JPH09285457A - 磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置

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JPH09285457A
JPH09285457A JP8105746A JP10574696A JPH09285457A JP H09285457 A JPH09285457 A JP H09285457A JP 8105746 A JP8105746 A JP 8105746A JP 10574696 A JP10574696 A JP 10574696A JP H09285457 A JPH09285457 A JP H09285457A
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JP
Japan
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pulse
echo
pulses
component
refocus
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Application number
JP8105746A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Takai
博司 高井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】拡散強調Fast SE法によるディフュージョン
イメージングにて、より強いMPGパルスを印加でき、
スポイラーを用いずにSE成分とSTE成分の干渉を防
止でき、S/N比を大幅改善した拡散強調画像を得る。 【解決手段】励起RFパルスを印加してから最初のエコ
ーが発生するまでの時間がその後に発生する隣り合う2
つのエコー間の時間間隔の整数倍となるように設定した
シーケンスを用いる。励起RFパルスを印加してから1
番目のリフォーカスRFパルスを印加するまでの待ち時
間、および、1番目のリフォーカスRFパルスを印加し
てから2番目のリフォーカスRFパルスを印加するまで
の待ち時間の間にて各別に印加する第1および第2のM
PGパルスを設定した前記シーケンスでスキャンを実行
し、得られたエコー信号に基づき水分子の拡散強調に関
する画像を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被検体内の原子
核スピンの磁気共鳴現象を利用した磁気共鳴イメージン
グ(MRI)に係り、とくに、原子核スピンの位相拡散
を強調した画像を得るディフュージョン(diffusion )
イメージング(または、IVIM(IntraVoxel Incoher
ent Motion )イメージングとも呼ばれる)に関する。
【0002】
【従来の技術】MRI装置は一般に、静磁場中に置かれ
た被検体の原子核スピンをラーモア周波数の高周波信号
で磁気的に励起し、この励起に伴って発生するMR信号
に基づいて画像を再構成したり、スペクトルデータを得
る装置である。
【0003】このMRI装置で実施される撮像法の中
に、拡散強調撮像法(DiffusionWeighted Imaging:ま
たは単にディフュージョンイメージング)が在る。この
撮像法は、水分子の微細でランダムな運動(IVIM:
intravoxel incoherentmotion)の特性を画像のコント
ラスト要因とするイメージング法である。拡散の度合い
を強調する手法として、種々の提案がなされている。
【0004】その一つに、図10に示す「Stejscal-T
anner のシーケンス」が知られている(文献(1):St
ejskal EO and Tanner JE : Spin Diffusion Measureme
nts: Spin echoes in the presence of a time depende
nt field gradient, J.Chem. Phys., 42,292-299(1965)
参照)。このシーケンスは、拡散に伴う水分子の微細な
動きに因るスピンの位相ずれを強調するために、MPG
(MotionProbing Gradient )と呼ばれるパルスを使用
する。つまり、同図に示すスピンエコー法の場合、例え
ばリード方向に、180°パルスを挟んで、時間と振幅
の等しい2つのMPGパルスがそれぞれ印加される。M
PGパルスの時間と振幅は、印加時間の長く高強度とな
るように設定される。最初のMPGパルスによってスピ
ンに位相ずれが与えられ、2つ目のMPGパルスによっ
てスピンの位相が元の値に戻される。この2つのMPG
パルスの印加の間に水分子の位置が変化していない場
合、検出されるエコー信号の強度には影響しないが、そ
の印加の間に水分子が運動して位置を変えていた場合、
スピンの位相が分散しており、エコー信号の強度が下が
る。この信号変化を画像コントラストに反映させること
で、拡散強調画像(DWI:Diffusion Weighted Imag
e)を得るようにしている。
【0005】また拡散強調撮像法の別の例として、図1
1に示すように、スティミュレーテッドエコー(stimul
ated echo )を利用したシーケンスも知られている。こ
の具体的な提案は、例えば、文献(2):J.Frahm, W.H
anicke, K.D.Merboldt andA.Hasse, J. Magn. Reson. 6
4,81(1985) や、文献(3):K.D.Merboldt,W.Hanicke
and J. Frahm : Diffusion Imaging Using Stimulated
Echoes,Magn. Reson. Med. 64, 233-239(1991) に示さ
れている。スティミュレーティドエコーを利用すると、
拡散時間(diffusion time)を長くとりながらも、T2
減衰による信号低下を抑制できるという利点がある。
【0006】図11のように、スピンエコーとスティミ
ュレーテッドエコーとの両方を利用した提案もなされて
いる。この具体的内容は例えば、文献(4):F.Franco
ni,C.B.Sonier, F.Seguin, A.Le Pape and S.Akoka : A
cquisition of spin echoand Stimulated echo by a si
ngle sequence : Application to MRI of diffu-sion :
Magn. Reson. Imaging, vol.12, 605-611(1994)で参照
できる。このようにスキャンエコーおよびスティミュレ
ーティドエコーの両方を収集すると、スキャンを1回行
うだけで、ADC(Apparent Diffusion Coefficie
nt:みかけの拡散係数)画像を得ることができる。
【0007】生体内の分子の微視的並進運動には、拡散
以外の運動も含まれているので、拡散強調画像で強調さ
れるのは拡散運動だけでなく、微視的並進運動の総和、
すなわち「みかけの拡散」ということになる。このた
め、拡散強調画像からはみかけの拡散係数が得られる。
拡散強調画像ではTR,TE,T1,T2により信号強
度が変化するのに対して、ADC画像ではTR,TE,
T1,T2には依存せずに拡散の早さを表すことができ
る。ADC画像を得るには、異なる強度のMPGを印加
した2つ以上の画像が必要になるので、スピンエコーま
たはスティミュレーティドエコーのどちらかを1エコー
しか収集しない場合には、スキャンを2回行う必要があ
る。スキャンを2回に分けると、撮像時間が延びるのみ
ならず、画像間に位置ずれを起こす可能性もある。
【0008】一方、拡散強調撮像法においては、被検体
の動き(呼吸による動き、被検体自信の動き)に因るア
ーチファクトが大きな問題となる。長時間の撮像に対し
て被検体の拘束負担を軽減したり、被検体の動きに起因
したアーチファクトの低減するには、撮像時間の短縮化
が望まれており、単純にこれに対処するには、FastF
E法、SSFP法、Fast SE法、EPI法などのシー
ケンスを用いればよいことが知られている。この内、F
ast SE法を用いたシーケンスとしては、例えば、「文
献(5):Chris F.Beaulieu, Xiaohong Zhou, Gray P.
Cofer, andG.Allan Johnson : Diffusion-Weighted MR
Microscopy with Fast Spin-Echo :Magn. Res. Med., 3
0:201-206(1993) 」および「文献(6):H.Gudbjartss
onand S.Payz : Correction of Diffusion Weighted RA
RE Imaging using Navi-gator Eches : 3rd SMR meetin
g book of abstract 904, 1995」が提案されている。こ
の文献のいずれのシーケンスにおいても、スピンエコー
とスティミュレーティドエコーの相互干渉を排除するた
め、スポイラーグラジェントを使ってスティミュレーテ
ィドエコーを消去している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の拡散強調撮像法には種々の問題が在る。
【0010】まず、拡散強調撮像法として図10で説明
したスピンエコー法を用いた場合、撮像時間が長いた
め、患者の負担が大きい。このため、患者の動きを抑制
しきれず、体動アーチファクトが起き易いという問題が
ある。
【0011】また、図11に示したスティミュレーティ
ドエコーを利用する方法では、snapshot FE法を用い
ることで、撮像時間の短縮を図ることは可能であるが、
S/N比が良くないという問題がある。
【0012】さらに、上記文献(5),(6)で提案さ
れているFast SE法に拠り拡散強調画像を得る場合、
拡散強調因子(bファクタ)を上げる上での問題があ
る。この拡散強調因子を上げるために、強いMPGパル
スを印加しようとすると、全てのエコー間隔を長くとる
と、第1エコーまでのエコー間隔をそれ以降のエコー間
隔よりも長くとる必要がある。T2減衰に拠る信号低下
の要因を考慮すると、シーケンス長には自ずと限界があ
る。全てのエコー間隔を長くとると、一定のパルスシー
ケンス長内で発生させ得るエコー数が減少し、結局、撮
像時間の長時間化に帰着する。また第1エコーまでのエ
コー間隔をそれ以降のエコー間隔よりも長くとる場合、
磁場不均一があるときには、スピンエコーとスティミュ
レーティドエコーの干渉が生じるので、結局、スポイラ
ーグラジェントでスティミュレーティドエコーを消去し
なければならなくなる。このスポイラーグラジェントの
印加により、撮像可能なFOVおよび/またはスライス
厚が制約されるとともに、エコー間隔の短縮が制約され
る。
【0013】本発明は、このような従来技術が有する問
題に鑑みてなされたもので、FastSE法を用いて拡散
強調画像を得る拡散強調撮像法において、より強いMP
Gパルスを印加でき、しかも、スポイラーグラジェント
パルスを用いずにスピンエコーとスティミュレーティド
エコーの干渉を防止でき、これにより、体動アーチファ
クトを抑制しかつS/N比を改善して高画質の拡散強調
画像を得る一方で、撮像時間を短縮して被検体への負担
を減らすことができるようにすることを、その目的とす
る。
【0014】また、Fast SE法を用いて拡散強調画像
を得る拡散強調撮像法において、より強いMPGパルス
を印加でき、しかも、スポイラーグラジェントパルスを
用いずにスピンエコーとスティミュレーティドエコーの
干渉を防止でき、これにより、体動アーチファクトを抑
制し、少ないスキャンでADC画像を得る一方で、撮像
時間を短縮して被検体への負担を減らすことができるよ
うにすることを、別の目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成させるた
め、本発明の磁気共鳴イメージング装置は、静磁場中に
置かれた被検体に印加する1個の励起RFパルスと複数
のリフォーカスRFパルスとを含み、かつ前記励起RF
パルスを印加してから最初のエコー信号が発生するまで
の時間がその後に発生する隣り合う2つのエコー信号間
の時間間隔の整数倍となるように設定したパルスシーケ
ンスを用いる。
【0016】とくに請求項1〜4の発明では、前記励起
RFパルスを印加してから前記複数のリフォーカスRF
パルスの内の第1番目のリフォーカスRFパルスを印加
するまでの待ち時間、および、この第1番目のリフォー
カスRFパルスを印加してから第2番目のリフォーカス
RFパルスを印加するまでの待ち時間の間にて各別に印
加する前記被検体内の水分子の拡散強調用の第1および
第2のモーション・プルービング・グラジェント(MP
G)パルスを設定した前記パルスシーケンスを用いて前
記被検体のスキャンを実行するスキャン手段と、このス
キャン手段により得られたエコー信号に基づき前記水分
子の拡散強調に関する画像を得る画像化手段とを備え
る。
【0017】好適には、前記パルスシーケンスは、前記
励起RFパルスと前記第1番目のリフォーカスRFパル
スとの間に印加される傾斜磁場の時間積分値が、その第
1番目以降の隣り合うリフォーカスRFパルスの間に印
加される傾斜磁場の時間積分値の整数倍に設定されたパ
ルスシーケンスである。
【0018】また好適には、前記第1および第2のMP
Gパルスのそれぞれは、このMPGパルスから受けるス
ピンの0次モーメントが零となるように設定してある請
求項2記載の磁気共鳴イメージング装置。前記第1およ
び第2のMPGパルスのそれぞれは、バイポーラ形の波
形を成している。
【0019】また請求項5〜8記載の発明では、とく
に、前記パルスシーケンスには、前記励起RFパルスを
印加してから前記複数のリフォーカスRFパルスの内の
第1番目のリフォーカスRFパルスの印加までの待ち時
間、および、この第1番目のリフォーカスRFパルスを
印加してから第2番目のリフォーカスRFパルスの印加
までの待ち時間の間にて各別に印加する前記被検体内の
水分子の拡散強調用の第1および第2のモーション・プ
ルービング・グラジェント(MPG)パルスを設定する
一方で、前記励起RFパルスおよび前記複数のリフォー
カスRFパルスの内の少なくとも一方の印加位相を異な
らせた複数種の前記パルスシーケンスによる収集を個別
に複数回実行するスキャン手段と、このスキャン手段に
より得られるエコー信号を各収集回毎に収集するエコー
収集手段と、このエコー収集手段により得られた前記複
数収集回のエコー信号に基づいて当該エコー信号のスピ
ンエコー成分とスティミュレーティドエコー成分とを分
離抽出する分離抽出手段と、前記スピンエコー成分とス
ティミュレーティドエコー成分の内の少なくとも一方に
基づく画像を得る画像化手段と、を備える。
【0020】例えば、前記複数種のパルスシーケンス
は、前記複数のリフォーカスRFパルスの内の偶数番目
のパルスの印加位相が180°異なる複数種である。
【0021】好適には、前記画像化手段は、前記スピン
エコー成分とスティミュレーティドエコー成分とからA
DC(Apparent Diffusion Coefficient)画像データを
作成する手段である。
【0022】また好適には、前記スキャン手段は、前記
第1、第2のモーション・プルービング・グラジェント
パルスの強さを変えた前記パルスシーケンスを用いて前
記複数回の収集を含むスキャンを少なくとも2回行う手
段であり、前記画像化手段は、前記少なくとも2回のス
キャンから得られる各スキャン毎のスピンエコー成分と
スティミュレーティドエコー成分とに基づき当該成分毎
の少なくとも2種類のADC画像データを生成する手段
と、この少なくとも2種類のADC画像データを相互に
比較して前記水分子の拡散情報を得る手段とを備える。
【0023】さらに請求項9記載の発明では、とくに、
前記エコー収集手段は、前記複数のリフォーカスRFパ
ルスに対応して複数個発生する前記エコー信号の内のい
ずれかを位相エンコード用傾斜磁場を印加しないでエコ
ーデータを収集する手段を有する一方で、このエコーデ
ータに基づいて前記被検体の動きに伴うスピンの位相ず
れを繰り返し時間毎に補正する補正手段を備える。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0025】(第1の実施の形態)第1の実施形態を図
1〜図3に基づいて説明する。
【0026】この実施形態にかかるMRI(磁気共鳴イ
メージング)装置の概略構成を図1に示す。このMRI
装置は、被検体Pを載せる寝台部と、静磁場発生用の磁
石部と、静磁場に位置情報を付加するための傾斜磁場部
と、高周波信号を送受信する送受信部と、システムコン
トロール及び画像再構成を担う制御・演算部とを備えて
いる。
【0027】磁石部は、例えば超電導方式の磁石1と、
この磁石1に電流を供給する静磁場電源2とを備え、被
検体Pが遊挿される円筒状の開口部(診断用空間)の軸
方向(Z軸方向)に静磁場H0 を発生させる。なお、こ
の磁石部には1次のシミング用のシムコイル14が設け
られている。寝台部は、被検体Pを載せた天板を磁石1
の開口部に退避可能に挿入できるようになっている。
【0028】傾斜磁場部は、磁石1に組み込まれた傾斜
磁場コイルユニット3を備える。この傾斜磁場コイルユ
ニット3は、X、Y、Z軸方向の3組(種類)のx,
y,zコイル3x〜3zを備える。傾斜磁場部はさら
に、x,y,zコイル3x〜3zに電流を供給する傾斜
磁場電源4と、この電源4を制御するためのシーケンサ
5内の傾斜磁場シーケンサ5aとを備える。この傾斜磁
場シーケンサ5aはコンピュータを備え、装置全体を管
理するコントローラ6(コンピュータを搭載)から本発
明に係る拡散強調Fast SEシーケンスの指令信号を受
ける。
【0029】このパルスシーケンスの一例を図2に示
す。このシーケンスはDIET法(Dual Interval Echo
Train technique:例えば、「文献(7):H.Kanazaw
a, H.Takai, Y.Machida, and M.Hanawa : Contrast Nat
uralization of Fast SpinEcho Imaging : A Fat Reduc
tion Technique Free from Field Inhomogeneity: 2nd
SMR meeting book of abstract 474, 1994」または「文
献(8):特開平7−155309号」参照)と呼ばれ
るFast SE法を改善したシーケンスを利用したもの
で、これにスピン位相の拡散を強調するためのMPGパ
ルスを組み入れたものである。
【0030】傾斜磁場シ−ケンサ5aは、指令されたパ
ルスシーケンスにしたがってX、Y、Z軸方向の各傾斜
磁場の印加及びその強度を制御し、それらの傾斜磁場が
静磁場H0 に重畳可能になっている。この実施例では、
互いに直交する3軸X,Y,Zの内のZ軸方向の傾斜磁
場をスライス用傾斜磁場GS とし、X軸方向のそれを読
出し用傾斜磁場GR とし、さらにY軸方向のそれを位相
エンコ−ド用傾斜磁場GE とする。
【0031】送受信部は、磁石1内の撮影空間にて被検
体Pの近傍に配設される高周波コイル7と、このコイル
7に接続された送信機8T及び受信機8Rと、この送信
機8T及び受信機8Rの動作を制御するためのシ−ケン
サ5内のRFシーケンサ5b(コンピュータを搭載)と
を備える。この送信機8T及び受信機8Rは、RFシー
ケンサ5bの制御のもと、核磁気共鳴(NMR)を励起
させるためのラーモア周波数のRF電流パルスを高周波
コイル7に供給する一方、高周波コイル7が受信したM
R信号(高周波信号)を受信し、各種の信号処理を施し
て、対応するデジタル信号を形成するようになってい
る。
【0032】さらに、制御・演算部は、上述したコント
ローラ6のほか、受信機8Rで形成されたMR信号のデ
ジタルデータを入力し、画像データを演算する演算ユニ
ット10と、演算した画像データを保管する記憶ユニッ
ト11と、画像を表示する表示器12と、入力器13と
を備えている。演算ユニット10は、具体的には、メモ
リで形成されるk空間への実測データの配置、画像再構
成の処理などを行う。コントローラ6は傾斜磁場シーケ
ンサ5a及びRFシーケンサ5bの同期をとりながら、
両者の動作内容及び動作タイミングを制御する。
【0033】次に、この実施例の動作を説明する。
【0034】最初に、図2を参照してDIET(Dual I
nterval Echo Train)法を簡単に説明しておく。Fast
SE(高速SE)法を使用する場合、静磁場に不均一性
が存在する場合であっても、エコーの内のスピンエコー
(SE)成分とスティミュレーティドエコー(STE)
成分の位相を揃うように、通常、全てのエコーを等時間
間隔で発生させる。しかし、エコー間隔の短縮に伴い脂
肪の信号が高くなるFast SE法特有の問題があり、こ
の問題への対処法の一つとしてDIET法が有効であ
る。DIET法は、励起から第1エコーまでのエコー間
隔をそれ以降のエコー信号間の間隔の奇数倍に設定する
とともに、これに併せて傾斜磁場の時間積分値を調整す
ることで、脂肪信号の低減を図るものである。このDI
ET法によれば、2つの異なるエコー間隔が1つのシー
ケンス内に在るが、SE成分とSTD成分の位相を静磁
場不均一性の存在下で揃えることができる。
【0035】図2の拡散強調Fast SEパルスシーケン
スは、上述したDIET法をベースにして、これにMP
Gパルスを本発明の趣旨に沿って組み込んだものであ
る。このため、DIET法における原則は守られてい
る。
【0036】具体的には、1つの励起RFパルス(ここ
では90°パルス)と複数のリフォーカスRFパルス
(180°パルス)とが順次印加される。この印加タイ
ミングは、90°パルスの印加から1番目のエコー信号
の発生までの時間は「(2m+1)τ」(m=1,2,
…)であり、それ以降の180°パルスの発生間隔が
「τ」となるように設定されている。
【0037】また、スライス方向傾斜磁場Gs は各RF
パルスの印加と伴に印加され、読出し用傾斜磁場GR
各RFパルスの印加後にディフェーズ用、リフェーズ用
として印加される。位相エンコード用傾斜磁場GE は、
各エコー信号の発生前後に所望の位相エンコード量およ
びリワインド量のとして印加される。ただし、図2のパ
ルスシーケンスの場合、最初のエコー信号を体動補正用
のナビゲーションエコーとして用いるため、このエコー
信号には位相エンコード用傾斜磁場GE を印加しないよ
うになっている。上記傾斜磁場の内、スライス方向傾斜
磁場Gs および読出し用傾斜磁場GR はともに、SE成
分とSTE成分の位相が揃うように、その面積比が設定
されている(図2では、その面積比を、α、(2m+
1)α、β、(2m+1)β:m=1,2,…で表して
いる)。
【0038】さらに、図2に示す如く、90°パルスと
第1番目の180°パルスの間および第1番目、第2番
目の180°パルスの間でそれぞれにおいて、水分子の
磁化スピンの位相拡散を強調するためのMPG(Motion
Probing Gradient )パルスを印加する。このMPGパ
ルスの内、時間的に先行する方を第1のMPGパルス:
MPG1と、これに続く方を第2のMPGパルス:MP
G2とここでは呼ぶことにする。
【0039】第1、第2のMPGパルス:MPG1,M
PG2のそれぞれは、バイポーラ形の波形を有し、その
面積比はMPG1についてA=−Aに、MPG2につい
てB=−Bに設定されている。これにより、MPGパル
スがスピンの位相拡散に及ぼす0次モーメントが、それ
ぞれのMPGパルスにおいて(すなわち、90°パルス
と第1番目の180°パルスの間および第1番目、第2
番目の180°パルスの間それぞれにおいて)、零とな
る条件を満たしている。バイポーラ形の波形は、0次モ
ーメント=0の条件の元で拡散を効果的に進めるのに適
している。
【0040】なお、このMPGパルス:MPG1,MP
G2の印加方向は、スライス方向、読出し方向、位相エ
ンコード方向のいずれかであってもよいし、その内の任
意の2方向であってもよいし、3方向全部であってもよ
い。すなわち、異方性拡散(anisotropic diffusion )
を測定する場合、MPGパルスは、読出し方向、位相エ
ンコード方向、スライス方向の3軸の内のいずれかに印
加すればよい。これに対し、単に拡散強調画像を得る場
合、MPGパルスは読出し方向、位相エンコード方向、
スライス方向の3軸全てまたはその内の2軸に印加する
ようにすればよい。
【0041】図2の拡散強調Fast SEシーケンスでは
さらに、調整用傾斜磁場GNDを、第1、第2のMPG
パルス:MPG1,MPG2の負極側印加時に並行して
それぞれ印加している。この調整用傾斜磁場GNDの印
加軸方向はMPGパルスの印加方向と同一に設定され
る。この調整用傾斜磁場GNDを印加する目的は、第
1、第2のMPGパルス:MPG1,MPG2の印加量
が大きくなるつれて、渦電流の発生量も大きくなり、R
Fパルス間でのMPGパルスに拠る0次モーメントが零
になり難くなるので、調整用傾斜磁場GNDによりその
分を補償(零にする)させるためである。調整用傾斜磁
場GNDの波形面積はMPGパルスの印加量(波形面
積)に応じて変えられる。
【0042】コントローラ6は所定メインプログラムを
実行することに伴い、シーケンサ5(傾斜磁場シーケン
サ5a及びRFシーケンサ5b)に図2に示す拡散強調
Fast SE法のパルスシーケンスの開始を指令する。具
体的には、傾斜磁場シーケンサ5aが、同図のシーケン
スに基づいてスライス用傾斜磁場GS 、読出し用傾斜磁
場GR 、位相エンコード用傾斜磁場GE 、およびこれら
に組み込まれるMPGパルス:MPG1,MPG2、調
整用傾斜磁場GNDを制御する。これと並行して、RF
シーケンサ5bが、被検体Pに90゜パルス及び180
゜パルスを印加させる。
【0043】図2のパルスシーケンスを説明する。最初
に、スライス用傾斜磁場GS が傾斜磁場電源4からzコ
イル3z、3zを介して印加され、この傾斜磁場GS
印加と並行して送信機8T及び高周波コイル7を介して
励起用の90゜パルスが印加される。これにより、被検
体の所定スライス幅の領域が選択されるとともに、その
面内の原子核スピンが選択的に励起され、x′−y′面
(回転座標系)までフリップする。
【0044】次いで、スライス用傾斜磁場GS はディフ
ェーズ用に極性反転される。これはスライス面内の読出
し用傾斜磁場GR 方向に並んだスピンの位相が各エコー
の中心時刻において揃うようにするための印加である。
【0045】読出し方向については、90°パルスの印
加後に、xコイル3x,3xを介してディフェーズ用の
読出し用傾斜磁場GR が印加される。
【0046】また、90°パルスの印加後に、いずれか
の1または2方向または全部の方向ついて大きなパルス
面積で且つバイポーラ形の第1のMPGパルス:MPG
1が単独にまたはほかのパルスとの重畳状態で印加され
る。この第1のMPGパルス:MPG1によりスピンは
位相分散が強調されるが、このMPGパルスによる強調
効果の影響を受けるのは、SE成分(主エコー成分)お
よびSTE成分の両方である。第1のMPGパルス:M
PG1の印加後半の負極側印加のときには、これに重畳
する状態で調整用傾斜磁場GNDも印加される。
【0047】次いで、スライス用傾斜磁場GS ととも
に、1回目のリフォーカス用の180゜パルスが印加さ
れる。このため、原子核スピンが180度、位相反転さ
れる。これにより、スピンはリフォーカス方向に回転し
始める。
【0048】この第1回目の180°パルスの印加によ
り位相反転した後に、大きなパルス面積を有しかつバイ
ポーラ形の第2のMPGパルス:MPG2および調整用
傾斜磁場GNDが所望方向に印加される。この第2のM
PGパルス:MPG2によるモーメントを受けるのは、
第1回目の180°パルスにより予定通り横磁化に入っ
たSE成分だけである。この180°パルスにより縦磁
化に入るSTE成分は第2のMPGパルス:MPG2の
影響を受けない。つまり、SE成分は第1、第2のMP
Gパルスの両方の影響を受けるが、第1回目の180°
パルスにより縦磁化となるSTE成分は第1のMPGパ
ルスのみの影響を受ける。エコーの内のSE成分および
STE成分にとってMPGパルスからの受けるモーメン
トの大きさに違いが在る。
【0049】次いで、第2のMPGパルスの印加と一部
並行する状態で、リフェーズ用の読出し用傾斜磁場GR
がxコイル3x、3xを介して印加されるとともに、9
0°パルスの励起から(2m+1)τの時間経過でリフ
ォーカスする第1エコーが収集される。このエコー信号
は高周波コイル7により受信され、受信機6Tに送られ
る。
【0050】この後、再びスライス用傾斜磁場GS とと
もに、第2番目のリフォーカス用の180゜パルスが印
加される。これにより、再びスピンの位相が反転する。
【0051】次いで、位相エンコード用傾斜磁場GE
yコイル3y、3yを介して印加された後、再びリフェ
ーズ用の読出し傾斜磁場GR の印加と共に、第1エコー
からエコー時間τの後に発生する第2エコーが収集され
る。
【0052】次いで位相エンコード方向では、リワイン
ド用の傾斜磁場GE が印加される。これにより、次のリ
フォーカス用の180°パルスを印加するとき、k空間
内の位相エンコード位置をその中心位置(ke=0)に
戻す。
【0053】次いで、スライス用傾斜磁場GS ととも
に、2番目のリフォーカス用の180゜RFパルスが印
加される。これにより、再びスピンの位相が反転する。
【0054】以下同様にして、繰り返し時間内で、第3
番目以降の180°パルスが印加され、この印加に応答
する第3エコー以降のエコーが収集される。これによ
り、n個のリフォーカス用の180°パルスに呼応する
n個のエコー信号が収集される。
【0055】以上の処理は繰り返し時間TR毎に繰り返
され、k空間に充填するエコー信号が収集される。
【0056】受信機8Rに送られたエコー信号は、増
幅、中間周波変換、位相検波、低周波増幅などの処理が
施される。このエコー信号は受信機8RでさらにA/D
変換によりデジタル量のエコーデータに変換される。こ
のエコーデータは演算ユニット10に送られ、k空間に
対応したメモリ領域に位相エンコード量に対応して配置
される。演算ユニット10は、その配置データに例えば
2次元フーリエ変換を施し、上述空間画像に再構成す
る。これにより、画素毎にスピンの位相分散の大きさお
よびその方向の量を持つ拡散強調画像(DWI)が得ら
れる。
【0057】なお、この再構成に当たり、第1番目のエ
コー(ナビゲーションエコー)で生成されるエコーデー
タを使って、繰り返し時間毎に体動補正が実施され、体
動に因るアーチファクトの低減処理も実施される。
【0058】再構成された画像データは記憶ユニット1
3に記憶されるとともに、必要に応じて表示器14にM
R画像として表示される。
【0059】以上のように、この拡散強調Fast SEシ
ーケンスによれば、DIET法を使用しているので、第
1エコーまでのエコー間隔を広げることができ、かつ、
第2エコー以降のエコー間隔を広げることなく、大きな
パルス面積(磁場強度×印加時間=時間積分値)のMP
Gパルスを印加でき、水分子の拡散強調効果を一層高め
ることができる。
【0060】またDIET法を使用しているため、ST
E成分をSE成分(主エコー)に重ね合わせてエコーと
して収集できる。つまり、従来見られたように、スポイ
ラーパルスを使ってSTE成分をわざわざ消去する必要
が無くなる。反対に、従来捨てていたSTE成分をエコ
ーに取り込むことで、S/N比を大幅に向上させること
ができる。また、"free diffusion"による拡散の程度が
異なる2つのエコー成分を重ね合わせることで、"restr
icted diffusion"がより強調された拡散強調画像が得ら
れる。
【0061】ここで、発明者が行った比較実験例を説明
する。前述した図2のパルスシーケンスを用い、アセト
ン・水ファントムを、TR=4000ms,TE=13
2ms,τ=12ms、9エコー、m=3(第1エコー
までのエコー間隔がそれ以降のエコー間隔の3倍)にて
撮像した。その撮像データから同ファントムのADC
(Apparent Diffusion Coefficient)を測定したと
ころ、
【数1】 が得られた。比較のため、スピンエコー成分のみを抽出
してADC値を求めたところ、
【数2】 と殆ど変わらない値が得られた。
【0062】さらに同一の条件で、S/N比を求めたと
ころ、図3に示す結果が得られた(同図のデータは無単
位:信号とノイズの強度比)。従来のようにSE成分
(主エコー)のみから成るエコーのS/N比(図3の最
下段データ参照)に比べて、SE成分にSTE成分を重
ね合わせたエコーのS/N比(同図の中段データ参照)
は、bファクタの大きさに関わらず、相対比で2倍近い
改善が見られた。このように、STE成分を取り込むこ
とで、S/N比を大幅に改善できることを確認できた。
【0063】本実施形態のパルスシーケンスには、従来
のようなスポイラーパルスを用いていないことにより、
以下のような利点も在る。複数のリフォーカスRFパル
スののそれぞれの時間的前後にスポイラーを入れたタイ
プのFast SEシーケンスの場合、リフォーカスRFパ
ルスが進む毎に等比級数的に強度を変化させたスポイラ
ーグラジェントが必要になる(例えば、文献(9):A.
P.Crawley and R.M.Henkelman : "Erros in T2 estimat
ion using multislice multiple-echo ima-ging" : Mag
n. Res. Med., 4,34-47(1987)参照)。このため、時間
的に後ろのリフォーカスRFパルスに進むほど、面積の
大きなスポイラーグラジェントとなり、撮影可能なスラ
イス厚に制限が生じるし、また読出し方向にスポイラー
を加えた場合、撮影可能な最小FOVが制限される。こ
れに対し、本実施形態のシーケンスの場合、各リフォー
カスRFパルスの時間的前後にスポイラーグラジェント
を入れる必要が無いので、上述したスライス厚の制限は
生じない。このため、エコー間隔の短縮が容易になる。
また、スポイラーを使ったFast SEシーケンスと同じ
エコー間隔の場合でも、データ読出しの帯域を狭帯域に
容易に設定できるようになる。さらにスポイラーが入っ
ていないため、あるエコーから次のエコーまでの間に進
む拡散が少なくて済むという利点もある。
【0064】(第2の実施の形態)本発明に係る第2の
実施形態を図4〜図9を参照して説明する。本実施形態
のMRI装置で採用しているハードウエア構成は図1と
同一である。
【0065】本実施形態も第1の実施形態と同様に、従
来捨てていたSTE成分をディフュージョンイメージン
グに活用するという点で共通する。第1の実施形態で
は、STE成分をSE成分に重ねてS/N比を上げるこ
とを主要目的としていたが、この第2実施例では、SE
成分とSTE成分を積極的に分離収集して、その2種類
のエコー成分をディフュージョンイメージングにおける
ADC画像の生成に利用しようとするものである。
【0066】コントローラ6は図7(a),(b)に示
す拡散強調Fast SE法のシーケンスをシーケンサ5に
指令するとともに、演算ユニット10にADC(Appare
ntDiffusion Coefficient)画像の生成を指令する(図
8参照)。
【0067】ここで、SE(スピンエコー)成分とST
E(スティミュレーティドエコー)成分の分離収集の原
理を説明する。この分離収集は、Fast SE法において
RFパルスの印加位相を変えると、エコーの各成分の位
相が変化することを利用している。
【0068】図4に、RFパルスと印加位相φとエコー
の各成分の位相αとの典型的な対応関係を4種類の位相
パターンA〜Dにまとめて示す。ここでは、励起RFパ
ルスを90°パルス、リフォーカスRFパルスを180
°パルスとする。RFパルスと印加位相φは図5に示す
ように、回転座標系X′,Y′,Z′のX′−Y′面に
おける基準座標軸(例えばX′軸)に対するRFパルス
の印加時の磁化Mの位相として表される。
【0069】90°パルスの印加位相φ=0°、複数の
180°パルスの印加位相φを全て90°としたとき、
各エコーのSE成分の位相α=90°、STE成分の位
相α=90°、かつエコーーに混入するFID成分=1
80°となる。これを位相パターンAと呼ぶことにす
る。
【0070】位相パターンBは、位相パターンAの位相
関係において90°パルスの印加位相φ=180に入れ
替えたものに相当し、この場合、奇数番目エコー、偶数
番目エコー共に、SE成分およびSTE成分の位相αが
反転し、α=−90°(=270°)に入れ替わる。
【0071】位相パターンCは、位相パターンAの位相
関係において偶数番目の180°パルスの印加位相φを
反転させてφ=−90°(=270°)に入れ替えたも
のに相当し、この場合、奇数番目、偶数番目エコー共に
STE成分の位相α=−90°に反転し、かつ偶数番目
エコーの位相α=0°になる。
【0072】さらに位相パターンDは、位相パターンA
の位相関係において90°パルスの印加位相φ=180
°および偶数番目の180°パルスφ=−90°に入れ
替えたもので、この場合、奇数番目、偶数番目エコー共
にSE成分の位相α=−90°に反転し、かつ偶数番目
エコーの位相α=0°になる。
【0073】エコー信号の位相αに関して、α=90°
のエコーとこれを反転させたα=−90°(=270
°)のエコーとの波形例を図6に示す。このように2つ
のエコーの位相が反転状態となるとき、時間軸上での波
形は極性が反対となるから、この2つのエコーは相殺可
能になる。
【0074】本実施形態でのエコーのSE成分およびS
TE成分の分離抽出は、上記位相αの反転状態が所望な
ものとなるように、90°パルスおよび/または180
°パルスの印加位相φを適宜に制御してエコー収集を行
うものである。
【0075】上記位相パターンA〜Dのスキャンで得ら
れるエコーデータを組み合わせて得られるSE/STE
成分の分離抽出の例を以下に列挙する。
【0076】(A)FID成分の除去を行わないとき:
この場合にてSE/STE成分の分離抽出を行うには、
位相パターンAを使った収集と位相パターンCを使った
収集の合計2回のエコー収集を行う。位相パターンAを
使って収集したエコーデータをA,位相パターンCを使
った収集したエコーデータをCで表すと、SE成分およ
びSTE成分は以下の平均演算により得られる。
【0077】
【数3】SE=(A+C)/2 (1)
【数4】STE=(A−C)/2 (2) (B)FID成分およびDC(直流)成分の除去を行う
とき:この場合にてSE/STE成分の分離抽出を行う
には、位相パターンA,B,C,Dのそれぞれを使った
合計4回のエコー収集を行う。位相パターンA,B,
C,Dのそれぞれを使って収集したエコーデータのそれ
ぞれをA,B,C,Dで表すと、SE成分およびSTE
成分は以下の平均演算により得られる。
【0078】
【数5】
【数6】 この場合、収集は4回必要であるが、加算回数を4とす
れば、スキャンとしては1回で済む。
【0079】(C)さらに、DC(直流)成分に因るア
ーチファクト対策を行うとき:このアーチファクト対策
とは、DC成分が位相エンコード方向に交互に正・負の
極性を持って現れるようにし、これにより、DC成分に
因るアーチファクトを画像の端に移動させる処理を言
う。この場合は2回の収集であり、1回目収集はその奇
数ショットを位相パターンAで、その偶数ショットの位
相パターンBで行い(位相パターンAに対して位相が反
転)、2回目収集はその奇数ショットを位相パターンC
で、その偶数ショットを位相パターンDで行う(位相パ
ターンCに対して位相が反転)。1回目収集により得ら
れるエコーデータをA′で、2回目収集により得られる
エコーデータをC′でそれぞれ表すと、SE成分および
STE成分は、
【数7】SE=(A′+C′)/2 (5)
【数8】STE=(A′−C′)/2 (6) で分離抽出される。
【0080】以上の分離抽出の原理に基づくコントロー
ラ6の指令例を図8に示す。同図の処理は、上記(A)
記載の分離抽出に沿ったものである。
【0081】まず、RFパルスの位相φを図7(a)に
示す如く位相パターンAに設定した拡散強調Fast SE
シーケンスによるエコーデータ収集をシーケンサ5に指
令する(ステップS1)。次いで、RFパルスの位相φ
を図7(b)に示す如く位相パターンCに設定した拡散
強調Fast SEシーケンスによるエコーデータ収集をシ
ーケンサ5に指令する(ステップS2)。これらの収集
指令により、2画像分の2次元k空間エコーデータが演
算ユニット10に入力・記憶される。
【0082】そこで、コントローラ6は演算ユニット1
0に対してステップS3〜S5に係る画像生成指令を行
う。これにより、演算ユニット10は、前記(1)
(2)式に基づいてSE成分、STE成分を平均演算
(分離抽出)する(ステップS3)。この分離抽出され
た2種類のSE成分、STE成分は前述した第1の実施
形態のときと同様に、MPGパルスの受け方が異なって
いる。すなわち、位相分散図においてそれぞれ異なる経
路を経てエコーを形成するもので、SE成分は第1、第
2のMPGパルスの影響を受けるが、STE成分は第1
のMPGパルスのみの影響を受けるようにスライス方向
の傾斜磁場が設定されている(すなわち、180°パル
スの第2回目以降のスライス選択傾斜磁場の強度が下げ
られる)。このため、SE成分、STE成分の2画像デ
ータからADC画像を形成でき、ステップS4にて、各
成分のデータをそれぞれ実空間画像に再構成する。さら
に、ステップS5にて、ADC画像データを演算する。
すなわち、2枚の実空間画像の各ピクセル毎にMPGの
量及び画素値(信号強度)からADC値が計算され、そ
のADC値に比例した値をピクセル画素値とするADC
画像データが作成される。
【0083】さらに、ADC画像生成の別の例を図9に
示す。この例も上記(A)記載の分離抽出に沿ってコン
トローラ6により指令される。
【0084】この例の場合、スキャンは2回行われる。
1回目スキャンではMPGパルスを印加しない、単にD
IET法に係るFast SEシーケンスが使われる。ただ
し、RFパルスの位相制御の原理は同様に踏襲してお
り、位相パターンAの収集と位相パターンCの収集とが
行われる(ステップS11,S12)。つまり、図7
(a),(b)のシーケンスにおいて第1、第2のMP
Gパルスを外したシーケンスとなる。この1回目シーケ
ンスで得られた2画像分のk空間データに対して、演算
ユニット10にて上記(1),(2)式によりSE、S
TE成分が分離抽出され、新たな2画像分のデータが得
られる。
【0085】2回目スキャンも同様であるが(ステップ
S14〜S16)、このときは第1、第2のMPGパル
スが印加される。つまり、図7(a),(b)のシーケ
ンスがそのまま使われ、図8のステップS1〜S3と同
一の処理になる。
【0086】これらの処理が終わると、コントローラ6
は演算ユニット10にステップS17〜S20のADC
画像生成を指令する。すなわち、上記ステップS13,
S16にてSE成分SE1、SE2がそれぞれ得られて
おり、かつ、STE成分STE1,STE2が得られて
おり、しかも、同じSE成分SE1、SE2であって
も、MPGを受けている場合とそうでない場合の違いが
在る。STE成分STE1,STE2についても同様で
ある。ここでSTE成分については、第1回目の180
°パルスにより縦磁化となる成分が支配的になるように
スライス方向の傾斜磁場の強度が設定されている。
【0087】そこで、各成分のデータが2D−FTによ
り実空間画像にそれぞれ再構成され(ステップS1
7)、2回のスキャンに関わるSE成分SE1、SE2
の実空間画像データから1つのADC画像データADC
SEが作成される(ステップS18)。また2回のスキャ
ンに関わるSTE成分STE1、STE2の実空間画像
データからもう1つのADC画像データADCSTE が作
成される(ステップS19)。次いで、2つのADC画
像データADCSE、ADCSTE の差分処理などの比較処
理が実施される(ステップS20)。
【0088】すなわち、SE成分とSTE成分とではス
キャン中に受けているMPGの量が異なるため、上述の
ようにADC画像ADCSE、ADCSTE を互いに比較す
ることで、制限された拡散(restricted diffusion)と
自由拡散(free diffusion)とを識別することができ
る。何ゆえなら、自由拡散している部分は制限された拡
散部分よりも、2つのADC画像ADCSE、ADCSTE
間の差が大きく現れるためである。
【0089】このように第2の実施形態によれば、スポ
イラーグラジェントを用いずに拡散強調Fast SEシー
ケンスを実施して、スポイラーグラジェントを用いない
ことに関して第1の実施形態のときの同等の利点が得ら
れる。同時に、従来捨てていたスティミュレーティドエ
コー成分を第1の実施形態のときとは違う側面から有効
に利用できる。つまり、エコーのSE成分とSTE成分
を分けて画像化することで、MPGパルスの受け方(感
じ方)が異なる画像が同時に得られ、ADC画像を1ス
キャンで提供できる。さらに、エコーのSE成分のST
E成分を分けてそれぞれをADC画像化し、比較するこ
とで、"free diffusion"と"restricteddiffusion"とを
容易に識別できる。
【0090】なお、上述した図8および図9に示した一
連の処理では位相パターンA,Cを使うとして説明した
が、ほかの位相パターンをも採用して上記(3),
(4)式または(5),(6)式によりSE成分、ST
E成分を分離抽出し、ADC画像を生成するようにして
もよい。前述した(A)〜(C)の分離抽出法の内、い
ずれで行うかを術者が入力器13を介して選択できるよ
うにしてもよい。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る磁気
共鳴イメージング装置の一態様によれば、DIET法に
したがったFast SEシーケンスを用いて拡散強調撮像
法を実施する中で、スポイラーパルスを使用せずとも、
より強いMPGパルスを印加でき、また従来捨ていたエ
コーの内のスティミュレーティドエコー成分をスピンエ
コー成分(主エコー成分)に重ね合わせて収集すること
ができる。この結果、体動アーチファクトを減らしかつ
S/N比を大幅に改善して高画質の拡散強調画像を得る
とともに、撮像時間を短縮して被検体への負担を減らす
ことができる。しかも、スポイラーグラジェントパルス
を用いずにスピンエコー成分とスティミュレーティドエ
コー成分の干渉を防止でき、撮影可能な最小FOVや最
小スライス厚への制約を緩和できる。
【0092】また本発明の別の態様によれば、DIET
法にしたがったFast SEシーケンスを用いて拡散強調
撮像法を実施する中で、とくに、従来捨ていたエコーの
内のスティミュレーティドエコー成分とスピンエコー成
分(主エコー成分)を分離して収集でき、これらの2種
類のエコー成分がMPGパルスからのモーメントの受け
方が異なることを利用し、より少なくスキャンで効率良
くADC画像を得ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るMRI装置の一例を示
すブロック図。
【図2】第1の実施形態の拡散強調Fast SEシーケン
スのタイミングチャート。
【図3】第1の実施形態におけるS/N比の実験結果の
比較を示す表図。
【図4】第2の実施形態におけるRFパルスの印加位相
とエコーの各成分の位相との対応関係を示す表図。
【図5】RFパルスの印加位相を説明する図。
【図6】エコー信号波形の反転を説明する図。
【図7】同図(a),(b)共に第2の実施形態におけ
るRFパルスの印加位相を制御した拡散強調Fast SE
シーケンスのタイミングチャート。
【図8】第2の実施形態でのコントローラ指令の一例を
示すフローチャート。
【図9】第2の実施形態でのコントローラ指令の別の例
を示すフローチャート。
【図10】従来の拡散強調シーケンスの一例を示すタイ
ミングチャート。
【図11】従来の拡散強調シーケンスの別の一例を示す
タイミングチャート。
【符号の説明】
1 磁石 2 静磁場電源 3 傾斜磁場コイルユニット 4 傾斜磁場電源 5 シーケンサ 6 コントローラ 7 高周波コイル 8T 送信機 8R 受信機 10 演算ユニット 11 記憶ユニット

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静磁場中に置かれた被検体に印加する1
    個の励起RFパルスと複数のリフォーカスRFパルスと
    を含み、かつ前記励起RFパルスを印加してから最初の
    エコー信号が発生するまでの時間がその後に発生する隣
    り合う2つのエコー信号間の時間間隔の整数倍となるよ
    うに設定したパルスシーケンスを用いる磁気共鳴イメー
    ジング装置において、 前記励起RFパルスを印加してから前記複数のリフォー
    カスRFパルスの内の第1番目のリフォーカスRFパル
    スを印加するまでの待ち時間、および、この第1番目の
    リフォーカスRFパルスを印加してから第2番目のリフ
    ォーカスRFパルスを印加するまでの待ち時間の間にて
    各別に印加する前記被検体内の水分子の拡散強調用の第
    1および第2のモーション・プルービング・グラジェン
    ト(MPG)パルスを設定した前記パルスシーケンスを
    用いて前記被検体のスキャンを実行するスキャン手段
    と、このスキャン手段により得られたエコー信号に基づ
    き前記水分子の拡散強調に関する画像を得る画像化手段
    とを備えたことを特徴とする磁気共鳴イメージング装
    置。
  2. 【請求項2】 前記パルスシーケンスは、前記励起RF
    パルスと前記第1番目のリフォーカスRFパルスとの間
    に印加される傾斜磁場の時間積分値が、その第1番目以
    降の隣り合うリフォーカスRFパルスの間に印加される
    傾斜磁場の時間積分値の整数倍に設定されたパルスシー
    ケンスである請求項1記載の磁気共鳴イメージング装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第1および第2のMPGパルスのそ
    れぞれは、このMPGパルスから受けるスピンの0次モ
    ーメントが零となるように設定してある請求項2記載の
    磁気共鳴イメージング装置。
  4. 【請求項4】 前記第1および第2のMPGパルスのそ
    れぞれは、バイポーラ形の波形を成している請求項3記
    載の磁気共鳴イメージング装置。
  5. 【請求項5】 静磁場中に置かれた被検体に印加する1
    個の励起RFパルスと複数のリフォーカスRFパルスと
    を含み、前記励起RFパルスを印加してから最初のエコ
    ー信号が発生するまでの時間間隔がその後に発生する隣
    り合う2つのエコー信号の時間間隔の整数倍となるよう
    に設定したパルスシーケンスを用いる磁気共鳴イメージ
    ング装置において、 前記パルスシーケンスには、前記励起RFパルスを印加
    してから前記複数のリフォーカスRFパルスの内の第1
    番目のリフォーカスRFパルスの印加までの待ち時間、
    および、この第1番目のリフォーカスRFパルスを印加
    してから第2番目のリフォーカスRFパルスの印加まで
    の待ち時間の間にて各別に印加する前記被検体内の水分
    子の拡散強調用の第1および第2のモーション・プルー
    ビング・グラジェント(MPG)パルスを設定する一方
    で、 前記励起RFパルスおよび前記複数のリフォーカスRF
    パルスの内の少なくとも一方の印加位相を異ならせた複
    数種の前記パルスシーケンスによる収集を個別に複数回
    実行するスキャン手段と、 このスキャン手段により得られるエコー信号を各収集回
    毎に収集するエコー収集手段と、 このエコー収集手段により得られた前記複数収集回のエ
    コー信号に基づいて当該エコー信号のスピンエコー成分
    とスティミュレーティドエコー成分とを分離抽出する分
    離抽出手段と、 前記スピンエコー成分とスティミュレーティドエコー成
    分の内の少なくとも一方に基づく画像を得る画像化手段
    と、 を備えたことを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  6. 【請求項6】 前記複数種のパルスシーケンスは、前記
    複数のリフォーカスRFパルスの内の偶数番目のパルス
    の印加位相が180°異なる複数種である請求項5記載
    の磁気共鳴イメージング装置。
  7. 【請求項7】 前記画像化手段は、前記スピンエコー成
    分とスティミュレーティドエコー成分とからADC(Ap
    parent Diffusion Coefficient)画像データを作成する
    手段である請求項5記載の磁気共鳴イメージング装置。
  8. 【請求項8】 前記スキャン手段は、前記第1、第2の
    モーション・プルービング・グラジェントパルスの強さ
    を変えた前記パルスシーケンスを用いて前記複数回の収
    集を含むスキャンを少なくとも2回行う手段であり、前
    記画像化手段は、前記少なくとも2回のスキャンから得
    られる各スキャン毎のスピンエコー成分とスティミュレ
    ーティドエコー成分とに基づき当該成分毎の少なくとも
    2種類のADC画像データを生成する手段と、この少な
    くとも2種類のADC画像データを相互に比較して前記
    水分子の拡散情報を得る手段とを備える請求項5記載の
    磁気共鳴イメージング装置。
  9. 【請求項9】 前記エコー収集手段は、前記複数のリフ
    ォーカスRFパルスに対応して複数個発生する前記エコ
    ー信号の内のいずれかを位相エンコード用傾斜磁場を印
    加しないでエコーデータを収集する手段を有する一方
    で、このエコーデータに基づいて前記被検体の動きに伴
    うスピンの位相ずれを繰り返し時間毎に補正する補正手
    段を備えた請求項1乃至8のいずれか一項に記載の磁気
    共鳴イメージング装置。
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