JPH09287205A - 軸組み木造建築の構造材の連結工法、連結構造及び連結金具 - Google Patents
軸組み木造建築の構造材の連結工法、連結構造及び連結金具Info
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- JPH09287205A JPH09287205A JP12788996A JP12788996A JPH09287205A JP H09287205 A JPH09287205 A JP H09287205A JP 12788996 A JP12788996 A JP 12788996A JP 12788996 A JP12788996 A JP 12788996A JP H09287205 A JPH09287205 A JP H09287205A
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- 239000000463 material Substances 0.000 title claims description 22
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- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 claims description 9
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- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims 1
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 木造住宅の小屋梁と母屋等のように、例えば
90°の角度で互い違いに交差する2横架材の交差部を
金具を用いて強固に連結する。 【解決手段】 小屋梁等の横架材1に上側に開口する金
具埋込み部16を形成し、他方これと90°の角度で互
い違いにその上側に交差する母屋等の横架材2には、下
側に開口する金具埋込み部17を形成する。そして角パ
イプ状の連結金具15をこれら金具埋込み部16と17
に跨って埋め込み、かつ下側の横架材1の側方からピン
20を打ち込んで金具15の下側部分をその横架材1に
固定する。他方、上側の横架材2の側方から、下側とは
90°互い違いに交差するように別のピン20を打ち込
み、金具15の上側の部分を横架材2に固定する。これ
によって、横架材1と2が、金具15を介して互い違い
に交差するように、強固に一体化される。
90°の角度で互い違いに交差する2横架材の交差部を
金具を用いて強固に連結する。 【解決手段】 小屋梁等の横架材1に上側に開口する金
具埋込み部16を形成し、他方これと90°の角度で互
い違いにその上側に交差する母屋等の横架材2には、下
側に開口する金具埋込み部17を形成する。そして角パ
イプ状の連結金具15をこれら金具埋込み部16と17
に跨って埋め込み、かつ下側の横架材1の側方からピン
20を打ち込んで金具15の下側部分をその横架材1に
固定する。他方、上側の横架材2の側方から、下側とは
90°互い違いに交差するように別のピン20を打ち込
み、金具15の上側の部分を横架材2に固定する。これ
によって、横架材1と2が、金具15を介して互い違い
に交差するように、強固に一体化される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、軸組み木造建築
において例えば互いに90°で交差する2つの横架材等
の構造材を連結する連結工法、連結構造及び連結金具に
関する。
において例えば互いに90°で交差する2つの横架材等
の構造材を連結する連結工法、連結構造及び連結金具に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、木造住宅の軸組み工法で、例えば
小屋梁と母屋等の互いに90°の角度で互い違いに交差
する2構造材(この場合は横架材)を互いに連結するに
際して、例えば図11に示すように、小屋梁及び母屋等
の横架材1及び2の連結部の少なくとも一方に切欠部3
を形成し、この切欠部3で構造材1及び2を嵌め込むよ
うに連結していた。
小屋梁と母屋等の互いに90°の角度で互い違いに交差
する2構造材(この場合は横架材)を互いに連結するに
際して、例えば図11に示すように、小屋梁及び母屋等
の横架材1及び2の連結部の少なくとも一方に切欠部3
を形成し、この切欠部3で構造材1及び2を嵌め込むよ
うに連結していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような工法で小屋梁と母屋等の2本の構造材を連結する
場合は、切欠部における構造材の断面欠損が大きく、耐
震性等を高める上でのネックとなる。また、結合の一体
的強度もそれほどは期待できない。
ような工法で小屋梁と母屋等の2本の構造材を連結する
場合は、切欠部における構造材の断面欠損が大きく、耐
震性等を高める上でのネックとなる。また、結合の一体
的強度もそれほどは期待できない。
【0004】この発明は互いに90°等の所定の角度で
互い違いに交差する構造材同士を、特定の金具を用いて
強固に連結して一体化する技術を提供することにある。
互い違いに交差する構造材同士を、特定の金具を用いて
強固に連結して一体化する技術を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及び効果】そのような課題
を解決するために、請求項1に記載のように、角パイプ
形態又は角パイプ形態の一部を省略したコ字状若しくは
L字状のアングル形態の連結金具(これらは複数の壁を
もつという意味で、複数壁金具ともいえる)を用いて、
例えば互い違いに直角に交差する小屋梁と母屋等の構造
材同士を連結するものである。連結すべき構造材の各仕
口部には、それぞれ上記連結金具を埋め込むための金具
埋込み部を形成し、角パイプ形態等の連結金具の一部を
一方の金具埋込み部に嵌め入れ、他の部分を他方の金具
埋込み部に嵌め込む。そして、各構造材の側方から互い
違いに交差するようにピン状又はねじ状の固定部材を打
ち込むものとする。
を解決するために、請求項1に記載のように、角パイプ
形態又は角パイプ形態の一部を省略したコ字状若しくは
L字状のアングル形態の連結金具(これらは複数の壁を
もつという意味で、複数壁金具ともいえる)を用いて、
例えば互い違いに直角に交差する小屋梁と母屋等の構造
材同士を連結するものである。連結すべき構造材の各仕
口部には、それぞれ上記連結金具を埋め込むための金具
埋込み部を形成し、角パイプ形態等の連結金具の一部を
一方の金具埋込み部に嵌め入れ、他の部分を他方の金具
埋込み部に嵌め込む。そして、各構造材の側方から互い
違いに交差するようにピン状又はねじ状の固定部材を打
ち込むものとする。
【0006】ここで、例えば図12に示すように、横架
材1と2の連結部に双方に跨ってスリットを形成し、こ
れに板状の連結金具7を挿入して連結することも考えら
れる。しかし、図12のA方向からはピン49等の固定
部材を横架材2の側面に打ち込めるが、B方向からは板
状連結金具7の厚み分しかないため、横架材1の側面に
対し事実上固定部材の打ち込みができない。
材1と2の連結部に双方に跨ってスリットを形成し、こ
れに板状の連結金具7を挿入して連結することも考えら
れる。しかし、図12のA方向からはピン49等の固定
部材を横架材2の側面に打ち込めるが、B方向からは板
状連結金具7の厚み分しかないため、横架材1の側面に
対し事実上固定部材の打ち込みができない。
【0007】さらに、この板状連結金具7に代えて、図
3に示すような円形パイプ状の連結金具8を用いること
も考えられる。この場合は横架材1の側方及び横架材2
の側方から、それぞれピン9等の固定部材を互い違いに
クロスして打ち込むことが可能である。しかしながら、
丸パイプ状の連結金具8が回転すると、その連結金具8
に形成された貫通孔10,12と横架材1,2に形成さ
れた貫通孔11,13との孔の位置関係がずれて、ピン
9の打込みが困難となる。
3に示すような円形パイプ状の連結金具8を用いること
も考えられる。この場合は横架材1の側方及び横架材2
の側方から、それぞれピン9等の固定部材を互い違いに
クロスして打ち込むことが可能である。しかしながら、
丸パイプ状の連結金具8が回転すると、その連結金具8
に形成された貫通孔10,12と横架材1,2に形成さ
れた貫通孔11,13との孔の位置関係がずれて、ピン
9の打込みが困難となる。
【0008】これに対し本発明の角パイプ形態等の連結
金具であれば、図12や図13の各不都合をともに解消
し、横架材1,2同士等の互い違いに交差する2構造材
を強固に連結することができる。また、この連結金具が
木材の中に埋め込まれるため、万一火災等があっても連
結金具に直接火が当たらず、熱で連結金具が変形して軸
組み構造自体が修復不能になるといった状態に陥りにく
い。しかも、連結金具が外部に露出しないので、見栄え
もよく、化粧面にもしやすい。
金具であれば、図12や図13の各不都合をともに解消
し、横架材1,2同士等の互い違いに交差する2構造材
を強固に連結することができる。また、この連結金具が
木材の中に埋め込まれるため、万一火災等があっても連
結金具に直接火が当たらず、熱で連結金具が変形して軸
組み構造自体が修復不能になるといった状態に陥りにく
い。しかも、連結金具が外部に露出しないので、見栄え
もよく、化粧面にもしやすい。
【0009】なお、請求項2のように、互いに連結すべ
き2構造材として、例えば小屋梁と母屋との交差部にこ
の発明を好適に適用できる。また、上述の角パイプ形態
等の連結金具を埋め込むべく、各構造材に形成する金具
埋込み部の深さは、請求項3のように、その構造材の高
さ寸法の1/2〜1/3の範囲で形成することが望まし
い。これにより各構造材の断面欠損が小さく抑えられ、
耐久性・耐震性の向上に寄与する。
き2構造材として、例えば小屋梁と母屋との交差部にこ
の発明を好適に適用できる。また、上述の角パイプ形態
等の連結金具を埋め込むべく、各構造材に形成する金具
埋込み部の深さは、請求項3のように、その構造材の高
さ寸法の1/2〜1/3の範囲で形成することが望まし
い。これにより各構造材の断面欠損が小さく抑えられ、
耐久性・耐震性の向上に寄与する。
【0010】請求項4は本件の技術が連結工法のみなら
ず、連結構造としても捉え得ることを意味する。請求項
5は上述の連結工法や連結構造に特に好適な角パイプ状
態の連結金具を取り出したものである。ここで、ピン状
又はねじ状の固定部材が通る貫通部は、一般的な貫通孔
の形態のみならず、切欠等の孔以外の形態であってもよ
い。
ず、連結構造としても捉え得ることを意味する。請求項
5は上述の連結工法や連結構造に特に好適な角パイプ状
態の連結金具を取り出したものである。ここで、ピン状
又はねじ状の固定部材が通る貫通部は、一般的な貫通孔
の形態のみならず、切欠等の孔以外の形態であってもよ
い。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施例を参照し
つつ、この発明の実施の形態を説明する。図1は、小屋
梁等の横架材1と母屋等の横架材2とが、90°の角度
で互い違いに交差する場合に、その互い違いの交差部
で、連結金具15を介して構造材1,2を連結する工法
の一例を示すものである。下側に位置する横架材1に
は、その上面に開口する四角柱状の金具埋込み部(凹
所)16が、有底の付き止まり形態で形成され、この上
側にくる他方の横架材2には、その下面に開口するよう
に同様な四角柱状の金具埋込み部(凹所)17が有底の
行き止まり形態で形成される。
つつ、この発明の実施の形態を説明する。図1は、小屋
梁等の横架材1と母屋等の横架材2とが、90°の角度
で互い違いに交差する場合に、その互い違いの交差部
で、連結金具15を介して構造材1,2を連結する工法
の一例を示すものである。下側に位置する横架材1に
は、その上面に開口する四角柱状の金具埋込み部(凹
所)16が、有底の付き止まり形態で形成され、この上
側にくる他方の横架材2には、その下面に開口するよう
に同様な四角柱状の金具埋込み部(凹所)17が有底の
行き止まり形態で形成される。
【0012】また、横架材1の側面からは、この金具埋
込み部16を貫通するピン孔18が形成される一方、上
側の横架材2にも、金具埋込み部17を横断するように
ピン孔19が形成され、これらのピン孔18,19は9
0°の角度差で互い違いに交差することとなる。なお、
ピン孔18,19は、横架材1,2の反対側の側面まで
貫通するように設けることもできるが、反対側の側面ま
では達しない行き止まり形態で形成した方が、ピン孔が
外部に現れないため、外観上好ましいといえる。
込み部16を貫通するピン孔18が形成される一方、上
側の横架材2にも、金具埋込み部17を横断するように
ピン孔19が形成され、これらのピン孔18,19は9
0°の角度差で互い違いに交差することとなる。なお、
ピン孔18,19は、横架材1,2の反対側の側面まで
貫通するように設けることもできるが、反対側の側面ま
では達しない行き止まり形態で形成した方が、ピン孔が
外部に現れないため、外観上好ましいといえる。
【0013】これら横架材1及び2の各金具埋込み部1
6及び17に埋め込まれる連結金具15は、ほぼ正方形
又は長方形の四角筒形態をなし、図2におけるその軸方
向の高さ寸法HAは、各金具埋込み部16及び17の各
深さd1及びd2の合計寸法と等しいか、それより多少短
く設定されている。またこの連結金具15は、下側の横
架材1の金具埋込み部16に嵌まり込む下側嵌合部15
aと、上側の横架材2の金具埋込み部17に嵌まり込む
上側嵌合部15bとを有して、これらが1本の四角筒形
態をなすものである。
6及び17に埋め込まれる連結金具15は、ほぼ正方形
又は長方形の四角筒形態をなし、図2におけるその軸方
向の高さ寸法HAは、各金具埋込み部16及び17の各
深さd1及びd2の合計寸法と等しいか、それより多少短
く設定されている。またこの連結金具15は、下側の横
架材1の金具埋込み部16に嵌まり込む下側嵌合部15
aと、上側の横架材2の金具埋込み部17に嵌まり込む
上側嵌合部15bとを有して、これらが1本の四角筒形
態をなすものである。
【0014】そして図3及び図4に示すように、この連
結金具15の下側嵌合部15aには、この連結金具15
の対向する2壁部を共に貫通するピン孔21が形成さ
れ、また上側嵌合部15bには、下側のピン孔21とは
90°互い違いに交差して、別の2つの壁部を貫通する
ピン孔22が形成されている。これらのピン孔21及び
22は、連結金具15を貫通する貫通部としての役割を
果たすもので、下側のピン孔21は、図1及び図2の横
架材1のピン孔18と一致し、上側のピン孔22は、横
架材2のピン孔19とそれぞれ一致するようになってい
る。そして、横架材1のピン孔18と金具15のピン孔
21を貫通するように、例えばピン状の固定部材として
ドラフトピン20が打ち込まれ、また、横架材2のピン
孔19と金具15のピン孔22を貫通するように別のド
ラフトピン20が打ち込まれる。なお、ドラフトピン2
0の代わりに木ねじ状の固定部材を用いてもよい。
結金具15の下側嵌合部15aには、この連結金具15
の対向する2壁部を共に貫通するピン孔21が形成さ
れ、また上側嵌合部15bには、下側のピン孔21とは
90°互い違いに交差して、別の2つの壁部を貫通する
ピン孔22が形成されている。これらのピン孔21及び
22は、連結金具15を貫通する貫通部としての役割を
果たすもので、下側のピン孔21は、図1及び図2の横
架材1のピン孔18と一致し、上側のピン孔22は、横
架材2のピン孔19とそれぞれ一致するようになってい
る。そして、横架材1のピン孔18と金具15のピン孔
21を貫通するように、例えばピン状の固定部材として
ドラフトピン20が打ち込まれ、また、横架材2のピン
孔19と金具15のピン孔22を貫通するように別のド
ラフトピン20が打ち込まれる。なお、ドラフトピン2
0の代わりに木ねじ状の固定部材を用いてもよい。
【0015】ドラフトピン20は、例えば図7に例示す
るように、円形断面の軸状のピン脚部20aと、その一
端に連続する偏平楕円状の頭部20bとを有し、これら
両部分が滑らかにつながったもので、頭部20bの長軸
寸法はピン脚部20aの直径より一定量大きくなってい
て、それだけピン脚部20aの外表面から両側に突出し
た形態となっている。このようなドラフトピン20が、
図1や図2の横架材1又は2に形成されたピン孔18や
19から打ち込まれ、金具15のピン孔21や22を貫
き、各横架材1及び2の内部で連結金具15の下側嵌合
部15a、上側嵌合部15bをそれぞれ横架材1及び2
に固定するとともに(図2(b)参照)、図7(b)に
示すように、その頭部20bがピン孔18等の開口部に
食い込んで抜け止めされる。
るように、円形断面の軸状のピン脚部20aと、その一
端に連続する偏平楕円状の頭部20bとを有し、これら
両部分が滑らかにつながったもので、頭部20bの長軸
寸法はピン脚部20aの直径より一定量大きくなってい
て、それだけピン脚部20aの外表面から両側に突出し
た形態となっている。このようなドラフトピン20が、
図1や図2の横架材1又は2に形成されたピン孔18や
19から打ち込まれ、金具15のピン孔21や22を貫
き、各横架材1及び2の内部で連結金具15の下側嵌合
部15a、上側嵌合部15bをそれぞれ横架材1及び2
に固定するとともに(図2(b)参照)、図7(b)に
示すように、その頭部20bがピン孔18等の開口部に
食い込んで抜け止めされる。
【0016】ところで、図2(a)に示すように、横架
材1や2に形成する金具埋込み部16及び17の各深さ
寸法d1,d2は、横架材1又は2の高さ寸法H1又はH2
のほぼ1/2から1/3程度とするのが望ましい。1/
2より深さ寸法d1及びd2を深く(大きく)すると、横
架材1及び2の断面欠損を小さくする効果が減殺され、
耐久性等に悪影響を及ぼす場合がある。逆に、その深さ
寸法d1やd2が1/3より浅いと、連結強度に支障が出
る場合もあるため、上述のような範囲にそれらの深さ寸
法d1やd2を設定するのがよい。
材1や2に形成する金具埋込み部16及び17の各深さ
寸法d1,d2は、横架材1又は2の高さ寸法H1又はH2
のほぼ1/2から1/3程度とするのが望ましい。1/
2より深さ寸法d1及びd2を深く(大きく)すると、横
架材1及び2の断面欠損を小さくする効果が減殺され、
耐久性等に悪影響を及ぼす場合がある。逆に、その深さ
寸法d1やd2が1/3より浅いと、連結強度に支障が出
る場合もあるため、上述のような範囲にそれらの深さ寸
法d1やd2を設定するのがよい。
【0017】以上のような工法においては、例えば図8
のA部分の小屋梁1の金具埋込み部16に連結金具15
をはめ込み、その金具15の上側への突出部分に母屋2
をその金具埋込み部17において落とし込む。そして、
小屋梁1の側方からピン20を、母屋2の側方からピン
20を、それぞれ90°の互い違いの向きとなるように
打ち込むことにより、小屋梁1と母屋2とをこの連結金
具15を介して強固に連結することができる。このよう
な構造は、図8のB、C及びDの各連結部にも同様に適
用することができるし、さらに横架材同士の連結のみな
らず、垂直材が例えば90°の角度で互い違いに交差す
る交差部等にも適用できる。その場合、連結金具15は
横倒しにした状態で用いられることとなる。なお、図8
で小屋梁1と柱等の垂直材5とが直角に交差する部分に
は、例えば板状の連結金具14を双方のスリット1a,
5aに差し込んでドラフトピン20’で固定する構造を
とることができる。
のA部分の小屋梁1の金具埋込み部16に連結金具15
をはめ込み、その金具15の上側への突出部分に母屋2
をその金具埋込み部17において落とし込む。そして、
小屋梁1の側方からピン20を、母屋2の側方からピン
20を、それぞれ90°の互い違いの向きとなるように
打ち込むことにより、小屋梁1と母屋2とをこの連結金
具15を介して強固に連結することができる。このよう
な構造は、図8のB、C及びDの各連結部にも同様に適
用することができるし、さらに横架材同士の連結のみな
らず、垂直材が例えば90°の角度で互い違いに交差す
る交差部等にも適用できる。その場合、連結金具15は
横倒しにした状態で用いられることとなる。なお、図8
で小屋梁1と柱等の垂直材5とが直角に交差する部分に
は、例えば板状の連結金具14を双方のスリット1a,
5aに差し込んでドラフトピン20’で固定する構造を
とることができる。
【0018】図5は、図4より軸方向に長い長尺の連結
金具25を示すもので、この場合、下側嵌合部25a及
び上側嵌合部25bにはそれぞれ2以上のピン孔26,
27を形成することもできる。これは金具25の軸方向
寸法が大きくなることで、その固定を強化するために、
ピン孔ひいては打ち込むピンを増やす趣旨である。
金具25を示すもので、この場合、下側嵌合部25a及
び上側嵌合部25bにはそれぞれ2以上のピン孔26,
27を形成することもできる。これは金具25の軸方向
寸法が大きくなることで、その固定を強化するために、
ピン孔ひいては打ち込むピンを増やす趣旨である。
【0019】また、四角筒状の金具15や25をはめ込
むために、四角柱状の金具埋込み部を形成する代わり
に、図6(a)に示すように、その四角筒状の連結金具
15又は25が入る四角筒状のスリット28(金具埋込
み部)を形成することもできる。この形成については、
図6(b)に示すように、チェーンソー式の切込装置3
0を用い、これで四角環状のスリット28を1辺ごとに
切込んでいく等の手法がある。ここでその環状のスリッ
ト28を形成する1辺が互いにはみ出して、井桁状のス
リットとなっても差し支えない。
むために、四角柱状の金具埋込み部を形成する代わり
に、図6(a)に示すように、その四角筒状の連結金具
15又は25が入る四角筒状のスリット28(金具埋込
み部)を形成することもできる。この形成については、
図6(b)に示すように、チェーンソー式の切込装置3
0を用い、これで四角環状のスリット28を1辺ごとに
切込んでいく等の手法がある。ここでその環状のスリッ
ト28を形成する1辺が互いにはみ出して、井桁状のス
リットとなっても差し支えない。
【0020】図9は、角パイプ形態の1つの壁部を除い
た、断面コ字状のアングル形態の連結金具31を示すも
ので、横架材1等には、この連結金具31が入り込む箱
型の金具埋込み部32を形成してもよいし、同図(b)
に示すようにコ字状のスリット(金具埋込み部)33を
形成してもよい。いずれにしても、コ字状の連結金具3
1をその金具埋込み部32又は33にはめ込む。上側の
横架材との連結についても同様である。そして、連結金
具31の2つの壁面を貫通するようにピン孔34を、ま
たこれと90°異なる別の壁を貫通して、もう一つのピ
ン孔35を互い違いに形成することができる。
た、断面コ字状のアングル形態の連結金具31を示すも
ので、横架材1等には、この連結金具31が入り込む箱
型の金具埋込み部32を形成してもよいし、同図(b)
に示すようにコ字状のスリット(金具埋込み部)33を
形成してもよい。いずれにしても、コ字状の連結金具3
1をその金具埋込み部32又は33にはめ込む。上側の
横架材との連結についても同様である。そして、連結金
具31の2つの壁面を貫通するようにピン孔34を、ま
たこれと90°異なる別の壁を貫通して、もう一つのピ
ン孔35を互い違いに形成することができる。
【0021】さらに図10に示すように、角パイプ形態
の2つの壁を除去したL字状のアングル形態をなす連結
金具36を用いることもできる。この場合、連結金具3
6の一方の壁部の下側にピン孔37が、他方の壁部の上
側にピン孔38が形成される。そして、この金具36を
埋め込むために、例えば下側の横架材1にL字状のスリ
ット(金具埋込み部)39を形成し、かつ例えば金具3
6のピン孔37と一致するようにその横架材1の側方か
らピン孔40を形成する。上側の横架材についても、同
様のL字状のスリットを形成し、かつ側方から金具36
のピン孔38と一致するようなピン孔を形成し、それぞ
れピンを打ち込んで固定する。
の2つの壁を除去したL字状のアングル形態をなす連結
金具36を用いることもできる。この場合、連結金具3
6の一方の壁部の下側にピン孔37が、他方の壁部の上
側にピン孔38が形成される。そして、この金具36を
埋め込むために、例えば下側の横架材1にL字状のスリ
ット(金具埋込み部)39を形成し、かつ例えば金具3
6のピン孔37と一致するようにその横架材1の側方か
らピン孔40を形成する。上側の横架材についても、同
様のL字状のスリットを形成し、かつ側方から金具36
のピン孔38と一致するようなピン孔を形成し、それぞ
れピンを打ち込んで固定する。
【図1】この発明の一実施例を示す分解斜視図。
【図2】その断面図。
【図3】連結金具とピンとの関係を示す斜視図。
【図4】連結金具の各ピン孔の位置を示す図。
【図5】長尺の連結金具の一例を示す斜視図。
【図6】金具埋込み部の変形例を示す斜視図。
【図7】ドラフトピンの一例を示す図。
【図8】角パイプ形態の連結金具を用いる連結箇所の一
例を示す図。
例を示す図。
【図9】コ字状の連結金具を用いる場合の斜視図。
【図10】L字状の連結金具を用いる場合の斜視図。
【図11】従来の連結工法の一例を示す斜視図。
【図12】板状の連結金具を用いる場合の不都合を示す
説明図。
説明図。
【図13】円筒状の連結金具を用いる場合の不都合を示
す説明図。
す説明図。
1,2 横架材 15 連結金具 15a 下側嵌合部 15b 上側嵌合部 16,17 金具埋込み部 18,19 ピン孔(横架材側) 20 ドラフトピン 21,22 ピン孔(金具側) 25,31,36 連結金具 28,32,33,39 金具埋込み部
Claims (5)
- 【請求項1】 軸組み木造建築において90°等、所定
の角度で互い違いに交差する横架材等の構造材同士をそ
の交差部で連結するために、 角パイプ形態又は角パイプ形態の一部を省略したコ字状
若しくはL字状のアングル形態の連結金具を用い、 第1の前記構造材の仕口部に、前記連結金具の一部を埋
め込むための第1の金具埋込み部を有底の行き止まり形
態で形成して、ここに前記連結金具の一部を埋め込むと
ともに、その第1の構造材の側方から前記連結金具の少
なくとも一の壁部と交差する向きにピン状又はねじ状の
固定部材を突入させて前記連結金具の一部を前記第1の
構造材に固定する一方、第2の構造材の仕口部に、その
連結金具の他の部分を埋め込むための第2の金具埋込み
部を有底の行き止まり形態で形成し、その第2の金具埋
込み部に前記連結金具の他の部分を埋め込むとともに、
その第2の構造材の外部から該構造材と交差し、かつ前
記連結金具の前記壁部とは異なる別の少なくとも一の壁
部と交差するようにピン状またはねじ状の固定部材を突
入させて前記連結金具の他の部分を前記第2の構造材に
固定することにより、第1、第2の前記構造材同士を前
記連結金具を介して連結することを特徴とする軸組み木
造建築の構造材の連結工法。 - 【請求項2】 互いに連結する前記第1、第2の構造材
は、小屋梁と母屋であることを特徴とする請求項1に記
載の連結工法。 - 【請求項3】 前記第1、第2の構造材に対する有底の
金具埋込み部は、その底面から開口までの深さを、その
構造材の当該深さ方向における高さ寸法の1/3〜1/
2に設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の
連結工法。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の連結工
法を使用することにより得られる木造建築の構造材の連
結構造。 - 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかに記載の連結工
法又は請求項4に記載の連結構造に用いる連結金具であ
って、 角パイプ状の形態をなし、その軸方向の一方の側が下側
嵌合部、他方の側が上側嵌合部とされ、下側嵌合部には
その角パイプ形態の互いに対向する2つの壁部を貫く適
数の第1の貫通部が形成され、前記上側嵌合部には、下
側嵌合部の前記貫通部とほぼ90°直交する向きに、前
記角パイプ形態の他の2つの壁を貫通する第2の貫通部
が形成されていて、下側嵌合部が前記第1の構造材に形
成された金具埋込み部に埋め込まれ、かつ前記第1の貫
通部にピン状又はねじ状の固定部材を突入させる一方、
前記上側嵌合部が第2の構造材の金具埋込み部に埋め込
まれ、かつ前記第2の貫通部にピン状又はねじ状の固定
部材を突入させるようになっていることを特徴とする連
結金具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12788996A JP2967048B2 (ja) | 1996-04-23 | 1996-04-23 | 軸組み木造建築の横架材の連結構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12788996A JP2967048B2 (ja) | 1996-04-23 | 1996-04-23 | 軸組み木造建築の横架材の連結構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09287205A true JPH09287205A (ja) | 1997-11-04 |
| JP2967048B2 JP2967048B2 (ja) | 1999-10-25 |
Family
ID=14971174
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12788996A Expired - Fee Related JP2967048B2 (ja) | 1996-04-23 | 1996-04-23 | 軸組み木造建築の横架材の連結構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2967048B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013014998A (ja) * | 2011-07-06 | 2013-01-24 | Junji Hasegawa Architects Inc | 連結具およびこの連結具を使用した二丁合わせ梁の連結構造 |
| WO2015068710A1 (ja) * | 2013-11-06 | 2015-05-14 | 大倉 憲峰 | 連結構造 |
-
1996
- 1996-04-23 JP JP12788996A patent/JP2967048B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013014998A (ja) * | 2011-07-06 | 2013-01-24 | Junji Hasegawa Architects Inc | 連結具およびこの連結具を使用した二丁合わせ梁の連結構造 |
| WO2015068710A1 (ja) * | 2013-11-06 | 2015-05-14 | 大倉 憲峰 | 連結構造 |
| JP2015110881A (ja) * | 2013-11-06 | 2015-06-18 | 大倉 憲峰 | 連結構造 |
| EP3067480A4 (en) * | 2013-11-06 | 2017-06-07 | Kenho Okura | Joint structure |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2967048B2 (ja) | 1999-10-25 |
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