JPH09285150A - 超音波モータの駆動装置 - Google Patents

超音波モータの駆動装置

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JPH09285150A
JPH09285150A JP8094191A JP9419196A JPH09285150A JP H09285150 A JPH09285150 A JP H09285150A JP 8094191 A JP8094191 A JP 8094191A JP 9419196 A JP9419196 A JP 9419196A JP H09285150 A JPH09285150 A JP H09285150A
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ultrasonic motor
frequency
signal
piezoelectric element
sweep
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JP8094191A
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Masaaki Hanano
雅昭 花野
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 センサー等を用いることなく圧電素子の共振
周波数を検出し、超音波モータを効率よく駆動すること
が可能な超音波モータの駆動装置を提供する。 【解決手段】 超音波モータ26の起動時に、可変発振
器制御回路12,可変発振器13が電極26aと電極2
6b間あるいは電極26aと電極26c間に周波数掃引
信号を供給する。このとき、検波回路17が、電極26
bと電極26cの内、掃引信号が供給されていない方の
電極からの出力電圧をモニターし、比較回路22が、そ
の電圧と基準レベルを比較し、可変発振器制御回路に周
波数掃引を停止させる。そして、その後は一定の周波数
で超音波モータを駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧電体を用いて駆
動力を発生する超音波モータの駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より弾性体に接合した圧電素子に駆
動信号を印加することによって弾性振動を励振し、この
振動を駆動力として移動体を押圧駆動することにより、
移動体を回転または直線運動させるようにした超音波モ
ータ(例えば、特開平1−136577号公報)やその
駆動方法(例えば、特開平1−148080号公報,特
開平3−56079号公報)が知られている。
【0003】以下この超音波モータの概要について説明
を行う。
【0004】図8は、特開平1−136577号公報に
記載された超音波モータのステータの構成を示す図であ
る。図8において、超音波モータのステータは断面角形
の第1、第2の弾性体1、2で長手方向にずれモードの
振動を生じさせるd13効果圧電素子4、5を両側から挟
み込んだ一体構造になっている。第1の弾性体1の上面
に一体に形成されている2つの駆動子3a、3bは、弾
性体1の振動時の2つの腹部分の中央部にそれぞれ位置
している。第2の弾性体2の下面には、屈曲モード用す
なわちd31効果圧電素子7a、7b、9a、及び9bが
第2の弾性体2の振動時の腹部分の4カ所に接合されて
いる。そして、各圧電素子からは接続リード6、8、1
0が導出されており、弾性体1、2にはアース端子Eが
接続されている。以上のような構成において、圧電素子
4、5と7a、7b、または、圧電素子4、5と9a、
9bの各電極に交流駆動信号を供給すると、縦Y方向に
は圧電素子7a、7bもしくは9a、9bにより屈曲振
動を起こし、同時に圧電素子4、5により長手X方向に
厚みずれ振動が発生する。これら両者が複合してステー
タは共振振動を行い、駆動子3a、3bに押圧されてい
る図示しない移動体を、この駆動子3a、3bが右上方
向もしくは、左上方向に蹴り出すことになり、移動体は
左右方向に移動される。そして、本構成のような超音波
モータにおいては、移動体の移動方向は圧電素子7a、
7b、つまり、接続リード8に駆動信号を供給するか、
あるいは圧電素子9a、9b、つまり、接続リード10
に駆動信号を供給するかによって切り換える。
【0005】ところで、超音波モータを効率よく駆動す
るには、圧電素子に供給する駆動信号の周波数を圧電素
子の共振周波数近傍となるように設定する必要がある。
そのため、従来より駆動周波数を圧電素子の共振周波数
近傍に設定する種々の方法が提案されている。
【0006】図9は、特開平1−148080号公報に
記載された超音波モータの制御装置の構成ブロック図を
示している。また、図10は超音波モータの等価回路を
示す図である。
【0007】まず、図10に示した超音波モータについ
て説明する。超音波モータは、振動体の電気的な静電容
量C0と、振動体のコンプライアンスに相当するC1と、
振動体の質量を示すL1と、機械的な損失に相当するR1
とで表される。ここで、C1、L1、R1で構成された回
路は、振動等の機械的動作に関係するものであり、機械
腕と呼ぶこととする、また、圧電素子に供給される電流
Iのうちこの機械腕に流れる電流Imを機械腕電流と呼
ぶこととする。
【0008】図9に示した超音波モータの制御装置は、
この機械腕電流Imより振動子の振動振幅を検出するも
のである。図9において、12は可変発振器13の発振
周波数を制御する可変発振器制御回路であり、13は入
力される電圧値により出力周波数が決まる可変発振器、
14は可変発振器13の出力から90°位相の異なった
2つの信号を発生させる90°移相回路、15a、15
bはこの90°位相の異なった信号を超音波モータ11
を駆動するのに必要な電圧レベルまで増幅する電圧増幅
回路、16は機械腕電流を検出する機械腕電流検出器、
17は周波信号である機械腕電流検出器16の出力を直
流電圧に変換するための検波回路、18は検波回路17
の出力と設定機械腕電流値に相当する機械腕電流基準値
irとを比較しその差に応じた誤差信号を出力する比較
回路、19は比較回路18の出力を監視するレベル検出
回路である。
【0009】図11は上記の機械腕電流の検出方法を説
明する図である。電圧増幅回路15a,bの出力はトラ
ンス20を介して超音波モータの圧電素子に印加され
る。トランス20の2次側にはコンデンサC0’、抵抗
(図示していない)及びその両端にかかる電圧を増幅す
る増幅器より構成される機械腕電流検出器16が接続さ
れている。ここで、コンデンサC0’を先の図10で示
される超音波モータの等価回路における振動体の電気的
な静電容量C0と等しくなるように設定すると、 Im≒IR0(但し、IR0は抵抗に流れる電流) と近似できる。
【0010】この超音波モータ制御装置では、以上のよ
うにして求めた機械腕電流の近似値を元にして駆動の周
波数を決定する。つまり、超音波モータ起動時に可変発
振器制御回路12が、可変発振器13に入力する電圧を
変化させて可変発振器13の発振周波数を掃引する。そ
して、機械腕電流の出力が機械腕電流基準値に達すると
掃引を停止し、その停止時点での周波数を駆動の周波数
とする。
【0011】また、特開平3−56079号公報に記載
の超音波モータ駆動装置では、圧電振動体の振幅の大き
さをセンシングするセンサーを圧電振動体に取り付け、
先に説明した特開平1−148080号公報に記載され
た超音波モータの制御装置の場合と同様に、駆動周波数
を掃引する。そして、センサー出力をモニターし、出力
が最大変位となる周波数を初期値として設定することに
より、駆動信号の周波数が共振周波数近傍となるように
設定する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような超音波モータの駆動方法においては以下に示す
ような問題がある。
【0013】すなわち、特開平1−148080号公報
に記載の駆動方法では、機械腕電流Imを検出するため
に、新たに機械腕電流検出手段16を設ける必要がある
ため、コストの上昇につながる。また、超音波モータの
静電容量C0に全く等しくコンデンサC0’の値を設定す
るのは困難であるため、この機械腕電流の検出値には誤
差が含まれる。また、仮にこの値が超音波モータの静電
容量に全く等しく設定されたとしても、この機械腕電流
検出手段16で検出されるのは、機械腕電流Imの近似
値であり、圧電素子の実際の変位とは必ずしも一致しな
い。このため、最適な駆動周波数を決定することも不可
能である。
【0014】一方、特開平3−56079号公報に記載
の駆動方法では、圧電素子の変位を検出するため、最大
変位における駆動周波数を決定することが可能である
が、変位センサーを別途設ける必要があり、コストの上
昇が避けられない。また、変位センサーの取り付け位置
が必要となるため、圧電素子ひいては装置全体の小型化
の障害になるという問題がある。
【0015】本発明はかかる点に鑑みなされたものであ
り、コストの上昇を招くセンサー等を用いることなく、
常に超音波モータを効率よく駆動することが可能な超音
波モータの駆動装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の超音波
モータの駆動装置は、複数の圧電素子と圧電素子に接合
した振動子を有し、複数の圧電素子に駆動信号を印加し
て振動子に弾性振動を励振することにより、振動子に接
触して設置された移動体を移動させる超音波モータの駆
動装置において、超音波モータの起動時に、複数の圧電
素子の一部に、周波数を掃引した掃引信号を供給する周
波数掃引手段と、超音波モータの起動時に、掃引信号の
供給されていない圧電素子の変位に伴う逆起電圧を検出
する検出手段と、逆起電圧に基づいて、超音波モータの
駆動信号周波数を設定する設定手段と、を有してなるも
のである。
【0017】請求項2に記載の超音波モータの駆動装置
は、請求項1に記載の超音波モータの駆動装置におい
て、複数の圧電素子が、少なくとも、第1の方向に移動
体を移動させる第1の圧電素子と、第2の方向に移動体
を移動させる第2の圧電素子とからなり、検出手段が、
周波数掃引手段が第1の圧電素子に掃引信号を供給した
ときに、第2の圧電素子の逆起電圧を検出するよう設定
されてなるものである。
【0018】請求項3に記載の超音波モータの駆動装置
は、請求項1または請求項2に記載の超音波モータの駆
動装置において、設定手段が、逆起電圧が所定値を越え
たときの掃引信号の周波数を駆動信号周波数とするもの
である。
【0019】請求項4に記載の超音波モータの駆動装置
は、請求項3に記載の超音波モータの駆動装置におい
て、掃引手段が、掃引信号の周波数を高い方から低いほ
うへ掃引するものである。
【0020】以下に本発明の作用を説明する。
【0021】請求項1に記載の超音波モータの駆動装置
では、掃引手段が掃引信号を供給した圧電素子以外の圧
電素子の逆起電圧を検出する。この駆動装置では、逆起
電圧が圧電素子の変位に比例することを利用して圧電素
子の共振周波数を検知し、その共振周波数近傍の周波数
の駆動信号で超音波モータを駆動する。したがって、変
位センサーを設けることなく、移動体を移動させるため
に設けられた圧電素子からの信号のみで、共振周波数を
検出することができ、装置の小型化やコストダウンを実
現できる。
【0022】請求項2に記載の超音波モータの駆動装置
では、周波数掃引手段が第1の圧電素子に掃引信号を供
給したときに、通常第1の圧電素子とは別の接続線と接
続される第2の圧電素子の逆起電圧を検出する。このた
め、共振周波数の検出のための回路構成が容易となる。
【0023】請求項3に記載の超音波モータの駆動装置
によれば、掃引信号の周波数が圧電素子の共振周波数の
近傍になったことの判定を容易に行うことができる。
【0024】請求項4に記載の超音波モータの駆動装置
によれば、駆動信号の周波数は常に共振周波数と同一あ
るいは共振周波数よりも高めの周波数となる。このた
め、超音波モータの駆動を安定に行うことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明を行う。
【0026】図1は、本発明の超音波モータの駆動装置
のブロック図を示している。なお、本実施の形態の説明
において、従来例のブロックと同一の働きをなすブロッ
クには同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
【0027】図1において、26は、印加する電極を選
択することにより移動体の移動方向を切り換える超音波
モータである。この超音波モータ26では、スイッチ手
段24、25がどちらか一方をONにし、もう一方をO
FFにすることにより、圧電体の電極26aと電極26
bとの間(第1の圧電素子)、あるいは電極26aと電
極26cとの間(第2の圧電素子)のどちらかのみに駆
動信号を印加する構成となっており、これにより、移動
体の移動方向を切り換える。尚、図1においては、超音
波モータ26を模式的に示したものであり、詳しくは、
例えば図8に示したもののような構成になっている。
【0028】21はマイクロコンピュータ23の制御信
号により、駆動信号が印加されていない側の電極の出力
を選択し、検波回路17に出力する切り換え回路であ
る。検波回路17は、切り換え回路21で選択された、
駆動信号が印加されていない電極(モニター電極とす
る)の出力を(モニター電極の出力を以下モニター信号
とする)入力とし、周波信号であるモニター信号を直流
信号に変換する。
【0029】図2は、この検波回路17の構成例を示し
たものであり、図中の201はOPアンプである。この
検波回路17はピーク検出回路の構成となっており、本
構成によれば切り換え回路21からの入力であるモニタ
ー信号のピーク値が検出でき、周波信号であるモニター
信号をその信号レベルに応じた直流信号に変換できる。
【0030】22は比較回路であり、切り換え回路21
からの入力であるモニター信号に応じた直流信号と、予
め設定してある基準レベルVrとを比較し、その比較結
果を可変発振器制御回路12とマイクロコンピュータ2
3に出力する。
【0031】図3は、この比較回路22の構成例を示し
たものである。図中の301はコンパレータであり、抵
抗R1、R2で任意に設定される基準レベルVrと検波回
路17の出力であるモニター信号に応じた直流信号とを
比較し、基準レベルVrに達すると可変発振器制御回路
12に掃引停止信号を出力して、駆動信号の周波数掃引
を停止させる。このように、比較回路22はその比較結
果を可変発振器制御回路12にその比較結果を出力し、
モニター信号が基準信号より小さい場合は可変発振器1
3の発振周波数を変化させ続け、モニター信号が基準レ
ベルに達すると可変発振器の周波数を一定とするように
制御する。
【0032】マイクロコンピュータ23は、駆動信号を
印加する電極を選択しスイッチ回路24、25を切り換
えるとともに、切り換え回路21に同時に制御信号を出
力し、選択されていない側の電極(モニター電極)の出
力(モニター信号)を検波回路17に供給する。
【0033】本実施の形態の超音波モータは上記のよう
な構成となっている。以下に、この超音波モータにおい
て、駆動信号の周波数掃引を停止させ最適な周波数を決
定する方法を説明する。
【0034】超音波モータにおいては、駆動信号を印加
していない側(非駆動側)の圧電素子の電極(以下、モ
ニター電極と記す)からの出力が、駆動信号を印加した
側(駆動側)の圧電素子の変位により変化する。これ
は、非駆動側の圧電素子が駆動側の圧電素子からの弾性
波により変位して、その変位に応じた量の逆起電圧が非
駆動側の電極に生じるからである。本発明の超音波モー
タの駆動方法はこの点に注目したものである。
【0035】図8の構造の超音波モータを用いて、具体
的に説明する。まず、仮に接続リード8の側に駆動信号
を印加したとすると、弾性体2に弾性波が現れる。圧電
素子9a、9bには駆動信号を供給していないが、この
圧電素子9a、9bは弾性体2の振動の腹部分に配置し
ているため、接続リード8に印加した駆動信号のために
現れる弾性波のために変位し、その変位に応じた量の逆
起電圧が接続リード10に現れる。弾性体2の変位は、
共振周波数に等しい周波数の駆動周波数において最大と
なるので、接続リード10(上記のモニター電極に相
当)に現れる逆起電圧の出力はその共振周波数で極大と
なる。
【0036】図4は、その逆起電圧力(モニター電極の
出力振幅)と、駆動信号の周波数との関係を示した図で
ある。ここで、圧電素子の共振周波数をf0とすると、
図4に示すように、モニター電極の出力は、f0近傍で
急激に大きくなり、極大値をもつ。
【0037】従って、モニター電極に現れる逆起電圧の
振幅のレベルを監視し、そのレベルがある一定のレベル
以上(図4中のVr)になるように駆動信号の周波数を
決定してやれば、駆動の周波数は共振周波数近傍の周波
数を得ることができる。本実施の形態の超音波モータの
駆動装置では、この方法を用いて、超音波モータを圧電
素子の共振周波数近傍の周波数で駆動する。このため、
効率よく超音波モータを駆動することができる。
【0038】続いて、本実施の形態の超音波モータの駆
動装置の具体的な動作を説明する。図5は、その動作を
説明するフロー図である。
【0039】電源投入時等の初期状態において図1中の
マイクロコンピュータ23は駆動信号の周波数を決定す
る動作を行うよう指示を出す。まず、ステップS1で
は、モニター電極とする側の電極を決定して、切り換え
回路21、スイッチ回路24、25を切り換えて、検波
回路17にモニター電極の出力が入力されるように初期
設定する。
【0040】続いて、ステップS2において駆動信号の
周波数掃引が行われる。図6は、この周波数掃引の動作
を説明する図である。図6(a)に示すように、まず、
マイクロコンピュータ23が可変発振器制御回路12に
掃引開始信号Saを出力する。すると、可変発振器制御
回路12が、図6(b)に示すような可変発振器制御信
号Sbを可変発振器13に出力する。可変発振器13
は、この可変発振器制御信号Sbの電圧値に応じた周波
数の信号を電力増幅回路15に出力し、圧電素子を駆動
する。
【0041】そして、ステップS3において、モニター
電極の出力を検波回路17によってレベルに応じた直流
信号としたモニター信号に変換し、比較回路22でその
レベルを監視する。このレベルが予め定めておいた基準
電圧Vr(図4参照)に達しない間は、ステップS2に
戻って駆動信号の周波数掃引を継続する。モニター信号
のレベルが基準電圧Vrに達すると、図6(c)に示す
ような掃引停止信号Scが比較回路22より可変発振器
制御回路12に出力されて、可変発振器制御信号は一定
値をとる。このため可変発振器13の出力周波数は一定
値に固定される。また、掃引停止信号Scはマイクロコ
ンピュータ23にも出力され、マイクロコンピュータ2
3は掃引動作が終了したことを検知する。
【0042】比較回路22でモニター信号と比較される
基準出力Vrは、図4で示したようにモニター電極の逆
起電圧の極大値より決定される値であり、予め装置出荷
時等に、逆起電圧のレベルを測定して設定しておくとよ
い。
【0043】また、図7は、予めモニター電極とする電
極(図7における26c)を決定しておくような構成と
した、別の駆動装置の構成を示す図である。図1では電
極26b、cの両者をモニター電極とできるような構成
としているが、予めモニター電極とする側の電極を決定
しておけば、切り換え回路21を省略することが可能と
なる。また、図5のフロー図におけるステップS1を省
略できるため、より簡略な構成及び方法でもって駆動信
号の周波数を決定することができる。
【0044】ところで、超音波モータの駆動を、圧電素
子の共振周波数f0よりも高く、かつ、反共振周波数よ
りは低い周波数で行うと、共振周波数f0で駆動する場
合よりも多少効率は落ちるが、より安定した駆動を行う
ことが可能となる。このため、駆動信号の周波数の掃引
においては、図4に示すようにf0よりも高い周波数f2
から掃引を開始し、周波数を徐々に低くしていき、基準
レベルVrをモニター信号が越えた周波数f1において
掃引を停止してやることで、常に共振周波数f0より高
い周波数f1を検出することが可能となるため安定した
駆動を行うことができる。
【0045】以上のように、本実施例に示される超音波
モータの駆動方法及び駆動装置によれば圧電素子の変位
を直接測定することが可能であるため、最適な周波数で
超音波モータを駆動でき効率のよい駆動をすることがで
きる。かつ、圧電素子の変位を測定するのに新たに変位
センサーを設けるのではなく、駆動していない側の圧電
素子の電極をモニター電極とするため、装置のコストの
上昇を抑えることができ、さらに装置の小型化にも好適
な超音波モータを得ることができる。
【0046】また、周波数の掃引を圧電素子の共振周波
数より高い周波数から開始することにより、掃引を停止
する駆動周波数が常に共振周波数より高く設定すること
ができるので、安定した駆動を行うことができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、最
適な周波数で効率良く超音波モータを駆動できる。ま
た、共振周波数の検出のために、新たに変位センサーを
設ける必要がなく、駆動していない側の圧電素子の逆起
電圧を検出するだけで良いため、装置の小型化及びコス
トダウンを実現することができる。
【0048】さらに、駆動周波数を共振周波数と同一あ
るいは共振周波数よりも高めに設定することができ、超
音波モータを安定に駆動できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の超音波モータ駆動装置の一構成例を示
すブロック図である。
【図2】図1の検波回路17の一構成例を示す図であ
る。
【図3】図1の比較回路22の一構成例を示す図であ
る。
【図4】駆動信号の周波数とモニター電極の出力の関係
を説明する図である。
【図5】超音波モータ駆動方法を説明するフロー図であ
る。
【図6】周波数掃引動作を説明する図である。
【図7】本発明における超音波モータ駆動装置の他の例
を示すブロック図である。
【図8】超音波モータの構成を示す外形図である。
【図9】従来の超音波モータ制御装置の構成を示す図で
ある。
【図10】超音波モータの等価回路を示す図である。
【図11】図9の機械腕電流検出器16の構成を示す図
である。
【符号の説明】 12 可変発振器制御回路 13 可変発振器 15 電力増幅回路 17 検波回路 21 切り換え回路 22 比較回路 23 マイクロコンピュータ 24、25 スイッチ回路 26 超音波モータ 26a,26b,26c 電極

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の圧電素子と該圧電素子に接合した
    振動子を有し、前記複数の圧電素子に駆動信号を印加し
    て前記振動子に弾性振動を励振することにより、前記振
    動子に接触して設置された移動体を移動させる超音波モ
    ータの駆動装置において、 前記超音波モータの起動時に、前記複数の圧電素子の一
    部に、周波数を掃引した掃引信号を供給する周波数掃引
    手段と、 前記超音波モータの起動時に、前記掃引信号の供給され
    ていない圧電素子の変位に伴う逆起電圧を検出する検出
    手段と、 前記逆起電圧に基づいて、前記超音波モータの駆動信号
    周波数を設定する設定手段と、を有してなることを特徴
    とする超音波モータの駆動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の超音波モータの駆動装
    置において、 前記複数の圧電素子は、少なくとも、第1の方向に前記
    移動体を移動させる第1の圧電素子と、第2の方向に前
    記移動体を移動させる第2の圧電素子とからなり、 前記検出手段は、前記周波数掃引手段が前記第1の圧電
    素子に前記掃引信号を供給したときに、前記第2の圧電
    素子の逆起電圧を検出するよう設定されてなることを特
    徴とする超音波モータの駆動装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の超音波
    モータの駆動装置において、 前記設定手段は、前記逆起電圧が所定値を越えたときの
    前記掃引信号の周波数を前記駆動信号周波数とすること
    を特徴とする超音波モータの駆動装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の超音波モータの駆動装
    置において、 前記掃引手段は、前記掃引信号の周波数を高い方から低
    いほうへ掃引することを特徴とする超音波モータの駆動
    装置。
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