JPH09294776A - 電動車椅子 - Google Patents
電動車椅子Info
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- JPH09294776A JPH09294776A JP8132687A JP13268796A JPH09294776A JP H09294776 A JPH09294776 A JP H09294776A JP 8132687 A JP8132687 A JP 8132687A JP 13268796 A JP13268796 A JP 13268796A JP H09294776 A JPH09294776 A JP H09294776A
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- Japan
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- hand rim
- pulley
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 使用者の操作に適切に対応して補助駆動力を
付与することができる電動車椅子を提供すること。 【解決手段】 トルク検出手段11をハンドリムハブ7
aと同心に位置決めされて車輪を支持するプーリ13
と、このプーリ13の回転軸方向に移動可能なスライダ
15と、このスライダ15の位置を検出する位置センサ
25により構成する。そして、ハンドリムハブ7aのプ
ーリ13側の表面に、棒状突起部17を突設すると共に
このハンドリムハブ7aの面に対して所定の傾斜面を有
する傾斜突起部19を配設する。更に、棒状突起部17
をプーリ13に形成された長穴貫通孔21に挿入すると
共に、この長穴貫通孔21に配設された二つの貫通孔バ
ネ部材23により挟持し、スライダ15を傾斜突起部1
9の傾斜面に当接させる
付与することができる電動車椅子を提供すること。 【解決手段】 トルク検出手段11をハンドリムハブ7
aと同心に位置決めされて車輪を支持するプーリ13
と、このプーリ13の回転軸方向に移動可能なスライダ
15と、このスライダ15の位置を検出する位置センサ
25により構成する。そして、ハンドリムハブ7aのプ
ーリ13側の表面に、棒状突起部17を突設すると共に
このハンドリムハブ7aの面に対して所定の傾斜面を有
する傾斜突起部19を配設する。更に、棒状突起部17
をプーリ13に形成された長穴貫通孔21に挿入すると
共に、この長穴貫通孔21に配設された二つの貫通孔バ
ネ部材23により挟持し、スライダ15を傾斜突起部1
9の傾斜面に当接させる
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動車椅子に係
り、特に左右両輪に補助駆動用の駆動モータが装備され
ている電動車椅子に関する。
り、特に左右両輪に補助駆動用の駆動モータが装備され
ている電動車椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電動車椅子としては、以下の
ようなものがある。即ち、特開平3−15468号公報
及び特開平6−304205号公報に記載された発明に
よれば、ハンドリムを操作するときに発生する操作トル
クを、車輪とハンドリムとの相互間に歪みゲージを装着
して測定し、この操作トルクに応じた電流を駆動モータ
に供給して、補助(アシスト)駆動力を発生させるよう
になっている。
ようなものがある。即ち、特開平3−15468号公報
及び特開平6−304205号公報に記載された発明に
よれば、ハンドリムを操作するときに発生する操作トル
クを、車輪とハンドリムとの相互間に歪みゲージを装着
して測定し、この操作トルクに応じた電流を駆動モータ
に供給して、補助(アシスト)駆動力を発生させるよう
になっている。
【0003】具体的な補助駆動力の発生方法としては、
図11に示すように、所定の操作トルク値までは補助の
ための駆動信号を発生させず、その所定値を超えた場合
に直ちに操作トルクに応じて直線状にトルク駆動信号を
発生させて、モータ電流を供給するようになっている。
図11に示すように、所定の操作トルク値までは補助の
ための駆動信号を発生させず、その所定値を超えた場合
に直ちに操作トルクに応じて直線状にトルク駆動信号を
発生させて、モータ電流を供給するようになっている。
【0004】また、その他の一般的な例としては、電動
車椅子に使用者が操作するジョイスティックを装備し
て、このジョイスティックからの操作により駆動モータ
を動作させ、この駆動力を車輪に伝達して走行を補助す
るものがある。
車椅子に使用者が操作するジョイスティックを装備し
て、このジョイスティックからの操作により駆動モータ
を動作させ、この駆動力を車輪に伝達して走行を補助す
るものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例には以下のような不都合があった。即ち、歪みゲー
ジを用いる方式の電動車椅子では構造が複雑になり、ま
た操作トルクに対して単純に補助駆動力を発生させる方
式の電動車椅子においては、いわゆるアシスト特性が固
定されており、各使用者毎に調整することができない、
とい不都合を生じていた。
来例には以下のような不都合があった。即ち、歪みゲー
ジを用いる方式の電動車椅子では構造が複雑になり、ま
た操作トルクに対して単純に補助駆動力を発生させる方
式の電動車椅子においては、いわゆるアシスト特性が固
定されており、各使用者毎に調整することができない、
とい不都合を生じていた。
【0006】また、従来の電動車椅子においては、補助
駆動力を発生させる場合にも、操作トルクに対して徐々
に補助駆動力を付与するので、操作トルクが小さな時
に、使用者にとっては補助駆動力が発生しているのか否
かを認識することができない、という不都合を生じてい
た。
駆動力を発生させる場合にも、操作トルクに対して徐々
に補助駆動力を付与するので、操作トルクが小さな時
に、使用者にとっては補助駆動力が発生しているのか否
かを認識することができない、という不都合を生じてい
た。
【0007】更に、ジョイスティックで操作する方式の
電動車椅子においては、ジョイスティック自体の操作方
法を習得するのに長時間を必要とし、特に、高齢者等に
とっては問題となる。また、上半身を使わずに走行させ
ることができるので、使用者の体力の減退を招来する、
という不都合を生じていた。
電動車椅子においては、ジョイスティック自体の操作方
法を習得するのに長時間を必要とし、特に、高齢者等に
とっては問題となる。また、上半身を使わずに走行させ
ることができるので、使用者の体力の減退を招来する、
という不都合を生じていた。
【0008】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、特に、使用者の操作に適切に対応して補助駆
動力を付与することができる電動車椅子を提供すること
を、その目的とする。
を改善し、特に、使用者の操作に適切に対応して補助駆
動力を付与することができる電動車椅子を提供すること
を、その目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、請求項1記載の発明では、電動車椅子は、走行
用の車輪と、この車輪に装着されるハンドリムと、この
ハンドリムに付与されるトルクを検出するトルク検出手
段と、このトルク検出手段の情報に応じて制御電流を出
力する主制御部と、この主制御部の制御電流に基づいて
車輪に補助駆動力を付与する駆動モータとを装備してい
る。
ために、請求項1記載の発明では、電動車椅子は、走行
用の車輪と、この車輪に装着されるハンドリムと、この
ハンドリムに付与されるトルクを検出するトルク検出手
段と、このトルク検出手段の情報に応じて制御電流を出
力する主制御部と、この主制御部の制御電流に基づいて
車輪に補助駆動力を付与する駆動モータとを装備してい
る。
【0010】そして、トルク検出手段を、ハンドリムを
支持するハンドリムハブと、このハンドリムハブと同心
に位置決めされて車輪を支持するプーリと、このプーリ
の回転軸方向に移動可能なスライダと、このスライダの
位置を検出する位置センサにより構成し、ハンドリムハ
ブのプーリ側の表面に、棒状突起部を突設すると共にハ
ンドリムハブの表面に対して所定の傾斜面を有する傾斜
突起部を配設し、棒状突起部を、プーリに形成した長穴
貫通孔に挿入すると共にこの長穴貫通孔に配設された二
つの貫通孔バネ部材により挟持し、スライダ突起部に傾
斜突起部の傾斜面を当接させる、という構成を採ってい
る。
支持するハンドリムハブと、このハンドリムハブと同心
に位置決めされて車輪を支持するプーリと、このプーリ
の回転軸方向に移動可能なスライダと、このスライダの
位置を検出する位置センサにより構成し、ハンドリムハ
ブのプーリ側の表面に、棒状突起部を突設すると共にハ
ンドリムハブの表面に対して所定の傾斜面を有する傾斜
突起部を配設し、棒状突起部を、プーリに形成した長穴
貫通孔に挿入すると共にこの長穴貫通孔に配設された二
つの貫通孔バネ部材により挟持し、スライダ突起部に傾
斜突起部の傾斜面を当接させる、という構成を採ってい
る。
【0011】以上のように構成されたことで、先ず、ハ
ンドリムに使用者の操作によるトルクが加えられる。す
ると、このトルクがハンドリムハブに伝達され棒状突起
部を回すトルクとなる。これにより、ハンドリムハブが
プーリ13に対して僅かに回転する。このとき、ハンド
リムハブには、傾斜突起部が設けられており、回転に伴
ってスライダを移動させる力としてプーリの回転軸方向
に力が発生する。そして、この力は直接スライダに伝達
され、スライダに係合された位置センサによって発生し
ているトルク値が検出される。
ンドリムに使用者の操作によるトルクが加えられる。す
ると、このトルクがハンドリムハブに伝達され棒状突起
部を回すトルクとなる。これにより、ハンドリムハブが
プーリ13に対して僅かに回転する。このとき、ハンド
リムハブには、傾斜突起部が設けられており、回転に伴
ってスライダを移動させる力としてプーリの回転軸方向
に力が発生する。そして、この力は直接スライダに伝達
され、スライダに係合された位置センサによって発生し
ているトルク値が検出される。
【0012】一方、本発明のトルク検出手段では、上記
と逆の方向にトルクが付与された場合でも、同様にトル
クを検出することができる。即ち、逆方向のトルクが付
与された場合には、プーリに対してハンドリムハブが逆
方向に回転し、傾斜突起部も逆方向に移動する。これに
より、スライダもスライダバネに押され逆方向に移動
し、この移動が位置センサによってトルク値として検出
される。
と逆の方向にトルクが付与された場合でも、同様にトル
クを検出することができる。即ち、逆方向のトルクが付
与された場合には、プーリに対してハンドリムハブが逆
方向に回転し、傾斜突起部も逆方向に移動する。これに
より、スライダもスライダバネに押され逆方向に移動
し、この移動が位置センサによってトルク値として検出
される。
【0013】また、請求項2記載の発明では、主制御部
内に、所定のトルクに対応する基準電流値を記憶する基
準電流記憶手段を備え、トルク検出手段により所定のト
ルクが検出された時には、主制御部が駆動モータに所定
の初期電流を出力した後、基準電流値に徐々に近接する
ように制御電流を増加出力する電流制御機能を有すると
いう構成を採り、その他の構成は請求項1記載の発明と
同様である。以上のように構成されたことで、使用者に
よりハンドリムに付与されたトルクが、ある所定値を超
えた場合には、制御電流としての初期電流が駆動モータ
に流れ、補助駆動力が発生する。これにより、使用者は
補助駆動力が発生していることを確実に認識することが
できる。
内に、所定のトルクに対応する基準電流値を記憶する基
準電流記憶手段を備え、トルク検出手段により所定のト
ルクが検出された時には、主制御部が駆動モータに所定
の初期電流を出力した後、基準電流値に徐々に近接する
ように制御電流を増加出力する電流制御機能を有すると
いう構成を採り、その他の構成は請求項1記載の発明と
同様である。以上のように構成されたことで、使用者に
よりハンドリムに付与されたトルクが、ある所定値を超
えた場合には、制御電流としての初期電流が駆動モータ
に流れ、補助駆動力が発生する。これにより、使用者は
補助駆動力が発生していることを確実に認識することが
できる。
【0014】請求項3記載の発明では、基準電流記憶手
段に複数の基準電流値を記憶すると共に、主制御部に複
数の基準電流値から所定の基準電流値を選択し得る基準
電流選択手段を接続するという構成を採り、その他の構
成は請求項1または2記載の発明と同様である。以上の
ように構成されたことで、使用状況に応じて使用者はア
シスト割合を変更することができる。このため、使用者
の状態に適合した補助駆動力を発生させることができ
る。
段に複数の基準電流値を記憶すると共に、主制御部に複
数の基準電流値から所定の基準電流値を選択し得る基準
電流選択手段を接続するという構成を採り、その他の構
成は請求項1または2記載の発明と同様である。以上の
ように構成されたことで、使用状況に応じて使用者はア
シスト割合を変更することができる。このため、使用者
の状態に適合した補助駆動力を発生させることができ
る。
【0015】更に、請求項4記載の発明では、主制御部
が、初期電流から基準電流までの制御電流の増加率を選
択し得る電流増加率選択機能を備えるという構成を採
り、その他の構成は請求項1,2または3記載の発明と
同様である。以上のように構成されたことで、初期電流
から基準電流値までの到達時間を選択することができ、
結果として電動車椅子の加速度等を選択することができ
るようになる。
が、初期電流から基準電流までの制御電流の増加率を選
択し得る電流増加率選択機能を備えるという構成を採
り、その他の構成は請求項1,2または3記載の発明と
同様である。以上のように構成されたことで、初期電流
から基準電流値までの到達時間を選択することができ、
結果として電動車椅子の加速度等を選択することができ
るようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図面に基づ
いて説明する。先ず、図1において、電動車椅子1は、
フレーム3及び座面4からなる車椅子本体と、電動車椅
子1を走行させる車輪5と、使用者が駆動力を付与する
ハンドリム7を基本的要素として構成されている。そし
て更に、車輪5の中央部領域には、使用者によってハン
ドリム7に付与されるトルクを検出するトルク検出手段
と、このトルク検出手段の情報に応じて制御電流を出力
する主制御部と、この主制御部の制御電流に基づいて車
輪に補助駆動力を付与する駆動モータとを装備してい
る。
いて説明する。先ず、図1において、電動車椅子1は、
フレーム3及び座面4からなる車椅子本体と、電動車椅
子1を走行させる車輪5と、使用者が駆動力を付与する
ハンドリム7を基本的要素として構成されている。そし
て更に、車輪5の中央部領域には、使用者によってハン
ドリム7に付与されるトルクを検出するトルク検出手段
と、このトルク検出手段の情報に応じて制御電流を出力
する主制御部と、この主制御部の制御電流に基づいて車
輪に補助駆動力を付与する駆動モータとを装備してい
る。
【0017】また、上記したトルク検出手段11は、図
2及び図3に示すように、ハンドリム7を支持するハン
ドリムハブ7aと、このハンドリムハブ7aと同心に位
置決めされて車輪を支持するプーリ13と、このプーリ
13の回転軸方向に移動可能なスライダ15と、このス
ライダ15の位置を検出する位置センサ25により構成
されている。そして、ハンドリムハブ7aのプーリ13
側の表面に、棒状突起部17が突設されると共にこのハ
ンドリムハブ7aの表面に対して所定の傾斜面を有する
傾斜突起部19が配設されている。加えて、棒状突起部
17が、プーリ13に形成された長穴貫通孔21に挿入
されると共に、この長穴貫通孔21に配設された二つの
貫通孔バネ部材23(図3参照)により挟持され、スラ
イダ15が傾斜突起部19の傾斜面に当接して配設され
ている。
2及び図3に示すように、ハンドリム7を支持するハン
ドリムハブ7aと、このハンドリムハブ7aと同心に位
置決めされて車輪を支持するプーリ13と、このプーリ
13の回転軸方向に移動可能なスライダ15と、このス
ライダ15の位置を検出する位置センサ25により構成
されている。そして、ハンドリムハブ7aのプーリ13
側の表面に、棒状突起部17が突設されると共にこのハ
ンドリムハブ7aの表面に対して所定の傾斜面を有する
傾斜突起部19が配設されている。加えて、棒状突起部
17が、プーリ13に形成された長穴貫通孔21に挿入
されると共に、この長穴貫通孔21に配設された二つの
貫通孔バネ部材23(図3参照)により挟持され、スラ
イダ15が傾斜突起部19の傾斜面に当接して配設され
ている。
【0018】以上を詳細に説明すると、図2は、トルク
検出手段11を分解した状態を示す図である。この図2
に示すように、ハンドリムハブ7aは円盤状に構成され
ており、その一方の表面にハンドリム7が装着されてい
る。このハンドリム7の直径は、図1に示すように車輪
5の直径より小さく構成され、走行中に路面に接しない
ようになっている。また、ハンドリムハブ7aの中心に
は、所定の車軸が貫通するための車軸用孔が形成されて
いる。
検出手段11を分解した状態を示す図である。この図2
に示すように、ハンドリムハブ7aは円盤状に構成され
ており、その一方の表面にハンドリム7が装着されてい
る。このハンドリム7の直径は、図1に示すように車輪
5の直径より小さく構成され、走行中に路面に接しない
ようになっている。また、ハンドリムハブ7aの中心に
は、所定の車軸が貫通するための車軸用孔が形成されて
いる。
【0019】ハンドリムハブ7aの逆側の表面には、所
定の棒状突起部17が形成されている。この棒状突起部
17は、後述するプーリ13に挿入され、ハンドリム7
に付与されたトルクをプーリ13に伝達するためのもの
である。そして、この棒状突起部17は、ハンドリムハ
ブ7aの中心に対して対称に2個設けられている。ここ
で、棒状突起部17は円柱状に構成されているが、本発
明はこれに限定されるものではなく、例えば角柱状の部
材でも良いし、また板状の部材であっても良い。加え
て、棒状突起部17はハンドリムハブ7aと一体的に構
成しても良いし、別個に構成して接合するようにしても
良い。
定の棒状突起部17が形成されている。この棒状突起部
17は、後述するプーリ13に挿入され、ハンドリム7
に付与されたトルクをプーリ13に伝達するためのもの
である。そして、この棒状突起部17は、ハンドリムハ
ブ7aの中心に対して対称に2個設けられている。ここ
で、棒状突起部17は円柱状に構成されているが、本発
明はこれに限定されるものではなく、例えば角柱状の部
材でも良いし、また板状の部材であっても良い。加え
て、棒状突起部17はハンドリムハブ7aと一体的に構
成しても良いし、別個に構成して接合するようにしても
良い。
【0020】また、ハンドリムハブ7aの表面には、棒
状突起部17と共に、所定の傾斜突起部19が配設され
ている。この傾斜突起部19は、ハンドリム7に付与さ
れるトルクに応じて後述するスライダ15を移動させる
ためのものである。具体的な構成としては、ハンドリム
ハブ7aの中心に対して対称に2個設けられている。そ
して、その数は、上記した棒状突起部17と同様に2個
配設されている。
状突起部17と共に、所定の傾斜突起部19が配設され
ている。この傾斜突起部19は、ハンドリム7に付与さ
れるトルクに応じて後述するスライダ15を移動させる
ためのものである。具体的な構成としては、ハンドリム
ハブ7aの中心に対して対称に2個設けられている。そ
して、その数は、上記した棒状突起部17と同様に2個
配設されている。
【0021】ハンドリムハブ7aの近傍には、所定のプ
ーリ13が配設される。このプーリ13は、ハンドリム
ハブ7aからトルクの伝達を受けて車輪を回転させるた
めのものである。尚、図2においては説明の便宜上車輪
を省略しているが、実際には図5に示す形状のアルミ製
のホイールがプーリ13のハンドリムハブ7a側の面に
ボルトで固定される。
ーリ13が配設される。このプーリ13は、ハンドリム
ハブ7aからトルクの伝達を受けて車輪を回転させるた
めのものである。尚、図2においては説明の便宜上車輪
を省略しているが、実際には図5に示す形状のアルミ製
のホイールがプーリ13のハンドリムハブ7a側の面に
ボルトで固定される。
【0022】また、プーリ13は、後述する駆動モータ
から所定の補助駆動力を得て、この補助駆動力を車輪5
に伝達できるようになっている。このため、プーリ13
の外形形状は円盤状である。そして、プーリ13の外周
面に駆動モータに巻装されている伝達ベルト部材が掛け
られるようになっている(図5参照)。
から所定の補助駆動力を得て、この補助駆動力を車輪5
に伝達できるようになっている。このため、プーリ13
の外形形状は円盤状である。そして、プーリ13の外周
面に駆動モータに巻装されている伝達ベルト部材が掛け
られるようになっている(図5参照)。
【0023】また、プーリ13には、二つの長穴貫通孔
21が形成されている。この長穴貫通孔21はプーリ1
3の中心に対して対称に2箇所に形成されている。そし
て、上記したハンドリムハブ7aの棒状突起部17が挿
入されるようになっている。更に、プーリ13には、上
記した傾斜突起部19が挿入されるための傾斜突起部挿
通孔21aも形成されている。この傾斜突起部挿通孔2
1aもプーリ13の中心に対して対称に2箇所形成され
ている。即ち、長穴貫通孔21及び傾斜突起部挿通孔2
1aは、ハンドリムハブ7aに配設されている棒状突起
部17及び傾斜突起部19のそれぞれに対応した位置に
形成されている。そして、長穴貫通孔21及び傾斜突起
部挿通孔21aの大きさとしては、ハンドリムハブ7a
がプーリ13に対して相対的に回転できるように、十分
な幅及び長さが確保されている。
21が形成されている。この長穴貫通孔21はプーリ1
3の中心に対して対称に2箇所に形成されている。そし
て、上記したハンドリムハブ7aの棒状突起部17が挿
入されるようになっている。更に、プーリ13には、上
記した傾斜突起部19が挿入されるための傾斜突起部挿
通孔21aも形成されている。この傾斜突起部挿通孔2
1aもプーリ13の中心に対して対称に2箇所形成され
ている。即ち、長穴貫通孔21及び傾斜突起部挿通孔2
1aは、ハンドリムハブ7aに配設されている棒状突起
部17及び傾斜突起部19のそれぞれに対応した位置に
形成されている。そして、長穴貫通孔21及び傾斜突起
部挿通孔21aの大きさとしては、ハンドリムハブ7a
がプーリ13に対して相対的に回転できるように、十分
な幅及び長さが確保されている。
【0024】プーリ13の表面には、図2に示すよう
に、プーリ13の回転軸方向に中空円筒状のプーリパイ
プ13aが形成されている。このプーリパイプ13a
は、プーリ13を車軸に回転自在に支持すると共に、後
述するスライダ15を移動可能に支持する役割を併せ持
っている。
に、プーリ13の回転軸方向に中空円筒状のプーリパイ
プ13aが形成されている。このプーリパイプ13a
は、プーリ13を車軸に回転自在に支持すると共に、後
述するスライダ15を移動可能に支持する役割を併せ持
っている。
【0025】また、スライダ15は、中空円筒状に構成
され、プーリパイプ13aに緩挿され、プーリ13の回
転軸方向に移動可能になっている。そして、その外周部
には、所定のスライダ突起部15aが形成されている。
このスライダ突起部15aは、プーリ13側に曲折する
形状で構成され、上記した傾斜突起部挿通孔にその先端
が挿入されるようになっている。そして、トルク検出手
段11が組み立てられた状態では、図5に示すようにハ
ンドリムハブ7aの傾斜突起部19の傾斜面と当接する
ようになっている。加えて、スライダ15の外周面に
は、外周全体にわたりスライダ溝15bが形成されてい
る。
され、プーリパイプ13aに緩挿され、プーリ13の回
転軸方向に移動可能になっている。そして、その外周部
には、所定のスライダ突起部15aが形成されている。
このスライダ突起部15aは、プーリ13側に曲折する
形状で構成され、上記した傾斜突起部挿通孔にその先端
が挿入されるようになっている。そして、トルク検出手
段11が組み立てられた状態では、図5に示すようにハ
ンドリムハブ7aの傾斜突起部19の傾斜面と当接する
ようになっている。加えて、スライダ15の外周面に
は、外周全体にわたりスライダ溝15bが形成されてい
る。
【0026】次に図3は、プーリ13にハンドリムハブ
7aが装着された状態を示す図であり、特に、プーリ1
3側から見た図を示している。この図3から明らかなよ
うに、ハンドリムハブ7aの棒状突起部17は、プーリ
13の長穴貫通孔21の中心部に位置して、両側から貫
通孔バネ部材23によって挟持されている。そして各貫
通孔バネ部材23は同一のバネ定数で構成されているの
で、外力が加わった場合でも、最終的に棒状突起部17
は長穴貫通孔21の中央部に復帰するようになってい
る。
7aが装着された状態を示す図であり、特に、プーリ1
3側から見た図を示している。この図3から明らかなよ
うに、ハンドリムハブ7aの棒状突起部17は、プーリ
13の長穴貫通孔21の中心部に位置して、両側から貫
通孔バネ部材23によって挟持されている。そして各貫
通孔バネ部材23は同一のバネ定数で構成されているの
で、外力が加わった場合でも、最終的に棒状突起部17
は長穴貫通孔21の中央部に復帰するようになってい
る。
【0027】また、傾斜突起部19も傾斜突起部挿通孔
21aの領域に正しく位置決めされている。そして、ハ
ンドリムハブ7aがプーリ13に対して僅かに回転した
場合でも、傾斜突起部19が傾斜突起部挿通孔21aに
接触しないように十分な間隔が確保されている。
21aの領域に正しく位置決めされている。そして、ハ
ンドリムハブ7aがプーリ13に対して僅かに回転した
場合でも、傾斜突起部19が傾斜突起部挿通孔21aに
接触しないように十分な間隔が確保されている。
【0028】次に図4は、スライダ15の位置を検出す
る機構を示す図である。この図4に示すように、スライ
ダ15は図示しないプーリパイプに支持されて、プーリ
13の回転軸方向に移動可能となっている。そして、上
記したスライダ溝15bには、移動量伝達部材25aの
一端部が緩合されている。そして、この移動量伝達部材
25aは、後述する支持円盤27から突設されている支
点部材25bにより回動自在に支持されている。加え
て、移動量伝達部材25aの他端部は、支持円盤27に
担持されている位置センサ25に係合されている。ここ
で、移動量伝達部材25aの支持構造としては、支点部
材25bからスライダ15までの距離と、支点部材25
bから位置センサ25までの距離の比が1:2となって
いる。即ち、スライダ15の移動量に対して、位置セン
サ25では2倍の移動量として検出できる。
る機構を示す図である。この図4に示すように、スライ
ダ15は図示しないプーリパイプに支持されて、プーリ
13の回転軸方向に移動可能となっている。そして、上
記したスライダ溝15bには、移動量伝達部材25aの
一端部が緩合されている。そして、この移動量伝達部材
25aは、後述する支持円盤27から突設されている支
点部材25bにより回動自在に支持されている。加え
て、移動量伝達部材25aの他端部は、支持円盤27に
担持されている位置センサ25に係合されている。ここ
で、移動量伝達部材25aの支持構造としては、支点部
材25bからスライダ15までの距離と、支点部材25
bから位置センサ25までの距離の比が1:2となって
いる。即ち、スライダ15の移動量に対して、位置セン
サ25では2倍の移動量として検出できる。
【0029】次に、図5は、上記したトルク検出手段1
1を組み立てた状態を説明する図であり、説明の便宜上
ホイール29等を断面図として記載している。この図5
に示すように、先ず、プーリ13にホイール29が固定
される。そしてまた、プーリ13のプーリパイプ13a
にスライダ15が緩装される。スライダ15の後方に
は、スライダバネ16が当接され、更にその後方にサー
クリップ13bが装着される。これらプーリ13及びス
ライダ15等は、フレーム3から延設されている車軸2
9aに嵌装される。そして、スライダ15と位置センサ
25が移動量伝達部材25aを介して係合される。
1を組み立てた状態を説明する図であり、説明の便宜上
ホイール29等を断面図として記載している。この図5
に示すように、先ず、プーリ13にホイール29が固定
される。そしてまた、プーリ13のプーリパイプ13a
にスライダ15が緩装される。スライダ15の後方に
は、スライダバネ16が当接され、更にその後方にサー
クリップ13bが装着される。これらプーリ13及びス
ライダ15等は、フレーム3から延設されている車軸2
9aに嵌装される。そして、スライダ15と位置センサ
25が移動量伝達部材25aを介して係合される。
【0030】プーリ13等が車軸29に装着された後
は、ハンドリムハブ7aがプーリ13に装着され、スラ
イダ15のスライダ突起部15aとハンドリムハブ7a
の傾斜突起部19とが当接することとなる。また、ハン
ドリムハブ7aの棒状突起部17もプーリ13の長穴貫
通孔21に挿入される。更に、ハンドリムハブ7aには
ハンドリム7がボルト7aによって固定される。
は、ハンドリムハブ7aがプーリ13に装着され、スラ
イダ15のスライダ突起部15aとハンドリムハブ7a
の傾斜突起部19とが当接することとなる。また、ハン
ドリムハブ7aの棒状突起部17もプーリ13の長穴貫
通孔21に挿入される。更に、ハンドリムハブ7aには
ハンドリム7がボルト7aによって固定される。
【0031】また、本発明では駆動モータ31によって
補助駆動力を付与する方式のものである。このため、支
持円盤27には駆動モータ31が装備されている。そし
て、駆動モータ31にはモータプーリ33がプーリ13
と同一平面上の位置になるように装着されている。ま
た、プーリ13とモータプーリ33の外周面相互間に
は、伝達ベルト35が巻装されている。これにより、駆
動モータ31に制御電流が供給されると、駆動モータ3
1が回転し、プーリ13に補助駆動力を伝達する。
補助駆動力を付与する方式のものである。このため、支
持円盤27には駆動モータ31が装備されている。そし
て、駆動モータ31にはモータプーリ33がプーリ13
と同一平面上の位置になるように装着されている。ま
た、プーリ13とモータプーリ33の外周面相互間に
は、伝達ベルト35が巻装されている。これにより、駆
動モータ31に制御電流が供給されると、駆動モータ3
1が回転し、プーリ13に補助駆動力を伝達する。
【0032】図6(A)には、駆動モータ31とプーリ
13との関係を示す側面図(プーリ13側から支持円盤
27側を見ている状態)を記載している。この図6
(A)に示すように、本実施形態においては直接駆動モ
ータ31とプーリ13の相互間に伝達ベルト35を掛け
ているが、本発明はこれに限定されるものではなく、駆
動モータ31とプーリ13との間に、図6(B)に示す
ように複数のプーリ及び伝達ベルトを配設して、所定の
減速機構を設けるようにしてもよい。
13との関係を示す側面図(プーリ13側から支持円盤
27側を見ている状態)を記載している。この図6
(A)に示すように、本実施形態においては直接駆動モ
ータ31とプーリ13の相互間に伝達ベルト35を掛け
ているが、本発明はこれに限定されるものではなく、駆
動モータ31とプーリ13との間に、図6(B)に示す
ように複数のプーリ及び伝達ベルトを配設して、所定の
減速機構を設けるようにしてもよい。
【0033】次に、以上のように構成されたトルク検出
手段11の機能を図2ないし図5に基づいて説明する。
ここで、説明の便宜上、ハンドリム7に付与されたトル
クが位置センサ25で検出されるまでの伝達行程の説明
に際し、各部においてトルク,トルク,トルクと
称して記載することとする。
手段11の機能を図2ないし図5に基づいて説明する。
ここで、説明の便宜上、ハンドリム7に付与されたトル
クが位置センサ25で検出されるまでの伝達行程の説明
に際し、各部においてトルク,トルク,トルクと
称して記載することとする。
【0034】先ず、図2に示すように、ハンドリム7に
使用者の操作によるトルクが加えられる。すると、こ
のトルクがハンドリムハブ7aに伝達され棒状突起部
17を回すトルクとなる。これにより、ハンドリムハ
ブ7aがプーリ13に対して僅かに回転する。このと
き、ハンドリムハブ7aには、傾斜突起部19が設けら
れており、回転に伴ってスライダ15を移動(図2及び
図5における左方向へ)させる力としてトルクが発生
する。そして、このトルクは、直接スライダ15に伝
達され、スライダ15に係合された位置センサ25によ
って発生しているトルク値が検出される。
使用者の操作によるトルクが加えられる。すると、こ
のトルクがハンドリムハブ7aに伝達され棒状突起部
17を回すトルクとなる。これにより、ハンドリムハ
ブ7aがプーリ13に対して僅かに回転する。このと
き、ハンドリムハブ7aには、傾斜突起部19が設けら
れており、回転に伴ってスライダ15を移動(図2及び
図5における左方向へ)させる力としてトルクが発生
する。そして、このトルクは、直接スライダ15に伝
達され、スライダ15に係合された位置センサ25によ
って発生しているトルク値が検出される。
【0035】一方、当該トルク検出手段11では、図2
に示したトルクと逆の方向にトルクが付与された場合
でも、同様にトルクを検出することができる。即ち、逆
方向のトルクが付与された場合には、プーリ13に対し
てハンドリムハブ7aが逆方向に回転し、傾斜突起部1
9も逆方向に移動する。これにより、スライダ15もス
ライダバネ16の弾性力で逆方向(図2及び図5の右
方)に移動し、この移動が位置センサ25によってトル
ク値として検出される。
に示したトルクと逆の方向にトルクが付与された場合
でも、同様にトルクを検出することができる。即ち、逆
方向のトルクが付与された場合には、プーリ13に対し
てハンドリムハブ7aが逆方向に回転し、傾斜突起部1
9も逆方向に移動する。これにより、スライダ15もス
ライダバネ16の弾性力で逆方向(図2及び図5の右
方)に移動し、この移動が位置センサ25によってトル
ク値として検出される。
【0036】このとき、スライダバネ16のバネ定数を
変えることによって、ハンドリム7に付与されるトルク
に対するスライダ15の移動量を適切に選択することが
できる。また、移動量伝達部材25aの支点位置を変え
ることによって、スライダ15の移動量に対する位置セ
ンサ25のゲインを変化させることも可能である。
変えることによって、ハンドリム7に付与されるトルク
に対するスライダ15の移動量を適切に選択することが
できる。また、移動量伝達部材25aの支点位置を変え
ることによって、スライダ15の移動量に対する位置セ
ンサ25のゲインを変化させることも可能である。
【0037】次に、本実施形態にかかる電動車椅子1の
制御について説明する。先ず、図7は電動車椅子の制御
ブロックを示す図である。電動車椅子1には、左右のハ
ンドリム7の両方に、それぞれトルクを検出できるトル
ク検出手段11が配設されている。そして、トルク検出
手段11で検出されたトルクの情報は、それぞれ左右の
主制御部41に伝達される。また、主制御部41には、
トルクに対する補助駆動力の割合を変更するための基準
電流選択手段9が接続されている。更に、主制御部41
には、車速センサ43が接続されている。
制御について説明する。先ず、図7は電動車椅子の制御
ブロックを示す図である。電動車椅子1には、左右のハ
ンドリム7の両方に、それぞれトルクを検出できるトル
ク検出手段11が配設されている。そして、トルク検出
手段11で検出されたトルクの情報は、それぞれ左右の
主制御部41に伝達される。また、主制御部41には、
トルクに対する補助駆動力の割合を変更するための基準
電流選択手段9が接続されている。更に、主制御部41
には、車速センサ43が接続されている。
【0038】また、主制御部41には、補助駆動力用の
バッテリ45及び駆動モータ31が接続されており、上
記したトルク検出手段11の検出値に対応して、適切な
補助駆動力を発生するようになっている。具体的には、
トルクの検出値に応じて主制御部41は必要な制御電流
を駆動モータ31に供給して電動車椅子1の動きを補助
する。このとき、主制御部41は、車速センサ43によ
り車速を検知して、電動車椅子1の最高速度を制限し
て、安全速度に制御するようになっている。
バッテリ45及び駆動モータ31が接続されており、上
記したトルク検出手段11の検出値に対応して、適切な
補助駆動力を発生するようになっている。具体的には、
トルクの検出値に応じて主制御部41は必要な制御電流
を駆動モータ31に供給して電動車椅子1の動きを補助
する。このとき、主制御部41は、車速センサ43によ
り車速を検知して、電動車椅子1の最高速度を制限し
て、安全速度に制御するようになっている。
【0039】次に、トルクと駆動モータ31に供給する
制御電流との関係を図面に基づいて説明する。例えば、
図8(A)に示すような形状のトルクが検出された場合
を想定する。主制御部41は、電流制御機能によりトル
クの値に応じて制御電流を駆動モータ31に供給する
が、トルク値が所定の値nより小さい場合には駆動モー
タ31に制御電流は供給しない。これは、いわゆる不感
帯といわれるもので、僅かのトルクによって駆動モータ
を回転させると、バッテリの電力消費を早めることにな
り、これらを防止するための方策である。
制御電流との関係を図面に基づいて説明する。例えば、
図8(A)に示すような形状のトルクが検出された場合
を想定する。主制御部41は、電流制御機能によりトル
クの値に応じて制御電流を駆動モータ31に供給する
が、トルク値が所定の値nより小さい場合には駆動モー
タ31に制御電流は供給しない。これは、いわゆる不感
帯といわれるもので、僅かのトルクによって駆動モータ
を回転させると、バッテリの電力消費を早めることにな
り、これらを防止するための方策である。
【0040】一方、検出されたトルクが所定値nを超え
た場合には、主制御部41は駆動モータ31に対して所
定の初期電流を供給する。この初期電流は、本実施形態
では5[A]に固定されており、この値は入力されたト
ルクの値には拘わらず一定である。そしてその後は、入
力されたトルクに対応した基準電流値まで徐々に増大さ
せてゆく。このように制御することにより、初期電流の
5[A]によって、使用者は補助駆動力の発生を知るこ
とができ、以後は徐々に制御電流が増大するので、快適
なアシスト感を得ることができる。
た場合には、主制御部41は駆動モータ31に対して所
定の初期電流を供給する。この初期電流は、本実施形態
では5[A]に固定されており、この値は入力されたト
ルクの値には拘わらず一定である。そしてその後は、入
力されたトルクに対応した基準電流値まで徐々に増大さ
せてゆく。このように制御することにより、初期電流の
5[A]によって、使用者は補助駆動力の発生を知るこ
とができ、以後は徐々に制御電流が増大するので、快適
なアシスト感を得ることができる。
【0041】次に、図9は、トルクに対する制御電流の
基準電流値の制御マップを示している。そして、これら
の基準電流値は、電動車椅子1に設けられた基準電流選
択手段9によって選択可能となっている。例えば、基準
電流選択手段9によって図9中の基準電流値(a)が選
択されたと想定する。この場合には、初期電流は一定で
あるが、大きなトルクが入力された場合でも、基準電流
値としての制御電流はあまり大きく設定されていない。
従って、使用者がハンドリムに大きなトルクを付与した
場合でも補助駆動力は小さい。従って、このような基準
電流値(a)は、十分な体力を有する者や、電動車椅子
の操作に不慣れな者に対して好適となると考えられる。
基準電流値の制御マップを示している。そして、これら
の基準電流値は、電動車椅子1に設けられた基準電流選
択手段9によって選択可能となっている。例えば、基準
電流選択手段9によって図9中の基準電流値(a)が選
択されたと想定する。この場合には、初期電流は一定で
あるが、大きなトルクが入力された場合でも、基準電流
値としての制御電流はあまり大きく設定されていない。
従って、使用者がハンドリムに大きなトルクを付与した
場合でも補助駆動力は小さい。従って、このような基準
電流値(a)は、十分な体力を有する者や、電動車椅子
の操作に不慣れな者に対して好適となると考えられる。
【0042】一方、基準電流選択手段9によって図9中
の基準電流値(d)が選択されたと想定する。この場合
にも初期電流は一定であるが、この基準電流値(d)で
は、図9に示すように、トルクに対する基準電流値の傾
きが大きくなっている。即ち、基準電流値(a)と比較
すると、小さなトルクに対しても大きな基準電流値が設
定されている。従って、使用者がハンドリムにトルクを
付与した場合には、大きな補助駆動力が発生する。従っ
て、このような基準電流値(d)は、体力の無い使用者
等に対して好適となると考えられる。
の基準電流値(d)が選択されたと想定する。この場合
にも初期電流は一定であるが、この基準電流値(d)で
は、図9に示すように、トルクに対する基準電流値の傾
きが大きくなっている。即ち、基準電流値(a)と比較
すると、小さなトルクに対しても大きな基準電流値が設
定されている。従って、使用者がハンドリムにトルクを
付与した場合には、大きな補助駆動力が発生する。従っ
て、このような基準電流値(d)は、体力の無い使用者
等に対して好適となると考えられる。
【0043】次に、図10は、他の制御例についての図
である。この制御は、電流増加率選択機能によって実現
されるものである。具体的に図中の線図は、トルクが付
与された時に駆動モータに供給される初期電流から基準
電流値までへの制御電流の時間に対する増大割合を示し
ている。例えば、基準電流値が20[A]である場合の
制御を考えると、図10中の(a)は、初期電流の5
[A]を供給した後には、500[ms]で20[A]
まで制御電流を増大させている。このことは、駆動モー
タの発生する補助駆動力の増大割合としてとらえること
もできる。従って。この(a)の場合には、電動車椅子
が比較的大きな加速度を得ることができることを意味し
ている。
である。この制御は、電流増加率選択機能によって実現
されるものである。具体的に図中の線図は、トルクが付
与された時に駆動モータに供給される初期電流から基準
電流値までへの制御電流の時間に対する増大割合を示し
ている。例えば、基準電流値が20[A]である場合の
制御を考えると、図10中の(a)は、初期電流の5
[A]を供給した後には、500[ms]で20[A]
まで制御電流を増大させている。このことは、駆動モー
タの発生する補助駆動力の増大割合としてとらえること
もできる。従って。この(a)の場合には、電動車椅子
が比較的大きな加速度を得ることができることを意味し
ている。
【0044】一方、図10中の(c)は、初期電流の5
[A]を供給した後には、1500[ms]で20
[A]まで制御電流を増大させている。このことは、上
記した(a)の場合とは逆に、小さな加速度を得ること
ができることを意味している。尚、上記した基準電流選
択手段9によって、この制御電流の増大割合を調節でき
ようにすれば、使用者の特徴に応じた適切な補助駆動力
の制御をすることができる。
[A]を供給した後には、1500[ms]で20
[A]まで制御電流を増大させている。このことは、上
記した(a)の場合とは逆に、小さな加速度を得ること
ができることを意味している。尚、上記した基準電流選
択手段9によって、この制御電流の増大割合を調節でき
ようにすれば、使用者の特徴に応じた適切な補助駆動力
の制御をすることができる。
【0045】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され機能す
る。特に、請求項1記載の発明では、傾斜突起部とスラ
イダとを用いてトルクを検出する構造のトルク検出手段
を用いる。このため、構造が簡単であり、また従来の歪
みゲージ等を用いる場合に問題視されていた複雑な電気
回路等も不要となり、装置全体が簡易なものになる、と
いう優れた効果を生じる。また、ハンドリム7に付与さ
れるトルクを正逆両回転方向について同様に検出でき
る、という優れた効果を生じる。
る。特に、請求項1記載の発明では、傾斜突起部とスラ
イダとを用いてトルクを検出する構造のトルク検出手段
を用いる。このため、構造が簡単であり、また従来の歪
みゲージ等を用いる場合に問題視されていた複雑な電気
回路等も不要となり、装置全体が簡易なものになる、と
いう優れた効果を生じる。また、ハンドリム7に付与さ
れるトルクを正逆両回転方向について同様に検出でき
る、という優れた効果を生じる。
【0046】また、請求項2記載の発明では、最初の段
階で制御電流として所定の初期電流を供給し、その後は
徐々に基準電流値に近づけるように制御する。このた
め、使用者にとっては、補助駆動力が発生したことを確
実に認識することができ、ハンドリムに付与すべきトル
クを適切に調節することができる、という優れた効果を
生じる。
階で制御電流として所定の初期電流を供給し、その後は
徐々に基準電流値に近づけるように制御する。このた
め、使用者にとっては、補助駆動力が発生したことを確
実に認識することができ、ハンドリムに付与すべきトル
クを適切に調節することができる、という優れた効果を
生じる。
【0047】また、請求項3記載の発明では、基準電流
選択手段によって補助駆動力のアシスト割合を変更でき
るように構成した。このため、使用者、乗員の体力や体
に応じた適切な補助(アシスト)が可能となる。また、
同一の使用者に対しても、使用する時期や使用状況に応
じて適切にアシスト割合を変更することができる、とい
う優れた効果を生じる。
選択手段によって補助駆動力のアシスト割合を変更でき
るように構成した。このため、使用者、乗員の体力や体
に応じた適切な補助(アシスト)が可能となる。また、
同一の使用者に対しても、使用する時期や使用状況に応
じて適切にアシスト割合を変更することができる、とい
う優れた効果を生じる。
【0048】更に、請求項4記載の発明では、初期電流
から基準電流値までの制御電流の増加率を選択し得るよ
うに構成した。このため、補助駆動力による電動車椅子
の加速度を変更することができ、路面状況に応じた補助
駆動力を発生させることができる、という優れた効果を
生じる。
から基準電流値までの制御電流の増加率を選択し得るよ
うに構成した。このため、補助駆動力による電動車椅子
の加速度を変更することができ、路面状況に応じた補助
駆動力を発生させることができる、という優れた効果を
生じる。
【図1】本発明の一実施形態にかかる電動車椅子を示す
側面図である。
側面図である。
【図2】図1に開示した電動車椅子のトルク検出手段を
示す分解斜視図である。
示す分解斜視図である。
【図3】図2に開示したトルク検出手段をプーリ側から
見た側面図である
見た側面図である
【図4】図2に開示したトルク検出手段の構成要素を示
す図であり、スライダ及び位置センサを示す正面図であ
る。
す図であり、スライダ及び位置センサを示す正面図であ
る。
【図5】図2に開示したトルク検出手段の一部を断面と
した正面図である。
した正面図である。
【図6】駆動モータとプーリとの位置関係をプーリ側か
らみた側面図であり、図6(A)は直接駆動モータとプ
ーリを一本の伝達ベルトで係合している場合を示し、図
6(B)は途中に減速機構を設けた状態を示す図であ
る。
らみた側面図であり、図6(A)は直接駆動モータとプ
ーリを一本の伝達ベルトで係合している場合を示し、図
6(B)は途中に減速機構を設けた状態を示す図であ
る。
【図7】本発明の電動車椅子の制御ブロックを示す図で
ある。
ある。
【図8】本発明の電動車椅子のトルクと制御電流との関
係を示す図であり、図8(A)はトルクと時間の関係を
示し、図8(B)は制御電流と時間との関係をそれぞれ
示す。
係を示す図であり、図8(A)はトルクと時間の関係を
示し、図8(B)は制御電流と時間との関係をそれぞれ
示す。
【図9】本発明の電動車椅子のトルクに対する制御電流
の制御マップを示す図である。
の制御マップを示す図である。
【図10】本発明の他の制御マップを示す図であり、基
準電流値までの到達時間を変化させる場合を示す図であ
る。
準電流値までの到達時間を変化させる場合を示す図であ
る。
【図11】従来の電動車椅子のトルクに対する駆動モー
タのモータ電流値を示す図である。
タのモータ電流値を示す図である。
1 電動車椅子 3 フレーム 5 車輪 7 ハンドリム 9 基準電流選択手段 11 トルク検出手段 13 プーリ 15 スライダ 17 棒状突起部 19 傾斜突起部 21 長穴貫通孔 23 貫通孔バネ部材 25 位置センサ 29a 車軸 31 駆動モータ 35 伝達ベルト部材 41 主制御部
Claims (4)
- 【請求項1】 走行用の車輪と、この車輪に装着される
ハンドリムと、このハンドリムに付与されるトルクを検
出するトルク検出手段と、このトルク検出手段の情報に
応じて制御電流を出力する主制御部と、この主制御部の
制御電流に基づいて前記車輪に補助駆動力を付与する駆
動モータとを備えた電動車椅子において、 前記トルク検出手段を、前記ハンドリムを支持するハン
ドリムハブと、このハンドリムハブと同心に位置決めさ
れて車輪を支持するプーリと、このプーリの回転軸方向
に移動可能なスライダと、このスライダの位置を検出す
る位置センサとにより構成し、 前記ハンドリムハブの前記プーリ側の面に、棒状突起部
を突設すると共に当該ハンドリムハブの面に対して所定
の傾斜面を有する傾斜突起部を配設し、 前記棒状突起部を、前記プーリに形成した長穴貫通孔に
挿入すると共にこの長穴貫通孔に配設された二つの貫通
孔バネ部材により挟持し、前記スライダに前記傾斜突起
部の傾斜面を当接させることを特徴とした電動車椅子。 - 【請求項2】 前記主制御部に、所定のトルクに対応す
る基準電流値を記憶する基準電流記憶手段を設け、前記
トルク検出手段により所定のトルクが検出された時に
は、前記主制御部が前記駆動モータに所定の初期電流を
出力した後、前記基準電流値に徐々に近接するように制
御電流を増加出力する電流制御機能を有することを特徴
とした請求項1記載の電動車椅子。 - 【請求項3】 前記基準電流記憶手段に複数の基準電流
値を記憶すると共に、前記主制御部に複数の基準電流値
から所定の基準電流値を選択し得る基準電流選択手段を
接続することを特徴とした請求項1または2記載の電動
車椅子。 - 【請求項4】 前記主制御部が、初期電流から基準電流
までの制御電流の増加率を選択し得る電流増加率選択機
能を備えることを特徴とした請求項1,2または3記載
の電動車椅子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8132687A JPH09294776A (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | 電動車椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8132687A JPH09294776A (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | 電動車椅子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09294776A true JPH09294776A (ja) | 1997-11-18 |
Family
ID=15087188
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8132687A Withdrawn JPH09294776A (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | 電動車椅子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09294776A (ja) |
-
1996
- 1996-04-30 JP JP8132687A patent/JPH09294776A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030701 |