JPH09290425A - トーショナルダンパ製造用加硫成形型 - Google Patents
トーショナルダンパ製造用加硫成形型Info
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- JPH09290425A JPH09290425A JP12922396A JP12922396A JPH09290425A JP H09290425 A JPH09290425 A JP H09290425A JP 12922396 A JP12922396 A JP 12922396A JP 12922396 A JP12922396 A JP 12922396A JP H09290425 A JPH09290425 A JP H09290425A
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 加硫成形型10へのスリーブ4の装填過程で
の装填不良によるスリーブ4や型部品等の破損を防止
し、作業性の向上を図る。 【解決手段】 スリーブ4を装填する際には、弾性体1
5の付勢力によって各分割型121〜124が互いに密
接した縮径状態にある内周案内型12の外周にスリーブ
4を遊嵌する。次に芯棒14を上昇移動させてその挿入
テーパ面14aを内周案内型12の受入テーパ面12c
に挿入することによって、分割型121〜124を弾性
体15の締め付け力に抗して外径側へ分離移動させ、ス
リーブ4の内周面に当接させることによってこのスリー
ブ4を固定する。スリーブ4と環状質量体2の間にエラ
ストマを加硫成形・加硫接着した後は、芯棒14を受入
テーパ面12cから抜き出すと、各分割型121〜12
4は弾性体15の付勢力によって縮径方向へ移動し、ス
リーブ4の固定状態が解除される。
の装填不良によるスリーブ4や型部品等の破損を防止
し、作業性の向上を図る。 【解決手段】 スリーブ4を装填する際には、弾性体1
5の付勢力によって各分割型121〜124が互いに密
接した縮径状態にある内周案内型12の外周にスリーブ
4を遊嵌する。次に芯棒14を上昇移動させてその挿入
テーパ面14aを内周案内型12の受入テーパ面12c
に挿入することによって、分割型121〜124を弾性
体15の締め付け力に抗して外径側へ分離移動させ、ス
リーブ4の内周面に当接させることによってこのスリー
ブ4を固定する。スリーブ4と環状質量体2の間にエラ
ストマを加硫成形・加硫接着した後は、芯棒14を受入
テーパ面12cから抜き出すと、各分割型121〜12
4は弾性体15の付勢力によって縮径方向へ移動し、ス
リーブ4の固定状態が解除される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンのクラン
クシャフトの捩り振動を吸収するトーショナルダンパ、
特に、ハブの外周面に嵌着されるスリーブとその外周に
配置された環状質量体との間にエラストマを加硫成形・
加硫接着した構造のトーショナルダンパを製造するのに
用いられる加硫成形型に関する。
クシャフトの捩り振動を吸収するトーショナルダンパ、
特に、ハブの外周面に嵌着されるスリーブとその外周に
配置された環状質量体との間にエラストマを加硫成形・
加硫接着した構造のトーショナルダンパを製造するのに
用いられる加硫成形型に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車エンジンのクランクシャフトに回
転に伴って発生する捩り振動(回転方向の振動)を有効
に吸収するために、エンジンのクランク室から突出した
クランクシャフトの軸端にはトーショナルダンパが装着
される。この種のトーショナルダンパは、図4に示すよ
うに、前記クランクシャフトの軸端に固定されるハブ1
と、このハブ1の外周側に同心的に近接配置された環状
質量体2とを、環状エラストマ3を介して弾性的に連結
した構造を有し、環状質量体2と環状エラストマ3から
なる共振系がクランクシャフトの振動と異なる位相角で
共振することによって、主にこのクランクシャフトの捩
り振動(回転方向の振動)に対して顕著な制振機能を有
するものである。
転に伴って発生する捩り振動(回転方向の振動)を有効
に吸収するために、エンジンのクランク室から突出した
クランクシャフトの軸端にはトーショナルダンパが装着
される。この種のトーショナルダンパは、図4に示すよ
うに、前記クランクシャフトの軸端に固定されるハブ1
と、このハブ1の外周側に同心的に近接配置された環状
質量体2とを、環状エラストマ3を介して弾性的に連結
した構造を有し、環状質量体2と環状エラストマ3から
なる共振系がクランクシャフトの振動と異なる位相角で
共振することによって、主にこのクランクシャフトの捩
り振動(回転方向の振動)に対して顕著な制振機能を有
するものである。
【0003】図4に示されるトーショナルダンパは、環
状エラストマ3を、スリーブ4とその外周側に同心的に
配置した環状質量体2の内周面との間に一体的に加硫成
形・加硫接着した後、前記スリーブ4をハブ1の外周面
に適当な締め代をもって嵌着することにより製造された
ものである。環状質量体2とスリーブ4との間に加硫成
形・加硫接着された環状エラストマ3には、加硫後の体
積収縮によって残留引張り応力を生じるが、その後スリ
ーブ4の内周にハブ1を圧入嵌着することによって、ス
リーブ4が環状エラストマ3を径方向に圧縮するように
僅かに拡径変形するので、前記残留引張り応力を緩和も
しくは解消することができる。
状エラストマ3を、スリーブ4とその外周側に同心的に
配置した環状質量体2の内周面との間に一体的に加硫成
形・加硫接着した後、前記スリーブ4をハブ1の外周面
に適当な締め代をもって嵌着することにより製造された
ものである。環状質量体2とスリーブ4との間に加硫成
形・加硫接着された環状エラストマ3には、加硫後の体
積収縮によって残留引張り応力を生じるが、その後スリ
ーブ4の内周にハブ1を圧入嵌着することによって、ス
リーブ4が環状エラストマ3を径方向に圧縮するように
僅かに拡径変形するので、前記残留引張り応力を緩和も
しくは解消することができる。
【0004】スリーブ4と環状質量体2との間への環状
エラストマ3の加硫成形・加硫接着は、従来、図5に示
すような加硫成形型100を用いて行われている。この
加硫成形型100は、環状質量体2を装填するための環
状段差部101aが形成された外周案内型101と、こ
の外周案内型101に同心的に組み合わされて外周面に
スリーブ4を装填する内周案内型102と、これら案内
型101,102の上方に配置され上下に進退移動され
る上型103とを備えるものであって、前記案内型10
1,102によって環状質量体2とスリーブ4とを互い
に同心的に装填してから、上型103を降下させること
によって型閉じを行い、環状質量体2とスリーブ4との
間の環状空間Sにエラストマ成形用材料を充填すること
によって加硫成形・加硫接着を行うようになっている。
エラストマ3の加硫成形・加硫接着は、従来、図5に示
すような加硫成形型100を用いて行われている。この
加硫成形型100は、環状質量体2を装填するための環
状段差部101aが形成された外周案内型101と、こ
の外周案内型101に同心的に組み合わされて外周面に
スリーブ4を装填する内周案内型102と、これら案内
型101,102の上方に配置され上下に進退移動され
る上型103とを備えるものであって、前記案内型10
1,102によって環状質量体2とスリーブ4とを互い
に同心的に装填してから、上型103を降下させること
によって型閉じを行い、環状質量体2とスリーブ4との
間の環状空間Sにエラストマ成形用材料を充填すること
によって加硫成形・加硫接着を行うようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術によれ
ば、内周案内型102の熱膨張によって、スリーブ4が
この内周案内型102にうまく納まらず、例えば図5に
二点鎖線で示すように斜めに嵌め込まれてしまったりす
ることがある。また、作業上での不注意によっても同様
のことが起こり得る。そしてこのような状態は、殆どの
場合、その後の型閉じにおいて、降下する上型103に
よってスリーブ4が押し込まれる過程で補正されるが、
スリーブ4の傾斜の度合い等によっては補正されないこ
ともあり、この場合は、そのまま上型103を降下させ
て行くと、スリーブ4が破損したり、このスリーブ4と
の「かじり」によって内周案内型102等が損傷を受け
てしまう。したがって、型閉じ動作は、スリーブ4の装
填過程を入念に確認しながら行う必要があり、作業能率
の低下を来していた。
ば、内周案内型102の熱膨張によって、スリーブ4が
この内周案内型102にうまく納まらず、例えば図5に
二点鎖線で示すように斜めに嵌め込まれてしまったりす
ることがある。また、作業上での不注意によっても同様
のことが起こり得る。そしてこのような状態は、殆どの
場合、その後の型閉じにおいて、降下する上型103に
よってスリーブ4が押し込まれる過程で補正されるが、
スリーブ4の傾斜の度合い等によっては補正されないこ
ともあり、この場合は、そのまま上型103を降下させ
て行くと、スリーブ4が破損したり、このスリーブ4と
の「かじり」によって内周案内型102等が損傷を受け
てしまう。したがって、型閉じ動作は、スリーブ4の装
填過程を入念に確認しながら行う必要があり、作業能率
の低下を来していた。
【0006】本発明は、上記のような事情のもとになさ
れたもので、その技術的課題とするところは、加硫成形
型へのスリーブの装填過程での装填不良によるスリーブ
や金型等の破損を防止し、作業性の向上を図ることにあ
る。
れたもので、その技術的課題とするところは、加硫成形
型へのスリーブの装填過程での装填不良によるスリーブ
や金型等の破損を防止し、作業性の向上を図ることにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した技術的課題は、
本発明によって有効に解決することができる。すなわち
本発明に係るトーショナルダンパ製造用加硫成形型は、
トーショナルダンパの環状質量体の外周部が嵌め込まれ
る外周案内型と、前記外周案内型と同心的に配置され円
周方向3個以上の分割型に分割され前記各分割型同士が
互いに密接した縮径状態では外径が前記環状質量体の内
周側に配置されるスリーブより小径である内周案内型
と、前記内周案内型の軸心部に挿入されることによって
前記分割型を外径側へ分離移動させて前記スリーブの内
周面に当接させる芯棒とからなるものである。
本発明によって有効に解決することができる。すなわち
本発明に係るトーショナルダンパ製造用加硫成形型は、
トーショナルダンパの環状質量体の外周部が嵌め込まれ
る外周案内型と、前記外周案内型と同心的に配置され円
周方向3個以上の分割型に分割され前記各分割型同士が
互いに密接した縮径状態では外径が前記環状質量体の内
周側に配置されるスリーブより小径である内周案内型
と、前記内周案内型の軸心部に挿入されることによって
前記分割型を外径側へ分離移動させて前記スリーブの内
周面に当接させる芯棒とからなるものである。
【0008】本発明の加硫成形型によれば、外周案内型
にトーショナルダンパの環状質量体を嵌め込むと共に、
各分割型同士が互いに密接した状態にある内周案内型の
外周にトーショナルダンパのスリーブを遊嵌する。そし
て前記内周案内型の軸心部に芯棒を挿入することによっ
て、この内周案内型の各分割型が互いに分離して外径側
へ移動し、前記スリーブの内周面に当接するので、この
スリーブを前記環状質量体の内周側に同心的に固定する
ことができる。
にトーショナルダンパの環状質量体を嵌め込むと共に、
各分割型同士が互いに密接した状態にある内周案内型の
外周にトーショナルダンパのスリーブを遊嵌する。そし
て前記内周案内型の軸心部に芯棒を挿入することによっ
て、この内周案内型の各分割型が互いに分離して外径側
へ移動し、前記スリーブの内周面に当接するので、この
スリーブを前記環状質量体の内周側に同心的に固定する
ことができる。
【0009】また、本発明において一層好ましくは、内
周案内型は、その各分割型が互いに密接する縮径方向に
付勢された構成とする。このようにすれば、スリーブと
環状質量体との間の環状空間にエラストマ成形用材料を
充填してエラストマの加硫成形・加硫接着を行った後、
内周案内型の軸心部から芯棒を抜き出すと、前記内周案
内型は、その各分割型が縮径方向へ移動して互いに密接
し、スリーブに対する固定を解除するので、スリーブと
環状質量体とその間に介在するエラストマからなる加硫
成形体を、金型から容易に取り出すことができる。
周案内型は、その各分割型が互いに密接する縮径方向に
付勢された構成とする。このようにすれば、スリーブと
環状質量体との間の環状空間にエラストマ成形用材料を
充填してエラストマの加硫成形・加硫接着を行った後、
内周案内型の軸心部から芯棒を抜き出すと、前記内周案
内型は、その各分割型が縮径方向へ移動して互いに密接
し、スリーブに対する固定を解除するので、スリーブと
環状質量体とその間に介在するエラストマからなる加硫
成形体を、金型から容易に取り出すことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1及び図2は、本発明に係るト
ーショナルダンパ製造用加硫成形型の第一の実施形態を
示すもので、先に述べた図4に示すようなブッシュ型ト
ーショナルダンパの製造において、環状質量体2とスリ
ーブ4との間にエラストマ3を加硫成形・加硫接着する
ために用いられる。すなわちこの加硫成形型10は、前
記環状質量体2の外周部を嵌め込み装填するための環状
段差部11aが形成された外周案内型11と、前記環状
段差部11aの内周側に同心的に配置され90°ずつ円
周方向4分割された分割型121〜124からなる内周
案内型12と、この内周案内型12を径方向移動自在に
支持する支持盤13と、この支持盤13の軸心部に形成
された内周孔内に昇降移動自在に配置されて前記分割型
121〜124を径方向へ移動させる芯棒14とを備え
ている。
ーショナルダンパ製造用加硫成形型の第一の実施形態を
示すもので、先に述べた図4に示すようなブッシュ型ト
ーショナルダンパの製造において、環状質量体2とスリ
ーブ4との間にエラストマ3を加硫成形・加硫接着する
ために用いられる。すなわちこの加硫成形型10は、前
記環状質量体2の外周部を嵌め込み装填するための環状
段差部11aが形成された外周案内型11と、前記環状
段差部11aの内周側に同心的に配置され90°ずつ円
周方向4分割された分割型121〜124からなる内周
案内型12と、この内周案内型12を径方向移動自在に
支持する支持盤13と、この支持盤13の軸心部に形成
された内周孔内に昇降移動自在に配置されて前記分割型
121〜124を径方向へ移動させる芯棒14とを備え
ている。
【0011】内周案内型12の外径は、その各分割型1
21〜124同士が互いに密接した縮径状態では、図1
に示すように、装填対象のスリーブ4よりも適宜小径と
なっている。内周案内型12の上面部には、円周方向に
連続した環状溝12aがその各分割型121〜124に
跨がって形成されており、この環状溝12aには、前記
各分割型121〜124を互いに密接させる縮径方向に
付勢する環状の弾性体15が装着されている。この弾性
体15としては、例えば耐熱性のあるゴム材あるいは環
状に連結したコイルスプリング等が用いられる。
21〜124同士が互いに密接した縮径状態では、図1
に示すように、装填対象のスリーブ4よりも適宜小径と
なっている。内周案内型12の上面部には、円周方向に
連続した環状溝12aがその各分割型121〜124に
跨がって形成されており、この環状溝12aには、前記
各分割型121〜124を互いに密接させる縮径方向に
付勢する環状の弾性体15が装着されている。この弾性
体15としては、例えば耐熱性のあるゴム材あるいは環
状に連結したコイルスプリング等が用いられる。
【0012】内周案内型12の軸心部には、下面側が開
放されると共に下方へ向けて漸次大径になる受入テーパ
面12cを有する挿入穴12bが、各分割型121〜1
24に跨がって形成されている一方、内周案内型12の
下方に同心的に配置された芯棒14は、その上端部に上
方へ向けて小径になる挿入テーパ面14aが形成されて
いる。また、この挿入テーパ面14aの最大径部である
下端部の外径は、受入テーパ面12cの最小径部である
上端部の内径よりも大径であり、両者の径寸法差Δφ1
は、各分割型121〜124同士が互いに密接した状態
での内周案内型12の外径とその外周に遊嵌されるスリ
ーブ4の内径との径寸法差Δφ2 よりも大きく設定され
ている。
放されると共に下方へ向けて漸次大径になる受入テーパ
面12cを有する挿入穴12bが、各分割型121〜1
24に跨がって形成されている一方、内周案内型12の
下方に同心的に配置された芯棒14は、その上端部に上
方へ向けて小径になる挿入テーパ面14aが形成されて
いる。また、この挿入テーパ面14aの最大径部である
下端部の外径は、受入テーパ面12cの最小径部である
上端部の内径よりも大径であり、両者の径寸法差Δφ1
は、各分割型121〜124同士が互いに密接した状態
での内周案内型12の外径とその外周に遊嵌されるスリ
ーブ4の内径との径寸法差Δφ2 よりも大きく設定され
ている。
【0013】上述の構成を備える加硫成形型10を用い
て、環状質量体2とスリーブ4との間にエラストマを加
硫成形・加硫接着するには、まず図1に示すように、外
周案内型11の環状段差部11aに環状質量体2を挿入
して嵌め込むと共に、弾性体15の付勢力によって各分
割型121〜124が互いに密接した状態にある内周案
内型12の外周にスリーブ4を遊嵌する。このとき、内
周案内型12の外径はスリーブ4の内径よりもΔφ2 だ
け小径であるため、「かじり」等を生じることなく容易
にスリーブ4を装填することができる。
て、環状質量体2とスリーブ4との間にエラストマを加
硫成形・加硫接着するには、まず図1に示すように、外
周案内型11の環状段差部11aに環状質量体2を挿入
して嵌め込むと共に、弾性体15の付勢力によって各分
割型121〜124が互いに密接した状態にある内周案
内型12の外周にスリーブ4を遊嵌する。このとき、内
周案内型12の外径はスリーブ4の内径よりもΔφ2 だ
け小径であるため、「かじり」等を生じることなく容易
にスリーブ4を装填することができる。
【0014】次に、内周案内型12の挿入穴12bに向
けて芯棒14を上昇移動させて行くと、その過程で芯棒
14の挿入テーパ面14aが前記挿入穴12bの下部の
受入テーパ面12cに当接する。そしてその後も更に芯
棒14の上昇移動を継続させると、受入テーパ面12c
内に挿入テーパ面14aの大径端部側が挿入されて行く
ことによって、内周案内型12における互いに密接状態
にあった分割型121〜124は、図2に示すように分
離されると共に弾性体15の締め付け力に抗して外径側
へ均等に移動される。
けて芯棒14を上昇移動させて行くと、その過程で芯棒
14の挿入テーパ面14aが前記挿入穴12bの下部の
受入テーパ面12cに当接する。そしてその後も更に芯
棒14の上昇移動を継続させると、受入テーパ面12c
内に挿入テーパ面14aの大径端部側が挿入されて行く
ことによって、内周案内型12における互いに密接状態
にあった分割型121〜124は、図2に示すように分
離されると共に弾性体15の締め付け力に抗して外径側
へ均等に移動される。
【0015】先に述べたように、この挿入テーパ面14
aの下端部の外径と受入テーパ面12cの上端部の内径
との径寸法差Δφ1 は、各分割型121〜124同士が
互いに密接した状態での内周案内型12の外径とその外
周に遊嵌されるスリーブ4の内径との径寸法差Δφ2 よ
りも大きいため、芯棒14の挿入によって外径側へ移動
される各分割型121〜124の外周弧状面121a〜
124aはやがてスリーブ4の内周面に当接する。この
ため、スリーブ4は内周案内型12の外周面にしっかり
固定され、また、初期の遊嵌状態ではスリーブ4が偏心
していても、同心位置に補正される。
aの下端部の外径と受入テーパ面12cの上端部の内径
との径寸法差Δφ1 は、各分割型121〜124同士が
互いに密接した状態での内周案内型12の外径とその外
周に遊嵌されるスリーブ4の内径との径寸法差Δφ2 よ
りも大きいため、芯棒14の挿入によって外径側へ移動
される各分割型121〜124の外周弧状面121a〜
124aはやがてスリーブ4の内周面に当接する。この
ため、スリーブ4は内周案内型12の外周面にしっかり
固定され、また、初期の遊嵌状態ではスリーブ4が偏心
していても、同心位置に補正される。
【0016】図2に示すようにスリーブ4及び環状質量
体2を装填した後は、内周案内型12の上方に配置され
た上型(図示省略)を降下させて型閉じを行う。この時
点では、前記スリーブ4は内周案内型12の外周面に完
全に装填された状態にあることから、型閉じの過程でス
リーブ4を内周案内型12の外周に押し込む場合のよう
に、スリーブ4や型部品が損傷を受けるようなことがな
い。型閉じ後は、スリーブ4と環状質量体2の間の環状
空間Sにエラストマ成形用材料(図示省略)を充填して
エラストマの加硫成形・加硫接着を行う。
体2を装填した後は、内周案内型12の上方に配置され
た上型(図示省略)を降下させて型閉じを行う。この時
点では、前記スリーブ4は内周案内型12の外周面に完
全に装填された状態にあることから、型閉じの過程でス
リーブ4を内周案内型12の外周に押し込む場合のよう
に、スリーブ4や型部品が損傷を受けるようなことがな
い。型閉じ後は、スリーブ4と環状質量体2の間の環状
空間Sにエラストマ成形用材料(図示省略)を充填して
エラストマの加硫成形・加硫接着を行う。
【0017】スリーブ4と環状質量体2の間へのエラス
トマの加硫成形・加硫接着が終了した後は、上型を上昇
させ、芯棒14を降下させることによってその上端の挿
入テーパ面14aを内周案内型12の受入テーパ面12
cから抜き出す。これに伴って内周案内型12の各分割
型121〜124は、弾性体15の付勢力によって縮径
方向へ移動して互いに密接し、スリーブ4との間に図1
に示すΔφ1 に相当する隙間が形成されるので、スリー
ブ4と環状質量体2とその間に加硫接着された環状エラ
ストマからなる加硫成形体を、容易に取り出すことがで
きる。なお、この加硫成形体は、その後、スリーブ4の
内周にハブが圧入嵌着され、これによって図4に示すよ
うなトーショナルダンパが製造される。
トマの加硫成形・加硫接着が終了した後は、上型を上昇
させ、芯棒14を降下させることによってその上端の挿
入テーパ面14aを内周案内型12の受入テーパ面12
cから抜き出す。これに伴って内周案内型12の各分割
型121〜124は、弾性体15の付勢力によって縮径
方向へ移動して互いに密接し、スリーブ4との間に図1
に示すΔφ1 に相当する隙間が形成されるので、スリー
ブ4と環状質量体2とその間に加硫接着された環状エラ
ストマからなる加硫成形体を、容易に取り出すことがで
きる。なお、この加硫成形体は、その後、スリーブ4の
内周にハブが圧入嵌着され、これによって図4に示すよ
うなトーショナルダンパが製造される。
【0018】図3は、本発明に係るトーショナルダンパ
製造用加硫成形型の第二の実施形態を示すもので、上述
の第一の実施形態と異なるところは、内周案内型12の
各分割型121〜124を互いに密接する縮径方向に付
勢するための手段として、内周案内型12を支持する支
持盤13の支持面を内周側が低くなるテーパ状陥没面1
3aとし、これに支持される内周案内型12の下面を前
記テーパ状陥没面13aと対応するテーパ状凸面12d
としたことにある。すなわち、内周案内型12を構成す
る各分割型121〜124は、重力によって、支持盤1
3のテーパ状陥没面13a上をその低位側である内周側
へ向けて移動しようとするので、これによって縮径方向
に付勢されるものである。
製造用加硫成形型の第二の実施形態を示すもので、上述
の第一の実施形態と異なるところは、内周案内型12の
各分割型121〜124を互いに密接する縮径方向に付
勢するための手段として、内周案内型12を支持する支
持盤13の支持面を内周側が低くなるテーパ状陥没面1
3aとし、これに支持される内周案内型12の下面を前
記テーパ状陥没面13aと対応するテーパ状凸面12d
としたことにある。すなわち、内周案内型12を構成す
る各分割型121〜124は、重力によって、支持盤1
3のテーパ状陥没面13a上をその低位側である内周側
へ向けて移動しようとするので、これによって縮径方向
に付勢されるものである。
【0019】したがって、この第二の実施形態の加硫成
形型10を用いて、環状質量体2とスリーブ4との間に
エラストマを加硫成形・加硫接着するには、先の第一の
実施形態による場合と同様に、まず外周案内型11の環
状段差部11aに環状質量体2を挿入して装填すると共
に、各分割型121〜124が互いに密接した縮径状態
にある内周案内型12の外周にスリーブ4を遊嵌してか
ら、内周案内型12の挿入穴12bに向けて芯棒14を
上昇移動させて行く。そして、芯棒14の挿入テーパ面
14aが前記挿入穴12bの下部の受入テーパ面12c
に挿入されて行くことによって、内周案内型12の分割
型121〜124は、支持盤13のテーパ状陥没面13
a上をその高位側である外周側へ押し上げられるように
して互いに分離移動するので、外周の各弧状面121a
〜124aがやがてスリーブ4の内周面に当接し、この
スリーブ4をしっかり固定する。
形型10を用いて、環状質量体2とスリーブ4との間に
エラストマを加硫成形・加硫接着するには、先の第一の
実施形態による場合と同様に、まず外周案内型11の環
状段差部11aに環状質量体2を挿入して装填すると共
に、各分割型121〜124が互いに密接した縮径状態
にある内周案内型12の外周にスリーブ4を遊嵌してか
ら、内周案内型12の挿入穴12bに向けて芯棒14を
上昇移動させて行く。そして、芯棒14の挿入テーパ面
14aが前記挿入穴12bの下部の受入テーパ面12c
に挿入されて行くことによって、内周案内型12の分割
型121〜124は、支持盤13のテーパ状陥没面13
a上をその高位側である外周側へ押し上げられるように
して互いに分離移動するので、外周の各弧状面121a
〜124aがやがてスリーブ4の内周面に当接し、この
スリーブ4をしっかり固定する。
【0020】次に、内周案内型12の上方に配置された
上型(図示省略)を降下させて型閉じを行ってから、ス
リーブ4と環状質量体2の間の環状空間Sにエラストマ
成形用材料(図示省略)を充填して加硫成形・加硫接着
を行った後は、前記上型を上昇させると共に、芯棒14
を降下させることによってその上端の挿入テーパ面14
aを内周案内型12の受入テーパ面12cから抜き出す
と、これに伴って内周案内型12の各分割型121〜1
24は、スリーブ4の内周面から離れて支持盤13のテ
ーパ状陥没面13a上をその低位側である内周側へ向け
て滑り落ちるように移動し、互いに密接するので、スリ
ーブ4と環状質量体2とその間に加硫接着されたエラス
トマからなる加硫成形体を容易に取り出すことができ
る。
上型(図示省略)を降下させて型閉じを行ってから、ス
リーブ4と環状質量体2の間の環状空間Sにエラストマ
成形用材料(図示省略)を充填して加硫成形・加硫接着
を行った後は、前記上型を上昇させると共に、芯棒14
を降下させることによってその上端の挿入テーパ面14
aを内周案内型12の受入テーパ面12cから抜き出す
と、これに伴って内周案内型12の各分割型121〜1
24は、スリーブ4の内周面から離れて支持盤13のテ
ーパ状陥没面13a上をその低位側である内周側へ向け
て滑り落ちるように移動し、互いに密接するので、スリ
ーブ4と環状質量体2とその間に加硫接着されたエラス
トマからなる加硫成形体を容易に取り出すことができ
る。
【0021】なお本発明は、図示の実施形態によって限
定的に解釈されるべきではない。例えば内周案内型12
は、図示のような4分割形状に限らず、3分割以上の分
割形状であれば良い。
定的に解釈されるべきではない。例えば内周案内型12
は、図示のような4分割形状に限らず、3分割以上の分
割形状であれば良い。
【0022】
【発明の効果】本発明によると、次のような効果が実現
される。 (1) 内周案内型は、その各分割型同士を互いに密接させ
た縮径状態でトーショナルダンパのスリーブを遊嵌して
から、前記各分割型を外周側へ移動させることによって
前記スリーブを固定するものであるため、「かじり」等
を生じない。 (2) 上記スリーブの装填は型閉じ前に終了するため、型
閉じの過程でスリーブや型部品が損傷を受けてしまうこ
とがない。 (3) 型閉じ動作は、スリーブの装填過程を入念に確認し
ながら行う必要がないので、作業能率が向上する。 (4) 成形終了後の成形体の取り出しが容易である。
される。 (1) 内周案内型は、その各分割型同士を互いに密接させ
た縮径状態でトーショナルダンパのスリーブを遊嵌して
から、前記各分割型を外周側へ移動させることによって
前記スリーブを固定するものであるため、「かじり」等
を生じない。 (2) 上記スリーブの装填は型閉じ前に終了するため、型
閉じの過程でスリーブや型部品が損傷を受けてしまうこ
とがない。 (3) 型閉じ動作は、スリーブの装填過程を入念に確認し
ながら行う必要がないので、作業能率が向上する。 (4) 成形終了後の成形体の取り出しが容易である。
【図1】本発明に係るトーショナルダンパ製造用加硫成
形型の第一の実施形態において内周案内型の縮径状態
を、環状質量体及びスリーブと共に示すもので、(A)
は要部半裁断面図、(B)は要部平面図である。
形型の第一の実施形態において内周案内型の縮径状態
を、環状質量体及びスリーブと共に示すもので、(A)
は要部半裁断面図、(B)は要部平面図である。
【図2】上記実施形態において内周案内型によるスリー
ブの状態を、環状質量体及び前記スリーブと共に示すも
ので、(A)は要部半裁断面図、(B)は要部平面図で
ある。
ブの状態を、環状質量体及び前記スリーブと共に示すも
ので、(A)は要部半裁断面図、(B)は要部平面図で
ある。
【図3】本発明に係るトーショナルダンパ製造用加硫成
形型の第二の実施形態において内周案内型の縮径状態を
環状質量体及びスリーブと共に示す要部半裁断面図であ
る。
形型の第二の実施形態において内周案内型の縮径状態を
環状質量体及びスリーブと共に示す要部半裁断面図であ
る。
【図4】トーショナルダンパの一例を示す半裁断面図で
ある。
ある。
【図5】従来技術に係るトーショナルダンパ製造用加硫
成形型をトーショナルダンパの環状質量体及びスリーブ
と共に示す部分的な半裁断面図である。
成形型をトーショナルダンパの環状質量体及びスリーブ
と共に示す部分的な半裁断面図である。
2 環状質量体 4 スリーブ 10 加硫成形型 11 外周案内型 11a 環状段差部 12 内周案内型 12a 環状溝 12b 挿入穴 12c 受入テーパ面 12d テーパ状凸面 121〜124 分割型 121a〜124a 弧状面 13 支持盤 13a テーパ状陥没面 14 芯棒 14a 挿入テーパ面 15 弾性体
Claims (2)
- 【請求項1】 トーショナルダンパの環状質量体(2)
の外周部が嵌め込まれる外周案内型(11)と、 前記外周案内型(11)と同心的に配置され円周方向3
個以上の分割型(121〜124)に分割され前記各分
割型(121〜124)同士が互いに密接した縮径状態
では外径が前記環状質量体の内周側に配置されるスリー
ブ(4)より小径である内周案内型(12)と、 前記内周案内型(12)の軸心部に挿入されることによ
って前記分割型(121〜124)を外径側へ分離移動
させて前記スリーブ(4)の内周面に当接させる芯棒
(14)と、からなることを特徴とするトーショナルダ
ンパ製造用加硫成形金型。 - 【請求項2】 請求項1の記載において、 内周案内型(12)は、その各分割型(121〜12
4)が互いに密接する縮径方向に付勢されていることを
特徴とするトーショナルダンパ製造用加硫成形型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12922396A JPH09290425A (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | トーショナルダンパ製造用加硫成形型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12922396A JPH09290425A (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | トーショナルダンパ製造用加硫成形型 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09290425A true JPH09290425A (ja) | 1997-11-11 |
Family
ID=15004199
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12922396A Withdrawn JPH09290425A (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | トーショナルダンパ製造用加硫成形型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09290425A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003019715A (ja) * | 2001-07-06 | 2003-01-21 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | タイヤ加硫装置 |
-
1996
- 1996-04-26 JP JP12922396A patent/JPH09290425A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003019715A (ja) * | 2001-07-06 | 2003-01-21 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | タイヤ加硫装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030701 |