JPH09284472A - 画像読み取り装置 - Google Patents

画像読み取り装置

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JPH09284472A
JPH09284472A JP8092590A JP9259096A JPH09284472A JP H09284472 A JPH09284472 A JP H09284472A JP 8092590 A JP8092590 A JP 8092590A JP 9259096 A JP9259096 A JP 9259096A JP H09284472 A JPH09284472 A JP H09284472A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ネガフイルムもしくはリバーサル
フイルムまたはカラープリントに記録されたカラー画像
を光電的に読み取り、ディジタル信号に変換して得た画
像データに画像処理を施して、カラー画像を再生するカ
ラー画像再生システムに用いられ、ネガフイルムおよび
リバーサルフイルムに記録されたカラー画像を読み取る
画像読み取り装置であって、ネガフイルムあるいはリバ
ーサルフイルムに記録されたカラー画像を、従来の方法
で、カラーペーパー上に再生するのと同様の色調で、カ
ラーペーパー上に再生可能なように、読み取って、ディ
ジタル信号に変換することのできる画像読み取り装置を
提供することを、その課題とする。 【解決手段】 この課題は、赤色(R)、緑色(G)お
よび青色(B)の三色の光のうち、緑色(G)光に対す
る分光感度のピークのみが、ネガフィルムに記録された
カラー画像の再生に用いられるカラーペーパーの緑色
(G)光に対する分光感度のピークと一致する光電変換
素子15を備えた画像読み取り装置によって解決され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読み取り装置
に関するものであり、さらに詳細には、ネガフイルムも
しくはリバーサルフイルムまたはカラープリントに記録
されたカラー画像を光電的に読み取り、ディジタル信号
に変換して、画像データとして、フレームメモリなどの
画像データ記憶手段に記憶し、画像データ記憶手段に記
憶された画像データを画像処理して、カラーペーパーな
どの記録材料あるいはCRTなどの表示手段上にカラー
画像を再生するカラー画像再生システムに用いられ、ネ
ガフイルムあるいはリバーサルフイルムに記録されたカ
ラー画像を読み取る画像読み取り装置であって、S/N
比を向上させることのできる画像読み取り装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】ネガフイルム、リバーサルフイルムある
いはカラープリントなどに記録されたカラー画像を、C
CDなどの光電変換素子によって光電的に読み取り、デ
ィジタル信号に変換して、画像データとして、フレーム
メモリなどの画像データ記憶手段に記憶し、さらに、画
像データ記憶手段に記憶された画像データに画像処理を
施して、カラーペーパーなどの記録材料あるいはCRT
などの表示手段上に再生するカラー画像再生システムが
提案されている。このカラー画像再生システムによれ
ば、カラー画像が、露光不足あるいは露光過剰など、適
切でない撮影条件下で撮影され、ネガフイルム、リバー
サルフイルムあるいはカラープリントなどに記録されて
いても、画像データに画像処理を施すことにより、所望
の色および階調を有するカラー画像として再生すること
ができ、また、ネガフイルム、リバーサルフイルムある
いはカラープリントなどに記録されたカラー画像を、所
望により、異なった色および階調を有するカラー画像と
して再生することができ、望ましい。
【0003】
【発明の解決しようとする課題】かかるカラー画像再生
システムにおいて、ネガフイルム、リバーサルフイルム
に記録されたカラー画像を、カラーペーパー上に再生す
る場合には、画像読み取り装置は、カラーペーパーと同
一の感度特性を有していることが望ましい。しかしなが
ら、ネガフイルムのシアン色素の分光吸収のピークは、
リバーサルフイルムのシアン色素の分光吸収のピークに
比して、かなり長波長側にあり、したがって、カラーペ
ーパーの赤色(R)感度は、ネガフイルムのシアン色素
の分光吸収のピークに合わせて、かなり長波長側になる
ように、感光材料が調製されているので、カラーペーパ
ーの赤色(R)感度に合わせて、画像読み取り装置の感
度を設定すると、リバーサルフイルムに記録されたカラ
ー画像を読み取るときには、フイルタを変えるなどし
て、画像読み取り装置の感度を調整する必要が生じ、操
作が煩雑になるという問題があった。さらには、ネガフ
イルムのイエロー濃度は一般に高く、カラーペーパーの
青色(B)感度は、ネガフイルムのイエロー色素の分光
吸収のピークと合致するように、感光材料が調製されて
いるため、画像読み取り装置の青色(B)感度を、カラ
ーペーパーと同一に設定する場合には、きわめて微弱な
光を光電検出することのできる画像読み取り装置が必要
になり、画像読み取り装置が高価なものとなってしまう
という問題もあった。
【0004】したがって、本発明は、ネガフイルムもし
くはリバーサルフイルムまたはカラープリントに記録さ
れたカラー画像を光電的に読み取り、ディジタル信号に
変換して得た画像データに画像処理を施して、カラー画
像を再生するカラー画像再生システムに用いられ、ネガ
フイルムおよびリバーサルフイルムに記録されたカラー
画像を読み取る画像読み取り装置であって、ネガフイル
ムあるいはリバーサルフイルムに記録されたカラー画像
を、従来の方法で、カラーペーパー上に再生するのと同
様の色調で、カラーペーパー上に再生可能なように、読
み取って、ディジタル信号に変換することのできる画像
読み取り装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のかかる目的は、
赤色(R)、緑色(G)および青色(B)の三色の光の
うち、緑色(G)光に対する分光感度のピークのみが、
ネガフィルムに記録されたカラー画像の再生に用いられ
るカラーペーパーの緑色(G)光に対する分光感度のピ
ークと一致する光電変換素子を備えた画像読み取り装置
によって達成される。ネガフィルムのマゼンタ色素の分
光吸収特性と、リバーサルフイルムのマゼンタ色素の分
光吸収特性とは、きわめて類似しており、したがって、
光電変換素子の緑色(G)光に対する分光感度のピーク
を、カラーペーパーの緑色(G)光に対する分光感度の
ピークと一致させても、リバーサルフイルムに記録され
たカラー画像を読み取ることができる。これに対して、
ネガフイルムのシアン色素の分光吸収のピークは、リバ
ーサルフイルムのシアン色素の分光吸収のピークに比し
て、かなり長波長側にあるため、光電変換素子の赤色
(R)光に対する分光感度のピークを、カラーペーパー
の赤色(R)光に対する分光感度のピークと一致させる
場合には、リバーサルフイルムに記録されたカラー画像
を、所望のように、読み取ることは困難である。また、
光電変換素子の青色(B)光に対する分光感度ピーク
を、カラーペーパーの青色(B)光に対する分光感度ピ
ークと一致させる場合には、ネガフイルムのイエロー濃
度が高く、きわめて微弱な光を検出しなければならなく
なるため、ネガフイルムに記録されたカラー画像を、所
望のように、読み取ることが困難になる。
【0006】しかしながら、光電変換素子の赤色(R)
光、青色(B)光に対する分光感度のピークが、カラー
ペーパーの赤色(R)光、青色(B)光に対する分光感
度のピークと一致していなくとも、光電変換素子の緑色
(G)光に対する分光感度のピークと、カラーペーパー
の緑色(G)光に対する分光感度のピークとが一致して
さえいれば、カラー画像を読み取って得た画像データ中
の緑色(G)光に対応するG画像データを基準として、
赤色(R)光に対応するR画像データおよび青色(B)
光に対応するB画像データに対して、信号処理を施すこ
とによって、従来の方法により、カラーペーパーに再生
されるカラー画像と同様の色調特性を有する画像データ
を得ることができる。したがって、本発明によれば、ネ
ガフイルムおよびリバーサルフイルムに記録されたカラ
ー画像を、従来の方法で、カラーペーパー上に再生する
のと同様の色調で、カラーペーパー上に再生可能なよう
に、読み取って、ディジタル信号に変換することが可能
になる。本発明の好ましい実施態様においては、光電変
換素子の赤色(R)光に対する分光感度のピークが、ネ
ガフイルムのシアン色素の分光吸収のピークよりも短波
長側で、かつ、リバーサルフイルムのシアン色素の分光
吸収のピークよりも長波長側にあり、光電変換素子の青
色(B)光に対する分光感度のピークが、ネガフイルム
のイエロー色素の分光吸収のピークと一致しないよう
に、光電変換素子の分光感度が設定されている。
【0007】本発明において、ある色の光に対する分光
感度のピークが、その色の光に対するカラーペーパーの
分光吸収感度のピークと異なり、ある色の光に対する分
光感度のピークが、その色の光に対するカラーペーパー
の分光吸収感度のピークと一致した光電変換素子とは、
そのような分光感度特性を有する光電変換素子だけでな
く、フイルタなどを用いて、分光感度特性をそのように
変換した光電変換素子も含んでいる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて、本発
明の好ましい実施態様につき、詳細に説明を加える。図
1は、本発明の好ましい実施態様にかかる画像読み取り
装置を含むカラー画像再生システムのブロックダイアグ
ラムである。図1に示されるように、カラー画像再生シ
ステムは、カラー画像を読み取り、ディジタル化された
画像データを生成する画像読み取り装置1、画像読み取
り装置1により生成された画像データに所定の画像処理
を施す画像処理装置5および画像処理装置により画像処
理が施された画像データに基づいて、カラー画像を再生
する画像出力装置8を備えている。画像読み取り装置1
としては、ネガフイルムあるいはリバーサルフイルムな
どのフイルムFに記録されたカラー画像を光電的に読み
取る透過型画像読み取り装置とカラープリントに記録さ
れたカラー画像を光電的に読み取る反射型画像読み取り
装置を、選択的に、画像処理装置5に接続することによ
り、ネガフイルムあるいはリバーサルフイルムなどのフ
イルムFに記録されたカラー画像およびカラープリント
に記録されたカラー画像のいずれをも、再生することが
できるように構成されている。
【0009】図2は、本発明の実施態様にかかるカラー
画像再生システム用の透過型画像読み取り装置の概略図
である。図2において、透過型画像読み取り装置10
は、ネガフイルムあるいはリバーサルフイルムなどのフ
イルムFに記録されたカラー画像に、光を照射して、フ
イルムを透過した光を検出することにより、カラー画像
を光電的に読み取り可能に構成されており、光源11、
光源11から発せられた光の光量を調整可能な光量調整
ユニット12、光源11から発せられた光を、赤色
(R)、緑色(G)および青色(B)の三色に分解する
色分解ユニット13、光源11から発せられた光がフイ
ルムFに一様に照射されるように、光を拡散させる拡散
ユニット14、フイルムFを透過した光を光電的に検出
するCCDエリアセンサ15およびフイルムFを透過し
た光をCCDエリアセンサ15に結像させるレンズ16
を備えている。本実施態様においては、CCDエリアセ
ンサ15の分光感度は、緑色(G)光に対する分光感度
のピークが、ネガフィルムに記録されたカラー画像の再
生に用いられるカラーペーパーの緑色(G)光に対する
分光感度のピークと一致し、赤色(R)光に対する分光
感度のピークが、ネガフイルムのシアン色素の分光吸収
のピークよりも短波長側で、かつ、リバーサルフイルム
のシアン色素の分光吸収のピークよりも長波長側にあ
り、青色(B)光に対する分光感度のピークが、ネガフ
イルムのイエロー色素の分光吸収のピークと一致しない
ように、設定されている。
【0010】透過型画像読み取り装置10は、さらに、
CCDエリアセンサ15により光電的に検出され、生成
されたR、G、Bの画像信号を増幅する増幅器17、画
像信号をディジタル化するA/D変換器18、A/D変
換器18によりディジタル化された画像信号に対して、
画素毎の感度のバラツキや暗電流の補正処理を施すCC
D補正手段19およびR、G、Bの画像データを濃度デ
ータに変換するログ変換器20を備えている。ログ変換
器20は、インターフエイス21に接続されている。フ
イルムFは、キャリア22により保持され、キャリア2
2に保持されたフイルムFは、モータ23により駆動さ
れる駆動ローラ24によって、所定の位置に送られて、
停止状態に保持され、1コマのカラー画像の読み取りが
完了すると、1コマ分、送られるように構成されてい
る。図2において、25は、画面検出センサであり、フ
イルムFに記録されたカラー画像の濃度分布を検出し、
検出した濃度信号を透過型画像読み取り装置10を制御
するCPU26に出力するものであり、この濃度信号に
基づき、CPU26は、フイルムFに記録されたカラー
画像の画面位置を算出し、カラー画像の画面位置が所定
の位置に達したと判定すると、モータ23の駆動を停止
させるように構成されている。
【0011】透過型画像読み取り装置10においては、
まず、フイルムFに赤色光が照射され、フイルムFを透
過した光がCCDエリアセンサ15により光電的に検出
されて、フイルムFの1コマ分のR画像データが生成さ
れ、生成された1コマ分のR画像データが、10ビット
毎に、画像処理装置に転送され、次いで、フイルムFに
緑色光が照射され、フイルムFを透過した光がCCDエ
リアセンサ15により光電的に検出されて、フイルムF
の1コマ分のG画像データが生成され、生成された1コ
マ分のG画像データが、10ビット毎に、画像処理装置
に転送される。最後に、フイルムFに青色光が照射さ
れ、フイルムFを透過した光がCCDエリアセンサ15
により光電的に検出されて、フイルムFの1コマ分のB
画像データが生成され、生成された1コマ分のB画像デ
ータが、10ビット毎に、画像処理装置に転送されるよ
うに構成されている。したがって、透過型画像読み取り
装置10にあっては、生成された画像データが、R、
G、Bの画像データ毎に、1コマ単位で、画像処理装置
5に転送されることになる。図3は、カラー画像再生シ
ステム用の反射型画像読み取り装置の一例を示す概略図
である。
【0012】図3に示されるように、反射型画像読み取
り装置30は、カラープリントPに記録されたカラー画
像に、光を照射して、カラープリントPにより反射され
た光を検出することにより、カラー画像を光電的に読み
取り可能に構成されており、光源31、光源31から発
せられ、カラープリントPの表面で反射された光を反射
するミラー32、カラープリントPの表面で反射された
光のR、G、Bの感度を調整するカラーバランスフイル
タ33、カラープリントPの表面で反射された光の光量
を調節可能な光量調整ユニット34、カラープリントP
により反射された光を光電的に検出するCCDラインセ
ンサ35およびカラープリントPにより反射された光を
CCDラインセンサ35に結像させるレンズ36を備え
ている。CCDラインセンサ35は、R、G、Bの三色
に対応した3ラインセンサにより構成され、光源31お
よびミラー32を矢印の方向に移動させつつ、CCDラ
インセンサ35により、カラープリントPから反射され
た反射光を検出することにより、カラープリントPに記
録されたカラー画像が二次元的に読み取られる。反射型
画像読み取り装置30は、さらに、CCDラインセンサ
35により光電的に検出され、生成されたR、G、Bの
画像信号を増幅する増幅器37、画像信号をディジタル
化するA/D変換器38、A/D変換器38によりディ
ジタル化された画像信号に対して、画素毎の感度のバラ
ツキや暗電流の補正処理を施すCCD補正手段39およ
びR、G、Bの画像データを濃度データに変換するログ
変換器40を備えている。ログ変換器40は、インター
フエイス41に接続されている。
【0013】反射型画像読み取り装置30において、カ
ラープリントPは、キャリア(図示せず)により静止状
態に保持され、光源31およびミラー32は、駆動手段
(図示せず)によって、矢印の方向に、移動されるよう
に構成されている。反射型画像読み取り装置30は、C
PU46により制御されている。本実施態様にかかる反
射型画像読み取り装置30においては、R、G、Bの三
色に対応した3ラインセンサにより構成されたCCDラ
インセンサが、カラープリントPに記録されたカラー画
像上を移動して、R、G、Bの三色に対応した画像デー
タを生成しながら、生成した画像データを、順次、画像
処理装置に転送するように構成されている。したがっ
て、本実施態様にかかる反射型画像読み取り装置30お
いては、第1の画素のR画像データ、第1の画素のG画
像データ、第1の画素のB画像データ、次いで、第2の
画素のR画像データ、第2の画素のG画像データ、第2
の画素のB画像データというように、画像データが、画
素単位で、12ビット毎に、画像処理装置に転送され
る。図4および図5は、本発明の好ましい実施態様にか
かる画像読み取り装置を含むカラー画像再生システムに
用いられる画像処理装置5のブロックダイアグラムであ
る。
【0014】図4および図5に示されるように、画像処
理装置5は、透過型画像読み取り装置10のインターフ
エイス21あるいは反射型画像読み取り装置30のイン
ターフエイス41と接続可能なインターフエイス48
と、反射型画像読み取り装置30または透過型画像読み
取り装置10から転送されてきた画像データに、転送さ
れる画像データのビット数の変更、ネガポジ反転などの
処理を施すデータ処理部46と、画像読み取り装置1か
ら入力された隣接する2つの画素データの値を加算し
て、平均し、1つの画素データに割り当てる加算平均演
算手段49と、加算平均演算手段49から送られてきた
画像データの各ラインの中の画素データを、交互に記憶
する第1のラインバッファ50aおよび第2のラインバ
ッファ50bと、ラインバッファ50a、50bに記憶
されたラインデータが転送され、フイルムFに記録され
た1コマのカラー画像あるいは1枚のカラープリントP
に記録されたカラー画像に対応する画像データを記憶す
る第1のフレームメモリユニット51、第2のフレーム
メモリユニット52および第3のフレームメモリユニッ
ト53を備えている。ここに、第1のラインバッファ5
0aおよび第2のラインバッファ50bは、画像データ
の各ラインの奇数番目の画素データを一方のラインバッ
ファに、偶数番目の画素データを他方のラインバッファ
に交互に記憶するように構成されている。
【0015】加算平均演算手段49は、透過型画像読み
取り装置10から、10ビット毎に連続的に転送される
1コマ分の画像データに対しては、隣接する2つの画素
データの値を加算平均して、1つの画素データに割り当
てるように、反射型画像読み取り装置30から、12ビ
ット毎に転送される画素毎の画像データに対しては、R
画像データの隣接する2つの画素データの値、G画像デ
ータの隣接する2つの画素データの値、B画像データの
隣接する2つの画素データの値を、それぞれ、加算平均
して、1つの画素データに割り当てるように構成されて
いる。また、フイルムFに記録された1コマのカラー画
像あるいは1枚のカラープリントPに記録されたカラー
画像を、画像読み取り装置1によって、一旦、読み取
り、ディジタル画像データを生成し、この第1の読み取
り(先読み)によって得られた画像データに基づき、画
像処理装置5により、第2の読み取り(本読み)のため
の画像読み取り条件を設定し、再度、カラー画像の読み
取り(本読み)を実行して、ディジタル画像データを生
成するように構成されており、第1のフレームメモリユ
ニット51には、第1の読み取りである先読みにより得
られた画像データが、第2のフレームメモリユニット5
2および第3のフレームメモリユニット53には、第2
の読み取りである本読みによって得られた画像データ
が、それぞれ、記憶されるように構成されている。
【0016】図6は、第1のラインバッファ50a、第
2のラインバッファ50b、第1のフレームメモリユニ
ット51、第2のフレームメモリユニット52および第
3のフレームメモリユニット53の詳細を示すブロック
ダイアグラムである。図6に示されるように、画像処理
装置5は、カラー画像を読み取って生成された画像デー
タを処理するため、第1のラインバッファ50a、第2
のラインバッファ50b、第1のフレームメモリユニッ
ト51、第2のフレームメモリユニット52および第3
のフレームメモリユニット53は、それぞれ、R、G、
Bに対応する画像データを記憶する第1のRラインバッ
ファ50aR、第1のGラインバッファ50aGおよび
第1のBラインバッファ50aB、第2のRラインバッ
ファ50bR、第2のGラインバッファ50bGおよび
第2のBラインバッファ50bB、Rデータメモリ51
R、Gデータメモリ51GおよびBデータメモリ51
B、Rデータメモリ52R、Gデータメモリ52Gおよ
びBデータメモリ52BならびにRデータメモリ53
R、Gデータメモリ53GおよびBデータメモリ53B
を備えている。図6においては、第1のフレームメモリ
ユニット51に、先読みにより得られた画像データが入
力され、第2のフレームメモリユニット52に記憶され
た画像データが出力されている状態が示されている。
【0017】画像処理装置5全体を制御するCPU6
0、第1のRラインバッファ50aR、第1のGライン
バッファ50aGおよび第1のBラインバッファ50a
B、第2のRラインバッファ50bR、第2のGライン
バッファ50bGおよび第2のBラインバッファ50b
B、Rデータメモリ51R、Gデータメモリ51Gおよ
びBデータメモリ51B、Rデータメモリ52R、Gデ
ータメモリ52GおよびBデータメモリ52Bならびに
Rデータメモリ53R、Gデータメモリ53GおよびB
データメモリ53Bによって、反射型画像読み取り装置
30から色毎に画素単位あるいはライン単位で転送され
る画像データを、1コマ分の画像データを色毎に記憶す
る第1、第2または第3のフレームメモリユニット5
1、52、53に記憶させるためのフォーマット変更手
段が構成されている。このように構成されたフォーマッ
ト変更手段は、以下のようにして、画像データのフォー
マットを変更する。CCDエリアセンサ15を備えた透
過型画像読み取り装置10においては、まず、赤色光
(R)をフイルムに照射し、フイルムの1コマ分のR画
像データを生成して、画像処理装置5に転送し、次い
で、緑色光(G)をフイルムに照射し、フイルムの1コ
マ分のG画像データを生成して、画像処理装置5に転送
し、最後に、青色光(B)をフイルムに照射し、フイル
ムの1コマ分のB画像データを生成して、画像処理装置
5に転送するように構成されている。したがって、透過
型画像読み取り装置10においては、生成した画像デー
タが、R、G、Bの画像データ毎に、1コマ単位、すな
わち、面単位で、画像処理装置5に転送されることにな
る。
【0018】これに対して、CCDラインセンサ35を
備えた反射型画像読み取り装置30においては、R、
G、Bの三色に対応した3ラインセンサを備えたCCD
ラインセンサ35が、カラープリントなどに記録された
カラー画像上を移動して、R、G、Bに対応した画像デ
ータを生成し、順次、画像処理装置5に転送しながら、
カラー画像を読み取るように構成されている。したがっ
て、反射型画像読み取り装置30においては、生成され
た画像データは、第1の画素のR画像データ、第1の画
素のG画像データ、第1の画素のB画像データ、次い
で、第2の画素のR画像データ、第2の画素のG画像デ
ータ、第2の画素のB画像データというように、R、
G、Bの画像データ毎に、画素単位で、画像処理装置に
転送されるか、あるいは、第1のラインのR画像デー
タ、第1のラインのG画像データ、第1のラインのB画
像データ、次いで、第2のラインのR画像データ、第2
のラインのG画像データ、第2のラインのB画像データ
というように、生成された画像データが、R、G、Bの
画像データ毎に、ライン単位で、画像処理装置5に転送
されるかであり、この例では、生成された画像データ
は、画素単位で、画像処理装置に転送されるように構成
されている。
【0019】画像処理装置5では、画像データは、1コ
マ毎に、第1のフレームメモリユニット51、第2のフ
レームメモリユニット52または第3のフレームメモリ
ユニット53に記憶されるように構成されている。ここ
に、第1のフレームメモリユニット51、第2のフレー
ムメモリユニット52および第3のフレームメモリユニ
ット53は、それぞれ、R、G、Bに対応する画像デー
タを記憶するRデータメモリ51R、Gデータメモリ5
1GおよびBデータメモリ51B、Rデータメモリ52
R、Gデータメモリ52GおよびBデータメモリ52B
ならびにRデータメモリ53R、Gデータメモリ53G
およびBデータメモリ53Bから構成され、画像読取装
置1から送られてきたR、G、Bの画像データは、色毎
に、Rデータメモリ51R、Gデータメモリ51Gおよ
びBデータメモリ51B、Rデータメモリ52R、Gデ
ータメモリ52GおよびBデータメモリ52BまたはR
データメモリ53R、Gデータメモリ53GおよびBデ
ータメモリ53Bに、それぞれ、記憶される。したがっ
て、透過型画像読取装置10から、R、G、Bの画像デ
ータ毎に、一コマ単位で、順次、画像処理装置5に転送
された画像データは、そのまま、順次、第1のフレーム
メモリユニット51のRデータメモリ51R、Gデータ
メモリ51GおよびBデータメモリ51B、第2のフレ
ームメモリユニット52のRデータメモリ52R、Gデ
ータメモリ52GおよびBデータメモリ52Bまたは第
3のフレームメモリユニット53のRデータメモリ53
R、Gデータメモリ53GおよびBデータメモリ53B
に記憶させることができる。
【0020】これに対して、反射型画像読み取り装置3
0からの画像データは、第1の画素のR画像データ、第
1の画素のG画像データ、第1の画素のB画像データ、
次いで、第2の画素のR画像データ、第2の画素のG画
像データ、第2の画素のB画像データというように、R
画像データ、G画像データ、B画像データが、画素毎
に、画像処理装置5に連続的に転送されるため、R画像
データ、G画像データ、B画像データを、対応するRデ
ータメモリ、GデータメモリまたはBデータメモリに、
選択的に、記憶させていくことが必要になる。したがっ
て、画像処理装置5においては、反射型画像読み取り装
置30からの画像データを、たとえば、第2のフレーム
メモリユニット52に記憶させる際には、CPU60
は、最初におくられてきた第1の画素のR画像データを
Rメモリユニット52Rに記憶させ、次に送られてきた
第1の画素のG画像データをGメモリユニット52Gに
記憶させ、3番目に送られてきた第1の画素のB画像デ
ータをBメモリユニット52Bに記憶させ、4番目に送
られてきた第2の画素のR画像データをRメモリユニッ
ト52Rに記憶させ、5番目に送られてきた第2の画素
のG画像データはGメモリユニット52Gに記憶させ、
6番目に送られてきた第2の画素のB画像データはBメ
モリユニット52Bに記憶させ、というように、3つの
メモリユニット52R、52G、52Bを制御して、画
素単位で送られてくるR、G、Bの画像データを、Rメ
モリユニット52R、Gメモリユニット52GおよびB
メモリユニット52Bに、選択的に、順次、記憶させる
ように構成されている。
【0021】また、この例では、各メモリユニットは、
DRAMによって構成されているので、リフレッシュ動
作が必要であり、他方、画像データは、各メモリユニッ
トのリフレッシュ動作と無関係に、送られてくるため、
リフレッシュ動作時には、各メモリユニットは、画像デ
ータを記憶することができない。そこで、第1のフレー
ムメモリユニット51、第2のフレームメモリユニット
52および第3のフレームメモリユニット53の前に、
第1のラインバッファ50aと第2のラインバッファ5
0bが設けられ、これらにより、画像データを一時的に
保持した後に、第1のフレームメモリユニット51、第
2のフレームメモリユニット52または第3のフレーム
メモリユニット53に記憶させることによって、各メモ
リユニットのリフレッシュ動作と無関係に送られてくる
画像データを、第1のフレームメモリユニット51、第
2のフレームメモリユニット52または第3のフレーム
メモリユニット53に記憶することができるように構成
されている。ここに、第1のラインバッファ50aおよ
び第2のラインバッファ50bは、CPU60によって
制御され、転送されてきた画像データを交互に記憶する
ように構成されている。第1のラインバッファ50a
は、第1のRラインバッファ50aR、第1のGライン
バッファ50aGおよび第1のBラインバッファ50a
Bにより構成され、第2のラインバッファ50bは、第
2のRラインバッファ50bR、第2のGラインバッフ
ァ50bGおよび第2のBラインバッファ50bBによ
り構成されており、R画像データは、第1のRラインバ
ッファ50aRと第2のRラインバッファ50bRに交
互に、G画像データは、第1のGラインバッファ50a
Gと第2のGラインバッファ50bGに交互に、B画像
データは、第1のBラインバッファ50aBと第2のB
ラインバッファ50bBに交互に、それぞれ、記憶され
るように構成されている。
【0022】したがって、反射型画像読み取り装置30
からの画像データを、たとえば、第2のフレームメモリ
ユニット52に記憶させる際には、CPU60は、最初
におくられてきた第1の画素のR画像データを第1のR
ラインバッファ50aRに記憶させ、次に送られてきた
第1の画素のG画像データを第1のGラインバッファ5
0aGに記憶させ、3番目に送られてきた第1の画素の
B画像データは第1のGラインバッファ50aGに記憶
させ、4番目に送られてきた第2の画素のR画像データ
を第2のRラインバッファ50bRに記憶させ、5番目
に送られてきた第2の画素のG画像データを第2のGラ
インバッファ50bGに記憶させ、6番目に送られてき
た第2の画素のB画像データを第2のGラインバッファ
50bGに記憶させ、7番目に送られてきた第3の画素
のR画像データを第1のRラインバッファ50aRに記
憶させ、8番目に送られてきた第3の画素のG画像デー
タを第1のGラインバッファ50aGに記憶させ、とい
うように、第1のフレームメモリユニット51、第2の
フレームメモリユニット52または第3のフレームメモ
リユニット53の前に設けられた6つのラインバッファ
を制御して、これらに、選択的に、順次、記憶させて、
第1のフレームメモリユニット51、第2のフレームメ
モリユニット52および第3のフレームメモリユニット
53のうち、画像データを記憶可能なフレームメモリユ
ニットに、画像データを記憶させるように構成されてい
る。
【0023】画像処理装置5全体を制御するCPU60
は、透過型画像読み取り装置10を制御するCPU26
あるいは反射型画像読み取り装置30を制御するCPU
46と通信線(図示せず)を介して、通信可能で、か
つ、後述する画像出力装置8を制御するCPUと通信線
(図示せず)を介して、通信可能に構成されている。C
PU60は、第1のフレームメモリユニット51に記憶
された先読みにより得られた画像データに基づき、カラ
ー画像の本読みをおこなうための画像読み取り条件およ
び必要に応じて、画像処理条件を修正することができる
ように構成されている。すなわち、CPU60は、先読
みによって得られた画像データに基づき、本読みの際、
CCDエリアセンサ15あるいはCCDラインセンサ3
5のダイナミックレンジを効率良く利用可能なように、
本読みのための画像読み取り条件を決定して、読み取り
制御信号を、透過型画像読み取り装置10のCPU26
あるいは反射型画像読み取り装置30のCPU46に出
力する。読み取り制御信号が入力されると、透過型画像
読み取り装置10のCPU26あるいは反射型画像読み
取り装置30のCPU46は、光量調整ユニット12あ
るいは光量調整ユニット34により調整される光量およ
びCCDエリアセンサ15あるいはCCDラインセンサ
35の蓄積時間を制御する。同時に、CPU60は、得
られた画像データに基づいて、最適な濃度、階調および
色調を有するカラー画像をカラーペーパー上に再生可能
なように、後述する第1の画像処理手段および第2の画
像処理手段による画像処理のパラメータなどの画像処理
条件を修正する制御信号を、必要に応じて、第1の画像
処理手段および第2の画像処理手段に出力する。
【0024】このように、第1の画像読み取り、すなわ
ち、先読みにより得られた第1の画像データは、もっぱ
ら、第2の画像読み取り、すなわち、本読みのための画
像読み取り条件および画像処理条件を決定するために使
用されるものであるので、データ量は少なくてよく、ま
た、後述のように、この例では、先読みにより得られた
画像データに基づき、カラー画像をCRTに再生して、
再生されたカラー画像を観察することによって、オペレ
ータが画像処理条件を設定することができるように構成
されており、先読みにより得られた画像データのデータ
量は、画像データ生成装置によって、CRTにカラー画
像を再生可能なデータ量に減少させられて、第1のフレ
ームメモリユニット51に記憶される。したがって、透
過型画像読み取り装置10においては、先読み時に、C
CDエリアセンサ15が奇数フィールドあるいは偶数フ
ィールドに対応する画像データのみを転送し、また、反
射型画像読み取り装置においては、先読み時に、光源3
1およびミラー32の移動速度、すなわち、副走査速度
を2倍にすることにより、本読みの場合に比して、生成
する画像データのデータ量が1/2になるように、画像
読み取り装置1が構成され、さらに、画像処理装置5の
加算平均演算手段49が、送られて来た画像データの2
つの画素データの値を加算し、平均して得たデータを1
つの画素データに割り当てることにより、画像データの
各ラインの画素データ数を1/2に減少させ、画像デー
タの奇数ラインおよび偶数ラインの一方の画素データの
みを、第1のラインバッファ50aおよび第2のライン
バッファ50bに、交互に、記憶させ、第1のラインバ
ッファ50aおよび第2のラインバッファ50bの一方
に記憶させられた画像データのみを、フレームメモリに
記憶させることにより、フレームメモリに記憶させられ
る画像データの画素データ数を、1/16に減少させる
ように構成されている。このように、先読み時には、画
像データの中の画素データ数が減少させられるので、本
読みによって得られる画像データを記憶する第2のフレ
ームメモリユニット52および第3のフレームメモリユ
ニット53は、ネガフイルムあるいはリバーサルフイル
ムなどのフイルムFに記録された1コマ分のカラー画像
あるいは1枚のカラープリントPに記録されたカラー画
像を読み取って得た画像データを記憶することのできる
容量を有しているが、先読みによって得られた画像デー
タを記憶する第1のフレームメモリユニット51として
は、第2のフレームメモリユニット52および第3のフ
レームメモリユニット53よりもはるかに容量の小さい
ものが用いられている。
【0025】画像処理装置5は、さらに、第2のフレー
ムメモリユニット52および第3のフレームメモリユニ
ット53に記憶された画像データに、所望の濃度、階調
および色調で、カラーペーパー上にカラー画像が再生可
能なように、ルックアップテーブルやマトリックス演算
により、階調補正、色変換、濃度変換などの画像処理を
施す第1の画像処理手段61ならびに第1のフレームメ
モリユニット51に記憶された画像データに、所望のよ
うな画質で、後述するCRTの画面にカラー画像が再生
可能なように、ルックアップテーブルやマトリックス演
算により、階調補正、色変換、濃度変換などの画像処理
を施す第2の画像処理手段62を備えている。第2のフ
レームメモリユニット52および第3のフレームメモリ
ユニット53の出力は、セレクタ55に接続され、セレ
クタ55により、第2のフレームメモリユニット52お
よび第2のフレームメモリユニット53のいずれかに記
憶された画像データが選択的に第1の画像処理手段61
に入力されるように構成されている。第1のフレームメ
モリユニット51、第2のフレームメモリユニット52
および第3のフレームメモリユニット53の入力バス6
3および出力バス64とは別に、データバス65が設け
られており、データバス65には、カラー画像再生シス
テム全体を制御するCPU60、CPU60の動作プロ
グラムを格納したメモリ66、画像データを記憶して、
保存可能なハードディスク67、CRT68、キーボー
ド69、他のカラー画像再生システムと通信回線を介し
て接続される通信ポート70、透過型画像読み取り装置
10のCPU26あるいは反射型画像読み取り装置30
のCPU46との通信線などが接続されている。
【0026】第1の画像処理手段61は、データ合成手
段75に接続され、データ合成手段75には、合成デー
タメモリ76が接続されている。合成データメモリ76
は、R、G、Bに対応する図形、文字などの画像データ
を記憶するRデータメモリ76R、Gデータメモリ76
GおよびBデータメモリ76Bを備えており、フイルム
FあるいはカラープリントPに記録されたカラー画像を
読み取って得た画像データと合成して、後述する画像出
力装置8によって、カラーペーパー上に、カラー画像が
再生されるときに、カラー画像と合成されるべき図形、
文字などの画像データを記憶している。データ合成手段
75は、インターフエイス77に接続されている。図7
は、画像処理装置によって処理された画像データに基づ
き、カラーペーパー上に、カラー画像を再生するカラー
画像再生システム用の画像出力装置8の概略図である。
図7において、画像出力装置8は、画像処理装置5のイ
ンターフエイス77と接続可能なインターフエイス78
と、画像出力装置8を制御するCPU79と、画像処理
装置5から入力された画像データを記憶する複数のフレ
ームメモリからなる画像データメモリ80と、画像デー
タをアナログ信号に変換するD/A変換器81と、レー
ザ光照射手段82と、レーザ光の強度を変調させる変調
信号を出力する変調器駆動手段83を備えている。CP
U79は、画像処理装置5のCPU60と通信線(図示
せず)を介して、通信可能に構成されている。
【0027】図8は、レーザ光照射手段82の概略図で
あり、レーザ光照射手段82は、赤色の半導体レーザ光
源84a、84b、84cを備え、半導体レーザ光源8
4bにより発せられたレーザ光は、波長変換手段85に
より、緑色のレーザ光に変換され、半導体レーザ光源8
4cにより発せられたレーザ光は、波長変換手段86に
よって、青色のレーザ光に変換される。半導体レーザ光
源84aから発せられた赤色レーザ光、波長変換手段8
5によって、波長が変換された緑色レーザ光および波長
変換手段86によって、波長が変換された青色レーザ光
は、それぞれ、音響光学変調器(AOM)などの光変調
器87R、87G、87Bに入射するように構成されて
おり、光変調器87R、87G、87Bには、それぞ
れ、変調器駆動手段83から変調信号が入力され、変調
信号に応じて、レーザ光の強度が変調されるように構成
されている。光変調器87R、87G、87Bによっ
て、強度が変調されたレーザ光は、反射ミラー88R、
88G、88Bにより反射されて、ポリゴンミラー89
に入射する。画像出力装置8は、ウエブ状のカラーペー
パー90をロール状に収納したマガジン91を備え、カ
ラーペーパー90は、所定の搬送経路に沿って副走査方
向に搬送されるように構成されている。カラーペーパー
90の搬送経路には、カラープリント1枚分の長さに相
当する間隔毎に、カラーペーパー90の側縁部に、基準
孔を穿つ穿孔手段92が設けられており、画像出力装置
8内においては、この基準孔にしたがって、カラーペー
パー90の搬送とレーザ光照射手段82との同期が図ら
れ、後述するように、カラーペーパー90の所定位置を
レーザ光照射手段82で露光するようにされている。
【0028】光変調器87R、87G、87Bにより変
調されたレーザ光は、ポリゴンミラー89によって、主
走査方向に走査され、fθレンズ93を介して、カラー
ペーパー90を露光する。ここに、カラーペーパー90
は、副走査方向に搬送されているため、その全面が、レ
ーザ光によって露光される。ここに、副走査方向のカラ
ーペーパー90の搬送速度は、レーザ光の主走査速度、
すなわち、ポリゴンミラー89の回転速度と同期するよ
うに、CPU79によって制御されている。レーザ光に
よって露光されたカラーペーパー90は、現像処理部9
4に送られて、所定の発色現像処理、漂白定着処理、お
よび水洗処理がなされ、画像処理装置5により画像処理
された画像データに基づいて、カラーペーパー90上に
カラー画像が再生される。発色現像槽94、漂白定着槽
95および水洗槽96によって、発色現像処理、漂白定
着処理および水洗処理がなされたカラーペーパー90
は、乾燥部97に送られ、乾燥された後、カラーペーパ
ー90の側縁部に穿孔された基準孔に基づいて、カラー
ペーパー90の搬送と同期して駆動されるカッタ98に
より、1コマのフイルムFのあるいは1枚のカラーペー
パーPに記録されたカラー画像に対応する長さに切断さ
れ、ソータ99に送られて、1本のフイルムFに対応す
る枚数あるいは顧客毎に、集積されるように構成されて
いる。
【0029】ここに、発色現像槽94、漂白定着槽9
5、水洗槽96、乾燥部97、カッター98およびソー
タ99としては、通常の自動現像機に使用されているも
のを利用することができる。図9は、第1の画像処理手
段61の詳細を示すブロックダイアグラムである。図9
に示されるように、第1の画像処理手段61は、画像デ
ータの濃度データ、色データおよび階調データを変換す
る色濃度階調変換手段100、画像データの彩度データ
を変換する彩度変換手段101、画像データの画素デー
タ数を変換するディジタル倍率変換手段102、画像デ
ータに周波数処理を施す周波数処理手段103および画
像データのダイナミック・レンジを変換するダイナミッ
ク・レンジ変換手段104を備えている。図10は、発
色現像槽94の上流側の画像出力装置8の詳細図であ
る。図10に示されるように、画像出力装置8は、ウエ
ブ状のカラーペーパー90の搬送経路に沿って、第1の
搬送ローラ対201、第1のセンサ200、穿孔手段9
2、ステップモータにより間欠的に駆動される第2の搬
送ローラ対202、第3の搬送ローラ対203、ドラム
204、ステップモータ(図示せず)により間欠的に駆
動される第4の搬送ローラ対205、第2のセンサ20
6、カラーペーパー90の裏面にプリントを施すプリン
ト手段207、第4の搬送ローラ対205と同じステッ
プモータにより間欠的に駆動される第5の搬送ローラ2
08、カラーペーパー90を切断する第1のカッタ20
9、定速モータにより駆動される第6の搬送ローラ21
0、第の1カッタ209と異なったタイミングでカラー
ペーパー90を切断する第2のカッタ211およびカラ
ーペーパー90を発色現像槽94に送り込む第7の搬送
ローラ212を備えている。
【0030】第1のセンサ200および第2のセンサ2
06は、発光素子および受光素子を有するフォトセンサ
によって構成されている。画像データに基づき、ウエブ
状のカラーペーパー90を露光する際、搬送ローラ対2
01、202、203、205、ドラム204および搬
送ローラ208、210、212は、互いに非同期で、
異なったタイミングおよび速度で回転し、ウエブ状のカ
ラーペーパー90を搬送するように構成されている。こ
の回転タイミングおよび搬送速度の違いを吸収するた
め、搬送ローラ対201と搬送ローラ対202との間、
搬送ローラ対202と搬送ローラ対203およびドラム
204との間、搬送ローラ対203およびドラム204
と搬送ローラ対205との間、搬送ローラ208と搬送
ローラ210との間ならびに搬送ローラ210と搬送ロ
ーラ212との間には、それぞれ、カラーペーパー90
のループが形成されるように構成されている。すなわ
ち、穿孔手段92が、カラーペーパー90の側縁部に基
準孔を穿つ穿孔時には、第2の搬送ローラ対202の回
転が一時的に停止され、穿孔作業が終了すると、第2の
搬送ローラ対202が再び回転されて、カラーペーパー
90が搬送される。したがって、第2の搬送ローラ対2
02は、間欠的に、カラーペーパー90を搬送すること
になる。これに対して、マガジン91内のカラーペーパ
ー90は、定速モータによって駆動される第1の搬送ロ
ーラ対201によって、つねに、一定速度で、引き出さ
れている。したがって、第1の搬送ローラ対201と第
2の搬送ローラ対202とは、回転のタイミングおよび
速度が一致しないため、この画像出力装置8において
は、第1の搬送ローラ対201と第2の搬送ローラ対2
02との間で生じるカラーペーパー90の搬送タイミン
グおよび搬送速度の違いを補償するために、第1の搬送
ローラ対201と穿孔手段92と間のカラーペーパー9
0に第1のループL1を形成させるように構成されてい
る。ここに、このループL1の有無および大きさは、第
1のループ検出用センサ215によって検出される。
【0031】また、露光部は、第3の搬送ローラ対20
3とドラム204とを備えており、ウエブ状のカラーペ
ーパー90は、ドラム204と、第3の搬送ローラ対2
03との間に挟持されて、副走査方向に一定速度で搬送
されつつ、レーザ光照射手段82からのレーザ光により
露光される。したがって、この画像出力装置8において
は、間欠的にカラーペーパー90を搬送する第2の搬送
ローラ対202と、露光中は、一定速度で、カラーペー
パー90を搬送する第3の搬送ローラ対203およびド
ラム204との間で生じるカラーペーパー90の搬送の
タイミングおよび速度の違いを補償するために、第2の
搬送ローラ対202と第3の搬送ローラ対203および
ドラム204との間のウエブ状カラーペーパー90に第
2のループL2を形成させるように構成されている。こ
のループL2の有無および大きさは、第2のループ検出
用センサ216によって検出される。レーザ光照射手段
82からのレーザ光によって露光されたカラーペーパー
90は、さらに、プリント手段207によって、その裏
面に露光条件などが印字される。この際、カラーペーパ
ー90は、同一のステップモータ(図示せず)によって
駆動される第4の搬送ローラ対205および第5の搬送
ローラ208によって間欠的に搬送される。したがっ
て、この画像出力装置8においては、露光時には、一定
速度で、カラーペーパー90を搬送する第3の搬送ロー
ラ対203およびドラム204と、カラーペーパー90
を間欠的に搬送する第4の搬送ローラ対205および第
5の搬送ローラ208との間で生じるカラーペーパー9
0を搬送するタイミングおよび速度の違いを補償するた
め、第3の搬送ローラ対203およびドラム204と、
第4の搬送ローラ対205との間のウエブ状のカラーペ
ーパー90に第3のループL3を形成させるように構成
されている。このループL3の有無および大きさは、第
3のループ検出用センサ217によって検出される。
【0032】さらに、この画像出力装置8においては、
同期して、カラーペーパー90を間欠的に搬送する第4
の搬送ローラ対205および第5の搬送ローラ208な
どの発色現像槽94の上流側の搬送機構と、つねに一定
速度で、カラーペーパー90を搬送して、現像処理など
を施す発色現像槽94より下流側の搬送機構との間で生
じるカラーペーパー90を搬送する搬送タイミングおよ
び速度の違いを補償するため、第5の搬送ローラ208
と、第6の搬送ローラ210との間のウエブ状のカラー
ペーパー90に第4のループ(リザーバ部)L4を形成
させるように構成されている。この第4のループL4の
有無およ大きさは、第4のループ検出用センサ218に
より検出される。この第4のループL4は、露光された
カラーペーパー90が、発色現像槽94に送りこまれる
までの時間を引伸ばし、カラーペーパー90上に形成さ
れた潜像を安定させる機能も有している。この画像出力
装置8においては、第6の搬送ローラ210によるカラ
ーペーパー90の搬送速度が、第5の搬送ローラ208
によるカラーペーパー90の搬送速度よりも大きくな
り、第4のループL4の大きさが所定の大きさより小さ
くなった場合には、第2カッタ211が作動されて、ウ
エブ状のカラーペーパー90が切断され、発色現像槽9
4へのカラーペーパー90の円滑な送り込みがなされる
ことを保証している。さらに、発色現像槽94に、連続
して送り込まれたカラーペーパー90の長さが所定長、
たとえば、8メートルを越えたときには、第2カッタ2
11が作動され、ウエブ状カラーペーパー90が切断さ
れるように構成されている。この第2カッタ211を作
動させるときも、発色現像槽94へのカラーペーパー9
0の送り込みを続けるために、本実施態様にかかる画像
出力装置8においては、第2カッタ211と第7の搬送
ローラ212との間のウエブ状カラーペーパー90に第
5のループL5を形成させるように構成されている。こ
の第5のループL5の有無および大きさは、第5のルー
プ検出用センサ219によって検出される。また、第5
のループL5は、第6の搬送ローラ211と、第7の搬
送ローラ212あるいは発色現像槽94より下流側のカ
ラーペーパーの搬送機構との間で生じるカラーペーパー
90を搬送するタイミングおよび速度の違いを補償する
機能も有している。
【0033】本実施態様にかかる画像読み取り装置を含
むカラー画像再生システムは、フイルム1本の処理ある
いは顧客から依頼された所定枚数のカラープリントの処
理などの1単位(ロット)のネガフイルム、リバーサル
フイルムあるいはカラープリントに記録されたカラー画
像の再生が終了した後、カラー画像の再生を、一旦、停
止させ、露光されたカラーペーパー90を、第1カッタ
209により切断し、現像処理して、カラープリントを
生成することができるように構成されている。すなわ
ち、一時停止処理を実行する旨の指令が、オペレータに
よってキーボード69から入力されると、最後の画像デ
ータに基づき、露光されたカラーペーパー90の部分
が、第1カッタ208を通過するまで、カラーペーパー
90が、露光されることなく送られ、最後の画像データ
に基づき、露光されたカラーペーパー90の部分が、第
1カッタ208を通過した時点で、第1カッタ208に
よって、ウエブ状のカラーペーパー90を切断し、露光
されたカラーペーパー90のみを、発色現像槽94、漂
白定着槽95および水洗槽96に送って、画像出力装置
8から速やかに排出させ、その後、カラー画像の再生
が、一時的に停止されるように構成されている。
【0034】以上のように構成された本発明の好ましい
実施態様にかかる透過型画像読み取り装置10または反
射型画像読み取り装置30、画像処理装置5および画像
出力装置8を含むカラー画像再生システムは、以下のよ
うにして、フイルムFあるいはカラープリントPに記録
されたカラー画像を読み取り、画像データを生成し、画
像データに画像処理を施して、カラーペーパー90上
に、カラー画像を再生する。ネガフイルムあるいはリバ
ーサルフイルムなどのフイルムFに記録されたカラー画
像を再生する場合には、透過型画像読み取り装置10
が、インターフエイス21を介して、画像処理装置5の
インターフエイス48に接続され、フイルムFがキャリ
ア22にセットされる。フイルムFがキャリア22にセ
ットされると、CPU60から駆動信号がモータ23に
出力されて、モータ23が駆動ローラ24を駆動する。
その結果、フイルムFは矢印の方向に搬送される。画面
検出センサ25は、フイルムFの濃度分布を検出して、
検出した濃度信号をCPU26に出力する。この濃度信
号に基づき、CPU26は、フイルムFに記録されたカ
ラー画像の画面位置を算出し、カラー画像の画面位置が
所定の位置に達した判定すると、モータ23の駆動を停
止させる。その結果、フイルムFに記録されたカラー画
像が、CCDエリアセンサ15とレンズ16に対して、
所定の画面位置で停止される。所定のタイミングで、そ
の後、光源11から光が発せられ、その光量が、光量調
整ユニット12によって調整される。本実施態様におい
ては、フイルムの1コマに記録されたカラー画像は、2
度にわたり読み取られ、第1の読み取り(先読み)によ
って得られた画像データに基づき、画像読み取り条件が
決定され、光量調整ユニット12によって、フイルムF
に照射される光の光量およびCCDエリアセンサ15の
蓄積時間が調整されて、第2の読み取り(本読み)がな
されるように構成されている。したがって、先読みに際
しては、光源11から発せられた光は、光量調整ユニッ
ト12によって所定の光量に調整され、色分解ユニット
13によって、R、G、Bの三色に、それぞれ分解さ
れ、まず、Rの光がフイルムFに照射され、次いで、G
の光が、最後に、Bの光が、それぞれ、フイルムFに照
射されて、フイルムFを透過した光が、CCDエリアセ
ンサ15によって、光電的に読み取られる。
【0035】CCDエリアセンサ15により、カラー画
像が読み取られて生成された1フィールド分の画像デー
タは、増幅器17によって増幅された後、A/D変換器
18により、ディジタル信号に変換される。ディジタル
信号に変換された画像データは、CCD補正手段19に
よって、画素毎の感度のバラツキや暗電流の補正を受
け、ログ変換器20により、濃度データに変換された
後、インターフエイス21およびインターフエイス48
を介して、奇数フィールドあるいは偶数フィールドの画
像データのみが、ライン毎に、画像処理装置5に送られ
る。他方、カラープリントPに記録されたカラー画像を
再生する場合には、反射型画像読み取り装置30が、イ
ンターフエイス41を介して、画像処理装置5のインタ
ーフエイス48に接続され、カラープリントPがキャリ
ア42によって支持される。光源31から発せられた光
は、カラープリントPの表面で反射され、ミラー32を
経て、カラーバランスフイルタ33に入射して、R、
G、Bの感度が調整された後、光量調整ユニット34に
より、その光量が調整される。前述のように、先読みに
おいては、光源31から発せられた光は、光量調整ユニ
ット34により、所定の光量に調整され、R、G、Bの
それぞれに対応する3ラインセンサからなるCCDライ
ンセンサ35により、受光され、光電的に読み取られ
る。ここに、光源31およびミラー32は、駆動手段
(図示せず)により、図3において、矢印の方向に、す
なわち、副走査方向に、所定の速度で移動されており、
その結果、キャリア(図示せず)に支持されたカラープ
リントPに記録されたカラー画像が二次元的に読み取ら
れて、R、G、Bに対応する画像データが、CCDライ
ンセンサ35によって生成される。先読み時において
は、光源31およびミラー32の移動速度、すなわち、
副走査速度が、本読み時に比して、大きく設定されてい
る。
【0036】CCDラインセンサ35によって生成され
たR、G、Bに対応する画像データは、それぞれ、増幅
器37によって増幅された後、A/D変換器38によ
り、ディジタル信号に変換される。ディジタル信号に変
換された画像データは、CCD補正手段39によって、
画素毎の感度のバラツキや暗電流の補正を受け、ログ変
換器40によって、濃度データに変換された後、インタ
ーフエイス41およびインターフエイス48を介して、
ライン毎に、画像処理装置5に送られる。画像処理装置
5は、透過型画像読み取り装置10あるいは反射型画像
読み取り装置30から、画像データを受け取ると、加算
平均演算手段49により、ライン毎に送られて来た画像
データの隣接する4つの画素データの値を加算して、平
均し、1つの画素データとすることにより、画像データ
の各ラインの画素データ数を1/4に減らし、第1のラ
インバッファ50a、第2のラインバッファ50bに、
1ライン毎に、交互に記憶させる。ここに、先読み時に
おいては、CPU60は、第1のフレームメモリユニッ
ト51のみを、入力バス63に接続し、第2のフレーム
メモリユニット52および第3のフレームメモリユニッ
ト53と入力バス63との接続を断つように制御してお
り、したがって、一方のラインバッファ50aまたは5
0bに記憶された画像データのみが、先読みの画像デー
タとして、1ラインづつ、順次、第1のフレームメモリ
ユニット51に転送される。こうして、1コマのフイル
ムFあるいは1枚のカラープリントPに記録されたカラ
ー画像に対応する画像データが、画素データの数が1/
16に減らされて、R、G、Bに対応する画像データと
して、それぞれ、第1のフレームメモリユニット51の
Rデータメモリ51R、Gデータメモリ51GおよびB
データメモリ51Bに記憶される。
【0037】こうして、先読みにより読み取られ、第1
のフレームメモリユニット51に記憶された画像データ
は、データバス65に送られ、CPU60によって解析
される。CPU60は、先読みにより読み取られた画像
データに基づき、本読みによって、CCDエリアセンサ
15のダイナミックレンジに適するようにカラー画像の
読み取りがなされるように、読み取り制御信号を、デー
タバス65を介して、透過型画像読み取り装置10のC
PU26あるいは反射型画像読み取り装置30のCPU
46に出力するとともに、本読みによって得られた画像
データに基づいて、最適な濃度、階調および色調を有す
る画像をカラーペーパー90上に再生可能なように、本
読みのための画像読み取り条件を自動的に決定する。透
過型画像読み取り装置10のCPU26または反射型画
像読み取り装置30のCPU46は、CPU60から入
力された読み取り制御信号に基づき、本読み時におい
て、所望の光量の光がフイルムFに照射されるように、
あるいは、カラープリントPにより反射された所望の光
量の光がCCDラインセンサ35により受光されるよう
に、光量調整ユニット12あるいは光量調整ユニット3
3を制御するとともに、CCDエリアセンサ15および
CCDラインセンサ35の蓄積時間を調整する。
【0038】同時に、CPU60は、先読みにより読み
取られた画像データの解析結果にしたがって、必要に応
じて、データバス65を介して、第1の画像処理手段6
1および第2の画像処理手段62に、制御信号を送り、
画像処理のパラメータなどの画像処理条件を修正する。
さらに、先読みにより読み取られ、第1のフレームメモ
リユニット51に記憶され画像データは、第2の画像処
理手段62に送られ、ルックアップテーブルやマトリッ
クス演算により、階調補正、色変換、濃度変換などの画
像処理が施された後、データバス65を介して、CRT
68に送られて、CRT74の画面上にカラー画像が表
示される。オペレータは、CRT68の画面上に表示さ
れたカラー画像を観察し、必要に応じて、キーボード6
9を操作して、本読みのための画像読み取り条件および
/または画像処理条件を修正することができる。オペレ
ータが、キーボード69を操作して、本読みのための画
像読み取り条件および/または画像処理条件を修正すべ
き旨の指示信号を入力したときは、指示信号は、データ
バス65を介して、CPU60に入力される。CPU6
0は、指示信号に基づき、制御信号を生成して、データ
バス65に出力し、制御信号は、透過型画像読み取り装
置10のCPU26もしくは反射型画像読み取り装置3
0のCPU46ならびに/または第1の画像処理手段6
0および/もしくは第2の画像処理手段61に送られ、
画像読み取り条件および/または画像処理条件が修正さ
れる。本実施態様においては、データバス65は、第1
のフレームメモリユニット51、第2のフレームメモリ
ユニット52、第3のフレームメモリユニット53の入
力バス63および出力バス64とは別個に形成されてい
るため、画像データを、第1のフレームメモリユニット
51、第2のフレームメモリユニット52あるいは第3
のフレームメモリユニット53に入力している間あるい
はこれらから画像データを出力している間にも、オペレ
ータは、種々の指示信号を入力することができ、また、
CRT68の画面上に、カラー画像を再生することがで
きる。
【0039】こうして、先読みによって、本読みのため
の画像読み取り条件および/または画像処理条件が決定
されると、本読みが実行される。本読み時においては、
透過型画像読み取り装置10のCCDエリアセンサ15
は、フイルムFの1コマに記録されたカラー画像の奇数
フィールドおよび偶数フィールドの画像データを生成
し、また、反射画像読み取り装置30のCCDラインセ
ンサ35は、低い副走査速度で、1枚のカラープリント
Pに記録されたカラー画像を読み取り、画像データを生
成して、画像データが、インターフエイス21あるいは
インターフエイス41およびインターフエイス48を介
して、ライン毎に、画像処理装置5に入力される。本実
施態様においては、透過型画像読み取り装置10に用い
られるCCDエリアセンサ15の分光感度は、緑色
(G)光に対する分光感度のピークが、ネガフィルムに
記録されたカラー画像の再生に用いられるカラーペーパ
ーの緑色(G)光に対する分光感度のピークと一致し、
赤色(R)光に対する分光感度のピークが、ネガフイル
ムのシアン色素の分光吸収のピークよりも短波長側で、
かつ、リバーサルフイルムのシアン色素の分光吸収のピ
ークよりも長波長側にあり、青色(B)光に対する分光
感度のピークが、ネガフイルムのイエロー色素の分光吸
収のピークと一致しないように、設定されている。ここ
に、ネガフィルムのマゼンタ色素の分光吸収特性と、リ
バーサルフイルムのマゼンタ色素の分光吸収特性とは、
きわめて類似しているから、CCDエリアセンサ15の
緑色(G)光に対する分光感度のピークを、カラーペー
パーの緑色(G)光に対する分光感度のピークと一致さ
せることができる一方で、ネガフイルムのシアン色素の
分光吸収のピークは、リバーサルフイルムのシアン色素
の分光吸収のピークに比して、かなり長波長側にあるた
め、CCDエリアセンサ15の赤色(R)光に対する分
光感度のピークを、カラーペーパーの赤色(R)光に対
する分光感度のピークと一致させると、リバーサルフイ
ルムに記録されたカラー画像を、所望のように読み取る
ことが困難になり、また、CCDエリアセンサ15の青
色(B)光に対する分光感度ピークを、カラーペーパー
の青色(B)光に対する分光感度ピークと一致させる
と、ネガフイルムのイエロー濃度が高く、きわめて微弱
な光を検出しなければならなくなるため、ネガフイルム
に記録されたカラー画像を、所望のように読み取ること
が困難になるが、本実施態様においては、CCDエリア
センサ15の分光感度は、青色(B)光に対する分光感
度のピークが、ネガフイルムのイエロー色素の分光吸収
のピークと一致しないように、設定されているので、し
たがって、フイルムFに記録されたカラー画像を、色分
解ユニット13を介して、青色(B)光で露光した場合
には、フイルムFがネガフイルムであっても、リバーサ
ルフイルムであっても、高い濃度で記録されたカラー画
像が、あたかも、低い濃度で記録されていたかのよう
に、CCDエリアセンサ15により読み取られて、B画
像データが生成され、さらに、緑色(G)光に対する分
光感度のピークが、ネガフィルムに記録されたカラー画
像の再生に用いられるカラーペーパーの緑色(G)光に
対する分光感度のピークと一致し、赤色(R)光に対す
る分光感度のピークが、ネガフイルムのシアン色素の分
光吸収のピークよりも短波長側で、かつ、リバーサルフ
イルムのシアン色素の分光吸収のピークよりも長波長側
にあるように設定されているので、フイルムFに記録さ
れたカラー画像を、色分解ユニット13を介して、緑色
(G)光で露光し、CCDエリアセンサ15により光電
検出されて得られたG画像データを基準として、フイル
ムFに記録されたカラー画像を、色分解ユニット13を
介して、赤色(R)光で露光して得られたR画像データ
およびB画像データに、信号処理を施すことによって、
カラー画像がネガフイルムに記録されているか、リバー
サルフイルムに記録されているかにかかわらず、従来の
方法により、カラーペーパーに再生されるカラー画像と
同様の色調特性を有する画像データを得ることが可能と
なる。
【0040】画像処理装置5に入力された本読みによっ
て読み取られた画像データは、加算平均演算手段49に
入力されるが、本読み時においては、加算処理演算手段
49は、画像データに加算処理を施すことなく、入力さ
れた画像データを、第1のラインバッファ50a、第2
のラインバッファ50bに、1ライン毎に、交互に、転
送する。本読み時においては、CPU60により、第2
のフレームメモリユニット52および第3のフレームメ
モリユニット53のうち、画像データを書き込み可能な
フレームメモリユニットのみが、入力バス63に接続さ
れ、他方のフレームメモリユニットおよび第1のフレー
ムメモリユニット51と入力バス63との接続が断たれ
るように制御されている。すなわち、カラー画像の読み
取りがなされるときは、第1のフレームメモリユニット
51、第2のフレームメモリユニット52、第3のフレ
ームメモリユニット53のいずれか一つのみが、入力バ
ス63に接続されて、そのフレームメモリユニットにの
み、画像データが記憶されるように構成されている。こ
れは、本読みによって得られ、フイルムFのあるコマに
記録されたカラー画像あるいは1枚のカラープリントP
に記録されたカラー画像に対応する画像データを、出力
バス64およびセレクタ55を介して、第1の画像処理
手段61に転送中に、フイルムFの次のコマに記録され
たカラー画像あるいは別のカラープリントPに記録され
たカラー画像の先読みを実行することを可能とし、さら
には、本読みによって得られ、フイルムFのあるコマに
記録されたカラー画像あるいは1枚のカラープリントP
に記録されたカラー画像に対応する画像データを、出力
バス64およびセレクタ55を介して、第1の画像処理
手段61に転送中に、フイルムFの次のコマに記録され
たカラー画像あるいは別のカラープリントPに記録され
たカラー画像の先読みを完了させて、フイルムFの次の
コマに記録されたカラー画像あるいは別のカラープリン
トPに記録されたカラー画像の本読みを実行することが
できるようにして、カラー画像再生システムのデータ処
理効率を向上させるためである。したがって、1ライン
づつ、交互に、第1のラインバッファ50aおよび第2
のラインバッファ50bに記憶された画像データは、第
2のフレームメモリユニット52あるいは第3のフレー
ムメモリユニット53に転送され、R(赤)に対応する
画像データはRデータメモリ52Rまたは53Rに、G
(緑)に対応する画像データはGデータメモリ52Gま
たは53Rに、B(青)に対応する画像データはBデー
タメモリ52Bまたは53Bに、それぞれ記憶されて、
第2のフレームメモリユニット52あるいは第3のフレ
ームメモリユニット53に、1コマのフイルムFあるい
は1枚のカラープリントPに記録されたカラー画像に対
応する画像データが記憶される。
【0041】本読みによって得られた画像データが、第
2のフレームメモリユニット52または第3のフレーム
メモリユニット53のRデータメモリ52Rまたは53
R、Gデータメモリ52Gまたは53R、Bデータメモ
リ52Bまたは53Bに記憶された後、画像データは、
第1の画像処理手段61に出力される。ここに、第2の
フレームメモリユニット52あるいは第3のフレームメ
モリユニット53のいずれかに記憶された画像データの
みが、第1の画像処理手段61に出力されるように、C
PU60により、セレクタ55が制御されている。第1
の画像処理手段61は、入力された画像データに対し
て、色濃度階調変換手段100、彩度変換手段101、
ディジタル倍率変換手段102、周波数処理手段103
およびダイナミック・レンジ変換手段104によって、
ルックアップテーブルやマトリックス演算にしたがっ
て、色濃度階調変換、彩度変換、色調変換、ディジタル
倍率変換、周波数処理およびダイナミック・レンジの変
換などの画像処理を施す。本実施態様においては、前述
のように、CCDエリアセンサ15として、緑色(G)
光に対する分光感度のピークが、ネガフィルムに記録さ
れたカラー画像の再生に用いられるカラーペーパーの緑
色(G)光に対する分光感度のピークと一致し、赤色
(R)光に対する分光感度のピークが、ネガフイルムの
シアン色素の分光吸収のピークよりも短波長側で、か
つ、リバーサルフイルムのシアン色素の分光吸収のピー
クよりも長波長側にあり、青色(B)光に対する分光感
度のピークが、ネガフイルムのイエロー色素の分光吸収
のピークと一致しないように、分光感度が設定されたも
のが用いられているので、G画像データの濃度信号に基
づいて、色濃度階調変換手段100により、R画像デー
タおよびB画像データの濃度信号が補正される。
【0042】図11は、色濃度階調変換手段100によ
って実行される濃度補正処理を説明するための濃度レベ
ルのヒストグラムであり、縦軸は頻度、横軸は濃度レベ
ルをそれぞれ示している。図11(a)の実線で示す曲
線は、R画像データの濃度レベルのヒストグラム、図1
1(b)の実線で示す曲線は、G画像データの濃度レベ
ルのヒストグラム、図11(c)実線で示す曲線は、B
画像データの濃度レベルのヒストグラムであり、図11
に示されるように、R画像データの濃度レベルのヒスト
グラムおよびB画像データの濃度レベルのヒストグラム
は、G画像データの濃度レベルのヒストグラムに比し
て、画像データの濃度レベルの範囲が狭くなっている。
そこで、色濃度階調変換手段100は、R画像データお
よびB画像データの濃度レベルの最大値が、G画像デー
タの濃度信号の濃度レベルの最大値と等しくなるように
補正するとともに、R画像データおよびB画像データの
濃度レベルの最小値が、G画像データの濃度信号の濃度
レベルの最小値と等しくなるように補正する。図11
(a)および(b)の破線で示される曲線は、色濃度階
調変換手段100により濃度補正がなされたR画像デー
タおよびB画像データを示している。
【0043】こうして、第1の画像処理手段61により
画像処理が施された画像データは、データ合成手段75
に出力される。オペレータが、キーボード69を用い
て、カラー画像を読み取って得た画像データに、データ
を合成すべき旨の指示信号を入力しているときは、CP
U60からデータ合成手段75に、データ合成信号を出
力され、データ合成手段75は、合成データメモリ76
から、カラー画像を読み取って得た画像データと合成す
るべき図形、文字などの画像データを読み取って合成
し、他方、キーボード69に指示信号が入力されていな
いときは、何の処理も実行しない。その後、画像データ
は、データ合成手段75から、画像出力装置8に出力さ
れる。画像処理装置5のデータ合成手段75から、イン
ターフエイス77およびインターフエイス78を介し
て、画像出力装置8に、画像データが入力されると、入
力された画像データは、複数のフレームメモリからなる
画像データメモリ80に記憶される。ここに、フイルム
FあるいはカラープリントPに記録されたカラー画像の
読み取り動作と、画像出力装置8の動作は同期していな
いため、画像読み取り装置1により読み取られ、画像処
理装置5によって画像処理を受けた画像データは、画像
出力装置8の処理とは無関係に、画像出力装置8に入力
される。そこで、この画像出力装置おいては、複数のフ
レームメモリによって、画像処理装置5から入力された
画像データを記憶する画像データメモリ80を構成し、
画像データを、順次、フレームメモリに記憶させるよう
にして、画像読み取り装置1により、高速で、画像の読
み取りがなされ、画像データが画像出力装置8に送られ
ても、画像出力装置8が、所定の速度で、カラー画像を
カラーペーパー90上に再生することができるように保
証している。
【0044】画像出力装置8内の各手段の作動は、CP
U79により、制御される。画像出力装置8の起動時に
は、まず、その先端部が、マガジン91から引き出され
て、第1の搬送ローラ対201に挟持された初期状態に
あるウエブ状のカラーペーパー90が、第1の搬送ロー
ラ対201によって、マガジン91から順次引き出され
る。引き出されたカラーペーパー90は、第1のループ
L1が形成された後、穿孔手段92を経て、第2の搬送
ローラ対202に送られる。次いで、第3の搬送ローラ
対203とドラム204との間に送られ、さらに、第4
の搬送ローラ対205に送られる。この時点では、第2
のループL2および第3のループL3は形成されない。
ウエブ状のカラーペーパー90がさらに搬送されて、図
12に示されるように、その先端部が、第2のセンサ2
06により検出されると、第1の搬送ローラ対201、
第2の搬送ローラ対202、第3の搬送ローラ対203
およびドラム204ならびに第4の搬送ローラ対205
の回転が停止される。この状態で、穿孔手段92によっ
て、カラーペーパー90に基準孔が形成される。本実施
態様においては、この基準孔が形成された部分より上流
側のカラーペーパー90が露光されるように構成されて
おり、画像出力装置8の起動時においては、第2のセン
サ206と穿孔手段92との間のカラーペーパー90の
部分が、露光されず、カラー画像の再生には使用されな
い部分となる。
【0045】こうして、穿孔手段92によって、カラー
ペーパー90に基準孔が形成されると、第1の搬送ロー
ラ対201、第2の搬送ローラ対202、第3の搬送ロ
ーラ対203およびドラム204ならびに第4の搬送ロ
ーラ対205が再び回転されて、副走査方向へのカラー
ペーパー90の搬送が再開されるとともに、画像データ
メモリ80から画像データが読みだされる。読みだされ
た画像データは、D/A変換器81によってアナログ信
号に変換されて、変調器駆動手段86に入力され、変調
信号が生成される。同時に、半導体レーザ光源84aか
ら赤色レーザ光が、半導体レーザ光源84b、84cか
ら赤外線レーザ光が発せられ、半導体レーザ光源84b
から発せられたレーザ光は、波長変換手段85によって
緑色のレーザ光に変換され、半導体レーザ光源84cに
より発せられたレーザ光は、波長変換手段86により青
色のレーザ光に変換された後、赤色レーザ光は変調器8
7Rに、緑色レーザ光は光変調器87Gに、青色レーザ
光は光変調器87Bに、それぞれ、入射する。光変調器
87R、87G、87Bには、それぞれ、変調器駆動手
段83から変調信号が入力されており、変調信号すなわ
ち画像データにしたがって、その強度が変調され、レー
ザ光は、反射ミラー88R、88G、88Bにより反射
されて、ポリゴンミラー89に入射する。ポリゴンミラ
ー89は所定の速度で回転されており、レーザ光は、ポ
リゴンミラー89によって、ドラム204にバックアッ
プされつつ、副走査方向に搬送されているカラーペーパ
ー90の表面上を、fθレンズ93を介して、主走査さ
れる。したがって、カラーペーパー90は、R、G、B
のレーザ光によって、二次元的に露光される。ポリゴン
ミラー89の回転と同期するように、カラーペーパー9
0は、副走査方向に搬送されているため、フイルムFあ
るいはカラープリントPに記録されたカラー画像に対応
するように、カラーペーパー90は、レーザ光によって
露光されることになる。また、穿孔手段92によって、
カラーペーパー90に基準孔が穿孔されると、第1の搬
送ローラ対201、第2の搬送ローラ対202、第3の
搬送ローラ対203およびドラム204ならびに第4の
搬送ローラ対205の回転速度が調整されて、第2の搬
送ローラ対202と第3の搬送ローラ対203およびド
ラム204の間に、第2のループL2が、第3の搬送ロ
ーラ対203およびドラム204と第4の搬送ローラ対
205の間に、第3のループL3が、それぞれ、形成さ
れる。レーザ光により露光されたカラーペーパー90
は、プリント手段207により、その裏面に露光条件な
どのがプリントされ、第5の搬送ローラ208、第6の
搬送ローラ210および第7の搬送ローラ212を経
て、発色現像槽94に送られる。
【0046】こうして、発色現像槽94に送られたカラ
ーペーパー90は、発色現像され、漂白定着槽95で漂
白定着された後、水洗槽96内で水洗され、画像処理装
置5により画像処理された画像データに基づいて、カラ
ーペーパー90上にカラー画像が再生される。発色現像
処理、漂白定着処理および水洗処理がなされたカラーペ
ーパー90は、乾燥部97に送られ、乾燥された後、カ
ラーペーパー90の側縁部に穿孔された基準孔に基づい
て、カラーペーパー90の搬送と同期して駆動されたカ
ッタ98により、1コマのフイルムFあるいは1枚のカ
ラープリントPに記録されたカラー画像に対応する長さ
に切断されて、ソータ99に送られ、1本のフイルムF
に対応する枚数毎にあるいは顧客毎に、集積される。オ
ペレータにより、キーボード69に、一時停止処理をお
こなう旨の指示が入力されると、再生すべき最後の画像
データに基づき、露光されたカラーペーパー90の部分
が、第1のカッタ209を通り過ぎるまで、カラーペー
パー90は送られ、再生すべき最後の画像データに基づ
き、露光されたカラーペーパー90の部分が、第1のカ
ッタ209を通り過ぎた時点で、カラーペーパー90
が、第1のカッタ209により切断されて、搬送が停止
される。この状態では、ウエブ状カラーペーパー90に
は、第2のループL2および第3のループL3が形成さ
れており、その先端部が、第2のセンサ206を越えて
延び、第1のカッタ209の刃先に対向した部分に位置
している。したがって、この状態で、カラーペーパー9
0の露光を再開すると、穿孔手段92により基準孔が穿
孔された部分より上流側のカラーペーパー90にしか露
光はされないため、穿孔手段92から、第2のループL
2および第3のループL3を経て、第1のカッタ209
まで延びるカラーペーパー90の部分は、露光されるこ
とがなく、画像の再生に用いられないことになる。この
画像の再生に用いられないカラーペーパー90の長さ
は、画像出力装置8の起動時に比べると、第2のループ
L2および第3のループL3を形成されており、また、
その先端部が、第2のセンサ206を越えて、第1のカ
ッタ209の刃先に対向する部分に位置しているため、
より長いものとなってしまう。
【0047】そこで、本実施態様においては、一時停止
処理が行われた後に、カラー画像の再生が再開されると
きには、ウエブ状のカラーペーパー90の先端部が、第
1の搬送ローラ対201に挟持されるまで、カラーペー
パー90を巻き戻し、ウエブ状のカラーペーパー90の
先端部が、第1の搬送ローラ対201に挟持されるまで
巻き戻されたことが、第1のセンサ200によって検出
されると、画像出力装置8の起動時と同様にして、第2
のループL2および第3のループL3を形成することな
く、その先端部が、第2のセンサ206により検出され
るまで、カラーペーパー90を送り、その後に、カラー
画像の再生を開始するように、各搬送手段が制御されて
いる。本実施態様によれば、一時停止処理後に、カラー
画像の再生を再開するときには、ウエブ状のカラーペー
パー90の先端部が、第1の搬送ローラ対201に挟持
されるまで、カラーペーパー90を巻き戻し、次いで、
画像出力装置8を起動28時と同様にして、第2のルー
プL2および第3のループL3を形成することなく、そ
の先端部が、第2のセンサ206により検出されるま
で、カラーペーパー90を送り、その後に、カラー画像
の再生を開始しているので、カラー画像の再生に使用さ
れないカラーペーパー90の部分を大幅に減少させるこ
とができ、カラーペーパー90を有効に活用することが
可能になる。
【0048】本実施態様によれば、CCDエリアセンサ
15として、緑色(G)光に対する分光感度のピーク
が、ネガフィルムに記録されたカラー画像の再生に用い
られるカラーペーパーの緑色(G)光に対する分光感度
のピークと一致し、赤色(R)光に対する分光感度のピ
ークが、ネガフイルムのシアン色素の分光吸収のピーク
よりも短波長側で、かつ、リバーサルフイルムのシアン
色素の分光吸収のピークよりも長波長側にあり、青色
(B)光に対する分光感度のピークが、ネガフイルムの
イエロー色素の分光吸収のピークと一致しないように、
分光感度が設定されたものが用いられている。したがっ
て、フイルムFに記録されたカラー画像を、色分解ユニ
ット13を介して、青色(B)光で露光した場合には、
フイルムFがネガフイルムであっても、リバーサルフイ
ルムであっても、高い濃度で記録されたカラー画像が、
あたかも、低い濃度で記録されていたかのように、CC
Dエリアセンサ15により読み取られて、B画像データ
が生成されるから、カラー画像の濃度が高くても、S/
N比を向上させることが可能になる。また、緑色(G)
光に対する分光感度のピークが、ネガフィルムに記録さ
れたカラー画像の再生に用いられるカラーペーパーの緑
色(G)光に対する分光感度のピークと一致し、赤色
(R)光に対する分光感度のピークが、ネガフイルムの
シアン色素の分光吸収のピークよりも短波長側で、か
つ、リバーサルフイルムのシアン色素の分光吸収のピー
クよりも長波長側にあるように設定されているから、フ
イルムFに記録されたカラー画像を、色分解ユニット1
3を介して、緑色(G)光で露光し、CCDエリアセン
サ15によって光電検出されて得られたG画像データを
基準として、色濃度階調変換手段100によって、R画
像データおよびB画像データに信号処理を施し、濃度レ
ベルを補正することによって、カラー画像がネガフイル
ムに記録されているか、リバーサルフイルムに記録され
ているかにかかわらず、従来の方法により、カラーペー
パーに再生されるカラー画像と同様の色調特性を有する
画像データを得て、所望の色調で、カラー画像をカラー
ペーパー90上に再生することが可能となる。
【0049】本発明は、以上の実施態様に限定されるこ
となく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種
々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含
されるものであることはいうまでもない。たとえば、前
記実施態様においては、先読みによって得られた画像デ
ータに基づいて、読み取り制御手段21および41によ
り、光量調整ユニット12および光量調整ユニット34
を制御して、本読みにおける光量を調整するとともに、
本読みにおけるCCDエリアセンサ15およびCCDラ
インセンサ35の蓄積時間を制御しているが、光量調整
ユニット12および光量調整ユニット34を制御して、
本読みにおける光量のみを調整するようにしても、ある
いは、本読みにおけるCCDエリアセンサ15およびC
CDラインセンサ35の蓄積時間をのみを制御するよう
にしてもよい。さらには、これらに加えて、あるいは、
これらに代えて、CCDエリアセンサ15およびCCD
ラインセンサ35のクロック速度を制御するようにして
もよい。さらに、、前記実施態様においては、第1の画
像処理手段61は、色濃度階調変換手段100、彩度変
換手段101、ディジタル倍率変換手段102、周波数
処理手段103およびダイナミック・レンジ変換手段1
04を備え、入力された画像データは、色濃度階調変
換、彩度変換、倍率変換、周波数処理およびダイナミッ
ク・レンジ変換を、この順序で、受けるように構成され
ているが、周波数処理に先立って、倍率変換がなされる
ように構成されていれば、その他の処理手段による画像
処理の順序は任意に変更することができる。
【0050】また、前記実施態様においては、反射型画
像読み取り装置10は、CCDラインセンサ35を用い
て、カラー画像の読み取りをおこなっているが、CCD
ラインセンサ35に代えて、CCDエリアセンサを用い
ることもできる。さらに、前記実施態様においては、カ
ラー画像をカラーペーパー90上に再生しているが、カ
ラー画像をCRT68上に再生するのみで、カラーペー
パー90上に再生しない場合があってもよい。また、前
記実施態様においては、反射型画像読み取り装置30に
より生成された画像データは、画素毎に、画像処理装置
5に転送されているが、フォーマット変更手段を、ライ
ン単位で、転送されるR、G、Bの画像データを、Rデ
ータメモリ51R、Gデータメモリ51GおよびBデー
タメモリ51Bを備えた第1のフレームメモリユニット
51、Rデータメモリ52R、Gデータメモリ52Gお
よびBデータメモリ52Bを備えた第2のフレームメモ
リユニット52またはRデータメモリ53R、Gデータ
メモリ53GおよびBデータメモリ53Bを備えた第3
のフレームメモリユニット53に、選択的に、記憶させ
るように構成すれば、反射型画像読み取り装置30か
ら、画像データを、第1のラインのR画像データ、第1
のラインのG画像データ、第1のラインのB画像デー
タ、次いで、第2のラインのR画像データ、第2のライ
ンのG画像データ、第2のラインのB画像データという
ように、赤(R)、緑(G)、青(B)の画像データ毎
に、ライン単位で、画像処理装置5に転送するようにし
てもよい。
【0051】さらには、本発明において、手段とは、必
ずしも物理的手段を意味するものではなく、各手段の機
能が、ソフトウエアによって実現される場合も包含す
る。また、一つの手段の機能が二以上の物理的手段によ
り実現されても、二以上の手段の機能が一つの物理的手
段により実現されてもよい。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、ネガフイルムもしくは
リバーサルフイルムまたはカラープリントに記録された
カラー画像を光電的に読み取り、ディジタル信号に変換
して得た画像データに画像処理を施して、カラー画像を
再生するカラー画像再生システムに用いられ、ネガフイ
ルムおよびリバーサルフイルムに記録されたカラー画像
を読み取る画像読み取り装置であって、ネガフイルムあ
るいはリバーサルフイルムに記録されたカラー画像を、
従来の方法で、カラーペーパー上に再生するのと同様の
色調で、カラーペーパー上に再生可能なように、読み取
って、ディジタル信号に変換することのできる画像読み
取り装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の好ましい実施態様にかかる画
像読み取り装置を含むカラー画像再生システムのブロッ
クダイアグラムである。
【図2】図2は、本発明の実施態様にかかるカラー画像
再生システム用の透過型画像読み取り装置の概略図であ
る。
【図3】図3は、カラー画像再生システム用の反射型画
像読み取り装置の一例を示す概略図である。
【図4】図4は、画像処理装置の一例を示すブロックダ
イアグラムである。
【図5】図5は、画像処理装置の一例を示すブロックダ
イアグラムである。
【図6】図6は、第1のフレームメモリユニット、第2
のフレームメモリユニットおよび第3のフレームメモリ
ユニットの詳細を示すブロックダイアグラムである。
【図7】図7は、本発明の好ましい実施態様にかかる画
像読み取り装置により読み取られた画像データに基づ
き、カラーペーパー上に、カラー画像を再生するカラー
画像再生システム用の画像出力装置の概略図である。
【図8】図8は、画像出力装置のレーザ光照射手段の概
略図である。
【図9】図9は、画像処理装置の第1の画像処理手段の
詳細を示すブロックダイアグラムである。
【図10】図10は、発色現像槽の上流側の画像出力装
置の詳細図である。
【図11】図11は、色濃度階調変換手段によって実行
される濃度補正処理を説明するための図面である。
【図12】図12は、画像出力装置の起動時における発
色現像槽の上流側の画像出力装置の詳細図である。
【符号の説明】
F フイルム P カラープリント 1 画像読み取り装置 5 画像処理装置 8 画像出力装置 10 透過型画像読み取り装置 11 光源 12 光量調整ユニット 13 色分解ユニット 14 拡散ユニット 15 CCDエリアセンサ 16 レンズ 17 増幅器 18 A/D変換器 19 CCD補正手段 20 ログ変換器 21 インターフエイス 22 キャリア 23 モータ 24 駆動ローラ 25 画面検出センサ 26 CPU 30 反射型画像読み取り装置 31 光源 32 ミラー 33 カラーバランスフイルタ 34 光量調整ユニット 35 CCDエリアセンサ 36 レンズ 37 増幅器 38 A/D変換器 39 CCD補正手段 40 ログ変換器 41 インターフエイス 46 CPU 48 インターフエイス 49 加算平均演算手段 50a 第1のラインバッファ 50aR 第1のRラインバッファ 50aG 第1のGラインバッファ 50aB 第1のBラインバッファ 50b 第2のラインバッファ 50bR 第2のRラインバッファ 50bG 第2のGラインバッファ 50bB 第2のBラインバッファ 51 第1のフレームメモリユニット 51R Rデータメモリ 51G Gデータメモリ 51B Bデータメモリ 52 第2のフレームメモリユニット 52R Rデータメモリ 52G Gデータメモリ 52B Bデータメモリ 53 第3のフレームメモリユニット 53R Rデータメモリ 53G Gデータメモリ 53B Bデータメモリ 55 セレクタ 60 CPU 61 第1の画像処理手段 62 第2の画像処理手段 63 入力バス 64 出力バス 65 データバス 66 メモリ 67 ハードディスク 68 CRT 69 キーボード 70 通信ポート 75 データ合成手段 76 合成データメモリ 76R Rデータメモリ 76G Gデータメモリ 76B Bデータメモリ 77 インターフエイス 78 インターフエイス 79 CPU 80 画像データメモリ 81 D/A変換器 82 レーザ光照射手段 83 変調器駆動手段 84a、84b、84c 半導体レーザ光源 85、86 波長変換手段 87R、87G、87B 光変調器 88R、88G、88B 反射ミラー 89 ポリゴンミラー 90 カラーペーパー 91 マガジン 92 穿孔手段 93 fθレンズ 94 発色現像槽 95 漂白定着槽 96 水洗槽 97 乾燥部 98 カッタ 99 ソータ 100 色濃度階調変換手段 101 彩度変換手段 102 ディジタル倍率変換手段 103 周波数処理手段 104 ダイナミック・レンジ変換手段 200 第1のセンサ 201 第1の搬送ローラ対 202 第2の搬送ローラ対 203 第3の搬送ローラ対 204 ドラム 205 第4の搬送ローラ対 206 第2のセンサ 207 プリント手段 208 第5の搬送ローラ 209 第1のカッタ 210 第6の搬送ローラ 211 第2のカッタ 212 第7の搬送ローラ 215 第1のループ検出用センサ 216 第2のループ検出用センサ 217 第3のループ検出用センサ 218 第4のループ検出用センサ 219 第5のループ検出用センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤色(R)、緑色(G)および青色
    (B)の三色の光のうち、緑色(G)光に対する分光感
    度のピークのみが、ネガフィルムに記録されたカラー画
    像の再生に用いられるカラーペーパーの緑色(G)光に
    対する分光感度のピークと一致する光電変換素子を備え
    たことを特徴とする画像読み取り装置。
  2. 【請求項2】 前記光電変換素子の赤色(R)光に対す
    る分光感度のピークが、ネガフイルムのシアン色素の分
    光吸収のピークよりも短波長側で、かつ、リバーサルフ
    イルムのシアン色素の分光吸収のピークよりも長波長側
    にあり、前記光電変換素子の青色(B)光に対する分光
    感度のピークが、ネガフイルムのイエロー色素の分光吸
    収のピークと一致しないように、前記光電変換素子の分
    光感度が設定されていることを特徴とする請求項1に記
    載の画像読み取り装置。
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