JPH09291147A - ポリエーテルポリオールの精製法、及び該ポリエーテルポリオール中のジオールの回収法 - Google Patents

ポリエーテルポリオールの精製法、及び該ポリエーテルポリオール中のジオールの回収法

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JPH09291147A JP12634796A JP12634796A JPH09291147A JP H09291147 A JPH09291147 A JP H09291147A JP 12634796 A JP12634796 A JP 12634796A JP 12634796 A JP12634796 A JP 12634796A JP H09291147 A JPH09291147 A JP H09291147A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリエーテルポリオールの精製法、及び該ポ
リエーテルポリオール中の残存するジオールの回収方法
を提供する。 【解決手段】 テトラヒドロフランと炭素原子数2〜1
0のジオールとを共重合して得られる共重合ポリエーテ
ルポリオール中に残存するジオールを、活性アルミナ、
シリカアルミナ等のアルミナ化合物、モレキュラーシー
ブス、活性白土から選ばれた固体吸着剤の少なくとも1
種と接触させてこれを除去するポリエーテルポリオール
の精製法。又、固体吸着剤に吸着されたジオールを洗
浄、脱着するジオールの回収法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テトラヒドロフラ
ン(以下、「THF」と略す。)と炭素原子数2〜10
のジオール(以下、「ジオール」と略す。)とを共重合
して得られるポリエーテルポリオール(以下、「共重合
PTMG」と略す。)中に残存するジオールを吸着除去
する共重合PTMGの精製方法、及び該ジオールを吸着
剤から回収する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリオキシテトラメチレングリコール
(以下、「PTMG」と略す。)はポリウレタン等から
なる弾性体、弾性繊維、弾性構造体の主要原料として多
方面に使用されている工業的に有用なポリマーである。
近年は特に、THFとジオールとを共重合した共重合P
TMGが注目を集めている。共重合PTMGはPTMG
と比べてガラス転移点が低く、共重合PTMGを原料と
する弾性製品はPTMGを原料としたものに比べて、伸
度、ヒステリシスロス、低温特性等が著しく改善され
る。例えば、ポリウレタン弾性繊維の場合、PTMGを
使用した従来品は、氷点下では瞬間回復性が完全に失わ
れてしまうが、共重合PTMGを使用した弾性繊維は−
10℃の低温下でも常温とほとんど変わらない瞬間回復
性を示す。
【0003】これら共重合PTMGはヘテロポリ酸を重
合触媒として容易に重合することができる(例えば、特
開昭60−203633号公報、特開昭61−1208
30号公報、特開昭61−123630号公報参照)。
しかし、上記方法で共重合PTMGを重合する場合、ジ
オールの付加は重縮合により進行する平衡反応と考えら
れるので、未反応のジオールが数100ppm〜数%残
存する。未反応のジオールは弾性体のソフトセグメント
として作用しないため、未反応ジオールを含む共重合P
TMGを原料とした弾性製品は設計通りの特性を発揮し
ない。
【0004】この問題を解決する方法としては、ほとん
どのジオールがポリマーとして消費される条件で重合を
行うか、あるいは、未反応ジオールを含む共重合PTM
Gからジオールを除去することが考えられる。しかし前
者の場合には、反応温度を上げ、なおかつ反応で生成す
る縮合水を徹底的に系外へ除去し平衡をずらせる必要が
ある。しかし、この方法では副反応、例えばジオールの
熱分解、が起こり、得られる共重合PTMGは着色や末
端水酸基が封鎖されたりするため実質的には実施困難で
ある。
【0005】後者としては、減圧蒸留による低分子量ジ
オールの留去や、溶剤での抽出が考えられる。しかし、
減圧蒸留法ではジオールの選択的留去が困難であり、
又、抽出法ではジオールを選択的に溶解するのに適当な
溶剤がないため、ジオールの回収あるいは溶剤の回収の
ために複雑なプロセスが必要となる。したがって、設備
投資金額や回収費用を考慮するとこれらの方法はいずれ
も工業的には実施困難である。
【0006】
【本発明が解決しようとする課題】本発明は、THFと
ジオールを共重合して得られる共重合PTMG中に含ま
れる未反応ジオールを吸着除去する共重合PTMGの精
製方法及び、該吸着剤に吸着したジオールを脱着し、再
利用するジオールの回収方法を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、共重合P
TMG中の残存ジオールを、簡単な手段で効率よく除去
する方法を種々検討した結果、特定の吸着剤がジオール
を選択的に吸着することを見いだし本発明を完成した。
即ち、本願の発明の一つは、ヘテロポリ酸等を重合触媒
としてTHFとジオールとを共重合して得られる共重合
PTMGを、活性アルミナ、シリカアルミナ等のアルミ
ナ化合物、モレキュラーシーブス又は活性白土から選ば
れた固体吸着剤の少なくとも1種と接触させ、残存する
未反応ジオールを吸着除去する共重合PTMGの精製方
法、である。
【0008】さらに、吸着されたジオールは、THFで
洗浄することにより効率よく脱着できることを見いだし
もう一つの発明を完成した。即ち、本願のもう一つの発
明は、THFとジオールとを共重合して得られる共重合
PTMG中のジオールを、活性アルミナ、シリカアルミ
ナ等のアルミナ化合物、モレキュラーシーブス又は活性
白土から選ばれた固体吸着剤の少なくとも1種に吸着さ
せ、ついで該吸着剤をTHFで洗浄してジオールを脱着
することを特徴とするジオールの回収方法、である。本
願の発明では、脱着したジオールを含むTHFはそのま
ま原料として再利用することができる。
【0009】又、従来の一般的な吸着による精製方法の
場合、吸着能力の無くなった吸着剤は普通、産業廃棄物
として処理するため経済的にも、環境的にも好ましくな
かった。しかし、本願の発明ではジオール脱着後の吸着
剤は再生できる、即ち、初期の吸着能力を復元できるの
で、ジオールの吸着に繰り返し使用することが可能であ
る。そのため、設備投資金額的にも、管理運営金額的に
も有利であり、なおかつ環境に対しても好ましい方法で
ある。
【0010】本発明に使用する共重合PTMGは、特開
昭60ー203633号公報、特開昭61ー12083
0号公報、特開昭61−123630号公報記載の方法
等により合成される。具体的には、原料モノマーである
THFとジオールとに、それらの合計重量の0.1〜2
0倍重量の触媒を加え30〜80℃で加熱しながら攪拌
混合する。反応に要する時間は触媒量や反応温度、ジオ
ールの種類及び共重合率によっても異なるが、一般的に
は0.5〜50時間の範囲である。この反応では反応系
内のヘテロポリ酸に対する水和量を15以下に維持する
必要がある。ジオールが反応して生成する縮合水が共重
合PTMGのポリマー末端として消費される量以上にな
る場合には、蒸留等で水を系外に除きながら反応を進め
る。
【0011】重合反応後は、触媒が固相の場合にはろ過
で、触媒が液体で2相分離している場合には相分離によ
り、また、触媒が均一に溶解している場合は抽出等で共
重合PTMGと触媒を分離する。共重合PTMGは、T
HF、触媒、未反応ジオール等から成る溶液として得ら
れる。なお回収した触媒はそのまま、あるいは水和水を
調整して繰り返し使用できる。
【0012】共重合PTMGの共重合成分であるジオー
ルの具体例としては、エチレングリコール、プロピレン
グリコール、1,3−プロパンジオール、1,3−ブタ
ンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6ーヘキ
サンジオール、ネオペンチルグリコール、3−メチル−
1,5−ペンタンジオール、1,8−オクタンジオー
ル、1,10−デカンジオール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコール
等が挙げられる。
【0013】該ポリオールと混合して用いる有機溶媒と
しては、主に該ポリオールの構成モノマーであり、かつ
重合時の溶剤であるTHFや、触媒であるヘテロポリ酸
の除去に使用する炭化水素、例えばヘキサン、シクロヘ
キサン、ヘプタン、オクタン、イソオクタン等が挙げら
れる(例えば、特開昭61ー115934号公報、特開
昭61ー118420号公報、特開昭61ー12362
9号公報記載の方法で使用する溶剤など)。
【0014】上記有機溶媒量は特に限定されないが、共
重合PTMG中の未反応ジオールの吸着処理を行う上で
適当な粘度となるように調整すればよい。一般的には、
反応終了時の溶液をそのまま、あるいは触媒除去等の工
程を経た溶液にそのまま本法を適用すれば共重合PTM
G単独での処理と比べて溶液粘度が低減されるため吸着
操作を行いやすい。
【0015】本発明に使用する固体吸着剤は、活性アル
ミナ、シリカアルミナ等のアルミナ化合物、モレキュラ
ーシーブス又は活性白土の中から1種、あるいは2種以
上を組み合わせて用いることができる。中でも活性アル
ミナ、シリカアルミナ等のアルミナ化合物は、ジオール
の吸着とTHF洗浄による脱着の双方が効率良く行われ
るため好ましい。又、モレキュラーシブスはTHFと共
重合PTMG、ジオールからなる溶液では特に高い吸着
能を有するので、ジオールの回収を考えない場合には有
利な吸着剤である。
【0016】上記吸着剤の形態は紛、粒状、塊状あるい
は成形体のいずれでもよい。通常は吸着に要する比表面
積が大きくなることから比較的粒径の小さいものを用い
る方が好ましい。ただし、ハンドリングの簡便さやカラ
ム、塔、槽等の吸着器へ充填して使用する際の圧損を考
慮した場合、直径1〜10mm程度の粒状物が実用的で
ある。吸着処理方法としては、吸着剤粉末又は粒子と混
合撹拌した後、ろ過により吸着剤を分離する等のバッチ
式の方法、及び吸着剤をカラムに詰めて通液する連続式
等の通常の方法、が適用される。
【0017】バッチ式で吸着を行う場合には、吸着剤の
使用量は、処理前のジオール濃度や製品としてのポリオ
ールに対する許容ジオール濃度、さらに用いる吸着剤の
種類にもよって異なるが、通常は飽和吸着量の5〜50
00倍重量、好ましくは10〜1000倍重量が用いら
れる。吸着の効率を上げるには多段の処理を行うことが
好ましい。連続式、例えば流通式で用いる場合には、前
述の範囲に限定されるものではなく、吸着処理後の共重
合PTMG中のジオール濃度を適宜測定して許容濃度を
越える前に通液を停止すればよい。
【0018】吸着処理温度は、溶液の沸点以下で、か
つ、操作しやすい温度が選ばれる。例えば、溶媒として
THFが含まれる場合10〜60℃、好ましくは20〜
40℃の範囲である。処理時間は特に限定されるもので
はないが、バッチ式では10分〜50時間、好ましくは
30分〜30時間位が適当である。使用した吸着剤は、
精製後の共重合PTMGの品質に問題のない吸着能を有
する限り継続使用することができる。ジオールを吸着し
た吸着剤は、THFで洗浄することでジオールを脱着
し、再び吸着能を回復し再使用する事ができる。
【0019】ジオールの脱着方法は、吸着の場合と同じ
く、吸着剤とTHFとを混合攪拌する等のバッチ式、及
び/又は、吸着剤をカラムに詰めてTHFを通液する等
の連続式のような通常の方法が適用される。洗浄後のT
HF中にはジオールが溶解しているが、これらはいずれ
も共重合PTMGの原料であるので、そのまま原料とし
て再使用することができる。洗浄に使用するTHF量
は、バッチ式の場合には、吸着したジオールの量によっ
ても異なるが吸着剤を浸漬できる量以上、具体的には、
吸着剤に対し重量として5〜20倍重量が用いられる。
脱着の効率を上げるには多段の処理を行うことが好まし
い。なお、連続式の場合には、洗浄後のTHF中のジオ
ール濃度を適宜測定し、脱着終了を判定すればよい。
【0020】脱着処理温度はTHFの沸点以下で、か
つ、処理しやすい温度範囲から選ばれる。通常は10〜
50℃、好ましくは20〜40℃の範囲が適当である。
脱着処理時間は、通常30分〜50時間、好ましくは1
〜30時間位が適当である。一般的には、ジオールを完
全に脱着してから吸着剤として再使用することが理想的
ではあるが、実用的な吸着能が回復した時点で再使用に
供することは何ら問題がない。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、実施例を挙げて本発明を更
に詳細に説明する。ただし、本発明は以下の実施例等に
より何ら限定されるものではない。なお、以下の実施
例、及び比較例中のジオール定量は次に示した機器、条
件、方法に従い測定を行った。
【0022】 測定機器:HEWLETT・PACKARD(株)社製 ガスクロマトグラフ HP5890A 積分装置:HEWLETT・PACKARD(株)社製 INTEGRATOR 3392A カラム :HEWLETT・PACKARD(株)社製 キャピラリカラム Ultra1(25m×0.2m
m) 測定条件: 検出器 :水素炎イオン化検出器(FID) 注入口温度 :300℃ 検出器温度 :300℃ キャリアガス:He 流量 :100ml/min 試料注入量 :1μl 内部標準 :n−デカン 昇温条件 :50℃で5分保持、その後20℃/mi
nの速さで300℃まで昇温、300℃で5分保持。
【0023】測定方法:標準液として測定サンプルのジ
オール濃度付近になるよう調整したジオールのアセトン
溶液(以下モデル液と略す。)を3種以上作成する。こ
れとは別に希釈用溶媒として内部標準であるn−デカン
のアセトン溶液(以下、「希釈液」と略す。)を調整す
る。サンプル瓶にモデル液を0.1gと希釈液1gを精
秤し混合してから上記条件に従いガスクロマトグラフィ
測定を行う。3種以上の試料を測定し、ジオールと内部
標準の重量比から下式に従って各測定での応答係数(R
F)を計算する。応答係数の平均値(RFa)は全ての
測定の平均値として求められる。
【0024】
【式1】 測定サンプルもモデル液と同様に0.1g精秤し、1g
の希釈液と混合しガスクロマトグラフィ測定を行う。測
定サンプル中のジオール量は下式に従って算出できる。
【0025】
【式2】
【0026】実施例中に使用した吸着剤は以下の通りで
ある。 活性アルミナ :水澤化学(株)製 RN モレキュラーシーブス:ナカライテスク(株)製 モレキュラーシーブ13X 1/8 活性白土 :水澤化学(株)製 Galleonite イオン交換樹脂 :オルガノ(株) 非水系用イオン交換樹脂 アンバーリスト 15E 活性炭 :東洋カルゴン(株)製 タイプ CPG
【0027】(実施例1)攪拌装置、留出器及び、TH
F供給器を付けた容器に、THF600gとネオペンチ
ルグリコール(以下、「NPG」と略す。)34gを仕
込み、ついで12−タングスト−1−リン酸6水和物
(H3 PW1240/6H2 O)を340g加えた。加熱
浴温度を75℃に設定して6時間攪拌を続け、ポリマー
末端として消費される量以上に生成する縮合水分はTH
Fとの共沸蒸留で除去した。なお、留出量に相当するT
HF量を連続的に補充した。その後、室温で静置して2
相に分離させた。デカンテーションで上層を抜き出し、
水酸化カルシウム50gを加え30分間攪拌した後1昼
夜静置し、溶液中に溶解した触媒をカルシウム塩として
沈殿させた。ついでカルシウム塩をろ過し、共重合PT
MG溶液を得た。
【0028】この共重合PTMG溶液の組成は、NP
G:0.90%、共重合PTMG:29.5%、TH
F:69.6%であった。該溶液400gに活性アルミ
ナ80.3gを添加し1時間攪拌した後、20℃で20
時間静置した。溶液中のNPG量をガスクロマトグラフ
ィ測定した。結果を表1に示す。吸着処理後の共重合P
TMG溶液中のNPG濃度は0.15%であった。吸着
されたNPG量は3.00g、除去率(吸着されたジオ
ール重量/吸着処理前の共重合PTMG溶液中のジオー
ル重量)は83.3%であった。
【0029】続いて、吸着処理後の吸着剤をデカンテー
ションして溶液と分離し、THF200gを加え1時間
攪拌した。20℃で20時間静置後、THF中のNPG
濃度をガスクロマトグラフィ測定した。結果を表2に示
す。脱着処理後のTHF溶液中のNPG濃度は0.72
%であり、脱着されたNPG量は1.44g、脱着率
(以下、脱着されたジオール重量/吸着されていたジオ
ール重量)は48.0%であった。
【0030】(実施例2〜6)原料ジオールをNPG、
及び他のジオールに変更して実施例1と同様の方法で重
合を行い又、触媒を除去した。ついで、得られた共重合
PTMG溶液に対して活性アルミナ、及び他の吸着剤を
用いて実施例1と同様の吸着処理を行い、引き続き脱着
処理を行った。吸着処理前の溶液組成、吸着剤等及び吸
着処理の結果を表1に、脱着処理の結果を表2にまとめ
て示した。
【0031】(実施例7〜8)実施例1、2において吸
着処理を行うに際し共重合PTMG溶液を200g、活
性アルミナを40g用い、吸着、及び脱着処理の際の処
理温度を20℃から40℃に変更した以外はそれぞれ同
様の処理を行った。吸着の結果を表1に、脱着の結果を
表2に示す。
【0032】(比較例1)実施例1で活性アルミナを用
いる代わりに活性炭80.0gを用いる以外は実施例1
と同様にしたところ、ジオールは全く吸着されなかっ
た。吸着の結果を表1に示す。 (比較例2)実施例1で活性アルミナを用いる代わりに
イオン交換樹脂80.0gを用いる以外は実施例1と同
様にしたところ、ジオールは全く吸着されなかった。吸
着の結果を表1に示す。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】(実施例9)共重合PTMGを合成するに
あたり、加熱攪拌を12時間続けた以外は実施例1と同
様の重合を行いTHFとNPGとからなる共重合PTM
G溶液400gを得た。ついで、n−オクタン600g
を加え、3時間攪拌した後、20℃で24時間静置し
た。沈殿した触媒液層はデカンテーションで分離し、T
HF、NPG、共重合PTMG、n−オクタンから成る
上澄み液750gを得た。該上澄み液に活性アルミナ3
7.8gを加え撹拌した後40℃で20時間静置した。
表3に示すようにNPGの吸着量は0.39gで、除去
率は81.3%であった。
【0036】(実施例10)吸着剤としてモレキュラー
シーブスを用いた以外はすべて実施例9と同様の吸着処
理を行い表3の結果を得た。
【0037】
【表3】
【0038】(実施例11)共重合PTMGを合成する
にあたり、実施例9と同様の重合を行って得られた触媒
含有上層液、即ち、水酸化カルシウムによる触媒沈殿を
施していない上層液についてジオールの吸着を検討し
た。該溶液249.9gに活性アルミナ25.1gを加
え撹拌した後、20℃で20時間静置した。その結果を
表4に示す。表4に示すとおり、触媒含有液についても
ジオールを良好に吸着することが判明した。
【0039】
【表4】
【0040】(実施例12)新品の活性アルミナ220
gを充填した内径20mm、カラム長1000mmのガ
ラスカラムにNPG:0.1%、NPG/THF共重合
PTMG:18.1%、n−オクタン:60.0%、T
HF:21.8%からなる溶液を60g/分の速さでカ
ラム下部より連続送液した。32時間連続通液後も流出
する液中のNPG濃度はは検出限界濃度である10pp
m以下であった。50時間送液した時点で、カラム通過
後の共重合PTMG溶液中のNPG濃度が許容上限濃度
である50ppmとなった(以下、送液開始からこの時
点までの経過時間を破過時間と言う。)ので送液を停止
した。その後、カラムの上部からTHFを150g/分
の速さで60時間送液した。60時間送液した時点で、
カラム通過後のTHF中にはNPGが検出されなくなっ
た。洗浄後の活性アルミナ充填カラムに再び上述の溶液
を連続送液して吸着処理を行った。2回目の破過時間は
36時間であった。活性アルミナ充填塔を再度THFで
洗浄し、3回目の吸着に供した。3回目の場合も破過時
間は36時間であり、3回目以降も2回目と同様の吸着
能力を示すことが確認できた。
【0041】
【発明の効果】本発明を適用すれば、容易かつ安価に共
重合PTMG中の残存ジオールを除去する事ができ、ジ
オールを含まない高品質のポリエーテルポリオールを得
ることが出来る。しかも、本発明では除去したジオール
は再び原料として使用でき、なおかつ吸着剤も繰り返し
使用が可能であるため、経済的にも、環境的にも利用価
値が大きい。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テトラヒドロフランと炭素原子数2〜1
    0のジオールとを共重合して得られるポリエーテルポリ
    オール、又は該ポリエーテルポリオールと有機溶媒との
    混合物中に残存する炭素原子数2〜10のジオールを、
    アルミナ化合物、モレキュラーシーブス又は活性白土か
    ら選ばれる固体吸着剤の少なくとも1種と接触させて除
    去することを特徴とするポリエーテルポリオールの精製
    法。
  2. 【請求項2】 テトラヒドロフランと炭素原子数2〜1
    0のジオールとを共重合して得られるポリエーテルポリ
    オール、又は該ポリエーテルポリオールと有機溶媒との
    混合物中に残存する炭素原子数2〜10のジオールを、
    アルミナ化合物、モレキュラーシーブス又は活性白土か
    ら選ばれる固体吸着剤の少なくとも1種に吸着させ、つ
    いで該吸着剤をテトラヒドロフランで洗浄してジオール
    を脱着することを特徴とするポリエーテルポリオール中
    のジオールの回収法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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