JPH09293263A - 光学的情報記録再生装置 - Google Patents
光学的情報記録再生装置Info
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- JPH09293263A JPH09293263A JP8100964A JP10096496A JPH09293263A JP H09293263 A JPH09293263 A JP H09293263A JP 8100964 A JP8100964 A JP 8100964A JP 10096496 A JP10096496 A JP 10096496A JP H09293263 A JPH09293263 A JP H09293263A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 複数の回折格子形成部を有する回折格子素子
の回転調整を行う光学的情報記録再生装置において、各
機器の差が小さく安定した記録再生を行う。 【解決手段】 複数の回折格子形成部を有する回折格子
素子を、光源からの光束中に光軸を中心に回動可能な状
態で配し、光束を0次及び複数の±1次以上の回折光束
に分離し、光学的情報記録媒体面上の情報トラック及び
トラッキングトラックに照射して、複数の回折光スポッ
トを形成し、媒体面で反射した複数の光束が検出光学系
を介して光検出器に照射され、光検出器の出力信号に基
づき情報の記録再生を行うようにし、光検出器により検
出する複数の±1次以上の回折光スポットのうち、回折
角が最大である1対の回折光スポットが、情報トラック
及びトラッキングトラックを横断するときに、光検出器
より得られる2つのトラック横断信号を用いて回折格子
素子の回動調整を行う。
の回転調整を行う光学的情報記録再生装置において、各
機器の差が小さく安定した記録再生を行う。 【解決手段】 複数の回折格子形成部を有する回折格子
素子を、光源からの光束中に光軸を中心に回動可能な状
態で配し、光束を0次及び複数の±1次以上の回折光束
に分離し、光学的情報記録媒体面上の情報トラック及び
トラッキングトラックに照射して、複数の回折光スポッ
トを形成し、媒体面で反射した複数の光束が検出光学系
を介して光検出器に照射され、光検出器の出力信号に基
づき情報の記録再生を行うようにし、光検出器により検
出する複数の±1次以上の回折光スポットのうち、回折
角が最大である1対の回折光スポットが、情報トラック
及びトラッキングトラックを横断するときに、光検出器
より得られる2つのトラック横断信号を用いて回折格子
素子の回動調整を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の領域に分割
された回折格子素子を備えた光学的情報記録再生装置に
関するものである。
された回折格子素子を備えた光学的情報記録再生装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光を用いて情報の記録、再生を行
う情報記録媒体として、ディスク状、カード状、テープ
状などの各種の形態のものが知られている。この内、例
えば、カード状光学的情報記録媒体(以下、光カードと
称す)は、現状においては、消去書換が不可能な情報記
録媒体であるが、持ち運びに便利で、比較的大容量であ
り、この特性が利点となる分野での応用が期待されてい
る。
う情報記録媒体として、ディスク状、カード状、テープ
状などの各種の形態のものが知られている。この内、例
えば、カード状光学的情報記録媒体(以下、光カードと
称す)は、現状においては、消去書換が不可能な情報記
録媒体であるが、持ち運びに便利で、比較的大容量であ
り、この特性が利点となる分野での応用が期待されてい
る。
【0003】図8は、光カードの模式平面図である。図
8において、光学的記録領域C1には、その一部を検出
して示すように、情報を記録するための情報トラックT
aと、情報記録再生時に光スポットが所定情報トラック
から逸脱しないように制御するオートトラッキング(A
T)のためのガイドであるトラッキングトラックTbと
が、多数、平行に配列されている。
8において、光学的記録領域C1には、その一部を検出
して示すように、情報を記録するための情報トラックT
aと、情報記録再生時に光スポットが所定情報トラック
から逸脱しないように制御するオートトラッキング(A
T)のためのガイドであるトラッキングトラックTbと
が、多数、平行に配列されている。
【0004】さらに、情報トラックへのアクセスの基準
位置となるホームポジションHPが設けられており、情
報トラックTaは、ホームポジションに近い方から順
に、トラック番号が付されている。目標情報トラックへ
のアクセスは、多数、平行配置されたトラックに対して
直角方向へ光スポットを移動させるシーク動作と、情報
トラック上を光スポットを走査することにより行われ
る。
位置となるホームポジションHPが設けられており、情
報トラックTaは、ホームポジションに近い方から順
に、トラック番号が付されている。目標情報トラックへ
のアクセスは、多数、平行配置されたトラックに対して
直角方向へ光スポットを移動させるシーク動作と、情報
トラック上を光スポットを走査することにより行われ
る。
【0005】また、実際に情報の記録再生を行う場合に
は、光スポットを記録媒体面上に合焦させるように、オ
ートフォーカシング(AF)制御が行われている。これ
らのAT、AF制御は、光学的情報記録再生装置におい
ては、従来からよく用いられている一般的な技術であ
る。
は、光スポットを記録媒体面上に合焦させるように、オ
ートフォーカシング(AF)制御が行われている。これ
らのAT、AF制御は、光学的情報記録再生装置におい
ては、従来からよく用いられている一般的な技術であ
る。
【0006】図9は、従来例の光カード情報記録再生装
置を示したブロック図で、符号1は光カード情報記録再
生装置(以下、ドライブと称す)、2は上位制御装置と
してのCPUである。ドライブ1は、CPU2から発行
される命令に基づいて、記録、再生を実行する。ドライ
ブ1の構成は、以下の通りである。
置を示したブロック図で、符号1は光カード情報記録再
生装置(以下、ドライブと称す)、2は上位制御装置と
してのCPUである。ドライブ1は、CPU2から発行
される命令に基づいて、記録、再生を実行する。ドライ
ブ1の構成は、以下の通りである。
【0007】符号8は、搬送機構(図示せず)を介し
て、光カードCをドライブ1内に導入し、所定の位置に
て、光カードCをX方向に往復運動させ、更に、ドライ
ブ1外に光カードCを排出するためのモータである。カ
ード挿入口6の近傍には、センサ7が設けられており、
このセンサ7により、光カードCが挿入されたことが検
出されると、前述のように、光カードCは所定位置へ搬
送される。
て、光カードCをドライブ1内に導入し、所定の位置に
て、光カードCをX方向に往復運動させ、更に、ドライ
ブ1外に光カードCを排出するためのモータである。カ
ード挿入口6の近傍には、センサ7が設けられており、
このセンサ7により、光カードCが挿入されたことが検
出されると、前述のように、光カードCは所定位置へ搬
送される。
【0008】符号21は光源を含む照射光学系であり、
記録再生時には、照射光学系からの光束を光カードC上
に照射して、光スポットを形成し、この光スポットと光
カードCとが相対的に往復移動して、情報トラック上で
光スポットが走査される。また、34は光カードCに照
射された光スポットの反射光を受光するための光検出器
であり、この検出信号をもとに記録情報が再生される。
記録再生時には、照射光学系からの光束を光カードC上
に照射して、光スポットを形成し、この光スポットと光
カードCとが相対的に往復移動して、情報トラック上で
光スポットが走査される。また、34は光カードCに照
射された光スポットの反射光を受光するための光検出器
であり、この検出信号をもとに記録情報が再生される。
【0009】符号13は照射光学系21の一部を駆動し
て、光スポットをZ方向、即ち、カード面と垂直方向に
移動させて、AF制御を行うためのAFアクチュエータ
であり、14は照射光学系21の一部を駆動して光スポ
ットをY方向、即ち、R方向とZ方向との双方に直交す
る方向に移動させて、AT制御を行うためのATアクチ
ュエータである。
て、光スポットをZ方向、即ち、カード面と垂直方向に
移動させて、AF制御を行うためのAFアクチュエータ
であり、14は照射光学系21の一部を駆動して光スポ
ットをY方向、即ち、R方向とZ方向との双方に直交す
る方向に移動させて、AT制御を行うためのATアクチ
ュエータである。
【0010】光ヘッド20は、以上の照射光学系21、
光検出器34、AFアクチュエータ13及びATアクチ
ュエータ14を含んだ構成である。また、符号3はRO
M、RAMを内蔵したMPUであり、カード送りモータ
8などの各部を制御したり、CPU2の制御により、C
PU2との間で、データの通信、制御を行う。
光検出器34、AFアクチュエータ13及びATアクチ
ュエータ14を含んだ構成である。また、符号3はRO
M、RAMを内蔵したMPUであり、カード送りモータ
8などの各部を制御したり、CPU2の制御により、C
PU2との間で、データの通信、制御を行う。
【0011】10は光検出器の検出信号をもとにAFア
クチュエータ13、ATアクチュエータ14を駆動し、
AF制御及びAT制御を行うためのAT/AF制御回路
である。また、4は光検出器の検出信号を再生し、且つ
再生信号を復調してもとの記録データに再生するための
変復調回路である。5は、光源(図示せず)の強度を変
復調回路4の出力により、変調、制御する光源駆動回路
であり、これにより、情報トラック上に光変調による情
報が記録される。
クチュエータ13、ATアクチュエータ14を駆動し、
AF制御及びAT制御を行うためのAT/AF制御回路
である。また、4は光検出器の検出信号を再生し、且つ
再生信号を復調してもとの記録データに再生するための
変復調回路である。5は、光源(図示せず)の強度を変
復調回路4の出力により、変調、制御する光源駆動回路
であり、これにより、情報トラック上に光変調による情
報が記録される。
【0012】図10は、上記の光ヘッドの内部構成を詳
細に示した斜視図である。ここで、符号22は半導体レ
ーザであり、これから射出された光束は、コリメータレ
ンズ23により平行光束とされ、整形プリズム24を介
して、回折格子25に入射して、0次光束と±1次以上
の回折光束に分けられる。なお、回折格子25は、図
中、矢印方向に回動可能な状態で配されている。
細に示した斜視図である。ここで、符号22は半導体レ
ーザであり、これから射出された光束は、コリメータレ
ンズ23により平行光束とされ、整形プリズム24を介
して、回折格子25に入射して、0次光束と±1次以上
の回折光束に分けられる。なお、回折格子25は、図
中、矢印方向に回動可能な状態で配されている。
【0013】回折格子25によって生成された0次光束
と±1次以上の回折光束とは、更に、偏光ビームスプリ
ッタ26により、透過光と反射光に分割され、反射光は
光検出器33に投影される。一方、透過光は、折り曲げ
ミラー27、1/4波長板28、対物レンズ29を介し
て、光カードC上の情報トラックTa、トラッキングト
ラックTbに照射され、光スポットとして、結像され
る。
と±1次以上の回折光束とは、更に、偏光ビームスプリ
ッタ26により、透過光と反射光に分割され、反射光は
光検出器33に投影される。一方、透過光は、折り曲げ
ミラー27、1/4波長板28、対物レンズ29を介し
て、光カードC上の情報トラックTa、トラッキングト
ラックTbに照射され、光スポットとして、結像され
る。
【0014】光カードC上に照射された光は、ここで反
射して、再び、対物レンズ29、1/4波長板28を通
過し、偏光ビームスプリッタ26により反射され、検出
光学系30を介して、光検出器34にそれぞれ投影され
る。検出光学系30は、球面レンズ31と、トラックに
対して45°傾けられた状態で配されたシリンドリカル
レンズ32とから構成された非点収差系になっており、
光検出器の出力に基づき、非点収差方式によるAF制
御、及び、3ビーム方式によるAT制御が行われる。そ
して、光スポットが、情報トラック及びトラッキングト
ラックに垂直な方向である矢印X方向、及び、平行な方
向であるY方向に走査することにより、情報の記録再生
が行われる。
射して、再び、対物レンズ29、1/4波長板28を通
過し、偏光ビームスプリッタ26により反射され、検出
光学系30を介して、光検出器34にそれぞれ投影され
る。検出光学系30は、球面レンズ31と、トラックに
対して45°傾けられた状態で配されたシリンドリカル
レンズ32とから構成された非点収差系になっており、
光検出器の出力に基づき、非点収差方式によるAF制
御、及び、3ビーム方式によるAT制御が行われる。そ
して、光スポットが、情報トラック及びトラッキングト
ラックに垂直な方向である矢印X方向、及び、平行な方
向であるY方向に走査することにより、情報の記録再生
が行われる。
【0015】図11は、従来例における回折格子の概略
図であり、符号25aは、AT制御用光束を生成するた
めのAT用回折格子形成部、25bは、記録直後の情報
が再生可能なダイレクトベリファイ(DV)用光束を生
成するDV用回折格子形成部、25cは、記録光が照射
される情報トラックに隣接する情報トラックの情報を、
再生する情報再生(RF)用光束を生成するRF用回折
格子形成部、45は、入射光束、46は各形成部を分割
する分割線である。
図であり、符号25aは、AT制御用光束を生成するた
めのAT用回折格子形成部、25bは、記録直後の情報
が再生可能なダイレクトベリファイ(DV)用光束を生
成するDV用回折格子形成部、25cは、記録光が照射
される情報トラックに隣接する情報トラックの情報を、
再生する情報再生(RF)用光束を生成するRF用回折
格子形成部、45は、入射光束、46は各形成部を分割
する分割線である。
【0016】なお、図中のX′軸及びY′軸は、互いに
直交しており、その交点が、設計上で考えられている光
束中心、即ち、理想光軸点となっている。また、この
X′軸及びY′軸は、図10中のX軸及びY軸に対応し
ている。即ち、分割線46と媒体面上のトラッキングト
ラックとの関係は略平行である。
直交しており、その交点が、設計上で考えられている光
束中心、即ち、理想光軸点となっている。また、この
X′軸及びY′軸は、図10中のX軸及びY軸に対応し
ている。即ち、分割線46と媒体面上のトラッキングト
ラックとの関係は略平行である。
【0017】各回折格子形成部より得られる回折光の回
折角θnは、格子ピッチd、入射光束の波長λから、θ
n=n・λ/d(但し、nは次数)で決まる。そして、
回折方向は、図11の一部分を拡大して示した、入射光
束に対する格子の傾きβによって決まり、その方向は、
格子に対して略垂直方向となる。回折格子により分割さ
れた複数の光束は、対物レンズを介して、光カード上の
適当な位置に照射されて、光スポット±SAT、±SD
V、±SRFを形成し、その反射光が、図12に示すよう
に、光検出器34の検出領域35〜41にそれぞれ投影
される。このことで、往復記録及び3Tr同時再生が行
われる。なお、各光スポットが、適宜設定された媒体面
上の位置に照射されるように、組立時に回折格子の回転
調整が、従来から行われている。
折角θnは、格子ピッチd、入射光束の波長λから、θ
n=n・λ/d(但し、nは次数)で決まる。そして、
回折方向は、図11の一部分を拡大して示した、入射光
束に対する格子の傾きβによって決まり、その方向は、
格子に対して略垂直方向となる。回折格子により分割さ
れた複数の光束は、対物レンズを介して、光カード上の
適当な位置に照射されて、光スポット±SAT、±SD
V、±SRFを形成し、その反射光が、図12に示すよう
に、光検出器34の検出領域35〜41にそれぞれ投影
される。このことで、往復記録及び3Tr同時再生が行
われる。なお、各光スポットが、適宜設定された媒体面
上の位置に照射されるように、組立時に回折格子の回転
調整が、従来から行われている。
【0018】図13は、従来から行われている回折格子
の回転調整方法を説明するための図であり、図中(a)
及び(b)、(c)は、回折格子の回転角が−θ、0、
+θの時の、媒体面上での光スポット配置、及び、光ス
ポットが図中、X方向に相対移動したときに、SATの
光束が照射される光検出器より得られる出力信号(以
下、トラック横断信号と称す)を、それぞれ、示してい
る。
の回転調整方法を説明するための図であり、図中(a)
及び(b)、(c)は、回折格子の回転角が−θ、0、
+θの時の、媒体面上での光スポット配置、及び、光ス
ポットが図中、X方向に相対移動したときに、SATの
光束が照射される光検出器より得られる出力信号(以
下、トラック横断信号と称す)を、それぞれ、示してい
る。
【0019】図に示すように、回折格子の回転角によ
り、媒体面上での光スポットの位置が変化する。このた
め、ある時間差をもってピークが現れる、2つのSAT
トラック横断信号が交わる点(以下、クロスポイントと
称す)の位置(出力レベル)が変化する。従って、この
クロスポイントの位置を、適宜、設定した位置になるよ
うに、回折格子の回転調整を行うことで、光スポットを
適当な位置に結像することができる。しかしながら、調
整という作業を行っても、様々な要因により、誤差を0
にすることはできず、調整誤差が生じてしまうのが現実
であり、これを如何に少なくするかが重要である。
り、媒体面上での光スポットの位置が変化する。このた
め、ある時間差をもってピークが現れる、2つのSAT
トラック横断信号が交わる点(以下、クロスポイントと
称す)の位置(出力レベル)が変化する。従って、この
クロスポイントの位置を、適宜、設定した位置になるよ
うに、回折格子の回転調整を行うことで、光スポットを
適当な位置に結像することができる。しかしながら、調
整という作業を行っても、様々な要因により、誤差を0
にすることはできず、調整誤差が生じてしまうのが現実
であり、これを如何に少なくするかが重要である。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、他の光
スポットに比べ、回折角の小さいSATを用いた調整で
は、回転角に対する、媒体面上での位置ズレ量が小さ
い、即ち、調整誤差による影響が出にくい。このため、
SATの位置ズレに関しては、調整誤差許容範囲内に調
整できたとしても、回転角に対する位置ズレ量の大きな
光スポットが、媒体面上での、位置ズレに関して許容範
囲にまで、調整されているという保証はないのである。
スポットに比べ、回折角の小さいSATを用いた調整で
は、回転角に対する、媒体面上での位置ズレ量が小さ
い、即ち、調整誤差による影響が出にくい。このため、
SATの位置ズレに関しては、調整誤差許容範囲内に調
整できたとしても、回転角に対する位置ズレ量の大きな
光スポットが、媒体面上での、位置ズレに関して許容範
囲にまで、調整されているという保証はないのである。
【0021】図14は、従来の調整方法で調整を行った
結果、調整誤差として+α生じたときの、媒体面上での
光スポット配置の一例を示す図である。図14におい
て、実線で示した光スポット配置は、調整誤差として+
α生じたときの、媒体面上での光スポット配置であり、
点線で示した光スポット配置は、調整誤差0の時の理想
的な光スポット配置である。また、LATは、媒体面上
での0次〜SAT間距離、LRFは、同じく、0次〜S
RF間距離である。
結果、調整誤差として+α生じたときの、媒体面上での
光スポット配置の一例を示す図である。図14におい
て、実線で示した光スポット配置は、調整誤差として+
α生じたときの、媒体面上での光スポット配置であり、
点線で示した光スポット配置は、調整誤差0の時の理想
的な光スポット配置である。また、LATは、媒体面上
での0次〜SAT間距離、LRFは、同じく、0次〜S
RF間距離である。
【0022】調整誤差+αのとき、媒体面上における理
想的な位置からの、図中、X方向の、SATの位置ズレ
量は、ΔAT≒LAT・tanαとなるが、X方向の、
SATの位置ズレ量としては、許容範囲内であり、問題
ない。しかしながら、図中、式で示したように、X方向
の位置ズレ量は、0次〜各光スポット間距離に比例して
大きくなるため、SRFのX方向の位置ズレ量ΔRFは、
ΔATよりも大きくなる。従って、SRFやSDVの媒体
面上での位置ズレ量が大きく、情報の記録再生に関し
て、装置の性能が著しく低下してしまう可能性がある。
また、記録再生の性能に関して、各機器の差が大きくな
り、歩留まりの悪化などを招く。
想的な位置からの、図中、X方向の、SATの位置ズレ
量は、ΔAT≒LAT・tanαとなるが、X方向の、
SATの位置ズレ量としては、許容範囲内であり、問題
ない。しかしながら、図中、式で示したように、X方向
の位置ズレ量は、0次〜各光スポット間距離に比例して
大きくなるため、SRFのX方向の位置ズレ量ΔRFは、
ΔATよりも大きくなる。従って、SRFやSDVの媒体
面上での位置ズレ量が大きく、情報の記録再生に関し
て、装置の性能が著しく低下してしまう可能性がある。
また、記録再生の性能に関して、各機器の差が大きくな
り、歩留まりの悪化などを招く。
【0023】本発明は、上記事情に基づいてなされたも
ので、その目的は、複数の回折格子形成部を有する回折
格子素子の回転調整を行う光学的情報記録再生装置にお
いて、記録再生の性能に関して、各機器の差が小さく、
安定した記録再生を行える光学的情報記録再生装置を提
供することにある。
ので、その目的は、複数の回折格子形成部を有する回折
格子素子の回転調整を行う光学的情報記録再生装置にお
いて、記録再生の性能に関して、各機器の差が小さく、
安定した記録再生を行える光学的情報記録再生装置を提
供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、複数の回折格子形成部を有する回折格
子素子を、光源からの光束中に、光軸を中心に回転可能
できる状態に配し、光束を、0次及び複数の±1次以上
の回折光束に分離し、前記0次及び複数の±1次以上の
光束を、光学的情報記録媒体面上の情報トラック及びト
ラッキングトラックの適当な位置に照射して、複数の回
折光スポットを形成すると共に、前記媒体面で反射した
複数の光束が、検出光学系を介して、各々光検出器に照
射され、該光検出器の出力信号に基づき、情報の記録あ
るいは(及び)再生を行う光学的情報記録再生装置にお
いて、前記光検出器により検出する前記複数の±1次以
上の回折光スポットのうち、回折角が最大である1対の
回折光スポットが、前記情報トラック及びトラッキング
トラックを横断するときに、前記光検出器より得られる
2つのトラック横断信号を用いて、前記回折格子素子の
回動調整を行うことを特徴とする。
め、本発明では、複数の回折格子形成部を有する回折格
子素子を、光源からの光束中に、光軸を中心に回転可能
できる状態に配し、光束を、0次及び複数の±1次以上
の回折光束に分離し、前記0次及び複数の±1次以上の
光束を、光学的情報記録媒体面上の情報トラック及びト
ラッキングトラックの適当な位置に照射して、複数の回
折光スポットを形成すると共に、前記媒体面で反射した
複数の光束が、検出光学系を介して、各々光検出器に照
射され、該光検出器の出力信号に基づき、情報の記録あ
るいは(及び)再生を行う光学的情報記録再生装置にお
いて、前記光検出器により検出する前記複数の±1次以
上の回折光スポットのうち、回折角が最大である1対の
回折光スポットが、前記情報トラック及びトラッキング
トラックを横断するときに、前記光検出器より得られる
2つのトラック横断信号を用いて、前記回折格子素子の
回動調整を行うことを特徴とする。
【0025】この場合、前記回折格子素子の回動調整
は、前記光検出器より得られる2つのトラック横断信号
の波形が一致するように、あるいは、上記トラック横断
信号を加算して得られる和信号の出力レベルが最大にな
るように、あるいは、上記トラック横断信号を引算して
得られる差信号の出力レベルが0になるように、行われ
る。
は、前記光検出器より得られる2つのトラック横断信号
の波形が一致するように、あるいは、上記トラック横断
信号を加算して得られる和信号の出力レベルが最大にな
るように、あるいは、上記トラック横断信号を引算して
得られる差信号の出力レベルが0になるように、行われ
る。
【0026】
(第1の実施の形態)以下、本発明の第1の実施の形態
について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は
本発明による光学的情報記録再生装置における回折格子
の回転調整方法により調整したときの媒体面上での光ス
ポット配置図であり、図14と同一部には同一符号を付
して、ここでの説明を省略する。
について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は
本発明による光学的情報記録再生装置における回折格子
の回転調整方法により調整したときの媒体面上での光ス
ポット配置図であり、図14と同一部には同一符号を付
して、ここでの説明を省略する。
【0027】なお、図1において、±SAT3は、AT
用回折格子形成部25aで回折した±AT3次回折光ス
ポットであり、複数の3次回折光スポットのうち、最も
回折角が小さい。ΔAT3は、点線示した理想的な位置
からの、図中、X方向の、SAT3の位置ズレ量であ
る。また、本実施例では、説明を簡単にするため、図1
の光スポット配置を、ΔAT3が、従来例である図14
中のΔATの大きさと等しい(ΔAT3=ΔAT)場合
としてあって、この時の調整誤差は±δである。
用回折格子形成部25aで回折した±AT3次回折光ス
ポットであり、複数の3次回折光スポットのうち、最も
回折角が小さい。ΔAT3は、点線示した理想的な位置
からの、図中、X方向の、SAT3の位置ズレ量であ
る。また、本実施例では、説明を簡単にするため、図1
の光スポット配置を、ΔAT3が、従来例である図14
中のΔATの大きさと等しい(ΔAT3=ΔAT)場合
としてあって、この時の調整誤差は±δである。
【0028】図2は、回折格子の回転調整方法を説明す
るための図であって、図1および図13と同一部に同一
符号を付して、ここでの説明は省略している。図2にお
いて、符号50は、+SAT3が、図中、X方向に相対
移動したときに、図3に示す本実施例における、光検出
器54の検出領域62から得られるトラック横断信
号、、また、51は、図3に示す検出領域63から得ら
れる−SAT3のトラック横断信号である。なお、光検
出器54の検出領域62及び63は、回折格子の回転調
整時のみに使用され、情報の記録あるいは(及び)再生
時に使用されることはない。
るための図であって、図1および図13と同一部に同一
符号を付して、ここでの説明は省略している。図2にお
いて、符号50は、+SAT3が、図中、X方向に相対
移動したときに、図3に示す本実施例における、光検出
器54の検出領域62から得られるトラック横断信
号、、また、51は、図3に示す検出領域63から得ら
れる−SAT3のトラック横断信号である。なお、光検
出器54の検出領域62及び63は、回折格子の回転調
整時のみに使用され、情報の記録あるいは(及び)再生
時に使用されることはない。
【0029】次に、図1及び図2を参照しながら、本発
明の第1の実施の形態における回折格子の回転調整方法
について説明する。この実施の形態においても、従来例
と同じように、仮に回転角が−θである場合、即ち、図
2(a)の時には、±SAT3が情報トラックTaの中
心にあるため、トラック横断信号50と51とは、波形
が一致し、クロスポイントはでてこない。
明の第1の実施の形態における回折格子の回転調整方法
について説明する。この実施の形態においても、従来例
と同じように、仮に回転角が−θである場合、即ち、図
2(a)の時には、±SAT3が情報トラックTaの中
心にあるため、トラック横断信号50と51とは、波形
が一致し、クロスポイントはでてこない。
【0030】逆に、図2(c)のように、回転角が+θ
である場合には、クロスポイントがVcとなる。そこ
で、回折格子を適当に回転することで、クロスポイント
を所定の値、ここでは、Vbとなるように調整を行う
(図2(b))。これは、従来例で示した、図14
(b)となるように調整していることと等価である。こ
の時、最終的な調整誤差が+δだけ生じた、即ち、調整
誤差によるX方向のSAT3の位置ズレ量が、図14に
示す従来例と同量(ΔAT3=ΔAT)である場合に、
SAT3よりも回折角の小さな光スポットであるSA
T、SDV、SRFの媒体面上での位置ズレ量は、ΔAT
3よりも少なくなる。
である場合には、クロスポイントがVcとなる。そこ
で、回折格子を適当に回転することで、クロスポイント
を所定の値、ここでは、Vbとなるように調整を行う
(図2(b))。これは、従来例で示した、図14
(b)となるように調整していることと等価である。こ
の時、最終的な調整誤差が+δだけ生じた、即ち、調整
誤差によるX方向のSAT3の位置ズレ量が、図14に
示す従来例と同量(ΔAT3=ΔAT)である場合に、
SAT3よりも回折角の小さな光スポットであるSA
T、SDV、SRFの媒体面上での位置ズレ量は、ΔAT
3よりも少なくなる。
【0031】即ち、調整時の位置ズレが許容範囲内であ
れば、記録再生に関係する、全ての光スポットの位置ズ
レ量が、許容範囲内であることが保証される。なお、こ
こでは、複数の±3次回折光束のうち、最も回折角の小
さなAT3次回折光束を用いているため、他の3次回折
光束を用いるよりも、光学系の有効径を大きくしなくて
も、媒体面からの反射光束がケラレることなく、光検出
器で十分に受光できるのである。 (第2の実施の形態)以下、本発明の第2の実施の形態
について、図面を参照しながら詳細に説明する。図4
は、本発明による光学的情報記録再生装置における回折
格子の回転調整方法により調整したときの、媒体面上で
の光スポットの配置図であり、図14と同一部に同一符
号を付して、ここでの説明を省略する。
れば、記録再生に関係する、全ての光スポットの位置ズ
レ量が、許容範囲内であることが保証される。なお、こ
こでは、複数の±3次回折光束のうち、最も回折角の小
さなAT3次回折光束を用いているため、他の3次回折
光束を用いるよりも、光学系の有効径を大きくしなくて
も、媒体面からの反射光束がケラレることなく、光検出
器で十分に受光できるのである。 (第2の実施の形態)以下、本発明の第2の実施の形態
について、図面を参照しながら詳細に説明する。図4
は、本発明による光学的情報記録再生装置における回折
格子の回転調整方法により調整したときの、媒体面上で
の光スポットの配置図であり、図14と同一部に同一符
号を付して、ここでの説明を省略する。
【0032】図4において、ΔRF′は、点線で示した
理想的な位置からの+SRFの、図中X方向の位置ズレ量
である。なお、説明を簡単にするため、図4の光スポッ
ト配置を、ΔRF′が従来例である図14中のΔATの
大きさと等しい(ΔRF′=ΔAT)場合としてあっ
て、この時の調整誤差は、+γである。
理想的な位置からの+SRFの、図中X方向の位置ズレ量
である。なお、説明を簡単にするため、図4の光スポッ
ト配置を、ΔRF′が従来例である図14中のΔATの
大きさと等しい(ΔRF′=ΔAT)場合としてあっ
て、この時の調整誤差は、+γである。
【0033】図5は、回折格子の回転調整方法を説明す
るための図であり、図1及び図13と同一部に同一符号
を付して、ここでの説明を省略する。符号50は、+S
RFが図中、X方向に相対移動したときに、図11に示す
光検出器34の検出領域40から得られるトラック横断
信号、また、51は、図11に示す検出領域41から得
られる−SRFのトラック横断信号である。なお、この実
施の形態において、±PRFとなるRF用光束は、情報
の記録再生に用いる光束の中で、最も回折角が大きい光
束である。また、±SRFは、同一の回折格子形成部より
得られるため光量、形状などが等しい。
るための図であり、図1及び図13と同一部に同一符号
を付して、ここでの説明を省略する。符号50は、+S
RFが図中、X方向に相対移動したときに、図11に示す
光検出器34の検出領域40から得られるトラック横断
信号、また、51は、図11に示す検出領域41から得
られる−SRFのトラック横断信号である。なお、この実
施の形態において、±PRFとなるRF用光束は、情報
の記録再生に用いる光束の中で、最も回折角が大きい光
束である。また、±SRFは、同一の回折格子形成部より
得られるため光量、形状などが等しい。
【0034】次に、図4及び図5を参照しながら、本発
明の第2の実施の形態における回折格子の回転調整方法
について説明する。この実施の形態において、仮に、回
転角が−θである場合、即ち、図5(a)の時には、+
SRF及び−SRFのトラックを横断するタイミングがずれ
るため、トラック横断信号50及び51のピーク位置が
一致せず、2つの波形は一致しない。また、図5(c)
のように、回転角が+θである場合にも、回転角が−θ
である場合と同様の理由から、2つの波形は一致しな
い。
明の第2の実施の形態における回折格子の回転調整方法
について説明する。この実施の形態において、仮に、回
転角が−θである場合、即ち、図5(a)の時には、+
SRF及び−SRFのトラックを横断するタイミングがずれ
るため、トラック横断信号50及び51のピーク位置が
一致せず、2つの波形は一致しない。また、図5(c)
のように、回転角が+θである場合にも、回転角が−θ
である場合と同様の理由から、2つの波形は一致しな
い。
【0035】そこで、回折格子を適当に回転すること
で、2つの波形が一致する(図5(b))のように調整
を行う。この時、最終的な調整誤差が+γ生じた、即
ち、調整誤差による+SRF及び−SRFの、X方向の位置
ズレ量が、図14に示す従来例と同量(ΔRF′=ΔA
T)である場合に、RF回折光スポットよりも回折角の
小さい光スポットであるSAT、SDVの、媒体面上で
の、X方向の位置ズレ量は、ΔRF′よりも少なくな
る。
で、2つの波形が一致する(図5(b))のように調整
を行う。この時、最終的な調整誤差が+γ生じた、即
ち、調整誤差による+SRF及び−SRFの、X方向の位置
ズレ量が、図14に示す従来例と同量(ΔRF′=ΔA
T)である場合に、RF回折光スポットよりも回折角の
小さい光スポットであるSAT、SDVの、媒体面上で
の、X方向の位置ズレ量は、ΔRF′よりも少なくな
る。
【0036】即ち、調整時の位置ズレが許容範囲内であ
れば、記録再生に関係する全ての光スポットの位置ズレ
が、許容範囲内であることが保証される。ここでは、2
つの波形が一致するように調整するため、例えば、クロ
スポイントといった出力レベルを測定する必要がなく、
比較的容易に調整することができる。なお、ここでは、
最も回折角の大きな光束がRF光束であるため、+SRF
及び−SRFのトラック横断信号を用いたが、最も回折角
の大きな光束がDV光束であるときには、+SDV及び
−SDVのトラック横断信号を用いても、この実施の形
態と同様の効果が得られる。 (第3の実施の形態)以下、本発明の第3の実施の形態
について、図面を参照しながら詳細に説明する。本発明
による光学的情報記録再生装置における、回折格子の回
転調整方法により、調整したときの媒体面上での光スポ
ットの配置は、先述の図4と同じである。図4におい
て、ΔRF′は、点線で示した理想的な位置からの+S
RFの、図中、X方向の位置ズレ量である。なお、説明を
簡単にするため、図4の光スポット配置を、ΔRF′が
従来例である、図14中のΔATの大きさと等しい(Δ
RF′=ΔAT)場合としてあって、この時の調整誤差
は+γである。
れば、記録再生に関係する全ての光スポットの位置ズレ
が、許容範囲内であることが保証される。ここでは、2
つの波形が一致するように調整するため、例えば、クロ
スポイントといった出力レベルを測定する必要がなく、
比較的容易に調整することができる。なお、ここでは、
最も回折角の大きな光束がRF光束であるため、+SRF
及び−SRFのトラック横断信号を用いたが、最も回折角
の大きな光束がDV光束であるときには、+SDV及び
−SDVのトラック横断信号を用いても、この実施の形
態と同様の効果が得られる。 (第3の実施の形態)以下、本発明の第3の実施の形態
について、図面を参照しながら詳細に説明する。本発明
による光学的情報記録再生装置における、回折格子の回
転調整方法により、調整したときの媒体面上での光スポ
ットの配置は、先述の図4と同じである。図4におい
て、ΔRF′は、点線で示した理想的な位置からの+S
RFの、図中、X方向の位置ズレ量である。なお、説明を
簡単にするため、図4の光スポット配置を、ΔRF′が
従来例である、図14中のΔATの大きさと等しい(Δ
RF′=ΔAT)場合としてあって、この時の調整誤差
は+γである。
【0037】図6は、回折格子の回転調整方法を説明す
るための図であり、図1及び図13と同一部に同一符号
を付して、ここでの説明を省略する。符号50は、+S
RFが図中、X方向に相対移動したときに、図11に示す
光検出器34の検出領域40から得られるトラック横断
信号、また、51は、図11に示す検出領域41から得
られる−SRFのトラック横断信号、更に、52は、+S
RFのトラック横断信号50と−SRFのトラック横断信号
51とを加算して得られる和信号である。なお、この実
施の形態において、±SRFとなるRF用光束は、情報の
記録再生に用いる光束の中で、最も回折角が大きい光束
である。
るための図であり、図1及び図13と同一部に同一符号
を付して、ここでの説明を省略する。符号50は、+S
RFが図中、X方向に相対移動したときに、図11に示す
光検出器34の検出領域40から得られるトラック横断
信号、また、51は、図11に示す検出領域41から得
られる−SRFのトラック横断信号、更に、52は、+S
RFのトラック横断信号50と−SRFのトラック横断信号
51とを加算して得られる和信号である。なお、この実
施の形態において、±SRFとなるRF用光束は、情報の
記録再生に用いる光束の中で、最も回折角が大きい光束
である。
【0038】次に、図4及び図6を参照しながら、本発
明の第3の実施の形態における回折格子の回転調整方法
について説明する。この実施の形態において、仮に、回
転角が−θである場合、即ち、図6(a)の時には、+
SRFと−SRFのトラックを横断するタイミングがずれる
ため、トラック横断信号50及び51のピーク位置が一
致せず、和信号52の最大値はV0となる。また、図6
(c)のように、回転角が+θである場合にも、回転角
が−θである場合と同様の理由から、和信号の最大値は
V0となる。
明の第3の実施の形態における回折格子の回転調整方法
について説明する。この実施の形態において、仮に、回
転角が−θである場合、即ち、図6(a)の時には、+
SRFと−SRFのトラックを横断するタイミングがずれる
ため、トラック横断信号50及び51のピーク位置が一
致せず、和信号52の最大値はV0となる。また、図6
(c)のように、回転角が+θである場合にも、回転角
が−θである場合と同様の理由から、和信号の最大値は
V0となる。
【0039】そこで、回折格子を適当に回転すること
で、和信号が最大値、ここでは、Vmax.となるよう
に調整を行う。この時、最終的な調整誤差が+γ生じ
た、即ち、調整誤差による+SRF及び−SRFの、X方向
の位置ズレ量が、図14に示す従来例と同量(ΔRF′
=ΔAT)である場合、RF回折光スポットよりも回折
角の小さな光スポットである±SAT、±SDVの、媒
体面上でのX方向の位置ズレ量がΔRF′よりも少なく
なる。即ち、調整時の位置ズレが許容範囲内であれば、
記録再生に関係する全ての光スポットの位置ズレが、許
容範囲内であることが保証される。ここでは、和信号出
力が最大になるように調整するため、位置ズレに対して
2倍の感度を持つことになり、比較的精度良く、調整す
ることができる。 なお、ここでは、最も回折角の大き
な光束がRF光束であるため、+SRF及び−SRFのトラ
ック横断信号を用いたが、最も回折角の大きな光束がD
V光束であるときには、+SDV及び−SDVのトラッ
ク横断信号を用いても、この実施の形態と同様の効果が
得られる。 (第4の実施の形態)以下、本発明の第4の実施の形態
について、図面を参照しながら詳細に説明する。本発明
の光学的情報記録再生装置における、回折格子の回転調
整方法により、調整したときの媒体面上での光スポット
の配置は、先述の図4と同じである。図4において、Δ
RF′は、点線で示した理想的な位置からの+SRFの、
図中、X方向の位置ズレ量である。なお、説明を簡単に
するため、図4の光スポット配置を、ΔRF′が従来例
である図14中のΔATの大きさと等しい(ΔRF′=
ΔAT)場合としてあって、この時の調整誤差は+γで
ある。
で、和信号が最大値、ここでは、Vmax.となるよう
に調整を行う。この時、最終的な調整誤差が+γ生じ
た、即ち、調整誤差による+SRF及び−SRFの、X方向
の位置ズレ量が、図14に示す従来例と同量(ΔRF′
=ΔAT)である場合、RF回折光スポットよりも回折
角の小さな光スポットである±SAT、±SDVの、媒
体面上でのX方向の位置ズレ量がΔRF′よりも少なく
なる。即ち、調整時の位置ズレが許容範囲内であれば、
記録再生に関係する全ての光スポットの位置ズレが、許
容範囲内であることが保証される。ここでは、和信号出
力が最大になるように調整するため、位置ズレに対して
2倍の感度を持つことになり、比較的精度良く、調整す
ることができる。 なお、ここでは、最も回折角の大き
な光束がRF光束であるため、+SRF及び−SRFのトラ
ック横断信号を用いたが、最も回折角の大きな光束がD
V光束であるときには、+SDV及び−SDVのトラッ
ク横断信号を用いても、この実施の形態と同様の効果が
得られる。 (第4の実施の形態)以下、本発明の第4の実施の形態
について、図面を参照しながら詳細に説明する。本発明
の光学的情報記録再生装置における、回折格子の回転調
整方法により、調整したときの媒体面上での光スポット
の配置は、先述の図4と同じである。図4において、Δ
RF′は、点線で示した理想的な位置からの+SRFの、
図中、X方向の位置ズレ量である。なお、説明を簡単に
するため、図4の光スポット配置を、ΔRF′が従来例
である図14中のΔATの大きさと等しい(ΔRF′=
ΔAT)場合としてあって、この時の調整誤差は+γで
ある。
【0040】図7は、回折格子の回転調整方法を説明す
るための図であり、図1及び図13と同一部に同一符号
を付して、ここでの説明を省略する。符号50は、+S
RFが図中、X方向に相対移動したときに、図11に示す
光検出器34の検出領域40から得られるトラック横断
信号、また、51は、図11に示す検出領域41から得
られる−SRFのトラック横断信号、更に、52は、+S
RFのトラック横断信号50と−SRFのトラック横断信号
51とを引算して得られる差信号である。
るための図であり、図1及び図13と同一部に同一符号
を付して、ここでの説明を省略する。符号50は、+S
RFが図中、X方向に相対移動したときに、図11に示す
光検出器34の検出領域40から得られるトラック横断
信号、また、51は、図11に示す検出領域41から得
られる−SRFのトラック横断信号、更に、52は、+S
RFのトラック横断信号50と−SRFのトラック横断信号
51とを引算して得られる差信号である。
【0041】なお、この実施の形態において、+SRF及
び−SRFとなるRF用光束は、情報の記録再生に用いる
光束の中で、最も回折角が大きい光束である。また、+
SRFと−SRFは、同一の回折格子形成部より得られるた
め、光量、形状などが等しい。
び−SRFとなるRF用光束は、情報の記録再生に用いる
光束の中で、最も回折角が大きい光束である。また、+
SRFと−SRFは、同一の回折格子形成部より得られるた
め、光量、形状などが等しい。
【0042】次に、図4及び図7を参照しながら、本発
明の第4の実施の形態における回折格子の回転調整方法
について説明する。この実施の形態において、仮に、回
転角が−θである場合、即ち、図7(a)の時には、ト
ラックを横断するタイミングがずれるため、トラック横
断信号50及び51のピーク位置が一致せず、差信号5
2の出力は±Vp となる。また、図7(c)のように、
回転角が+θである場合にも、回転角が−θである場合
と同様の理由から、差信号は±Vp となる。
明の第4の実施の形態における回折格子の回転調整方法
について説明する。この実施の形態において、仮に、回
転角が−θである場合、即ち、図7(a)の時には、ト
ラックを横断するタイミングがずれるため、トラック横
断信号50及び51のピーク位置が一致せず、差信号5
2の出力は±Vp となる。また、図7(c)のように、
回転角が+θである場合にも、回転角が−θである場合
と同様の理由から、差信号は±Vp となる。
【0043】そこで、回折格子を適当に回転すること
で、トラック横断時の差信号が0(図7(b))となる
ように調整を行う。この時、最終的な調整誤差が+γ生
じた場合、即ち、調整誤差による+SRF及び−SRFの、
X方向の位置ズレ量が、図14に示す従来例と同量(Δ
RF′=ΔAT)である場合、RF回折光スポットより
も回折角の小さい光スポットである±SAT、±SDV
の、媒体面上でのX方向の位置ズレ量は、ΔRF′より
も少なくなる。即ち、調整時の位置ズレが許容範囲内で
あれば、録再に関係する全ての光スポットの位置ズレが
許容範囲内であることが保証される。ここでは、差信号
出力が0になるように調整するため、出力値を測定する
必要がなく、また、差信号の波形から、どちらに回転す
ればよいかがわかるので、比較的容易に調整することが
できる。
で、トラック横断時の差信号が0(図7(b))となる
ように調整を行う。この時、最終的な調整誤差が+γ生
じた場合、即ち、調整誤差による+SRF及び−SRFの、
X方向の位置ズレ量が、図14に示す従来例と同量(Δ
RF′=ΔAT)である場合、RF回折光スポットより
も回折角の小さい光スポットである±SAT、±SDV
の、媒体面上でのX方向の位置ズレ量は、ΔRF′より
も少なくなる。即ち、調整時の位置ズレが許容範囲内で
あれば、録再に関係する全ての光スポットの位置ズレが
許容範囲内であることが保証される。ここでは、差信号
出力が0になるように調整するため、出力値を測定する
必要がなく、また、差信号の波形から、どちらに回転す
ればよいかがわかるので、比較的容易に調整することが
できる。
【0044】なお、ここでは、最も回折角の大きな光束
がRF光束であるため、+SRF及び−SRFのトラック横
断信号を用いたが、最も回折角の大きな光束がDV光束
であるときには、+SDV及び−SDVのトラック横断
信号を用いても、この実施の形態と同様の効果が得られ
る。
がRF光束であるため、+SRF及び−SRFのトラック横
断信号を用いたが、最も回折角の大きな光束がDV光束
であるときには、+SDV及び−SDVのトラック横断
信号を用いても、この実施の形態と同様の効果が得られ
る。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では光検出
器で検出するスポットのうち、回折角が最も大きな光ス
ポットのトラック横断信号を用いて回折格子の回転調整
を行うため、全ての光スポットに関して媒体面上での位
置ズレが少なく、複数のトラックに対し同安定した記録
あるいは(及び)再生を行うことができる。又、録再性
能に関して機差が少なくなり、歩留まりが向上するとい
う効果がある。
器で検出するスポットのうち、回折角が最も大きな光ス
ポットのトラック横断信号を用いて回折格子の回転調整
を行うため、全ての光スポットに関して媒体面上での位
置ズレが少なく、複数のトラックに対し同安定した記録
あるいは(及び)再生を行うことができる。又、録再性
能に関して機差が少なくなり、歩留まりが向上するとい
う効果がある。
【0046】特に、第2の実施の形態では、上記トラッ
ク横断信号の波形が一致するように、回折格子の回転調
整を行うために、情報の記録再生に用いる光スポットに
関して、比較的容易に調整できる。また、第3の実施の
形態では、上記トラック横断信号を加算して得られる和
信号出力レベルが最大となるように回折格子の回転調整
を行うために、情報の記録再生に用いる光スポットに関
して比較的精度よく調整できる。
ク横断信号の波形が一致するように、回折格子の回転調
整を行うために、情報の記録再生に用いる光スポットに
関して、比較的容易に調整できる。また、第3の実施の
形態では、上記トラック横断信号を加算して得られる和
信号出力レベルが最大となるように回折格子の回転調整
を行うために、情報の記録再生に用いる光スポットに関
して比較的精度よく調整できる。
【0047】更に、第4の実施の形態では、上記トラッ
ク横断信号を引算して得られる差信号が0となるように
回折格子の回転調整を行うために、比較的容易に調整が
できる。
ク横断信号を引算して得られる差信号が0となるように
回折格子の回転調整を行うために、比較的容易に調整が
できる。
【図1】本発明の第1の実施の形態における光学的情報
記録再生装置の回折格子の調整方法により調整誤差が生
じたときの光スポット配置図である。
記録再生装置の回折格子の調整方法により調整誤差が生
じたときの光スポット配置図である。
【図2】同じく、回折格子の回転調整方法を説明するた
めの図である。
めの図である。
【図3】同じく、光検出器の形状を示した図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態における光学的情報
記録再生装置の回折格子の調整方法により調整誤差が生
じたときの光スポット配置図である。
記録再生装置の回折格子の調整方法により調整誤差が生
じたときの光スポット配置図である。
【図5】同じく、回折格子の回転調整方法を説明するた
めの図である。
めの図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態における回折格子の
回転調整方法を説明するための図である。
回転調整方法を説明するための図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態における回折格子の
回転調整方法を説明するための図である。
回転調整方法を説明するための図である。
【図8】回折格子の他の形状を示した図である。
【図9】本発明による実施例の対物レンズ有効径とAT
光束の位置関係を示す図である。
光束の位置関係を示す図である。
【図10】光カードの模式平面図である。
【図11】従来の光カード記録再生装置を示したブロッ
ク図である。
ク図である。
【図12】従来の光ヘッド斜視図である。
【図13】従来の光学的情報記録再生装置における回折
格子の調整方法を説明するための図である。
格子の調整方法を説明するための図である。
【図14】従来の回折格子調整方法により調整誤差が生
じたときの光スポット配置図である。
じたときの光スポット配置図である。
C 光カード 22 半導体レーザ 25 従来例における回折格子 25a 回折格子25のAT用回折格子形成部 25b 回折格子25のDV用回折格子形成部 25c 回折格子25のRF用回折格子形成部 SAT AT用回折格子形成部25aで回折したAT
用回折光スポット SAT3 AT用回折格子形成部25aで回折したA
T3次回折光スポット SAT3′ AT用回折格子形成部25aで回折した
AT3次回折光スポット 50 SAT3のトラック横断信号波形 51 SAT3′のトラック横断信号波形 54 本実施例における光検出器 ±SRF RF用回折格子形成部で回折したRF用回折
光スポット
用回折光スポット SAT3 AT用回折格子形成部25aで回折したA
T3次回折光スポット SAT3′ AT用回折格子形成部25aで回折した
AT3次回折光スポット 50 SAT3のトラック横断信号波形 51 SAT3′のトラック横断信号波形 54 本実施例における光検出器 ±SRF RF用回折格子形成部で回折したRF用回折
光スポット
Claims (8)
- 【請求項1】 複数の回折格子形成部を有する回折格子
素子を、光源からの光束中に光軸を中心に回動可能な状
態で配し、光束を0次及び複数の±1次以上の回折光束
に分離し、これら0次及び複数の±1次以上の回折光束
を、光学的情報記録媒体面上の情報トラック及びトラッ
キングトラックに照射して、複数の回折光スポットを形
成すると共に、前記媒体面で反射した複数の光束が、検
出光学系を介して、各々光検出器に照射され、該光検出
器の出力信号に基づき、情報の記録あるいは(及び)再
生を行うようにした光学的情報記録再生装置において、
前記光検出器により検出する、前記複数の±1次以上の
回折光スポットのうち、回折角が最大である1対の回折
光スポットが、前記情報トラック及びトラッキングトラ
ックを横断するときに、前記光検出器より得られる2つ
のトラック横断信号を用いて、前記回折格子素子の回動
調整を行うことを特徴とする光学的情報記録再生装置。 - 【請求項2】 前記回折格子素子の回動調整は、前記光
検出器より得られる2つのトラック横断信号の波形が一
致するように、行われることを特徴とする請求項1に記
載の光学的情報記録再生装置。 - 【請求項3】 前記回折格子素子の回動調整は、前記光
検出器より得られる2つのトラック横断信号を加算して
得られる和信号の出力レベルが最大になるように、行わ
れることを特徴とする請求項1に記載の光学的情報記録
再生装置。 - 【請求項4】 前記回折格子素子の回動調整は、前記光
検出器より得られる2つのトラック横断信号を引算して
得られる差信号の出力レベルが0になるように、行われ
ることを特徴とする請求項1に記載の光学的情報記録再
生装置。 - 【請求項5】 前記光検出器は、前記回折格子素子の回
動調整専用の光検出領域を有することを特徴とする請求
項1ないし4のいづれかの光学的情報記録再生装置。 - 【請求項6】 前記回折角が最大である1対の回折光ス
ポットが、情報の記録あるいは/及び再生に用いられる
ことを特徴とする請求項1ないし4のいづれかの光学的
情報記録再生装置。 - 【請求項7】 前記回折角が最大である1対の回折光ス
ポットは、±3次回折光スポットであることを特徴とす
る、請求項6に記載の光学的情報記録再生装置。 - 【請求項8】 前記±3次回折光スポットは、複数の±
3次回折光スポットのなかで最も回折角が小さいことを
特徴とする、請求項7に記載の光学的情報記録再生装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8100964A JPH09293263A (ja) | 1996-04-23 | 1996-04-23 | 光学的情報記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8100964A JPH09293263A (ja) | 1996-04-23 | 1996-04-23 | 光学的情報記録再生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09293263A true JPH09293263A (ja) | 1997-11-11 |
Family
ID=14288045
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8100964A Pending JPH09293263A (ja) | 1996-04-23 | 1996-04-23 | 光学的情報記録再生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09293263A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7583570B2 (en) | 2004-07-06 | 2009-09-01 | Sony Corporation | Optical pickup and disc drive apparatus |
-
1996
- 1996-04-23 JP JP8100964A patent/JPH09293263A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7583570B2 (en) | 2004-07-06 | 2009-09-01 | Sony Corporation | Optical pickup and disc drive apparatus |
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