JPH0929424A - 真空チャンバの接合方法 - Google Patents
真空チャンバの接合方法Info
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- JPH0929424A JPH0929424A JP7187376A JP18737695A JPH0929424A JP H0929424 A JPH0929424 A JP H0929424A JP 7187376 A JP7187376 A JP 7187376A JP 18737695 A JP18737695 A JP 18737695A JP H0929424 A JPH0929424 A JP H0929424A
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- vacuum chamber
- pipes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】パイプ全体への熱影響による材質の劣化を防止
すること。 【解決手段】銅および銅合金同士、アルミニウムおよび
アルミニウム合金同士のパイプ8,9を接合して真空チ
ャンバを形成する真空チャンバの接合方法において、パ
イプ8,9を突き合わせ、そのパイプ8,9間に、母材
と全率固溶および共晶反応のいずれか一方の性質を有す
るインサート材を挿入し、これらパイプ8,9の突き合
わせ継手部を高密度エネルギー源13により局部加熱し
て接合する。
すること。 【解決手段】銅および銅合金同士、アルミニウムおよび
アルミニウム合金同士のパイプ8,9を接合して真空チ
ャンバを形成する真空チャンバの接合方法において、パ
イプ8,9を突き合わせ、そのパイプ8,9間に、母材
と全率固溶および共晶反応のいずれか一方の性質を有す
るインサート材を挿入し、これらパイプ8,9の突き合
わせ継手部を高密度エネルギー源13により局部加熱し
て接合する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電子や陽電
子などを蓄積する加速器のビームチャンバを接合する真
空チャンバの接合方法に係り、特に銅および銅合金同
士、アルミニウムおよびアルミニウム合金同士のチャン
バを接合するための真空チャンバの接合方法に関する。
子などを蓄積する加速器のビームチャンバを接合する真
空チャンバの接合方法に係り、特に銅および銅合金同
士、アルミニウムおよびアルミニウム合金同士のチャン
バを接合するための真空チャンバの接合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子や陽電子などを蓄積する加速
器の真空システムにおいては、ステンレス鋼製チャン
バ、アルミニウム合金製チャンバ、無酸素銅製チャンバ
などを使用することが検討されている。ステンレス鋼は
比較的溶接が容易であるものの、アルミニウム合金およ
び無酸素銅は溶接が困難である。
器の真空システムにおいては、ステンレス鋼製チャン
バ、アルミニウム合金製チャンバ、無酸素銅製チャンバ
などを使用することが検討されている。ステンレス鋼は
比較的溶接が容易であるものの、アルミニウム合金およ
び無酸素銅は溶接が困難である。
【0003】以下、アルミニウム合金製チャンバ、無酸
素銅製チャンバを製造する方法について説明する。この
方法については、押出し、引抜き加工により異形パイプ
を一体成形する方法がある。また、アルミニウムおよび
アルミニウム合金同士、銅および銅合金同士のパイプを
接合するには、母材を溶融させて接合するアーク溶接、
電子ビーム溶接、またはレーザビーム溶接があり、これ
らの応用例として電子ビームろう付け、レーザビームろ
う付けがある。そして、真空接合装置内で加熱・加圧す
る固相拡散接合方法があるとともに、真空接合装置内で
インサート材を用いてパイプ全体を加熱する接合方法も
ある。
素銅製チャンバを製造する方法について説明する。この
方法については、押出し、引抜き加工により異形パイプ
を一体成形する方法がある。また、アルミニウムおよび
アルミニウム合金同士、銅および銅合金同士のパイプを
接合するには、母材を溶融させて接合するアーク溶接、
電子ビーム溶接、またはレーザビーム溶接があり、これ
らの応用例として電子ビームろう付け、レーザビームろ
う付けがある。そして、真空接合装置内で加熱・加圧す
る固相拡散接合方法があるとともに、真空接合装置内で
インサート材を用いてパイプ全体を加熱する接合方法も
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記押
出し、引抜き加工において、銅の場合、単純な形状の加
工は容易であるが、アルミニウム合金に比べて高強度な
ため、複雑な形状の加工が困難であるとともに、同様に
長尺なものも加工が困難である。
出し、引抜き加工において、銅の場合、単純な形状の加
工は容易であるが、アルミニウム合金に比べて高強度な
ため、複雑な形状の加工が困難であるとともに、同様に
長尺なものも加工が困難である。
【0005】また、アルミニウムは、熱伝導率が大きい
ため、アーク溶接を行う場合、熱が周囲へ急速に拡がっ
て母材の溶融が不十分となり易く、融合不良や溶け込み
不良が生じ易い。そして、ブローホール、割れなどの欠
陥が発生する場合があり、気密性を確保できなくなる問
題点がある。
ため、アーク溶接を行う場合、熱が周囲へ急速に拡がっ
て母材の溶融が不十分となり易く、融合不良や溶け込み
不良が生じ易い。そして、ブローホール、割れなどの欠
陥が発生する場合があり、気密性を確保できなくなる問
題点がある。
【0006】さらに、電子ビーム溶接においても銅、ア
ルミニウムは、熱伝導率が大きいため、母材への熱影響
が大きくなり、変形が増大し、高い寸法精度を確保する
ことができない問題点がある。そして、レーザビーム溶
接では、銅、アルミニウムはレーザの反射率が大きいた
め、母材への溶け込みが小さく困難である。また、電子
ビームろう付け、レーザビームろう付けなどの方法もあ
るが、これらは一般的ではなく、特殊なものや小物の場
合に多く適用され、パイプなどの大物への適用はない。
ルミニウムは、熱伝導率が大きいため、母材への熱影響
が大きくなり、変形が増大し、高い寸法精度を確保する
ことができない問題点がある。そして、レーザビーム溶
接では、銅、アルミニウムはレーザの反射率が大きいた
め、母材への溶け込みが小さく困難である。また、電子
ビームろう付け、レーザビームろう付けなどの方法もあ
るが、これらは一般的ではなく、特殊なものや小物の場
合に多く適用され、パイプなどの大物への適用はない。
【0007】真空接合装置内でインサート材を用いない
で固相拡散接合を行う場合には、パイプ全体が加熱され
るため、強度が低くなる。そして、加圧による変形が大
きくなるため、高い寸法精度を確保することができな
い。また、真空接合装置内でインサート材を用いて液相
拡散接合を行う場合には、加圧による変形は小さくなる
が、パイプ全体が加熱されるため、強度が低くなる問題
点がある。
で固相拡散接合を行う場合には、パイプ全体が加熱され
るため、強度が低くなる。そして、加圧による変形が大
きくなるため、高い寸法精度を確保することができな
い。また、真空接合装置内でインサート材を用いて液相
拡散接合を行う場合には、加圧による変形は小さくなる
が、パイプ全体が加熱されるため、強度が低くなる問題
点がある。
【0008】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、パイプ全体への熱影響による材質の劣化を防止
可能な真空チャンバの接合方法を提供することを目的と
する。
もので、パイプ全体への熱影響による材質の劣化を防止
可能な真空チャンバの接合方法を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明の請求項1は、銅および銅合金同士、ア
ルミニウムおよびアルミニウム合金同士のパイプを接合
して真空チャンバを形成する真空チャンバの接合方法に
おいて、上記パイプを突き合わせ、そのパイプ間に、母
材と全率固溶および共晶反応のいずれか一方の性質を有
するインサート材を挿入し、これらパイプの突き合わせ
継手部を高密度エネルギー源により局部加熱して接合す
ることを特徴とする。
ために、本発明の請求項1は、銅および銅合金同士、ア
ルミニウムおよびアルミニウム合金同士のパイプを接合
して真空チャンバを形成する真空チャンバの接合方法に
おいて、上記パイプを突き合わせ、そのパイプ間に、母
材と全率固溶および共晶反応のいずれか一方の性質を有
するインサート材を挿入し、これらパイプの突き合わせ
継手部を高密度エネルギー源により局部加熱して接合す
ることを特徴とする。
【0010】請求項2は、請求項1記載の真空チャンバ
の接合方法において、接合後、接合部にガスを導入して
急冷することを特徴とする。
の接合方法において、接合後、接合部にガスを導入して
急冷することを特徴とする。
【0011】請求項3は、請求項1記載のパイプ間に挿
入するインサート材は、突き合わせ継手部に箔を、その
突き合わせ継手部以外の隙間にペーストを塗布したこと
を特徴とする。
入するインサート材は、突き合わせ継手部に箔を、その
突き合わせ継手部以外の隙間にペーストを塗布したこと
を特徴とする。
【0012】請求項4は、請求項1または3記載のパイ
プの突き合わせ継手部に、高密度エネルギー源の入射防
止用治具を配置したことを特徴とする。
プの突き合わせ継手部に、高密度エネルギー源の入射防
止用治具を配置したことを特徴とする。
【0013】請求項5は、請求項4記載の入射防止用治
具に、熱伝導体を設置したことを特徴とする。
具に、熱伝導体を設置したことを特徴とする。
【0014】請求項6は、請求項1または3記載のパイ
プの突き合わせ継手部に、インサート材の挿入量を調整
可能な開先を形成したことを特徴とする。
プの突き合わせ継手部に、インサート材の挿入量を調整
可能な開先を形成したことを特徴とする。
【0015】請求項7は、請求項1記載の高密度エネル
ギー源に、電子ビームを用いたことを特徴とする。
ギー源に、電子ビームを用いたことを特徴とする。
【0016】請求項8は、請求項1記載の高密度エネル
ギー源に、減圧プラズマを用いたことを特徴とする。
ギー源に、減圧プラズマを用いたことを特徴とする。
【0017】請求項9は、請求項1記載の高密度エネル
ギー源に、レーザを用いたことを特徴とする。
ギー源に、レーザを用いたことを特徴とする。
【0018】請求項10は、請求項1記載の高密度エネ
ルギー源に、高周波を用いたことを特徴とする。
ルギー源に、高周波を用いたことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【0020】図1は本発明に係る真空チャンバの接合方
法の第1実施の形態を示す構成図である。この第1実施
の形態では、円筒形銅パイプと、断面C字形の銅パイプ
とを接合して真空チャンバを形成する例について説明す
る。
法の第1実施の形態を示す構成図である。この第1実施
の形態では、円筒形銅パイプと、断面C字形の銅パイプ
とを接合して真空チャンバを形成する例について説明す
る。
【0021】図1に示すように、接合室1の側壁にはガ
ス導入口2が設けられるとともに、接合室1内に少なく
とも一方向に移動可能なテーブル3が設置されている。
また、接合室1の上壁には開口部4が形成され、この開
口部4の開口端にレンズ5が取り付けられ、このレンズ
5の上方に電子銃6が配置されている。この電子銃6は
高圧電源7から高電圧が印加されて高密度エネルギー源
としての電子ビームを出射する。
ス導入口2が設けられるとともに、接合室1内に少なく
とも一方向に移動可能なテーブル3が設置されている。
また、接合室1の上壁には開口部4が形成され、この開
口部4の開口端にレンズ5が取り付けられ、このレンズ
5の上方に電子銃6が配置されている。この電子銃6は
高圧電源7から高電圧が印加されて高密度エネルギー源
としての電子ビームを出射する。
【0022】そして、接合室1内のテーブル3上には、
長さが数mで厚さが約3〜6mmの円筒形銅パイプ8
と、断面C字形の銅パイプ9とが載置され、これらの銅
パイプ8,9上には電子ビーム入射防止用および熱伝導
用を兼用した治具10が配置されている。さらに、銅パ
イプ8,9は図示しないパイプ固定用治具によりテーブ
ル3上に固定されている。
長さが数mで厚さが約3〜6mmの円筒形銅パイプ8
と、断面C字形の銅パイプ9とが載置され、これらの銅
パイプ8,9上には電子ビーム入射防止用および熱伝導
用を兼用した治具10が配置されている。さらに、銅パ
イプ8,9は図示しないパイプ固定用治具によりテーブ
ル3上に固定されている。
【0023】次に、上記第1実施の形態の作用を説明す
る。
る。
【0024】円筒形銅パイプ8と断面C字形の銅パイプ
9との接合部において、図2(A),(B)に示すよう
に円筒形銅パイプ8の突き合わせ継手部には、インサー
ト材としての銀ろう箔11が挿入される一方、断面C字
形の銅パイプ9の開口端にはペースト状の銀ろう12が
塗布され、図示しないパイプ固定用治具により固定され
る。これらの接合部には、電子ビーム入射防止用および
熱伝導用を兼用した治具10が取り付けられ、これらを
接合室1内のテーブル3上に設置し、図示しないポンプ
にて真空排気を行う。
9との接合部において、図2(A),(B)に示すよう
に円筒形銅パイプ8の突き合わせ継手部には、インサー
ト材としての銀ろう箔11が挿入される一方、断面C字
形の銅パイプ9の開口端にはペースト状の銀ろう12が
塗布され、図示しないパイプ固定用治具により固定され
る。これらの接合部には、電子ビーム入射防止用および
熱伝導用を兼用した治具10が取り付けられ、これらを
接合室1内のテーブル3上に設置し、図示しないポンプ
にて真空排気を行う。
【0025】接合室1内が所定の真空度に達した後、高
圧電源7から電子銃6に高電圧を印加して電子を加速す
る。この電子銃6から放出された電子ビーム13はレン
ズ5により集束した後、開口部4を通して接合室1に入
り、まず図示しない銅製のタブに衝突する。その後、少
なくとも一方向に移動可能なテーブル3で銅パイプ8,
9を移動させると、電子ビーム13は治具10に照射さ
れ、この治具10を加熱する。
圧電源7から電子銃6に高電圧を印加して電子を加速す
る。この電子銃6から放出された電子ビーム13はレン
ズ5により集束した後、開口部4を通して接合室1に入
り、まず図示しない銅製のタブに衝突する。その後、少
なくとも一方向に移動可能なテーブル3で銅パイプ8,
9を移動させると、電子ビーム13は治具10に照射さ
れ、この治具10を加熱する。
【0026】この治具10を加熱することによる熱伝導
で、銅パイプ8,9および銀ろう箔11が加熱され、こ
れら治具10、銅パイプ8,9および銀ろう箔11から
の熱伝導によりペースト状の銀ろう12は加熱される。
所定のろう付け温度に達するまで局部的に接合部を加熱
し、ろう付けを行う。ろう付け後、ガス導入口2からア
ルゴン(Ar)ガスを導入し、上記接合部の急冷を行
う。
で、銅パイプ8,9および銀ろう箔11が加熱され、こ
れら治具10、銅パイプ8,9および銀ろう箔11から
の熱伝導によりペースト状の銀ろう12は加熱される。
所定のろう付け温度に達するまで局部的に接合部を加熱
し、ろう付けを行う。ろう付け後、ガス導入口2からア
ルゴン(Ar)ガスを導入し、上記接合部の急冷を行
う。
【0027】さらに、上記第1実施の形態の効果を説明
する。
する。
【0028】このように前記第1実施の形態によれば、
加熱源として電子ビーム13を用いているので、硬さ測
定位置を示す表1および図3に示すように接合部近傍の
みが加熱され、銅パイプ全体の熱影響による材質の劣化
(軟化)を防止することができる。
加熱源として電子ビーム13を用いているので、硬さ測
定位置を示す表1および図3に示すように接合部近傍の
みが加熱され、銅パイプ全体の熱影響による材質の劣化
(軟化)を防止することができる。
【0029】
【表1】
【0030】ガス導入口2からアルゴン(Ar)ガスを
導入して接合部を急冷することにより、パイプ全体の強
度の低下を防止することができる。また、接合後、接合
部の急冷を行うため、直ちに取り出すことができ、製作
時間を短縮することができる。そして、電子ビーム12
を放出する電子銃6を三次元的に駆動制御することによ
り、表裏同時に加熱することができ、接合作業効率を向
上させることができる。
導入して接合部を急冷することにより、パイプ全体の強
度の低下を防止することができる。また、接合後、接合
部の急冷を行うため、直ちに取り出すことができ、製作
時間を短縮することができる。そして、電子ビーム12
を放出する電子銃6を三次元的に駆動制御することによ
り、表裏同時に加熱することができ、接合作業効率を向
上させることができる。
【0031】突き合わせ継手部に銀ろう箔11を挿入固
定しているので、パイプ同士が密着し、熱伝導性が高ま
る。突き合わせ継手以外の隙間にペースト状の銀ろう1
2を塗布するので、接合部の密着不良によって熱伝導性
が低下することを未然に防止することができる。
定しているので、パイプ同士が密着し、熱伝導性が高ま
る。突き合わせ継手以外の隙間にペースト状の銀ろう1
2を塗布するので、接合部の密着不良によって熱伝導性
が低下することを未然に防止することができる。
【0032】継手隙間の変化が大きく、突き合わせ継手
部に挿入固定した銀ろう箔11のみではろう材の量が不
足する場合、あるいは突き合わせ継手の外部に形成され
るフィレットが大きく、挿入した銀ろう箔11のみでは
不足する場合には、継手以外の隙間に塗布するペースト
状の銀ろう12を増加するのみで、銀ろう箔11を厚く
形成しないで済む。
部に挿入固定した銀ろう箔11のみではろう材の量が不
足する場合、あるいは突き合わせ継手の外部に形成され
るフィレットが大きく、挿入した銀ろう箔11のみでは
不足する場合には、継手以外の隙間に塗布するペースト
状の銀ろう12を増加するのみで、銀ろう箔11を厚く
形成しないで済む。
【0033】このため、ろう材の総量を多くする場合で
も、継手の隙間を大きく形成しなくて済む。また、継手
の隙間が均一で外部に形成するフィレットが小さい場合
には、ペースト状の銀ろう12の量を減少させるのみ
で、銀ろう箔11の量は変えなくてもよい。このよう
に、ろう材の量が変化しても継手の隙間は、一定になる
ので、ろう付け欠陥を防止することができる。
も、継手の隙間を大きく形成しなくて済む。また、継手
の隙間が均一で外部に形成するフィレットが小さい場合
には、ペースト状の銀ろう12の量を減少させるのみ
で、銀ろう箔11の量は変えなくてもよい。このよう
に、ろう材の量が変化しても継手の隙間は、一定になる
ので、ろう付け欠陥を防止することができる。
【0034】さらに、図1に示すように、突き合わせ継
手部に電子ビーム入射防止用および熱伝導用を兼用した
治具10を配置しているので、接合部に直接電子ビーム
を入射させることがなく、接合部への熱影響を防止する
ことができる。また、銀ろう箔11に直接電子ビームが
入射することがないので、加熱による銀ろうの蒸発を防
止することができる。
手部に電子ビーム入射防止用および熱伝導用を兼用した
治具10を配置しているので、接合部に直接電子ビーム
を入射させることがなく、接合部への熱影響を防止する
ことができる。また、銀ろう箔11に直接電子ビームが
入射することがないので、加熱による銀ろうの蒸発を防
止することができる。
【0035】ところで、図4〜図9はそれぞれ第1実施
の形態の変形例を示す。
の形態の変形例を示す。
【0036】図4(A),(B)に示す第1変形例で
は、円筒形銅パイプ8の開先8aを継手以外の隙間が小
さくなるように加工されており、このように加工するこ
とによっても、密着不良を防止することができる。
は、円筒形銅パイプ8の開先8aを継手以外の隙間が小
さくなるように加工されており、このように加工するこ
とによっても、密着不良を防止することができる。
【0037】さらに、電子ビーム入射防止用および熱伝
導用を兼用した治具10をグラファイトにより形成する
ことで、熱吸収率が向上する。そして、電子ビーム入射
防止用および熱伝導用を兼用した治具10を取り付ける
替わりに、図5に示す第2変形例ように断面C字形の銅
パイプ9の開先を電子ビームが直接入射しないように入
射部に凸部9aを形成するように加工することで、銀ろ
うの蒸発を防止することができる。
導用を兼用した治具10をグラファイトにより形成する
ことで、熱吸収率が向上する。そして、電子ビーム入射
防止用および熱伝導用を兼用した治具10を取り付ける
替わりに、図5に示す第2変形例ように断面C字形の銅
パイプ9の開先を電子ビームが直接入射しないように入
射部に凸部9aを形成するように加工することで、銀ろ
うの蒸発を防止することができる。
【0038】前記第1実施の形態では、電子ビーム入射
防止用治具10が熱伝導体を兼ねているが、図6に示す
第3変形例のように電子ビーム入射防止用治具10の下
方に新たに熱伝導体10aを設置してもよい。
防止用治具10が熱伝導体を兼ねているが、図6に示す
第3変形例のように電子ビーム入射防止用治具10の下
方に新たに熱伝導体10aを設置してもよい。
【0039】長尺物の接合では、接合が進むにつれて被
接合体としての円筒形銅パイプ8とC字形の銅パイプ9
の温度は上昇する。このため、電子ビームの出力が一定
である場合には、接合部の温度が高くなりすぎるので、
電子ビームの出力を低くしていく必要がある。
接合体としての円筒形銅パイプ8とC字形の銅パイプ9
の温度は上昇する。このため、電子ビームの出力が一定
である場合には、接合部の温度が高くなりすぎるので、
電子ビームの出力を低くしていく必要がある。
【0040】しかし、図7に示す第4変形例のように、
接合の進行方向に向かって厚くなるようにテーパ状に形
成した熱伝導体10bを用いれば、電子ビームのエネル
ギーは熱伝導体10bの加熱により多く消費されるよう
になるので、電子ビームの出力を一定にしたままで、長
尺の被接合体14の接合が可能となる。
接合の進行方向に向かって厚くなるようにテーパ状に形
成した熱伝導体10bを用いれば、電子ビームのエネル
ギーは熱伝導体10bの加熱により多く消費されるよう
になるので、電子ビームの出力を一定にしたままで、長
尺の被接合体14の接合が可能となる。
【0041】なお、インサート材は、第1実施の形態の
ように銀ろう材に限らず、銅と共晶反応を有する純銀あ
るいは全率固溶体を形成する金のいずれかでも同様の効
果が得られる。また、インサート材としては、箔に限定
されることなく、粉末,メッキ,PVD(物理的蒸着
法),CVD(化学的蒸着法),溶射などでコーティン
グしたインサート材でも同様の効果が得られる。さら
に、ペーストに限らず、フィラーを送給しても同様の効
果が得られる。
ように銀ろう材に限らず、銅と共晶反応を有する純銀あ
るいは全率固溶体を形成する金のいずれかでも同様の効
果が得られる。また、インサート材としては、箔に限定
されることなく、粉末,メッキ,PVD(物理的蒸着
法),CVD(化学的蒸着法),溶射などでコーティン
グしたインサート材でも同様の効果が得られる。さら
に、ペーストに限らず、フィラーを送給しても同様の効
果が得られる。
【0042】さらに、パイプの材料は銅に限らず、銅合
金,アルミニウムおよびアルミニウム合金でも同様の効
果が得られる。そして、銅パイプの断面形状は円形、C
字形に限らず、図8(A)〜(D)に示す第5変形例よ
うに、楕円形パイプ15、矩形パイプ16、板状パイプ
17のそれぞれの組み合わせでも同様の効果が得られ
る。また、図8(E)に示すように銅パイプの数は2個
に限らず、それ以上の複数であってもよい。
金,アルミニウムおよびアルミニウム合金でも同様の効
果が得られる。そして、銅パイプの断面形状は円形、C
字形に限らず、図8(A)〜(D)に示す第5変形例よ
うに、楕円形パイプ15、矩形パイプ16、板状パイプ
17のそれぞれの組み合わせでも同様の効果が得られ
る。また、図8(E)に示すように銅パイプの数は2個
に限らず、それ以上の複数であってもよい。
【0043】第1実施の形態における接合室1は、図9
に示す第6変形例のように局部真空接合室18とし、こ
の局部真空接合室18は少なくとも一方向に駆動する駆
動装置19によりパイプ状のレール20上を移動させる
ことも可能である。この局部真空接合室18を用いれ
ば、長尺の接合室が不要になるので、長尺物のパイプの
接合が容易に可能となる。ここで、局部真空接合室18
の円筒形銅パイプ8と断面C字形の銅パイプ9との接合
部には、真空シール21が施されている。
に示す第6変形例のように局部真空接合室18とし、こ
の局部真空接合室18は少なくとも一方向に駆動する駆
動装置19によりパイプ状のレール20上を移動させる
ことも可能である。この局部真空接合室18を用いれ
ば、長尺の接合室が不要になるので、長尺物のパイプの
接合が容易に可能となる。ここで、局部真空接合室18
の円筒形銅パイプ8と断面C字形の銅パイプ9との接合
部には、真空シール21が施されている。
【0044】図10は本発明に係る真空チャンバの接合
方法の第2実施の形態を示す構成図である。なお、前記
第1実施の形態と同一または対応する部分には同一の符
号を付して説明する。以下の各実施の形態についても同
様である。
方法の第2実施の形態を示す構成図である。なお、前記
第1実施の形態と同一または対応する部分には同一の符
号を付して説明する。以下の各実施の形態についても同
様である。
【0045】第2実施の形態は、局部加熱源(高密度エ
ネルギー源)として減圧プラズマを用いる方法であり、
タングステン陰極22に高圧電源7から高電圧を印加す
ることにより、銅陽極23との間にアーク24を発生さ
せ、このアーク24によって不活性ガス25をプラズマ
26とし、銅パイプ8,9を局部加熱して接合する方法
である。その他の構成は前記第1実施の形態と同様であ
る。
ネルギー源)として減圧プラズマを用いる方法であり、
タングステン陰極22に高圧電源7から高電圧を印加す
ることにより、銅陽極23との間にアーク24を発生さ
せ、このアーク24によって不活性ガス25をプラズマ
26とし、銅パイプ8,9を局部加熱して接合する方法
である。その他の構成は前記第1実施の形態と同様であ
る。
【0046】この第2実施の形態によれば、前記第1実
施の形態の電子ビームに比較して減圧であるので、雰囲
気を容易に制御することができる反面、エネルギー密度
が小さいため、熱影響を受ける部分が大きくなる。
施の形態の電子ビームに比較して減圧であるので、雰囲
気を容易に制御することができる反面、エネルギー密度
が小さいため、熱影響を受ける部分が大きくなる。
【0047】図11は本発明に係る真空チャンバの接合
方法の第3実施の形態を示す構成図である。この第3実
施の形態は、局部加熱源(高密度エネルギー源)として
レーザを用いる方法であり、レーザ発振器27から出射
された平行ビームをミラー28で反射し、この平行ビー
ムをレンズ29にて集光し、銅パイプ8,9を局部加熱
して接合する方法である。ここで、レーザとしてCO2
レーザを使用した場合、銅はCO2 レーザの反射率が高
く、CO2 レーザの吸収が非常に小さいため、予め銅パ
イプ表面にCO2 レーザの吸収率が高いカーボンをスプ
レーしておくことが望ましい。
方法の第3実施の形態を示す構成図である。この第3実
施の形態は、局部加熱源(高密度エネルギー源)として
レーザを用いる方法であり、レーザ発振器27から出射
された平行ビームをミラー28で反射し、この平行ビー
ムをレンズ29にて集光し、銅パイプ8,9を局部加熱
して接合する方法である。ここで、レーザとしてCO2
レーザを使用した場合、銅はCO2 レーザの反射率が高
く、CO2 レーザの吸収が非常に小さいため、予め銅パ
イプ表面にCO2 レーザの吸収率が高いカーボンをスプ
レーしておくことが望ましい。
【0048】この第3実施の形態によれば、レーザを用
いているため、大気中での接合が可能となり、真空接合
室が不要なため、装置の構成が簡素化される。また、ビ
ームが照射されない部分を全て水で冷却すれば、一段と
熱影響を小さくすることができる。さらに、カーボンを
スプレーする替わりに、CO2 レーザの吸収率が高いカ
ーボン治具をレーザ光の入射防止治具と兼用して取り付
けたとしても、同様の効果が得られる。
いているため、大気中での接合が可能となり、真空接合
室が不要なため、装置の構成が簡素化される。また、ビ
ームが照射されない部分を全て水で冷却すれば、一段と
熱影響を小さくすることができる。さらに、カーボンを
スプレーする替わりに、CO2 レーザの吸収率が高いカ
ーボン治具をレーザ光の入射防止治具と兼用して取り付
けたとしても、同様の効果が得られる。
【0049】図12は本発明に係る真空チャンバの接合
方法の第4実施の形態を示す構成図である。この第4実
施の形態は、局部加熱源(高密度エネルギー源)として
高周波を用いており、銅パイプ8,9のそれぞれの接合
部近傍に高周波誘導コイル30を配置し、この高周波誘
導コイル30には高周波電源31から高周波電流が供給
される。したがって、第4実施の形態は、高周波電源3
1から高周波誘導コイル30に電流を流し、高周波誘導
加熱効果を利用して銅パイプ8,9を局部加熱して接合
する方法である。
方法の第4実施の形態を示す構成図である。この第4実
施の形態は、局部加熱源(高密度エネルギー源)として
高周波を用いており、銅パイプ8,9のそれぞれの接合
部近傍に高周波誘導コイル30を配置し、この高周波誘
導コイル30には高周波電源31から高周波電流が供給
される。したがって、第4実施の形態は、高周波電源3
1から高周波誘導コイル30に電流を流し、高周波誘導
加熱効果を利用して銅パイプ8,9を局部加熱して接合
する方法である。
【0050】この第4実施の形態によれば、高周波誘導
コイル30を接合部近傍に2箇所に配置したことによ
り、パイプ8,9全体の熱影響による材質の劣化を防止
することができる。さらに、長尺の場合には高周波誘導
コイル30を移動させることも可能である。レーザの場
合と同様に、高周波を用いると、大気中での接合が可能
であり、真空接合室が不要なため、装置の構成が簡素化
される。
コイル30を接合部近傍に2箇所に配置したことによ
り、パイプ8,9全体の熱影響による材質の劣化を防止
することができる。さらに、長尺の場合には高周波誘導
コイル30を移動させることも可能である。レーザの場
合と同様に、高周波を用いると、大気中での接合が可能
であり、真空接合室が不要なため、装置の構成が簡素化
される。
【0051】図13〜図15は本発明に係る真空チャン
バの接合方法の第5実施の形態により得られたビームダ
クトを示し、この実施の形態は、電子や陽電子などを蓄
積するための加速器に使用されるビームダクトに適用し
た接合方法である。
バの接合方法の第5実施の形態により得られたビームダ
クトを示し、この実施の形態は、電子や陽電子などを蓄
積するための加速器に使用されるビームダクトに適用し
た接合方法である。
【0052】図13に示すように、無酸素銅からなるビ
ームダクト32の一側に排気ポンプ用ダクト33、他側
に冷却チャンネル34がそれぞれ接合され、それらの両
端にステンレス鋼製のフランジ35が接合されている。
ームダクト32の一側に排気ポンプ用ダクト33、他側
に冷却チャンネル34がそれぞれ接合され、それらの両
端にステンレス鋼製のフランジ35が接合されている。
【0053】図14はビームダクト部の断面を示してお
り、ビームダクト32には排気ポンプ用ダクト33が接
合固定され、この排気ポンプ用ダクト33には図示しな
い排気用のポンプが取り付けられ、ビームダクト32の
排気ポンプ用ダクト33側に放出ガスを排気するために
排気口36が形成されている。
り、ビームダクト32には排気ポンプ用ダクト33が接
合固定され、この排気ポンプ用ダクト33には図示しな
い排気用のポンプが取り付けられ、ビームダクト32の
排気ポンプ用ダクト33側に放出ガスを排気するために
排気口36が形成されている。
【0054】図15はビームダクト32の両端に取り付
けられるステンレス鋼製のフランジ35を示し、ビーム
ダクト32および排気ポンプ用ダクト33が接合されて
いる。
けられるステンレス鋼製のフランジ35を示し、ビーム
ダクト32および排気ポンプ用ダクト33が接合されて
いる。
【0055】図16(A),(B)はそれぞれビームダ
クト32と排気ポンプ用ダクト33との接合部の詳細図
である。図16(A)における接合面には、銀ろうなど
のろう材の箔37a、または拡散接合用の金属箔37b
がインサートされている。図16(B)は接合部に銀ろ
うなどのろう材である線材38を挿入して接合した方法
である。
クト32と排気ポンプ用ダクト33との接合部の詳細図
である。図16(A)における接合面には、銀ろうなど
のろう材の箔37a、または拡散接合用の金属箔37b
がインサートされている。図16(B)は接合部に銀ろ
うなどのろう材である線材38を挿入して接合した方法
である。
【0056】図17はステンレス鋼製のフランジ35お
よびビームダクト32に、排気ポンプ用ダクト33を接
合した例である。図17に示すように、ステンレス鋼製
のフランジ35、ビームダクト32、排気ポンプ用ダク
ト33の接合に際して嵌合面に銀ろうなどのろう材の箔
37aを挿入して構成されている。ここで、銀ろうの濡
れ性を良好にするためには、接合面に接合性の良好なC
uやNiなどをメッキしておくことが望ましい。
よびビームダクト32に、排気ポンプ用ダクト33を接
合した例である。図17に示すように、ステンレス鋼製
のフランジ35、ビームダクト32、排気ポンプ用ダク
ト33の接合に際して嵌合面に銀ろうなどのろう材の箔
37aを挿入して構成されている。ここで、銀ろうの濡
れ性を良好にするためには、接合面に接合性の良好なC
uやNiなどをメッキしておくことが望ましい。
【0057】そして、第5実施の形態では、接合に際
し、従来から行われている電子ビーム溶接法のように電
子ビームを使用して母材を溶融させることなく、その溶
融温度以下の温度で高密度エネルギー源としての電子ビ
ーム,レーザビームまたはパルスビームを用い、銀ろう
材などの箔や線材を接合面に挿入して接合する方法であ
る。
し、従来から行われている電子ビーム溶接法のように電
子ビームを使用して母材を溶融させることなく、その溶
融温度以下の温度で高密度エネルギー源としての電子ビ
ーム,レーザビームまたはパルスビームを用い、銀ろう
材などの箔や線材を接合面に挿入して接合する方法であ
る。
【0058】したがって、第5実施の形態によれば、高
密度エネルギー源として電子ビーム,レーザビームまた
はパルスビームを使用し、銀ろう材や金ろう材でろう付
け、または液相拡散接合する方法であるため、接合の信
頼性および性能を向上させるとともに、接合温度が従来
の電子ビーム溶接温度より低いため、接合による変形を
少なくすることができる。
密度エネルギー源として電子ビーム,レーザビームまた
はパルスビームを使用し、銀ろう材や金ろう材でろう付
け、または液相拡散接合する方法であるため、接合の信
頼性および性能を向上させるとともに、接合温度が従来
の電子ビーム溶接温度より低いため、接合による変形を
少なくすることができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
によれば、銅および銅合金同士、アルミニウムおよびア
ルミニウム合金同士のパイプを接合して真空チャンバを
形成する真空チャンバの接合方法において、上記パイプ
を突き合わせ、そのパイプ間に、母材と全率固溶および
共晶反応のいずれか一方の性質を有するインサート材を
挿入し、これらパイプの突き合わせ継手部を高密度エネ
ルギー源により局部加熱して接合することにより、パイ
プ全体への熱影響による材質の劣化を防止しつつ、良好
な接合を行うことができる。
によれば、銅および銅合金同士、アルミニウムおよびア
ルミニウム合金同士のパイプを接合して真空チャンバを
形成する真空チャンバの接合方法において、上記パイプ
を突き合わせ、そのパイプ間に、母材と全率固溶および
共晶反応のいずれか一方の性質を有するインサート材を
挿入し、これらパイプの突き合わせ継手部を高密度エネ
ルギー源により局部加熱して接合することにより、パイ
プ全体への熱影響による材質の劣化を防止しつつ、良好
な接合を行うことができる。
【0060】請求項2によれば、請求項1記載の真空チ
ャンバの接合方法において、接合後、接合部にガスを導
入して急冷することにより、パイプ全体の強度の低下を
防止することができる。また、急冷後、直ちに取り出す
ことができるので、製作時間を短縮することができる。
ャンバの接合方法において、接合後、接合部にガスを導
入して急冷することにより、パイプ全体の強度の低下を
防止することができる。また、急冷後、直ちに取り出す
ことができるので、製作時間を短縮することができる。
【0061】請求項3によれば、請求項1記載のパイプ
間に挿入するインサート材において、突き合わせ継手部
に箔を挿入することにより、熱伝導性を高めることがで
きる。また、その突き合わせ継手部以外の隙間にペース
トを塗布したことにより、接合部の密着不良によって熱
伝導性が低下することを未然に防止することができる。
間に挿入するインサート材において、突き合わせ継手部
に箔を挿入することにより、熱伝導性を高めることがで
きる。また、その突き合わせ継手部以外の隙間にペース
トを塗布したことにより、接合部の密着不良によって熱
伝導性が低下することを未然に防止することができる。
【0062】請求項4によれば、請求項1または3記載
のパイプの突き合わせ継手部に、高密度エネルギー源の
入射防止用治具を配置したことにより、接合部に直接高
密度エネルギー源を入射させることがなくなる。
のパイプの突き合わせ継手部に、高密度エネルギー源の
入射防止用治具を配置したことにより、接合部に直接高
密度エネルギー源を入射させることがなくなる。
【0063】請求項5によれば、請求項4記載の入射防
止用治具に、熱伝導体を設置したことにより、接合部へ
の熱影響を防止することができる。
止用治具に、熱伝導体を設置したことにより、接合部へ
の熱影響を防止することができる。
【0064】請求項6によれば、請求項1または3記載
のパイプの突き合わせ継手部に、インサート材の挿入量
を調整可能な開先を形成したことにより、ろう材の量が
変化しても継手の隙間が一定になるので、ろう付け欠陥
を防止することができる。
のパイプの突き合わせ継手部に、インサート材の挿入量
を調整可能な開先を形成したことにより、ろう材の量が
変化しても継手の隙間が一定になるので、ろう付け欠陥
を防止することができる。
【0065】請求項7によれば、請求項1記載の高密度
エネルギー源に、電子ビームを用いたことにより、接合
部近傍のみが加熱され、銅パイプ全体の熱影響による材
質の劣化(軟化)を防止することができる。
エネルギー源に、電子ビームを用いたことにより、接合
部近傍のみが加熱され、銅パイプ全体の熱影響による材
質の劣化(軟化)を防止することができる。
【0066】請求項8によれば、請求項1記載の高密度
エネルギー源に、減圧プラズマを用いたことにより、雰
囲気を容易に制御することができる 請求項9によれば、請求項1記載の高密度エネルギー源
に、レーザを用いたことにより、大気中での接合が可能
となるため、真空接合室が不要となり、装置の構成が簡
素化される。
エネルギー源に、減圧プラズマを用いたことにより、雰
囲気を容易に制御することができる 請求項9によれば、請求項1記載の高密度エネルギー源
に、レーザを用いたことにより、大気中での接合が可能
となるため、真空接合室が不要となり、装置の構成が簡
素化される。
【0067】請求項10によれば、請求項1記載の高密
度エネルギー源に、高周波を用いたことにより、パイプ
全体の熱影響による材質の劣化を防止することができる
とともに、大気中での接合が可能となるため、真空接合
室が不要となり、装置の構成が簡素化される。
度エネルギー源に、高周波を用いたことにより、パイプ
全体の熱影響による材質の劣化を防止することができる
とともに、大気中での接合が可能となるため、真空接合
室が不要となり、装置の構成が簡素化される。
【図1】本発明に係る真空チャンバの接合方法の第1実
施の形態を示す構成図。
施の形態を示す構成図。
【図2】(A),(B)は図1の円筒形銅パイプおよび
断面C字形の銅パイプを示す断面図。
断面C字形の銅パイプを示す断面図。
【図3】円筒形銅パイプおよび断面C字形の銅パイプ硬
さ測定位置を示す断面図。
さ測定位置を示す断面図。
【図4】(A),(B)は第1実施の形態の第1変形例
における円筒形銅パイプおよび断面C字形の銅パイプを
示す断面図。
における円筒形銅パイプおよび断面C字形の銅パイプを
示す断面図。
【図5】第1実施の形態の第2変形例における銅パイプ
の開先を示す拡大断面図。
の開先を示す拡大断面図。
【図6】第1実施の形態の第3変形例における電子ビー
ム入射防止用治具を示す構成図。
ム入射防止用治具を示す構成図。
【図7】第1実施の形態の第4変形例を示す説明図。
【図8】(A)〜(E)はそれぞれ第1実施の形態の第
5変形例の被接合体を示す断面図。
5変形例の被接合体を示す断面図。
【図9】第1実施の形態の第6変形例における局部真空
接合室を示す拡大斜視図。
接合室を示す拡大斜視図。
【図10】本発明に係る真空チャンバの接合方法の第2
実施の形態を示す構成図。
実施の形態を示す構成図。
【図11】本発明に係る真空チャンバの接合方法の第3
実施の形態を示す構成図。
実施の形態を示す構成図。
【図12】本発明に係る真空チャンバの接合方法の第4
実施の形態を示す構成図。
実施の形態を示す構成図。
【図13】本発明に係る真空チャンバの接合方法の第5
実施の形態により得られたビームダクトを示す正面図。
実施の形態により得られたビームダクトを示す正面図。
【図14】図13のビームダクト部を示す断面図。
【図15】図13のビームダクトに取り付けられるフラ
ンジを示す部分断面図。
ンジを示す部分断面図。
【図16】(A),(B)はそれぞれ図13のビームダ
クトと排気ポンプ用ダクトとの接合部を示す詳細図。
クトと排気ポンプ用ダクトとの接合部を示す詳細図。
【図17】図13のフランジおよびビームダクトに排気
ポンプ用ダクトを接合した状態を示す部分断面図。
ポンプ用ダクトを接合した状態を示す部分断面図。
1 接合室 2 ガス導入口 3 テーブル 4 開口部 5 レンズ 6 電子銃 7 高圧電源 8 円筒形銅パイプ 9 断面C字形の銅パイプ 10 治具 10a 熱伝導体 10b 熱伝導体 11 銀ろう箔(インサート材) 12 ペースト状の銀ろう 13 電子ビーム(高密度エネルギー源) 14 被接合体 15 楕円形パイプ 16 矩形パイプ 17 板状パイプ 18 局部真空接合室 19 駆動装置 20 レール 21 真空シール 22 タングステン陰極 23 銅陽極 24 アーク 25 不活性ガス 26 プラズマ(高密度エネルギー源) 27 レーザ発振器 28 ミラー 29 レンズ 30 高周波誘導コイル 31 高周波電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B23K 15/00 501 B23K 15/00 501B 26/00 310 26/00 310J 31/02 310 31/02 310J H05H 7/14 H05H 7/14 (72)発明者 澁谷 純市 神奈川県横浜市鶴見区末広町2の4 株式 会社東芝京浜事業所内 (72)発明者 本多 啓三 神奈川県横浜市鶴見区末広町2の4 株式 会社東芝京浜事業所内 (72)発明者 向田 秀敏 神奈川県横浜市鶴見区末広町2の4 株式 会社東芝京浜事業所内 (72)発明者 堤 伴睦 神奈川県横浜市鶴見区末広町2の4 株式 会社東芝京浜事業所内 (72)発明者 中野 正允 神奈川県横浜市鶴見区末広町二丁目4番地 東芝アイテック株式会社内
Claims (10)
- 【請求項1】 銅および銅合金同士、アルミニウムおよ
びアルミニウム合金同士のパイプを接合して真空チャン
バを形成する真空チャンバの接合方法において、上記パ
イプを突き合わせ、そのパイプ間に、母材と全率固溶お
よび共晶反応のいずれか一方の性質を有するインサート
材を挿入し、これらパイプの突き合わせ継手部を高密度
エネルギー源により局部加熱して接合することを特徴と
する真空チャンバの接合方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の真空チャンバの接合方法
において、接合後、接合部にガスを導入して急冷するこ
とを特徴とする真空チャンバの接合方法。 - 【請求項3】 パイプ間に挿入するインサート材は、突
き合わせ継手部に箔を、その突き合わせ継手部以外の隙
間にペーストを塗布したことを特徴とする請求項1記載
の真空チャンバの接合方法。 - 【請求項4】 パイプの突き合わせ継手部に、高密度エ
ネルギー源の入射防止用治具を配置したことを特徴とす
る請求項1または3記載の真空チャンバの接合方法。 - 【請求項5】 入射防止用治具に、熱伝導体を設置した
ことを特徴とする請求項4記載の真空チャンバの接合方
法。 - 【請求項6】 パイプの突き合わせ継手部に、インサー
ト材の挿入量を調整可能な開先を形成したことを特徴と
する請求項1または3記載の真空チャンバの接合方法。 - 【請求項7】 高密度エネルギー源に、電子ビームを用
いたことを特徴とする請求項1記載の真空チャンバの接
合方法。 - 【請求項8】 高密度エネルギー源に、減圧プラズマを
用いたことを特徴とする請求項1記載の真空チャンバの
接合方法。 - 【請求項9】 高密度エネルギー源に、レーザを用いた
ことを特徴とする請求項1記載の真空チャンバの接合方
法。 - 【請求項10】 高密度エネルギー源に、高周波を用い
たことを特徴とする請求項1記載の真空チャンバの接合
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7187376A JPH0929424A (ja) | 1995-07-24 | 1995-07-24 | 真空チャンバの接合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7187376A JPH0929424A (ja) | 1995-07-24 | 1995-07-24 | 真空チャンバの接合方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0929424A true JPH0929424A (ja) | 1997-02-04 |
Family
ID=16204934
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7187376A Pending JPH0929424A (ja) | 1995-07-24 | 1995-07-24 | 真空チャンバの接合方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0929424A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003504209A (ja) * | 1999-07-09 | 2003-02-04 | オウトクンプ オサケイティオ ユルキネン | 穴の栓詰め方法および該方法により製造される冷却エレメント |
| WO2007116782A1 (ja) * | 2006-04-06 | 2007-10-18 | Star Engineering Co., Ltd. | 非接触id識別装置用巻線型コイルとicチップとの接続構造及びこれを構成する接続方法 |
| JP2013092287A (ja) * | 2011-10-25 | 2013-05-16 | Terumasa Matsumoto | 冷凍サイクルの熱交換器 |
| JP2014024110A (ja) * | 2012-07-30 | 2014-02-06 | Toyota Motor Corp | ろう付け方法 |
| JPWO2012050085A1 (ja) * | 2010-10-14 | 2014-02-24 | 輝政 松本 | 冷凍サイクルの熱交換器及びその製造方法 |
-
1995
- 1995-07-24 JP JP7187376A patent/JPH0929424A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003504209A (ja) * | 1999-07-09 | 2003-02-04 | オウトクンプ オサケイティオ ユルキネン | 穴の栓詰め方法および該方法により製造される冷却エレメント |
| WO2007116782A1 (ja) * | 2006-04-06 | 2007-10-18 | Star Engineering Co., Ltd. | 非接触id識別装置用巻線型コイルとicチップとの接続構造及びこれを構成する接続方法 |
| JPWO2012050085A1 (ja) * | 2010-10-14 | 2014-02-24 | 輝政 松本 | 冷凍サイクルの熱交換器及びその製造方法 |
| JP2013092287A (ja) * | 2011-10-25 | 2013-05-16 | Terumasa Matsumoto | 冷凍サイクルの熱交換器 |
| JP2014024110A (ja) * | 2012-07-30 | 2014-02-06 | Toyota Motor Corp | ろう付け方法 |
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