JPH09289745A - 回転機の磁極積層体 - Google Patents

回転機の磁極積層体

Info

Publication number
JPH09289745A
JPH09289745A JP8098873A JP9887396A JPH09289745A JP H09289745 A JPH09289745 A JP H09289745A JP 8098873 A JP8098873 A JP 8098873A JP 9887396 A JP9887396 A JP 9887396A JP H09289745 A JPH09289745 A JP H09289745A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
magnetic pole
stator
magnetic
laminated plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8098873A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Hirose
隆雄 広瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP8098873A priority Critical patent/JPH09289745A/ja
Publication of JPH09289745A publication Critical patent/JPH09289745A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 渡り部から磁束がもれるのでモータ性能が低
下する。また渡り部の強度の確保が難しい。 【解決手段】 積層板を積層して形成される回転機の磁
極積層体において、各積層板51は、周上に所定数の磁
極を形成する円板またはリング形状からなり、磁極間、
または磁極とその他積層板部分が幅狭の渡り部で結ばれ
ている。そして渡り部に圧縮変形による加工硬化部が設
けられている。この磁極積層体はロータに用いられ、こ
の場合、積層板51の渡り部27は磁石用開口部25の
肩部とロータ外周の間の幅狭の部分である。また磁極積
層体は、ステータに用いられ、この場合、積層板の渡り
部は凸極間を内周側で連結する幅狭の連結部である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転機の磁極積層
体、特に、ロータやステータに用いられ、積層板を積層
して形成される回転機の磁極積層体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、回転機(モータまたは発電機)の
ステータやロータに、積層板を積層して形成された磁極
積層体が用いられている。積層板としては、例えば高透
磁力材料からなる鋼板が用いられる。この積層構造によ
り、うず電流損を少なく抑えている。以下、従来技術と
して、このような積層構造のステータおよびロータを備
えたモータについて説明する。
【0003】「従来技術1」図4は、従来より用いられ
ているモータの構成を示す断面図である。このモータ
は、ステータ1と、ステータ1に内挿されたロータ3を
備えており、ロータ3に永久磁石を設けた内磁型の永久
磁石モータである。
【0004】ステータ1のステータ本体5は、板厚0.
5ミリ程度のリング形状のステータ積層板7を積層して
筒形状に形成されている。ステータ本体5には、内周側
に突出すようにして6個の凸極9が設けられている。6
個の凸極9は等間隔に設けられており、各々ステータ本
体5に一体に形成されている。各凸極9の内周面は円筒
面であり、ロータ3の外周面と一定の隙間を隔てて対向
するように設定されている。各凸極9に図示の如くステ
ータ巻線11が巻回されることによりステータコイルが
形成されている。
【0005】ロータ3のロータ本体13は、板厚0.5
ミリ程度のリング形状のロータ積層板15を積層して円
筒形状に形成されている。ロータ本体13の中央には回
転軸17が固定され、この回転軸17は図示しないモー
タケースに軸支されている。また、ロータ本体13の外
周面付近には、中心をはさんで向き合う2箇所(180
度位相をずらした位置)にロータ磁石19が固定されて
いる。そして、ロータ本体13におけるロータ磁石19
の外周側の部分が磁極21となっている。すなわち、ロ
ータ磁石19に生じる磁束は、磁極21を通ってロータ
3から出入する。
【0006】図5は、ロータ積層板15の平面図であ
る。ロータ積層板15の中央には、回転軸17を嵌入す
るための円形の軸取付穴23が設けられている。また、
ロータ積層板15の外周面付近には、ロータ磁石19を
嵌入するための長方形の磁石用開口部25が設けられて
いる。磁石用開口部25の外周側は磁極21aである。
この磁極21aが積層されて、前述のロータ本体13の
磁極21が形成されている。ここで、磁石用開口部25
の肩部とロータ外周の間の幅狭の部分を渡り部27とす
る。渡り部27は、磁極21aとその他のロータ積層板
15部分とを結ぶ部分である。
【0007】以上に図4に示した従来のモータの構成を
説明した。モータの運転時、ステータ巻線11に交流電
流を供給することにより、回転磁界が発生する。一方ロ
ータ3では、ロータ磁石19により磁極21に磁界が発
生する。ステータ1の回転磁界とロータ3の磁界の磁気
作用によってロータ3に回転力が作用し、ロータ3が回
転する。
【0008】「従来技術2」図6は、従来技術2のモー
タの構成を示す断面図である。このモータでは、ステー
タ31におけるステータ本体33の構成が従来技術1と
異なっている。ステータ本体33は分割構造であり、ス
テータ外筒35と、このステータ外筒35に隙間なくは
め込まれたステータ内筒37とからなる。
【0009】ステータ外筒35は、板厚0.5ミリ程度
のリング形状のステータ外筒積層板39を積層して円筒
形状に形成されている。ステータ内筒37も板厚0.5
ミリ程度のリング形状のステータ内筒積層板41を積層
して筒形状に形成されている。ステータ内筒37には、
周方向に等間隔に6個の凸極43が設けられている。そ
して、連結部45により、隣合う凸極43が内周側で連
結されている。ステータ内筒37の内周面(すなわち凸
極43および連結部45により形成される筒の内周面)
は円筒面であり、ロータ3の外周面と一定の隙間を隔て
て対向するように設定されている。また、ステータ内筒
37の外周面(すなわち各凸極43の外側の面)も円筒
面である。ステータ内筒37はステータ外筒35に圧入
されており、各凸極43がステータ外筒35と隙間なく
密着している。凸極43とステータ外筒35の間の隙間
をなくすことにより、両者の間に磁束が通りやすくなっ
ている。
【0010】図7は、ステータ内筒積層板41の平面図
である。ステータ内筒37の断面形状に対応して、6個
の凸極43aが連結部45aにより連結されている。こ
の凸極43aおよび連結部45aが積層されて、各々前
述のステータ内筒37の凸極43および連結部45が形
成されている。連結部45aは、隣合う凸極43aの間
を結ぶ渡り部である。
【0011】図6のモータの場合、ステータ内筒37を
ステータ外筒35にはめ込む前にステータ巻線11を凸
極43に巻きつけることができる。ステータ巻線11を
外側から巻き付けるので、従来技術1のように内側から
巻き付ける場合より巻付け作業が容易である。そして、
凸極間の空間におけるステータ巻線11の占有率を高め
てステータコイルの巻数を増やすことができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
「従来技術1についての課題」図8は、図4に円で示し
たA部分の詳細を示している。渡り部27の半径方向の
最小幅寸法は図示のようにW1である。
【0013】図8には、ロータ磁石19から磁極21a
を通り凸極9に至る磁束Φaが矢印で示されている。磁
束Φaの一部は凸極9に届かずに、もれ磁束Φbとなっ
て渡り部27からロータ積層板15の他の部分にもれて
いる。磁極21aと凸極9の間に効率よく磁束を通して
モータの性能を向上させるためには、もれ磁束Φbを極
力低減することが好ましい。ここで、磁石用開口部25
をより外周側に配置して渡り部27の半径方向の幅を狭
くすることで、効果的にもれ磁束を低減することができ
る。すなわち、渡り部27の半径方向W1の幅を狭くす
ると、断面積の低減により渡り部27の磁気抵抗が増す
ので、もれ磁束Φbが低減する。
【0014】一方、ロータ3が回転すると、図示の如
く、ロータ磁石19に遠心力Fが作用する。遠心力Fに
より、渡り部27に曲げモーメントが作用する。従って
曲げモーメントによって亀裂や破壊が生じないように、
渡り部27の半径方向の幅を設定する必要がある。ま
た、遠心力Fはロータ回転数の2乗に比例して増大する
ので、ロータ回転数に応じて渡り部27に作用する曲げ
モーメントも大きくなる。従って、モータの最高回転数
が、渡り部27の曲げ強度(すなわち幅寸法)により制
限される。
【0015】以上より、従来のモータでは、モータの性
能向上のために渡り部27の半径方向の幅を狭くしても
れ磁束Φbを低減することが好ましいが、曲げ強度確保
のためには渡り部27の幅を狭くすることは難しい。
【0016】「従来技術2についての課題」図9は、図
6に円で示したB部分の詳細を示している。連結部45
aの半径方向の最小幅寸法は図示のようにW2である。
【0017】図9には、凸極43aから磁極21aに至
る磁束Φcが矢印で示されている。磁束Φcの一部は磁
極21aに届かずに、もれ磁束Φdとなって連結部45
aにもれている。ここでも、前述と同様、凸極43aと
磁極21aの間に効率よく磁束を通してモータの性能を
向上させるためには、連結部45aの半径方向の幅を狭
くしてもれ磁束Φdを極力低減することが効果的であ
る。
【0018】一方、(1)モータ製造時、ステータ内筒
37の取扱い中に連結部45に亀裂や破壊が生じるのを
防止する必要がある。(2)また、ステータ1とロータ
3の隙間を小さくしてモータの性能を向上させるため、
ステータ内筒37の内周面を機械加工にて仕上げる場合
がある。この場合、機械加工時による連結部45の変形
を防ぐ必要がある。(3)さらにまた、前述のように、
ステータ内筒37をステータ外筒35に圧入するように
構成した場合、ステータ内筒37の円環剛性を確保して
変形を防ぐ必要がある。また圧入により連結部45に曲
げモーメントが作用するので、圧入時に連結部45に亀
裂や破壊が発生するのを防ぐ必要がある。各ステータ積
層板41の連結部45aの半径方向の幅は、(1)〜
(3)の要求に応えるようにある程度広く設定されてい
る。
【0019】以上より、従来技術2のモータでは、モー
タの性能向上のためには連結部45aの半径方向の幅を
狭くしてもれ磁束Φdを低減することが好ましい。しか
しながら、連結部45aの亀裂や破壊を防ぎ、圧入時の
ステータ内筒37の変形を防ぐ必要があるので連結部4
5aの幅を狭くすることは難しい。
【0020】「本発明の目的」本発明は、上記の課題を
解決するためになされたもので、積層板を積層して形成
され、この積層板の周上に磁極を形成するような磁極積
層体に関する。本発明の目的は、各積層板の磁極間の渡
り部、または磁極とその他の磁極積層体部分の渡り部の
外力に対する強度を向上させるとともに、上記渡り部の
磁気抵抗を高めて磁束のもれを低減することが可能な磁
極積層体を提供することにある。そして、渡り部の強度
を確保して変形や破壊を防止することと、もれ磁束を低
減してモータ性能を向上することとを両立させることを
目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、積層板を積層
して形成される回転機の磁極積層体において、各積層板
は、周上に所定数の磁極を形成する円板またはリング形
状からなり、磁極間、または磁極とその他積層板部分が
幅狭の渡り部で結ばれており、該渡り部圧縮変形による
加工硬化部が設けられている。
【0022】上記によれば、各積層板の磁極間が渡り部
で結ばれ、または各積層板の磁極とその他の積層板部分
が渡り部で結ばれている。そしてこの渡り部に圧縮変形
による加工硬化部が設けられている。加工硬化部は渡り
部の全部に設けてもよく一部に設けてもよい。この加工
硬化部では、圧縮変形により外力に対する強度が高くな
っており、かつ透磁率が高くなって磁気抵抗が増してい
る。
【0023】本発明の一態様では、該磁極積層体は、回
転機のステータに内挿されるロータに用いられ、前記積
層板には、ロータ外周付近にロータ磁石を嵌入するため
の磁石用開口部が設けられ、前記磁極を該磁石用開口部
の外側に形成し、前記渡り部は、前記磁石用開口部の肩
部とロータ外周の間の幅狭の部分である。
【0024】上記は、本発明を回転機のロータに適用し
た形態である。積層板の磁石用開口部の外側に磁極が形
成されている。そして、磁石用開口部の肩部とロータ外
周の間の幅狭の部分が、磁極とその他の積層板部分を結
ぶ渡り部となっている。この渡り部に加工硬化部が設け
られている。
【0025】また、本発明の一態様では、前記磁極積層
体は、回転機のステータに用いられ、前記積層板は、ス
テータ巻線を巻回するための複数の凸極を環状に配置し
てリング形状に形成され、前記渡り部は、前記凸極間を
内周側で連結する幅狭の連結部である。
【0026】上記は、本発明を回転機のステータに適用
した形態である。各積層板において、隣合う凸極の間を
内周側で連結するように連結部が設けられ、この連結部
が磁極間を結ぶ渡り部である。そして、この渡り部に加
工硬化部が設けられている。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、前述の図4〜図9に示す要
素に付した符号と同一符号を付した要素は同一機能を有
するので、説明を省略する。
【0028】「実施形態1」本実施形態のモータは、前
述の従来技術1のモータに対して、ロータ3を構成する
ロータ積層板の構成のみが相違している。そこで、従来
技術1と共通する構成については説明を省略し、相違点
についてのみ説明する。
【0029】図1は、実施形態1のロータ積層板51の
構成を示している。同図(a)は、ロータ積層板51の
平面図であって、図4の円Aに相当する部分を拡大して
示している。そして図1(a)中の矢印X方向から見た
ロータ積層板51の形状が同図(b)に示されている。
同図(b)は、ロータ積層板51を積層した状態を示し
ている。
【0030】図1(a)に示すように、本実施形態のロ
ータ積層板51では、渡り部27の一部に、圧縮変形処
理を施した加工硬化部53が設けられており、その部分
の断面積は従来技術より小さく設定されている。図1
(a)に示すように、加工硬化部53は磁石用開口部2
5の肩部隅を中心に設けられており、加工硬化部53の
範囲は円周方向にBである。また図1(b)に示すよう
に、加工硬化部53の最小肉厚はt1であり、ロータ積
層板51の一般部の肉厚T1よりも薄くなっている。そ
して、加工硬化部53の肉厚が一般部より薄いので、ロ
ータ積層板51間に空隙55が生じている。
【0031】図2は、圧縮変形処理を施すことによる、
ロータ積層板51用の鋼板の特性変化を示している。同
図は、圧縮変形処理として冷間圧延加工を施した場合の
特性を示している。同図において、横軸は変形度(圧縮
変形処理による変形の度合い)であり、縦軸は鋼板の引
張強度および透磁率である。同図に示すように、変形度
が増すほど引張強度が増している。引張強度の増加は、
圧縮変形時の加工硬化に基づくものである。また、変形
度が増すほど透磁率が低下している。このように、圧縮
変形処理を施すことにより、引張強度と透磁率という2
つの特性を同時に変化させることができる。
【0032】図2から明らかなように、加工硬化部53
では、ロータ積層板51の一般部より引張強度が増して
おり、かつ透磁率が低くなる。加工硬化部53にこのよ
うな特性を与えた結果、本実施形態では以下のような効
果が得られている。
【0033】(1)渡り部27の断面積を小さくしたに
もかかわらず、渡り部27の曲げ強度が維持されてい
る。従って、ロータ磁石19に作用する遠心力Fに基づ
く曲げモーメントに対しての強度が確保されている。以
上より、渡り部27の半径方向の最小幅寸法w1を図8
に示した従来技術1における最小幅寸法W1よりも小さ
くすることができる。
【0034】なお、渡り部27の幅寸法や圧縮変形の程
度の調整により、さらに曲げモーメントに対する強度を
増加させることもできる。その結果、渡り部27の強度
に関して、モータ最高回転数の限界を高めることができ
る。
【0035】(2)渡り部27の磁気抵抗が下記理由
(a)〜(c)により従来技術1と比較して増加してお
り、その結果、図8に説明したもれ磁束Φbが従来より
も低減している。すなわち、(a)圧縮変形により透磁
率が低下しており、磁気抵抗は透磁率に反比例して増加
している。(b)圧縮変形により薄肉になり渡り部27
の断面積が小さくなっており、断面積に反比例して磁気
抵抗が増加している。(c)圧縮変形によりロータ積層
板51の間に空隙55が生じている。空気の透磁率は非
常に小さいので、空隙の発生により磁気抵抗が増加して
いる。
【0036】「実施形態2」本実施形態のモータは、前
述の従来技術2のモータに対して、ステータ内筒37を
構成するステータ内筒積層板の構成のみが相違してい
る。そこで、従来技術2と共通する構成については説明
を省略し、相違点についてのみ説明する。
【0037】図3は、実施形態2のステータ内筒積層板
61の構成を示している。同図(a)は、ステータ内筒
積層板61の平面図であって、図6の円Bに相当する部
分を拡大して示している。そして図中矢印Y方向から見
たステータ内筒積層板61の形状が同図(b)に示され
ている。同図(b)は、ステータ内筒積層板61を積層
した状態を示している。
【0038】そして連結部45aの一部に、圧縮変形処
理を施した加工硬化部63が設けられており、連結部4
5aの断面積は従来技術2より小さく設定されている。
図3(a)に示すように、加工硬化部63は連結部45
aの中央に設けられており、加工硬化部63の範囲は円
周方向にbである。また図3(b)に示すように、加工
硬化部63の最小肉厚はt2であり、ステータ内筒積層
板61の一般部の肉厚T2よりも薄くなっている。そし
て、加工硬化部63の肉厚が薄くなったことによりステ
ータ内筒積層板61間に空隙65が生じている。
【0039】実施形態1にて図2について説明したのと
同様に、加工硬化部63では、ステータ内筒積層板61
の一般部より引張強度が増しており、かつ透磁率が低く
なる。加工硬化部63にこのような特性を与えた結果、
本実施形態では以下のような効果が得られている。
【0040】(1)連結部45aの最小幅寸法を小さく
したにもかかわらず、連結部45aの曲げ強度が維持さ
れている。従って、取扱い時、加工時あるいは圧入時の
ステータ内筒37の変形や破壊が回避されている。以上
より、渡り部(連結部45a)の半径方向の最小幅寸法
w2を図9の従来技術2におけるW2よりも小さくする
ことができる。
【0041】(2)連結部45aの磁気抵抗が、実施形
態1に説明した理由(a)〜(c)により従来技術2と
比較して増加しており、図9に説明したもれ磁束Φdが
低減している。なお、連結部45aの幅寸法や圧縮変形
の程度調整により、さらに変形や破壊に対する強度を向
上することもできる。
【0042】以上、本発明の好適な実施形態について説
明した。なお、本発明を発電機にも同様に適用可能なこ
とはもちろんである。また、ロータのみ、あるいはステ
ータのみを積層体とする回転機にも同様に適用可能であ
る。また、加工硬化部は、実施形態1、2に示した位置
に限られず、渡り部、連結部の他の場所に設けてもよ
く、また渡り部、連結部の全体に設けてもよい。
【0043】その他、実施形態2に関し、ステータ内筒
37をステータ外筒35に圧入せずに嵌入する構成にお
いても本発明を同様に適用できる。さらにステータ内筒
37の内周に機械加工を行う場合、行わない場合の双方
に本発明を適用できる。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、各積層板の磁極間、ま
たは磁極とその他の積層板部分を結ぶ渡り部に加工硬化
部を設けたことにより、この加工硬化部において、外力
に対する強度が高くなり、かつ透磁率が高くなるという
ように2つの特性が同時に変化している。従って、渡り
部の強度を確保して変形や破壊を防止し、かつ渡り部か
らのもれ磁束を低減してモータ性能を向上させるという
両効果を同時に奏することができる。
【0045】本発明の一態様では、ロータに用いられる
磁極積層体を形成する積層板において、磁石用開口部の
肩部とロータ外周の間の幅狭の部分(すなわち渡り部)
に加工硬化部を設けたことにより、ロータ磁石に作用す
る遠心力に基づく曲げモーメントに対する渡り部の強度
が増加し、かつ、磁石用開口部の外側の磁極から渡り部
を通ってその他の積層板部分へもれるもれ磁束が低減す
る。
【0046】また、本発明の一態様では、ステータに用
いられる磁極積層体を形成する積層板において、凸極間
を内周側で連結する幅狭の連結部に加工硬化部を設けた
ことにより、連結部の外力に対する強度が増加し、か
つ、連結部へもれるもれ磁束が低減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態のモータのロータ積層
板の形状を示す説明図である。
【図2】 積層板の圧縮変形処理による特性の変化を示
す説明図である。
【図3】 本発明の第2実施形態のモータのステータ積
層板の形状を示す説明図である。
【図4】 従来技術1のモータの構成を示す断面図であ
る。
【図5】 図4のモータのロータ積層板の平面図であ
る。
【図6】 従来技術2のモータの構成を示す断面図であ
る。
【図7】 図6のモータのステータ内筒積層板の平面図
である。
【図8】 図4のモータの円Aの部分の詳細図である。
【図9】 図6のモータの円Bの部分の詳細図である。
【符号の説明】
1,31 ステータ、3 ロータ、5,33 ステータ
本体、9,43,43a 凸極、11 ステータ巻線、
13 ロータ本体、15,51 ロータ積層板、19
ロータ磁石、21,21a 磁極、25 磁石用開口
部、27 渡り部、35 ステータ外筒、37 ステー
タ内筒、41,61 ステータ内筒積層板、45,45
a 連結部、53,63 加工硬化部、55,65 空
隙。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積層板を積層して形成される回転機の磁
    極積層体において、 各積層板は、周上に所定数の磁極を形成する円板または
    リング形状からなり、磁極間、または磁極とその他積層
    板部分が幅狭の渡り部で結ばれており、該渡り部に圧縮
    変形による加工硬化部が設けられていることを特徴とす
    る回転機の磁極積層体。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の回転機の磁極積層体に
    おいて、 該磁極積層体は、回転機のステータに内挿されるロータ
    に用いられ、 前記積層板には、ロータ外周付近にロータ磁石を嵌入す
    るための磁石用開口部が設けられ、前記磁極を該磁石用
    開口部の外側に形成し、 前記渡り部は、前記磁石用開口部の肩部とロータ外周の
    間の幅狭の部分であることを特徴とする回転機の磁極積
    層体。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の回転機の磁極積層体に
    おいて、 前記磁極積層体は、回転機のステータに用いられ、 前記積層板は、ステータ巻線を巻回するための複数の凸
    極を環状に配置してリング形状に形成され、 前記渡り部は、前記凸極間を内周側で連結する幅狭の連
    結部であることを特徴とする回転機の磁極積層体。
JP8098873A 1996-04-19 1996-04-19 回転機の磁極積層体 Pending JPH09289745A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8098873A JPH09289745A (ja) 1996-04-19 1996-04-19 回転機の磁極積層体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8098873A JPH09289745A (ja) 1996-04-19 1996-04-19 回転機の磁極積層体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09289745A true JPH09289745A (ja) 1997-11-04

Family

ID=14231306

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8098873A Pending JPH09289745A (ja) 1996-04-19 1996-04-19 回転機の磁極積層体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09289745A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004080944A (ja) * 2002-08-20 2004-03-11 Toyota Motor Corp 電動機用ステータコア
JP2005124386A (ja) * 2003-09-22 2005-05-12 Nissan Motor Co Ltd 低鉄損の電磁鋼板を使用するロータ、ロータ製造方法およびレーザピーニング方法並びにレーザピーニング装置
JP2008271622A (ja) * 2007-04-16 2008-11-06 Daikin Ind Ltd 回転子
JP2010148161A (ja) * 2008-12-16 2010-07-01 Mitsubishi Electric Corp 電動機及びそれを搭載した冷媒圧縮機
JP2012110214A (ja) * 2010-10-19 2012-06-07 Asmo Co Ltd ブラシレスモータ
WO2013121786A1 (ja) * 2012-02-14 2013-08-22 日本発條株式会社 モータのステータ・コア
CN103997164A (zh) * 2013-02-19 2014-08-20 株式会社三井高科技 用于制造转子层叠铁心的方法
WO2014156090A1 (ja) * 2013-03-25 2014-10-02 パナソニック株式会社 永久磁石埋込型電動機およびその製造方法
WO2015186280A1 (ja) * 2014-06-02 2015-12-10 パナソニックIpマネジメント株式会社 永久磁石埋込型電動機

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004080944A (ja) * 2002-08-20 2004-03-11 Toyota Motor Corp 電動機用ステータコア
JP2005124386A (ja) * 2003-09-22 2005-05-12 Nissan Motor Co Ltd 低鉄損の電磁鋼板を使用するロータ、ロータ製造方法およびレーザピーニング方法並びにレーザピーニング装置
JP2008271622A (ja) * 2007-04-16 2008-11-06 Daikin Ind Ltd 回転子
JP2010148161A (ja) * 2008-12-16 2010-07-01 Mitsubishi Electric Corp 電動機及びそれを搭載した冷媒圧縮機
JP2012110214A (ja) * 2010-10-19 2012-06-07 Asmo Co Ltd ブラシレスモータ
CN104126265A (zh) * 2012-02-14 2014-10-29 日本发条株式会社 马达的定子铁芯
WO2013121786A1 (ja) * 2012-02-14 2013-08-22 日本発條株式会社 モータのステータ・コア
JPWO2013121786A1 (ja) * 2012-02-14 2015-05-11 日本発條株式会社 モータのステータ・コア
CN103997164B (zh) * 2013-02-19 2017-03-01 株式会社三井高科技 用于制造转子层叠铁心的方法
JP2014187862A (ja) * 2013-02-19 2014-10-02 Mitsui High Tec Inc 回転子積層鉄心の製造方法
EP2768119A2 (en) 2013-02-19 2014-08-20 Mitsui High-Tec, Inc. Method for producing a laminated rotor core
CN103997164A (zh) * 2013-02-19 2014-08-20 株式会社三井高科技 用于制造转子层叠铁心的方法
US9692281B2 (en) 2013-02-19 2017-06-27 Mitsui High-Tec, Inc. Method for producing rotor laminated core
EP2768119A3 (en) * 2013-02-19 2018-03-07 Mitsui High-Tec, Inc. Method for producing a laminated rotor core
WO2014156090A1 (ja) * 2013-03-25 2014-10-02 パナソニック株式会社 永久磁石埋込型電動機およびその製造方法
JP2016007136A (ja) * 2013-03-25 2016-01-14 パナソニックIpマネジメント株式会社 永久磁石埋込型電動機およびその製造方法
JPWO2014156090A1 (ja) * 2013-03-25 2017-02-16 パナソニックIpマネジメント株式会社 永久磁石埋込型電動機およびその製造方法
US9893575B2 (en) 2013-03-25 2018-02-13 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Permanent-magnet-embedded electric motor and method for manufacturing same
CN110086274A (zh) * 2013-03-25 2019-08-02 松下知识产权经营株式会社 永久磁铁埋入型电动机及其制造方法
WO2015186280A1 (ja) * 2014-06-02 2015-12-10 パナソニックIpマネジメント株式会社 永久磁石埋込型電動機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4598343B2 (ja) 永久磁石形モータ
KR100472798B1 (ko) 영구자석매립형 유도전동기
CN110086274B (zh) 永久磁铁埋入型电动机及其制造方法
JP6274475B2 (ja) 回転子、回転電機および回転子の製造方法
US6624545B1 (en) Electric rotating machine and manufacturing method thereof
JP3633106B2 (ja) スイッチドリラクタンスモータ
JP2875497B2 (ja) 電動機のステータ
US6384505B1 (en) Stator with a radial winding
US20190036391A1 (en) Stator for an electric motor, method for the production thereof, and electric motor
JP4214383B2 (ja) 固定子ピースおよびモータの固定子
JP2003032936A (ja) 電動機
WO2017195498A1 (ja) 回転子および回転電機
JPH09289745A (ja) 回転機の磁極積層体
JP5693521B2 (ja) 永久磁石埋込型電動機
JP2527067Y2 (ja) 電動機のロータ
JP2002084690A (ja) 電動機
US6848165B1 (en) Electric rotating machine and manufacturing method thereof
JP5674962B2 (ja) 永久磁石埋込型電動機
JP3268762B2 (ja) 回転電機の回転子及びその製造方法
JP2005333762A (ja) 回転電機の回転子および回転電機
US11689073B2 (en) Rotor core design
JP4556408B2 (ja) クローポール形回転機
WO2016024325A1 (ja) 回転電機
JP2020014336A (ja) 回転電気機械
JP2003235185A (ja) 回転電機の分割形ステータ構造