JPH09290736A - 車輪制御装置 - Google Patents
車輪制御装置Info
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- JPH09290736A JPH09290736A JP10902996A JP10902996A JPH09290736A JP H09290736 A JPH09290736 A JP H09290736A JP 10902996 A JP10902996 A JP 10902996A JP 10902996 A JP10902996 A JP 10902996A JP H09290736 A JPH09290736 A JP H09290736A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】路面凹凸を推定し、その結果に基づいて制御特
性を決定するアンチロック制御装置において、路面凹凸
の推定を制御特性との関係においてきめ細かく行う。 【解決手段】アンチロック制御装置において、減圧モー
ドが複数回、周期的に選択される際のその周期が短い場
合に、路面凹凸の程度が高いと推定し、デューティ減圧
を行うことによって減圧勾配を緩やかにする。悪路上で
減圧モードの振動周期が短くなり、減圧傾向が強くなっ
たときに、減圧勾配が緩やかにされるから、減圧傾向が
強くならずに済み、制動力が確保される。
性を決定するアンチロック制御装置において、路面凹凸
の推定を制御特性との関係においてきめ細かく行う。 【解決手段】アンチロック制御装置において、減圧モー
ドが複数回、周期的に選択される際のその周期が短い場
合に、路面凹凸の程度が高いと推定し、デューティ減圧
を行うことによって減圧勾配を緩やかにする。悪路上で
減圧モードの振動周期が短くなり、減圧傾向が強くなっ
たときに、減圧勾配が緩やかにされるから、減圧傾向が
強くならずに済み、制動力が確保される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、路面凹凸を考慮し
て車輪の状態を制御する車輪制御装置に関するものであ
る。
て車輪の状態を制御する車輪制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】車両の制動性能,加速性能,旋回性能
等、各種性能を向上させるため、車輪の状態、すなわ
ち、車輪と路面との間に作用する制動力,駆動力,横力
等によって表現されるものを制御する車輪制御とでも称
すべき技術が既に知られている。また、車両が走行して
いる路面の凹凸の程度が変化すればそれに伴って車輪の
状態も変化し、ひいては、車輪の状態を制御するのに適
した制御特性も変化する。したがって、この車輪制御に
おいては、路面凹凸を考慮して車輪制御の特性を決定す
ることが大切である。
等、各種性能を向上させるため、車輪の状態、すなわ
ち、車輪と路面との間に作用する制動力,駆動力,横力
等によって表現されるものを制御する車輪制御とでも称
すべき技術が既に知られている。また、車両が走行して
いる路面の凹凸の程度が変化すればそれに伴って車輪の
状態も変化し、ひいては、車輪の状態を制御するのに適
した制御特性も変化する。したがって、この車輪制御に
おいては、路面凹凸を考慮して車輪制御の特性を決定す
ることが大切である。
【0003】このことの大切さを車輪制御装置としての
アンチロック制御装置を例にとり、具体的に説明する。
アンチロック制御装置を例にとり、具体的に説明する。
【0004】このアンチロック制御装置は、既によく知
られているように、車両制動時に車輪のスリップが過大
にならないように車輪のブレーキ圧を制御する装置であ
る。車両制動時に、車輪が路面の突起を通過する場合に
は、その通過後に車輪が路面から離れて宙に浮き、路面
から車輪を回転させようとする力が与えられなくなり、
車輪のロック傾向が過大となり、その車輪について減圧
が行われ易くなる。そして、そのような突起が路面上に
おいて連続する路面、すなわち、路面凹凸の程度が高い
悪路(例えば、路面の凹凸が大きい荒れた路面ともい
う。)では、車輪の減圧周期が短くなり、減圧頻度が増
加して、車輪の減圧傾向が増加してしまうおそれがあ
る。そのため、アンチロック制御装置においては、悪路
での車両制動時にできる限り減圧傾向が増加せず、ひい
ては、車輪制動力が低下しないように、路面凹凸を考慮
してアンチロック制御の特性を決定することが大切なの
である。
られているように、車両制動時に車輪のスリップが過大
にならないように車輪のブレーキ圧を制御する装置であ
る。車両制動時に、車輪が路面の突起を通過する場合に
は、その通過後に車輪が路面から離れて宙に浮き、路面
から車輪を回転させようとする力が与えられなくなり、
車輪のロック傾向が過大となり、その車輪について減圧
が行われ易くなる。そして、そのような突起が路面上に
おいて連続する路面、すなわち、路面凹凸の程度が高い
悪路(例えば、路面の凹凸が大きい荒れた路面ともい
う。)では、車輪の減圧周期が短くなり、減圧頻度が増
加して、車輪の減圧傾向が増加してしまうおそれがあ
る。そのため、アンチロック制御装置においては、悪路
での車両制動時にできる限り減圧傾向が増加せず、ひい
ては、車輪制動力が低下しないように、路面凹凸を考慮
してアンチロック制御の特性を決定することが大切なの
である。
【0005】そのため、車輪制御装置は例えば、(a) 車
両が走行している路面の凹凸を推定する推定手段と、
(b) その推定路面凹凸と車輪の状態とに基づき、その車
輪の状態を制御する制御手段とを含む形式とされる。
両が走行している路面の凹凸を推定する推定手段と、
(b) その推定路面凹凸と車輪の状態とに基づき、その車
輪の状態を制御する制御手段とを含む形式とされる。
【0006】そして、推定手段は、従来、特開昭64−
44371号公報に記載されているように、路面凹凸は
車輪の状態としての、車輪の周速度である車輪速度に反
映されるという事実を前提として、車輪速度の振動周期
のみに基づいて路面凹凸を推定していた。
44371号公報に記載されているように、路面凹凸は
車輪の状態としての、車輪の周速度である車輪速度に反
映されるという事実を前提として、車輪速度の振動周期
のみに基づいて路面凹凸を推定していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、車輪速度のみ
に基づいて路面凹凸を推定する場合には、路面凹凸をき
め細かく推定することが比較的困難である。路面凹凸が
かなり大きいことの推定は比較的容易であるが、やや大
きいことの推定は比較的困難なのであり、そのため、路
面凹凸に起因して車輪の減圧傾向が増加する路面を幅広
く検出することが比較的困難となる。
に基づいて路面凹凸を推定する場合には、路面凹凸をき
め細かく推定することが比較的困難である。路面凹凸が
かなり大きいことの推定は比較的容易であるが、やや大
きいことの推定は比較的困難なのであり、そのため、路
面凹凸に起因して車輪の減圧傾向が増加する路面を幅広
く検出することが比較的困難となる。
【0008】そこで、請求項1ないし5に係る第1ない
し第5発明は、制御手段の状態に基づいて路面凹凸を推
定することにより、路面凹凸を車輪制御との関係におい
てきめ細かく推定可能とすることを課題としてなされた
ものである。
し第5発明は、制御手段の状態に基づいて路面凹凸を推
定することにより、路面凹凸を車輪制御との関係におい
てきめ細かく推定可能とすることを課題としてなされた
ものである。
【0009】特に、第2発明は、制御手段におけるモー
ドの選択状態に基づいて路面凹凸を推定することを課題
としてなされたものである。
ドの選択状態に基づいて路面凹凸を推定することを課題
としてなされたものである。
【0010】また、第3発明は、一モードとしての減圧
モードの選択状態の振動周期に基づいて路面凹凸を推定
することを課題としてなされたものである。
モードの選択状態の振動周期に基づいて路面凹凸を推定
することを課題としてなされたものである。
【0011】また、第4発明は、一モードとしての減圧
モードの選択頻度に基づいて路面凹凸を推定することを
課題としてなされたものである。
モードの選択頻度に基づいて路面凹凸を推定することを
課題としてなされたものである。
【0012】また、第5発明は、そのようにして推定さ
れた路面凹凸の程度に基づき、アンチロック制御の特性
を路面凹凸の関係において適正化することを課題として
なされたものである。
れた路面凹凸の程度に基づき、アンチロック制御の特性
を路面凹凸の関係において適正化することを課題として
なされたものである。
【0013】また、請求項6ないし9に係る第6ないし
第9発明は、アンチロック制御装置において、減圧モー
ドの選択状態に基づいて制御特性を変更することによ
り、結果的に、制御特性が路面凹凸等との関係において
適正化されることを課題としてなされたものである。
第9発明は、アンチロック制御装置において、減圧モー
ドの選択状態に基づいて制御特性を変更することによ
り、結果的に、制御特性が路面凹凸等との関係において
適正化されることを課題としてなされたものである。
【0014】特に、第6発明は、減圧モードの選択状態
の振動周期に基づいて制御特性を変更することを課題と
してなされたものである。
の振動周期に基づいて制御特性を変更することを課題と
してなされたものである。
【0015】また、第7発明は、減圧モードの選択頻度
に基づいて制御特性を変更することを課題としてなされ
たものである。
に基づいて制御特性を変更することを課題としてなされ
たものである。
【0016】また、第8発明は、増圧勾配を急にするこ
とが適当でないアンチロック型のブレーキシステムにお
いて、減圧勾配を緩やかにすることによって制動力の低
下を抑制することを課題としてなされたものである。
とが適当でないアンチロック型のブレーキシステムにお
いて、減圧勾配を緩やかにすることによって制動力の低
下を抑制することを課題としてなされたものである。
【0017】また、第9発明は、第8発明の望ましい一
実施形態を提供することを課題としてなされたものであ
る。
実施形態を提供することを課題としてなされたものであ
る。
【0018】
【第1発明の課題解決手段,作用および効果】第1発明
は、その課題を解決するために、前記推定手段と制御手
段とを含む車輪制御装置において、前記推定手段を、前
記制御手段の作動中に、その制御手段の状態に基づいて
前記路面凹凸を推定するものとしたことを特徴とする。
は、その課題を解決するために、前記推定手段と制御手
段とを含む車輪制御装置において、前記推定手段を、前
記制御手段の作動中に、その制御手段の状態に基づいて
前記路面凹凸を推定するものとしたことを特徴とする。
【0019】路面凹凸が変化すればそれに伴って車輪の
状態も変化し、また、車輪の状態が変化すればそれに伴
って制御手段の状態(例えば、モード選択状態)も変化
する。すなわち、路面凹凸の変化は車輪の状態のみなら
ず制御手段の状態にも現れるのである。
状態も変化し、また、車輪の状態が変化すればそれに伴
って制御手段の状態(例えば、モード選択状態)も変化
する。すなわち、路面凹凸の変化は車輪の状態のみなら
ず制御手段の状態にも現れるのである。
【0020】また、路面凹凸を推定するにはその路面凹
凸から車輪に付加される力の変化状況を検出するのが直
接的であるが、従来のように、車輪速度のみに基づいて
路面凹凸を推定する場合には、路面凹凸から車輪に付加
される力の変化状況と車輪速度の変化状況とは物理的に
みて1対1に対応するわけではない。一方、制御手段は
車輪の状態(例えば、車輪速度,車輪加速度等)に基づ
いて車輪のロック傾向を推定するが、そのロック傾向の
方が車輪速度より、路面凹凸から車輪に付加される力を
直接的に表す量であると考えられる。
凸から車輪に付加される力の変化状況を検出するのが直
接的であるが、従来のように、車輪速度のみに基づいて
路面凹凸を推定する場合には、路面凹凸から車輪に付加
される力の変化状況と車輪速度の変化状況とは物理的に
みて1対1に対応するわけではない。一方、制御手段は
車輪の状態(例えば、車輪速度,車輪加速度等)に基づ
いて車輪のロック傾向を推定するが、そのロック傾向の
方が車輪速度より、路面凹凸から車輪に付加される力を
直接的に表す量であると考えられる。
【0021】また、路面凹凸の推定を制御手段における
制御特性の適正化を目的として行う場合には、車輪速度
との関係において路面凹凸を推定する手法より制御手段
の状態との関係において路面凹凸を推定する手法の方が
直接的である。
制御特性の適正化を目的として行う場合には、車輪速度
との関係において路面凹凸を推定する手法より制御手段
の状態との関係において路面凹凸を推定する手法の方が
直接的である。
【0022】かかる知見に基づき、第1発明に係る車輪
制御装置においては、制御手段の状態に基づいて路面凹
凸が推定される。
制御装置においては、制御手段の状態に基づいて路面凹
凸が推定される。
【0023】したがって、この第1発明によれば、路面
凹凸を車輪制御との関係においてきめ細かく推定可能と
なり、路面凹凸がかなり大きいことの推定のみならず、
やや大きいことの推定も可能となり、路面凹凸に起因し
て制動力が低下するおそれのある路面を幅広く検出する
ことが可能となる。その結果、この第1発明によれば、
路面凹凸に起因する制動力の低下を広い範囲で抑制可能
となるという効果が得られる。
凹凸を車輪制御との関係においてきめ細かく推定可能と
なり、路面凹凸がかなり大きいことの推定のみならず、
やや大きいことの推定も可能となり、路面凹凸に起因し
て制動力が低下するおそれのある路面を幅広く検出する
ことが可能となる。その結果、この第1発明によれば、
路面凹凸に起因する制動力の低下を広い範囲で抑制可能
となるという効果が得られる。
【0024】以下、この第1発明を補足説明する。 (1) この第1発明における「推定手段」は例えば、制御
手段の状態のみから路面凹凸を推定する形態としたり、
制御手段の状態のみならず車輪の状態にも基づいて路面
凹凸を推定する形態とすることができる。
手段の状態のみから路面凹凸を推定する形態としたり、
制御手段の状態のみならず車輪の状態にも基づいて路面
凹凸を推定する形態とすることができる。
【0025】(2) また、「推定手段」は、路面凹凸の程
度(例えば、路面凹凸の大きさ,路面の平坦度等ともい
う。)を連続値として推定したり、複数の段階として推
定することができる。例えば、「良」,「平均」および
「悪」の3段階として推定したり、「極良」,「良」,
「平均」,「悪」および「極悪」の5段階として推定す
ることができるのである。なお、一般に、非舗装道路が
「極悪」の道路に、通常の非舗装路が「悪」の道路に、
また、わが国の高速道路が「極良」の道路にそれぞれ区
分される。
度(例えば、路面凹凸の大きさ,路面の平坦度等ともい
う。)を連続値として推定したり、複数の段階として推
定することができる。例えば、「良」,「平均」および
「悪」の3段階として推定したり、「極良」,「良」,
「平均」,「悪」および「極悪」の5段階として推定す
ることができるのである。なお、一般に、非舗装道路が
「極悪」の道路に、通常の非舗装路が「悪」の道路に、
また、わが国の高速道路が「極良」の道路にそれぞれ区
分される。
【0026】(3) この第1発明は、制御手段の作動中に
しか路面凹凸を推定できないが、非作動中にも路面凹凸
を推定するためには、例えば、前記推定手段としての第
1の推定手段の他に、制御手段の非作動中に、車輪の状
態から路面凹凸を推定する第2の推定手段とを含む形態
で実施可能である。
しか路面凹凸を推定できないが、非作動中にも路面凹凸
を推定するためには、例えば、前記推定手段としての第
1の推定手段の他に、制御手段の非作動中に、車輪の状
態から路面凹凸を推定する第2の推定手段とを含む形態
で実施可能である。
【0027】なお、この第2の推定手段の推定結果は例
えば、車輪制御としてのアンチロック制御の開始条件の
成否を判定する際に使用する信号を補正するために使用
することができる。路面凹凸が大きいことのみを理由に
予定外のアンチロック制御が開始されてしまう事態の発
生を回避するためである。
えば、車輪制御としてのアンチロック制御の開始条件の
成否を判定する際に使用する信号を補正するために使用
することができる。路面凹凸が大きいことのみを理由に
予定外のアンチロック制御が開始されてしまう事態の発
生を回避するためである。
【0028】(4) この第1発明における「車輪制御装
置」には例えば、アンチロック制御,トラクション制御
等、車輪の状態としての車輪のスリップを制御するスリ
ップ制御装置や、車輪の状態としての左右輪間の車輪前
後力を制御したり車輪の横力を制御したりして車両の挙
動を制御する車両挙動制御装置が含まれる。
置」には例えば、アンチロック制御,トラクション制御
等、車輪の状態としての車輪のスリップを制御するスリ
ップ制御装置や、車輪の状態としての左右輪間の車輪前
後力を制御したり車輪の横力を制御したりして車両の挙
動を制御する車両挙動制御装置が含まれる。
【0029】
【第2発明の課題解決手段,作用および効果】第2発明
は、その課題を解決するために、第1発明に係る車輪制
御装置であって、前記制御手段が、前記車輪の状態に基
づき、その車輪の状態を制御するための複数のモードの
中から一のモードを選択し、その選択されたモードでそ
の車輪の状態を制御するものであり、前記推定手段が、
前記制御手段の状態としての前記モードの選択状態に基
づいて前記路面凹凸を推定するものであることを特徴と
する。
は、その課題を解決するために、第1発明に係る車輪制
御装置であって、前記制御手段が、前記車輪の状態に基
づき、その車輪の状態を制御するための複数のモードの
中から一のモードを選択し、その選択されたモードでそ
の車輪の状態を制御するものであり、前記推定手段が、
前記制御手段の状態としての前記モードの選択状態に基
づいて前記路面凹凸を推定するものであることを特徴と
する。
【0030】制御手段におけるモード選択状態は路面凹
凸の影響を受ける。モード選択状態が路面凹凸の程度が
高いときと低いときとで異なるのであり、かかる知見に
基づき、第2発明に係る車輪制御装置においては、モー
ド選択状態に基づいて路面凹凸が推定される。したがっ
て、この第2発明によれば、第1発明の望ましい一実施
形態が提供されるという効果が得られる。
凸の影響を受ける。モード選択状態が路面凹凸の程度が
高いときと低いときとで異なるのであり、かかる知見に
基づき、第2発明に係る車輪制御装置においては、モー
ド選択状態に基づいて路面凹凸が推定される。したがっ
て、この第2発明によれば、第1発明の望ましい一実施
形態が提供されるという効果が得られる。
【0031】
【第3発明の課題解決手段,作用および効果】第3発明
は、その課題を解決するために、第2発明に係る車輪制
御装置であって、前記制御手段が、車両制動時に、前記
車輪の状態に基づき、その車輪のブレーキ圧を、減圧モ
ードと非減圧モードとを含む前記複数のモード中から選
択された一のモードで制御してその車輪の状態としての
スリップを制御することにより、その車輪のスリップが
過大となることを防止するアンチロック制御手段であ
り、前記推定手段が、そのアンチロック制御手段におい
て前記減圧モードが複数回、周期的に選択される際のそ
の周期が短いほど前記路面凹凸の程度が高いと推定する
手段を含むことを特徴とする。
は、その課題を解決するために、第2発明に係る車輪制
御装置であって、前記制御手段が、車両制動時に、前記
車輪の状態に基づき、その車輪のブレーキ圧を、減圧モ
ードと非減圧モードとを含む前記複数のモード中から選
択された一のモードで制御してその車輪の状態としての
スリップを制御することにより、その車輪のスリップが
過大となることを防止するアンチロック制御手段であ
り、前記推定手段が、そのアンチロック制御手段におい
て前記減圧モードが複数回、周期的に選択される際のそ
の周期が短いほど前記路面凹凸の程度が高いと推定する
手段を含むことを特徴とする。
【0032】路面凹凸が大きい荒れた路面では、平坦路
に比較し、減圧モードが複数回、周期的に選択される際
のその周期が短くなり、その選択状態が振動的になる。
かかる知見に基づき、第3発明に係る車輪制御装置にお
いては、減圧モードの選択状態の振動周期が短いほど路
面凹凸の程度が高いと推定される。したがって、この第
3発明によれば、第2発明の望ましい一実施形態が提供
されるという効果が得られる。
に比較し、減圧モードが複数回、周期的に選択される際
のその周期が短くなり、その選択状態が振動的になる。
かかる知見に基づき、第3発明に係る車輪制御装置にお
いては、減圧モードの選択状態の振動周期が短いほど路
面凹凸の程度が高いと推定される。したがって、この第
3発明によれば、第2発明の望ましい一実施形態が提供
されるという効果が得られる。
【0033】なお、この第3発明における「推定手段」
は例えば、ある回の減圧モードの開始時期と次回の減圧
モードの開始時期との時間間隔である減圧周期が設定周
期以下であることが一度でも生じれば直ちに路面凹凸の
程度が高いと推定する形態とすることが可能であるが、
路面凹凸と減圧モードの周期性との関係を重視し、減圧
周期が設定周期以下であることが設定回数連続したとき
にはじめて路面凹凸の程度が高いと推定する形態とする
ことができ、このようにすれば、路面凹凸を精度よく推
定可能となるという効果も得られる。
は例えば、ある回の減圧モードの開始時期と次回の減圧
モードの開始時期との時間間隔である減圧周期が設定周
期以下であることが一度でも生じれば直ちに路面凹凸の
程度が高いと推定する形態とすることが可能であるが、
路面凹凸と減圧モードの周期性との関係を重視し、減圧
周期が設定周期以下であることが設定回数連続したとき
にはじめて路面凹凸の程度が高いと推定する形態とする
ことができ、このようにすれば、路面凹凸を精度よく推
定可能となるという効果も得られる。
【0034】
【第4発明の課題解決手段,作用および効果】第4発明
は、その課題を解決するために、第2発明に係る車輪制
御装置であって、前記制御手段が、車両制動時に、前記
車輪の状態に基づき、その車輪のブレーキ圧を、減圧モ
ードと非減圧モードとを含む前記複数のモード中から選
択された一のモードで制御してその車輪の状態としての
スリップを制御することにより、その車輪のスリップが
過大となることを防止するアンチロック制御手段であ
り、前記推定手段が、そのアンチロック制御手段におけ
る前記減圧モードの選択頻度が高いほど前記路面凹凸の
程度が高いと推定するものであることを特徴とする。
は、その課題を解決するために、第2発明に係る車輪制
御装置であって、前記制御手段が、車両制動時に、前記
車輪の状態に基づき、その車輪のブレーキ圧を、減圧モ
ードと非減圧モードとを含む前記複数のモード中から選
択された一のモードで制御してその車輪の状態としての
スリップを制御することにより、その車輪のスリップが
過大となることを防止するアンチロック制御手段であ
り、前記推定手段が、そのアンチロック制御手段におけ
る前記減圧モードの選択頻度が高いほど前記路面凹凸の
程度が高いと推定するものであることを特徴とする。
【0035】前述のように、路面凹凸が大きい荒れた路
面では、平坦路に比較し、減圧モードの選択状態の振動
周期が短くなり、その結果、一定時間内に減圧モードが
選択される回数が平坦路におけるより増加する。かかる
知見に基づき、第4発明に係る車輪制御装置において
は、減圧モードの選択頻度が高いほど路面凹凸の程度が
高いと推定される。したがって、この第4発明によれ
ば、第2発明の望ましい別の実施形態が提供されるとい
う効果が得られる。
面では、平坦路に比較し、減圧モードの選択状態の振動
周期が短くなり、その結果、一定時間内に減圧モードが
選択される回数が平坦路におけるより増加する。かかる
知見に基づき、第4発明に係る車輪制御装置において
は、減圧モードの選択頻度が高いほど路面凹凸の程度が
高いと推定される。したがって、この第4発明によれ
ば、第2発明の望ましい別の実施形態が提供されるとい
う効果が得られる。
【0036】なお、この第4発明において「減圧モード
の選択頻度が高い場合」は例えば、一定時間内における
減圧モードの選択回数が設定回数を超えた場合として定
義することができる。
の選択頻度が高い場合」は例えば、一定時間内における
減圧モードの選択回数が設定回数を超えた場合として定
義することができる。
【0037】
【第5発明の課題解決手段,作用および効果】第5発明
は、その課題を解決するために、第3発明に係る車輪制
御装置であって、前記アンチロック制御手段が、前記車
輪のブレーキ圧の制御特性を、前記推定手段による推定
路面凹凸の程度が高い場合において低い場合におけるよ
り増圧側に変更する制御特性変更手段を含むことを特徴
とする。
は、その課題を解決するために、第3発明に係る車輪制
御装置であって、前記アンチロック制御手段が、前記車
輪のブレーキ圧の制御特性を、前記推定手段による推定
路面凹凸の程度が高い場合において低い場合におけるよ
り増圧側に変更する制御特性変更手段を含むことを特徴
とする。
【0038】前述のように、ブレーキ圧の実際の制御特
性は、路面凹凸の程度が高い場合において低い場合にお
けるより減圧側となり易い。かかる知見に基づき、第5
発明に係るアンチロック制御装置においては、アンチロ
ック制御中、ブレーキ圧の制御特性が、推定路面凹凸の
程度が高い場合において低い場合におけるより増圧側に
変更される。したがって、この第5発明によれば、ブレ
ーキ圧の制御特性が路面凹凸の程度との関係において適
正化され、路面凹凸の程度が高い場合にも容易に制動力
を増加させ得るという効果が得られる。
性は、路面凹凸の程度が高い場合において低い場合にお
けるより減圧側となり易い。かかる知見に基づき、第5
発明に係るアンチロック制御装置においては、アンチロ
ック制御中、ブレーキ圧の制御特性が、推定路面凹凸の
程度が高い場合において低い場合におけるより増圧側に
変更される。したがって、この第5発明によれば、ブレ
ーキ圧の制御特性が路面凹凸の程度との関係において適
正化され、路面凹凸の程度が高い場合にも容易に制動力
を増加させ得るという効果が得られる。
【0039】なお、この第5発明における「制御特性」
には例えば増圧特性や減圧特性が含まれ、また、増圧特
性には例えば増圧勾配や増圧モードの開始基準特性が含
まれ、また、減圧特性にも同様に、例えば減圧勾配や減
圧モードの開始基準特性が含まれる。
には例えば増圧特性や減圧特性が含まれ、また、増圧特
性には例えば増圧勾配や増圧モードの開始基準特性が含
まれ、また、減圧特性にも同様に、例えば減圧勾配や減
圧モードの開始基準特性が含まれる。
【0040】また、「制御特性を増圧側に変更する」形
態には例えば、緩増圧モードを急増圧モードに変えるな
ど、増圧勾配を急にする形態や、急減圧モードを緩減圧
モードに変えたり、急増圧モードまたは緩減圧モードを
保圧モードに変えるなど、減圧勾配を緩やかにする形態
がある。
態には例えば、緩増圧モードを急増圧モードに変えるな
ど、増圧勾配を急にする形態や、急減圧モードを緩減圧
モードに変えたり、急増圧モードまたは緩減圧モードを
保圧モードに変えるなど、減圧勾配を緩やかにする形態
がある。
【0041】
【第6発明の課題解決手段,作用および効果】第6発明
は、その課題を解決するために、車両に設けられ、車両
制動時に、車輪の状態に基づき、その車輪のブレーキ圧
を制御するための減圧モードと非減圧モードとを含む複
数のモード中から一のモードを選択し、その選択された
モードでその車輪のブレーキ圧を制御することによりそ
の車輪のスリップが過大となることを防止するアンチロ
ック制御装置において、前記車輪のブレーキ圧の制御特
性を、前記減圧モードが複数回、周期的に選択される際
のその周期が短い場合において長い場合におけるより増
圧側に変更する制御特性変更手段を設けたことを特徴と
する。
は、その課題を解決するために、車両に設けられ、車両
制動時に、車輪の状態に基づき、その車輪のブレーキ圧
を制御するための減圧モードと非減圧モードとを含む複
数のモード中から一のモードを選択し、その選択された
モードでその車輪のブレーキ圧を制御することによりそ
の車輪のスリップが過大となることを防止するアンチロ
ック制御装置において、前記車輪のブレーキ圧の制御特
性を、前記減圧モードが複数回、周期的に選択される際
のその周期が短い場合において長い場合におけるより増
圧側に変更する制御特性変更手段を設けたことを特徴と
する。
【0042】したがって、この第6発明によれば、例え
ば路面凹凸の程度が高い等の理由によりブレーキ圧の実
際の制御特性が減圧側となってしまう事態の発生が回避
され、制動力が増加するという効果が得られる。
ば路面凹凸の程度が高い等の理由によりブレーキ圧の実
際の制御特性が減圧側となってしまう事態の発生が回避
され、制動力が増加するという効果が得られる。
【0043】なお、前述した先の発明に係る定義的記載
はこの第6発明においても有効である。
はこの第6発明においても有効である。
【0044】
【第7発明の課題解決手段,作用および効果】第7発明
は、その課題を解決するために、車両に設けられ、車両
制動時に、車輪の状態に基づき、その車輪のブレーキ圧
を制御するための減圧モードと非減圧モードとを含む複
数のモード中から一のモードを選択し、その選択された
モードでその車輪のブレーキ圧を制御することによりそ
の車輪のスリップが過大となることを防止するアンチロ
ック制御装置において、前記車輪のブレーキ圧の制御特
性を、前記減圧モードの選択頻度が高い場合において低
い場合におけるより増圧側に変更する制御特性変更手段
を設けたことを特徴とする。
は、その課題を解決するために、車両に設けられ、車両
制動時に、車輪の状態に基づき、その車輪のブレーキ圧
を制御するための減圧モードと非減圧モードとを含む複
数のモード中から一のモードを選択し、その選択された
モードでその車輪のブレーキ圧を制御することによりそ
の車輪のスリップが過大となることを防止するアンチロ
ック制御装置において、前記車輪のブレーキ圧の制御特
性を、前記減圧モードの選択頻度が高い場合において低
い場合におけるより増圧側に変更する制御特性変更手段
を設けたことを特徴とする。
【0045】したがって、この第7発明によれば、上記
第6発明におけると同様に、例えば路面凹凸の程度が高
い等の理由によりブレーキ圧の実際の制御特性が減圧側
となってしまう事態の発生が回避され、制動力が増加す
るという効果が得られる。
第6発明におけると同様に、例えば路面凹凸の程度が高
い等の理由によりブレーキ圧の実際の制御特性が減圧側
となってしまう事態の発生が回避され、制動力が増加す
るという効果が得られる。
【0046】なお、先の発明を説明するのに用いた定義
的記載はこの第7発明においても有効である。
的記載はこの第7発明においても有効である。
【0047】
【第8発明の課題解決手段,作用および効果】第8発明
は、その課題を解決するために、第7発明に係るアンチ
ロック制御装置を含むブレーキシステムであって、前記
車両が、前記車輪として左右の前輪と左右の後輪とをそ
れぞれ備えた4輪車両であり、かつ、当該ブレーキシス
テムが、マスタシリンダの互いに独立した2つの加圧室
の各々から互いに独立して延びる2つのブレーキ系統が
ダイヤゴナルに構成され、かつ、各ブレーキ系統が、前
記マスタシリンダの各加圧室と前記前輪のブレーキシリ
ンダとを互いに接続する前輪ブレーキ通路の途中から後
輪ブレーキ通路が分岐して前記後輪のブレーキシリンダ
に至り、前記前輪ブレーキ通路のうち前記マスタシリン
ダと前記後輪ブレーキ通路への分岐位置との間の部分に
第1電磁弁が設けられ、前記後輪ブレーキ通路の途中に
第2電磁弁が設けられ、前記後輪ブレーキ通路のうち前
記第2電磁弁と前記後輪ブレーキシリンダとの間の部分
にリザーバがリザーバ通路により接続され、そのリザー
バ通路の途中に第3電磁弁が設けられ、前記リザーバか
ら延びて、前記前輪ブレーキ通路のうち前記第1電磁弁
より前記前輪ブレーキシリンダの側の部分と前記後輪ブ
レーキ通路のうち前記第2電磁弁より前記前輪ブレーキ
通路の側の部分とのいずれかに至るポンプ通路の途中に
ポンプが設けられており、かつ、コントローラが、その
ポンプを作動させつつ前記第1ないし第3電磁弁をそれ
ぞれ制御してアンチロック制御を行うものであり、か
つ、前記制御特性変更手段が、前記制御特性の増圧側へ
の変更を、前記ブレーキ圧の減圧勾配を緩やかにするこ
とによって行う減圧勾配変更手段を含むことを特徴とす
る。
は、その課題を解決するために、第7発明に係るアンチ
ロック制御装置を含むブレーキシステムであって、前記
車両が、前記車輪として左右の前輪と左右の後輪とをそ
れぞれ備えた4輪車両であり、かつ、当該ブレーキシス
テムが、マスタシリンダの互いに独立した2つの加圧室
の各々から互いに独立して延びる2つのブレーキ系統が
ダイヤゴナルに構成され、かつ、各ブレーキ系統が、前
記マスタシリンダの各加圧室と前記前輪のブレーキシリ
ンダとを互いに接続する前輪ブレーキ通路の途中から後
輪ブレーキ通路が分岐して前記後輪のブレーキシリンダ
に至り、前記前輪ブレーキ通路のうち前記マスタシリン
ダと前記後輪ブレーキ通路への分岐位置との間の部分に
第1電磁弁が設けられ、前記後輪ブレーキ通路の途中に
第2電磁弁が設けられ、前記後輪ブレーキ通路のうち前
記第2電磁弁と前記後輪ブレーキシリンダとの間の部分
にリザーバがリザーバ通路により接続され、そのリザー
バ通路の途中に第3電磁弁が設けられ、前記リザーバか
ら延びて、前記前輪ブレーキ通路のうち前記第1電磁弁
より前記前輪ブレーキシリンダの側の部分と前記後輪ブ
レーキ通路のうち前記第2電磁弁より前記前輪ブレーキ
通路の側の部分とのいずれかに至るポンプ通路の途中に
ポンプが設けられており、かつ、コントローラが、その
ポンプを作動させつつ前記第1ないし第3電磁弁をそれ
ぞれ制御してアンチロック制御を行うものであり、か
つ、前記制御特性変更手段が、前記制御特性の増圧側へ
の変更を、前記ブレーキ圧の減圧勾配を緩やかにするこ
とによって行う減圧勾配変更手段を含むことを特徴とす
る。
【0048】アンチロック型ブレーキシステムは一般
に、リザーバがブレーキ液で一杯になると、もはやブレ
ーキシリンダを減圧することができなくなる。この場
合、ポンプによってブレーキ液をリザーバから汲み上げ
てマスタシリンダに戻せばよいが、上記のブレーキシス
テムにおいては、それが困難な場合がある。以下、その
理由を説明する。
に、リザーバがブレーキ液で一杯になると、もはやブレ
ーキシリンダを減圧することができなくなる。この場
合、ポンプによってブレーキ液をリザーバから汲み上げ
てマスタシリンダに戻せばよいが、上記のブレーキシス
テムにおいては、それが困難な場合がある。以下、その
理由を説明する。
【0049】このブレーキシステムにおいては、アンチ
ロック制御中、リザーバにブレーキ液が存在する状態で
は、第1電磁弁を閉状態とすれば、ポンプはリザーバか
ら汲み上げたブレーキ液をマスタシリンダにではなく各
ブレーキシリンダに吐出し、これにより各ブレーキシリ
ンダを増圧できる。一方、リザーバにブレーキ液が存在
しない状態では、もはやホンプにより各ブレーキシリン
ダを増圧することができないが、この場合には、第1電
磁弁を開状態とすれば、マスタシリンダによって各ブレ
ーキシリンダを増圧できる。このとき、ポンプはマスタ
シリンダと連通するため、リザーバから汲み上げたブレ
ーキ液をマスタシリンダに戻すための流路は確保される
が、ポンプの低コスト化,軽量化等のため、ポンプの吐
出能力が低く設定される場合があり、この場合には、吐
出圧をマスタシリンダ圧より高圧とすることができず、
ポンプによってブレーキ液をマスタシリンダに戻すこと
ができないのである。
ロック制御中、リザーバにブレーキ液が存在する状態で
は、第1電磁弁を閉状態とすれば、ポンプはリザーバか
ら汲み上げたブレーキ液をマスタシリンダにではなく各
ブレーキシリンダに吐出し、これにより各ブレーキシリ
ンダを増圧できる。一方、リザーバにブレーキ液が存在
しない状態では、もはやホンプにより各ブレーキシリン
ダを増圧することができないが、この場合には、第1電
磁弁を開状態とすれば、マスタシリンダによって各ブレ
ーキシリンダを増圧できる。このとき、ポンプはマスタ
シリンダと連通するため、リザーバから汲み上げたブレ
ーキ液をマスタシリンダに戻すための流路は確保される
が、ポンプの低コスト化,軽量化等のため、ポンプの吐
出能力が低く設定される場合があり、この場合には、吐
出圧をマスタシリンダ圧より高圧とすることができず、
ポンプによってブレーキ液をマスタシリンダに戻すこと
ができないのである。
【0050】そして、このようなブレーキシステムにお
いては、無駄な減圧を回避すべきであり、そのために
は、減圧に先行する増圧において、その増圧量をできる
限り少なくし、無駄な増圧を回避することも必要であ
る。
いては、無駄な減圧を回避すべきであり、そのために
は、減圧に先行する増圧において、その増圧量をできる
限り少なくし、無駄な増圧を回避することも必要であ
る。
【0051】かかる知見に基づき、第8発明に係るブレ
ーキシステムにおいては、制動力を増加させることが必
要である場合に、増圧勾配を急にするのではなく減圧勾
配を緩やかにすることにより、無駄な増圧も無駄な減圧
も回避する。
ーキシステムにおいては、制動力を増加させることが必
要である場合に、増圧勾配を急にするのではなく減圧勾
配を緩やかにすることにより、無駄な増圧も無駄な減圧
も回避する。
【0052】したがって、この第8発明によれば、増圧
勾配を急にすることが適当でないというブレーキシステ
ムにおいて、制動力の増加を支障なく行い得るという効
果が得られる。
勾配を急にすることが適当でないというブレーキシステ
ムにおいて、制動力の増加を支障なく行い得るという効
果が得られる。
【0053】
【第9発明の課題解決手段,作用および効果】第9発明
は、その課題を解決するために、第8発明に係るブレー
キシステムであって、前記コントローラが、前記前輪お
よび後輪のブレーキシリンダをそれぞれ減圧する際に
は、少なくとも前記第3電磁弁を開くものであり、か
つ、前記減圧勾配制御手段が、そのコントローラに設け
られ、前記ブレーキシリンダの減圧中に前記第3電磁弁
をデューティ制御することにより、前記減圧勾配を緩や
かにするものであることを特徴とする。
は、その課題を解決するために、第8発明に係るブレー
キシステムであって、前記コントローラが、前記前輪お
よび後輪のブレーキシリンダをそれぞれ減圧する際に
は、少なくとも前記第3電磁弁を開くものであり、か
つ、前記減圧勾配制御手段が、そのコントローラに設け
られ、前記ブレーキシリンダの減圧中に前記第3電磁弁
をデューティ制御することにより、前記減圧勾配を緩や
かにするものであることを特徴とする。
【0054】したがって、この第9発明によれば、専用
のハードウェアを追加することなく、本来の圧力制御の
ために設けられた電磁弁を利用することにより、減圧勾
配制御が可能となるから、低コスト化および軽量化が可
能となるという効果が得られる。
のハードウェアを追加することなく、本来の圧力制御の
ために設けられた電磁弁を利用することにより、減圧勾
配制御が可能となるから、低コスト化および軽量化が可
能となるという効果が得られる。
【0055】
【発明の実施の形態】以下、本発明のさらに具体的な実
施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0056】本実施形態は、車輪制御装置としてのアン
チロック制御装置を含むブレーキシステムであり、ま
ず、その機械的な構成を説明する。
チロック制御装置を含むブレーキシステムであり、ま
ず、その機械的な構成を説明する。
【0057】図1において符号10はマスタシリンダを
示している。マスタシリンダ10は互いに独立した2つ
の加圧室が直列に並んだタンデム型である。このマスタ
シリンダ10は、ブースタ12を介してブレーキ操作部
材としてのブレーキペダル14に連携させられており、
運転者によるブレーキペダル14の踏込みに応じて2つ
の加圧室に互いに等しい高さの液圧をそれぞれ機械的に
発生させる。
示している。マスタシリンダ10は互いに独立した2つ
の加圧室が直列に並んだタンデム型である。このマスタ
シリンダ10は、ブースタ12を介してブレーキ操作部
材としてのブレーキペダル14に連携させられており、
運転者によるブレーキペダル14の踏込みに応じて2つ
の加圧室に互いに等しい高さの液圧をそれぞれ機械的に
発生させる。
【0058】マスタシリンダ10の一方の加圧室には、
左前輪FLのブレーキシリンダと右後輪RRのブレーキ
シリンダとがそれぞれ接続され、他方の加圧室には、右
前輪FRのブレーキシリンダと左後輪RLのブレーキシ
リンダとがそれぞれ接続されている。マスタシリンダ1
0の各加圧室から延びる2つのブレーキ系統が互いに独
立してダイヤゴナルに構成されているのである。以下、
一方のブレーキ系統のみを詳細に説明し、他のブレーキ
系統については、互いに構成が共通するため、説明を省
略する。
左前輪FLのブレーキシリンダと右後輪RRのブレーキ
シリンダとがそれぞれ接続され、他方の加圧室には、右
前輪FRのブレーキシリンダと左後輪RLのブレーキシ
リンダとがそれぞれ接続されている。マスタシリンダ1
0の各加圧室から延びる2つのブレーキ系統が互いに独
立してダイヤゴナルに構成されているのである。以下、
一方のブレーキ系統のみを詳細に説明し、他のブレーキ
系統については、互いに構成が共通するため、説明を省
略する。
【0059】マスタシリンダ10の一方の加圧室は前輪
ブレーキ通路20により前輪ブレーキシリンダ(図の例
では右前輪FRのブレーキシリンダ)22に接続されて
いる。前輪ブレーキ通路20の途中から後輪ブレーキ通
路24が分岐させられており、その先端に後輪ブレーキ
シリンダ(図の例では左後輪RLのブレーキシリンダ)
26が接続されている。
ブレーキ通路20により前輪ブレーキシリンダ(図の例
では右前輪FRのブレーキシリンダ)22に接続されて
いる。前輪ブレーキ通路20の途中から後輪ブレーキ通
路24が分岐させられており、その先端に後輪ブレーキ
シリンダ(図の例では左後輪RLのブレーキシリンダ)
26が接続されている。
【0060】前輪ブレーキ通路20のうち後輪ブレーキ
通路24への分岐位置よりマスタシリンダ10の側の部
分には第1電磁弁30が設けられている。この第1電磁
弁30は常開の電磁開閉弁である。この第1電磁弁30
には、逆止弁付き戻り通路31が接続されており、各ブ
レーキシリンダ22,26からマスタシリンダ10への
ブレーキ液の戻りが促進される。
通路24への分岐位置よりマスタシリンダ10の側の部
分には第1電磁弁30が設けられている。この第1電磁
弁30は常開の電磁開閉弁である。この第1電磁弁30
には、逆止弁付き戻り通路31が接続されており、各ブ
レーキシリンダ22,26からマスタシリンダ10への
ブレーキ液の戻りが促進される。
【0061】一方、後輪ブレーキ通路24には常開の電
磁開閉弁である第2電磁弁32が設けられている。さら
に、後輪ブレーキ通路24のうちその第2電磁弁32と
後輪ブレーキシリンダ26との間の部分にはリザーバ通
路34が接続されている。リザーバ通路34はリザーバ
36から延びており、その途中に常閉の電磁開閉弁であ
る第3電磁弁38が設けられている。
磁開閉弁である第2電磁弁32が設けられている。さら
に、後輪ブレーキ通路24のうちその第2電磁弁32と
後輪ブレーキシリンダ26との間の部分にはリザーバ通
路34が接続されている。リザーバ通路34はリザーバ
36から延びており、その途中に常閉の電磁開閉弁であ
る第3電磁弁38が設けられている。
【0062】リザーバ36からはまた、ポンプ通路40
も延びている。ポンプ通路40の途中にはリザーバ36
からブレーキ液を汲み上げるポンプ42が設けられてい
る。このポンプ42はモータ44によって駆動される。
ポンプ通路42のブレーキ液の吐出口は、後輪ブレーキ
通路24のうち第2電磁弁32よりマスタシリンダ10
の側の部分に接続されている。
も延びている。ポンプ通路40の途中にはリザーバ36
からブレーキ液を汲み上げるポンプ42が設けられてい
る。このポンプ42はモータ44によって駆動される。
ポンプ通路42のブレーキ液の吐出口は、後輪ブレーキ
通路24のうち第2電磁弁32よりマスタシリンダ10
の側の部分に接続されている。
【0063】後輪ブレーキ通路24のうち第2電磁弁3
2と後輪ブレーキシリンダ26との間の部分にはプロポ
ーショニングバルブ(以下、単に「Pバルブ」と略称す
る。)46が設けられている。Pバルブ46は、よく知
られているように、入力圧(マスタシリンダ圧またはポ
ンプ吐出圧)が折れ点圧に達する前には、入力圧をその
まま出力圧として後輪ブレーキシリンダ26に伝達する
が、入力圧が折れ点圧に達した後には、車両前方への荷
重移動に起因する後輪ロックを回避するため、入力圧を
一定比率で減圧した液圧を出力圧として後輪ブレーキシ
リンダ26に伝達する。
2と後輪ブレーキシリンダ26との間の部分にはプロポ
ーショニングバルブ(以下、単に「Pバルブ」と略称す
る。)46が設けられている。Pバルブ46は、よく知
られているように、入力圧(マスタシリンダ圧またはポ
ンプ吐出圧)が折れ点圧に達する前には、入力圧をその
まま出力圧として後輪ブレーキシリンダ26に伝達する
が、入力圧が折れ点圧に達した後には、車両前方への荷
重移動に起因する後輪ロックを回避するため、入力圧を
一定比率で減圧した液圧を出力圧として後輪ブレーキシ
リンダ26に伝達する。
【0064】後輪ブレーキ通路24のうち第2電磁弁3
2とPバルブ46との間の部分は戻り通路48により、
前輪ブレーキ通路20のうちマスタシリンダ10と第1
電磁弁30との間の部分に接続されている。この戻り通
路48には逆止弁50が設けられている。逆止弁50
は、マスタシリンダ10から後輪ブレーキシリンダ26
に向かう向きのブレーキ液の流れは阻止するがその逆向
きの流れは許容する。逆止弁50は、後述の第1逆止弁
54による開弁圧によって後輪ブレーキシリンダ26に
残圧が生じることを防止するために設けられている。
2とPバルブ46との間の部分は戻り通路48により、
前輪ブレーキ通路20のうちマスタシリンダ10と第1
電磁弁30との間の部分に接続されている。この戻り通
路48には逆止弁50が設けられている。逆止弁50
は、マスタシリンダ10から後輪ブレーキシリンダ26
に向かう向きのブレーキ液の流れは阻止するがその逆向
きの流れは許容する。逆止弁50は、後述の第1逆止弁
54による開弁圧によって後輪ブレーキシリンダ26に
残圧が生じることを防止するために設けられている。
【0065】後輪ブレーキ通路24のうちポンプ通路4
0との接続位置よりマスタシリンダ10の側の部分には
減圧装置52が設けられている。この減圧装置52は、
開弁圧が実質的に0でない第1逆止弁54と開弁圧が実
質的に0である第2逆止弁56とが互いに逆向きかつ並
列に接続された構成とされている。
0との接続位置よりマスタシリンダ10の側の部分には
減圧装置52が設けられている。この減圧装置52は、
開弁圧が実質的に0でない第1逆止弁54と開弁圧が実
質的に0である第2逆止弁56とが互いに逆向きかつ並
列に接続された構成とされている。
【0066】ここで、マスタシリンダ10,ポンプ4
2,前輪ブレーキシリンダ22および後輪ブレーキシリ
ンダ26の間でのブレーキ液の流れを説明する。
2,前輪ブレーキシリンダ22および後輪ブレーキシリ
ンダ26の間でのブレーキ液の流れを説明する。
【0067】ノーマルブレーキ状態では、第1電磁弁3
0が開状態にあるから、マスタシリンダ10からのブレ
ーキ液が第1電磁弁30を経て前輪ブレーキシリンダ2
2に供給されるとともに、第1電磁弁30および第2逆
止弁56を経て後輪ブレーキシリンダ26にも供給され
る。第2逆止弁56の開弁圧は実質的に0であるから、
結局、前輪ブレーキシリンダ22と後輪ブレーキシリン
ダ26とに互いに等しい高さのブレーキ圧が発生するこ
とになる。ただし、後輪ブレーキシリンダ26の液圧
は、Pバルブ46の折れ点以上の領域では、前輪ブレー
キシリンダ22より低下する。
0が開状態にあるから、マスタシリンダ10からのブレ
ーキ液が第1電磁弁30を経て前輪ブレーキシリンダ2
2に供給されるとともに、第1電磁弁30および第2逆
止弁56を経て後輪ブレーキシリンダ26にも供給され
る。第2逆止弁56の開弁圧は実質的に0であるから、
結局、前輪ブレーキシリンダ22と後輪ブレーキシリン
ダ26とに互いに等しい高さのブレーキ圧が発生するこ
とになる。ただし、後輪ブレーキシリンダ26の液圧
は、Pバルブ46の折れ点以上の領域では、前輪ブレー
キシリンダ22より低下する。
【0068】これに対し、アンチロック制御状態では、
基本的に第1電磁弁30が閉状態にあり、ポンプ42か
ら吐き出されたブレーキ液は前輪ブレーキシリンダ22
には第1逆止弁54を経て供給される一方、後輪ブレー
キシリンダ26(Pバルブ46)にはそのまま供給され
る。第1逆止弁54の開弁圧は実質的に0ではないか
ら、結局、前輪ブレーキシリンダ22に後輪ブレーキ圧
より第1逆止弁54の開弁圧だけ低い圧力が供給される
こととなる。これにより、後輪ブレーキ圧すなわち後輪
制動力の迅速な増加が可能となり、車両の前後制動力の
実配分が理想配分に近づき、制動距離が短縮される。
基本的に第1電磁弁30が閉状態にあり、ポンプ42か
ら吐き出されたブレーキ液は前輪ブレーキシリンダ22
には第1逆止弁54を経て供給される一方、後輪ブレー
キシリンダ26(Pバルブ46)にはそのまま供給され
る。第1逆止弁54の開弁圧は実質的に0ではないか
ら、結局、前輪ブレーキシリンダ22に後輪ブレーキ圧
より第1逆止弁54の開弁圧だけ低い圧力が供給される
こととなる。これにより、後輪ブレーキ圧すなわち後輪
制動力の迅速な増加が可能となり、車両の前後制動力の
実配分が理想配分に近づき、制動距離が短縮される。
【0069】次に、本ブレーキシステムの電気的な構成
を説明する。前記第1電磁弁30,第2電磁弁32,第
3電磁弁38およびモータ44はコントローラ60によ
り制御される。コントローラ60は図2に示すように、
CPU(プロセッサの一例)62,ROM(メモリの一
例)64およびRAM(メモリの別の例)66を含むコ
ンピュータ68を主体として構成されている。ROM6
4にアンチロック制御を実行するための各種プログラム
が予め記憶されており、CPU62がRAM66を利用
しつつ各種プログラムを実行することによりアンチロッ
ク制御が実行される。
を説明する。前記第1電磁弁30,第2電磁弁32,第
3電磁弁38およびモータ44はコントローラ60によ
り制御される。コントローラ60は図2に示すように、
CPU(プロセッサの一例)62,ROM(メモリの一
例)64およびRAM(メモリの別の例)66を含むコ
ンピュータ68を主体として構成されている。ROM6
4にアンチロック制御を実行するための各種プログラム
が予め記憶されており、CPU62がRAM66を利用
しつつ各種プログラムを実行することによりアンチロッ
ク制御が実行される。
【0070】アンチロック制御は、車両制動時に各輪の
スリップが過大となることを防止する制御であり、運転
者によるブレーキペダル14の操作がブレーキスイッチ
70により検出されてコントローラ60に供給され、ま
た、各輪の周速度である車輪速度が各車輪速度センサ7
2により検出されてコントローラ60に供給される。ま
た、コントローラ60の出力側には、各ブレーキ系統に
おいてアクチュエータを構成する第1電磁弁30,第2
電磁弁32および第3電磁弁38が接続され、さらに、
モータ44も接続されている。
スリップが過大となることを防止する制御であり、運転
者によるブレーキペダル14の操作がブレーキスイッチ
70により検出されてコントローラ60に供給され、ま
た、各輪の周速度である車輪速度が各車輪速度センサ7
2により検出されてコントローラ60に供給される。ま
た、コントローラ60の出力側には、各ブレーキ系統に
おいてアクチュエータを構成する第1電磁弁30,第2
電磁弁32および第3電磁弁38が接続され、さらに、
モータ44も接続されている。
【0071】ここで、コントローラ60による制御の概
要を図3に示す機能ブロック図に基づいて説明する。車
輪速度演算部80は、各車輪速度センサ72からの出力
信号に基づき、各輪の車輪速度を演算する。この車輪速
度演算部80には、推定車体速度演算部82と車輪加速
度演算部84とスリップ量演算部86とがそれぞれ接続
されている。推定車体速度演算部82は、4個の車輪の
車輪速度に基づいて推定車体速度を演算し、車輪加速度
演算部84は、車輪速度演算部80から周期的に供給さ
れる複数の車輪速度の差として車輪加速度を演算する。
スリップ量演算部86は、推定車体速度演算部82にも
接続されていて、各輪の車輪速度から推定車体速度を引
き算することによって各輪のスリップ量を演算する。推
定車体速度演算部82にはさらに、推定車体減速度演算
部88も接続されている。推定車体減速度演算部88
は、推定車体速度演算部82から周期的に供給される複
数の推定車体速度の差として推定車体減速度を演算す
る。
要を図3に示す機能ブロック図に基づいて説明する。車
輪速度演算部80は、各車輪速度センサ72からの出力
信号に基づき、各輪の車輪速度を演算する。この車輪速
度演算部80には、推定車体速度演算部82と車輪加速
度演算部84とスリップ量演算部86とがそれぞれ接続
されている。推定車体速度演算部82は、4個の車輪の
車輪速度に基づいて推定車体速度を演算し、車輪加速度
演算部84は、車輪速度演算部80から周期的に供給さ
れる複数の車輪速度の差として車輪加速度を演算する。
スリップ量演算部86は、推定車体速度演算部82にも
接続されていて、各輪の車輪速度から推定車体速度を引
き算することによって各輪のスリップ量を演算する。推
定車体速度演算部82にはさらに、推定車体減速度演算
部88も接続されている。推定車体減速度演算部88
は、推定車体速度演算部82から周期的に供給される複
数の推定車体速度の差として推定車体減速度を演算す
る。
【0072】車輪加速度演算部84とスリップ量演算部
86と推定車体減速度演算部88とにはそれぞれ、3つ
の電磁弁30,32,38をそれぞれ制御する状態を決
定する制御状態決定部90が接続されている。これの詳
細については後述する。この制御状態決定部90には、
アクチュエータ制御部92が接続されている。アクチュ
エータ制御部92は、制御状態決定部90から入力され
た指令信号に基づき、それに対応する駆動信号を各電磁
弁30,32,38のソレノイドにそれぞれ供給する。
86と推定車体減速度演算部88とにはそれぞれ、3つ
の電磁弁30,32,38をそれぞれ制御する状態を決
定する制御状態決定部90が接続されている。これの詳
細については後述する。この制御状態決定部90には、
アクチュエータ制御部92が接続されている。アクチュ
エータ制御部92は、制御状態決定部90から入力され
た指令信号に基づき、それに対応する駆動信号を各電磁
弁30,32,38のソレノイドにそれぞれ供給する。
【0073】ここで、制御状態決定部90を詳細に説明
する。制御状態決定部90は、通常の規則でブレーキ圧
を制御する通常アンチロック制御部100と、一定の条
件が成立した場合にデューティ減圧を行うデューティ減
圧制御部102とを含んでいる。以下、各構成要素を説
明する。
する。制御状態決定部90は、通常の規則でブレーキ圧
を制御する通常アンチロック制御部100と、一定の条
件が成立した場合にデューティ減圧を行うデューティ減
圧制御部102とを含んでいる。以下、各構成要素を説
明する。
【0074】(1) 通常アンチロック制御部100 通常アンチロック制御部100は、 ブレーキ圧の目
標制御モードを選択する機能(以下、単に「圧力モード
選択機能」という。)と、 各電磁弁30,32,3
8の目標制御状態を選択する機能(以下、単に「電磁弁
状態選択機能」という。)とをそれぞれ果たす。以下、
各機能を説明する。
標制御モードを選択する機能(以下、単に「圧力モード
選択機能」という。)と、 各電磁弁30,32,3
8の目標制御状態を選択する機能(以下、単に「電磁弁
状態選択機能」という。)とをそれぞれ果たす。以下、
各機能を説明する。
【0075】 圧力モード選択機能 圧力モード選択機能とは、各輪につき、車輪加速度とス
リップ量と推定車体減速度とに基づき、車輪速度に落ち
込み傾向が発生したか、車輪速度にそれが車体速度に復
帰する傾向が生じたか、車輪速度が車体速度に近づきす
ぎたか等を判定し、その結果に基づき、増圧モード,保
持モードおよび減圧モードの中から、各輪のブレーキ圧
の目標制御モードを選択する機能をいう。
リップ量と推定車体減速度とに基づき、車輪速度に落ち
込み傾向が発生したか、車輪速度にそれが車体速度に復
帰する傾向が生じたか、車輪速度が車体速度に近づきす
ぎたか等を判定し、その結果に基づき、増圧モード,保
持モードおよび減圧モードの中から、各輪のブレーキ圧
の目標制御モードを選択する機能をいう。
【0076】なお、ここに「増圧モード」については、
マスタシリンダ増圧モードとポンプ増圧モードとパルス
増圧モードとの3種類がある。「マスタシリンダ増圧モ
ード」とは、第1電磁弁30を開いてマスタシリンダ1
0によって各輪を急に増圧するモードをいう。また、
「ポンプ増圧モード」とは、第1電磁弁30を閉じてポ
ンプ42によって各輪をマスタシリンダ増圧モードにお
けるより緩やかに増圧するモードをいう。また、「パル
ス増圧モード」とは、第1電磁弁30を閉じてポンプ4
2によって各輪をパルス的に、ポンプ増圧モードにおけ
るより緩やかに増圧するモードをいう。
マスタシリンダ増圧モードとポンプ増圧モードとパルス
増圧モードとの3種類がある。「マスタシリンダ増圧モ
ード」とは、第1電磁弁30を開いてマスタシリンダ1
0によって各輪を急に増圧するモードをいう。また、
「ポンプ増圧モード」とは、第1電磁弁30を閉じてポ
ンプ42によって各輪をマスタシリンダ増圧モードにお
けるより緩やかに増圧するモードをいう。また、「パル
ス増圧モード」とは、第1電磁弁30を閉じてポンプ4
2によって各輪をパルス的に、ポンプ増圧モードにおけ
るより緩やかに増圧するモードをいう。
【0077】 電磁弁状態選択機能 電磁弁状態選択機能とは、各電磁弁30,32,38に
つき、前記選択された目標制御モードに基づき、開状態
および閉状態の中から目標制御状態を選択する機能をい
う。
つき、前記選択された目標制御モードに基づき、開状態
および閉状態の中から目標制御状態を選択する機能をい
う。
【0078】ROM64には、前輪および後輪のブレー
キ圧の目標制御モードと第1ないし第3電磁弁30,3
2,38の目標制御状態との関係が予め記憶されてい
る。この関係は図4に表形式で示されている。なお、図
において、「Fr」は前輪、「Rr」は後輪を表し、
「M/C増圧」はマスタシリンダ増圧モードを表し、
「○」は各電磁弁30,32,38が開状態にあるこ
と、「×」は閉状態にあることを表す。
キ圧の目標制御モードと第1ないし第3電磁弁30,3
2,38の目標制御状態との関係が予め記憶されてい
る。この関係は図4に表形式で示されている。なお、図
において、「Fr」は前輪、「Rr」は後輪を表し、
「M/C増圧」はマスタシリンダ増圧モードを表し、
「○」は各電磁弁30,32,38が開状態にあるこ
と、「×」は閉状態にあることを表す。
【0079】前輪がマスタシリンダ増圧モードである場
合(図においてNo. 1〜3)には、第1電磁弁30は、
後輪の目標制御モードの如何を問わず、開状態となる。
ただし、第2電磁弁32および第3電磁弁38は後輪の
目標制御モードの如何によって異なり、マスタシリンダ
増圧モードである場合(図においてNo. 1)には、第2
電磁弁32は開状態、第3電磁弁38は閉状態となり、
保持モードである場合(図においてNo. 2)には、第2
電磁弁32も第3電磁弁38も閉状態となり、減圧モー
ドである場合(図においてNo. 3)は、第2電磁弁32
は閉状態、第3電磁弁38は開状態となる。なお、前輪
も後輪もマスタシリンダ増圧モードである場合(図にお
いてNo. 1)は、ノーマルブレーキ時に相当する。
合(図においてNo. 1〜3)には、第1電磁弁30は、
後輪の目標制御モードの如何を問わず、開状態となる。
ただし、第2電磁弁32および第3電磁弁38は後輪の
目標制御モードの如何によって異なり、マスタシリンダ
増圧モードである場合(図においてNo. 1)には、第2
電磁弁32は開状態、第3電磁弁38は閉状態となり、
保持モードである場合(図においてNo. 2)には、第2
電磁弁32も第3電磁弁38も閉状態となり、減圧モー
ドである場合(図においてNo. 3)は、第2電磁弁32
は閉状態、第3電磁弁38は開状態となる。なお、前輪
も後輪もマスタシリンダ増圧モードである場合(図にお
いてNo. 1)は、ノーマルブレーキ時に相当する。
【0080】前輪がポンプ増圧モードである場合(図に
おいてNo. 4,5)である場合には、第1電磁弁30
は、後輪の目標制御モードの如何を問わず、閉状態とな
る。ただし、後輪が保持モードである場合(図において
No. 4)には、第2電磁弁32も第3電磁弁38も閉状
態となり、減圧モードである場合(図においてNo. 5)
には、第2電磁弁32は閉状態、第3電磁弁38は開状
態となる。
おいてNo. 4,5)である場合には、第1電磁弁30
は、後輪の目標制御モードの如何を問わず、閉状態とな
る。ただし、後輪が保持モードである場合(図において
No. 4)には、第2電磁弁32も第3電磁弁38も閉状
態となり、減圧モードである場合(図においてNo. 5)
には、第2電磁弁32は閉状態、第3電磁弁38は開状
態となる。
【0081】前輪が保持モード、後輪がポンプ増圧モー
ドである場合(図においてNo. 6)である場合には、第
1電磁弁30は閉状態、第2電磁弁32は開状態、第3
電磁弁38は閉状態となる。
ドである場合(図においてNo. 6)である場合には、第
1電磁弁30は閉状態、第2電磁弁32は開状態、第3
電磁弁38は閉状態となる。
【0082】前輪も後輪も減圧モードである場合(図に
おいてNo. 7)である場合には、第1電磁弁30は閉状
態、第2電磁弁32も第3電磁弁38も開状態となる。
おいてNo. 7)である場合には、第1電磁弁30は閉状
態、第2電磁弁32も第3電磁弁38も開状態となる。
【0083】なお、同図のモード表には、すべての電磁
弁30,32,38が開状態となる電磁弁制御状態(図
においてNo. 8)が示されているが、これは、アンチロ
ック制御中、空になったリザーバ36にマスタシリンダ
10からブレーキ液を補充し、ポンプ42による増圧を
確保するために設けられている。
弁30,32,38が開状態となる電磁弁制御状態(図
においてNo. 8)が示されているが、これは、アンチロ
ック制御中、空になったリザーバ36にマスタシリンダ
10からブレーキ液を補充し、ポンプ42による増圧を
確保するために設けられている。
【0084】また、このモード表には示されていない
が、前輪または後輪がパルス増圧モードである場合に
は、第1電磁弁30は閉状態、第2電磁弁32は開状態
と閉状態とを交互に繰り返すデューティ制御状態、第3
電磁弁は閉状態となる。
が、前輪または後輪がパルス増圧モードである場合に
は、第1電磁弁30は閉状態、第2電磁弁32は開状態
と閉状態とを交互に繰り返すデューティ制御状態、第3
電磁弁は閉状態となる。
【0085】(2) デューティ減圧制御部102 現在の路面が路面凹凸が大きい荒れた悪路である場合に
も、平坦路である場合と同様に、減圧モードを本来の減
圧勾配で実行すると、例えば図5に示すように、減圧モ
ードが短い間隔で頻繁に選択され、減圧モードの選択状
態が振動的になり、ブレーキ圧に減圧傾向が生じ、車輪
の制動力が低下する。そこで、このような事態の発生を
回避すべく、デューティ減圧制御部102は、現在の路
面が悪路である可能性がある場合には、図6に示すよう
に、減圧モードの実行中にデューティ減圧を行い、減圧
勾配を本来の減圧勾配より緩やかにする。そのため、こ
のデューティ減圧制御部102は、制御中振動判定部1
04とデューティ減圧出力部106とを含んでいる。以
下、各構成要素を説明する。
も、平坦路である場合と同様に、減圧モードを本来の減
圧勾配で実行すると、例えば図5に示すように、減圧モ
ードが短い間隔で頻繁に選択され、減圧モードの選択状
態が振動的になり、ブレーキ圧に減圧傾向が生じ、車輪
の制動力が低下する。そこで、このような事態の発生を
回避すべく、デューティ減圧制御部102は、現在の路
面が悪路である可能性がある場合には、図6に示すよう
に、減圧モードの実行中にデューティ減圧を行い、減圧
勾配を本来の減圧勾配より緩やかにする。そのため、こ
のデューティ減圧制御部102は、制御中振動判定部1
04とデューティ減圧出力部106とを含んでいる。以
下、各構成要素を説明する。
【0086】 制御中振動判定部104 制御中振動判定部104は、アンチロック制御中、各輪
につき、減圧モードの選択状態が振動的になったか否か
を判定する。この制御中振動判定部104は、減圧モー
ド開始判定部108と減圧周期計測部110と減圧周期
判定部112と短周期連続回数計測部114とデューテ
ィ減圧必要性判定部116とを含んでいる。
につき、減圧モードの選択状態が振動的になったか否か
を判定する。この制御中振動判定部104は、減圧モー
ド開始判定部108と減圧周期計測部110と減圧周期
判定部112と短周期連続回数計測部114とデューテ
ィ減圧必要性判定部116とを含んでいる。
【0087】(i) 減圧モード開始判定部108 減圧モード開始判定部108は、減圧モードの開始時期
を判定する。具体的には、車輪について前回選択された
モード(前回の演算周期において選択されたモードであ
り、直前に選択されたモードである。)が非減圧モード
であり、今回選択されたモード(今回の演算周期におい
て選択されたモードであり、現在選択されているモード
である。)のモードが減圧モードであるときに、今回の
減圧モードが開始されたと判定する。なお、本実施形態
においては、「非減圧モード」には、マスタシリンダ増
圧モード,ポンプ増圧モード,パルス増圧モードおよび
保持モードがある。
を判定する。具体的には、車輪について前回選択された
モード(前回の演算周期において選択されたモードであ
り、直前に選択されたモードである。)が非減圧モード
であり、今回選択されたモード(今回の演算周期におい
て選択されたモードであり、現在選択されているモード
である。)のモードが減圧モードであるときに、今回の
減圧モードが開始されたと判定する。なお、本実施形態
においては、「非減圧モード」には、マスタシリンダ増
圧モード,ポンプ増圧モード,パルス増圧モードおよび
保持モードがある。
【0088】(ii) 減圧周期計測部110 減圧周期計測部110は、前回の減圧モードの開始時期
と今回の減圧モードの開始時期との時間間隔を減圧周期
として計測する。具体的には、図7に示すように、今回
の減圧モードRM1が開始されるのに伴い、減圧周期カ
ウンタ(RAM66に設けられている)を初期値にリセ
ットするとともに、その減圧周期カウンタを一定時間毎
に一定値ずつデクリメントする。
と今回の減圧モードの開始時期との時間間隔を減圧周期
として計測する。具体的には、図7に示すように、今回
の減圧モードRM1が開始されるのに伴い、減圧周期カ
ウンタ(RAM66に設けられている)を初期値にリセ
ットするとともに、その減圧周期カウンタを一定時間毎
に一定値ずつデクリメントする。
【0089】(iii) 減圧周期判定部112 減圧周期判定部112は、減圧周期が設定周期より短い
か否かを判定する。具体的には、同図に示すように、前
記減圧周期カウンタが0より大きいうちに次回の減圧モ
ードRM2が開始されたならば、減圧周期が設定周期よ
り短いと判定する。減圧周期カウンタの初期値がその設
定周期に対応する値として予め設定されているため、そ
のような判定が可能となるのである。
か否かを判定する。具体的には、同図に示すように、前
記減圧周期カウンタが0より大きいうちに次回の減圧モ
ードRM2が開始されたならば、減圧周期が設定周期よ
り短いと判定する。減圧周期カウンタの初期値がその設
定周期に対応する値として予め設定されているため、そ
のような判定が可能となるのである。
【0090】(iv) 短周期連続回数計測部114 短周期連続回数計測部114は、減圧周期が短いとの判
定が連続した回数を計測する。具体的には、同図に示す
ように、今回の減圧モードMR1が開始されるのに伴っ
て、判定カウンタ(RAM66に設けられている)を0
にリセットし、前記減圧周期カウンタが0より大きいう
ちに次回の減圧モードMR2が開始されたならば、判定
カウンタを1だけインクリメントし、図示しないが、減
圧周期カウンタが0以下となった後に次回の減圧モード
が開始されたならば、判定カウンタを0にリセットす
る。
定が連続した回数を計測する。具体的には、同図に示す
ように、今回の減圧モードMR1が開始されるのに伴っ
て、判定カウンタ(RAM66に設けられている)を0
にリセットし、前記減圧周期カウンタが0より大きいう
ちに次回の減圧モードMR2が開始されたならば、判定
カウンタを1だけインクリメントし、図示しないが、減
圧周期カウンタが0以下となった後に次回の減圧モード
が開始されたならば、判定カウンタを0にリセットす
る。
【0091】(v) デューティ減圧必要性判定部116 デューティ減圧必要性判定部116は、同図に示すよう
に、上記判定カウンタが設定値Nを超えたときに(図の
例では、2以上となったときに)、現在の路面が悪路で
あると推定し、デューティ減圧を行う必要があると判定
する。ただし、判定カウンタが設定値Nを超えていて
も、前記減圧周期カウンタが0以下となった後には、デ
ューティ減圧を行う必要はないと判定する。減圧周期カ
ウンタが0以下となったということは、次に計測される
べき減圧周期が設定周期より長いということであり、こ
れは、もはやデューティ減圧を行うべきではないと考え
られるからである。
に、上記判定カウンタが設定値Nを超えたときに(図の
例では、2以上となったときに)、現在の路面が悪路で
あると推定し、デューティ減圧を行う必要があると判定
する。ただし、判定カウンタが設定値Nを超えていて
も、前記減圧周期カウンタが0以下となった後には、デ
ューティ減圧を行う必要はないと判定する。減圧周期カ
ウンタが0以下となったということは、次に計測される
べき減圧周期が設定周期より長いということであり、こ
れは、もはやデューティ減圧を行うべきではないと考え
られるからである。
【0092】 デューティ減圧出力部106 デューティ減圧出力部106は、上記デューティ減圧必
要性判定部116がデューティ減圧を行う必要があると
判定した車輪に対してデューティ減圧を出力する。具体
的には、第3電磁弁38をデューティ制御する。
要性判定部116がデューティ減圧を行う必要があると
判定した車輪に対してデューティ減圧を出力する。具体
的には、第3電磁弁38をデューティ制御する。
【0093】以上説明したデューティ減圧制御部102
のうち、制御中振動判定部104およびデューティ減圧
出力部106はコンピュータ68のうち図8の制御中振
動判定ルーチンおよび図9のデューティ減圧制御ルーチ
ンを実行する部分によって構成されている。以下、それ
らフローチャートに基づき、制御中振動判定部104と
デューティ減圧出力部106とをそれぞれ具体的に説明
する。
のうち、制御中振動判定部104およびデューティ減圧
出力部106はコンピュータ68のうち図8の制御中振
動判定ルーチンおよび図9のデューティ減圧制御ルーチ
ンを実行する部分によって構成されている。以下、それ
らフローチャートに基づき、制御中振動判定部104と
デューティ減圧出力部106とをそれぞれ具体的に説明
する。
【0094】図8の制御中振動判定ルーチンは一定の演
算周期毎に実行される。各回の実行時にはまず、ステッ
プS1(以下、単に「S1」で表す。他のステップにつ
いても同じとする。)において、前記減圧周期カウンタ
が1だけデリクメントされる。なお、減圧周期カウンタ
のデクリメント前の値は、初期値に等しい場合と、初期
値より小さいが0より大きい場合と、0以下である場合
とがある。
算周期毎に実行される。各回の実行時にはまず、ステッ
プS1(以下、単に「S1」で表す。他のステップにつ
いても同じとする。)において、前記減圧周期カウンタ
が1だけデリクメントされる。なお、減圧周期カウンタ
のデクリメント前の値は、初期値に等しい場合と、初期
値より小さいが0より大きい場合と、0以下である場合
とがある。
【0095】次に、S2において、前回選択されたモー
ドが非減圧モードであるか否かが判定される。減圧モー
ドであると仮定すれば判定がNOとなり、本ルーチンの
一回の実行が終了するが、減圧モードではないと仮定す
れば判定がYESとなり、次のS3に進む。
ドが非減圧モードであるか否かが判定される。減圧モー
ドであると仮定すれば判定がNOとなり、本ルーチンの
一回の実行が終了するが、減圧モードではないと仮定す
れば判定がYESとなり、次のS3に進む。
【0096】このS3においては、今回選択されたモー
ドが減圧モードであるか否かが判定される。減圧モード
ではないと仮定すれば判定がNOとなり、本ルーチンの
一回の実行が終了するが、減圧モードであると仮定すれ
ば判定がYESとなり、次のS4に進む。
ドが減圧モードであるか否かが判定される。減圧モード
ではないと仮定すれば判定がNOとなり、本ルーチンの
一回の実行が終了するが、減圧モードであると仮定すれ
ば判定がYESとなり、次のS4に進む。
【0097】このS4においては、減圧周期カウンタが
0より大きいか否かが判定される。今回の減圧モードが
前回の減圧モードの開始時期より前記設定周期以上が経
過する前に開始されたか否かが判定されるのである。今
回、減圧周期カウンタが0より大きくはないと仮定すれ
ば判定がNOとなり、S5において、前記判定カウンタ
が0にリセットされ、次に、S6において、減圧周期カ
ウンタが初期値にリセットされる。今回の減圧モードの
開始時期から次回の減圧モードの開始時期までの経過時
間を計測する準備のためである。以上で本ルーチンの一
回の実行が終了する。
0より大きいか否かが判定される。今回の減圧モードが
前回の減圧モードの開始時期より前記設定周期以上が経
過する前に開始されたか否かが判定されるのである。今
回、減圧周期カウンタが0より大きくはないと仮定すれ
ば判定がNOとなり、S5において、前記判定カウンタ
が0にリセットされ、次に、S6において、減圧周期カ
ウンタが初期値にリセットされる。今回の減圧モードの
開始時期から次回の減圧モードの開始時期までの経過時
間を計測する準備のためである。以上で本ルーチンの一
回の実行が終了する。
【0098】次に本ルーチンが実行されれば、前回選択
されたモードが減圧モードであるから、S2の判定がN
Oとなり、本ルーチンの一回の実行が終了し、本ルーチ
ンが何回か実行されるうちに新たな減圧モードが開始さ
れ、前回選択されたモードが非減圧モード、今回選択さ
れたモードが減圧モードとなれば、S2の判定もS3の
判定もYESとなり、S4が実行される。
されたモードが減圧モードであるから、S2の判定がN
Oとなり、本ルーチンの一回の実行が終了し、本ルーチ
ンが何回か実行されるうちに新たな減圧モードが開始さ
れ、前回選択されたモードが非減圧モード、今回選択さ
れたモードが減圧モードとなれば、S2の判定もS3の
判定もYESとなり、S4が実行される。
【0099】このS4において、減圧周期カウンタが0
より大きいか否かが判定され、今回は、0より大きいと
仮定すれば判定がYESとなり、S7において、判定カ
ウンタが1だけインクリメントされる。その後、S8に
おいて、再び、減圧周期カウンタが初期値にリセットさ
れる。以上で本ルーチンの一回の実行が終了する。
より大きいか否かが判定され、今回は、0より大きいと
仮定すれば判定がYESとなり、S7において、判定カ
ウンタが1だけインクリメントされる。その後、S8に
おいて、再び、減圧周期カウンタが初期値にリセットさ
れる。以上で本ルーチンの一回の実行が終了する。
【0100】次に本ルーチンが実行され、このとき、未
だ新たな減圧モードが開始されていなければ、S2の判
定がNOとなり、本ルーチンの一回の実行が終了し、新
たな減圧モードが開始されたならば、S2の判定もS3
の判定もYESとなり、S4において、減圧周期カウン
タが0より大きいか否かが判定される。今回も、0より
大きいと仮定すれば判定がYESとなり、S7におい
て、判定カウンタが1だけインクリメントされ、その結
果、判定カウンタの現在値が2とされる。その後、S6
において、減圧周期カウンタが初期値にリセットされ、
以上で、本ルーチンの一回の実行が終了する。
だ新たな減圧モードが開始されていなければ、S2の判
定がNOとなり、本ルーチンの一回の実行が終了し、新
たな減圧モードが開始されたならば、S2の判定もS3
の判定もYESとなり、S4において、減圧周期カウン
タが0より大きいか否かが判定される。今回も、0より
大きいと仮定すれば判定がYESとなり、S7におい
て、判定カウンタが1だけインクリメントされ、その結
果、判定カウンタの現在値が2とされる。その後、S6
において、減圧周期カウンタが初期値にリセットされ、
以上で、本ルーチンの一回の実行が終了する。
【0101】その後、設定周期より短い減圧周期で複数
の減圧モードが周期的に実行される場合には、判定カウ
ンタの現在値が1ずつ段階的に増加することになるが、
設定周期より長い減圧周期で減圧モードが開始された場
合には、判定カウンタが0にリセットされ、改めて、減
圧周期が設定周期より短いとの判定が連続する回数が計
測されることになる。
の減圧モードが周期的に実行される場合には、判定カウ
ンタの現在値が1ずつ段階的に増加することになるが、
設定周期より長い減圧周期で減圧モードが開始された場
合には、判定カウンタが0にリセットされ、改めて、減
圧周期が設定周期より短いとの判定が連続する回数が計
測されることになる。
【0102】これに対し、図9に示すデューティ減圧制
御ルーチンも一定の演算周期で実行される。各回の実行
時にはまず、S11において、今回のモードが減圧モー
ドであるか否かが判定される。今回、減圧モードではな
い場合には判定がNOとなり、本ルーチンの一回の実行
が終了し、減圧モードである場合には判定がYESとな
り、次のS12に進む。
御ルーチンも一定の演算周期で実行される。各回の実行
時にはまず、S11において、今回のモードが減圧モー
ドであるか否かが判定される。今回、減圧モードではな
い場合には判定がNOとなり、本ルーチンの一回の実行
が終了し、減圧モードである場合には判定がYESとな
り、次のS12に進む。
【0103】このS12においては、減圧周期カウンタ
が0より大きいか否かが判定される。今回、0より大き
くはないと仮定すれば判定がNOとなり、S13および
S14がスキップされ、本ルーチンの一回の実行が終了
する。したがって、今回は、デューティ減圧が行われ
ず、本来の減圧勾配で減圧モードが実行されることにな
る。
が0より大きいか否かが判定される。今回、0より大き
くはないと仮定すれば判定がNOとなり、S13および
S14がスキップされ、本ルーチンの一回の実行が終了
する。したがって、今回は、デューティ減圧が行われ
ず、本来の減圧勾配で減圧モードが実行されることにな
る。
【0104】これに対し、今回、減圧周期カウンタが0
より大きいと仮定すればS12の判定がYESとなり、
S13において、判定カウンタが設定値Nより大きいか
否かが判定される。今回、設定値Nより大きくはないと
仮定すれば判定がNOとなり、S14がスキップされ、
本ルーチンの一回の実行が終了する。したがって、今回
も、本来の減圧勾配で減圧モードが実行されることにな
る。
より大きいと仮定すればS12の判定がYESとなり、
S13において、判定カウンタが設定値Nより大きいか
否かが判定される。今回、設定値Nより大きくはないと
仮定すれば判定がNOとなり、S14がスキップされ、
本ルーチンの一回の実行が終了する。したがって、今回
も、本来の減圧勾配で減圧モードが実行されることにな
る。
【0105】一方、今回、減圧周期カウンタが0より大
きく、かつ、判定カウンタが設定値Nより大きいと仮定
すれば、S12の判定もS13の判定もYESとなり、
S14において、減圧モードの選択状態が振動的である
と判定された車輪に対してデューティ減圧が出力され
る。したがって、今回は、その車輪のブレーキ圧が本来
の減圧勾配より緩やかな勾配で減圧され、その結果、減
圧周期が長くなり、頻繁な減圧が回避され、車輪制動力
の低下が抑制される。
きく、かつ、判定カウンタが設定値Nより大きいと仮定
すれば、S12の判定もS13の判定もYESとなり、
S14において、減圧モードの選択状態が振動的である
と判定された車輪に対してデューティ減圧が出力され
る。したがって、今回は、その車輪のブレーキ圧が本来
の減圧勾配より緩やかな勾配で減圧され、その結果、減
圧周期が長くなり、頻繁な減圧が回避され、車輪制動力
の低下が抑制される。
【0106】すなわち、コンピュータ68のうち図8の
S2およびS3を実行する部分が図3における減圧モー
ド開始判定部108を構成し、S1およびS6を実行す
る部分が減圧周期カウンタと共同して減圧周期計測部1
10を構成し、S4を実行する部分が減圧周期判定部1
12を構成し、S5およびS7を構成する部分が判定カ
ウンタと共同して短周期連続回数計測部114を構成
し、図9のS11ないしS13を実行する部分がデュー
ティ減圧必要性判定部116を構成し、S14を実行す
る部分がデューティ減圧出力部106を構成しているの
である。
S2およびS3を実行する部分が図3における減圧モー
ド開始判定部108を構成し、S1およびS6を実行す
る部分が減圧周期カウンタと共同して減圧周期計測部1
10を構成し、S4を実行する部分が減圧周期判定部1
12を構成し、S5およびS7を構成する部分が判定カ
ウンタと共同して短周期連続回数計測部114を構成
し、図9のS11ないしS13を実行する部分がデュー
ティ減圧必要性判定部116を構成し、S14を実行す
る部分がデューティ減圧出力部106を構成しているの
である。
【0107】以上の説明から明らかなように、本実施形
態によれば、減圧モードの選択状態に基づいて路面凹凸
が推定され、その結果が考慮されてアンチロック制御が
行われるから、路面凹凸を車輪速度のみに基づいて推定
する従来例に比較し、路面凹凸を制御特性との関係にお
いてきめ細かく推定可能となり、路面凹凸がかなり大き
いかなり荒れた路面はもとより、路面凹凸がやや大きい
少し荒れた路面も検出可能となり、路面凹凸に起因して
制動力が低下する可能性がある路面を幅広く検出可能と
なって、制動距離が短縮されるという効果が得られる。
態によれば、減圧モードの選択状態に基づいて路面凹凸
が推定され、その結果が考慮されてアンチロック制御が
行われるから、路面凹凸を車輪速度のみに基づいて推定
する従来例に比較し、路面凹凸を制御特性との関係にお
いてきめ細かく推定可能となり、路面凹凸がかなり大き
いかなり荒れた路面はもとより、路面凹凸がやや大きい
少し荒れた路面も検出可能となり、路面凹凸に起因して
制動力が低下する可能性がある路面を幅広く検出可能と
なって、制動距離が短縮されるという効果が得られる。
【0108】本実施形態のブレーキシステムにおいて
は、ポンプ42の吐出能力が低くされ、それの吐出圧を
マスタシリンダ10の最大圧までには高めることができ
ない。そのため、リザーバ36が空となり、第1電磁弁
30が開いた状態でも、ポンプ42はリザーバ36から
汲み上げたブレーキ液をマスタシリンダ10に戻すこと
はできない。そのため、このブレーキシステムにおいて
は、リザーバ36がブレーキ液で一杯になり、各ブレー
キシリンダ22,26からリザーバ36へのブレーキ液
の排出が不可能となり、減圧不能となる事態の発生を回
避するため、無駄な減圧を回避し、その無駄な減圧の原
因となる増圧を避けることが望ましい。これに対し、本
実施形態においては、悪路上で、増圧勾配を急にするこ
とによって制動力を増加させるのではなく、減圧勾配を
緩やかにすることによって制動力を増加させる。したが
って、本実施形態によれば、悪路上での制動力増加を、
増圧勾配を急にすることが適当でないというブレーキシ
ステムの特性に合致した形態で実現可能となるという効
果も得られる。
は、ポンプ42の吐出能力が低くされ、それの吐出圧を
マスタシリンダ10の最大圧までには高めることができ
ない。そのため、リザーバ36が空となり、第1電磁弁
30が開いた状態でも、ポンプ42はリザーバ36から
汲み上げたブレーキ液をマスタシリンダ10に戻すこと
はできない。そのため、このブレーキシステムにおいて
は、リザーバ36がブレーキ液で一杯になり、各ブレー
キシリンダ22,26からリザーバ36へのブレーキ液
の排出が不可能となり、減圧不能となる事態の発生を回
避するため、無駄な減圧を回避し、その無駄な減圧の原
因となる増圧を避けることが望ましい。これに対し、本
実施形態においては、悪路上で、増圧勾配を急にするこ
とによって制動力を増加させるのではなく、減圧勾配を
緩やかにすることによって制動力を増加させる。したが
って、本実施形態によれば、悪路上での制動力増加を、
増圧勾配を急にすることが適当でないというブレーキシ
ステムの特性に合致した形態で実現可能となるという効
果も得られる。
【0109】以上の説明から明らかなように、本実施形
態においては、コントローラ60のうち減圧モード開始
判定部108と減圧周期計測部110と減圧周期判定部
112と短周期連続回数計測部114とをそれぞれ実行
する部分が互いに共同して請求項1ないし5の各発明に
おける「推定手段」の一例を構成し、通常アンチロック
制御部100とデューティ減圧必要性判定部116とデ
ューティ減圧出力部106とをそれぞれ実行する部分が
互いに共同して請求項1ないし5の各発明における「制
御手段」の一例を構成しているのである。また、その制
御手段の一例のうち、デューティ減圧必要性判定部11
6とデューティ減圧出力部106とをそれぞれ実行する
部分が互いに共同して請求項5の発明における「制御特
性変更手段」の一例を構成しているのである。また、コ
ントローラ60のうちデューティ減圧制御部102を構
成する部分が請求項6ないし9の各発明における「制御
特性変更手段」の一例を構成し、また、デューティ減圧
必要性判定部116とデューティ減圧出力部106とを
それぞれ実行する部分が互いに共同して請求項8または
9の発明における「減圧勾配変更手段」の一例を構成し
ているのである。
態においては、コントローラ60のうち減圧モード開始
判定部108と減圧周期計測部110と減圧周期判定部
112と短周期連続回数計測部114とをそれぞれ実行
する部分が互いに共同して請求項1ないし5の各発明に
おける「推定手段」の一例を構成し、通常アンチロック
制御部100とデューティ減圧必要性判定部116とデ
ューティ減圧出力部106とをそれぞれ実行する部分が
互いに共同して請求項1ないし5の各発明における「制
御手段」の一例を構成しているのである。また、その制
御手段の一例のうち、デューティ減圧必要性判定部11
6とデューティ減圧出力部106とをそれぞれ実行する
部分が互いに共同して請求項5の発明における「制御特
性変更手段」の一例を構成しているのである。また、コ
ントローラ60のうちデューティ減圧制御部102を構
成する部分が請求項6ないし9の各発明における「制御
特性変更手段」の一例を構成し、また、デューティ減圧
必要性判定部116とデューティ減圧出力部106とを
それぞれ実行する部分が互いに共同して請求項8または
9の発明における「減圧勾配変更手段」の一例を構成し
ているのである。
【0110】なお、本実施形態は、3つの電磁弁で各ブ
レーキ系統に属する前輪および後輪をそれぞれ制御する
ダイヤゴナル2系統式のアンチロック型ブレーキシステ
ムに本発明を適用した場合の一例であるが、例えば、2
つの電磁弁で各輪のブレーキ圧を制御するダイヤゴナル
2系統式のアンチロック型ブレーキシステムや、2つの
電磁弁で各輪のブレーキ圧を制御する前後2系統式のア
ンチロック型ブレーキシステムに適用することも可能で
ある。
レーキ系統に属する前輪および後輪をそれぞれ制御する
ダイヤゴナル2系統式のアンチロック型ブレーキシステ
ムに本発明を適用した場合の一例であるが、例えば、2
つの電磁弁で各輪のブレーキ圧を制御するダイヤゴナル
2系統式のアンチロック型ブレーキシステムや、2つの
電磁弁で各輪のブレーキ圧を制御する前後2系統式のア
ンチロック型ブレーキシステムに適用することも可能で
ある。
【0111】以上、本発明の一実施形態を図面に基づい
て具体的に説明したが、この他にも、特許請求の範囲を
逸脱することなく、当業者の知識に基づいて種々の変
形,改良を施した形態で本発明を実施することができる
のはもちろんである。
て具体的に説明したが、この他にも、特許請求の範囲を
逸脱することなく、当業者の知識に基づいて種々の変
形,改良を施した形態で本発明を実施することができる
のはもちろんである。
【図1】本発明の一実施形態であるダイヤゴナル2系統
式のアンチロック型ブレーキシステムを示す系統図であ
る。
式のアンチロック型ブレーキシステムを示す系統図であ
る。
【図2】上記ブレーキシステムの電気的な構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図3】図2におけるコントローラ60を示すシステム
構成図である。
構成図である。
【図4】図2におけるROM64に予め記憶されている
各電磁弁の目標制御状態と前輪ブレーキ圧および後輪ブ
レーキ圧の目標制御モードとの関係を表形式で示す図で
ある。
各電磁弁の目標制御状態と前輪ブレーキ圧および後輪ブ
レーキ圧の目標制御モードとの関係を表形式で示す図で
ある。
【図5】上記ブレーキシステムにおける本来の減圧勾配
を説明するためのグラフである。
を説明するためのグラフである。
【図6】上記ブレーキシステムにおけるデューティ減圧
時の減圧勾配を説明するためのグラフである。
時の減圧勾配を説明するためのグラフである。
【図7】図3におけるデューティ減圧制御部102の機
能を説明するためのグラフである。
能を説明するためのグラフである。
【図8】図2のROM64に予め記憶されている制御中
振動判定ルーチンを示すフローチャートである。
振動判定ルーチンを示すフローチャートである。
【図9】そのROM64に予め記憶されているデューテ
ィ減圧制御ルーチンを示すフローチャートである。
ィ減圧制御ルーチンを示すフローチャートである。
10 マスタシリンダ 22 前輪ブレーキシリンダ 26 後輪ブレーキシリンダ 30 第1電磁弁 32 第2電磁弁 38 第3電磁弁 42 ポンプ 60 コントローラ
Claims (9)
- 【請求項1】車両が走行している路面の凹凸を推定する
推定手段と、その推定路面凹凸と車輪の状態とに基づ
き、その車輪の状態を制御する制御手段とを含む車輪制
御装置において、 前記推定手段を、前記制御手段の作動中に、その制御手
段の状態に基づいて前記路面凹凸を推定するものとした
ことを特徴とする車輪制御装置。 - 【請求項2】請求項1の車輪制御装置であって、前記制
御手段が、前記車輪の状態に基づき、その車輪の状態を
制御するための複数のモードの中から一のモードを選択
し、その選択されたモードでその車輪の状態を制御する
ものであり、前記推定手段が、前記制御手段の状態とし
ての前記モードの選択状態に基づいて前記路面凹凸を推
定するものであることを特徴とする車輪制御装置。 - 【請求項3】請求項2の車輪制御装置であって、前記制
御手段が、車両制動時に、前記車輪のブレーキ圧を、減
圧モードと非減圧モードとを含む前記複数のモード中か
ら選択された一のモードで制御してその車輪の状態とし
てのスリップを制御することにより、その車輪のスリッ
プが過大になることを防止するアンチロック制御手段で
あり、前記推定手段が、そのアンチロック制御手段にお
いて前記減圧モードが複数回、周期的に選択される際の
その周期が短いほど前記路面凹凸の程度が高いと推定す
る手段を含むことを特徴とする車輪制御装置。 - 【請求項4】請求項2の車輪制御装置であって、前記制
御手段が、車両制動時に、前記車輪のブレーキ圧を、減
圧モードと非減圧モードとを含む前記複数のモード中か
ら選択された一のモードで制御してその車輪の状態とし
てのスリップを制御することにより、その車輪のスリッ
プが過大になることを防止するアンチロック制御手段で
あり、前記推定手段が、そのアンチロック制御手段にお
ける前記減圧モードの選択頻度が高いほど前記路面凹凸
の程度が高いと推定する手段を含むことを特徴とする車
輪制御装置。 - 【請求項5】請求項3または4の車輪制御装置であっ
て、前記アンチロック制御手段が、前記車輪のブレーキ
圧の制御特性を、前記推定手段による推定路面凹凸の程
度が高い場合において低い場合におけるより増圧側に変
更する制御特性変更手段を含むことを特徴とする車輪制
御装置。 - 【請求項6】車両に設けられ、車両制動時に、車輪の状
態に基づき、その車輪のブレーキ圧を制御するための減
圧モードと非減圧モードとを含む複数のモード中から一
のモードを選択し、その選択されたモードでその車輪の
ブレーキ圧を制御することによりその車輪のスリップが
過大になることを防止するアンチロック制御装置におい
て、 前記車輪のブレーキ圧の制御特性を、前記減圧モードが
複数回、周期的に選択される際のその周期が短い場合に
おいて長い場合におけるより増圧側に変更する制御特性
変更手段を設けたことを特徴とするアンチロック制御装
置。 - 【請求項7】車両に設けられ、車両制動時に、車輪の状
態に基づき、その車輪のブレーキ圧を制御するための減
圧モードと非減圧モードとを含む複数のモード中から一
のモードを選択し、その選択されたモードでその車輪の
ブレーキ圧を制御することによりその車輪のスリップが
過大になることを防止するアンチロック制御装置におい
て、 前記車輪のブレーキ圧の制御特性を、前記減圧モードの
選択頻度が高い場合において低い場合におけるより増圧
側に変更する制御特性変更手段を設けたことを特徴とす
るアンチロック制御装置。 - 【請求項8】請求項6または7のアンチロック制御装置
を含むブレーキシステムであって、前記車両が、前記車
輪として左右の前輪と左右の後輪とをそれぞれ備えた4
輪車両であり、かつ、当該ブレーキシステムが、マスタ
シリンダの互いに独立した2つの加圧室の各々から互い
に独立して延びる2つのブレーキ系統がダイヤゴナルに
構成され、かつ、各ブレーキ系統が、前記マスタシリン
ダの各加圧室と前記前輪のブレーキシリンダとを互いに
接続する前輪ブレーキ通路の途中から後輪ブレーキ通路
が分岐して前記後輪のブレーキシリンダに至り、前記前
輪ブレーキ通路のうち前記マスタシリンダと前記後輪ブ
レーキ通路への分岐位置との間の部分に第1電磁弁が設
けられ、前記後輪ブレーキ通路の途中に第2電磁弁が設
けられ、前記後輪ブレーキ通路のうち前記第2電磁弁と
前記後輪ブレーキシリンダとの間の部分にリザーバがリ
ザーバ通路により接続され、そのリザーバ通路の途中に
第3電磁弁が設けられ、前記リザーバから延びて、前記
前輪ブレーキ通路のうち前記第1電磁弁より前記前輪ブ
レーキシリンダの側の部分と前記後輪ブレーキ通路のう
ち前記第2電磁弁より前記前輪ブレーキ通路の側の部分
とのいずれかに至るポンプ通路の途中にポンプが設けら
れており、かつ、コントローラが、そのポンプを作動さ
せつつ前記第1ないし第3電磁弁をそれぞれ制御してア
ンチロック制御を行うものであり、かつ、前記制御特性
変更手段が、前記制御特性の増圧側への変更を、前記ブ
レーキ圧の減圧勾配を緩やかにすることによって行う減
圧勾配変更手段を含むことを特徴とするブレーキシステ
ム。 - 【請求項9】請求項8のブレーキシステムであって、前
記コントローラが、前記前輪および後輪のブレーキシリ
ンダをそれぞれ減圧する際には、少なくとも前記第3電
磁弁を開くものであり、かつ、前記減圧勾配変更手段
が、そのコントローラに設けられ、前記ブレーキシリン
ダの減圧中に前記第3電磁弁をデューティ制御すること
により、前記減圧勾配を緩やかにするものであることを
特徴とするブレーキシステム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10902996A JPH09290736A (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | 車輪制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10902996A JPH09290736A (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | 車輪制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09290736A true JPH09290736A (ja) | 1997-11-11 |
Family
ID=14499810
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10902996A Pending JPH09290736A (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | 車輪制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09290736A (ja) |
-
1996
- 1996-04-30 JP JP10902996A patent/JPH09290736A/ja active Pending
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