JPH09287221A - 木造建築の筋違い連結工法、筋違い連結構造、その複合連結金具及び複合連結金具ユニット - Google Patents

木造建築の筋違い連結工法、筋違い連結構造、その複合連結金具及び複合連結金具ユニット

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JPH09287221A
JPH09287221A JP12788896A JP12788896A JPH09287221A JP H09287221 A JPH09287221 A JP H09287221A JP 12788896 A JP12788896 A JP 12788896A JP 12788896 A JP12788896 A JP 12788896A JP H09287221 A JPH09287221 A JP H09287221A
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Kazuyuki Ikeda
和行 池田
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INSHIYOU RINGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 土台(又は横架材)と、柱等の垂直材と、筋
交い材とを1枚の板状の複合連結金具及びドラフトピン
等の軸状固定部材を用いて互いに一体的に連結する。 【解決手段】 土台2に第一のスリット11を、柱3に
第二のスリット12を、筋交い材6に第三のスリットを
それぞれ形成し、これら3部材を合体した状態で各スリ
ット11〜13が連結した薄い矩形状の空間を形成す
る。ここに板状の複合連結金具10を差込み状態で埋設
し、かつ土台2、柱3、筋交い材6の側方からそれぞれ
ドラフトピン9を複合連結金具10を貫通して打ち込
み、この金具10と土台2、柱3及び筋交い材6とを強
固に一体化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、木造建築の例え
ば土台と柱及び筋違い材(すじかい)の少なくとも3構
造材を一体的に結合するための筋違い連結工法、筋違い
連結構造、並びにそれら工法又は構造に用いる複合連結
金具、さらにその複合連結金具を含む複合連結金具ユニ
ットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば第1図に示すように、
一般的な木造住宅の軸組み工法で、基礎1の上に設置さ
れる土台2、この上に立てられる通し柱3や間柱4等の
柱、この上に横架される桁、梁、胴差等の横架材5、さ
らに補強のために柱3及び4の間に斜めに設けた筋違い
材6,7を含む場合がある。そこで、例えばA部分で示
す土台2と柱3及び筋違い材6との結合部分は、一般的
には土台2の上面にほぞ穴を、また柱3の下端部にほぞ
を形成してこれらを差し込むとともに、土台2と柱3に
跨って切欠部を形成し、これに筋違い材6を差し込む構
造が一般的である。なお、このような筋違い材を含む連
結構造は、図1のB、C及びD部分についても同様であ
り、筋違い材と土台及び柱との3構造材、あるいは筋違
い材と横架材5及び柱との3構造材の結合は、実質上共
通のものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなほぞとほぞ穴、さらに切欠部への差し込みといっ
た軸組工法では、地震等の揺れに対する高耐震性・高耐
久性を実現するには限界がある。また、そのような土
台、柱及び筋違い材の結合部に外側から補強金具を打ち
つけて強度アップを図る工法もあるが、あくまでも外側
からの付加的な対処であり、また、補助金具が相当数必
要であるため、その材料コストや施工コストが高くな
る。
【0004】この発明の課題は、一般的な軸組工法によ
るほぞやほぞ穴、切欠部等の仕口加工を廃止し、かつ仕
口部の内部から強固に、筋違い材を含む構造材を一体的
に連結することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び効果】このような課題
を解決するために、この発明では上述の土台又は横架
材、垂直材及び筋違い材の少なくとも3構造材を結合す
るために板状の複合連結金具を用いる。それを前提と
し、土台又は横架材の仕口部、垂直材の仕口部、筋違い
材の仕口部に第一のスリット、第二のスリット及び第三
のスリットをそれぞれ形成する。複合連結金具は板状の
もので、それら3構造材の各スリットに差し込むための
第一、第二、第三の各差込部を一体的に形成する。最も
単純な形態では、1枚の矩形板状のものとできる。複合
連結金具の各差込部には、ドラフトピン又はネジ等の軸
状の固定部材を通すための貫通部が形成される。そし
て、このような複合連結金具の第一の差込部が土台又は
横架材の第一のスリットに、第二の差込部が垂直材の第
二のスリットに、第三の差込部が筋違い材の第三のスリ
ットにそれぞれ差し込まれるとともに、これら3構造材
の外部からそれぞれ上記ドラフトピン等の軸状の固定部
材を打ち込み又はねじ込む。これにより複合連結金具を
介して筋違い材を含む少なくとも3構造材を一体的に連
結することができる。
【0006】このように筋違い材を含む3構造材にスリ
ットを形成するものであるため、その各構造材仕口部の
断面欠損が極めて少なく、また、それらスリットに差し
込まれる複合連結金具がドラフトピン等により構造材の
内部で強固に固定されるため、高耐久性・高耐震性が実
現する。また、基本的には外側から補強金具を打ち付け
なくても済み、施工作業が容易になるとともに、上記構
造材にほぞやほぞ穴、あるいは切欠部等を形成するのに
比べて、スリットを切込むことは加工が非常に容易であ
り、加工コストも安く済む。さらに、大工等の職人不足
等の状況にあっても、その仕口部の加工や組付けは熟練
を要しなくても可能であり、このことが職人不足にもか
かわらず、均一な品質で、ローコストの木造住宅を提供
する一助となる。
【0007】請求項2では、土台の側面に上述のドラフ
トピン等の固定部材が打ち込まれる場合、地震等の横揺
れの場合等に、その打込み部位から土台を裂く(水平方
向に分断する)向きに作用する荷重に対抗する手段とし
て、例えば土台の端部を緊束するリング部材、土台の端
面に打ち込んだ横断部材、あるいは土台を下向きに引っ
張るアンカー部材の少なくとも1の部材を設けることが
できる。このようにすることで、土台を強固にし、かつ
この土台に対して上述の複合連結金具を用いた構造で筋
違い材や柱を固定することにより、軸組工法の基礎側の
部分における強度が向上し、耐久性・耐震性に対する信
頼性が増す。
【0008】請求項3は、本件の技術を工法でなく、筋
違い連結構造として把握できることを意味する。請求項
4又は5は、上述の筋違い連結工法に用いる複合連結金
具それ自体を取り出したものである。請求項4の金具で
は少なくとも3構造材を、請求項5の金具では少なくと
も4構造材(2つの筋違い材を含む)を連結する。
【0009】請求項6の発明は、上述の複合連結金具に
さらに補助金具を用いて、一の筋違い材(又は上記2つ
の筋違い材)が存在する平面とは90°等、所定の角度
異なる平面内で斜め方向に伸びる異方向の筋違い材をも
一体的に連結する工法である。補助金具は垂直材の上記
筋違い材が結合される面とは、例えば90°異なる面に
固定(クランプ)される。このクランプのために軸状の
クランプ部材を用い、このクランプ部材を上記複合連結
金具を貫通してその垂直材に差し通し、例えばナット等
の所定の固定部材で固定する。このような補助金具を付
加することにより、例えば一の筋違い材(又は上記2つ
の筋違い材)と90°異なる異方向の筋違い材、土台又
は横架材、垂直材の都合4又は5部材を一体的に連結す
ることができる。
【0010】さらに請求項7のように、この補助金具を
垂直材にクランプする軸状のクランプ部材を、複合連結
金具を固定する軸状の固定部材に兼用することもでき
る。例えば複合連結金具を止めるドラフトピン等の固定
部材が複数本ある場合に、その内の一部のものを上記ク
ランプ部材で置き換えること、あるいは全部を置き換え
ることもできる。このようなクランプ部材の兼用によ
り、複合連結金具を固定する専用の軸状固定部材を減少
もしくは廃止することができ、これが組付けの容易性、
コストの低減等につながる。
【0011】請求項8は、そのような補助金具や軸状の
クランプ部材、さらには上述の複合連結金具を含む複合
連結ユニットとしてとらえたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施例を参照し
つつ、この発明の実施の形態を説明する。図1のA部分
を図2に示す。土台2の上面に柱3が立てられ、さらに
この交点部に内側から斜め方向の筋違い材6が接合す
る。これらは1枚の板状の複合連結金具10、並びにこ
の金具10を固定する適数のドラフトピン(以下、単に
ピンともいう)9で互いに固定されている。この板状の
金具10は、土台2、柱3及び筋違い材6が存在する垂
直面に平行に、これら3構造材2,3,6内にほぼ埋設
された状態で位置する。
【0013】図3はこの複合連結金具10の一例を示す
もので、1枚のほぼ矩形の板部材であり、それを厚さ方
向に貫通する複数の貫通孔10a、10b及び10cが
形成されている。これらの貫通孔10a〜10cは、図
4に示すドラフトピン9を貫通させるための固定用孔で
あり、下側の貫通孔10aは土台2への固定のための第
一の差込部10dに、右側の貫通孔10bは柱3への固
定のための第二の差込部10eに、左側の貫通孔10c
は筋違い材6への固定のための第三の差込部10fにそ
れぞれ設けられる。
【0014】このような板状の金具10を組み込むため
に、図4(a)に示すように、土台2にはその上面に開
口する第一のスリット11が、また柱3には土台2側及
び筋違い材6側に開口する第二のスリット12が、さら
に筋違い材6には、土台2側及び柱3側に開口する第三
のスリット13がそれぞれ形成される。これら3構造材
2、3及び6が互いに合体した状態では、図2に示すよ
うに、それらスリット11、12及び13が薄い長方形
状に連続する空間を形成することとなり、この中に図3
の金具10が納まる。図4(b)は、第三のスリット1
3を柱3側から見たものである。なお、これらのスリッ
ト11〜13は例えば6〜7mm程度の間隙で形成する
ことができ、金具10の厚みはこれよりわずかに小さく
される。
【0015】さらに、土台2には、スリット11と直角
に交差するようにその側方から適数のピン孔15が形成
され、また柱3には、その一側面からスリット12と直
角に交差する適数のピン孔16が形成され、さらに筋違
い材6にもそのスリット13と直角に交差するピン孔1
7が形成されている。これらのピン孔15〜17は各構
造材2、3及び6の反対側の面まで貫通するように形成
することもできるが、反対側の面までは達しないように
行き止まり形態で形成した方が、ピン孔が外部に出ず、
そこを化粧面等として使用できるため望ましい。このよ
うなピン孔15〜17に前述のドラフトピン9が打ち込
まれるが、このピン9も、各構造材2、3及び6の打ち
込み方向の寸法より短くすることで上述の化粧面等のメ
リットが生じる。
【0016】ドラフトピン9は、図5に例示するよう
に、円形断面の軸状のピン脚部9aと、その一端に連続
する偏平楕円状の頭部9bとを有し、これら両部分が滑
らかにつながったもので、頭部9bの長軸寸法はピン脚
部9aの直径より一定量大きくなっていて、それだけピ
ン脚部9aの表面から両側に突出した形態となってい
る。このようなドラフトピン9が図4や図6に示すよう
に、土台2、柱3及び筋違い材6の各ピン孔15,1
6,17から打ち込まれ、金具10の貫通孔10a,1
0b,10cを貫いて、各構造材の内部で金具10を固
定するとともに、図5(b)に示すように、その頭部9
bがピン孔15等の開口部に食い込んで抜け止めされ
る。
【0017】図3の金具10の変形例として、図7に別
の金具20を示す。この金具20では、筋違い材6を固
定するための複数の貫通孔、例えば2個の貫通孔10c
1及び10c2が形成されている。この2個の貫通孔10
c1及び10c2にそれぞれ前述のピン9を通して筋違い
材6を固定することも可能であるが、図10(a)に示
すように、筋違い材6の傾斜がきつい場合は金具20の
上側の貫通孔10c1にピン9を通して筋違い材6を固
定し、他方の貫通孔10c2は空けておく。他方、同図
(b)に示すように、筋違い材6の傾斜が緩い場合は、
逆に貫通孔10c1を空け、下側の貫通孔10c2にピン
9を打ち込んで、筋違い材6の固定を図ることも可能で
ある。
【0018】また、図8の金具21のように、連結に直
接関与しない部分は切り欠いて金具面積を小さくするこ
ともできる。さらに図9に示す複合連結金具22のよう
に、土台2と柱3に差し込む部分は縦長の矩形状部分と
し、ここから側方に突出した舌片部分に固定用の貫通孔
10cを形成した形態でもよい。
【0019】以上の説明は、例えば図11において、土
台2、柱3及び筋違い材6の3者の結合の場合を示した
が、これらを含む垂直面とは90°交差する垂直面内に
別の(異方向の)筋違い材26を設け、土台2と横架材
25との間に斜めに架ける場合がある。この場合、例え
ば土台2、柱3、筋違い材6に加え、異方向の筋違い材
26をも含めた4構造材を一体的に結合するために、例
えば図12に示すような工法/構造をとることができ
る。これは、それら4構造材の結合部の水平断面であ
る。
【0020】ここで、図2等に示した複合連結金具10
はそのまま用いられており、これに補助金具30が付加
されている。補助金具30は、異方向の筋違い材26を
柱3の側面、つまり前述の筋違い材6とは90°異なる
隣接側面に固定するために用いる。補助金具30の形態
は、筋違い材26の端部を両側から把持するU字状断面
のヨーク状形態、あるいはヨーク状形態の両側の開口の
うちの一方又は双方を塞いだ箱状の形態等、適宜に選択
できる。
【0021】この補助金具30を柱3の側面に固定する
ために、軸状のクランプ部材として長尺ボルト31を用
いる。つまり図13に示すように、補助金具30の底部
に形成した貫通孔32に、長尺ボルト31を通すととも
に、そのボルト31のフランジ状の頭部31aにおいて
補助金具30と連結する。そして、この長尺ボルト31
を柱3に差し通して、反対側の柱側面からナット33等
の固定手段で固定する。このナット33を締めあげるこ
とにより、補助金具30の底面(座面)が柱3の側面に
押し付けられクランプされる。また、このようにクラン
プされる補助金具30に、異方向の筋違い材26の端部
を差し込み、その端部に形成した貫通孔34にボルト3
5等の固定手段を差し込み、反対側から例えばナット3
6で締めあげる。37は座金である。この異方向の筋違
い材26を固定するためのボルト35は、1本でもよい
し、2本以上でもよいが、補助金具30にはそれに対応
するボルト穴38を設けることとなる。
【0022】図12に示すように、補助金具30を柱3
に固定する長尺ボルト31は、複合連結金具10の貫通
孔10bを貫通し、この本来の金具10を柱3に固定す
る役割も担っている。ここで、長尺ボルト31は1本で
もよいし、2本以上でもよいが、例えば1本の場合、図
4において、柱3に打ち込まれるピン9のうちの1本
が、図12の長尺ボルト31に置き換えられる。あるい
は図4のピン9の2本とも図12の長尺ボルト31に置
換してもよい。いずれにしても、図12の長尺ボルト3
1が補助金具30を柱3に固定する役割と、複合連結金
具10を柱3に固定する役割とに兼用されることで、土
台2、柱3、筋違い材6及び筋違い材26の4構造材を
一体的に結合する場合でも、その固定構造が簡素にな
る。
【0023】ところで、例えば図2等において土台2の
高さ方向の中間部に適数のピン9を打ち込む場合、地震
等の横揺れの際にその土台2の中間部を水平方向に裂こ
うとする力が働くが、これに対する耐久性を高める方法
として、例えば図14〜図17等に示すものがある。図
14に示す工法では、基礎1に埋め込んだアンカーボル
ト40が土台2を上下に貫き、上から締め込んだナット
41で土台2が基礎1に上から押し付けられる。
【0024】図15は、土台2を周方向に緊束する緊束
部材42を設け、また土台2の端面にリング部材43を
はめ込んだものである。リング部材43は、図16に示
すように、例えば土台2の端面に4角枠状の段付き部1
aを形成し、ここにはめ込んで、土台2の端面強度を上
げる。図17では両端に食い込み突起44を備える横断
部材45を、土台2の端面にこれをほぼ上下に横断する
ように打ち込むものである。
【0025】いずれにしても、上記のような土台2の水
平方向への裂け防止構造により土台2の耐震性ないし耐
久性が向上する。なお、図18(a),(b)に示すよ
うに、土台2の裂け防止手段として、土台2に打ち込む
ピン9、ひいてはピン孔10aが水平方向に一直線に連
ならないように、そのピン孔10aの位置をずらすこと
も有効である。この場合、前述の図14〜図17に示し
た手法と組み合わせることも可能である。
【0026】また、図19に示すような複合連結金具5
0を用い、同じ平面内にある2つの筋違い材6,52及
び柱3、土台2の4構造材を連結することもできる。こ
の金具50は図19(b)のように、図6の金具10と
比べて第四の差込部10gが付加された形態をなし、こ
の第四の差込部10gが筋違い材52に形成された第四
のスリット53に差し込まれ、そこの貫通孔に打ち込ま
れるピン9で固定される。このような工法にさらに図1
2、図13に示した補助金具30を含む金具ユニットを
組み合わせれば、同じ平面にある2つの筋違い材6,5
2と異方向の筋違い材26と土台2及び柱3とを加えた
5構造材を一体的に連結することができる。
【0027】なお、以上は主に図1のA部分に着目して
説明したが、このA部分に採用する図2等の工法ないし
構造は、図1の例えばB、C又はD部分にも同様に採用
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】木造住宅の土台を含む筋違い構造の一例を示す
正面図。
【図2】図1のA部分に本発明を適用した一例を示す斜
視図。
【図3】複合連結金具の一例を示す斜視図。
【図4】図2の接合部分を分解して示す斜視図。
【図5】軸状の固定部材としてのドラフトピンの一例を
示す図。
【図6】図2の正面図をその断面と併せて示す図。
【図7】複合連結金具の変形例を示す正面図。
【図8】複合連結金具の別の変形例を示す正面図。
【図9】複合連結金具のさらに別の変形例を示す正面
図。
【図10】図7の複合連結金具の使用例を示す説明図。
【図11】異方向の筋違い材がある一例を示す図。
【図12】土台と柱及び90°交差する2本の筋違い材
を一体的に連結する一例を示す図。
【図13】図12の補助金具を中心に示す分解図。
【図14】土台2にアンカーボルトを付加した正面図。
【図15】土台2に緊束部材又はリング部材を装着した
正面図。
【図16】そのリング部材の説明図。
【図17】横断部材を打ち込む場合の説明図。
【図18】土台ひいては金具に打ち込むピン孔の位置を
ずらした説明図。
【図19】第四の差込部を有する複合連結金具を用いた
連結工法/構造を示す図。
【符号の説明】
1 基礎 2 土台 3,4 柱 5,25 横架材 6,7,26 筋違い材 9 ドラフトピン 10,20,21,22,50 複合連結金具 10a,10b,10c 貫通孔 10d 第一の差込部 10e 第二の差込部 10f 第三の差込部 10g 第四の差込部 11 第一のスリット 12 第二のスリット 13 第三のスリット 15,16,17 ピン孔 30 補助金具 31 長尺ボルト 40 アンカーボルト 42 緊束部材 43 リング部材 45 横断部材 53 第四のスリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04B 2/56 651 E04B 2/56 651S 611 611C 652 652K 1/26 1/26 F 1/58 505 1/58 505L

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木造建築の木製の土台又は桁、梁、胴差
    等の横架材と、柱等の垂直材と、斜め方向の筋違い材と
    の少なくとも3構造材を結合するために、板状の複合連
    結金具を用いるとともに、 前記土台又は横架材の仕口部に第一のスリットを、また
    前記垂直材の仕口部に第二のスリットを、さらに前記筋
    違い材の仕口部に第三のスリットをそれぞれ形成し、前
    記複合連結金具には、それら土台又は横架材、垂直材及
    び筋違い材の3構造材の前記各スリットに差し込むため
    の第一の差込部、第二の差込部、第三の差込部を一体的
    に形成し、かつそれらの各差込部にはドラフトピン又は
    ねじ等の軸状の固定部材を通すための貫通部が形成され
    ており、 前記複合連結金具の第一の差込部が前記土台又は横架材
    の第一のスリットに、前記第二の差込部が前記垂直材の
    第二のスリットに、前記第三の差込部が前記筋違い材の
    第三のスリットにそれぞれ差し込まれるとともに、前記
    3構造材の外部からそれぞれ前記軸状の固定部材を打ち
    込み又はねじ込むことにより、前記複合連結金具を介し
    て前記土台又は横架材、垂直材及び筋違い材を一体的に
    連結することを特徴とする木造建築の筋違い連結工法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の前記垂直材は前記土台
    上に立てられる柱であって、これら土台と柱の間を前記
    筋違い材が斜め方向に延びるとともに、前記複合連結金
    具を固定するための軸状の固定部材が前記土台の側面か
    ら突入しており、その突入部位から土台が水平方向に裂
    けることを防ぐために、前記土台の端部を緊束するリン
    グ部材、前記土台の端面に打ち込んだ横断部材、基礎か
    ら延びて前記土台を上下に貫通し、その土台を上側から
    前記基礎に押し付けるアンカー部材の少なくとも1の部
    材を前記土台の裂け防止手段として設けることを特徴と
    する木造建築の筋違い連結工法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の連結工法により
    得られる木造建築の筋違い連結構造。
  4. 【請求項4】 木造建築の木製の土台又は桁、梁、胴差
    等の横架材と、柱等の垂直材と、斜め方向の筋違い材と
    の少なくとも3構造材をそれらの交点部分で一体的に連
    結するための板状の複合連結金具であって、 前記土台又は横架材の仕口部に第一のスリットを、また
    前記垂直材の仕口部に第二のスリットを、さらに前記筋
    違い材の仕口部に第三のスリットをそれぞれ形成するこ
    とを前提として、当該複合連結金具には、それら土台又
    は横架材、垂直材及び筋違い材の3構造材の前記各スリ
    ットに差し込むための第一の差込部、第二の差込部、第
    三の差込部を一体的に形成し、かつそれらの各差込部に
    はドラフトピン又はねじ等の軸状の固定部材を通すため
    の貫通部が形成されており、前記複合連結金具の第一の
    差込部が前記土台又は横架材の第一のスリットに、前記
    第二の差込部が前記垂直材の第二のスリットに、前記第
    三の差込部が前記筋違い材の第三のスリットにそれぞれ
    差し込まれるとともに、前記3構造材の外部からそれぞ
    れ前記軸状の固定部材を打ち込み又はねじ込むことを特
    徴とする複合連結金具。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の複合連結金具にさらに
    第四の差込部が形成され、前記垂直材に差し込まれる第
    二の差込部の両側に突出するように前記第三の差込部及
    び前記第四の差込部が位置し、その第四の差込部がさら
    に別の筋違い材に形成した第四のスリットに差し込まれ
    るようになっていることを特徴とする複合連結金具。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の前記複
    合連結金具にさらに補助金具を用いて、前記筋違い材が
    存在する平面とは90度等、所定の角度異なる平面内で
    斜め方向に延びる異方向の筋違い材を含んで、前記土台
    又は横架材、垂直材、筋違い材及び異方向の筋違い材の
    少なくとも4構造材を一体的に連結するために、 前記補助金具を前記垂直材の前記筋違い材が結合される
    面とは異なる面にクランプする軸状のクランプ部材を、
    前記複合連結金具を貫通して前記垂直材に挿し通し固定
    するとともに、そのクランプされた補助金具に前記異方
    向の筋違い材を所定の固定部材で固定することを特徴す
    る複合連結金具を用いた木造建築の筋違い連結工法。
  7. 【請求項7】 前記補助金具を前記垂直材にクランプす
    る1又は2以上の軸状のクランプ部材は、前記複合連結
    金具を前記垂直材のスリットに固定するための前記軸状
    の固定部材の一部のもの又は全部に置き換えて、前記複
    合連結金具を貫通して前記垂直材に挿し通され、それに
    よってその軸状のクランプ部材を、前記補助金具の固定
    と前記複合連結金具の固定とに兼用することを特徴とす
    る請求項6に記載の筋違い連結工法。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7に記載の複合連結金具、
    補助金具、クランプ部材を含むことを特徴とする複合連
    結金具ユニット。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008007997A (ja) * 2006-06-28 2008-01-17 Masayoshi Baba 木造建築物の仕口構造及び仕口金具
KR20150138986A (ko) * 2014-05-30 2015-12-11 주식회사 포스코 모듈러 구조물

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JP2008007997A (ja) * 2006-06-28 2008-01-17 Masayoshi Baba 木造建築物の仕口構造及び仕口金具
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