JPH09292482A - 沸騰水型原子炉 - Google Patents
沸騰水型原子炉Info
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- JPH09292482A JPH09292482A JP8325629A JP32562996A JPH09292482A JP H09292482 A JPH09292482 A JP H09292482A JP 8325629 A JP8325629 A JP 8325629A JP 32562996 A JP32562996 A JP 32562996A JP H09292482 A JPH09292482 A JP H09292482A
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- Japan
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- fuel
- lattice
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- assembly
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 D格子炉心をCまたはS格子炉心へスムーズ
に移行させる。 【解決手段】 D格子炉心からCまたはS格子炉心への
移行サイクルにおいて、D格子燃料集合体を燃料取替え
バッチごとにD格子燃料集合体3D よりも徐々にWギャ
ップ幅に対するNギャップ幅の比を大きくした格子変更
用燃料集合体3Bに順次交換する。その際、格子変更用
燃料集合体3B は、D格子燃料集合体3Dと集合体寸法
が同じかそれより小さなものとし、燃料棒本数を増加さ
せ、集合体平均濃縮度もD格子燃料集合体3D と比較し
て同等以上とする。格子変更用燃料集合体3B のW、N
ギャップ幅の調節は、下部タイプレートの軸心の偏心さ
せることによって行う。
に移行させる。 【解決手段】 D格子炉心からCまたはS格子炉心への
移行サイクルにおいて、D格子燃料集合体を燃料取替え
バッチごとにD格子燃料集合体3D よりも徐々にWギャ
ップ幅に対するNギャップ幅の比を大きくした格子変更
用燃料集合体3Bに順次交換する。その際、格子変更用
燃料集合体3B は、D格子燃料集合体3Dと集合体寸法
が同じかそれより小さなものとし、燃料棒本数を増加さ
せ、集合体平均濃縮度もD格子燃料集合体3D と比較し
て同等以上とする。格子変更用燃料集合体3B のW、N
ギャップ幅の調節は、下部タイプレートの軸心の偏心さ
せることによって行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウランの有効利用
のために、炉心内の燃料集合体の構成、いわゆる燃料格
子を変更する沸騰水型原子炉(以下、BWRという。)
に関する。
のために、炉心内の燃料集合体の構成、いわゆる燃料格
子を変更する沸騰水型原子炉(以下、BWRという。)
に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明の背景となるBWRの炉心・燃料
格子の変遷について説明する。
格子の変遷について説明する。
【0003】BWRの燃料設計において、燃料寿命初期
の過剰な反応度を抑制する手段として、現在はガドリニ
ア入り燃料ペレットを使用することが一般に知られてい
るが、初期のBWRでは、過剰反応度制御を全て制御捧
に依存する設計であった。そのため、制御捧の反応度制
御効果を十分確保できるように制御捧形状が決定され、
制御捧を挟んで隣接する燃料集合体間に形成される制御
捧挿入側の水ギャップ(以下、Wギャップという。)幅
は制御捧の挿入性から決められた。
の過剰な反応度を抑制する手段として、現在はガドリニ
ア入り燃料ペレットを使用することが一般に知られてい
るが、初期のBWRでは、過剰反応度制御を全て制御捧
に依存する設計であった。そのため、制御捧の反応度制
御効果を十分確保できるように制御捧形状が決定され、
制御捧を挟んで隣接する燃料集合体間に形成される制御
捧挿入側の水ギャップ(以下、Wギャップという。)幅
は制御捧の挿入性から決められた。
【0004】一方、非制御捧挿入側の隣接燃料集合体間
の水ギャップ(以下、Nギャップという。)ついては、
ギャップ幅を大きくすると、非沸騰水領域が過大に大き
くなることによってボイド反応度係数の絶対値が小さく
なり、運転条件によっては正となる恐れが生じる。この
傾向は、初期のBWRのように特に濃縮度の低い炉心で
問題となりやすい特性であった。
の水ギャップ(以下、Nギャップという。)ついては、
ギャップ幅を大きくすると、非沸騰水領域が過大に大き
くなることによってボイド反応度係数の絶対値が小さく
なり、運転条件によっては正となる恐れが生じる。この
傾向は、初期のBWRのように特に濃縮度の低い炉心で
問題となりやすい特性であった。
【0005】以上から、制御捧挿入側は制御棒の反応度
制御効果を確保するために制御棒厚さに対応して水ギャ
ップ幅を広くするとともに、ボイド反応度係数などの観
点から非制御捧挿入側の水ギャップは狭くするいわゆる
D格子設計が採用された。
制御効果を確保するために制御棒厚さに対応して水ギャ
ップ幅を広くするとともに、ボイド反応度係数などの観
点から非制御捧挿入側の水ギャップは狭くするいわゆる
D格子設計が採用された。
【0006】図18は、D格子燃料集合体の横断面を示
すものであり、断面四角形状のチャンネルボックス1の
内部に複数の燃料捧2が正方格子状に配列される。各燃
料棒2に記された番号は、ウラン235の濃縮度のレベ
ルを示しており、同一番号は同一濃縮度であることを表
わしている。また、符号Gは可燃性毒物を含んだ燃料捧
2を示し、燃焼に伴う燃料集合体の反応度変化の特性を
向上させるために配設される。さらに、符号Wは水捧
(ウォーターロッド)を示している。
すものであり、断面四角形状のチャンネルボックス1の
内部に複数の燃料捧2が正方格子状に配列される。各燃
料棒2に記された番号は、ウラン235の濃縮度のレベ
ルを示しており、同一番号は同一濃縮度であることを表
わしている。また、符号Gは可燃性毒物を含んだ燃料捧
2を示し、燃焼に伴う燃料集合体の反応度変化の特性を
向上させるために配設される。さらに、符号Wは水捧
(ウォーターロッド)を示している。
【0007】このような燃料集合体3は、制御捧4およ
び近接する燃料集合体3に対し一定の間隔を保ち配置さ
れる。すなわち、図18に示すように、隣接する4本の
制御棒4で囲まれた領域を燃料集合体単位に4分割した
断面正方形状の燃料集合体単位セル5内に規則的に配置
される。
び近接する燃料集合体3に対し一定の間隔を保ち配置さ
れる。すなわち、図18に示すように、隣接する4本の
制御棒4で囲まれた領域を燃料集合体単位に4分割した
断面正方形状の燃料集合体単位セル5内に規則的に配置
される。
【0008】D格子燃料集合体では、チャンネルボック
ス1と制御捧4側の燃料集合体単位セル境界面6との間
に形成されるギャップの幅(Wギャップ幅の1/2 )GW
と、非制御棒挿入側の燃料集合体単位セル境界面6との
間に形成されるギャップの幅(Nギャップ幅の1/2 )G
Nの比(GW/GN)が約2となっている。
ス1と制御捧4側の燃料集合体単位セル境界面6との間
に形成されるギャップの幅(Wギャップ幅の1/2 )GW
と、非制御棒挿入側の燃料集合体単位セル境界面6との
間に形成されるギャップの幅(Nギャップ幅の1/2 )G
Nの比(GW/GN)が約2となっている。
【0009】図19は、燃料集合体の下端に設けられる
下部タイプレート10を示すもので、この下部タイプレ
ート10は、その軸心がチャンネルボックス1の軸心に
なるように設定され、その下端には燃料支持金具に挿入
される燃料支持金具挿入部が形成されている。
下部タイプレート10を示すもので、この下部タイプレ
ート10は、その軸心がチャンネルボックス1の軸心に
なるように設定され、その下端には燃料支持金具に挿入
される燃料支持金具挿入部が形成されている。
【0010】図20は、下部タイプレート10の横断面
図であり、図中A−A、B−Bは下部タイプレート10
の中心線、Cは下部タイプレート10の軸心である。こ
の下部タイプレート10内には、 8× 8正方格子状をな
す燃料捧下部端栓挿入穴11aを有する挿入穴部材11
が配置されており、この挿入穴部材11の軸心は、前記
軸心Cと同一に設定されている。
図であり、図中A−A、B−Bは下部タイプレート10
の中心線、Cは下部タイプレート10の軸心である。こ
の下部タイプレート10内には、 8× 8正方格子状をな
す燃料捧下部端栓挿入穴11aを有する挿入穴部材11
が配置されており、この挿入穴部材11の軸心は、前記
軸心Cと同一に設定されている。
【0011】図18に示すように、D格子燃料集合体
は、制御棒挿入側の水ギャップ幅GWが非制御棒挿入側
の水ギャップ幅GNの約2倍となっているため、減速材
分布の対称性が悪く、燃料集合体内の局所出力ピーキン
グ(以下、LPFという。)を燃料健全性に必要な熱的
余裕を確保できる範囲で制限内に抑えるために、燃料捧
のウラン235濃度の種類(以下、スプリットとい
う。)の数を増加したり、あるいは可燃性毒物を含有す
る燃料棒の位置を工夫して設計されている。
は、制御棒挿入側の水ギャップ幅GWが非制御棒挿入側
の水ギャップ幅GNの約2倍となっているため、減速材
分布の対称性が悪く、燃料集合体内の局所出力ピーキン
グ(以下、LPFという。)を燃料健全性に必要な熱的
余裕を確保できる範囲で制限内に抑えるために、燃料捧
のウラン235濃度の種類(以下、スプリットとい
う。)の数を増加したり、あるいは可燃性毒物を含有す
る燃料棒の位置を工夫して設計されている。
【0012】したがって、D格子燃料集合体は、制御棒
側で濃縮度が低く、制御捧非挿入側で濃縮度が高いた
め、濃縮度分布が複雑であるとともに、可燃性毒物を含
有する燃料捧の配置位置の選定が困難であるという問題
がある。
側で濃縮度が低く、制御捧非挿入側で濃縮度が高いた
め、濃縮度分布が複雑であるとともに、可燃性毒物を含
有する燃料捧の配置位置の選定が困難であるという問題
がある。
【0013】また近年、運転サイクルの長期化、取出燃
焼度の増大、省資源の達成を目的とし、燃料集合体内の
ウラン235の平均濃縮度の増加、可燃性毒物入り燃料
捧本数の増加を図った設計が志向されている。その際、
さらにウラン235濃度の種類数を増加させる必要があ
るが、通常の核燃料製造工場のウラン235濃縮度の取
扱い上の上限は、−般に 5%以下であるため、D格子用
燃料の濃縮度分布設計はますます融通性が乏しくなって
いる。
焼度の増大、省資源の達成を目的とし、燃料集合体内の
ウラン235の平均濃縮度の増加、可燃性毒物入り燃料
捧本数の増加を図った設計が志向されている。その際、
さらにウラン235濃度の種類数を増加させる必要があ
るが、通常の核燃料製造工場のウラン235濃縮度の取
扱い上の上限は、−般に 5%以下であるため、D格子用
燃料の濃縮度分布設計はますます融通性が乏しくなって
いる。
【0014】D格子設計はガドリニアが導入された後も
一時継承されたが、BWRの運転実績の蓄積とガドリニ
アによる反応度制御効果が相俟って、薄型制御棒の採用
が可能となり、D格子炉心に代わってWギャップ幅とN
ギャップ幅が等しく、すなわち減速材分布がより均質に
近いため中性子経済性の良いC格子炉心が開発された。
C格子燃料集合体は、D格子燃料集合体と幾何形状は全
く等しいが、燃料集合体単位セル5内での相対位置、す
なわち制御棒挿入側の水ギャップ幅GWおよび非制御棒
挿入側の水ギャップ幅GNがD格子と異なっている。C
格子燃料集合体は、図21に示すように、GWとGNと
の比が1、すなわち両水ギャップの幅GW、GNが同一
であることが特徴である。
一時継承されたが、BWRの運転実績の蓄積とガドリニ
アによる反応度制御効果が相俟って、薄型制御棒の採用
が可能となり、D格子炉心に代わってWギャップ幅とN
ギャップ幅が等しく、すなわち減速材分布がより均質に
近いため中性子経済性の良いC格子炉心が開発された。
C格子燃料集合体は、D格子燃料集合体と幾何形状は全
く等しいが、燃料集合体単位セル5内での相対位置、す
なわち制御棒挿入側の水ギャップ幅GWおよび非制御棒
挿入側の水ギャップ幅GNがD格子と異なっている。C
格子燃料集合体は、図21に示すように、GWとGNと
の比が1、すなわち両水ギャップの幅GW、GNが同一
であることが特徴である。
【0015】C格子燃料集合体は、Wギャップ幅とNギ
ャップ幅が等しいことから、減速材分布がより均一なた
め、D格子に比べ濃縮度分布をより対称性よく配置する
ことが可能であり、燃料棒2の種類がD格子燃料集合体
に比較して2種類程度少なくできるとともに、可燃性毒
物を含有する燃料捧2の配置位置の選定が容易である。
ャップ幅が等しいことから、減速材分布がより均一なた
め、D格子に比べ濃縮度分布をより対称性よく配置する
ことが可能であり、燃料棒2の種類がD格子燃料集合体
に比較して2種類程度少なくできるとともに、可燃性毒
物を含有する燃料捧2の配置位置の選定が容易である。
【0016】したがって、C格子炉心は、D格子炉心に
比べ、同一取出燃焼度を確保するための所要平均濃縮度
を低減させることが可能であり、良好な核特性を確保し
つつ、経済性、省資源性に優れているという利点があ
る。
比べ、同一取出燃焼度を確保するための所要平均濃縮度
を低減させることが可能であり、良好な核特性を確保し
つつ、経済性、省資源性に優れているという利点があ
る。
【0017】C格子炉心に引き続き、集合体寸法すなわ
ちチャンネル対面距離がD格子燃料集合体、C格子燃料
集合体よりも若干小さく、C格子と同様にWギャップ幅
とNギャップ幅が等しいいわゆるS格子燃料集合体が開
発された。
ちチャンネル対面距離がD格子燃料集合体、C格子燃料
集合体よりも若干小さく、C格子と同様にWギャップ幅
とNギャップ幅が等しいいわゆるS格子燃料集合体が開
発された。
【0018】S格子燃料集合体は、C格子燃料集合体と
比べると、集合体寸法が小さいため、相対的に水ギャッ
プ部分の面積が増加していることに特徴がある。S格子
炉心の特徴は、C格子炉心に比べてWギャップ幅が大き
く、制御捧厚さの大きい制御棒の採用が可能となるた
め、反応度制御能力が向上している所に特徴があり、C
格子炉心よりも炉停止余裕の確保が容易であり、さら
に、運用性、省資源性に優れた設計である。
比べると、集合体寸法が小さいため、相対的に水ギャッ
プ部分の面積が増加していることに特徴がある。S格子
炉心の特徴は、C格子炉心に比べてWギャップ幅が大き
く、制御捧厚さの大きい制御棒の採用が可能となるた
め、反応度制御能力が向上している所に特徴があり、C
格子炉心よりも炉停止余裕の確保が容易であり、さら
に、運用性、省資源性に優れた設計である。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】以上の各燃料格子の特
性から、核特性上最も不利なD格子炉心を、燃料交換の
たびに、集合体寸法が等しく、Wギャップ幅とNギャッ
プ幅が同一となるC格子炉心に変更することが考えられ
てきた。
性から、核特性上最も不利なD格子炉心を、燃料交換の
たびに、集合体寸法が等しく、Wギャップ幅とNギャッ
プ幅が同一となるC格子炉心に変更することが考えられ
てきた。
【0020】D格子炉心からC格子炉心に燃料格子を変
更する際、炉心下部に配置され燃料下部を支持する燃料
支持金具が、D格子炉心に対応した形状・寸法であるた
め、燃料支持金具を燃料交換に対応して順次交換してい
く必要が生じてしまう。この燃料支持金具の交換を避け
るため、燃料下部タイプレートの軸心をチャンネルボッ
クス軸心から偏心させ、C格子化する方法が考えられて
きた。(特開昭 60-213882号公報、特開昭62-44684号公
報) しかしながら、これらの従来技術は、D格子炉心に軸心
の異なる下部タイプレートを用いたC格子燃料集合体を
装荷し、すべてのD格子炉心燃料が取り出され、C格子
化した場合の利点のみに着目したもので、D格子炉心が
C格子化されていくことに伴う根本的な諸問題、すなわ
ち混在炉心において発生する特有のいくつかの問題を見
落とし、当然その問題を解決する手段を明らかにするこ
とができなかった。
更する際、炉心下部に配置され燃料下部を支持する燃料
支持金具が、D格子炉心に対応した形状・寸法であるた
め、燃料支持金具を燃料交換に対応して順次交換してい
く必要が生じてしまう。この燃料支持金具の交換を避け
るため、燃料下部タイプレートの軸心をチャンネルボッ
クス軸心から偏心させ、C格子化する方法が考えられて
きた。(特開昭 60-213882号公報、特開昭62-44684号公
報) しかしながら、これらの従来技術は、D格子炉心に軸心
の異なる下部タイプレートを用いたC格子燃料集合体を
装荷し、すべてのD格子炉心燃料が取り出され、C格子
化した場合の利点のみに着目したもので、D格子炉心が
C格子化されていくことに伴う根本的な諸問題、すなわ
ち混在炉心において発生する特有のいくつかの問題を見
落とし、当然その問題を解決する手段を明らかにするこ
とができなかった。
【0021】また、格子変更は、Wギャップが狭まる方
向であり、制御捧の干渉、挿入性が問題となるため、実
現が困難と考えられてきた。以下に、D格子炉心をC格
子炉心またはS格子炉心に変更する際の問題点について
具体的に説明する。
向であり、制御捧の干渉、挿入性が問題となるため、実
現が困難と考えられてきた。以下に、D格子炉心をC格
子炉心またはS格子炉心に変更する際の問題点について
具体的に説明する。
【0022】通常のBWRの燃料集合体核設計において
は、燃料集合体は寿命を通じて隣接する燃料集合体間の
水ギャップ幅は不変であるということを前提とし、全て
の燃料集合体が同一燃料集合体で構成されると仮定した
いわゆる無限体系で燃料集合体の核特性を評価し、LP
Fが燃焼を通じて過渡に大きくならないよう配慮してい
る。
は、燃料集合体は寿命を通じて隣接する燃料集合体間の
水ギャップ幅は不変であるということを前提とし、全て
の燃料集合体が同一燃料集合体で構成されると仮定した
いわゆる無限体系で燃料集合体の核特性を評価し、LP
Fが燃焼を通じて過渡に大きくならないよう配慮してい
る。
【0023】これは、通常の取替炉心において、隣接す
る燃料集合体の燃焼履歴が異なっても、水ギャップ幅の
位置関係が同一であれば、無限体系で求めた核特性が当
該燃料集合体の特性を正しく表すことが可能であるとい
う知見に基づいている。例えば、D格子燃料集合体のW
ギャップ幅は約18mm、Nギャップ幅は約 9mmで、最
初に炉心に装荷され定検時の燃料移動を経て取り出され
るまで、隣接する燃料集合体との相対距離関係は不変で
ある。この設計の考え方は、C格子燃料集合体、S格子
燃料集合体に関しても同様に当てはまるものである。
る燃料集合体の燃焼履歴が異なっても、水ギャップ幅の
位置関係が同一であれば、無限体系で求めた核特性が当
該燃料集合体の特性を正しく表すことが可能であるとい
う知見に基づいている。例えば、D格子燃料集合体のW
ギャップ幅は約18mm、Nギャップ幅は約 9mmで、最
初に炉心に装荷され定検時の燃料移動を経て取り出され
るまで、隣接する燃料集合体との相対距離関係は不変で
ある。この設計の考え方は、C格子燃料集合体、S格子
燃料集合体に関しても同様に当てはまるものである。
【0024】ここで、D格子燃料集合体の周囲4面にC
格子燃料集合体またはS格子燃料集合体が装荷されるこ
とによって、燃焼の途中で水ギャップ幅が変化したこと
を想定する。着目するD格子燃料集合体のWギャップ
は、隣にD格子燃料集合体が装荷された場合よりも縮小
し、逆に、Nギャップは拡大する方向となる。これは、
Wギャップでの水の減速効果が減少し、Nギャップでは
大きくなることを意味する。
格子燃料集合体またはS格子燃料集合体が装荷されるこ
とによって、燃焼の途中で水ギャップ幅が変化したこと
を想定する。着目するD格子燃料集合体のWギャップ
は、隣にD格子燃料集合体が装荷された場合よりも縮小
し、逆に、Nギャップは拡大する方向となる。これは、
Wギャップでの水の減速効果が減少し、Nギャップでは
大きくなることを意味する。
【0025】したがって、この場合のD格子燃料集合体
は、周囲をD格子燃料集合体に囲まれた場合を基準とす
れば、Wギャップに面した側の燃料棒の出力は減少し、
Nギャップ側の燃料捧の出力が増加することとなる。こ
の関係を図22に示す。この図から明らかなように、周
囲をC格子燃料集合体に囲まれた場合(図中、破線)に
は、周囲をD格子燃料集合体に囲まれた場合(図中、実
線)と比べて、D格子燃料集合体のLPFがNギャップ
側で過大に増加し、燃料の熱的余裕が小さくなり、最大
線出力密度、最小限界出力比(MCPR)に代表される
熱的制限値に対する余裕が減少し、運転性が悪化するこ
とになる。
は、周囲をD格子燃料集合体に囲まれた場合を基準とす
れば、Wギャップに面した側の燃料棒の出力は減少し、
Nギャップ側の燃料捧の出力が増加することとなる。こ
の関係を図22に示す。この図から明らかなように、周
囲をC格子燃料集合体に囲まれた場合(図中、破線)に
は、周囲をD格子燃料集合体に囲まれた場合(図中、実
線)と比べて、D格子燃料集合体のLPFがNギャップ
側で過大に増加し、燃料の熱的余裕が小さくなり、最大
線出力密度、最小限界出力比(MCPR)に代表される
熱的制限値に対する余裕が減少し、運転性が悪化するこ
とになる。
【0026】この問題の特徴は、D格子燃料集合体自身
の燃焼履歴とD格子燃料集合体のチャンネルボックス外
周4面の内どの面にどのような水ギャップ幅を持つ燃料
集合体が隣接するかにより、LPFが上昇または低下す
る燃料棒位置が異なってくること、またそのLPFの上
昇量が変化することというように複雑な点である。すな
わち、D格子炉心に新燃料としてC格子燃料集合体また
はS格子燃料集合体が装荷されるとき、その体数、装荷
位置、D格子燃料集合体との相対関係、D格子燃料集合
体の燃焼履歴等は、運用に応じて無限に変化するもので
あり、上記のLPFの上昇量は数多くの装荷パターンに
依存して炉心3次元で変化し得るものであるため、初期
設計段階で一義的に決定することはできない。
の燃焼履歴とD格子燃料集合体のチャンネルボックス外
周4面の内どの面にどのような水ギャップ幅を持つ燃料
集合体が隣接するかにより、LPFが上昇または低下す
る燃料棒位置が異なってくること、またそのLPFの上
昇量が変化することというように複雑な点である。すな
わち、D格子炉心に新燃料としてC格子燃料集合体また
はS格子燃料集合体が装荷されるとき、その体数、装荷
位置、D格子燃料集合体との相対関係、D格子燃料集合
体の燃焼履歴等は、運用に応じて無限に変化するもので
あり、上記のLPFの上昇量は数多くの装荷パターンに
依存して炉心3次元で変化し得るものであるため、初期
設計段階で一義的に決定することはできない。
【0027】この水ギャップ幅の変化の影響は、新燃料
として装荷されるC格子燃料集合体、S格子燃料集合体
にも当てはまることで、通常の設計の考え方、すなわ
ち、すべての燃料が同じ水ギャップ幅であることを前提
とした燃料を装荷した場合と比べて、D格子燃料集合体
とは逆にWギャップの幅は広くなり、Nギャップ幅は狭
まる方向となる。したがって、Wギャップ側の燃料捧の
LPFは増加し、Nギャップ側のLPFは減少する方向
となり、無限体系を想定した設計を基準とすれば熱的余
裕が減少する方向であることには変わりない。特に、C
またはS格子燃料集合体は新燃料として装荷されるた
め、燃焼がある程度進んだD格子燃料集合体に比べ、L
PFの上昇に伴う運転性への影響はより厳しい方向であ
る。
として装荷されるC格子燃料集合体、S格子燃料集合体
にも当てはまることで、通常の設計の考え方、すなわ
ち、すべての燃料が同じ水ギャップ幅であることを前提
とした燃料を装荷した場合と比べて、D格子燃料集合体
とは逆にWギャップの幅は広くなり、Nギャップ幅は狭
まる方向となる。したがって、Wギャップ側の燃料捧の
LPFは増加し、Nギャップ側のLPFは減少する方向
となり、無限体系を想定した設計を基準とすれば熱的余
裕が減少する方向であることには変わりない。特に、C
またはS格子燃料集合体は新燃料として装荷されるた
め、燃焼がある程度進んだD格子燃料集合体に比べ、L
PFの上昇に伴う運転性への影響はより厳しい方向であ
る。
【0028】この問題を解決する簡単な対応方法とし
て、熱的制限値を遵守できる程度に過渡期のD格子燃料
集合体、CまたはS格子燃料集合体の濃縮度を下げる設
計等が考えられるが、運用の自由度の低下は避けられ
ず、取出燃焼度の減少に伴う経済的損失の方が格子変更
の利点より大きくなり、格子変更の意味がなくなってし
まう。
て、熱的制限値を遵守できる程度に過渡期のD格子燃料
集合体、CまたはS格子燃料集合体の濃縮度を下げる設
計等が考えられるが、運用の自由度の低下は避けられ
ず、取出燃焼度の減少に伴う経済的損失の方が格子変更
の利点より大きくなり、格子変更の意味がなくなってし
まう。
【0029】以上説明したように、D格子炉心をC格子
化またはS格子化することは、その過渡期である移行サ
イクルでどのような対処をするかを明らかにしない限
り、実現は不可能といえる。他の付随する問題点とし
て、制御捧挿入性がある。D格子炉心は、Wギャップが
広く制御棒もC格子炉心に比べ厚型であり、Wギャップ
に対応した制御捧ガイドローラが備えられている。C格
子炉心では制御捧挿入性を確保するため、薄型の制御棒
が使用されており、制御捧ガイドローラも当然D格子用
制御棒に比べ、小さい寸法となっている。
化またはS格子化することは、その過渡期である移行サ
イクルでどのような対処をするかを明らかにしない限
り、実現は不可能といえる。他の付随する問題点とし
て、制御捧挿入性がある。D格子炉心は、Wギャップが
広く制御棒もC格子炉心に比べ厚型であり、Wギャップ
に対応した制御捧ガイドローラが備えられている。C格
子炉心では制御捧挿入性を確保するため、薄型の制御棒
が使用されており、制御捧ガイドローラも当然D格子用
制御棒に比べ、小さい寸法となっている。
【0030】S格子炉心については、制御捧厚さがC格
子用よりも若干厚い制御棒が入るが、Wギャップ幅はD
格子よりも若干小さいため、ガイドローラ径は若干小さ
くなっている。
子用よりも若干厚い制御棒が入るが、Wギャップ幅はD
格子よりも若干小さいため、ガイドローラ径は若干小さ
くなっている。
【0031】簡潔にいえば、D格子炉心に集合体寸法の
等しいC格子燃料集合体を装荷し、最終的に水ギャップ
幅の等しいC格子炉心にするためには、制御捧挿入が困
難となり安全性を確保する上で、制御捧の交換が避けら
れない。全制御棒を交換しても、燃料経済性、運転性の
改善されたCまたはS格子に炉心を変更した方が、長期
的には有利ではあるが、格子変更を開始するとき、格子
変更用の新燃料が装荷される運転サイクルの開始前の定
検で新燃料装荷対象の全制御棒を交換すると、長期の交
換作業日数を要し、プラント稼働率の低下に伴う経済的
損失が避けられないという問題が生じる。
等しいC格子燃料集合体を装荷し、最終的に水ギャップ
幅の等しいC格子炉心にするためには、制御捧挿入が困
難となり安全性を確保する上で、制御捧の交換が避けら
れない。全制御棒を交換しても、燃料経済性、運転性の
改善されたCまたはS格子に炉心を変更した方が、長期
的には有利ではあるが、格子変更を開始するとき、格子
変更用の新燃料が装荷される運転サイクルの開始前の定
検で新燃料装荷対象の全制御棒を交換すると、長期の交
換作業日数を要し、プラント稼働率の低下に伴う経済的
損失が避けられないという問題が生じる。
【0032】本発明は、上記したD格子炉心のC格子炉
心またはS格子炉心への変更に伴う燃料の熱的余裕の減
少、制御棒交換に関わる問題を解決し、スムーズな格子
変更を実現することができる沸騰水型原子炉を提供する
ことを目的とする。
心またはS格子炉心への変更に伴う燃料の熱的余裕の減
少、制御棒交換に関わる問題を解決し、スムーズな格子
変更を実現することができる沸騰水型原子炉を提供する
ことを目的とする。
【0033】また本発明は、D格子炉心をWギャップと
Nギャップ幅を同等とした格子に変更する際に、燃料交
換ごとに、燃焼度利得につながる炉心反応度の増大、核
特性の向上が可能で、かつ濃縮度スプリット数を減らし
て成形加工費の低減が可能な燃料集合体を使用すること
ができる沸騰水型原子炉を提供することを目的とする。
Nギャップ幅を同等とした格子に変更する際に、燃料交
換ごとに、燃焼度利得につながる炉心反応度の増大、核
特性の向上が可能で、かつ濃縮度スプリット数を減らし
て成形加工費の低減が可能な燃料集合体を使用すること
ができる沸騰水型原子炉を提供することを目的とする。
【0034】さらに本発明は、D格子炉心をWギャップ
とNギャップの等しい格子に変更する際に、制御捧の交
換に伴う稼働率の著しい低下を軽減するため、制御捧交
換を何回かの定検に分割実施することができる沸騰水型
原子炉を提供することを目的とする。
とNギャップの等しい格子に変更する際に、制御捧の交
換に伴う稼働率の著しい低下を軽減するため、制御捧交
換を何回かの定検に分割実施することができる沸騰水型
原子炉を提供することを目的とする。
【0035】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、正方格子状に配列された多数
の燃料捧を上部タイプレートおよび下部タイプレートで
保持し周囲をチャンネルボックスで取り囲んだ燃料集合
体を複数装荷し、4体の燃料集合体の中間に十字型の制
御棒が挿入される沸騰水型原子炉において、制御捧挿入
側のチャンネルボックス外面と燃料集合体単位の炉心区
画を示す燃料集合体単位セル境界面との距離GWaが制
御捧非挿入側のチャンネルボックス外面と燃料集合体単
位セル境界面との距離GNaより大きいタイプAの燃料
集合体が、燃料取替えバッチごとに、タイプAの燃料集
合体に対して以下の関係 Lb≦La、Na<Nb、Fa≦Fb、GNa≦GN
b、GNa/GWa<GNb/GWb ただし、La;タイプAの燃料集合体のチャンネルボッ
クス対面距離、Lb;タイプBの燃料集合体のチャンネ
ルボックス対面距離,Na;タイプAの燃料集合体の1
体当たりの燃料捧本数、Nb;タイプBの燃料集合体の
1体当たりの燃料捧本数、Fa;タイプAの燃料集合体
の平均核分裂性物質含有率、Fb;タイプBの燃料集合
体の平均核分裂性物質含有率、GWb;タイプBの燃料
集合体の制御捧挿入側のチャンネルボックス外面と燃料
集合体単位セル境界面との距離、GNb;タイプBの燃
料集合体の制御捧非挿入側のチャンネルボックス外面と
燃料集合体単位セル境界面との距離にあるタイプBの燃
料集合体に順次交換されることを特徴とする。
めに、請求項1の発明は、正方格子状に配列された多数
の燃料捧を上部タイプレートおよび下部タイプレートで
保持し周囲をチャンネルボックスで取り囲んだ燃料集合
体を複数装荷し、4体の燃料集合体の中間に十字型の制
御棒が挿入される沸騰水型原子炉において、制御捧挿入
側のチャンネルボックス外面と燃料集合体単位の炉心区
画を示す燃料集合体単位セル境界面との距離GWaが制
御捧非挿入側のチャンネルボックス外面と燃料集合体単
位セル境界面との距離GNaより大きいタイプAの燃料
集合体が、燃料取替えバッチごとに、タイプAの燃料集
合体に対して以下の関係 Lb≦La、Na<Nb、Fa≦Fb、GNa≦GN
b、GNa/GWa<GNb/GWb ただし、La;タイプAの燃料集合体のチャンネルボッ
クス対面距離、Lb;タイプBの燃料集合体のチャンネ
ルボックス対面距離,Na;タイプAの燃料集合体の1
体当たりの燃料捧本数、Nb;タイプBの燃料集合体の
1体当たりの燃料捧本数、Fa;タイプAの燃料集合体
の平均核分裂性物質含有率、Fb;タイプBの燃料集合
体の平均核分裂性物質含有率、GWb;タイプBの燃料
集合体の制御捧挿入側のチャンネルボックス外面と燃料
集合体単位セル境界面との距離、GNb;タイプBの燃
料集合体の制御捧非挿入側のチャンネルボックス外面と
燃料集合体単位セル境界面との距離にあるタイプBの燃
料集合体に順次交換されることを特徴とする。
【0036】この発明では、格子変更の過渡期に、Wギ
ャップ幅に対するNギャップ幅の比が1より小さいAタ
イプの燃料集合体をこれよりWギャップ幅に対するNギ
ャップ幅の比が大きくかつ燃料棒本数の多いタイプBの
燃料集合体に交換することにより、タイプBの燃料集合
体のギャップ幅変化による熱的余裕の減少を燃料棒本数
の増加により補うことができる。また、このときWギャ
ップとNギャップが若干均一化されることから、燃料設
計上は減速材が均一に分布することによりタイプBの燃
料集合体の平均核分裂性物質含有量を上昇させることが
でき、燃料経済性が向上する。
ャップ幅に対するNギャップ幅の比が1より小さいAタ
イプの燃料集合体をこれよりWギャップ幅に対するNギ
ャップ幅の比が大きくかつ燃料棒本数の多いタイプBの
燃料集合体に交換することにより、タイプBの燃料集合
体のギャップ幅変化による熱的余裕の減少を燃料棒本数
の増加により補うことができる。また、このときWギャ
ップとNギャップが若干均一化されることから、燃料設
計上は減速材が均一に分布することによりタイプBの燃
料集合体の平均核分裂性物質含有量を上昇させることが
でき、燃料経済性が向上する。
【0037】請求項2の発明は、上記タイプΒの燃料集
合体が、燃料取替えバッチ順に新燃料として装荷される
燃料集合体の制御捧挿入側のチャンネル外面と燃料集合
体単位セル境界面との距離をGWb1、GWb2、……
GWbn(nは装荷バッチ数を表す。n≧2)、制御捧
非挿入側のチャンネル外面と燃料集合体単位セル境界面
との距離をGNb1、GNb2、……GNbnとした
時、 GNb1/GWb1≦GNb2/GWb2≦………≦G
Nbn/GWn であることを特徴とする。
合体が、燃料取替えバッチ順に新燃料として装荷される
燃料集合体の制御捧挿入側のチャンネル外面と燃料集合
体単位セル境界面との距離をGWb1、GWb2、……
GWbn(nは装荷バッチ数を表す。n≧2)、制御捧
非挿入側のチャンネル外面と燃料集合体単位セル境界面
との距離をGNb1、GNb2、……GNbnとした
時、 GNb1/GWb1≦GNb2/GWb2≦………≦G
Nbn/GWn であることを特徴とする。
【0038】この発明では、Aタイプの燃料集合体と交
換すべきBタイプの燃料集合体のWギャップ幅に対する
Nギャップ幅の比を燃料取替えバッチごとに大きくする
ことにより、燃料集合体のWギャップとNギャップが徐
々に均一化され、格子変更の過渡期の新燃料のギャップ
幅変化による熱的余裕の減少が数サイクルに渡って拡散
され、運転の融通性も損なわれることはない。
換すべきBタイプの燃料集合体のWギャップ幅に対する
Nギャップ幅の比を燃料取替えバッチごとに大きくする
ことにより、燃料集合体のWギャップとNギャップが徐
々に均一化され、格子変更の過渡期の新燃料のギャップ
幅変化による熱的余裕の減少が数サイクルに渡って拡散
され、運転の融通性も損なわれることはない。
【0039】請求項3の発明は、上記タイプΒの燃料集
合体が、燃料取替えバッチ順に新燃料として装荷される
燃料集合体のチャンネルボックス対面距離をLb1、L
b2、…Lbn(nは装荷バッチ数を表す。n≧2)と
した時、 Lb1≧Lb2≧………≧Lbn であることを特徴とする。
合体が、燃料取替えバッチ順に新燃料として装荷される
燃料集合体のチャンネルボックス対面距離をLb1、L
b2、…Lbn(nは装荷バッチ数を表す。n≧2)と
した時、 Lb1≧Lb2≧………≧Lbn であることを特徴とする。
【0040】この発明では、Aタイプの燃料集合体と交
換すべきBタイプの燃料集合体のチャンネルボックス対
面距離を燃料取替えバッチごとに徐々に小さくしていく
ことにより、D格子から特にS格子への移行を円滑に進
めることができる。また、チャンネルボックス対面距離
が小さくなることから、隣接チャンネルとの距離は増大
し、制御捧の挿入性が良くなるとともに、場合によって
は制御棒の交換を回避することができる。
換すべきBタイプの燃料集合体のチャンネルボックス対
面距離を燃料取替えバッチごとに徐々に小さくしていく
ことにより、D格子から特にS格子への移行を円滑に進
めることができる。また、チャンネルボックス対面距離
が小さくなることから、隣接チャンネルとの距離は増大
し、制御捧の挿入性が良くなるとともに、場合によって
は制御棒の交換を回避することができる。
【0041】請求項4の発明は、上記タイプBの燃料集
合体が、下部タイプレートの中心軸をチャンネルボック
ス中心軸から偏心させて、GNb/GWbを変更させる
ことを特徴とする。
合体が、下部タイプレートの中心軸をチャンネルボック
ス中心軸から偏心させて、GNb/GWbを変更させる
ことを特徴とする。
【0042】この発明では、燃料取替えバッチごとにA
タイプの燃料集合体と交換すべきBタイプの燃料集合体
のWギャップ幅を、燃料下部タイプレートの中心軸をチ
ャンネルボックス中心軸から偏心させることにより小さ
くする。これにより、チャンネルボックスの変更をなし
に燃料格子をCまたはS格子化することができる。
タイプの燃料集合体と交換すべきBタイプの燃料集合体
のWギャップ幅を、燃料下部タイプレートの中心軸をチ
ャンネルボックス中心軸から偏心させることにより小さ
くする。これにより、チャンネルボックスの変更をなし
に燃料格子をCまたはS格子化することができる。
【0043】請求項5の発明は、上記タイプBの燃料集
合体が、ある燃料取替えバッチ以降では前回の燃料取替
えバッチに新燃料として装荷されたものと比較してGN
b/GWbおよびLbが同じであることを特徴とする。
合体が、ある燃料取替えバッチ以降では前回の燃料取替
えバッチに新燃料として装荷されたものと比較してGN
b/GWbおよびLbが同じであることを特徴とする。
【0044】この発明では、あるバッチ以降はAタイプ
の燃料集合体と交換すべきBタイプの燃料集合体の水ギ
ャップ比および集合体寸法を一定とする。数バッチの燃
料取替えを経て完全にCまたはS格子化されれば、それ
以降はCまたはS格子に対応した面間距離となる。
の燃料集合体と交換すべきBタイプの燃料集合体の水ギ
ャップ比および集合体寸法を一定とする。数バッチの燃
料取替えを経て完全にCまたはS格子化されれば、それ
以降はCまたはS格子に対応した面間距離となる。
【0045】完全にCまたはS格子化されなくても、D
格子とCまたはS格子の中間的な位置で面間距離が一定
の炉心とする。これにより、例えば制御捧との取り合い
が許す範囲までCまたはS格子化した炉心とすれば、燃
料経済性を向上させ、かつD格子用制御捧からCまたは
S格子用制御棒への取替えが不要となり、制御棒取替え
にかかる費用およびプラント稼働率の損失を防ぐことが
できる。
格子とCまたはS格子の中間的な位置で面間距離が一定
の炉心とする。これにより、例えば制御捧との取り合い
が許す範囲までCまたはS格子化した炉心とすれば、燃
料経済性を向上させ、かつD格子用制御捧からCまたは
S格子用制御棒への取替えが不要となり、制御棒取替え
にかかる費用およびプラント稼働率の損失を防ぐことが
できる。
【0046】請求項6の発明は、上記タイプAの燃料集
合体と上記タイプΒの燃料集合体が、タイプAの燃料集
合体を対角線で2分割した場合の制御棒挿入側の半数の
燃料棒の平均核分裂性物質含有率をFWa、制御捧非挿
入側の半数の燃料捧の平均核分裂性物質含有率をFNa
とし、同様にタイプBの燃料集合体を対角線で2分割し
た場合の制御捧挿入側の半数の燃料棒の平均核分裂性物
質含有量をFWb、制御棒非挿入側の半数の燃料棒の平
均核分裂性物質含有率をFNbとした時、 FWa<FNa、FWb≦FNb、FWa/FNa<F
Wb/FNb であることを特徴とする。
合体と上記タイプΒの燃料集合体が、タイプAの燃料集
合体を対角線で2分割した場合の制御棒挿入側の半数の
燃料棒の平均核分裂性物質含有率をFWa、制御捧非挿
入側の半数の燃料捧の平均核分裂性物質含有率をFNa
とし、同様にタイプBの燃料集合体を対角線で2分割し
た場合の制御捧挿入側の半数の燃料棒の平均核分裂性物
質含有量をFWb、制御棒非挿入側の半数の燃料棒の平
均核分裂性物質含有率をFNbとした時、 FWa<FNa、FWb≦FNb、FWa/FNa<F
Wb/FNb であることを特徴とする。
【0047】この発明では、燃料集合体の燃料捧を制御
捧挿入側と制御捧非挿入側で対角線上で2分割したと
き、タイプAの燃料集合体では制御捧挿入側の半数の燃
料棒の核分裂性物質含有率が制御捧非挿入側の半数の燃
料捧の核分裂性物質含有率よりも小さい。また、これと
交換すべきBタイプの燃料集合体では制御捧非挿入側の
半数の燃料棒の核分裂性物質含有率に対する制御捧挿入
側の半数の燃料捧の核分裂性物質含有率の比が、タイプ
Aの燃料集合体よりも大きい。こうすることにより、タ
イプBの燃料集合体において、タイプAの燃料集合体よ
りも熱的余裕が減少するNギャップ側の熱的条件を核分
裂性物質を減少させることにより緩和し、逆に熱的余裕
が増大するNギャップ側では核分裂性物質を増大させて
燃料経済性を向上させるとともに、CまたはS格子燃料
集合体への移行を円滑にすることができる。
捧挿入側と制御捧非挿入側で対角線上で2分割したと
き、タイプAの燃料集合体では制御捧挿入側の半数の燃
料棒の核分裂性物質含有率が制御捧非挿入側の半数の燃
料捧の核分裂性物質含有率よりも小さい。また、これと
交換すべきBタイプの燃料集合体では制御捧非挿入側の
半数の燃料棒の核分裂性物質含有率に対する制御捧挿入
側の半数の燃料捧の核分裂性物質含有率の比が、タイプ
Aの燃料集合体よりも大きい。こうすることにより、タ
イプBの燃料集合体において、タイプAの燃料集合体よ
りも熱的余裕が減少するNギャップ側の熱的条件を核分
裂性物質を減少させることにより緩和し、逆に熱的余裕
が増大するNギャップ側では核分裂性物質を増大させて
燃料経済性を向上させるとともに、CまたはS格子燃料
集合体への移行を円滑にすることができる。
【0048】請求項7の発明は、上記タイプΒの燃料集
合体が、炉心軸方向中央部から上下に2分割した場合の
上部の核分裂性物質含有率が下部の核分裂性物質含有率
と同じかそれ以上であり、上部の核分裂性物質含有率に
対する下部の核分裂性物質含有率の比が、タイプAの燃
料集合体よりも大きいことを特徴とする。
合体が、炉心軸方向中央部から上下に2分割した場合の
上部の核分裂性物質含有率が下部の核分裂性物質含有率
と同じかそれ以上であり、上部の核分裂性物質含有率に
対する下部の核分裂性物質含有率の比が、タイプAの燃
料集合体よりも大きいことを特徴とする。
【0049】これにより、−般的には上部の核分裂性物
質含有率に対する下部の核分裂性物質含有率の比が大き
いCまたはS格子燃料集合体への移行を円滑にすること
ができる。
質含有率に対する下部の核分裂性物質含有率の比が大き
いCまたはS格子燃料集合体への移行を円滑にすること
ができる。
【0050】請求項8の発明は、上記タイプΒの燃料集
合体が、炉心軸方向中央部から上下に2分割した時の上
部の核分裂性物質含有率が下部の核分裂性物質含有率以
上であり、上部の核分裂性物質含有率に対する下部の核
分裂性物質含有率の比が、前回の燃料取替えバッチで新
燃料として装荷されたものより同じかもしくは大きくな
ることを特徴とする。
合体が、炉心軸方向中央部から上下に2分割した時の上
部の核分裂性物質含有率が下部の核分裂性物質含有率以
上であり、上部の核分裂性物質含有率に対する下部の核
分裂性物質含有率の比が、前回の燃料取替えバッチで新
燃料として装荷されたものより同じかもしくは大きくな
ることを特徴とする。
【0051】この発明では、燃料取替えバッチごとにA
タイプの燃料集合体と交換すべきBタイプの燃料集合体
の上部の核分裂性物質含有率に対する下部の核分裂性物
質含有率の比を大きくするものであり、これにより、炉
心上部と下部の濃縮度差を小さくし燃料製造上、より簡
単な軸方向濃縮度設計とすることができる。
タイプの燃料集合体と交換すべきBタイプの燃料集合体
の上部の核分裂性物質含有率に対する下部の核分裂性物
質含有率の比を大きくするものであり、これにより、炉
心上部と下部の濃縮度差を小さくし燃料製造上、より簡
単な軸方向濃縮度設計とすることができる。
【0052】請求項9の発明は、上記タイプΒの燃料集
合体が、タイプAの燃料集合体よりも可燃性毒物の含有
量が大きいことを特徴とする。
合体が、タイプAの燃料集合体よりも可燃性毒物の含有
量が大きいことを特徴とする。
【0053】この発明では、CまたはS格子へ移行して
いく過程で、可燃性毒物を増加していくことにより、濃
縮度の上昇や熱的余裕の減少に対する燃料設計の融通性
を増大させることができる。
いく過程で、可燃性毒物を増加していくことにより、濃
縮度の上昇や熱的余裕の減少に対する燃料設計の融通性
を増大させることができる。
【0054】請求項10の発明は、上記タイプΒの燃料
集合体が、チャンネルボックスの少なくとも制御捧に面
する2面の肉厚が、タイプAの燃料集合体のチャンネル
ボックスの肉厚よりも小さいことを特徴とする。
集合体が、チャンネルボックスの少なくとも制御捧に面
する2面の肉厚が、タイプAの燃料集合体のチャンネル
ボックスの肉厚よりも小さいことを特徴とする。
【0055】この発明では、チヤンネルボックスの少な
くとも制御棒に面する2面を肉厚を薄くすることによ
り、制御棒との取り合いの裕度を増させ、したがって薄
肉化した分だけ制御棒の交換なしに燃料集合体を偏心さ
せることができる。
くとも制御棒に面する2面を肉厚を薄くすることによ
り、制御棒との取り合いの裕度を増させ、したがって薄
肉化した分だけ制御棒の交換なしに燃料集合体を偏心さ
せることができる。
【0056】請求項11の発明は、上記タイプΒの燃料
集合体が、チャンネルボックスの外面の少なくとも制御
捧に面する2面に、軸方向に沿って溝を有していること
を特徴とする。
集合体が、チャンネルボックスの外面の少なくとも制御
捧に面する2面に、軸方向に沿って溝を有していること
を特徴とする。
【0057】この発明では、チャンネルボックス外面に
溝を制御捧のローラーガイドが接するところに持たせる
ことにより、チャンネルボックスと制御捧のローラーガ
イドとの取り合いの裕度を増大させることができ、溝の
深さの分だけ制御棒の交換なしに燃料を偏心させること
ができる。
溝を制御捧のローラーガイドが接するところに持たせる
ことにより、チャンネルボックスと制御捧のローラーガ
イドとの取り合いの裕度を増大させることができ、溝の
深さの分だけ制御棒の交換なしに燃料を偏心させること
ができる。
【0058】請求項12の発明は、上記タイプA、Bそ
れぞれの燃料集合体の下部タイプレートの冷却材流路面
積をAa、Abとした時、 Aa≦Ab であることを特徴とする。
れぞれの燃料集合体の下部タイプレートの冷却材流路面
積をAa、Abとした時、 Aa≦Ab であることを特徴とする。
【0059】この発明では、燃料取替えバッチごとに装
荷される新燃料のチャンネルボックス対面距離が小さく
なることに伴う、炉心圧損の増大を、下部タイプレート
の冷却材流路面積を広げることで緩和し、円滑にD格子
からS格子へ移行することができる。
荷される新燃料のチャンネルボックス対面距離が小さく
なることに伴う、炉心圧損の増大を、下部タイプレート
の冷却材流路面積を広げることで緩和し、円滑にD格子
からS格子へ移行することができる。
【0060】請求項13の発明は、上記タイプBの燃料
集合体は、燃料取替えバッチ順に新燃料として装荷され
る燃料集合体の下部タイプレートの冷却材流路面積をA
b1、Ab2、……Abn(nは装荷バッチ数を表す。
n≧2)とした時、 Ab1≦Ab2≦………≦Abn であることを特徴とする。
集合体は、燃料取替えバッチ順に新燃料として装荷され
る燃料集合体の下部タイプレートの冷却材流路面積をA
b1、Ab2、……Abn(nは装荷バッチ数を表す。
n≧2)とした時、 Ab1≦Ab2≦………≦Abn であることを特徴とする。
【0061】この発明では、装荷される新燃料のチャン
ネルボックス対面距離が燃料取替えバッチごとに小さく
なっていくことに伴う、炉心圧損の増大を、燃料取替え
バッチごとにその燃料の下部タイプレートの冷却材流路
面積を徐々に広げていくことで順次緩和していき、炉心
圧損変化量を最小限にして円滑にD格子からS格子へ移
行することができる。
ネルボックス対面距離が燃料取替えバッチごとに小さく
なっていくことに伴う、炉心圧損の増大を、燃料取替え
バッチごとにその燃料の下部タイプレートの冷却材流路
面積を徐々に広げていくことで順次緩和していき、炉心
圧損変化量を最小限にして円滑にD格子からS格子へ移
行することができる。
【0062】以上本発明においては、Wギャップ幅をバ
ッチごとに小さく、Nギャップ幅をバッチごとに大きく
することにより、D格子からCまたはS格子化する際の
移行サイクルを炉心・燃料設計上運転管理の妨げになら
ないよう円滑に進めるとともに、燃料経済性を向上させ
るものである。
ッチごとに小さく、Nギャップ幅をバッチごとに大きく
することにより、D格子からCまたはS格子化する際の
移行サイクルを炉心・燃料設計上運転管理の妨げになら
ないよう円滑に進めるとともに、燃料経済性を向上させ
るものである。
【0063】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。なお、全図面において、共通する
部分には同一符号を付記する。
施の形態を説明する。なお、全図面において、共通する
部分には同一符号を付記する。
【0064】図1〜図3は、本発明の沸騰水型原子炉の
一実施の形態としてD格子炉心から格子変更をしていく
場合の各移行サイクルでの燃料装荷パターン例を示す。
一実施の形態としてD格子炉心から格子変更をしていく
場合の各移行サイクルでの燃料装荷パターン例を示す。
【0065】図1は、移行第1サイクルで、制御棒4を
囲む4体の燃料集合体3が、1体の3年目D格子燃料集
合体3D3、2体の2年目D格子燃料集合体3D2、1体の
第1バッチ格子変更用新燃料集合体3B1(1) で構成され
た例である。
囲む4体の燃料集合体3が、1体の3年目D格子燃料集
合体3D3、2体の2年目D格子燃料集合体3D2、1体の
第1バッチ格子変更用新燃料集合体3B1(1) で構成され
た例である。
【0066】図2は、移行第2サイクルで、制御捧4を
囲む4体の燃料集合体3が、1体の3年目D格子燃料集
合体3D3、1体の2年目第1バッチ格子変更用燃料集合
体3B2(1) 、2体の第2バッチ格子変更用新燃料集合体
3B1(2) で構成された例である。
囲む4体の燃料集合体3が、1体の3年目D格子燃料集
合体3D3、1体の2年目第1バッチ格子変更用燃料集合
体3B2(1) 、2体の第2バッチ格子変更用新燃料集合体
3B1(2) で構成された例である。
【0067】図3は、移行第3サイクルで、制御棒4を
囲む4体の燃料集合体3が、1体の3年目第1バッチ格
子変更用燃料集合体3B3(1) 、2体の2年目第2バッチ
格子変更用燃料集合体3B2(2) 、1体の格子変更用第3
バッチ新燃料集合体3B1(3)で構成された例である。
囲む4体の燃料集合体3が、1体の3年目第1バッチ格
子変更用燃料集合体3B3(1) 、2体の2年目第2バッチ
格子変更用燃料集合体3B2(2) 、1体の格子変更用第3
バッチ新燃料集合体3B1(3)で構成された例である。
【0068】上記移行サイクルで装荷される格子変更用
燃料集合体3B は、集合体寸法(チャンネルボックス対
面距離)が、D格子燃料集合体と同じかそれより小さい
ものとする。
燃料集合体3B は、集合体寸法(チャンネルボックス対
面距離)が、D格子燃料集合体と同じかそれより小さい
ものとする。
【0069】また、格子変更用燃料集合体3B は、燃料
集合体単位セル内での相対位置、すなわち制御棒挿入側
境界面との水ギャップ幅および非制御棒挿入側境界面と
の水ギャップ幅をD格子燃料集合体3D とは変えて配置
される。その際、格子変更用燃料集合体3B の水ギャッ
プ幅は、燃料取替えバッチごとに燃料集合体の下部タイ
プレートの軸心をチャンネルボックスの軸心より偏心さ
せることにより調整される。
集合体単位セル内での相対位置、すなわち制御棒挿入側
境界面との水ギャップ幅および非制御棒挿入側境界面と
の水ギャップ幅をD格子燃料集合体3D とは変えて配置
される。その際、格子変更用燃料集合体3B の水ギャッ
プ幅は、燃料取替えバッチごとに燃料集合体の下部タイ
プレートの軸心をチャンネルボックスの軸心より偏心さ
せることにより調整される。
【0070】図4は、格子変更用燃料集合体3B の下部
タイプレート10の一例を示す下方から見た平面図であ
る。図中、実線A−A、B−Bは下部タイプレート10
の縦方向、横方向各々の中心線、一点鎖線の交点Cはチ
ャンネルボックス1の軸心である。この下部タイプレー
卜10は、 9× 9格子状をなす燃料捧下部端栓挿入穴1
1aを有している。
タイプレート10の一例を示す下方から見た平面図であ
る。図中、実線A−A、B−Bは下部タイプレート10
の縦方向、横方向各々の中心線、一点鎖線の交点Cはチ
ャンネルボックス1の軸心である。この下部タイプレー
卜10は、 9× 9格子状をなす燃料捧下部端栓挿入穴1
1aを有している。
【0071】図4に示すように、格子変更用燃料集合体
3B は、下部タイプレート10の中心線をチャンネルボ
ックス1の中心線よりそれぞれ 1mm変位させて、下部タ
イプレート10の軸心をチャンネルボックス1の軸心C
より変位させることにより、制御捧側D格子燃料集合体
との面間距離を小さくし、非制御捧側D格子燃料集合体
との面間距離を大きくする。この変位幅を約 2.4mmとし
た場合、格子変更用燃料集合体3B は完全にC(S)格
子燃料集合体と同一の配置となる。
3B は、下部タイプレート10の中心線をチャンネルボ
ックス1の中心線よりそれぞれ 1mm変位させて、下部タ
イプレート10の軸心をチャンネルボックス1の軸心C
より変位させることにより、制御捧側D格子燃料集合体
との面間距離を小さくし、非制御捧側D格子燃料集合体
との面間距離を大きくする。この変位幅を約 2.4mmとし
た場合、格子変更用燃料集合体3B は完全にC(S)格
子燃料集合体と同一の配置となる。
【0072】本実施の形態では、1バッチごとの下部タ
イプレート10の軸心の変化量を 1mmとしたが、このよ
うに格子変更用に最初に装荷する取替えバッチでは小さ
くし、徐々にその軸心位置移動寸法を大きくしていき、
最終的に所望の値まで軸心を変えて、それ以降は前サイ
クルに装荷した燃料集合体と同一の軸心位置移動寸法を
持つ下部タイプレート10とする。
イプレート10の軸心の変化量を 1mmとしたが、このよ
うに格子変更用に最初に装荷する取替えバッチでは小さ
くし、徐々にその軸心位置移動寸法を大きくしていき、
最終的に所望の値まで軸心を変えて、それ以降は前サイ
クルに装荷した燃料集合体と同一の軸心位置移動寸法を
持つ下部タイプレート10とする。
【0073】また、下部タイプレートの軸心が変位する
格子変更用燃料集合体3B は、燃料捧の半径方向濃縮度
分布を、軸心の偏心量に対応して無限格子でのLPF燃
焼変化を同一とし、熱的余裕を確保する適切な濃縮度分
布とし、D格子燃料集合体3D よりも対称性の高い濃縮
度分布とする。格子変更用燃料集合体3B の平均濃縮度
については、D格子燃料集合体3D と同じかより高くし
て高燃焼度化を図る。
格子変更用燃料集合体3B は、燃料捧の半径方向濃縮度
分布を、軸心の偏心量に対応して無限格子でのLPF燃
焼変化を同一とし、熱的余裕を確保する適切な濃縮度分
布とし、D格子燃料集合体3D よりも対称性の高い濃縮
度分布とする。格子変更用燃料集合体3B の平均濃縮度
については、D格子燃料集合体3D と同じかより高くし
て高燃焼度化を図る。
【0074】可燃性毒物の含有量は、D格子燃料集合体
3D に対し、C格子またはS格子化する格子変更用燃料
集合体3B は反応度が上がるためより大きくする。ま
た、軸方向濃縮度分布に関しては、CまたはS格子燃料
集合体は格子変更の初期に比べ、必要とあらば徐々に上
下反応度差を小さくする。
3D に対し、C格子またはS格子化する格子変更用燃料
集合体3B は反応度が上がるためより大きくする。ま
た、軸方向濃縮度分布に関しては、CまたはS格子燃料
集合体は格子変更の初期に比べ、必要とあらば徐々に上
下反応度差を小さくする。
【0075】図5に格子変更用燃料集合体3B の濃縮度
分布例、図6にD格子燃料集合体3D の濃縮度分布例を
示す。なお、格子変更用燃料集合体3B およびD格子燃
料集合体3D のそれぞれの各燃料棒2の番号による濃縮
度(重量%)は次表の通りである。表中、( )内はG
d濃度を示す。
分布例、図6にD格子燃料集合体3D の濃縮度分布例を
示す。なお、格子変更用燃料集合体3B およびD格子燃
料集合体3D のそれぞれの各燃料棒2の番号による濃縮
度(重量%)は次表の通りである。表中、( )内はG
d濃度を示す。
【0076】
【表1】 図1〜図3に示すような移行サイクルにおいて、D格子
燃料集合体3D と格子変更用燃料集合体3B が混在する
場合は、すでに述べてきたようにサイクル間で水ギャッ
プ幅が変動することによるLPFの上昇が炉心設計上最
も厳しい条件となる。
燃料集合体3D と格子変更用燃料集合体3B が混在する
場合は、すでに述べてきたようにサイクル間で水ギャッ
プ幅が変動することによるLPFの上昇が炉心設計上最
も厳しい条件となる。
【0077】図7〜図9は、それぞれ図1〜図3に示す
本実施の形態での移行第1サイクル、移行第2サイク
ル、移行第3サイクルのLPFの変化を示す。これらの
図において、一点鎖線はD格子無限体系でのLPFの推
移、二点鎖線は格子変更用燃料無限体系でのLPFの推
移を示し、実線aは格子変更用新燃料集合体3B1(1) の
LPFの推移、実線bは2年目D格子燃料集合体3D2の
LPFの推移、実線cは3年目D格子燃料集合体3D3の
LPFの推移、実線dは格子変更用新燃料集合体3B1
(2) のLPFの推移、実線eは2年目格子変更用燃料集
合体3B2(1) のLPFの推移、実線fは3年目D格子燃
料集合体3D3のLPFの推移、実線gは格子変更用新燃
料集合体3B1(3) のLPFの推移、実線hは2年目格子
変更用燃料集合体3B2(2) のLPFの推移、実線iは3
年目格子変更用燃料集合体3B3(1) を示している。
本実施の形態での移行第1サイクル、移行第2サイク
ル、移行第3サイクルのLPFの変化を示す。これらの
図において、一点鎖線はD格子無限体系でのLPFの推
移、二点鎖線は格子変更用燃料無限体系でのLPFの推
移を示し、実線aは格子変更用新燃料集合体3B1(1) の
LPFの推移、実線bは2年目D格子燃料集合体3D2の
LPFの推移、実線cは3年目D格子燃料集合体3D3の
LPFの推移、実線dは格子変更用新燃料集合体3B1
(2) のLPFの推移、実線eは2年目格子変更用燃料集
合体3B2(1) のLPFの推移、実線fは3年目D格子燃
料集合体3D3のLPFの推移、実線gは格子変更用新燃
料集合体3B1(3) のLPFの推移、実線hは2年目格子
変更用燃料集合体3B2(2) のLPFの推移、実線iは3
年目格子変更用燃料集合体3B3(1) を示している。
【0078】図7〜図9に示すように、サイクル間での
LPFの上昇は 2〜 3%に抑えられている。これは熱的
制限値である最大線出力密度が 2〜 3%上昇することを
意味しているが、制限値 13.4kW/ftに対しては最大0.4k
W/ft程度であり、燃料の濃縮度分布設計や炉心設計で十
分に吸収し得る値である。
LPFの上昇は 2〜 3%に抑えられている。これは熱的
制限値である最大線出力密度が 2〜 3%上昇することを
意味しているが、制限値 13.4kW/ftに対しては最大0.4k
W/ft程度であり、燃料の濃縮度分布設計や炉心設計で十
分に吸収し得る値である。
【0079】次に、本実施の形態の作用を説明する。ま
ず、各バッチごとに下部タイプレートを徐々に変化させ
ることによる作用について説明する。
ず、各バッチごとに下部タイプレートを徐々に変化させ
ることによる作用について説明する。
【0080】前述のように、D格子をC格子またはS格
子に変更する際、移行サイクルでの水ギャップ幅の寿命
途中での変化に伴うLPFの増大が問題となる。格子変
更時にこの水ギャップの変動は不可避であり、LPFの
変動、増加は避けられない。図10に示すように、D格
子燃料集合体のLPFの増加量は、Nギャップ幅の増加
量にほぼ比例する。また、図11に示すように、Cまた
はS格子燃料集合体は、D格子燃料集合体とは逆にWギ
ャップ幅に比例してLPFが増加する。
子に変更する際、移行サイクルでの水ギャップ幅の寿命
途中での変化に伴うLPFの増大が問題となる。格子変
更時にこの水ギャップの変動は不可避であり、LPFの
変動、増加は避けられない。図10に示すように、D格
子燃料集合体のLPFの増加量は、Nギャップ幅の増加
量にほぼ比例する。また、図11に示すように、Cまた
はS格子燃料集合体は、D格子燃料集合体とは逆にWギ
ャップ幅に比例してLPFが増加する。
【0081】全炉心で一気に大幅な水ギャップ幅の変更
を実施すると、一時的に熱的余裕は小さくなり、定格出
力運転が困難となる恐れがあるが、取替燃料ごとに徐々
に軸心を変えていくことにより、LPF増加の影響を移
行サイクル全体に拡散させ、熱的余裕の減少を緩和させ
ながら徐々に格子変更をしていくことが可能となる。当
然のことながら、格子変更が炉心性能、運用性に影響を
及ぼさない範囲で、多種類の下部タイプレートを使用
し、ある取替えバッチ以降は、同一仕様の燃料集合体が
使用可能となる。
を実施すると、一時的に熱的余裕は小さくなり、定格出
力運転が困難となる恐れがあるが、取替燃料ごとに徐々
に軸心を変えていくことにより、LPF増加の影響を移
行サイクル全体に拡散させ、熱的余裕の減少を緩和させ
ながら徐々に格子変更をしていくことが可能となる。当
然のことながら、格子変更が炉心性能、運用性に影響を
及ぼさない範囲で、多種類の下部タイプレートを使用
し、ある取替えバッチ以降は、同一仕様の燃料集合体が
使用可能となる。
【0082】水ギャップ幅が変化することによるLPF
の増加は、D格子、S格子それぞれ約 3%/mmである。
本実施の形態では偏心量を 1mmとすることでLPF上昇
量を2〜 3%程度としているが、これまでのBWRの運
転実績から、LPF上昇量を2〜 3%程度に抑えれば、
格子変更に先だって装荷したD格子燃料集合体に特殊な
対応、例えば、濃縮度を低下させる対策、一時的に炉心
から取り出す等の不経済な対応なしで、熱的余裕を確保
した格子変更が可能である。
の増加は、D格子、S格子それぞれ約 3%/mmである。
本実施の形態では偏心量を 1mmとすることでLPF上昇
量を2〜 3%程度としているが、これまでのBWRの運
転実績から、LPF上昇量を2〜 3%程度に抑えれば、
格子変更に先だって装荷したD格子燃料集合体に特殊な
対応、例えば、濃縮度を低下させる対策、一時的に炉心
から取り出す等の不経済な対応なしで、熱的余裕を確保
した格子変更が可能である。
【0083】次に、D格子燃料集合体3D に着目して、
具体的な移行サイクルでの炉心特性について説明する。
格子変更の移行第1サイクルで格子変更用燃料集合体を
D格子炉心に装荷するとき、格子変更用燃料下部タイプ
レート軸心がCまたはS格子配置となるような燃料集合
体、すなわち、集合体軸心が燃料集合体単位セルの中心
に位置するような燃料集合体をいきなり装荷すると、D
格子燃料集合体およびCまたはS格子燃料集合体はとも
にLPFが過大に増加し、運転性を損なう。しかしなが
ら、図10に示すD格子燃料集合体の特性から、Nギャ
ップの変化幅を約 1mm程度に抑えれば、LPF増加量を
実運用上対処可能な 2〜 3%程度に抑えることができる
ため、実質的な運用上の自由度を損なうことなく、燃料
装荷パターンの工夫により対応可能である。
具体的な移行サイクルでの炉心特性について説明する。
格子変更の移行第1サイクルで格子変更用燃料集合体を
D格子炉心に装荷するとき、格子変更用燃料下部タイプ
レート軸心がCまたはS格子配置となるような燃料集合
体、すなわち、集合体軸心が燃料集合体単位セルの中心
に位置するような燃料集合体をいきなり装荷すると、D
格子燃料集合体およびCまたはS格子燃料集合体はとも
にLPFが過大に増加し、運転性を損なう。しかしなが
ら、図10に示すD格子燃料集合体の特性から、Nギャ
ップの変化幅を約 1mm程度に抑えれば、LPF増加量を
実運用上対処可能な 2〜 3%程度に抑えることができる
ため、実質的な運用上の自由度を損なうことなく、燃料
装荷パターンの工夫により対応可能である。
【0084】格子変更の移行第2サイクルで、さらに燃
料集合体軸心が燃料集合体単位セル中央に近いものと
し、約 2mmの偏心量とした格子変更用燃料集合体3B を
装荷した場合について説明する。
料集合体軸心が燃料集合体単位セル中央に近いものと
し、約 2mmの偏心量とした格子変更用燃料集合体3B を
装荷した場合について説明する。
【0085】すなわち、図2に示すように、D格子燃料
集合体3D に移行第2サイクルで装荷した格子変更用新
燃料集合体3B1(2) が隣接した場合を考える。前述のよ
うに、問題となるのはNギャップ幅が移行第1サイクル
で装荷される格子変更用新燃料集合体3B1(1) と隣接し
た場合よりも大きくなることであり、図10に示すよう
に、D格子燃料集合体のLPF増加量は移行第1サイク
ルでの影響の2倍となる。しかしながら、このとき、図
2に示すように、D格子燃料集合体3D は3サイクル目
となっており、反応度が低下しているため熱的に厳しく
なる可能性は非常に小さく、運用上の問題とはならな
い。移行第3、第4サイクルではさらにD格子燃料集合
体3D の反応度が低下するため、格子変更用燃料集合体
3B がNギャップ側で隣接しD格子燃料集合体3D のN
ギャップ側のLPFが上昇しても、熱的余裕の減少は問
題とならない。
集合体3D に移行第2サイクルで装荷した格子変更用新
燃料集合体3B1(2) が隣接した場合を考える。前述のよ
うに、問題となるのはNギャップ幅が移行第1サイクル
で装荷される格子変更用新燃料集合体3B1(1) と隣接し
た場合よりも大きくなることであり、図10に示すよう
に、D格子燃料集合体のLPF増加量は移行第1サイク
ルでの影響の2倍となる。しかしながら、このとき、図
2に示すように、D格子燃料集合体3D は3サイクル目
となっており、反応度が低下しているため熱的に厳しく
なる可能性は非常に小さく、運用上の問題とはならな
い。移行第3、第4サイクルではさらにD格子燃料集合
体3D の反応度が低下するため、格子変更用燃料集合体
3B がNギャップ側で隣接しD格子燃料集合体3D のN
ギャップ側のLPFが上昇しても、熱的余裕の減少は問
題とならない。
【0086】次に、炉心に装荷された格子変更用燃料集
合体3B に着目して説明する。格子変更用燃料集合体3
B はWギャップ側がポイントである。図11に示すよう
に、格子変更用燃料集合体3B のLPFは、無限体系の
場合を基準とするとWギャップの水の量が、図1のよう
にD格子燃料集合体3D と隣接するとより大きくなるた
め、Wギャップ側のLPFが高くなる。一方、Nギャッ
プ側がD格子燃料集合体3D に面すると水ギャップが狭
くなるため、Nギャップ側のLPFは小さくなる。
合体3B に着目して説明する。格子変更用燃料集合体3
B はWギャップ側がポイントである。図11に示すよう
に、格子変更用燃料集合体3B のLPFは、無限体系の
場合を基準とするとWギャップの水の量が、図1のよう
にD格子燃料集合体3D と隣接するとより大きくなるた
め、Wギャップ側のLPFが高くなる。一方、Nギャッ
プ側がD格子燃料集合体3D に面すると水ギャップが狭
くなるため、Nギャップ側のLPFは小さくなる。
【0087】本実施の形態の下部タイプレートを徐々に
軸心を変えること自体は、D格子燃料集合体3D のLP
Fの緩和に寄与するが、格子変更用燃料集合体3B にと
っては熱的裕度の確保の観点からは、むしろ、一気に軸
心を中央に配置しWギャップ幅を狭める場合に比べ、厳
しい方向であり、LPFの増加は大きくなる方向であ
る。すなわち、バッチごとに徐々に軸心を変えた格子変
更用燃料集合体3B を装荷すること自体は、あくまでD
格子燃料集合体3D のLPF増加の緩和対策である。
軸心を変えること自体は、D格子燃料集合体3D のLP
Fの緩和に寄与するが、格子変更用燃料集合体3B にと
っては熱的裕度の確保の観点からは、むしろ、一気に軸
心を中央に配置しWギャップ幅を狭める場合に比べ、厳
しい方向であり、LPFの増加は大きくなる方向であ
る。すなわち、バッチごとに徐々に軸心を変えた格子変
更用燃料集合体3B を装荷すること自体は、あくまでD
格子燃料集合体3D のLPF増加の緩和対策である。
【0088】格子変更用燃料集合体3B の軸心をバッチ
ごとに徐々に変えることによるLPFの上昇は、後で述
べるように燃料捧本数を増加させるとともに、D格子燃
料集合体3D のようにNギャップ側に比べて相対的にW
ギャップ側の濃縮度を下げるような濃縮度スプリット配
置とすることにより対応可能であり、かつそのような設
計対応が必要となる場合も個々の炉心によっては生じ
る。
ごとに徐々に変えることによるLPFの上昇は、後で述
べるように燃料捧本数を増加させるとともに、D格子燃
料集合体3D のようにNギャップ側に比べて相対的にW
ギャップ側の濃縮度を下げるような濃縮度スプリット配
置とすることにより対応可能であり、かつそのような設
計対応が必要となる場合も個々の炉心によっては生じ
る。
【0089】この格子変更用燃料集合体3B の濃縮度分
布のWギャップ側とNギャップ側の非均一性は、下部タ
イプレートの軸心位置に依存し、燃料集合体単位セルの
中央配置に近付くほど、その濃縮度分布の差が小さくな
る設計を採用する必要がある。ただし、必ずしも下部タ
イプイレートの仕様の種類数と同じ数の濃縮度分布を採
用する必要はなく、あるバッチと次のバッチで熱的裕度
の許す範囲で共通の濃縮度分布の採用も可能である。最
終的には通常のCまたはS格子燃料集合体のようにWギ
ャップ側とNギャップ側で濃縮度が対象となることが、
中性子経済、燃料製造等の観点から望ましいことは当然
である。
布のWギャップ側とNギャップ側の非均一性は、下部タ
イプレートの軸心位置に依存し、燃料集合体単位セルの
中央配置に近付くほど、その濃縮度分布の差が小さくな
る設計を採用する必要がある。ただし、必ずしも下部タ
イプイレートの仕様の種類数と同じ数の濃縮度分布を採
用する必要はなく、あるバッチと次のバッチで熱的裕度
の許す範囲で共通の濃縮度分布の採用も可能である。最
終的には通常のCまたはS格子燃料集合体のようにWギ
ャップ側とNギャップ側で濃縮度が対象となることが、
中性子経済、燃料製造等の観点から望ましいことは当然
である。
【0090】本実施の形態のもうひとつのポイントとし
て、格子変更用燃料集合体3B にD格子燃料集合体3D
よりも燃料棒本数の多い燃料集合体を採用することにつ
いて、その作用を説明する。
て、格子変更用燃料集合体3B にD格子燃料集合体3D
よりも燃料棒本数の多い燃料集合体を採用することにつ
いて、その作用を説明する。
【0091】図1に示すようなD格子燃料集合体3D と
隣接する格子変更用燃料集合体3BのLPFの増加を軽
減するため、上記のように濃縮度分布だけで対応するこ
とも可能ではあるが、以下の観点から格子変更用燃料集
合体3B の燃料棒本数を増加することが提案される。
隣接する格子変更用燃料集合体3BのLPFの増加を軽
減するため、上記のように濃縮度分布だけで対応するこ
とも可能ではあるが、以下の観点から格子変更用燃料集
合体3B の燃料棒本数を増加することが提案される。
【0092】すなわち、濃縮度分布のみでの対応は、軸
心の異なる下部タイプレートに応じて各バッチごとに異
なる濃縮度分布設計が必須となる。例えば、図1〜図3
に示すように、格子変更用燃料集合体3B を各バッチご
とに装荷し、すべてのD格子燃料集合体3D が取り出さ
れるまで4バッチを要すると仮定し、4種類の下部タイ
プレートを要した場合、4種類の濃縮度分布が必要とな
り、製造上繁雑となるおそれが生じる。
心の異なる下部タイプレートに応じて各バッチごとに異
なる濃縮度分布設計が必須となる。例えば、図1〜図3
に示すように、格子変更用燃料集合体3B を各バッチご
とに装荷し、すべてのD格子燃料集合体3D が取り出さ
れるまで4バッチを要すると仮定し、4種類の下部タイ
プレートを要した場合、4種類の濃縮度分布が必要とな
り、製造上繁雑となるおそれが生じる。
【0093】しかしながら、格子変更用燃料集合体3B
の燃料捧本数を増加させれば、熱的余裕が確保しやすい
ので、上記の例に対応した格子変更用燃料集合体3B の
濃縮度分布は、例えば4種類から3種類以下に減らすこ
とができる。例えば、D格子燃料集合体3D が 8× 8燃
料で格子変更用燃料集合体3B を 9× 9燃料とする場
合、水ロッドの本数にも依存するが、燃料捧本数は約20
%増加する。この20%の熱的余裕の増加を格子変更用燃
料集合体3B のLPFの増加の他に濃縮度の増加による
高燃焼度化にも利用すれば、省資源性の向上に寄与す
る。現実に格子変更を実施する際、安全審査を初めとす
る安全解析、許認可が必要となるが、格子変更と併せて
高燃焼度化も図れれば一石二鳥であり、燃料の熱的余裕
を確保できる範囲で濃縮度の向上を図ることが得策であ
る。
の燃料捧本数を増加させれば、熱的余裕が確保しやすい
ので、上記の例に対応した格子変更用燃料集合体3B の
濃縮度分布は、例えば4種類から3種類以下に減らすこ
とができる。例えば、D格子燃料集合体3D が 8× 8燃
料で格子変更用燃料集合体3B を 9× 9燃料とする場
合、水ロッドの本数にも依存するが、燃料捧本数は約20
%増加する。この20%の熱的余裕の増加を格子変更用燃
料集合体3B のLPFの増加の他に濃縮度の増加による
高燃焼度化にも利用すれば、省資源性の向上に寄与す
る。現実に格子変更を実施する際、安全審査を初めとす
る安全解析、許認可が必要となるが、格子変更と併せて
高燃焼度化も図れれば一石二鳥であり、燃料の熱的余裕
を確保できる範囲で濃縮度の向上を図ることが得策であ
る。
【0094】さらに、燃料棒本数の増加を軸方向反応度
分布設計の簡素化に利用することも可能である。すなわ
ち、BWR特有の下部ピークを回避するための設計を、
燃料棒本数の増加で緩和することができる。なお、格子
変更用燃料集合体3B は、水ギャップの均質化により反
応度は増加する方向なので、ガドリニアなどの可燃性毒
物の含有量は、D格子燃料集合体3D に比べて大きくす
る必要があり、さらに、濃縮度の増加を行う場合もその
増加量に応じて、ガドリニア量の増加が必要である。
分布設計の簡素化に利用することも可能である。すなわ
ち、BWR特有の下部ピークを回避するための設計を、
燃料棒本数の増加で緩和することができる。なお、格子
変更用燃料集合体3B は、水ギャップの均質化により反
応度は増加する方向なので、ガドリニアなどの可燃性毒
物の含有量は、D格子燃料集合体3D に比べて大きくす
る必要があり、さらに、濃縮度の増加を行う場合もその
増加量に応じて、ガドリニア量の増加が必要である。
【0095】次に、格子変更用燃料集合体3B の集合体
寸法、すなわち、D格子燃料集合体3D よりもチャンネ
ルボックスの対面距離が同じ燃料集合体(例えばC格子
燃料集合体)かより小さい燃料集合体(例えばS格子燃
料集合体)を使用することについてその作用を説明す
る。
寸法、すなわち、D格子燃料集合体3D よりもチャンネ
ルボックスの対面距離が同じ燃料集合体(例えばC格子
燃料集合体)かより小さい燃料集合体(例えばS格子燃
料集合体)を使用することについてその作用を説明す
る。
【0096】チャンネルボックスの厚さが約 2.5mmのD
格子燃料集合体3D の場合、Wギャップ側の燃料集合体
単位セル境界面からチャンネルボックス外面との距離
(Wギャップ幅の 1/2)は約 9.0mm、Nギャップ側は約
4.2mmである。このD格子炉心を仮に同一集合体寸法で
WギャップとNギャップを同一寸法とし、数サイクルか
けて完全にC格子化したとすると、燃料集合体単位セル
境界面との水ギャップ幅は約 6.6mmなる。一方、同一チ
ャンネル厚のS格子炉心の燃料集合体単位セル境界面と
の水ギャップ幅は約 7.4mmである。したがって、D格子
をC格子とするのに対し、S格子化する場合は燃料集合
体単位セル境界面との水ギャップ幅が約 0.8mm大きくな
ることが重要なポイントである。
格子燃料集合体3D の場合、Wギャップ側の燃料集合体
単位セル境界面からチャンネルボックス外面との距離
(Wギャップ幅の 1/2)は約 9.0mm、Nギャップ側は約
4.2mmである。このD格子炉心を仮に同一集合体寸法で
WギャップとNギャップを同一寸法とし、数サイクルか
けて完全にC格子化したとすると、燃料集合体単位セル
境界面との水ギャップ幅は約 6.6mmなる。一方、同一チ
ャンネル厚のS格子炉心の燃料集合体単位セル境界面と
の水ギャップ幅は約 7.4mmである。したがって、D格子
をC格子とするのに対し、S格子化する場合は燃料集合
体単位セル境界面との水ギャップ幅が約 0.8mm大きくな
ることが重要なポイントである。
【0097】格子変更時問題となるのが、すでに述べた
ように制御捧とチャンネルボックスとの干渉であるが、
S格子燃料集合体、すなわちチャンネルボックスの対面
距離が小さい燃料集合体を使用して格子変更をする方
が、チャンネルボックス外面と制御捧のガイドローラと
のクリアランスの確保が容易であることは明らかであ
る。
ように制御捧とチャンネルボックスとの干渉であるが、
S格子燃料集合体、すなわちチャンネルボックスの対面
距離が小さい燃料集合体を使用して格子変更をする方
が、チャンネルボックス外面と制御捧のガイドローラと
のクリアランスの確保が容易であることは明らかであ
る。
【0098】したがって、D格子炉心を完全にC格子化
またはS格子化する場合は、制御棒の交換が避けられな
いが、制御捧の交換を回避することを前提にD格子炉心
をCまたはS格子相当に近付けるように格子変更をする
場合、S格子燃料集合体のような集合体寸法の小さい燃
料集合体に徐々に軸心を変えた下部タイプレー卜を具備
させて格子変更用燃料集合体とし、徐々に格子変更を行
えば、C格子燃料集合体のようなD格子燃料集合体と同
一寸法の燃料集合体を用いる場合よりも、制御棒挿入側
と非制御棒挿入側の水ギャップ幅が相対的に均一な配置
に近付けることができる。
またはS格子化する場合は、制御棒の交換が避けられな
いが、制御捧の交換を回避することを前提にD格子炉心
をCまたはS格子相当に近付けるように格子変更をする
場合、S格子燃料集合体のような集合体寸法の小さい燃
料集合体に徐々に軸心を変えた下部タイプレー卜を具備
させて格子変更用燃料集合体とし、徐々に格子変更を行
えば、C格子燃料集合体のようなD格子燃料集合体と同
一寸法の燃料集合体を用いる場合よりも、制御棒挿入側
と非制御棒挿入側の水ギャップ幅が相対的に均一な配置
に近付けることができる。
【0099】例えば、S格子相当の燃料集合体を装荷
し、Wギャップ幅をD格子燃料集合体と同一とした場合
を想定し、Wギャップ側の燃料集合体単位セル境界面か
らチャンネルボックス外面との距離(Wギャップ幅の 1
/2)を約 9.0mmとすると、Nギャップ側は 7.4× 2−
9.0= 5.8mmとなる。燃料格子の均質化を表す指標とし
て、WギャップとNギャップの比をとると、 9.0/5.8=
約 1.6となり、D格子炉心の 9.0/4.2=約 2.1(C格子
燃料集合体はD格子燃料集合体と同一集合体寸法なので
この比は同じ)と比較して、大幅に中央配置に近付いて
いることが分かる。なお、この例では、S格子相当の燃
料集合体を装荷してもWギャップ幅をD格子と同一とし
ているが、実際は、制御捧とチャンネルが干渉するまで
にクリアランスの余裕があるため、最終的にはより中央
配置とすることも可能である。
し、Wギャップ幅をD格子燃料集合体と同一とした場合
を想定し、Wギャップ側の燃料集合体単位セル境界面か
らチャンネルボックス外面との距離(Wギャップ幅の 1
/2)を約 9.0mmとすると、Nギャップ側は 7.4× 2−
9.0= 5.8mmとなる。燃料格子の均質化を表す指標とし
て、WギャップとNギャップの比をとると、 9.0/5.8=
約 1.6となり、D格子炉心の 9.0/4.2=約 2.1(C格子
燃料集合体はD格子燃料集合体と同一集合体寸法なので
この比は同じ)と比較して、大幅に中央配置に近付いて
いることが分かる。なお、この例では、S格子相当の燃
料集合体を装荷してもWギャップ幅をD格子と同一とし
ているが、実際は、制御捧とチャンネルが干渉するまで
にクリアランスの余裕があるため、最終的にはより中央
配置とすることも可能である。
【0100】また、最終的に全制御捧を交換する完全S
格子化を目標とするとき、徐々にバッチごとに集合体軸
心を変えた設計とすることにより、全ての制御棒を一気
に交換する必要はなく、部分的に交換することにより、
何回かの定検に分けて制御捧交換が可能となる。
格子化を目標とするとき、徐々にバッチごとに集合体軸
心を変えた設計とすることにより、全ての制御棒を一気
に交換する必要はなく、部分的に交換することにより、
何回かの定検に分けて制御捧交換が可能となる。
【0101】以上は、集合体寸法がD格子燃料集合体よ
りも小さい燃料集合体(S格子燃料集合体)の方が、集
合体寸法の大きい燃料集合体(C格子燃料集合体)より
も、格子変更用燃料集合体として制御捧との取り合い上
有利であることを説明したが、プラントに応じて、格子
変更用燃料集合体としてC格子相当の燃料集合体を使用
して格子変更することも当然可能であるとともに、最初
はC格子相当の燃料集合体を使用し、途中から制御捧と
の取り合い上有利なS格子燃料集合体に変える対応も可
能である。
りも小さい燃料集合体(S格子燃料集合体)の方が、集
合体寸法の大きい燃料集合体(C格子燃料集合体)より
も、格子変更用燃料集合体として制御捧との取り合い上
有利であることを説明したが、プラントに応じて、格子
変更用燃料集合体としてC格子相当の燃料集合体を使用
して格子変更することも当然可能であるとともに、最初
はC格子相当の燃料集合体を使用し、途中から制御捧と
の取り合い上有利なS格子燃料集合体に変える対応も可
能である。
【0102】次に、格子変更における核設計上の対応に
ついて説明する。一般的に、同じ集合体平均濃縮度であ
る場合、W、Nギャップ幅がより等しい方が、減速材が
集合体周りに均一に分布していることになり、反応度が
大きい。さらに、上記の通り、燃料棒本数を増加させる
対応は、格子変更に伴う熱的余裕の増加が期待され、そ
の裕度を濃縮度の増加による取出し燃焼度の増加に振り
向けている。
ついて説明する。一般的に、同じ集合体平均濃縮度であ
る場合、W、Nギャップ幅がより等しい方が、減速材が
集合体周りに均一に分布していることになり、反応度が
大きい。さらに、上記の通り、燃料棒本数を増加させる
対応は、格子変更に伴う熱的余裕の増加が期待され、そ
の裕度を濃縮度の増加による取出し燃焼度の増加に振り
向けている。
【0103】したがって、格子変更用燃料集合体はD格
子燃料集合体よりも反応度が増加し出力が増加するた
め、D格子燃料集合体よりもより多くの可燃性毒物を入
れることにより、適切な反応度制御が可能となる。この
可燃性毒物の量は、WギャップとNギャップ幅が等しく
なるにしたがって反応度が大きくなるため、必要に応じ
取替えバッチごとに増加し、最終的には一定の可燃性毒
物量となる。
子燃料集合体よりも反応度が増加し出力が増加するた
め、D格子燃料集合体よりもより多くの可燃性毒物を入
れることにより、適切な反応度制御が可能となる。この
可燃性毒物の量は、WギャップとNギャップ幅が等しく
なるにしたがって反応度が大きくなるため、必要に応じ
取替えバッチごとに増加し、最終的には一定の可燃性毒
物量となる。
【0104】また、軸方向出力については、一般にBW
R特有の下部ピークに対し、燃料設計では、炉心下部の
核分裂性物質割合を炉心上部よりも小さくする設計が採
用されているが、D格子燃料集合体に比べ、格子変更用
燃料集合体は燃料棒本数が増加するため、より熱的裕度
が確保できるため、D格子燃料集合体よりも上下反応度
差を小さくし、燃料製造上のより簡単な軸方向設計が可
能となる。
R特有の下部ピークに対し、燃料設計では、炉心下部の
核分裂性物質割合を炉心上部よりも小さくする設計が採
用されているが、D格子燃料集合体に比べ、格子変更用
燃料集合体は燃料棒本数が増加するため、より熱的裕度
が確保できるため、D格子燃料集合体よりも上下反応度
差を小さくし、燃料製造上のより簡単な軸方向設計が可
能となる。
【0105】以上の作用により、本実施の形態において
は、前述の通りD格子からC格子またはS格子への格子
変更を、移行サイクルにおける水ギャップ変化の影響を
核的特性上、制御捧との取り合い上の問題を回避して実
現することができることになり、より経済性が高いC格
子炉心またはS格子炉心へ円滑に移行することができる
ことになる。
は、前述の通りD格子からC格子またはS格子への格子
変更を、移行サイクルにおける水ギャップ変化の影響を
核的特性上、制御捧との取り合い上の問題を回避して実
現することができることになり、より経済性が高いC格
子炉心またはS格子炉心へ円滑に移行することができる
ことになる。
【0106】図12は、移行サイクルで装荷する格子変
更用燃料集合体3B の一例を示すもので、制御捧4との
取り合いの関係から、格子変更用燃料集合体3B のチャ
ンネルボックス1と制御捧4が干渉することを避け、制
御棒4と面するチャンネルボックス1を薄肉化し、制御
捧4の挿入性を確保した例を示すものである。
更用燃料集合体3B の一例を示すもので、制御捧4との
取り合いの関係から、格子変更用燃料集合体3B のチャ
ンネルボックス1と制御捧4が干渉することを避け、制
御棒4と面するチャンネルボックス1を薄肉化し、制御
捧4の挿入性を確保した例を示すものである。
【0107】燃料集合体のチャンネルボックスの厚さは
プラントに応じて適宜選定されるものであり、格子変更
用燃料集合体3B のチャンネルボックス1の厚さは、通
常は格子変更前のD格子燃料集合体と同一の厚さに設定
される。
プラントに応じて適宜選定されるものであり、格子変更
用燃料集合体3B のチャンネルボックス1の厚さは、通
常は格子変更前のD格子燃料集合体と同一の厚さに設定
される。
【0108】図13は、図12に示す格子変更用燃料集
合体3B の変形例を示すもので、チャンネルボックス1
の強度上の関係から、チャンネルボックス1の対称性を
持たせるため、制御捧4の非挿入側の面も薄肉化して、
制御捧4の挿入性を確保した例を示すものである。
合体3B の変形例を示すもので、チャンネルボックス1
の強度上の関係から、チャンネルボックス1の対称性を
持たせるため、制御捧4の非挿入側の面も薄肉化して、
制御捧4の挿入性を確保した例を示すものである。
【0109】図14は、格子変更用燃料集合体3B の他
の例を示すもので、制御捧4のガイドローラ部に対応す
るチャンネルボックス1に溝加工を施し、干渉を避けた
例を示すものである。
の例を示すもので、制御捧4のガイドローラ部に対応す
るチャンネルボックス1に溝加工を施し、干渉を避けた
例を示すものである。
【0110】図15は、図14に示す格子変更用燃料集
合体3B の変形例を示すもので、チャンネルボックス1
の対称性を持たせるため、全ての面に溝加工をした例を
示している。
合体3B の変形例を示すもので、チャンネルボックス1
の対称性を持たせるため、全ての面に溝加工をした例を
示している。
【0111】また、上述したように、格子変更において
は、制御棒との取り合いからはC格子よりもS格子燃料
集合体の方が有利であるが、S格子燃料集合体はD格子
燃料集合体に比較してチャンネルボックス対面距離が小
さいため、冷却材流路面積が小さく、炉心圧損が増大し
てしまう。冷却材を炉心内に循環させる再循環ポンプの
容量が十分に大きければ、仮に炉心圧損が増大しても特
に問題とならないが、ポンプにかかる負荷が大きくなる
ことは確実である。
は、制御棒との取り合いからはC格子よりもS格子燃料
集合体の方が有利であるが、S格子燃料集合体はD格子
燃料集合体に比較してチャンネルボックス対面距離が小
さいため、冷却材流路面積が小さく、炉心圧損が増大し
てしまう。冷却材を炉心内に循環させる再循環ポンプの
容量が十分に大きければ、仮に炉心圧損が増大しても特
に問題とならないが、ポンプにかかる負荷が大きくなる
ことは確実である。
【0112】そこで、格子変更用燃料集合体3B として
S格子燃料集合体を用いる場合は、S格子燃料集合体の
下部タイプレートの冷却材流路面積を従来型の下部タイ
プレートよりも広くしてD格子燃料集合体のものと同等
かもしくはそれ以上とし、炉心圧損の増大を緩和させる
ことが望ましい。これにより、再循環ポンプの負荷増大
という問題点を回避することができる。
S格子燃料集合体を用いる場合は、S格子燃料集合体の
下部タイプレートの冷却材流路面積を従来型の下部タイ
プレートよりも広くしてD格子燃料集合体のものと同等
かもしくはそれ以上とし、炉心圧損の増大を緩和させる
ことが望ましい。これにより、再循環ポンプの負荷増大
という問題点を回避することができる。
【0113】図16は、このような冷却材流路面積の拡
大を図った格子変更用燃料集合体( 9×9 正方格子状の
燃料棒からなる燃料集合体)3B の下部タイプレート1
0の設計例を示したものである。また、図17は、 9×
9 タイプの燃料集合体に対する従来型の下部タイプレー
ト10を示したものである。図16、図17において、
下部タイプレート10は、 9×9 正方格子状をなす燃料
棒下部端栓挿入穴11aが形成された挿入穴部材11を
有し、燃料棒下部端栓挿入穴11aの間に冷却材流路1
2が形成されている。図16では、燃料棒下部端栓挿入
穴11aをグリッド状に配置することにより、冷却材流
路12を極力広くとるよう設計されている。
大を図った格子変更用燃料集合体( 9×9 正方格子状の
燃料棒からなる燃料集合体)3B の下部タイプレート1
0の設計例を示したものである。また、図17は、 9×
9 タイプの燃料集合体に対する従来型の下部タイプレー
ト10を示したものである。図16、図17において、
下部タイプレート10は、 9×9 正方格子状をなす燃料
棒下部端栓挿入穴11aが形成された挿入穴部材11を
有し、燃料棒下部端栓挿入穴11aの間に冷却材流路1
2が形成されている。図16では、燃料棒下部端栓挿入
穴11aをグリッド状に配置することにより、冷却材流
路12を極力広くとるよう設計されている。
【0114】なお、上記したような格子変更用燃料集合
体3B の下部タイプレートの冷却材流路面積の拡大を装
荷バッチごとに徐々に行い、数サイクルかけて冷却材流
路面積を目標値まで拡大していくことも可能である。
体3B の下部タイプレートの冷却材流路面積の拡大を装
荷バッチごとに徐々に行い、数サイクルかけて冷却材流
路面積を目標値まで拡大していくことも可能である。
【0115】これら冷却材流路面積の拡大は、各装荷バ
ッチごとの流路抵抗を同等とすることを目的として行う
ものであるから、例えば図17に示す下部タイプレート
10において、冷却材流路12の穴径を最適化したり、
冷却材との接触面にテーパーを施すなどして、下部タイ
プレート部での圧損係数を低減することができれば、流
路面積は同一であっても流路面積を拡大した場合と同等
の効果を得ることができる。
ッチごとの流路抵抗を同等とすることを目的として行う
ものであるから、例えば図17に示す下部タイプレート
10において、冷却材流路12の穴径を最適化したり、
冷却材との接触面にテーパーを施すなどして、下部タイ
プレート部での圧損係数を低減することができれば、流
路面積は同一であっても流路面積を拡大した場合と同等
の効果を得ることができる。
【0116】
【発明の効果】上記したように、本発明によれば、D格
子炉心からWギャップ幅とNギャップ幅をより均一な燃
料格子に変更するに際し、以下の効果を奏することがで
きる。
子炉心からWギャップ幅とNギャップ幅をより均一な燃
料格子に変更するに際し、以下の効果を奏することがで
きる。
【0117】(1)D格子からC格子またはS格子への
移行過程のD格子燃料集合体と格子変更用燃料集合体が
混在する炉心において、LPFの増加による熱的余裕の
低減を緩和することができる。
移行過程のD格子燃料集合体と格子変更用燃料集合体が
混在する炉心において、LPFの増加による熱的余裕の
低減を緩和することができる。
【0118】(2)格子変更を行うことによる減速材分
布の均質化、濃縮度の増加により、反応度、取出し燃焼
度が向上するため、天然ウラン資源の節約が可能とな
る。
布の均質化、濃縮度の増加により、反応度、取出し燃焼
度が向上するため、天然ウラン資源の節約が可能とな
る。
【0119】(3)燃料棒本数を増加させることによ
り、格子変更に伴う熱的余裕の低減を緩和し、格子変更
用燃料集合体の各バッチごとに複雑な濃縮度分布設計と
することが回避され、製造性が向上する。
り、格子変更に伴う熱的余裕の低減を緩和し、格子変更
用燃料集合体の各バッチごとに複雑な濃縮度分布設計と
することが回避され、製造性が向上する。
【0120】(4)徐々に下部タイプレートの軸心を変
えることにより、熱的余裕を確保しつつ、制御捧交換の
時期を分散化でき、稼働率損失を避けることができる。
えることにより、熱的余裕を確保しつつ、制御捧交換の
時期を分散化でき、稼働率損失を避けることができる。
【0121】(5)D格子燃料集合体よりもサイズの小
さい格子変更用燃料集合体を採用することにより、減速
材分布の均質化がより容易であり、燃料経済性をより向
上させることができる。
さい格子変更用燃料集合体を採用することにより、減速
材分布の均質化がより容易であり、燃料経済性をより向
上させることができる。
【0122】(6)D格子燃料集合体よりもサイズの小
さい格子変更用燃料集合体を採用することにより、制御
捧交換を行わなくても、より減速材分布が均質化の方向
となる炉心構成が可能となる。
さい格子変更用燃料集合体を採用することにより、制御
捧交換を行わなくても、より減速材分布が均質化の方向
となる炉心構成が可能となる。
【0123】以上をまとめると、格子変更による省資源
性、燃料製造性の向上を図り、現実的に実施可能に炉心
構成を変えることができる。
性、燃料製造性の向上を図り、現実的に実施可能に炉心
構成を変えることができる。
【図1】本発明の一実施の形態におけるD格子炉心に格
子変更用燃料集合体を装荷する移行第1サイクルの制御
棒周りの燃料装荷パターンを示す図である。
子変更用燃料集合体を装荷する移行第1サイクルの制御
棒周りの燃料装荷パターンを示す図である。
【図2】図1に示す移行第1サイクルに続く移行第2サ
イクルの燃料装荷パターンを示す図である。
イクルの燃料装荷パターンを示す図である。
【図3】図2に示す移行第2サイクルに続く移行第3サ
イクルの燃料装荷パターンを示す図である。
イクルの燃料装荷パターンを示す図である。
【図4】本発明にかかる格子変更用燃料集合体の下部タ
イプレートを下方からみた平面図である。
イプレートを下方からみた平面図である。
【図5】本発明にかかる格子変更用燃料集合体の濃縮度
分布例を示す図である。
分布例を示す図である。
【図6】D格子燃料集合体の濃縮度分布例を示す図であ
る。
る。
【図7】図1に示すようなD格子炉心に格子変更用燃料
集合体を装荷する移行第1サイクルにおける局所ピーキ
ング係数(LPF)の推移を示すグラフである。
集合体を装荷する移行第1サイクルにおける局所ピーキ
ング係数(LPF)の推移を示すグラフである。
【図8】図2に示すような移行第2サイクルにおける局
所ピーキング係数(LPF)の推移を示すグラフであ
る。
所ピーキング係数(LPF)の推移を示すグラフであ
る。
【図9】図3に示すような移行第3サイクルにおける局
所ピーキング係数(LPF)の推移を示すグラフであ
る。
所ピーキング係数(LPF)の推移を示すグラフであ
る。
【図10】D格子燃料集合体でのNギャップ幅増加量と
LPF上昇量の関係を示すグラフである。
LPF上昇量の関係を示すグラフである。
【図11】格子変更用燃料集合体でのWギャップ幅増加
量とLPF上昇量の関係を示すグラフである。
量とLPF上昇量の関係を示すグラフである。
【図12】本発明にかかる格子変更用燃料集合体のチャ
ンネルボックスの制御棒側の肉厚を薄くした例を示す図
である。
ンネルボックスの制御棒側の肉厚を薄くした例を示す図
である。
【図13】本発明にかかる格子変更用燃料集合体のチャ
ンネルボックスの肉厚を全体的に薄くした例を示す図で
ある。。
ンネルボックスの肉厚を全体的に薄くした例を示す図で
ある。。
【図14】本発明にかかる格子変更用燃料集合体のチャ
ンネルボックスの制御棒のガイドローラーと干渉する部
分に溝加工を施した例を示す図である。
ンネルボックスの制御棒のガイドローラーと干渉する部
分に溝加工を施した例を示す図である。
【図15】図12に示す格子変更用燃料集合体のチャン
ネルボックスの変形例を示す図である。
ネルボックスの変形例を示す図である。
【図16】本発明にかかる格子変更用燃料集合体の下部
タイプレートの一例を示す横断面図である。
タイプレートの一例を示す横断面図である。
【図17】9×9タイプの燃料集合体の下部タイプレー
トの従来例を示す横断面図である。
トの従来例を示す横断面図である。
【図18】炉心に配置されたD格子燃料集合体の一例を
示す図である。
示す図である。
【図19】D格子燃料集合体の下部タイプレートを示す
縦断面図である。
縦断面図である。
【図20】D格子燃料集合体の下部タイプレートを示す
横断面図である。
横断面図である。
【図21】C格子燃料集合体の一例を示す図である。
【図22】周囲にC格子燃料集合体が配置されたときと
D格子燃料集合体が配置されたときのD格子燃料集合体
内のLPF分布変化を示すグラフである。
D格子燃料集合体が配置されたときのD格子燃料集合体
内のLPF分布変化を示すグラフである。
1………チャンネルボックス 2………燃料捧 3………燃料集合体 4………制御捧 5………燃料集合体単位セル 6………燃料集合体単位セル境界面 10………下部タイプレート 11………挿入穴部材 11a……燃料棒下部端栓挿入穴 12………冷却材流路
Claims (13)
- 【請求項1】 正方格子状に配列された多数の燃料捧を
上部タイプレートおよび下部タイプレートで保持し周囲
をチャンネルボックスで取り囲んだ燃料集合体を複数装
荷し、4体の燃料集合体の中間に十字型の制御棒が挿入
される沸騰水型原子炉において、 制御捧挿入側のチャンネルボックス外面と燃料集合体単
位の炉心区画を示す燃料集合体単位セル境界面との距離
GWaが制御捧非挿入側のチャンネルボックス外面と燃
料集合体単位セル境界面との距離GNaより大きいタイ
プAの燃料集合体が、燃料取替えバッチごとに、タイプ
Aの燃料集合体に対して以下の関係 Lb≦La、Na<Nb、Fa≦Fb、 GNa≦GNb、GNa/GWa<GNb/GWb ただし、La;タイプAの燃料集合体のチャンネルボッ
クス対面距離、Lb;タイプBの燃料集合体のチャンネ
ルボックス対面距離,Na;タイプAの燃料集合体の1
体当たりの燃料捧本数、Nb;タイプBの燃料集合体の
1体当たりの燃料捧本数、Fa;タイプAの燃料集合体
の平均核分裂性物質含有率、Fb;タイプBの燃料集合
体の平均核分裂性物質含有率、GWb;タイプBの燃料
集合体の制御捧挿入側のチャンネルボックス外面と燃料
集合体単位セル境界面との距離、GNb;タイプBの燃
料集合体の制御捧非挿入側のチャンネルボックス外面と
燃料集合体単位セル境界面との距離にあるタイプBの燃
料集合体に順次交換されることを特徴とする沸騰水型原
子炉。 - 【請求項2】 タイプΒの燃料集合体は、燃料取替えバ
ッチ順に新燃料として装荷される燃料集合体の制御捧挿
入側のチャンネル外面と燃料集合体単位セル境界面との
距離をGWb1、GWb2、……GWbn(nは装荷バ
ッチ数を表す。n≧2)、制御捧非挿入側のチャンネル
外面と燃料集合体単位セル境界面との距離をGNb1、
GNb2、……GNbnとした時、 GNb1/GWb1≦GNb2/GWb2≦………≦G
Nbn/GWn であることを特徴とする請求項1記載の沸騰水型原子
炉。 - 【請求項3】 タイプΒの燃料集合体は、燃料取替えバ
ッチ順に新燃料として装荷される燃料集合体のチャンネ
ルボックス対面距離をLb1、Lb2、…Lbn(nは
装荷バッチ数を表す。n≧2)とした時、 Lb1≧Lb2≧………≧Lbn であることを特徴とする請求項1または2記載の沸騰水
型原子炉。 - 【請求項4】 タイプΒの燃料集合体は、下部タイプレ
ートの中心軸をチャンネルボックス中心軸から偏心させ
て、GNb/GWbを変更させることを特徴とする請求
項1または2記載の沸騰水型原子炉。 - 【請求項5】 タイプΒの燃料集合体は、ある燃料取替
えバッチ以降では前回の燃料取替えバッチに新燃料とし
て装荷されたものと比較してGNb/GWbおよびLb
が同じであることを特徴とする請求項1ないし3のいず
れか1項に記載の沸騰水型原子炉。 - 【請求項6】 タイプAの燃料集合体とタイプΒの燃料
集合体は、タイプAの燃料集合体を対角線で2分割した
場合の制御棒挿入側の半数の燃料棒の平均核分裂性物質
含有率をFWa、制御捧非挿入側の半数の燃料捧の平均
核分裂性物質含有率をFNaとし、同様にタイプBの燃
料集合体を対角線で2分割した場合の制御捧挿入側の半
数の燃料棒の平均核分裂性物質含有量をFWb、制御棒
非挿入側の半数の燃料棒の平均核分裂性物質含有率をF
Nbとした時、 FWa<FNa、FWb≦FNb、 FWa/FNa<FWb/FNb であることを特徴とする請求項1記載の沸騰水型原子
炉。 - 【請求項7】 タイプΒの燃料集合体は、炉心軸方向中
央部から上下に2分割した場合の上部の核分裂性物質含
有率が下部の核分裂性物質含有率と同じかそれ以上であ
り、上部の核分裂性物質含有率に対する下部の核分裂性
物質含有率の比が、タイプAの燃料集合体よりも大きい
ことを特徴とする請求項1記載の沸騰水型原子炉。 - 【請求項8】 タイプΒの燃料集合体は、炉心軸方向中
央部から上下に2分割した時の上部の核分裂性物質含有
率が下部の核分裂性物質含有率以上であり、上部の核分
裂性物質含有率に対する下部の核分裂性物質含有率の比
が、前回の燃料取替えバッチで新燃料として装荷された
ものより同じかもしくは大きくなることを特徴とする請
求項1ないし5のいずれか1項に記載の沸騰水型原子
炉。 - 【請求項9】 タイプΒの燃料集合体は、タイプAの燃
料集合体よりも可燃性毒物の含有量が大きいことを特徴
とする請求項1記載の沸騰水型原子炉。 - 【請求項10】 タイプΒの燃料集合体は、チャンネル
ボックスの少なくとも制御捧に面する2面の肉厚が、タ
イプAの燃料集合体のチャンネルボックスの肉厚よりも
小さいことを特徴とする請求項1記載の沸騰水型原子
炉。 - 【請求項11】 タイプΒの燃料集合体は、チャンネル
ボックスの外面の少なくとも制御捧に面する2面に、軸
方向に沿って溝を有していることを特徴とする請求項1
記載の沸騰水型原子炉。 - 【請求項12】 タイプA、Bそれぞれの燃料集合体の
下部タイプレートの冷却材流路面積をAa、Abとした
時、 Aa≦Ab であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1
項に記載の沸騰水型原子炉。 - 【請求項13】 タイプBの燃料集合体は、燃料取替え
バッチ順に新燃料として装荷される燃料集合体の下部タ
イプレートの冷却材流路面積をAb1、Ab2、……A
bn(nは装荷バッチ数を表す。n≧2)とした時、 Ab1≦Ab2≦………≦Abn であることを特徴とする請求項3記載の沸騰水型原子
炉。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8325629A JPH09292482A (ja) | 1996-02-28 | 1996-12-05 | 沸騰水型原子炉 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8-41847 | 1996-02-28 | ||
| JP4184796 | 1996-02-28 | ||
| JP8325629A JPH09292482A (ja) | 1996-02-28 | 1996-12-05 | 沸騰水型原子炉 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09292482A true JPH09292482A (ja) | 1997-11-11 |
Family
ID=26381509
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8325629A Pending JPH09292482A (ja) | 1996-02-28 | 1996-12-05 | 沸騰水型原子炉 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09292482A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6343106B1 (en) | 1998-08-27 | 2002-01-29 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Boiling water reactor and operation thereof |
| JP2011117855A (ja) * | 2009-12-04 | 2011-06-16 | Toshihisa Shirakawa | 沸騰水型原子炉の熱伝達係数及び核燃料棒温度 |
| CN112004654A (zh) * | 2018-08-17 | 2020-11-27 | 惠普发展公司,有限责任合伙企业 | 打包三维构建床 |
-
1996
- 1996-12-05 JP JP8325629A patent/JPH09292482A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6343106B1 (en) | 1998-08-27 | 2002-01-29 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Boiling water reactor and operation thereof |
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| CN112004654B (zh) * | 2018-08-17 | 2022-05-13 | 惠普发展公司,有限责任合伙企业 | 打包三维构建床 |
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