JPH09286020A - スライシングマシンのブレード変位制御装置 - Google Patents

スライシングマシンのブレード変位制御装置

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JPH09286020A
JPH09286020A JP10022596A JP10022596A JPH09286020A JP H09286020 A JPH09286020 A JP H09286020A JP 10022596 A JP10022596 A JP 10022596A JP 10022596 A JP10022596 A JP 10022596A JP H09286020 A JPH09286020 A JP H09286020A
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JP
Japan
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blade
air
displacement
piezoelectric element
air pad
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Application number
JP10022596A
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English (en)
Inventor
Yasuo Mizuno
康男 水野
Hitoshi Hirose
廣瀬  均
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Tokyo Seimitsu Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Seimitsu Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23DPLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23D59/00Accessories specially designed for sawing machines or sawing devices
    • B23D59/001Measuring or control devices, e.g. for automatic control of work feed pressure on band saw blade
    • B23D59/002Measuring or control devices, e.g. for automatic control of work feed pressure on band saw blade for the position of the saw blade

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ブレードの変位を広範囲で制御することができ
るスライシングマシンのブレード変位制御装置を提供す
る。 【解決手段】エアパッド28を圧電素子40を介してブ
レード16の軸線方向に移動自在に設ける。圧電素子4
0は、印加電圧に応じて歪み、その歪によってエアパッ
ド28をブレード16の軸線に沿って移動させる。これ
により、エアパッド28とブレード16との間隔を調整
することができ、ブレード16にかかるエア圧を制御す
ることができる。したがって、エアパッド28から噴射
するエアのエア圧のみを可変させて制御する方式に比
べ、ブレード16の変位をコントロールできる幅が拡大
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスライシングマシン
のブレード変位制御装置に係り、特に半導体素子の素材
となるシリコン等のインゴットをウェーハに切断するス
ライシングマシンのブレード変位制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のウェーハの大型化に伴い、スライ
シングマシンのブレードも大径化傾向にある。ここで問
題となるのが、切断中にブレードが変形してウェーハに
反りが生じるということである。このため、切断中のブ
レードの反りを防止するための対策が、種々なされてい
る。例えば、切断中に磁力発生手段で発生させた磁力に
よりブレードの変位をコントロールする方法や、エアパ
ッドから噴射したエアのエア圧によりブレードの変位を
コントロールする方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記方
法では、発生できる磁力やエア圧に限界があるため、制
御できるブレードの変位量も自ずと制限されてしまうと
いう欠点がある。本発明はこのような事情に鑑みてなさ
れたもので、ブレードの変位を広範囲で制御することが
できるスライシングマシンのブレード変位制御装置を提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転するブレ
ードの内周刃にインゴットを押し当てて、該インゴット
をウェーハに切断するスライシングマシンであって、前
記ブレードの軸線方向の変位をエアパッドから噴射する
エアのエア圧で制御するスライシングマシンのブレード
変位制御装置において、前記エアパッドを前記ブレード
の軸線方向に沿って駆動手段により移動させ、該エアパ
ッドとブレードとの間隔を可変させることにより、前記
ブレードの変位を制御することを特徴とする。
【0005】また、本発明は、回転するブレードの内周
刃にインゴットを押し当てて、該インゴットをウェーハ
に切断するスライシングマシンであって、前記ブレード
の軸線方向の変位をエアパッドから噴射するエアのエア
圧で制御するスライシングマシンのブレード変位制御装
置において、前記エアパッドに圧電素子を設け、該圧電
素子に誘起される電圧から前記ブレードの変位を検出
し、その検出値に基づいて前記エアパッドから噴射する
エアのエア圧を制御することを特徴とする。
【0006】請求項1記載の発明によれば、エアパッド
は、ブレードに対して進退移動自在に設けられている。
これにより、ブレードとエアパッドとの間隔を可変する
ことができ、ブレードが受けるエア圧を可変することが
できる。したがって、エアパッドの噴射エア圧のみを可
変させて制御する方式に比べ、ブレードの変位をコント
ロールできる幅が拡大する。
【0007】また、請求項3記載の発明によれば、エア
パッドに設けた圧電素子をブレードの変位を検出する検
出器として利用することにより、ブレードの変位状況を
常に監視でき、より正確な変位制御が可能になる。ま
た、ブレードの変位を検出するセンサを別途設ける必要
がなくなるので、インゴットの切断部近傍にエアパッド
を設置することができ、効果的な変位制御を行なうこと
ができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るスライシングマシンのブレード変位制御装置の実施の
形態について詳説する。図1は、本発明に係るブレード
変位制御装置が適用されたスライシングマシンの第1の
実施の形態の構成図である。
【0009】同図に示すように、スピンドル10の上端
部には、チャックボディ12が連結されており、チャッ
クボディ12は、スピンドル10に連結されたモータ1
4に駆動されて回転する。前記チャックボディ12の上
端内周部には、ドーナツ状に形成されたブレード16が
張り上げられている。ブレード16は、内周部にダイヤ
モンド砥粒を電着固定した内周刃16Aが形成されてお
り、インゴット18は、この高速回転するブレード16
の内周刃16Aに押し付けられて、ウェーハに切断され
る。
【0010】前記チャックボディ12の上方には、イン
ゴット18を支持するワーク支持台20が設けられてい
る。ワーク支持台20には、図中X−X方向に移動する
切断送り機構22及び図中Z−Z方向に移動するワーク
割り出し機構24が接続されており、前記インゴット1
8は、これら切断送り機構22及びワーク割出し機構2
4に駆動されて、図中X−X方向及びZ−Z方向に移動
する。そして、図中X−X方向に移動することにより、
高速回転するブレード16の内周刃16Aに押し付けら
れてウェーハに切断される。また、これら切断送り機構
22及びワーク割出し機構24は、制御装置26で駆動
制御されており、該制御装置26から出力される指令信
号に基づいて移動する。
【0011】前記ブレード16の上方には、図2に示す
ように、1対のエアパッド28、28が所定の間隔をも
って配設されている。エアパッド28、28は、切断中
のインゴット18の両側に位置するように配置され、そ
の近傍には、前記ブレード16の軸方向の変位を検出す
るブレードセンサ30、30が配置されている。図3
は、前記エアパッド28の支持部の構成を示す側面断面
図である。同図に示すように、前記エアパッド28は、
シャフト32と、そのシャフト32の先端に設けられた
パッド33とから構成されている。このエアパッド28
は、ホルダー34に保持されており、そのシャフト32
の部分をホルダー34に形成された孔34Aに嵌入され
て、固定ボルト36で固定されている。
【0012】また、前記シャフト32の上端部には、ネ
ジ部32Aが形成されており、該ネジ部32Aは、前記
孔34Aの上部に回動自在に設けられたナット38に螺
合されている。そして、このナット38を回動させるこ
とにより、前記シャフト32は、孔34Aに沿って摺動
し、これにより、ブレード16とエアパッド28との間
隔を調整することができる。
【0013】前記ホルダー34の上端部図中右側には、
張出部34Bが形成されており、該張出部34Bは、圧
電素子40を介して支持部材42にボルト44で結合さ
れている。ここで、前記ボルト44は、先端部にのみネ
ジ部が形成されており、ネジ部は、前記支持部材42に
のみ螺合されている。一方、前記張出部34Bには、前
記ボルト44のヘッド部が摺動する孔34Cが穿設され
ており、これにより、前記エアパッド28を含めたホル
ダー34及び圧電素子40は、ボルト44に沿って上下
動することができる。
【0014】また、前記孔34C内には、スプリング4
6が収納されており、前記張出部34B及び圧電素子4
0は、このスプリング46に押圧されることにより、支
持部材42に密着する。前記のごとく支持されたエアパ
ッド28は、圧電素子40に電圧を印加し、該圧電素子
40を歪ませると、その歪に応じてブレード16に対し
進退移動を行なう。すなわち、圧電素子40に電圧を印
加し、該圧電素子40を歪ませると、エアパッド28を
保持したホルダー34が、前記圧電素子40の歪に押圧
される。この結果、ホルダー34がスプリング46の付
勢力に抗して上昇し、該ホルダー34に保持されたエア
パッド28がブレード16に対して上昇する。逆に、圧
電素子40に印加する電圧を減少させれば、圧電素子4
0に生じる歪は減少するので、この結果、エアパッド2
8がブレード16に対して下降する。
【0015】前記エアパッド28から噴射する圧縮エア
は、図1に示すように、エア供給装置48から供給さ
れ、該エア供給装置48は、制御装置26から出力され
る指令信号に基づいた圧力のエアをエアパッド28に供
給する。また、同図に示すように、前記圧電素子40に
印加される電圧は、電圧供給装置50から供給され、該
電圧供給装置50は、制御装置26から出力される指令
信号に基づいた電圧を前記圧電素子40に印加する。
【0016】これらエア供給装置48及び電圧供給装置
50を制御する制御装置26は、ブレードセンサ30で
検出されたブレード16の変位情報に基づいてエア供給
装置48及び電圧供給装置50を駆動制御する。前記の
ごとく構成された本発明に係るスライシングマシンのブ
レード変位制御装置の実施の形態の作用は、次の通りで
ある。
【0017】まず、モータ14を駆動して、ブレード1
6を高速回転させる。これと同時に、エア供給装置48
から所定圧のエアがエアパッド28に供給され、ブレー
ド16に向けて噴射される。この結果、ブレード16
は、所定量下方に変位し、この所定量下方に変位した状
態をブレード16の切断基準位置として切断が開始され
る。すなわち、インゴット18が、切断送り機構22に
駆動されて高速回転するブレード16の内周刃16Aに
向かって移動し、該内周刃16Aに押し付けられてウェ
ーハに切断される。
【0018】切断中、ブレード16は、様々な要因、例
えば、切断抵抗の変化やチャックボディ12内の気圧の
変化等により変位する。このブレード16の変位は、常
時ブレードセンサ30で検出されており、その検出値情
報が制御装置26に出力される。制御装置26は、この
ブレードセンサ30から出力されるブレード16の変位
情報に基づいてエア供給装置48を駆動制御し、エアパ
ッド28に供給するエアのエア圧を可変する。
【0019】例えば、ブレード16が上方に変位した場
合は、ブレード16の変位が零になるまでエアパッド2
8に供給するエア圧を増加し、逆に、下方に変位した場
合は、供給するエア圧を減少する。このように、ブレー
ド16の変位状況を監視し、矯正することにより、ブレ
ード16は、常に切断基準位置を維持した状態でインゴ
ット18を切断することができる。
【0020】しかしながら、前記エア供給装置48から
供給できるエアには限界があり、この限界を越えた場合
は、制御不可能となる。そこで、エアの供給限界を越え
た場合、制御装置26は、電圧供給装置50を駆動し、
圧電素子40に電圧を印加して、エアパッド28をブレ
ード16に対して進退移動させる。これにより、ブレー
ド16とエアパッド28との間隔が可変し、ブレード1
6が受けるエア圧が可変して、再びブレード16の変位
制御が可能になる。
【0021】例えば、エア供給装置48から供給できる
最大圧でエアを噴射したにもかかわらず、ブレード16
が上方に変位している場合は、エアパッド28をブレー
ド16に向けて移動させて、その間隔を狭める。これに
より、ブレード16が受けるエア圧が増加し、この結
果、ブレード16が下方に変位して、その変位が矯正さ
れる。
【0022】このように、本実施の形態のスライシング
マシンのブレード変位制御装置によれば、エアパッド2
8から噴射するエア圧の調整によるブレード16の変位
の制御に加え、ブレード16とエアパッド28との間隔
を変えることによるエア圧の制御でブレード16の変位
の制御を行なうことができるため、広範囲に渡ったブレ
ード16の変位制御を行なうことができる。これによ
り、平坦ウェーハの切断においては、ウェーハの切断精
度が向上し、また、反り切断(切断されるウェーハに規
定の反りを与えて切断する方式)においては、ウェーハ
の形状のコントロールを広範囲に行なうことができる。
【0023】また、エアパッド28の移動に圧電素子4
0を利用することにより、コントロールの応答性が速く
なり、この結果、変位に迅速に対応した制御が可能にな
る。これにより、より高精度のウェーハの切断が可能に
なる。なお、この構成のブレード変位制御装置において
は、次のような制御方法も可能である。
【0024】すなわち、エア供給装置48からは、一定
圧のエアを供給し、エアパッド28とブレード16との
間隔を可変することにより、ブレード16の変位を制御
する。例えば、ブレード16が上方に変位した場合は、
圧電素子40の印加電圧を増加させて下方に歪ませ、エ
アパッド28を下降させる。これにより、ブレード16
とエアパッド28との間隔が狭まり、ブレード16が受
けるエア圧が上昇し、ブレード16が下降する。したが
って、ブレード16の変位が零になるまで圧電素子40
の印加電圧を増加させ、ブレード16とエアパッド28
との間隔を狭めてゆくことにより、変位は矯正される。
【0025】一方、ブレード16が下方に変位した場合
は、圧電素子40に印加電圧を減少させて上方に歪ま
せ、エアパッド28を上昇させる。これにより、ブレー
ド16とエアパッド28との間隔が拡がり、ブレード1
6が受けるエア圧が減少し、ブレード16が上昇する。
したがって、ブレード16の変位が零になるまで圧電素
子40の印加電圧を減少させ、ブレード16とエアパッ
ド28との間隔を拡げてゆくことにより、変位は矯正さ
れる。
【0026】このエアパッド28の上下動のみで、ブレ
ード16の変位を制御する方法によれば、圧電素子40
でエアパッド28を移動させるため、前述したように、
コントロールの応答性が速くなり、ブレード16の変位
に迅速に対応した制御が可能になる。また、エアパッド
28に供給するエア圧の制御と、エアパッド28の上下
動の制御を各々個別に行なうのではなく、両方を組み合
わせて制御を行なうことも可能である。
【0027】さらに、本実施の形態では、コントロール
の応答性を考慮して、エアパッド28の上下動の駆動に
は、圧電素子40を使用したが、これに代えてシリンダ
や、サーボモータ等でエアパッド28を上下動させる構
成を採ってもよい。また、本実施の形態では、エアパッ
ド28から噴射されるエア圧でブレード16の変位を制
御する場合について説明したが、エアパッド28に代え
て磁力発生手段から発生する磁力でブレード16の変位
を制御する場合についても同様に適用することができ
る。すなわち、磁力発生手段もブレード16との間隔が
狭まれば、より強い磁力をブレード16に作用すること
ができ、逆に間隔が拡がれば、その作用は弱くなるの
で、同様の効果を得ることができる。
【0028】図4は、本発明に係るブレード変位制御装
置が適用されたスライシングマシンの第2の実施の形態
の構成図である。なお、前記第1の実施の形態のスライ
シングマシンと同一部材、同一装置には、同一符号を付
してその説明を省略する。前記第1の実施の形態では、
ブレード16の変位は、ブレードセンサ30で検出して
いた。第2の実施の形態では、このブレード16の変位
を圧電素子40を用いて検出する。
【0029】圧電素子40は、前述したように、電圧を
印加すると、その印加電圧に応じた歪を生じる。その一
方で、応力を受けると、その受けた応力に応じた電圧を
誘起するという性質を有している。この応力を受けて電
圧を誘起するという圧電素子の性質を利用し、次のよう
にして、ブレード16の変位を検出する。エアパッド2
8は、前記第1の実施の形態と同一の支持方式で支持す
る。すなわち、図3に示すように、圧電素子40を介し
てブレード16に対して垂直に進退移動自在に設ける。
【0030】ここで、エアパッド28にエア圧PO のエ
アを供給したとする。ブレード16は、エアパッド28
から噴射されたエアに押圧されて下側に変位するが、こ
のときのエアパッド28とブレード16との間隔をG、
エアパッド28とブレード16との間に生じている圧力
をP1 とすれば、GとP1 には、一定の関係が成り立
つ。
【0031】すなわち、エアパッド28に供給するエア
圧PO を増加すれば、エアパッド28とブレード16と
の間に生じている圧力P1 も増加し、これに応じてエア
パッド28とブレード16との間隔Gも拡がる。また、
ブレード16が変位して、その間隔Gが変わった場合に
あっても、それに応じてエアパッド28とブレード16
との間に生じている圧力P1 も変化する。
【0032】一方、エアパッド28とブレード16との
間に生じている圧力P1 は、ブレード16を下方に押圧
するとともに、その反力でエアパッド28を上方に押圧
する。このエアパッド28を押圧する力(=P1 )は、
ホルダー34を介して圧電素子40に伝達され、結果、
圧電素子40にその押圧力(=P1 )に応じた電圧Vを
誘起させる。
【0033】したがって、エアパッド28とブレード1
6との間隔Gが変化した場合は、それに応じて圧電素子
40に誘起される電圧Vも変化するので、この圧電素子
40に誘起される電圧Vを検出すれば、エアパッド28
とブレード16との間隔Gが検出される。このエアパッ
ド28とブレード16との間隔Gと、圧電素子40に誘
起される電圧Vとの相関データを各供給エア圧PO ごと
に採取しておくことにより、供給エア圧PO を変えた場
合であっても、その時の供給エア圧PO と圧電素子40
に誘起される電圧Vを検出すれば、エアパッド28とブ
レード16との間隔Gが検出される。
【0034】制御装置26には、この各供給エア圧PO
ごとの間隔Gと電圧Vの相関データが、あらかじめ入力
されており、一方、圧電素子40には、図4に示すよう
に、誘起される電圧Vを検出する電圧計52が設けられ
ている。この電圧計52で検出される圧電素子40の誘
起電圧Vの検出値は、制御装置26に出力され、制御装
置26は、この電圧計52の検出値に基づいてエア供給
装置48を制御し、ブレード16の変位を制御する。
【0035】前記のごとく構成された本発明に係るスラ
イシングマシンのブレード変位装置の第2の実施の形態
の作用は次の通りである。前記第1の実施の形態と同様
に、まず、モータ14を駆動して、ブレード16を高速
回転させる。これと同時に、エア供給装置48から所定
圧PO のエアがエアパッド28に供給され、ブレード1
6に向けて噴射される。
【0036】ブレード16に向けてエアが噴射されるこ
とにより、ブレード16は下方に向けて変位するので、
制御装置26は、このときのブレード16の変位を、エ
アパッド28に供給するエア圧PO 及び電圧計52で検
出される圧電素子40の誘起電圧Vから算出する。そし
て、算出したのち、この所定量下側に変位した位置を切
断基準位置として切断を開始する。
【0037】切断中、圧電素子40の誘起電圧Vは、常
時電圧計52で検出されており、その検出値情報は、常
に制御装置26に出力される。制御装置26は、この電
圧計52に出力される圧電素子40の誘起電圧V及びエ
アパッド28の供給エア圧P O から切断基準位置からの
ブレード16の変位を算出し、その算出結果に基づいて
エア供給装置48を駆動制御する。
【0038】例えば、ブレード16が上方に変位した場
合は、エアパッド28とブレード16との間隔Gが狭ま
り、その間の圧力P1 が上昇する。したがって、圧電素
子40に誘起される電圧Vも増加するので、この誘起電
圧Vとエアパッド28の供給エア圧PO から切断基準位
置からのブレード16の変位量を算出し、ブレード16
の変位が零になるまでエアパッド28に供給するエア圧
O を増加する。
【0039】なお、この変位矯正は、次のようにして行
なう。まず、エアパッド28に供給するエア圧PO を1
段階上げ、そのときの圧電素子40の誘起電圧Vを検出
して、ブレード16の変位量を検出する。そして、ブレ
ード16の変位が矯正されていなければ、さらにエアパ
ッド28に供給するエア圧PO を1段階上げ、そのとき
の圧電素子40の誘起電圧Vを検出して、ブレード16
の変位量を検出する。この作業をブレード16の変位が
矯正されるまで繰り返してゆき、矯正された時点で停止
する。これにより、変位が矯正される。
【0040】ブレード16が下方に変位した場合は、逆
に、エアパッド28とブレード16との間隔Gは拡が
り、その間の圧力P1 が減少するので、圧電素子40に
誘起される電圧Vも減少する。したがって、ブレード1
6が上方に変位した場合は、そのブレード16の変位が
零になるまでエアパッド28に供給するエア圧PO を減
少させる。これにより、ブレード16の変位は、矯正さ
れる。
【0041】このように、本実施の形態のブレード変位
制御装置によれば、ブレード16は、常に切断基準状態
を維持してインゴット18を切断することができ、高精
度のウェーハを切断することができる。また、ブレード
センサの設置を必要としないため、ブレード16のイン
ゴット切断位置近傍にエアパッド28を設置することが
でき、ブレード16の変位制御を効果的に行なうことが
できる。
【0042】なお、本実施の形態では、圧電素子40
は、専ら変位検出にのみ利用したが、前述した第1の実
施の形態のように電圧供給装置を接続し、エアパッド2
8の移動用に兼用してもよい。これにより、エアパッド
28をインゴット切断位置近傍に設置することができる
という効果に加え、広範囲のブレード変位のコントロー
ル及びブレード16の変位に迅速に対応した制御が可能
になる。
【0043】また、この場合、2つの圧電素子を利用し
て、一方を変位検出用、他方をエアパッド28の移動用
に用いて、ブレード16の変位を制御してもよい。ま
た、本実施の形態は、前記第1の実施の形態と同様に、
磁力発生手段から発生する磁力でブレード16の変位を
制御する場合についても同様に適用することができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ブレードとエアパッドとの間隔を可変することができ、
これにより、ブレードが受けるエア圧を可変することが
できる。したがって、エアパッドの噴射エア圧のみを可
変させて制御する方式に比べ、ブレードの変位をコント
ロールできる幅が拡大する。
【0045】また、エアパッドに設けた圧電素子をブレ
ードの変位を検出する検出器として利用することによ
り、ブレードの変位状況を常に監視でき、より正確な変
位制御が可能になる。さらに、ブレードの変位を検出す
るセンサを別途設ける必要がなくなるので、インゴット
の切断部近傍にエアパッドを設置することができ、効果
的な変位制御を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るブレード変位制御方法が適用され
たスライシングマシンの第1の実施の形態の構成図
【図2】本発明に係るブレード変位制御方法が適用され
たスライシングマシンの第1の実施の形態の要部を拡大
した平面図
【図3】エアパッドの支持部の構成をしめす側面断面図
【図4】本発明に係るブレード変位制御方法が適用され
たスライシングマシンの第2の実施の形態の構成図
【符号の説明】
16…ブレード 16A…内周刃 18…インゴット 26…制御装置 28…エアパッド 30…ブレードセンサ 40…圧電素子 48…エア供給装置 50…電圧供給装置 52…電圧計

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転するブレードの内周刃にインゴット
    を押し当てて、該インゴットをウェーハに切断するスラ
    イシングマシンであって、前記ブレードの軸線方向の変
    位をエアパッドから噴射するエアのエア圧で制御するス
    ライシングマシンのブレード変位制御装置において、 前記エアパッドを前記ブレードの軸線方向に沿って駆動
    手段により移動させ、該エアパッドとブレードとの間隔
    を可変させることにより、前記ブレードの変位を制御す
    ることを特徴とするスライシングマシンのブレード変位
    制御装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動手段は、圧電素子から構成さ
    れ、前記エアパッドは、該圧電素子に電圧を印加するこ
    とにより生じる該圧電素子の歪で前記ブレードの軸線に
    沿って移動することを特徴とする請求項1記載のスライ
    シングマシンのブレード変位制御装置。
  3. 【請求項3】 回転するブレードの内周刃にインゴット
    を押し当てて、該インゴットをウェーハに切断するスラ
    イシングマシンであって、前記ブレードの軸線方向の変
    位をエアパッドから噴射するエアのエア圧で制御するス
    ライシングマシンのブレード変位制御装置において、 前記エアパッドに圧電素子を設け、該圧電素子に誘起さ
    れる電圧から前記ブレードの変位を検出し、その検出値
    に基づいて前記エアパッドから噴射するエアのエア圧を
    制御することを特徴とするスライシングマシンのブレー
    ド変位制御装置。
  4. 【請求項4】 前記エアパッドは、前記圧電素子に電圧
    を印加することにより生じる該圧電素子の歪で前記ブレ
    ードの軸線に沿って移動することを特徴とする請求項3
    記載のスライシングマシンのブレード変位制御装置。
  5. 【請求項5】 前記エアパッドに代えて磁力発生手段か
    らの磁力でブレードの軸線方向の変位を制御することを
    特徴とする請求項1、2、3又は4記載のスライシング
    マシンのブレード変位制御装置。
JP10022596A 1996-04-22 1996-04-22 スライシングマシンのブレード変位制御装置 Pending JPH09286020A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI482682B (ja) * 2011-07-29 2015-05-01

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TWI482682B (ja) * 2011-07-29 2015-05-01

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