JPH0929115A - 有皮穀類の微細化方法及びその微細化装置とこれに使用す る切断機 - Google Patents
有皮穀類の微細化方法及びその微細化装置とこれに使用す る切断機Info
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- JPH0929115A JPH0929115A JP7182587A JP18258795A JPH0929115A JP H0929115 A JPH0929115 A JP H0929115A JP 7182587 A JP7182587 A JP 7182587A JP 18258795 A JP18258795 A JP 18258795A JP H0929115 A JPH0929115 A JP H0929115A
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- Disintegrating Or Milling (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 有皮穀類の皮を超微細に切断して、この皮も
製品化し、皮を捨てることによる環境破壊等を解消す
る。 【構成】 有皮穀類を摩砕し、該摩砕された原料を実の
部分と皮の部分に分離し、皮の部分を切断機により切断
することを特徴とする。その装置として、固定うす6と
回転うす5との間で有皮穀類を摩砕する摩砕機4と、こ
の摩砕機4で摩砕された原料を実の部分と皮の部分とに
分離するふるい機7と、該ふるい機7で分離された皮の
部分を微細に切断する断切機21とからなる。
製品化し、皮を捨てることによる環境破壊等を解消す
る。 【構成】 有皮穀類を摩砕し、該摩砕された原料を実の
部分と皮の部分に分離し、皮の部分を切断機により切断
することを特徴とする。その装置として、固定うす6と
回転うす5との間で有皮穀類を摩砕する摩砕機4と、こ
の摩砕機4で摩砕された原料を実の部分と皮の部分とに
分離するふるい機7と、該ふるい機7で分離された皮の
部分を微細に切断する断切機21とからなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、あん(餡)、豆腐
等の有皮穀類の微細化方法及びその微細化装置とこれに
使用する切断機に関する。
等の有皮穀類の微細化方法及びその微細化装置とこれに
使用する切断機に関する。
【0002】
【従来の技術】豆の加工品としてのあんには、大別して
小豆等をそのまま煮て砂糖等を加えて味付けしたもの
を、そのままで使用する所謂粒あんと、小豆等を上記と
同様に煮て、これを摩砕機にかけて磨り潰した後ふるい
機にかけて皮と実(澱粉質の表面を蛋白質で包んだあん
粒子部)とを分離し、その実の部分からなるあん部分に
上記と同様の味付けをして使用する、所謂こしあんがあ
る。前者は、小倉あん、かの子、ぜんざい等に使用さ
れ、後者は大福、饅頭、羊羹、しるこ等に使用される。
小豆等をそのまま煮て砂糖等を加えて味付けしたもの
を、そのままで使用する所謂粒あんと、小豆等を上記と
同様に煮て、これを摩砕機にかけて磨り潰した後ふるい
機にかけて皮と実(澱粉質の表面を蛋白質で包んだあん
粒子部)とを分離し、その実の部分からなるあん部分に
上記と同様の味付けをして使用する、所謂こしあんがあ
る。前者は、小倉あん、かの子、ぜんざい等に使用さ
れ、後者は大福、饅頭、羊羹、しるこ等に使用される。
【0003】このような二種類のあんのうち、こしあん
の製造方法は従来、小豆等を煮釜で煮る煮工程と、これ
から取り出した煮豆内の小石を除去する石取工程と、小
石を除去した煮豆を固定うすと回転うす間で摩砕する摩
砕工程と、この摩砕された実の部分と皮とを分離するふ
るい工程を経て、その実の部分を晒工程、濃縮工程、冷
却工程、脱水工程を経て製品であるこしあんとしてい
る。
の製造方法は従来、小豆等を煮釜で煮る煮工程と、これ
から取り出した煮豆内の小石を除去する石取工程と、小
石を除去した煮豆を固定うすと回転うす間で摩砕する摩
砕工程と、この摩砕された実の部分と皮とを分離するふ
るい工程を経て、その実の部分を晒工程、濃縮工程、冷
却工程、脱水工程を経て製品であるこしあんとしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のこしあんの
製造方法において、煮豆を固定うすと回転うすとで摩砕
する方法においては煮豆の皮と実の部分の分離及び実の
部分の微粒化は良好に行われるが、皮の部分は繊維質で
あるため固定うすと回転うすとによる摩砕のみでは微細
化することができず粗い破片となる。
製造方法において、煮豆を固定うすと回転うすとで摩砕
する方法においては煮豆の皮と実の部分の分離及び実の
部分の微粒化は良好に行われるが、皮の部分は繊維質で
あるため固定うすと回転うすとによる摩砕のみでは微細
化することができず粗い破片となる。
【0005】そのため、この粗い破片の皮が製品として
のあん内に混入すると、この皮部が、ざらざらした舌ざ
わりを与え、あんのなめらかさの感触がなくなり、あん
製品とすることができない。
のあん内に混入すると、この皮部が、ざらざらした舌ざ
わりを与え、あんのなめらかさの感触がなくなり、あん
製品とすることができない。
【0006】そのため、従来、この分離した皮部をあん
の一部として使用することなく乳牛や養豚の餌等として
回収業者に売り渡していたが、安価な外国飼料の輸入等
により、餌として回収されることが困難になってきた。
そのため、私的、公的な廃品回収業者に相当の費用を支
払って皮の処理を依頼しているのが現状である。また、
廃品回収業者が所定の処理を行うことなく下水等に放流
すると下水管が詰まったり腐敗して悪臭源になり、環境
破壊ともなる。
の一部として使用することなく乳牛や養豚の餌等として
回収業者に売り渡していたが、安価な外国飼料の輸入等
により、餌として回収されることが困難になってきた。
そのため、私的、公的な廃品回収業者に相当の費用を支
払って皮の処理を依頼しているのが現状である。また、
廃品回収業者が所定の処理を行うことなく下水等に放流
すると下水管が詰まったり腐敗して悪臭源になり、環境
破壊ともなる。
【0007】また、皮の部分を廃棄して製造された生あ
んを試料としてその成分を分析した結果、以下の成分割
合であった。尚、この分析結果は、愛知県食品工業技術
センターによるものである。
んを試料としてその成分を分析した結果、以下の成分割
合であった。尚、この分析結果は、愛知県食品工業技術
センターによるものである。
【0008】水分 64.0% 灰分 0.3% たんぱく質 9.7% 脂質 0.2% 炭水化物 25.8% そして、この炭水化物中に含有する食物繊維は4.2%
であった。
であった。
【0009】この結果から、上記のように皮を廃棄して
製造されたあんには、当然乍ら、有用な食物繊維は極め
て少ない。そこで本発明者は、小豆等の皮を超微粉砕す
ることによりその皮をあんに混入してもざらつき感がな
くなり、また皮をあんとして使用できれば、上記のよう
な皮を捨てることによる種々の問題も解消できるととも
に身体に必要な繊維質や皮部に含まれる栄養分も摂取で
きることに着目した。
製造されたあんには、当然乍ら、有用な食物繊維は極め
て少ない。そこで本発明者は、小豆等の皮を超微粉砕す
ることによりその皮をあんに混入してもざらつき感がな
くなり、また皮をあんとして使用できれば、上記のよう
な皮を捨てることによる種々の問題も解消できるととも
に身体に必要な繊維質や皮部に含まれる栄養分も摂取で
きることに着目した。
【0010】そこで本発明者は鋭意研究の結果、皮の部
分を切断機により切断することにより摩砕以上の微細切
断が行えるようにして、皮も実と共にあん製品とするこ
とができるようにして、上記従来のような皮を捨てるこ
とにより生じる種々な問題を解決し、上記の着目点を達
成した。
分を切断機により切断することにより摩砕以上の微細切
断が行えるようにして、皮も実と共にあん製品とするこ
とができるようにして、上記従来のような皮を捨てるこ
とにより生じる種々な問題を解決し、上記の着目点を達
成した。
【0011】また上記のあん製造以外の例えば豆腐の製
造においても豆の皮の部分を超微細に切断することによ
り、この皮も捨てることなく豆腐の一部として混入でき
ると思われるので豆腐の製造についても、本発明を用い
て上記と同様の問題を解決するものであり、更に、豆以
外の有皮穀類の微細化にも本発明を適用することによ
り、皮の廃棄による上記の問題を解決できるものであ
る。
造においても豆の皮の部分を超微細に切断することによ
り、この皮も捨てることなく豆腐の一部として混入でき
ると思われるので豆腐の製造についても、本発明を用い
て上記と同様の問題を解決するものであり、更に、豆以
外の有皮穀類の微細化にも本発明を適用することによ
り、皮の廃棄による上記の問題を解決できるものであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の発明は、有皮穀類を摩砕し、該摩
砕された原料を実の部分と皮の部分に分離し、皮の部分
を切断機により切断することを特徴とする有皮穀類の微
細化方法である。
めに、請求項1記載の発明は、有皮穀類を摩砕し、該摩
砕された原料を実の部分と皮の部分に分離し、皮の部分
を切断機により切断することを特徴とする有皮穀類の微
細化方法である。
【0013】本発明においては、有皮穀類を摩砕するこ
とにより、その皮の部分が実の部分から剥がれるととも
に実の部分が微粒子に粉砕される。このとき、切断では
なく、摩砕であるため、実の部分を構成する微粒子が破
壊されることなく微粒化される。
とにより、その皮の部分が実の部分から剥がれるととも
に実の部分が微粒子に粉砕される。このとき、切断では
なく、摩砕であるため、実の部分を構成する微粒子が破
壊されることなく微粒化される。
【0014】そして、これらの実の部分と皮の部分が分
離され、分離された実の部分は製品化への次工程へ送ら
れ、皮の部分は切断機(21)により切断される。皮の
部分は繊維質であるため、上記のような摩砕では、その
繊維質が切断され難く微細化できないが、切断機により
切断することにより微細化できる。
離され、分離された実の部分は製品化への次工程へ送ら
れ、皮の部分は切断機(21)により切断される。皮の
部分は繊維質であるため、上記のような摩砕では、その
繊維質が切断され難く微細化できないが、切断機により
切断することにより微細化できる。
【0015】請求項2記載の発明は、有皮穀類を摩砕
し、該摩砕された原料を実の部分と皮の部分に分離し、
該分離された皮の部分を切断機により切断して微細化
し、該微細化した皮の部分と前記実の部分とを混合する
ことを特徴とする有皮穀類の微細化方法である。
し、該摩砕された原料を実の部分と皮の部分に分離し、
該分離された皮の部分を切断機により切断して微細化
し、該微細化した皮の部分と前記実の部分とを混合する
ことを特徴とする有皮穀類の微細化方法である。
【0016】本発明においては、更に、実の部分と皮の
部分を混合した製品が製造される。請求項3記載の発明
は、摩砕されて分離された実の部分の少なくとも一部
と、切断して微細化した皮の部分の少なくとも一部とを
混合することを特徴とする請求項2記載の有皮穀類の微
細化方法である。
部分を混合した製品が製造される。請求項3記載の発明
は、摩砕されて分離された実の部分の少なくとも一部
と、切断して微細化した皮の部分の少なくとも一部とを
混合することを特徴とする請求項2記載の有皮穀類の微
細化方法である。
【0017】本発明においては、更に、実の部分と皮の
部分とを夫々所望量の割合で混合した製品が製造され
る。請求項4記載の発明は、皮の部分を切断する以前の
工程において、皮の部分を摩砕する工程及び実の部分と
皮の部分に分離する工程を複数回繰り返すことを特徴と
する請求項1乃至3のいずれかに記載の有皮穀類の微細
化方法である。
部分とを夫々所望量の割合で混合した製品が製造され
る。請求項4記載の発明は、皮の部分を切断する以前の
工程において、皮の部分を摩砕する工程及び実の部分と
皮の部分に分離する工程を複数回繰り返すことを特徴と
する請求項1乃至3のいずれかに記載の有皮穀類の微細
化方法である。
【0018】本発明においては、皮の部分を切断する前
に、皮に付着した実の部分を可能な限り皮から分離する
ことができ、実を切断することなく皮のみの切断が良好
に行える。
に、皮に付着した実の部分を可能な限り皮から分離する
ことができ、実を切断することなく皮のみの切断が良好
に行える。
【0019】請求項5記載の発明は、皮の部分を30〜
100μmに切断することを特徴とする請求項1乃至4
のいずれかに記載の有皮穀類の微細化方法である。本発
明においては、皮の部分を30〜100μmに切断する
ことにより、これを例えばあんに混入しても舌ざわりが
ざらつかない。
100μmに切断することを特徴とする請求項1乃至4
のいずれかに記載の有皮穀類の微細化方法である。本発
明においては、皮の部分を30〜100μmに切断する
ことにより、これを例えばあんに混入しても舌ざわりが
ざらつかない。
【0020】請求項6記載の発明は、有皮穀類は加水、
加熱処理してあることを特徴とする請求項1乃至5のい
ずれかに記載の有皮穀類の微細化方法である。請求項7
記載の発明は、有皮穀類があん原料の豆であることを特
徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の有皮穀類の
微細化方法である。
加熱処理してあることを特徴とする請求項1乃至5のい
ずれかに記載の有皮穀類の微細化方法である。請求項7
記載の発明は、有皮穀類があん原料の豆であることを特
徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の有皮穀類の
微細化方法である。
【0021】請求項6及び7記載の発明はあんの製造に
適する。請求項8の発明は、固定うす(6)と回転うす
(5)との間で有皮穀類を摩砕する摩砕機(4)と、こ
の摩砕機(4)で摩砕された原料を実の部分と皮の部分
とに分離するふるい機(7)と、該ふるい機(7)で分
離された皮の部分を切断する断切機(21)とからなる
ことを特徴とする有皮穀類の微細化装置である。
適する。請求項8の発明は、固定うす(6)と回転うす
(5)との間で有皮穀類を摩砕する摩砕機(4)と、こ
の摩砕機(4)で摩砕された原料を実の部分と皮の部分
とに分離するふるい機(7)と、該ふるい機(7)で分
離された皮の部分を切断する断切機(21)とからなる
ことを特徴とする有皮穀類の微細化装置である。
【0022】本発明においては、上記の製造方法が達成
できる。請求項9記載の発明は、多数の固定刃(37)
を起立状態でかつその刃先(37a)を内側にして円周
上に並設するとともに各固定刃(37)間の隙間
(D1)を微小にし、上記固定刃(37)の内側に回転
刃(38)をその刃先(53a)が固定刃(38)の刃
先(37a)に近接して回転するように備えたことを特
徴とする切断機である。
できる。請求項9記載の発明は、多数の固定刃(37)
を起立状態でかつその刃先(37a)を内側にして円周
上に並設するとともに各固定刃(37)間の隙間
(D1)を微小にし、上記固定刃(37)の内側に回転
刃(38)をその刃先(53a)が固定刃(38)の刃
先(37a)に近接して回転するように備えたことを特
徴とする切断機である。
【0023】本発明においては、投入された有皮穀類の
皮が固定刃(37)間に引っ掛かり、これを固定刃(3
7)と高速回転する回転刃(38)とで切断し、皮を微
細化する。
皮が固定刃(37)間に引っ掛かり、これを固定刃(3
7)と高速回転する回転刃(38)とで切断し、皮を微
細化する。
【0024】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
回転刃(38)が下向きに傾斜している切断機である。
この発明によれば、上方から投入された原料である皮
が、回転刃(38)の回転により積極的に下方へ移動さ
れるため、原料が上方へ飛び出すことが抑制され、切断
作業が良好に行われる。
回転刃(38)が下向きに傾斜している切断機である。
この発明によれば、上方から投入された原料である皮
が、回転刃(38)の回転により積極的に下方へ移動さ
れるため、原料が上方へ飛び出すことが抑制され、切断
作業が良好に行われる。
【0025】
【発明の実施の形態】次に図1に示すフローシートによ
り、本発明をあんの製造に用いた実施例について説明す
る。
り、本発明をあんの製造に用いた実施例について説明す
る。
【0026】1は豆煮釜で、これに小豆等のあん原料豆
を投入して所定の軟らかさまで煮るものである。豆煮釜
1で煮られた煮豆は第1ポンプ2により石取器3内を通
って第1摩砕機4に送られる。第1摩砕機4は回転うす
5が固定うす6に接して回転し、この両うす5、6間に
上記煮豆を投入することにより、その煮豆をすり潰す状
態で摩砕し、煮豆の皮と実を分離するとともに、その実
の部分を微粒化する。この摩砕では、豆の実の部分は容
易に砕かれるため、微粒化するが、皮の部分は、繊維質
であることから、引きちぎられるものの微細化までには
至らない。
を投入して所定の軟らかさまで煮るものである。豆煮釜
1で煮られた煮豆は第1ポンプ2により石取器3内を通
って第1摩砕機4に送られる。第1摩砕機4は回転うす
5が固定うす6に接して回転し、この両うす5、6間に
上記煮豆を投入することにより、その煮豆をすり潰す状
態で摩砕し、煮豆の皮と実を分離するとともに、その実
の部分を微粒化する。この摩砕では、豆の実の部分は容
易に砕かれるため、微粒化するが、皮の部分は、繊維質
であることから、引きちぎられるものの微細化までには
至らない。
【0027】第1摩砕機4で摩砕された皮と実は第1ふ
るい機7に投入される。該第1ふるい機7は、傾斜した
筒状の金網からなるふるい部8と、該ふるい部8内に配
置した散水部9とからなり、ふるい部8内に投入された
上記皮と実からなる原料に、給水部10から水を供給し
て散水部9から散水するようになっている。そして原料
に散水することにより原料の内の微粒化した実の部分は
ふるい部8の微細(40μm〜100μm)な網目を通
ってあん汁となって流出し、あん汁タンク11に溜めら
れる。
るい機7に投入される。該第1ふるい機7は、傾斜した
筒状の金網からなるふるい部8と、該ふるい部8内に配
置した散水部9とからなり、ふるい部8内に投入された
上記皮と実からなる原料に、給水部10から水を供給し
て散水部9から散水するようになっている。そして原料
に散水することにより原料の内の微粒化した実の部分は
ふるい部8の微細(40μm〜100μm)な網目を通
ってあん汁となって流出し、あん汁タンク11に溜めら
れる。
【0028】また原料のうちの、微細化されなかった実
の部分と皮の部分はふるい部7の網目を通らず、水とと
もにふるい部8の下流側へ流れて第1皮タンク12へ排
出される。次いで上記第1皮タンク12内の原料は、第
2ポンプ13により第2摩砕機14内へ投入される。こ
の第2摩砕機14は、上記第1摩砕機4と同一構造で、
回転うす15が固定うす16に接して回転し、この両う
す15、16間に上記原料が投入されることにより、そ
の原料を摩砕するようになっている。
の部分と皮の部分はふるい部7の網目を通らず、水とと
もにふるい部8の下流側へ流れて第1皮タンク12へ排
出される。次いで上記第1皮タンク12内の原料は、第
2ポンプ13により第2摩砕機14内へ投入される。こ
の第2摩砕機14は、上記第1摩砕機4と同一構造で、
回転うす15が固定うす16に接して回転し、この両う
す15、16間に上記原料が投入されることにより、そ
の原料を摩砕するようになっている。
【0029】この第2摩砕機14で上記第1摩砕機4に
よっては微粒化されなかった実の部分が微粒化され、ま
た、皮の部分も更に引きちぎられるものの微細化には至
らない。
よっては微粒化されなかった実の部分が微粒化され、ま
た、皮の部分も更に引きちぎられるものの微細化には至
らない。
【0030】次いで、上記実と皮の部分の原料は第2ふ
るい機17に投入される。この第2ふるい機17は上記
第1ふるい機7と同一構造で、傾斜した筒状の金網から
なるふるい部18と、該ふるい部18内に配置した散水
部19とからなる。そして、この第2ふるい機17のふ
るい部18内に投入された原料に、給水部20から水を
供給して散水することにより、原料のうちの微粒化した
実の部分はふるい部18の微細な網目を通ってあん汁と
なって流出し、上記あん汁タンク11に溜められる。
るい機17に投入される。この第2ふるい機17は上記
第1ふるい機7と同一構造で、傾斜した筒状の金網から
なるふるい部18と、該ふるい部18内に配置した散水
部19とからなる。そして、この第2ふるい機17のふ
るい部18内に投入された原料に、給水部20から水を
供給して散水することにより、原料のうちの微粒化した
実の部分はふるい部18の微細な網目を通ってあん汁と
なって流出し、上記あん汁タンク11に溜められる。
【0031】また、原料のうちの、微細化されなかった
皮の部分は、ふるい部18の微細な網目を通らず、水と
ともにふるい部18の下流側へ流れて第2皮タンク12
aに排出され、切断機21内に投入される。
皮の部分は、ふるい部18の微細な網目を通らず、水と
ともにふるい部18の下流側へ流れて第2皮タンク12
aに排出され、切断機21内に投入される。
【0032】そして該切断機21内に投入された皮部
は、該切断機21で30〜100μm程に微細化されて
上記あん汁タンク11に投入される。この微細化された
皮部は、食した場合にざらつきがないため、上記のあん
汁に混入しても何ら支障はない。尚、この切断機21の
構造については後述する。
は、該切断機21で30〜100μm程に微細化されて
上記あん汁タンク11に投入される。この微細化された
皮部は、食した場合にざらつきがないため、上記のあん
汁に混入しても何ら支障はない。尚、この切断機21の
構造については後述する。
【0033】次いで、あん汁タンク11内のあん汁(微
細化された皮も含む)は第3ポンプ22により連続晒機
23へ送られる。この連続晒機23では送られてきたあ
ん汁の古水を捨て、給水部24から新水を散水し、攪拌
器25によりもみ洗いされ、晒される。
細化された皮も含む)は第3ポンプ22により連続晒機
23へ送られる。この連続晒機23では送られてきたあ
ん汁の古水を捨て、給水部24から新水を散水し、攪拌
器25によりもみ洗いされ、晒される。
【0034】次いで、上記晒されたあん汁(上記の皮も
含む)を濃縮機26へ送る。この濃縮機26では、含有
する水分をある程度脱水して濃縮したあん汁にする。
尚、目詰まり防止から散水部26aを有する。
含む)を濃縮機26へ送る。この濃縮機26では、含有
する水分をある程度脱水して濃縮したあん汁にする。
尚、目詰まり防止から散水部26aを有する。
【0035】次いで上記のあん汁を冷却機27へ送り冷
却する。この冷却はあんの腐敗、変質を防ぐために早く
冷却するものである。次いで上記冷却されたあん汁を自
動脱水機28へ送り、含水率が約63%程になるように
脱水する。
却する。この冷却はあんの腐敗、変質を防ぐために早く
冷却するものである。次いで上記冷却されたあん汁を自
動脱水機28へ送り、含水率が約63%程になるように
脱水する。
【0036】この脱水されたあん製品をクラッシャ29
で袋詰め可能な状態に砕き、袋詰めして搬出する。尚、
第2皮タンク12aと切断機21間には、第2皮タンク
12a内の皮を、切断機21へ投入することなく排出で
きる排出路70が分岐して設けられている。
で袋詰め可能な状態に砕き、袋詰めして搬出する。尚、
第2皮タンク12aと切断機21間には、第2皮タンク
12a内の皮を、切断機21へ投入することなく排出で
きる排出路70が分岐して設けられている。
【0037】尚、上記第2摩砕機14及び第2ふるい機
17は必要により設けられるもので、上記第1皮タンク
12内の皮の部分を第2摩砕機14及び第2ふるい機1
7を通すことなく直接切断機21へ、すなわち、第1摩
砕機4と第1ふるい機7からなる1工程のみを経て切断
機21へ供給してもよい。
17は必要により設けられるもので、上記第1皮タンク
12内の皮の部分を第2摩砕機14及び第2ふるい機1
7を通すことなく直接切断機21へ、すなわち、第1摩
砕機4と第1ふるい機7からなる1工程のみを経て切断
機21へ供給してもよい。
【0038】また、上記第2ふるい機17で分離された
皮の部分を切断機21に直接供給することなく、更に上
記と同様な摩砕機とふるい機からなる工程を1又は複数
回経て切断機21へ供給してもよい。
皮の部分を切断機21に直接供給することなく、更に上
記と同様な摩砕機とふるい機からなる工程を1又は複数
回経て切断機21へ供給してもよい。
【0039】次に、上記皮の切断機21について図2乃
至図10により詳述する。図2において、30は機台
で、これに機枠31が固設されている。32は機枠31
に固設した電動モータ、33は電動モータ32の駆動軸
に備えた駆動プーリである。
至図10により詳述する。図2において、30は機台
で、これに機枠31が固設されている。32は機枠31
に固設した電動モータ、33は電動モータ32の駆動軸
に備えた駆動プーリである。
【0040】34は機枠31に固設した支枠で、該支枠
34内に回転軸35が垂直に配して回転可能に備えられ
ている。該回転軸35の下端には従動プーリ33aが備
えられ、これと上記駆動プーリ33間にベルト36が架
設されている。
34内に回転軸35が垂直に配して回転可能に備えられ
ている。該回転軸35の下端には従動プーリ33aが備
えられ、これと上記駆動プーリ33間にベルト36が架
設されている。
【0041】支枠34の上端には多数の固定刃37が円
筒状に配置され、回転軸35の上端には、上記固定刃3
7の内周に近接する回転刃38が備えられている。上記
固定刃37と回転刃38について、図4乃至図10によ
り詳述する。
筒状に配置され、回転軸35の上端には、上記固定刃3
7の内周に近接する回転刃38が備えられている。上記
固定刃37と回転刃38について、図4乃至図10によ
り詳述する。
【0042】固定の支枠34には、筒状の胴部材39が
固設され、該胴部材39内には、ベアリング40を介し
て上記回転軸35が回転可能に備えられている。胴部材
39の上端には、回転軸35の軸心を中心とする円周上
に位置して固定刃保持環41がボルト42で固定されて
いる。該固定刃保持環41には、図4に示すイからロの
範囲に亘って表裏に貫通する窓42が形成されている。
尚、図4は1/4の範囲のみ保持板44を破断して窓4
2と固定刃37を表したが、他の3/4の範囲について
も、窓42と固定刃37が上記と同様な間隔で設けられ
ている。
固設され、該胴部材39内には、ベアリング40を介し
て上記回転軸35が回転可能に備えられている。胴部材
39の上端には、回転軸35の軸心を中心とする円周上
に位置して固定刃保持環41がボルト42で固定されて
いる。該固定刃保持環41には、図4に示すイからロの
範囲に亘って表裏に貫通する窓42が形成されている。
尚、図4は1/4の範囲のみ保持板44を破断して窓4
2と固定刃37を表したが、他の3/4の範囲について
も、窓42と固定刃37が上記と同様な間隔で設けられ
ている。
【0043】固定刃37は短冊状に形成され、これを多
数枚上記窓42内に、図4に示すように先刃37aを内
側にして立て並べ、その各刃先37aが、上記回転軸3
5の軸心を中心とする同一円周線上に位置するように配
置されている。また、各固定刃37は図4に示すよう
に、回転軸35の軸心を中心とする放射線に対して、そ
の固定刃37の外方部が回転刃38の回転方向A方向に
傾斜して配置されているとともに、各固定刃37の刃先
37aが、回転刃38の回転方向Aと対向している。各
固定刃37の上下端面には係止溝37b、37cが形成
され、上部係止溝37bに、固定刃保持環41の上端に
ビス43で固着した保持板44に備えた係止部材45を
上部係止溝37b内に押圧嵌合し、また下部係止溝37
cに固定刃保持環41に備えた係止部材46を嵌合し
て、各固定刃37を所定位置に強固に保持している。
数枚上記窓42内に、図4に示すように先刃37aを内
側にして立て並べ、その各刃先37aが、上記回転軸3
5の軸心を中心とする同一円周線上に位置するように配
置されている。また、各固定刃37は図4に示すよう
に、回転軸35の軸心を中心とする放射線に対して、そ
の固定刃37の外方部が回転刃38の回転方向A方向に
傾斜して配置されているとともに、各固定刃37の刃先
37aが、回転刃38の回転方向Aと対向している。各
固定刃37の上下端面には係止溝37b、37cが形成
され、上部係止溝37bに、固定刃保持環41の上端に
ビス43で固着した保持板44に備えた係止部材45を
上部係止溝37b内に押圧嵌合し、また下部係止溝37
cに固定刃保持環41に備えた係止部材46を嵌合し
て、各固定刃37を所定位置に強固に保持している。
【0044】図5において、隣接する一方の固定刃37
の刃先37aと他方の固定刃37の後端37bとの隙間
46の距離D1 は、豆の皮が30〜100μm程度の長
さに切断されるように微小に設定されており、実施に際
しては0.2mmに設定した。また隣接する固定刃37
の相互間の隙間D2 は図5に示すように外方端37c側
が拡開するように設定され、刃先37aで微小に切断さ
れた多量の皮片が隙間D2 から容易に外方へ押し出され
るようになっている。
の刃先37aと他方の固定刃37の後端37bとの隙間
46の距離D1 は、豆の皮が30〜100μm程度の長
さに切断されるように微小に設定されており、実施に際
しては0.2mmに設定した。また隣接する固定刃37
の相互間の隙間D2 は図5に示すように外方端37c側
が拡開するように設定され、刃先37aで微小に切断さ
れた多量の皮片が隙間D2 から容易に外方へ押し出され
るようになっている。
【0045】回転軸35の上端には円板状のホルダー4
7がボルト48により固設されている。尚、該ホルダー
47は胴部材39に対しては回動可能に嵌合している。
ホルダー47には、図6(a)に示すように、その外周
部に位置して、4個のピン穴49が周方向に等間隔で形
成されている。該ピン穴49は上面側が開口した有底穴
に形成され、かつそのピン穴49の軸心が、図6(b)
に示すように、垂直線に対して、上部側がホルダー47
の回転方向にα度分傾斜しており、該傾斜角αは約20
度になっている。またピン穴49の底面中央にはビス穴
50が形成され、該ビス穴50の下部は開口している。
7がボルト48により固設されている。尚、該ホルダー
47は胴部材39に対しては回動可能に嵌合している。
ホルダー47には、図6(a)に示すように、その外周
部に位置して、4個のピン穴49が周方向に等間隔で形
成されている。該ピン穴49は上面側が開口した有底穴
に形成され、かつそのピン穴49の軸心が、図6(b)
に示すように、垂直線に対して、上部側がホルダー47
の回転方向にα度分傾斜しており、該傾斜角αは約20
度になっている。またピン穴49の底面中央にはビス穴
50が形成され、該ビス穴50の下部は開口している。
【0046】図3及び図4において、38は回転刃で、
図7に示す保持ピン51の側部に縦溝52を形成し、該
縦溝52に図8に示す短冊状の刃体53を一体的に嵌入
して構成されている。そして、刃体53を一体的に保持
した保持ピン51を、図10に示すように上記ピン穴4
9に嵌入してビス54によりホルダー47に固植して、
保持ピン51と刃体53が、図10に示すように、上記
ピン穴49の傾斜角αと同様に傾斜して設けられてい
る。また、このように備えられた各刃体53の刃先53
aは、上記多数の固定刃37の刃先37aに極めて近接
して、すなわち、固定刃37の刃先37aと刃体53の
刃先53aとで豆の皮を30〜100μmの長さに切断
できるように近接(例えば刃先53aと刃先37aとの
対向隙間を0.3mm)している。
図7に示す保持ピン51の側部に縦溝52を形成し、該
縦溝52に図8に示す短冊状の刃体53を一体的に嵌入
して構成されている。そして、刃体53を一体的に保持
した保持ピン51を、図10に示すように上記ピン穴4
9に嵌入してビス54によりホルダー47に固植して、
保持ピン51と刃体53が、図10に示すように、上記
ピン穴49の傾斜角αと同様に傾斜して設けられてい
る。また、このように備えられた各刃体53の刃先53
aは、上記多数の固定刃37の刃先37aに極めて近接
して、すなわち、固定刃37の刃先37aと刃体53の
刃先53aとで豆の皮を30〜100μmの長さに切断
できるように近接(例えば刃先53aと刃先37aとの
対向隙間を0.3mm)している。
【0047】図3において、55は上記支枠34に固着
されて、上記固定刃37部の外周を覆うカバーで、その
底板56が傾斜しているとともに下部に排出口57が形
成され、固定刃37間から流出する切断された皮を収集
して排出口57より排出するようになっている。
されて、上記固定刃37部の外周を覆うカバーで、その
底板56が傾斜しているとともに下部に排出口57が形
成され、固定刃37間から流出する切断された皮を収集
して排出口57より排出するようになっている。
【0048】58は上記カバー55の上端開口部に着脱
可能に設けられた蓋で、カバー55側に設けた締付金具
59により密封的に固着するようになっている。蓋58
の中央部には原料の投入路60が設けられ、その内端
は、上記保持板44に着脱可能に嵌合している。更に該
投入路60の内周には、縦断面形状が、逆ハ字状の環状
板からなる飛び出し防止板61が設けられている。
可能に設けられた蓋で、カバー55側に設けた締付金具
59により密封的に固着するようになっている。蓋58
の中央部には原料の投入路60が設けられ、その内端
は、上記保持板44に着脱可能に嵌合している。更に該
投入路60の内周には、縦断面形状が、逆ハ字状の環状
板からなる飛び出し防止板61が設けられている。
【0049】上記投入路60は、図1における第2ふる
い機17の第2皮タンク12aに連通され、また排出口
57は、図1におけるあん汁タンク11に連通されてい
る。次に切断機21の作用について説明する。
い機17の第2皮タンク12aに連通され、また排出口
57は、図1におけるあん汁タンク11に連通されてい
る。次に切断機21の作用について説明する。
【0050】電動モータ32を起動して回転軸35を回
転し、回転刃38を約3600r.p.m.で図4の矢印A方
向へ回転する。また、図1に示す第2ふるい機17で分
離された皮を、含水状態で投入路60から連続的に切断
室62内へ投入する。この投入された皮は固定刃37と
回転刃38との切断作用により微細に切断される。
転し、回転刃38を約3600r.p.m.で図4の矢印A方
向へ回転する。また、図1に示す第2ふるい機17で分
離された皮を、含水状態で投入路60から連続的に切断
室62内へ投入する。この投入された皮は固定刃37と
回転刃38との切断作用により微細に切断される。
【0051】固定刃37間の隙間D1 を0.2mmと
し、回転刃38の刃先53aを固定刃37の刃先37a
に極めて近接して回転させ、回転刃38を3600r.p.
m.で回転させて実際に切断した結果、豆の皮を30〜 1
00μmの超微細に切断できた。これは、その切断状況は
明らかではないが、皮が微細な隙間D1 に引っ掛かり、
この引っ掛かった皮を超短時間の間に多数回に亘って回
転刃38で切断するためと思われる。
し、回転刃38の刃先53aを固定刃37の刃先37a
に極めて近接して回転させ、回転刃38を3600r.p.
m.で回転させて実際に切断した結果、豆の皮を30〜 1
00μmの超微細に切断できた。これは、その切断状況は
明らかではないが、皮が微細な隙間D1 に引っ掛かり、
この引っ掛かった皮を超短時間の間に多数回に亘って回
転刃38で切断するためと思われる。
【0052】そして、超微細に連続して切断された皮
は、固定刃37間の隙間D2 を通じて押し出され、カバ
ー55の傾斜した底板56上に落下し、底板56上を流
下して排出口57から図1のあん汁タンク11内に集め
られ、あん汁と混合する。
は、固定刃37間の隙間D2 を通じて押し出され、カバ
ー55の傾斜した底板56上に落下し、底板56上を流
下して排出口57から図1のあん汁タンク11内に集め
られ、あん汁と混合する。
【0053】また、上記回転刃38による切断時におい
て、その回転刃38における刃体53が下向きに傾斜し
て設けられているので、回転刃38の回転により、原料
の皮が積極的に下方(内方)へ引き込む作用をなし、原
料の皮が上方へ飛び出すことが制御され、良好な切断作
用がなされる。また、飛び出し防止板61によっても原
料の皮が飛び出すことが防止される。
て、その回転刃38における刃体53が下向きに傾斜し
て設けられているので、回転刃38の回転により、原料
の皮が積極的に下方(内方)へ引き込む作用をなし、原
料の皮が上方へ飛び出すことが制御され、良好な切断作
用がなされる。また、飛び出し防止板61によっても原
料の皮が飛び出すことが防止される。
【0054】次に、上記実施例の如く、微細化した皮の
部分と、その微細化した皮の全量を微粒化した生あんに
混入した状態のこしあんとを試量として夫々の成分を分
析した結果を以下に示す。尚、この分析結果も、愛知県
食品工業技術センターによるものである。
部分と、その微細化した皮の全量を微粒化した生あんに
混入した状態のこしあんとを試量として夫々の成分を分
析した結果を以下に示す。尚、この分析結果も、愛知県
食品工業技術センターによるものである。
【0055】微細化した皮の成分 水分 84.0% 灰分 0.4% たんぱく質 2.3% 脂質 0.1% 炭水化物 13.2% そして、この炭水化物中に含有する食物繊維は12.1
%であった。
%であった。
【0056】こしあんの成分 水分 72.4% 灰分 0.7% たんぱく質 7.1% 脂質 0.4% 炭水化物 19.4% そして、この炭水化物中に含有する食物繊維は12.5
%であった。
%であった。
【0057】以上の結果から、上記実施例の如く、微細
化した皮の部分を微粒化した実の部分に混入したあんに
おいては、食物繊維の含有量が、前記従来の皮の部分を
廃棄したあんに比べて極めて多量になり、この多量の食
物繊維を摂取できるとともに、皮の部分に含有する食物
繊維以外の栄養分も摂取できる。
化した皮の部分を微粒化した実の部分に混入したあんに
おいては、食物繊維の含有量が、前記従来の皮の部分を
廃棄したあんに比べて極めて多量になり、この多量の食
物繊維を摂取できるとともに、皮の部分に含有する食物
繊維以外の栄養分も摂取できる。
【0058】尚、上記実施例は、微細化した皮の全てを
微粒化した実の全てに混入して晒工程を経るようにした
が、切断機21で微細化した皮をあん汁タンク11へ混
入させることなく、別に取り出し、実の部分のみで製品
化されたあんに増量材として使用してもよい。また、濃
縮機で濃縮して冷凍保管した後に増量材として使用して
もよい。
微粒化した実の全てに混入して晒工程を経るようにした
が、切断機21で微細化した皮をあん汁タンク11へ混
入させることなく、別に取り出し、実の部分のみで製品
化されたあんに増量材として使用してもよい。また、濃
縮機で濃縮して冷凍保管した後に増量材として使用して
もよい。
【0059】更に、微粒化した実の部分の少なくとも一
部と、切断して微細化した皮の部分の少なくとも一部と
を所望の割合で混合してもよい。更に、切断された皮の
部分のみで製品化してもよい。
部と、切断して微細化した皮の部分の少なくとも一部と
を所望の割合で混合してもよい。更に、切断された皮の
部分のみで製品化してもよい。
【0060】また、上記実施例は、あんの製造に本発明
を適用した例であるが、本発明をその他例えば、豆腐の
製造に適用してもよい。すなわち、煮上がった大豆を摩
砕するとともにその皮の部分を上記の切断機21で超微
細に切断して、その皮を製品中に混入するようにしても
よい。
を適用した例であるが、本発明をその他例えば、豆腐の
製造に適用してもよい。すなわち、煮上がった大豆を摩
砕するとともにその皮の部分を上記の切断機21で超微
細に切断して、その皮を製品中に混入するようにしても
よい。
【0061】更に、豆以外の有皮穀類において、実の部
分と皮の部分を微細化する場合にも本発明を適用し得
る。
分と皮の部分を微細化する場合にも本発明を適用し得
る。
【0062】
【発明の効果】以上のようであるから、請求項1記載の
発明によれば、有皮穀類の実の部分の粒子を破壊するこ
となく、皮の部分を微細に切断し、皮を捨てることなく
製品として使用できる。そのため、前記従来のような皮
を捨てることにより発生する問題を解決できる。しか
も、皮を製品として使用できることは、皮の有効成分例
えば植物繊維等をも摂取でき、製品としての価値を高め
ることもできる。
発明によれば、有皮穀類の実の部分の粒子を破壊するこ
となく、皮の部分を微細に切断し、皮を捨てることなく
製品として使用できる。そのため、前記従来のような皮
を捨てることにより発生する問題を解決できる。しか
も、皮を製品として使用できることは、皮の有効成分例
えば植物繊維等をも摂取でき、製品としての価値を高め
ることもできる。
【0063】更に、仮に、有皮穀類の実と皮の微細化を
うすによる摩砕のみで行おうとすると、その皮を微細化
するには摩擦力を強くかつ長時間摩擦する必要があるこ
とから、その高い摩擦熱が長時間実や皮に加わり、実や
皮の組織を破壊し、製品の品質の悪化を招くことがあ
る。これに対し、本発明によれば、皮の部分は切断機で
微細化するため、上記のような高い摩擦熱を生じる摩砕
を必要とせず、熱による実や皮の組織を破壊することが
ない。そのため良品質の製品を製造できる。特に、組織
が破壊されていない有効な繊維質を摂取できる製品を製
造できる。
うすによる摩砕のみで行おうとすると、その皮を微細化
するには摩擦力を強くかつ長時間摩擦する必要があるこ
とから、その高い摩擦熱が長時間実や皮に加わり、実や
皮の組織を破壊し、製品の品質の悪化を招くことがあ
る。これに対し、本発明によれば、皮の部分は切断機で
微細化するため、上記のような高い摩擦熱を生じる摩砕
を必要とせず、熱による実や皮の組織を破壊することが
ない。そのため良品質の製品を製造できる。特に、組織
が破壊されていない有効な繊維質を摂取できる製品を製
造できる。
【0064】請求項2記載の発明によれば、皮の部分が
微細化されることにより、これを微粒化された実の部分
と混合して製品とすることができ、上記の効果に加え、
皮の部分を増量材とすることができる。
微細化されることにより、これを微粒化された実の部分
と混合して製品とすることができ、上記の効果に加え、
皮の部分を増量材とすることができる。
【0065】請求項3記載の発明によれば、上記の効果
に加え、実の部分と皮の部分とを所望の割合で混合して
所望の品質の製品を製造できる。請求項4記載の発明に
よれば、上記の効果に加え、皮の部分に付着残留した実
の部分を皮から分離して、可能な限り皮の部分のみと
し、実の部分の切断を防止できる。
に加え、実の部分と皮の部分とを所望の割合で混合して
所望の品質の製品を製造できる。請求項4記載の発明に
よれば、上記の効果に加え、皮の部分に付着残留した実
の部分を皮から分離して、可能な限り皮の部分のみと
し、実の部分の切断を防止できる。
【0066】請求項5記載の発明によれば、上記の効果
に加え、切断された皮の部分を食しても皮の部分による
舌のざらつき感がなくなり、皮を混入しても舌ざわりの
良い製品になる。
に加え、切断された皮の部分を食しても皮の部分による
舌のざらつき感がなくなり、皮を混入しても舌ざわりの
良い製品になる。
【0067】請求項6記載の発明によれば、あん原料等
の煮豆の微細化に適する。請求項7記載の発明によれ
ば、上記の効果に加え、あん原料の豆の実の微粒子を切
断機で切断することがなく、実の微粒子、すなわち、澱
粉質の表面を蛋白質で包皮した微粒子が破壊されてのり
状化することを防止し、良質なあんを製造できる。
の煮豆の微細化に適する。請求項7記載の発明によれ
ば、上記の効果に加え、あん原料の豆の実の微粒子を切
断機で切断することがなく、実の微粒子、すなわち、澱
粉質の表面を蛋白質で包皮した微粒子が破壊されてのり
状化することを防止し、良質なあんを製造できる。
【0068】請求項8記載の発明によれば、上記の製造
方法を有効に達成できる。請求項9記載の切断機によれ
ば、豆の皮を超微細に切断でき、上記の目的を達成する
ことができる。
方法を有効に達成できる。請求項9記載の切断機によれ
ば、豆の皮を超微細に切断でき、上記の目的を達成する
ことができる。
【0069】請求項10記載の発明によれば、皮の切断
作業が良好に行える。
作業が良好に行える。
【図1】本発明の実施例を示すフローシートである。
【図2】切断機の実施例を示す側面図。
【図3】切断機の切断部を示す拡大側断面図。
【図4】固定刃と回転刃を示すもので、保持板44の一
部(1/4)を破断した平面図。
部(1/4)を破断した平面図。
【図5】固定刃と回転刃の関係を示す一部の拡大平面
図。
図。
【図6】回転刃のホルダを示すもので、(a)は平面
図、(b)は側面図。
図、(b)は側面図。
【図7】回転刃の保持ピンを示すもので、(a)は正面
図、(b)は平面図、(c)は底面図。
図、(b)は平面図、(c)は底面図。
【図8】回転刃の刃体を示すもので、(a)は側面図、
(b)は平面図。
(b)は平面図。
【図9】回転刃をホルダーに植設した状態の平面図。
【図10】図9の側面図。
4 摩砕機 5 回転うす 6 固定うす 7 ふるい機 21 切断機 37 固定刃 38 回転刃 37a、53a 刃先 D1 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // A23G 3/00 106 A23G 3/00 106 (72)発明者 長瀬 祐二 愛知県名古屋市西区城西三丁目21番11号 (72)発明者 小林 和男 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所内
Claims (10)
- 【請求項1】 有皮穀類を摩砕し、該摩砕された原料を
実の部分と皮の部分に分離し、該分離された皮の部分を
切断機により切断することを特徴とする有皮穀類の微細
化方法。 - 【請求項2】 有皮穀類を摩砕し、該摩砕された原料を
実の部分と皮の部分に分離し、該分離された皮の部分を
切断機により切断して微細化し、該微細化した皮の部分
と前記実の部分とを混合することを特徴とする有皮穀類
の微細化方法。 - 【請求項3】 摩砕されて分離された実の部分の少なく
とも一部と、切断して微細化した皮の部分の少なくとも
一部とを混合することを特徴とする請求項2記載の有皮
穀類の微細化方法。 - 【請求項4】 皮の部分を切断する以前の工程におい
て、皮の部分を摩砕する工程及び実の部分と皮の部分に
分離する工程を複数回繰り返すことを特徴とする請求項
1乃至3のいずれかに記載の有皮穀類の微細化方法。 - 【請求項5】 皮の部分を30〜100μmに切断する
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の有
皮穀類の微細化方法。 - 【請求項6】 有皮穀類は加水、加熱処理してあること
を特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の有皮穀
類の微細化方法。 - 【請求項7】 有皮穀類があん原料の豆であることを特
徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の有皮穀類の
微細化方法。 - 【請求項8】 固定うすと回転うすとの間で有皮穀類を
摩砕する摩砕機と、この摩砕機で摩砕された原料を実の
部分と皮の部分とに分離するふるい機と、該ふるい機で
分離された皮の部分を切断する断切機とからなることを
特徴とする有皮穀類の微細化装置。 - 【請求項9】 多数の固定刃を起立状態でかつその刃先
を内側にして円周上に並設するとともに各固定刃間の隙
間を微小にし、上記固定刃の内側に回転刃を、その刃先
が固定刃の刃先に近接して回転するように備えたことを
特徴とする切断機。 - 【請求項10】 回転刃が下向きに傾斜している請求項
9記載の切断機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18258795A JP3304238B2 (ja) | 1995-07-19 | 1995-07-19 | 有皮穀類の微細化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18258795A JP3304238B2 (ja) | 1995-07-19 | 1995-07-19 | 有皮穀類の微細化方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0929115A true JPH0929115A (ja) | 1997-02-04 |
| JP3304238B2 JP3304238B2 (ja) | 2002-07-22 |
Family
ID=16120902
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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|---|---|---|---|---|
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-
1995
- 1995-07-19 JP JP18258795A patent/JP3304238B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JP2010246403A (ja) * | 2009-04-10 | 2010-11-04 | Kajiwara:Kk | 餡の製造方法及び餡の製造装置 |
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