JPH09281553A - レンズバリアの開閉装置 - Google Patents

レンズバリアの開閉装置

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JPH09281553A
JPH09281553A JP12102996A JP12102996A JPH09281553A JP H09281553 A JPH09281553 A JP H09281553A JP 12102996 A JP12102996 A JP 12102996A JP 12102996 A JP12102996 A JP 12102996A JP H09281553 A JPH09281553 A JP H09281553A
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lens
gear
opening
closing device
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バリアリングにねじれ方向の力が加わらない
ようにし、作動不良が生じないようにする。また、異物
がバリア羽根に挟まったときにも、開閉機構に破損が生
じないようにする。 【解決手段】 このレンズバリアの開閉装置は、撮影レ
ンズの前面を開閉するレンズバリア1と、このレンズバ
リア1の一端を係止すると共にレンズバリア1を回動さ
せて開閉駆動させるバリア駆動体4と、レンズバリア1
およびバリア駆動体4を回動自在に保持するバリア押さ
え12とを備えている。そして、バリア押さえ12に駆
動ギア8を設け、バリア駆動体4に駆動ギア8と噛み合
う被駆動ギア4dを設け、駆動ギア8の回動によりバリ
ア駆動体4を回動させレンズバリア1を開閉させるよう
にしている。また、このレンズバリアの開閉装置は、レ
ンズバリア1の一端とバリア駆動体4との間の係止を、
両者の間に設けた弾性体7a,7bを介して行うと共
に、レンズバリア1の一端をバリア駆動体4に設けた長
孔4e,4fに挿入させている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラの撮影レン
ズの前面に設けられたレンズバリアの開閉装置に関す
る。特に、鏡胴が筐体から伸長したり沈胴したりするズ
ーム付き全自動カメラに適用して好ましいものである。
【0002】
【従来の技術】カメラ、特にズーム付き全自動カメラ等
におけるズームレンズでは、その撮影レンズの前面に、
レンズを覆ったり、露出させたりするレンズカバーとな
るレンズバリアが設けられている。このレンズバリア
は、複数、例えば一対の羽根状のバリア羽根を回動させ
て開閉させるようになっているものが多い。例えば、実
開昭63−26832号公報等に示されるレンズバリア
31では、図8および図9に示すように、バリア羽根3
2,32の基底部33,33が、鏡胴34等の固定部材
に回動軸35,35を中心に回動自在となるように取り
つけられている。すなわち、光軸方向がその回動軸3
5,35の軸方向となるようにして、バリア羽根32,
32が回動する構造となっている。そして、光軸を中心
として回動するリング状のバリアリング36によって、
バリア羽根32,32の腕に設けられたピン37,37
を揺動し、バリア羽根32,32を回動させて開閉させ
る構造となっている。
【0003】この、従来のレンズバリア31の開閉機構
は、バリアリング36のレバー38に設けたカム面39
とカメラ本体に設けたカム面40を利用してバリアリン
グ36を回動させている。すなわち、撮影レンズが収納
された鏡胴34の摺動動作(伸長または沈胴)に応動し
て両カム面39,40が接離し、バリアリング36を回
動させている。そして、その結果として、バリア羽根3
2,32が開閉動作するようになっている。
【0004】このように、従来のカム面39,40を利
用してバリアリング36を回動させ、バリア羽根32,
32を回動させるレンズバリア31の開閉機構の技術
は、実開昭63−26832号の他に、特開昭63−9
5426号公報や特開平1−248144号公報や特開
平2−310551号公報等に示されており、従来技術
として極めて一般的に採用されているものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この従来の技術、すな
わち、鏡胴34の摺動動作に応じて、互いに当接するカ
ム面39,40を用いてバリアリング36を回動させる
ものでは、バリアリング36にねじれ方向の力が加わ
り、作動不良の原因となる問題が生じている。また、ね
じれ方向の力は余分な力であり、その余分な力が加わる
ことによって作動力量が大きくなる問題がある。
【0006】また、従来のレンズバリア31では、異物
がバリア羽根32,32に挟まった状態、例えば、人の
指がバリア羽根32に挟まった状態で、バリア羽根3
2,32を閉じようとすると、開閉機構の一部に破損が
生じてしまう。すなわち、バリア羽根32,32間に異
物が挟まった状態となると、バリア羽根32,32は回
動できない状態になる。しかし、その状態にも拘わら
ず、沈胴動作は継続されるため、両カム面39,40の
当接関係を深くさせる力は依然として働くこととなる。
このため、強度的に弱い部分、例えば、レバー38等が
破損してしまう。
【0007】本発明は、上述の問題を解決するもので、
バリアリングにねじれ方向の力が加わらないようにし、
作動不良が生じないようにしたレンズバリアの開閉装置
を提供することを目的とする。また、異物がバリア羽根
に挟まったときにも、開閉機構に破損が生ずることがな
いレンズバリアの開閉装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明の第一の観点では、撮影レンズの前面を開閉
するレンズバリアと、このレンズバリアの一端を係止す
ると共にレンズバリアを回動させて開閉駆動させるバリ
ア駆動体と、レンズバリアおよびバリア駆動体を回動自
在に保持するバリア押さえとを備えたレンズバリアの開
閉装置において、バリア押さえに駆動ギアを設け、バリ
ア駆動体に駆動ギアと噛み合う被駆動ギアを設け、駆動
ギアの回動によりバリア駆動体を回動させレンズバリア
を開閉させるようにしている。
【0009】また、バリア駆動体を回転リングとすると
ともに、駆動ギアの一部に噛合ギアを設け、この噛合ギ
アを撮影レンズを保持する鏡胴の動きと連動して動作す
るバリアレバーのギア部と噛み合わせることが好まし
い。また、被駆動ギアをフェイスギアとすることができ
る。
【0010】このレンズバリアの開閉装置は、鏡胴がカ
メラ本体側に繰り込まれることにより、すなわち沈胴に
より、駆動ギアが回転し、この駆動ギアの回転により、
バリア駆動体の被駆動ギアが動作して、バリア駆動体が
レンズの光軸を中心として回動する。このバリア駆動体
の回動により、レンズバリアが閉じる方向に回動し、レ
ンズバリアが閉じる。鏡胴が伸長するときは、バリア駆
動体は逆方向に回動して、レンズバリアが開口する。
【0011】一方、本発明の第二の観点は、レンズバリ
アの開閉装置において、レンズバリアの一端とバリア駆
動体との間の係止を、両者の間に設けた弾性体を介して
行うと共に、レンズバリアの一端をバリア駆動体に設け
た長孔に挿入させたことを特徴とする。
【0012】このレンズバリアの開閉装置は、鏡胴の沈
胴により、バリア駆動体に係止されたレンズバリアが、
バリア駆動体の回動にしたがって閉まる方向に回動す
る。このとき、レンズバリアの羽根の間に異物が挟まっ
ても、レンズバリアとバリア駆動体との間は弾性体を介
して係止され、レンズバリアの一端がバリア駆動体に設
けた長孔に挿入されているので破損等は生じない。すな
わち、レンズバリアの動作が停止したままバリア駆動体
が動作しても、レンズバリアの一端は長孔内を相対移動
でき、両者の動作のギャップを吸収するため、開閉装置
の破損を防止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図1から図7に基づいて、
本発明の実施の形態を説明する。
【0014】図1は、レンズバリア1をカメラの前面か
ら透視した状態を示す図であり、レンズバリア1が閉ま
っている状態を示している。図2は、同じくレンズバリ
ア1をカメラの前面から透視した状態を示し、レンズバ
リア1が開いている状態を示している。図3は、図2の
III−III断面を示す図である。図4は、バリアギア4d
とバリアレバー11との係止関係を説明する一部破断面
を示すもので、バリアギア4dを駆動する機構を説明す
る図である。図5は、バリア羽根2,3の平面図を示
し、図6は、バリアリング4の平面図を示し、図7は、
バリアレバーを示している。なお、図1および図2は、
前述したように、前かざり15側から透視した状態を示
している。すなわち、前かざり15は図示されておら
ず、バリア押さえ12と鏡胴13は一点鎖線で示されて
いる。
【0015】レンズバリア1は、図3に示すように、鏡
胴13の前かざり15と、鏡胴13に固定されたバリア
押さえ12との間に、挟み込まれている。そして、前か
ざり15とバリア押さえ12とは、ネジ止めされてい
る。
【0016】このレンズバリア1は、2枚のバリア羽根
2,3で構成されている。そして、各バリア羽根2,3
は、互いに対向する位置に、それぞれバリア押さえ12
に設けられたボス12a,12bを回転中心として、バ
リア押さえ12に回動自在に取り付けられている。各バ
リア羽根2,3は、ボス12a,12bに取りつけられ
る基底部2b,3bと、この基底部2b,3bから拡が
り扇型となって前かざり15の開口部を開閉する羽根部
2a、3aとから構成されている。また、バリア羽根
2,3の各基底部2b,3bには、ボス12a,12b
と係合するボス係合部2c,3cと、裏側に突出するピ
ン2d,3dとが設けられている。このピン2d,3d
は、バリア押さえ12の長孔12c,12dおよびバリ
アリング4に設けられた長孔4e,4fに挿通されてい
る。このピン2d,3dに回動力が働くことにより、ボ
ス係合部2c,3cを回動中心として、バリア羽根2,
3は回動する。なお、バリア羽根2,3の互いの当接部
2e,3eは、先端が刃物上に薄くなっており、当接
時、互いの当接部2e,3eが重なるようにされてい
る。
【0017】バリア駆動体となるバリアリング4は、バ
リア押さえ12の裏側にレンズの光軸を回転中心として
回動するように取り付けられている。そして、バリアリ
ング4には、バリア羽根2,3のピン2d,3dを挿通
する長孔4e,4fが光軸を中心として、互いに対向す
る位置に設けられている。また、バリアリング4には、
コイルバネからなる付勢バネ5を係止するピン4bが設
けられている。なお、バリアリング4の取り付けは、バ
リアリング4の円形孔4aに設けた2つの切欠4i,4
jを、バリア押さえ12の内側筒部12gに設けた突起
12h,12i部分に対して通過させた後、回動させる
ことにより、バリアリング4をバリア押さえ12の溝1
2j内に入れ込むことにより行われる。
【0018】この付勢バネ5の一端は、バリア押さえ1
2側のピン部6に係止されて、他端は前述のようにバリ
アリング4のピン4bに係止されている。そして、付勢
バネ5は、バリアリング4が回動して、バリア羽根2,
3を閉鎖位置に動作させるときに伸びるようにされてい
る。このため、バリア羽根2,3は、開口方向に常時付
勢されていることとなる。なお、付勢バネ5は、図3に
示すように、バリア押さえ12の一方の突起12iに沿
うように配置される。そして、この突起12iには、付
勢バネ5側に壁部12kが形成され、付勢バネ5を沿わ
せると共に凹部12mが形成され、レンズ群14の固定
部の一端14aが貫入可能に対向している。
【0019】また、バリア押さえ12の長孔12c,1
2dおよびバリアリング4の長孔4e,4fに挿通され
たバリア羽根2,3のピン2d,3dは、固定バネ7
a,7bの一端を係止している。固定バネ7a,7bの
他端は、バリアリング4に設けたピン4g,4hに係止
されている。なお、固定バネ7a,7bは、コイルバネ
からなる弾性体であるが、通常のレンズバリア1の開口
動作および閉鎖動作を行うときは、ピン2d,3dとピ
ン4g,4hとを単につなぐ機能を持っているのみであ
る。
【0020】また、付勢バネ5が設けられている位置に
対し、光軸を中心にして略反対側の位置に、平面的なフ
ェイスギアとなるバリアギア4dを有するギア体4cが
設けられている。このバリアギア4dは、被駆動ギアで
あり、フェイスギアあるいはかさ歯車等からなる。ギア
体4cは、バリアリング4に熱かしめ付けや、接着ある
いは一体成形等によって形成される。なお、この実施の
形態では、ギア体4cは、バリアギア4dを含め樹脂一
体成型となっており、熱かしめ付けによりバリアリング
4に一体化されている。
【0021】一方、バリア押さえ12の筒部12eに
は、バリアギア4dに噛み合うバリアギア8cと、この
バリアギア8cと軸8bを介して一体に回転するバリア
ギア8aからなる駆動ギアとなるバリアギア部8が取り
付けられている。このバリアギア部8の回転によりバリ
アリング4を回動し、バリア羽根2,3がボス12a,
12bを回転中心として回動して、レンズバリア1の開
口および閉鎖を行う。なお、バリアギア8aとバリアギ
ア8cとは、軸8bに圧入されることにより取り付けら
れていると共に、各部材8a,8b,8cはすべて金属
製となっている。また、バリアギア8aは、駆動ギアの
一部となると共に噛合ギアとなっている。
【0022】バリアギア8aが取り付けられるバリア押
さえ12の筒部12eの外周面側には、図4に示すよう
に、突起12fが設けられている。また、バリアギア8
aは、鏡胴13の軸方向に伸びる板状のバリアレバー1
1の先端側面に設けられたギア部11aと噛み合ってい
る。この、バリアレバー11の先端部の中央には、バリ
ア押さえ12の突起12fが挿入される長孔11bが設
けられており、その突起12fがその長孔11b内を摺
動し、バリアレバー11をガイドするようになってい
る。
【0023】また、バリアレバー11には、図4および
図7に示すように線状の突起11cが設けられており、
鏡胴13側の溝(図示省略)とはめあわされ、鏡胴13
が沈胴や伸長する際に、バリアレバー11を光軸方向へ
摺動させるためのガイドの機能を果たすようになってい
る。なお、鏡胴13の内側には、シャッタユニット10
と、撮影レンズとなるレンズ群14とが設けられてい
る。そして、レンズ群14は、シャッタユニット10に
位置決め固定されると共に、バリア押さえ12の内側筒
部12gに嵌合されている。
【0024】次に、本実施の形態のレンズバリア1の開
口動作および閉鎖動作を説明する。
【0025】図1に示すように、バリア羽根2,3が閉
鎖状態にあるとき、鏡胴13はカメラの本体側に沈胴し
ている。このとき、バリアレバー11は、カメラ本体側
の突起16(図4参照)と当接して押され、前かざり1
5側にスライドしている。このため、バリアギア8a,
8cを介してバリアリング4は、付勢バネ5の力に抗し
て図1で反時計方向に回動させられている。この回動に
より、固定バネ7a,7bを係止するバリアリング4の
ピン4g,4hがそれぞれ開口位置に比べて反時計方向
へ回動した位置となる。このため、固定バネ7a,7b
は、バリア羽根2,3のピン2d,3dをそれぞれ反時
計方向に引っ張っている。これにより、バリア羽根2,
3はバリア押さえ12のボス12a,12bを回転中心
として時計方向に回動して、羽根部2a,3aの一辺が
互いに当接した閉鎖位置となっている。なお、このと
き、各羽根部2a,3aの先端部分がバリア押さえ12
に設けたストッパー部12n,12pに当たり、バリア
羽根2,3の回動は阻止されている。
【0026】メインスイッチをオンする等の操作を行っ
て、カメラを作動状態にすると、沈胴していた鏡胴13
が伸長、すなわち、繰り出される。鏡胴13が繰り出さ
れると、バリアレバー11を押していた力がなくなる。
これにより付勢バネ5の付勢力により、バリアリング4
は、図1および図2で時計方向に回動する。このバリア
リング4が時計方向に回動することにより、ピン4g,
4hとそれぞれ固定バネ7a,7bを介して係止されて
いるバリア羽根2,3のピン2d,3dが反時計方向に
回動する。この結果、バリア羽根2,3がボス12a,
12bを回動中心にして、反時計方向に回動してレンズ
バリア1は開口状態となる。
【0027】この開口動作の際、バリアリング4の回動
は、バリアギア4d,バリアギア8cおよびバリアギア
8aを介してバリアレバー11に伝えられる。このた
め、バリアレバー11は、鏡胴13の繰り出し方向とは
逆の方向に摺動する。なお、この摺動は、バリアレバー
11の突起11cが鏡胴側の溝によってガイドされ、か
つ、バリアレバー11の長孔11bがバリア押さえ12
の突起12fにガイドされることにより行われる。
【0028】メインスイッチをオフする等の操作によ
り、鏡胴13がカメラ本体に沈胴する。この沈胴によ
り、バリアレバー11がカメラ本体側の突起16により
押される。この結果、バリアギア8aが回動し、また、
このバリアギア8aの回動により、バリアギア8cに噛
み合うバリアギア4dが図1および図2で反時計方向に
回動する。これによりバリアリング4が付勢バネ5の力
に抗して反時計方向に回動し、バリア羽根2,3を閉鎖
位置に回動させる。
【0029】なお、この実施の形態のレンズバリア1の
開閉装置は、バリア羽根2,3が閉鎖位置となった後
も、沈胴動作がわずかな期間継続するように構成されて
いる。このためバリアリング4はさらに若干回動する。
この回動により、付勢バネ5は、さらに伸ばされると共
に、固定バネ7a,7bが伸ばされ始める。このとき、
固定バネ7a,7bはどんどん伸びて行くが、バリア羽
根2,3のピン2d,3dは、バリアリング4の長孔4
e,4fに挿入されているため、バリアリング4がさら
に回動しても、その長孔4e,4f内を相対移動でき
る。すなわち、バリアリング4と共に長孔4e,4fが
回動しても、バリア羽根2,3のピン2d,3dにその
長孔4e,4fが突き当たることがない。その後、沈胴
動作が終了するとバリアリング4の回動は停止し、各バ
ネ5,7a,7bは、その状態を維持する。このバリア
リング4の過剰な回動の結果、バリア羽根2,3による
閉鎖が固定バネ7a,7bの弾性力によって維持される
と共に、各部材の精度誤差が吸収されることとなる。
【0030】ここで、このバリア羽根2,3を閉じると
き(図1および図2でバリア羽根2,3を時計方向に回
動するとき)、このバリア羽根2,3の間に、例えば、
指などの異物が挟まった場合、バリアリング4が反時計
方向に回動しても、バリア羽根2,3のピン2d,3d
は、固定バネ7a,7bの弾性力に抗して停止する。一
方、バリアリング4は、沈胴動作に連動して、さらに回
動する。このとき、固定バネ7a,7bはどんどん伸び
て行くが、バリア羽根2,3のピン2d,3dは、バリ
アリング4の長孔4e,4fに挿入されているため、バ
リアリング4がさらに回動しても、その長孔4e,4f
内を相対移動できる。すなわち、バリアリング4と共に
長孔4e,4fが回動しても、バリア羽根2,3のピン
2d,3dにその長孔4e,4fが突き当たることがな
い。このため、異物が挟まった状態であっても、バリア
リング4は、さらなる回動が可能となる。このようにバ
リア羽根2,3間に異物が挟まったり、バリア羽根2,
3に外部から力が働いたりしても、その力は固定バネ7
a,7bおよび長孔4e,4fによって吸収されるた
め、破損することがない。
【0031】ここにおいて、本実施の形態の特徴は、バ
リアリング4の回動が、バリアレバー11によって駆動
されるバリアギア8a,8cの回動により与えられるこ
とである。また、バリア羽根2,3のピン2d,3d
が、バリアリング4の長孔4e,4fに挿入されて、バ
リアリング4の回動とバリア羽根2,3の回動とにギャ
ップが生じたときは、この長孔4e,4f内を相対移動
して破損を防止することにある。
【0032】また、この実施の形態では、バリアレバー
11に突起11cを設け、カメラ本体側の溝(図示省
略)に嵌合させ、バリアレバー11をガイドするように
したので、バリアレバー11の動作が安定したものとな
る。さらに、バリアギア部8をバリア押さえ12の筒部
12eに設けたので、バリアギア8a,8cをコンパク
トに構成することができる。
【0033】なお、上述の実施の形態は、本発明の好適
な実施の形態の例であるが、これに限定されるものでは
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々変
形実施可能である。例えば、図1および図2に示すバリ
アリング4のバリアギア4dは、フェイスギアとした
が、バリアギア4dとバリアギア8cをかさ歯車とする
こともできる。なお、フェイスギアは平面的であるた
め、バリアリング4の厚さを薄くできる利点がある。
【0034】また、駆動ギアとなるバリアギア8cをバ
リア押さえ12に設けるのではなく、鏡胴13等他の固
定部に設けるようにしても良い。すなわち、バリアギア
8cやバリアギア8aは、バリア押さえ12に代表され
る固定部に取り付けることができる。
【0035】また、駆動ギアとなるバリアギア8cを回
動させる手段として、バリアレバー11の他に、沈胴動
作と連動する超小型モータやラチェット機構等他の手段
を採用することができる。さらに、バリア駆動体となる
バリアリング4としては、回転リングではなく、リング
の一部を切り欠いた回動体としても良い。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明で
は、カム機構を用いないため、バリア駆動体を駆動する
力の方向に無理がなく、効率よく力を伝達することがで
きる。また、カム機構を用いることによる作動不良の問
題も発生しなくなる。加えて、請求項2記載の発明で
は、バリア駆動体が回転リングとなるので回動がスムー
ズとなると共に、バリアレバーの作用によって、鏡胴の
動きとレンズバリアの動きとを確実に連動させることが
できる。また、請求項3記載の発明では、フェイスギア
を利用しているのでバリア駆動体を薄くすることができ
る。
【0037】また、請求項4記載の発明では、バリア羽
根に異物等が挟まってもバリア羽根を駆動するバリア駆
動体は回動を継続できるため、駆動機構が破損するよう
なことはなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であるバリアレンズの開閉
装置の閉鎖状態をカメラの前面から透視した状態を示す
図である。
【図2】本発明の実施の形態であるバリアレンズの開閉
装置の開口状態をカメラの前面から透視した状態を示す
図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】図1および図2に示すバリアレンズの開閉装置
のバリアギアとバリアレバーとの係合関係を説明するた
めの一部破断図である。
【図5】図1および図2に示すバリアレンズの開閉装置
に使用されるバリア羽根の平面図である。
【図6】図1および図2に示すバリアレンズの開閉装置
に使用されるバリアリングの平面図である。
【図7】図1および図2に示すバリアレンズの開閉装置
に使用されるバリアレバーを示す図で、(A)は平面図
で、(B)はB−B断面図である。
【図8】従来のレンズバリアの開閉装置を示す図で、カ
メラに組み込まれた状態を示す一部破断斜視図である。
【図9】図8のレンズバリア機構の平面図である。
【符号の説明】
1 レンズバリア 2 バリア羽根 2a 羽根部 2b 基底部 2c ボス係合部 3 バリア羽根 3a 羽根部 3b 基底部 3c ボス係合部 4 バリアリング(バリア駆動体) 4d バリアギア(被駆動ギア) 4e,4f 長孔 5 付勢バネ 6 ピン部 7a,7b 固定バネ(弾性体) 8 バリアギア部(駆動ギア) 8a バリアギア(噛合ギア) 8c バリアギア 11 バリアレバー 11a ギア部 12 バリア押さえ 13 鏡胴 14 レンズ群(撮影レンズ)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影レンズの前面を開閉するレンズバリ
    アと、このレンズバリアの一端を係止するとともに前記
    レンズバリアを回動させて開閉駆動させるバリア駆動体
    と、前記レンズバリアおよび前記バリア駆動体を回動自
    在に保持するバリア押さえとを備えたレンズバリアの開
    閉装置において、前記バリア押さえに駆動ギアを設ける
    と共に、前記バリア駆動体に前記駆動ギアと噛み合う被
    駆動ギアを設け、前記駆動ギアの回動により前記バリア
    駆動体を回動させ、前記レンズバリアを開閉させるよう
    にしたことを特徴とするレンズバリアの開閉装置。
  2. 【請求項2】 前記バリア駆動体を回転リングとすると
    ともに、前記駆動ギアの一部に噛合ギアを設け、この噛
    合ギアを前記撮影レンズを保持する鏡胴の動きと連動し
    て動作するバリアレバーのギア部と噛み合わせたことを
    特徴とする請求項1記載のレンズバリアの開閉装置。
  3. 【請求項3】 前記被駆動ギアをフェイスギアとしたこ
    とを特徴とする請求項1または2記載のレンズバリアの
    開閉装置。
  4. 【請求項4】 撮影レンズ前面を開閉するレンズバリア
    と、このレンズバリアの一端を係止するとともに前記レ
    ンズバリアを回動させて開閉駆動させるバリア駆動体
    と、前記レンズバリアおよび前記バリア駆動体を回動自
    在に保持するバリア押さえとを備えたレンズバリアの開
    閉装置において、前記レンズバリアの一端と前記バリア
    駆動体との間の係止を、両者の間に設けた弾性体を介し
    て行うとともに、前記レンズバリアの一端を前記バリア
    駆動体に設けた長孔に挿入させたことを特徴とするレン
    ズバリアの開閉装置。
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