JPH09287563A - 往復式圧縮機 - Google Patents

往復式圧縮機

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Publication number
JPH09287563A
JPH09287563A JP8126579A JP12657996A JPH09287563A JP H09287563 A JPH09287563 A JP H09287563A JP 8126579 A JP8126579 A JP 8126579A JP 12657996 A JP12657996 A JP 12657996A JP H09287563 A JPH09287563 A JP H09287563A
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JP
Japan
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valve
chamber
pressure
low pressure
cylinder block
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8126579A
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English (en)
Inventor
Kazuo Eitai
和男 永躰
Minoru Kanaizuka
実 金井塚
Yoshiyuki Ishida
欣之 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
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Publication date
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  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
  • Compressor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シール性を確保しつつガスケットを不要に
し、圧力調整弁の組付け作業を容易にする。 【解決手段】 圧力調整弁24のバルブケース28の前
端面に環状凸部28cを設け、バルブケース28の前端
面と対向するバルブチャンバ23の低圧空間25の内壁
面25aに、環状凸部28cと嵌合する環状溝50を設
ける。シリンダブロック1の低圧空間25に圧力調整弁
24を挿入したとき、バルブケース28の凸部28cと
シリンダブロック1の内壁面25aの環状溝50とが嵌
合するので、クランク室と吸入室13との間の気密性が
確保され、ガスケットが不要になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は往復式圧縮機に関
し、特に組付性に優れた往復式圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の揺動板式圧縮機の一部を示
す断面図、図7はガスケットの平面図である。
【0003】従来の揺動板式圧縮機は、シリンダブロッ
ク101の端面にバルブプレート102を介して固定さ
れるリヤヘッド103と、シリンダブロック101内に
形成されるクランク室108と、リヤヘッド103内に
形成される吸入室113と、クランク室108と吸入室
113とを連通させる連通路122と、連通路122の
途中に設けられるバルブチャンバ123と、バルブチャ
ンバ123内に収容され、吸入室113の圧力変化に応
じて連通路122を開閉する圧力調整弁124とを備え
ている。
【0004】この揺動板式圧縮機では、圧力調整弁12
4のバルブケース128の後端とバルブチャンバ123
の高圧空間126の内壁面126aとの間に、カーブド
スプリングといわれる湾曲した円形の板ばね132が配
置され、バルブケース128の前端面がバルブチャンバ
123の高圧空間126の内壁面126aと対向するバ
ルブチャンバ123の低圧空間125の内壁面125a
にガスケット129を介して押し付けられている。これ
により、クランク室108と吸入室113との間の気密
性が確保され、圧力調整弁124の開閉動作が確実にク
ランク室108の圧力変化になる。
【0005】ガスケット129には、図7に示すよう
に、周方向に一定間隔おきに切欠き129aが設けられ
ている。ガスケット129が接触するバルブチャンバ1
23の低圧空間125の内壁面125aには、連通路1
22と連通するほぼ環状の高圧排出溝140が設けられ
ている。
【0006】吸入室113の圧力(吸入圧)が所定値以
下のとき、圧力調整弁124の低圧側ベローズ部127
bが伸長して連通路122が閉じ、吸入圧が所定値以上
のとき、圧力調整弁124の低圧側ベローズ部127b
が収縮して連通路122が開く。連通路122が開いた
とき、クランク室108の冷媒ガスはバルブケース12
8の逃がし孔128aからバルブケース128内に入
り、更にバルブケース128の孔128bから高圧排出
溝140に入り、連通路122の通路122bを通じて
吸入室113内に流出する。その結果、クランク室10
8の圧力が低下する。連通路122が閉じているとき
は、クランク室108に図示しない吐出室から絞りを介
して供給された高圧ガスが蓄積されてクランク室108
の圧力が上昇する。
【0007】圧力調整弁124の開閉動作に応じてクラ
ンク室108の圧力が変化し、この変化に応じて揺動板
(図示せず)の傾きが変化する。揺動板の傾きが変化す
ると、ピストンストローク量が変化し、吐出容量が変化
する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、圧力調整弁
124の組付は、バルブチャンバ123の低圧空間12
5にガスケット129及び圧力調整弁124を順次挿入
し、圧力調整弁124のバルブケース128の後端に板
ばね132を載せ、最後にリヤヘッド103を被せると
いう手順で行なわれる。
【0009】ところが、バルブチャンバ123の低圧空
間125の内壁面125aにガスケット129を挿入す
ることは難しい。バルブチャンバ123の低圧空間12
5にガスケット129を挿入する場合、低圧空間125
にガスケット129を落とすが、低圧空間125の内壁
面125aまで落下せずに、途中でガスケット129が
内壁面125aに対して傾いた状態で引っ掛かることが
あるので、指でガスケット129を内壁面125aに押
し当ててやらなければならない。ガスケット129が正
しく挿入されないと、クランク室108と吸入室113
との間の気密性が得られず、圧力調整弁124の開閉動
作が確実にクランク室108の圧力変化にならないとい
う問題がある。また、組付の際、ガスケット129をバ
ルブチャンバ123の低圧空間125に挿入するのを忘
れることもあり、これにより気密性が得られないケース
もある。
【0010】この発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、その課題はシール性を確保しつつガスケット
を不要にし、圧力調整弁の組付け作業を容易にすること
ができる往復式圧縮機を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め請求項1記載の発明の往復式圧縮機は、シリンダブロ
ック内に形成される高圧室と、サイド部材内に形成され
る低圧室と、前記高圧室と前記低圧室とを連通させる連
通路と、前記連通路の途中に設けられ、かつ前記シリン
ダブロックの低圧空間と前記サイド部材の高圧空間とで
形成されるバルブチャンバと、前記バルブチャンバ内に
収容され、前記低圧室の圧力変化に応じて前記連通路を
開閉する圧力調整弁とを備えている往復式圧縮機におい
て、前記圧力調整弁の筒状外ケースの前端面と、この筒
状外ケースの前端面と対向する前記バルブチャンバの低
圧空間側内壁面との一方に、環状凸部が設けられ、前記
圧力調整弁の筒状外ケースの前端面と、前記バルブチャ
ンバの低圧空間側内壁面との他方に、前記環状凸部と嵌
合する環状溝が設けられていることを特徴とする。
【0012】圧力調整弁を組み付けたとき、環状凸部と
環状溝とが嵌合するので、高圧室と低圧室との間の気密
性が確保され、ガスケットが不要になる。
【0013】請求項2記載の発明の往復式圧縮機は、請
求項1記載の発明の往復式圧縮機において、前記環状凸
部の一部に前記高圧室内の流体を低圧側へ逃がす微小な
切欠きが設けられていることを特徴とする。
【0014】シリンダブロックの低圧空間に圧力調整弁
を挿入したとき、環状凸部と環状凹部とが嵌合するとと
もに、環状凸部の微小な切欠きを通じて高圧室と低圧側
とが常時連通することになるので、筒状外ケースの前端
面にサージング防止用の孔を設ける必要がなくなる。
【0015】請求項3記載の発明の往復式圧縮機は、前
記シリンダブロック内に形成される高圧室と、前記サイ
ド部材内に形成される低圧室と、前記高圧室と前記低圧
室とを連通させる連通路と、前記連通路の途中に設けら
れ、かつ前記シリンダブロックの低圧空間と前記サイド
部材の高圧空間とで形成されるバルブチャンバと、前記
バルブチャンバ内に収容され、前記低圧室の圧力変化に
応じて前記連通路を開閉する圧力調整弁と、前記圧力調
整弁の筒状外ケースの前端面と対向する前記バルブチャ
ンバの低圧空間側内壁面に設けられる環状の高圧排出溝
とを備えている往復式圧縮機において、前記圧力調整弁
の筒状外ケースの前端面に、前記高圧排出溝のテーパ面
と面接触する環状凸部が設けられていることを特徴とす
る。
【0016】高圧排出溝の他に環状凸部と嵌合させるた
めだけの目的の環状の溝を設ける必要がないので、シリ
ンダブロックの内壁面の加工が簡素化される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0018】図2はこの発明の第1実施形態に係る揺動
板式圧縮機の縦断面図、図1は図2の揺動板式圧縮機の
一部を説明するための図であって、図1(a)は圧力調
整弁の拡大断面図、図1(b)は圧力調整弁の前端面を
示す図、図1(c)はバルブチャンバの低圧空間の内壁
面を示す図である。
【0019】この揺動板式圧縮機のシリンダブロック1
の一端面にはバルブプレート2を介してリヤヘッド(サ
イド部材)3が、他端面にはフロントヘッド4がそれぞ
れ固定されている。
【0020】前記シリンダブロック1には、駆動軸5を
中心にして周方向に所定間隔おきに複数のシリンダボア
6が配設されている。これらのシリンダボア6内にはそ
れぞれピストン7が摺動可能に収容されている。
【0021】前記フロントヘッド4内にはクランク室
(高圧室)8が形成され、このクランク室8内には、駆
動軸5の回転に連れてヒンジボール9を中心に揺動する
揺動板10が収容されている。この揺動板10はコネク
チングロッド11を介してピストン7に連結され、揺動
板10の揺動によりピストン7がシリンダボア6内を往
復運動する。揺動板10はクランク室8の圧力が減少す
るに連れて傾斜角度が大きくなり、逆にクランク室8の
圧力が増加するにつれて傾斜角度が小さくなる。
【0022】前記リヤヘッド3内には、吐出室12と、
この吐出室12の周囲に位置する吸入室(低圧室)13
とが形成されている。
【0023】前記バルブプレート2には、シリンダボア
6と吐出室12とを連通させる吐出ポート14と、シリ
ンダボア6と吸入室13とを連通させる吸入ポート15
とが、設けられている。吐出ポート14は吐出弁16に
より開閉され、吐出弁16はバルブプレート2のリヤヘ
ッド側端面に弁押さえ17とともにボルト18により固
定され、このボルト18はシリンダブロック1のねじ孔
19に螺着されている。また、吸入ポート15は吸入弁
21により開閉され、吸入弁21はバルブプレート2と
シリンダブロック1との間に配設されている。
【0024】また、図1(a)に示すように、シリンダ
ブロック1、バルブプレート2等には、吸入室13とク
ランク室8とを連通させる連通路22が設けられ、この
連通路22の途中にはバルブチャンバ23が設けられ、
このバルブチャンバ23内には圧力調整弁24が収容さ
れている。連通路22は、シリンダブロック1の通路2
2a,22bとバルブプレート2の孔2bとで構成され
る。バルブチャンバ23は、シリンダブロック1の低圧
空間25とリヤヘッド3の高圧空間26とバルブプレー
ト2の孔2aとで構成されている。バルブプレート2の
孔2aの内周面にはOリング溝60が設けられ、Oリン
グ溝60にはOリング61が装着され、Oリング61に
よって低圧空間25と高圧空間26との間の気密性が確
保される。
【0025】前記圧力調整弁24は、図1(a)に示す
ように、弁本体27とこの弁本体27を収容するバルブ
ケース(筒状外ケース)28とからなる。弁本体27
は、弁体27aと、吸入圧に応じて伸縮する低圧側ベロ
ーズ部27bと、吐出圧に応じて伸縮する高圧側ベロー
ズ部27cとからなる。低圧側ベローズ部27bのベロ
ーズ内は真空に、高圧側ベローズ部27cのベローズ内
は吸入圧にそれぞれ保たれている。
【0026】バルブケース28は円筒であり、図1
(b)に示すように、このバルブケース28の前端面の
中心部には、弁体27aを逃がす逃がし孔28aが設け
られている。バルブケース28の前端面の逃がし孔28
aの外側には、サージングを防ぐための逃がし孔28b
が設けられ、逃がし孔28bの外側には、環状凸部28
cが設けられている。環状凸部28cの外側には、一定
間隔おきに3つの孔28dが設けられている。
【0027】揺動板式圧縮機を高負荷条件下で高速回転
させると、クランク室8の圧力が急激に上昇し、揺動板
10の傾斜角度が安定しなくなるいわゆるサージング状
態になることがあるので、これを回避するため、バルブ
ケース28の前端面に逃がし孔28bを設け、クランク
室8の圧力の急激な上昇を抑制している。
【0028】バルブケース28の前端面はシリンダブロ
ック1の低圧空間25の内壁面25aに直接突き当たっ
ている。図1(c)に示すように、低圧空間25の内壁
面25aの中央部には連通路22の一部を構成する通路
22aが位置し、通路22aの外側には環状凸部28c
が嵌合する環状溝50が設けられ、内壁面25aの環状
溝50の外側にはほぼ環状の高圧排出溝51が設けられ
ている。高圧排出溝51は連通路22の一部を構成する
通路22bと連通している。
【0029】バルブケース28の後端は開放され、バル
ブケース28の後端は板ばね32を介してリヤヘッド3
の高圧空間26の内壁面26aに突き当たっている。高
圧空間26はリヤヘッド3の高圧導入室40と連通し、
高圧導入室40は連通路30を介して吐出室12と連通
している。
【0030】圧力調整弁24を組み付けるには、まず、
シリンダブロック1の低圧空間25に圧力調整弁24を
挿入する。圧力調整弁24を挿入すると、圧力調整弁2
4のバルブケース28の環状凸部28cはシリンダブロ
ック1の内壁面25aの環状溝51に嵌合する。次に、
圧力調整弁24の後端に板ばね32を載せ、最後に、リ
ヤヘッド3を被せる。リヤヘッド3を組み付けると、板
ばね32は弾性変形し、板ばね32はバルブケース28
の前端面をフロント側へ付勢する。
【0031】次に、上述の揺動板式圧縮機の作動を説明
する。
【0032】図示しない車載エンジンの回転動力が駆動
軸5に伝達されると、駆動軸5の回転に連れて揺動板1
0が揺動し、この揺動によりピストン7がシリンダボア
6内を順次往復動して各シリンダボア6内の容積が変化
し、この容積変化によって冷媒ガスの吸入、圧縮及び吐
出が順次行なわれ、揺動板10の傾斜角度に応じた容量
の高圧冷媒ガスが吐出される。
【0033】すなわち、熱負荷が小さくなり、圧力調整
弁24が連通路22を閉じると、クランク室8内の冷媒
ガスが連通路22を通じて吸入室13側へリークせず、
吐出室12から絞り(図示せず)を介して供給される高
圧ガスがクランク室8内に蓄積されるので、クランク室
8内の圧力が増加する。板ばね32の弾性力により、バ
ルブケース28の前端面の環状凸部28cが低圧空間2
5の内壁面25aの環状溝50に嵌合状態で押し付けら
れているので、シール性が確保され、クランク室8から
吸入室13への冷媒ガスの洩れが抑えられる。クランク
室8内の圧力が増加するにつれて揺動板10の傾斜角度
が小さくなり、これによってピストン7のストローク量
が少なくなって吐出容量が減少する。
【0034】熱負荷が大きくなり、圧力調整弁24が連
通路22を開く。連通路22が開いたとき、クランク室
8の冷媒ガスは通路22aからバルブケース28の逃が
し孔28aを通じてバルブケース28内に入り、更にバ
ルブケース28の孔28dから高圧排出溝51に入り、
通路22b,孔2bを通じて吸入室13内に流出する。
その結果、クランク室8の圧力が低下する。クランク室
8内の圧力が減少するにつれて揺動板10の傾斜角度が
大きくなり、これによってピストン7のストローク量が
増えて吐出容量が多くなる。
【0035】この第1実施形態によれば、シリンダブロ
ック1の低圧空間25に圧力調整弁24を挿入したと
き、バルブケース28の環状凸部28cとシリンダブロ
ック1の内壁面25aの環状溝51とが嵌合するので、
クランク室8と吸入室13との間の気密性が確保され、
ガスケットが不要になる。その結果、部品点数を削減で
き、コストを低減することができるとともに、シリンダ
ブロック1の低圧空間25の内壁面25aにガスケット
を正しくセットする作業を省略できるので、圧力調整弁
24の組付が容易になる。
【0036】図3はこの発明の第2実施形態に係る揺動
板式圧縮機の一部を説明するための図であって、図3
(a)は圧力調整弁の拡大断面図、図3(b)は圧力調
整弁の前端面を示す図、図3(c)はバルブチャンバの
低圧空間の内壁面を示す図である。前述の実施形態と共
通する部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0037】この第2実施形態では、バルブケース58
の前端面に逃がし孔58aを中心とする2つの環状凸部
58c,58eを設け、シリンダブロック1の内壁面2
5aに環状凸部58c,58eと嵌合する2つの環状溝
80a,80bを設けた。環状凸部58eの内側に逃が
し孔58bが設けられ、環状凸部58eの外側には3つ
の孔58dが設けられている。
【0038】この第2実施形態によれば、シリンダブロ
ック1の低圧空間25に圧力調整弁24を挿入したと
き、バルブケース58の環状凸部58c,58eとシリ
ンダブロック1の内壁面55aの環状溝80a,80b
とがそれぞれ嵌合し、環状凸部58c,58e間にオイ
ルが溜まるため、クランク室8と吸入室13との間の気
密性がより確実に確保される。
【0039】図4はこの発明の第3実施形態に係る揺動
板式圧縮機の一部を説明するための図であって、図4
(a)は圧力調整弁の拡大断面図、図4(b)は圧力調
整弁の前端面を示す図、図4(c)はバルブチャンバの
低圧空間の内壁面を示す図である。前述の実施形態と共
通する部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0040】この第3実施形態では、バルブケース68
の前端面に逃がし孔68aを中心とする環状凸部68c
を設け、シリンダブロック1の内壁面25aに環状凸部
68cと嵌合する環状溝90を設け、環状凸部68cに
切欠き70を設けた。環状凸部68cの外側には3つの
孔68dが設けられている。
【0041】この第3実施形態によれば、シリンダブロ
ック1の低圧空間25に圧力調整弁24を挿入したと
き、バルブケース68の環状凸部68cとシリンダブロ
ック1の内壁面65aの環状溝90とが嵌合するととも
に、環状凸部68cに設けられた切欠き70を設けたの
で、切欠き70を通じてクランク室8とバルブケース6
8とが常時連通することになる。その結果、バルブケー
ス68の前端面にサージング回避用の孔を加工する必要
がなくなり、孔開け加工を省略することができ、バルブ
ケース68の加工が簡素化される。
【0042】前述の各実施態様では、環状凸部28c,
58c,58eをバルブケース28,68に、環状溝5
0,80a,80b,90を低圧空間25の内壁面25
aにそれぞれ設けた場合について述べたが、この場合と
逆に、環状凸部を低圧空間の内壁面に、環状溝をバルブ
ケースにそれぞれ設けるようにしてもよい。
【0043】図5はこの発明の第4実施形態に係る揺動
板式圧縮機の一部を説明するための図であって、図5
(a)は圧力調整弁の拡大断面図、図5(b)は圧力調
整弁の前端面を示す図、図5(c)はバルブチャンバの
低圧空間の内壁面を示す図である。前述の実施形態と共
通する部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0044】この第4実施形態では、シリンダブロック
1の内壁面25aに高圧排出溝91を設け、環状溝91
の内周面にテーパ面91aを形成し、環状溝91のテー
パ面91aと環状凸部28cの傾斜面とを面接触させる
ようにした。
【0045】この第4実施形態によれば、高圧排出溝9
1の他に環状凸部28cを嵌合させるためだけの溝を設
ける必要がないので、シリンダブロック1の内壁面25
aの加工が簡素化され、コストを低減することができ
る。
【0046】なお、この実施形態では、この発明を揺動
板式圧縮機に適用した場合について述べたが、この発明
は揺動板式圧縮機に限定されず、斜板式圧縮機等の他の
タイプの往復式圧縮機にも適用することができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
の往復式圧縮機によれば、環状凸部と環状溝との嵌合に
より、高圧室と低圧室との間の気密性が確保され、ガス
ケットが不要になるので、部品点数を削減でき、コスト
を低減することができるとともに、シリンダブロックの
低圧空間の内壁面にガスケットを正しくセットする作業
を省略できるので、圧力調整弁の組付が容易になる。
【0048】請求項2記載の発明の往復式圧縮機によれ
ば、環状凸部と環状溝との嵌合時、環状凸部の微小な切
欠きを通じて高圧室と低圧側とが連通するので、筒状外
ケースの前端面にサージング防止用の孔を設ける必要が
なくなり、孔開け加工を省略することができ、筒状外ケ
ースの加工性が向上する。
【0049】請求項3記載の発明の往復式圧縮機によれ
ば、高圧排出溝の他に環状凸部と嵌合させるためだけの
目的の溝を設ける必要がないので、シリンダブロックの
内壁面の加工が簡素化され、コストを低減することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は図2の揺動板式圧縮機の一部を説明する
ための図である。
【図2】図2はこの発明の第1実施形態に係る揺動板式
圧縮機の縦断面図である。
【図3】図3はこの発明の第2実施形態に係る揺動板式
圧縮機の一部を説明するための図である。
【図4】図4はこの発明の第3実施形態に係る揺動板式
圧縮機の一部を説明するための図である。
【図5】図5はこの発明の第4実施形態に係る揺動板式
圧縮機の一部を説明するための図である。
【図6】図6は従来の揺動板式圧縮機の一部を示す断面
図である。
【図7】図7はガスケットの平面図である。
【符号の説明】
1 シリンダブロック 2 バルブプレート 2a,2b バルブプレートの孔 3 リヤヘッド 8 クランク室 12 吐出室 13 吸入室 22 連通路 22a,22b 通路 23 バルブチャンバ 24 圧力調整弁 25 低圧空間 25a 低圧空間の内壁面 26 高圧空間 26a 高圧空間の内壁面 28,68 バルブケース 28c,58c,58e 環状凸部 50,80a,80b,90 環状溝 51,91 高圧排出溝 70 切欠き

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダブロック内に形成される高圧室
    と、 サイド部材内に形成される低圧室と、 前記高圧室と前記低圧室とを連通させる連通路と、 前記連通路の途中に設けられ、かつ前記シリンダブロッ
    クの低圧空間と前記サイド部材の高圧空間とで形成され
    るバルブチャンバと、 前記バルブチャンバ内に収容され、前記低圧室の圧力変
    化に応じて前記連通路を開閉する圧力調整弁とを備えて
    いる往復式圧縮機において、 前記圧力調整弁の筒状外ケースの前端面と、この筒状外
    ケースの前端面と対向する前記バルブチャンバの低圧空
    間側内壁面との一方に、環状凸部が設けられ、 前記圧力調整弁の筒状外ケースの前端面と、前記バルブ
    チャンバの低圧空間側内壁面との他方に、前記環状凸部
    と嵌合する環状溝が設けられていることを特徴とする往
    復式圧縮機。
  2. 【請求項2】 前記環状凸部の一部に前記高圧室内の流
    体を低圧側へ逃がす微小な切欠きが設けられていること
    を特徴とする請求項1記載の往復式圧縮機。
  3. 【請求項3】 前記シリンダブロック内に形成される高
    圧室と、 前記サイド部材内に形成される低圧室と、 前記高圧室と前記低圧室とを連通させる連通路と、 前記連通路の途中に設けられ、かつ前記シリンダブロッ
    クの低圧空間と前記サイド部材の高圧空間とで形成され
    るバルブチャンバと、 前記バルブチャンバ内に収容され、前記低圧室の圧力変
    化に応じて前記連通路を開閉する圧力調整弁と、 前記圧力調整弁の筒状外ケースの前端面と対向する前記
    バルブチャンバの低圧空間側内壁面に設けられる環状の
    高圧排出溝とを備えている往復式圧縮機において、 前記圧力調整弁の筒状外ケースの前端面に、前記高圧排
    出溝のテーパ面と面接触する環状凸部が設けられている
    ことを特徴とする往復式圧縮機。
JP8126579A 1996-04-23 1996-04-23 往復式圧縮機 Withdrawn JPH09287563A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6280152B1 (en) 1998-04-14 2001-08-28 Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho Variable-type swash plate compressor having a cock member for fixed capacity operation and manufacturing method therefor
JP2021084474A (ja) * 2019-11-26 2021-06-03 株式会社石▲崎▼本店 車両用サイドミラー

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US6280152B1 (en) 1998-04-14 2001-08-28 Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho Variable-type swash plate compressor having a cock member for fixed capacity operation and manufacturing method therefor
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