JPH09287268A - 外壁装置 - Google Patents

外壁装置

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Publication number
JPH09287268A
JPH09287268A JP10134196A JP10134196A JPH09287268A JP H09287268 A JPH09287268 A JP H09287268A JP 10134196 A JP10134196 A JP 10134196A JP 10134196 A JP10134196 A JP 10134196A JP H09287268 A JPH09287268 A JP H09287268A
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JP
Japan
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mounting frame
fitting
frame member
wall
members
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Application number
JP10134196A
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English (en)
Inventor
Hirohisa Kuramochi
博久 倉持
Yoshinori Kawai
義則 川井
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Nippon Kinzoku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kinzoku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】防水性が良く、また雨水の流れの跡が残らず、
また構造が簡単で施工の容易な外壁装置を提供する。 【解決手段】壁下地1に、嵌合受部13を有した断面樋
状の取付枠部材10を取付け、また表面部材2の縁部を
折曲して形成した嵌合縁部6を上記の取付枠部材10の
嵌合受部13に嵌合し、これらの表面部材2の目地から
侵入した雨水を上記の樋状の取付枠部材10内に流入さ
せて排水する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステンレス鋼板等
の金属板材をプレス成型して形成した外壁装置に関す
る。さらに特定すれば、本発明はステンレス鋼板のよう
な加工性の低い金属板材でも容易に形成することがで
き、また雨水の排水が良好な外壁装置を提供するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来から、建物等の外壁の化粧用の壁と
しては、陶器のタイルをセメントモルタルで張り付ける
ものが一般的であった。しかし、このような外壁は、施
工が面倒で熟練を要するとともに、外壁タイルの剥離の
可能性があり、安全性の面でも好ましいものではなかっ
た。
【0003】このような不具合を解決するために、最近
では金属板材で外壁を構成するものが多くなってきた。
このようなものは、施工を容易にするために、たとえば
建物躯体の壁下地に枠部材を取付け、これらの枠部材に
ユニット化された金属製の表面板を張り付けるものが多
い。
【0004】しかし、このようなものは、それらの表面
板の合わせ目の部分すなわち目地の部分に雨水が侵入
し、これらの目地の隙間、または目地の裏側の壁下地と
の間の隙間を通って流下する。特に、このような外壁で
は、施工および下地の枠部材の構造を簡単にするため、
目地が格子状に連続したいわゆるいも目地の配置で張り
付けられ、このようなものでは、上下方向の縦目地がこ
の壁全体の上部から下部まで一直線状に連続している。
したがって、このような外壁の表面板に降り注いだ雨水
の多くは一般的にこの上下方向に連続した縦目地の部分
に流れ込み、この縦目地の部分を流下する。このため、
この縦目地の裏面の部分に集中して多くの雨水が流れ、
壁下地の防水性を損なう。また、各表面部材からこの縦
目地内に侵入した水が壁下地を伝わって流れ落ちながら
集積し、壁の下部でこの縦目地から表面部材の表面に流
れ出ることもある。このような場合にはこの壁下地の表
面の塵埃やコンクリートから溶け出した物質がこの縦目
地の近傍の雨水の流れた跡に残り、外観を損なう等の不
具合があった。
【0005】このような不具合を防止するには、上記の
表面板の継目の目地に防水性の目地や防水コーキングを
施すことが考えられる。しかし、これらの表面板の全て
の継目の目地に防水目地や防水コーキングを施工する
と、施工が面倒で能率が低下し、またコストも増加する
等の不具合がある。さらに、このような防水目地や防水
コーキングは、この外壁の外観を損なう等の不具合があ
る。
【0006】また、上記のような金属板材からなる外壁
装置の少なくとも表面板はステンレス鋼板を使用するこ
とが好ましい。このステンレス鋼材は、耐蝕性が大き
く、また表面の硬度が高いとともに、この表面の化学的
な活性が低く、汚れが付着しにくく、かつ清掃も容易で
ある等の特徴がある。
【0007】しかし、このステンレス鋼材は加工性が低
く、このような材料を外壁装置に使用した場合に、その
製造コスト等の面から、このステンレス鋼材製の部品は
板材を単純な形状にプレス成型したものである必要があ
り、機械加工、その他の加工を施す部分を極力少なくす
る必要がある。また、当然ながら、このような外壁装置
は、構造が簡単であるとともに施工が容易であり、コス
トを低減できるものでなければならない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の事情に
基づいてなされたもので、雨水の排水が良好で壁下地の
防水性を損なうことがなく、また雨水の流下した跡が残
ることがなく、さらにステンレス鋼板等の加工性の低い
材料を使用した場合でも加工が容易でコストを低減する
ことができるとともに、構造が簡単で施工も容易である
とともに外観も良好な外壁装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、金属板材をプレス成型して構成した複数の表面部材
と、躯体の壁下地に取付けられ上記の表面部材を嵌合保
持する金属板材をプレス成型して構成された取付枠部材
とを備えており、上記の表面部材は、表面部と、この表
面部の縁部を内側に折曲して形成されたフランジ部と、
少なくとも互いに平行な一対のフランジ部の先端縁部を
さらに互いに対向する方向に折曲して形成した嵌合縁部
とを備えており、また、上記の取付枠部材は、帯状の金
属板材の縁部を折曲げて形成した嵌合受部とを備えた断
面樋状をなしている。
【0010】したがって、これらの表面部材の継目の目
地の部分から侵入した雨水は、上記の取付枠部材内に流
入し、この樋状の取付枠部材内を流下する。したがっ
て、この目地の部分の裏側の壁下地を伝わって雨水が流
下することはなく、この壁下地の防水性を損なうことが
ない。また、上記の目地の部分に侵入した雨水は、一旦
上記の樋状の取付枠部材内に流入するとこの取付枠部材
内をそのまま下部まで流下し、再びこれら表面部材の目
地の部分から流れ出ることはない。したがって、この表
面部材の目地の部分に雨水の流れた跡が残ることはな
く、外観が損なわれることはない。
【0011】また、上記の表面部材および取付枠部材
は、金属板材の縁部を折曲しただけの簡単な構造であ
り、この金属板材としてステンレス鋼板等の硬質の材料
を使用した場合でもその加工が容易でコストも低減さ
れ、また施工も容易である。
【0012】また、請求項2に記載の本発明は、前記の
取付枠部材は、帯状の金属板材の両側縁部を互いに対向
するように折曲げて形成した嵌合受部を備えており、こ
の帯状の金属板材の中央部の基板部と、上記の両側の嵌
合受部とで奥方が広がった溝部が形成されているもので
ある。
【0013】したがって、構造が簡単で表面部材を確実
に保持することができるとともに、奥広がり状の溝部が
形成されているので、表面部材の目地の部分を介してこ
の溝部内に一旦侵入した雨水は、再び外部に流出するこ
となく流下し、壁下地の防水性を確実にするとともにこ
の目地の部分での雨水の流下の跡が残ることも確実に防
止する。
【0014】また、請求項3に記載の本発明は、前記の
取付枠部材は、上下方向に沿って躯体の壁下地に取付け
られており、上記の表面部材はこれらの取付枠部材に摺
動自在に嵌合しており、これらの表面部材は重力によっ
て互いに押圧されている。
【0015】したがって、これらの表面部材は重力によ
って互いに押圧固定され、遊びすなわちガタ付きが防止
されるので、これらの表面板を特別に固定する必要はな
い。よって、構造が簡単になるとともに、施工の際にも
この取付枠部材の上端部から表面部材を順次嵌合して下
方に摺動させるだけですみ、施工も極めて容易となるも
のである。
【0016】また、請求項4に記載の本発明は、前記の
表面部材の嵌合縁部と、前記の取付枠部材の取付受部と
の間には、これらで囲まれた第2の樋状部分が形成され
ているものである。したがって、目地から侵入した雨水
はまずこの第2の樋状部分内を流れ落ち、壁下地まで達
することがより確実に防止される。
【0017】また、請求項5に記載の本発明は、前記の
表面部材の嵌合縁部と前記の取付枠部材の嵌合受部との
嵌合にはこの取付枠部材の長手方向と直交する方向に遊
びが形成されており、前記の表面部材はこの取付枠部材
の長手方向に摺動自在であるとともに、この取付枠部材
と直交する方向にも摺動自在としたものである。したが
って、これによってこれらの表面部材の嵌合位置および
隣接する表面部材のフランジ部の間の隙間が調整自在で
あるとともに、前記の取付枠部材の下地壁への取付け位
置の誤差が調整可能である。
【0018】また、請求項6に記載の本発明は、互いに
隣接する前記の表面部材のフランジ部の間には、目地部
材が介在されているものである。したがって、これらの
目地部材でこれら表面部材の間の目地部分の間隔を揃え
たり、またこの目地部材により意匠的な効果を達成して
外観を向上させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
形態を説明する。図1ないし図4は本発明の第1の実施
形態を示し、このものは建物の外壁の化粧用の外壁装置
である。図中の1はこの建物躯体の壁下地である。この
壁下地1は、雨水の侵入に備えて簡単な防水施工が施さ
れているが、たとえば躯体がコンクリートの場合には、
特別の防水施工は不要である。
【0020】そして、この壁下地1には、複数の取付枠
部材10がたとえばコンクリート釘15等により所定の
間隔で鉛直方向に沿って取付けられている。そして、こ
れらの取付枠部材10には、複数の表面部材2が嵌合し
て保持されている。なお、この実施形態の場合には、こ
れらの表面部材2および取付枠部材10はいずれもステ
ンレス鋼板をプレス成型したもので、この実施形態はこ
のような加工性の低い硬質のステンレス鋼板を使用する
ことを考慮して加工が容易な構造をなしている。なお、
上記の各表面部材2は、同一形状、寸法の矩形のもの
で、これらの継ぎ目の目地が格子状になるいわゆるいも
目地の配置で取り付けられている。
【0021】上記の表面部材2は、図4に示すようにス
テンレス鋼板の縁部を折曲して構成したもので、表面の
化粧板となる平坦な表面部3と、この各縁部を内側に略
90°折曲して形成したフランジ部4a,4bとを備え
ている。そして、図2に示すように、これらのフランジ
部のうち、たとえば両側縁部の一対のフランジ4bの先
端縁部は、さらに互いに対向する方向に略90°折曲さ
れ、それぞれ嵌合縁部6が形成されている。なお、この
両側縁部のフランジ部4bの幅は、上下縁部のフランジ
部4aの幅より広く形成されており、したがってこれら
のフランジ部4aの先端縁と、上記の嵌合縁部6との間
には隙間が形成されている。
【0022】なお、この実施形態では、この表面部材2
のステンレス鋼板は、梨地仕上げの金属光沢のもので、
表面部3は平面状であるが、仕様に応じてこの表面部3
に着色を施したり、また凹凸模様を形成したりすること
ができる。
【0023】また、上記の取付枠部材10は、ステンレ
ス鋼板の帯状の部材を図2に示すようにその両側縁部を
互いに対向するように折曲したものである。この折曲部
分は、180°折曲げられてこの帯状の部材の中央部分
の基板部11の両側縁部に密着して重ねあわされた重合
縁部12と、これらの重合縁部12の先端縁部をさらに
折曲して形成した嵌合受部13とを備えている。
【0024】上記の嵌合受部13は、上記の基板部11
から離間しており、また山形に折曲げられており、この
嵌合受部13の先端部は上記の基板部11に対して傾斜
している。そして、これらの嵌合受部13の先端縁は互
いに所定の隙間を形成して離間している。したがって、
上記の基板部11とこれらの嵌合受部13とで、奥方が
拡大した断面形状の溝部14が形成されている。なお、
この取付枠部材10は上記のような帯状のステンレス鋼
板をロールフオーミング等で形成したもので、全体の形
状は長尺の樋状をなしている。
【0025】そして、この取付枠部材10の上記の重合
縁部12および基板部11の両側縁部を貫通して所定の
間隔で取付孔15が形成され、これらの取付孔15を貫
通したコンクリート釘16等により、この取付枠部材1
0が壁下地1に取付られている。
【0026】これらの取付枠部材10は、前記の表面部
材2の幅に略対応した間隔で鉛直方向に沿って壁の上端
から下端まで連続して取付けられている。そして、この
取付枠部材10の嵌合受部13には、前記の表面部材2
の嵌合縁部6が嵌合し、この取付枠部材10を介してこ
れら表面部材2が壁下地10に取付られている。
【0027】この表面部材2は、この取付枠部材10に
対してその長手方向すなわち鉛直方向に摺動自在に嵌合
している。そして、上下に隣接する表面部材2の上下縁
部のフランジ部4aは互いに密接し、また左右に隣接す
る表面部材2の両側縁部のフランジ部4bも互いに密接
している。そして、これらの表面部材2は、重力によっ
て上下方向に互いに押圧され、取付枠部材10に対する
遊びすなわちガタ付きが生じないように固定されてい
る。なお、最上段の表面部材2は、螺子、釘等の適宜の
手段によってこの取付枠部材10または壁下地1に固定
される。
【0028】また、これらの表面部材2の嵌合縁部6と
取付枠部材10の嵌合受部13との嵌合は、左右方向に
所定の遊びが生じるように各部の寸法が設定されてい
る。そして、これらの表面部材2は壁の左右両側から互
いに押圧するように取付けられており、左右に隣接する
表面部材2の両側縁部のフランジ部4bも互いに密接し
ている。
【0029】なお、上記の表面部材2と取付枠部材10
の左右方向すなわちこの取付枠部材10の長手方向と直
交する方向には、上記のような遊びが形成されているの
で、これらの表面部材2をこれらの取付枠部材10に嵌
合させた後に上記のようにこれら表面部材2のフランジ
部4bを互いに密接するように左右に移動させることが
可能である。また、この遊びによって、これらの取付枠
部材10の取付けの際の間隔の誤差を吸収することがで
きる。さらに、このような遊びが形成されていることに
より、これらの表面部材2のフランジ部4a,4bの間
に目地部材を介在させることもできる。
【0030】上記のような外壁装置は、その施工の際に
はまず上記の取付枠部材10を所定の間隔で鉛直方向に
沿って壁下地1に取付ける。次に、これらの取付枠部材
10の下端部に、アングル材等からなるストッパ部材
(図示せず)を取付け、最下端の表面部材2がこのスト
ッパ部材上に支持されるようにする。なお、このストッ
パ部材は、施工現場の状態や壁下地の構造に対応して施
工現場で適宜の構造のものを施工することができる。な
お、上記のストッパ部材を施工する際には、上記の取付
枠部材10の下端部を閉塞しないように、この樋状の取
付枠部材10内からの排水施工をおこなう。
【0031】次に、これらの取付枠部材10の上端部か
ら表面部材2を上記のように嵌合し、この表面部材2を
この取付枠部材10に沿って下方に摺動させ、これらの
表面部材2を順次積み上げる。また、これとともに、こ
れらの表面部材2を水平方向に移動させ、その両側縁部
のフランジ部4bを互いに密着させる。このようにして
全ての表面部材2を互いに密着させて取付けた後に、必
要に応じて最上段の表面部材2を螺子、釘等で固定し、
またこの最上段の表面部材2の上縁部の雨仕舞いの防水
施工をおこなう。また、必要に応じてこの壁の左右両側
の表面部材2も固定し、これらの表面部材2の両側に隙
間が生じないようにする。
【0032】このような外壁装置は、上記のように表面
部材2を取付枠部材10の上端部から順次嵌合して摺動
させるだけで、これら表面部材2が重力により互いに押
圧されて固定され、遊びが生じないように固定される。
よって施工が簡単で能率的である。
【0033】また、この表面部材2に降り注いだ雨水
は、上記のフランジ部4a,4bの間の隙間、すなわち
目地の部分に侵入する。この場合に、上下縁部のフラン
ジ部4aの間の目地は、水平方向であるから、この目地
に侵入する雨水の量は少なく、かつこの侵入した雨水が
裏面の壁下地1まで流入することはない。
【0034】これに対して、左右両縁部のフランジ部4
bの間の縦方向の目地に侵入した雨水は、この縦目地内
を下方に流下する。この場合、この縦目地は壁の上部か
ら下部まで連続しているので、この縦目地内に侵入した
雨水は次第に蓄積し、流下量が下部にゆくに従って次第
に増加してゆく。よって、風雨の強い場合には、この縦
目地を伝わって流下する雨水の量が多量となり、裏面に
まで溢れる。このため、この壁下地1を伝わって相当量
の雨水が流れ、この壁下地1の防水を損ない、内装まで
雨水が侵入することがある。また、壁の下部において
は、一旦裏面まで侵入した雨水が壁下地1を伝わって流
れ落ち、この縦目地を通って再び表面部材2の表面まで
溢れることがある。このような場合には、この壁下地1
の表面の塵埃、またはこの壁下地1がコンクリート壁の
場合には、その成分がこの雨水中に溶け出し、これがこ
の表面部材2の縦目地の近傍に雨水の流れた跡に残り、
外観を損なうことがある。
【0035】しかし、この縦目地の裏面側には、上記の
樋状の取付枠部材10が上下に連続して設けられている
ので、この縦目地から裏面に侵入した雨水は、この取付
枠部材10内を流れ落ち、その下端部から排水される。
よって、この縦目地から侵入した雨水が壁下地1を流れ
落ちることはなく、この壁下地1の防水を損なうことが
ない。また、この取付枠部材10は樋状のものであるか
ら、この内部に侵入した雨水は迅速に下端部まで達して
排水される。よって、この雨水がこの縦目地を通って再
び表面部材2の表面に流れ出ることはなく、この表面部
材2の縦目地近傍に雨水の流れた跡が残ることはない。
なお、この実施形態では、この取付枠部材10内は上述
のような奥広がり状の溝部14に形成されているので、
一旦この溝部14内に流入した雨水がこの溝部14から
再び流れ出ることが確実に防止される。
【0036】また、この取付枠部材10の嵌合受部13
の先端部は山形で傾斜しているので、上記の表面部材2
の嵌合縁部6がこの嵌合受部13と接触している場合で
もその接触点はこの嵌合受部13の先端縁の一点のみで
あり、これら嵌合縁部6の面と嵌合受部13の面とが密
着することはなく、これらの間の隙間に毛細管力により
雨水が溜まることはなく、排水が良好となる。また、こ
の嵌合受部13は断面が山形に折曲されているので、剛
性が高く、強度が大である。
【0037】このような外壁装置は、上記のように構造
が簡単でコストが低く、また施工も簡単で能率的であ
る。また、上記のように雨水の排水が良好であるから、
目地部分に防水施工をする必要がなく、施工が容易でか
つ外観も良好である。なお、上記の実施形態では、表面
部材2のフランジ部4a,4bを直接密着させたが、上
述の如く、これらの目地幅を調整してその不揃いを目立
たなくするため、または意匠上の効果のために、これら
の間にスペーサを兼用する目地部材を介在させてもよ
い。この場合にも、この目地部材の防水処理は不要であ
ることは上述の通りである。
【0038】また、上記の実施形態では、上記の取付枠
部材10を鉛直方向に取付けたが、たとえば高さが低く
幅の広い壁の場合等には、この取付枠部材10を水平方
向に取付けても良い。この場合には、各表面部材2のフ
ランジ部4aの間の目地が鉛直方向に連続した縦目地に
なり、この縦目地内を雨水が流れる。これらの縦目地内
を流れる雨水は、各段ごとの取付枠部材10内に流入
し、これらの溝部14内を流れて排水される。この場合
に、これら取付枠部材10は水平方向に配置されている
ので、この溝部14内の排水の効率は低い。しかし、こ
れら各取付枠部材10内には、1段分の表面部材2に降
り注いだ雨水しか流入しないので、各取付枠部材10の
溝部14で十分な排水が可能である。なお、この場合に
は、各取付枠部材10の継目等に排水のための隙間を形
成する等の排水施工をおこなう必要があるが、これらの
排水施工は現場の状態に合わせて適宜現場施工でおこな
うことができる。
【0039】また、図5には本発明の第2の実施形態を
示す。このものは、取付枠部材30が断面コ字状の嵌合
受部31を有している樋状のものである。また、表面部
材2の嵌合縁部が、テーパ状の嵌合斜面部33と、この
嵌合斜面部33の先端縁部を互いに対向するように折曲
した先端嵌合縁部34とから構成されている。
【0040】このものは、表面部材2が互いに押圧され
ると、上記の嵌合斜面部33が取付枠部材の嵌合受部3
1の先端部に当接してこれら表面部材2を前方側に移動
させ、この状態で先端嵌合縁部34が嵌合受部31の先
端部に嵌合して保持される。そして、上記の嵌合受部3
1の先端部、嵌合斜面部33、先端嵌合部34とで囲ま
れた第2の樋状部分35が形成される。
【0041】したがって、フランジ部4bの間の目地の
部分に侵入した雨水は、上記の樋状部分35内を流れ落
ちる。また、この樋状部分35から漏れた雨水は、樋状
の取付枠部材30内を流れ落ちるので、この雨水が壁下
地を伝わって流下することが確実に防止される。なお、
この第2の実施形態は、上記の点以外は前記の第1の実
施形態のものと同様の構成であり、図5中第1の実施形
態と対応する部分は同じ符号を付してその説明を省略す
る。
【0042】なお、本発明は上記の実施形態には限定さ
れない。たとえば、上記の取付枠部材の断面形状は必ず
しも上記のようなものには限定されず、表面部材の嵌合
縁部が嵌合可能でかつ樋状のものであればその他の形状
のものを採用することができる。また、これら表面部材
や取付枠部材の材料は必ずしも上記のようなステンレス
鋼板には限定されず、アルミニウム板、耐蝕性の鋼板等
を使用することもできる。
【0043】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、縦目地の部
分に侵入した雨水は、樋状の取付枠部材を伝わって流れ
落ちて排水されるので、この雨水が壁下地を伝わって流
下してその防水性を損なうことがなく、また一旦この取
付枠部材内に流れた雨水は迅速に流下し、この目地の部
分から再度表面に流れだして雨水の跡を残すこともな
い。また、このものは構造が簡単であるから、ステンレ
ス鋼板等の加工性の低い材料でも容易に加工することが
でき、また施工も簡単でコストを低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の一部の正面図。
【図2】図1の2−2線に沿う断面図。
【図3】図1の3−3線に沿う断面図。
【図4】表面部材の斜視図。
【図5】第2の実施形態の図2に対応する断面図。
【符号の説明】
1 壁下地 2 表面部材 4a,4b フランジ部 6 嵌合縁部 10 取付枠部材 13 嵌合受部 14 溝部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属板材をプレス成型して構成した複数
    の表面部材と、躯体の壁下地に取付けられ上記の表面部
    材を嵌合保持する金属板材をプレス成型して構成された
    取付枠部材とを備えた外壁装置において、 上記の表面部材は、表面部と、この表面部の縁部を内側
    に折曲して形成されたフランジ部と、少なくとも互いに
    平行な一対のフランジ部の先端縁部をさらに互いに対向
    する方向に折曲して形成した嵌合縁部とを備えており、
    また、上記の取付枠部材は、帯状の金属板材の縁部を少
    なくとも略180°折曲げて形成した嵌合受部とを備え
    た断面樋状のものであり、上記の表面部材の嵌合縁部を
    上記の取付枠部材の嵌合受部に嵌合保持させたことを特
    徴とする外壁装置。
  2. 【請求項2】 前記の取付枠部材は、帯状の金属板材の
    両側縁部を互いに対向するように折曲げて形成した嵌合
    受部を備えており、この帯状の金属板材の中央部の基板
    部と、上記の両側の嵌合受部とで奥方が広がった溝部が
    形成されていることを特徴とする請求項1の外壁装置。
  3. 【請求項3】 前記の取付枠部材は、上下方向に沿って
    躯体の壁下地に取付けられており、上記の表面部材はこ
    れらの取付枠部材に摺動自在に嵌合しており、これらの
    表面部材は重力によって互いに押圧されていることを特
    徴とする請求項1の外壁装置。
  4. 【請求項4】 前記の表面部材の嵌合縁部と、前記の取
    付枠部材の取付受部との間には、これらで囲まれた第2
    の樋状部分が形成されていることを特徴とする請求項1
    の外壁装置。
  5. 【請求項5】 前記の表面部材の嵌合縁部と前記の取付
    枠部材の嵌合受部との嵌合にはこの取付枠部材の長手方
    向と直交する方向に遊びが形成されており、前記の表面
    部材はこの取付枠部材の長手方向に摺動自在であるとと
    もに、この取付枠部材と直交する方向にも摺動自在であ
    り、これによってこれらの表面部材の嵌合位置および隣
    接する表面部材のフランジ部の間の隙間が調整自在であ
    るとともに、前記の取付枠部材の下地壁への取付け位置
    の誤差が調整可能であることを特徴とする請求項1の外
    壁装置。
  6. 【請求項6】 互いに隣接する前記の表面部材のフラン
    ジ部の間には、目地部材が介在されていることを特徴と
    する請求項1の外壁装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11134787B2 (en) 2018-05-16 2021-10-05 Bestar Inc. Anti-shearing and anti-crushing device on a retractable bed
KR102534003B1 (ko) * 2022-01-10 2023-05-18 신혜연 벽체용 패널 및 이를 구비한 벽체

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