JPH09285927A - ワーククランプ装置 - Google Patents

ワーククランプ装置

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JPH09285927A
JPH09285927A JP9839496A JP9839496A JPH09285927A JP H09285927 A JPH09285927 A JP H09285927A JP 9839496 A JP9839496 A JP 9839496A JP 9839496 A JP9839496 A JP 9839496A JP H09285927 A JPH09285927 A JP H09285927A
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JP
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work
clamp
axis
clamping
pair
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JP9839496A
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Yusuke Uchida
裕介 内田
Takanori Ueishi
貴徳 上石
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Nippei Toyama Corp
Original Assignee
Nippei Toyama Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クランクピンPに対する加工に際して確実に
クランプできるとともに、正確な加工を施すこと。 【解決手段】 クランクシャフトCのジャーナルJ1,
J2を載置支持するためのワーク受台36が設けられ
る。そのワーク受台36に載置支持されたジャーナルJ
1,J2をワーク受台36との間においてクランプする
クランプローラ63が設けられている。ワーク受台36
及びクランプローラ63はジャーナルJ1,J2の軸心
から外れた位置を中心に一体的に回転される。前記クラ
ンプローラ63はジャーナルJ1,J2をその円周方向
に離隔した2箇所においてクランプする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばクランク
シャフトにおけるクランクピンの研削等の加工に際して
クランクシャフトのジャーナルをクランプするための装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、図6に示すようにクランクシャ
フトCは、その両端にジャーナルJ1,J2を有すると
ともに、両ジャーナルJ1,J2間に所定の位相差をも
って複数のクランクピンPが設けられている。両端のジ
ャーナルJ1,J2はジャーナル軸線L2上に間隔をお
いて対向配置されている。クランクピンPは、ジャーナ
ル軸線L2を中心とした円周上に位置する複数の軸線L
1,L1─1 ,L1−2,・・・上に配置されている。
【0003】そして、クランクピンPの外周面に研削ま
たは研磨等を施す場合には、所要のクランクピンPが加
工位置の加工軸線上に割出し配置される。そして、その
状態でクランクシャフトCが加工軸線を中心に回転され
て、ピンPに対して所定の加工が行われる。別のクラン
クピンPに対して加工が行われる場合には、クランクシ
ャフトCがそのジャーナル軸線L2を中心に再度割出し
回転されて、別の所要のクランクピンPが前記加工軸線
上に配置される。
【0004】従って、クランクピンPの加工遂行時に
は、クランクシャフトCの両端のジャーナルJ1,J2
がクランプされて、この状態でクランクシャフトC全体
がピンPを通る加工軸線L1を中心に回転される。
【0005】ジャーナルJ1,J2をクランプするため
の従来構成が図7に示されている。この構成は、円弧状
のワーク受面100を有するワーク受台101と、上方
に位置するクランプシュー102と、ワーク受台101
との間においてジャーナルJ1,J2をクランプするク
ランプアーム103とを有する。そして、所定のクラン
クピンPの加工時にはワーク受面100上に載置された
ジャーナルJ1,J2がクランプシュー102を介して
より強圧にクランプされ、加工前後の割出し回転時には
クランプシュー102におけるクランプ圧力が弱められ
てジャーナルJ1,J2の回動が許容される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来技
術においては、クランプシュー102がジャーナルJ
1,J2の外周面に一様に当接することはなく一点ある
いは一線において押圧するため、その押圧部を起点とす
る分力が拡散し、ジャーナルJ1,J2がワーク受面1
00内で動き易すかった。特に、加工時には、図8に示
すように、ジャーナルJ1,J2がその軸線から離隔し
た加工軸線、すなわちピンPの軸線L1を中心に回転さ
れて、加工軸線を中心に公転されるため、分力の拡散方
向が間断なく変化する。このため、クランクシャフトC
全体がワークに受面100に対して移動したり、振動し
たりして適正な研削加工を施すことができないおそれが
あった。
【0007】さらに、クランクピンPの位相割出し時に
は、ワーク受面100からのジャーナルJ1,J2の脱
落を阻止するために、クランプシュー102は、前述し
たようにクランプ圧力が弱められるのみで、ジャーナル
J1,J2に当接した状態を維持する。従って、クラン
プシュー102とジャーナルJ1,J2との摺動によ
り、ジャーナルJ1,J2の表面にクランプシュー10
2による摩擦跡が付くという問題があった。
【0008】この発明の目的は、前述した従来の問題点
を解消し、クランクピンに対する加工に際してクランク
シャフトのクランプを確実にできるとともに、正確な加
工を施すことができ、さらにクランプ部の長寿命化を図
ることができるクランプ装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、この発明においては、以下の手段を採用した。請
求項1においては、円柱状のワークを載置支持するため
のワーク支持手段と、そのワーク支持手段上に支持され
たワークをワーク支持手段との間においてクランプする
クランプ手段とを備え、ワーク支持手段とクランプ手段
とがワークのクランプされる部分の軸心から外れた位置
を中心に一体的に回転されるワーククランプ装置におい
て、前記クランプ手段がワークをその円周方向に離隔し
た2箇所において押圧する一対のクランプ部を有するも
のである。
【0010】請求項2においては、円柱状のワークを載
置支持するためのワーク支持手段と、そのワーク支持手
段上に支持されたワークをワーク支持手段との間におい
てクランプするクランプ手段とを備え、ワーク支持手段
とクランプ手段とがワークのクランプされる部分の軸心
から外れた位置を中心に一体的に回転されるとともに、
ワークが前記軸心を中心に回転されるのを許容するワー
ククランプ装置において、前記クランプ手段がワークを
その円周方向に離隔した2箇所において押圧する一対の
クランプ部を有するものである。
【0011】請求項3においては、第1の軸線上におい
て離間対向して配置され、駆動モータにより同期回転さ
れる一対の主軸と、その一対の主軸と一体回転可能に設
けられ、前記第1の軸線と平行な第2の軸線上で、クラ
ンクピンの両端のジャーナルを載置支持するための支持
手段と、同じく前記一対の主軸と一体回転可能に設けら
れ、前記ジャーナルを支持手段との間でクランプするク
ランプ手段と、前記第2の軸線を中心にしてクランクピ
ンを主軸に対して相対回転させ、クランクピンの位相割
出しを行わせる割出し手段とを備えたクランクピンのク
ランプ装置において、前記クランプ手段がワークをその
円周方向に離隔した2箇所において押圧する一対のクラ
ンプ部を有するものである。
【0012】請求項4においては、請求項1〜3のいず
れかにおいて、クランプ手段がクランプアームと、その
クランプアームの端部にクランプ部が設けられたもので
ある。
【0013】請求項5においては、請求項1〜4のいず
れかにおいて、一対のクランプ体が自由回転可能な一対
のローラにより構成されている。請求項6においては、
請求項1〜5のいずれかにおいて、ワーククランプ状態
においてクランプ圧力を低下させるクランプ圧力低下手
段を備えたものである。
【0014】請求項7においては、請求項3〜6のいず
れかにおいて、ワークが第1の軸線を中心に回転してい
るときに、クランプ体がワークの外周面から離れないよ
うにロックするロック手段を有するものである。
【0015】請求項8においては、請求項1〜7のいず
れかにおいて、ワーク支持手段はワークを載置支持する
ための円弧面を有し、その円弧面には超硬チップを円弧
面と同一面を形成するように埋設したものである。
【0016】請求項9においては、請求項8において、
ワーク支持手段の円弧面は硬化処理が施されている。従
って、請求項1,2,3,4においては、ワークがクラ
ンプ部により2箇所でクランプされるため、クランプに
より生じる分力はワークの中心方向に向き、拡散されな
い。
【0017】請求項5においては、クランプ部を構成す
るローラが回転することにより、クランプ部とワークと
の間の摺接が生じない。請求項6においては、クランプ
圧力を低下させることができるため、ワーク支持手段上
におけるワーク回動を許容できる。
【0018】請求項7においては、ワークがクランクピ
ンの軸線を中心に回転されているときに、クランプ状態
をロックすることができる。請求項8においては、超硬
チップと円弧面とが同一平面を構成しているため、超硬
チップの破損を防止できる。
【0019】請求項9においては、円弧面の損傷を防止
できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明を具体化した実施
の形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、
ベッド70上には、一対の案内レール71を有するスラ
イドベース72,73が固定されている。一対の主軸台
11,12は各スライドベース72,73に摺動可能に
保持されたサドル74,75はそれぞれマウントされて
いる。主軸13,14は第1の軸線L1上に位置するよ
うに、各主軸台11,12に軸受15を介して回転可能
に支持されている。
【0021】クランプ装置16,17は前記各主軸1
3,14の先端にそれぞれ取り付けられている。図2に
示すように、クランプ装置16,17はワークとしての
クランクシャフトCの両端のジャーナルJ1,J2を第
1の軸線L1と平行な第2の軸線L2上においてクラン
プする。なお、第2の軸線L2と第1の軸線L1との間
の距離E1は、クランクシャフトCのジャーナルJ1,
J2の軸線とピンPの中心との距離に等しい。そして、
このクランクシャフトCのクランプ状態において、円周
上に配置されるいずれかのクランクピンPが主軸13,
14の第1の軸線L1と同一の軸線上に配置されるよう
になっている。
【0022】主軸台11,12にそれぞれ内蔵された一
対の主軸駆動モータ13A,14Aは両主軸13,14
を同期回転させ、各クランプ装置16,17間に保持さ
れたクランクシャフトCが、主軸13,14の第1の軸
線L1と同一の軸線上に位置するいずれか1ヶ所のクラ
ンクピンPを中心にして回転される。従って、クランク
シャフトCの両端ジャーナルJ1,J2は各クランプ装
置16,17とともにクランクピンPを中心に公転する
ことになる。この公転状態で、図示しない砥石台上の砥
石車が回転駆動されながら、第1の軸線L1上のクラン
クピンPに接触されて、そのクランクピンPの外周面が
研削あるいは研磨のために加工される。
【0023】位相変換軸18は第2の軸線L2と同一軸
線上において一方のクランプ装置16に回転可能に支持
されている。この位相変換軸18には割出し板19が固
定され、この割出し板19の端面にはクランクシャフト
Cの一端面の偏心穴Caに連結可能なピン20が突設さ
れている。割出し板19の外周には複数の係合溝19a
がクランクピンPの配列位相と同一の所定位相おきに形
成されている。
【0024】また、この割出し板19の周面に対向し
て、シリンダ21が配設され、そのピストンロッドには
割出し板19の係合溝19aに係脱可能な係合体22が
取り付けられている。そして、この係合体22が割出し
板19上の1つの係合溝19aと係合することにより、
割出し板19及び位相変換軸18が選択された割出し角
度で位置保持されて、いずれかのクランクピンPが主軸
13,14を通る第1の軸線L1上に割出された状態で
位置決め保持される。
【0025】また、割出し板19及び位相変換軸18の
内部にはばね付勢されたプッシャ23が設けられ、その
先端はクランクシャフトCの一端面と当接するととも
に、反対側のクランプ装置17に設けられたシリンダ2
4内のピストンロッドによりクランクシャフトCの他端
面も押圧されて、前記割出し板19のピン20にクラン
クシャフトCが連結される。
【0026】一方の主軸13の中心に位相割出し軸25
が図示しない軸受を介して相対回転可能に挿通支持さ
れ、カップリング26を介して位相変換軸18と作動連
結されている。位相割出しモータ27は一方の主軸台1
1に装設され、そのモータ軸がカップリング28を介し
て位相割出し軸25に直結されている。この位相割出し
軸25,位相割出しモータ27,前記位相変換軸18,
割出し板19,係合体22等により割出し手段が構成さ
れている。
【0027】制御装置29は前記両主軸駆動モータ13
A,14A及び位相割出しモータ27の作動を制御する
位相割出しモード及び加工モードの指令により実行す
る。すなわち、位相割出しモードにおいては、前記主軸
駆動モータ13A,14Aの停止状態あるいは回転状態
において、位相割出しモータ27が主軸駆動モータ13
A,14Aに対して相対回転されて、位相割出し軸25
が主軸13,14に対して位相割出しのために相対回転
される。また、加工モードにおいては、位相割出しモー
タ27と両主軸駆動モータ13A,14Aとが同期回転
制御されて、位相割出し軸25が主軸13,14と一体
的に同方向に回転される。
【0028】図2及び図4に示すように、クランプ装置
16,17のボデー31には支持台35が固定され、そ
の支持台35上にはワーク支持手段を構成するワーク受
台36が固定されている。ワーク受台36の上面にはほ
ぼ半円弧状をなすワーク受面37が形成され、クランク
シャフトCのジャーナルJ1,J2を支持するようにな
っている。ワーク受面37の中央には切削油などを排出
するための排出溝38が形成されている。その排出溝3
8の両側には複数の凹部39が形成され、その凹部39
内にはワーク受面37と同一円弧面を構成するチップ4
0が埋設固定されている。このチップ40は超硬合金よ
りなる。ワーク受面37は焼き入れ加工により硬化処理
されている。
【0029】クランプ装置16,17のワーク受台36
の下部において、支持台35にはシリンダ室41が形成
され、その内部にはスプリング42及び43により図示
右方に付勢されたピストンヘッド44が収容されてい
る。そのピストンヘッド44にはピストンロッド45が
固定されている。シリンダ室41のヘッド側室41aに
圧油が供給されるとピストンヘッド44及びピストンロ
ッド45が図示左方に突出移動される。
【0030】前記クランプ装置16,17のボデー31
に固定された軸32を介してクランプアーム30が回動
可能に支持され、そのクランプアーム30の上端には軸
33を介して二股状の支持部材34が回動可能に垂下支
持されている。支持部材34の二股部の下端には軸62
を介してクランプ部を構成するクランプローラ63がそ
れぞれ遊転可能に支持されている。このクランプローラ
63は前記ワーク受面37上に支持されたジャーナルJ
1,J2を上方からクランプ可能である。このクランプ
アーム30,支持部材34,クランプローラ63等によ
りクランプ手段が構成されている。
【0031】前記クランプアーム30の下端のピン47
と前記ピストンロッド45の先端のピン46との間には
リンク48が介在されている。また、リンク48はピン
46の軸心を中心に揺動自在に保持され、リンク48の
片端にはピン47を介してクランクアーム30が回動自
在に連絡されている。ピストンロッド45の出没移動に
よりピン46,リンク48及びピン47を介してクラン
プアーム30が軸32を軸心にして回動される。
【0032】図3に示すように、クランプ装置16,1
7のボデー31にはシリンダ室50が形成され、その内
部にはピストンヘッド51が収容されている。ピストン
ヘッド51はスプリング52,53により図示左方へ付
勢されている。ピストンヘッド51にはピストンロッド
54が固定されている。シリンダ室50のヘッド側室5
0aに圧油が供給されてピストンヘッド51及びピスト
ンロッド54が図示右方に没入移動される。
【0033】前記シリンダ室50の軸線と平行な軸線上
においてボデー31にはガイド孔55が形成され、その
内部にはロッド56が軸線方向に沿って移動可能に挿入
されている。そのロッド56の一端と前記ピストンロッ
ド54との間にはプレート57が連結され、ロッド56
とピストンロッド54とがプレート57を介して一体的
に移動される。前記主軸台12には位置決め穴58が形
成されており、ピストンロッド54が図示右方へ移動さ
れることにより位置決め穴58に前記ロッド56の一端
が嵌合される。
【0034】前記クランプアーム30の下部にはストッ
パピン59が固定されている。このストッパピン59は
前記ピストンロッド54に対向している。そして、ピス
トンロッド54がスプリング52,53により図3の左
方に移動された状態においては、ピストンロッド54が
ストッパピン59に近接対向して、クランプアーム30
の上端の軸33を図2の反時計方向、すなわちクランプ
解除方向に移動されないようにロックする。このピスト
ンロッド54,ストッパピン59によりロック手段が構
成されている。なお、クランクアーム30のロック状態
において、ピストンロッド54とストッパピン59との
間にはごくわずかの隙間h(0.1mm程度)が形成さ
れる。
【0035】次に、以上のように構成された装置の動作
を説明する。さて、クランクピンPの研削等の加工時に
は、いずれかのクランクピンPが第1の軸線L1上に割
出し配置される。この状態においては、シリンダ室41
のヘッド側室41aに圧油が供給されて、ピストンロッ
ド45が図示左方へ突出移動されている。このため、ピ
ン46,リンク48及びピン47を介してクランプアー
ム30が軸32を中心に図2の時計回り方向へ回動配置
され、クランプローラ63がワーク受面37上のジャー
ナルJ1,J2の外周面をその上方から2点においてク
ランプする。
【0036】従って、クランクシャフトCがその両端の
ジャーナルJ1,J2においてワーク受面37上に固定
される。そして、この状態において主軸13,14の回
転によりクランプ装置16,17が第1の軸線L1を中
心に一体的に回転され、クランクピンPに対して加工が
行われる。
【0037】このとき、シリンダ室50のピストンロッ
ド54がスプリング52,53により左方へ突出状態に
保持されて、クランプアーム30上のストッパピン59
に近接対向される。このとき、ピストンロッド54とス
トッパピン59との間の隙間hはごく僅かである。
(0.1mm程度)このため、油圧低下等、何らかの原
因によりクランプアーム30に対してクランプ解除方向
への力が作用しても、クランプアーム30の回動が阻止
されるため、クランプローラ63によるジャーナルJ
1,J2の保持状態を維持することができる。従って、
ジャーナルJ1,J2がワーク受面37から外れたりす
る危険性はない。
【0038】所定のピンPに対する加工が終了して別の
ピンPに対して加工を行うために、移送割出し軸25と
主軸13,14との間の相対回転によりクランクシャフ
トCが割出し回転される際には、シリンダ室41のヘッ
ド側室41aの圧油が抜かれ、ピストンロッド45に対
してスプリング42,43により図2の右方への移動力
が作用する。このため、クランプアーム30には軸32
を中心に反時計方向への回動力が付与されるが、ストッ
パピン59とピストンロッド54とが係合するため、ク
ランプアーム30が回動されることはなく、クランプロ
ーラ63によるクランプ圧力が解放されるのみである。
【0039】従って、何らかの原因によりシリンダ室4
1内の圧力が抜けたとしても、ストッパピン59とピス
トンロッド54との間の隙間hが0.1mm程度のごく
僅かであるため、クランプアーム30が回動されること
はない。このため、クランプローラ63がジャーナルJ
1,J2から外れることがなく、ジャーナルJ1,J2
がワーク受台36から外れる危険性はない。また、割出
し時に、シリンダ室41内の圧力が弱められると、クラ
ンプローラ63はジャーナルJ1,J2から離れること
はないが、ジャーナルJ1,J2に対する押圧力が弱め
られる。従って、ジャーナルJ1,J2の割出し回転に
よって、そのジャーナルJ1,J2に傷がつくことを防
止できる。
【0040】従って、ワーク受け面37上におけるジャ
ーナルJ1,J2の回動が許容され、クランクシャフト
Cが割出し回転されて、別のクランクピンPが第1の軸
線L1上に配置される。このとき、ジャーナルJ1,J
2の回転にともない、クランプローラ63が追随回転さ
れる。
【0041】クランクシャフトCに対する所定の加工が
終了して、別のクランクシャフトCの加工のために、ク
ランクシャフトCを交換する場合には、シリンダ室50
のヘッド側室50aに圧油が供給されて、ピストンロッ
ド54が図3の右方(固定側)へ移動される。このた
め、プレート57を介してロッド56が右方(固定側)
へ移動され、その先端が主軸台12上の位置決め穴58
に嵌合されて、クランプ装置16,17が回動不能に固
定される。また、ピストンロッド54はその左方移動
(固定側から離脱する側)により、ストッパピン59と
の対向領域から後退し、クランプアーム30が時計、反
時計方向のいずれかの方向に回動可能になる。
【0042】その状態で、シリンダ室41内の圧油が排
出され、スプリング42,43のばね力によりピストン
ロッド45が右方へ移動されて、ピン46,リンク48
及びピン47を介してクランプアーム30が反時計方向
に回動され、クランプローラ63が上方へ大きく移動さ
れる。このため、ジャーナルJ1,J2の上方が開放さ
れて、クランクシャフトCの交換を行うことができる。
【0043】従って、この実施形態では以下のような効
果を発揮する。 (1)クランクシャフトCのジャーナルJ1,J2をそ
の上部の2点で中心方向に押下するため、ジャーナルJ
1,J2に作用する分力はジャーナルJ1,J2の中心
部を向くことになる。このため、ジャーナルJ1,J2
はワーク受面37に対して移動することなく確実に支持
され、クランクピンPの研削等の加工を高精度に行うこ
とができる。
【0044】(2)クランクピンPの加工に際して、ク
ランクシャフトCが第1の軸線L1で回転される場合に
は、クランプアームの30のストッパピン59とピスト
ンロッド54との係合により、クランプアーム30のク
ランプ解除方向への回動が阻止され、クランプローラ6
3がジャーナルJ1,J2から離隔するのを阻止してク
ランクシャフトCが受台ワーク36から外れる危険性を
防止することができる。
【0045】(3)クランクシャフトCを割出し回転さ
せる際には、クランプアーム30はストッパピン59と
ピストンロッド54との間の圧力を下げるだけで基本的
には隙間はない。このため、クランクシャフトCの割出
し回転のみが許容され、前述と同様にクランクシャフト
Cがワーク受台37から外れる危険性を防止することが
できる。
【0046】(4)ジャーナルJ1,J2を押下してい
るのがクランプローラ63であるため、ジャーナルJ
1,J2の割出し回転に際して、ジャーナルJ1,J2
の外周に対して摺接が生じることがなく、ジャーナルJ
1,J2の傷つきや摩耗あるいはクランプローラ63そ
のものの摩耗を防ぐことができる。
【0047】(5)ワーク受面37が焼き入れ加工によ
り、高硬度になっているため、そのワーク受面37の摩
耗を抑制できる。 (6)チップ40がワーク受面37と同一面を形成して
いるため、チップ40のコーナーが摩耗したり、ジャー
ナルJ1,J2が傷ついたりするのを防止できる。すな
わち、図7に示すように従来の装置においては、チップ
40がワーク受面100から突出するようにセットされ
ていたため、ジャーナルJ1,J2の割出し回転に伴
い、チップ40のコーナー部が損傷し易い。一方、チッ
プ40のコーナー部は割出し回転によりジャーナルJ
1,J2に傷が付かないように円弧状に形成されている
が、前記のコーナー部の摩耗によりその円弧が消滅し、
エッジが表れてジャーナルJ1,J2に傷が付くもので
ある。
【0048】(7)ジャーナルJ1,J2を同一円弧面
をなすワーク受面37とチップ40とで受けるため、チ
ップ40の受面の摩耗を抑制して、ワーク受台36の長
寿命化を図ることができる。すなわち、前述のように、
従来はチップ40がワーク受面100から突出していた
ため、チップとワークと接触面積が狭くなってチップが
摩耗し易く、その寿命が短いものであった。
【0049】なお、この発明は以下のように具体化して
もよい。 (1)クランプアーム30が図2に2点鎖線で示す解放
位置に配置された状態において、支持部材34がワーク
交換のためにマニュピュレータ等の邪魔にならないよう
に、その支持部材34を退避させるための手段を設ける
こと。このように構成すれば、ワーク交換をスムーズに
行うことができる。
【0050】(2)クランプローラ63の代わりに一対
の固定のシューを設けること。このように構成しても、
分力の拡散を防止できる効果を享受できる。
【0051】
【発明の効果】以上のように、この発明においては、次
のような効果を発揮する。請求項1,2,3,4におい
ては、ワークがクランプ部により2箇所でクランプされ
るため、クランプにより生じる分力はワークの中心方向
に向き、拡散されない。このため、ワークを安定して支
持でき、高精度加工が可能になる。さらには、位相割り
出し時にはジャーナルとワーク受面との隙間による遊び
がないために割り出し精度が向上する。
【0052】請求項5においては、クランプローラが回
転するので、クランプローラとワークとの間の摺接が生
じない。従って、ローラとワークとの間に侵入した異物
によりワークが損傷するのを防止できるとともに、ロー
ラ自体が摩耗したりするのを防止できて、クランプ装置
の耐久性を向上できる。
【0053】請求項6においては、クランプ圧力を低下
させることができるため、ワーク支持手段上のワークを
その軸線を中心に容易に回動させることできて、ワーク
の割出しが円滑に行われる。
【0054】請求項7においては、クランプ状態をロッ
クすることができ、加工時における安全性を向上でき
る。請求項8においては、超硬チップと円弧面とが同一
平面を構成しているため、超硬チップの破損によるエッ
ジ形成を防止でき、ワーク損傷を防止できる。
【0055】請求項9においては、円弧面の損傷を防止
でき、耐久性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 クランプ装置を有するクランクピン加工機を
示す正面図。
【図2】 クランプ装置を示す側断面図。
【図3】 クランプ装置を示す要部断面図。
【図4】 ワーク受台を示す斜視図。
【図5】 クランプ装置全体を示す側面図。
【図6】 クランクシャフトを示す正面図。
【図7】 従来のクランプ装置を示す側面図。
【図8】 ジャーナルの公転状態を示す説明図。
【符号の説明】
16…クランプ装置、17…クランプ装置、18…位相
変換軸、19…割出し板、25…位相割出し軸、27…
位相割出し用モータ、30…クランプアーム、34…支
持部材、36…ワーク受台、37…ワーク受面、40…
チップ、54…ピストンロッド、56…ロッド、59…
ストッパピン、63…クランプローラ、C…クランクシ
ャフト、P…クランクピン、J1,J2…ジャーナル。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円柱状のワークを載置支持するためのワ
    ーク支持手段と、 そのワーク支持手段上に支持されたワークをワーク支持
    手段との間においてクランプするクランプ手段とを備
    え、 ワーク支持手段とクランプ手段とがワークのクランプさ
    れる部分の軸心から外れた位置を中心に一体的に回転さ
    れるワーククランプ装置において、 前記クランプ手段はワークをその円周方向に離隔した2
    箇所において押圧する一対のクランプ部を有するワーク
    クランプ装置。
  2. 【請求項2】 円柱状のワークを載置支持するためのワ
    ーク支持手段と、 そのワーク支持手段上に支持されたワークをワーク支持
    手段との間においてクランプするクランプ手段とを備
    え、 ワーク支持手段とクランプ手段とがワークのクランプさ
    れる部分の軸心から外れた位置を中心に一体的に回転さ
    れるとともに、ワークが前記軸心を中心に回転されるの
    を許容するワーククランプ装置において、 前記クランプ手段はワークをその円周方向に離隔した2
    箇所において押圧する一対のクランプ部を有するワーク
    クランプ装置。
  3. 【請求項3】 第1の軸線上において離間対向して配置
    され、駆動モータにより同期回転される一対の主軸と、 その一対の主軸と一体回転可能に設けられ、前記第1の
    軸線と平行な第2の軸線上で、クランクピンの両端のジ
    ャーナルを載置支持するための支持手段と、 同じく前記一対の主軸と一体回転可能に設けられ、前記
    ジャーナルを支持手段との間でクランプするクランプ手
    段と、 前記第2の軸線を中心にしてクランクピンを主軸に対し
    て相対回転させ、クランクピンの位相割出しを行わせる
    割出し手段とを備えたクランクピンのクランプ装置にお
    いて、 前記クランプ手段がワークをその円周方向に離隔した2
    箇所において押圧する一対のクランプ部を有するワーク
    クランプ装置。
  4. 【請求項4】 クランプ手段がクランプアームと、その
    クランプアームの端部に回動可能に支持された支持部材
    とを含み、支持部材がクランプ部を有する請求項1〜3
    のいずれかに記載のワーククランプ装置。
  5. 【請求項5】 一対のクランプ部が自由回転可能な一対
    のローラにより構成されている請求項1〜4のいずれか
    に記載のワーククランプ装置。
  6. 【請求項6】 ワーククランプ状態においてクランプ圧
    力を低下させるクランプ圧力低下手段を備えた請求項1
    〜5のいずれかに記載のワーククランプ装置。
  7. 【請求項7】 ワークが第1の軸線を中心に回転してい
    るときに、クランプ部がワークの外周面から離れないよ
    うにロックするロック手段を有する請求項3〜6のいず
    れかに記載のワーククランプ装置。
  8. 【請求項8】 ワーク支持手段はワークを載置支持する
    ための円弧面を有し、その円弧面には超硬チップを円弧
    面と同一面を形成するように埋設した請求項1〜7のい
    ずれかに記載のワーククランプ装置。
  9. 【請求項9】 ワーク支持手段の円弧面は硬化処理が施
    されている請求項8に記載のワーククランプ装置。
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