JPH09283231A - 自動車用シガーライターソケットに対するプラグの固定部材と同固定部材が組み込まれた自動車用シガーライタープラグ - Google Patents

自動車用シガーライターソケットに対するプラグの固定部材と同固定部材が組み込まれた自動車用シガーライタープラグ

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JPH09283231A
JPH09283231A JP8095657A JP9565796A JPH09283231A JP H09283231 A JPH09283231 A JP H09283231A JP 8095657 A JP8095657 A JP 8095657A JP 9565796 A JP9565796 A JP 9565796A JP H09283231 A JPH09283231 A JP H09283231A
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fixing member
socket
plug body
cigarette lighter
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JP8095657A
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Tadahide Oishi
忠秀 大石
Masuo Ono
満寿雄 小野
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HATAKEYAMA SEISAKUSHO KK
Original Assignee
HATAKEYAMA SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】同一のプラグをもってあらゆる機種のシガーラ
イターソケットに対して適切な挿入力及び引抜力を確保
し同プラグをしっかりと保持し得る固定部材と、同固定
部材が装着された汎用性の高いプラグとを提供する。 【解決手段】 固定部材(3) の肉薄部(3c)の一対の切り
欠き(3d)をそれぞれプラグ本体(1) から突出するバネ片
(1e)に合わせて、プラグ本体(1) の差込部にフランジ部
(3a)側から嵌入する。固定部材(3) が装着されたプラグ
本体(1) をソケット(2) に押し込むと、前記肉薄部(3c)
がプラグ本体(1) の差込部(1a)とソケット(2) の差込口
(2a)との間の隙間を入り込んで密着し、シガーライター
ソケット(2) による所要の保持力でプラグ本体(1) を保
持する。前記差込部(1a)と差込口(2a)との間に生じる隙
間が異なる場合にも、前記肉薄部(3c)の外径がその先端
からフランジ部(3a)に向けて漸増していることにより必
ず密着固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車に装備された
シガーライターソケットの電源を車室内用のオーディオ
やテレビ、パソコン等の多様な電気機器と接続するため
に使用する各種のプラグを前記シガーライターソケット
に挿抜可能にしっかりと固定保持させるための固定保持
具に関する。
【0002】
【従来の技術】通常の自動車にはシガーライターソケッ
トが装備されている。近年、例えば上述のような車室内
用のオーディオやテレビ、パソコン等の多種多様な車室
内用の電気機器が普及してきており、それらは乾電池や
蓄電池などの専用電源を使う代わりに前記シガーライタ
ーソケットの電源に接続して使用されることが多い。そ
のために、前記シガーライターソケットに差し込んで使
用すると共に、不使用時には同ソケットから容易に抜き
出すことができる各種のプラグが開発されている。その
形状や電気容量などは多様であるが、その先端の差込部
の形状は殆ど一様である。
【0003】一方、前記シガーライターソケットも、そ
の内部の基本的な構造はどの車種にあっても同様である
が、その寸法は世界的に統一された基準がなく、我が国
と他の国とではその寸法が相当に異なるばかりでなく、
各国別にみても国内的に統一されていないのが現状であ
る。そのため、同一種類のプラグであっても、自動車の
機種が異なる場合には、挿入が不可能であったり、挿入
が可能であったとしても、ソケットの内部でガタツキが
あったり、或いは引き抜くことが出来なくなったりす
る。
【0004】因みに、現状の国内外における車種別のシ
ガーライターソケットの基本構造を図6に示すと共に、
その各部の実寸法範囲を表1にまとめた。図6におい
て、符号2aは筒状のソケット本体、2dは金属板材か
らなるバイメタル、2c′はシガーライター電源につな
がる接点である。また、同図及び表1に示す符号Dはシ
ガーライターソケット本体2aのプラグ差込口の口径
(mmφ)、符号Aは前記プラグ差込口からバイメタル
2dに達する距離(mm)、符号Bはバイメタル部の奥
行長さ(mm)、符号Hは前記距離Aと奥行長さBとの
加算寸法である。
【0005】
【表1】
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、プラグの
挿入が不可能な場合には、そもそも対応する電気機器の
使用が不可能となり、プラグが挿入できても引き抜くこ
とができない場合には、内部のバイメタルが不作動とな
り過熱して火災が発生したり他の電源と短絡したりして
重大な事故の発生の原因ともなりかねない。
【0007】また、プラグの挿入が可能であっても、挿
入後にガタツキがある場合にはソケットの電源端子との
接触不良を生起させ、電気機器の安定した使用が不可能
になるばかりでなく、他の電源にも影響を与えかねな
い。更には、最近ではこの種のプラグに他種類の電気機
器を同時に接続できるように構成されていることも多
く、前述のようにプラグの挿入後におけるガタツキがあ
る場合に、同プラグに複数の電気機器を接続すると、そ
の重量で同プラグがソケット内で回動し、或いは脱落す
ることがある。
【0008】そこで、従来もシガーライターソケットの
プラグ差込口の径に適合させたアジャスタが市販されて
はいるが、かかるアジャスタはシガーライターソケット
の種別毎に設計されているため、機種の異なる自動車に
は使用できず、汎用性に欠けるものであった。一方、我
が国においては国産車の輸出が増加すると共に、外国車
の輸入が増加しており、しかもそれらの車種も一様でな
いため、各種のシガーライターソケットに適応できるプ
ラグの出現が望まれている。
【0009】本発明は、かかる従来の課題を解決すべく
開発されたものであり、その具体的な目的は同一のプラ
グをもってあらゆる機種のシガーライターソケットに対
して適切な挿入力及び引抜力を確保し同プラグをしっか
りと保持し得る固定部材と、同固定部材が装着された汎
用性の高いプラグとを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的は、本発明に
よる自動車用のシガーライタープラグの以下の構成を備
えた固定部材により達成される。即ち、その主要な構成
とは、自動車用シガーライターソケットの電源に接続さ
れる各種のプラグに適用され、前記シガーライターソケ
ットに対する同プラグの保持力を確保するための固定部
材であって、同固定部材は前記プラグの嵌着部の外径に
略等しい内径を有すると共に、一端にフランジを有し、
前記フランジから他端に向けて外径が漸減されてなり、
同他端には前記プラグの周面から半径方向に突出するバ
ネ片の通過部が形成されてなることを特徴とする自動車
用シガーライターソケットに対するプラグの固定部材に
ある。
【0011】そして、好ましい態様によれば、前記通過
部が前記他端からフランジに向けて軸線方向に延びる切
り欠きであり、その切り欠きのフランジ側の端部におい
て段部が形成され、同段部のフランジ側の部分を肉厚の
円錐台状筒体とし、同段部の他端側の部分を肉薄に形成
する。
【0012】前記固定部材の使用にあたっては、同固定
部材のフランジ側の端部挿入口からプラグの接触端子側
を挿通させる。このとき、プラグの周面から突出する保
持バネ片が挿通を邪魔しないように、同バネ片が前記固
定部材のフランジ側とは反対側の端部に形成された切り
欠きを通すようにしてプラグを固定部材に挿通させる。
また、この挿通時に、固定部材の前記一端が僅かに弾性
変形する程度に固定部材の内径を設定すれば、挿通後に
は同固定部材がプラグの嵌着部に密嵌すると共に、プラ
グの周面から突出するバネ片に係着して、同固定部材は
プラグにしっかりと保持される。
【0013】更に、上記目的は本発明の前記構成を備え
た固定部材が、前述のようにしてプラグ本体に着脱自在
に装着されると、前記固定部材とプラグ本体とが一体と
なって自動車用シガーライターソケットに差し込まれた
とき、たとえ前記ソケットの挿入径に差異があっても、
プラグ本体の前記バネ片による内方からの押圧と前記固
定保持具の傾斜する周面が密着することにより必要とす
る保持力と引抜力を確保してプラグが前記ソケットに保
持されるその代表的な構成は、前記プラグ本体の周面か
ら突出するバネ片を前記固定部材のバネ片通過部を通過
させて前記フランジ側から嵌挿し、前記固定部材の通過
部を前記バネ片に係着固定したプラグである。通常は、
この状態で前記固定部材をプラグから引き抜くことが可
能である。更に、同固定部材とプラグ間の固定を確実に
したいときは、前記プラグの嵌着部の先端で軸線方向に
本体側と接触子側の第1分割部分と第2分割部分とに2
分割し、各分割部分を螺合により着脱自在とすると共
に、第2分割部分の螺合端部の外径を前記固定部材の前
記バネ片通過部側の端面の外径とほぼ等しくすることに
より、固定部材をプラグの前記嵌着部に嵌着させた状態
で、プラグの第1及び第2分割部分を螺合により一体化
すると、固定部材の前記バネ片通過部側の端面が第2分
割部分の螺合端部に当接して離脱がなされない。
【0014】その最も好ましい態様によれば、前記プラ
グ本体が軸線方向に係脱自在に分割され、そのフランジ
側の第1分割部分は前記固定部材の内径とほぼ等しい外
径を有すると共に、同嵌挿部の先端部に外ネジが切られ
ており、同プラグ本体の他の第2分割部分は前記嵌挿部
の先端ネジ部と螺合する内ネジ部を有すると共に同内ネ
ジ部の螺入端面の外径を前記固定部材の嵌挿部先端の外
径とほぼ一致させてなり、前記嵌挿部の先端ネジ部を除
く残部の長さが前記固定部材の軸線方向の長さとほぼ等
しく設定されたプラグ構造がある。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図示実施例に基づいて具体的に説明する。図1は本発
明の代表的な実施例である固定部材を備えたプラグの分
解斜視図であり、図2は同プラグの組立斜視図である。
【0016】これらの図において、符号1は一般に知ら
れたプラグ本体であり、同プラグ本体1はソケット差込
部1aと摘部1bとからなり、前記ソケット差込部1a
は略円錐状の先端部1a′を有する円柱状をなしてお
り、前記摘部1bは指で握りやすい外形を有している。
図示例によれば、前記摘部1bは前記ソケット差込部1
aの後端から漸次拡大しつつ全体が略直方体をなすよう
に変形している。
【0017】同プラグ本体1は、ABS樹脂、エチレン
−酢ビ−塩ビ共重合体等の熱可塑性合成樹脂材料により
成形され、同本体1にの内部には公知の直流−直流変換
電源回路が内蔵されている。そして、プラグ本体1の後
端からは接続コード1cが伸びており、その端部に取り
付けられた図示せぬコンセントが使用しようとする各種
の電気機器に接続される。また、プラグ本体1の前端に
は後述するシガーライターソケット2の直流電源に接続
された接触子2c′と接触する接触子1dが弾性的に突
出している。また、前記プラグ本体1のソケット差込部
1aの周面には、180°位相の異なる部位にソケット
保持用の板バネ片1eが突設されている。前記ソケット
差込部1aの円柱状部分の外径dは、最も多く使用され
る一般的なシガーライターソケット2のプラグ差込口の
口径Dよりも僅かに小さく設定されている。
【0018】一方のシガーライターーソケット2の基本
構造は図6に示したとおりである。これを、図3に示す
具体例に基づいて更に詳しく説明すると、同ソケット2
は円筒の金属製本体2aと、その一端に嵌合される絶縁
性セラミック材料からなる絶縁部材2bと、同絶縁部材
2bに導電性ボルト2cを介して装着される板材からな
るバイメタル2dとを有している。前記導電性ボルト2
cの頭部2c′が上記プラグ1の接触子1eと接触する
ソケット側の接触子を構成する。また、この接触子であ
る前記頭部2c′には前記バイメタル2dに直交させて
導電性金属板片2eが固着されている。
【0019】筒状の前記金属製本体2aの相対する周面
の一部が凹状に切り欠かれて一対の弾性片2a′が形成
される。更に、この弾性片2a′を僅かに対向する方向
に屈曲させると共に、その先端を外側に向けて湾曲させ
て、プラグ本体1の挿入を容易にすると同時に上記ソケ
ット差込部1aの円柱面を所要の弾力をもって押圧挟持
する。これらのプラグ本体1とソケット本体2aとが対
応する規格により制作されたものであれば、プラグ本体
1をソケット本体2aに差し込んだとき、前記弾性片2
a′によるプラグ本体1の押圧力と、プラグ本体1の周
面から突出する上記板バネ片1eによるソケット本体2
aを内側から押圧する力によって、プラグ本体1をソケ
ット本体2aに必要な保持力と引抜力が確保される。
【0020】上記バイメタル2dは中央に上記導電性ボ
ルト2cを貫通して、その頭部2c′に固着された略コ
字状に屈曲された板材からなり、その左右両短片2d′
の先端間の外径寸法は前記ソケット本体2aの内面に当
接する寸法に設定され、その内径寸法は前記プラグ本体
1の略円錐形をなす先端部1a′の円錐面に接触しない
寸法に設定されている。また、上記導電性金属板片2e
の端部間寸法は前記ソケット本体2aの内面に当接する
外形寸法とされている。
【0021】こうして一体化された導電性ボルト2c、
バイメタル2d及び導電性金属板片2eは、前記導電性
ボルト2cをソケット本体2aの内側からソケット本体
2aの一端に嵌入させた上記絶縁部材2bの中心のボル
ト挿通孔2b′に挿通させ、絶縁片を介してナットによ
り固定して組み立てられる。自動車に取り付けるとき
は、前記ボルト端が図示せぬリード線を介してシガーラ
イター用電源に接続される。
【0022】以上、説明したプラグ本体1及びシガーラ
イターソケット2の構成は、代表的な一構成例であるに
過ぎず、この他にも多様な構造や機能をもっているが、
その基本的な構造、特に前記プラグ本体1の差込部1a
の構造は図示例と実質的に変わらない。
【0023】しかして、既述したようにシガーライター
ソケット2のプラグ差込口の口径D、同プラグ差込口か
らバイメタルに到る距離A、バイメタル部の奥行長さ
B、及び前記距離Aと奥行長さBとの加算寸法Hは国内
はおろか、外国においても各国内の規格が単一でなく、
各国毎に異なるものである。そのため、ソケットの寸法
とプラグの寸法に適合しない場合が多く、既述したよう
な不具合が生じる。
【0024】図1において、符号3は前記不具合を解消
すべく開発された本発明の固定部材を示し、同図から理
解できるように一端にフランジ3aを有する円筒状をな
している。その構成を詳しく説明すると、同固定部材3
は熱可塑性エラストマー材料から成形され、その形態は
前記プラグ本体1の差込部1aの円柱部分の外径に略等
しい内径を有すると共に、一端にフランジ3aを有し、
同フランジ3aから他端に向けて途中まで外径が漸減す
る肉厚部3bを有している。そして、その肉厚部3bの
端部に段差を介して肉薄部3cが延設されている。この
肉薄部3cも内径は前記プラグ本体1の差込部1aの円
柱部分の外径に略等しく設定されており、同肉薄部3c
の外径はその端部に向けて漸減させている。前記肉厚部
3bは、本発明の固定機能に関与するものではないが、
前記肉薄部3cだけで固定部材3を構成する場合には、
破損しやすいがために固定部材3の補強部をなしてい
る。
【0025】また、同肉薄部3cの全長は本固定部材3
が装着されたプラグ本体1をシガーライターソケット2
に挿入したとき、少なくとも同プラグ本体1の先端から
突出する接触子1eがソケット本体2aの接触子である
ボルト頭部2c′に確実に接触するに必要な長さに設定
されている。そして、本実施例では同肉薄部3cの全長
を必要とされる寸法の最小限の値に設定し、プラグ本体
1の上記板バネ片1eと摘部1bとの間を僅かに摺動可
能にしている。
【0026】また、同肉薄部3cには180°の位相差
をもって対向させた一対の切り欠き3dが形成されてい
る。この切り欠き3dの切欠幅は上記プラグの周面から
突出するソケット保持用の板バネ片1eの幅寸法に略等
しく設定されて、本発明における前記板バネ片1eの通
過部を構成する。なお、本実施例では上記肉厚部3bは
フランジ3aに向けて外径及び内径を共に漸増されてお
り、プラグ本体1における摘部1bの或る程度の挿入を
許容するようにしている。
【0027】かかる構成をもつ固定部材3を上述のプラ
グ本体1に装着するには、図1に示すように前記肉薄部
3cの一対の切り欠き3dをそれぞれプラグ本体1の円
柱面から突出する板バネ片1eに合わせて、プラグ本体
1の先端部1a′を前記フランジ部3aの側から挿入さ
せる。このとき、前記板バネ片1eは前記切り欠き部3
dに嵌入し、プラグ本体1の挿入を容易にする。プラグ
本体1に嵌挿された固定部材3は、図2に示すようにプ
ラグ本体1から突出する板バネ片1eの摘部側の端部と
摘部1eとの間に装着固定される。このとき、本実施例
では固定部材3が板バネ片1eと摘部1bとの間を僅か
に摺動可能となっている。
【0028】そもそもが、プラグ本体1の差込部1aの
径dがシガーライターソケット2の差込口の口径Dより
大きい場合には、プラグ本体1さえも同ソケット2に挿
入することは不可能であるが、前記差込部1aの径dが
前記差込口の口径Dより小さい場合には、本発明の前記
固定部材3をプラグ本体1に装着して、図4(a)に示
す用にプラグ本体1を同固定部材3と共にソケット2に
押し込むと、同固定部材3の肉薄部3cがプラグ本体1
の差込部1aとソケット2の差込口2aとの間に生じる
隙間を入り込み、同図(b)に示すように同隙間を気密
に閉塞して、上記板バネ片1e及び上記弾性片2a′の
保持力に同固定部材3による密接力により、シガーライ
ターソケット2が所要の保持力をもってプラグ本体1を
保持する。しかも、前記差込部1aと差込口2aとの間
に生じる隙間が異なる場合にも、前記肉薄部3cの外径
がその先端からフランジ部3aに向けて漸増しているこ
とによって閉塞することができ、従って同一のプラグ本
体1であっても、異なる差込口の口径Dを有するシガー
ライターソケット2に対してガタツキなくしっかりと保
持され、且つ適正な引抜力に対応できる。
【0029】更に、図1に示す実施例にあっては、本発
明の固定部材3がプラグ本体1に装着されたのちにも、
固定部材3がプラグ本体1の板バネ片1eと摘部1bと
の間を多少の摺動を許容しているため、異なる差込口の
口径Dやプラグ本体1の差込部1aの必要とされる異な
る差込長Hに対しても確実に対応し得る。なお、前記肉
薄部3cの外径の変化を同肉薄部3cの外周面の全面に
わたって形成させる必要はなく、例えば同肉薄部3cの
肉厚を軸方向で同一にすると共に、その外周面に3角形
状をなす複数条のリブを軸線に沿って突設させるように
してもよく、この場合には前記リブが弾性的に前記隙間
に入り込み、全面を傾斜面とするときよりもソケット2
からプラグ本体1を引き抜きやすくする。
【0030】図5は本発明の他の実施例を示す分解斜視
図である。この実施例によれば、プラグ本体10を同一
の規格に基づいて製造すると共に、固定部材30を数種
類の代表的な規格に基づくシガーライターソケット2に
適合するように制作する。
【0031】即ち、同図に示すようにプラグ本体10
は、その先端部11を残部本体12と軸線方向に脱着自
在に分割され、その残部本体12は固定部材30の内径
寸法とほぼ等しい外径をもつ嵌挿部12aと、同嵌挿部
12aに段差をもって連結された摘部12bとを有し、
同嵌挿部12aの先端部は外ネジが切られており、前記
先端部11には前記嵌挿部12aの先端ネジ部12cと
螺合する内ネジ部11aが形成されている。そして、同
内ネジ部11aの螺入側端面の外径寸法は前記固定部材
30の先端における外径寸法とほぼ一致させており、前
記嵌挿部12aの先端ネジ部12cを除く残部の長さを
前記固定部材30の軸線方向の長さに一致させる。ここ
で、前記先端部11が本発明の第2分割部分に相当し、
前記残部本体12が本発明の第1分割部分に相当する。
【0032】一方、本発明の前記固定部材30は図5に
示すように上記実施例と同様の形態を有している。つま
り、本実施例の前記固定部材30も上記実施例と同様に
熱可塑性エラストマー材料から成形され、その形態は前
記プラグ本体10の嵌挿部12aの外径寸法に略等しい
内径寸法を有すると共に、一端にフランジ30aを有
し、同フランジ30aから他端に向けて途中まで外径が
ほぼ同一の肉厚部30bを有している。この肉厚部30
bは上記実施例と同様に固定部材30の強度を確保する
ために形成される。更に、その肉厚部30bの端部は段
差を介して肉薄部30cに結合されている。この肉薄部
30cの内径は前記プラグ本体10の嵌挿部12aにほ
ぼ密嵌する寸法に設定されており、同肉薄部30cの外
径はその先端に向けて僅かに漸減させている。そして、
同肉薄部30cの先端面における外径と上記プラグ本体
10の先端部11の後端面における外径とは寸法的に一
致している。
【0033】また、同肉薄部30cの全長は前記プラグ
本体10の嵌挿部12aの長さと一致させる。この長さ
は、前記プラグ本体10の嵌挿部12aの長さととも
に、次のようにして決定される。即ち、プラグ本体10
をシガーライターソケット2に挿入したとき、上記先端
部11を含む全長がシガーライターソケット2のプラグ
差込口からバイメタルに到るまでの距離Aとバイメタル
部の奥行長さBとを加算した加算寸法Hより大きく、且
つ前記先端部11のねじ込み側端部の周面にバイメタル
2dが接触しない長さである。
【0034】また、同肉薄部30cにも上記実施例と同
様に180°の位相差をもって対向させた一対の切り欠
き30dが形成されている。この切り欠き30dの切欠
幅は上記プラグ10の嵌挿部12aの周面から突出する
ソケット保持用の板バネ片10eの幅寸法に略等しく設
定されている。
【0035】かかる構成を備えた上記プラグ本体10に
上記固定部材30を組み込むには、図4に示すように、
先ずプラグ本体10の嵌挿部12aに固定部材30のフ
ランジ側を向けると共に、その端部に形成された一対の
切り欠き30dを前記嵌挿部12aの周面から突出する
板バネ片10eに対向させて、フランジ30aがプラグ
本体10の嵌挿部12aと摘部12bとの境界に形成さ
れた段差面に当接するまで嵌入させる。次いで、プラグ
本体10の先端部11を前記嵌挿部12aの先端ネジ部
12cに螺合させて、前記固定部材30を前記段差面と
先端部11の端面との間で挟持するように締結して固定
する。
【0036】こうして、本実施例による前記固定部材3
0はプラグ本体10に一体に組み込まれ、先端部11を
外さないかぎり離脱させることができない。しかるに、
前述の固定部材30が一種類だけであるときは、その規
格内に入るシガーライターソケット2に対しては使用が
可能であるが、他の規格内にあるシガーライターソケッ
ト2に対しては使用できない。そこで、本実施例では規
格の異なる複数の固定部材30を用意する。即ち、各固
定部材30の内径寸法は等しく設定すると共に、その肉
薄部30cの外径寸法の変化割合を異ならせたものを複
数用意しておく。そして、車種などが異なるために、異
なる規格のシガーライターソケット2が自動車に装着さ
れているときは、前記固定部材30のうちから同ソケッ
ト2に適応するものを選び出し、前述と同様の操作を行
って交換すればよく、同一プラグ本体10をもって多機
種の自動車用シガーライターソケット2に対応させるが
可能になる。
【0037】以上の説明は本発明の典型的な具体例に関
する説明であって、その形態、構造は本発明の精神を逸
脱しないかぎり多様に変更することが可能であることは
理解されよう。
【0038】
【発明の効果】上述の構成を備えた本発明に係る自動車
用シガーライターソケットに対するプラグの固定部材と
同固定部材が組み込まれた自動車用プラグによれば、単
一のプラグ本体によってあらゆる種類の寸法を有するシ
ガーライターソケットに対応することができる極めて有
用な発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の固定部材を装着する自動車用シガーラ
イタープラグの代表的な実施例を示す分解斜視図であ
る。
【図2】同自動車用シガーライタープラグの全体斜視図
である。
【図3】シガーライターソケットの具体的な構造例を示
す断面図である。
【図4】同プラグの自動車用シガーライターソケットに
対する差込固定時の機能説明図である。
【図5】本発明のたの実施例を示す固定部材を装着する
自動車用シガーライタープラグの分解斜視図である。
【図6】一般的な自動車用シガーライターソケットの構
造説明図である。
【符号の説明】
1 プラグ本体 1a ソケット差込部 1a′ 先端部 1b 摘部 1c 接続コード 1d 接触子 1e 板バネ片 2 シガーライターソケット 2a 本体 2a′ 弾性片 2b 絶縁部材 2b′ ボルト挿孔 2c 導電性ボルト 2c′ 接触子(ボルト頭部) 2d バイメタル 2d′ 左右短片 2e 導電性金属板片 3,30 固定部材 3a,30a フランジ 3b,30b 肉厚部 3c,30c 肉薄部 3d,30d 切り欠き 10 プラグ本体 10e 板バネ片 11 先端部 11a 内ネジ部 11b 接触子 12 残部本体 12a 嵌挿部 12b 摘部 12c 先端ネジ部 D (プラグ差込口の)口径 d (ソケット差込部の)径

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車用のシガーライターソケットに挿
    抜され、同ソケットの電源に接続される各種のプラグに
    適用され、前記ソケットに対する同プラグの保持力を確
    保するための固定部材であって、 同固定部材は、前記プラグの嵌着部の外径に略等しい内
    径を有すると共に、一端にフランジを有し、前記フラン
    ジから他端に向けて外径が漸減されてなり、同他端には
    前記プラグの周面から半径方向に突出するソケット保持
    用バネ片の通過部が形成されてなることを特徴とする自
    動車用シガーライターソケットに対するプラグの固定部
    材。
  2. 【請求項2】 前記通過部が前記他端からフランジに向
    けて軸線方向に延びる切り欠きであり、その切り欠きの
    フランジ側端部において段部が形成され、同段部のフラ
    ンジ側の大径部分を肉厚の円錐台状筒体となし、同段部
    の他端側の小径部分を肉薄に形成してなる請求項1記載
    の固定部材。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の固定部材がプラグ本体に
    着脱自在に装着され、前記固定部材とプラグ本体とが一
    体となって自動車用シガーライターソケットに挿抜可能
    に保持されることを特徴とする自動車用シガーライター
    プラグ。
  4. 【請求項4】 前記プラグ本体の周面から突出するソケ
    ット保持用バネ片を前記固定部材のバネ片通過部を通過
    させて前記フランジ側から嵌挿し、前記固定部材の通過
    部を前記バネ片に係着固定してなる請求項3記載の自動
    車用シガーライタープラグ。
  5. 【請求項5】 前記プラグ本体が軸線方向に脱着自在に
    分割され、その接触子側とは反対側の第1分割部分は前
    記固定部材の内径とほぼ等しい外径をもつ嵌挿部と、同
    嵌挿部に段差をもって連結された摘部とを有し、同嵌挿
    部の先端部には外ネジが切られており、同プラグ本体の
    他の第2分割部分は前記嵌挿部の先端ネジ部と螺合する
    内ネジ部を有すると共に同内ネジ部の螺入側端面の外径
    を前記固定部材の嵌挿部先端の外径とほぼ一致させてな
    り、前記嵌挿部の先端ネジ部を除く残部の長さが前記前
    記固定部材の軸線方向の長さにほぼ等しく設定されてな
    る請求項4記載の自動車用シガーライタープラグ。
JP8095657A 1996-04-17 1996-04-17 自動車用シガーライターソケットに対するプラグの固定部材と同固定部材が組み込まれた自動車用シガーライタープラグ Pending JPH09283231A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100800102B1 (ko) * 2006-12-15 2008-01-31 디지아나 주식회사 슬립방지용 시거잭
JP2012051438A (ja) * 2010-08-31 2012-03-15 Tokai Rika Co Ltd シガレットライタ
JP2014096274A (ja) * 2012-11-09 2014-05-22 Nec Infrontia Corp コネクタ

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