路のみを選定する選定手段をさらに備え、前記出力手
    段は、選定手段によって選定された経路を出力すること
    を特徴とする請求項1又は2記載の経路算出装置。
  4. 【請求項4】経路計算手段によって計算された経路に沿
    った、統計リンクコスト情報を参照して、経路旅行時間
    を算出する旅行時間算出手段をさらに有し、 前記出力手段は、経路旅行時間をも出力するものである
    ことを特徴とする請求項1記載の経路算出装置。
  5. 【請求項5】外部からの最新のリンクコスト情報を取得
    する通信手段と、 経路計算手段によって計算された経路に沿った、統計リ
    ンクコスト情報と通信手段を通して得られた最新のリン
    クコスト情報とを参照して、経路旅行時間を算出する旅
    行時間算出手段とをさらに有し、 前記出力手段は、経路旅行時間をも出力するものである
    ことを特徴とする請求項1記載の経路算出装置。
  6. 【請求項6】経路計算手段によって計算された経路に沿
    った、統計リンクコスト情報と前記最新のリンクコスト
    情報とを参照して、経路旅行時間を算出する旅行時間算
    出手段をさらに有し、 前記出力手段は、経路旅行時間をも出力するものである
    ことを特徴とする請求項2記載の経路算出装置。
  7. 【請求項7】旅行時間算出手段によって算出された経路
    旅行時間に一定数(1+b)(bは正の実数)を乗じた
    経路最大旅行時間を算出する経路最大旅行時間算出手段
    をさらに有し、 前記出力手段は、経路最大旅行時間をも出力するもので
    あることを特徴とする請求項4記載の経路算出装置。
  8. 【請求項8】旅行時間算出手段によって算出された経路
    旅行時間に一定数(1+a)(aは正の実数)を乗じた
    経路最大旅行時間を算出する経路最大旅行時間算出手段
    をさらに有し、 前記出力手段は、経路最大旅行時間をも出力するもので
    あることを特徴とする請求項5又は6記載の経路算出装
    置。
  9. 【請求項9】道路地図データが記憶された道路地図メモ
    リと、 各リンクに対応付けられた過去の交通情報を所定の時間
    要素ごとに統計的に処理することにより得られた統計リ
    ンクコスト情報を記憶した交通情報メモリと、 道路地図データを構成するリンクごとに、複数の時間帯
    が指定された利用テーブルとを用い、 計算開始リンクを特定し、 当該計算開始リンクについてこの利用テーブルで指定さ
    れた複数の時間帯を取得し、 それぞれ取得された時間帯又はそれぞれ取得された時間
    帯以後の時間帯に係る統計リンクコスト情報を前記交通
    情報メモリの記憶内容からそれぞれ参照し、 これらの統計リンクコスト情報に基づいて当該計算開始
    リンクからユーザにより設定された目的地等までの複数
    本の経路を計算することを特徴とする経路算出方法。
  10. 【請求項10】道路地図データが記憶された道路地図メ
    モリと、 外部からの最新のリンクコスト情報を取得する通信手段
    と、 通信手段により取得される最新のリンクコスト情報、及
    び各リンクに対応付けられた過去の交通情報を所定の時
    間要素ごとに統計的に処理することにより得られた統計
    リンクコスト情報を記憶した交通情報メモリと、 道路地図データを構成するリンクごとに、複数の時間帯
    が指定された利用テーブルとを用い、 計算開始リンクを特定し、 当該計算開始リンクについてこの利用テーブルで指定さ
    れた複数の時間帯を取得し、 それぞれ取得された時間帯又はそれぞれ取得された時間
    帯以後の時間帯に係る統計リンクコスト情報又は最新の
    リンクコスト情報を前記交通情報メモリの記憶内容から
    それぞれ参照し、 これらの統計リンクコスト情報又は最新のリンクコスト
    情報に基づいて当該計算開始リンクからユーザにより設
    定された目的地等までの複数本の経路を計算することを
    特徴とする経路算出方法。
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