JPH09290311A - スローアウェイ式穴明け工具 - Google Patents
スローアウェイ式穴明け工具Info
- Publication number
- JPH09290311A JPH09290311A JP10829896A JP10829896A JPH09290311A JP H09290311 A JPH09290311 A JP H09290311A JP 10829896 A JP10829896 A JP 10829896A JP 10829896 A JP10829896 A JP 10829896A JP H09290311 A JPH09290311 A JP H09290311A
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- JP
- Japan
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- cutting
- tip
- peripheral side
- cutting edge
- pair
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 切屑の幅方向の分断は勿論、その長手方向に
ついても効率的な分断を促して、穴明け加工における切
屑処理性能の向上を図る。 【解決手段】 工具本体11の先端に装着される内外周
側切刃チップ16A,16Bを、それぞれ凸状に交差
し、かつ互いに対向する二対の切刃18,18となる長
辺と、これらの端部18a,18bを結ぶ互いに平行な
一対の短辺とを有する扁平した六角形の平板状とし、内
周側切刃チップ16Aは、切刃18の内周端18aが工
具軸線Oを越えてオーバーセンターとなるように配置す
るとともに、外周側切刃チップ16Bは、切刃18の外
周端18bが工具外周側に突出するように配置し、かつ
内周側切刃チップ16Aの外周側の切刃18Bと外周側
切刃チップ16Bの内周側の切刃18Aとが軸線O回り
の回転軌跡において互いに交差するように配置する。
ついても効率的な分断を促して、穴明け加工における切
屑処理性能の向上を図る。 【解決手段】 工具本体11の先端に装着される内外周
側切刃チップ16A,16Bを、それぞれ凸状に交差
し、かつ互いに対向する二対の切刃18,18となる長
辺と、これらの端部18a,18bを結ぶ互いに平行な
一対の短辺とを有する扁平した六角形の平板状とし、内
周側切刃チップ16Aは、切刃18の内周端18aが工
具軸線Oを越えてオーバーセンターとなるように配置す
るとともに、外周側切刃チップ16Bは、切刃18の外
周端18bが工具外周側に突出するように配置し、かつ
内周側切刃チップ16Aの外周側の切刃18Bと外周側
切刃チップ16Bの内周側の切刃18Aとが軸線O回り
の回転軌跡において互いに交差するように配置する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工具本体先端の内
周側と外周側とに切刃チップが着脱自在に取り付けられ
て、これらの切刃チップに形成された切刃により被削材
に穴加工を施すスローアウェイ式穴明け工具に関するも
のである。
周側と外周側とに切刃チップが着脱自在に取り付けられ
て、これらの切刃チップに形成された切刃により被削材
に穴加工を施すスローアウェイ式穴明け工具に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、金属や非鉄金属を切削すると切
屑が発生するのは周知のことである。第一の目的として
被削材を加工して必要な形状、寸法、精度などを効率的
に得るためには、最終的には不要物となるこの切屑を如
何に発生させ、如何にコントロールして安定的に、安全
に、そして確実に処理するかが、この目的達成の鍵を握
っている場合が多々ある。そして、切削加工技術の進歩
に伴う高速化、高能率化、無人化、連続運転、安全衛生
などの時代の要請に対しては、このような切屑の処理が
欠くべからざる重要な技術となってきている。
屑が発生するのは周知のことである。第一の目的として
被削材を加工して必要な形状、寸法、精度などを効率的
に得るためには、最終的には不要物となるこの切屑を如
何に発生させ、如何にコントロールして安定的に、安全
に、そして確実に処理するかが、この目的達成の鍵を握
っている場合が多々ある。そして、切削加工技術の進歩
に伴う高速化、高能率化、無人化、連続運転、安全衛生
などの時代の要請に対しては、このような切屑の処理が
欠くべからざる重要な技術となってきている。
【0003】しかしながら、この切屑の生成過程には様
々な因子が絡んでいて、一様な解決手段では対処できな
い。例えば、その因子としては、被削材の材質、硬さ、
切削工具の材質、切削工具の形態、切削工具の切刃の形
態、摩擦係数、切削条件、切削油剤の有無と成分および
圧力と容量、機械の構造や剛性など、厳密に考えると枚
挙にいとまがない。また、特に被削材に穴加工を施す穴
明け工具においては、他の切削工具による加工形態より
も厳しい条件が加わる。それは、切屑排出のスペース
(空間)が限られるとともに、加工穴の内部から迅速
に、しかもスムーズに切屑を排出しなければならないと
いうことであり、これらの条件が十分に満足されなけれ
ば、即座に加工不能に陥り、工具の破損などを招いてし
まうことになる。
々な因子が絡んでいて、一様な解決手段では対処できな
い。例えば、その因子としては、被削材の材質、硬さ、
切削工具の材質、切削工具の形態、切削工具の切刃の形
態、摩擦係数、切削条件、切削油剤の有無と成分および
圧力と容量、機械の構造や剛性など、厳密に考えると枚
挙にいとまがない。また、特に被削材に穴加工を施す穴
明け工具においては、他の切削工具による加工形態より
も厳しい条件が加わる。それは、切屑排出のスペース
(空間)が限られるとともに、加工穴の内部から迅速
に、しかもスムーズに切屑を排出しなければならないと
いうことであり、これらの条件が十分に満足されなけれ
ば、即座に加工不能に陥り、工具の破損などを招いてし
まうことになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図12は、この種の穴
明け加工に一般的に用いられているツイストドリルの例
を示すものであって、かかるツイストドリルは、略円柱
状の工具本体1の先端部に螺旋状の一対の切屑排出溝
2,2が形成されるとともに、これらの切屑排出溝2,
2の先端に切刃3,3が形成されてなるものであり、こ
の工具本体1をその中心軸線O回りに回転させつつ、該
軸線O方向に送り出すことにより、被削材Wに加工穴H
を形成してゆく。しかしながら、このようなツイストド
リルによって生成される切屑Cは、図示のように螺旋状
または渦巻き状の連続した比較的長いものであり、工具
本体1の回転に伴い振り回されて工具本体1や被削材に
絡み付いたりし、円滑な加工に支障を来すおそれがあ
る。また、切屑Cを長さ方向に分断させるには、工具本
体1の軸線O方向の送りを止めたり、工具本体1を一旦
後退させたりするステップフィードやインチングといっ
た操作を行わなければならず、作業が煩雑となることが
避けられない。
明け加工に一般的に用いられているツイストドリルの例
を示すものであって、かかるツイストドリルは、略円柱
状の工具本体1の先端部に螺旋状の一対の切屑排出溝
2,2が形成されるとともに、これらの切屑排出溝2,
2の先端に切刃3,3が形成されてなるものであり、こ
の工具本体1をその中心軸線O回りに回転させつつ、該
軸線O方向に送り出すことにより、被削材Wに加工穴H
を形成してゆく。しかしながら、このようなツイストド
リルによって生成される切屑Cは、図示のように螺旋状
または渦巻き状の連続した比較的長いものであり、工具
本体1の回転に伴い振り回されて工具本体1や被削材に
絡み付いたりし、円滑な加工に支障を来すおそれがあ
る。また、切屑Cを長さ方向に分断させるには、工具本
体1の軸線O方向の送りを止めたり、工具本体1を一旦
後退させたりするステップフィードやインチングといっ
た操作を行わなければならず、作業が煩雑となることが
避けられない。
【0005】一方、図13および図14は、工具本体4
の先端に一対の菱形平板状のスローアウェイチップ5,
5が切刃チップとして取り付けられてなるスローアウェ
イ式穴明け工具の先端部を示すものである。ここで、こ
のスローアウェイ式穴明け工具において上記一対のスロ
ーアウェイチップ5,5は、工具本体4の先端部の内周
側(中心軸線O側)と外周側とに互いにずらされて配置
されており、これら内周側の切刃チップ5Aと外周側の
切刃チップ5Bとで加工穴Hの内周側と外周側とを分割
して切削することにより、図14に示すように切屑C
を、その幅方向については2つに分断した状態で生成す
ることができる。
の先端に一対の菱形平板状のスローアウェイチップ5,
5が切刃チップとして取り付けられてなるスローアウェ
イ式穴明け工具の先端部を示すものである。ここで、こ
のスローアウェイ式穴明け工具において上記一対のスロ
ーアウェイチップ5,5は、工具本体4の先端部の内周
側(中心軸線O側)と外周側とに互いにずらされて配置
されており、これら内周側の切刃チップ5Aと外周側の
切刃チップ5Bとで加工穴Hの内周側と外周側とを分割
して切削することにより、図14に示すように切屑C
を、その幅方向については2つに分断した状態で生成す
ることができる。
【0006】しかしながら、このようなスローアウェイ
式穴明け工具においても、切屑Cの長さ方向については
効果的な分断を図ることはできず、上記のステップフィ
ードやインチングといった操作に頼ったり、あるいはス
ローアウェイチップ5,5の切刃に沿ってチップブレー
カを形成し、切屑を曲折せしめて分断させるようにしな
ければならない。しかるに、前者の場合には上述のよう
に作業の煩雑化を招く一方、後者の場合にはチップブレ
ーカの性能によって切屑の分断性能が左右されてしま
い、切削条件の適合範囲が限定されてしまうという問題
が生じる。
式穴明け工具においても、切屑Cの長さ方向については
効果的な分断を図ることはできず、上記のステップフィ
ードやインチングといった操作に頼ったり、あるいはス
ローアウェイチップ5,5の切刃に沿ってチップブレー
カを形成し、切屑を曲折せしめて分断させるようにしな
ければならない。しかるに、前者の場合には上述のよう
に作業の煩雑化を招く一方、後者の場合にはチップブレ
ーカの性能によって切屑の分断性能が左右されてしま
い、切削条件の適合範囲が限定されてしまうという問題
が生じる。
【0007】本発明は、このような背景を鑑みて、切屑
の幅方向の分断は勿論、その長手方向についても効率的
な分断を促して、穴明け加工における切屑処理性能の向
上を図ること第一の目的とし、さらには切削仕上げ面精
度の向上やその適応性の拡大を図ることをも目的として
なされたものである。
の幅方向の分断は勿論、その長手方向についても効率的
な分断を促して、穴明け加工における切屑処理性能の向
上を図ること第一の目的とし、さらには切削仕上げ面精
度の向上やその適応性の拡大を図ることをも目的として
なされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決して、か
かる目的を達成するために、本発明は、略円柱状の工具
本体の先端部外周に一対の切屑排出溝が形成され、これ
らの切屑排出溝の先端に形成されたチップ取付座に、そ
れぞれ内周側切刃チップと外周側切刃チップとが着脱自
在に装着されてなるスローアウェイ式穴明け工具におい
て、上記切刃チップを互いに同形同大として、それぞれ
凸状に交差し、かつ互いに対向する二対の長辺と、これ
ら二対の長辺の端部同士を結ぶ互いに平行な一対の短辺
とを有する扁平した六角形の平板状とし、上記二対の長
辺部分のそれぞれに切刃を形成して、これら二対の切刃
のうちの一対の切刃を、その交点が上記工具本体の先端
側に突出するように配置させて装着し、上記内周側切刃
チップは、その上記一対の切刃の内周端が上記工具本体
の中心軸線を越えてオーバーセンターとなるように配置
するとともに、上記外周側切刃チップは、その上記一対
の切刃の外周端が上記工具本体先端部の外周側に突出す
るように配置し、かつ上記内周側切刃チップの上記一対
の切刃のうちの外周側の切刃と、上記外周側切刃チップ
の上記一対の切刃のうちの内周側の切刃とが、上記中心
軸線回りの回転軌跡において互いに交差するように配置
したことを特徴とする。
かる目的を達成するために、本発明は、略円柱状の工具
本体の先端部外周に一対の切屑排出溝が形成され、これ
らの切屑排出溝の先端に形成されたチップ取付座に、そ
れぞれ内周側切刃チップと外周側切刃チップとが着脱自
在に装着されてなるスローアウェイ式穴明け工具におい
て、上記切刃チップを互いに同形同大として、それぞれ
凸状に交差し、かつ互いに対向する二対の長辺と、これ
ら二対の長辺の端部同士を結ぶ互いに平行な一対の短辺
とを有する扁平した六角形の平板状とし、上記二対の長
辺部分のそれぞれに切刃を形成して、これら二対の切刃
のうちの一対の切刃を、その交点が上記工具本体の先端
側に突出するように配置させて装着し、上記内周側切刃
チップは、その上記一対の切刃の内周端が上記工具本体
の中心軸線を越えてオーバーセンターとなるように配置
するとともに、上記外周側切刃チップは、その上記一対
の切刃の外周端が上記工具本体先端部の外周側に突出す
るように配置し、かつ上記内周側切刃チップの上記一対
の切刃のうちの外周側の切刃と、上記外周側切刃チップ
の上記一対の切刃のうちの内周側の切刃とが、上記中心
軸線回りの回転軌跡において互いに交差するように配置
したことを特徴とする。
【0009】しかるに、このように構成された穴明け工
具によれば、内周側切刃チップと外周側切刃チップとに
より、切屑が加工穴の内周側と外周側とで幅方向に分割
されて生成されるのは勿論のこと、各切刃チップの切削
に供される一対の切刃が凸状に交差し、かつその交点を
工具先端側に突出させ、さらに内周側切刃チップの外周
側の切刃と外周側切刃チップの内周側の切刃との中心軸
線回りの回転軌跡が交差しているため、内周側と外周側
とで幅方向に分断された切屑は、上記各一対の切刃によ
ってさらに幅方向に分断されることとなる。しかも、こ
れら一対の切刃が凸状に交差することにより、各切刃チ
ップにおいて切屑は互いにぶつかり合って干渉し合う方
向に流れ出すことになり、これによって切屑は長手方向
に折り曲げられてより細かく分断されることになる。ま
た、上述のように切刃チップを扁平した六角形状に形成
することにより、例えば正六角形状のスローアウェイチ
ップを用いる場合などに比べて切刃チップを小さくする
ことができ、チップ素材の有効利用を図ることができ
る。
具によれば、内周側切刃チップと外周側切刃チップとに
より、切屑が加工穴の内周側と外周側とで幅方向に分割
されて生成されるのは勿論のこと、各切刃チップの切削
に供される一対の切刃が凸状に交差し、かつその交点を
工具先端側に突出させ、さらに内周側切刃チップの外周
側の切刃と外周側切刃チップの内周側の切刃との中心軸
線回りの回転軌跡が交差しているため、内周側と外周側
とで幅方向に分断された切屑は、上記各一対の切刃によ
ってさらに幅方向に分断されることとなる。しかも、こ
れら一対の切刃が凸状に交差することにより、各切刃チ
ップにおいて切屑は互いにぶつかり合って干渉し合う方
向に流れ出すことになり、これによって切屑は長手方向
に折り曲げられてより細かく分断されることになる。ま
た、上述のように切刃チップを扁平した六角形状に形成
することにより、例えば正六角形状のスローアウェイチ
ップを用いる場合などに比べて切刃チップを小さくする
ことができ、チップ素材の有効利用を図ることができ
る。
【0010】ここで、上述の切屑を長手方向にも分断さ
せる効果を確実に奏功せしめ、かつ安定した切削を促す
には、上記工具本体の径方向における上記中心軸線から
上記内周側切刃チップの上記一対の切刃の交点までの距
離と、上記中心軸線から上記外周側切刃チップの上記一
対の切刃の交点までの距離との比を、1:1.2〜1:
1.8の範囲に設定するのが望ましい。これは、この中
心軸線から内外周側切刃チップの切刃の交点までの距離
の比が上記範囲を下回るほど両交点の回転軌跡の位置が
接近すると、外周側切刃チップの内周側の切刃と内周側
切刃チップの外周側の切刃とにより生成される切屑の幅
が小さくなりすぎて、反対側の切刃により生成される切
屑との干渉による分断効果が十分に奏功されなくなるお
それがある一方、上記比が上記範囲を上回ると、外周側
切刃チップが外周側に偏りすぎて、内周側切刃チップと
の間の切削負荷のバランスが失われ、切削安定性を損な
うおそれが生じるからである。
せる効果を確実に奏功せしめ、かつ安定した切削を促す
には、上記工具本体の径方向における上記中心軸線から
上記内周側切刃チップの上記一対の切刃の交点までの距
離と、上記中心軸線から上記外周側切刃チップの上記一
対の切刃の交点までの距離との比を、1:1.2〜1:
1.8の範囲に設定するのが望ましい。これは、この中
心軸線から内外周側切刃チップの切刃の交点までの距離
の比が上記範囲を下回るほど両交点の回転軌跡の位置が
接近すると、外周側切刃チップの内周側の切刃と内周側
切刃チップの外周側の切刃とにより生成される切屑の幅
が小さくなりすぎて、反対側の切刃により生成される切
屑との干渉による分断効果が十分に奏功されなくなるお
それがある一方、上記比が上記範囲を上回ると、外周側
切刃チップが外周側に偏りすぎて、内周側切刃チップと
の間の切削負荷のバランスが失われ、切削安定性を損な
うおそれが生じるからである。
【0011】また、切屑の長手方向の分断をさらに確実
とするには、上記切刃チップに、切削に供される上記一
対の切刃に沿ってチップブレーカを形成するのが望まし
く、かつ、工具本体の内外周における切屑の生成速度を
考慮すると、このチップブレーカは、上記工具本体の内
周側から外周側に向かうに従い漸次大きな分断力を切屑
に与えるようにするのが望ましい。さらに、上記切刃チ
ップの欠損等を防止するには、この切刃チップの上記一
対の切刃の内周側の端部や外周側の端部にノーズアール
刃を形成するのが望ましい。そして、この場合、内周側
切刃チップの切刃の内周端が上記中心軸線を越えるオー
バーセンター量を、上記ノーズアール刃の半径以下とす
れば、切削速度が0となることにより最も大きな切削負
荷が作用する工具本体の中心軸線上には、内周側切刃チ
ップの上記ノーズアール刃の部分が位置することとな
り、かかる大きな切削負荷による切刃チップの欠損を未
然に防止することができる。
とするには、上記切刃チップに、切削に供される上記一
対の切刃に沿ってチップブレーカを形成するのが望まし
く、かつ、工具本体の内外周における切屑の生成速度を
考慮すると、このチップブレーカは、上記工具本体の内
周側から外周側に向かうに従い漸次大きな分断力を切屑
に与えるようにするのが望ましい。さらに、上記切刃チ
ップの欠損等を防止するには、この切刃チップの上記一
対の切刃の内周側の端部や外周側の端部にノーズアール
刃を形成するのが望ましい。そして、この場合、内周側
切刃チップの切刃の内周端が上記中心軸線を越えるオー
バーセンター量を、上記ノーズアール刃の半径以下とす
れば、切削速度が0となることにより最も大きな切削負
荷が作用する工具本体の中心軸線上には、内周側切刃チ
ップの上記ノーズアール刃の部分が位置することとな
り、かかる大きな切削負荷による切刃チップの欠損を未
然に防止することができる。
【0012】一方、上記一対の切刃の外周側の端部にノ
ーズアール刃を形成するとともに、上記外周側切刃チッ
プを、このノーズアール刃に連なる短辺が上記軸線方向
後方側に向かうに従い内周側に向かうように傾斜して配
置すれば、このノーズアール刃やこれに連なるチップの
短辺が副切刃として作用して加工穴の内周の仕上面精度
を向上させることができる。ここで、この短辺が上記軸
線方向に対してなす傾斜角は0°10’〜5°の範囲に
設定されるのが望ましく、当該傾斜角がこの範囲を上回
ると、上記副切刃としての作用が十分に期待できなくな
る一方、傾斜角がこの範囲を下回ると、切削時の負荷に
より工具本体に捩れや撓み、倒れ等が生じた際に、上記
短辺が加工穴内周に強く押し付けられて却って切削抵抗
の増大を招くおそれが生じる。
ーズアール刃を形成するとともに、上記外周側切刃チッ
プを、このノーズアール刃に連なる短辺が上記軸線方向
後方側に向かうに従い内周側に向かうように傾斜して配
置すれば、このノーズアール刃やこれに連なるチップの
短辺が副切刃として作用して加工穴の内周の仕上面精度
を向上させることができる。ここで、この短辺が上記軸
線方向に対してなす傾斜角は0°10’〜5°の範囲に
設定されるのが望ましく、当該傾斜角がこの範囲を上回
ると、上記副切刃としての作用が十分に期待できなくな
る一方、傾斜角がこの範囲を下回ると、切削時の負荷に
より工具本体に捩れや撓み、倒れ等が生じた際に、上記
短辺が加工穴内周に強く押し付けられて却って切削抵抗
の増大を招くおそれが生じる。
【0013】さらに、切削に供される各切刃チップの上
記一対の切刃に対して効果的な冷却、潤滑を図るには、
上記工具本体に一対の切削油剤の供給路を形成し、これ
らの供給路の先端を、それぞれ少なくとも上記一対の切
屑排出溝の壁面に、上記内周側切刃チップおよび上記外
周側切刃チップの上記一対の切刃に向けて開口するよう
に形成するのが望ましく、これにより上記一対の切刃に
集中して効率的に切削油剤を供給することができる。
記一対の切刃に対して効果的な冷却、潤滑を図るには、
上記工具本体に一対の切削油剤の供給路を形成し、これ
らの供給路の先端を、それぞれ少なくとも上記一対の切
屑排出溝の壁面に、上記内周側切刃チップおよび上記外
周側切刃チップの上記一対の切刃に向けて開口するよう
に形成するのが望ましく、これにより上記一対の切刃に
集中して効率的に切削油剤を供給することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1ないし図7は、本発明の一の
実施形態を示すものである。この実施形態において、工
具本体11は図1および図2に示すように略円柱状をな
し、その後端部には当該工具本体11を工作機械の主軸
に取り付けるためのシャンク12が形成されるととも
に、先端部の外周には、該工具本体11の中心軸線Oを
挟んで互いに反対側に、断面略V字型をなす一対の切屑
排出溝13,13が、工具本体1の先端から上記軸線O
に平行に延びるように形成されている。また、この工具
本体11の先端部の後端側には、上記シャンク12の前
方に、一段拡径するようにして円盤状のフランジ部14
が形成されており、このフランジ部14の先端面は後端
側に向かうに従い漸次拡径する円錐面状に形成されてい
て、上記切屑排出溝13,13の後端部は、このフラン
ジ部14の先端面がなす円錐に沿って外周側に切れ上が
るように形成されている。
実施形態を示すものである。この実施形態において、工
具本体11は図1および図2に示すように略円柱状をな
し、その後端部には当該工具本体11を工作機械の主軸
に取り付けるためのシャンク12が形成されるととも
に、先端部の外周には、該工具本体11の中心軸線Oを
挟んで互いに反対側に、断面略V字型をなす一対の切屑
排出溝13,13が、工具本体1の先端から上記軸線O
に平行に延びるように形成されている。また、この工具
本体11の先端部の後端側には、上記シャンク12の前
方に、一段拡径するようにして円盤状のフランジ部14
が形成されており、このフランジ部14の先端面は後端
側に向かうに従い漸次拡径する円錐面状に形成されてい
て、上記切屑排出溝13,13の後端部は、このフラン
ジ部14の先端面がなす円錐に沿って外周側に切れ上が
るように形成されている。
【0015】さらに上記切屑排出溝13,13の工具回
転方向T側を向く壁面13A,13Aの先端部には、こ
の壁面13A,13Aから一段凹むようにしてチップ取
付座15A,15Bが形成されており、これらのチップ
取付座15A,15Bに切刃チップとして、それぞれス
ローアウェイチップ16,16がクランプネジ17によ
り着脱自在に装着されている。ここで、これらのチップ
取付座15A,15Bは、工具本体11の上記軸線Oに
対してその径方向に互いに非対称な位置に形成されてお
り、すなわち一方のチップ取付座15Aは、工具本体1
1の内周側に偏って上記軸線Oを越えるように形成され
ており、他方のチップ取付座15Bは、工具本体11の
外周側に偏って該工具本体11の先端部外周に開口する
ように形成されている。
転方向T側を向く壁面13A,13Aの先端部には、こ
の壁面13A,13Aから一段凹むようにしてチップ取
付座15A,15Bが形成されており、これらのチップ
取付座15A,15Bに切刃チップとして、それぞれス
ローアウェイチップ16,16がクランプネジ17によ
り着脱自在に装着されている。ここで、これらのチップ
取付座15A,15Bは、工具本体11の上記軸線Oに
対してその径方向に互いに非対称な位置に形成されてお
り、すなわち一方のチップ取付座15Aは、工具本体1
1の内周側に偏って上記軸線Oを越えるように形成され
ており、他方のチップ取付座15Bは、工具本体11の
外周側に偏って該工具本体11の先端部外周に開口する
ように形成されている。
【0016】一方、これらのチップ取付座15A,15
Bに装着される上記スローアウェイチップ16,16
は、同形状同大のポジティブスローアウェイチップであ
って、超硬合金等の硬質材料から形成されて図4および
図5に示すように扁平した六角形の平板状をなしてい
る。すなわち、この平板状のスローアウェイチップ16
のすくい面とされる上面16aは、交点Pにおいてそれ
ぞれ鈍角の角度αをなして凸状に交差する等しい長さの
二対の長辺と、これら二対の長辺の端部同士を結ぶ互い
に平行な等しい長さの一対の短辺とを備え、上記二対の
長辺の交点P,P同士を結ぶ仮想線Aに対しても、また
上記一対の短辺の中点同士を結ぶ仮想線Bに対しても対
称形となるように形成されている。言い換えれば、この
上面16aは上記仮想線Aの方向に潰れた六角形状、あ
るいは上記仮想線Bを中心とする樽型形状をなしてい
る。
Bに装着される上記スローアウェイチップ16,16
は、同形状同大のポジティブスローアウェイチップであ
って、超硬合金等の硬質材料から形成されて図4および
図5に示すように扁平した六角形の平板状をなしてい
る。すなわち、この平板状のスローアウェイチップ16
のすくい面とされる上面16aは、交点Pにおいてそれ
ぞれ鈍角の角度αをなして凸状に交差する等しい長さの
二対の長辺と、これら二対の長辺の端部同士を結ぶ互い
に平行な等しい長さの一対の短辺とを備え、上記二対の
長辺の交点P,P同士を結ぶ仮想線Aに対しても、また
上記一対の短辺の中点同士を結ぶ仮想線Bに対しても対
称形となるように形成されている。言い換えれば、この
上面16aは上記仮想線Aの方向に潰れた六角形状、あ
るいは上記仮想線Bを中心とする樽型形状をなしてい
る。
【0017】そして、このスローアウェイチップ16の
上面16aの上記二対の長辺には、それぞれ切刃18…
が形成されている。また、この上面16aの各角部、す
なわち上記交点P,Pの部分と、各長辺と短辺との交点
(切刃18の端部18a,18b)の部分とには、それ
ぞれノーズアール刃19…が各辺に滑らかに接するよう
に形成されており、その半径Rは本実施形態では0.2m
m〜2.0mmの範囲に設定されている。なお、本実施形態
ではこれらの短辺とこれに連なる上記長辺(切刃18)
との交差角も角度αに設定されており、従ってこの角度
αは120°となる。
上面16aの上記二対の長辺には、それぞれ切刃18…
が形成されている。また、この上面16aの各角部、す
なわち上記交点P,Pの部分と、各長辺と短辺との交点
(切刃18の端部18a,18b)の部分とには、それ
ぞれノーズアール刃19…が各辺に滑らかに接するよう
に形成されており、その半径Rは本実施形態では0.2m
m〜2.0mmの範囲に設定されている。なお、本実施形態
ではこれらの短辺とこれに連なる上記長辺(切刃18)
との交差角も角度αに設定されており、従ってこの角度
αは120°となる。
【0018】また、上記上面16aとは反対側の着座面
とされる下面16bは、上面16aより一回り小さな相
似形をなす扁平した六角形状をなしており、これら上下
面16a,16bの間に配置されて逃げ面とされる側面
16c…は、上面16a側から下面16b側に向かうに
従い図5に示すように逃げ角βをもってチップ内方に傾
斜するように形成されている。さらに、上記仮想線A,
Bの交点部分、すなわち上記上面16aの中央部から
は、上記クランプネジ17が挿通される取付穴16d
が、上記下面16bの中央部に向けて当該スローアウェ
イチップ16をその厚さ方向に貫通するように形成され
ている。
とされる下面16bは、上面16aより一回り小さな相
似形をなす扁平した六角形状をなしており、これら上下
面16a,16bの間に配置されて逃げ面とされる側面
16c…は、上面16a側から下面16b側に向かうに
従い図5に示すように逃げ角βをもってチップ内方に傾
斜するように形成されている。さらに、上記仮想線A,
Bの交点部分、すなわち上記上面16aの中央部から
は、上記クランプネジ17が挿通される取付穴16d
が、上記下面16bの中央部に向けて当該スローアウェ
イチップ16をその厚さ方向に貫通するように形成され
ている。
【0019】さらにまた、このスローアウェイチップ1
6の上記上面16aには、上記二対の長辺に形成された
切刃18…に沿うようにして、凹溝状のチップブレーカ
20が形成されている。ここで、このチップブレーカ2
0は、切刃18に直交する断面において上面16aに対
し円弧状に凹曲するように形成されており、またその切
刃18に直交する方向の幅は、それぞれ互いに交差する
一対の長辺に形成された一対の切刃18,18につい
て、図3に示すようにその一端部18a側から交点Pを
経て他端部18b側に(図3において取付穴16dを中
心に反時計回り方向に)向かうに従い漸次幅広となるよ
うに形成されていて、当該スローアウェイチップ16,
16を工具本体11の装着した状態において、工具本体
11の内周側から外周側に向かうに従い切屑Cとの摺接
長さが長くなって大きな切屑分断力が与えられるように
なされている。
6の上記上面16aには、上記二対の長辺に形成された
切刃18…に沿うようにして、凹溝状のチップブレーカ
20が形成されている。ここで、このチップブレーカ2
0は、切刃18に直交する断面において上面16aに対
し円弧状に凹曲するように形成されており、またその切
刃18に直交する方向の幅は、それぞれ互いに交差する
一対の長辺に形成された一対の切刃18,18につい
て、図3に示すようにその一端部18a側から交点Pを
経て他端部18b側に(図3において取付穴16dを中
心に反時計回り方向に)向かうに従い漸次幅広となるよ
うに形成されていて、当該スローアウェイチップ16,
16を工具本体11の装着した状態において、工具本体
11の内周側から外周側に向かうに従い切屑Cとの摺接
長さが長くなって大きな切屑分断力が与えられるように
なされている。
【0020】しかるに、本実施形態ではこのようなスロ
ーアウェイチップ16,16が、すくい面とされる上記
上面16aを工具回転方向T側に向けるとともに、着座
面とされる下面16bをチップ取付座15A,15Bの
底面に密着させ、さらに上記二対の長辺に形成された切
刃18…のうち一対の長辺の切刃18,18を工具本体
11の先端側に向けて、その交点Pが工具最先端に突出
するように、かつこれら先端側を向く一対の切刃18,
18とは反対側の他の一対の切刃18,18に連なる側
面16c,16cをチップ取付座15A,15Bの壁面
に当接させて、上記クランプネジ17によりこれらのチ
ップ取付座15A,15Bにそれぞれ取り付けられてい
る。
ーアウェイチップ16,16が、すくい面とされる上記
上面16aを工具回転方向T側に向けるとともに、着座
面とされる下面16bをチップ取付座15A,15Bの
底面に密着させ、さらに上記二対の長辺に形成された切
刃18…のうち一対の長辺の切刃18,18を工具本体
11の先端側に向けて、その交点Pが工具最先端に突出
するように、かつこれら先端側を向く一対の切刃18,
18とは反対側の他の一対の切刃18,18に連なる側
面16c,16cをチップ取付座15A,15Bの壁面
に当接させて、上記クランプネジ17によりこれらのチ
ップ取付座15A,15Bにそれぞれ取り付けられてい
る。
【0021】なお、本実施形態ではこれらのスローアウ
ェイチップ16,16は、図2に示すようにそれぞれの
上面16a,16aが軸線Oを含む一の平面上に位置す
るように、かつ図1に示すようにそれぞれの上記仮想線
A,Aが工具本体11の軸線Oに略平行となるように、
その姿勢が設定されている。また、工具先端側に突出す
る両スローアウェイチップ16,16の上記一対の切刃
18,18の交点P,P同士の軸線O方向の距離Sは、
本実施形態ではこれら交点P,Pの軸線O方向の位置が
互いに等しくなるように0に設定されている。ただし、
この距離Sが±0.2mm程度の範囲内であるなら、一方
のスローアウェイチップ16の交点Pが他方のスローア
ウェイチップ16の交点Pよりも軸線O方向にずれた位
置に配置されるようにしてもよい。
ェイチップ16,16は、図2に示すようにそれぞれの
上面16a,16aが軸線Oを含む一の平面上に位置す
るように、かつ図1に示すようにそれぞれの上記仮想線
A,Aが工具本体11の軸線Oに略平行となるように、
その姿勢が設定されている。また、工具先端側に突出す
る両スローアウェイチップ16,16の上記一対の切刃
18,18の交点P,P同士の軸線O方向の距離Sは、
本実施形態ではこれら交点P,Pの軸線O方向の位置が
互いに等しくなるように0に設定されている。ただし、
この距離Sが±0.2mm程度の範囲内であるなら、一方
のスローアウェイチップ16の交点Pが他方のスローア
ウェイチップ16の交点Pよりも軸線O方向にずれた位
置に配置されるようにしてもよい。
【0022】そして、上述のようにチップ取付座15
A,15Bが工具本体11の軸線Oに対して互いに非対
称な位置に形成されるのに伴い、これらのチップ取付座
15A,15Bに装着されたスローアウェイチップ1
6,16の先端側を向く一対の切刃18,18も軸線O
に対して互いに非対称な位置に配置されることとなる。
すなわち本実施形態では、内周側のチップ取付座15A
に装着されるスローアウェイチップ(内周側切刃チッ
プ)16Aは、その上記一対の切刃18,18の内周
端、すなわち上記一端部18aが上記軸線Oを越えてオ
ーバーセンターとなるように配置されるとともに、外周
側のチップ取付座15Bに装着されるスローアウェイチ
ップ(外周側切刃チップ)16Bは、その上記一対の切
刃18,18の外周端、すなわち上記他端部18bが工
具本体11の先端部の外周側に突出するように配置され
る。さらに、上記内周側切刃チップ16Aの一対の切刃
18,18のうちの外周側の切刃18Bと、上記外周側
切刃チップ16Bの一対の切刃18,18のうちの内周
側の切刃18Aとは、上記軸線O回りの回転軌跡におい
て図6および図7に示すように互いに交差するように配
置されている。
A,15Bが工具本体11の軸線Oに対して互いに非対
称な位置に形成されるのに伴い、これらのチップ取付座
15A,15Bに装着されたスローアウェイチップ1
6,16の先端側を向く一対の切刃18,18も軸線O
に対して互いに非対称な位置に配置されることとなる。
すなわち本実施形態では、内周側のチップ取付座15A
に装着されるスローアウェイチップ(内周側切刃チッ
プ)16Aは、その上記一対の切刃18,18の内周
端、すなわち上記一端部18aが上記軸線Oを越えてオ
ーバーセンターとなるように配置されるとともに、外周
側のチップ取付座15Bに装着されるスローアウェイチ
ップ(外周側切刃チップ)16Bは、その上記一対の切
刃18,18の外周端、すなわち上記他端部18bが工
具本体11の先端部の外周側に突出するように配置され
る。さらに、上記内周側切刃チップ16Aの一対の切刃
18,18のうちの外周側の切刃18Bと、上記外周側
切刃チップ16Bの一対の切刃18,18のうちの内周
側の切刃18Aとは、上記軸線O回りの回転軌跡におい
て図6および図7に示すように互いに交差するように配
置されている。
【0023】また、本実施形態では、工具本体11の径
方向における上記軸線Oから内周側切刃チップ16Aの
上記一対の切刃18,18の交点Pまでの距離Lと、軸
線Oから外周側切刃チップ16Bの上記一対の切刃1
8,18の交点Pまでの距離Mとの比L:Mは、1:
1.2〜1:1.8の範囲に設定されている。さらに、軸
線O回りの回転軌跡において内周側切刃チップ16Aの
上記外周側の切刃18Bと外周側切刃チップ16Bの上
記内周側の切刃16Aとが交差する交点Qの位置は、そ
の軸線O回りの回転直径Nと、当該穴明け工具による加
工穴径、すなわち外周側切刃チップ16Bの切刃18,
18の外周端(他端部)18bの軸線O回りの回転直径
Dとの比N:Dが0.25:1〜0.75:1の範囲とな
るように設定されている。さらにまた、上記内周側切刃
チップ16Aの切刃18,18のオーバーセンターとな
る内周端(一端部)18aが上記軸線Oを越える距離、
すなわちオーバーセンター量Eは、この内周端18aに
形成される上記ノーズアール刃19の半径R以下とされ
ている。
方向における上記軸線Oから内周側切刃チップ16Aの
上記一対の切刃18,18の交点Pまでの距離Lと、軸
線Oから外周側切刃チップ16Bの上記一対の切刃1
8,18の交点Pまでの距離Mとの比L:Mは、1:
1.2〜1:1.8の範囲に設定されている。さらに、軸
線O回りの回転軌跡において内周側切刃チップ16Aの
上記外周側の切刃18Bと外周側切刃チップ16Bの上
記内周側の切刃16Aとが交差する交点Qの位置は、そ
の軸線O回りの回転直径Nと、当該穴明け工具による加
工穴径、すなわち外周側切刃チップ16Bの切刃18,
18の外周端(他端部)18bの軸線O回りの回転直径
Dとの比N:Dが0.25:1〜0.75:1の範囲とな
るように設定されている。さらにまた、上記内周側切刃
チップ16Aの切刃18,18のオーバーセンターとな
る内周端(一端部)18aが上記軸線Oを越える距離、
すなわちオーバーセンター量Eは、この内周端18aに
形成される上記ノーズアール刃19の半径R以下とされ
ている。
【0024】さらに上記工具本体11には、上記シャン
ク12の後端面12Aから工具本体11の先端側に向け
て一対の切削油剤の供給路21,21が形成されてい
る。これらの供給路21,21は、それぞれ上記シャン
ク12からドリル本体11先端部の切屑排出溝13,1
3の間の部分を軸線Oに平行に延びるように形成されて
おり、その先端部分は一段縮径するように形成されると
ともに、この先端部分がそれぞれ2経路に分岐され、そ
のうち一方は真っ直ぐ延びて工具本体11の先端面(先
端逃げ面)に開口するように、また他方は工具回転方向
T後方側かつ工具内周側に延びて、各切屑排出溝13,
13の工具回転方向T後方側を向く壁面13B,13B
に、上記内周側切刃チップ16Aおよび外周側切刃チッ
プ16Bの先端側を向く一対の切刃18…に向けて開口
するように形成されている。
ク12の後端面12Aから工具本体11の先端側に向け
て一対の切削油剤の供給路21,21が形成されてい
る。これらの供給路21,21は、それぞれ上記シャン
ク12からドリル本体11先端部の切屑排出溝13,1
3の間の部分を軸線Oに平行に延びるように形成されて
おり、その先端部分は一段縮径するように形成されると
ともに、この先端部分がそれぞれ2経路に分岐され、そ
のうち一方は真っ直ぐ延びて工具本体11の先端面(先
端逃げ面)に開口するように、また他方は工具回転方向
T後方側かつ工具内周側に延びて、各切屑排出溝13,
13の工具回転方向T後方側を向く壁面13B,13B
に、上記内周側切刃チップ16Aおよび外周側切刃チッ
プ16Bの先端側を向く一対の切刃18…に向けて開口
するように形成されている。
【0025】このように構成されたスローアウェイ式穴
明け工具は、一つには上述のようにそのシャンク12が
マシニングセンタ等の工作機械の主軸に取り付けられ、
その軸線O回りに工具回転方向Tに回転されつつ該軸線
O方向先端側に送り出されて、上記内外周切刃チップ1
6A,16Bの先端側の各一対の切刃18…により被削
材Wに加工穴Hを形成する。しかるに、本実施形態の穴
明け工具では、各切刃チップ16A,16Bの切削に供
される一対の切刃18,18が、交点Pを介して凸状に
交差するように形成され、かつ内周側切刃チップ16A
の外周側の切刃18Bと、外周側切刃チップ16Bの内
周側の切刃18Aとが、軸線O回りの回転軌跡において
互いに交差するように配置されているので、これらの切
刃18…による回転軌跡は、図6および図7に示すよう
に軸線Oに対する半径方向に二つの山が重なり合ったよ
うな形状となり、その結果これらの切刃18…により削
り取られる切屑Cは、その幅方向に4つに分断された状
態で生成されることとなる。
明け工具は、一つには上述のようにそのシャンク12が
マシニングセンタ等の工作機械の主軸に取り付けられ、
その軸線O回りに工具回転方向Tに回転されつつ該軸線
O方向先端側に送り出されて、上記内外周切刃チップ1
6A,16Bの先端側の各一対の切刃18…により被削
材Wに加工穴Hを形成する。しかるに、本実施形態の穴
明け工具では、各切刃チップ16A,16Bの切削に供
される一対の切刃18,18が、交点Pを介して凸状に
交差するように形成され、かつ内周側切刃チップ16A
の外周側の切刃18Bと、外周側切刃チップ16Bの内
周側の切刃18Aとが、軸線O回りの回転軌跡において
互いに交差するように配置されているので、これらの切
刃18…による回転軌跡は、図6および図7に示すよう
に軸線Oに対する半径方向に二つの山が重なり合ったよ
うな形状となり、その結果これらの切刃18…により削
り取られる切屑Cは、その幅方向に4つに分断された状
態で生成されることとなる。
【0026】しかも、各切刃チップ16A,16Bの凸
状に交差する一対の切刃18,18は、その交点Pを先
端側に突出させ、かつ該切刃18,18の二等分線とな
る上記仮想線Aを軸線Oに略平行としているので、これ
ら切刃チップ16A,16Bの内外周の切刃18A,1
8Bにより生成された切屑C,Cは、図6および図7に
示すように上記仮想線A側に向けて延びるようにそれぞ
れ流れ出て、互いにぶつかり合って干渉し合うこととな
り、これによりその長手方向に折り曲げられて応力を受
け、分断されることになる。従って、本実施形態によれ
ば、切屑Cをその幅方向には勿論、長手方向にも小さく
分断して効率的に処理することができ、これにより、加
工作業の煩雑化を招くことなく、より幅広い切削条件に
対応して、円滑な穴明け加工を促すことが可能となる。
状に交差する一対の切刃18,18は、その交点Pを先
端側に突出させ、かつ該切刃18,18の二等分線とな
る上記仮想線Aを軸線Oに略平行としているので、これ
ら切刃チップ16A,16Bの内外周の切刃18A,1
8Bにより生成された切屑C,Cは、図6および図7に
示すように上記仮想線A側に向けて延びるようにそれぞ
れ流れ出て、互いにぶつかり合って干渉し合うこととな
り、これによりその長手方向に折り曲げられて応力を受
け、分断されることになる。従って、本実施形態によれ
ば、切屑Cをその幅方向には勿論、長手方向にも小さく
分断して効率的に処理することができ、これにより、加
工作業の煩雑化を招くことなく、より幅広い切削条件に
対応して、円滑な穴明け加工を促すことが可能となる。
【0027】また、本実施形態では、上記内外周切刃チ
ップ16A,16Bとされるスローアウェイチップ16
が、二対の長辺と一対の短辺とを有する扁平した六角形
平板状に形成されており、これら二対の長辺のそれぞれ
に一対の上記切刃18,18が形成されるとともに、該
スローアウェイチップ16が上記短辺の中点同士を結ぶ
仮想線Bについて対称とされることにより、一つのスロ
ーアウェイチップ16で2回の切刃18,18の使い回
しを可能とすることができる。その一方で、このように
スローアウェイチップ16を扁平した六角形状に形成す
ることにより、本実施形態では、例えば当該スローアウ
ェイチップを正六角形状に形成したりする場合に比べ、
切刃18の使い回し可能回数を減らすことなくその体積
を低減することができる。言い換えると、本実施形態に
よれば、単位体積当たりのチップ素材に対する切刃18
の使用回数を増やすことが可能となるので、超硬合金等
の比較的高価なチップ素材を有効に利用することができ
るという利点が得られる。
ップ16A,16Bとされるスローアウェイチップ16
が、二対の長辺と一対の短辺とを有する扁平した六角形
平板状に形成されており、これら二対の長辺のそれぞれ
に一対の上記切刃18,18が形成されるとともに、該
スローアウェイチップ16が上記短辺の中点同士を結ぶ
仮想線Bについて対称とされることにより、一つのスロ
ーアウェイチップ16で2回の切刃18,18の使い回
しを可能とすることができる。その一方で、このように
スローアウェイチップ16を扁平した六角形状に形成す
ることにより、本実施形態では、例えば当該スローアウ
ェイチップを正六角形状に形成したりする場合に比べ、
切刃18の使い回し可能回数を減らすことなくその体積
を低減することができる。言い換えると、本実施形態に
よれば、単位体積当たりのチップ素材に対する切刃18
の使用回数を増やすことが可能となるので、超硬合金等
の比較的高価なチップ素材を有効に利用することができ
るという利点が得られる。
【0028】さらに本実施形態では、工具本体11の径
方向において、その中心軸線Oから内周側の切刃チップ
16Aの切削に供される上記一対の切刃18,18の交
点Pまでの距離Lと、軸線Oから外周側の切刃チップ1
6Bの一対の切刃18,18の交点Pまでの距離Mとの
比L:Mが、1:1.2〜1:1.8の範囲に設定されて
おり、これにより、上述の切屑Cを長手方向にも分断さ
せる効果を確実に奏功せしめながらも、安定した切削を
促すことができる。すなわち、これらの距離L,Mの比
L:Mが上記範囲を下回ると、両交点P,Pの回転軌跡
上の位置が接近しすぎて、外周側切刃チップ16Bの内
周側切刃18Aと内周側切刃チップ16Aの外周側切刃
18Bの切削に供される部分の長さが短くなる。する
と、これに伴ってこれらの切刃18A,18Bにより生
成される切屑C,Cの幅も小さくなるので、これらの切
屑C,Cが、各切刃チップ16A,16Bの反対側の切
刃(外周側切刃チップ16Bの外周側切刃18Bおよび
内周側切刃チップ16Aの内周側切刃18A)により生
成される切屑C,Cにぶつかっても、これらの切屑C,
Cの干渉による切屑分断効果が十分に発揮されず、切屑
Cの長手方向の分断を確実に行うことが困難となるおそ
れが生じる。
方向において、その中心軸線Oから内周側の切刃チップ
16Aの切削に供される上記一対の切刃18,18の交
点Pまでの距離Lと、軸線Oから外周側の切刃チップ1
6Bの一対の切刃18,18の交点Pまでの距離Mとの
比L:Mが、1:1.2〜1:1.8の範囲に設定されて
おり、これにより、上述の切屑Cを長手方向にも分断さ
せる効果を確実に奏功せしめながらも、安定した切削を
促すことができる。すなわち、これらの距離L,Mの比
L:Mが上記範囲を下回ると、両交点P,Pの回転軌跡
上の位置が接近しすぎて、外周側切刃チップ16Bの内
周側切刃18Aと内周側切刃チップ16Aの外周側切刃
18Bの切削に供される部分の長さが短くなる。する
と、これに伴ってこれらの切刃18A,18Bにより生
成される切屑C,Cの幅も小さくなるので、これらの切
屑C,Cが、各切刃チップ16A,16Bの反対側の切
刃(外周側切刃チップ16Bの外周側切刃18Bおよび
内周側切刃チップ16Aの内周側切刃18A)により生
成される切屑C,Cにぶつかっても、これらの切屑C,
Cの干渉による切屑分断効果が十分に発揮されず、切屑
Cの長手方向の分断を確実に行うことが困難となるおそ
れが生じる。
【0029】その一方で、上記比L:Mが上記範囲を上
回るほど上記回転軌跡における両交点P,Pの間隔が広
がると、これに伴い外周側切刃チップ16Aが工具本体
11の外周側に大きく偏って配置されることとなり、そ
の結果、切削時に工具本体11全体に対して切削負荷が
作用する位置が該工具本体11の中心軸線Oから大きく
外れてしまい、穴明け加工中に工具本体11に振れが生
じたりなどして、その切削安定性が損なわれてしまうお
それが生じる。なお、同様の理由から、軸線O回りの回
転軌跡において交差する内周側切刃チップ16Aの外周
側切刃18Bと外周側切刃チップ16Bの内周側切刃1
6Aとの交点Qがなす回転直径Nと、当該穴明け工具に
よる加工穴径(外周側切刃チップ16Bの切刃18Bの
外周端18bの回転直径)Dとの比N:Dは、上述した
ように0.25:1〜0.75:1の範囲に設定されるの
が望ましい。
回るほど上記回転軌跡における両交点P,Pの間隔が広
がると、これに伴い外周側切刃チップ16Aが工具本体
11の外周側に大きく偏って配置されることとなり、そ
の結果、切削時に工具本体11全体に対して切削負荷が
作用する位置が該工具本体11の中心軸線Oから大きく
外れてしまい、穴明け加工中に工具本体11に振れが生
じたりなどして、その切削安定性が損なわれてしまうお
それが生じる。なお、同様の理由から、軸線O回りの回
転軌跡において交差する内周側切刃チップ16Aの外周
側切刃18Bと外周側切刃チップ16Bの内周側切刃1
6Aとの交点Qがなす回転直径Nと、当該穴明け工具に
よる加工穴径(外周側切刃チップ16Bの切刃18Bの
外周端18bの回転直径)Dとの比N:Dは、上述した
ように0.25:1〜0.75:1の範囲に設定されるの
が望ましい。
【0030】また、本実施形態では、上記スローアウェ
イチップ16のすくい面とされる上面16aに、切刃1
8,18に沿って凹溝状のチップブレーカ20が形成さ
れており、これによっても切屑Cをその長手方向に小さ
く折り曲げて、その効率的な分断を促すことが可能とな
る。しかも、本実施形態では、このチップブレーカ20
が、切削に供される切刃18,18の一端部18a側か
ら交点Pを経て他端部18b側に向かうに従い、すなわ
ちチップ装着状態において工具本体11の内周側から外
周側に向かうに従い、漸次幅広となるように形成されて
おり、このためこの切刃18,18によって生成された
切屑Cは、上記他端部18b側(工具本体11の外周
側)で生成されたものほど、長くチップブレーカ20の
底面に摺接して大きな切屑分断力を受けることとなる。
しかるに、この種の穴明け工具では、回転する工具本体
11の径方向の回転速度の相違により、切屑Cは外周側
ほど生成速度が大きく、長く伸び気味となるのに対し、
本実施形態によれば、このように伸び気味に生成される
切屑Cには大きな分断力を与えて、これを確実に分断す
ることが可能となる。
イチップ16のすくい面とされる上面16aに、切刃1
8,18に沿って凹溝状のチップブレーカ20が形成さ
れており、これによっても切屑Cをその長手方向に小さ
く折り曲げて、その効率的な分断を促すことが可能とな
る。しかも、本実施形態では、このチップブレーカ20
が、切削に供される切刃18,18の一端部18a側か
ら交点Pを経て他端部18b側に向かうに従い、すなわ
ちチップ装着状態において工具本体11の内周側から外
周側に向かうに従い、漸次幅広となるように形成されて
おり、このためこの切刃18,18によって生成された
切屑Cは、上記他端部18b側(工具本体11の外周
側)で生成されたものほど、長くチップブレーカ20の
底面に摺接して大きな切屑分断力を受けることとなる。
しかるに、この種の穴明け工具では、回転する工具本体
11の径方向の回転速度の相違により、切屑Cは外周側
ほど生成速度が大きく、長く伸び気味となるのに対し、
本実施形態によれば、このように伸び気味に生成される
切屑Cには大きな分断力を与えて、これを確実に分断す
ることが可能となる。
【0031】ただし、本実施形態では、このようにチッ
プブレーカ20の幅を内周側から外周側に向けて(一端
部18a側から他端部18b側に向けて)大きくするこ
とにより、工具本体11の内周側から外周側に向かうに
従い漸次大きな分断力を切屑Cに与えるようにしている
が、例えばこのチップブレーカの溝深さを工具内周側か
ら外周側に向かうに従い深くなるように形成したり、こ
れに併せて溝幅も漸次幅広となるように形成したりして
もよい。また、このような凹溝状のチップブレーカ20
に加えて、例えばこのチップブレーカ20よりもスロー
アウェイチップ16の上面16aの内側に、特に内周側
の切刃18Aに沿うようにして、突起状のチップブレー
カを形成したりしてもよい。さらにまた、これらのチッ
プブレーカと切屑Cとの摺接による切削抵抗の増加を防
ぐために、上記凹溝状のチップブレーカ20の底面に、
切屑Cの摺接方向に沿って延びるリブ状の部分を形成し
たり、上記突起状のチップブレーカを上記切刃18Aに
沿って点在させるようにしてもよい。
プブレーカ20の幅を内周側から外周側に向けて(一端
部18a側から他端部18b側に向けて)大きくするこ
とにより、工具本体11の内周側から外周側に向かうに
従い漸次大きな分断力を切屑Cに与えるようにしている
が、例えばこのチップブレーカの溝深さを工具内周側か
ら外周側に向かうに従い深くなるように形成したり、こ
れに併せて溝幅も漸次幅広となるように形成したりして
もよい。また、このような凹溝状のチップブレーカ20
に加えて、例えばこのチップブレーカ20よりもスロー
アウェイチップ16の上面16aの内側に、特に内周側
の切刃18Aに沿うようにして、突起状のチップブレー
カを形成したりしてもよい。さらにまた、これらのチッ
プブレーカと切屑Cとの摺接による切削抵抗の増加を防
ぐために、上記凹溝状のチップブレーカ20の底面に、
切屑Cの摺接方向に沿って延びるリブ状の部分を形成し
たり、上記突起状のチップブレーカを上記切刃18Aに
沿って点在させるようにしてもよい。
【0032】他方、上述したように工具本体11の径方
向の回転速度の相違により、切刃18,18による切削
速度は内周側に向かうに従って小さくなるので、特に軸
線O上においては、切削速度は0となって切刃18は被
削材Wを切削するというよりは、被削材Wを押し潰すよ
うな加工形態をとることになり、このため切削時に切刃
18に作用する負荷はこの軸線O上において最大とな
る。ところが、これに対して本実施形態では、スローア
ウェイチップ16の各角部(切刃18,18の両端部1
8a,18bおよび交点P)にノーズアール刃19が形
成されており、しかも内周側切刃チップ16Aの内周側
の切刃18Aが軸線Oを越えてオーバーセンターとなる
オーバーセンター量Eが、このノーズアール刃19の半
径R以下とされているので、上記軸線O上には必ず上記
内周側切刃18Aの一端部18aに形成されたノーズア
ール刃19が位置することとなる。従って、本実施例に
よれば、大きな切削負荷が作用する上記軸線Oの位置に
おいて切刃18に高い強度を与えることができ、これに
より、スローアウェイチップ16に欠損等が生じるよう
な事態を未然に防止することが可能となる。
向の回転速度の相違により、切刃18,18による切削
速度は内周側に向かうに従って小さくなるので、特に軸
線O上においては、切削速度は0となって切刃18は被
削材Wを切削するというよりは、被削材Wを押し潰すよ
うな加工形態をとることになり、このため切削時に切刃
18に作用する負荷はこの軸線O上において最大とな
る。ところが、これに対して本実施形態では、スローア
ウェイチップ16の各角部(切刃18,18の両端部1
8a,18bおよび交点P)にノーズアール刃19が形
成されており、しかも内周側切刃チップ16Aの内周側
の切刃18Aが軸線Oを越えてオーバーセンターとなる
オーバーセンター量Eが、このノーズアール刃19の半
径R以下とされているので、上記軸線O上には必ず上記
内周側切刃18Aの一端部18aに形成されたノーズア
ール刃19が位置することとなる。従って、本実施例に
よれば、大きな切削負荷が作用する上記軸線Oの位置に
おいて切刃18に高い強度を与えることができ、これに
より、スローアウェイチップ16に欠損等が生じるよう
な事態を未然に防止することが可能となる。
【0033】また、このようにスローアウェイチップ1
6の各角部にノーズアール刃19が形成されるのに伴
い、外周側切刃チップ16Bにおいても、その外周側の
切刃18Bの他端部(外周端)16bにこのノーズアー
ル刃19が形成されることとなり、これによりこの外周
端16bにおいて切刃18の強度を十分に確保すること
が可能となる。しかも、本実施形態では、内外周側切刃
チップ16A,16Bをそれぞれその仮想線Aが軸線O
に略平行となるように配置しており、これにより上記外
周側切刃チップ16Bの上面16aの上記外周端16b
に連なる短辺も、図1や図6および図7に示すように軸
線Oに平行に配置されることとなるため、穴加工の際に
この短辺部分が副切刃として作用して、切刃18…によ
って形成された加工穴の内周をさらい、その仕上面精度
の向上を図ることが可能となる。
6の各角部にノーズアール刃19が形成されるのに伴
い、外周側切刃チップ16Bにおいても、その外周側の
切刃18Bの他端部(外周端)16bにこのノーズアー
ル刃19が形成されることとなり、これによりこの外周
端16bにおいて切刃18の強度を十分に確保すること
が可能となる。しかも、本実施形態では、内外周側切刃
チップ16A,16Bをそれぞれその仮想線Aが軸線O
に略平行となるように配置しており、これにより上記外
周側切刃チップ16Bの上面16aの上記外周端16b
に連なる短辺も、図1や図6および図7に示すように軸
線Oに平行に配置されることとなるため、穴加工の際に
この短辺部分が副切刃として作用して、切刃18…によ
って形成された加工穴の内周をさらい、その仕上面精度
の向上を図ることが可能となる。
【0034】ところで、このように仮想線Aが軸線Oに
平行となるようにスローアウェイチップ16が配置され
た状態で、切削時の負荷等により工具本体11に捩れや
撓み、倒れ等が生じると、外周側切刃チップ16Bの外
周側に位置する短辺部分が切刃18の他端部(外周端)
18bよりも外周側にはみ出し、加工穴の内周に強く押
し付けられてしまって切削抵抗の増大等を招いてしまう
おそれがある。従って、外周側切刃チップ16Bについ
ては、図8に示すようにこの短辺部分が軸線O方向後方
側に向かうに従い工具内周側に向かって傾斜するように
配置するのが望ましいのであるが、だからといって、こ
の短辺が軸線O方向に対してなす傾斜角γが大きすぎる
と、上述したこの短辺部分による副切刃としての作用が
十分に奏功されなくなるおそれが生じる。このため、こ
の外周側切刃チップ16Bの上面16aの短辺が上記軸
線O方向に対してなす傾斜角γは0°10’〜5°の範
囲に設定されるのが望ましい。
平行となるようにスローアウェイチップ16が配置され
た状態で、切削時の負荷等により工具本体11に捩れや
撓み、倒れ等が生じると、外周側切刃チップ16Bの外
周側に位置する短辺部分が切刃18の他端部(外周端)
18bよりも外周側にはみ出し、加工穴の内周に強く押
し付けられてしまって切削抵抗の増大等を招いてしまう
おそれがある。従って、外周側切刃チップ16Bについ
ては、図8に示すようにこの短辺部分が軸線O方向後方
側に向かうに従い工具内周側に向かって傾斜するように
配置するのが望ましいのであるが、だからといって、こ
の短辺が軸線O方向に対してなす傾斜角γが大きすぎる
と、上述したこの短辺部分による副切刃としての作用が
十分に奏功されなくなるおそれが生じる。このため、こ
の外周側切刃チップ16Bの上面16aの短辺が上記軸
線O方向に対してなす傾斜角γは0°10’〜5°の範
囲に設定されるのが望ましい。
【0035】さらにまた、本実施形態では工具本体11
に一対の切削油剤の供給路21,21が形成されてお
り、これらの供給路21,21は、工具本体11の先端
面に開口するとともに、この先端部分が分岐して、切屑
排出溝13,13の工具回転方向Tの後方側を向く壁面
13B,13Bに、各切刃チップ18A,18Bの切削
に供される切刃18に向けて開口するように形成されて
いる。従って、本実施形態によれば、この壁面13B,
13Bに開口する供給路21,21から切削油剤が、切
削に供される切刃18…に向けて集中的に供給されるこ
ととなり、これにより切刃18…の効率的な冷却および
潤滑を促すことができる。しかも、本実施形態では、こ
れらの供給路21,21の先端部分が一段縮径するよう
になされているので、該供給路21,21をその先端部
分において上述のように分岐させながらも、切削油剤の
供給圧力は十分に確保することが可能である。
に一対の切削油剤の供給路21,21が形成されてお
り、これらの供給路21,21は、工具本体11の先端
面に開口するとともに、この先端部分が分岐して、切屑
排出溝13,13の工具回転方向Tの後方側を向く壁面
13B,13Bに、各切刃チップ18A,18Bの切削
に供される切刃18に向けて開口するように形成されて
いる。従って、本実施形態によれば、この壁面13B,
13Bに開口する供給路21,21から切削油剤が、切
削に供される切刃18…に向けて集中的に供給されるこ
ととなり、これにより切刃18…の効率的な冷却および
潤滑を促すことができる。しかも、本実施形態では、こ
れらの供給路21,21の先端部分が一段縮径するよう
になされているので、該供給路21,21をその先端部
分において上述のように分岐させながらも、切削油剤の
供給圧力は十分に確保することが可能である。
【0036】なお、本実施形態では図2に示したよう
に、内外周側切刃チップ16A,16Bを、それぞれの
上面16a,16aが軸線Oを含む一の平面上に位置す
るように配置しているが、例えばこれを、一方のスロー
アウェイチップ16をその上面16aが軸線Oを含む一
の平面上に位置するように配置するとともに、他方のス
ローアウェイチップ16を、図9に示すようにその上面
16aが上記一の平面に平行、かつ工具回転方向Tの後
方側に後退して位置するように配置したり、あるいは図
10に示すようにその上面16aが上記一の平面に対し
て外周側に向かうに従い工具回転方向Tの後方側に向け
て斜交する方向に位置するように配置したりしてもよ
い。
に、内外周側切刃チップ16A,16Bを、それぞれの
上面16a,16aが軸線Oを含む一の平面上に位置す
るように配置しているが、例えばこれを、一方のスロー
アウェイチップ16をその上面16aが軸線Oを含む一
の平面上に位置するように配置するとともに、他方のス
ローアウェイチップ16を、図9に示すようにその上面
16aが上記一の平面に平行、かつ工具回転方向Tの後
方側に後退して位置するように配置したり、あるいは図
10に示すようにその上面16aが上記一の平面に対し
て外周側に向かうに従い工具回転方向Tの後方側に向け
て斜交する方向に位置するように配置したりしてもよ
い。
【0037】ただし、図9に示すように両スローアウェ
イチップ16,16の上面16a,16aを互いに平行
かつ段違いに配置する場合には、そのずれ量Fは0.2m
m以下となるように、また図10に示すように上面16
a,16aを斜交する方向に配置する場合には、その傾
斜角θは15°以下となるように、それぞれ設定される
のが望ましい。これは、これらのずれ量Fや傾斜角θが
上記範囲を超えるほど大きくなると、内外周側切刃チッ
プ16A,16Bに作用する切削負荷のバランスが損な
われ、安定した加工に支障を来すおそれが生じるからで
ある。
イチップ16,16の上面16a,16aを互いに平行
かつ段違いに配置する場合には、そのずれ量Fは0.2m
m以下となるように、また図10に示すように上面16
a,16aを斜交する方向に配置する場合には、その傾
斜角θは15°以下となるように、それぞれ設定される
のが望ましい。これは、これらのずれ量Fや傾斜角θが
上記範囲を超えるほど大きくなると、内外周側切刃チッ
プ16A,16Bに作用する切削負荷のバランスが損な
われ、安定した加工に支障を来すおそれが生じるからで
ある。
【0038】また、本実施形態では上述のように、工具
本体11をその軸線O回りに回転しつつ該軸線O方向に
送り出すことによって被削材Wに加工穴Hを形成するよ
うにしているが、これを図11に示すように、逆に工具
本体11を固定するとともに被削材Wを回転させ、両者
を軸線O方向に接近させて加工穴Hを形成することも可
能である。しかるに、この場合には、工具本体11の中
心軸線Oと被削材Wの回転中心Xとを径方向にずらすこ
とにより、当該穴明け工具による加工穴径(外周側切刃
チップ16Bの外周端18bの軸線Oを中心とする回転
直径)Dよりも大きな径の加工穴Hを被削材Wに形成す
ることが可能となる。さらに本実施形態では切屑排出溝
13,13を工具本体11の軸線Oに平行に延びるよう
に形成しているが、これを軸線O回りに捩れる捩れ溝状
に形成してもよい。
本体11をその軸線O回りに回転しつつ該軸線O方向に
送り出すことによって被削材Wに加工穴Hを形成するよ
うにしているが、これを図11に示すように、逆に工具
本体11を固定するとともに被削材Wを回転させ、両者
を軸線O方向に接近させて加工穴Hを形成することも可
能である。しかるに、この場合には、工具本体11の中
心軸線Oと被削材Wの回転中心Xとを径方向にずらすこ
とにより、当該穴明け工具による加工穴径(外周側切刃
チップ16Bの外周端18bの軸線Oを中心とする回転
直径)Dよりも大きな径の加工穴Hを被削材Wに形成す
ることが可能となる。さらに本実施形態では切屑排出溝
13,13を工具本体11の軸線Oに平行に延びるよう
に形成しているが、これを軸線O回りに捩れる捩れ溝状
に形成してもよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
切屑をその幅方向に分断して生成させることができるの
は勿論、切刃チップの内周側の切刃と外周側の切刃によ
り生成された切屑が互いにぶつかり合って干渉すること
により、その長手方向にも分断させることが可能とな
る。そして、これにより、穴加工という自由度が少な
く、かつ工具剛性を際限なく高めることのできない加工
において、切屑排出能力を向上させることができ、工具
の破損といったような事態を未然に防いで、安定かつ円
滑な穴加工を促すことが可能となる。また、このような
優れた切屑処理性能を奏しつつも、スローアウェイチッ
プを扁平した六角形板状とすることにより、チップ素材
の有効利用を図ることも可能となる。
切屑をその幅方向に分断して生成させることができるの
は勿論、切刃チップの内周側の切刃と外周側の切刃によ
り生成された切屑が互いにぶつかり合って干渉すること
により、その長手方向にも分断させることが可能とな
る。そして、これにより、穴加工という自由度が少な
く、かつ工具剛性を際限なく高めることのできない加工
において、切屑排出能力を向上させることができ、工具
の破損といったような事態を未然に防いで、安定かつ円
滑な穴加工を促すことが可能となる。また、このような
優れた切屑処理性能を奏しつつも、スローアウェイチッ
プを扁平した六角形板状とすることにより、チップ素材
の有効利用を図ることも可能となる。
【図1】本発明の一実施形態を示す側面図である。
【図2】図1に示す実施形態の正面図である。
【図3】図1に示す実施形態の先端部を反対側から見た
側面図である。
側面図である。
【図4】図1に示し実施形態に関わるスローアウェイチ
ップ16の平面図である。
ップ16の平面図である。
【図5】図4に示すスローアウェイチップ16の断面図
である。
である。
【図6】図1に示す実施形態による穴明け加工を示す図
である。
である。
【図7】図1に示す実施形態による穴明け加工を示す図
(図6に示す状態から工具本体11が半回転した状態)
である。
(図6に示す状態から工具本体11が半回転した状態)
である。
【図8】図1に示す実施形態の変形例を示す図である。
【図9】図1に示す実施形態の変形例を示す図である。
【図10】図1に示す実施形態の変形例を示す図であ
る。
る。
【図11】図1に示す実施形態による穴明け加工の他の
例を示す図である。
例を示す図である。
【図12】従来のツイストドリルによる穴明け加工を示
す図である。
す図である。
【図13】従来のスローアウェイ式穴明け工具による加
工を示す図である。
工を示す図である。
【図14】図13に示す穴明け工具のスローアウェイチ
ップ5A,5Bの回転軌跡を示す図である。
ップ5A,5Bの回転軌跡を示す図である。
11 工具本体 13 切屑排出溝 16 スローアウェイチップ 16A 内周側切刃チップ 16B 外周側切刃チップ 18 切刃 18A 内周側切刃 18B 外周側切刃 18a 切刃18の一端部(内周端) 18b 切刃18の他端部(外周端) 19 ノーズアール刃 20 チップブレーカ 21 切削油剤の供給路 O 工具本体11の中心軸線 T 工具回転方向 P 切刃18,18の交点 R ノーズアール刃19の半径 A スローアウェイチップ16の交点P,Pを結ぶ仮想
線 L 軸線Oと内周側切刃チップ16Aの交点Pとの距離 M 軸線Oと外周側切刃チップ16Bの交点Pとの距離 Q 軸線O回りの回転軌跡における内周側切刃チップ1
6Aの外周側切刃18Bと外周側切刃チップ16Bの内
周側切刃18Aとの交点 N 軸線O回りの交点Qの回転直径 D 軸線O回りの外周側切刃チップ16の切刃18の他
端部(切刃18の外周端)18bの回転直径(穴明け工
具による加工穴径) E 内周側切刃チップ16の切刃18の一端部18aの
オーバーセンター量 C 切屑 W 被削材 H 加工穴
線 L 軸線Oと内周側切刃チップ16Aの交点Pとの距離 M 軸線Oと外周側切刃チップ16Bの交点Pとの距離 Q 軸線O回りの回転軌跡における内周側切刃チップ1
6Aの外周側切刃18Bと外周側切刃チップ16Bの内
周側切刃18Aとの交点 N 軸線O回りの交点Qの回転直径 D 軸線O回りの外周側切刃チップ16の切刃18の他
端部(切刃18の外周端)18bの回転直径(穴明け工
具による加工穴径) E 内周側切刃チップ16の切刃18の一端部18aの
オーバーセンター量 C 切屑 W 被削材 H 加工穴
Claims (6)
- 【請求項1】 略円柱状の工具本体の先端部外周に一対
の切屑排出溝が形成され、これらの切屑排出溝の先端に
形成されたチップ取付座に、それぞれ内周側切刃チップ
と外周側切刃チップとが着脱自在に装着されてなるスロ
ーアウェイ式穴明け工具において、 上記切刃チップは互いに同形同大であって、それぞれ凸
状に交差し、かつ互いに対向する二対の長辺と、これら
二対の長辺の端部同士を結ぶ互いに平行な一対の短辺と
を有する扁平した六角形の平板状をなし、上記二対の長
辺部分のそれぞれに切刃が形成されていて、これら二対
の切刃のうちの一対の切刃を、その交点が上記工具本体
の先端側に突出するように配置させて装着されており、 上記内周側切刃チップは、その上記一対の切刃の内周端
が上記工具本体の中心軸線を越えてオーバーセンターと
なるように配置されるとともに、上記外周側切刃チップ
は、その上記一対の切刃の外周端が上記工具本体先端部
の外周側に突出するように配置され、かつ上記内周側切
刃チップの上記一対の切刃のうちの外周側の切刃と、上
記外周側切刃チップの上記一対の切刃のうちの内周側の
切刃とが、上記中心軸線回りの回転軌跡において互いに
交差するように配置されていることを特徴とするスロー
アウェイ式穴明け工具。 - 【請求項2】 上記工具本体の径方向における上記中心
軸線から上記内周側切刃チップの上記一対の切刃の交点
までの距離と、上記中心軸線から上記外周側切刃チップ
の上記一対の切刃の交点までの距離との比が、1:1.
2〜1:1.8の範囲に設定されていることを特徴とす
る請求項1に記載のスローアウェイ式穴明け工具。 - 【請求項3】 上記切刃チップには、上記一対の切刃に
沿ってチップブレーカが形成され、このチップブレーカ
は、上記工具本体の内周側から外周側に向かうに従い漸
次大きな分断力を切屑に与えるようになされていること
を特徴とする請求項1または請求項2に記載のスローア
ウェイ式穴明け工具。 - 【請求項4】 上記切刃チップの上記一対の切刃の少な
くとも内周側の端部にはノーズアール刃が形成されると
ともに、上記内周側切刃チップの上記一対の切刃の内周
端が上記中心軸線を越えるオーバーセンター量は、上記
ノーズアール刃の半径以下とされていることを特徴とす
る請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のスローア
ウェイ式穴明け工具。 - 【請求項5】 上記切刃チップの上記一対の切刃の少な
くとも外周側の端部にはノーズアール刃が形成されると
ともに、上記外周側切刃チップは、その上記ノーズアー
ル刃に連なる短辺が上記軸線方向後方側に向かうに従い
内周側に向かうように傾斜して配置されており、この短
辺が上記軸線方向に対してなす傾斜角が0°10’〜5
°の範囲に設定されていることを特徴とする請求項1な
いし請求項4のいずれかに記載のスローアウェイ式穴明
け工具。 - 【請求項6】 上記工具本体には、一対の切削油剤の供
給路が形成されており、これらの供給路の先端は、それ
ぞれ少なくとも上記一対の切屑排出溝の壁面に、上記内
周側切刃チップおよび上記外周側切刃チップの上記一対
の切刃に向けて開口するように形成されていることを特
徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のス
ローアウェイ式穴明け工具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10829896A JPH09290311A (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | スローアウェイ式穴明け工具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10829896A JPH09290311A (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | スローアウェイ式穴明け工具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09290311A true JPH09290311A (ja) | 1997-11-11 |
Family
ID=14481152
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10829896A Withdrawn JPH09290311A (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | スローアウェイ式穴明け工具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09290311A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100370329B1 (ko) * | 2000-12-22 | 2003-02-06 | 한국야금 주식회사 | 인덱스블 솔리드 인써트를 구비하는 드릴 |
| JP2015024479A (ja) * | 2013-07-29 | 2015-02-05 | 株式会社トクピ製作所 | Uドリル又はガンドリル |
-
1996
- 1996-04-26 JP JP10829896A patent/JPH09290311A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100370329B1 (ko) * | 2000-12-22 | 2003-02-06 | 한국야금 주식회사 | 인덱스블 솔리드 인써트를 구비하는 드릴 |
| JP2015024479A (ja) * | 2013-07-29 | 2015-02-05 | 株式会社トクピ製作所 | Uドリル又はガンドリル |
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