JPH09281018A - 燃焼ガス中のクリープ破断試験装置 - Google Patents
燃焼ガス中のクリープ破断試験装置Info
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- JPH09281018A JPH09281018A JP11203796A JP11203796A JPH09281018A JP H09281018 A JPH09281018 A JP H09281018A JP 11203796 A JP11203796 A JP 11203796A JP 11203796 A JP11203796 A JP 11203796A JP H09281018 A JPH09281018 A JP H09281018A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 試験片のみを1000℃以上に加熱して高温
燃焼ガス中でクリープ破断試験を行う。 【解決手段】 熱ガスチャンバー7の透孔に内端が嵌着
され外端が同チャンバーの外方へ延びる大径中心孔を有
する直列的大径筒状体2L,2Uと、同中心孔の内端に
外端が嵌脱可能に固着され内端が閉塞された中径筒状試
験片5と、同大径筒状体に同軸的に挿入され、全長にわ
たる小径中心孔4aを有し内端が同試験片5の中心孔孔
底に当接し外端が上端フランジ4cの小径孔4dに連通
し同試験片の中心孔内に内挿される部分に複数の空冷用
小孔16が貫設された中空中心押さえ棒4と、同筒状体
2Uの中心孔の外端部に積層され中心押さえ棒4を介し
て同試験片5に引張荷重を与える荷重付与機構3と、同
大径筒状体2Lに付設されたロードセル6の出力に基づ
いて上記荷重付与機構を介して同試験片に与える引張荷
重を制御する制御装置9とを具えたこと。
燃焼ガス中でクリープ破断試験を行う。 【解決手段】 熱ガスチャンバー7の透孔に内端が嵌着
され外端が同チャンバーの外方へ延びる大径中心孔を有
する直列的大径筒状体2L,2Uと、同中心孔の内端に
外端が嵌脱可能に固着され内端が閉塞された中径筒状試
験片5と、同大径筒状体に同軸的に挿入され、全長にわ
たる小径中心孔4aを有し内端が同試験片5の中心孔孔
底に当接し外端が上端フランジ4cの小径孔4dに連通
し同試験片の中心孔内に内挿される部分に複数の空冷用
小孔16が貫設された中空中心押さえ棒4と、同筒状体
2Uの中心孔の外端部に積層され中心押さえ棒4を介し
て同試験片5に引張荷重を与える荷重付与機構3と、同
大径筒状体2Lに付設されたロードセル6の出力に基づ
いて上記荷重付与機構を介して同試験片に与える引張荷
重を制御する制御装置9とを具えたこと。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスタービン翼等
の材料寿命の予測に用いる燃焼ガス中のクリープ破断試
験装置に関する。
の材料寿命の予測に用いる燃焼ガス中のクリープ破断試
験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ガスタービン翼の寿命予測の信
頼性向上を図るには、実際の燃焼ガス中又はそれを模擬
した環境で試験片のクリープ破断試験を行い、高温腐食
の影響を加味した試験とする必要がある。従来の燃焼ガ
ス中でのクリープ破断試験装置は、図2縦断面図に示す
ように、試験片05と取付金具02U,02Lを燃焼ガ
ス環境チャンバー07の中に入れ、ベローズ017等で
同燃焼ガス環境チャンバーを密閉し、同環境チャンバー
7内に燃焼ガス発生装置で発生させた燃焼ガス010を
流すのである。また、その際の荷重付加手段には、荷重
容量を確保するためレバー式機構018が一般に採用さ
れている。また、特開昭57−67843号に示されて
いるように、応力腐食割れ試験における低荷重載荷装置
では、図3縦断面図に示すように、枠体019に試験片
05が貫通配置され、この試験片の下端部にナット02
0が、上端部にナット021がそれぞれ装着されるもの
も知られている。この種の応力腐食割れ試験では、ナッ
ト021と枠体019の上面との間には、皿ばね03及
び受座022が挿入され、ナット021を回動調整する
ことにより、皿ばね03に所定のたわみが加えられ、皿
ばね03の反力により試験片05には引張応力が与えら
れ、これを試験環境中に入れて、そのクリープ試験を行
うのである。
頼性向上を図るには、実際の燃焼ガス中又はそれを模擬
した環境で試験片のクリープ破断試験を行い、高温腐食
の影響を加味した試験とする必要がある。従来の燃焼ガ
ス中でのクリープ破断試験装置は、図2縦断面図に示す
ように、試験片05と取付金具02U,02Lを燃焼ガ
ス環境チャンバー07の中に入れ、ベローズ017等で
同燃焼ガス環境チャンバーを密閉し、同環境チャンバー
7内に燃焼ガス発生装置で発生させた燃焼ガス010を
流すのである。また、その際の荷重付加手段には、荷重
容量を確保するためレバー式機構018が一般に採用さ
れている。また、特開昭57−67843号に示されて
いるように、応力腐食割れ試験における低荷重載荷装置
では、図3縦断面図に示すように、枠体019に試験片
05が貫通配置され、この試験片の下端部にナット02
0が、上端部にナット021がそれぞれ装着されるもの
も知られている。この種の応力腐食割れ試験では、ナッ
ト021と枠体019の上面との間には、皿ばね03及
び受座022が挿入され、ナット021を回動調整する
ことにより、皿ばね03に所定のたわみが加えられ、皿
ばね03の反力により試験片05には引張応力が与えら
れ、これを試験環境中に入れて、そのクリープ試験を行
うのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに、従来の燃焼ガス中でのクリープ破断試験において
は、下記のような問題がある。 (1)燃焼ガスが流れる環境チャンバーに試験片及び取
付治具が挿入されるので、燃焼ガスにより取付治具も腐
食劣化し、試験ごとに取付治具を交換しなければならな
い。 (2)また、1000℃以上の高温燃焼ガス中での試験
では、取付治具,試験片を冷却しなければ、所望の試験
条件や強度が得られなくなるので試験が不可能となる。 (3)さらに、前記特開昭57−67843号公報に記
載しているように、燃焼ガス中に試験片と皿ばねを含む
受座,ナット,枠体等からなる治具が一緒にかつ裸で挿
入されることになるので、同治具までも腐食劣化するか
ら、長時間の連続試験ができなくなるか、試験中断し、
頻繁に治具を交換する必要がある。 (4)試験中断や治具交換は現実性がなく、加うるに1
000℃以上の高温に耐える耐熱性のある皿ばね用材料
も現存しない。 このような事情により、この種の技術には種々の不具合
があるのでガスタービン翼等のクリープ破断試験には目
下のところ、適用できないものと考えられる。
うに、従来の燃焼ガス中でのクリープ破断試験において
は、下記のような問題がある。 (1)燃焼ガスが流れる環境チャンバーに試験片及び取
付治具が挿入されるので、燃焼ガスにより取付治具も腐
食劣化し、試験ごとに取付治具を交換しなければならな
い。 (2)また、1000℃以上の高温燃焼ガス中での試験
では、取付治具,試験片を冷却しなければ、所望の試験
条件や強度が得られなくなるので試験が不可能となる。 (3)さらに、前記特開昭57−67843号公報に記
載しているように、燃焼ガス中に試験片と皿ばねを含む
受座,ナット,枠体等からなる治具が一緒にかつ裸で挿
入されることになるので、同治具までも腐食劣化するか
ら、長時間の連続試験ができなくなるか、試験中断し、
頻繁に治具を交換する必要がある。 (4)試験中断や治具交換は現実性がなく、加うるに1
000℃以上の高温に耐える耐熱性のある皿ばね用材料
も現存しない。 このような事情により、この種の技術には種々の不具合
があるのでガスタービン翼等のクリープ破断試験には目
下のところ、適用できないものと考えられる。
【0004】ところで、皿ばね自体は常温に近い比較的
低温において使用する場合は、図4特性図に示すよう
に、左右の平行破線間、すなわち、δ/h=1.0〜
1.4において荷重係数C1 =1.565〜1.598
が得られ、(R,δはそれぞれ皿ばねの高さ,撓み)撓
みδ=1.5〜2.10mmの範囲では荷重Pの変動率
ΔPは下式(1)に示すようになる。 ΔP=〔(C1 max−C1 min)/C1 min〕×100 =2.0(±1)% ・・・・・・・(1) したがって、皿ばねは実用上支障なく定荷重で使用でき
ることが判明している。ちなみに、式(1)は図5に示
す皿ばねの主要寸法により、式(2)〜(5)の関係か
ら弾性力学的に導かれているところである。 P=C1 CEb4 /r2 2 ・・・・・・・・・(2) C={[(α+1)/(α−1)]−2/logα}π [α/(α−1)]2 ・・・・(3) C1 =[ δ/(1-1/m2 )h・{(H/h−δ/h)(H/h −δ/2h)+1}・・・・(4) α=r1 /r2 ・・・・・・・・(5) ただし、C:係数 C1 :荷重係数 E:縦弾性係数 h:皿ばねの高さ H:有効高さ r1 :内半径 r2 :外半径 m:ポアソン数 したがって、係数Cはαの関数,荷重係数C1 はH/h
とδ/hとの関数であり、荷重Pは式(2)に示したよ
うに、荷重係数C1 に比例するのである。それ故、皿ば
ねは、これを常温近い比較的低温に冷却した状態で使用
することができれば、本発明における試験片の高温度に
おけるクリープ破断試験には支障なく使用することが可
能となると考えられる。
低温において使用する場合は、図4特性図に示すよう
に、左右の平行破線間、すなわち、δ/h=1.0〜
1.4において荷重係数C1 =1.565〜1.598
が得られ、(R,δはそれぞれ皿ばねの高さ,撓み)撓
みδ=1.5〜2.10mmの範囲では荷重Pの変動率
ΔPは下式(1)に示すようになる。 ΔP=〔(C1 max−C1 min)/C1 min〕×100 =2.0(±1)% ・・・・・・・(1) したがって、皿ばねは実用上支障なく定荷重で使用でき
ることが判明している。ちなみに、式(1)は図5に示
す皿ばねの主要寸法により、式(2)〜(5)の関係か
ら弾性力学的に導かれているところである。 P=C1 CEb4 /r2 2 ・・・・・・・・・(2) C={[(α+1)/(α−1)]−2/logα}π [α/(α−1)]2 ・・・・(3) C1 =[ δ/(1-1/m2 )h・{(H/h−δ/h)(H/h −δ/2h)+1}・・・・(4) α=r1 /r2 ・・・・・・・・(5) ただし、C:係数 C1 :荷重係数 E:縦弾性係数 h:皿ばねの高さ H:有効高さ r1 :内半径 r2 :外半径 m:ポアソン数 したがって、係数Cはαの関数,荷重係数C1 はH/h
とδ/hとの関数であり、荷重Pは式(2)に示したよ
うに、荷重係数C1 に比例するのである。それ故、皿ば
ねは、これを常温近い比較的低温に冷却した状態で使用
することができれば、本発明における試験片の高温度に
おけるクリープ破断試験には支障なく使用することが可
能となると考えられる。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みて提案され
たもので、取付治具を試験ごとに交換することなく、試
験片のみを1000℃以上に加熱して高温燃焼ガス中で
も迅速に試験を行うことができる小型,高性能かつ低コ
ストの経済的な熱ガス中のクリープ破断試験装置を提供
することを目的とする。
たもので、取付治具を試験ごとに交換することなく、試
験片のみを1000℃以上に加熱して高温燃焼ガス中で
も迅速に試験を行うことができる小型,高性能かつ低コ
ストの経済的な熱ガス中のクリープ破断試験装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1の発明は、燃焼ガスチャンバーの囲
壁に貫設された透孔に内端が嵌着され外端が同チャンバ
ーの外方へ延びる比較的大径の中心孔を有する大径筒状
体と、同大径筒状体の中心孔の内端に外端が嵌脱可能に
固着されるとともに同筒状体と同軸的に同チャンバーの
内部に延びる内端が閉塞された同軸的中径中心孔を有す
る中径筒状試験片と、同大径筒状体の中心孔の同チャン
バー寄りの部分に同軸的に挿入され、全長にわたって延
びる小径中心孔を有し、その内端が同試験片の中心孔の
孔底に当接し、その外端が上端に突設されたフランジの
半径方向透孔に連通するとともに、同試験片の中心孔内
に緩く内挿される部分に縦横に複数の半径方向の小径空
気孔が貫設されてなる比較的小径の中空中心押さえ棒
と、同筒状体の中心孔の外端部に同軸的かつ積層的に内
挿され上記中心押さえ棒を介して同試験片に可変引張荷
重を与える荷重付与機構と、同大径筒状体に付設された
ロードセルの出力に基づいて上記荷重付与機構を介して
同試験片に与える引張荷重を制御する制御装置とを具
え、同中心押さえ棒の空気孔を経て冷却用空気を導入
し、これを同試験片の多数の小径空気孔を経て外部に放
出することにより同試験片を空冷するとともに、同制御
装置により同試験片の引張荷重を一定に制御するように
したことを特徴とする。
るために、請求項1の発明は、燃焼ガスチャンバーの囲
壁に貫設された透孔に内端が嵌着され外端が同チャンバ
ーの外方へ延びる比較的大径の中心孔を有する大径筒状
体と、同大径筒状体の中心孔の内端に外端が嵌脱可能に
固着されるとともに同筒状体と同軸的に同チャンバーの
内部に延びる内端が閉塞された同軸的中径中心孔を有す
る中径筒状試験片と、同大径筒状体の中心孔の同チャン
バー寄りの部分に同軸的に挿入され、全長にわたって延
びる小径中心孔を有し、その内端が同試験片の中心孔の
孔底に当接し、その外端が上端に突設されたフランジの
半径方向透孔に連通するとともに、同試験片の中心孔内
に緩く内挿される部分に縦横に複数の半径方向の小径空
気孔が貫設されてなる比較的小径の中空中心押さえ棒
と、同筒状体の中心孔の外端部に同軸的かつ積層的に内
挿され上記中心押さえ棒を介して同試験片に可変引張荷
重を与える荷重付与機構と、同大径筒状体に付設された
ロードセルの出力に基づいて上記荷重付与機構を介して
同試験片に与える引張荷重を制御する制御装置とを具
え、同中心押さえ棒の空気孔を経て冷却用空気を導入
し、これを同試験片の多数の小径空気孔を経て外部に放
出することにより同試験片を空冷するとともに、同制御
装置により同試験片の引張荷重を一定に制御するように
したことを特徴とする。
【0007】請求項2の発明は、請求項1において、そ
の大径筒状体をその中間位置で燃焼ガスチャンバー寄り
の部分である内方筒状体と、残部である外方筒状体との
2分割構造となし、上記両筒状体をフランジ継手にて分
解組立可能に固着し、同外方筒状体の側壁に形成された
開口を通して延びる空気路をその押さえ棒の上端フラン
ジの半径方向の空気孔に接続するとともに、同内方筒状
体の側壁に沿って形成された空気路を設け、直列接続さ
れた両空気路の一方から流入し他方から流出する冷却用
空気でその試験片を空冷することを特徴とする。
の大径筒状体をその中間位置で燃焼ガスチャンバー寄り
の部分である内方筒状体と、残部である外方筒状体との
2分割構造となし、上記両筒状体をフランジ継手にて分
解組立可能に固着し、同外方筒状体の側壁に形成された
開口を通して延びる空気路をその押さえ棒の上端フラン
ジの半径方向の空気孔に接続するとともに、同内方筒状
体の側壁に沿って形成された空気路を設け、直列接続さ
れた両空気路の一方から流入し他方から流出する冷却用
空気でその試験片を空冷することを特徴とする。
【0008】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
において、その試験片の中心孔に付着された熱電対から
その筒状体又は内方筒体の側壁央部に穿設された小孔を
貫通してその燃焼ガスチャンバーの外部に延びる熱電対
線の出力を設定値に保持するためにその冷却用空気路に
挿入されたバルブを自動的に制御する試験片の自動温度
制御手段を具えたことを特徴とする。
において、その試験片の中心孔に付着された熱電対から
その筒状体又は内方筒体の側壁央部に穿設された小孔を
貫通してその燃焼ガスチャンバーの外部に延びる熱電対
線の出力を設定値に保持するためにその冷却用空気路に
挿入されたバルブを自動的に制御する試験片の自動温度
制御手段を具えたことを特徴とする。
【0009】請求項4の発明は、請求項1において、そ
の荷重付与機構をその押し棒の上端フランジに同軸的に
上載された円板の中心に立設された中心棒の上端部に適
長にわたって形成された同軸的正多角柱面と、その外方
筒状体の外端に同軸的に形成されためねじに螺合するお
ねじが外周に刻設され内端中心に上記正多角柱面に緩く
嵌合する正多角形断面の凹穴を有するとともに外端中心
に正多角形突起が突設された押さえ治具と、同押さえ治
具の下端とその積層皿ばねの上端との間に挿入されたボ
ールベアリングとから構成したことを特徴とする。
の荷重付与機構をその押し棒の上端フランジに同軸的に
上載された円板の中心に立設された中心棒の上端部に適
長にわたって形成された同軸的正多角柱面と、その外方
筒状体の外端に同軸的に形成されためねじに螺合するお
ねじが外周に刻設され内端中心に上記正多角柱面に緩く
嵌合する正多角形断面の凹穴を有するとともに外端中心
に正多角形突起が突設された押さえ治具と、同押さえ治
具の下端とその積層皿ばねの上端との間に挿入されたボ
ールベアリングとから構成したことを特徴とする。
【0010】請求項5の発明は、請求項1,2及び3に
おいて、それぞれその大径筒状体と、中径筒状試験片
と、中空中心押さえ棒と、荷重付与機構と、制御装置と
を具えてなる一体的大径筒状試験装置単位体の複数をそ
れぞれ燃焼ガスチャンバーに配設する代わりに、共通の
大径燃焼ガスチャンバーに配設し、その制御装置の入出
力をそれぞれ上記各一体的大径筒状試験装置単位体ごと
に切り換えて各試験片の引張荷重を一定に制御するよう
にしたことを特徴とする。
おいて、それぞれその大径筒状体と、中径筒状試験片
と、中空中心押さえ棒と、荷重付与機構と、制御装置と
を具えてなる一体的大径筒状試験装置単位体の複数をそ
れぞれ燃焼ガスチャンバーに配設する代わりに、共通の
大径燃焼ガスチャンバーに配設し、その制御装置の入出
力をそれぞれ上記各一体的大径筒状試験装置単位体ごと
に切り換えて各試験片の引張荷重を一定に制御するよう
にしたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面につい
て説明すると、図1はその全体縦断面図である。
て説明すると、図1はその全体縦断面図である。
【0012】図1において、説明の便宜上、本発明の心
臓部である一体的大径筒状試験装置単位体の構造を下部
から上部への順に説明すると、7は直立方体状の環境チ
ャンバー(以下燃焼ガスチャンバーという)であり、そ
の一方の側壁の入口開口から約1000℃の燃焼ガスが
導入され、同チャンバーを満たしたのち他側壁の出入口
開口から外部へ排出される。5は上下端がそれぞれ同径
の中径部をなすとともに、央部全長が若干小径で形成さ
れ上端から中心線に沿って中径の中心孔が形成されて下
端が下端大径部にて閉塞され、上端大径部の外周におね
じが刻設された竪円筒状の試験片、2Lは燃焼ガスチャ
ンバー7の天板に穿設された大径口に下端部がOリング
を介して嵌着され鉛直上方に延びる大径円筒状の第1の
取付治具であり、その上端,下端部にはそれぞれ水平の
上下端フランジ2FU,2FLL が突設され、下端フランジ
2FLL の下面には同軸的にOリング8が嵌着されてい
る。第1の取付治具2Lの上部外周には環状凹溝2Gが
形成され、ここに第1の取付治具2Lに作用する引張荷
重を検出するためのロードセル6が付設されている。ま
た、上部フランジ2FUには圧縮空気の排出孔である半径
方向の圧縮空気孔11bがある。
臓部である一体的大径筒状試験装置単位体の構造を下部
から上部への順に説明すると、7は直立方体状の環境チ
ャンバー(以下燃焼ガスチャンバーという)であり、そ
の一方の側壁の入口開口から約1000℃の燃焼ガスが
導入され、同チャンバーを満たしたのち他側壁の出入口
開口から外部へ排出される。5は上下端がそれぞれ同径
の中径部をなすとともに、央部全長が若干小径で形成さ
れ上端から中心線に沿って中径の中心孔が形成されて下
端が下端大径部にて閉塞され、上端大径部の外周におね
じが刻設された竪円筒状の試験片、2Lは燃焼ガスチャ
ンバー7の天板に穿設された大径口に下端部がOリング
を介して嵌着され鉛直上方に延びる大径円筒状の第1の
取付治具であり、その上端,下端部にはそれぞれ水平の
上下端フランジ2FU,2FLL が突設され、下端フランジ
2FLL の下面には同軸的にOリング8が嵌着されてい
る。第1の取付治具2Lの上部外周には環状凹溝2Gが
形成され、ここに第1の取付治具2Lに作用する引張荷
重を検出するためのロードセル6が付設されている。ま
た、上部フランジ2FUには圧縮空気の排出孔である半径
方向の圧縮空気孔11bがある。
【0013】2Uは大径筒状をなし、水平の下端フラン
ジ2FLが突設されるとともに、上端中心孔2Hにめねじ
が刻設された大径筒状の第2の取付治具であり、その下
端部には圧縮空気管4eを貫通するための半径方向の切
欠き2aが形成されている。3は第2の取付治具2Uの
大径中心孔に同軸的に積層された複数の皿ばねであり、
皿ばね3は下端円板3dの中心上に突設された丸棒の中
心棒3cにその中心孔がそれぞれ緩合して重畳的に挿入
され、中心棒3cの上端部にはボールベアリングのスラ
ストベアリング3aが嵌挿され、スラスト軸受3aから
上方へ突出する中心棒3cの上端は後記する押さえ治具
1の下端中心の凹穴に軸方向のすきま1c´を存して挿
入されている。1はプラグ状をなす押さえ治具であり、
その上端の中心には正多角形の断面を有する小突起1a
が突設され、その下部をなす中径短円柱部の外周にはお
ねじが刻設され、下端の中心には、正多角形断面を有す
る比較的浅い中心穴1cが凹設されている。ここで、小
突起1aに嵌合する正多角形凹穴1a´が下面中心に凹
設され後記する制御装置9により中心線の周りに駆動さ
れる雌型嵌合継手1bが制御装置9により押さえ治具1
を右回り〜左回りに回動することで第2の取付治具2U
に対して押さえ治具1を上昇〜下降することができるよ
うになっている。ここで、押さえ治具1,第2の取付治
具2U,皿ばね3,スラストベアリング3a,中心棒3
c,下端円板3d等は協働して荷重負荷装置23を形成
している。4は上端部が第2の取付治具2Uの中心線上
に支持され、上半部の大部分が第1の取付治具2Lの中
心線に沿って延びるとともに、下半部が試験片5の中心
孔5aの下端に支持される小径中心孔4aを有する中空
中心押さえ棒であり、その上端は中径上端フランジ4c
の半径方向の小径孔4dを経て外部の圧縮空気管4eに
接続され、圧縮空気管4eにはバルブ13が挿入されて
いる。ここで、14は中空中心押さえ棒4の上半部に適
宜間隔で突設された複数の円板状のガイドで、同ガイド
14は後記する第1の大径筒状取付治具2Lの大径中心
孔に緩く挿入され、各ガイド14には圧縮空気通過用の
小径空気孔14aが複数鉛直方向に穿設されている。9
はロードセル6の出力を入力し、雌型嵌合継手1bを介
して押さえ治具1を回動することにより皿ばね3の圧縮
荷重を制御するための制御装置である。
ジ2FLが突設されるとともに、上端中心孔2Hにめねじ
が刻設された大径筒状の第2の取付治具であり、その下
端部には圧縮空気管4eを貫通するための半径方向の切
欠き2aが形成されている。3は第2の取付治具2Uの
大径中心孔に同軸的に積層された複数の皿ばねであり、
皿ばね3は下端円板3dの中心上に突設された丸棒の中
心棒3cにその中心孔がそれぞれ緩合して重畳的に挿入
され、中心棒3cの上端部にはボールベアリングのスラ
ストベアリング3aが嵌挿され、スラスト軸受3aから
上方へ突出する中心棒3cの上端は後記する押さえ治具
1の下端中心の凹穴に軸方向のすきま1c´を存して挿
入されている。1はプラグ状をなす押さえ治具であり、
その上端の中心には正多角形の断面を有する小突起1a
が突設され、その下部をなす中径短円柱部の外周にはお
ねじが刻設され、下端の中心には、正多角形断面を有す
る比較的浅い中心穴1cが凹設されている。ここで、小
突起1aに嵌合する正多角形凹穴1a´が下面中心に凹
設され後記する制御装置9により中心線の周りに駆動さ
れる雌型嵌合継手1bが制御装置9により押さえ治具1
を右回り〜左回りに回動することで第2の取付治具2U
に対して押さえ治具1を上昇〜下降することができるよ
うになっている。ここで、押さえ治具1,第2の取付治
具2U,皿ばね3,スラストベアリング3a,中心棒3
c,下端円板3d等は協働して荷重負荷装置23を形成
している。4は上端部が第2の取付治具2Uの中心線上
に支持され、上半部の大部分が第1の取付治具2Lの中
心線に沿って延びるとともに、下半部が試験片5の中心
孔5aの下端に支持される小径中心孔4aを有する中空
中心押さえ棒であり、その上端は中径上端フランジ4c
の半径方向の小径孔4dを経て外部の圧縮空気管4eに
接続され、圧縮空気管4eにはバルブ13が挿入されて
いる。ここで、14は中空中心押さえ棒4の上半部に適
宜間隔で突設された複数の円板状のガイドで、同ガイド
14は後記する第1の大径筒状取付治具2Lの大径中心
孔に緩く挿入され、各ガイド14には圧縮空気通過用の
小径空気孔14aが複数鉛直方向に穿設されている。9
はロードセル6の出力を入力し、雌型嵌合継手1bを介
して押さえ治具1を回動することにより皿ばね3の圧縮
荷重を制御するための制御装置である。
【0014】このような装置において、押さえ治具1を
第2の取付治具2Uにねじ込むことにより、積層皿ばね
3が圧縮変形する。これにより反力を生じ、中空中心押
さえ棒4を介して試験片5の中心孔下端面に荷重が付加
され、試験片5に引張荷重が負荷される。なお、中空中
心押さえ棒4には試験片5の下端部中心に一様荷重をか
けるため、中空中心押さえ棒4にガイド14を突設する
とともに、その下端を下凹球面15にしている。また、
試験荷重は第1の取付治具2Lに取り付けたロードセル
6にて校正し、試験荷重を求める。試験中の荷重変動は
ロードセル6の信号をもとに制御装置9で押さえ治具1
をねじ込んだり、戻したりして所定の荷重に調整する。
制御装置9は、ロードセル6からの信号を荷重に変換す
る機能を有しており、かつ、試験荷重値を設定でき、設
定試験荷重値を保持するために、押さえ治具1を図示省
略のモータ等で回転させ試験荷重を制御する。また、破
断検出もロードセル6の信号により行われる。
第2の取付治具2Uにねじ込むことにより、積層皿ばね
3が圧縮変形する。これにより反力を生じ、中空中心押
さえ棒4を介して試験片5の中心孔下端面に荷重が付加
され、試験片5に引張荷重が負荷される。なお、中空中
心押さえ棒4には試験片5の下端部中心に一様荷重をか
けるため、中空中心押さえ棒4にガイド14を突設する
とともに、その下端を下凹球面15にしている。また、
試験荷重は第1の取付治具2Lに取り付けたロードセル
6にて校正し、試験荷重を求める。試験中の荷重変動は
ロードセル6の信号をもとに制御装置9で押さえ治具1
をねじ込んだり、戻したりして所定の荷重に調整する。
制御装置9は、ロードセル6からの信号を荷重に変換す
る機能を有しており、かつ、試験荷重値を設定でき、設
定試験荷重値を保持するために、押さえ治具1を図示省
略のモータ等で回転させ試験荷重を制御する。また、破
断検出もロードセル6の信号により行われる。
【0015】本発明装置によるクリープ破断試験は別に
設けられた燃料噴射装置,点火装置及びブロワー等で構
成される燃焼ガス発生装置(図示省略)より燃焼ガス1
0を発生させ、この燃焼ガス10を環境チャンバー7内
に導入する。環境チャンバー内には、図示のとおり、試
験片5のみを挿入し、これのみを燃焼ガス10に曝す。
環境チャンバー7とクリープ破断試験装置とはOリング
8によって気密性を保つ。試験片5の内面には中空押さ
え棒4の中心孔4aから圧縮空気11を流入し、試験片
部周辺にあいた多数の小孔16から試験片5の内部に圧
縮空気を流出し試験片5を冷却する。試験温度は、内面
に取り付けた熱電対12により測定し、試験温度は圧縮
空気量をバルブ13によって調節し定める。なお、この
場合、常に中空押さえ棒は試験温度より低い温度に保た
れる。
設けられた燃料噴射装置,点火装置及びブロワー等で構
成される燃焼ガス発生装置(図示省略)より燃焼ガス1
0を発生させ、この燃焼ガス10を環境チャンバー7内
に導入する。環境チャンバー内には、図示のとおり、試
験片5のみを挿入し、これのみを燃焼ガス10に曝す。
環境チャンバー7とクリープ破断試験装置とはOリング
8によって気密性を保つ。試験片5の内面には中空押さ
え棒4の中心孔4aから圧縮空気11を流入し、試験片
部周辺にあいた多数の小孔16から試験片5の内部に圧
縮空気を流出し試験片5を冷却する。試験温度は、内面
に取り付けた熱電対12により測定し、試験温度は圧縮
空気量をバルブ13によって調節し定める。なお、この
場合、常に中空押さえ棒は試験温度より低い温度に保た
れる。
【0016】このような手段によれば、下記の作用が行
われるとともに、下記の効果が奏せられる。さきに挙げ
た「応力腐食割れ試験における低荷重載荷装置」(特開
昭57−67843号)と本発明の相違点は、前者が皿
ばねをも高温に曝してクリープ試験を行うのに対して、
後者つまり本発明は試験片のみを腐食性ガス中に曝し、
かつ、試験片,治具を圧縮空気で冷却する機構により、
1000℃以上の高温(応力腐食割れの対象となる試験
温度は500℃以下である。)で試験片の試験を行うこ
とである。また、冷却用圧縮空気の流量調整によって、
試験片内面有効部の試験温度が設定され、実機ガスター
ビン空冷翼の加熱状態を模擬できるものである。 (1)すなわち、荷重は皿ばねの反力を利用して負荷荷
重を掛けるので、皿ばねの枚数及び並べ方により2TO
N程度は可能である。 (2)また、荷重は皿ばねの反力を利用し、試験片内面
の下端内面に押さえ棒を介して負荷し、引張荷重を与え
るので、取付治具が従来の方式に比べて片方のみで試験
が実施でき、機構部全体が小型かつ低コストとなり、ま
た、試験片のみを燃焼ガス中で露出することになる。 (3)さらに、試験片は中空とし、押さえ棒をも中空と
し試験片対応部周辺に複数の透孔をあけ、押さえ棒の中
心孔を通して、圧縮空気を流し、中空押さえ棒自体が試
験片つかみ部分,取付治具及びシール部とともに冷却さ
れる。 (4)また、圧縮空気の流量調整によって、試験片内面
有効部の試験温度を選定でき、実機ガスタービンの空冷
翼の状態を模擬することも可能となる。
われるとともに、下記の効果が奏せられる。さきに挙げ
た「応力腐食割れ試験における低荷重載荷装置」(特開
昭57−67843号)と本発明の相違点は、前者が皿
ばねをも高温に曝してクリープ試験を行うのに対して、
後者つまり本発明は試験片のみを腐食性ガス中に曝し、
かつ、試験片,治具を圧縮空気で冷却する機構により、
1000℃以上の高温(応力腐食割れの対象となる試験
温度は500℃以下である。)で試験片の試験を行うこ
とである。また、冷却用圧縮空気の流量調整によって、
試験片内面有効部の試験温度が設定され、実機ガスター
ビン空冷翼の加熱状態を模擬できるものである。 (1)すなわち、荷重は皿ばねの反力を利用して負荷荷
重を掛けるので、皿ばねの枚数及び並べ方により2TO
N程度は可能である。 (2)また、荷重は皿ばねの反力を利用し、試験片内面
の下端内面に押さえ棒を介して負荷し、引張荷重を与え
るので、取付治具が従来の方式に比べて片方のみで試験
が実施でき、機構部全体が小型かつ低コストとなり、ま
た、試験片のみを燃焼ガス中で露出することになる。 (3)さらに、試験片は中空とし、押さえ棒をも中空と
し試験片対応部周辺に複数の透孔をあけ、押さえ棒の中
心孔を通して、圧縮空気を流し、中空押さえ棒自体が試
験片つかみ部分,取付治具及びシール部とともに冷却さ
れる。 (4)また、圧縮空気の流量調整によって、試験片内面
有効部の試験温度を選定でき、実機ガスタービンの空冷
翼の状態を模擬することも可能となる。
【0017】
【発明の効果】以上述べた試験装置では、試験片のみを
ガスタービン燃焼ガス中に曝すため、取付治具等の腐食
による劣化は少ない。また、形状が小型でかつ安価なた
め、一つの環境チャンバーの中で複数本の試験が可能と
なる。また、試験片の内面を冷却できる機構としたこと
により、1000℃以上の燃焼ガス中でも試験が可能と
なり、ガスタービンと同等又は同雰囲気での試験が可能
となり、ガスタービン翼等の部材寿命予測技術が向上で
きる。
ガスタービン燃焼ガス中に曝すため、取付治具等の腐食
による劣化は少ない。また、形状が小型でかつ安価なた
め、一つの環境チャンバーの中で複数本の試験が可能と
なる。また、試験片の内面を冷却できる機構としたこと
により、1000℃以上の燃焼ガス中でも試験が可能と
なり、ガスタービンと同等又は同雰囲気での試験が可能
となり、ガスタービン翼等の部材寿命予測技術が向上で
きる。
【0018】要するに請求項1の発明によれば、燃焼ガ
スチャンバー7の囲壁に貫設された透孔に内端が嵌着さ
れ外端が同チャンバーの外方へ延びる比較的大径の中心
孔を有する大径筒状体2L〜2Uと、同大径筒状体2L
〜2Uの中心孔の内端に外端が嵌脱可能に固着されると
ともに同筒状体2L〜2Uと同軸的に同チャンバーの内
部に延びる内端が閉塞された同軸的中径中心孔を有する
中径筒状試験片5と、同大径筒状体2L〜2Uの中心孔
の同チャンバー7寄りの部分に同軸的に挿入され、全長
にわたって延びる小径中心孔を有し、その内端が同試験
片5の中心孔5aの孔底に当接し、その外端が上端に突
設されたフランジ2FUの半径方向圧縮空気孔11bに連
通するとともに、同試験片5の中心孔内に緩く内挿され
る部分に縦横に複数の半径方向の小径空気孔14aが貫
設されてなる比較的小径の中空中心押さえ棒4と、同筒
状体2L〜2Uの中心孔の外端部に同軸的かつ積層的に
内挿され上記中心押さえ棒4を介して同試験片5に可変
引張荷重を与える荷重付与機構23(1a,1b,1.
2U,3,3a,3c・・・)と、同大径筒状体2L〜
2Uに付設されたロードセル6の出力に基づいて上記荷
重付与機構を介して同試験片に与える引張荷重を制御す
る制御装置9とを具え、同中心押さえ棒4の空気孔を経
て冷却用空気を導入し、これを同試験片の中心孔を経て
外部に放出することにより同試験片を空冷するととも
に、同制御装置9により同試験片5の引張荷重を一定に
制御するようにしたことにより、取付治具を試験ごとに
交換することなく、試験片のみを1000℃以上に加熱
して高温燃焼ガス中でも迅速に試験を行うことができる
小型,高性能かつ低コストの経済的な熱ガス中のクリー
プ破断試験装置を得るから、本発明は産業上極めて有益
なものである。
スチャンバー7の囲壁に貫設された透孔に内端が嵌着さ
れ外端が同チャンバーの外方へ延びる比較的大径の中心
孔を有する大径筒状体2L〜2Uと、同大径筒状体2L
〜2Uの中心孔の内端に外端が嵌脱可能に固着されると
ともに同筒状体2L〜2Uと同軸的に同チャンバーの内
部に延びる内端が閉塞された同軸的中径中心孔を有する
中径筒状試験片5と、同大径筒状体2L〜2Uの中心孔
の同チャンバー7寄りの部分に同軸的に挿入され、全長
にわたって延びる小径中心孔を有し、その内端が同試験
片5の中心孔5aの孔底に当接し、その外端が上端に突
設されたフランジ2FUの半径方向圧縮空気孔11bに連
通するとともに、同試験片5の中心孔内に緩く内挿され
る部分に縦横に複数の半径方向の小径空気孔14aが貫
設されてなる比較的小径の中空中心押さえ棒4と、同筒
状体2L〜2Uの中心孔の外端部に同軸的かつ積層的に
内挿され上記中心押さえ棒4を介して同試験片5に可変
引張荷重を与える荷重付与機構23(1a,1b,1.
2U,3,3a,3c・・・)と、同大径筒状体2L〜
2Uに付設されたロードセル6の出力に基づいて上記荷
重付与機構を介して同試験片に与える引張荷重を制御す
る制御装置9とを具え、同中心押さえ棒4の空気孔を経
て冷却用空気を導入し、これを同試験片の中心孔を経て
外部に放出することにより同試験片を空冷するととも
に、同制御装置9により同試験片5の引張荷重を一定に
制御するようにしたことにより、取付治具を試験ごとに
交換することなく、試験片のみを1000℃以上に加熱
して高温燃焼ガス中でも迅速に試験を行うことができる
小型,高性能かつ低コストの経済的な熱ガス中のクリー
プ破断試験装置を得るから、本発明は産業上極めて有益
なものである。
【0019】請求項2の発明によれば、請求項1におい
て、その大径筒状体2L〜2Uをその中間位置で燃焼ガ
スチャンバー寄りの部分である内方筒状体2Lと、残部
である外方筒状体2Uとの2分割構造となし、上記両筒
状体をフランジ継手2FU,2FLにて分解組立可能に固着
し、同外方筒状体の側壁に形成された開口を通して延び
る空気路をその押さえ棒の上端フランジの半径方向の空
気孔11b,4dに接続するとともに、同内方筒状体2
Lの側壁に沿って形成された空気路を設け、直列接続さ
れた両空気路の一方から流入し他方から流出する冷却用
空気でその試験片5を空冷することにより、請求項1の
発明による効果のほか、その試験片をチャンバー内の燃
焼ガスの高温度にもかかわらず、十分低い低温度に保つ
ことにより、その耐用命数の長命化を図ることができる
から、本発明は産業上極めて有益なものである。
て、その大径筒状体2L〜2Uをその中間位置で燃焼ガ
スチャンバー寄りの部分である内方筒状体2Lと、残部
である外方筒状体2Uとの2分割構造となし、上記両筒
状体をフランジ継手2FU,2FLにて分解組立可能に固着
し、同外方筒状体の側壁に形成された開口を通して延び
る空気路をその押さえ棒の上端フランジの半径方向の空
気孔11b,4dに接続するとともに、同内方筒状体2
Lの側壁に沿って形成された空気路を設け、直列接続さ
れた両空気路の一方から流入し他方から流出する冷却用
空気でその試験片5を空冷することにより、請求項1の
発明による効果のほか、その試験片をチャンバー内の燃
焼ガスの高温度にもかかわらず、十分低い低温度に保つ
ことにより、その耐用命数の長命化を図ることができる
から、本発明は産業上極めて有益なものである。
【0020】請求項3の発明によれば、請求項1又は請
求項2において、その試験片5の中心孔に付着された熱
電対12aからその筒状体2L〜2U又は内方筒体2L
の側壁央部に穿設された小孔を貫通してその燃焼ガスチ
ャンバー7の外部に延びる熱電対線12bの出力を設定
値に保持するためにその冷却用空気路に挿入されたバル
ブ13を自動的に制御する試験片の自動温度制御手段を
具えたことにより、請求項1の発明及び請求項2の発明
による効果を奏するほか、その試験片の温度を自動的に
設定値に保つことができるから、本発明は産業上極めて
有益なものである。
求項2において、その試験片5の中心孔に付着された熱
電対12aからその筒状体2L〜2U又は内方筒体2L
の側壁央部に穿設された小孔を貫通してその燃焼ガスチ
ャンバー7の外部に延びる熱電対線12bの出力を設定
値に保持するためにその冷却用空気路に挿入されたバル
ブ13を自動的に制御する試験片の自動温度制御手段を
具えたことにより、請求項1の発明及び請求項2の発明
による効果を奏するほか、その試験片の温度を自動的に
設定値に保つことができるから、本発明は産業上極めて
有益なものである。
【0021】請求項4の発明によれば、請求項1におい
て、その荷重付与機構23をその押さえ棒14の上端フ
ランジ4cに同軸的に上載された円板3dの中心に立設
された中心棒3cの上端部に適長にわたって形成された
同軸的正多角柱面と、その外方筒状体2Uの外端に同軸
的に形成されためねじに螺合するおねじが外周に刻設さ
れ内端中心に上記正多角柱面に緩く嵌合する正多角形断
面の凹穴を有するとともに外端中心に正多角形突起が突
設された押さえ治具1と、同押さえ治具1の下端とその
積層皿ばね3の上端との間に挿入されたボールベアリン
グ3aとから構成したことにより、請求項1の発明によ
る効果のほか、皿ばねの圧縮荷重を試験中常に所望の一
定荷重に保持することにより、皿ばねの特性を向上する
とともに、その耐用命数の長命化を図ることができるか
ら、本発明は産業上極めて有益なものである。
て、その荷重付与機構23をその押さえ棒14の上端フ
ランジ4cに同軸的に上載された円板3dの中心に立設
された中心棒3cの上端部に適長にわたって形成された
同軸的正多角柱面と、その外方筒状体2Uの外端に同軸
的に形成されためねじに螺合するおねじが外周に刻設さ
れ内端中心に上記正多角柱面に緩く嵌合する正多角形断
面の凹穴を有するとともに外端中心に正多角形突起が突
設された押さえ治具1と、同押さえ治具1の下端とその
積層皿ばね3の上端との間に挿入されたボールベアリン
グ3aとから構成したことにより、請求項1の発明によ
る効果のほか、皿ばねの圧縮荷重を試験中常に所望の一
定荷重に保持することにより、皿ばねの特性を向上する
とともに、その耐用命数の長命化を図ることができるか
ら、本発明は産業上極めて有益なものである。
【0022】請求項5の発明によれば、請求項1,2及
び3において、それぞれ3d,4cの大径筒状体2L〜
2Uと、中径筒状試験片5と、中空中心押さえ棒4と、
荷重付与機構23と、制御装置9とを具えてなる一体的
大径筒状試験装置単位体の複数をそれぞれ燃焼ガスチャ
ンバーに配設する代わりに、共通の大径燃焼ガスチャン
バー7に配設し、その制御装置9の入出力をそれぞれ上
記各一体的大径筒状試験装置単位体2L及び2Uごとに
切り換えて各試験片5の引張荷重を一定に制御するよう
にしたことにより、請求項1の発明による効果のほか、
複数の試験片のクリープテストを同時に行うことにより
試験の所要時間を短縮することができるから、本発明は
産業上極めて有益なものである。
び3において、それぞれ3d,4cの大径筒状体2L〜
2Uと、中径筒状試験片5と、中空中心押さえ棒4と、
荷重付与機構23と、制御装置9とを具えてなる一体的
大径筒状試験装置単位体の複数をそれぞれ燃焼ガスチャ
ンバーに配設する代わりに、共通の大径燃焼ガスチャン
バー7に配設し、その制御装置9の入出力をそれぞれ上
記各一体的大径筒状試験装置単位体2L及び2Uごとに
切り換えて各試験片5の引張荷重を一定に制御するよう
にしたことにより、請求項1の発明による効果のほか、
複数の試験片のクリープテストを同時に行うことにより
試験の所要時間を短縮することができるから、本発明は
産業上極めて有益なものである。
【図1】本発明の1実施例を示す全体縦断面図である。
【図2】従来の燃焼ガス中のクリープ破段試験装置の一
例を示す縦断面図である。
例を示す縦断面図である。
【図3】特開昭57−67843号公報に記載された公
知の腐食割れ試験における定荷重載荷装置を示す縦断面
図である。
知の腐食割れ試験における定荷重載荷装置を示す縦断面
図である。
【図4】皿ばねの寸法,たわみ及び荷重係数の関係を示
す特性図である。
す特性図である。
【図5】皿ばねの主要寸法を示す側面図である。
1 押さえ治具 1a 小突起 1a´ 凹穴 1b 雌型嵌合継手 1c 中心穴 1c´ 軸方向すきま 2L 第1の取付治具 2U 第2の取付治具 2a 切欠き 2FU 上端フランジ 2FL 下端フランジ(2U) 2FLL 下端フランジ(2L) 2G 環状凹溝 2H 中心孔 3 皿ばね 3a スラスト軸受(ボールベアリング) 3c 中心 3d 下端円板 4 中空中心押さえ棒 4a 小径中心孔 4b ガイド 4c 中径上端フランジ 4d 小径孔 4e 圧縮空気管 5 試験片 5a 中心孔 6 ロードセル 7 環境チャンバー(熱チャンバー) 8 Oリング 9 制御装置 10 燃焼ガス 11 圧縮空気管 12 熱電対 13 バルブ 14 ガイド 15 球面 16 小孔(空冷用) 17 ベローズ 18 レバー式機構 19 枠体 20 ナット 21 ナット 22 受座 23 荷重負荷機構
Claims (5)
- 【請求項1】 燃焼ガスチャンバーの囲壁に貫設された
透孔に内端が嵌着され外端が同チャンバーの外方へ延び
る比較的大径の中心孔を有する大径筒状体と、同大径筒
状体の中心孔の内端に外端が嵌脱可能に固着されるとと
もに同筒状体と同軸的に同チャンバーの内部に延びる内
端が閉塞された同軸的中径中心孔を有する中径筒状試験
片と、同大径筒状体の中心孔の同チャンバー寄りの部分
に同軸的に挿入され、全長にわたって延びる小径中心孔
を有し、その内端が同試験片の中心孔の孔底に当接し、
その外端が上端に突設されたフランジの半径方向透孔に
連通するとともに、同試験片の中心孔内に緩く内挿され
る部分に縦横に複数の半径方向の小径空気孔が貫設され
てなる比較的小径の中空中心押さえ棒と、同筒状体の中
心孔の外端部に同軸的かつ積層的に内挿され上記中心押
さえ棒を介して同試験片に可変引張荷重を与える荷重付
与機構と、同大径筒状体に付設されたロードセルの出力
に基づいて上記荷重付与機構を介して同試験片に与える
引張荷重を制御する制御装置とを具え、同中心押さえ棒
の空気孔を経て冷却用空気を導入し、これを同試験片の
多数の小径空気孔を経て外部に放出することにより同試
験片を空冷するとともに、同制御装置により同試験片の
引張荷重を一定に制御するようにしたことを特徴とする
燃焼ガス中のクリープ破断試験装置。 - 【請求項2】 請求項1において、その大径筒状体をそ
の中間位置で燃焼ガスチャンバー寄りの部分である内方
筒状体と、残部である外方筒状体との2分割構造とな
し、上記両筒状体をフランジ継手にて分解組立可能に固
着し、同外方筒状体の側壁に形成された開口を通して延
びる空気路をその押さえ棒の上端フランジの半径方向の
空気孔に連通するとともに、同内方筒状体の側壁に沿っ
て形成された空気路を設け、直列接続された両空気路の
一方から流入し他方から流出する冷却用空気でその試験
片を空冷することを特徴とする燃焼ガス中のクリープ破
断試験装置。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2において、その試
験片の中心孔に付着された熱電対からその外方筒状体又
は内方筒体の側壁に穿設された小孔を貫通してその燃焼
ガスチャンバーの外部に延びる熱電対線の出力を設定値
に保持するためにその冷却用空気路に挿入されたバルブ
を自動的に制御する試験片の自動温度制御手段を具えた
ことを特徴とする燃焼ガス中のクリープ破断試験装置。 - 【請求項4】 請求項1において、その荷重付与機構を
その押さえ棒の上端フランジに同軸的に上載された円板
の中心に立設された中心棒の上端部に適長にわたって形
成された同軸的正多角柱面と、その外方筒状体の外端に
同軸的に形成されためねじに螺合するおねじが外周に刻
設され内端中心に上記正多角柱面に緩く嵌合する正多角
形断面の凹穴を有するとともに外端中心に正多角形突起
が突設された押さえ治具と、同押さえ治具の下端とその
積層皿ばねの上端との間に挿入されたボールベアリング
とから構成したことを特徴とする燃焼ガス中のクリープ
破断試験装置。 - 【請求項5】 請求項1,2及び3において、それぞれ
その大径筒状体と、中径筒状試験片と、中空中心押さえ
棒と、荷重付与機構と、制御装置とを具えてなる一体的
大径筒状試験装置単位体の複数をそれぞれ燃焼ガスチャ
ンバーに配設する代わりに、共通の大径燃焼ガスチャン
バーに配設し、その制御装置の入出力をそれぞれ上記各
一体的大径筒状試験装置単位体ごとに切り換えて各試験
片の引張荷重を一定に制御するようにしたことを特徴と
する燃焼ガス中のクリープ破断試験装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11203796A JPH09281018A (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | 燃焼ガス中のクリープ破断試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11203796A JPH09281018A (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | 燃焼ガス中のクリープ破断試験装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09281018A true JPH09281018A (ja) | 1997-10-31 |
Family
ID=14576437
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11203796A Withdrawn JPH09281018A (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | 燃焼ガス中のクリープ破断試験装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09281018A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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1996
- 1996-04-09 JP JP11203796A patent/JPH09281018A/ja not_active Withdrawn
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