JPH09290514A - インクジェットプリンタ用インクカートリッジ - Google Patents

インクジェットプリンタ用インクカートリッジ

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JPH09290514A
JPH09290514A JP12784096A JP12784096A JPH09290514A JP H09290514 A JPH09290514 A JP H09290514A JP 12784096 A JP12784096 A JP 12784096A JP 12784096 A JP12784096 A JP 12784096A JP H09290514 A JPH09290514 A JP H09290514A
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ink
valve seat
supply port
membrane valve
ink supply
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Yuji Iida
祐次 飯田
Hisashi Miyazawa
久 宮澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インク供給口に接続する領域での気泡の停滞
を防止し、かつインク室のインクを安定な圧力で、残存
を生じさせないで確実に記録ヘッドに供給すること。 【解決手段】 上部にインク室3を備え、また底面にイ
ンク供給口2を備えた容器1と、インク室3とインク供
給口2との間を分割するように配置され、中心部に通孔
4aを備えた弾性薄膜からなる膜弁座4と、膜弁座4が
インク室3とインク供給口2との圧力差に応動するよう
に設けた弁体10とを備え、膜弁座10をその周縁の
内、インク供給口2から延びる連通路5の上端5a近傍
の領域が最高位となるように傾斜させて設ける。膜弁座
4が広い面積で差圧を受けて僅かなインクの消費に対応
してインク室3からインク供給口2への流路を開いて記
録ヘッドに過度な負圧を作用させることなくインクを記
録ヘッドに供給し、またインク供給口2の圧力上昇分を
膜弁座4の変形によりインク室3で吸収する。さらに膜
弁座4のインク供給口側領域Bの気泡Eが連通路5の上
端5a近傍に集まり、記録ヘッドからのインクの吸引操
作によるインクの流れで排除される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術の分野】本発明は、インクジェット
式記録ヘッドを搭載するキャリッジに装着するのに適し
たインクカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタは、共通のイン
ク室とノズル開口とに連通する圧力発生室に圧力を印加
してノズル開口からインク滴を吐出させるインクジェッ
ト式記録ヘッドと、記録ヘッドにインクを供給するイン
クカートリッジとをキャリッジに搭載し、キャリッジを
往復動させながら印刷データに一致させてインク滴を記
録用紙に吐出させるように構成されている。
【0003】このような記録ヘッドは、通常そのノズル
開口がインクカートリッジのインク液面よりも低くなる
ように配置されているため、ノズル開口には水頭圧が作
用し、ノズル開口からインクの漏れ出しが生じるという
問題がある。この問題を解消するため、通常インクカー
トリッジ内に多孔質体を収容し、多孔質体による毛細管
力によりインクカートリッジのインクの圧力が記録ヘッ
ドよりも若干低くなるように構成されている。
【0004】しかしながら、インクの消費が進んで多孔
質体に吸収されているインクの量が少なくなると、多孔
質体の毛細管力に起因して記録ヘッドへのインクの供給
に滞りが生じて、カートリッジ内のインクを完全に消費
できないという問題や、多孔質体の実質体積分だけ、カ
ートリッジに収容できるインクが少なくなってインクカ
ートリッジが大型化する等の問題がある。
【0005】このような問題を解決するため、例えば特
開昭62-231759号公報に見られるようにインクタンクの
下部に通孔を備えた壁によりインク溜めと空洞とに分離
し、この通孔にアンブレラチェックバルブを設けて、記
録ヘッドのインク圧が低下した時点で、バルブを開弁さ
せてインク溜めのインクを空洞に排出させて記録ヘッド
に供給するように構成したインクジェット記録ヘッド用
のインクカートリッジが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】これによれば、多孔質
体が不要となるため、インクの収容量を増加させること
が可能となるが、一般的にアンブレラチェックバルブ
は、記録ヘッドへのインクの供給を精密に調整するには
そのオフセット量が大き過ぎ、インク供給量や記録ヘッ
ドとの差圧に大きな変動を来して印字品質の低下を招く
という大きな問題がある。
【0007】また、アンブレラチェックバルブが閉弁し
ている状態では、記録ヘッドとの接続口とインク溜部と
を接続する流路が完全に閉鎖されるため、環境温度の変
化で空洞のインクが2乃至5%体積膨張した場合には、
空洞のインクが逃げ場を失って記録ヘッドとの接続口の
シールを破損して外部に漏れ出したり、また記録ヘッド
に装着されている場合にはこの圧力がそのまま記録ヘッ
ドに作用し記録ヘッドのノズル開口から漏洩するという
問題の他に、インク滴吐出能力を回復させるためにキャ
ッピング手段を介して記録ヘッドに負圧を作用させて記
録ヘッドからインクを強制的に排出させる操作を行なっ
た場合にもアンブレラチェックバルブ近傍に停滞してい
る気泡の排除が困難であるという問題がある。
【0008】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであって、その目的とするところは、記録ヘッドと
の間の微小な差圧に確実に応動して記録ヘッドとの間で
印字に適した負圧を維持しつつ、記録ヘッドに確実にイ
ンクを供給でき、さらには温度変化による漏洩の防止
と、インク供給口側に停滞した気泡を確実に外部に排除
することができるインクカートリッジを提供することで
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような問題を解消す
るために本発明においては、上部にインク室を備え、ま
た底面にインク供給口を備えた容器と、前記インク室と
前記インク供給口との間を分割するように配置され、中
心部に通孔を備えた弾性薄膜からなる膜弁座と、前記イ
ンク室と前記インク供給口との圧力差に応動して前記膜
弁座に当接するように設けた弁体とを備え、前記膜弁座
が、その周縁の内、前記インク供給口から延びる連通路
の近傍の領域が最高位となるように傾斜させて設けるよ
うにした。
【0010】
【作用】膜弁座が広い面積で差圧を受けて僅かなインク
の消費に対応してインク室からインク供給口への流路を
開いて記録ヘッドに過度な負圧を作用させることなく記
録ヘッドにインクを供給し、また温度上昇などによりイ
ンク供給口の圧力が上昇した場合には膜弁座が応動して
圧力上昇分をインク室に逃がして記録ヘッドからのイン
クの漏洩を防止する。さらに気泡をインク供給口から延
びる連通路に集めて記録ヘッドからのインク吸引操作時
にインク流に乗せて外部に排出させる。
【0011】
【発明の実施の形態】そこで、以下に本発明の詳細を図
示した実施例に基づいて説明する。図1は、本発明の一
実施例を示すものであって、図中符号1は、インクカー
トリッジ本体を構成する容器で、底面1aには記録ヘッ
ドのインク供給針が挿入されるインク供給口2が形成さ
れ、インク室3とインク供給口2の間が後述する膜弁座
4と弁体6とにより分離されている。
【0012】4は前述の膜弁座で、インク供給口2側の
領域が最高位となるようにインクの水平面に対して傾斜
させて設けられていて、この最高位の領域の近傍にイン
ク供給口2から延びる連通路5の上端5aが接続されて
いる。
【0013】この膜弁座4は、インクに対して耐久性を
有するゴムや高分子エラストマー等の弾性膜からなり、
弁体6が当接する領域には、インクを通過させる通孔4
aを穿設して構成され、弁体支持体7と容器底面1aと
の間に挟み込んで容器1に取り付けられている。
【0014】6は、弁体で、インクよりも大きな比重を
備えた材料で構成され、その下端6aが常時は膜弁座4
の通孔4aをに弾接するように膜弁座4の傾斜に合わせ
て弁体支持体7のガイド孔7aに上下に移動可能に取付
けられている。この弁体支持体7にはインク室3のイン
クを膜弁座4の上部領域Aに導くインク流路7bが穿設
されている。なお、図中符号8は、大気連通路8aを備
え、容器1の上部開口を封止する蓋部材を示す。
【0015】この実施例において、インク供給口2を、
キャリッジの搭載されている記録ヘッドのインク供給針
に挿通すると、記録ヘッドが連通路5を介して膜弁座4
の下部領域Bに連通する。
【0016】この状態で、印刷が実行されて記録ヘッド
からインク滴が吐出すると、膜弁座4の下部領域Bのイ
ンクがインク供給口2から記録ヘッドに流れ込み、膜弁
座4の下部領域Bの圧力が徐々に低下する。この圧力低
下に対応して膜弁座4は、その弾性により下側を凸とす
る半球状に膨張し、通孔4aの位置が降下する。この時
点では弁体8が自重、及び圧力差による吸引力により膜
弁座4に追従するため、インク供給口2の圧力を過度に
低下させることなく、膜弁座4はその膨張により下部領
域Bのインクを記録ヘッドに供給する。これにより、記
録ヘッドへのインクの圧力が印刷に適した一定の負圧状
態に維持される。
【0017】さらに記録ヘッドでのインクの消費が進ん
で膜弁座4が膨張して通孔4aの位置が一段と降下する
と、弁体8が弁体支持部材7により一定位置以下に降下
するのを阻止されるから、膜弁座4の通孔4aが弁体6
の下端6aから極わずか離れる(図2)。これにより、
膜弁座4の上部領域Aのインクが通孔4aを通って膜弁
座4の下部領域Bに移動して、インク供給口2にインク
を補給する。
【0018】インクの流入により膜弁座4の下部領域B
の圧力が若干上昇すると、膜弁座4が自身の弾性により
弁体6側に移動して弁体6に弾接するから、通孔4aが
弁体6の下端6aで塞がれる。これによりインク室3か
らのインクの流れ込みが停止する。この結果、インク室
3のインクの量に関りなく、インク供給口2の圧力がほ
ぼ一定に維持されることになる。
【0019】以下、インク供給口2の圧力が若干低下す
る度に膜弁座4が弁体6の移動可能な下限位置よりも下
方まで膨張して弁体6の下端6aとの間に間隙を形成
し、この間隙からインク室3のインクを流れ込ませる。
【0020】このように弾性膜で形成された膜弁座4が
インクの消費に合わせて弁体6に接離するため、膜弁座
4の弾性を適切な大きさに設定すると、インク供給開始
時点の圧力とインク供給停止時点の圧力差、つまりオフ
セットを極めて小さくすることができるばかりでなく、
インク室3のインクを全て記録ヘッドに供給することが
可能となる。
【0021】一方、印刷が中断している状態で、環境温
度が上昇した場合には膜弁座4の下部領域Bの圧力が上
昇するが、膜弁座4がこの圧力に応動して上方に収縮
し、記録ヘッドに連通している下部領域Bの圧力をイン
ク室3に逃がすから、記録ヘッドには温度変化に伴う圧
力上昇が緩和され記録ヘッドからのインクの漏洩が防止
される。
【0022】ところで、インク室3から膜弁座4の下部
領域Bに流入したインクは、その負圧の作用を受けて溶
存気体を気泡Eとして放出する。この気泡Eはその浮力
により、膜弁座4が形成する球面に沿って移動して最上
位の領域、つまり連通孔5の上端5aの近傍に集まる。
【0023】この状態で記録ヘッドのインク吐出能力を
回復させるべく記録ヘッドを吸引してインクを強制的に
吐出させると、連通孔5の上端5a近傍が他の箇所より
も絞られていてインクの速い流れが生じるから、ここに
集まっている気泡はインクの流れに乗って通孔5に吸い
込まれ、記録ヘッドのノズル開口からインクとともに外
部に排出される。
【0024】図3は、本発明の他の実施例を示すもので
あって、この実施例においては、容器1の弁機構が存在
しない領域に凹部1bを形成するとともに、弁体支持体
7には膜弁座4で区画された上部領域Aに連通させて開
口7cを設け、この開口7cと凹部1bの底面1cとを
流路1dにより接続したものである。
【0025】この実施例において、膜弁座4の下部領域
Bのインクが消費されて膜弁座4が下方に膨張すると、
サイホン現象により容器1の底部1cのインクが吸い上
げられ、膜弁座4の通孔4aを経由してインク供給口2
に流れ込む。この実施例によれば容器1のインク貯蔵容
積を拡大することができる。
【0026】なお、上述の実施例においては弁体10を
自重におり膜弁座4に当接させるようにしているが、弁
体がインクの比重よりも小さい材料で構成されているよ
うな場合には、後述する実施例と同様に、バネ等の弾性
付与手段により弾接させるようにしても同様の作用を奏
することは明らかである。
【0027】図4、図5は、本発明の他の実施例を示す
ものであって、図中符号10は、弁体で、弁体支持体1
1に形成された弁体収容室11a(図5)に常時バネ1
2により下方に弾圧された状態で挿入されている。弁体
10は、その側面に弁体収容室11aの内面にガイドさ
れる鍔10aと、降下限界を規制する凸部10bとが形
成され、弁体収容室11aに鍔10aにピストン効果を
発揮させることができる程度の空間を残すように構成さ
れてる。鍔10aには、インク室3と弁体収容室11a
との間、つまり鍔10aの上下の間で弁体10の移動時
に流体抵抗を生じさせることができる程度の通孔10d
が設けられている。
【0028】一方、弁体支持体11は、上述の弁体収容
室11aの他に、膜弁座4の上部領域Aとインク室3と
を接続する通孔11bを有し、連通路5の上端5a側が
最上位となるように膜弁座4を容器1の底部に固定して
いる。
【0029】この実施例において、インク供給口2の圧
力が低下すると、膜弁座4は、インク室3との差圧によ
り下側を凸とするように半球状に膨張し、その通孔4a
の位置を降下させる。
【0030】一方、弁体10はバネ12の付勢力により
下方に移動しようとするが、鍔10が弁収容室11aの
インクを通孔10dからインク室3に排除する必要があ
るため、若干の時間遅れを生じて降下することになり、
弁体10の先端10aと膜弁座4の通孔4aとの間に間
隙が生じてインク室3のインクが膜弁座4の下部領域B
に流れ込む。
【0031】所定時間が経過すると、弁体10が降下し
てその先端10eで膜弁座4の通孔4aを封止して、イ
ンク供給口2の圧力が過度に上昇するのを防止しつつ、
膜弁座4の下方への膨張により領域Bのインクをインク
供給口2に送りこむ。
【0032】これにより、インク供給口2の微小な圧力
の低下に即応してインクの供給が可能なるばかりでな
く、過剰供給を確実に防止してインク室3のインクをイ
ンク供給口2に補給することができる。
【0033】また、キャリッジの移動により弁体10に
加速度が加わった場合には、この鍔10、その通孔10
d、及び弁体収容室11aが流体ダンパとして機能する
ため、弁体10の揺動が防止される。
【0034】記録ヘッドでのインクの消費がさらに進ん
で膜弁座4が一段と降下すると、弁体10がその凸部1
0bにより一定位置以下への降下を阻止されるから、弁
体10と膜弁座4との間に間隙が生じる。インク室3の
インクは、膜弁座4の通孔4aを経由して膜弁座4の下
部領域Bに不足分を補充する。
【0035】インクの流入により膜弁座4の下部領域B
の圧力が若干上昇すると、膜弁座4が自身の弾性により
上方に収縮して弁体10に弾接してこれを押し上げて通
孔4aが弁体10の下端10eで閉塞される。これによ
り膜弁座4の下部領域Bへのインクの流れ込みが停止
し、記録ヘッドとの間に一定の負圧が維持される。
【0036】ところで、インク室3から膜弁座4の下部
領域Bに流入したインクは、その負圧の作用を受けて溶
存気体を気泡Eとして放出する。この気泡Eはその浮力
により、膜弁座4が形成する球面に沿って移動して最上
位の領域、つまり連通孔5の上端5aの近傍に集まる。
【0037】この状態で記録ヘッドのインク吐出能力を
回復させるべく記録ヘッドを吸引してインクを強制的に
吐出させると、連通孔5の上端5a近傍が他の箇所より
も絞られていてインクの速い流れが生じるから、ここに
集まっている気泡はインクの流れに乗って通孔5に吸い
込まれ、記録ヘッドのノズル開口からインクとともに外
部に排出される。
【0038】なお、上述の実施例においてはバネ12に
より弁体10を膜弁座4に弾接させているが、弁体10
をインクよりも比重の大きな材料により構成した場合に
は、弁体10の抜け防止手段を講じればバネ12を不要
とすることができる。
【0039】図6は、本発明の他の実施例を示すもので
あって、図中符号20は、容器本体で、インク供給口2
1を備えた蓋部材22により封止してインク容器として
構成されている。この蓋部材22にはインク供給口21
とインク室23とを分離する後述する膜弁座24が設け
られている。
【0040】この膜弁座24は、インクに対して耐久性
を有するゴムや高分子エラストマー等の弾性膜からな
り、後述する弁体25が当接する領域には、インクを通
過させる通孔24aを穿設して構成され、弁体支持体2
6と蓋部材22との間に挟み込んで固定されている。
【0041】25は弁体で、弁体支持体26のガイド孔
26aに移動可能に取付けられて、バネ27により上方
に常時付勢されている。この弁体支持体26には通孔2
6bが穿設されていて、ここに下端がインク容器の底部
20aに到達するインク吸収紐28の上端が挿入されて
いる。
【0042】この実施例において、インク室23のイン
クはインク吸収紐28の毛細管力により膜弁座24の弾
性力と平衡するまで膜弁座24の下部領域Dに吸い上げ
られる。
【0043】この状態で、インク供給口2を上方とする
ようにして記録ヘッドに装着し、記録ヘッドでインクが
消費されると、膜弁座24の上部領域Cのインクがイン
ク供給口21から記録ヘッドに流れ込み、膜弁座24の
上部領域Cの圧力が徐々に低下する。この圧力低下に対
応して膜弁座24は、その弾性により上方を凸とするよ
うに半球状に膨張し、通孔24aの位置を上昇させる。
【0044】この時点では弁体28がバネ27の付勢力
により膜弁座24に追従するため、インク供給口21の
圧力を過度に低下させることなく、膜弁座24の膨張に
より上部領域Cを圧縮してここのインクを記録ヘッドに
供給する。これにより、記録ヘッドへのインクの圧力が
印刷に適した一定の負圧状態に維持される。
【0045】さらに記録ヘッドでのインクの消費が進ん
で膜弁座24が一段と膨張すると、弁体25が弁体支持
部材26により一定位置以上への上昇を阻止されるか
ら、膜弁座24が弁体25の先端25aから僅かに離れ
る。これにより、インク室23のインクがインク吸収紐
28の毛細管力により膜弁座24の下部領域Dに吸い上
げられ、通孔24aを経由して膜弁座24の上部領域C
に流れ込みインク供給口21側にインクを補給する。
【0046】インクの流入により膜弁座24の上部領域
Cの圧力が若干上昇すると、膜弁座24が自身の弾性に
より弁体25側に移動して弁体25の先端25aに弾接
して通孔24aが塞がれる。これによりインク吸収紐2
8によるインクの吸い上げが停止する。この結果、イン
ク室23のインクの量に関りなく、インク供給口21の
圧力がほぼ一定に維持されることになる。
【0047】なお、この実施例においては、インクの気
泡は膜弁座24の頂部に集まるから、記録ヘッドに負圧
を作用させてインクを強制的に吐出させると、膜弁座2
4の通孔4aを通過して、インクとともに記録ヘッドを
経由して外部に簡単に排出される。
【0048】
【発明の効果】以上、説明したように本発明において
は、上部にインク室を備え、また底面にインク供給口を
備えた容器と、インク室とインク供給口との間を分割す
るように、中心部に通孔を備えた弾性薄膜からなる膜弁
座と、膜弁座がインク室とインク供給口との圧力差に応
動するように設けた弁体とを備えたので、膜弁座が広い
面積で差圧を受けて僅かなインクの消費に対応してイン
ク室から流出するため、記録ヘッドに過度な負圧を作用
させることなく記録ヘッドにインクを供給できて、イン
ク室のインクを無駄なく記録ヘッドに排出させることが
できるばかりでなく、印刷が中断されている状態で温度
が大きく上昇した場合には、膜弁座がインク室側に変位
して記録ヘッドと連通しているインク供給口の圧力上昇
分をインク室に逃がすことができて、未使用時における
インクの漏洩を防止できる。
【0049】また、膜弁座の弾性により弁体との密着性
を高めることができるため、キャリッジの移動に起因す
るインク室のインクの揺動に関わりなく、確実に弁機能
を発現させることができて、キャリッジの移動に関わり
なく記録ヘッドとの差圧を一定に維持することができ
て、印字品質の向上を図ることができる。
【0050】さらには、膜弁座が、その周縁の内、イン
ク供給口から延びる連通路の近傍の領域が最高位となる
ように傾斜しているので、インク供給口に連通する領域
の気泡を積極的に連通路に集めて、記録ヘッドからのイ
ンクの吸引により簡単に外部に排出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】インク室からインク供給口にインクが流れ込ん
でいる状態での膜弁座近傍を拡大して示す断面図であ
る。
【図3】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図5】膜弁座近傍を拡大して示す断面図である。
【図6】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 容器 2 インク供給口 3 インク室 4 膜弁座 4a 通孔 5 連通路 6 弁体 7 弁体支持体

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部にインク室を備え、また底面にイン
    ク供給口を備えた容器と、前記インク室と前記インク供
    給口との間を分割するように配置され、中心部に通孔を
    備えた弾性薄膜からなる膜弁座と、前記インク室と前記
    インク供給口との圧力差に応動して前記膜弁座に当接す
    るように設けた弁体とを備え、前記膜弁座が、その周縁
    の内、前記インク供給口から延びる連通路の近傍の領域
    が最高位となるように傾斜させて設けられているインク
    ジェットプリンタ用インクカートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記インク供給口の圧力が前記インク室
    の圧力よりも所定値以上低下した場合に、前記膜弁座が
    下方を凸とするように半球状に膨張する請求項1に記載
    のインクジェットプリンタ用インクカートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記弁体が、弾性付与手段により一定の
    下限位置まで常時膜弁座に弾圧されている請求項1に記
    載のインクジェットプリンタ用インクカートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記弁体が支持体を介して前記容器の底
    面に取付けられ、最下位となる領域に前記インク室と前
    記膜弁座とを連通させる通孔が穿設されている請求項1
    に記載のインクジェットプリンタ用インクカートリッ
    ジ。
  5. 【請求項5】 前記弁体が支持体を介して前記容器の底
    面よりも上部に取付けられ、前記容器の底面から延びる
    連通路を介して前記膜弁座の上部領域が前記インク室に
    連通している請求項1に記載のインクジェットプリンタ
    用インクカートリッジ。
  6. 【請求項6】 上部にインク室を備え、また底面にイン
    ク供給口を備えた容器と、前記インク室と前記インク供
    給口との間を分割するように配置され、中心部に通孔を
    備えた弾性薄膜からなる膜弁座と、上下に貫通する通孔
    を有する鍔を備えて前記インク室と前記インク供給口と
    の圧力差に応動して前記膜弁座に当接する弁体と、前記
    鍔を収容して前記弁体の移動方向を規制するとともに、
    前記鍔にピストン効果を与える弁体収容室とを備え、前
    記膜弁座が、その周縁の内、前記インク供給口から延び
    る連通路の近傍の領域が最高位となるように傾斜させて
    設けられているインクジェットプリンタ用インクカート
    リッジ。
  7. 【請求項7】 前記インク供給口の圧力が前記インク室
    の圧力よりも所定値以上低下した場合に、前記膜弁座が
    下方を凸とするように半球状に膨張する請求項6に記載
    のインクジェットプリンタ用インクカートリッジ。
  8. 【請求項8】 前記弁体が、弾性付与手段により常時膜
    弁座に弾圧されている請求項6に記載のインクジェット
    プリンタ用インクカートリッジ。
  9. 【請求項9】 前記鍔の通孔がダンパ効果を生じる程度
    の流体抵抗を有する請求項6に記載のインクジェットプ
    リンタ用インクカートリッジ。
  10. 【請求項10】 上部にインク供給口を備え、下部にイ
    ンク室を備えた容器と、前記インク室と前記インク供給
    口との間を分割するように配置され、中心部に通孔を備
    えた弾性薄膜からなる膜弁座と、前記膜弁座が前記イン
    ク室と前記インク供給口との圧力差により当接するよう
    に設けた弁体とを備え、前記膜弁座により形成される下
    部領域と前記インク室との間にインク吸収材が設けられ
    ているインクジェットプリンタ用インクカートリッジ。
  11. 【請求項11】 前記弁体が支持体を介して前記容器の
    上部に取付けられ、弾性付与手段により前記インク供給
    口側に付勢されている請求項10に記載のインクジェッ
    トプリンタ用インクカートリッジ。
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