JPH0929103A - 光触媒体、光触媒装置、光源および照明器具 - Google Patents
光触媒体、光触媒装置、光源および照明器具Info
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- JPH0929103A JPH0929103A JP8067590A JP6759096A JPH0929103A JP H0929103 A JPH0929103 A JP H0929103A JP 8067590 A JP8067590 A JP 8067590A JP 6759096 A JP6759096 A JP 6759096A JP H0929103 A JPH0929103 A JP H0929103A
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01K—ELECTRIC INCANDESCENT LAMPS
- H01K1/00—Details
- H01K1/28—Envelopes; Vessels
- H01K1/32—Envelopes; Vessels provided with coatings on the walls; Vessels or coatings thereon characterised by the material thereof
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J61/00—Gas-discharge or vapour-discharge lamps
- H01J61/02—Details
- H01J61/30—Vessels; Containers
- H01J61/35—Vessels; Containers provided with coatings on the walls thereof; Selection of materials for the coatings
Landscapes
- Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
- Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】透光性基材の背面から光照射して所望の光触媒
作用を発揮させることができるとともに、可視光の透過
率を高くすることができる。光触媒体、光触媒装置、光
源および照明器具を提供する。 【構成】光触媒体は、少なくとも410nm以下の波長
の光を透過する基材の一面の少なくとも一部の領域に厚
さ0.01ないし0.3μmのアナターゼ形酸化チタン
を主成分とする光触媒膜を形成し、他面から光照射する
ことによって光触媒膜を活性化できるように構成されて
いる。
作用を発揮させることができるとともに、可視光の透過
率を高くすることができる。光触媒体、光触媒装置、光
源および照明器具を提供する。 【構成】光触媒体は、少なくとも410nm以下の波長
の光を透過する基材の一面の少なくとも一部の領域に厚
さ0.01ないし0.3μmのアナターゼ形酸化チタン
を主成分とする光触媒膜を形成し、他面から光照射する
ことによって光触媒膜を活性化できるように構成されて
いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光触媒体、光触媒
装置、光源および照明器具に関する。
装置、光源および照明器具に関する。
【0002】
【従来の技術】酸化チタンなどの金属酸化物半導体がそ
のバンドギャップエネルギーより高い光エネルギーを吸
収すると、価電子帯の電子が伝導帯に光励起され、半導
体の表面に電子、正孔対が生成し、それぞれが強い酸
化、還元作用を呈するので、このような金属酸化物半導
体は光触媒として利用することができる。光触媒は概ね
波長410nm以下の紫外線照射によって活性化するこ
とができる。このような波長域の紫外線は太陽光線を始
め、蛍光ランプ、白熱電球および高輝度放電ランプなど
の人工光源の放射光に含まれている。
のバンドギャップエネルギーより高い光エネルギーを吸
収すると、価電子帯の電子が伝導帯に光励起され、半導
体の表面に電子、正孔対が生成し、それぞれが強い酸
化、還元作用を呈するので、このような金属酸化物半導
体は光触媒として利用することができる。光触媒は概ね
波長410nm以下の紫外線照射によって活性化するこ
とができる。このような波長域の紫外線は太陽光線を始
め、蛍光ランプ、白熱電球および高輝度放電ランプなど
の人工光源の放射光に含まれている。
【0003】ところで、従来光触媒は、たとえばヨーロ
ッパ特許公開第0630679A1号公報(文献1)に
記載されているように、適当な基材たとえばタイルなど
の建材の表面に膜形成される。そして、その光触媒膜の
外表面から光照射して活性化するのが一般的な使い方で
ある。
ッパ特許公開第0630679A1号公報(文献1)に
記載されているように、適当な基材たとえばタイルなど
の建材の表面に膜形成される。そして、その光触媒膜の
外表面から光照射して活性化するのが一般的な使い方で
ある。
【0004】これに対して、基材に透光性のものを用い
てこの基材の背面から光照射する構成も知られている。
たとえば特開平1−169866号公報(文献2)に
は、紫外線を放射する放電ランプの外表面に光触媒作用
を有する物質を設けることが開示され、この文献2のも
のは放電によって放射された紫外線を無駄なく光触媒作
用を有する物質に照射して、効率よく光化学反応を行う
ことができると説明されている。同様に特開平6−30
4480号公報(文献3)には、酸化チタン微粒子をラ
ンプの外表面に2μm以上の膜厚に形成することによ
り、エチレンを分解するようにしたエチレン分解光触媒
ランプが開示されている。
てこの基材の背面から光照射する構成も知られている。
たとえば特開平1−169866号公報(文献2)に
は、紫外線を放射する放電ランプの外表面に光触媒作用
を有する物質を設けることが開示され、この文献2のも
のは放電によって放射された紫外線を無駄なく光触媒作
用を有する物質に照射して、効率よく光化学反応を行う
ことができると説明されている。同様に特開平6−30
4480号公報(文献3)には、酸化チタン微粒子をラ
ンプの外表面に2μm以上の膜厚に形成することによ
り、エチレンを分解するようにしたエチレン分解光触媒
ランプが開示されている。
【0005】また、特開平6−278241号公報(文
献4)には、内面に光触媒活性を示す金属酸化物の薄膜
を形成したガラス建築材料の外面から太陽光によってガ
ラス建築材料を介して金属酸化物を光照射するようにし
た屋内防臭装置が開示されている。文献4の上記金属酸
化物は数μm程度の膜厚に形成されている。
献4)には、内面に光触媒活性を示す金属酸化物の薄膜
を形成したガラス建築材料の外面から太陽光によってガ
ラス建築材料を介して金属酸化物を光照射するようにし
た屋内防臭装置が開示されている。文献4の上記金属酸
化物は数μm程度の膜厚に形成されている。
【0006】一方、光触媒に対する光照射の関係を合理
的に行う提案もなされている。たとえば特開平7−11
1104号公報(文献5)には、照明器具の透光性カバ
ーの内面に光触媒反応を示す半導体物質を存在させた構
造を有し、透光性カバーの内外に空気を流通させること
により、消臭または消毒を行うようにすることが開示さ
れている。文献5に記載のものは本来の照明の目的を維
持しながら放射される紫外線を有効に利用して光触媒を
活性化して室内空気の消臭または消毒をしようとするも
のである。
的に行う提案もなされている。たとえば特開平7−11
1104号公報(文献5)には、照明器具の透光性カバ
ーの内面に光触媒反応を示す半導体物質を存在させた構
造を有し、透光性カバーの内外に空気を流通させること
により、消臭または消毒を行うようにすることが開示さ
れている。文献5に記載のものは本来の照明の目的を維
持しながら放射される紫外線を有効に利用して光触媒を
活性化して室内空気の消臭または消毒をしようとするも
のである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】文献2ないし4記載の
従来技術は、基材の背面から光触媒を光照射することに
より、文献1記載のものに比べ光触媒の利用態様を拡張
した点において有意義である。しかしながら、本発明者
の追試によれば、これらの技術では必ずしも期待どおり
の十分な効果をあげることができなかった。その原因を
本発明者は種々検討した結果、以下の仮説を導いた。す
なわち、光触媒作用は膜の外表面において発揮されなけ
ればならないのに、光は触媒膜が厚いために触媒膜の内
部で吸収されてしまい、内部で発生した電子・正孔対が
表面に到達しにくい。また、光が触媒膜の表面に到達す
る前に相当量が吸収され、表面の触媒膜は活性化されに
くい。
従来技術は、基材の背面から光触媒を光照射することに
より、文献1記載のものに比べ光触媒の利用態様を拡張
した点において有意義である。しかしながら、本発明者
の追試によれば、これらの技術では必ずしも期待どおり
の十分な効果をあげることができなかった。その原因を
本発明者は種々検討した結果、以下の仮説を導いた。す
なわち、光触媒作用は膜の外表面において発揮されなけ
ればならないのに、光は触媒膜が厚いために触媒膜の内
部で吸収されてしまい、内部で発生した電子・正孔対が
表面に到達しにくい。また、光が触媒膜の表面に到達す
る前に相当量が吸収され、表面の触媒膜は活性化されに
くい。
【0008】さらに、基材によっても光吸収が行われ、
なおさら触媒に十分な量の光が到達しない。
なおさら触媒に十分な量の光が到達しない。
【0009】そこで、本発明者は、透光性物質製の基材
上に形成する光触媒膜の膜厚と吸着物質の分解力との関
係を調査する目的で、後述する実験をしてみた。その結
果、少なくとも防汚作用に関しては、光触媒膜は従来技
術より一層薄くする方が効果的であることを見出した。
すなわち、従来技術はその光触媒膜の膜厚が大きすぎ、
十分な触媒作用を発揮することができなかったことが明
らかになった。
上に形成する光触媒膜の膜厚と吸着物質の分解力との関
係を調査する目的で、後述する実験をしてみた。その結
果、少なくとも防汚作用に関しては、光触媒膜は従来技
術より一層薄くする方が効果的であることを見出した。
すなわち、従来技術はその光触媒膜の膜厚が大きすぎ、
十分な触媒作用を発揮することができなかったことが明
らかになった。
【0010】また、文献2および3記載の従来技術で
は、光触媒膜による可視光の吸収が無視できない。した
がって、このランプを一般照明に利用するには光量が不
足するという問題がある。
は、光触媒膜による可視光の吸収が無視できない。した
がって、このランプを一般照明に利用するには光量が不
足するという問題がある。
【0011】さらに、文献4記載のものは、家屋の窓ガ
ラスの部分を利用して屋内防臭装置を構成しようとする
ものであるが、光触媒膜が数μm程度もあるため、やは
り可視光の吸収が大きく窓ガラスとしての本質的要件に
影響するばかりでなく、さらに外観をも阻害することが
問題である。
ラスの部分を利用して屋内防臭装置を構成しようとする
ものであるが、光触媒膜が数μm程度もあるため、やは
り可視光の吸収が大きく窓ガラスとしての本質的要件に
影響するばかりでなく、さらに外観をも阻害することが
問題である。
【0012】さらにまた、文献5記載のものは、透光性
カバーの内面に光触媒膜を形成するので、光触媒作用の
点では膜厚の問題はないが、可視光透過においては膜厚
の影響を受ける。
カバーの内面に光触媒膜を形成するので、光触媒作用の
点では膜厚の問題はないが、可視光透過においては膜厚
の影響を受ける。
【0013】本発明の目的は、透光性基材の背面から光
照射しても所望の光触媒作用を発揮することができると
ともに、可視光の透過率を高くすることができる光触媒
体を提供することにある。
照射しても所望の光触媒作用を発揮することができると
ともに、可視光の透過率を高くすることができる光触媒
体を提供することにある。
【0014】本発明の別の目的は、特に防汚作用の良好
な光触媒体を提供することにある。
な光触媒体を提供することにある。
【0015】本発明の他の目的は、光源や照明器具に好
適な光触媒体を提供することにある。
適な光触媒体を提供することにある。
【0016】本発明のさらに他の目的は、上記光触媒体
を含む光触媒装置を提供することにある。
を含む光触媒装置を提供することにある。
【0017】本発明のさらに他の目的は、上記光触媒体
を含む光源を提供することにある。
を含む光源を提供することにある。
【0018】本発明のさらに他の目的は、上記光触媒体
を含む照明器具を提供することにある。
を含む照明器具を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の光触媒
体は、少なくとも波長410nm以下の光を透過する基
材と;基材上の少なくとも一部の領域に配設された厚さ
0.01μmないし0.3μmのアナターゼ形酸化チタ
ンを主体とする光触媒膜と;を具備していることを特徴
としている。
体は、少なくとも波長410nm以下の光を透過する基
材と;基材上の少なくとも一部の領域に配設された厚さ
0.01μmないし0.3μmのアナターゼ形酸化チタ
ンを主体とする光触媒膜と;を具備していることを特徴
としている。
【0020】本発明および以下の関連する他の発明にお
いて、特に指定のない場合に、少なくとも波長410n
m以下の光とは、410nm以下の光に加えて410n
mを越える可視光を含むことを許容する。また、410
nm以下の光およびまたは可視光としては太陽光線、人
工光線のいずれか、または両方でもよく、波長域も任意
である。しかし、人工光源では蛍光ランプや殺菌ランプ
またはブラックライトなどにおけるように低圧水銀蒸気
放電により発生する185nm、254nm、高圧水銀
ランプ等のように高圧水銀蒸気放電により発生する36
5nm、410nmなどの水銀の特性スペクトルの他に
各種蛍光体によりほぼ任意の波長の光を発生させること
ができる。
いて、特に指定のない場合に、少なくとも波長410n
m以下の光とは、410nm以下の光に加えて410n
mを越える可視光を含むことを許容する。また、410
nm以下の光およびまたは可視光としては太陽光線、人
工光線のいずれか、または両方でもよく、波長域も任意
である。しかし、人工光源では蛍光ランプや殺菌ランプ
またはブラックライトなどにおけるように低圧水銀蒸気
放電により発生する185nm、254nm、高圧水銀
ランプ等のように高圧水銀蒸気放電により発生する36
5nm、410nmなどの水銀の特性スペクトルの他に
各種蛍光体によりほぼ任意の波長の光を発生させること
ができる。
【0021】基材としては、410nm以下の光を選択
的に透過する性質を有する任意の物質と、併せて可視光
をも透過する性質を有する物質との中から任意のものを
選択して使用することができる。たとえば各種のガラス
特に照明用途に多用されているソーダライムガラス、ほ
うケイ酸ガラスおよび石英ガラスの他に微結晶性ガラ
ス、透光性セラミックスならびに透光性単結晶体など種
々の無機物質と、透光性有機物質たとえば透明性合成樹
脂とのグループの中から任意に選択して用いることがで
きる。また、可視光が外部に漏れないことが好ましいよ
うな使用にあっては、基材は実質的に可視光を透過しな
い材質のものを使用することができる。さらに、基材の
形状、寸法および肉厚は任意に選べる。なぜなら、基材
の背面から光照射して光触媒を活性化する場合に、基材
を透過した光のエネルギーが触媒を活性化するのに必要
なレベルにあるなら、基材に特に制約はないからであ
る。
的に透過する性質を有する任意の物質と、併せて可視光
をも透過する性質を有する物質との中から任意のものを
選択して使用することができる。たとえば各種のガラス
特に照明用途に多用されているソーダライムガラス、ほ
うケイ酸ガラスおよび石英ガラスの他に微結晶性ガラ
ス、透光性セラミックスならびに透光性単結晶体など種
々の無機物質と、透光性有機物質たとえば透明性合成樹
脂とのグループの中から任意に選択して用いることがで
きる。また、可視光が外部に漏れないことが好ましいよ
うな使用にあっては、基材は実質的に可視光を透過しな
い材質のものを使用することができる。さらに、基材の
形状、寸法および肉厚は任意に選べる。なぜなら、基材
の背面から光照射して光触媒を活性化する場合に、基材
を透過した光のエネルギーが触媒を活性化するのに必要
なレベルにあるなら、基材に特に制約はないからであ
る。
【0022】ところで、基材がソーダライムガラスなど
のようにナトリウム成分を含む場合、ナトリウム成分と
酸化チタンが混じり合い活性を低下させることがある
が、このような場合にはガラスと酸化チタンとの間に透
明性のシリカ薄膜を介在させるとよい。上記の構成をえ
るには、ガラス基材の表面に最初に透明性シリカ薄膜を
適宜の方法により形成し、次いで酸化チタン膜を形成す
ればよい。
のようにナトリウム成分を含む場合、ナトリウム成分と
酸化チタンが混じり合い活性を低下させることがある
が、このような場合にはガラスと酸化チタンとの間に透
明性のシリカ薄膜を介在させるとよい。上記の構成をえ
るには、ガラス基材の表面に最初に透明性シリカ薄膜を
適宜の方法により形成し、次いで酸化チタン膜を形成す
ればよい。
【0023】光触媒膜は、アナターゼ形酸化チタンを主
成分とする。主成分とは、光触媒の50重量%以上がア
ナターゼ形チタンであることを意味する。光触媒作用は
酸化チタン以外にも知られているが、光触媒作用が強
く、無色透明な膜を得ることができて、しかも工業的規
模において比較的安価に入手できるという理由から、ア
ナターゼ形酸化チタンを主成分とする。副成分としては
アナターゼ形酸化チタン以外の既知の各種光触媒物質
(たとえばルチル形またはアモルファス状のTiO2、
ZnO、WO3、Fe2O3、FeTiO3、SrTi
O3、CeO2、Tb2O3、MgO、Er2O3など)、光
触媒作用を助長する貴金属(たとえばPt、Ag、P
d、Auなど)またはその化合物およびその他適宜の物
質を許容する。
成分とする。主成分とは、光触媒の50重量%以上がア
ナターゼ形チタンであることを意味する。光触媒作用は
酸化チタン以外にも知られているが、光触媒作用が強
く、無色透明な膜を得ることができて、しかも工業的規
模において比較的安価に入手できるという理由から、ア
ナターゼ形酸化チタンを主成分とする。副成分としては
アナターゼ形酸化チタン以外の既知の各種光触媒物質
(たとえばルチル形またはアモルファス状のTiO2、
ZnO、WO3、Fe2O3、FeTiO3、SrTi
O3、CeO2、Tb2O3、MgO、Er2O3など)、光
触媒作用を助長する貴金属(たとえばPt、Ag、P
d、Auなど)またはその化合物およびその他適宜の物
質を許容する。
【0024】本発明の光触媒膜は、その膜厚が0.01
μmないし0.3μmの範囲である。膜厚が0.01μ
mを下回ると、光触媒膜による光の吸収が極端に低下す
るため、また光触媒膜を必要な範囲でなるべく均一に形
成することが困難となり、したがって光触媒の活性が低
下するので、不可である。また、膜厚が0.3μmを越
えると、光触媒を透過して外面近傍の光触媒にまで到達
する光の割合が減少するために、やはり光触媒の活性が
低下するので、不可である。
μmないし0.3μmの範囲である。膜厚が0.01μ
mを下回ると、光触媒膜による光の吸収が極端に低下す
るため、また光触媒膜を必要な範囲でなるべく均一に形
成することが困難となり、したがって光触媒の活性が低
下するので、不可である。また、膜厚が0.3μmを越
えると、光触媒を透過して外面近傍の光触媒にまで到達
する光の割合が減少するために、やはり光触媒の活性が
低下するので、不可である。
【0025】次に、本発明者は、光触媒膜の膜厚と吸着
物質の分解力との関係を調べるために、以下の実験Aを
行った。
物質の分解力との関係を調べるために、以下の実験Aを
行った。
【0026】(1)厚さ1mmの石英ガラスの一面に、
光触媒膜としてチタンアルコラートの加水分解により酸
化チタン膜を形成した。この光触媒膜の膜厚を変えた数
種類のサンプルを用意する。
光触媒膜としてチタンアルコラートの加水分解により酸
化チタン膜を形成した。この光触媒膜の膜厚を変えた数
種類のサンプルを用意する。
【0027】(2)各サンプルの光触媒膜に一定濃度の
たばこの煙を暴露して脂を付着させ、波長約550nm
の光の透過率T1を測定する。
たばこの煙を暴露して脂を付着させ、波長約550nm
の光の透過率T1を測定する。
【0028】(3)各サンプルの他面から蛍光ランプ
(FL40S・W:東芝ライテック(株)製)の光を1
0時間照射する。このとき、膜形成面から透過した波長
360nmの強度は0.01mW/cm2であった。
(FL40S・W:東芝ライテック(株)製)の光を1
0時間照射する。このとき、膜形成面から透過した波長
360nmの強度は0.01mW/cm2であった。
【0029】(4)光照射後、同様に透過率T2を測定
し、サンプルごとに分解力T1−T2を評価する。
し、サンプルごとに分解力T1−T2を評価する。
【0030】図1は、光触媒膜の膜圧と分解力の関係を
示すグラフである。このグラフは上記実験Aの結果を示
すもので、横軸は膜厚を、縦軸は分解力T1−T2を示
す。このグラフから理解できるように、膜厚が0.01
μm未満であると、分解力は極端に減少し、反対に0.
3μmを越えると、分解力は半減してしまう。
示すグラフである。このグラフは上記実験Aの結果を示
すもので、横軸は膜厚を、縦軸は分解力T1−T2を示
す。このグラフから理解できるように、膜厚が0.01
μm未満であると、分解力は極端に減少し、反対に0.
3μmを越えると、分解力は半減してしまう。
【0031】この実験Aによれば、いずれの波長の光に
おいても光触媒膜が0.01μmより薄いと、膜の活性
が急激に減少し、0.3μm前後より厚いと、やはり膜
の活性が低下してしまうことが分かった。
おいても光触媒膜が0.01μmより薄いと、膜の活性
が急激に減少し、0.3μm前後より厚いと、やはり膜
の活性が低下してしまうことが分かった。
【0032】本発明において、基材の背面から光触媒膜
に到達する波長410nm以下の光の強度は0.01m
W/cm2以上であれば、光触媒膜は十分な防汚作用を
発揮する。
に到達する波長410nm以下の光の強度は0.01m
W/cm2以上であれば、光触媒膜は十分な防汚作用を
発揮する。
【0033】発明者は、光触媒膜に到達する紫外線強度
Iと分解力との関係を調べるために、以下の実験Bを行
った。
Iと分解力との関係を調べるために、以下の実験Bを行
った。
【0034】(1)実験Aと同様に膜厚0.1μmのサ
ンプルを3種類用意する。
ンプルを3種類用意する。
【0035】(2)各サンプルの光触媒膜に一定濃度の
たばこの煙を暴露して脂を付着させ、波長約550nm
の可視光の透過率T3を測定する。
たばこの煙を暴露して脂を付着させ、波長約550nm
の可視光の透過率T3を測定する。
【0036】(3)各サンプルに他方の面から蛍光ラン
プ(FL40S・W:東芝ライテック(株)製)、高圧
ナトリウムランプ(NH940・L:同上)および水銀
ランプ(H1000:同上)の3光源からの光をそれぞ
れ10時間照射する。(このとき、膜形成面から透過し
た紫外線ピーク波長365nmの強度Iは、蛍光ランプ
が0.01mW/cm2、高圧ナトリウムランプが0.
6mW/cm2、水銀ランプが22.8mW/cm2であ
った。) (4)光照射後、同様に透過率T4を測定し、サンプル
ごとに分解力T4−T3を評価する。
プ(FL40S・W:東芝ライテック(株)製)、高圧
ナトリウムランプ(NH940・L:同上)および水銀
ランプ(H1000:同上)の3光源からの光をそれぞ
れ10時間照射する。(このとき、膜形成面から透過し
た紫外線ピーク波長365nmの強度Iは、蛍光ランプ
が0.01mW/cm2、高圧ナトリウムランプが0.
6mW/cm2、水銀ランプが22.8mW/cm2であ
った。) (4)光照射後、同様に透過率T4を測定し、サンプル
ごとに分解力T4−T3を評価する。
【0037】図2は、光触媒膜の紫外線強度と分解力の
関係を示すグラフである。このグラフは上記実験Bの結
果を表すもので、横軸は紫外線強度I(mW/cm2)
を、縦軸は分解力T4−T3の相対値(%)をそれぞれ
示す。このグラフから理解できるように本発明にあって
は、光触媒膜に背面から入射する紫外線強度は0.01
mW/cm2以上であれば、光触媒膜は十分に活性化さ
れて良好な分解力を発揮する。
関係を示すグラフである。このグラフは上記実験Bの結
果を表すもので、横軸は紫外線強度I(mW/cm2)
を、縦軸は分解力T4−T3の相対値(%)をそれぞれ
示す。このグラフから理解できるように本発明にあって
は、光触媒膜に背面から入射する紫外線強度は0.01
mW/cm2以上であれば、光触媒膜は十分に活性化さ
れて良好な分解力を発揮する。
【0038】本発明において、光触媒膜が基材の少なく
とも一部の領域に配設されるとは、基材の前面に光触媒
膜を配設する必要はなく、所要の一部分に配設してもよ
いとの意味である。たとえば基材を装置本体に対して液
密に装着するため、パッキングが当接するのであれば、
基材の周辺部には光触媒膜を形成しないようにすること
ができる。
とも一部の領域に配設されるとは、基材の前面に光触媒
膜を配設する必要はなく、所要の一部分に配設してもよ
いとの意味である。たとえば基材を装置本体に対して液
密に装着するため、パッキングが当接するのであれば、
基材の周辺部には光触媒膜を形成しないようにすること
ができる。
【0039】本発明の光触媒体は、基材の背面から光照
射して光触媒を活性化するのに好適に構成されている
が、本発明はこれに限定されるものではなく、必要に応
じて光触媒の外表面から光を照射しても十分な光触媒作
用を奏することが可能であり、したがって本発明はこの
ような使い方をも許容する。
射して光触媒を活性化するのに好適に構成されている
が、本発明はこれに限定されるものではなく、必要に応
じて光触媒の外表面から光を照射しても十分な光触媒作
用を奏することが可能であり、したがって本発明はこの
ような使い方をも許容する。
【0040】光触媒の製造方法および基材への膜形成方
法はどのようなものであってもさしつかえない。たとえ
ば貴金属の存在下または不存在下で反応生成したチタン
アルコキシドを加水分解して所望の酸化チタンを得るこ
とができる。このようにして作製した酸化チタン膜は透
明度が高く、しかも薄くて緻密な膜をえることができ
る。
法はどのようなものであってもさしつかえない。たとえ
ば貴金属の存在下または不存在下で反応生成したチタン
アルコキシドを加水分解して所望の酸化チタンを得るこ
とができる。このようにして作製した酸化チタン膜は透
明度が高く、しかも薄くて緻密な膜をえることができ
る。
【0041】また、別の方法で作製したアナターゼ形酸
化チタン微粉末を1ないし1000重量%の割合で、さ
らに必要に応じて貴金属を酸化チタンの総量に対して1
0重量%程度添加して上記酸化チタンと混合して使用す
ることができる。チタンアルコキシドとアナターゼ形酸
化チタンとの混合方法は自由であるが、たとえばチタン
アルコキシドの有機溶剤による希釈液中に酸化チタンを
分散混合した被着液を用意し、この被着液を基材に被着
させ、乾燥と焼成工程を経て光触媒膜を形成することが
できる。被着液を作る別の方法としては、酸化チタン微
粉末を適当なバインダーと溶剤とを用いて被着液として
もよい。被着液を基材に被着させる方法としては、たと
えばスプレー法、ディッピング法、塗布法など既知の方
法を用いることができる。スプレー法の一態様として
は、基材を予め加熱しておき、高温の基材に被着液をミ
ストにして被着すると、被着液は瞬時に加水分解して緻
密で薄い光触媒膜を形成することができる。
化チタン微粉末を1ないし1000重量%の割合で、さ
らに必要に応じて貴金属を酸化チタンの総量に対して1
0重量%程度添加して上記酸化チタンと混合して使用す
ることができる。チタンアルコキシドとアナターゼ形酸
化チタンとの混合方法は自由であるが、たとえばチタン
アルコキシドの有機溶剤による希釈液中に酸化チタンを
分散混合した被着液を用意し、この被着液を基材に被着
させ、乾燥と焼成工程を経て光触媒膜を形成することが
できる。被着液を作る別の方法としては、酸化チタン微
粉末を適当なバインダーと溶剤とを用いて被着液として
もよい。被着液を基材に被着させる方法としては、たと
えばスプレー法、ディッピング法、塗布法など既知の方
法を用いることができる。スプレー法の一態様として
は、基材を予め加熱しておき、高温の基材に被着液をミ
ストにして被着すると、被着液は瞬時に加水分解して緻
密で薄い光触媒膜を形成することができる。
【0042】そうして、本発明により得られた光触媒体
は、触媒膜が薄く、基材が透光質にできるために、基材
の背面から光照射しても光は基材を透過して光触媒膜の
表層部まで到達し、触媒の表面を活性化させるので、活
性度の強い光触媒体となる。しかも、光の触媒膜による
吸収が少ないうえ、高い透明度を触媒膜に付与すること
が可能であるから、種々の用途に適応する。たとえば窓
材、タイルなど各種建材やランプ、照明器具などの電気
機器、家具、車両、衛生製品などに適用が可能であり、
その本来の機能を殆ど低下させないでさらに光触媒効果
を発揮する。また、その触媒作用は主として有機質の汚
れ(たとえば油膜、たばこの脂など)を分解して取り去
る防汚に最適であり、長期間にわたって基材の機能を持
続するとともに、美観を維持することができる。さら
に、アセトアルデヒドなどの悪臭の原因となる物質や雑
菌を分解する効果も期待できる。
は、触媒膜が薄く、基材が透光質にできるために、基材
の背面から光照射しても光は基材を透過して光触媒膜の
表層部まで到達し、触媒の表面を活性化させるので、活
性度の強い光触媒体となる。しかも、光の触媒膜による
吸収が少ないうえ、高い透明度を触媒膜に付与すること
が可能であるから、種々の用途に適応する。たとえば窓
材、タイルなど各種建材やランプ、照明器具などの電気
機器、家具、車両、衛生製品などに適用が可能であり、
その本来の機能を殆ど低下させないでさらに光触媒効果
を発揮する。また、その触媒作用は主として有機質の汚
れ(たとえば油膜、たばこの脂など)を分解して取り去
る防汚に最適であり、長期間にわたって基材の機能を持
続するとともに、美観を維持することができる。さら
に、アセトアルデヒドなどの悪臭の原因となる物質や雑
菌を分解する効果も期待できる。
【0043】請求項2の発明の光触媒体は、少なくとも
波長410nm以下の光を透過する基材と;基材上の少
なくとも一部の領域に配設された厚さ0.01μmない
し0.1μmのアナターゼ形酸化チタンを主体とする光
触媒膜と;を具備していることを特徴としている。
波長410nm以下の光を透過する基材と;基材上の少
なくとも一部の領域に配設された厚さ0.01μmない
し0.1μmのアナターゼ形酸化チタンを主体とする光
触媒膜と;を具備していることを特徴としている。
【0044】本発明によれば、請求項1の範囲の中で、
より好ましい光触媒作用を奏する範囲を示すものであ
る。
より好ましい光触媒作用を奏する範囲を示すものであ
る。
【0045】本発明者は、請求項1の発明の範囲でさら
に良好な効果を発揮する範囲があるのかを調べるため
に、以下の実験Cを行った。
に良好な効果を発揮する範囲があるのかを調べるため
に、以下の実験Cを行った。
【0046】(1)前記実験Aと同様に膜厚の異なる数
種のサンプルを3組用意する。
種のサンプルを3組用意する。
【0047】(2)各サンプルの光触媒膜に一定濃度の
たばこの煙を暴露して脂を付着させ、波長約550nm
の可視光の透過率T5を測定する。
たばこの煙を暴露して脂を付着させ、波長約550nm
の可視光の透過率T5を測定する。
【0048】(3)各サンプルの他方の面から第1の組
に波長254nmの光を、第2の組に波長352nmの
光を、また第3の組に波長380nmの光を、それぞれ
照射する。
に波長254nmの光を、第2の組に波長352nmの
光を、また第3の組に波長380nmの光を、それぞれ
照射する。
【0049】(4)光照射後、各サンプルの透過率T6
を同様に測定し、各組ごとに各サンプルの分解力を評価
し、これらを波長352nmのピークを100%として
規格化して相対活性を求める。
を同様に測定し、各組ごとに各サンプルの分解力を評価
し、これらを波長352nmのピークを100%として
規格化して相対活性を求める。
【0050】図3は、光触媒膜の膜厚と相対活性の関係
を示すグラフである。このグラフは実験Cの結果を表す
もので、横軸は光触媒膜の膜厚(μm)を、縦軸は相対
活性(%)を、それぞれ示す。この図から理解できるよ
うに、光触媒膜は膜厚が0.01μmないし0.1μm
の範囲で特に良好な効果を発揮する。
を示すグラフである。このグラフは実験Cの結果を表す
もので、横軸は光触媒膜の膜厚(μm)を、縦軸は相対
活性(%)を、それぞれ示す。この図から理解できるよ
うに、光触媒膜は膜厚が0.01μmないし0.1μm
の範囲で特に良好な効果を発揮する。
【0051】請求項3の発明の光触媒体は、請求項1ま
たは2記載の光触媒体において、基材は、可視光を透過
することを特徴としている。
たは2記載の光触媒体において、基材は、可視光を透過
することを特徴としている。
【0052】本発明によれば、基材が可視光をも透過す
るので、たとえば窓材、ランプ容器および照明器具の透
光性カバーなどに好適な光触媒体を提供することができ
る。
るので、たとえば窓材、ランプ容器および照明器具の透
光性カバーなどに好適な光触媒体を提供することができ
る。
【0053】請求項4の発明の光触媒体は、請求項1な
いし3のいずれか一記載の光触媒体において、基材がソ
ーダライムガラスであることを特徴としている。
いし3のいずれか一記載の光触媒体において、基材がソ
ーダライムガラスであることを特徴としている。
【0054】本発明によれば、ソーダライムガラスは波
長254nm以下の紫外線を相当の割合でカットするの
で、蛍光ランプに好適な光触媒体を提供することができ
る。
長254nm以下の紫外線を相当の割合でカットするの
で、蛍光ランプに好適な光触媒体を提供することができ
る。
【0055】請求項5の発明の光触媒装置は、少なくと
も波長410nm以下の光を透過する基材と;基材の一
方の面の少なくとも一部の領域に配設された厚さ0.0
1μmないし0.3μmのアナターゼ形酸化チタンを主
体とする光触媒膜と;具備し、基材の他方の面から少な
くとも波長410nm以下の光を入射し得るように構成
されていることを特徴としている。
も波長410nm以下の光を透過する基材と;基材の一
方の面の少なくとも一部の領域に配設された厚さ0.0
1μmないし0.3μmのアナターゼ形酸化チタンを主
体とする光触媒膜と;具備し、基材の他方の面から少な
くとも波長410nm以下の光を入射し得るように構成
されていることを特徴としている。
【0056】基材の他方の面から光を入射させるための
手段としては、太陽光および人工光のいずれか一方また
は両方でもよい。
手段としては、太陽光および人工光のいずれか一方また
は両方でもよい。
【0057】本発明は、窓ガラスを兼ねた消臭、消毒装
置、防汚機能付窓ガラス、光源および照明器具などに好
適である。
置、防汚機能付窓ガラス、光源および照明器具などに好
適である。
【0058】請求項6の発明の光触媒装置は、少なくと
も波長410nm以下の光を透過する基材と;基材の一
方の面の少なくとも一部の領域に配設された厚さ0.0
1μmないし0.1μmのアナターゼ形酸化チタンを主
体とする光触媒膜と;具備し、基材の他方の面から少な
くとも波長410nm以下の光を入射し得るように構成
されていることを特徴としている。
も波長410nm以下の光を透過する基材と;基材の一
方の面の少なくとも一部の領域に配設された厚さ0.0
1μmないし0.1μmのアナターゼ形酸化チタンを主
体とする光触媒膜と;具備し、基材の他方の面から少な
くとも波長410nm以下の光を入射し得るように構成
されていることを特徴としている。
【0059】本発明は、請求項5の範囲に中でさらに好
ましい範囲を示すものである。
ましい範囲を示すものである。
【0060】請求項7の発明の光触媒装置は、請求項2
または4記載の光触媒装置において、基材が可視光を透
過することを特徴としている。
または4記載の光触媒装置において、基材が可視光を透
過することを特徴としている。
【0061】請求項8の発明の光触媒装置は、請求項5
ないし7のいずれか一記載の光触媒装置において、基材
がソーダライムガラスであることを特徴としている。
ないし7のいずれか一記載の光触媒装置において、基材
がソーダライムガラスであることを特徴としている。
【0062】本発明は蛍光ランプ、窓ガラスを兼ねる防
臭装置などに好適である。
臭装置などに好適である。
【0063】請求項9の発明の光触媒装置は、請求項5
ないし8のいずれか一記載の光触媒装置において、基材
の他方の面側に配設され、少なくとも波長410nm以
下の光を発生する光源;を具備していることを特徴とし
ている。
ないし8のいずれか一記載の光触媒装置において、基材
の他方の面側に配設され、少なくとも波長410nm以
下の光を発生する光源;を具備していることを特徴とし
ている。
【0064】請求項10の発明の光源は、少なくとも波
長410nm以下の光を透過する透光性材料製の気密容
器と;気密容器内に配設した発光手段と;気密容器の外
面の少なくとも一部の領域に配設した厚さ0.01μm
ないし0.3μmのアナターゼ形酸化チタンを主体とす
る光触媒膜と;を具備していることを特徴としている。
長410nm以下の光を透過する透光性材料製の気密容
器と;気密容器内に配設した発光手段と;気密容器の外
面の少なくとも一部の領域に配設した厚さ0.01μm
ないし0.3μmのアナターゼ形酸化チタンを主体とす
る光触媒膜と;を具備していることを特徴としている。
【0065】光源としては、蛍光ランプなどの低圧水銀
蒸気放電ランプ、高圧水銀ランプ、高圧ナトリウムラン
プなどの高輝度放電ランプなどの放電ランプと、ハロゲ
ンランプなどの白熱電球などが含まれる。発光手段と
は、放電ランプの場合は金属または金属ハロゲン化物お
よびまたは希ガスなどの放電媒体と、放電媒体に放電を
生起させる電極などの手段とを主な構成要素とする。ま
た、白熱電球の場合は発光フィラメントを主な構成要素
とする。可視光の他に410nm以下の光を放射するも
のであれば、その種類は特に限定されない。また、殺菌
ランプやブラックライトなどの主として紫外線を放射す
るように設計された光源も許容されることはいうまでも
ない。さらに、一般照明用の蛍光ランプの場合に、可視
光の他に410nm以下の光も放射するが、410nm
以下の光の含有量を増やしたいときには、蛍光体に41
0nm以下に発光のピークを有する蛍光体を適当量混合
させることもできる。
蒸気放電ランプ、高圧水銀ランプ、高圧ナトリウムラン
プなどの高輝度放電ランプなどの放電ランプと、ハロゲ
ンランプなどの白熱電球などが含まれる。発光手段と
は、放電ランプの場合は金属または金属ハロゲン化物お
よびまたは希ガスなどの放電媒体と、放電媒体に放電を
生起させる電極などの手段とを主な構成要素とする。ま
た、白熱電球の場合は発光フィラメントを主な構成要素
とする。可視光の他に410nm以下の光を放射するも
のであれば、その種類は特に限定されない。また、殺菌
ランプやブラックライトなどの主として紫外線を放射す
るように設計された光源も許容されることはいうまでも
ない。さらに、一般照明用の蛍光ランプの場合に、可視
光の他に410nm以下の光も放射するが、410nm
以下の光の含有量を増やしたいときには、蛍光体に41
0nm以下に発光のピークを有する蛍光体を適当量混合
させることもできる。
【0066】本発明によれば、光束を低下させることな
く活性度の強い光触媒作用を発揮するので、長期間にわ
たり汚れの付かない光源が提供される。さらに、雰囲気
の消臭、殺菌作用も期待できる。
く活性度の強い光触媒作用を発揮するので、長期間にわ
たり汚れの付かない光源が提供される。さらに、雰囲気
の消臭、殺菌作用も期待できる。
【0067】請求項11の発明の光源は、少なくとも波
長410nm以下の光を透過する透光性材料製の気密容
器と;気密容器内に配設されて波長410nm以下の光
と可視光とを発生する発光手段と;気密容器の外面の少
なくとも一部の領域に配設した厚さ0.01μmないし
0.1μmのアナターゼ形酸化チタンを主体とする光触
媒膜と;を具備していることを特徴としている。
長410nm以下の光を透過する透光性材料製の気密容
器と;気密容器内に配設されて波長410nm以下の光
と可視光とを発生する発光手段と;気密容器の外面の少
なくとも一部の領域に配設した厚さ0.01μmないし
0.1μmのアナターゼ形酸化チタンを主体とする光触
媒膜と;を具備していることを特徴としている。
【0068】本発明は請求項10の範囲の中でより好ま
しい効果を得ることのできる範囲を示す。
しい効果を得ることのできる範囲を示す。
【0069】請求項12の発明の照明器具は、光照射開
口を有する照明器具本体と;照明器具本体に支持されて
少なくとも波長410nm以下の光を発生する光源と;
照明器具本体の光照射開口に配設され、外面の少なくと
も一部の領域に厚さ0.01μmないし0.3μmのア
ナターゼ形酸化チタンを主体とする光触媒膜を有する透
光性部材と;を具備していることを特徴としている。
口を有する照明器具本体と;照明器具本体に支持されて
少なくとも波長410nm以下の光を発生する光源と;
照明器具本体の光照射開口に配設され、外面の少なくと
も一部の領域に厚さ0.01μmないし0.3μmのア
ナターゼ形酸化チタンを主体とする光触媒膜を有する透
光性部材と;を具備していることを特徴としている。
【0070】本発明によれば、請求項10と同様に透光
性カバーに汚れの付かない照明器具を得ることができ
る。さらに、雰囲気の消臭、殺菌作用を期待できる。
性カバーに汚れの付かない照明器具を得ることができ
る。さらに、雰囲気の消臭、殺菌作用を期待できる。
【0071】請求項13の発明の照明器具は、光照射開
口を有する照明器具本体と;照明器具本体に支持されて
少なくとも波長410nm以下の光を発生する光源と;
外面に照明器具本体の光照射開口に配設され、外面の少
なくとも一部の領域に厚さ0.01μmないし0.1μ
mのアナターゼ形酸化チタンを主体とする光触媒膜有す
る透光性部材と;を具備していることを特徴としてい
る。
口を有する照明器具本体と;照明器具本体に支持されて
少なくとも波長410nm以下の光を発生する光源と;
外面に照明器具本体の光照射開口に配設され、外面の少
なくとも一部の領域に厚さ0.01μmないし0.1μ
mのアナターゼ形酸化チタンを主体とする光触媒膜有す
る透光性部材と;を具備していることを特徴としてい
る。
【0072】本発明によれば、請求項12の範囲の中で
より好ましい効果を得られる範囲を示す。
より好ましい効果を得られる範囲を示す。
【0073】請求項14の発明の照明器具は、請求項1
2または13記載の照明器具において、透光性部材は、
透光性カバーであることを特徴としている。
2または13記載の照明器具において、透光性部材は、
透光性カバーであることを特徴としている。
【0074】請求項15の発明の照明器具は、請求項1
2または13記載の照明器具において、透光性部材は、
透光性グローブであることを特徴としている。
2または13記載の照明器具において、透光性部材は、
透光性グローブであることを特徴としている。
【0075】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図4
ないし図10を参照して説明する。
ないし図10を参照して説明する。
【0076】図4は、本発明の光触媒体の一実施形態を
示す要部拡大断面図である。図において、1は光触媒
体、2は基材、3は光触媒膜である。基材2は少なくと
も410nm以下の波長の光を透過するもので、たとえ
ば石英ガラス板である。光触媒膜3はアナターゼ形酸化
チタン(TiO2)を主体とするようにチタンアルコラ
ートの加水分解により形成されている。まず、テトライ
ソプロピルチタネートモノマーをグリセリンおよびアセ
チルアセトンでキレート化したものを、酢酸エチル−エ
タノール系混合溶媒に加えてTiO2アルコキシドを調
整する。そして、この溶液を、基材2の膜形成面2aに
塗布し、約700℃で数時間焼成処理を施して、アナタ
ーゼ結晶形のTiO2微粒子を主体とする光触媒膜を作
成する。
示す要部拡大断面図である。図において、1は光触媒
体、2は基材、3は光触媒膜である。基材2は少なくと
も410nm以下の波長の光を透過するもので、たとえ
ば石英ガラス板である。光触媒膜3はアナターゼ形酸化
チタン(TiO2)を主体とするようにチタンアルコラ
ートの加水分解により形成されている。まず、テトライ
ソプロピルチタネートモノマーをグリセリンおよびアセ
チルアセトンでキレート化したものを、酢酸エチル−エ
タノール系混合溶媒に加えてTiO2アルコキシドを調
整する。そして、この溶液を、基材2の膜形成面2aに
塗布し、約700℃で数時間焼成処理を施して、アナタ
ーゼ結晶形のTiO2微粒子を主体とする光触媒膜を作
成する。
【0077】また、チタニアアルコキシド(NTi−9
2:日本曹達製)をディップコーティング法によって基
材の膜形成面に塗布した後、乾燥させ、約500〜90
0℃で15分間焼成して光触媒膜を形成してもよい。
2:日本曹達製)をディップコーティング法によって基
材の膜形成面に塗布した後、乾燥させ、約500〜90
0℃で15分間焼成して光触媒膜を形成してもよい。
【0078】光触媒膜3の膜厚dは略0.01μm〜
0.3μm好ましくは0.01μm〜0.1μmの範囲
内としてある。
0.3μm好ましくは0.01μm〜0.1μmの範囲
内としてある。
【0079】また、光触媒膜3の酸化チタンの結晶性
は、酸化チタン膜形成時の焼成温度が約700℃のとき
にアナターゼ形が顕著となる。約500℃ではアモルフ
ァス(非晶質)とアナターゼ形の混成状態に、また約9
00℃では球状の結晶粒が成長してアナターゼ形とルチ
ル形の混成状態に、それぞれなる。
は、酸化チタン膜形成時の焼成温度が約700℃のとき
にアナターゼ形が顕著となる。約500℃ではアモルフ
ァス(非晶質)とアナターゼ形の混成状態に、また約9
00℃では球状の結晶粒が成長してアナターゼ形とルチ
ル形の混成状態に、それぞれなる。
【0080】酸化チタン(TiO2)の場合には、その
バンドギャップエネルギーは3eVなので、光のエネル
ギーは波長で表すと約410nmとなり、約410nm
以上の波長の紫外線が照射されることによって光触媒作
用を生じることになる。
バンドギャップエネルギーは3eVなので、光のエネル
ギーは波長で表すと約410nmとなり、約410nm
以上の波長の紫外線が照射されることによって光触媒作
用を生じることになる。
【0081】基材2の裏面1bから蛍光ランプLの光が
入射され、基材2を透過したときの410nm以下の波
長のエネルギー強度が0.01mW/cm2以上あれ
ば、光は光触媒膜3を必要な程度に活性化するので、光
触媒体1をして所望の汚れ分解力を発揮する。そして、
光触媒膜3面における吸着物質たとえばたばこのヤニ
は、蛍光ランプ点灯後、数時間で良好に分解される。し
たがって、本発明の光触媒体は、有機物による汚染に対
して優れた清浄化機能を呈する。また、このような防汚
作用に止まらず、他の有機物たとえばトイレの臭気の解
消や殺菌などにも効果的と期待できる。
入射され、基材2を透過したときの410nm以下の波
長のエネルギー強度が0.01mW/cm2以上あれ
ば、光は光触媒膜3を必要な程度に活性化するので、光
触媒体1をして所望の汚れ分解力を発揮する。そして、
光触媒膜3面における吸着物質たとえばたばこのヤニ
は、蛍光ランプ点灯後、数時間で良好に分解される。し
たがって、本発明の光触媒体は、有機物による汚染に対
して優れた清浄化機能を呈する。また、このような防汚
作用に止まらず、他の有機物たとえばトイレの臭気の解
消や殺菌などにも効果的と期待できる。
【0082】図5は、本発明の光源の一実施形態を示す
白熱電球の一部切欠正面図である。この白熱電球はスポ
ットライトやダウンライトなどの一般照明用の片口金の
ハロゲン電球である。4は基材または気密容器としての
石英ガラス製のバルブ、5はバルブ4のピンチシール
部、6は導入箔、7a,7bは内導線、8は前記内導体
7a,7b間に張架されたタングステンコイルフィラメ
ント、9は口金、10は光触媒膜である。バルブ4の内
部には、不活性ガスとともに、微量のハロゲン族元素を
ハロゲン単体またはハロゲン化合物として封入してあ
る。なお、バルブ4と光触媒膜との間に赤外線反射・可
視光透過の光干渉性被膜(図示しない。)を形成しても
よい。
白熱電球の一部切欠正面図である。この白熱電球はスポ
ットライトやダウンライトなどの一般照明用の片口金の
ハロゲン電球である。4は基材または気密容器としての
石英ガラス製のバルブ、5はバルブ4のピンチシール
部、6は導入箔、7a,7bは内導線、8は前記内導体
7a,7b間に張架されたタングステンコイルフィラメ
ント、9は口金、10は光触媒膜である。バルブ4の内
部には、不活性ガスとともに、微量のハロゲン族元素を
ハロゲン単体またはハロゲン化合物として封入してあ
る。なお、バルブ4と光触媒膜との間に赤外線反射・可
視光透過の光干渉性被膜(図示しない。)を形成しても
よい。
【0083】光触媒膜10は以下により形成した。テト
ライソプロピルチタネートを有機溶媒に溶解させ、テト
ライソプロピルチタネート含有量2〜10質量%、粘度
約2.0cpsの被着液を調製した。次に、バルブ4を
被着液に浸漬してから所定速度で引上げ、乾燥後、空気
中、約700℃で5分間焼成して、バルブ4の外表面に
厚さ0.1μm程度のアナターゼ形を主成分とする酸化
チタンTiO2からなる光触媒膜10を形成した。
ライソプロピルチタネートを有機溶媒に溶解させ、テト
ライソプロピルチタネート含有量2〜10質量%、粘度
約2.0cpsの被着液を調製した。次に、バルブ4を
被着液に浸漬してから所定速度で引上げ、乾燥後、空気
中、約700℃で5分間焼成して、バルブ4の外表面に
厚さ0.1μm程度のアナターゼ形を主成分とする酸化
チタンTiO2からなる光触媒膜10を形成した。
【0084】上記のように石英ガラスのバルブをもった
ハロゲン電球は、フィラメントから放射された紫外線の
約70%がバルブ4を透過するから、バルブ4を透過し
た紫外線はバルブの外表面に形成した光触媒膜10の内
面から入射して光触媒膜10の外表面を活性化する。こ
れにより光触媒膜10は光触媒作用を生じ、活性な酸化
機能・作用を呈することが確認された。すなわち、有機
ガスとしてアセトアルテヒド濃度(1300ppm)の
雰囲気下で、本実施形態のハロゲン電球を点灯し、点灯
時間の経過に伴うアセトアルテヒド濃度の変化を測定し
たところ、優れた光触媒作用が認められた。また、この
ハロゲン電球は、良好な帯電防止性を有しており、雰囲
気中の細かい塵などの付着も回避されるため、長期間に
わたり表面が清浄さを維持することが確かめられた。
ハロゲン電球は、フィラメントから放射された紫外線の
約70%がバルブ4を透過するから、バルブ4を透過し
た紫外線はバルブの外表面に形成した光触媒膜10の内
面から入射して光触媒膜10の外表面を活性化する。こ
れにより光触媒膜10は光触媒作用を生じ、活性な酸化
機能・作用を呈することが確認された。すなわち、有機
ガスとしてアセトアルテヒド濃度(1300ppm)の
雰囲気下で、本実施形態のハロゲン電球を点灯し、点灯
時間の経過に伴うアセトアルテヒド濃度の変化を測定し
たところ、優れた光触媒作用が認められた。また、この
ハロゲン電球は、良好な帯電防止性を有しており、雰囲
気中の細かい塵などの付着も回避されるため、長期間に
わたり表面が清浄さを維持することが確かめられた。
【0085】図6は、本発明の光源の他の実施形態を示
す白熱電球の正面図である。この白熱電球は、各種OA
機器に組み込まれて読み取り用や定着用に使用される管
形で両口金形のハロゲン電球である。11は石英ガラス
製の管形バルブ、12はバルブ両端のピンチシール部、
13は導入箔、14は内導線、15は口金、16は内導
線間に張架されたフィラメントである。ここで、フィラ
メント16は発光部16aおよび非発光部16bで構成
され、サポート16cによってバルブ内壁面に非接触に
支持されている。17はバルブの外表面に形成された光
触媒膜である。光触媒膜は、図5の実施形態と同様に形
成することができる。このようにしてハロゲン電球18
が構成されている。
す白熱電球の正面図である。この白熱電球は、各種OA
機器に組み込まれて読み取り用や定着用に使用される管
形で両口金形のハロゲン電球である。11は石英ガラス
製の管形バルブ、12はバルブ両端のピンチシール部、
13は導入箔、14は内導線、15は口金、16は内導
線間に張架されたフィラメントである。ここで、フィラ
メント16は発光部16aおよび非発光部16bで構成
され、サポート16cによってバルブ内壁面に非接触に
支持されている。17はバルブの外表面に形成された光
触媒膜である。光触媒膜は、図5の実施形態と同様に形
成することができる。このようにしてハロゲン電球18
が構成されている。
【0086】図7は、図6の管形ハロゲン電球が組み込
まれた複写機の読取り用光学系19を示す概念図であ
る。読取り用光学系19は、ハロゲン電球18と、これ
を内包するリフレクタ20を主構成要素としている。
まれた複写機の読取り用光学系19を示す概念図であ
る。読取り用光学系19は、ハロゲン電球18と、これ
を内包するリフレクタ20を主構成要素としている。
【0087】図8は、図7の読取り用光学系を組み込ん
だ複写機の概念図である。21は露光ユニットで、読取
り用光学系19、原稿台ガラス22、反射鏡23などか
ら構成されている。24は反射鏡23で反射された光を
集光するレンズユニット、25はレンズユニット24か
らの光を受ける受光器、26はレンズユニット25およ
び受光器26を内装する暗室である。
だ複写機の概念図である。21は露光ユニットで、読取
り用光学系19、原稿台ガラス22、反射鏡23などか
ら構成されている。24は反射鏡23で反射された光を
集光するレンズユニット、25はレンズユニット24か
らの光を受ける受光器、26はレンズユニット25およ
び受光器26を内装する暗室である。
【0088】次に、上記複写機について、繰り返し所要
の複写操作を行ったが、露光ユニット21の管形ハロゲ
ン電球18表面は、清浄さが保持されており、信頼性の
高い露光光源として機能していることが確認された。こ
れは、露光ユニット21中の雰囲気に浮遊する汚染など
の原因となる有機物が、管形ハロゲン電球18表面の光
触媒膜17に接触することによって、容易に酸化・分解
して除去されるためである。本実施形態では、管形ハロ
ゲン電球18を露光ユニット21の光源として組み込ん
だ複写機であったが、トナー像を記録紙などに転写した
後の定着用ユニットの熱定着用光源として組み込んでも
同様の効果が認められる。
の複写操作を行ったが、露光ユニット21の管形ハロゲ
ン電球18表面は、清浄さが保持されており、信頼性の
高い露光光源として機能していることが確認された。こ
れは、露光ユニット21中の雰囲気に浮遊する汚染など
の原因となる有機物が、管形ハロゲン電球18表面の光
触媒膜17に接触することによって、容易に酸化・分解
して除去されるためである。本実施形態では、管形ハロ
ゲン電球18を露光ユニット21の光源として組み込ん
だ複写機であったが、トナー像を記録紙などに転写した
後の定着用ユニットの熱定着用光源として組み込んでも
同様の効果が認められる。
【0089】上記以外の実施形態としては、たとえば車
輌前照灯用のハロゲン電球、スポットライト、ダウンラ
イトなどの照明器具であってもよい。
輌前照灯用のハロゲン電球、スポットライト、ダウンラ
イトなどの照明器具であってもよい。
【0090】図9は、本発明の光源のさらに他の実施形
態を示す蛍光ランプの一部切欠斜視図である。図10
は、同じく要部拡大断面図である。図9は、JIS規格
でFL40SSと表示される定格電力37Wの低圧水銀
蒸気放電ランプを示しており、図中27は透光性気密材
料製の気密容器としてのソーダライムガラスからなるガ
ラスバルブであって、バルブ外径が28mm、管長11
98mm程度の大きさをなし、300nm以上の紫外線
を含む光を透過する。そして、このバルブ27の両端部
はステム28により封止されており、ステム28はリー
ド線29が気密に導入されている。また、リード線29
の内端にはタングステンワイヤなどにより2重または3
重コイルに巻回されたフィラメント電極30が装着され
ており、図示しないエミッタが被着されている。バルブ
27の内面にはアルミナなどの既知の材質および構成で
あることを許容する保護膜を介してまたは介さないで、
たとえば3波長発光形蛍光体を主成分とし、必要に応じ
て300nm〜410nmの間にピーク発光を呈する蛍
光体を混合してなる蛍光体層31が被着され、また外周
面にはその実質的全面にたり光触媒膜32が形成されて
いる。光触媒膜32は、前述の各実施形態の場合と同様
の条件で作製することができる。なお、33は口金、3
4は口金ピンである。なお、3波長発光形蛍光体として
は次のものを用いることができる。たとえば610nm
付近にピーク波長を有する赤系蛍光体としては、Y
2O3:Eu3+を用いる。また、540nm付近にピーク
波長を有する緑系蛍光体としては、(La,Ce,T
b)PO4を用いる。さらに、450nm付近にピーク
波長を有する青系蛍光体としては、BaMg2Al16O
27:Eu2 +を用いる。紫外線発光蛍光体としては、ユー
ロピウム付活アルカリ土類金属ホウ酸塩、鉛付活アルカ
リ土類ケイ酸塩、ユーロピウム付活アルカリ土類金属リ
ン酸塩、またはユーロピウム付活アルカリ土類金属ホウ
酸塩にハロゲンが添加された蛍光体の少なくとも1種類
以上を用いることができる。ユーロピウム付活アルカリ
土類金属ほう酸塩としては、たとえば368nmにピー
ク波長をもつSrB4O7:Eu2+が有効であり、鉛付活
アルカリ土類ケイ酸塩としては370nmにピーク波長
をもつ(Ba,Sr,Mg)3Si2O7:Pb2+や35
0nmにピーク波長をもつBaSi2O5:Pb2+などが
好適であり、またユーロピウム付活アルカリ土類金属ア
ルミン酸塩としては358〜360nmにピーク波長を
もつものなどが有効である。なお、紫外線発光蛍光体と
しては、SrB4O7:Eu2+を用い、その混合比は蛍光
体層28の1〜10質量%の割合である。
態を示す蛍光ランプの一部切欠斜視図である。図10
は、同じく要部拡大断面図である。図9は、JIS規格
でFL40SSと表示される定格電力37Wの低圧水銀
蒸気放電ランプを示しており、図中27は透光性気密材
料製の気密容器としてのソーダライムガラスからなるガ
ラスバルブであって、バルブ外径が28mm、管長11
98mm程度の大きさをなし、300nm以上の紫外線
を含む光を透過する。そして、このバルブ27の両端部
はステム28により封止されており、ステム28はリー
ド線29が気密に導入されている。また、リード線29
の内端にはタングステンワイヤなどにより2重または3
重コイルに巻回されたフィラメント電極30が装着され
ており、図示しないエミッタが被着されている。バルブ
27の内面にはアルミナなどの既知の材質および構成で
あることを許容する保護膜を介してまたは介さないで、
たとえば3波長発光形蛍光体を主成分とし、必要に応じ
て300nm〜410nmの間にピーク発光を呈する蛍
光体を混合してなる蛍光体層31が被着され、また外周
面にはその実質的全面にたり光触媒膜32が形成されて
いる。光触媒膜32は、前述の各実施形態の場合と同様
の条件で作製することができる。なお、33は口金、3
4は口金ピンである。なお、3波長発光形蛍光体として
は次のものを用いることができる。たとえば610nm
付近にピーク波長を有する赤系蛍光体としては、Y
2O3:Eu3+を用いる。また、540nm付近にピーク
波長を有する緑系蛍光体としては、(La,Ce,T
b)PO4を用いる。さらに、450nm付近にピーク
波長を有する青系蛍光体としては、BaMg2Al16O
27:Eu2 +を用いる。紫外線発光蛍光体としては、ユー
ロピウム付活アルカリ土類金属ホウ酸塩、鉛付活アルカ
リ土類ケイ酸塩、ユーロピウム付活アルカリ土類金属リ
ン酸塩、またはユーロピウム付活アルカリ土類金属ホウ
酸塩にハロゲンが添加された蛍光体の少なくとも1種類
以上を用いることができる。ユーロピウム付活アルカリ
土類金属ほう酸塩としては、たとえば368nmにピー
ク波長をもつSrB4O7:Eu2+が有効であり、鉛付活
アルカリ土類ケイ酸塩としては370nmにピーク波長
をもつ(Ba,Sr,Mg)3Si2O7:Pb2+や35
0nmにピーク波長をもつBaSi2O5:Pb2+などが
好適であり、またユーロピウム付活アルカリ土類金属ア
ルミン酸塩としては358〜360nmにピーク波長を
もつものなどが有効である。なお、紫外線発光蛍光体と
しては、SrB4O7:Eu2+を用い、その混合比は蛍光
体層28の1〜10質量%の割合である。
【0091】さらに、前記バルブ27内には所定量の水
銀とアルゴンなどの不活性ガスが封入されている。
銀とアルゴンなどの不活性ガスが封入されている。
【0092】図11は、本発明の照明器具の一実施形態
を示す屋内施設用の蛍光灯器具の概念図である。図にお
いて36は天井直付形照明装置の器具本体で、その長手
方向両端にはランプソケット37が互いに対向して配置
され、それらの間に蛍光ランプ35が装着される。38
は点灯装置である。
を示す屋内施設用の蛍光灯器具の概念図である。図にお
いて36は天井直付形照明装置の器具本体で、その長手
方向両端にはランプソケット37が互いに対向して配置
され、それらの間に蛍光ランプ35が装着される。38
は点灯装置である。
【0093】次に、図9、10に示す蛍光ランプおよび
図11に示す蛍光灯器具の作用を説明する。蛍光ランプ
33を点灯すると電極30間のアーク放電により水銀蒸
気が水銀特有の主として254nmおよび相対的に少な
い185nmの各波長の紫外線が発生する。これらの紫
外線は蛍光体層31を励起する。蛍光体層31は主とし
て可視光を放射する。
図11に示す蛍光灯器具の作用を説明する。蛍光ランプ
33を点灯すると電極30間のアーク放電により水銀蒸
気が水銀特有の主として254nmおよび相対的に少な
い185nmの各波長の紫外線が発生する。これらの紫
外線は蛍光体層31を励起する。蛍光体層31は主とし
て可視光を放射する。
【0094】一方、蛍光体層31およびバルブ27は、
わずかながら水銀が放射した紫外線を透過するので、こ
の紫外線は少なくとも360nmの波長の強度が0.0
1mW/cm2以上の強度で光触媒膜32に到達する。
このため、光触媒膜32は光触媒作用を発揮し、表面に
付着した有機物質を分解する。したがって、蛍光ランプ
は長期間にわたり汚れがつきにくくなり、これにより光
束の減退も少ない。
わずかながら水銀が放射した紫外線を透過するので、こ
の紫外線は少なくとも360nmの波長の強度が0.0
1mW/cm2以上の強度で光触媒膜32に到達する。
このため、光触媒膜32は光触媒作用を発揮し、表面に
付着した有機物質を分解する。したがって、蛍光ランプ
は長期間にわたり汚れがつきにくくなり、これにより光
束の減退も少ない。
【0095】上記のように、アナターゼ形酸化チタンT
iO2を主成分とする光触媒膜32は、表面に付着した
物質を効率よく酸化・分解させることができため、たと
えばメチルメルカプタン、硫化水素などの硫黄化合物、
アンモニアなどの含窒素化合物、アルデヒド類などの分
解が促進され、臭気物質の分解による消臭作用も大いに
期待できる。また、同じく強い酸化作用により、細菌を
含む雑菌の殺菌作用も期待できる。
iO2を主成分とする光触媒膜32は、表面に付着した
物質を効率よく酸化・分解させることができため、たと
えばメチルメルカプタン、硫化水素などの硫黄化合物、
アンモニアなどの含窒素化合物、アルデヒド類などの分
解が促進され、臭気物質の分解による消臭作用も大いに
期待できる。また、同じく強い酸化作用により、細菌を
含む雑菌の殺菌作用も期待できる。
【0096】こうした蛍光ランプは、上記実施例のよう
な直管形に限られることなく、たとえば環形、U字形、
鞍形などのバルブ曲成形の蛍光ランプにも適用できるこ
とはいうまでもない。
な直管形に限られることなく、たとえば環形、U字形、
鞍形などのバルブ曲成形の蛍光ランプにも適用できるこ
とはいうまでもない。
【0097】図12は、本発明の照明器具の他の実施形
態を示す道路灯の断面図である。この照明器具は、高輝
度放電ランプ39を光源として備えている。高輝度放電
ランプ39は、たとえば高圧水銀蒸気放電ランプからな
り、器具本体40内に収納されている。41は透光性カ
バーとしてのグローブである。グローブ41の外表面に
は光触媒膜42が形成されている。なお、図において4
3は器具本体内の反射板、44は支柱で、器具本体40
を高所に支持する。
態を示す道路灯の断面図である。この照明器具は、高輝
度放電ランプ39を光源として備えている。高輝度放電
ランプ39は、たとえば高圧水銀蒸気放電ランプからな
り、器具本体40内に収納されている。41は透光性カ
バーとしてのグローブである。グローブ41の外表面に
は光触媒膜42が形成されている。なお、図において4
3は器具本体内の反射板、44は支柱で、器具本体40
を高所に支持する。
【0098】なお、図11、12に示す照明器具の他に
たとえばトンネル照明用の照明器具の場合のように、器
具本体の下面を透光性のカバーで覆うことがある。ま
た、このカバーの内面に光触媒膜が形成されていても、
カバーを透過する光が活性化に必要なレベルにあれば外
面に本発明の光触媒膜を構成していても構わない。本発
明はこのような照明器具の場合に、カバーの外表面に光
触媒膜を形成することにより、カバーの汚れを防止し
て、長期間にわたり明るさの低減が少なく、したがって
メンテナンスの容易な照明器具を提供できる。
たとえばトンネル照明用の照明器具の場合のように、器
具本体の下面を透光性のカバーで覆うことがある。ま
た、このカバーの内面に光触媒膜が形成されていても、
カバーを透過する光が活性化に必要なレベルにあれば外
面に本発明の光触媒膜を構成していても構わない。本発
明はこのような照明器具の場合に、カバーの外表面に光
触媒膜を形成することにより、カバーの汚れを防止し
て、長期間にわたり明るさの低減が少なく、したがって
メンテナンスの容易な照明器具を提供できる。
【0099】
【発明の効果】請求項1ないし4の各発明によれば、光
触媒膜が従来技術のものより薄いので、たとえ基材の背
面から光照射しても光触媒膜の表面を十分に活性化する
ことができ、優れた防汚作用を発揮することができる
し、また、光触媒膜による可視光および活性化に必要な
短波長の光の吸収が少ないので、基材の本来の機能を低
下させることが少ない光触媒体を提供することができ
る。
触媒膜が従来技術のものより薄いので、たとえ基材の背
面から光照射しても光触媒膜の表面を十分に活性化する
ことができ、優れた防汚作用を発揮することができる
し、また、光触媒膜による可視光および活性化に必要な
短波長の光の吸収が少ないので、基材の本来の機能を低
下させることが少ない光触媒体を提供することができ
る。
【0100】請求項2の発明によれば、さらに加えてよ
り望ましい効果が得られる。
り望ましい効果が得られる。
【0101】請求項3の発明によれば、光源、照明器
具、窓など基材に可視光を透過するような構成に好適な
光触媒体を提供することができる。
具、窓など基材に可視光を透過するような構成に好適な
光触媒体を提供することができる。
【0102】請求項4の発明によれば、蛍光ランプ、照
明器具、窓などに好適である。
明器具、窓などに好適である。
【0103】請求項5ないし9の各発明によれば、光触
媒膜が従来技術のものより薄いので、たとえ基材の背面
から光照射しても光触媒膜の表面を十分に活性化するこ
とができ、優れた防汚作用を発揮することができるし、
また、光触媒膜による可視光および活性化に必要な短波
長の光の吸収が少ないので、基材の本来の機能を低下さ
せることが少ない光触媒装置を提供することができる。
媒膜が従来技術のものより薄いので、たとえ基材の背面
から光照射しても光触媒膜の表面を十分に活性化するこ
とができ、優れた防汚作用を発揮することができるし、
また、光触媒膜による可視光および活性化に必要な短波
長の光の吸収が少ないので、基材の本来の機能を低下さ
せることが少ない光触媒装置を提供することができる。
【0104】請求項6の発明によれば、さらに加えてよ
り望ましい効果が得られる。
り望ましい効果が得られる。
【0105】請求項7の発明によれば、光源、照明器
具、窓など基材に可視光を透過するような構成に好適な
光触媒装置を提供することができる。
具、窓など基材に可視光を透過するような構成に好適な
光触媒装置を提供することができる。
【0106】請求項10および11の発明によれば、光
触媒膜が従来技術のものより薄いので、たとえ気密容器
の内面から光照射しても光触媒膜の表面を十分に活性化
することができ、優れた防汚作用を発揮することができ
るし、また、光触媒膜による可視光および活性化に必要
な短波長の光の吸収が少ないので、本来の機能を低下さ
せることが少ない光源を提供することができる。
触媒膜が従来技術のものより薄いので、たとえ気密容器
の内面から光照射しても光触媒膜の表面を十分に活性化
することができ、優れた防汚作用を発揮することができ
るし、また、光触媒膜による可視光および活性化に必要
な短波長の光の吸収が少ないので、本来の機能を低下さ
せることが少ない光源を提供することができる。
【0107】請求項12ないし15の発明によれば、光
触媒膜が従来技術のものより薄いので、たとえ器具本体
の光照射開口に配設された透光性部材の内面から光照射
しても光触媒膜の表面を十分に活性化することができ、
優れた防汚作用を発揮することができるし、また、光触
媒膜による可視光および活性化に必要な短波長の光の吸
収が少ないので、透光性部材の本来の機能を低下させる
ことが少ない照明器具を提供することができる。
触媒膜が従来技術のものより薄いので、たとえ器具本体
の光照射開口に配設された透光性部材の内面から光照射
しても光触媒膜の表面を十分に活性化することができ、
優れた防汚作用を発揮することができるし、また、光触
媒膜による可視光および活性化に必要な短波長の光の吸
収が少ないので、透光性部材の本来の機能を低下させる
ことが少ない照明器具を提供することができる。
【図1】光触媒膜の膜圧と分解力の関係を示すグラフ。
【図2】光触媒膜の紫外線強度と分解力の関係を示すグ
ラフ。
ラフ。
【図3】光触媒膜の膜圧と相対活性の関係を示すグラ
フ。
フ。
【図4】本発明の光触媒体の一実施形態を示す要部拡大
断面図。
断面図。
【図5】本発明の光源の一実施形態を示す白熱電球の一
部切欠正面図。
部切欠正面図。
【図6】本発明の光源の他の実施形態を示す白熱電球正
面図。
面図。
【図7】図6の管形ハロゲン電球が組み込まれた複写機
の読取り用光学系の概念図。
の読取り用光学系の概念図。
【図8】図7の読取り用光学系を組み込んだ複写機の概
念図。
念図。
【図9】本発明の光源のさらに他の実施形態を示す蛍光
ランプの一部切欠斜視図。
ランプの一部切欠斜視図。
【図10】同じく要部拡大断面図。
【図11】本発明の照明器具の一実施形態を示す屋内施
設用の蛍光灯器具の概念図。
設用の蛍光灯器具の概念図。
【図12】本発明の照明器具の他の実施形態を示す道路
灯の断面図。
灯の断面図。
1…光触媒体 2…基材 3…光触媒膜
Claims (15)
- 【請求項1】少なくとも波長410nm以下の光を透過
する基材と;基材上の少なくとも一部の領域に配設され
た厚さ0.01μmないし0.3μmのアナターゼ形酸
化チタンを主体とする光触媒膜と;を具備していること
を特徴とする光触媒体。 - 【請求項2】少なくとも波長410nm以下の光を透過
する基材と;基材上の少なくとも一部の領域に配設され
た厚さ0.01μmないし0.1μmのアナターゼ形酸
化チタンを主体とする光触媒膜と;を具備していること
を特徴とする光触媒体。 - 【請求項3】基材は、可視光を透過することを特徴とす
る請求項1または2記載の光触媒体。 - 【請求項4】基材は、ソーダライムガラスであることを
特徴とする請求項1ないし3のいずれか一記載の光触媒
体。 - 【請求項5】少なくとも波長410nm以下の光を透過
する基材と;基材の一方の面の少なくとも一部の領域に
配設された厚さ0.01μmないし0.3μmのアナタ
ーゼ形酸化チタンを主体とする光触媒膜と;具備し、基
材の他方の面から少なくとも波長410nm以下の光を
入射し得るように構成されていることを特徴とする光触
媒装置。 - 【請求項6】少なくとも波長410nm以下の光を透過
する基材と;基材の一方の面の少なくとも一部の領域に
配設された厚さ0.01μmないし0.1μmのアナタ
ーゼ形酸化チタンを主体とする光触媒膜と;具備し、基
材の他方の面から少なくとも波長410nm以下の光を
入射し得るように構成されていることを特徴とする光触
媒装置。 - 【請求項7】基材は、可視光を透過することを特徴とす
る請求項2または4記載の光触媒装置。 - 【請求項8】基材は、ソーダライムガラスであることを
特徴とする請求項5ないし7のいずれか一記載の光触媒
装置。 - 【請求項9】基材の他方の面側に配設され、少なくとも
波長410nm以下の光を発生する光源;を具備してい
ることを特徴とする請求項5ないし8のいずれか一記載
の光触媒装置。 - 【請求項10】少なくとも波長410nm以下の光を透
過する透光性材料製の気密容器と;気密容器内に配設し
た発光手段と;気密容器の外面の少なくとも一部の領域
に配設した厚さ0.01μmないし0.3μmのアナタ
ーゼ形酸化チタンを主体とする光触媒膜と;を具備して
いることを特徴とする光源。 - 【請求項11】少なくとも波長410nm以下の光を透
過する透光性材料製の気密容器と;気密容器内に配設さ
れて波長410nm以下の光と可視光とを発生する発光
手段と;気密容器の外面の少なくとも一部の領域に配設
した厚さ0.01μmないし0.1μmのアナターゼ形
酸化チタンを主体とする光触媒膜と;を具備しているこ
とを特徴とする光源。 - 【請求項12】光照射開口を有する照明器具本体と;照
明器具本体に支持されて少なくとも波長410nm以下
の光を発生する光源と;照明器具本体の光照射開口に配
設され、外面の少なくとも一部の領域に厚さ0.01μ
mないし0.3μmのアナターゼ形酸化チタンを主体と
する光触媒膜を有する透光性部材と;を具備しているこ
とを特徴とする照明器具。 - 【請求項13】光照射開口を有する照明器具本体と;照
明器具本体に支持されて少なくとも波長410nm以下
の光を発生する光源と;外面に照明器具本体の光照射開
口に配設され、外面の少なくとも一部の領域に厚さ0.
01μmないし0.1μmのアナターゼ形酸化チタンを
主体とする光触媒膜有する透光性部材と;を具備してい
ることを特徴とする照明器具。 - 【請求項14】透光性部材は、透光性カバーであること
を特徴とする請求項12または13記載の照明器具。 - 【請求項15】透光性部材は、透光性グローブであるこ
とを特徴とする請求項12または13記載の照明器具。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8067590A JPH0929103A (ja) | 1995-05-17 | 1996-03-25 | 光触媒体、光触媒装置、光源および照明器具 |
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