JPH09295207A - コレットチャック - Google Patents
コレットチャックInfo
- Publication number
- JPH09295207A JPH09295207A JP13765696A JP13765696A JPH09295207A JP H09295207 A JPH09295207 A JP H09295207A JP 13765696 A JP13765696 A JP 13765696A JP 13765696 A JP13765696 A JP 13765696A JP H09295207 A JPH09295207 A JP H09295207A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- groove
- collet chuck
- width
- contact surface
- workpiece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000003754 machining Methods 0.000 claims description 15
- 238000007599 discharging Methods 0.000 abstract 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 12
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 3
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Gripping On Spindles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 加工物に大きな軸方向および回転方向の切削
力が働いた場合でも、加工物が軸方向及び回転方向に滑
らないコレットチャックを提供する。 【解決手段】 本発明は、旋盤機械等に用いられ、加工
物を把持するコレットチャックの把持面の軸方向に複数
の凹型溝を入れたコレットチャックにおいて、把持面の
凹型溝の幅は、ワイヤ放電加工によって把持面に残る接
触面がなくなる場合の最大値に選択される。
力が働いた場合でも、加工物が軸方向及び回転方向に滑
らないコレットチャックを提供する。 【解決手段】 本発明は、旋盤機械等に用いられ、加工
物を把持するコレットチャックの把持面の軸方向に複数
の凹型溝を入れたコレットチャックにおいて、把持面の
凹型溝の幅は、ワイヤ放電加工によって把持面に残る接
触面がなくなる場合の最大値に選択される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コレットチャック
に関するものであり、より詳細には、旋盤機械等で加工
物を把持するために用いられるコレットチャックが滑り
無く加工物を把持するための把持面の構造に関するもの
である。
に関するものであり、より詳細には、旋盤機械等で加工
物を把持するために用いられるコレットチャックが滑り
無く加工物を把持するための把持面の構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の旋盤の主要部分を示す図で
ある。図8は従来のコレットチャック3および主軸2の
部分を示す図である。図9は、図8のコレットチャック
3および主軸2の部分のA−A線断面を示す図である。
図10は従来のコレットチャックの把持面の溝および接
触面15の種々の形状を示す図である。
ある。図8は従来のコレットチャック3および主軸2の
部分を示す図である。図9は、図8のコレットチャック
3および主軸2の部分のA−A線断面を示す図である。
図10は従来のコレットチャックの把持面の溝および接
触面15の種々の形状を示す図である。
【0003】図7において、100は金属等の加工物を
加工するための旋盤、1は主軸台、2は主軸、3はコレ
ットチャック、4は加工物、6は往復台、7はバイト
台、8はバイト止めレバー、9はバイト、20は操作盤
である。主軸台1は、主軸2、コレットチャック3を回
転させるためのモータおよびその制御装置等を収納した
部分である。図8、図9において、2は主軸、3はコレ
ットチャック、4は加工物、5はコレットチャック3の
中央部に開けられた穴、11はコレットチャック3の傾
斜部分、12は主軸2のコレットチャック3に対応する
孔の傾斜部分である。図9,10において、17は超硬
合金部分である。
加工するための旋盤、1は主軸台、2は主軸、3はコレ
ットチャック、4は加工物、6は往復台、7はバイト
台、8はバイト止めレバー、9はバイト、20は操作盤
である。主軸台1は、主軸2、コレットチャック3を回
転させるためのモータおよびその制御装置等を収納した
部分である。図8、図9において、2は主軸、3はコレ
ットチャック、4は加工物、5はコレットチャック3の
中央部に開けられた穴、11はコレットチャック3の傾
斜部分、12は主軸2のコレットチャック3に対応する
孔の傾斜部分である。図9,10において、17は超硬
合金部分である。
【0004】以下に従来技術の旋盤100の動作につい
て説明する。まず、加工したい加工物4をコレットチャ
ック3の穴5に挿入し、操作盤20を用いてその加工物
4をコレットチャック3に固定する。その後、操作盤2
0によって主軸2を回転させ、バイト9を用いて加工物
4に対して切断、ネジ切り、穴明け等の加工を行う。バ
イト9はバイト台7に開けられた穴に挿入され、バイト
止めレバー8によってバイト台7に固定される。このバ
イト台7に固定されたバイトによって、コレットチャッ
ク3に固定された加工物4は加工される。往復台6はバ
イト9を加工物4に対して平行(軸方向)に移動させる
ための台である。実際には、バイト9を加工物4に対し
て直角方向および斜め方向に動かす機構もあるが、その
部分に関する記載は本願とは直接には関係がないので省
略する。
て説明する。まず、加工したい加工物4をコレットチャ
ック3の穴5に挿入し、操作盤20を用いてその加工物
4をコレットチャック3に固定する。その後、操作盤2
0によって主軸2を回転させ、バイト9を用いて加工物
4に対して切断、ネジ切り、穴明け等の加工を行う。バ
イト9はバイト台7に開けられた穴に挿入され、バイト
止めレバー8によってバイト台7に固定される。このバ
イト台7に固定されたバイトによって、コレットチャッ
ク3に固定された加工物4は加工される。往復台6はバ
イト9を加工物4に対して平行(軸方向)に移動させる
ための台である。実際には、バイト9を加工物4に対し
て直角方向および斜め方向に動かす機構もあるが、その
部分に関する記載は本願とは直接には関係がないので省
略する。
【0005】加工物4をコレットチャック3に固定する
原理を、図8、図9を用いて、さらに詳細に説明する。
コレットチャック3は、主軸台1に取り付けられた主軸
2と結合され、加工物4を固定するための工具である。
加工物4をコレットチャック3に固定するには、図8、
図9に示されるように、コレットチャック3の穴5に加
工物4を挿入し、操作盤20によって制御される図示さ
れない内部の装置がコレットチャック3を矢印の方向に
引き込む。この引き込みによって、3分割されたコレッ
トチャック3の傾斜部分11が主軸2の孔の傾斜部分1
2によって狭められ、加工物4はコレットチャック3の
穴5に固定される。
原理を、図8、図9を用いて、さらに詳細に説明する。
コレットチャック3は、主軸台1に取り付けられた主軸
2と結合され、加工物4を固定するための工具である。
加工物4をコレットチャック3に固定するには、図8、
図9に示されるように、コレットチャック3の穴5に加
工物4を挿入し、操作盤20によって制御される図示さ
れない内部の装置がコレットチャック3を矢印の方向に
引き込む。この引き込みによって、3分割されたコレッ
トチャック3の傾斜部分11が主軸2の孔の傾斜部分1
2によって狭められ、加工物4はコレットチャック3の
穴5に固定される。
【0006】図10において、把持面10に設けられた
溝以外の部分を接触面15と呼び、この接触面15は加
工物4をコレットチャック3に固定するための滑り止め
の働きをする面である。図10(A)はコレットチャッ
ク3の横方向に設けられた溝13および接触面15を示
し、図10(B)はコレットチャック3の縦方向に設け
られた溝14および接触面15を示し、図10(C)は
コレットチャック3の横方向および縦方向に設けられた
溝13,14およびそれらの溝の間の接触面15を示
す。これらの接触面15によって加工物4はコレットチ
ャック3に固定されることになる。上述のように、従来
の旋盤加工においては、把持面10には、横方向に設け
られた溝13および/または縦方向に設けられた溝14
以外の部分である接触面15によって加工物4を把持
し、加工物4がコレットチャック3から滑るのを防止し
ていた。
溝以外の部分を接触面15と呼び、この接触面15は加
工物4をコレットチャック3に固定するための滑り止め
の働きをする面である。図10(A)はコレットチャッ
ク3の横方向に設けられた溝13および接触面15を示
し、図10(B)はコレットチャック3の縦方向に設け
られた溝14および接触面15を示し、図10(C)は
コレットチャック3の横方向および縦方向に設けられた
溝13,14およびそれらの溝の間の接触面15を示
す。これらの接触面15によって加工物4はコレットチ
ャック3に固定されることになる。上述のように、従来
の旋盤加工においては、把持面10には、横方向に設け
られた溝13および/または縦方向に設けられた溝14
以外の部分である接触面15によって加工物4を把持
し、加工物4がコレットチャック3から滑るのを防止し
ていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コレッ
トチャック3の把持面10には軸方向および回転方向の
切削力が働いた場合には、加工物4がコレットチャック
3に対して軸方向および回転方向に滑り出すという欠点
があった。特に、加工物4に対してバイト9を深く食い
込ませ、そのバイト9をコレットチャック3の方に大き
な速度で移動させる場合に、加工物4がコレットチャッ
ク3の軸方向および回転方向に滑り始める傾向が大きか
った。このために、加工物4によって加工された製品
(たとえば、ベアリング、電子部品、時計軸)の長さ方
向の精度がばらつくという欠点があった。これは、従来
の技術においては、接触面15によって加工物4を把持
しているという理由に基づくものと考えられる。
トチャック3の把持面10には軸方向および回転方向の
切削力が働いた場合には、加工物4がコレットチャック
3に対して軸方向および回転方向に滑り出すという欠点
があった。特に、加工物4に対してバイト9を深く食い
込ませ、そのバイト9をコレットチャック3の方に大き
な速度で移動させる場合に、加工物4がコレットチャッ
ク3の軸方向および回転方向に滑り始める傾向が大きか
った。このために、加工物4によって加工された製品
(たとえば、ベアリング、電子部品、時計軸)の長さ方
向の精度がばらつくという欠点があった。これは、従来
の技術においては、接触面15によって加工物4を把持
しているという理由に基づくものと考えられる。
【0008】本発明の目的は、把持面における接触面の
幅がほぼ0付近になるように溝の幅を決定することによ
って、加工物に大きな軸方向および回転方向の切削力が
働いた場合でも、加工物が軸方向および回転方向に滑ら
ないコレットチャックを提供することにある。
幅がほぼ0付近になるように溝の幅を決定することによ
って、加工物に大きな軸方向および回転方向の切削力が
働いた場合でも、加工物が軸方向および回転方向に滑ら
ないコレットチャックを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、旋盤機械等に
用いられ、加工物を把持するコレットチャックの把持面
の軸方向に複数の凹型溝を入れたコレットチャックにお
いて、把持面上の凹型溝の幅wは、ワイヤ放電加工によ
って把持面に残る接触面がなくなる場合の最大溝幅w
MAXに選択される。
用いられ、加工物を把持するコレットチャックの把持面
の軸方向に複数の凹型溝を入れたコレットチャックにお
いて、把持面上の凹型溝の幅wは、ワイヤ放電加工によ
って把持面に残る接触面がなくなる場合の最大溝幅w
MAXに選択される。
【0010】さらに、本発明のコレットチャックは、把
持面上の接触面の幅tが最大溝幅wMAXの10%以下で
あるように形成される。
持面上の接触面の幅tが最大溝幅wMAXの10%以下で
あるように形成される。
【0011】さらに、本発明のコレットチャックは、把
持面上の溝幅wが最大溝幅wMAXの90%以上100%
以下であるように形成される。
持面上の溝幅wが最大溝幅wMAXの90%以上100%
以下であるように形成される。
【0012】さらに、本発明のコレットチャックは、把
持面上の凹型溝の形状を三角形に構成し、ワイヤ放電加
工によって把持面に残る接触面がなくなるように形成さ
れる。
持面上の凹型溝の形状を三角形に構成し、ワイヤ放電加
工によって把持面に残る接触面がなくなるように形成さ
れる。
【0013】
実施の形態1.図1は本発明の実施の形態1における加
工物が挿入される方向から見たコレットチャックの端面
図である。図2は、本発明の実施の形態1のコレットチ
ャック3の先端を3分割したうちの一つであるコレット
チャック3aの把持面の斜視図である。図3は、本発明
の実施の形態1のコレットチャック3aの把持面付近を
示す部分の端面拡大図である。図1において、3a,3
b,3cは3分割されたコレットチャック3の各々のコ
レットチャックであり、分割された各コレットチャック
の超硬合金部分17に設けられた把持面10には、詳細
は後述の図3、図5に示すように、本発明による溝16
が構成される。本発明による溝16は、図2、図3、図
5に示すように、把持面10のほぼ全面にわたって、縦
方向に形成される。
工物が挿入される方向から見たコレットチャックの端面
図である。図2は、本発明の実施の形態1のコレットチ
ャック3の先端を3分割したうちの一つであるコレット
チャック3aの把持面の斜視図である。図3は、本発明
の実施の形態1のコレットチャック3aの把持面付近を
示す部分の端面拡大図である。図1において、3a,3
b,3cは3分割されたコレットチャック3の各々のコ
レットチャックであり、分割された各コレットチャック
の超硬合金部分17に設けられた把持面10には、詳細
は後述の図3、図5に示すように、本発明による溝16
が構成される。本発明による溝16は、図2、図3、図
5に示すように、把持面10のほぼ全面にわたって、縦
方向に形成される。
【0014】図3を用いて、本発明による溝の構造に付
いて詳細に説明する。図3において、16は超硬合金部
分17の表面をワイヤ放電加工することによって形成さ
れた縦方向の溝である。溝16は、円筒形状に形成され
たコレットチャック3の超硬合金部分17に形成された
把持面10を、たとえば、ワイヤ放電加工を用いて、直
径φの放電ワイヤによって把持面10の表面の除去する
ことによって形成される。このとき、形成される溝16
の幅はwとなる。この溝16の幅wは、放電ワイヤをど
の程度把持面10近づけるかによって決定できる。ワイ
ヤ放電加工装置の初期設定時にこの放電ワイヤと把持面
10との距離を設定しておくことによって、放電ワイヤ
を送りピッチ幅Sで順次おくり、一定の溝16の幅wを
形成することができる。このようにして形成される最大
の溝幅を最大溝幅wMAXと呼ぶ。すなわち、一つの溝1
6が形成されると、次に放電ワイヤは送りピッチSだけ
円周方向に送られ、最大溝幅wMAXを有する次の溝16
が形成される。
いて詳細に説明する。図3において、16は超硬合金部
分17の表面をワイヤ放電加工することによって形成さ
れた縦方向の溝である。溝16は、円筒形状に形成され
たコレットチャック3の超硬合金部分17に形成された
把持面10を、たとえば、ワイヤ放電加工を用いて、直
径φの放電ワイヤによって把持面10の表面の除去する
ことによって形成される。このとき、形成される溝16
の幅はwとなる。この溝16の幅wは、放電ワイヤをど
の程度把持面10近づけるかによって決定できる。ワイ
ヤ放電加工装置の初期設定時にこの放電ワイヤと把持面
10との距離を設定しておくことによって、放電ワイヤ
を送りピッチ幅Sで順次おくり、一定の溝16の幅wを
形成することができる。このようにして形成される最大
の溝幅を最大溝幅wMAXと呼ぶ。すなわち、一つの溝1
6が形成されると、次に放電ワイヤは送りピッチSだけ
円周方向に送られ、最大溝幅wMAXを有する次の溝16
が形成される。
【0015】このように、放電ワイヤの送りピッチSと
放電ワイヤの直径φとを変化させることによって、溝1
6の幅wおよび溝16と溝16間に形成される接触面1
5の幅tとを任意に変化させることができる。ここで、
接触面15とは、円筒形状に加工された把持面10から
溝16を除去した残りの部分である。次に、放電ワイヤ
の送りピッチS、溝16の幅wおよび溝16と溝16間
に形成される接触面15の幅tとの関係について図5を
用いて説明する。図5は、コレットチャックの把持面の
放電ワイヤの直径φと送りピッチ幅Sを変えたときの把
持面の形状を示す図である。
放電ワイヤの直径φとを変化させることによって、溝1
6の幅wおよび溝16と溝16間に形成される接触面1
5の幅tとを任意に変化させることができる。ここで、
接触面15とは、円筒形状に加工された把持面10から
溝16を除去した残りの部分である。次に、放電ワイヤ
の送りピッチS、溝16の幅wおよび溝16と溝16間
に形成される接触面15の幅tとの関係について図5を
用いて説明する。図5は、コレットチャックの把持面の
放電ワイヤの直径φと送りピッチ幅Sを変えたときの把
持面の形状を示す図である。
【0016】図5(A)は、たとえば、放電ワイヤの直
径φを、250ミクロン(以下μと表示することもあ
る)とし、放電ワイヤの送りピッチ幅Sを放電ワイヤの
直径φより大きい370ミクロンとした場合の図であ
る。このような条件でワイヤ放電加工を行うことによっ
て、溝16の幅wは200ミクロン程度になるが、この
時の接触面15の幅tはほぼ170ミクロンもになる。
このときの溝16の溝幅wは最大溝幅wMAXとなる。こ
のように、放電ワイヤの送りピッチ幅を放電ワイヤの直
径φより大きいときには必ず把持面に幅tの接触面15
が形成される。この接触面15の幅tは送りピッチ幅S
から溝16の最大溝幅wMAXを引いた値となる。すなわ
ち、t=S−wMAXで表わされる。
径φを、250ミクロン(以下μと表示することもあ
る)とし、放電ワイヤの送りピッチ幅Sを放電ワイヤの
直径φより大きい370ミクロンとした場合の図であ
る。このような条件でワイヤ放電加工を行うことによっ
て、溝16の幅wは200ミクロン程度になるが、この
時の接触面15の幅tはほぼ170ミクロンもになる。
このときの溝16の溝幅wは最大溝幅wMAXとなる。こ
のように、放電ワイヤの送りピッチ幅を放電ワイヤの直
径φより大きいときには必ず把持面に幅tの接触面15
が形成される。この接触面15の幅tは送りピッチ幅S
から溝16の最大溝幅wMAXを引いた値となる。すなわ
ち、t=S−wMAXで表わされる。
【0017】図5(B)は、たとえば、放電ワイヤの直
径φを、250ミクロンとし、放電ワイヤの送りピッチ
幅Sを200ミクロンとした場合の図である。このよう
な条件でワイヤ放電加工を行うと、溝16の溝幅wはほ
ぼ200ミクロン程度になり、この時接触面15の幅t
はほぼ0になる。このときの溝16の溝幅も最大溝幅w
MAXとなる。このように、放電ワイヤの直径φとの関係
で適切な送りピッチSが選択されると、溝16と溝16
の間に接触面が残らないようなワイヤ放電加工を行うこ
とができる。
径φを、250ミクロンとし、放電ワイヤの送りピッチ
幅Sを200ミクロンとした場合の図である。このよう
な条件でワイヤ放電加工を行うと、溝16の溝幅wはほ
ぼ200ミクロン程度になり、この時接触面15の幅t
はほぼ0になる。このときの溝16の溝幅も最大溝幅w
MAXとなる。このように、放電ワイヤの直径φとの関係
で適切な送りピッチSが選択されると、溝16と溝16
の間に接触面が残らないようなワイヤ放電加工を行うこ
とができる。
【0018】図5(C)は、たとえば、放電ワイヤの直
径φを、250ミクロンとし、放電ワイヤの送りピッチ
幅Sを100ミクロンとした場合の図である。このよう
な条件でワイヤ放電加工を行うと、溝16の溝幅wはほ
ぼ100ミクロン程度になり、この時接触面15の幅t
は完全に0になる。このときの溝16の溝幅wは最大溝
幅wMAXである200μに比べて100μだけ少ない1
00μとなる。すなわち、kno場合は溝16の溝幅w
は最大溝幅wMAXの50%である。このように、放電ワ
イヤの直径φよりも小さい送りピッチSが選択される
と、溝16と溝16の間に接触面が残らず、しかも溝幅
の狭い形状を形成するようなワイヤ放電加工が行われ
る。この場合は、図5(C)に示すように溝16の深さ
も浅くなる。
径φを、250ミクロンとし、放電ワイヤの送りピッチ
幅Sを100ミクロンとした場合の図である。このよう
な条件でワイヤ放電加工を行うと、溝16の溝幅wはほ
ぼ100ミクロン程度になり、この時接触面15の幅t
は完全に0になる。このときの溝16の溝幅wは最大溝
幅wMAXである200μに比べて100μだけ少ない1
00μとなる。すなわち、kno場合は溝16の溝幅w
は最大溝幅wMAXの50%である。このように、放電ワ
イヤの直径φよりも小さい送りピッチSが選択される
と、溝16と溝16の間に接触面が残らず、しかも溝幅
の狭い形状を形成するようなワイヤ放電加工が行われ
る。この場合は、図5(C)に示すように溝16の深さ
も浅くなる。
【0019】図6は、コレットチャックの把持面におけ
る、放電ワイヤの送りピッチ幅Sと加工物が滑り始める
時の最大把持力Fとの関係を示す実験図である。図6中
のaは、放電ワイヤの送りピッチ幅Sが100μであ
り、そのとき、溝16の幅wは約100μとなった状態
である(図5(C)に対応)。そのときの加工物が滑り
始める時の最大把持力Fは18kgであった。
る、放電ワイヤの送りピッチ幅Sと加工物が滑り始める
時の最大把持力Fとの関係を示す実験図である。図6中
のaは、放電ワイヤの送りピッチ幅Sが100μであ
り、そのとき、溝16の幅wは約100μとなった状態
である(図5(C)に対応)。そのときの加工物が滑り
始める時の最大把持力Fは18kgであった。
【0020】図6中のbは、放電ワイヤの送りピッチ幅
Sが200μであり、そのときの加工物が滑り始める時
の最大把持力Fは24kgとなった。この場合は、溝1
6の幅wは約200μとなり、接触面15の幅tが丁度
0μとなった状態を示す(図5(B)に対応する)。こ
の点およびその周辺が本発明の場合に該当する。
Sが200μであり、そのときの加工物が滑り始める時
の最大把持力Fは24kgとなった。この場合は、溝1
6の幅wは約200μとなり、接触面15の幅tが丁度
0μとなった状態を示す(図5(B)に対応する)。こ
の点およびその周辺が本発明の場合に該当する。
【0021】図6中のcは、放電ワイヤの送りピッチ幅
Sが370μであり、そのときの加工物が滑り始める時
の最大把持力Fは19kgであった。この場合は、溝1
6の幅wは約200μとなり、接触面15の幅が約17
0μとなった状態を示す(図5(A)に対応する)。
Sが370μであり、そのときの加工物が滑り始める時
の最大把持力Fは19kgであった。この場合は、溝1
6の幅wは約200μとなり、接触面15の幅が約17
0μとなった状態を示す(図5(A)に対応する)。
【0022】図6中のdは、放電ワイヤの送りピッチ幅
Sが730μであり、そのときの加工物が滑り始める時
の最大把持力Fは19kgであった。この場合は、溝1
6の幅wは約200μとなり、接触面15の幅が約53
0μとなった状態を示す(対応図なし)。
Sが730μであり、そのときの加工物が滑り始める時
の最大把持力Fは19kgであった。この場合は、溝1
6の幅wは約200μとなり、接触面15の幅が約53
0μとなった状態を示す(対応図なし)。
【0023】図6中のeは、放電ワイヤの送りピッチ幅
が1220μであり、そのときの加工物が滑り始める時
の最大把持力は18kgとなった。この場合は、溝16
の幅wは約200μとなり、接触面15が約1020μ
となった状態を示す(対応図なし)。
が1220μであり、そのときの加工物が滑り始める時
の最大把持力は18kgとなった。この場合は、溝16
の幅wは約200μとなり、接触面15が約1020μ
となった状態を示す(対応図なし)。
【0024】図6中のfは、放電ワイヤによる溝の加工
を全くしない場合、すなわち、従来の把持面10のよう
に接触面15が非常に広い場合、そのときの加工物が滑
り始める時の最大把持力は14kgとなった(対応図な
し)。
を全くしない場合、すなわち、従来の把持面10のよう
に接触面15が非常に広い場合、そのときの加工物が滑
り始める時の最大把持力は14kgとなった(対応図な
し)。
【0025】上述の実験から分かるように、溝16の溝
幅wおよび接触面15の幅tは、放電ワイヤの直径φお
よび放電ワイヤの送りピッチ幅Sによって種々変わり得
るが、図6から結論づけられるように、上述の実験にお
いては、放電ワイヤの送りピッチ幅Sをほぼ200μ付
近に選ぶと加工物が滑り始める時の最大把持力Fが最大
になる。これは、別な表現をすれば、接触面15の幅t
がほぼ0の場合およびその近隣の場合に最大把持力Fが
得られることになる。さらに、詳細に述べれば、放電ワ
イヤの直径φが250μのときに、接触面15の幅tが
±20μ程度以内の時に把持力が大きくなることが実験
から推測できる。ここで、接触面15の幅tがマイナス
は溝16の溝幅wが最大溝幅wMAXからその値tだけ狭
くなることを意味する。たとえば、この例では、接触面
15の幅tがマイナス10μとは、溝幅wが最大溝幅2
00μから10μ小さい190μであることを意味す
る。
幅wおよび接触面15の幅tは、放電ワイヤの直径φお
よび放電ワイヤの送りピッチ幅Sによって種々変わり得
るが、図6から結論づけられるように、上述の実験にお
いては、放電ワイヤの送りピッチ幅Sをほぼ200μ付
近に選ぶと加工物が滑り始める時の最大把持力Fが最大
になる。これは、別な表現をすれば、接触面15の幅t
がほぼ0の場合およびその近隣の場合に最大把持力Fが
得られることになる。さらに、詳細に述べれば、放電ワ
イヤの直径φが250μのときに、接触面15の幅tが
±20μ程度以内の時に把持力が大きくなることが実験
から推測できる。ここで、接触面15の幅tがマイナス
は溝16の溝幅wが最大溝幅wMAXからその値tだけ狭
くなることを意味する。たとえば、この例では、接触面
15の幅tがマイナス10μとは、溝幅wが最大溝幅2
00μから10μ小さい190μであることを意味す
る。
【0026】このように、本発明では、接触面15の幅
tをほぼ0付近にすることによって加工物4との接触を
確実に確保することができ、それによって加工物4に大
きな軸方向および回転方向の切削力が加わっても加工物
4が軸方向および回転方向に滑ることを防止できる。
tをほぼ0付近にすることによって加工物4との接触を
確実に確保することができ、それによって加工物4に大
きな軸方向および回転方向の切削力が加わっても加工物
4が軸方向および回転方向に滑ることを防止できる。
【0027】実施の形態2.図4は、本発明の実施の形
態2のコレットチャックの把持面の拡大端面を示す図で
ある。図4においては、溝16の形状を三角形に形成し
た場合の実施の形態を示す。この場合も、接触面15の
幅を0にすることができる。このような、溝16も、実
施の形態1と同様にワイヤ放電加工によって形成でき
る。
態2のコレットチャックの把持面の拡大端面を示す図で
ある。図4においては、溝16の形状を三角形に形成し
た場合の実施の形態を示す。この場合も、接触面15の
幅を0にすることができる。このような、溝16も、実
施の形態1と同様にワイヤ放電加工によって形成でき
る。
【0028】このように、溝16の形状を三角形に形成
することによって、実施の形態1に示したと同様に把持
面10上に接触面15が形成されないので、実施の形態
1と同様に把持面10において加工物4との接触を確実
に確保することができ、それによって加工物4に大きな
軸方向および回転方向の切削力が加わっても加工物4が
軸方向および回転方向に滑ることを防止できる。
することによって、実施の形態1に示したと同様に把持
面10上に接触面15が形成されないので、実施の形態
1と同様に把持面10において加工物4との接触を確実
に確保することができ、それによって加工物4に大きな
軸方向および回転方向の切削力が加わっても加工物4が
軸方向および回転方向に滑ることを防止できる。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、加工物に大きな軸方向
および回転方向の切削力が働いた場合でも、加工物が軸
方向および回転方向に滑らないようにできる。したがっ
て、バイトの軸方向の送り速度を大きくできる。また、
加工物が軸方向に滑らないために、製品の加工バラツキ
を小さくできる。
および回転方向の切削力が働いた場合でも、加工物が軸
方向および回転方向に滑らないようにできる。したがっ
て、バイトの軸方向の送り速度を大きくできる。また、
加工物が軸方向に滑らないために、製品の加工バラツキ
を小さくできる。
【図1】 図1は本発明の実施の形態1における加工物
が挿入される方向から見たコレットチャックの端面図で
ある。
が挿入される方向から見たコレットチャックの端面図で
ある。
【図2】 本発明の実施の形態1のコレットチャックの
把持面の斜視図である。
把持面の斜視図である。
【図3】 本発明の実施の形態1のコレットチャックの
把持面付近を示す部分の端面拡大図である。
把持面付近を示す部分の端面拡大図である。
【図4】 本発明の実施の形態2のコレットチャックの
把持面の拡大端面を示す図である。
把持面の拡大端面を示す図である。
【図5】 コレットチャックの把持面の放電ワイヤの直
径φと放電ワイヤ送りピッチ幅S及び把持面の形状との
関係を示す図である。
径φと放電ワイヤ送りピッチ幅S及び把持面の形状との
関係を示す図である。
【図6】 コレットチャックのワイヤ放電加工における
放電ワイヤ送りピッチ幅Sと加工物が滑り始める時の最
大把持力Fとの関係を示す実験図である。
放電ワイヤ送りピッチ幅Sと加工物が滑り始める時の最
大把持力Fとの関係を示す実験図である。
【図7】 従来の旋盤の主要部分を斜めから見た図であ
る。
る。
【図8】 従来の旋盤に使用されるコレットチャックお
よび主軸を斜めから見た図である。
よび主軸を斜めから見た図である。
【図9】 従来の旋盤に使用されるコレットチャックお
よび主軸の断面図である。
よび主軸の断面図である。
【図10】 従来のコレットチャックの種々の把持面の
形状を示す図である。
形状を示す図である。
1…主軸台、2…主軸、3,3a,3b,3c…コレット
チャック、4…加工物、5…穴、6…往復台、7…バイ
ト台、8…バイト止めレバー、9…バイト、10…把持
面、11,12…傾斜部分、13,14,16…溝、15
…接触面、17…超硬合金部分、100…旋盤
チャック、4…加工物、5…穴、6…往復台、7…バイ
ト台、8…バイト止めレバー、9…バイト、10…把持
面、11,12…傾斜部分、13,14,16…溝、15
…接触面、17…超硬合金部分、100…旋盤
Claims (4)
- 【請求項1】 旋盤機械等に用いられ、加工物を把持す
るコレットチャックの把持面の軸方向にワイヤ放電加工
によって複数の凹型溝を入れたコレットチャックにおい
て:前記把持面上の凹型溝の幅wは、ワイヤ放電加工に
よって把持面に残る接触面がなくなる場合の最大溝幅w
MAXに選択されることを特徴とするコレットチャック。 - 【請求項2】 請求項1記載のコレットチャックにおい
て:前記把持面上の接触面の幅tは前記最大溝幅wMAX
の10%以下であるように形成されることを特徴とする
コレットチャック。 - 【請求項3】 請求項1記載のコレットチャックにおい
て:前記把持面上の溝幅wは前記最大溝幅wMAXの90
%以上であるように形成されることを特徴とするコレッ
トチャック。 - 【請求項4】 旋盤機械等に用いられ、加工物を把持す
るコレットチャックの把持面の軸方向にワイヤ放電加工
によって複数の凹型溝を入れたコレットチャックにおい
て:前記把持面上の凹型溝の形状を三角形に構成し、ワ
イヤ放電加工によって把持面に残る接触面がなくなるよ
うに形成されることを特徴とするコレットチャック。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13765696A JPH09295207A (ja) | 1996-05-07 | 1996-05-07 | コレットチャック |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13765696A JPH09295207A (ja) | 1996-05-07 | 1996-05-07 | コレットチャック |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09295207A true JPH09295207A (ja) | 1997-11-18 |
Family
ID=15203747
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13765696A Pending JPH09295207A (ja) | 1996-05-07 | 1996-05-07 | コレットチャック |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09295207A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007510555A (ja) * | 2003-11-06 | 2007-04-26 | シュンク ゲーエムベーハー ウント コンパニー カーゲー スパン ウント グライフテクニク | チャックのための中間ブッシュおよびその製造方法 |
| WO2007132809A1 (ja) * | 2006-05-16 | 2007-11-22 | Kosmek Ltd. | ワークサポート |
| JP2021130140A (ja) * | 2020-02-18 | 2021-09-09 | 株式会社ツガミ | コレット、工作機械及びコレットの製造方法 |
-
1996
- 1996-05-07 JP JP13765696A patent/JPH09295207A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007510555A (ja) * | 2003-11-06 | 2007-04-26 | シュンク ゲーエムベーハー ウント コンパニー カーゲー スパン ウント グライフテクニク | チャックのための中間ブッシュおよびその製造方法 |
| WO2007132809A1 (ja) * | 2006-05-16 | 2007-11-22 | Kosmek Ltd. | ワークサポート |
| JPWO2007132809A1 (ja) * | 2006-05-16 | 2009-09-24 | 株式会社コスメック | ワークサポート |
| JP2021130140A (ja) * | 2020-02-18 | 2021-09-09 | 株式会社ツガミ | コレット、工作機械及びコレットの製造方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0710444B2 (ja) | スプリングコレット | |
| JPS6210800B2 (ja) | ||
| JP5080120B2 (ja) | ポリゴン加工装置及びポリゴン加工方法 | |
| JPH09295207A (ja) | コレットチャック | |
| JP3723465B2 (ja) | 棒材供給方法および棒材供給機 | |
| JP4315550B2 (ja) | ワーク固定装置 | |
| JP3160232B2 (ja) | 複合穴加工工具 | |
| JP2005022003A (ja) | 回転切削工具 | |
| JPH04141303A (ja) | 棒材加工用の主軸移動型自動旋盤における固定形ガイドブッシュとこれを用いたワーク繰り出し方法 | |
| JPH04240003A (ja) | 精密自動旋盤 | |
| JP2002254202A (ja) | 回転ワーク保持装置 | |
| JP5375987B2 (ja) | シート面加工方法 | |
| CN116457125A (zh) | 金属切削的车削方法 | |
| JP2023068824A (ja) | スカイビング加工における切り屑除去方法 | |
| JP4132577B2 (ja) | 内面加工方法 | |
| JP2579452Y2 (ja) | ドリル | |
| JPH0553812U (ja) | 深穴加工工具 | |
| JP2009083071A (ja) | シート面加工工具およびシート面加工方法並びにそのシート面加工工具を用いたインジェクタの製造方法 | |
| JPH04135120A (ja) | 小径工具におけるねじれ溝の加工方法 | |
| JP2005118929A (ja) | 転削工具取付け用鋼製アーバ | |
| KR0167413B1 (ko) | 다축 자동선반용 주축대 | |
| JPH0737531U (ja) | 穴加工工具 | |
| JPH06106417A (ja) | 鋼管のねじ切り機 | |
| JP2007118163A (ja) | 旋盤 | |
| JP4185766B2 (ja) | コレットチャックおよび棒材支持装置 |