JPH09285327A - ケース及びその製造方法 - Google Patents

ケース及びその製造方法

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JPH09285327A
JPH09285327A JP9985796A JP9985796A JPH09285327A JP H09285327 A JPH09285327 A JP H09285327A JP 9985796 A JP9985796 A JP 9985796A JP 9985796 A JP9985796 A JP 9985796A JP H09285327 A JPH09285327 A JP H09285327A
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mold
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Kazuo Minami
和夫 南
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有効収納幅いっぱいの書類等も容易に収納で
きるようにするとともに、一対のケース面と、これの外
側端縁に設けられるファスナー片とを一体化して製造工
程の簡略化を図ること。 【解決手段】 ケース面11と、このケース面11の外
側端縁に沿って延びるファスナー片12と、このファス
ナー片12を跨ぐように装着されるスライダ13とによ
りケース10が形成される。ケース面11とファスナー
片12は、何れか一方が金型内で一次成形品として成形
される。この一次成形品は、金型内に残された状態、或
いは別途の金型内にインサートされた状態で、何れか他
方の成形材料が射出され、これによってケース面11及
びファスナー片12との一体成形品が得られ、その後に
ファスナー片12を跨ぐようにスライダ13が装着され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はケース及びその製造
方法に係り、更に詳しくは、書類、カード等を容易に収
納することのできる柔軟性ある樹脂性のケース及びその
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、表裏一対となる平坦なケース
面の各外側端縁にファスナー片を設けるとともに、当該
ファスナー片にスライダを装着して開閉可能となる袋状
のケースが知られている。この種のケースとしては、図
5及び図6に示されるように、樹脂製シート材からなる
表裏一対のケース面50,50と、これらケース面5
0,50の各上端縁に連結された一対のファスナー片5
1,51と、相対するファスナー片51,51間を跨ぐ
ように装着されたスライダ53とを備えて構成されてい
る。ケース面50,50の左右両端縁及び下端縁には溶
着部55が設けられており、これにより、ファスナー片
51が設けられている端縁が開閉口として形成されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ケ
ースは、ケース面50とファスナー片51とを別々に成
形しておき、これらを溶着して一体化するものであり、
その製造工程が煩雑になるという不都合があった。しか
も、ケース面50とファスナー片51とが別々に成形さ
れるため、それらに成形誤差が生じている場合には、部
材間の寸法的整合も取れなくなり、不良品の発生率が高
くなって製品歩留りを悪くするという不都合も招来す
る。
【0004】また、従来のケースにあっては、ファスナ
ー片51の長さがケース面50の一端縁長さに略等しい
ものであるため、本来の有効収納幅W1に対し、スライ
ダ53のスライド方向に沿う幅W2に対応する分だけ開
放幅を狭くすることとなり、ケース収納幅いっぱいの書
類等を収納する時に、その収納を極めて困難にするとい
う不都合もあった。
【0005】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の不都合に着目
して案出されたものであり、その目的は、収納幅いっぱ
いの書類を収納する場合でも何等の不都合なく容易に収
納することができるケースを提供することにある。
【0006】また、本発明の他の目的は、ケース構成部
材としてのケース面とファスナー片との一体成形を実現
し、製造工程の簡略化を図りつつ製品歩留りの改善を図
ることのできるケースの製造方法を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係るケースは、互いに重合可能となるケー
ス面と、このケース面の一端縁を除く外側端縁に設けら
れたファスナー片と、これらファスナー片を跨ぐように
装着されたスライダとを備えて構成されている。ここ
で、ケース面とファスナー片は、単一又は複数の成形機
を用いて一体成形される、という手法が用いられてい
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のケースは、柔軟性を有す
る透明な樹脂製シート材の略中央部が底縁となるように
折り曲げて重合される一対のケース面と、前記折り曲げ
位置を除く各ケース面の外側端縁に沿って連続するファ
スナー片と、これらファスナー片を重合するとともに各
ファスナー片を跨ぐように装着されて当該ファスナー片
の相互係脱を行うスライダとにより構成されている。こ
の構成によれば、ファスナー片は、前記底縁を除くケー
ス面の外側端縁に形成されているため、ケースの有効収
納幅を減少させることのない位置にスライダを退避させ
ることが可能となり、ケース収納幅に略対応した書類等
の収納を容易に行うことができる。しかも、ファスナー
片相互の係合を殆ど解除する位置までスライダを移動さ
せた場合には、ケース面が横一列となる平坦状態まで展
開することができ、硬質のカード類等の収納や、一定量
の書類をまとめて収納する際の作業を簡易、迅速に行う
ことができる。
【0009】本発明に係るケースは、例えば、インサー
ト成形方法又は多重射出成形方法を用いて行うことがで
きる。インサート成形方法では、一次成形機と、二次成
形機とが用いられる。ケース面又はファスナー片の何れ
か一方が一次成形機により一次成形品として成形され、
この一次成形品が二次成形機の金型内にインサートされ
る。そして、当該金型のキャビティ内にケース面又はフ
ァスナー片の何れか他方の成形材料が射出されることに
よって二次成形品、すなわち、ケース面とファスナー片
とが一体化された成形品が得られる。
【0010】また、多重射出成形方法では、単一の射出
成形機における一個の固定型と、二個の可動型が採用さ
れる。固定型と一次成形用可動型とを型締めした状態で
ケース面又はファスナー片の何れか一方の成形材料を射
出して一次成形品を設ける。次いで、この一次成形品が
固定型に残されるように型開きされ、当該固定型に対し
て二次成形用可動型を型締めし、ケース面又はファスナ
ー片の何れか他方の樹脂材料を射出して二次成形品を設
け、これにより、ケース面とファスナー片とが一体化さ
れる。
【0011】金型より離型された後の二次成形品は、前
記ケース面の中央部位置を折り曲げて底縁が形成され、
ケース面が表裏一対の関係となるように重合される。そ
して、折り曲げた部分の端よりスライダが装着される。
また、二枚のケース面の各外側端縁にファスナー片を一
体的に成形する方法も採用できる。この場合、二次成形
完了後に各ケース面を重合してそれらの一端縁を相互に
溶着することによって底縁が形成されることとなる。
【0012】本発明における製造方法によれば、ケース
面とファスナー片とを別々に成形してこれらを一体化す
るための溶着が不要となり、成形工程の簡略化を達成す
ることができる他、定形化された成形品の製造を行うこ
とができ、製品歩留り等の向上を通じて製造コストの低
減も達成することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係るケースの実施例を図面を
参照しながら説明する。
【0014】図1には第1の実施例に係るケースの正面
図が示され、図2にはスライダを装着する前におけるケ
ースの内側展開図が示されている。これらの図におい
て、ケース10は、略方形のシート材を用いて相互に重
合される一対のケース面11と、これらケース面11の
外側端縁に一体化されて略U字状に連続的に延びるファ
スナー片12と、各ファスナー片12を跨ぐように装着
されたスライダ13とを備えて構成されている。
【0015】前記ケース面11は、例えば、ポリエチレ
ンテレフタレート樹脂、塩化ビニル樹脂等を成形材料と
して用い、透明且つ軟質性を備えたシート状のものによ
って形成されている。ここで、透明性の程度は、無色透
明の他、着色透明も含まれる。このケース面11は、図
2に示されるように、展開したシート状態における略中
央部が折り曲げ位置とされ、当該折り曲げ位置が底縁1
1Aとして形成されるようになっている。各ケース面1
1は、それらの内面側が互いに重合するように折り曲げ
られた状態で、底縁11Aを除く左右両端縁11B,1
1B及び上端縁11Cが開放できる形状となっている。
【0016】前記ファスナー片12は、ケース面11の
左右両端縁11B及び上端縁11Cに沿って連続して設
けられている。このファスナー12は、図3(A),
(B)に示されるように、相互に嵌まり合う対応形状を
備えた複数条のレール14を備え、公知のファスナー片
と実質的に同一構造が採用されている。
【0017】前記スライダ13は、ファスナー片12の
外側面にそれぞれ相対する一対の挟持片16と、これら
挟持片16の上端間に設けられた連結片17と、この連
結片17の下面側略中間位置から垂下されるとともに、
各ファスナー片12におけるレール14の係脱を行う開
閉片18とにより構成されている。また、各挟持片16
の下端縁は、若干内側に向けられた屈曲部16Aとして
形成されており、これらの屈曲部16Aがファスナー片
12の外側段部12Aに係合することでスライダ13が
ファスナー片12から脱落不能に設けられている。
【0018】次に、前記ケース10の製造工程について
説明する。
【0019】図示しない成形機によってケース面11と
ファスナー片12とが一体成形されると、図2に示され
る形状にて金型から離型されることとなる。次いで、ケ
ース面11の略中央部の折り曲げ位置にて左右のケース
面11が二つ折りに曲げられて底縁11Aが形成され
る。この状態で、底縁11Aの左右何れか一端より前記
各ファスナー片12を跨ぐようにスライダ13を装着す
る。この後、前記底縁11Aに沿って、補強として溶着
部17を形成するとともに、当該溶着部17でスライダ
13の脱落防止を行う。
【0020】図3(B)に示されるように、スライダ1
3をファスナー片12に沿って前進させることにより、
ファスナー片12が前記挟持片16間によって相互に引
き寄せられると、図3(A)に示されるように、相対す
るレール14同士が嵌合して順次閉塞されることとな
る。この一方、スライダ13が図1中実線で示される位
置まで移動した状態では、各ケース面11が横一列とな
るように略完全に開いた状態とすることができ、収納す
べき書類、カード等の対象物は底縁11Aを除く全方向
よりアクセスして収納することができる。そして、書類
等を収納領域内においた状態で、各ケース面11を重ね
合せてスライダ13を前進させることで、ケース10全
体を閉塞することができる。なお、スライダ13がケー
ス面11の左右何れかの端縁上にあれば、ケース面11
の上端縁11C側は全て開放できることとなり、従っ
て、図4に示されるように、書類最大収納幅Wと略等し
い幅を有する書類でも難なく収納することができる。
【0021】なお、前記実施例では、一枚に連なるケー
ス面11を二つ折りする場合を示したが、例えば、二枚
のシート材からなるケース面11を成形するとともに、
これら各ケース面11における三つの縁にファスナー片
12を設けておき、当該ファスナー片12が設けられて
いない各縁を相互に溶着して底縁となる袋状に形成する
こともできる。この場合、前記実施例に比べて溶着工程
が必要となるが、溶着領域が一端縁のみで足りるため、
製造工程の簡略化には支障がない。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
一対のケース面の折り曲げ位置を底縁として形成すると
ともに、当該底縁を除くケース面の外側端縁にファスナ
ー片を連続的に設けたから、これに装着されるファスナ
ーをケースの上端縁以外に移動させることが可能とな
り、ケースの有効収納幅に略対応する幅を備えた書類等
の収納を極めて容易に行うことができるという効果を得
る。
【0023】また、ケース面とファスナー片とが一体的
に成形できるようにしたから、従来のように、ケース面
とファスナー片とを別々に成形してこれらを相互に溶着
するという工程が全く不要となり、ケースの製造工程の
簡略化を図ることができるとともに、成形精度も安定さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るケースの一実施例を示す正面図。
【図2】前記ケースの展開図。
【図3】(A)は図1のA−A線矢視断面図、(B)は
同B−B線矢視断面図。
【図4】前記ケースに書類等を収納する際の開放状態を
示す概略側面図。
【図5】従来のケースを示す正面図。
【図6】従来のケースにおける欠点を説明するための概
略側面図。
【符号の説明】
10 ケース 11 ケース面 11A 底縁 11B 左端縁、右端縁 11C 上端縁 12 ファスナー片 13 スライダ 17 溶着部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート材の一端縁を底縁として重合され
    る一対のケース面と、前記底縁を除く各ケース面の外側
    端縁に設けられたファスナー片と、これらファスナー片
    を跨ぐように装着されて当該ファスナー片の相互係脱を
    行うスライダとを備えたことを特徴とするケース。
  2. 【請求項2】 シート材のケース面又はこれの外側端縁
    に沿って延びるファスナー片の何れか一方を一次成形品
    として成形する一次成形工程と、前記一次成形品を二次
    成形用金型にインサートして前記ケース面又はファスナ
    ー片の何れか他方を二次成形して前記ケース面とファス
    ナー片とを一体化する二次成形工程と、これらを離型し
    た後にファスナー片を重合して当該ファスナー片を跨ぐ
    ようにスライダを装着する工程とを含むケースの製造方
    法。
  3. 【請求項3】 前記ケース面は一枚のシート材を二つ折
    りして形成され、当該折り曲げ位置が底縁となる袋状に
    形成される工程を更に含むことを特徴とする請求項2記
    載のケースの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記ケース面は対応形状をなす二枚のシ
    ートを重合することによって形成され、それらの一端縁
    に溶着部を設けて底縁が形成される工程を更に含むこと
    を特徴とする請求項2記載のケースの製造方法。
  5. 【請求項5】 シート材のケース面を金型を用いて成形
    する工程と、前記ケース面を金型に残したまま各ケース
    面の外側端縁にファスナー片を一体成形する工程と、こ
    れらを離型した後にファスナー片を重合して当該ファス
    ナー片を跨ぐようにスライダを装着する工程とを含むケ
    ースの製造方法。
  6. 【請求項6】 略方形の線上に延びるファスナー片を金
    型を用いて成形する工程と、このファスナー片を金型内
    に残したまま当該ファスナー片の内側領域にケース面を
    成形する工程と、これらを離型した後にファスナー片を
    重合して当該ファスナー片を跨ぐようにスライダを装着
    する工程とを含むケースの製造方法。
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