JPH09295406A - インクタンク、その製造方法、及びインクジェットプリントカートリッジ - Google Patents
インクタンク、その製造方法、及びインクジェットプリントカートリッジInfo
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- JPH09295406A JPH09295406A JP11153096A JP11153096A JPH09295406A JP H09295406 A JPH09295406 A JP H09295406A JP 11153096 A JP11153096 A JP 11153096A JP 11153096 A JP11153096 A JP 11153096A JP H09295406 A JPH09295406 A JP H09295406A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 フッ素樹脂の多孔質膜等の疎水膜を良好にか
つ作業性良く大気連通口に実装でき、インク漏れが無
く、特にインクジェットプリントカートリッジ等に有用
なインクタンクを提供する。 【解決手段】 大気連通口を有し且つ樹脂で構成される
インクタンクであって、フッ素樹脂の多孔質膜等の空気
を通す疎水膜(101)の外周端部に樹脂部材(10
2)又は弾性部材を設けて成る疎水膜ユニット(10
0)を前記大気連通口部分に固定して成るインクタン
ク;その固定工程を含む製造方法;及び、そのインクタ
ンクを搭載したインクジェットプリントカートリッジ。
つ作業性良く大気連通口に実装でき、インク漏れが無
く、特にインクジェットプリントカートリッジ等に有用
なインクタンクを提供する。 【解決手段】 大気連通口を有し且つ樹脂で構成される
インクタンクであって、フッ素樹脂の多孔質膜等の空気
を通す疎水膜(101)の外周端部に樹脂部材(10
2)又は弾性部材を設けて成る疎水膜ユニット(10
0)を前記大気連通口部分に固定して成るインクタン
ク;その固定工程を含む製造方法;及び、そのインクタ
ンクを搭載したインクジェットプリントカートリッジ。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクを溜めるタン
クに関し、特にインクジェット方式によって記録を行う
装置に有用なインクタンクに関する。
クに関し、特にインクジェット方式によって記録を行う
装置に有用なインクタンクに関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリントカートリッジの
インクタンク等においては、インク消費による減圧でタ
ンク内のインクが取り出せなくなる事を防いだり、温度
上昇によりタンク内が加圧されカートリッジのノズルか
らインクが漏れる事を防ぐ目的で、大気連通口が設けら
れている。この大気連通口は、消費されたインク分の空
気をタンク内に導くものである。図5は、従来のインク
ジェットカートリッジの一例を示す外観斜視図である。
このインクジェットカートリッジは、大きく分けると、
インク吐出部205を有するヘッド部202と、ヘッド
部にインクを供給するインクタンク203とから成る。
現在使用されているインクジェットカートリッジは、図
5に示す様に、内部にスポンジ状部材204を入れイン
クを保持する方式が主流である。更に、この例において
は、大気連通口206とスポンジ状部材204の間にバ
ッファー室210を設けてインク漏れを防止している。
また、大気連通口の空気通路をストレート穴形状ではな
く矩形にするなどの工夫もある。
インクタンク等においては、インク消費による減圧でタ
ンク内のインクが取り出せなくなる事を防いだり、温度
上昇によりタンク内が加圧されカートリッジのノズルか
らインクが漏れる事を防ぐ目的で、大気連通口が設けら
れている。この大気連通口は、消費されたインク分の空
気をタンク内に導くものである。図5は、従来のインク
ジェットカートリッジの一例を示す外観斜視図である。
このインクジェットカートリッジは、大きく分けると、
インク吐出部205を有するヘッド部202と、ヘッド
部にインクを供給するインクタンク203とから成る。
現在使用されているインクジェットカートリッジは、図
5に示す様に、内部にスポンジ状部材204を入れイン
クを保持する方式が主流である。更に、この例において
は、大気連通口206とスポンジ状部材204の間にバ
ッファー室210を設けてインク漏れを防止している。
また、大気連通口の空気通路をストレート穴形状ではな
く矩形にするなどの工夫もある。
【0003】一方、近年、フッ素樹脂(デュポン製、商
品名テフロン)の多孔質膜(疎水膜)を用いてインク漏
れを防止する技術が検討されている。図6は、従来のイ
ンクタンクにおける疎水膜の溶着状態を示す模式的断面
図である。この図に示す様に、フッ素樹脂の疎水性によ
り空気を通すがインクは通さない疎水膜201を用い
て、インクタンク208の大気連通口206を覆えば、
インク漏れを防止できる。この疎水膜201は、接合部
209を疎水膜側から熱又は超音波を印加する事によっ
て溶着される。
品名テフロン)の多孔質膜(疎水膜)を用いてインク漏
れを防止する技術が検討されている。図6は、従来のイ
ンクタンクにおける疎水膜の溶着状態を示す模式的断面
図である。この図に示す様に、フッ素樹脂の疎水性によ
り空気を通すがインクは通さない疎水膜201を用い
て、インクタンク208の大気連通口206を覆えば、
インク漏れを防止できる。この疎水膜201は、接合部
209を疎水膜側から熱又は超音波を印加する事によっ
て溶着される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図6に示した
様な疎水膜の実装されたインクタンクには、溶着の点で
問題がある。インクタンクの外装は一般にノニル(変性
PPO)やポリプロピレンなど融点が250℃程度の樹
脂成形品より成り、疎水膜は一般に融点が400℃以上
のフッ素樹脂多孔質膜である。したがって、図6に示し
た様に熱溶着する場合は、フッ素樹脂の融点以上の温度
をかける必要がある。しかしタンク自身に過度の熱が加
わることになるので、タンクが変形したり、疎水膜を張
ったにも関わらず接合部209に巣があき、そこからイ
ンクが漏れる場合がある。また超音波溶着の場合は、フ
ッ素樹脂融点のパワーの超音波を印加することになるの
で、そのパワーが大き過ぎて疎水膜201が溶着部から
破け、同様にインクが漏れる場合がある。
様な疎水膜の実装されたインクタンクには、溶着の点で
問題がある。インクタンクの外装は一般にノニル(変性
PPO)やポリプロピレンなど融点が250℃程度の樹
脂成形品より成り、疎水膜は一般に融点が400℃以上
のフッ素樹脂多孔質膜である。したがって、図6に示し
た様に熱溶着する場合は、フッ素樹脂の融点以上の温度
をかける必要がある。しかしタンク自身に過度の熱が加
わることになるので、タンクが変形したり、疎水膜を張
ったにも関わらず接合部209に巣があき、そこからイ
ンクが漏れる場合がある。また超音波溶着の場合は、フ
ッ素樹脂融点のパワーの超音波を印加することになるの
で、そのパワーが大き過ぎて疎水膜201が溶着部から
破け、同様にインクが漏れる場合がある。
【0005】更に、他の問題として、疎水膜302がフ
ッ素樹脂膜なので反ったり破れたりし易くて取扱が難し
く、かつ自動パーツフィーダーによる供給ができないな
ど、作業性が悪いという問題もある。
ッ素樹脂膜なので反ったり破れたりし易くて取扱が難し
く、かつ自動パーツフィーダーによる供給ができないな
ど、作業性が悪いという問題もある。
【0006】本発明の目的は、上述の問題を解決するこ
とにあり、フッ素樹脂の多孔質膜等の疎水膜を良好にか
つ作業性良く大気連通口に実装でき、しかもインク漏れ
が無いインクタンク、その製造方法、及びインクジェッ
トプリントカートリッジを提供することにある。
とにあり、フッ素樹脂の多孔質膜等の疎水膜を良好にか
つ作業性良く大気連通口に実装でき、しかもインク漏れ
が無いインクタンク、その製造方法、及びインクジェッ
トプリントカートリッジを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、大気連通口を
有し且つ少なくとも該大気連通口の周辺部が樹脂で構成
されるインクタンクであって、空気を通す疎水膜の外周
端部に樹脂部材又は弾性部材を設けて成る疎水膜ユニッ
トを、前記大気連通口部分に固定して成る事を特徴とす
るインクタンクである。
有し且つ少なくとも該大気連通口の周辺部が樹脂で構成
されるインクタンクであって、空気を通す疎水膜の外周
端部に樹脂部材又は弾性部材を設けて成る疎水膜ユニッ
トを、前記大気連通口部分に固定して成る事を特徴とす
るインクタンクである。
【0008】また本発明は、その様な疎水膜ユニットを
大気連通口の部分に固定する工程を含むインクタンクの
製造方法、及び、その様なインクタンクを搭載したイン
クジェットプリントカートリッジを包含する。
大気連通口の部分に固定する工程を含むインクタンクの
製造方法、及び、その様なインクタンクを搭載したイン
クジェットプリントカートリッジを包含する。
【0009】本発明においては、従来技術の様に疎水膜
を直接インクタンクに溶着するのではなく、予めインサ
ート成形等により疎水膜をユニット化し、その疎水膜ユ
ニットを実装に用いているので、例えばユニットの樹脂
部材の部分を溶着し、また例えば押え部材でユニットを
挟んで押え部材を溶着する等の任意の手法により、良好
にかつ作業性良く疎水膜を実装でき、しかもインク漏れ
を防止できる。更には、疎水膜をユニット化したので、
取扱いが容易で、パーツフィーダー等の自動機による供
給も可能になる。
を直接インクタンクに溶着するのではなく、予めインサ
ート成形等により疎水膜をユニット化し、その疎水膜ユ
ニットを実装に用いているので、例えばユニットの樹脂
部材の部分を溶着し、また例えば押え部材でユニットを
挟んで押え部材を溶着する等の任意の手法により、良好
にかつ作業性良く疎水膜を実装でき、しかもインク漏れ
を防止できる。更には、疎水膜をユニット化したので、
取扱いが容易で、パーツフィーダー等の自動機による供
給も可能になる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0011】図1は、本発明に用いる疎水膜ユニットの
一例を示す図であり、(a)は模式的斜視図、(b)は
その模式的断面図である。この図に示す疎水膜ユニット
100においては、円形状の疎水膜101の外周端部全
体がインサート成形した樹脂部材102によって覆わ
れ、樹脂部材102自体は四角断面を有する輪形状であ
る。更に、樹脂部材102の輪側部の一方には、超音波
溶着用リブ103が円形状に設けられている。従来の疎
水膜単体と比較して、この疎水膜ユニット100は、樹
脂部材102(本例においては、特にリブ103の部
分)とインクタンクの少なくとも大気連通口の周辺部を
構成する樹脂とを溶着することによりタンクの大気連通
口部分に固定できる。この疎水膜ユニット100は、従
来の疎水膜単体と比較して、取扱が容易であり、疎水膜
の反りも防止でき、しかもパーツフィーダーにより供給
できるので、インクタンクの自動アセンブリを可能とす
る。
一例を示す図であり、(a)は模式的斜視図、(b)は
その模式的断面図である。この図に示す疎水膜ユニット
100においては、円形状の疎水膜101の外周端部全
体がインサート成形した樹脂部材102によって覆わ
れ、樹脂部材102自体は四角断面を有する輪形状であ
る。更に、樹脂部材102の輪側部の一方には、超音波
溶着用リブ103が円形状に設けられている。従来の疎
水膜単体と比較して、この疎水膜ユニット100は、樹
脂部材102(本例においては、特にリブ103の部
分)とインクタンクの少なくとも大気連通口の周辺部を
構成する樹脂とを溶着することによりタンクの大気連通
口部分に固定できる。この疎水膜ユニット100は、従
来の疎水膜単体と比較して、取扱が容易であり、疎水膜
の反りも防止でき、しかもパーツフィーダーにより供給
できるので、インクタンクの自動アセンブリを可能とす
る。
【0012】疎水膜101としては、デュポン製商品名
テフロン等のフッ素樹脂を含む多孔質膜が好適である。
ただし本発明はこれに限定されず、空気を通しインクは
通さない疎水膜であれば使用可能であり、例えば、日東
電工製商品名ミクロテックス等の疎水膜も使用できる。
テフロン等のフッ素樹脂を含む多孔質膜が好適である。
ただし本発明はこれに限定されず、空気を通しインクは
通さない疎水膜であれば使用可能であり、例えば、日東
電工製商品名ミクロテックス等の疎水膜も使用できる。
【0013】樹脂部材102としては、インクタンクと
接合すべき領域(すなわち大気連通口の周辺部)を構成
する樹脂と同じ種類の樹脂が、熱又は超音波溶着の点か
ら好適である。インクタンクの外装は、通常、ノニル
(変性PPO)、ポリプロピレン等から成るので、樹脂
部材102としても同一材質の樹脂を使用することが好
ましい。特にノニルの溶着性が優れている。ただし本発
明はこれに限定されず、熱又は超音波溶着可能な樹脂で
あれば使用可能である。
接合すべき領域(すなわち大気連通口の周辺部)を構成
する樹脂と同じ種類の樹脂が、熱又は超音波溶着の点か
ら好適である。インクタンクの外装は、通常、ノニル
(変性PPO)、ポリプロピレン等から成るので、樹脂
部材102としても同一材質の樹脂を使用することが好
ましい。特にノニルの溶着性が優れている。ただし本発
明はこれに限定されず、熱又は超音波溶着可能な樹脂で
あれば使用可能である。
【0014】疎水膜ユニット100の製造方法として
は、成形界面からのインク漏れが無い点から、疎水膜1
01を樹脂部材102にインサート成形する方法が好適
である。ただし本発明はこれに限定されず、疎水膜10
1の外周端部に溶着用樹脂部材を設ける事が可能であれ
ば、適宜公知の一体成形法を採用できる。
は、成形界面からのインク漏れが無い点から、疎水膜1
01を樹脂部材102にインサート成形する方法が好適
である。ただし本発明はこれに限定されず、疎水膜10
1の外周端部に溶着用樹脂部材を設ける事が可能であれ
ば、適宜公知の一体成形法を採用できる。
【0015】図2は、図1の疎水膜ユニットを実装した
本発明のインクジェットプリントカートリッジの一例を
示す模式的斜視図である。このインクジェットプリント
カートリッジは、疎水膜ユニット100の超音波溶着用
リブ103をインクタンク104の大気連通口(インク
タンクの外装の開口部)の周辺部と接触させ、適度なパ
ワーの超音波を印加して溶着したものである。このイン
クジェットプリントカートリッジにおいては、疎水膜1
00を通してインクタンク104内部と外部が連通する
が、インクは疎水膜100に遮られるので漏れない。
本発明のインクジェットプリントカートリッジの一例を
示す模式的斜視図である。このインクジェットプリント
カートリッジは、疎水膜ユニット100の超音波溶着用
リブ103をインクタンク104の大気連通口(インク
タンクの外装の開口部)の周辺部と接触させ、適度なパ
ワーの超音波を印加して溶着したものである。このイン
クジェットプリントカートリッジにおいては、疎水膜1
00を通してインクタンク104内部と外部が連通する
が、インクは疎水膜100に遮られるので漏れない。
【0016】図3は、本発明に用いる疎水膜ユニットの
他の一例を示す図であり、(a)は模式的斜視図、
(b)はその模式的断面図である。この図に示す疎水膜
ユニット120においては、円形状の疎水膜101の外
周端部全体がインサート成形した弾性部材105によっ
て覆われ、弾性部材105自体は楕円断面を有する輪形
状である。この疎水膜ユニット120を挟んで、少なく
とも接合領域が樹脂で構成される押え部材の該樹脂と、
インクタンクの少なくとも大気連通口の周辺部を構成す
る樹脂とを溶着することにより、この疎水膜ユニット1
20をタンクの大気連通口部分に固定できる。この例に
おいても、図1で示した例と同様に、取扱の容易性、疎
水膜の反り防止、自動アセンブリ可能などの点で優れて
いる。
他の一例を示す図であり、(a)は模式的斜視図、
(b)はその模式的断面図である。この図に示す疎水膜
ユニット120においては、円形状の疎水膜101の外
周端部全体がインサート成形した弾性部材105によっ
て覆われ、弾性部材105自体は楕円断面を有する輪形
状である。この疎水膜ユニット120を挟んで、少なく
とも接合領域が樹脂で構成される押え部材の該樹脂と、
インクタンクの少なくとも大気連通口の周辺部を構成す
る樹脂とを溶着することにより、この疎水膜ユニット1
20をタンクの大気連通口部分に固定できる。この例に
おいても、図1で示した例と同様に、取扱の容易性、疎
水膜の反り防止、自動アセンブリ可能などの点で優れて
いる。
【0017】弾性部材105としては、シリコーン系の
弾性材料が好適である。ただし本発明はこれに限定され
ず、後述する押え部材107により適度に押圧される事
により固定可能な弾性材料であれば使用可能であり、例
えば、一般にOリング等の素材に使用されているもの、
具体的には、ニトリルゴム、スチロールゴム、シリコー
ンゴム、フッ素ゴム、アクリルゴム、ブチルゴム、クロ
ロプレンゴム等の弾性材料も使用できる。
弾性材料が好適である。ただし本発明はこれに限定され
ず、後述する押え部材107により適度に押圧される事
により固定可能な弾性材料であれば使用可能であり、例
えば、一般にOリング等の素材に使用されているもの、
具体的には、ニトリルゴム、スチロールゴム、シリコー
ンゴム、フッ素ゴム、アクリルゴム、ブチルゴム、クロ
ロプレンゴム等の弾性材料も使用できる。
【0018】疎水膜ユニット120の製造方法として
は、図1に示した樹脂部材102を用いた例と同様に疎
水膜101をインサート成形する方法が好適であるが、
これに限定されず、適宜公知の一体成形法を採用でき
る。
は、図1に示した樹脂部材102を用いた例と同様に疎
水膜101をインサート成形する方法が好適であるが、
これに限定されず、適宜公知の一体成形法を採用でき
る。
【0019】図4は、図3の疎水膜ユニットを実装した
状態を示す模式的断面図である。この例では、インクタ
ンク108の大気連通口106に予め疎水膜ユニット1
20が収納できる程度の深さ及び幅の溝を設け、そこに
疎水膜ユニット120を収納し、その上から四角断面を
有する輪形状の樹脂製押え部材107で押え付けて疎水
膜ユニット120の弾性部材105を適度に押圧し、押
え部材107の輪側部とインクタンク104の大気連通
孔(インクタンクの外装の開口部)の周辺部とを熱又は
超音波溶着したものである。
状態を示す模式的断面図である。この例では、インクタ
ンク108の大気連通口106に予め疎水膜ユニット1
20が収納できる程度の深さ及び幅の溝を設け、そこに
疎水膜ユニット120を収納し、その上から四角断面を
有する輪形状の樹脂製押え部材107で押え付けて疎水
膜ユニット120の弾性部材105を適度に押圧し、押
え部材107の輪側部とインクタンク104の大気連通
孔(インクタンクの外装の開口部)の周辺部とを熱又は
超音波溶着したものである。
【0020】この押え部材107としては、少なくとも
接合領域が樹脂で構成され、疎水膜ユニット120の弾
性部材105を適度に押圧しつつ、熱又は超音波溶着が
可能な部材であれば特に制限されない。具体的には、樹
脂部材102と同様の材料、すなわちノニル(変性PP
O)、ポリプロピレン等が好適である。
接合領域が樹脂で構成され、疎水膜ユニット120の弾
性部材105を適度に押圧しつつ、熱又は超音波溶着が
可能な部材であれば特に制限されない。具体的には、樹
脂部材102と同様の材料、すなわちノニル(変性PP
O)、ポリプロピレン等が好適である。
【0021】なお、図4に示す例においては、特に弾性
部材105と押え部材107とを用いて実装しているの
で、押え部材107の穴の面積を簡易に自由設定できる
という独自の効果も有る。インクの蒸発を考慮すると、
大気と連通する穴の面積はなるべく小さい方が良い。一
方、特定のインクタンクの場合は、その姿勢差を考慮す
ると、疎水膜の面積をある程度大きくとった方が良い。
ここで図4に示す例においては、疎水膜の面積と無関係
に押え部材107の穴の面積を自由に設定できるので、
上記要請を簡単に満たすことができるのである。
部材105と押え部材107とを用いて実装しているの
で、押え部材107の穴の面積を簡易に自由設定できる
という独自の効果も有る。インクの蒸発を考慮すると、
大気と連通する穴の面積はなるべく小さい方が良い。一
方、特定のインクタンクの場合は、その姿勢差を考慮す
ると、疎水膜の面積をある程度大きくとった方が良い。
ここで図4に示す例においては、疎水膜の面積と無関係
に押え部材107の穴の面積を自由に設定できるので、
上記要請を簡単に満たすことができるのである。
【0022】本発明のインクタンクは、インク消費によ
る減圧や温度上昇による加圧による悪影響を防止し、か
つインク漏れを防止し、安定かつ良好なインクジェット
プリントを可能にし得る点から、インクジェットプリン
トカートリッジ(図2等)に有用である。インクジェッ
ト方式に従うプリントは、そのプリント時に発生する騒
音を無視できる程度に小さくできるとともに、高速プリ
ントも可能であり、しかも特別な処理を必要とせずにい
わゆる普通紙に定着してプリントできるなどの長所があ
る。例えば、特開昭54−51837号公報、ドイツ特
許公開第2843064号公報に記載のインクジェット
プリント方法は、熱エネルギーを液体に作用させて、イ
ンク吐出のための原動力を得るという点に特徴を有して
いる。即ち、このプリント方法によれば、熱エネルギー
の作用を受けた液体が急峻な体積の増大を伴う状態変化
を起こし、その状態変化によって生じる作用力によって
プリンタの記録ヘッド部先端のオリフィスから液体が吐
出されて、飛翔液滴が形成され、その液滴が記録用紙な
どの記録媒体に付着して記録が行われる。殊に、ドイツ
特許公開第2843064号公報に開示されているイン
クジェットプリント方法によれば、いわゆるドロップ−
オン−デマンドのプリント方法に極めて有効に適用され
るばかりでなく、記録ヘッドを容易にラインプリンタ型
の高密度にマルチオリフィス化されたヘッドに具現化で
きるので、高解像度、高品質の画像を高速で得られると
いう特徴を有している。
る減圧や温度上昇による加圧による悪影響を防止し、か
つインク漏れを防止し、安定かつ良好なインクジェット
プリントを可能にし得る点から、インクジェットプリン
トカートリッジ(図2等)に有用である。インクジェッ
ト方式に従うプリントは、そのプリント時に発生する騒
音を無視できる程度に小さくできるとともに、高速プリ
ントも可能であり、しかも特別な処理を必要とせずにい
わゆる普通紙に定着してプリントできるなどの長所があ
る。例えば、特開昭54−51837号公報、ドイツ特
許公開第2843064号公報に記載のインクジェット
プリント方法は、熱エネルギーを液体に作用させて、イ
ンク吐出のための原動力を得るという点に特徴を有して
いる。即ち、このプリント方法によれば、熱エネルギー
の作用を受けた液体が急峻な体積の増大を伴う状態変化
を起こし、その状態変化によって生じる作用力によって
プリンタの記録ヘッド部先端のオリフィスから液体が吐
出されて、飛翔液滴が形成され、その液滴が記録用紙な
どの記録媒体に付着して記録が行われる。殊に、ドイツ
特許公開第2843064号公報に開示されているイン
クジェットプリント方法によれば、いわゆるドロップ−
オン−デマンドのプリント方法に極めて有効に適用され
るばかりでなく、記録ヘッドを容易にラインプリンタ型
の高密度にマルチオリフィス化されたヘッドに具現化で
きるので、高解像度、高品質の画像を高速で得られると
いう特徴を有している。
【0023】以上のプリント方法に適用されるプリンタ
装置の記録ヘッドは、インク液滴を吐出するために設け
られたオリフィスと、このオリフィスに連通しインク液
滴を吐出するための熱エネルギーが液体に作用する部分
である熱作用部を構成の一部とする液流とを有するイン
ク吐出部と、熱エネルギーを発生する手段としての電気
熱変換体(発熱材)とを具備している記録ヘッド基体を
含む。本発明のインクタンクは、この様なインクジェッ
ト記録ヘッドにインクを供給するタンクとして用いる場
合に非常に有用であり、特に、ヘッド部とタンク部が一
体となっているインクジェットプリントカートリッジに
極めて有用である。
装置の記録ヘッドは、インク液滴を吐出するために設け
られたオリフィスと、このオリフィスに連通しインク液
滴を吐出するための熱エネルギーが液体に作用する部分
である熱作用部を構成の一部とする液流とを有するイン
ク吐出部と、熱エネルギーを発生する手段としての電気
熱変換体(発熱材)とを具備している記録ヘッド基体を
含む。本発明のインクタンクは、この様なインクジェッ
ト記録ヘッドにインクを供給するタンクとして用いる場
合に非常に有用であり、特に、ヘッド部とタンク部が一
体となっているインクジェットプリントカートリッジに
極めて有用である。
【0024】
【発明の効果】以上説明した本発明のインクタンク及び
その製造方法によれば、従来技術におけるフッ素樹脂の
多孔質膜等の疎水膜の実装時の過度の加熱や過度の超音
波印加に起因するタンクの変形、接合部や疎水膜の損傷
が発生せず、良好にかつ作業性良く疎水膜を大気連通口
に実装でき、インク漏れも生じ難い。しかも疎水膜をユ
ニット化したので、取扱いが容易で、パーツフィーダー
等の自動機による供給も可能になり、実装の作業性がよ
り向上する。
その製造方法によれば、従来技術におけるフッ素樹脂の
多孔質膜等の疎水膜の実装時の過度の加熱や過度の超音
波印加に起因するタンクの変形、接合部や疎水膜の損傷
が発生せず、良好にかつ作業性良く疎水膜を大気連通口
に実装でき、インク漏れも生じ難い。しかも疎水膜をユ
ニット化したので、取扱いが容易で、パーツフィーダー
等の自動機による供給も可能になり、実装の作業性がよ
り向上する。
【0025】また、本発明のインクジェットプリントカ
ートリッジによれば、インク漏れが生じ難いと共に、安
定かつ良好なインクジェットプリントが可能となる。
ートリッジによれば、インク漏れが生じ難いと共に、安
定かつ良好なインクジェットプリントが可能となる。
【図1】本発明に用いる疎水膜ユニットの一例を示す図
であり、(a)は模式的斜視図、(b)はその模式的断
面図である。
であり、(a)は模式的斜視図、(b)はその模式的断
面図である。
【図2】図1の疎水膜ユニットを実装した本発明のイン
クジェットプリントカートリッジの一例を示す模式的斜
視図である。
クジェットプリントカートリッジの一例を示す模式的斜
視図である。
【図3】本発明に用いる疎水膜ユニットの他の一例を示
す図であり、(a)は模式的斜視図、(b)はその模式
的断面図である。
す図であり、(a)は模式的斜視図、(b)はその模式
的断面図である。
【図4】図3の疎水膜ユニットを実装した状態を示す模
式的断面図である。
式的断面図である。
【図5】従来のインクジェットカートリッジの一例を示
す外観斜視図である。
す外観斜視図である。
【図6】従来のインクタンクにおける疎水膜の溶着状態
を示す模式的断面図である。
を示す模式的断面図である。
100 疎水膜ユニット 101 疎水膜 102 疎水膜をインサート成形した樹脂部材 103 超音波溶着用リブ 104 インクタンク 105 疎水膜をインサート成形した弾性部材 106 大気連通口 107 押え部材 108 インクタンク 120 疎水膜ユニット
Claims (7)
- 【請求項1】 大気連通口を有し且つ少なくとも該大気
連通口の周辺部が樹脂で構成されるインクタンクであっ
て、空気を通す疎水膜の外周端部に樹脂部材又は弾性部
材を設けて成る疎水膜ユニットを、前記大気連通口部分
に固定して成る事を特徴とするインクタンク。 - 【請求項2】 疎水膜は、フッ素樹脂を含む多孔質膜で
ある請求項1記載のインクタンク。 - 【請求項3】 疎水膜ユニットの樹脂部材とインクタン
クの少なくとも大気連通口の周辺部を構成する樹脂とを
熱溶着又は超音波溶着することにより、該疎水膜ユニッ
トを該大気連通口部分に固定して成る請求項1又は2記
載のインクタンク。 - 【請求項4】 疎水膜ユニットの樹脂部材及びインクタ
ンクの少なくとも大気連通口の周辺部を構成する樹脂
は、変性PPO又はポリプロピレンである請求項3記載
のインクタンク。 - 【請求項5】 疎水膜の外周端部に弾性部材を設けて成
る疎水膜ユニットを間に挟んで、少なくとも接合領域が
樹脂で構成された押え部材の該樹脂と、インクタンクの
少なくとも大気連通口の周辺部を構成する樹脂とを熱溶
着又は超音波溶着することにより、該疎水膜ユニットを
該大気連通口部分に固定して成る請求項1又は2記載の
インクタンク。 - 【請求項6】 大気連通口を有し且つ少なくとも該大気
連通口の周辺部が樹脂で構成されるインクタンクの製造
方法において、空気を通す疎水膜の外周端部に樹脂部材
又は弾性部材を設けて成る疎水膜ユニットを、前記大気
連通口部分に固定する工程を含む事を特徴とするインク
タンクの製造方法。 - 【請求項7】 請求項1〜5の何れか一項記載のインク
タンクを搭載した事を特徴とするインクジェットプリン
トカートリッジ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11153096A JPH09295406A (ja) | 1996-05-02 | 1996-05-02 | インクタンク、その製造方法、及びインクジェットプリントカートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11153096A JPH09295406A (ja) | 1996-05-02 | 1996-05-02 | インクタンク、その製造方法、及びインクジェットプリントカートリッジ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09295406A true JPH09295406A (ja) | 1997-11-18 |
Family
ID=14563685
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11153096A Pending JPH09295406A (ja) | 1996-05-02 | 1996-05-02 | インクタンク、その製造方法、及びインクジェットプリントカートリッジ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09295406A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000326527A (ja) * | 1999-05-24 | 2000-11-28 | Nitto Denko Corp | インクカートリッジ |
| EP1142719A1 (en) * | 2000-04-05 | 2001-10-10 | Nitto Denko Corporation | Air-Permeable filter for ink cartridge and ink cartridge comprising same |
| EP1219442A3 (en) * | 2000-12-28 | 2002-10-16 | Canon Kabushiki Kaisha | Liquid tank with gas-liquid separating member and its manufacturing method |
| EP1361067A1 (en) * | 2002-04-23 | 2003-11-12 | Hewlett-Packard Company | Filter for a print cartridge |
| JP2008238583A (ja) * | 2007-03-27 | 2008-10-09 | Brother Ind Ltd | 液滴噴射装置 |
| JP2013202929A (ja) * | 2012-03-28 | 2013-10-07 | Seiko Epson Corp | インクカートリッジおよびインクジェット記録装置 |
-
1996
- 1996-05-02 JP JP11153096A patent/JPH09295406A/ja active Pending
Cited By (10)
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| US6986571B2 (en) | 2002-04-23 | 2006-01-17 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Filter for a print cartridge |
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| US8272721B2 (en) | 2007-03-27 | 2012-09-25 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Liquid-drop ejecting apparatus and liquid cartridge |
| JP2013202929A (ja) * | 2012-03-28 | 2013-10-07 | Seiko Epson Corp | インクカートリッジおよびインクジェット記録装置 |
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