JPH09285832A - シームレス缶及びその成形法 - Google Patents

シームレス缶及びその成形法

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JPH09285832A
JPH09285832A JP10139696A JP10139696A JPH09285832A JP H09285832 A JPH09285832 A JP H09285832A JP 10139696 A JP10139696 A JP 10139696A JP 10139696 A JP10139696 A JP 10139696A JP H09285832 A JPH09285832 A JP H09285832A
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dome
circumferential
outer peripheral
seamless
cup
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JP10139696A
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Tomosane Kobayashi
具実 小林
Ikuo Komatsu
郁夫 小松
Katsuhiro Imazu
勝宏 今津
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 素材が薄肉化されていながら、顕著に向上し
た耐圧強度と耐腐食性とを有し、しかも容器の圧力によ
る変形も小さいレベルに抑制されているシームレス缶及
びその製法を提供すること。 【解決手段】 筒状胴部と、周状接地部と、筒状胴部及
び周状接地部を連結する外周底部と、周状接地部よりも
内側の立ち上がり部と、立ち上がり部に接続されたドー
ム部とを備えたシームレス缶において、前記周状接地部
は、接地部からの角度が鋭角に延びる内周側接続部に連
なる内周端縁部と、接地部からの角度が鈍角に延びる外
周側接続部に連なる外周端縁部とを備えた小間隔の環状
部からなり、前記内周側接続部乃至は立ち上がり部は高
さ方向に向けて径の増大する逆テーパー形状を有し、更
に底部の形状が所定範囲内の寸法を有するシームレス缶
及びその製法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シームレス缶及び
その成形方法に関するもので、より詳細には、素材が薄
肉化されている場合にも優れた耐圧力を維持できるシー
ムレス缶に関する。本発明はまた、比較的薄い金属素材
を用いて上記シームレス缶を能率よく製造する方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】金属素材をパンチとダイスとの間で絞り
−再絞り加工、或いは更にしごき加工に賦して得られる
缶体は、缶胴部及び缶胴部と缶底部との接続部に継目が
なく、外観が良好で底蓋の巻締及び継目形成などの操作
が不要であり、また缶胴側壁部が薄肉化されていて、金
属素材の量が少なくてよい等の利点を有することから、
飲料缶詰等の用途に広く使用されている。
【0003】このようなツーピース缶は、ビール、炭酸
飲料等の自生圧力を有する内容物や、窒素充填缶詰等の
用途に使用されることから、耐圧性能が要求され、特に
缶底部のバックリングを防止するために、缶底部に上向
きの立上り部とドーム部とを設ける等、底形状に関する
多くの提案がなされている。
【0004】公開実用平成1−130916号明細書に
は、缶胴下端部に、断面が略V字型のベース部を周設
し、該ベース部に連成される缶胴底部を、内くぼみの球
面ドームとしたものにおいて、ベース部の内側壁を、該
側壁に向けて凹陥させたことを特徴とするDI缶底の構
造が記載されており、内側に7゜傾いた従来のもので
は、耐内圧強度が7kgf/cm2 であるのに対して、
該側壁に1゜凹陥させたものでは、耐内圧強度が7.8
kgf/cm2 であることが示されている。
【0005】また、特開平4−267733号公報に
は、ボトムくぼみ部はセンターパネルとセンターパネル
を支持表面より上方に配置するドーム位置決め部を含
み、ドーム位置決め部は垂直軸から第1半径距離に配置
された第1部と、垂直軸から第1半径距離とは異なった
半径距離に配置された隣接部とを含み、複数の隣接部が
円周状に間をあけて弓状に配置され、その間に複数の第
1部が配置されている耐圧強度に優れた缶底部の形状が
記載され、その図7、11には、上記隣接部では、ドー
ム位置決め部を外側に凹陥させることが記載されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前者の従来技術は、V
字型のベース部、即ち立ち上がり部を外方に向けて凹陥
させることにより耐圧力の向上が得られることを見いだ
したものとして意義深いものがあるが、耐圧力の改善は
1割程度の小さいものであり、未だ十分満足できるもの
でない。
【0007】また、後者の従来技術は、ドーム位置決め
部を外側に凹陥させた隣接部を間隔をおいて弓状に配置
していること及びドーム部の外縁が隣接部よりも内側に
配置されていることもあって、やはり耐圧強度の向上が
未だ十分満足できるものではない。
【0008】近年、缶詰製品のコストを低減させるた
め、缶の強度等を実質上低下させることなく、金属素材
のコストを低減させる努力が払われている。金属素材コ
ストを低減させるには、厚みが小さく、しかも強度の比
較的大きい素材を用いることが有効であるが、この場合
には耐圧強度や落下強度を高めるための加工が過酷なも
のとなって、底部にしわが発生して、外観が不良になる
ばかりでなく、前記シワの発生によって所定の落下強度
や耐圧強度が得られなくなったり、前記シワの部分で塗
膜の密着性不良による耐腐食性の低下等のトラブルを招
く。
【0009】従って、本発明の目的は、素材が薄肉化さ
れていながら、顕著に向上した耐圧強度と耐腐食性とを
有し、しかも容器の圧力による変形も小さいレベルに抑
制されているシームレス缶及びその製法を提供するにあ
る。
【0010】本発明の他の目的は、底加工部が薄肉化す
ることなしに、耐圧性に優れた底形状を成形でき、しか
も底の成形を、簡単な工具と少ない工程数で能率よく行
うことが可能なシームレス缶の製法を提供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、筒状胴
部と、周状接地部と、筒状胴部及び周状接地部を連結す
る外周底部と、周状接地部よりも内側の立ち上がり部
と、立ち上がり部に接続されたドーム部とを備えたシー
ムレス缶において、前記周状接地部は、接地部からの角
度が鋭角に延びる内周側接続部に連なる内周端縁部と、
接地部からの角度が鈍角に延びる外周側接続部に連なる
外周端縁部とを備えた小間隔の環状部からなり、前記内
周側接続部乃至は立ち上がり部は高さ方向に向けて径の
増大する逆テーパー形状を有し、内周端縁部の半径をR
E 及びドーム部の最大半径をRM としたとき、RM /R
E の比が1.015乃至1.150の範囲内にあり、内
周側端縁部の曲率半径R1 が板厚(t)の1乃至7倍、
外周側端縁部の曲率半径R2が板厚(t)の3乃至20
倍、接地部の曲率半径R3 が板厚(t)の3.5倍以上
の範囲にあることを特徴とする耐内圧性に優れたシーム
レス缶が提供される。
【0012】本発明によれば、また、シームレス缶用素
材を、筒状胴部と、周状下端部と、筒状胴部及び周状下
端部を連結する外周底部と、周状下端部よりも内側のほ
ぼ垂直の立ち上がり部と、立ち上がり部に接続されたド
ーム部とを備えたカップにプレス成形する工程と、前記
ドーム部を規制しつつ、前記周状下端部を下方向且つ径
内方向に押し込んで、前記周状下端部よりも径の小さい
周状接地部、立ち上がり部との内周側接続部及び外周底
部との外周側接続部から成る突起部を形成し、且つ前記
周状接地部と前記ドーム部とを押圧して、前記内周側接
続部乃至立ち上がり部に高さ方向に向けて径の増大する
逆テーパーを形成させることを特徴とする耐圧性に優れ
たシームレス缶の成形方法が提供される。前記周状下端
部の押し込みを、カップの外周底部をホールドダウンリ
ングのテーパ状支持部とで保持し、且つドーム部をホー
ルドダウンリングと同軸のドーム押さえ工具で保持して
両者を押圧し、前記テーパ状支持部に連なる、周状下端
部よりも小径の溝内に案内することにより行うことが好
ましい。
【0013】本発明においては、 1.前記立ち上がり部の逆テーパ部が、高さ方向に対し
て4゜乃至50゜の角度を有すること、 2.ドーム部の最大径部の高さ(HM )がドーム部の最
大高さ(HD )の10乃至40%であること、 3.前記内周側接続部乃至は立ち上がり部の板厚
(t1 )がドーム部中心の板厚(t0 )の0.9倍以上
に維持されていること、 4.内周端縁部の半径をRE 及び筒状胴部の半径をRと
したとき、RE /Rの比が0.60乃至0.85の範囲
内にあること、 5.外周底部が、底に向けて径の縮小するテーパ部を形
成していること、 6.前記内周側接続部乃至は立ち上がり部の逆テーパ部
の内、外周底部に最も接近する部分が外周底部に対して
径方向に板厚の15倍以下の寸法(F)を有しているこ
と、 7.前記シームレス缶が少なくとも内面に有機樹脂被覆
を施した金属ラミネート板の絞り成形で形成されたもの
であること、が好ましい。
【0014】
【発明の実施形態】本発明によるシームレス缶の一例の
全体の構造を示す図1において、この缶胴1は筒状胴部
2と、全体として3で示す缶底部とから成っている。缶
底部3は、周状接地部4と、筒状胴部2及び周状接地部
4を連結する外周底部5と、周状接地部4よりも内側の
立ち上がり部6と、立ち上がり部6に接続されたドーム
部7とを備えている。
【0015】缶底部の要部を拡大して示し、また各種寸
法を説明するための図2において、周状接地部4は、接
地部4からの角度がαの外周側接続部8に連なる外周端
縁部9と、接地部4からの角度がβの内周側接続部10
に連なる内周端縁部11とを備えた小間隔の環状部から
なっている。尚、内周側接続部10と立ち上がり部6と
は、断面において、同一直線或いは同一曲線上に位置し
ていてもよく、それぞれ異なる直線或いは曲線上に位置
し且つ曲率変化点を介して接続されていてもよい。これ
は、外周側接続部8と外周底部5との関係においても同
様である。
【0016】図1において、内周端縁部11は半径RE
を有し、一方ドーム部7と立ち上がり部6との接続部1
2は最大半径RM を有している。また、胴部2は半径R
を有している。
【0017】図2において、接地部の内周側端縁部11
は曲率半径R1 を有し、外周側端縁部9は曲率半径R2
を有し、接地部4は曲率半径R3 を有している。また、
図1及び2において、前記接続部12は曲率半径R4
有し、ドーム部7は曲率半径R5 を有している。
【0018】ドーム部7は、その中心部で最大高さHD
を有し、最大径部12の高さHM を有している。
【0019】更に、内周側接続部10乃至は立ち上がり
部6と、外周底部5乃至は外周側接続部8とは、最も接
近する部分13において、径方向にFの寸法を有してお
り、一方、内周端縁部11と外周端縁部9とは径方向に
Gの寸法(間隔)を有している。
【0020】また、素材の板厚はtであり、一方ドーム
部はt0 の板厚及び立ち上がり部6はt1 の板厚を有す
る。
【0021】本発明のシームレス缶の缶底部3では、周
状接地部4を、内周端縁部11と外周端縁部9とを備え
た小間隔の環状部として形成したこと;接地部4と外周
側接続部8とを外周端縁部9を介して接続すると共に、
それらの角度αを鈍角とし、且つ周状接地部4と内周側
接続部10とを内周端縁部11を介して接続すると共
に、それらの角度βを鋭角としたこと;内周側接続部1
0を高さ方向に向けて径の増大する逆テーパー形状とし
たこと;内周端縁部11の半径をRE 及びドーム部7乃
至その接続部12の最大半径をRM としたとき、RM
E の比を1.015乃至1.150、特に好適には
1.050乃至1.100の範囲内としたこと;内周側
端縁部11の曲率半径R1 を板厚(t)の1乃至7倍、
特に1.5乃至2.5倍、外周側端縁部の曲率半径R2
を板厚(t)の3乃至20倍、特に4乃至10倍及び接
地部の曲率半径R3 を板厚(t)の3.5倍以上、特に
10乃至30倍の範囲としたことが顕著な特徴であり、
これにより缶底部のバックリングを防止して耐圧強度を
顕著に高めることができる。
【0022】添付図面の図3を参照されたい。図3は、
従来の底形状、即ち立ち上がり部がほぼ垂直となった底
形状のシームレス缶(チンフリースチール、厚さ0.1
8mm)と、底形状が図1及び2に示すものであり、各
部の諸寸法が下記の範囲にあるシームレス缶(詳細なデ
ータは後述する例参照)とについて、圧力と缶底部の変
位との関係をプロットしたものである。 α=120゜、β= 67゜、RM /RE =1.05、
1 =3.0t、R2 =5.0t、R3 =15.0t。
【0023】上記の結果によると、従来の底形状の缶で
は、曲線Aに示すとおり、耐圧強度は7kgf/cm2
程度であり、しかも底の変形が著しいのに対して、本発
明の底形状の缶では、曲線Bに示すとおり、耐圧強度が
11kgf/cm2 以上と約50%程度向上し、しかも
底の変形が少ない範囲に抑制されているという驚くべき
事実が明らかとなる。
【0024】図4は、本発明の底形状の缶に、内圧を加
えた場合の底形状の実際の変化を、拡大して示したもの
である。尚、図4において、実線は内圧を印加していな
い形状を、一点鎖線は8kgf/cm2 の内圧を印加し
た状態、破線はより高い11kgf/cm2 の内圧を印
加した状態をそれぞれ示している。この結果は、極めて
興味深い次の事実を示している。
【0025】即ち、内圧の増加に伴って、内周端縁部1
1はその半径RE が増大し且つ内周側接続部10の角度
βも増大するように変形するが、本発明の底形状では、
それと同時に、(1)外周端縁部9の曲率半径R2 が増
大し、(2)環状接地部4が十分な幅Gを有するため、
内周端縁部11が下方に延びるように変形し、しかも
(3)ドーム部乃至その接続部12を、その最大半径R
M も増大するように径外方に引き込み変形するため、接
地部の内周端縁部11の半径RE よりも大きなドーム部
の最大半径RM が維持され、バックリングに抗する大き
な耐圧力が得られるわけである。
【0026】本発明では、ドーム部乃至その接続部の最
大半径RM と内周端縁部11の半径RE との比RM /R
E が、前述した範囲にあることが重要であり、この比が
前記範囲よりも低いと、内圧が印加された状態におい
て、RM >RE の状態を保持することが困難となる傾向
があり、一方この比を上記範囲よりも大きくすることは
加工上の制約がある。
【0027】また、内周側接続部10の逆テーパ部が、
高さ方向に対してなす角度(γ=90゜−β)も、同様
な見地から、4゜乃至50゜、特に15゜乃至30゜の
角度を有することが好ましい。
【0028】内周端縁部11の曲率半径R1 、外周端縁
部9の曲率半径R2 及び周状接地部4の曲率半径R3
各々も上記範囲にあることが重要であり、R1 が上記範
囲よりも大きいと、前記条件を満足する逆テーパ部の形
成が困難となり、耐圧性が低下する。また、R1 が上記
範囲よりも小さいと缶の耐腐食性が著しく低下すること
になる。一方、R2 が上記範囲よりも大きいと内圧印加
時に接地部を下方に十分伸張させることが困難となっ
て、耐圧性が低下し、R2 が上記範囲よりも小さいとや
はり缶の耐腐食性が低下する。更に、R3 が上記範囲よ
り小さいと地面等に置かれた際の安定性、滑り性、耐衝
撃性が低下する。これに関連して、周状接地部4におけ
る内周端縁部11と外周端縁部9との幅Gは胴部半径R
の0.07乃至0.16倍の幅を有していることが好ま
しい。
【0029】本発明においては、ドーム部7の最大半径
部12の高さ(HM )がドーム部7の最大高さ(HD
の10乃至40%、特に15乃至25%の範囲にあるこ
とが、バックリング防止の点で好ましい。
【0030】また、本発明のシームレス缶では、内周側
接続部乃至は立ち上がり部10が加工により実質上薄肉
化されていないことも特徴であり、これにより優れた耐
圧性と耐内容物性との組み合わせが得られる。内周側接
続部の板厚(t1 )がドーム部中心の板厚(t0 )の9
0%以上に維持されていることが好ましい。
【0031】缶底部に設ける周状接地部4の位置は、輸
送時の直立安定性と、耐圧性との両方に関係するが、内
周端縁部の半径をRE 及び筒状胴部の半径をRとしたと
き、RE /Rの比が0.60乃至0.85、特に0.6
5乃至0.80の範囲内にあることがこれらの特性に関
して好適である。
【0032】外周底部5が、底(下方)に向けて径の縮
小するテーパ部を形成していることが、缶のスタック性
の点で好ましく、垂直方向に対する角度は、一般に10
乃至45゜の範囲にあるのが好適である。
【0033】また、内周側接続部11の逆テーパ部の
内、外周側接続部8乃至外周底部5に最も接近する部分
と、外周側接続部乃至外周底部とが径方向になす寸法F
は、板厚の15倍以下の寸法となっていることが、ドー
ム部乃至その接続部12を、その最大半径RM も増大す
るように径外方に引き込み変形させるために好ましい。
【0034】本発明のシームレス缶は、金属板で絞り加
工とを行い、その後塗装を行うことによっても製造でき
るが、耐腐食性の点では、少なくとも内面に有機樹脂被
覆を施した金属ラミネート板の絞り成形で形成されたも
のであることが好ましい。即ち、本発明のシームレス缶
の周状接地部4等は、非常に小さな構造であるが、予め
被覆を施したラミネートを使用することにより、微細な
内面部分の被覆も完全なものとなっている。
【0035】[素材]本発明では、シームレス缶用の金
属としては、各種表面処理鋼板やアルミニウム等の軽金
属板が使用される。
【0036】表面処理鋼板としては、冷圧延鋼板を焼鈍
後に0.1乃至30%の調質圧延あるいは二次冷間圧延
し、亜鉛メッキ、錫メッキ、ニッケルメッキ、電解クロ
ム酸処理、クロム酸処理等の表面処理の一種または二種
以上行ったものを用いることができる。好適な表面処理
鋼板の一例は、電解クロム酸処理鋼板であり、特に10
乃至200mg/m2 の金属クロム層と1乃至50mg
/m2 (金属クロム換算)のクロム酸化物層とを備えた
ものであり、このものは塗膜密着性と耐腐食性との組合
せに優れている。表面処理鋼板の他の例は、0.5乃至
11.2g/m 2 の錫メッキ量を有する硬質ブリキ板で
ある。このブリキ板は、金属クロム換算で、クロム量が
1乃至30mg/m2 となるようなクロム酸処理或いは
クロム酸−リン酸処理が行われていることが望ましい。
【0037】更に他の例としては、アルミニウムメッ
キ、アルミニウム圧接等を施したアルミニウム被覆鋼板
が用いられる。
【0038】軽金属板としては、所謂アルミニウム板の
他に、アルミニウム合金板が使用される。耐腐食性と加
工性との点で優れたアルミニウム合金板は、Mn:0.
2乃至1.5重量%、Mg:0.8乃至5重量%、Z
n:0.20乃至0.3重量%、及びCu:0.15乃
至0.45重量%、残部がAlの組成を有するものであ
る。これらの軽金属板も、金属クロム換算で、クロム量
が20乃至300mg/m2 となるようなクロム酸処理
或いはクロム酸/リン酸処理が行われていることが望ま
しい。
【0039】金属板の素板厚、即ち缶底部の厚み(t
B)は、金属の種類、容器の用途或いはサイズによって
も相違するが、一般に0.10乃至0.50mmの厚み
を有するのがよく、この内でも表面処理鋼板の場合に
は、0.10乃至0.30mmの厚み、また軽金属板の
場合には0.15乃至0.40mmの厚みを有するのが
よい。
【0040】本発明によるシームレス缶に用いる素材
(ブランク)は、少なくとも缶内面となる面が有機樹脂
で予め被覆された積層体であることが、耐内容物性の点
で好ましい。
【0041】缶内面側壁樹脂層となる熱可塑性樹脂とし
ては、例えば低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリ1−ブテン、ポリ4−メチル
−1−ペンテンあるいはエチレン、ピロピレン、1−ブ
テン、4−メチル−1−ペンテン等のα−オレフィン同
志のランダムあるいはブロック共重合体等のポリオレフ
ィン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・ビニ
ルアルコール共重合体、エチレン・塩化ビニル共重合体
等のエチレン・ビニル化合物共重合体、ポリスチレン、
アクリロニトリル・スチレン共重合体、ABS、α−メ
チルスチレン・スチレン共重合体等のスチレン系樹脂、
ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、塩化ビニル・塩
化ビニリデン共重合体、ポリアクリル酸メチル、ポリメ
タクリル酸メチル等のポリビニル化合物、ナイロン6、
ナイロン6−6、ナイロン6−10、ナイロン11、ナ
イロン12等のポリアミド、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレート等の熱可塑性ポリエス
テル、ポリカーボネート、ポリフエニレンオキサイド等
あるいはそれらの混合物のいずれかの樹脂でもよい。
【0042】これらの熱可塑性樹脂の内でも、加工性や
耐腐食性、内容物の香味保持性の点ではポリエステル系
樹脂が特に適している。
【0043】本発明に用いるポリエステル系樹脂は、テ
レフタル酸を主体とする二塩基酸とエチレングリコール
を主体とするジオールとから誘導されたホモポリエステ
ル或いは共重合ポリエステルであることが好ましい。
【0044】テレフタル酸以外の二塩基酸としては、イ
ソフタール酸、P−β−オキシエトキシ安息香酸、ナフ
タレン−2,6−ジカルボン酸、ジフェノキシエタン−
4,4’−ジカルボン酸、5−ナトリウムスルホイソフ
タル酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、アジピン酸、セバ
シン酸等を挙げることができ。
【0045】またエチレングリコール以外のジオール成
分としては、プロピレングリコール、1,4−ブタンジ
オール、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキシレン
グリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリ
コール、シクロヘキサンジメタノール、ビスフェノール
Aのエチレンオキサイド付加物などのグリコール成分を
挙げることができる。
【0046】この共重合ポリエステルの酸性分は、テレ
フタル酸及びイソフタル酸からなることが、加工性や機
械的物性の点で、また香味保持性の点で特に好ましい。
酸成分として、他の二塩基酸成分の小量、例えば1モル
%以下の量が含有されることが許容されるが、香味成分
の吸着を防止し、且つポリエステル成分の溶出を抑制す
るという点で、少なくとも容器内表面ポリエステル層は
脂肪族二塩基酸は含まないことが望ましい。イソフタル
酸を酸性分として含有するポリエステルは、種々の成
分、香味成分や腐食成分に対してバリアー効果が大き
く、吸着性においても少ないという特徴を有する。
【0047】共重合ポリエステルのジオール成分として
は、エチレングリコールを主体とするものが好ましい。
ジオール成分の95モル%以上、特に98モル%以上が
エチレングリコールからなることが、分子配向性、腐食
成分や香気成分に対するバリアー性等から好ましい。
【0048】ホモポリエステル或いは共重合ポリエステ
ルは、フィルム形成範囲の分子量を有するべきであり、
溶媒として、フェノール/テトラクロロエタン混合溶媒
を用いて測定した固有粘度〔η〕は0.5乃至1.5、
特に0.6乃至1.5の範囲にあるのがよい。
【0049】熱可塑性樹脂層として好適に使用されるポ
リエステル層は、ホモポリエステル或いはコポリエステ
ルの単独から成る層でも、或いはこれらの2種以上から
成るブレンド物の層でも、或いは2種以上のポリエステ
ル層の積層体であってもよい。
【0050】本発明に使用する熱可塑性樹脂層の厚み
は、全体として、2乃至100μm、特に5乃至50μ
mの範囲にあるのが金属の保護効果及び加工性の点でよ
い。
【0051】勿論、この熱可塑性樹脂層には、それ自体
公知の樹脂用配合剤、例えば非晶質シリカ等のアンチブ
ロッキング剤、二酸化チタン(チタン白)等の顔料、各
種帯電防止剤、滑剤、酸化防止剤、安定剤等を公知の処
方に従って配合することができる。
【0052】本発明に用いる積層体は、前述した金属基
体と熱可塑性樹脂のフィルムとを熱接着させることによ
り製造でき、また金属基体上に熱可塑性樹脂を押出コー
トすることにより製造できる。耐腐食性及び接着性を増
強させるために、ラミネート方式の場合、金属基体或い
は熱可塑性樹脂フィルムに接着用プライマーを予め塗布
しておくことができ、また、押出コート法の場合にも、
金属基体に予め接着用プライマーを施しておくことがで
きる。
【0053】ポリエステル系フィルム等の熱可塑性樹脂
フィルムは、一般に二軸延伸されているべきである。と
いうのは、二軸延伸フィルムを使用すると、ラミネート
の作業性が向上し、内面被覆の耐熱性やバリアー性等が
向上するからである。二軸配向の程度は、X線回折法、
偏光蛍光法、複屈折法、密度勾配管法密度等でも確認す
ることができる。
【0054】一般に必要でないが、接着用プライマーを
用いる場合には、フィルムへの接着用プライマーとの密
着性を高めるために、二軸延伸ポリエステルフィルム等
の表面をコロナ放電処理しておくことが一般に望まし
い。コロナ放電処理の程度は、そのぬれ張力が44dy
ne/cm以上となるようなものであることが望まし
い。
【0055】この他、フィルムへのプラズマ処理、火炎
処理等のそれ自体公知の接着性向上表面処理やウレタン
樹脂系、変性ポリエステル樹脂系等の接着性向上コーテ
ィング処理を行っておくことも可能である。
【0056】例えば、ポリエステル等の熱可塑性樹脂フ
ィルム−金属のラミネートを製造する場合、金属板を、
加熱ロール等により、用いるポリエステルの融点
(Tm )以上の温度(T1 )に加熱し、ラミネートロー
ル間に供給する。一方、ポリエステルフィルムは、供給
ロールから巻きほぐされ、ラミネートロール間に金属板
をサンドイッチする位置関係で供給される。ラミネート
ロールは、加熱ロールよりも若干低い温度(T2 )に保
たれており、金属板の両面にポリエステルフィルムを熱
接着させる。ラミネートロールの下方には、形成される
ラミネートを急冷するための冷却水を収容した水槽が設
けられており、この水槽中にラミネートを導くガイドロ
ーラが配置されている。ラミネートロールと冷却水との
間には一定の間隔のギャップを形成し、このギャップに
保温機構を設けて、一定の温度範囲(T3 )に保持する
ようにすることもできる。
【0057】金属板の加熱温度(T1 )は、一般にTm
−50℃乃至Tm +100℃、特にTm −50℃乃至
m +50℃の温度が適当であり、一方ラミネートロー
ルの温度T2 は、T1 −300℃乃至T1 −10℃、特
にT1 −250℃乃至T1 −50℃の範囲が適当であ
る。
【0058】押出コート方式の場合、供給ロールからポ
リエステルフィルムを引き出す代わりに、押出ダイスか
ら溶融ポリエステルを膜状に引き出し、ラミネートロー
ルにより同様のラミネートを行えばよい。この押出コー
ト方式では、製造される積層体の熱可塑性樹脂層は当然
未配向の状態となっている。
【0059】押出コート方式の場合、金属板の加熱温度
(T1 )は、一般にTm −150℃乃至Tm +50℃の
温度が適当であり、一方ラミネートロールの温度T
2 は、20℃乃至Tm ℃の範囲が適当である。
【0060】ポリエステル等のフィルムと金属素材の間
に所望により設ける接着プライマーは、金属素材とフィ
ルムとの両方に優れた接着性を示すものである。密着性
と耐腐食性とに優れたプライマー塗料の代表的なもの
は、種々のフェノール類とホルムアルデヒドから誘導さ
れるレゾール型フェノールアルデヒド樹脂と、ビスフェ
ノール型エポキシ樹脂とから成るフェノールエポキシ系
塗料であり、特にフェノール樹脂とエポキシ樹脂とを5
0:50乃至5:95重量比、特に40:60乃至1
0:90の重量比で含有する塗料である。
【0061】接着プライマー層は、一般に0.01乃至
10μmの厚みに設けるのがよい。接着プライマー層は
予め金属素材上に設けてよく或いは予めポリエステル等
のフィルム上に設けてもよい。
【0062】本発明に用いる積層体において、シームレ
ス缶の内面側となる面には、前述したポリエステル等の
フィルムが設けられるが、シームレス缶の外面側となる
面には、内面側となる面と同種のフィルムが設けられて
いても、或いはそれ自体公知の缶用塗料が設けられてい
てもよい。
【0063】外面保護塗膜としては、熱硬化性樹脂塗
料、例えば、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂、フラ
ン−ホルムアルデヒド樹脂、キシレン−ホルムアルデヒ
ド樹脂、ケトン−ホルムアルデヒド樹脂、尿素ホルムア
ルデヒド樹脂、メラミン−ホルムアルデヒド樹脂、アル
キド樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ビ
スマレイミド樹脂、トリアリルシアヌレート樹脂、熱硬
化性アクリル樹脂、シリコーン樹脂、油性樹脂、或は熱
可塑性樹脂塗料、例えば、塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合体、塩化ビニル−マレイン酸共重合体、塩化ビニル−
マレイン酸−酢酸ビニル共重合体、アクリル重合体、飽
和ポリエステル樹脂等を挙げることができる。これらの
樹脂塗料は単独でも2種以上の組合せでも使用される。
【0064】[シームレス缶の製造]本発明のシームレ
ス缶は、シームレス缶用素材を、筒状胴部と、周状下端
部と、筒状胴部及び周状下端部を連結する外周底部と、
周状下端部よりも内側のほぼ垂直の立ち上がり部と、立
ち上がり部に接続されたドーム部とを備えたカップにプ
レス成形する工程と、前記ドーム部を規制しつつ、前記
周状下端部を下方向且つ径内方向に押し込んで、前記周
状下端部よりも径の小さい周状接地部、立ち上がり部と
の内周側接続部及び外周底部との外周側接続部から成る
突起部を形成し、且つ前記周状接地部と前記ドーム部と
を押圧して、前記内周側接続部乃至立ち上がり部に高さ
方向に向けて径の増大する逆テーパーを形成させること
により製造される。
【0065】本発明の製造法における前段の工程まで
は、従来の缶底部の成形法と同一であるが、この工程で
得られる周状下端部を下方向且つ径内方向に押し込ん
で、周状下端部よりも径の小さい周状接地部、立ち上が
り部との内周側接続部及び外周底部との外周側接続部か
ら成る突起部を形成させること、及び形成される周状接
地部とドーム部とを押圧して、内周側接続部乃至立ち上
がり部に高さ方向に向けて径の増大する逆テーパーを形
成させることが顕著な特徴である。
【0066】本発明によれば、押し込み加工という簡単
な加工で、前述した特異な底形状のシームレス缶が製造
できるばかりではなく、形成される底の各部分は、薄肉
化が行われていないため、耐圧性に顕著に優れていると
共に、耐腐食性にも優れているという利点を与える。ま
た、ツール等に若干の改造を行うだけで、既存のプレス
設備を使用して、能率のよい生産が可能であるという利
点もある。
【0067】本発明のシームレス缶における筒状胴部の
成形は、前述した素材をパンチとダイスとの間で、有底
カップに絞り−深絞り成形し、所望により、深絞り段階
で曲げ伸し或いは更にしごきによりカップ側壁部を薄肉
化することにより行われる。絞り−再絞り成形は、素材
を大径の浅絞りカップに成形し、次いでこの浅絞りカッ
プを小径の深絞りカップに成形することにより行う。即
ち、この絞り加工は、所望の形状及び所望の高さ/径比
率となるまで、パンチ及びダイスの径を段々小さくしな
がら、数次にわたって絞り加工を行う。この際、下記式 で定義される絞り比を、一段の絞り加工で1.20乃至
2.10、特に、1.30乃至1.90となるように、
また全体としての絞り比を、1.50乃至4.00、特
に1.80乃至3.80となるように行うことが望まし
い。また側壁部にしごき加工を行う場合には、下記式 で定義されるしごき率が一段で10乃至50%、特に1
5乃至45%、及び全体として40乃至 80%、特に
45乃至75%となるように行うのがよい。
【0068】絞り−しごき成形の一例を示す図5におい
て、被覆金属板から成形された前絞りカップ30は、こ
のカップ内に挿入された環状の保持部材31とその下に
位置する再絞り−しごきダイス32とで保持される。こ
れらの保持部材31及び再絞り−しごきダイス32と同
軸に、且つ保持部材31内を出入し得るように再絞り−
しごきパンチ33が設けられる。再絞り−しごきパンチ
33と再絞り−しごきダイス32とを互いに噛みあうよ
うに相対的に移動させる。
【0069】再絞り−しごきダイス32は、上部に平面
部34を有し、平面部の周縁に曲率半径の小さい作用コ
ーナー部35を備え、作用コーナー部に連なる周囲に
方に向けて径の減少するテーパー状のアプローチ部36
を有し、このアプローチ部に続いて小曲率部37を介し
て円筒状のしごき用のランド部(しごき部)38を備え
ている。ランド部38の下方には、逆テーパ状の逃げ3
9が設けられている。
【0070】前絞りカップ30の側壁部は、環状保持部
材31の外周面40から、その曲率コーナ部41を経
て、径内方に垂直に曲げられて、環状保持部材31の環
状底面42と再絞りダイス32の平面部34とで規定さ
れる部分を通り、再絞りダイス32の作用コーナ部35
により軸方向にほぼ垂直に曲げられ、前絞りカップ30
よりも小径の深絞りカップに成形される。この際、作用
コーナー部35において、コーナー部35と接する側の
反対側の部分は、曲げ変形により伸ばされ、一方、作用
コーナー部35と接する側の部分は、作用コーナー部3
5を離れた後、戻し変形で伸ばされ、これにより側壁部
の曲げ伸ばしによる薄肉化が行われる。絞り−しごき成
形の一例を示す図5において、被覆金属板から成形され
た前絞りカップ30は、このカップ内に挿入された環状
の保持部材31とその下に位置する再絞り−しごきダイ
ス32とで保持される。これらの保持部材31及び再絞
り−しごきダイス32と同軸に、且つ保持部材31内を
出入し得るように再絞り−しごきパンチ33が設けられ
る。再絞り−しごきパンチ33と再絞り−しごきダイス
32とを互いに噛みあうように相対的に移動させる。
【0071】再絞り−しごきダイス32は、上部に平面
部34を有し、平面部の周縁に曲率半径の小さい作用コ
ーナー部35を備え、作用コーナー部に連なる周囲に
方に向けて径の増大するテーパー状のアプローチ部36
を有し、このアプローチ部に続いて小曲率部37を介し
て円筒状のしごき用のランド部(しごき部)38を備え
ている。ランド部38の下方には、逆テーパ状の逃げ3
9が設けられている。
【0072】前絞りカップ30の側壁部は、環状保持部
材31の外周面40から、その曲率コーナ部41を経
て、径内方に垂直に曲げられて、環状保持部材31の環
状底面42と再絞りダイス32の平面部34とで規定さ
れる部分を通り、再絞りダイス32の作用コーナ部35
により軸方向にほぼ垂直に曲げられ、前絞りカップ30
よりも小径の深絞りカップに成形される。この際、作用
コーナー部35において、コーナー部35と接する側の
反対側の部分は、曲げ変形により伸ばされ、一方、作用
コーナー部35と接する側の部分は、作用コーナー部3
5を離れた後、戻し変形で伸ばされ、これにより側壁部
の曲げ伸ばしによる薄肉化が行われる。
【0073】曲げ伸ばしにより薄肉化された側壁部は、
その外面が径の次第に増大する小テーパー角のアプロー
チ部36と接触し、その内面がフリーの状態で、しごき
部38に案内される。側壁部がアプローチ部を通過する
行程は続いて行うしごき行程の前段階であり、曲げ伸ば
し後のラミネートを安定化させ、且つ側壁部の径を若干
縮小させて、しごき加工に備える。即ち、曲げ伸ばし直
後のラミネートは、曲げ伸ばしによる振動の影響があ
り、フィルム内部には歪みも残留していて、未だ不安定
な状態にあリ、これを直ちにしごき加工に付した場合に
は、円滑なしごき加工を行い得ないが、この加工法によ
れば、側壁部の外面側をアプローチ部36と接触させて
その径を縮小させると共に、内面側をフリーの状態にす
ることにより、振動の影響を防止し、フィルム内部の不
均質な歪みも緩和させて、円滑なしごき加工を可能にす
るものである。
【0074】アプローチ部36を通過した側壁部は、し
ごき用のランド部(しごき部)38と再絞り−しごきパ
ンチ33との間隙に導入され、この間隙(C1)で規制
される厚みに圧延される。最終側壁部の厚みC1は積層
体元厚(t)の30乃至85%の厚みとなるように定め
る。尚、しごき部導入側の小曲率部37は、しごき開始
点を有効に固定しながら、しごき部38への素材の導入
を円滑に行うものであり、ランド部38の下方の逆テー
パ状の逃げ39は、加工力の過度の増大を防ぐものであ
る。
【0075】再絞り−しごきダイス32の曲率コーナー
部35の曲率半径Rdは、曲げ伸ばしを有効に行う上で
は、素材の肉厚(t)の2.9倍以下であるべきである
が、この曲率半径があまり小さくなるとラミネートの破
断が生じることから、ラミネート材の肉厚(t)の1倍
以上であるべきである。
【0076】テーパー状のアプローチ部37のアプロー
チ角度(テーパー角度の1/2)αは1乃至8゜を有す
るべきである。このアプローチ部角度が上記範囲よりも
小さいと、ポリエステルフィルム層の配向緩和やしごき
前の安定化が不十分なものとなり、アプローチ部角度が
上記範囲よりも大きいと、曲げ伸ばしが不均一な(戻し
変形が不十分な)ものとなり、何れの場合もフィルムの
割れや剥離を生じることなしに、ポリエステルフィルム
に前記特定の配向を与えるようなしごき加工が困難とな
る。
【0077】小曲率部37の曲率半径Riは、しごき開
始点の固定を有効に行う上では、素材の肉厚(t)の
0.3倍以上、20倍以下であるべきであるが、この曲
率半径があまり大きくなるとラミネートの削れが生じ
る。
【0078】しごき用のランド部38と再絞り−しごき
パンチ33とのクリアランスは前述した範囲にあるが、
ランド長Lは、一般に0.5乃至3mmの長さを有して
いるのがよい。この長さが上記範囲よりも大きいと加工
力が過度に大きくなる傾向があり、一方上記範囲よりも
小さいとしごき加工後の戻りが大きく、好ましくない場
合がある。
【0079】本発明のシームレス缶の製法において、缶
底部の成形は二段法でも一段法でも行うことができる。
一段法は、少なくとも缶内面となる側が有機樹脂で被覆
されているラミネート材から形成されているカップに有
利に適用できる。一方、二段法は、金属素材に高度のし
ごき加工を行い、加工後のしごきカップに脱脂洗浄、内
面塗装等を行う場合に有利に適用することができる。一
段法の場合、筒状のパンチと、パンチの筒状部内に同軸
に摺動可能に収容され且つパンチの先端に向けて賦勢さ
れているドーム押さえ工具と、筒状のパンチ内に出入り
可能なドーミングダイと、ドーミングダイと同軸でその
外周に設けられたホールドダウンリングとを用い、パン
チ及びホールドダウンリングで外周底部を保持して相対
的に下降させて、周状下端部、立ち上がり部及びドーム
部の底成形を行い、次いでパンチ及びホールドダウンリ
ングで外周底部を保持して相対的に上昇させて、周状下
端部を、ホールドダウンリングとドーミングダイの外面
とで規定される溝内に押し込んで、接地部と内周側及び
外周側の接続部とを形成させるのがよい。
【0080】また、二段法では、前記周状下端部の押し
込み成形を、前記周状下端部、立ち上がり部及びドーム
部の底成形工程とは別工程で行う。この場合、カップの
ドーム部と係合可能なドーム押さえ工具と、テーパ状支
持部を有するカップ外周側ホルダーと、カップ外周側ホ
ルダーと共にテーパ状支持部に連なる溝を形成するボト
ムホルダーとを用意し、ドーム押さえ工具を相対的に下
降させて、周状下端部を前記溝内に押し込んで、接地部
と内周側及び外周側の接続部とを形成させることが好ま
しい。先ず二段法による底成形について説明し、次いで
一段法による底成形について説明する。
【0081】二段法の第一工程で使用する底成形装置
は、図6に示すとおり、深絞りカップ或いは深絞り−し
ごきカップ50内に挿入されてこれを支持するパンチ5
1と、カップ50の外周底部をパンチと協動して支持す
るホールドダウンリング52と、ドーミングダイ53と
から成っている。パンチ51は、筒状であり、外面5
4、内面55、内面側の下端に設けた先端56、及び先
端から外面に至るテーパ部57を備えている。ホールド
ダウンリング52は、パンチのテーパ部に対応するテー
パ状支持部58を有し、この支持部の外周側にテーパ状
支持部よりもテーパ角度の小さい導入部59を有し、支
持部の内周側にテーパ状支持部よりもテーパ角度の小さ
い延長部60を有している。ドーミングダイ52は、所
定の曲率半径を有するドーム部形成面61と外面62と
を有している。また、ドーミングダイ53は、パンチ5
1及びホールドダウンリング52の内側に、しかもこれ
らに対して出し入れ自在に設けられている。パンチ51
の内面55とドーミングダイ53の外面62との間に
は、カップ50の肉厚よりも若干大きなクリアランスが
形成されていることが理解されるべきである。パンチ5
1及びドーミングダイ53の少なくとも一方は、油圧機
構やカム機構(何れも図示せず)に接続されていて、軸
方向に駆動可能であり、相互にかみ合いが可能であるこ
とが理解されるべきである。また、ホールドダウンリン
グ52もスプリング或いはエアクッション機構等に支持
されていて、パンチ51との間に一定の押圧荷重が維持
されることが理解されるべきである。
【0082】カップ50の外周底部を、パンチ51のテ
ーパ部57とホールドダウンリング52のテーパ状支持
部58とで、しわの発生を防止するに十分な力(しわ押
さえ力)で保持し、パンチ51とドーミングダイ53と
を互いに噛み合うように駆動する。これにより、図7に
示すとおり、カップの底部には、パンチ先端部56に対
応する下端部13と、下端部の内側に接続されたほぼ垂
直の立ち上がり部6と、立ち上がり部の内側に接続され
たドーム部7とが形成される。
【0083】第一工程における底の成形手段は、通常の
ボトム成形と同様であるが、下端部13の成形を、板厚
減少を可及的に抑えるため、最先端部分13の曲率半径
pr e を大きめにとる点が相違している。一般に、R
pre は、板厚tの3乃至10倍、特に5乃至8倍程度が
適当である。しわ押え力は、材料・板厚により異なる
が、通常300〜2000kgに設定される。また、パ
ンチ先端56に対応するホールドダウンリングの部分
は、テーパ角度の小さい延長部60となっていて、カッ
プの拘束がないため、先端部分13の形成が円滑に行わ
れると共に、板の立ち上がり部への引き出しも有効に行
われる。また、ボトムシンク(最先端部分からドーム頂
点までの距離)は、最終形状よりもやや深くとるのが有
効であり、最終シームレス缶のドームハイトHDの1.
1乃至1.4倍程度が好適である。
【0084】第一工程で、第一次の底形状を形成したカ
ップは、所定の脱脂洗浄、内面塗装、焼き付け等の諸工
程を終えた後、第二工程に付する。第二工程に使用する
底成形装置は、図7に示すとおり、カップ外周側ホルダ
ー63、ボトムホルダー64及びドーム押し下げ工具6
5からなっている。カップ外周側ホルダー63は、第1
工程のホールドダウンリング52と同様なものであり、
カップのテーパ状外周底部5に対応するテーパ状支持部
58を有し、この支持部の外周側にテーパ状支持部より
もテーパ角度の小さい導入部59を有し、支持部の内周
側にテーパ状支持部よりもテーパ角度の小さい延長部6
0を有している。
【0085】ボトムホルダー64は、外周側から小間隔
の水平部66と小寸法の立ち上がり部67とを有してお
り、これらの水平部66及び立ち上がり部67はカップ
外周側ホルダー63のテーパ状延長部60と組合わさっ
て、溝68を形成している。ドーム押し下げ工具65
は、カップのドーム部7にフィットする凹面状支持部6
9と、支持部の端に滑らかに接続された小間隔の立ち下
がり部70と、立ち下がり部よりも外側のテーパ部71
とから成っている。
【0086】第二工程における底成形の動作は、図7乃
至図11を参照することにより理解されよう。
【0087】先ず、図7において、図6の第1工程で成
形されたカップ72を、カップ外周側ホルダー58上に
乗せる。この時点でドーム押し下げ工具65が下降し始
める。
【0088】図8において、ドーム押し下げ工具65が
下降し、ドーム7に支持部69が接触する。
【0089】図9において、ドーム押し下げ工具65、
従ってドーム7が下がることによって、カップ72の最
先端部13及び立ち上がり部6が、カップ外周側ホルダ
ー63の延長部60に案内されて、溝68内にせり出す
ように押し込みが開始される。
【0090】図10において、ドーム押し下げ工具65
が更に下がり、前記溝68内に押し込まれた最先端部分
13はボトムホルダー64の平面部66に達する。
【0091】図11において、ドーム押し下げ工具65
が最下降位置まで下がり、ドーム7を押し下げ工具65
の立ち下がり面70に沿ってドーム最外径が拡大すると
共に、内周側接続部の逆テーパ部のテーパ角度をも増大
させる。
【0092】以上により、最終的な底形状への成形が終
了するので、ドーム押し下げ工具65を上昇させ、加工
後のカップをカップ外周側ホルダー63及びボトムホル
ダー64から取り出せばよい。尚、ボトムホルダー64
とカップ外周側ホルダー63とは別体に形成されていて
も、或いは一体物であってもかまわない。
【0093】カップ外周側ホルダー63の延長部60
は、第一工程において形成された底先端部13を溝68
内に円滑に押し込む案内としての作用を行うものである
が、それと同時に外周側接続部8の角度α(図2)を規
定するものである。一方、ボトムホルダー64の平面部
66は、周状接地部4における内周端縁部11と外周端
縁部9との間隔G及び内周端縁部11の半径RE (図
2)を規定するものである。また、ドーム押し下げ工具
65における立ち下がり部70は、ドーム部の最大半径
M を規定するものである。更に、ドーム押し下げ工具
65のストロークの最下点を調節することにより、内周
側接続部10の逆テーパの角度βを規定でき、また内周
側接続部と外周側接続部との最接近距離Fをも規定でき
ることが了解されよう。
【0094】一段法で使用する底成形装置は、図12に
示すとおり、深絞りカップ或いは深絞り−しごきカップ
50内に挿入されてこれを支持するパンチ51と、カッ
プ50の外周底部をパンチと協動して支持するホールド
ダウンリング52と、缶底部にドーム部を形成するため
のドーミングダイ53と、ドーム押し下げ工具65から
成っている。パンチ51は、下の部分が筒状であり、外
面54、内面55、内面側の下端に設けた先端56、及
び先端から外面に至るテーパ部57を備えている。ドー
ム押し下げ工具65は、カップのドーム部7にフィット
する凹面状支持部69を備えており、パンチ51の筒状
部内の空間75内に出入り可能に設けられている。即
ち、パンチ51には軸受け76が形成されており、この
軸受けを通るボルト77が押し下げ工具65に植え込ま
れている。かくして、押し下げ工具65は、パンチ51
の軸方向に摺動可能であり、その摺動距離は、ボルトヘ
ッド78とステム79により規制される。パンチ51と
押し下げ工具65との間には押しスプリング80が設け
られていて、押し下げ工具65を常に下方に賦勢してい
る。
【0095】ホールドダウンリング52は、パンチのテ
ーパ部に対応するテーパ状支持部58を有し、この支持
部の外周側にテーパ状支持部よりもテーパ角度の小さい
導入部59を有し、支持部の内周側にテーパ状支持部よ
りもテーパ角度の小さい延長部60及び下向きに凸の面
からなる接地部形成部81を有している。ホールドダウ
ンリング52は、エアクッション機構82等の弾性支持
機構上に支持されていて、パンチ52に対して一定以上
の圧力下に追随可能である。
【0096】ドーミングダイ53は、所定の曲率半径を
有するドーム部形成面61と外面62とを有している。
また、ドーミングダイ53は、パンチ51及びホールド
ダウンリング52の内側に、しかもこれらに対して相対
的に出し入れ自在に設けられている。パンチ51の内面
55とドーミングダイ53の外面62との間には、カッ
プ50の肉厚よりも若干大きなクリアランスが形成され
ていることが理解されるべきである。パンチ51及びド
ーミングダイ53の少なくとも一方は、油圧機構やカム
機構(何れも図示せず)に接続されていて、軸方向に駆
動可能であり、相互にかみ合いが可能である。
【0097】カップ50の外周底部を、パンチ51のテ
ーパ部57とホールドダウンリング52のテーパ状支持
部58とで、しわの発生を防止するに十分な力(しわ押
さえ力)で保持し、パンチ51とドーミングダイ53と
を互いに噛み合うように駆動する。これにより、図12
に示すとおり、カップの底部50’とドーミングダイ5
3とが係合し始める。
【0098】図12に示す具体例では、パンチ51とホ
ールドダウンリング52とでカップの外周底部を挟みこ
んだ状態で下降を続ける。ホールドダウンリング52の
支持力は絞り成形におけるしわ押え力であり、材料・板
厚によるが、一般に300〜2000kgに設定され
る。パンチ51内部のドーム押し下げ工具65には、ス
プリング80により、約200kgがプリロードとして
かかっている。このスプリングは、エアシリンダー、窒
素シリンダー、ウレタンゴム等の弾性体などによって置
きかえることも可能である。
【0099】図13は、図12の装置がプレス下死点に
ある状態を示す。ここまでの工程で、カップの底部に
は、パンチ先端部56に対応する下端部13と、下端部
の内側に接続されたほぼ垂直の立ち上がり部6と、立ち
上がり部の内側に接続されたドーム部7とが形成され
る。ここまでの成形は図6と変りないが、ドーム部内面
側をドーム押し下げ工具65で押さえているところが若
干異なる。ボトム最先端部分13の半径Rpre は極力大
きめに設定することにより、立ち上がり部分6の薄肉化
が抑制され、耐圧性に対して有利となる点は、二工程法
の場合と同様である。先端部分13の曲率半径Rpre
びボトムシンク(最先端部分からドーム頂点までの距
離)は、二工程法の場合と同様である。
【0100】図14は、図12の装置がプレス下死点を
少し過ぎた状態にあるのを示している。カップの外周底
部は、パンチ51とホールドダウンリング52に挟まれ
て上昇しているが、カップのドーム部分がドーム押し下
げ工具65で押さえられているため、ボトム最先端部分
13及び立ち上がり部分6がパンチ51から離れ、カッ
プの接地部、内周側及び外周側の接続部の成形が開始さ
れる。
【0101】ホールドダウンリング52は、外周側から
小間隔の接地部形成部81とテーパ状延長部60とを有
しており、ドーミングダイ53の外面62と組合わされ
て、溝68を形成している。パンチ51及びホールドダ
ウンリング52により挟持されたカップ外周底部が上昇
し、ドーム押し下げ工具65に支持されたドーム7が元
の位置に維持されることによって、カップの最先端部1
3及び立ち上がり部6が、ホールドダウンリング52の
テーパ状延長部60に案内されて、溝68内にせり出す
ように押し込みが開始される。
【0102】図15において、カップの外周底部は、パ
ンチ51とホールドダウンリング52に挟まれて更に上
昇し、押し込み加工が最終段まで進行し、前記溝68内
に押し込まれた最先端部分13はホールドダウンリング
52の接地部形成部81に達する。これと共に、立ち上
がり部6が逆テーパ状に変形され、ドーム7をパンチ5
1の内面55に沿ってドーム最外径が拡大するように加
工する。
【0103】以上により、最終的な底形状への成形が終
了するので、図16に示すとおり、パンチ51及びドー
ム押し下げ工具65を上昇させ、加工後のカップをホー
ルドダウンリング52から取り出せばよい。
【0104】ホールドダウンリング52の延長部60
は、図13の工程において形成された底先端部13を溝
68内に円滑に押し込む案内としての作用を行うもので
あるが、それと同時に外周側接続部8の角度α(図2)
を規定するものである。一方、ホールドダウンリング5
2の接地部形成部81とドーミングダイ53の外面62
との組み合わせは、周状接地部4における内周端縁部1
1と外周端縁部9との間隔G及び内周端縁部11の半径
E (図2)を規定するものである。また、パンチ51
の内面55は、ドーム部の最大半径RM を規定するもの
である。更に、パンチ51とドーム押し下げ工具65と
のストロークの差異を調節することにより、内周側接続
部10の逆テーパの角度βを規定でき、また内周側接続
部と外周側接続部との最接近距離Fをも規定できること
が了解されよう。
【0105】本発明によれば、次いで絞り成形及び底成
形後の後の缶を、少なくとも一段の熱処理に付すること
ができる。この熱処理には、種々の目的があり、加工に
より生じるフィルムの残留歪を除去すること、加工の際
用いた滑剤を表面から揮散させること、表面に印刷した
印刷インキを乾燥硬化させること等が主たる目的であ
る。この熱処理には、赤外線加熱器、熱風循環炉、誘導
加熱装置等それ自体公知の加熱装置を用いることができ
る。また、この熱処理は一段で行ってもよく、2段或い
はそれ以上の多段で行うこともできる。熱処理の温度
は、180乃至240℃の範囲が適当である。熱処理の
時間は、一般的にいって、0.5分乃至5分のオーダー
である。
【0106】得られた缶は、所望により、一段或いは多
段のネックイン加工に付し、フランジ加工を行って、巻
締用の缶とする。
【0107】
【実施例】本発明を次の例で説明する。
【0108】[実施例1]厚さ0.18mm、引張強さ
52kgf/mm2 のティンフリースチール(電解クロ
ム酸処理鋼板)の両面に厚さ0.020mmのポリエス
テル系フィルムを熱接着することにより作製されたラミ
ネート鋼板を直径179mmの円形ブランクに打抜き、
常法により、直径115mm、深さ42mmの浅絞りカ
ップを作製した。このカップを特開平2−58822号
に開示されるような薄肉化再絞り成形を二度にわたって
行い、直径66mm、高さ126mmで平底を有するカ
ップを作製した。このカップを図6に示される構成の金
型によって、カップ底部の一段目のプレス成形を行なっ
た。この時、ホールドダウンリングはエアクッションに
より下方から支持されており、その支持力(しわ押え
力)は1000kgfに設定した。これによって成形さ
れたカップ底部の主な寸法は図17の通りである。つい
で、図7に示される構成の金型によって二段目のプレス
成形を行なった。これによって成形されたカップ底部の
主な寸法は下記の通りであり、最終製品における底部形
状である。 R=33mm RE =22.8mm RM =24mm R1 =0.6mm R2 =1.0mm R3 =3.0mm α=40゜ β=23゜ HM =2.3mm HD =12.0mm F=1.9mm RPRE =15.5mm また、内周側端縁部の板厚t1 を切断法により測定した
ところ、素板厚t0 の約101%でありこの部分の板厚
減少は見られなかった。このカップで耐圧試験を行なっ
た結果、耐圧力は11.3kgf/cm2 であり、保証
値(7.5kgf/cm2 )を上回る値が得られた。
【0109】[実施例2]素板厚0.26mmのアルミ
ニウム合金板(A3004H19;引張強さ約31kg
f/mm2 )を直径140mmの円形ブランクに打抜
き、常法に従って絞りパンチと絞りダイスで直径85m
mのカップを成形した。このカップを1段の再絞り成形
と3段のしごき成形により直径66mm、高さ126m
mの絞り・しごき缶(DI缶)用カップを作製した。こ
の工程におけるパンチは先端部分が筒状で図6に示され
る形状をなしている。さらにこの工程のストローク終端
手前にはホールドダウンリング及びドーミングダイが同
じく図6に示されるように配置されており、ストローク
下死点においてホールドダウンリングとパンチとでカッ
プの外周底部を挟みこんだ状態でパンチとドーミングダ
イを互いに噛み合わせ、カップ底部を形成させた。ホー
ルドダウンリングはエアクッションにより下方から支持
されており、その支持力(しわ押え力)は500kgf
に設定した。成形されたカップ底部の形状は実施例1に
おける1段目のプレス成形後の形状と同一である(図1
7)。このカップの開口端を回転刃により切りそろえて
高さ124mmにした。つぎに脱脂・洗浄・表面処理の
工程を経て、公知の方法により缶の外面の塗装・印刷及
び缶の内面にスプレー塗装を施した。このカップを用い
ること以外は実施例1における二段目の成形と同一の操
作を行い、最終形状の底部を持つカップを得た。このカ
ップで耐圧試験を行なった結果、耐圧力は8.4kgf
/cm2 であり保証値(7.5kgf/cm2 )を上回
る値が得られた。 [実施例3]素板厚が0.15mmで、引張強さが50
kgf/mm2 のティンフリースチールを用いる以外は
実施例1と同様にして最終缶底形状を成形したカップを
得た。このカップで耐圧試験を行なった結果、耐圧力は
8.0kgf/cm2 であり、保証値(7.5kgf/
cm2 )を上回る値が得られた。
【0110】[実施例4]実施例1の前半に於いて作製
した直径66mm、高さ126mmで平底を有するカッ
プを、図12に示される構成の金型によって、プレス成
形を行った。ドーム押し下げ工具にかかるプリロードは
約250kgfに設定した。これによって成形されたカ
ップ底部の主な寸法は実施例1における2段目のプレス
成形後の寸法と同一であり、最終製品における底部形状
である。内周側端縁部の板厚t1 を切断法により測定し
たところ、素板厚t0 の約101%であり、この部分の
板厚減少は見られなかった。このカップで耐圧試験を行
った結果、耐圧力は11.3kgf/cm2 であり、保
証値(7.5kgf/cm2 )を上回る値が得られた。
【0111】[比較例1]実施例1の前半に於いて作製
した直径66mm、高さ126mmで平底を有するカッ
プを、図19に示される構成の金型により、ホールドダ
ウンリングとパンチとでカップの外周底部を挟みこんだ
状態でパンチとドーミングダイを互いに噛み合わせカッ
プ底部を形成させた。ホールドダウンリングはエアクッ
ションにより下方から支持されており、その支持力(し
わ押え力)は1000kgfに設定した。これによって
成形されたカップ底部の主な寸法は図18の通りであ
り、最終製品における底部形状である。立上がり部の板
厚t1 を切断法により測定したところ、素板厚t0 の約
85%で、この部分に板厚減少が生じていた。このカッ
プで耐圧試験を行った結果、耐圧力は7.1kgf/c
2 であり、保証値(7.5kgf/cm2 )を満足し
なかった。
【0112】[比較例2]素板厚0.26mmのアルミ
ニウム合金板(A3004H19;引張強さ約31kg
f/mm2 )を直径140mmの円形ブランクに打抜
き、常法に従い絞りパンチと絞りダイスで直径85mm
のカップを成形した。このカップを1段の再絞り成形と
3段のしごき成形により直径66mm、高さ126mm
の絞り・しごき(DI)缶用カップを作製した。この工
程におけるパンチは先端部分が筒状で図19に示される
形状をなしている。さらにこの工程のストローク終端手
前にはホールドダウンリング及びドーミングダイが同じ
く図19に示されるように配置されており、ストローク
下死点においてホールドダウンリングとパンチとでカッ
プの外周底部を挟みこんだ状態でパンチとドーミングダ
イを互いに噛み合わせ、カップ底部を形成させた。ホー
ルドダウンリングはエアクッションにより下方から支持
されており、その支持力(しわ押え力)は500kgf
に設定した。成形されたカップ底部の形状は比較例1に
おける最終製品における底部形状と同一である(図1
8)。このカップの開口端を回転刃により切りそろえて
高さ124mmにした。つぎに脱脂・洗浄・表面処理の
工程を経て、公知の方法により缶の外面の塗装・印刷及
び缶の内面にスプレー塗装を施した。このカップで耐圧
試験を行なった結果、耐圧力は6.1kgf/cm2
あり、保証値(7.5kgf/cm2 )を満足しなかっ
た。
【0113】[耐圧試験方法]カップ内に水を満たした
状態で、送水管を設けた栓で開口端を密封する。次いで
送水ポンプから送水管を通じてカップ内に加圧水を送り
込む。カップの内圧が上昇し、ある時点でドーム部が外
方へ反転する様に瞬時に飛び移り変形する。通常、この
飛び移り変形と同時に缶の内圧が急激に低下する。この
間における缶内圧の最高値を耐圧力とする。
【0114】
【発明の効果】本発明によれば、缶底部に特定の寸法を
有する逆テーパ状の接続部を介して、接地部を形成した
ことにより、素材が薄肉化されていながら、顕著に優れ
た耐圧強度と耐腐食性とを有し、しかも容器の圧力によ
る変形も小さいレベルに抑制されているシームレス缶及
びその製法を提供することができた。また、本発明によ
れば、押し込み成形を用いることにより、底加工部が薄
肉化することなしに、耐圧性に優れた底形状を成形で
き、しかも底の成形を、簡単な工具と少ない工程数で能
率よく行うことが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるシームレス缶の一例の缶底部の構
造を示す断面図である。
【図2】図1のシームレス缶の缶底部の要部を拡大して
示し、また各種寸法を説明するための断面図である。
【図3】従来の底形状、即ち立ち上がり部がほぼ垂直と
なった底形状のシームレス缶(チンフリースチール、厚
さ0.18mm)と、底形状が図1及び2に示すシーム
レス缶とについて、圧力と缶底部の変位との関係をプロ
ットしたグラフである。
【図4】本発明の底形状の缶に、内圧を加えた場合の底
形状の実際の変化を、拡大して示した断面図である。
【図5】絞り−しごき成形の用いる装置の一例を示す断
面図である。
【図6】二段法の第一工程で使用する底成形装置の配置
断面図である。
【図7】二段法の第二工程に使用する底成形装置の配置
断面図であって、最初の動作を示す図である。
【図8】図7の装置において、ドーム押し下げ工具が下
降し、ドームに支持部が接触した状態を示す断面図であ
る。
【図9】図7の装置において、ドーム押し下げ工具が下
がることによって、カップの最先端部及び立ち上がり部
が、溝内にせり出すように押し込みが開始された状態を
示す断面図である。
【図10】図7の装置において、ドーム押し下げ工具が
更に下がり、溝内に押し込まれた最先端部分がボトムホ
ルダーの平面部に達っした状態を示す断面図である。
【図11】図7の装置において、ドーム押し下げ工具が
最下降位置まで下がった状態を示す断面図である。
【図12】一段法で使用する底成形装置の断面図であ
る。
【図13】図12の装置において、パンチが下死点まで
下降し、ドーム形成が終了した状態を示す断面図であ
る。
【図14】図12の装置において、パンチが下死点から
少し上昇して、カップの最先端部及び立ち上がり部が、
溝内にせり出すように押し込みが開始された状態を示す
断面図である。
【図15】図12の装置において、パンチが更に上昇し
て、溝内に押し込まれた最先端部分が溝の平面部に達し
た状態を示す断面図である。
【図16】図12の装置において、底成形が終了し、パ
ンチがカップから離れていく状態を示す断面図である。
【図17】実施例1における一段目のプレス成形後のカ
ップ底部の形状及び寸法を表す該カップ底部の断面図で
ある。
【図18】比較例1で成形したカップ底部の形状及び寸
法を表す該カップ底部の断面図である。
【図19】比較例1及び比較例2におけるカップ底部の
成形装置の断面図である。
【符号の説明】
1 シームレス缶胴 2 筒状胴部 3 缶底部 4 周状接地部 5 外周底部 6 立ち上がり部 7 ドーム部 8 内周側接続部 9 内周端縁部 10 外周側接続部 11 外周端縁部 12 ドーム部と立ち上がり部との接続部 13 最終成形前の底下端部 30 前絞りカップ 31 環状の保持部材 32 再絞り−しごきダイス 33 再絞り−しごきパンチ 34 平面部 35 作用コーナー部 36 アプローチ部 37 小曲率部 38 しごき用のランド部 39 逆テーパ状の逃げ 40 環状保持部材の外周面 41 曲率コーナ部 42 環状保持部材の環状底面 50 深絞りカップ或いは深絞り−しごきカップ 51 パンチ 52 ホールドダウンリング 53 ドーミングダイ 54 パンチの外面 55 内面 56 内面側の下端に設けた先端 57 テーパ部 58 ホールドダウンリングのテーパ状支持部 59 導入部 60 延長部 61 ドーミングダイのドーム部形成面 62 外面 63 カップ外周側ホルダー 64 ボトムホルダー 65 ドーム押し下げ工具 66 ボトムホルダーの水平部 67 立ち上がり部 68 押し込み成型用の溝 69 ドーム押し下げ工具の凹面状支持部 70 立ち下がり部 71 外側のテーパ部 75 パンチの筒状部内の空間 76 軸受け 77 ボルト 78 ボルトヘッド 79 ステム 80 押しスプリング 81 接地部形成部 82 エアクッション機構

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状胴部と、周状接地部と、筒状胴部及
    び周状接地部を連結する外周底部と、周状接地部よりも
    内側の立ち上がり部と、立ち上がり部に接続されたドー
    ム部とを備えたシームレス缶において、前記周状接地部
    は、接地部からの角度が鋭角に延びる内周側接続部に連
    なる内周端縁部と、接地部からの角度が鈍角に延びる外
    周側接続部に連なる外周端縁部とを備えた小間隔の環状
    部からなり、前記内周側接続部乃至は立ち上がり部は高
    さ方向に向けて径の増大する逆テーパー形状を有し、内
    周端縁部の半径をRE 及びドーム部の最大半径をRM
    したとき、RM /RE の比が1.015乃至1.150
    の範囲内にあり、内周側端縁部の曲率半径R1 が板厚
    (t)の1乃至7倍、外周側端縁部の曲率半径R2が板
    厚(t)の3乃至20倍、接地部の曲率半径R3 が板厚
    (t)の3.5倍以上の範囲にあることを特徴とする耐
    内圧性に優れたシームレス缶。
  2. 【請求項2】 前記内周側接続部乃至は立ち上がり部の
    逆テーパ部が、高さ方向に対して4゜乃至50゜の角度
    を有する請求項1記載のシームレス缶。
  3. 【請求項3】 ドーム部の最大半径部の高さ(HM )が
    ドーム部の最大高さ(HD )の10乃至40%である請
    求項1または2記載のシームレス缶。
  4. 【請求項4】 前記内周側接続部乃至は立ち上がり部の
    板厚(t1 )がドーム部中心の板厚(t0 )の0.9倍
    以上に維持されている請求項1乃至3のいずれかに記載
    のシームレス缶。
  5. 【請求項5】 内周端縁部の半径をRE 及び筒状胴部の
    半径をRとしたとき、RE /Rの比が0.60乃至0.
    85の範囲内にある請求項1乃至4のいずれかに記載の
    シームレス缶。
  6. 【請求項6】 外周底部が、底に向けて径の縮小するテ
    ーパ部を形成している請求項1乃至5のいずれかに記載
    のシームレス缶。
  7. 【請求項7】 前記内周側接続部乃至は立ち上がり部の
    逆テーパ部の内、外周底部に最も接近する部分が外周底
    部に対して径方向に板厚の15倍以下の寸法(F)を有
    している請求項1乃至6のいずれかに記載のシームレス
    缶。
  8. 【請求項8】 前記シームレス缶が少なくとも内面に有
    機樹脂被覆を施した金属ラミネート板の絞り成形で形成
    されたものである請求項1乃至7のいずれかに記載のシ
    ームレス缶。
  9. 【請求項9】 シームレス缶用素材を、筒状胴部と、周
    状下端部と、筒状胴部及び周状下端部を連結する外周底
    部と、周状下端部よりも内側のほぼ垂直の立ち上がり部
    と、立ち上がり部に接続されたドーム部とを備えたカッ
    プにプレス成形し、前記ドーム部を規制しつつ、前記周
    状下端部を下方向且つ径内方向に押し込んで、前記周状
    下端部よりも径の小さい周状接地部、立ち上がり部との
    内周側接続部及び外周底部との外周側接続部から成る突
    起部を形成し、且つ前記周状接地部と前記ドーム部とを
    押圧して、前記内周側接続部乃至立ち上がり部に高さ方
    向に向けて径の増大する逆テーパーを形成させることを
    特徴とする耐圧性に優れたシームレス缶の成形方法。
  10. 【請求項10】前記周状下端部の押し込みを、カップの
    外周底部をホールドダウンリングのテーパ状支持部とで
    保持し、且つドーム部をホールドダウンリングと同軸の
    ドーム押さえ工具で保持して両者を押圧し、前記テーパ
    状支持部に連なる、周状下端部よりも小径の溝内に案内
    することにより行う請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】前記周状下端部の押し込み成形を、前記
    周状下端部、立ち上がり部及びドーム部の底成形工程に
    続いて、同一工程で行う請求項9または10記載の方
    法。
  12. 【請求項12】筒状のパンチと、パンチの筒状部内に同
    軸に摺動可能に収容され且つパンチの先端に向けて賦勢
    されているドーム押さえ工具と、筒状のパンチ内に出入
    り可能なドーミングダイと、ドーミングダイと同軸でそ
    の外周に設けられたホールドダウンリングとを用い、パ
    ンチ及びホールドダウンリングで外周底部を保持して相
    対的に下降させて、周状下端部、立ち上がり部及びドー
    ム部の底成形を行い、次いでパンチ及びホールドダウン
    リングで外周底部を保持して相対的に上昇させて、周状
    下端部を、ホールドダウンリングとドーミングダイの外
    面とで規定される溝内に押し込んで、接地部と内周側及
    び外周側の接続部とを形成させる請求項11記載の方
    法。
  13. 【請求項13】前記周状下端部の押し込み成形を、前記
    周状下端部、立ち上がり部及びドーム部の底成形工程と
    は別工程で行う請求項9または10記載の方法。
  14. 【請求項14】カップのドーム部と係合可能なドーム押
    さえ工具と、テーパ状支持部を有するカップ外周側ホル
    ダーと、カップ外周側ホルダーと共にテーパ状支持部に
    連なる溝を形成するボトムホルダーとを用意し、ドーム
    押さえ工具を相対的に下降させて、周状下端部を前記溝
    内に押し込んで、接地部と内周側及び外周側の接続部と
    を形成させる請求項13記載の方法。
  15. 【請求項15】前記周状下端部が素材の元厚の3乃至1
    0倍の曲率半径を有するものである請求項9乃至14の
    何れかに記載の方法。
  16. 【請求項16】押し込み成形前のドーム部が、最終シー
    ムレス缶のボトムシンクの1.1乃至1.4倍のボトム
    シンクを有するものである請求項9乃至15の何れかに
    記載の方法。
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