JPH09291A - 無細胞蛋白質合成系における活性型蛋白質の合成方法 - Google Patents
無細胞蛋白質合成系における活性型蛋白質の合成方法Info
- Publication number
- JPH09291A JPH09291A JP14854495A JP14854495A JPH09291A JP H09291 A JPH09291 A JP H09291A JP 14854495 A JP14854495 A JP 14854495A JP 14854495 A JP14854495 A JP 14854495A JP H09291 A JPH09291 A JP H09291A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cell
- protein
- treatment
- protein synthesis
- synthesis system
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Peptides Or Proteins (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 無細胞系において活性型の蛋白質を合成する
方法を提供する。 【構成】 合成反応液から透析処理あるいは塩析処理ま
たはそれらの組合せによって還元剤を除去し、酸化条件
とすることにより、目的蛋白質に正しい構造を保持さ
せ、比活性を上昇させる。
方法を提供する。 【構成】 合成反応液から透析処理あるいは塩析処理ま
たはそれらの組合せによって還元剤を除去し、酸化条件
とすることにより、目的蛋白質に正しい構造を保持さ
せ、比活性を上昇させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は無細胞蛋白質合成系にお
いて、特に、蛋白質分子内にジスルフィド結合を有する
蛋白質を合成する際に、正しいジスルフィド結合を有す
る活性型蛋白質を合成する方法に関する。
いて、特に、蛋白質分子内にジスルフィド結合を有する
蛋白質を合成する際に、正しいジスルフィド結合を有す
る活性型蛋白質を合成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、無細胞系による蛋白質合成方法
は、主として連続系を用いた大量生産手段、あるいはバ
ッチ法を用いた遺伝子解析の手段として提案されている
(特表平5−505095号、特表平6−503477
号)。これらの方法によって、目的の蛋白質を効率的に
得ることが可能になった。
は、主として連続系を用いた大量生産手段、あるいはバ
ッチ法を用いた遺伝子解析の手段として提案されている
(特表平5−505095号、特表平6−503477
号)。これらの方法によって、目的の蛋白質を効率的に
得ることが可能になった。
【0003】しかし、無細胞系において、合成された蛋
白質の種類によっては、活性がないかまたは低いものが
多いという問題点があった。
白質の種類によっては、活性がないかまたは低いものが
多いという問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の問題点を解決す
るために、無細胞系により合成された蛋白質の形態がど
のようになっているかを3個のジスルフィド結合を有す
るヒト神経成長因子(hNGF)を用いて検討した。合
成されたhNGFをSDS−PAGEにて分析した結
果、hNGF蛋白質分子内に6個あるシステインはジス
ルフィド結合を形成しておらず、フリーの状態になって
いることが判明した。
るために、無細胞系により合成された蛋白質の形態がど
のようになっているかを3個のジスルフィド結合を有す
るヒト神経成長因子(hNGF)を用いて検討した。合
成されたhNGFをSDS−PAGEにて分析した結
果、hNGF蛋白質分子内に6個あるシステインはジス
ルフィド結合を形成しておらず、フリーの状態になって
いることが判明した。
【0005】このことは、無細胞蛋白質合成系では、反
応試薬としてDTT(ジチオトレイトール)等の還元剤
を添加しており、これらによって反応系が還元状態にな
っているため、ジスルフィド結合を形成できないのでは
ないかと考えられた。
応試薬としてDTT(ジチオトレイトール)等の還元剤
を添加しており、これらによって反応系が還元状態にな
っているため、ジスルフィド結合を形成できないのでは
ないかと考えられた。
【0006】このような状態の蛋白質は凝集して不溶性
顆粒を形成し易いし、間違ったジスルフィド結合が形成
されることによって比活性が低下する原因となる。つま
り、細胞の蛋白質合成装置であるリボゾームで合成され
た紐状の蛋白質が活性の有る高次構造を形成できるよう
にすることが必要になる。このためには、無細胞蛋白質
合成系に人為的に添加された還元剤を蛋白質合成後、除
去し、正しいジスルフィド結合を形成させるために蛋白
質溶液を酸化条件下に保持する必要がある。
顆粒を形成し易いし、間違ったジスルフィド結合が形成
されることによって比活性が低下する原因となる。つま
り、細胞の蛋白質合成装置であるリボゾームで合成され
た紐状の蛋白質が活性の有る高次構造を形成できるよう
にすることが必要になる。このためには、無細胞蛋白質
合成系に人為的に添加された還元剤を蛋白質合成後、除
去し、正しいジスルフィド結合を形成させるために蛋白
質溶液を酸化条件下に保持する必要がある。
【0007】本発明は、合成反応後の目的蛋白質を含ん
だ反応液から還元剤を除去し、酸化条件下におくことに
より、比活性を上昇させる方法を提供するものである。
だ反応液から還元剤を除去し、酸化条件下におくことに
より、比活性を上昇させる方法を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】蛋白質合成反応液に含ま
れている還元剤の分子量は、例えばDTTが154であ
り、低分子物質であるため、透析処理や塩析処理により
除去することが可能である。
れている還元剤の分子量は、例えばDTTが154であ
り、低分子物質であるため、透析処理や塩析処理により
除去することが可能である。
【0009】透析処理は、半透膜を用いて低分子物質を
蛋白質のような高分子物質溶液から除去する操作であ
り、セロファンチューブやコロジオン膜等が使用でき
る。また、限外濾過によって低分子物質を除去すること
も可能である。
蛋白質のような高分子物質溶液から除去する操作であ
り、セロファンチューブやコロジオン膜等が使用でき
る。また、限外濾過によって低分子物質を除去すること
も可能である。
【0010】本発明の実施例でも、透析処理はセロファ
ンチューブを用い、セロファンチューブ内に無細胞蛋白
質合成反応液を入れ、透析外液としてpH1−10の範
囲の緩衝液を用いて、透析処理を行う。緩衝液は通常2
0mMリン酸緩衝液(pH8.0)が用いられるが、特
に、これに限定されるものではない。透析処理時の温度
は、4−60℃でよいが、望ましくは25℃が良く、透
析時間は、目的蛋白質の種類や無細胞蛋白質合成反応液
の種類によって異なるが、2−120時間、望ましくは
72時間が良い。この透析中に還元剤が除かれていくに
従って、蛋白質溶液は徐々に酸化状態になり、ジスルフ
ィド結合が形成される。
ンチューブを用い、セロファンチューブ内に無細胞蛋白
質合成反応液を入れ、透析外液としてpH1−10の範
囲の緩衝液を用いて、透析処理を行う。緩衝液は通常2
0mMリン酸緩衝液(pH8.0)が用いられるが、特
に、これに限定されるものではない。透析処理時の温度
は、4−60℃でよいが、望ましくは25℃が良く、透
析時間は、目的蛋白質の種類や無細胞蛋白質合成反応液
の種類によって異なるが、2−120時間、望ましくは
72時間が良い。この透析中に還元剤が除かれていくに
従って、蛋白質溶液は徐々に酸化状態になり、ジスルフ
ィド結合が形成される。
【0011】塩析処理は、蛋白質等の高分子電解質溶液
に大量の塩類を加えて溶解度を低下させることにより、
目的の蛋白質を沈殿させる操作であり、これによって、
蛋白質の分別ができると共に、還元剤を除去可能であ
る。塩類としては、リン酸塩、硫酸塩が利用できるが、
望ましくは硫酸アンモニウムが良い。硫酸アンモニウム
の最終濃度は、20−80%の範囲が用いられるが、目
的の蛋白質の性質によって適切な最終濃度を選択する必
要がある。
に大量の塩類を加えて溶解度を低下させることにより、
目的の蛋白質を沈殿させる操作であり、これによって、
蛋白質の分別ができると共に、還元剤を除去可能であ
る。塩類としては、リン酸塩、硫酸塩が利用できるが、
望ましくは硫酸アンモニウムが良い。硫酸アンモニウム
の最終濃度は、20−80%の範囲が用いられるが、目
的の蛋白質の性質によって適切な最終濃度を選択する必
要がある。
【0012】なお、塩析による蛋白質の沈殿分離後、沈
殿した蛋白質を緩衝液に溶解した後、透析処理によって
塩析に使用した塩類を除去することが必要である。この
際の透析処理は、上記の透析処理と同様に実施できる
が、透析時間の短縮が可能である。ジスルフィド結合の
形成は、塩析による蛋白質沈殿中や塩類除去のための透
析処理中に徐々に行われる。
殿した蛋白質を緩衝液に溶解した後、透析処理によって
塩析に使用した塩類を除去することが必要である。この
際の透析処理は、上記の透析処理と同様に実施できる
が、透析時間の短縮が可能である。ジスルフィド結合の
形成は、塩析による蛋白質沈殿中や塩類除去のための透
析処理中に徐々に行われる。
【0013】無細胞蛋白質合成反応後に、還元剤を透析
処理または塩析処理によって除去することにより、蛋白
質溶液は酸化状態になり、ジスルフィド結合が形成され
るのであるが、これらの処理を組み合わせることによっ
て、より効率的な還元剤除去と酸化反応が可能である。
また、塩析処理は目的の蛋白質を特異的に沈殿分離する
ことができるため、蛋白質を精製することになり、有利
である。
処理または塩析処理によって除去することにより、蛋白
質溶液は酸化状態になり、ジスルフィド結合が形成され
るのであるが、これらの処理を組み合わせることによっ
て、より効率的な還元剤除去と酸化反応が可能である。
また、塩析処理は目的の蛋白質を特異的に沈殿分離する
ことができるため、蛋白質を精製することになり、有利
である。
【0014】塩析処理後に透析処理をする組合せの場
合、透析による蛋白質の酸化が主体となるが、後述する
ように、処理に要する時間を短縮する上でのメリットが
大きい。
合、透析による蛋白質の酸化が主体となるが、後述する
ように、処理に要する時間を短縮する上でのメリットが
大きい。
【0015】本発明は、無細胞蛋白質合成系において、
回分式または連続式いずれの場合においても適用可能で
ある。連続式では連続式の限外濾過を用いることによ
り、効率的な蛋白質合成が可能になる。
回分式または連続式いずれの場合においても適用可能で
ある。連続式では連続式の限外濾過を用いることによ
り、効率的な蛋白質合成が可能になる。
【0016】
【作用】本発明では、無細胞系による蛋白質合成反応後
の反応液から透析処理あるいは塩析処理後に透析処理を
する組合せによって還元剤を除去し、かつ酸化条件とす
ることができるので、目的蛋白質に正しい構造を保持さ
せることができ、その比活性の上昇が可能になる。
の反応液から透析処理あるいは塩析処理後に透析処理を
する組合せによって還元剤を除去し、かつ酸化条件とす
ることができるので、目的蛋白質に正しい構造を保持さ
せることができ、その比活性の上昇が可能になる。
【0017】
【実施例】無細胞蛋白質合成系としてはZubayらが
開発した大腸菌のS−30抽出液を用いる転写翻訳共役
系を使用し、hNGFを合成した。合成後の反応液、透
析処理、硫安塩析処理後の反応液に含まれるhNGFの
量は抗ヒト抗体を用いたウエスタンブロッティングの発
色量から換算した。また、比活性はニワトリ胚後根神経
節から単離した培養細胞系の神経突起の伸展によって測
定した。なお、標品として市販のヒト神経成長因子(コ
スモバイオ社)を用いた。
開発した大腸菌のS−30抽出液を用いる転写翻訳共役
系を使用し、hNGFを合成した。合成後の反応液、透
析処理、硫安塩析処理後の反応液に含まれるhNGFの
量は抗ヒト抗体を用いたウエスタンブロッティングの発
色量から換算した。また、比活性はニワトリ胚後根神経
節から単離した培養細胞系の神経突起の伸展によって測
定した。なお、標品として市販のヒト神経成長因子(コ
スモバイオ社)を用いた。
【0018】(1)大腸菌S−30抽出液の調製 Zubayらの方法によって、T7ポリメラーゼ遺伝子
を挿入した大腸菌JM109(DE3)より、S−30
抽出液を調製した。
を挿入した大腸菌JM109(DE3)より、S−30
抽出液を調製した。
【0019】(2)プラスミドDNA 高効率で転写を行うT7プロモータの下流にhNGF遺
伝子を組み込んだプラスミドDNA、pT7MNGFを
鋳型として用いた。
伝子を組み込んだプラスミドDNA、pT7MNGFを
鋳型として用いた。
【0020】(3)合成反応 無細胞蛋白質合成反応は、容量100μl、37℃,2
時間で行った。反応溶液として、16.8μlのS−3
0抽出液、24μgのプラスミドDNA、17μgのt
RNA、56.4mMのTris−酢酸緩衝液(pH
8.4)、2.75mMのDTT、1.22mMのAT
P、0.75mMのCTP・GTP・UTP、27.0
mMのホスホエノールピルビン酸、0.64mMのcA
MP、34.6μgのフォリン酸、1.9%のポリエチ
レングリコール6000、11.7mMの酢酸マグネシ
ウム、36mMの酢酸アンモニウム、72mMの酢酸カ
リウム、および0.2mMの蛋白質を構成する20種類
のアミノ酸から成る混合物を用いた。
時間で行った。反応溶液として、16.8μlのS−3
0抽出液、24μgのプラスミドDNA、17μgのt
RNA、56.4mMのTris−酢酸緩衝液(pH
8.4)、2.75mMのDTT、1.22mMのAT
P、0.75mMのCTP・GTP・UTP、27.0
mMのホスホエノールピルビン酸、0.64mMのcA
MP、34.6μgのフォリン酸、1.9%のポリエチ
レングリコール6000、11.7mMの酢酸マグネシ
ウム、36mMの酢酸アンモニウム、72mMの酢酸カ
リウム、および0.2mMの蛋白質を構成する20種類
のアミノ酸から成る混合物を用いた。
【0021】(4)透析 合成反応後、ただちに反応液を氷冷し、続いて透析用セ
ロファンチューブに移した。その後、1000倍の液量
の20mM燐酸緩衝液(pH8.0)に対して透析処理
を25℃、72時間行い、hNGF蛋白質を得た。。な
お、透析外液は12時間ごとに全量交換した。
ロファンチューブに移した。その後、1000倍の液量
の20mM燐酸緩衝液(pH8.0)に対して透析処理
を25℃、72時間行い、hNGF蛋白質を得た。。な
お、透析外液は12時間ごとに全量交換した。
【0022】(5)硫安塩析 合成反応後、ただちに反応液を氷冷し、最終濃度40%
となるように硫酸アンモニウムを加え、12時間、4℃
にて静置した。塩析した反応液を15000rpm、4
℃、10分間遠心し、沈殿物を回収し、20mM燐酸緩
衝液(pH8.0)に再懸濁した。
となるように硫酸アンモニウムを加え、12時間、4℃
にて静置した。塩析した反応液を15000rpm、4
℃、10分間遠心し、沈殿物を回収し、20mM燐酸緩
衝液(pH8.0)に再懸濁した。
【0023】(6)硫安塩析後に透析 合成反応後、ただちに反応液を氷冷し、最終濃度40%
となるように硫酸アンモニウムを加え、12時間、4℃
にて静置した。塩析した反応液を15000rpm、4
℃、10分間遠心し、沈殿物を回収し、20mM燐酸緩
衝液(pH8.0)に再懸濁した。さらに15000r
pm、4℃、10分間遠心し、上清液を回収した。回収
した上清液を1000倍の液量の20mM燐酸緩衝液
(pH8.0)に対して25℃、12時間、透析処理し
てhNGF蛋白質を得た。
となるように硫酸アンモニウムを加え、12時間、4℃
にて静置した。塩析した反応液を15000rpm、4
℃、10分間遠心し、沈殿物を回収し、20mM燐酸緩
衝液(pH8.0)に再懸濁した。さらに15000r
pm、4℃、10分間遠心し、上清液を回収した。回収
した上清液を1000倍の液量の20mM燐酸緩衝液
(pH8.0)に対して25℃、12時間、透析処理し
てhNGF蛋白質を得た。
【0024】(7)生物活性 ニワトリ8日胚の後根神経節由来の神経細胞の初代培養
系を用いて、無細胞系によって合成されたhNGFの生
物活性を測定した。神経細胞に対し、標品、一定液量の
反応液、透析処理後の反応液、硫安塩析処理後の反応液
を投与し、投与から72時間後の神経線維の突起を有す
る細胞数を計数し、該当する標品濃度から各反応液中の
活性を有するhNGF量を算出した。この際、投与した
反応液中に含まれるhNGFの全量は抗hNGF抗体を
用いたウエスタンブロッテイングの発色量から算出し
た。反応液中のhNGFの全量と活性を有するhNGF
量の比から、未処理、硫安塩析処理、透析処理および硫
安塩析処理後に透析処理を施す処理のそれぞれによる還
元剤の除去および酸化反応の進行の効果を図1に比較し
て示す。この結果、未処理のものあるいは硫安塩析処理
と比較して、透析処理または硫安塩析処理後に透析処理
を施したものは、比活性は格段に向上していることが分
かった。これらのデータからも分かるように、硫安塩析
処理後に透析処理を施す場合は、比活性において透析処
理を施したものに遜色が無く、処理時間が1/3で済む
というメリットがある。
系を用いて、無細胞系によって合成されたhNGFの生
物活性を測定した。神経細胞に対し、標品、一定液量の
反応液、透析処理後の反応液、硫安塩析処理後の反応液
を投与し、投与から72時間後の神経線維の突起を有す
る細胞数を計数し、該当する標品濃度から各反応液中の
活性を有するhNGF量を算出した。この際、投与した
反応液中に含まれるhNGFの全量は抗hNGF抗体を
用いたウエスタンブロッテイングの発色量から算出し
た。反応液中のhNGFの全量と活性を有するhNGF
量の比から、未処理、硫安塩析処理、透析処理および硫
安塩析処理後に透析処理を施す処理のそれぞれによる還
元剤の除去および酸化反応の進行の効果を図1に比較し
て示す。この結果、未処理のものあるいは硫安塩析処理
と比較して、透析処理または硫安塩析処理後に透析処理
を施したものは、比活性は格段に向上していることが分
かった。これらのデータからも分かるように、硫安塩析
処理後に透析処理を施す場合は、比活性において透析処
理を施したものに遜色が無く、処理時間が1/3で済む
というメリットがある。
【0025】
【発明の効果】本発明では、蛋白質合成反応後に、目的
蛋白質を含んだ反応液に対し、透析処理あるいは塩析処
理、またはそれらの組み合わせによって、反応液から還
元剤を除去し、酸化反応を進行させることにより、目的
蛋白質に正しい構造を保持させ、比活性を上昇させるこ
とができる。
蛋白質を含んだ反応液に対し、透析処理あるいは塩析処
理、またはそれらの組み合わせによって、反応液から還
元剤を除去し、酸化反応を進行させることにより、目的
蛋白質に正しい構造を保持させ、比活性を上昇させるこ
とができる。
【図1】本発明の無細胞蛋白質合成系により合成された
hNGFの比活性を示す図。
hNGFの比活性を示す図。
Claims (6)
- 【請求項1】無細胞蛋白質合成系の合成反応液から還元
剤を除去し、かつ酸化条件にすることを特徴とする無細
胞蛋白質合成系における活性型蛋白質の合成方法。 - 【請求項2】還元剤を除去する方法が透析処理である請
求項1記載の無細胞蛋白質合成系における活性型蛋白質
の合成方法。 - 【請求項3】還元剤を除去する方法が塩析処理後に透析
処理をするものである請求項1記載の無細胞蛋白質合成
系における活性型蛋白質の合成方法。 - 【請求項4】無細胞蛋白質合成系の蛋白質合成反応後の
反応液から還元剤を除去し、かつ酸化条件にすることを
特徴とする無細胞蛋白質合成系における活性型蛋白質の
合成方法。 - 【請求項5】還元剤を除去する方法が透析処理である請
求項4記載の無細胞蛋白質合成系における活性型蛋白質
の合成方法。 - 【請求項6】還元剤を除去する方法が塩析処理後に透析
処理をするものである請求項4記載の無細胞蛋白質合成
系における活性型蛋白質の合成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14854495A JPH09291A (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | 無細胞蛋白質合成系における活性型蛋白質の合成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14854495A JPH09291A (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | 無細胞蛋白質合成系における活性型蛋白質の合成方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09291A true JPH09291A (ja) | 1997-01-07 |
Family
ID=15455149
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14854495A Pending JPH09291A (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | 無細胞蛋白質合成系における活性型蛋白質の合成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09291A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1143009A4 (en) * | 1998-12-14 | 2002-03-27 | Riken | METHOD FOR PRODUCING A POLYPETIDE IN CELL-FREE PROTEIN SYNTHESIS SYSTEMS |
| US6702487B2 (en) | 2001-03-30 | 2004-03-09 | Konica Corporation | Photographic processor for silver halide photographic material and remote control system for the processor |
| US6987174B2 (en) | 2003-04-01 | 2006-01-17 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Azo compound, colorant-containing curable composition, color filter and color filter production method |
| US8734856B2 (en) * | 2002-01-31 | 2014-05-27 | Cellfree Sciences Co., Ltd. | Cell extract for cell-free protein synthesis and process for producing the same |
-
1995
- 1995-06-15 JP JP14854495A patent/JPH09291A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1143009A4 (en) * | 1998-12-14 | 2002-03-27 | Riken | METHOD FOR PRODUCING A POLYPETIDE IN CELL-FREE PROTEIN SYNTHESIS SYSTEMS |
| US6702487B2 (en) | 2001-03-30 | 2004-03-09 | Konica Corporation | Photographic processor for silver halide photographic material and remote control system for the processor |
| US8734856B2 (en) * | 2002-01-31 | 2014-05-27 | Cellfree Sciences Co., Ltd. | Cell extract for cell-free protein synthesis and process for producing the same |
| US6987174B2 (en) | 2003-04-01 | 2006-01-17 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Azo compound, colorant-containing curable composition, color filter and color filter production method |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0088398B1 (en) | Low-molecular weight peptide mixture and method of producing same | |
| EP4242300A1 (en) | Mutant enzyme, use thereof and process for preparing tripeptide by using enzymatic method | |
| EP0220958A2 (en) | Selective chemical removal of a protein amino-terminal residue | |
| JPH10502804A (ja) | 生物学的に活性な組換え神経栄養タンパク質の生産 | |
| EP0009930B1 (en) | Recombinant dna, method for preparing it and production of foreign proteins by unicellular hosts containing it | |
| EP0240348A2 (en) | Agent for the removal of nucleic acids and/or endotoxin and method for the removal thereof | |
| US4933434A (en) | Process for obtaining renatured proteins | |
| JPH09291A (ja) | 無細胞蛋白質合成系における活性型蛋白質の合成方法 | |
| EP0173215A2 (en) | Method for recovering purified growth hormones from genetically engineered microorganisms | |
| US5895753A (en) | Method for in vitro protein synthesis | |
| JPS62501501A (ja) | 相当するs−スルホネ−トからインシユリン前駆体の折りたたみに際し得られる反応混合物からのインシユリン前駆体の取得法 | |
| DE59603480D1 (de) | Verfahren zur Herstellung einer organischen Säure | |
| Siess et al. | A simple method for the preparation of pure and active gamma-globulin-ferritin conjugates using glutaraldehyde | |
| EP0622460A2 (en) | Plasmid and escherichia coli transformed with it | |
| EP0090433A1 (en) | Creation of DNA sequences encoding modified proinsulin precursors | |
| KR870700092A (ko) | D-아미노산옥시다아제와 그의 단리방법 | |
| JP3149319B2 (ja) | 組換え型gmtの製造方法 | |
| JPS6244198A (ja) | 有用タンパク質の生産方法 | |
| ATE323760T1 (de) | Verfahren zur herstellung eines eine hyaluronidase enthaltenden präparats | |
| RU2045535C1 (ru) | Способ получения проинсулина человека | |
| Eaton et al. | Examining Basic Chemical Molecules | |
| JPH06225783A (ja) | 無細胞タンパク合成系を用いたタンパクの製造方法 | |
| PITOT III | Studies on the control of protein synthesis in normal and neoplastic rat liver | |
| JP3737252B2 (ja) | 上皮細胞増殖因子活性を有するタンパク質の回収精製法 | |
| DE69028396T2 (de) | Acetylierte heterologe polypeptide |