JPH09290185A - プッシュタイプディスペンサ− - Google Patents

プッシュタイプディスペンサ−

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JPH09290185A
JPH09290185A JP8304167A JP30416796A JPH09290185A JP H09290185 A JPH09290185 A JP H09290185A JP 8304167 A JP8304167 A JP 8304167A JP 30416796 A JP30416796 A JP 30416796A JP H09290185 A JPH09290185 A JP H09290185A
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piston
cylinder
nozzle head
liquid
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Tetsuya Tada
哲也 多田
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成のもとで、ノズル先端付近での液
体の残留を確実に防止する。 【構成】 一次弁32はピストン16内に伸びたロッド32a
を有するロッド形状に成形され、二次弁34は、摩擦力の
もとで一次弁32と連動可能に、ピストン16内で一次弁32
の回りに配置、保持されている。ストッパ42が、二次弁
34をキックし一次弁32との連動を解除して二次弁34をピ
ストン16とともに下降させるように、二次弁34の上方
で、ピストン16に設けられている。ノズルヘッド12の上
昇時、ピストン16の上昇より遅れて二次弁34が閉じると
ともに、二次弁34の閉鎖前での一次弁32の開放を妨げる
ことによって、ノズル12a、ピストン16内の残留液をシリ
ンダ14にバックサクションさせている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ノズルヘッドに
連動したピストンの往復動によって、容器内の液体をシ
リンダ内に吸い上げ、加圧してノズルヘッドのノズルか
ら流出させるプッシュタイプディスペンサ−に関する。
【0002】
【従来の技術】シャンプ−、リンス等のような粘性の比
較的高い液体の収容された容器に装着されるディスペン
サ−として、たとえば、ノズルヘッドの押し込みに連動
したシリンダ内でのピストンの往復動によって、容器内
の液体をシリンダ内に吸い上げ、加圧してノズルヘッド
の嘴状のノズルから流出させる構成の、いわゆるプッシ
ュタイプディスペンサ−がよく知られている(たとえ
ば、USP No. 3,062,416 )。
【0003】この種のプッシュタイプディスペンサ−に
おいては、容器からシリンダに流入する液体の流入路が
サクションチュ−ブに形成されるとともに、シリンダか
ら流出する液体の流出路がピストン、ノズル(ノズルヘ
ッド)にそれそれ形成されている。そして、一次弁が流
入路内に配置されて容器、シリンダ間での液体の流れを
制御するとともに、二次弁が流出路内に配置されてシリ
ンダ、ノズル間の液体の流れを制御している。
【0004】ノズルヘッドはピストンの上端に固定され
て、ピストンと一体化されている。そして、ノズルヘッ
ドをピストンと一体的に押し上げ、上昇(突出)させる
リタ−ンばねが、たとえば、シリンダに内蔵され、リタ
−ンばねの偏倚力によって、ノズルヘッド、ピストンは
その上方位置(上昇位置、初期位置)に保たれる。
【0005】リタ−ンばねの偏倚力に抗してその上方位
置(初期位置)からノズルヘッドを下方に押し込んでか
ら、ノズルヘッド、つまりはピストンが上方位置に復帰
すると、シリンダ内が負圧化され、容器内の液体が一次
弁を経てシリンダ内に吸い上げられる。それから、リタ
−ンばねの偏倚力に抗してノズルヘッドを上方位置から
押し込むと、ノズルヘッドに連動したピストンの下降に
よってシリンダ内の液体が加圧され、加圧液は二次弁を
経て流出路を流れ、ノズルヘッドのノズルの先端から外
部に流出する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記USP No. 3,062,41
6 に開示するように、この種のプッシュタイプディスペ
ンサ−においては、シリンダ内で加圧された液体をノズ
ルヘッドのノズルに導く流出路は、ピストンの内部、ノ
ズル(ノズルヘッド)の内部に連続して形成されてい
る。
【0007】シャンプ−、リンス等のような粘性の比較
的高い液体は、ピストンの下降によってシリンダ内で加
圧されても、その全てが、ピストンの一往復(ワンスト
ロ−ク)のもとでノズルから流出されるものでなく、ピ
ストンの上昇位置での流出路の容積にほぼ相当する量だ
け、流出路に残される。そして、ノズル、ピストンの流
出路に残された液体(残留液)は、次回のピストンの下
降によって二次弁を経てシリンダから流出された液体
(加圧液)に押し出されて、ノズルの先端から流出され
る。
【0008】公知のディスペンサ−においては、ノズル
ヘッドの押し込みに連動したピストンの下降による加圧
のもとでシリンダ内の液体が二次弁を経て流出路に流出
した後、二次弁が自重または弁ばねの偏倚力のもとで閉
鎖される。そして、押し込み位置からのピストンの上昇
によるシリンダ内での負圧の発生によって、一次弁が開
放されて、容器内の液体がシリンダ内に吸い上げられ
る。つまり、シリンダから液体が流出した後、二次弁が
直ちに閉じるため、流出路の液体は、シリンダ内に戻る
ことなく、流出路に残される。
【0009】弁ばねなしの浮遊可能な二次弁において
は、二次弁の自重と液体の粘性、比重との関係から、液
体の通過後もしばらくの間、二次弁は開放され、遅れて
閉鎖される。そして、この二次弁の開放中においては、
シリンダ内での負圧は流出路に残る液体(残留液)をシ
リンダに戻すように作用し、いわゆるバックサクション
が生じる(たとえば、特開平7−96956 号公報)。しか
し、バックサクションの発生は、二次弁の自重と液体の
粘性、比重とに影響し、バックサクションを確実に発生
させることはできない。
【0010】通常、プッシュタイプディスペンサ−にお
いては、ノズルの先端は常時開口している。そして、バ
ックサクションが生じなければ、残留液の先端はノズル
先端付近まで伸びているため、ノズル内の残留液がノズ
ル先端から滴下する、いわゆる液ダレの生じる虞れがあ
る。特に、ノズルの先端を下方に傾斜させた構成におい
ては、液ダレが生じ易い。
【0011】また、残留液の先端はノズル先端付近まで
伸びて空気と直接接触しているため、乾燥、固化しやす
く、残留液の固化によってノズルの先端が閉じ、ノズル
先端からの液体の円滑な流出を妨げて、ディスペンサ−
の使用を困難とする虞れがある。
【0012】シリンダからピストン内に中実の棒体を伸
ばし、ピストンが下降したときとより、上昇したときで
のピストン内に占める棒体の容積が少ないことを利用し
て、ピストンの上昇時にピストン内に負圧を発生させる
構成も知られている(たとえば、実公平7−6110号公
報)。この構成では、ピストンの上昇時にピストン内に
発生する負圧によって、流出路の残留液をシリンダに戻
すことができる。しかし、棒体が必要となり、部品点数
が増加するとともに、棒体をシリンダ内に固定しなけれ
ばならず、構成的に複雑化する。
【0013】この発明は、簡単な構成のもとでバックサ
クションを確実に発生させ、ノズル先端付近での液体の
残留を防止して液体の円滑な流出を確保するプッシュタ
イプディスペンサ−の提供を目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】従来のプッシュタイプデ
ィスペンサ−では、シリンダから液体が流出した後の二
次弁の閉鎖時期が二次弁の自重と液体の粘性、比重とい
う不確定な要因に影響され、二次弁の閉鎖時期を自動的
に調整するように構成されていない。
【0015】この発明では、この点に注目し、ピストン
の上昇に対して二次弁の閉鎖を強制的に遅延させ、ピス
トンが上昇を開始しても、二次弁は、しばらくの間、開
いたままとされる。そして、二次弁の開放中において
は、一次弁は閉じられ、二次弁の閉鎖後に一次弁が開放
される。
【0016】このように、ピストンの上昇に対して二次
弁が遅れて閉じられ、二次弁の閉鎖に対して一次弁が遅
れて開かれる構成においては、ピストンの上昇によって
シリンダ内に生じた負圧は、一次弁の開放前では、二次
弁を介して流出路の残留液をシリンダ内に戻すように機
能する。つまり、バックサクションが生じる。
【0017】たとえば、この発明の実施の一形態によれ
ば、一次弁はピストン内に伸びたロッド形状に成形さ
れ、二次弁は一次弁に摺接するシ−ル片を内面に備え、
摺接による摩擦力のもとで一次弁と連動可能に、ピスト
ン内で一次弁の回りに配置、保持されている。また、ス
トッパが、二次弁をキックし、一次弁との連動を解除し
て二次弁をピストンとともに下降可能に、二次弁の上方
で、ピストンに設けられている。
【0018】この構成では、ノズルヘッドの押し込み位
置、つまり、ピストンの下降位置では、二次弁は弁座か
ら離反した状態で一次弁に保持され、他方、一次弁は加
圧液によって弁座に押圧される。つまり、ピストンの下
降位置では、二次弁は開放され、一次弁は閉じている。
そして、ノズルヘッドへの押し込み力を除いてピストン
がノズルヘッドとともに上昇しても、対応する弁座が二
次弁に当接するまで、二次弁は開放されたままとされ、
弁座が二次弁に当接して二次弁が閉じられた後、一次弁
が開放されて、液体がシリンダに流入する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態について詳細に説明する。
【0020】図1に示すように、この発明に係るプッシ
ュタイプディスペンサ−10は、ノズルヘッド12と、シリ
ンダ14と、シリンダ内を往復動するピストン16とを具備
して構成され、ノズルヘッド12は嘴状のノズル12a を一
体的に有して成形されている。そして、ディスペンサ−
10は、回転自在なボトルキャップ18の螺着によって容器
20の口部20a に着脱可能に装着され、シリンダ14の内部
でのピストン16の往復動に起因する、容器内の液体のシ
リンダへの吸い上げ、および、シリンダ内での加圧によ
って、液体(加圧液)をノズルヘッドのノズル12a の先
端から外部に流出するように構成されている。
【0021】このようなディスペンサ−10の装着される
容器20として、シャンプ−、リンス、ハンドソ−プ等に
代表されるような粘性の比較的高い液体からなる頭髪用
の石けん、化粧品類を内容物とする容器、および、マヨ
ネ−ズ、ケチャップおよびソ−ス等の粘性のある食品を
内容物とする容器が、一般に例示できる。容器20はプラ
スチックまたはガラスから成形される。
【0022】図1に示すように、シリンダ14の内面に摺
接するスカ−ト状シ−ル片16a を下端外面に一体に有す
るピストン16が、シリンダ内を摺接しながら昇降可能に
配設されている。スカ−ト状シ−ル片16a は上および下
にのびた一対のシ−ルから構成されている。そして、ノ
ズルヘッド12がピストンの上端に固定されることによ
り、ピストン、ノズルヘッドは一体的に昇降可能となっ
ている。
【0023】シリンダ14からの液体の流出路17が、ピス
トン16の内部、ノズルヘッド12(ノズル12a)の内部に連
続して形成されている。
【0024】シリンダ14は、上下端の開口した略円筒形
の本体14a と、本体の下端に固定された有底のバルブベ
−ス14b とに分割して成形されている。図1、図2に示
すように、バルブベ−ス14b はその下端に外方フランジ
15を持ち、この外方フランジはバルブベ−スをシリンダ
本体14a の下端に固定するためのストッパとして機能す
る。
【0025】独立の部品点数を削減して、構成を簡素化
するために、サクションチュ−ブ19がバルブベ−ス14b
の下端に一体成形され、サクションチュ−ブの内部が、
容器20からシリンダ14への液体の流入路21となってい
る。
【0026】図1に示すように、たとえば、圧縮コイル
ばねからなるリタ−ンばね22が、ピストン16、バルブベ
−ス14b の対向する段部(ばね座)の間に配設されてい
る。そして、このリタ−ンばね22の偏倚力によって、ピ
ストンのスカ−ト状シ−ル片16a がシリンダ14上端の係
合片14a'に係合されるまで、ピストン、ノズルヘッド12
は押し上げられ、この係合位置がノズルヘッドの上昇位
置(突出位置、初期位置)となる。なお、このリタ−ン
ばね22を除くノズルヘッド12、シリンダ14、ピストン16
等のディスペンサ−10の構成部品は、リサイクルを考慮
して、いずれもプラスチックから成形されている。
【0027】この構成では、リタ−ンばね22の偏倚力に
抗してノズルヘッド12を押し込めば、ノズルヘッドの押
し込みに連動して、ピストン16はシリンダ14の内部を下
降する(図3参照)。押し込んでからノズルヘッド12へ
の押し込み力を除けば、ピストン16は、リタ−ンばね22
の偏倚力によって、ノズルヘッド12とともに図1に示す
その上昇位置に戻されて待機する。つまり、図1の上昇
位置と、図3の押し込み位置(下降位置)との間を往復
動して、ピストンはいわゆるポンピングアクションを行
う。
【0028】ボトルキャップ18は、容器口部20a との間
に、パッキン28、シリンダ14のフランジ14a"を挟持しな
がら、容器口部に螺着され、それによって、ディスペン
サ−10が容器20に液密で着脱可能に装着されている。
【0029】容器20からシリンダ14への液体の流入(吸
い上げ)に伴う容器内の負圧化を防止するための換気孔
(負圧防止孔)30が、シリンダ14の側壁に穿設されてい
る。換気孔(負圧防止孔)30は、1個または2個設けら
れる。
【0030】この種のディスペンサ−10においては、流
入路21での液体の流れを制御する一次弁32、および、流
出路17での液体の流れを制御する二次弁34がそれぞれ配
置されている。
【0031】たとえば、図1に示すように、この発明の
実施の形態においては、バルブベ−ス14b の基部開口を
テ−パ形状としそのテ−パ面から弁座36が形成されて、
一次弁32が弁座上でバルブベ−ス14b つまりはシリンダ
14に内蔵されている。また、ピストン16の下端をテ−パ
形状としそのテ−パ面から弁座38が形成されて、二次弁
34が弁座上でピストンに内蔵されている。
【0032】図1を見るとわかるように、この発明にお
いては、一次弁32が、ピストン16の下端からピストンの
内部に挿通可能な長さのロッド32a を一体的に有するロ
ッド形状に成形されている。他方、二次弁34は、シ−ル
片34a をその内面に有する円筒形状に形成され、シ−ル
片を一次弁32のロッド32a の外面に摺接させ、摺接によ
る摩擦力のもとで一次弁とともに一体的に昇降可能に、
つまり、連動可能に、二次弁は一次弁の回りに配置、保
持されている。勿論、ロッド32a へのシ−ル片34a の摺
接によって、二次弁、ロッド間の液密が確保される。
【0033】図示の形態では、シ−ル片34a はリング形
状とされ、上下に離反して2個形成されている。しか
し、シ−ル片34a は、一次弁32、二次弁34の一体的な昇
降を確保する摩擦力を生じるものであれば足り、シ−ル
片をピストン下端のシ−ル片16a のようなスカ−ト状と
してもよく、その数も2個に限定されない。
【0034】一次弁32、二次弁34は、等角的に半径方向
に延出した複数の板状ガイド片32b、34b をそれぞれ一体
に有して成形され、このガイド片によって弁座36、38に
対する倒れが防止されている。また、ストッパ40が弁座
36の上方でバルブベ−ス14bの内面に、ストッパ42が弁
座38の上方でピストン16の内面にそれぞれ形成されて、
上方への一次弁32、二次弁34の離脱を防止している。な
お、一次弁の離脱防止用ストッパ40は、リタ−ンばね22
のばね座を兼ねている。
【0035】後述するように、ピストン16が下降すると
き、二次弁の離脱防止用ストッパ42は二次弁34をキック
し、一次弁32との一体的な下降を解除して二次弁をピス
トンとともに下降させる。
【0036】この発明においては、シ−ル片34a を一次
弁32に摺接させて、二次弁34が一次弁32のロッド32a の
回りに配置、保持されている。つまり、図1のピストン
16の上昇位置(初期位置)においてリタ−ンばね22の偏
倚力に抗してノズルヘッド12を押し込むと、ピストン内
面のストッパ42が二次弁のガイド片34b に当接してキッ
クするまで、ピストン16は二次弁を伴うことなく単独で
下降する。
【0037】しかし、ストッパ42が二次弁のガイド片34
b に当接、キックすると、二次弁34は一次弁32との連動
から開放されて一次弁と無関係に下降可能となる。そし
て、ピストン16は、二次弁34を一次弁32のロッド32a に
摺接させながら二次弁を伴って下降し、図3に示す押し
込み位置(下降位置)に至る。
【0038】このように、この発明では、二次弁34はピ
ストン16より遅れて下降を開始し、ノズルヘッド12の押
し込み開始直後においては、ピストンは二次弁を伴うこ
となく単独で下降する。
【0039】また、図3に示す押し込み位置にピストン
16を下降させた後、ノズルヘッド12への押し込み力を除
くと、リタ−ンばね22の偏倚力によって、ノズルヘッド
はピストン16とともに上昇する。ここで、ピストン下端
の弁座38が二次弁34の下端に当接するまで、ピストン16
は二次弁34を伴うことなく単独で上昇し、弁座が二次弁
に当接すると、ピストンは二次弁を伴って上昇する。つ
まり、二次弁34はピストン16の上昇開始とともに閉鎖さ
れず、弁座38が二次弁34に当接するまで、二次弁は開い
たままとされ、ピストンの上昇開始に遅れて閉鎖され
る。
【0040】公知のポンプディスペンサ−においては、
ピストンの押し込み(下降)、上昇は、いずれも二次弁
の開閉と実質的に同時に生じている。これに対して、こ
の発明では、二次弁の開放は、従来と同様に、ピストン
の下降と実質的に同時に生じる。しかし、二次弁の閉鎖
は、ピストンの上昇開始から遅れて生じている。
【0041】つまり、図1に示す上昇位置(初期位置)
からノズルヘッド12、ピストン16を押し込むと、シリン
ダ14内での液体の加圧によって、直ちに、一次弁32は弁
座36に密着、閉鎖される。ここで、ピストン16が下降し
ても、二次弁34は一次弁32に保持されてその位置に留ま
り、下降しないため、二次弁はピストンの下降と実質的
に同時に開放される。
【0042】ピストン内面のストッパ42が二次弁34のガ
イド片34b をキックすると、ピストン16は、二次弁のシ
−ル片を一次弁32に摺接させながら、二次弁を伴って下
降してシリンダ内の液体を加圧する。このように、二次
弁34を開放して、ピストン16が下降するため、加圧液は
二次弁を経て流出路17に流出し、前回のストロ−クにお
いて流出路17に残留する液体をノズル12a から押し出す
とともに、今回のストロ−クにおける加圧液の一部もノ
ズルの先端から流出し、残りの加圧液は流出路を満たし
て残留する。
【0043】上記のように、この発明では、ピストン16
が上昇を開始してから弁座38が二次弁34に当接するま
で、ピストンが先行して上昇し、ピストンの先行上昇時
間だけ、二次弁の閉鎖が遅延する。そのため、その遅延
時間に相当する時間において、ピストン内での残留液
は、ピストン16の上昇によりシリンダ14に生じた負圧に
よって、二次弁34を経てシリンダに戻される。
【0044】遅延時間が経過して、弁座38が二次弁34に
当接すると、二次弁が閉鎖される。そして、閉鎖した二
次弁34を伴ってピストン16が上昇すると、シリンダ24内
に生じた負圧によって、一次弁32が弁座36から離反して
開放され、容器20内の液体がサクションチュ−ブ19、一
次弁32を経てシリンダ14の内部に吸い上げられる(図1
参照)。
【0045】つまり、この発明では、ノズルヘッド12、
ピストン16の上昇開始時においては、容器20からの液体
の吸い上げに先行して、流出路17内の残留液の一部をシ
リンダ14に逆流させるいわゆる”バックサクション”が
生じる。この残留液の逆流(バックサクション)によっ
て、残留液先端がノズル12a の先端から後退するため、
残留液先端が大気に直接触れることを阻止できる。その
ため、液体(残留液)の乾燥、固化が妨げられ、液体が
円滑に流出できる。
【0046】また、残留液先端がノズル12a の先端付近
にないため、ノズルからの液体の漏出、いわゆる液ダレ
が防止できる。特に、図1に示すようにノズル12a の基
部から中央部にかけて上方に傾斜し、中央部から先端部
にかけて下方に傾斜した略山形形状にノズルが形成され
ていれば、その頂部(中央部)の後方(右方)まで残留
液の先端を後退させることにより、液ダレが確実に防止
できる。
【0047】この発明では、ピストン上昇開始時での二
次弁34の閉鎖が強制的に遅延しているため、二次弁の自
重や液体の粘性、比重のような要因に影響されることな
く、バックサクションが確実に生じる。
【0048】さらに、一次弁32をロッド形状とし、一次
弁の回りに二次弁34を配置して二次弁が摩擦力のもとで
一次弁に保持されている。この構成では、ノズルヘッド
12の上昇に遅れて二次弁34が閉じられるとともに、二次
弁の閉鎖に遅れて一次弁が開放される動作タイミング
が、簡単な構成のもとで得られる。
【0049】図1に示すノズルヘッド12の上昇時、図3
に示すその押し込み時のいずれにおいても、一次弁32の
ロッド32a の先端はピストン16内に位置している。しか
し、図1、図3を比較するとよくわかるように、図1の
ノズルヘッド12の上昇時においては、図3のその押し込
み時に比較して、ピストン内での一次弁32の占有容積が
減少している。
【0050】一次弁32の上半部がピストン16内に位置す
るこの構成では、ノズルヘッド12の上昇時、ピストン16
内での一次弁32の占有容積が減少するため、負圧がピス
トン内に発生し、この負圧によって、ノズル12a の残留
液がピストン16に戻される。つまり、二次弁34の閉鎖の
遅延によるバックサクションに加えて、ピストン内での
一次弁32の占有容積の減少によってもバックサクション
が生じる。
【0051】この発明では、ロッド形状の一次弁32の上
半部をピストン16の内部に伸ばしているため、ピストン
内の負圧発生用の独立の部材を必要としない、また、シ
リンダ14内の負圧によって、一次弁32は弁座36に押圧、
固定され、固定のために特別な構成を必要とせず、構成
的に複雑化しない。
【0052】この種のプッシュタイプディスペンサ−10
においては、おねじ44が、ピストン16と一体のノズルヘ
ッド12の外面に、対応するめねじ46がシリンダ14の上端
内面にそれぞれ形成されている。図3に示すシリンダ14
への液体の吸い上げ、加圧のためのピストン16の押し込
み位置よりノズルヘッド12をさらに押し込み、ノズルヘ
ッドのおねじ44をシリンダのめねじ46に当接させてから
ノズルヘッドを回転させると、おねじ、めねじが螺合さ
れて、図4に示すように、ノズルヘッドはその最下降位
置に固定される。そのため、ディスペンサ−10自体の高
さ、つまりは、ディスペンサ−10、容器20の組み合わせ
の全体的な高さが低くなり、輸送、展示に必要なスペ−
スを小さくできる。
【0053】この発明のディスペンサ−10においては、
最下降位置(固定位置)でのノズルヘッド12の固定のも
とで一次弁32の上端を押圧して一次弁を閉鎖位置に保持
する弁押え48が、ノズルヘッドの頂部に一体に垂設され
ている。弁押え48は、下端の開口した複数の軸線方向の
スリット50を等角的に備えて形成されることにより、半
径方向に弾性変形可能となっている。そのため、そのス
リット付きの下端が半径方向外方に拡開することによっ
て、弁押え48は一次弁32の上端を弾性的に保持できる。
【0054】この構成では、図4に示す最下降位置にノ
ズルヘッド12が固定されると、ノズルヘッドの弁押え48
によって、一次弁32は閉鎖位置に強制的に保持される。
そのため、ディスペンサ−10の搬送、展示時での、一次
弁32の予期しない開放が防止され、液体の流出(液漏
れ)が阻止される。
【0055】弾性を有しているため、弁押え48は、その
末端の半径方向外方の拡開によって、一次弁32の保持位
置を変えられる。そのため、高さ方向(軸線方向)で一
次弁32等の構成部材に成形誤差、組立誤差が生じても、
弁押え48の拡開による一次弁の保持位置の変動のもと
で、その成形誤差、組立誤差が吸収でき、一次弁を閉鎖
位置に確実に保持できる。
【0056】この発明の実施の形態においては、スリッ
ト50を等角的に複数個設ける構成として具体化している
が、弁押え48を半径方向外方に拡開可能とする弾性を有
すれば足りる。そのため、これに限定されず、たとえ
ば、弁押え48に1つのスリットを設ける構成としてもよ
い。
【0057】ノズルヘッド12が最下降位置に押し込まれ
たとき、弁押え48は一次弁32を弁座36に密着、閉鎖すれ
ば足り、ノズルヘッドの頂部から垂設した図示の構成に
限定されず、たとえば、図5に示すように、ピストン16
の下端に、弁押えを設けてもよい。
【0058】たとえば、ロッド形状の一次弁32はその中
間部に大径部52を持ち、ピストン16下端の弁押え148
は、下端の開口した軸線方向のスリット150 を有して形
成されている。この構成においても、ノズルヘッド12を
最下降位置に押し込んだとき、弁押え148 は一次弁32を
閉鎖位置に確実に保持でき、ディスペンサ−10の搬送、
展示時での予期しない液漏れが確実に阻止される。勿
論、弁押え148 が弾性を持つため、高さ方向での一次弁
32等の構成部材の成形誤差、組立誤差が吸収できる。
【0059】なお、弁押えのスリット150 は少なくとも
1つあれば足りる。しかし、この構成では、ピストン下
端の弁押え148 がピストン16の下端でピストン内に流入
する液体の流れの障害とならないように、流路として機
能する十分な幅を有する複数のスリット150 を等角的に
形成するとよい。
【0060】一次弁32の大径部52の形状は、図5に示す
局部的なものに限定されず、たとえば、図6に示すよう
に、ロッド形状の一次弁32の下半部全体を大径部として
もよい。このように、一次弁32の下半部を大径部152 と
すれば、一次弁32の成形のための金型が構成的に簡素化
されて安価となる。
【0061】また、図1、図2に示すように、この発明
のディスペンサ−10においては、めねじ46の設けられた
シリンダ14の上端に、端末の開口した複数の軸線方向の
スリット54が等角的に形成されている。
【0062】この構成では、めねじ46の設けられたシリ
ンダ14の上端が、弾性変形のもとで半径方向外方に拡開
可能となる。そのため、シリンダ14の射出成形におい
て、シリンダにめねじを成形するためのねじコアを、回
転させることなく引き抜いて離脱させることが可能とな
る。従って、シリンダ成形用金型が構成的に簡素化で
き、安価となるとともに、シリンダの成形が迅速に行え
る。
【0063】スリット54を設けてシリンダ14の上端を弾
性変形可能とした構成では、おねじ44、めねじ46が螺合
していても、ノズルヘッド12を強制的に引き上げると、
シリンダの上端が半径方向外方に拡開されておねじ、め
ねじ間の螺合が解除される虞れがある。
【0064】しかし、図1に示すように、この発明のデ
ィスペンサ−10においては、シリンダキャップ56が、容
器20へのディスペンサ−の組み立て前に、シリンダ14の
上端に係止されて、半径方向外方へのシリンダ上端の拡
開を防止している。そのため、おねじ44、めねじ46の螺
合は解除されない。
【0065】図示の実施の形態では、対応するフックを
シリンダキャップ56、シリンダ14に形成し、これらの係
合によって、シリンダキャップがシリンダに係止されて
いる。しかし、係止手段はこれに限定されず、他の構
成、たとえば、係止溝、係止突起の組合せとしてもよ
い。
【0066】図1〜図6に示すこの発明の実施の一形態
においては、二次弁34を一次弁32の回りに配置し、摩擦
力のもとで一次弁、二次弁を連動可能として、ノズルヘ
ッド12の上昇開始時における二次弁の閉鎖から一次弁の
開放までの時間的遅れを得ている。しかし、二次弁34を
一次弁32の回りに配置する構成に限定されず、たとえ
ば、図7〜図9に示すこの発明の実施の別形態における
プッシュタイプディスペンサ−110 のように、一次弁13
2 、二次弁134 の対向端を当接させ、一次弁により、二
次弁をキックし押し上げて、一次弁、二次弁を連動可能
としてもよい。
【0067】図7に示すように、このディスペンサ−11
0 においても、図1〜図6の実施の一形態と同様に、一
次弁132 はロッド132aを有するロッド形状に成形され、
流入路21の液体の流れを制御可能にシリンダ14の内部に
配設されている。また、二次弁134 は流出路17の液体の
流れを制御可能にピストン16の内部に配設されている。
【0068】図7〜図9に示すこの実施の形態において
は、二次弁134 が、弁ばね55の偏倚力のもとで弁座38に
密着可能、つまりは閉鎖可能となっている。弁ばね55と
して、たとえば、二次弁134 と一体にプラスチック成形
されて、二次弁の上端から上方に延出した波形状の圧縮
ばねが利用でき、圧縮ばねの上端は平板状のストッパと
され、ノズルヘッド12の頂部に当接されている。
【0069】他方、一次弁132 のロッド132aは、ピスト
ン16内に挿通可能な直径と、図8に示すように、ノズル
ヘッド12の押し込み位置、つまりはピストン16の下降位
置で二次弁134 の下端に当接して、二次弁を押し上げ、
開放する長さとを有して形成されている。
【0070】一次弁132 、二次弁134 は、放射方向に延
出した板状ガイド片132b、134b をいずれも一体に有して
成形される。そして、ガイド片132bの上方でバルブベ−
ス14b の内面に形成したストッパ40によって、上方への
一次弁132 の離脱が防止されている。しかし、二次弁13
4 は弁ばね55によって弁座方向の偏倚力を受けているた
め、二次弁の離脱防止用ストッパは省略できる。
【0071】このプッシュタイプディスペンサ−110 で
は、図8に示すように、ノズル12の押し込み位置、つま
り、ピストン16の下降位置では、一次弁132 の上端が二
次弁134 の下端をキックし、二次弁は開放される。
【0072】ノズル12への押し込み力を除き、リタ−ン
ばね22の偏倚力によってピストン16が上昇すると、ま
ず、弁座38が二次弁134 に当接するまで、ピストンは、
二次弁を伴うことなく、単独で上昇する。その後、弁座
38が二次弁134 に当接すると、二次弁は閉鎖され、ピス
トンは二次弁を伴って上昇する。
【0073】このピストン16単独の上昇時においては、
一次弁132 が二次弁の弁ばね55の偏倚力によって弁座36
に押圧されるため、一次弁の開放は生じない。
【0074】しかし、二次弁134 がピストン16とともに
上昇すると、二次弁は一次弁132 から離反され、二次弁
の弁ばね55から一次弁132 への偏倚力の付与が解除され
る。そして、ピストン16が二次弁134 を伴ってさらに上
昇すると、シリンダ内の負圧によって、一次弁132 は弁
座36から離反し開放される。
【0075】このように、この実施の形態のプッシュタ
イプディスペンサ−110 においても、ピストン16単独の
上昇の後に二次弁134 が閉鎖され、二次弁の閉鎖後にピ
ストンに連動して二次弁が上昇しなければ、一次弁132
は開放されない。そのため、一次弁132 は、二次弁の閉
鎖より遅れて、開放される。
【0076】そのため、この構成においても、ノズルヘ
ッド12の上昇開始から遅延した二次弁134 の閉鎖、およ
び、二次弁の閉鎖からさらに遅延した一次弁132 の開放
のもとで、流出路17からシリンダ14への液体の逆流(バ
ックサクション)が、確実に得られる。そのため、ノズ
ル12a 先端での液体の固化が防止され、ノズルからの液
体の円滑な流れが確保される。
【0077】また、ノズルヘッド12の上昇開始時に二次
弁134 の閉鎖に先行してピストン16を上昇させ、二次弁
の閉鎖後に一次弁132 を開放するという動作タイミング
が、簡単な構成のもとで得られる。
【0078】図9に示すように、たとえば、おねじ44、
めねじ46の螺合のもとでノズルヘッド12を最下降位置で
固定すれば、弁ばね55の偏倚力が二次弁134 を介して一
次弁132 に伝達されて一次弁を弁座36に密着して閉鎖す
る。
【0079】この構成においても、最下降位置にノズル
ヘッド12を固定することによって、輸送、展示に必要な
スペ−スが十分に小さくできるとともに、一次弁132 を
閉鎖位置に固定しているため、搬送、展示時での液体の
流出が確実に防止できる。
【0080】輸送、展示のスペ−スをさほど考慮しない
場合には、ノズルヘッド12を初期位置(上昇位置)で固
定してもよい。
【0081】たとえば、切欠き付きの円筒形ストッパ62
(図10(B) 参照)を図10(A) に示すように、ノズルヘッ
ド12、シリンダストッパ56の間でノズルヘッド下半部に
嵌合させれば、ノズルヘッドの下降が阻止されてノズル
ヘッドは初期位置に固定され、搬送、展示時での液体の
流出が防止できる。無論、この構成では、ノズルヘッド
のおねじ44、シリンダのめねじ46は不要となる。
【0082】また、シリンダストッパ56に代えてチャプ
リット64をシリンダ上端に固定し、このチャプリットに
よって、ノズルヘッド12の下降を規制してもよい。
【0083】たとえば、チャプリット64は一対の突起65
を内面に備え(図11(B) 参照)、突起の挿通可能な一対
のガイド溝66が、図11(A) に示すようにピストン16の外
面に形成されている。ガイド溝66は垂直部の下端に水平
部を持つL字形に形成されている。
【0084】この構成では、突起65がガイド溝66の垂直
部に位置すれば、ノズルヘッド12は自由に昇降できる。
しかし、ノズルヘッド12の上昇位置(初期位置)でノズ
ルヘッドを回転して、突起65をガイド溝66の水平部に導
けば、ノズルヘッドは下降不能となり固定される。つま
り、ノズルヘッド12は初期位置に固定され、搬送、展示
時での液体の流出が防止できる。
【0085】図示とは逆に垂直部の上端に水平部を持つ
逆L字形にガイド溝66を形成すれば、突起65が垂直部の
上端に当接するまでノズルヘッド12を下降させてからノ
ズルヘッドを回転して突起を水平部に導くことによっ
て、図1〜図6に示す実施の形態と同様に、ノズルヘッ
ドが下降位置で固定される。
【0086】
【発明の効果】上記のように、この発明に係るプッシュ
タイプディスペンサ−によれば、二次弁の自重や液体の
粘性、比重に影響されることなく、ノズルヘッドの上昇
開始から遅れて二次弁が閉じ、二次弁の閉鎖から遅れて
一次弁が開放されている。そのため、ノズルヘッドの上
昇によってシリンダ内に生じた負圧によって、流出路内
の残留液がシリンダに逆流する。つまり、容器からシリ
ンダへの液体の吸い上げに先行して、バックサクション
によって、流出路の残留液が、液体の粘性、比重という
液体自体の特性と関係なく、シリンダに確実に戻され
る。
【0087】従って、残留液先端はノズルの先端付近か
ら後退し、ノズル先端での残留液、空気の直接的な接触
が避けられ、空気との直接接触に起因する液体の乾燥、
固化が防止され、液体の円滑な流出が確保される。
【0088】また、ノズルからの液ダレが防止される。
特に、中央部を高くした略山形形状にノズルを形成した
構成においては、ノズルの中央部から後方に残留液の先
端を後退させることが可能となり、液ダレが確実に防止
される。
【0089】さらに、一次弁をロッド形状とし、ロッド
形状の一次弁の回りに二次弁を配置して開放位置に二次
弁を保持可能としているため、ノズルヘッドの上昇開始
時での二次弁の閉鎖に先行したピストンの上昇を確保
し、二次弁の閉鎖後に一次弁を開放するという動作タイ
ミングが、簡単な構成のもとで得られる。
【0090】二次弁の内面に設けたシ−ル片を一次弁に
摺接させれば、構成を複雑化することなく、一次弁、二
次弁が連動可能となる。
【0091】二次弁を弁ばねの偏倚力で弁座に密着し、
ピストンが下降するとき、一次弁で二次弁をキックし、
弁座から離反させて二次弁を開放する構成においても、
同様の動作タイミングが、簡単な構成のもとで得られ
る。
【0092】対応するおねじ、めねじの螺合のもとでノ
ズルヘッドを押し込み位置で固定し、弁押えで一次弁を
弁座に密着、閉鎖させれば、ディスペンサ−の高さを小
さくでき、搬送、展示に必要なスペ−スが小さくなると
ともに、搬送、展示時での液体の流出が阻止できる。弁
押えは、ノズルヘッドの頂部やピストンの下端に設けら
れる。
【0093】弁押えに軸線方向のスリットを設けて弁押
えを弾性変形可能とすればれば、弁押えによる一次弁の
保持位置が調整され、高さ方向での構成部材の成形誤
差、組立誤差が吸収されるため、一次弁を閉鎖位置に確
実に保持できる。
【0094】めねじの形成されたシリンダの上端に、端
末の開口した複数の軸線方向のスリットを等角的に設け
てシリンダの上端を弾性変形可能とすれば、めねじ成形
用のコアが、回転なしで、引き抜き、離脱できる。従っ
て、シリンダの成形が容易となり、シリンダ成形のため
の金型が構成的に簡素化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ノズルヘッドが上昇位置(初期位置)にある、
この発明の実施の一形態に係るプッシュタイプディスペ
ンサ−の概略縦断面図である。
【図2】シリンダの分解斜視図である。
【図3】ノズルヘッドが下降位置にある、この発明の実
施の一形態に係るプッシュタイプディスペンサ−の概略
縦断面図である。
【図4】ノズルヘッドが最下降位置に固定された、この
発明の実施の一形態に係るプッシュタイプディスペンサ
−の概略縦断面図である。
【図5】ノズルヘッドが最下降位置に固定された、この
発明の実施の一形態に係るプッシュタイプディスペンサ
−の変形例の概略縦断面図である。
【図6】ノズルヘッドが最下降位置に固定された、この
発明の実施の一形態に係るプッシュタイプディスペンサ
−の別の変形例の概略縦断面図である。
【図7】ノズルヘッドが上昇位置にある、この発明の実
施の別形態に係るプッシュタイプディスペンサ−の概略
縦断面図である。
【図8】ノズルヘッドが下降位置にある、この発明の実
施の別形態に係るプッシュタイプディスペンサ−の概略
縦断面図である。
【図9】ノズルヘッドが最下降位置に固定された、この
発明の実施の別形態に係るプッシュタイプディスペンサ
−の概略縦断面図である。
【図10】(A)は、ノズルヘッドが初期位置(上昇位
置)に固定された、この発明の実施の別形態に係るプッ
シュタイプディスペンサ−の変形例の一部破断正面図、
(B)はこの変形例で使用されたストッパの斜視図であ
る。
【図11】(A)は、ノズルヘッドが初期位置(上昇位
置)に固定された、この発明の実施の別形態に係るプッ
シュタイプディスペンサ−の別変形例の一部破断正面
図、(B)はこの別変形例で使用されたチャプリットの
斜視図である。
【符号の説明】
10、110 プッシュタイプディスペンサ− 12 ノズルヘッド 12a ノズル 14 シリンダ 14a シリンダのロッド部 14b バルブベ−ス 16 ピストン 17 流出路 18 ボトルキャップ 19 サクションチュ−ブ 20 容器 20a 容器口部 21 流入路 32、132 一次弁 34、134 二次弁 36 一次弁用弁座 38 二次弁用弁座 40 一次弁用ストッパ 42 二次弁用ストッパ 44 ノズルヘッド外面のおねじ 46 シリンダ内面のめねじ 48、148 一次弁用弁押え 50、150 弁押えのスリット 52、152 一次弁の大径部 54 シリンダ上端のスリット 55 二次弁の弁ばね 58 ピストン下端の弁押え 60 弁押えのスリット

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダと、 液体の収納された容器の口部にシリンダを装着するボト
    ルキャップと、 シリンダの下端に設けられ、シリンダへの液体の流入路
    をその内部に規定するサクションチュ−ブと、 シリンダ内に配設され、サクションチュ−ブを介して容
    器からシリンダに流入する液体の流れを制御する一次弁
    と、 摺接しながらシリンダ内を往復動して容器内の液体を一
    次弁を介してシリンダ内に吸い上げ、加圧するピストン
    と、 ピストンを上方に偏倚するリタ−ンばねと、 嘴状のノズルを一体的に有して成形され、ピストンの上
    端に固定されてピストンと一体的にリタ−ンばねの偏倚
    力に抗して押し込まれるノズルヘッドと、 シリンダから、ピストン、ノズルの内部に規定された流
    出路に流出する液体の流れを制御する二次弁と、 を具備し、 一次弁はピストン内に伸びたロッドを一体的に有して成
    形され、 二次弁は一次弁と連動可能にピストン内に配設され、 二次弁をキックし、一次弁との連動を解除して二次弁を
    ピストンとともに下降させるストッパが、二次弁の上方
    で、ピストンに設けられ、 リタ−ンばねの偏倚力によってノズルヘッドがピストン
    を伴って上昇するとき、ピストンの上昇より遅れて二次
    弁が閉じるとともに、二次弁の閉鎖前での一次弁の開放
    を妨げることによって、流出路内の残留液をシリンダ内
    にバックサクション可能としたプッシュタイプディスペ
    ンサ−。
  2. 【請求項2】 液体の収納された容器の口部に装着さ
    れ、ノズルヘッドの押し込みに連動したピストンの往復
    動によりサクションチュ−ブ、一次弁を介して容器内の
    液体をシリンダに吸上げ、加圧して二次弁を介してノズ
    ルヘッドのノズルから流出させるプッシュタイプディス
    ペンサ−において、 一次弁はピストン内に伸びたロッド形状に成形され、 二次弁は一次弁と連動可能にピストン内に配設され、 ストッパが、二次弁をキックし一次弁との連動を解除し
    て二次弁をピストンとともに下降可能に、二次弁の上方
    で、ピストンに設けられ、 ノズルヘッドの上昇時、ピストンの上昇より遅れて二次
    弁が閉じるとともに、二次弁の閉鎖前での一次弁の開放
    を妨げることによって、ノズル、ピストン内の残留液を
    シリンダにバックサクション可能としたことを特徴とす
    るプッシュタイプディスペンサ−。
  3. 【請求項3】 二次弁は一次弁に摺接するシ−ル片を内
    面に備え、摺接による摩擦力のもとで、一次弁と一体的
    に昇降可能に一次弁の回りに配置、保持されている請求
    項1または2記載のプッシュタイプディスペンサ−。
  4. 【請求項4】 シリンダの上端内面にめねじを形成し、
    このめねじに噛合されるおねじをノズルヘッドの内面に
    形成して、めねじ、おねじの噛合によってノズルヘッド
    の最下降位置でノズルヘッドをシリンダに固定可能と
    し、 ノズルヘッドの最下降位置で一次弁を弁押えによって弁
    座に押圧して閉鎖した請求項3記載のプッシュタイプデ
    ィスペンサ−。
  5. 【請求項5】 弁押えは、ノズルヘッドの頂部に形成さ
    れて下方に伸び、その下端に軸線方向の少なくとも1つ
    のスリットを有して半径方向に弾性変形可能に形成され
    ている請求項4記載のプッシュタイプディスペンサ−。
  6. 【請求項6】 一次弁はその中間部に大径部を持ち、 弁押えは、ノズルヘッドの最下降位置で一次弁の大径部
    に当接して一次弁を弁座に押圧可能に、ピストンの下端
    から下方に伸び、その下端に軸線方向の少なくとも1つ
    のスリットを有して半径方向に弾性変形可能に形成され
    ている請求項4記載のプッシュタイプディスペンサ−。
  7. 【請求項7】 一次弁の下半部は下端の開口した中空の
    大径部とされ、 弁押えは、ノズルヘッドの最下降位置で一次弁の大径部
    に当接して一次弁を弁座に押圧可能に、ピストンの下端
    から下方に伸び、その下端に軸線方向の少なくとも1つ
    のスリットを有して半径方向に弾性変形可能に形成され
    ている請求項4記載のプッシュタイプディスペンサ−。
  8. 【請求項8】 液体の収納された容器の口部に装着さ
    れ、ノズルヘッドの押し込みに連動したピストンの往復
    動によりサクションチュ−ブ、一次弁を介して容器内の
    液体をシリンダに吸上げ、加圧して二次弁を介してノズ
    ルヘッドのノズルから流出させるプッシュタイプディス
    ペンサ−において、 ピストン内の二次弁をその弁座に偏倚する弁ばねが、シ
    リンダからの液体の流出路内に配置され、 ノズルヘッドを押し込んでピストンを下降させるとき、
    ピストンとともに下降する二次弁をキックし弁ばねの偏
    倚力に抗して二次弁を弁座から離反させるロッドを有し
    て、一次弁は形成され、 二次弁の弁ばねの偏倚力がロッドに伝達されて一次弁を
    弁座に押圧して閉鎖し、 ピストンの上昇時、対応する弁座が当接するまで一次弁
    のロッドのキックのもとで、二次弁を開放させることに
    より、ピストンの上昇開始より遅れて二次弁が閉じると
    ともに二次弁閉鎖前での一次弁の開放を妨げて、ノズ
    ル、ピストン内の残留液をシリンダにバックサクション
    可能としたことを特徴とするプッシュタイプディスペン
    サ−。
  9. 【請求項9】 弁ばねはプラスチックから二次弁と一体
    的に成形され、 シリンダの上端内面にめねじを形成し、このめねじに噛
    合されるおねじをノズルヘッドの内面に形成して、めね
    じ、おねじの噛合によってノズルヘッドの最下降位置で
    ノズルヘッドをシリンダに固定可能とした請求項8記載
    のプッシュタイプディスペンサ−。
  10. 【請求項10】 シリンダと、 液体の収納された容器の口部にシリンダを装着するボト
    ルキャップと、 シリンダの下端に設けられ、シリンダへの液体の流入路
    をその内部に規定するサクションチュ−ブと、 シリンダ内に配設され、サクションチュ−ブを介して容
    器からシリンダに流入する液体の流れを制御する一次弁
    と、 摺接しながらシリンダ内を往復動して容器内の液体を一
    次弁を介してシリンダ内に吸い上げ、加圧するピストン
    と、 ピストンを上方に偏倚するリタ−ンばねと、 嘴状のノズルを一体的に有して成形され、ピストンの上
    端に固定されてピストンと一体的にリタ−ンばねの偏倚
    力に抗して押し込まれるノズルヘッドと、 シリンダから、ピストン、ノズルキャップの内部に規定
    された流出路に流出する液体の流れを制御する二次弁
    と、 流出路に配置されて二次弁をその弁座に偏倚する弁ばね
    と、 を具備し、 リタ−ンばねの偏倚力に抗してノズルヘッドを押し込ん
    でピストンを下降させるとき、二次弁をキックし、弁ば
    ねの偏倚力に抗して弁座から二次弁を離反させるロッド
    を有して、一次弁は形成され、 二次弁の弁ばねの偏倚力がロッドに伝達されて一次弁を
    弁座に押圧して閉鎖し、 ノズルヘッドの上昇時、ピストンの上昇より遅れて二次
    弁が閉じるとともに、二次弁の閉鎖前での一次弁の開放
    を妨げることによって、ノズルヘッド、ピストン内の残
    留液をシリンダにバックサクション可能としたことを特
    徴とするプッシュタイプディスペンサ−。
  11. 【請求項11】 端末の開口した複数の軸線方向のスリ
    ットがシリンダの上端に等角的に形成されて、シリンダ
    の上端を半径方向に弾性変形可能とし、 ストップキャップがシリンダの上端に係止されて、シリ
    ンダ上端の半径方向の拡開を防止している請求項5ない
    し7のいずれか記載のプッシュタイプディスペンサ−。
  12. 【請求項12】 ノズルヘッドのノズルは、基部から中
    央部にかけて上方に傾斜し、中央部から先端部にかけて
    下方に傾斜した略山形形状に形成されている請求項1な
    いし7のいずれか記載のプッシュタイプディスペンサ
    −。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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